JP2019140100A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】反転膜をスムーズに反転可能とすることで、電気経路の遮断の確実性を高める。【解決手段】蓄電素子10は、正極集束部415(タブ)を有する電極体400と、電極体400を収容する容器100の蓋体110と、蓋体110の内圧変動に伴って反転し、当該正極集束部415に対する電気的導通を解除する反転膜141を有する正極集電体140(導電部材)と、正極集電体140と蓋体110との間に介在する下ガスケット120(第一絶縁部材)と、反転膜141に対向する位置に配置されて、蓋体110及び下ガスケット120を貫通した通気孔810を形成するカシメ部材800(第二絶縁部材)とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、反転膜を備えた蓄電素子に関する。
蓄電素子においては、例えば過充電時等の安全性を確保するために電流遮断機構を備えた蓄電素子が開発されている。具体的には、蓄電素子に大きな電流が流れると、蓄電素子内の温度が上昇するために、電極体の活物質や、電解液が分解されてガスが発生する。これにより、容器の内圧が高まった際に電気経路を物理的に遮断することで、それ以上に電流が流れることを停止させている。遮断機構としては、容器の内圧変動によって反転する反転膜を用いて、電気経路を遮断する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−235943号公報
ところで、電気経路の遮断の確実性を高めるべく、反転膜をスムーズに反転させることが望まれている。
このため、本発明は、反転膜をスムーズに反転可能とすることで、電気経路の遮断の確実性を高めることである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、タブを有する電極体と、電極体を収容する容器と、容器の内圧変動に伴って反転し、タブに対する電気的導通を解除する反転膜を有する導電部材と、導電部材と容器との間に介在する第一絶縁部材と、反転膜に対向する位置に配置されて、容器及び第一絶縁部材を貫通した通気孔を形成する第二絶縁部材とを備えている。
これによれば、反転膜に対向する位置に通気孔が設けられているので、反転膜をスムーズに反転させることができる。したがって、反転膜を起因とした電気遮断の確実性を高めることができる。
ところで、通気孔を単に容器及び第一絶縁部材に対して設けただけでは、容器と第一絶縁部材との境界が露出するために、気密性が阻害されるおそれがある。このため、上記の蓄電素子では、第二絶縁部材が容器及び第一絶縁部材を貫通した通気孔を形成しているので、容器と第一絶縁部材との境界が第二絶縁部材で封止される。これにより、通気孔内の絶縁性及び気密性を確保することができる。
また、導電部材は、反転膜に重畳する重畳部を有しており、第二絶縁部材は、重畳部を貫通しており、通気孔は、容器、第一絶縁部材及び導電部材を貫通している。
これによれば、第二絶縁部材が容器、第一絶縁部材及び導電部材を貫通した通気孔を形成しているので、容器と第一絶縁部材との境界及び導電部材と第一絶縁部材との境界が第二絶縁部材で封止される。これにより、通気孔内の絶縁性及び気密性をより確実に確保することができる。
また、蓄電素子は、容器と接合された状態で、導電部材と接続された電極端子を備え、反転膜は、電極端子の軸部に対して、当該軸部の軸方向視で離れた位置に配置されている。
例えば、電極端子の軸部と、反転膜とが軸方向視で同じ位置にある場合には、軸部と、反転膜だけでなく、反転膜が反転するためのスペースも同軸上に設けなければならない。このため、容器内部のスペースを消費することになる。
しかし、反転膜が電極端子の軸部に対して軸方向視で離れた位置に配置されていれば、反転膜が反転するためのスペースを、軸方向に直交した方向から見た場合に電極端子の軸部に対して重ねることができる。したがって、容器内部のスペース消費を抑制することができる。これにより、より大きさの大きい電極体を容器に収容することができ、電池容量の増大化を図ることができる。
また、軸方向に直交した方向から見た場合に電極端子の軸部に対して、反転膜が反転するためのスペースが重なることで、その重なった分だけ当該スペースの自由度も高まる。つまり、反転膜が反転するためのスペースを大きくすることができ、反転膜をスムーズに反転させることができる。
また、導電部材は、電極端子と電極体のタブとを電気的に接続する集電体である。
これによれば、導電部材が集電体であるので、反転膜専用の導電部材を設けなくてもよい。このため、部品点数を抑えることができ、容器内部のスペース消費も抑制することができる。容器内部のスペース消費が抑制されれば、それだけ反転膜が反転するためのスペースを大きくすることができ、反転膜をスムーズに反転させることができる。
また、蓄電素子は、導電部材と電極体との間に介在する第三絶縁部材を備え、反転膜は、第三絶縁部材を貫通して、電極体のタブに接合されている。
電極体のタブは、比較的剛性が低いために反転膜の反転に追従してしまうおそれがある。しかし、上記した構成であると、導電部材と電極体との間に介在する第三絶縁部材を貫通した状態で、反転膜がタブに接合されているので、第三絶縁部材がタブの移動を規制することになる。したがって、タブは反転膜の反転に追従しにくくなり、電気遮断の確実性を高めることができる。
