JP2019140598A - 端末装置、基地局装置、および、通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、および、通信方法 Download PDF

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翔一 鈴木
麗清 劉
Liqing Liu
麗清 劉
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Wataru Ouchi
渉 大内
友樹 吉村
Tomoki Yoshimura
友樹 吉村
李 泰雨
Tae Woo Lee
泰雨 李
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Abstract

【課題】効率的に下りリンクの伝送を行うことができる【解決手段】端末装置は、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信し、下りリンク制御情報を復号し、下りリンク制御情報の符号化ビットの系列はスクランブリング系列によってスクランブルされ、スクランブル系列は以下の数式に基づいて与えられるCinitに少なくとも基づいて初期化され、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。(数式)Cinit=(NID・216+NRNTI) mod 231【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE:登録商標)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている(非特許文献1、2、3、4、5
)。また、3GPPにおいて、新たな無線アクセス方式(以下、「New Radio(NR)」と
称する。)が検討されている。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB
)とも称する。NRでは、基地局装置をgNodeBとも称する。LTE、および、NRでは、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTE、および、NRは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
NRの下りリンクにおいてPDCCHが用いられる(非特許文献1、2、3、4、5)。非特許文献6、7には、PDCCHスクランブルのためのスクランブリング系列生成器を、nRNTIとnIDを用いて初期化することが記載されている。
"3GPP TS 38.211 V15.0.0 (2017-12), NR; Physical channels and modulation", 3rd January, 2018. "3GPP TS 38.212 V15.0.0 (2017-12), NR; Multiplexing and channel coding", 3rd January, 2018. "3GPP TS 38.213 V15.0.0 (2017-12), NR; Physical layer procedures for control", 3rd January, 2018. "3GPP TS 38.214 V15.0.0 (2017-12), NR; Physical layer procedures for data", 3rd January, 2018. "3GPP TS 38.321 V15.0.0 (2017-12), NR; Medium Access Control (MAC) protocol specification", 4th January, 2018. "On PDCCH structure", R1-1800943, Ericsson, 3GPP TSG-RAN WG1 AH-1801, Vancouver, Canada, 22th- 26st January 2018. "Offline discussion for PDCCH structure", R1-1801196, NTT DOCOMO, INC., 3GPP TSG-RAN WG1 AH-1801, Vancouver, Canada, 22th- 26st January 2018.
本発明は、端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、基地局装置、および、該基地局装置に用いられる通信方法を提供する。本発明の端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、基地局装置、および、該基地局装置に用いられる通信方法は、効率的に下りリンクの送信および/または受信を行う方法を備える。
(1)本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信する受信部と、前記下
りリンク制御情報を復号する復号部と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、下りリンク制御情報を符号化する符号化部と、前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信する送信部と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
(3)本発明の第3の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信し、前記下りリンク制御情報を復号し、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、下りリンク制御情報を符号化し、前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信し、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
この発明によれば、端末装置は効率的に下りリンクの受信を行うことができる。また、基地局装置は効率的に下りリンクの送信を行うことができる。
本実施形態の無線通信システムの概念図である。 本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。 本実施形態における上りリンクスロットの概略構成を示す図である。 本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態におけるCORESETの一例を示す図である。 本実施形態におけるCORESETとサーチスペースの対応の一例を示す図である。 本実施形態のCOREST600におけるサーチスペースの一例を示す図である。 本実施形態における下りリンク制御情報に関する処理の一例を示す図である。 本実施形態における数式(3)によって与えられるUSSのためのCinitの一例を示す図である。 本実施形態における数式(4)によって与えられるUSSのためのCinitの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1、および、基地局装置3を具備する。
以下、キャリアアグリゲーションについて説明する。
本実施形態では、端末装置1は、1つまたは複数のサービングセルが設定される。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。端末装置1に対して設定される複数のサービングセルのそれぞれにおいて、本発明が適用されてもよい。また、設定された複数のサービングセルの一部において、本発明が適用されてもよい。複数のサービングセルは、1つのプライマリセル、または、1つのプライマリセカンダリセルを含む。複数のサービングセルは、1つ、または、複数のセカンダリセルを含んでもよい。プライマリセカンダリセルは、プライマリSCGセルとも称する。プライマリセルおよびプライマリSCGセルをスペシャルセルとも称する。
プライマリセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)手順が行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)手
順を開始したサービングセル、または、ハンドオーバ手順においてプライマリセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリセルが設定されてもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリアと称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリアと称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において同時に複数の物理チャネルでの送信、および/または受信を行うことができる。1つの物理チャネルは、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)のうち1つのサービングセル(コンポーネントキャリア)において送信される。
