JP2019143947A - 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法 - Google Patents

空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019143947A
JP2019143947A JP2018031150A JP2018031150A JP2019143947A JP 2019143947 A JP2019143947 A JP 2019143947A JP 2018031150 A JP2018031150 A JP 2018031150A JP 2018031150 A JP2018031150 A JP 2018031150A JP 2019143947 A JP2019143947 A JP 2019143947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
flow path
water
gas flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018031150A
Other languages
English (en)
Inventor
宏二 森山
Koji Moriyama
宏二 森山
俊輔 君島
Shunsuke Kimishima
俊輔 君島
氏家 光晴
Mitsuharu Ujiie
光晴 氏家
租 池田
Mitsugi Ikeda
租 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI KIZAI KK
SHIMIZU BUILDING LIFE CARE KK
Kubota ChemiX Co Ltd
Original Assignee
FUJI KIZAI KK
SHIMIZU BUILDING LIFE CARE KK
Kubota ChemiX Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI KIZAI KK, SHIMIZU BUILDING LIFE CARE KK, Kubota ChemiX Co Ltd filed Critical FUJI KIZAI KK
Priority to JP2018031150A priority Critical patent/JP2019143947A/ja
Publication of JP2019143947A publication Critical patent/JP2019143947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】汎用性が高い空調システムおよび空調方法、ならびに、そのような空調システムを利用した食物保管システム、そのような空調方法を利用した食物保管方法を提供すること、また、より汎用性が高くなるよう空調システムを制御する空調制御装置および空調制御方法を提供する。【解決手段】地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える空調システムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、地中に埋められた流路に空気を流し、当該空気と水との間で熱交換することによって空気の温度を調整する空調システムおよび空調方法に関する。また、本発明は、そのような空調システムおよび空調方法をそれぞれ利用した食物保管システムおよび食物保管方法に関する。さらに、本発明は、そのような空調システムを制御する空調制御装置および空調制御方法に関する。
特許文献1には、地中に埋設された管部材を利用した空調装置が開示されている。この空調装置によれば、管部材に空気を流し、この空気と地下水との間で熱交換することにより、空気の温度を安定させることができる。
特許第5836452号
しかしながら、上記の空調装置は空気の温度を安定させることができるが、空気の温度は地下水に依存する。そのため、空気の温度を所望の温度に調整するのは難しく、汎用性が低いという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、汎用性が高い空調システムおよび空調方法、ならびに、そのような空調システムを利用した食物保管システム、そのような空調方法を利用した食物保管方法を提供すること、また、より汎用性が高くなるよう空調システムを制御する空調制御装置および空調制御方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える空調システムが提供される。
前記液体流路の入口に水を供給し、前記液体流路の出口からの水を回収するタンクを備え、前記水温調整手段は、前記タンクの水の温度を調整してもよい。
前記液体流路を流れる水の温度を取得する水温取得手段を備え、前記制御手段は、取得された前記液体流路を流れる水の温度も考慮して、前記水温調整手段を制御してもよい。
前記気体流路の外部において、前記吹出口から吹き出された空気が前記吸気口から吸いこまれてもよい。
前記吹出口から吹き出された空気が建屋内に供給され、この建屋内の空気が前記吸気口から吸い込まれ、前記建屋内の空気および/または前記気体流路を流れる空気の湿度を取得する湿度取得手段と、前記建屋内の湿度を調整する湿度調整手段と、を備え、前記制御手段は、取得された前記湿度に基づいて、前記建屋内の湿度が目標範囲内となるよう、前記湿度調整手段を制御してもよい。
前記吹出口から吹き出された空気が建屋内に供給され、この建屋内の空気が前記吸気口から吸いこまれ、前記建屋内の空気および/または前記気体流路を流れる空気に含まれる二酸化炭素濃度を取得する二酸化炭素濃度取得手段と、前記建屋内の二酸化炭素濃度を調整する二酸化炭素濃度調整手段と、を備え、前記制御手段は、取得された前記二酸化炭素濃度に基づいて、前記建屋内の二酸化炭素濃度が目標範囲内となるよう、前記二酸化炭素濃度調整手段を制御してもよい。
