JP2019145055A - 通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム - Google Patents
通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019145055A JP2019145055A JP2018043542A JP2018043542A JP2019145055A JP 2019145055 A JP2019145055 A JP 2019145055A JP 2018043542 A JP2018043542 A JP 2018043542A JP 2018043542 A JP2018043542 A JP 2018043542A JP 2019145055 A JP2019145055 A JP 2019145055A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication device
- data
- server
- conversion
- gateway server
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
【課題】コンテンツを変換することで、画面が比較的狭小な端末等に適したコンテンツを提供できる通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報提供サーバが送信する表示対象データを受信して表示する通信装置に接続され、通信装置からの要求に応じて、通信装置のアクセス先である情報提供サーバからデータを受信し、当該データから、通信装置において表示の対象となる表示対象データを抽出する。予め定めた変換規則に基づいて、当該表示対象データに対して所定の変換処理を施し、当該変換した表示対象データに基づくデータを、通信装置に送出する。【選択図】図1
Description
本発明は、通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラムに関する。
従来、セキュアな通信経路を確保しつつウェブサービスにアクセスする方法として、プロキシサーバを利用する方法がある。プロキシサーバは、クライアント側から、データの格納場所を表す参照情報(URLなど)を特定したデータの取得要求を受けて、当該参照情報によって特定されるウェブサーバにクライアントになり代わってアクセスしてデータを受信する。そして当該受信したデータにウィルス等のパターンが含まれていなければ、当該データをクライアント側に送出する。
例えば特許文献1には、クライアントとの間で非暗号化通信を行い、ウェブサーバとの間で暗号化通信を行うプロキシサーバが開示されている。
一方で、クライアント側では、クライアントである端末がパーソナルコンピュータである場合と、スマートフォン等の小画面のものである場合と、など、その性質により受信したデータをすべて表示すると、画面上で見づらくなったりといった事態が想定される。しかしながら業務用のウェブアプリケーションにおいては、一般的なウェブサイトとは異なり、スマートフォン用のコンテンツが必ずしも用意されていない。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、コンテンツを変換して、画面が比較的狭小な端末等に適したコンテンツを提供できる通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラムを提供することを、その目的の一つとする。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、サーバが送信する表示対象データを受信して表示する通信装置に接続されるゲートウェイサーバであって、前記通信装置からの要求に応じて、通信装置のアクセス先であるサーバからデータを受信する手段と、当該受信したデータから、前記通信装置において表示の対象となる表示対象データを抽出する手段と、予め定めた変換規則に基づいて、当該表示対象データに対して所定の変換処理を施す変換手段と、当該変換した表示対象データに基づくデータを、前記通信装置に送出する手段と、を含むこととしたものである。
本発明によると、コンテンツを変換することで、画面が比較的狭小な端末等に適したコンテンツを提供できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る通信システムは、図1に例示するように、通信装置1と、ゲートウェイサーバとしてのゲートウェイサーバ2と、サーバ装置としての情報提供サーバ3a,3b…とを含んで構成される。
ここで通信装置1とゲートウェイサーバ2とは、互いにローカルエリアネットワーク(LAN)またはインターネット等の広域ネットワーク(WAN)を介して通信可能に接続され、また、ゲートウェイサーバ2と情報提供サーバ3とはインターネット等の広域ネットワーク(WAN)を介して通信可能に接続されている。