本実施形態の物理チャネルおよび物理信号について説明する。
端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、下りリンクのCSI(Channel State Information)、および/または
、HARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を送信するために用いられる
。CSI、および、HARQ−ACKは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)である。
PUSCHは、上りリンクデータ(Transport block, Uplink-Shared Channel: UL-SCH)、下りリンクのCSI、および/または、HARQ−ACKを送信するために用いられる。CSI、および、HARQ−ACKは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)である。端末装置1は、上りリンクグラント(uplink grant)を含むPD
CCH(Physical Downlink Control Channel)の検出に基づいてPUSCHを送信して
もよい。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。
上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理シグナルが用いられる。上りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
DMRSは、PUCCHまたはPUSCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHと時間多重されてもよい。基地局装置3は、PUSCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用してもよい。
基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcaset Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Control Channel)
PBCHは、システム情報を送信するために用いられる。PBCHで送信されるシステム情報は、MIB(Master Information Block)とも称する。
PDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信す
るために用いられる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットとも称する。下りリンク制御情報は、上りリンクグラント(uplink grant)、および、下りリンクアサインメント(downlink assignment)を含む。上りリンクグラントは、単一のセル内の単一のPU
SCHのスケジューリングに用いられてもよい。上りリンクグラントは、単一のセル内の複数のスロットにおける複数のPUSCHのスケジューリングに用いられてもよい。上りリンクグラントは、単一のセル内の複数のスロットにおける単一のPUSCHのスケジューリングに用いられてもよい。
PDSCHは、下りリンクデータ(Transport block, Downlink-Shared Channel: DL-SCH)を送信するために用いられる。
UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。
以下、本実施形態の無線フレーム(radio frame)の構成について説明する。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。無線フレームのそれぞれは、10ms長であってもよい。また、無線フレームのそれぞれは10のスロットから構成されてもよい。スロットのそれぞれは、1ms長であってもよい。
以下、本実施形態のスロットの構成の一例について説明する。図3は、本実施形態における上りリンクスロットの概略構成を示す図である。図3において、1つのセルにおける上りリンクスロットの構成を示す。図3において、横軸は時間軸であり、縦軸は周波数軸である。上りリンクスロットはNsymb UL個のOFDMシンボルを含んでもよい。
図3において、lはOFDMシンボル番号/インデックスであり、kはサブキャリア番号/インデックスである。スロットのそれぞれにおいて送信される物理シグナルまたは物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。上りリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントは、サブキャリア番号/インデックスk、および、OFDMシンボル番号/インデックスlによって表される。
上りリンクスロットは、時間領域において、複数OFDMシンボルl(l=0,1,...,Nsymb UL)を含む。上りリンクにおけるノーマルCP(normal Cyclic Prefix)に対して、NUL symbは7または14であってもよい。上りリンクにおける拡張CP(extended CP)に対して、NUL symbは6または12であってもよい。
端末装置1は、上りリンクにおけるCP長を示す上位層のパラメータUL-CyclicPrefixLengthを基地局装置3から受信する。基地局装置3は、セルに対応する該上位層のパラメ
ータUL-CyclicPrefixLengthを含むシステムインフォメーションを、該セルにおいて報知
してもよい。
上りリンクスロットは、周波数領域において、複数のサブキャリアk(k=0,1,...,NRB UL・NSC RB)を含む。NRB ULは、NSC RBの倍数によって表現
される、サービングセルに対する上りリンク帯域幅設定である。NSC RBは、サブキャリアの数によって表現される、周波数領域における(物理)リソースブロックサイズである。サブキャリア間隔Δfは15kHzであってもよい。NSC RBは12であってもよ
い。周波数領域における(物理)リソースブロックサイズは180kHzであってもよい。
1つの物理リソースブロックは、時間領域においてNsymb ULの連続するOFDMシンボルと周波数領域においてNSC RBの連続するサブキャリアとから定義される。ゆえに、1つの物理リソースブロックは(Nsymb UL・NSC RB)のリソースエレメントから構成される。1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロット
に対応してもよい。物理リソースブロックは周波数領域において、周波数の低いほうから順に番号nPRB(0,1,...,NRB UL−1)が付けられてもよい。
本実施形態における下りリンクのスロットは、複数のOFDMシンボルを含む。本実施形態における下りリンクのスロットの構成は上りリンクと基本的に同じであるため、下りリンクのスロットの構成の説明は省略する。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図4は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、無線送受信部10、および、上位層処理部14を含んで構成される。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF(Radio Frequency)部12、および、ベース
バンド部13を含んで構成される。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、および、無線リソース制御層処理部16を含んで構成される。無線送受信部10を送信部、受信部、符号化部、復号部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部14は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10に出力する。上位層処理部14は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線
リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部15は、無線リソース制御層処理部16によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、ランダムアクセス手順の制御を行う。