また、本発明の別の態様によれば、地上に設けられた吸気口から空気を吸い込むことと、地中に埋められた気体流路本体を介して、前記吸い込んだ空気を地上に設けられた吹出口から空気を吹き出すことと、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換するよう液体流路に水を流すことと、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える空調方法が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、を備える空調装置を制御する空調制御装置であって、前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える空調制御装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、を備える空調装置を制御する空調制御方法であって、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える空調制御方法が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、特定の食物を保管するための建屋と、吸気口および吹出口と、地中に埋められた気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ前記建屋内の空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から前記建屋内に吹き出す気体流路と、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が前記特定の食物の保管に適した目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える食物保管システムが提供される。
また、本発明の別の態様によれば、特定の食物を保管するための建屋内の空気を吸気口から吸い込むことと、地中に埋められた気体流路本体を介して、前記吸い込んだ空気を吹出口から前記建屋内に吹き出すことと、前記気体流路本体を流れる空気と熱交換するよう液体流路に水を流すことと、前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が前記特定の食物の保管に適した目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える食物保管システムが提供される。
吹き出される空気の温度を調整できるため、空調の汎用性が向上する。
第1の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図。 吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tinと、液体流路2を流れる水の温度W0との関係を模式的に示す図。 第2の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図。 第3の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図である。食物保管システムは、建屋100と、空調システム200とを含む。
建屋100は特定の食物(例えば、イモ)を保管するものである。食物には保管に適した温度範囲があり、例えばイモの場合、15度付近、すなわち13〜16度に室温を保つことで、長期間新鮮な状態で保管することができる。
空調システム200は、地中熱を利用して建屋100内の温度が上記温度範囲になるように調整するためのものであり、気体流路1と、液体流路2と、保温タンク3と、チラー4と、温度計51,52と、水温計6と、制御装置7とを備えている。
気体流路1は、地上(より具体的には、建屋100内)に設けられた吸気口11および吹出口12と、地中に埋められた気体流路本体13とを有する。そして、吸気口11から吸い込んだ建屋100内の空気を気体流路本体13を介して吹出口12から吹き出す。より具体的には、以下のとおりである。
気体流路本体13は、1または複数の管部材13aで構成され、水平方向に延びている。気体流路本体13の一方端(図2では右端)側は、ベンド部14aを具備した立ち上がり管14を介して、吸気ダクト16に連結されている。そして、吸気ダクト16に吸気口11が設けられている。気体流路本体13の他方端(図2中では左端)側は、ベンド部15aを具備した立ち上がり管15を介して送風機(不図示)付きの吹出ダクト17に連結されている。そして吹出ダクト17に吹出口12が設けられている。
液体流路2は気体流路本体13に流れる空気と熱交換する水が流れる。液体流路2の構造や配置に特に制限はないが、例えば、気体流路本体13を構成する管部材13aの管壁部13bの内部に設けられ、管部材13a内部における空気の流れと同方向または逆方向に水が流れるような構成であってよい。このような管部材13aとして、汎用品のコルゲート管を適用することができる。そして、液体流路2を流れる水として、年間を通して温度変化が少ない地下水を用いることができる。
このような気体流路1および液体流路2を含む空調システム200は、次のように動作する。吸気口11から取り込まれた空気は、地中に埋設された気体流路本体13を一方側から他方側へと一方向に流れる。
空気は、気体流路本体13を流れる間、地中との間で熱交換される。例えば、夏場には、外気温度が地中温度よりも相対的に高くなるので、気体流路本体13を流れる空気は地中熱によって冷却される一方、冬場には、外気温度が地中温度よりも相対的に低くなるので、気体流路本体13を流れる空気は地中熱によって加温される。このように、地中が天然の断熱材あるいは蓄熱材となり、低コストな空調システム200が実現される。