通信装置1は、図1に例示するように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含んで構成され、LAN及びゲートウェイサーバ2等の通信手段を介して情報提供サーバ3a,3b…との間で通信を行うものである。この通信装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)によって実現されてもよいし、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末によって実現されてもよい。
制御部11は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態の制御部11は、通信装置1が例えばPCであれば、記憶部12に格納されているオペレーティングシステムや、データアクセスソフトウエアとしてのウェブブラウザのプログラムを含む各種アプリケーションプログラムがインストールされており、ユーザの指示に従ってこれらのアプリケーションプログラムに従った処理を実行する。
本実施の形態では、制御部11は、ウェブブラウザのプログラムを実行し、外部のサーバへのアクセスの処理を行う。これらの処理において制御部11は、外部のサーバ(情報提供サーバ3)に対してゲートウェイサーバ2を介してのみ通信を行うよう制御される(すなわち、ゲートウェイサーバ2をプロキシサーバとして用いるよう設定されている)ものとする。
記憶部12は、ハードディスクドライブや、フラッシュメモリ等の記憶デバイスを含んで構成される。この記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムや各種設定データを格納している。このプログラムはDVD−ROM等のコンピュータ可読かつ非一時的な記憶媒体に格納されて提供され、この記憶部12にインストールされたものであってもよい。また、このプログラムは、ネットワーク等の通信手段を介して提供され、この記憶部12にインストールされたものであってもよい。さらに本実施の形態において、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
操作部13は、キーボードやマウス、あるいはキーパッドないしタッチパネル等であり、ユーザの操作を受け入れて、当該操作の内容を表す情報を制御部11に出力する。表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従って、情報を表示する。
通信部15は、有線または無線のネットワークインタフェース等であり、制御部11から入力される指示に従って、外部の通信先との間で情報を送受する。この通信部15は、外部の通信先からネットワーク等を介して到来した、通信装置1宛の情報を受信して制御部11に対して出力するとともに、制御部11から入力される指示に従い、指示された宛先に対してネットワーク等を介して指示された情報を送出する。
ゲートウェイサーバ2は、制御部21と、記憶部22と、第1通信部23と、第2通信部24とを含んで構成される。この制御部21は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部22に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態の制御部21は、ゲートウェイサーバとしての処理を実行する。具体的にこの制御部21は、第1通信部23からLANを介して、または第2通信部24からWANを介して、通信装置1から受信した通信開始要求を受け入れる。
制御部21は通信開始要求を受け入れると、当該通信開始要求を行った通信装置1との間の通信を開始するか否かを判断し、通信を開始すると判断すると、通信装置1から情報提供サーバ3宛の情報(情報の要求等)を第1通信部23または第2通信部24を介して受信し、第2通信部24を介して送出する。またこの制御部21は、第2通信部24を介して情報提供サーバ3等から、通信を開始した通信装置1宛の情報を受信すると、通信装置1において表示の対象となる表示対象データを抽出し、予め定めた変換規則に基づいて、当該抽出した表示対象データに対して所定の変換処理を施す。そしてこの制御部11は、当該変換した表示対象データに基づくデータを、第1通信部23または第2通信部24を介して通信装置1へ当該受信した情報を送出する。つまり、この制御部21の動作により、ゲートウェイサーバ2は、プロキシサーバとしての動作を行い、また、コンテンツを変換する処理を行うこととなる。この制御部21の動作については後に詳しく述べる。
記憶部22は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶デバイスや、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶デバイスを含んで構成される。この記憶部22は、制御部21によって実行されるプログラムを格納している。このプログラムはDVD−ROM等のコンピュータ可読かつ非一時的な記憶媒体に格納されて提供され、この記憶部22にインストールされたものであってもよい。また、このプログラムは、ネットワーク等の通信手段を介して提供され、この記憶部22にインストールされたものであってもよい。さらに本実施の形態において、この記憶部22は、制御部21のワークメモリとしても動作する。