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。
無線送受信部10は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部10は、基地局装置3から受信した信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10は、データを変調、符号化することによって送信信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF
部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号を、アナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換
(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部13は、データを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボル
にCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は、電力を増幅する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
図5は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、符号化部、復号部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部34は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部35は、無線リソース制御層処理部36によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、ランダムアクセス手順の制御を行う。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、物理下りリンク共用チャネルに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し
、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部10と同様であるため説明を省略する。
端末装置1が備える符号10から符号16が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。端末装置1が備える符号10から符号16が付された部のそれぞれは、少なくとも1つのプロセッサと前記少なくとも1つのプロセッサと連結されるメモリとして構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、少なくとも1つのプロセッサと前記少なくとも1つのプロセッサと連結されるメモリとして構成されてもよい。
以下、RNTI(Radio Network Temporary Identifier)について説明をする。
下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットは、RNTIによってスクラン
ブルされる。端末装置1は、RNTIに基づいて下りリンク制御情報のフォーマットを判断してもよい。端末装置1は、RNTIに基づいて下りリンク制御情報の用途(usage)
を判断してもよい。
RNTIは、C−RNTI(Cell RNTI)、TC−RNTI(Temporary Cell RNTI)、CS−RNTI(Configured Scheduling RNTI)、SP−CSI−RNTI(Semi Persisitent Channel State Information RNTI)、および、RA−RNTI(Random Access RNTI)を少なくとも含んでもよい。
C−RNTIは、動的にスケジュールされるユニキャスト送信(上りリンクおよび下りリンク)のために用いられる。TC−RNTIは、コンテンションベース(contentiion based)ランダムアクセス手順のメッセージ3送信のために用いられる。TC−RNTI
は、C−RNTIが利用可能ではない場合のコンテンションリゾリューションのために用いられる。
CS−RNTIは、下りリンクのSPS(Semi Persisitent Scheduling)の活性化(activation)、非活性化(deactivation)、再活性化(reactivation)、および、再送信
のために用いられる。下りリンクのSPSが活性化されている場合、端末装置1は、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルにおいて下りリンクアサインメントが発生するとみなしてもよい。ここで、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルは、スロット単位のオフセット、スロット単位の周期、シンボル単位のオフセット、および/または、シンボル単位の周期に少なくとも基づいて与えられてもよい。下りリンクのSPSは非特許文献5に記載されている。
CS−RNTIは、設定されるグラントタイプ2の活性化(activation)、非活性化(deactivation)、再活性化(reactivation)、および、再送信のために用いられる。設定されるグラントタイプ2は、動的なグラントをともなわない送信(configured grant without dynamic grant)のタイプの1つである。動的なグラントをともなわない送信は、上りリンクの送信である。設定されるグラントタイプ2が活性化されている場合、端末装置1は、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルにおいて上りリンクグラントが発生するとみなしてもよい。ここで、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルは、スロット単位のオフセット、スロット単位の周期、シンボル単位のオフセット、および/または、シンボル単位の周期に少なくとも基づいて与えられてもよい。
SP−CSI−RNTIは、準静的なCSI報告の活性化(activation)、非活性化(deactivation)、および、再活性化(reactivation)のために少なくとも用いられる。準静的なCSI報告が活性化されている場合、端末装置1は、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルにおいて準静的なCSI報告を行ってもよい。ここで、所定の条件を満たすスロットまたはOFDMシンボルは、スロット単位のオフセット、スロット単位の周期、シンボル単位のオフセット、および/または、シンボル単位の周期に少なくとも基づいて与えられてもよい。準静的なCSI報告は、PUCCHまたはPUSCHで送信されてもよい。
スロット単位のオフセット、スロット単位の周期、シンボル単位のオフセット、および、シンボル単位の周期は、下りリンクのSPS、設定されるグラントタイプ2、および、準静的なCSI報告のために個別に設定されてもよい。
RA RNTIは、ランダムアクセスレスポンスのために用いられる。
以下、コンテンションベース(contention based)ランダムアクセス手順について説明
をする。
コンテンションベースランダムアクセス手順は、第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、および、第4のステップを含む。
第1のステップにおいて、端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルを送信する。ランダムアクセスプリアンブルは、PRACHに含まれる。第1のステップにおいて、端末装置1のMAC層自身が、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを選択してもよい。すなわち、第1のステップにおいて、基地局装置3は、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1に通知しなくてもよい。