また、反転膜と通気孔との間には、反転した反転膜を収容する反転空間が設けられている。
これによれば、反転膜と通気孔との間に、反転した反転膜を収容する反転空間が設けられているので、反転中の反転膜に他の部材が接触することがない。つまり、反転膜の反転は他の部材によって阻害されにくくなり、反転膜の反転をスムーズに行うことができる。したがって、電気遮断の確実性を高めることができる。
また、反転空間は、容器が外方に向けて突出することにより形成されている。
これによれば、容器が外方に向けて突出することにより反転空間が形成されているので、容器内部のスペース消費を極力抑制しつつ、反転空間を大きく形成することができる。これにより、極力大きさの大きい電極体を容器に収容することができる。
本発明によれば、反転膜をスムーズに反転可能とすることで、電気経路の遮断の確実性を高めることである。
図1は、実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る蓄電素子の分解斜視図である。 図3は、実施の形態に係る蓄電素子から、容器本体と絶縁シートとを除いた部位の分解斜視図である。 図4は、実施の形態に係る反転膜の周囲の構造を示す断面図である。 図5は、実施の形態に係る反転膜が反転した状態を示す断面図である。 図6は、変形例1に係る反転膜の周囲の構造を示す断面図である。 図7は、変形例2に係る反転膜の周囲の構造を示す断面図である。 図8は、変形例3に係る反転膜の周囲の構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態及びその変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及びその変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及びその変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図は、模式図であり、寸法等は必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対の電極端子の並び方向、電極体の一対の集束部の並び方向、または、容器の短側面の対向方向をX軸方向と定義する。また、容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、容器の厚さ方向、または、電極体の極板の積層方向をY軸方向と定義する。また、蓄電素子の容器本体と蓋体との並び方向、容器の短側面の長手方向、電極端子の軸部の軸方向、または、上下方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。また、以下の説明において、例えば、X軸方向プラス側とは、X軸の矢印方向側を示し、X軸方向マイナス側とは、X軸方向プラス側とは反対側を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。
[1.蓄電素子の構成]
まず、図1〜図3を用いて、本実施の形態における蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。また、図2は、実施の形態に係る蓄電素子10の分解斜視図である。図3は、実施の形態に係る蓄電素子10から、容器本体101と絶縁シート500とを除いた部位の分解斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)またはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車用(または移動体用)電源、電子機器用電源、または電力貯蔵用電源などに適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。蓄電素子10は、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。また、蓄電素子10は全固体電池であってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、電極体400と、絶縁シート500と、一対のサイドスペーサ700とを備える。なお、容器100の内部には電解液(非水電解質)が封入されているが、図示は省略する。電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