第1通信部23は、有線または無線のネットワークインタフェース等であり、制御部21から入力される指示に従って、LANを介して接続される通信先との間で情報を送受する。この第1通信部23は、通信先からLANを介して到来した、情報提供サーバ3宛の情報を受信して制御部21に対して出力する。またこの第1通信部23は、制御部21から入力される指示に従い、指示された宛先に対しLANを介して指示された情報を送出する。本実施の形態において、この第1通信部23には、予め定められたIPアドレス(以下、内部既定IPアドレスと呼ぶ)が設定されているものとする。
第2通信部24は、有線のネットワークインタフェース等であり、制御部21から入力される指示に従って、ネットワーク(WAN)を介して接続される通信先との間で情報を送受する。この第2通信部24は、通信先となった情報提供サーバ3等からWANを介して到来した、通信装置1宛の情報を受信して制御部21に対して出力する。またこの第2通信部24は、制御部21から入力される指示に従い、指示された情報提供サーバ3等の宛先に対しWANを介して指示された情報を送出する。本実施の形態において、この第2通信部24にも、予め定められたIPアドレス(以下、外部既定IPアドレスと呼ぶ)が設定されているものとする。一般的に内部既定IPアドレスと外部既定IPアドレスとは異なるIPアドレスとなっている。
情報提供サーバ3は、例えばウェブサーバ等であり、通信装置1等からURL(Uniform Resource Locators)の指定とともにウェブページや画像情報の要求を受けると、当該URLで特定されるウェブページ等の情報を送出する処理を実行するものである。
また、この情報提供サーバ3のうちには、認証を要するもの(以下、認証サーバ3Cという)があってもよい。この認証サーバ3Cは、ゲートウェイサーバ2を介して認証要求を受信すると、当該ゲートウェイサーバ2に対してユーザ名やパスワード等の認証情報の入力を求めるウェブページ等を送出する。そしてこの認証サーバ3Cは、ゲートウェイサーバ2を介して送出された認証情報と、予め情報提供サーバ3側で保持する認証情報とを比較して、それらが一致するまでは所定のウェブページ等の送出を行わないといったユーザ認証の処理を行う。
次にゲートウェイサーバ2の制御部21の動作について説明する。本実施の形態の一例では、この制御部21は、図2に例示するように、要求受信部31と、サーバアクセス部32と、データ抽出部33と、変換処理部34と、送出制御部35とを含んで構成されている。
ここで要求受信部31は、通信装置1から、アクセス先である情報提供サーバ3側のURL(Uniform Resource Locator)を受け入れ、サーバアクセス部32に出力する。後に説明するように、本実施の形態においてゲートウェイサーバ2と通信装置1との間で、SSL(Secure Socket Layer)等によるセキュアな通信路を設定して、この通信路を介して通信を行う場合、この要求受信部31は、暗号化されたURLの情報を受信し、ここで復号して、サーバアクセス部32に出力する。
サーバアクセス部32は、要求受信部31が受信したURLに対してデータの取得を要求する。また、このサーバアクセス部32は、当該データの取得要求に応じて受信されたデータをデータ抽出部33に出力する。本実施の形態の一例では、このサーバアクセス部32は、一般的なプロキシサーバとは異なり、アクセス先である情報提供サーバ3に対しては、ウェブブラウザであるかのように振る舞って、SSLによるセキュアな通信路を設定する。この通信路を介して受信されるデータは、アクセス先である情報提供サーバ3において暗号化されて送出され、後に説明するデータ抽出部33によって復号されて、暗号化前のデータが取り出される。また、この通信路を介して送信するデータは、このサーバアクセス部32によって暗号化されて、アクセス先である情報提供サーバ3へ送信される。
データ抽出部33は、サーバアクセス部32が出力する、情報提供サーバ3から受信したデータを受け入れる。そしてこのデータ抽出部33は、当該データが暗号化されていれば、SSLの設定時に受け入れた復号鍵を用いて、このデータを復号して、暗号化前のデータを抽出して出力する。また、データ抽出部33は、サーバアクセス部32が出力する、情報提供サーバ3から受信したデータが暗号化されていない場合は、当該データをそのまま変換処理部34に出力してもよい。またこのとき、データ抽出部33は、当該データの取得元となったURL(要求受信部31が受け入れたURL)を併せて変換処理部34に出力してもよい。
変換処理部34は、データ抽出部33が出力するデータを受け入れて、予め定めた変換規則に基づく変換処理を実行する。具体的にこの変換処理部34が用いる変換規則は、変換トリガと、変換処理の内容を表す情報とを関連付けたものである。
ここで変換処理の内容は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述された構造化文書のデータのうち、指定された構造化情報(HTMLの場合はタグ)の一部、例えば、指定されたidに係るタグで表される情報(構造部分)を「不可視(hidden)」属性に設定する処理等を含む。本実施の形態の一例では、この変換処理の内容は予め用意された変換規則テンプレートを書き換えて作成される。この変換処理部34が用いる変換規則の生成例並びに利用例、及び変換処理部34の具体的動作については後に説明する。