第2のステップにおいて、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスを受信する。ランダムアクセスレスポンスは、PDSCHに含まれる。ここで、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHのスケジューリングのために、RA−RNTIに対するPDCCHが用いられる。RA−RNTIの値は、第1のステップにおいてランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるPRACHのリソースに基づいて与えられてもよい。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すランダムアクセスプリアンブル識別子、上りリンクグラント、TC−RNTIを示す情報、および、タイミングアドバンスを示す情報を含む。端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスが、第1のステップにおいて送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含んでいる場合、ランダムアクセスレスポンスの受信に成功したとみなす。
第3のステップにおいて、端末装置1は、端末装置1の識別子を含むCCCH(Common
Control Channel)、または、C−RNTIを示すMAC CE(Control Element)を
送信する。CCCHは論理チャネルである。該CCCH、または、該MAC CEは、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントによってスケジュールされるPUSCHで送信されてもよい。該CCCH、または、該MAC CEの送信を含むトランスポートブロックをメッセージ3とも称する。
第4のステップにおいて、端末装置1は、コンテンションリゾリューションを受信する。コンテンションリゾリューションは、UEコンテンションリゾリューション識別子、または、C−RNTIであってもよい。端末装置1が第3のステップのPUSCHにおいてC−RNTIを送信しており、且つ、端末装置1がC−RNTIに対するPDCCHを受信した場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。
UEコンテンションリゾリューション識別子を示す情報は、PDSCHに含まれる。ここで、当該PDSCHのスケジューリングのために、TC−RNTIに対するPDCCHが用いられる。(i)端末装置1が第3のステップのPUSCHにおいてC−RNTIを送信していない、且つ、(ii)端末装置1が第3のステップにおいて端末装置1の識別子を含むCCCHを送信している、且つ、(iii)端末装置1がTC−RNTIに対するPDCCHを受信し、且つ、(iv)当該PDCCHによってスケジュールされるPDSCHにUEコンテンションリゾリューション識別子を示す情報が含まれ、且つ、(v)当該UEコンテンションリゾリューション識別子と第3のステップにおいて送信された端末装置1の識別子がマッチする場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。
以下、CORESET(control resource set)について説明をする。
図6は、本実施形態におけるCORESETの一例を示す図である。600と601はCORESETである。610はCCE(Control Channel Element)である。620は
REG(Resource Element Group)である。630はリソースエレメントである。サービングセルにおけるスロットは1つまたは複数のCORESETを含んでもよい。時間領域において、CORESETは連続する1つまたは複数のOFDMシンボルに含まれてもよい。時間領域において、CORESETはスロットの最初のOFDMシンボルに含まれてもよい。CORESETは、周波数領域において複数のリソースエレメントから構成されてもよい。CORESETは複数のCCEから構成されてもよい。1つのCCEは周波数領域において連続する6つのREGから構成されてもよい。1つのREGは周波数領域において連続する12のリソースエレメントから構成されてもよい。CCEはPDCCH候補を構成する要素である。
以下、サーチスペースについて説明をする。
サーチスペースには2つのタイプがある。サーチスペースのタイプの1つはCSS(Common Search Space)であり、もう1つはUSS(UE-specific Search Space)である。
図7は、本実施形態におけるCORESETとサーチスペースの対応の一例を示す図である。CORESET600はCSS700とUSS701を含む。CORESET601はCSS702とUSS703を含む。
CORESET600のインデックスは0であってもよい。CORESET600をCORESET0とも称する。パラメータRadioResourceConfigCommonはCORESET600のための設定、CSS700のための設定、および/または、USS701のための設定を少なくとも含んでもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonは、共通無線リソース設定を示すために用いられてもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonは、CORESET600のインデックスを示さなくてもよい。
CORESET601のインデックスは0ではない。CORESET601のインデックスは1から11の何れであってもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedはCORESET1のための設定、CSS702のための設定、および/または、USS703のための設定を少なくとも含んでもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedは、セカンダリセルのためのUE固有の物理チャネル設定を示すために用いられてもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedはCORESET601のインデックスを示してもよい。
RRCConnectionReconfigurationメッセージは、パラメータRadioResourceConfigCommonおよびパラメータRadioResourceConfigDedicatedを含んでもよい。端末装置1は、基地局装置3または基地局装置3とは異なる基地局装置からRRCConnectionReconfigurationメッセージを受信してもよい。
サーチスペースは、PDCCH候補のセットである。PDCCHはPDCCH候補において送信される。端末装置1は、サーチスペースにおいてPDCCHをモニタする。モニタリングとは、DCIフォーマットに応じて、PDCCHのデコードを試みることを意味する。PDCCHをモニタすることを、DCIフォーマットをモニタするとも称する。PDCCH候補は、CORESETにおける1つまたは複数の連続するCCEから構成され
てもよい。PDCCH候補を構成するCCEの数をアグリゲーションレベルとも称する。サーチスペースはアグリゲーションレベル毎に定義されてもよい。
端末装置1は、CSSにおいて、RA−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCHをモニタしてもよい。端末装置1は、CSSおよびUSSにおいて、C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCH、TC−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCH、CS−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCH、および/または、SP−CSI−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCHをモニタしてもよい。
図8は、本実施形態のCOREST600におけるサーチスペースの一例を示す図である。800から804のそれぞれは、アグリゲーションレベル4のPDCCH候補である。CSS700は、PDCCH候補800とPDCCH候補801のセットである。USS701は、PDCCH候補801とPDCCH候補802のセットである。
CORESETにおいて、サービングセルのためのサーチスペースのm番目のPDCCH候補に対応するCCEは数式(1)によって与えられる。PDCCH候補800はCSS700の1番目のPDCCH候補である。PDCCH候補801はCSS700の2番目のPDCCH候補であり、且つ、USS701の1番目のPDCCH候補である。PDCCH候補802はUSS701の2番目のPDCCH候補である。CSS700の2番目のPDCCH候補とUSS701の1番目のPDCCH候補は、同じPDCCH候補である。すなわち、CSS700の2番目のPDCCH候補を構成するCCEのセットは、USS701の1番目のPDCCH候補を構成するCCEと同じである。
Figure 2019140598
floorは床関数である。床関数は、入力された値よりも小さい、最も大きい整数を出力する。X mod Yは、XをYで割った場合の余りを出力する関数である。Lはアグリゲーションレベルである。kは無線フレーム内におけるスロットの番号であってもよい。