本実施の形態では、容器100の蓋体110に各種の要素が配置されることで構成された蓋構造体180が、電極体400の上方に配置されている。容器100内においては、電極体400一端部が蓋構造体180に対向している。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体101と、容器本体101の開口を閉塞する蓋体110とで構成されている。容器100には、電極体400と、絶縁シート500と、一対のサイドスペーサ700とが収容されている。容器100は、電極体400等を内部に収容後、蓋体110と容器本体101とが溶接等されることにより、内部を密封する構造を有している。また、容器100(蓋体110及び容器本体101)は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、またはアルミニウム合金などの溶接可能な金属で形成されている。なお、蓋体110と容器本体101とは、同じ材質で形成されているのが好ましいが、異なる材質で形成されていてもかまわない。また、蓋体110には、容器100内部に電解液を注入するための注液口124が設けられている。注液口124は、注液栓126によって塞がれている。また、蓋体110には、容器100の内圧が上昇したときに容器100内部のガスを排出するガス排出弁等が配置されていてもよい。
蓋構造体180は、容器100の蓋体110、カシメ部材800、正極端子200、負極端子300、上ガスケット125、135、下ガスケット120、130、正極集電体140、負極集電体150及び絶縁板170を有する。
蓋体110は、板状部材であり、図3に示すように、注液口124及び貫通孔110a、110bが形成されている。注液口124は、蓄電素子10の製造時に電解液を注液するための貫通孔である。
また、蓋体110には、貫通孔110aと、注液口124との間に貫通孔127が形成されている。貫通孔127には、カシメ部材800が取り付けられる。なお、図3においては、カシメ部材800は、カシメ前の状態を表現している。具体的には、カシメ部材800は、カシメ前においては円筒状に形成されている。カシメ部材800は、第二絶縁部材の一例である。カシメ部材800は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、または、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ・エーテル・サルフォン(PES)等の絶縁性の樹脂などによって形成されている。
上ガスケット125、135、並びに、下ガスケット120、130は、例えばPP、PE、PPS、PEEK、PFA、PTFE、PBT、PES等の絶縁性の樹脂などによって形成されている。
上ガスケット125は、正極端子200と蓋体110とを電気的に絶縁する部材である。上ガスケット125には、正極端子200の軸部210(図4参照)が貫通する貫通孔125aが形成されている。下ガスケット120は、正極集電体140と蓋体110とを電気的に絶縁する部材であり、第一絶縁部材の一例である。下ガスケット120には、正極端子200の軸部210が貫通する第一貫通孔120aが形成されている。また、下ガスケット120には、第一貫通孔120aとX軸方向で並んで第二貫通孔121aが形成されている。第二貫通孔121aには、カシメ部材800が貫通する。
上ガスケット135は、負極端子300と蓋体110とを電気的に絶縁する部材である。上ガスケット135には、負極端子300の軸部(図示省略)が貫通する貫通孔135aが形成されている。下ガスケット130は、負極集電体150と蓋体110とを電気的に絶縁する部材である。下ガスケット130には、負極端子300の軸部が貫通する貫通孔130aが形成されている。
上ガスケット125、135は、例えば上パッキンと呼ばれる場合もあり、下ガスケット120、130は、例えば下パッキンと呼ばれる場合もある。つまり、本実施の形態では、上ガスケット125、135並びに下ガスケット120、130は、電極端子(200または300)と容器100との間を封止する機能も有している。
図1〜図3に示すように、正極端子200は、正極集電体140を介して、電極体400の正極に電気的に接続された電極端子である。負極端子300は、負極集電体150を介して、電極体400の負極に電気的に接続された電極端子である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、電極体400に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体400に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。正極端子200は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成され、負極端子300は、銅または銅合金などで形成されている。
また、正極端子200には、容器100と正極集電体140とを締結する軸部210(図4参照)が設けられている。負極端子300には、容器100と負極集電体150とを締結する軸部(図示省略)が設けられている。
正極端子200の軸部210は、正極端子200の本体部から下方に延設された部位(リベット)であり、正極集電体140の貫通孔140aに挿入されてかしめられる。具体的には、正極端子200の軸部210は、上ガスケット125の貫通孔125a、蓋体110の貫通孔110a、下ガスケット120の第一貫通孔120a、及び、正極集電体140の貫通孔140aに挿入されてかしめられる。これにより、正極端子200と正極集電体140とが電気的に接続され、正極集電体140は、正極端子200、上ガスケット125及び下ガスケット120とともに、蓋体110に固定される。