また、空気は、気体流路本体13を流れる間、液体流路2を流れる水との間でも熱交換される。これにより、気体流路本体13を浅い深さ(例えば、5m未満)で埋設した場合であっても、それに伴って生じ得る地中熱の夏場の冷却能力の低下分および冬場の加温能力の低下分を、液体流路2内の水との熱交換によって効果的に補うことができる。
このように、気体流路1内で空気が地中および水と熱交換されることにより、吹出口12からは安定した温度の空気が建屋100に供給される。また、地中のみならず水とも熱交換を行うため、気体流路本体13をそれほど深く埋設する必要がなく、空調システム200の設置費用を抑えられる。
ここで、吹出口12から吹き出される空気の温度(建屋100に供給される空気の温度)Toutは、吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tinと、液体流路2を流れる水の温度W0とでおおよそ定まる。
図2は、吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tinと、液体流路2を流れる水の温度W0との関係を模式的に示す図である。例えば、吸気口11から吸い込まれる空気の温度TinがT1である場合、液体流路2を流れる水の温度W0がW01であれば吹出口12から吹き出される空気の温度ToutはT11になるし、水の温度W0がW02であれば温度ToutはT12になるし、水の温度W0がW03であれば温度ToutはT13になる。
液体流路2を流れる水として地下水を用いた場合、確かに建屋100に供給される空気の温度Toutを安定させることができる。しかしながら、地下水の温度はその土地によっておおよそ決まっているため、建屋100に供給される空気の温度が目標範囲内とならないこともある。そこで、吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tinに応じて液体流路2を流れる水の温度W0を切り替えることも考えられる(例えば、冬は温水を流し、夏は冷水を流す)が、それでも水の温度W0を手動で切り替えるのでは、建屋100に供給される空気の温度が目標範囲にするのは容易ではない。
したがって、本実施形態の空調システム200には、以下のような保温タンク3、チラー4、温度計51,52、水温計6、制御装置7を設け、自動で液体流路2に流れる水の温度W0を調整する。
保温タンク3には、液体流路2から排出された水が回収される。また、保温タンク3からの水が液体流路2に供給される。すなわち、液体流路2の水は空調システム200を内部循環している。保温タンク3内では水の温度は安定している。
チラー4は、ヒートポンプチラーなど任意の水温調整手段であり、液体流路2に流れる水の温度、より具体的には保温タンク3内の水の温度を制御装置7からの制御に応じて調整する。
温度計51,52および水温計6は温度取得手段であり、各位置での空気および水の温度をそれぞれ取得し、その結果を制御装置7に通知する。すなわち、温度計51は吸気口11近辺の空気の温度(すなわち、吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tin)を取得する。温度計52は吹出口12近辺の空気の温度(すなわち、吹出口12から吹き出される空気の温度Tout)を取得する。水温計6は液体流路2を流れる水の温度として、例えば液体流路2の入口あるいは出口、液体流路2内、保温タンク3の入口あるいは出口、保温タンク3内のいずれかの水の温度を取得する。
制御装置7は、温度計51,52および水温計6で取得された温度(の少なくとも一部)に基づいて、吹出口12から吹き出される空気の温度Toutが上記食物の保管に適した温度範囲となるよう、チラー4を制御する。制御装置7は、例えばコンピュータであり、プロセッサが所定の制御プログラムを実行することによって本機能が実現されてもよい。
具体例として、制御装置7は図2に示す関係を記憶しておき、吸気口11から吸い込まれる空気の温度Tinである場合に、目標とする温度範囲の中央値Ttとなる、液体流路2を流れる水の温度W0を把握する。そして、制御装置7は保温タンク3内の水の温度がW0となるようチラー4を制御する。
例えば、図2によれば、吸気口11から吸い込まれる空気の温度TinがT2である場合に、吹出口12から吹き出される空気の温度ToutをTtとするための水温はW02である。そこで、制御装置7は本タンク内の水の温度がW02となるようチラー4を制御する。
より単純には、制御装置7は、吹出口12から吹き出される空気の温度Toutが目標とする温度範囲より低い場合には、液体流路2を流れる水の温度W0が高くなるようチラー4を制御し、吹出口12から吹き出される空気の温度Toutが目標とする温度範囲より高い場合には、液体流路2を流れる水の温度W0が低くなるようチラー4を制御してもよい。
制御装置7は、チラー4を制御する際、液体流路2を流れる水の温度も考慮することで、より細かく正確にチラー4を制御してもよい。
このように、第1の実施形態では、液体流路2を流れる水の温度を調整する。そのため、吹出口12から吹き出される空気の温度が所望の目標温度範囲となるよう調整できる。これにより、空調システム200の汎用性が向上し、例えば食物を保管するための建屋100内の温度を、その食物の保管に適した温度範囲に保つことができる。
なお、本実施形態では食物保管システムを例に取って、空調システム200が食物を保管する建屋100の空気の温度を調整する例を示した。しかしながら、空調システム200の用途や対象に制限はなく、例えば建屋100がオフィスであってこのオフィスの空気の温度を調整するものであってもよい。また、本実施形態では、建屋100内の空気を吸気口11から吸い込む例を示したが、外部から取り込むようにしてもよい。また、気体流路1および液体流路2から構成される既存の(例えば、上記特許文献1に記載の)空調装置に対して、保温タンク3、チラー4、温度計51,52、水温計6および制御装置7(の少なくとも一部)から構成される空調制御装置を追加して空調システム200を構築してもよい。