pは数式(1)におけるCORESETの番号である。インデックスの小さいCORESETから順に、CORESETの番号pが割り当てられてもよい。インデックス0のCORESET600に対して、pは0であってもよい。インデックスが1から11の何れかであるCORESET601に対して、pは1であってもよい。NCCE,pはCORESETpに含まれるCCEの数である。
p,kpはCORESETpに対応する。CSSに対してYp,kpは0である。USSに対してYp,kpはnRNTIに少なくとも基づいて与えられる。nRNTIはC−RNTIまたはTC−RNTIである。nRNTIをC−RNTIにセットしたときに与えられるUSSを、C−RNTIによって与えられるUSSとも称する。nRNTIをTC−RNTIにセットしたときに与えられるUSSを、TC−RNTIによって与えられるUSSとも称する。
はCORESETpに対応する(p=0、1、2)。
端末装置1は、C−RNTIによって与えられるUSSにおいて、C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCH、CS−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCH、および、SP−CSI−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCHをモニタしてもよい。端末装置1は、TC−RNTIによって与えられるUSSにおいて、TC−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットをともなうDCIフォーマットをともなうPDCCHをモニタしてもよい。
nCIは、キャリアインディケーションフィールドの値である。キャリアインディケーションフィールドが設定されていない場合、nCIは0であってもよい。本実施形態においてnCIは0であってもよい。mnCIは、nCIに対応するサーチスペースにおけるPDCCH候補の番号である。Mp,max (L)はアグリゲーションレベルLに対するMp,nCI (L)の最大値である。Mp,nCI (L)はnに対応するアグリゲーションレベルLに対するPDCCH候補の数である。CORESET600に対するMp,nCI (L)は2である。CORESET601に対するMp,nCI (L)は2である。
図9は、本実施形態における下りリンク制御情報に関する処理の一例を示す図である。基地局装置3は、900から916の処理の一部、または、全部を、下りリンク制御情報aの送信のために用いられるPDCCHのアグリゲーションレベルに基づいて実行してもよい。
900において、基地局装置3は下りリンク制御情報aを生成する。Aは下りリンク制御情報のビット数である。
902において、基地局装置3は下りリンク制御情報aからCRCパリティビットを生成し、下りリンク制御情報aにCRCパリティビットを付加することによってビット系列bを生成する。BはCRCパリティビットの数とAの和である。
904において、基地局装置3は、ビット系列bをチャネル符号化することによって、符号化ビットcを生成する。チャネル符号は、ポーラー符号、または、畳み込み符号であってもよい。Cはチャネル符号化ビットの数である。基地局装置3は、符号化ビットcは行列u’と行列G’の積によって与えられてもよい。行列G’はC行C列の行列であり、2行2列の行列Gのnクロネッカーパワー(n-th Kronecker power)によって与えられてもよい。行列u’=[u,u,...,uC−1]は1行C列の行列であり、ビット系列bに基づいて生成される。
906において、基地局装置3は、系列cをインタリーブすることによって、系列dを生成してもよい。
908において、基地局装置3は、系列dを繰り返す、または、パンクチャすることによって、系列eを生成してもよい。
910において、基地局装置3は、系列eをインタリーブすることによって系列fを生成してもよい。
912において、基地局装置3は、PDCCHのためのスクランブリング系列sを用いて系列fをスクランブルすることによって、系列gを生成してもよい。
914において、基地局装置3は、系列gから変調シンボル(複素数値シンボル)の系列hを生成する。916において、基地局装置3は、PDCCH候補に対応するリソースエレメントに変調シンボルhをマップする。
端末装置1は、900から914による処理を想定し、PDCCHをモニタする。例えば、端末装置1は、PDCCHのためのスクランブリング系列sを用いて系列fがスクランブルされたことを想定し、PDCCHをモニタしてもよい。
PDCCHのためのスクランブリング系列sを生成する無線送受信部30は、cinitに少なくとも用いて初期化されてもよい。cinitはN、NRNTI、および/または、NIDに少なくとも基づいて与えらてもよい。cinitは数式(2)または数式(3)に基づいて与えられてもよい。すなわち、PDCCHのためのスクランブリング系列sは、N、NRNTI、および/または、NIDに少なくとも基づいて与えられてもよい。
Figure 2019140598
Figure 2019140598
CSSに対して、NRNTIは所定の値であってもよい。すなわち、CSSにマップされるPDCCHは、所定の値にセットされたNRNTIに少なくとも基づいて生成されるスクランブリング系列sによってスクランブルされてもよい。ここで、所定の値は0であってもよい。
USSに対して、NRNTIはPDCCHがマップされるUSSが何れのRNTIによって与えられるかに基づいて与えられてもよい。端末装置1は、PDCCHがマップされるUSSが何れのRNTIによって与えられるかに基づいてNRNTIを決定してもよい
C−RNTIによって与えられるUSSに対して、NRNTIはC−RNTIであってもよい。すなわち、C−RNTIによって与えられるUSSにマップされるPDCCHは、C−RNTIにセットされたNRNTIに少なくとも基づいて生成されるスクランブリング系列sによってスクランブルされてもよい。
TC−RNTIによって与えられるUSSに対して、NRNTIはTC−RNTI、または、予め定められた値であってもよい。ここで、予め定められた値は0、65534、65535のうちの何れであってもよい。予め定められた値は、0、65534、65535とは異なる値でもよい。すなわち、TC−RNTIによって与えられるUSSにマップされるPDCCHは、TC−RNTI、または、予め定められた値にセットされたNRNTIに少なくとも基づいて生成されるスクランブリング系列sによってスクランブルされてもよい。
CSSに対して、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかにかかわらず、NRNTIは所定の値であってもよい。ここで、所定の値は0であってもよい。
USSに対して、NRNTIは、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかに少なくとも基づいて与えられてもよい。端末装置1は、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかに少なくとも基づいてNRNTIを決定してもよい。
PDCCHがUSSにマップされ、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTI、SP−CSI−RNTI、または、CS−RNTIによってスクランブルされる場合、NRNTIはC−RNTIであってもよい。PDCCHがUSSにマップされ、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがTC−RNTI以外のRNTIによってスクランブルされる場合、NRNTIはC−RNTIであってもよい。PDCCHがUSSにマップされ、且つ、下りリンク制御情報に付加される前記CRCパリティビットがTC−RNTIによってスクランブルされる場合、NRNTIは予め定められた値であってもよい。ここで、予め定められた値は0、65534、65535のうちの何れであってもよい。予め定められた値は、0、65534、65535とは異なる値でもよい。
第1のアグリゲーションレベルのPDCCHに対して、Nは0にセットされてもよい。第2のアグリゲーションレベルのPDCCHに対して、Nは1にセットされてもよい。第1のアグリゲーションレベルは1、2、4、8を少なくとも含んでもよい。第2のアグリゲーションレベルは16を少なくとも含んでもよい。
IDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identity、または、物理レイヤセルID(physical layer cell identity)にセットされてもよい。