負極端子300の軸部は、負極端子300の本体部から下方に延設された部位(リベット)であり、負極集電体150の貫通孔150aに挿入されてかしめられる。具体的には、負極端子300の軸部は、上ガスケット135の貫通孔135a、蓋体110の貫通孔110b、下ガスケット130の貫通孔130a、及び、負極集電体150の貫通孔150aに挿入されてかしめられる。これにより、負極端子300と負極集電体150とが電気的に接続され、負極集電体150は、負極端子300、上ガスケット135及び下ガスケット130とともに、蓋体110に固定される。
なお、正極端子200の軸部210は、正極端子200の本体部との一体物として形成されていてもよく、当該本体部とは別部品として作製された軸部210が、かしめまたは溶接などの手法によって正極端子の本体部に固定されていてもかまわない。負極端子300と、その軸部との関係についても同様である。
図3に示すように、正極集電体140は、電極体400と蓋体110との間に配置され、電極体400の正極集束部415と正極端子200とを電気的に接続する導電部材の一例である。正極集電体140は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。正極集電体140には、正極端子200の軸部210が貫通する貫通孔140aが形成されている。また、正極集電体140には、電極体400の正極集束部415に接合される反転膜141が設けられている。
負極集電体150は、電極体400と蓋体110との間に配置され、電極体400の負極集束部425と負極端子300とを電気的に接続する部材である。負極集電体150は、銅または銅合金などで形成されている。負極集電体150は、負極端子300の軸部が貫通する貫通孔150aが形成されている。
絶縁板170は、正極集電体140と電極体400との間に介在する第三絶縁部材の一例である。絶縁板170は、略矩形板状に形成されている。絶縁板170における正極集電体140の反転膜141に対応する位置には、当該反転膜141を露出させる貫通孔170aが形成されている。絶縁板170は、例えばPP、PE、PPS、PEEK、PFA、PTFE、PBT、PES等の絶縁性の樹脂などによって形成されている。絶縁板170は、電極体400の正極集束部415よりも剛性が高いことが好ましい。
一対のサイドスペーサ700は、電極体400の一対の短側面のそれぞれに重ねて配置されている。サイドスペーサ700は、例えば、PP、PE、PPS、PEEK、PFA、PTFE、PBT、PES等の絶縁性の樹脂によって形成された絶縁部材である。サイドスペーサ700は、接着テープ700によって電極体400に固定されている(図2参照)。
電極体400は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)であり、容器100の内方に配置される。具体的には、電極体400は、正極板と負極板とがセパレータを挟んで交互に並べられた積層型の電極体である。正極板は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の集電箔である正極基材層上に正極活物質層が形成された極板である。負極板は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の集電箔である負極基材層上に負極活物質層が形成された極板である。なお、上記集電箔として、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラス、Al−Cd合金など、適宜公知の材料を用いることもできる。また、正極活物質層及び負極活物質層に用いられる正極活物質及び負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。また、セパレータは、例えば樹脂からなる微多孔性のシートや、不織布を用いることができる。
電極体400は、発電及び蓄電する部分である電極体本体401と、電極体本体401と外部との電力のやり取りを行う部分である正極集束部415及び負極集束部425とを有する。
電極体本体401は、全体として略直方体状に形成されている。電極体本体401における上部には、正極集束部415及び負極集束部425を避けるように接着テープ370が取り付けられている。また、電極体本体401における下部には、3箇所に接着テープ370が取り付けられている。これらの接着テープ370によって、正極板と負極板とセパレータとの位置ズレが防止されている。
正極集束部415は、電極体本体401の天面において、X軸方向マイナス側から突出している。正極集束部415は、反転膜141に接合されるタブの一例である。正極集束部415は、各正極板において、正極活物質が塗工されておらず正極基材層が露出した部位を束ねることで形成されている。負極集束部425は、電極体本体401の天面において、X軸方向プラス側から突出している。負極集束部425は、各負極板において、負極活物質が塗工されておらず負極基材層が露出した部位を束ねることで形成されている。
正極集束部415は正極集電体140の反転膜141に接合され、負極集束部425は負極集電体150の平面部に接合されている。つまり、正極集束部415は、正極集電体140を介して正極端子200に電気的に接続され、負極集束部425は、負極集電体150を介して負極端子300に電気的に接続される。これにより、電極体400は、正極端子200及び負極端子300を介して、外部の装置等との間で電力のやり取りを行うことができる。