(第2の実施形態)
次に説明する第2の実施形態は、建屋100に供給される空気の温度のみならず湿度も調整するものである。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図3は、第2の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図である。図1と比較して、空調システム200は、さらに加湿機81aと、除湿機81bと、湿度計82とを備えている。
湿度計82は建屋100内の空気あるいは気体流路1を流れる空気の湿度を取得する。加湿機81aは、例えば建屋100内に配置された噴霧ノズルからミストを供給することで、建屋100内を加湿する。除湿機81bは建屋100内を除湿する。加湿機81aおよび除湿機81bは建屋100内の湿度を調整するものであり、総称して湿度調整手段と呼ぶこともできる。なお、図3では、便宜上、吹出ダクト17に加湿機81aを設け、吸気ダクト16に除湿機81bを設けているが、加湿機81aおよび除湿機81bの設置位置に特に制限はない。
そして、本実施形態の制御装置7は、取得された湿度に基づいて、建屋100内の湿度が目標とする湿度範囲となるよう加湿機81aおよび/または除湿機81bを制御する。例えば、建屋100がイモを保管する場合、イモの保管に適した湿度である90〜95%が目標範囲となる。
具体的には、制御装置7は、取得された湿度が目標とする湿度範囲より低い場合には、湿度が高くなるよう加湿機81aを制御して建屋100内を加湿し、取得された湿度が目標とする湿度範囲より高い場合には、湿度が低くなるよう除湿機81bを制御して建屋100内を除湿する。
このように、第2の実施形態では、建屋100内の湿度を取得し、湿度が目標範囲となるよう加湿機81aや除湿機81bを制御する。これにより、空調システム201の汎用性がさらに向上し、例えば食物を保管するための建屋100内の湿度を、その食物の保管に適した湿度範囲に保つことができる。なお、建屋100内に供給される空気の温度の調整を省略し、湿度のみを調整してもよい。
(第3の実施形態)
次に説明する第3の実施形態は、建屋100に供給される空気の温度のみならず二酸化炭素濃度も調整するものである。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4は、第3の実施形態に係る食物保管システムの概略構成を示す模式図である。図1と比較して、空調システム202は、さらに排気装置91aと、給気装置91bと、二酸化炭素濃度計92とを備えている。
二酸化炭素濃度計92は建屋100内の空気あるいは気体流路1を流れる空気に含まれる二酸化炭素濃度を取得する。排気装置91aは建屋100内の空気の一部を外部に排気する。具体例として、排気装置91aは吹出ダクト17に設置され、気体流路本体13からの空気の一部を外部に排気することで、建屋100内に供給されないようにする。給気装置91bは建屋100の外部から建屋100内に空気を取り込む。具体例として、給気装置91bは吸気ダクト16に設置され、建屋100の外部の空気を気体流路1内に取り込む。排気装置91aおよび給気装置91bは建屋100内の二酸化炭素濃度を調整するものであり、総称して二酸化濃度調整手段と呼ぶこともできる。
そして、本実施形態の制御装置7は、取得された二酸化炭素濃度に基づいて、建屋100内の二酸化炭素濃度が目標とする二酸化炭素濃度範囲となるよう排気装置91aおよび/または給気装置91bを制御する。
このように、第3の実施形態では、建屋100内の二酸化炭素濃度を取得し、二酸化炭素濃度が目標範囲となるよう排気装置91aや給気装置91bを制御する。これにより、空調システム202の汎用性がさらに向上する。なお、建屋100内に供給される空気の温度の調整を省略し、二酸化炭素濃度のみを調整してもよい。また、第2の実施形態と組み合わせ、二酸化炭素濃度に加え、湿度および/または建屋100内に供給される空気の温度をさらに調整してもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
100 建屋
200〜202 空調システム
1 気体流路
11 吸気口
12 吹出口
13 気体流路本体
13a 管部材
13b 管壁部
14,15 立ち上がり管
14a,15a ベンド部
16 吸気ダクト
17 吹出ダクト
2 液体流路
3 保温タンク
4 チラー
51,52 温度計
6 水温計
7 制御装置
81a 加湿機
81b 除湿機
82 湿度計
91a 排気装置
91b 給気装置
92 二酸化炭素濃度計

Claims (11)

  1. 地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、
    前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える空調システム。
  2. 前記液体流路の入口に水を供給し、前記液体流路の出口からの水を回収するタンクを備え、
    前記水温調整手段は、前記タンクの水の温度を調整する、請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記液体流路を流れる水の温度を取得する水温取得手段を備え、
    前記制御手段は、取得された前記液体流路を流れる水の温度も考慮して、前記水温調整手段を制御する、請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 前記気体流路の外部において、前記吹出口から吹き出された空気が前記吸気口から吸いこまれる、請求項1乃至3のいずれかに記載の空調システム。
  5. 前記吹出口から吹き出された空気が建屋内に供給され、この建屋内の空気が前記吸気口から吸い込まれ、
    前記建屋内の空気および/または前記気体流路を流れる空気の湿度を取得する湿度取得手段と、