送出制御部35は、変換処理部34により変換処理されたデータを、通信装置1に対して送出する。本実施の形態の例では、この送出制御部35は、通信装置1との間にセキュアな通信路を設定し、この通信路を介して暗号化通信(例えばSSL等による通信)を行ってもよい。この場合、通信装置1との間の暗号化通信で用いられる暗号鍵(公開鍵)と、復号鍵(秘密鍵)とのキーペアは、サーバアクセス部32が用いる、情報提供サーバ3との間で用いるキーペアとは異なるものとなる。
次に変換処理部34による変換処理の具体例について説明する。本実施の形態の例では、記憶部22には予め、変換の対象となるデータ(ここでは表示対象データとしてのHTMLデータ)の種類ごとに変換規則テンプレートが定められている。ここでデータの種類は、例えば、HTMLデータの表すウェブページが、
(1)データ検索用のページ
(2)対象物の一覧表示のページ
(3)対象物の詳細を表示するページ
…
など、予め定められたいずれのページのデータであるかを表すものとする。このようなページの種類の例としては、業務システムで広く使われているページの種類を採用すればよい。
(1)データ検索用のページ
(2)対象物の一覧表示のページ
(3)対象物の詳細を表示するページ
…
など、予め定められたいずれのページのデータであるかを表すものとする。このようなページの種類の例としては、業務システムで広く使われているページの種類を採用すればよい。
以下では、一例として(2)対象物の一覧表示のページに対応する変換規則テンプレートについて説明する。この例では、対象物(検索結果となった商品等)に係る情報がテーブル(HTMLにおける<table>タグを用いた表示データ)の状態で表示されるものとして、当該テーブルに含まれるカラムのうち、予め通信装置1では表示しないものとして定めたカラムを、「不可視(hidden)」属性に設定する記述が含まれる。
この設定は、対応するカラムのタグ(<td>タグ)に対して、style=“visibility:hidden;”または、style=“visibility:collapse;”の記述を追加することで行われるので、当該記述は、タグを特定する情報と、当該情報で特定されるタグにstyle=“visibility:hidden;”などの「不可視(hidden)」属性の設定を追加する指示とを含む。
また、変換規則テンプレートには、別のタグ(例えば一部の箇条書きタグ(<ul>タグ))については、メニューとして表示するように書き換える旨の記述が含まれてもよい。この記述は、メニュー表示のためのスクリプト(例えばjavascriptで記述される)を含む。このようなメニューへの設定等は例えば、j−query−ui等の広く知られたライブラリを用いて行うことができ、そのためのHTMLデータへの追記方法等は広く知られているので、ここでの詳しい説明を省略する。
さらに変換規則テンプレートでは、読み込むべきスクリプトや外観を指定するデータ(cssデータ等)を書き換える規則が含まれてもよい。一例としては、所定の文字列で特定されるjavascriptのファイル名を、他のファイル名に変換する処理等が挙げられる。これにより、例えばcommon.jsのようなファイル名を、common−smart−phone.jsに書き換える、等の処理が可能となる。
さらに変換規則テンプレートでは、読み込むべきスクリプトや外観を指定するデータ(cssデータ等)を書き換える規則が含まれてもよい。一例としては、所定の文字列で特定されるjavascriptのファイル名を、他のファイル名に変換する処理等が挙げられる。これにより、例えばcommon.jsのようなファイル名を、common−smart−phone.jsに書き換える、等の処理が可能となる。
本実施の形態のゲートウェイサーバ2の管理者は、予め、ユーザが通信装置1からアクセスする、情報提供サーバ3が提供するウェブページについて、当該ウェブページのうち、少なくとも上記変換規則テンプレートが定められている種類のページについて、対応する変換規則テンプレートを用いて変換規則を生成しておく。
すなわち、この管理者は、変換規則テンプレートを複写し、当該複写した変換規則テンプレートに、不可視属性に設定するタグを特定する情報やメニューとして表示するタグを特定する情報を、具体的な変換の対象となるHTMLデータに合わせて修正し、情報提供サーバ3が提供する、対応するウェブページのURLに関連付けて、変換内容を表す情報として記憶部22に格納する。
変換処理部34は、データ抽出部33がデータを出力すると、当該出力されたデータの取得元となったURLの情報を参照し、記憶部22に格納された変換規則のうち、当該参照したURLと同じURLの情報に関連付けて格納された、変換内容を表す情報があるか否かを調べる。ここで参照したURLと同じURLの情報に関連付けて格納された、変換内容を表す情報がなければ、変換処理部34は、変換処理を行うことなく、データ抽出部33が出力したデータを送出制御部35に出力してもよい。また、後に説明するように、すべてのデータを対象とする変換内容を表す情報が設定されているときには、当該変換内容を表す情報に基づく変換処理を行ってもよい。