上位層のパラメータControl−scrambling−Identityは、CORESET毎、または、サーチスペース毎に設定されてもよい。上位層のパラメータControl−scrambling−Identityは、上位層のパラメータControl−scrambling−IdentityはパラメータRadioResourceConfigDedicatedに含まれてもよい。
端末装置1は、セルサーチによって、同期信号から物理レイヤセルIDを取得してもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonは、物理レイヤセルIDを示すパラメータを含んでもよい。
IDは、端末装置1に対して前記上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されているかどうかに基づいてセットされてもよい。
端末装置1に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。端末装置1に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されているかどうかに基づいてセットされてもよい。
PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されているかどうかに基づいてセットされてもよい。
PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。ここで、PDCCHがマップされるサーチスペースは、CSSまたはUSSである。
IDは、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかに基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTIによってスクランブルされている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTI以外のRNTIによってスクランブルされている場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTIによってスクランブルされている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTI以外のRNTIによってスクランブルされている場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTIによってスクランブルされている場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットがC−RNTI以外のRNTIによってスクランブルされている場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。PDCCHがマップされるサーチスペースに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、PDCCHが対応するCORESETに少なくとも基づいてセットされてもよい。NIDは、PDCCHがCORESET0に対応するかどうかに少なくとも基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがCORESET0以外のCORESETに対応する場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがCORESET0に対応する場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、PDCCHが対応するCORESETにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、PDCCHがマップされるサーチスペースに少なくとも基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且
つ、PDCCHがTC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがCSSにマップされる場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、PDCCHがマップされるサーチスペースにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがTC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがCSSにマップされる場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。PDCCHが対応するCORESETに対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、PDCCHがマップされるサーチスペースにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、PDCCHが対応するCORESETおよびPDCCHが対応するサーチスペースに少なくとも基づいてセットされてもよい。NIDは、PDCCHがインデックス0のCORESETのCSSに対応するかどうかに少なくとも基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがインデックス0のCORESETのCSS以外のサーチスペースに対応する場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。ここで、インデックス0のCORESETのCSS以外のサーチスペースは、インデックス0のCORESETのUSS、インデックス0のCORESET以外のCORESETのCSS、および、インデックス0のCORESET以外のCORESETのUSSであってもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、PDCCHがインデックス0のCORESETのCSSに対応する場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、PDCCHが対応するCORESETおよびPDCCHが対応するサーチスペースにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、NRNTIに少なくとも基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、NRNTIがC−RNTIに少なくとも基づいて与えられる場合、NIDは上位層のパラメータControl−scrambling−Identityに基づいてセットされてもよい。
端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、NRNTIがC−RNTIとは関係なく与えられる場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。ここで、NRNTIがC−R
NTIとは関係なく与えられることは、NRNTIがTC−RNTIによって与えられること、および/または、NRNTIが予め定められた値であることであってもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されており、且つ、NRNTIがTC−RNTIの値または予め定められた値である場合、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。ここで、予め定められた値は0、65534、65535のうちの何れであってもよい。予め定められた値は、0、65534、65535とは異なる値でもよい。端末装置に対して上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、NRNTIにかかわらず、NIDは物理レイヤセルIDにセットされてもよい。
IDは、上述した条件の一部、または、全部に少なくとも基づいて決定されてもよい。
RNTIは16ビットである。上位層のパラメータControl−scrambling−Identityは16ビットの値を示す。上位層のパラメータControl−scrambling−Identityは0から65535の何れかの値を示す。本実施形態において、物理レイヤセルIDは65536よりも小さい値である。
C−RNTIが1000000000000000(2進数)であり、且つ、CSSのためのNIDがUSSのためのNIDと同じである場合、数式(3)によって与えられるCSSのためのCinitが数式(3)によって与えられるUSSのためのCinitと同じになる。例えば、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityが設定されていない場合、CSSのためのNIDとUSSのためのNIDのそれぞれは、物理レイヤセルIDである。