なお、正極集束部415と反転膜141との接合には、反転膜141が反転した際に当該反転膜141が正極集束部415から剥離することができる接合方法が採用されている。具体的には、正極集束部415と反転膜141との接合には、例えば超音波溶接、レーザ溶接などの溶接や、接着が採用されている。一方、負極集束部425と負極集電体150との接合には、上述した溶接、接着に加えて、カシメまたはネジ止めなどの締結を採用することが可能である。
次に、正極集電体140の反転膜141と、その周囲の構造について詳細に説明する。図4は、実施の形態に係る反転膜141の周囲の構造を示す断面図である。具体的には、図4は、図1におけるIV−IV線を含む切断面を見た断面図である。
図4に示すように、反転膜141は、平面視円形状であり、容器100の内方に向けて窪んだ凹形状となっている。この反転膜141は、絶縁板170の貫通孔170aを貫通して電極体400の正極集束部415に接合されている。具体的には、反転膜141の少なくとも頂点部分が正極集束部415に接合されている。
下ガスケット120の下面(正極集電体140側の面)には、第二貫通孔121aの全周を囲む環状の凹部128が形成されている。凹部128においては、下ガスケット120の他の部分と比べて薄肉となっている。この凹部128の内部空間が、反転した反転膜141を収容する反転空間129である。
また、反転膜141は、正極端子200の軸部210に対して、当該軸部210の軸方向視で離れた位置に配置されている。具体的には、反転膜141は、軸部210に対して重ならないように、X軸方向プラス側に離れて配置されている。これにより、軸方向に直交した方向(Y軸方向)から見た場合に正極端子200の軸部210に対して、反転膜141や反転空間129を重ねることができる。したがって、容器100内部のスペース消費を抑制することができる。
また、凹部128内には、下ガスケット120の第二貫通孔121aと、蓋体110の貫通孔127とを貫通したカシメ部材800が設けられている。カシメ部材800は、組み立てられる前の状態では、円筒状である(図3参照)。カシメ部材800は、組立時に例えば、機械的なカシメや、熱カシメなどによってカシメられることで、下ガスケット120及び蓋体110に取り付けられている。つまり、カシメ部材800の通気孔810は、下ガスケット120及び蓋体110を貫通し、空気の流路をなす。
カシメ部材800は、カシメ後においては、下ガスケット120の第二貫通孔121aをなす内周面と、蓋体110の貫通孔127をなす内周面とに密着し、下ガスケット120と蓋体110との境界を封止する。この封止によって、下ガスケット120と蓋体110との境界での気密性を確保している。また、カシメ部材800の中心には、貫通孔が形成されており、当該貫通孔が、蓋体110及び下ガスケット120を貫通した通気孔810をなす。通気孔810は、反転膜141に対向する位置に設けられているので、反転膜141が反転する際に当該通気孔810から空気を逃がすことができ、反転膜141をスムーズに反転させることができる。
[2.遮断動作]
次に、蓄電素子10の電気的な遮断動作について説明する。
正常時においては、図4に示すように、反転膜141は、正極集束部415と接合された状態となっている。例えば蓄電素子10が過充電されて異常になると、容器100の内圧が正常時よりも高くなる。容器100の内圧が上昇すると、反転膜141は容器100の内圧変動を受けて反転する。反転膜141の反転中においては、反転空間129内の空気は通気孔810から容器100の外方へと排出される。
図5は、実施の形態に係る反転膜141が反転した状態を示す断面図である。具体的には、図5は図4に対応した図である。図4及び図5に示すように、正極集束部415は、絶縁板170によって、蓋体110側への移動が規制された状態となっている。このため、反転膜141が反転する際においても、正極集束部415は反転膜141の反転に追従しにくいため、反転膜141は正極集束部415から離間する。これにより、反転膜141と正極集束部415との電気的な導通が遮断される。また、反転後の反転膜141は、反転空間129内に収容される。
[3.効果等]
以上説明したように、本実施の形態に係る蓄電素子10によれば、正極集束部415(タブ)を有する電極体400と、電極体400を収容する容器100の蓋体110と、容器100の内圧変動に伴って反転し、当該正極集束部415に対する電気的導通を解除する反転膜141を有する正極集電体140(導電部材)と、正極集電体140と蓋体110との間に介在する下ガスケット120(第一絶縁部材)と、反転膜141に対向する位置に配置されて、蓋体110及び下ガスケット120を貫通した通気孔810を形成するカシメ部材800(第二絶縁部材)とを備えている。
これによれば、反転膜141に対向する位置に通気孔810が設けられているので、反転膜141をスムーズに反転させることができる。したがって、反転膜141を起因とした電気遮断の確実性を高めることができる。