    前記建屋内の湿度を調整する湿度調整手段と、を備え、
    前記制御手段は、取得された前記湿度に基づいて、前記建屋内の湿度が目標範囲内となるよう、前記湿度調整手段を制御する、請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記吹出口から吹き出された空気が建屋内に供給され、この建屋内の空気が前記吸気口から吸いこまれ、
    前記建屋内の空気および/または前記気体流路を流れる空気に含まれる二酸化炭素濃度を取得する二酸化炭素濃度取得手段と、
    前記建屋内の二酸化炭素濃度を調整する二酸化炭素濃度調整手段と、を備え、
    前記制御手段は、取得された前記二酸化炭素濃度に基づいて、前記建屋内の二酸化炭素濃度が目標範囲内となるよう、前記二酸化炭素濃度調整手段を制御する、請求項4または5に記載の空調システム。
  7. 地上に設けられた吸気口から空気を吸い込むことと、
    地中に埋められた気体流路本体を介して、前記吸い込んだ空気を地上に設けられた吹出口から空気を吹き出すことと、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換するよう液体流路に水を流すことと、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える空調方法。
  8. 地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、を備える空調装置を制御する空調制御装置であって、
    前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える空調制御装置。
  9. 地上に設けられる吸気口および吹出口と、地中に埋められる気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から吹き出す気体流路と、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、を備える空調装置を制御する空調制御方法であって、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える空調制御方法。
  10. 特定の食物を保管するための建屋と、
    吸気口および吹出口と、地中に埋められた気体流路本体と、を有する気体流路であって、前記吸気口から吸い込んだ前記建屋内の空気を前記気体流路本体を介して前記吹出口から前記建屋内に吹き出す気体流路と、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換する水が流れる液体流路と、
    前記液体流路を流れる水の温度を調整する水温調整手段と、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得する温度取得手段と、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が前記特定の食物の保管に適した目標範囲内となるよう、前記水温調整手段を制御する制御手段と、を備える食物保管システム。
  11. 特定の食物を保管するための建屋内の空気を吸気口から吸い込むことと、
    地中に埋められた気体流路本体を介して、前記吸い込んだ空気を吹出口から前記建屋内に吹き出すことと、
    前記気体流路本体を流れる空気と熱交換するよう液体流路に水を流すことと、
    前記吸気口近辺および/または前記吹出口近辺の空気の温度を取得することと、
    取得された前記温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度が前記特定の食物の保管に適した目標範囲内となるよう、前記液体流路を流れる水の温度を調整することと、を備える食物保管システム。
JP2018031150A 2018-02-23 2018-02-23 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法 Pending JP2019143947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031150A JP2019143947A (ja) 2018-02-23 2018-02-23 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031150A JP2019143947A (ja) 2018-02-23 2018-02-23 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019143947A true JP2019143947A (ja) 2019-08-29

Family

ID=67773231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018031150A Pending JP2019143947A (ja) 2018-02-23 2018-02-23 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019143947A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111895632A (zh) * 2020-08-21 2020-11-06 河北棣烨信息技术有限公司 被动房新风机控制方法、***及终端设备

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03199833A (ja) * 1989-12-26 1991-08-30 Aruna Koki Kk 建物室内の空調方法とその装置