また、変換処理部34は、上記参照したURLと同じURLの情報に関連付けて格納された、変換内容を表す情報があれば、当該変換内容を表す情報を参照して、データ抽出部33が出力したデータの変換処理を実行する。すなわち、上述の例によれば、データ抽出部33が出力したデータに含まれるテーブルタグ内の、所定の<td>タグ(例えば2番目と3番目と…といったように、どの<td>タグについて処理を行うかは上記管理者が決定する)内に、style=“visibility:hidden;”などの「不可視(hidden)」属性の設定を追加する。
本実施の形態の変換処理部34のこの処理により、対象物の一覧表示のページ等において、管理者が指定したカラムが不可視属性となり、通信装置1側のブラウザによって表示されないこととなる。これにより、通信装置1の表示部14の大きさが、PC(Personal Computer)等に比べて狭小であるような場合に、必要でない情報が不可視の状態となり、一覧の視認性を向上できる。
また、この例によると、スマートフォン用のサイトなどを別途作成する必要もなく、さらにデータは削除されるのではなく、単に不可視の属性が設定されているだけであるので、表示されていない情報も通信装置1には到達しており、ブラウザではなく、情報提供サーバ3が提供する情報を表示ないし処理する、専用のアプリケーション等を用いる場合に不具合(対象となるカラムのデータが到達しないことによる不具合)が生じることもない。
もっとも、元のデータが到達しなくても、アプリケーション等による不具合が生じないカラムのデータについては、不可視の属性を設定する代わりに、当該データを削除し、あるいは他のデータ(より短いデータ等)に置き換えてもよい。
また、ここでの説明では、不可視の属性を設定し、あるいは削除、ないし文字列等のデータを置き換えるカラムは、予め定められているものとしたが、変換規則テンプレートにおいては、条件と、当該条件が満足されたときに、実行するべき処理とが関連付けて記録されていてもよい。
例えば、カラムのうち、所定の条件を満足するカラム(例えば当該カラム内のデータ長(具体的にはカラム内のデータの最長の文字列がN文字以下である、など)や、当該カラムのうちデータが空である行がいくつあるか(例えばカラム内の全行のうち、80%以上の行が空である、など)に基づく条件とする)については、当該カラムのデータに不可視の属性を設定する、などとしてもよい。
この例では、変換処理部34は、データの指定されたパート(例えばテーブル内のカラム、<div>タグで区切られた部分、所定のクラスが設定されたデータ部分、等)が、変換規則テンプレートに含まれる条件を満足するか否かを判断し、満足する場合に、当該条件に関連付けられた処理を実行する。
もっとも、元のデータが到達しなくても、アプリケーション等による不具合が生じないカラムのデータについては、不可視の属性を設定する代わりに、当該データを削除し、あるいは他のデータ(より短いデータ等)に置き換えてもよい。
また、ここでの説明では、不可視の属性を設定し、あるいは削除、ないし文字列等のデータを置き換えるカラムは、予め定められているものとしたが、変換規則テンプレートにおいては、条件と、当該条件が満足されたときに、実行するべき処理とが関連付けて記録されていてもよい。
例えば、カラムのうち、所定の条件を満足するカラム(例えば当該カラム内のデータ長(具体的にはカラム内のデータの最長の文字列がN文字以下である、など)や、当該カラムのうちデータが空である行がいくつあるか(例えばカラム内の全行のうち、80%以上の行が空である、など)に基づく条件とする)については、当該カラムのデータに不可視の属性を設定する、などとしてもよい。
この例では、変換処理部34は、データの指定されたパート(例えばテーブル内のカラム、<div>タグで区切られた部分、所定のクラスが設定されたデータ部分、等)が、変換規則テンプレートに含まれる条件を満足するか否かを判断し、満足する場合に、当該条件に関連付けられた処理を実行する。
さらに本実施の形態のここまでの説明の例では、変換規則はURLごとに定められ、変換内容を表す情報は、当該情報が表す変換内容によって変換されるデータの取得元となるURLに関連付けて保持されるものとしていたが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、すべてのデータに対して対象となる変換内容を表す情報があってもよい。また、HTMLデータ内の文字列に係る条件(例えば正規表現で表された文字列探索条件)に一致するタグを対象とする変換内容を表す情報があってもよい。
一例として、すべてのデータに対して、class属性に所定の文字列(例えば「IE7」等)が含まれる場合に、当該タグ情報に不可視の属性を表す記述を追加する、といった変換内容を表す情報が含まれてもよい。
また、HTMLデータ内に、「検索」という名称のボタンがある場合に、当該HTMLデータを変換の対象として、当該対象となったHTML内に、class属性に所定の文字列(例えば「IE7」等)が含まれる場合に、当該タグ情報に不可視の属性を表す記述を追加する、といった変換内容を表す情報が含まれてもよい。