ところで、通気孔を単に蓋体110及び下ガスケット120に対して設けただけでは、蓋体110と下ガスケット120との境界が露出するために、気密性が阻害されるおそれがある。このため、上記の蓄電素子10では、カシメ部材800が蓋体110及び下ガスケット120を貫通した通気孔810を形成しているので、蓋体110と下ガスケット120との境界がカシメ部材800で封止される。これにより、通気孔810内の絶縁性及び気密性を確保することができる。
また、蓄電素子10は、蓋体110と接合された状態で、正極集電体140と接続された正極端子200(電極端子)を備え、反転膜141は、正極端子200の軸部210に対して、当該軸部210の軸方向視で離れた位置に配置されている。
例えば、正極端子の軸部と、反転膜とが軸方向視で同じ位置にある場合には、軸部と、反転膜だけでなく、反転膜が反転するためのスペースも同軸上に設けなければならない。このため、容器内部のスペースを消費することになる。
しかし、本実施の形態のように、反転膜141が正極端子200の軸部210に対して軸方向視で離れた位置に配置されていれば、反転膜141が反転するためのスペースを、軸方向に直交した方向から見た場合に正極端子200の軸部210に対して重ねることができる。したがって、容器100内部のスペース消費を抑制することができる。これにより、より大きさの大きい電極体400を容器100に収容することができ、電池容量の増大化を図ることができる。
また、軸方向に直交した方向から見た場合に正極端子200の軸部210に対して、反転膜141が反転するためのスペース(反転空間129)が重なることで、その重なった分だけ当該スペースの自由度も高まる。つまり、反転膜141が反転するためのスペースを大きくすることができ、反転膜141をスムーズに反転させることができる。
また、導電部材は、正極端子200と電極体400の正極集束部415とを電気的に接続する正極集電体140(集電体)である。
これによれば、導電部材が正極集電体140であるので、反転膜専用の導電部材を設けなくてもよい。このため、部品点数を抑えることができ、容器100内部のスペース消費も抑制することができる。容器100内部のスペース消費が抑制されれば、それだけ反転膜141が反転するためのスペースを大きくすることができ、反転膜141をスムーズに反転させることができる。
また、蓄電素子10は、正極集電体140と電極体400との間に介在する絶縁板170(第三絶縁部材)を備え、反転膜141は、絶縁板170を貫通して、電極体400の正極集束部415に接合されている。
正極集束部415は、比較的剛性が低いために反転膜141の反転に追従してしまうおそれがある。しかし、上記した構成であると、正極集電体140と電極体400との間に介在する絶縁板170を貫通した状態で、反転膜141が正極集束部415に接合されているので、絶縁板170が正極集束部415の移動を規制することになる。したがって、正極集束部415は反転膜141の反転に追従しにくくなり、電気遮断の確実性を高めることができる。
また、反転膜141と通気孔810との間には、反転した反転膜141を収容する反転空間129が設けられている。
これによれば、反転膜141と通気孔810との間に、反転した反転膜141を収容する反転空間129が設けられているので、反転中の反転膜141に他の部材が接触することがない。つまり、反転膜141の反転は他の部材によって阻害されにくくなり、反転膜141の反転をスムーズに行うことができる。したがって、電気遮断の確実性を高めることができる。
[4.変形例]
(変形例1)
以上、上記実施の形態に係る蓄電素子10について説明したが、蓄電素子10は、上述した態様とは異なる正極集電体を備えてもよい。そこで、以下に、蓄電素子10が備える正極集電体についての変形例を、上記実施の形態との差分を中心に説明する。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一部分については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図6は、変形例1に係る反転膜141の周囲の構造を示す断面図である。具体的には、図6は、図4に対応する図である。図6に示すように、変形例1に示す正極集電体140Aには、反転膜141に重畳する重畳部142が設けられている。重畳部142は、下ガスケット120の凹部128に嵌合する部位であり、正極集電体140Aの上面から上方に向けて突出している。重畳部142と反転膜141との間には空間が形成されており、当該空間が反転空間129aとなる。また、重畳部142には、貫通孔143が形成されている。この貫通孔143は、下ガスケット120の第二貫通孔121aと、蓋体110の貫通孔127とに連通している。
カシメ部材800Aは、正極集電体140、下ガスケット120及び蓋体110に取り付けられている。具体的には、カシメ部材800Aは、正極集電体140の貫通孔143、下ガスケット120の第二貫通孔121a及び蓋体110の貫通孔127を貫通した状態で、正極集電体140、下ガスケット120及び蓋体110にカシメられている。つまり、カシメ部材800Aの通気孔810は、正極集電体140、下ガスケット120及び蓋体110を貫通し、空気の流路をなす。