図10は、本実施形態における数式(3)によって与えられるUSSのためのCinitの一例を示す図である。数式(3)によって与えられるUSSのためのCinitはNRNTIの最上位ビットを除いた残りの15ビットによって与えられる。図10の100AはCinitのうちNRNTIに対応するビットである。図10の100BはCinitのうちNIDに対応するビットである。C−RNTIが1000000000000000(2進数)である場合の100Aは、NRNTIを0にセットした場合の100Aと同じ値にセットされる。CSSに対するNRNTIは0にセットされるので、C−RNTIが1000000000000000(2進数)であり、且つ、CSSのためのNIDがUSSのためのNIDと同じである場合、数式(3)によって与えられるCSSのためのCinitが数式(3)によって与えられるUSSのためのCinitと同じになる。
CSSのためのCinitがUSSのためのCinitと同じ場合、CSSにマップされるPDCCHのためのスクランブリング系列は、USSにマップされるPDCCHのためのスクランブリング系列と同じになる。CSSにマップされるPDCCHのためのスクランブリング系列は、USSにマップされるPDCCHのためのスクランブリング系列と同じ場合、端末装置1は、PDCCHがCSSとUSSの何れで送信されたかを判定できなくなる。ここで、CSSにマップされるPDCCHに含まれるDCIフォーマットのフィールドのセットが、USSにマップされるPDCCHに含まれるDCIフォーマットのフィールドのセットと異なる場合、端末装置1は、PDCCHを検出できたとしても、DCIフォーマットのフィールドを特定することができなくなってしまうという問題がある。
例えば、CSSにおけるPDCCH候補とUSSにおけるPDCCH候補に対して、以下の条件1から6を少なくとも含む複数のが満たされる場合、端末装置1は、PDCCHがCSSにおけるPDCCH候補とUSSに対応するPDCCH候補の何れに対応するか
、および、当該PDCCH候補におけるPDCCHで受信したDCIフォーマットに含まれるフィールドを特定することができない。
(条件1)C−RNTIが1000000000000000(2進数)である
(条件2)CSSのためのNIDがUSSのためのNIDと同じである
(条件3)CSSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットのペイロードサイズが、USSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットのペイロードサイズと同じである
(条件4)CSSにおけるPDCCH候補を構成するCCEのセットが、USSにおけるPDCCH候補を構成するCCEのセットと同じである。
(条件5)CSSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために用いられるRNTIが、USSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために用いられるRNTIと同じである
(条件6)CSSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットが、USSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットと異なる
USSがTC−RNTIによって与えられる場合、CSSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットが、USSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットは同じでもよい。USSがC−RNTIによって与えられる場合、CSSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットが、USSにおけるPDCCH候補のDCIフォーマットに含まれるフィールドのセットとは同じでもよいし、異なってもよい。
CSSにおけるPDCCH候補とUSSにおけるPDCCH候補に対して、上記の条件1から6を少なくとも含む複数の条件が満たされる場合、端末装置1は、当該PDCCH候補におけるPDCCHがCSSで送信されたとみなしてもよい。CSSにおけるPDCCH候補とUSSにおけるPDCCH候補に対して、上記の条件1から6を少なくとも含む複数の条件が満たされる場合、端末装置1は、当該PDCCH候補におけるPDCCHは、USSで送信されたとみなしてもよい。
CSSにおけるPDCCH候補とUSSにおけるPDCCH候補に対して、上記の条件1から6を少なくとも含む複数の条件が満たされる場合、端末装置1は、当該PDCCH候補におけるPDCCHは、CSSとUSSのうち予め定められたサーチスペースで送信されたとみなしてもよい。ここで、予め定められたサーチスペースは、さらに、他の条件に基づいて与えられてもよい。例えば、当該他の条件は、ある上位層のパラメータが設定されているかどうかという条件を含んでもよい。
0はRNTIの値として利用不可能(Not Available)である。従って、C−RNTI
は0とは異なる値である。すなわち、CSSのためのNRNTIはC−RNTIによって与えられるUSSのためのNRNTIとは必ず異なる値になる。そこで、Cinitは、数式(3)の代わりに数式(4)に基づいて与えられてもよい。
Figure 2019140598
図11は、本実施形態における数式(4)によって与えられるUSSのためのCinitの一例を示す図である。数式(4)によって与えられるUSSのためのCinitはNIDの最上位ビットを除いた残りの15ビットによって与えられる。図11の110AはCinitのうちNIDに対応するビットである。図11の110BはCinitのうち
RNTIに対応するビットである。C−RNTIは0とは異なる値であるため、C−RNTIが何れの値であったとしても、NRNTIをC−RNTIにセットした場合の110Bは、NRNTIを0にセットした場合の110Bとは異なる値になる。すなわち、C−RNTIが何れの値であったとしても、数式(4)によって与えられるCSSのためのCinitが数式(4)によって与えられるUSSのためのCinitと同じになることはない。また、C−RNTIが1000000000000000(2進数)であり、且つ、CSSのためのNIDがUSSのためのNIDと同じであったとしても、数式(4)によって与えられるCSSのためのCinitが数式(4)によって与えられるUSSのためのCinitと同じになることはない。
以下、本実施形態における、端末装置1および基地局装置3の種々の態様について説明する。
(1)本実施形態の第1の態様は、端末装置1であって、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信する受信部10と、前記下りリンク制御情報を復号する復号部10と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列はスクランブリング系列sによってスクランブルされ、前記スクランブリング系列sは少なくともNRNTIに基づいて初期化され、前記PDCCHがCSSにマップされる場合、前記NRNTIは第1の所定の値であり、前記PDCCHがUSSにマップされる場合、前記NRNTIは前記USSが何れのRNTIによって与えられるかに少なくとも基づいて与えられる。
(2)本実施形態の第2の態様は、端末装置1であって、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信する受信部10と、前記下りリンク制御情報を復号する復号部10と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列はスクランブリング系列sによってスクランブルされ、前記スクランブリング系列sは少なくともNRNTIに基づいて初期化され、前記PDCCHがCSSにマップされる場合、前記下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかにかかわらず、前記NRNTIは第1の所定の値であり、前記PDCCHがUSSにマップされる場合、前記NRNTIは、前記下りリンク制御情報に付加される前記CRCパリティビットのスクランブルのために何れの前記RNTIが用いられるかに少なくとも基づいて与えられる。
(3)本実施形態の第3の態様は、基地局装置3であって、下りリンク制御情報を符号化する符号化部30と、前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信する送信部30と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブリング系列は、少なくともNRNTIに基づいて初期化され、前記PDCCHがCSSにマップされる場合、前記NRNTIは第1の所定の値であり、前記PDCCHがUSSにマップされる場合、前記NRNTIは前記USSが何れのRNTIによって与えられるかに少なくとも基づいて与えられる。