さらに、記憶部22に格納されている、どの変換規則を利用するかを、管理者または通信装置1の利用者が指定可能となっていてもよい。後者のように通信装置1の利用者が指定する場合のため、ゲートウェイサーバ2はそれ自身がウェブサーバとして機能し、図3に例示するように、記憶部22に格納されている変換規則の一覧と、当該一覧に列挙された変換規則のうち、どの規則を適用するかを指定するチェックボックスボタン等とを配列し、通信装置1の利用者により選択可能にして提示してもよい。
また、この選択の結果は、通信装置1、またはその利用者を特定する情報に関連付けてゲートウェイサーバ2側で保持されてもよい。この場合、ゲートウェイサーバ2の変換処理部34では、アクセス元の通信装置1、またはその利用者を特定する情報に関連付けられた選択の結果を表す情報を参照し、当該参照した情報により選択されていることとなっている変換規則を用いて上記の変換処理を実行する。
なお、ここで通信装置1を特定する情報やその利用者を特定する情報は、通信装置1の固有識別子(通信装置1に設定された製造番号等)や、通信装置1のユーザの固有識別子(社員番号など)でよく、これらはブラウザアプリケーションの起動時に通信装置1がゲートウェイサーバ2宛に送出するものとする。あるいはゲートウェイサーバ2が通信装置1の利用者を認証して、通信装置1を特定する情報や通信装置1の利用者を特定する情報を得てもよい。
さらにこの変換処理部34は、文字コードの変換として、例えばHTMLデータをSJIS(Shift JIS)のデータに変換する処理を行ってもよい。この場合も、どのURLから取得したウェブページをどの文字コードに変換するかは、予め図4に例示するようなテーブル情報として指定されていてもよい。
変換処理部34は、データ抽出部33がデータを出力したデータの取得元となったURLの情報を参照し、当該参照したURLの情報に対応して、文字コードの変換規則が定められていれば、当該変換規則に従い、文字コードを変換する。この文字コードの変換処理は、広く知られている、nkf等のプログラムを用いて処理できるので、ここでの詳しい説明は省略する。
1 通信装置、2 ゲートウェイサーバ、3 情報提供サーバ、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 通信部、21 制御部、22 記憶部、23 第1通信部、24 第2通信部、31 要求受信部、32 サーバアクセス部、33 データ抽出部、34 変換処理部、35 送出制御部。
Claims (5)
- 通信装置と、
ゲートウェイサーバと、を含む通信システムであって、
前記通信装置は、前記ゲートウェイサーバを介してサーバにアクセスし、サーバが送信する表示対象データを受信して表示し、
前記ゲートウェイサーバは、
前記通信装置からの要求に応じて、通信装置のアクセス先であるサーバからデータを受信する手段と、
当該受信したデータから、前記通信装置において表示の対象となる表示対象データを抽出する手段と、
予め定めた変換規則に基づいて、当該表示対象データに対して所定の変換処理を施す変換手段と、
当該変換した表示対象データに基づくデータを、前記通信装置に送出する手段と、
を含む通信システム。 - サーバが送信する表示対象データを受信して表示する通信装置に接続され、
前記通信装置からの要求に応じて、通信装置のアクセス先であるサーバからデータを受信する手段と、
当該受信したデータから、前記通信装置において表示の対象となる表示対象データを抽出する手段と、
予め定めた変換規則に基づいて、当該表示対象データに対して所定の変換処理を施す変換手段と、
当該変換した表示対象データに基づくデータを、前記通信装置に送出する手段と、
を含むゲートウェイサーバ。 - 請求項2に記載のゲートウェイサーバであって、
前記変換手段は、予め前記表示対象データの種類ごとに定められた変換規則テンプレートのうち、変換を施す対象となる表示対象データの種類に対応する変換規則テンプレートを用いて生成された変換規則に基づいて、前記表示対象データに対して所定の変換処理を施すゲートウェイサーバ。 - 請求項2または3に記載のゲートウェイサーバであって、
前記表示対象データは、所定の構造化情報を含んで記述された構造化文書であり、
前記変換手段は、前記変換規則に基づき、当該構造化情報の一部に対応する表示対象データの一部の構造部分を非表示とする設定に書き換える変換処理を施すゲートウェイサーバ。 - サーバが送信する表示対象データを受信して表示する通信装置に接続されたゲートウェイサーバを、
前記通信装置からの要求に応じて、通信装置のアクセス先であるサーバからデータを受信する手段と、
当該受信したデータから、前記通信装置において表示の対象となる表示対象データを抽出する手段と、
予め定めた変換規則に基づいて、当該表示対象データに対して所定の変換処理を施す変換手段と、
当該変換した表示対象データに基づくデータを、前記通信装置に送出する手段と、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018043542A JP2019145055A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018043542A JP2019145055A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019145055A true JP2019145055A (ja) | 2019-08-29 |