なお、反転膜141は、正極集電体140Aとは元々別体である。例えば、カシメ部材800が正極集電体140、下ガスケット120及び蓋体110に組み付けられた後に、反転膜141は、正極集電体140Aに溶接または接着されることで、当該正極集電体140Aに一体化される。
カシメ部材800Aは、正極集電体140の貫通孔143をなす内周面と、下ガスケット120の第二貫通孔121aをなす内周面と、蓋体110の貫通孔127をなす内周面とに密着している。これにより、カシメ部材800Aは、正極集電体140Aと下ガスケット120との境界及び下ガスケット120と蓋体110との境界を封止する。この封止によって、正極集電体140Aと下ガスケット120との境界及び下ガスケット120と蓋体110との境界での気密性を確保している。
このように、カシメ部材800Aが蓋体110、下ガスケット120及び正極集電体140Aを貫通した通気孔810を形成しているので、正極集電体140Aと下ガスケット120との境界及び下ガスケット120と蓋体110との境界がカシメ部材800で封止される。これにより、通気孔810内の絶縁性及び気密性をより確実に確保することができる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係る反転膜141の周囲の構造を示す断面図である。具体的には、図7は、図4に対応する図である。図7に示すように、変形例2に係る蓋体110Bには、反転空間129bに対応する位置に、容器100の外方に向けて突出した突部118が設けられている。蓋体110Bにおいて、突部118の反対側の面には凹部119が形成されている。この凹部119に嵌合するように、下ガスケット120Bにおける凹部128bの反対側の部分が突出している。これにより、凹部128bをより深くすることができ、反転空間129bの大きさも大きくすることができる。
このように、蓋体110が外方に向けて突出することにより反転空間129bが形成されているので、容器100内部のスペース消費を極力抑制しつつ、反転空間129bを大きく形成することができる。これにより、極力大きさの大きい電極体400を容器に収容することができる。
(変形例3)
図8は、変形例3に係る反転膜141の周囲の構造を示す断面図である。具体的には、図8は、図6に対応する図である。なお、以降の説明において、上記変形例1と同一部分については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。図8に示すように、変形例3に係る正極集電体140Aには、絶縁板170に替えて、導電板190が接合されている。導電板190は、正極集電体140と正極集束部415との間に配置されている。また、導電板190と、正極集電体140との間には、板状の絶縁体195が介在されている。
導電板190における正極集電体140A側の主面には、反転膜141を収容するための凹部191が形成されている。また、絶縁体195における凹部191に対応する部分には、貫通孔196が形成されている。この貫通孔196を介して、反転膜141が凹部191内に収容されている。これにより、容器100の内方に向けて窪んだ凹形状の反転膜141をこの凹部191内に収容することができるので、容器100内部のスペース消費を抑制することができる。したがって、より大きさの大きい電極体400を容器100に収容することができ、電池容量の増大化を図ることができる。
凹部191の底部は、導電板190における他の部分よりも肉厚が薄く形成されている。凹部191の底部の剛性は、正極集束部415の剛性よりも高い。この凹部191の底部に対して、反転膜141が接合されている。凹部191の底部と反転膜141との接合には、例えば超音波溶接、レーザ溶接などの溶接や、接着が採用されている。上述したように、導電板190と正極集電体140との間には絶縁体195が介在しているので、導電板190における反転膜141との接合部以外の部分は、正極集電体140と絶縁されている。
また、導電板190における正極集電体140a側とは反対側の主面には、正極集束部415が接合されている。具体的には、正極集束部415は、導電板190において、平面視で凹部191から離れた位置に接合されている。これにより、正極集電体140Aと、正極集束部415とが、導電板190を介することで間接的に電気的に導通している。
なお、変形例3では、正極集束部414は、導電板190における凹部191よりも外方側(X軸方向プラス側)に配置されている場合を例示しているが、導電板190における凹部191よりも内方側(X軸方向マイナス側)に配置されていてもよい。また、正極集束部415と、導電板190との接合には、上述した溶接、接着に加えて、カシメまたはネジ止めなどの締結を採用することが可能である。
反転膜141が反転すると、当該反転膜141は、導電板190の凹部191の底部から離間する。これにより、導電板190と正極集電体140aとの電気的導通が解除される。つまり、正極集束部415と、正極集電体140aとの電気的導通が解除される。
なお、反転膜141が反転する際においては、反転膜141が凹部191の底部の一部を残りの部分から取り除いて離間させることで、電気的導通を解除してもよい。また、導電板190は、凹部191が形成されていない平板形状であってもよい。