(4)本実施形態の第4の態様は、基地局装置3であって、下りリンク制御情報を符号化し、前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信し、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブリング系列は、少なくともNRNTIに基づいて初期化され、前記PDCCHがCSSにマップされる場合、前記下りリンク制御情報に付加されるCRCパリティビットのスクランブルのために何れのRNTIが用いられるかにかかわらず、前記NRNTIは第1の所定の値であり、前記PDCCHがUSSにマップされる場合、前記NRNTIは、前記下りリンク制御情報に付加される前記CRCパリティビットのスクランブルのために何れの前記RNTIが用いられるかに少なくとも基づいて与えられる。
(5)本実施形態の第1および第3の態様において、前記PDCCHがC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、前記NRNTIはC−RNTIであり、前記PDCCHがTC−RNTIによって与えられるUSSにマップされる場合、前記NRNTIは第2の所定の値であり、前記第2の所定の値は、前記TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかである。本実施形態の第1および第3の態様において、前記USSがC−RNTIによって与えられる場合、前記NRNTIはC−RNTIであってもよく、前記USSがTC−RNTIによって与えられる、前記NRNTIは第2の所定の値であってもよい。
(6)本実施形態の第2および第4の態様において、前記PDCCHが前記USSにマップされ、且つ、前記下りリンク制御情報に付加される前記CRCパリティビットがTC−RNTI以外のRNTIによってスクランブルされる場合、前記NRNTIはC−RNTIであり、前記PDCCHが前記USSにマップされ、且つ、前記下りリンク制御情報に付加される前記CRCパリティビットが前記TC−RNTIによってスクランブルされる場合、前記NRNTIは第2の所定の値であり、前記第2の所定の値は、前記第1の所定の値、前記TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかである。
(7)本実施形態の第5の態様は、端末装置1であって、下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信する受信部10と、前記下りリンク制御情報を復号する復号部10と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
(7)本実施形態の第6の態様は、基地局装置であって、下りリンク制御情報を符号化する符号化部30と、前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信する送信部30と、を備え、前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、NRNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、NIDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる。
(数式)
init=(NID・216+NRNTI) mod 231
上述した第1の所定の値は0であってもよい。
これにより、端末装置1と基地局装置3は効率的に下りリンクで通信をすることができる。
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制
御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHD
D(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き
込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発
明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
10 無線送受信部
11 アンテナ部
12 RF部
13 ベースバンド部
14 上位層処理部
15 媒体アクセス制御層処理部
16 無線リソース制御層処理部
30 無線送受信部
31 アンテナ部
32 RF部
33 ベースバンド部
34 上位層処理部
35 媒体アクセス制御層処理部
36 無線リソース制御層処理部

Claims (4)

  1. 下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信する受信部と、
    前記下りリンク制御情報を復号する復号部と、を備え、
    前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、
    前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、
    前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、
    RNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、
    IDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる
    (数式)
    init=(NID・216+NRNTI) mod 231
    端末装置。
  2. 下りリンク制御情報を符号化する符号化部と、
    前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信する送信部と、を備え、
    前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、
    前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、
    前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、
    RNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、
    IDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる
    (数式)
    init=(NID・216+NRNTI) mod 231
    基地局装置。
  3. 端末装置に用いられる通信方法であって、
    下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信し、
    前記下りリンク制御情報を復号し、
    前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、
    前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、
    前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、
    RNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、
    IDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる
    (数式)
    init=(NID・216+NRNTI) mod 231
    通信方法。
  4. 基地局装置に用いられる通信方法であって、
    下りリンク制御情報を符号化し、
    前記下りリンク制御情報を含むPDCCHを送信し、
    前記下りリンク制御情報の符号化ビットの系列は、スクランブリング系列によってスクランブルされ、
    前記スクランブル系列は、Cinitに少なくとも基づいて初期化され、
    前記Cinitは以下の数式に基づいて与えられ、
    RNTIはC−RNTI、TC−RNTI、0、65534、および、65535の何れかにセットされ、
    IDは、上位層のパラメータControl−scrambling−Identityによって与えられる値、または、物理レイヤセルIDにセットされる
    (数式)
    init=(NID・216+NRNTI) mod 231
    通信方法。
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