Family
ID=67772517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018043542A Pending JP2019145055A (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019145055A (ja) |
-
2018
- 2018-02-22 JP JP2018043542A patent/JP2019145055A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7293034B2 (en) | Dynamically customizing a user interface for the aggregation of content | |
US20130262696A1 (en) | Proxy server apparatus, client terminal apparatus, remote access system, transfer control method, access method, and recording medium | |
US20120050793A1 (en) | Network printing system, client terminal, and printing method | |
US10474729B2 (en) | Delayed encoding of resource identifiers | |
US8887290B1 (en) | Method and system for content protection for a browser based content viewer | |
US20110154187A1 (en) | Methods, software and devices for providing server hosted web applications | |
CN106878366B (zh) | 一种文件上传方法和装置 | |
JP6140904B2 (ja) | 端末標記方法、端末標記装置、プログラム及び記録媒体 | |
US20160316020A1 (en) | Web page information presentation method and system | |
JP6482204B2 (ja) | 情報処理端末、その制御方法及びプログラム | |
US20190372980A1 (en) | Program execution control method, program, recording medium, web page, transmission server, client, and web system | |
KR102087268B1 (ko) | 웹 컨트롤 인터페이스를 제공하는 장치 및 이의 동작 방법 | |
US9026578B2 (en) | Systems and methods for persisting data between web pages | |
KR102042722B1 (ko) | 전자책 컨텐츠 보호 | |
JPWO2007132849A1 (ja) | Getメソッドで長いデータを取得する方法 | |
US10674022B2 (en) | Server, server system, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for server, and method performed by server | |
US11314834B2 (en) | Delayed encoding of resource identifiers | |
JP2019145055A (ja) | 通信システム、ゲートウェイサーバ、及びプログラム | |
RU2634221C2 (ru) | Способ и устройство для отрисовки представления электронного документа на экране | |
JP2007249700A (ja) | 文書管理装置、文書検索方法、文書検索プログラム及び記録媒体 | |
JP6413540B2 (ja) | 中継装置、データ処理システム及びプログラム | |
JP2009230662A (ja) | ウェブサイト判定装置及びウェブサイト判定プログラム | |
JP2017151873A (ja) | 画像配信プログラム、画像配信システム | |
JP2009026013A (ja) | コンテンツ登録・提供装置、コンテンツ登録・提供制御方法、および、コンテンツ登録・提供制御プログラム | |
JP2014170336A (ja) | データファイル管理システム、データファイル取得プログラム及びデータファイル管理サーバ |