US5183102A (en) * 1991-11-15 1993-02-02 The Montana Power Company Heating and cooling system
JP2007085571A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Dohwatech Co Ltd 生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造
JP2009264721A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Takahashi Kanri:Kk アース・ソーラーシステム(一層式)
JP2011052905A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Toshiba Corp 空調制御システム
JP2011102676A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Takashi Kitagawa 地下水熱を利用した空調システム
JP2012026680A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Fujitsu Ltd 空調システムおよび空調システム制御方法
JP6273053B1 (ja) * 2017-01-17 2018-01-31 租 池田 採熱用管機構及びその製造方法、並びに空調装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03199833A (ja) * 1989-12-26 1991-08-30 Aruna Koki Kk 建物室内の空調方法とその装置
US5183102A (en) * 1991-11-15 1993-02-02 The Montana Power Company Heating and cooling system
JP2007085571A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Dohwatech Co Ltd 生鮮食料品の卸売市場に於ける低温保持と外気遮断の設備構造
JP2009264721A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Takahashi Kanri:Kk アース・ソーラーシステム(一層式)
JP2011052905A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Toshiba Corp 空調制御システム
JP2011102676A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Takashi Kitagawa 地下水熱を利用した空調システム
JP2012026680A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Fujitsu Ltd 空調システムおよび空調システム制御方法
JP6273053B1 (ja) * 2017-01-17 2018-01-31 租 池田 採熱用管機構及びその製造方法、並びに空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111895632A (zh) * 2020-08-21 2020-11-06 河北棣烨信息技术有限公司 被动房新风机控制方法、***及终端设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106461256B (zh) 换气装置
CN102980248B (zh) 带有空调功能的外空调机
US8689574B2 (en) Dedicated dehumidifier and water heater
JP2008175520A (ja) 冷房装置
JP5647766B2 (ja) 温室用空調装置
JP4915387B2 (ja) 空気調和装置、空気調和方法
WO2008026502A1 (fr) Dispositif de chauffage et de refroidissement à rayonnement
JP2015172472A (ja) 空調用換気装置
US20190056128A1 (en) Multi-Purpose Ceiling Fan with Sensors
JP2011021881A (ja) 空気調和装置
JP2009287861A (ja) 加湿換気装置
JP2017003128A (ja) 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
JP2012163239A (ja) 地中熱利用装置
CN109595726A (zh) 一种可除湿的冷辐射吊顶空调末端装置
CN203561003U (zh) 一种低温低湿档案胶片库房空调装置
JP2017146038A (ja) 放射空調システム及び放射冷暖房方法
JP2008241060A (ja) 空気調和機の室内機
JP2019143947A (ja) 空調システム、空調方法、食物保管システム、食物保管方法、空調制御装置および空調制御方法
CN206222513U (zh) 一种出风带有水汽的全方位出风空调
KR101950418B1 (ko) 벽걸이형 다기능 실내 공기조화시스템
JP2016151377A (ja) 給気ボックス及び給気ボックスを用いた居室用の空調システム
CN209445537U (zh) 一种可除湿的冷辐射吊顶空调末端装置
JP5249837B2 (ja) 換気空調システム及び建物
JP2015210051A (ja) 除加湿装置
JP6858396B2 (ja) 空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220412