このように、変形例3によれば、正極集電体140aと正極集束部415とが導電板190を介して間接的に導通している場合においても、変形例1と同等の作用、効果を奏することができる。
また、反転膜141は、比較的剛性の低い正極集束部415に接合されておらず、導電板190の凹部191に対して接合されている。つまり、反転膜141は、反転時においては導電板190の凹部191から離間するが、当該凹部191は、正極集束部415のように追従しにくい。このため、電気遮断の確実性を高めることができる。
[5.その他]
以上、本発明に係る蓄電素子について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態または変形例に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、正極板と負極板とがセパレータを挟んで交互に並べられた積層型の電極体400を例示した。しかし、電極体は、正極板と負極板とがセパレータを挟んで蛇腹状に折り畳まれた積層型の電極体であってもよい。また、電極体は、正極板と負極板とがセパレータを挟んで巻回された巻回型の電極体であってもよい。
また、上記実施の形態では、反転膜141、絶縁板170及びカシメ部材800が正極側に設けられている場合を例示した。しかし、反転膜、絶縁板及びカシメ部材を負極側に設けることも可能である。また、正極側、負極側のそれぞれに反転膜、絶縁板及びカシメ部材を設けてもよい。
また、上記実施の形態では、反転膜141と通気孔810との間に反転空間129が設けられている場合を例示した。しかし、反転膜が容器の内圧変動に伴って平坦になることで、当該反転膜と正極集束部との接合が解除されるのであれば、反転空間は不要となる。なお、この場合においては、反転膜が平坦に変形することについても「反転」に含まれるものとする。
また、上記実施の形態では、第二絶縁部材の一例としてカシメ部材800を例示した。しかしながら、第二絶縁部材は、容器及び第一絶縁部材を貫通した通気孔を有しているのであれば如何様でもよい。第二絶縁部材のその他の例としては、ブラインドリベットやポップリベットなどが挙げられる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
101 容器本体
110、110B 蓋体
110a、110b、125a、127、130a、135a、140a、143、150a、170a、196 貫通孔
118 突部
119、128、128b 凹部
120、120B 下ガスケット(第一絶縁部材)
120a 第一貫通孔
121a 第二貫通孔
124 注液口
125、135 上ガスケット
126 注液栓
129、129a、129b 反転空間
130 下ガスケット
140、140A 正極集電体(導電部材)
141 反転膜
142 重畳部
150 負極集電体
170 絶縁板(第三絶縁部材)
180 蓋構造体
190 導電板
191 凹部
195 絶縁体
200 正極端子(電極端子)
210 軸部
300 負極端子
370、380 接着テープ
400 電極体
401 電極体本体
415 正極集束部(タブ)
425 負極集束部
500 絶縁シート
700 サイドスペーサ
800、800A カシメ部材(第二絶縁部材)
810 通気孔

Claims (7)

  1. ダブを有する電極体と、
    前記電極体を収容する容器と、
    前記容器の内圧変動に伴って反転し、前記タブに対する電気的導通を解除する反転膜を有する導電部材と、
    前記導電部材と前記容器との間に介在する第一絶縁部材と、
    前記反転膜に対向する位置に配置されて、前記容器及び前記第一絶縁部材を貫通した通気孔を形成する第二絶縁部材とを備える
    蓄電素子。
  2. 前記導電部材は、前記反転膜に重畳する重畳部を有しており、
    前記第二絶縁部材は、前記重畳部を貫通しており、
    前記通気孔は、前記容器、前記第一絶縁部材及び前記導電部材を貫通している
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記容器と接合された状態で、前記導電部材と接続された電極端子を備え、
    前記反転膜は、前記電極端子の軸部に対して、当該軸部の軸方向視で離れた位置に配置されている
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記導電部材は、前記電極端子と前記電極体のタブとを電気的に接続する集電体である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記導電部材と前記電極体との間に介在する第三絶縁部材を備え、
    前記反転膜は、前記第三絶縁部材を貫通して、前記電極体のタブに接合されている
    請求項4に記載の蓄電素子。
  6. 前記反転膜と前記通気孔との間には、反転した前記反転膜を収容する反転空間が設けられている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  7. 前記反転空間は、前記容器が外方に向けて突出することにより形成されている
    請求項6に記載の蓄電素子。
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