JP2019139885A - Electromagnetic device and magnetic relay - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、一般に電磁石装置及び電磁継電器に関し、より詳細には励磁コイルの磁束が通る磁気回路を有する電磁石装置及び電磁継電器に関する。 The present disclosure relates generally to an electromagnet device and an electromagnetic relay, and more particularly to an electromagnet device and an electromagnetic relay having a magnetic circuit through which magnetic flux of an exciting coil passes.
従来、接点装置を駆動する電磁石装置がある(例えば、特許文献1)。特許文献1では、電磁石装置は、励磁コイル(励磁用巻線)に通電することで生じる電磁力によって、可動接触子を移動させて、接点装置が有する固定端子の固定接点に可動接触子の可動接点を接触させる。
Conventionally, there is an electromagnet device that drives a contact device (for example, Patent Document 1). In
特許文献1の電磁石装置では、励磁コイル(励磁用巻線)に通電することで、継鉄、固定鉄芯及び可動鉄芯との間で磁気回路が形成され、可動鉄芯が固定鉄芯と磁気結合するように移動する。可動鉄芯が移動するに伴って、可動接触子が移動している。つまり、特許文献1では、1つの電磁石装置が1つの接点装置を駆動させている。
In the electromagnet device of
近年、1つの電磁石装置が、複数の接点装置を駆動させることが望まれている。 In recent years, it has been desired that one electromagnet device drives a plurality of contact devices.
本開示は上記課題に鑑みてなされ、駆動対象となる複数の装置を制御することができる電磁石装置及び電磁継電器を提供することを目的とする。 This indication is made in view of the above-mentioned subject, and it aims at providing an electromagnet device and an electromagnetic relay which can control a plurality of devices used as a candidate for drive.
本開示の一態様に係る電磁石装置は、通電により磁束を発生する励磁コイルと、第1固定コア及び第2固定コアと、第1可動コア及び第2可動コアと、第1継鉄と、第2継鉄とを備える。前記第1可動コアは、前記励磁コイルの通電に応じて、前記第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。前記第2可動コアは、前記励磁コイルの通電に応じて、前記第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。前記第1継鉄は、前記第1固定コアと前記第1可動コアと共に、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第1磁気回路を構成する。前記第2継鉄は、前記第2固定コアと前記第2可動コアと共に、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第2磁気回路を構成する。前記第1固定コアと前記第2固定コアとの組及び前記第1可動コアと前記第2可動コアとの組のうち少なくとも一方の組が、前記励磁コイルの内側に収まる。前記第1継鉄と前記第2継鉄とは、互いに電気的に絶縁されている。 An electromagnet device according to an aspect of the present disclosure includes an exciting coil that generates magnetic flux when energized, a first fixed core and a second fixed core, a first movable core and a second movable core, a first yoke, With two yokes. The first movable core moves so as to reduce the magnetic resistance between the first movable core and the first fixed core in response to energization of the exciting coil. The second movable core moves so as to reduce the magnetic resistance between the second movable core and the second fixed core in response to energization of the excitation coil. The first yoke, together with the first fixed core and the first movable core, constitutes a first magnetic circuit through which the magnetic flux generated by the exciting coil passes. The second yoke, together with the second fixed core and the second movable core, constitutes a second magnetic circuit through which the magnetic flux generated by the exciting coil passes. At least one of the set of the first fixed core and the second fixed core and the set of the first movable core and the second movable core is accommodated inside the exciting coil. The first yoke and the second yoke are electrically insulated from each other.
本開示の一態様に係る電磁継電器は、前記電磁石装置と、第1固定接点と、第2固定接点と、第1可動接点と、第2可動接点とを備える。前記第1可動接点は、前記第1可動コアの移動に応じて、前記第1固定接点に接触する閉位置と前記第1固定接点から離れる開位置との間で移動する。前記第2可動接点は、前記第2可動コアの移動に応じて、前記第2固定接点に接触する閉位置と前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する。 An electromagnetic relay according to an aspect of the present disclosure includes the electromagnet device, a first fixed contact, a second fixed contact, a first movable contact, and a second movable contact. The first movable contact moves between a closed position in contact with the first fixed contact and an open position away from the first fixed contact in accordance with the movement of the first movable core. The second movable contact moves between a closed position in contact with the second fixed contact and an open position away from the second fixed contact in accordance with the movement of the second movable core.
本開示によると、駆動対象となる複数の装置を制御することができる。 According to the present disclosure, it is possible to control a plurality of devices to be driven.
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されることなく、この実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態及び変形例において、説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。 Embodiments and modifications described below are merely examples of the present disclosure, and the present disclosure is not limited to the embodiments and modifications, and the present disclosure may include other embodiments and modifications. Various modifications can be made according to the design or the like as long as the technical idea does not depart from the scope. Further, in the following embodiments and modifications, each drawing to be described is a schematic diagram, and the ratio of the size and thickness of each component in the drawing necessarily reflects the actual dimensional ratio. Not necessarily.
(実施形態)
本実施形態に係る接点装置1及び電磁継電器100について、図1〜図3を用いて説明する。
(Embodiment)
A
(1)構成
(1.1)全体構成
本実施形態に係る電磁継電器100は、2つの接点装置1と、1つの電磁石装置10とを備えている(図2A参照)。なお、以下の説明において、2つの接点装置1を区別する場合には、接点装置1a,1bと記載する。
(1) Configuration (1.1) Overall Configuration The
各接点装置1は、一対の固定端子31,32と、可動接触子8とを有する(図1参照)。各固定端子31,32は、固定接点311,321を保持する(図3参照)。可動接触子8は、一対の可動接点81,82を保持する(図3参照)。接点装置1aの固定接点311,321が本開示の第1可動接点に、接点装置1bの固定接点311,321が本開示の第2可動接点に、それぞれ相当する。
Each
電磁石装置10は、第1可動子13a(第1可動コア)、第2可動子13b(第2可動コア)及び励磁コイル14を有している(図1参照)。電磁石装置10は、励磁コイル14への通電時に励磁コイル14で生じる磁界によって第1可動子13a及び第2可動子13bを吸引する。第1可動子13a及び第2可動子13bの吸引に伴って、接点装置1a,1bのそれぞれの可動接触子8が開位置から閉位置に移動する。本開示でいう「開位置」は、可動接点81,82が固定接点311,321から離れるときの可動接触子8の位置である。本開示でいう「閉位置」は、可動接点81,82が固定接点311,321に接触するときの可動接触子8の位置である。
The
また、本実施形態では、第1可動子13aは、直線L1上に配置され、直線L1に沿って直進往復移動するように構成されている。第2可動子13bは、直線L2上に配置され、直線L2に沿って直進往復移動するように構成されている。
Moreover, in this embodiment, the 1st needle |
本実施形態では、2つの接点装置1が、図1に示すように電磁石装置10と共に電磁継電器100を構成する場合を例として説明する。ただし、各接点装置1は、電磁継電器100に限らず、例えばブレーカ(遮断器)又はスイッチ等に用いられていてもよい。本実施形態においては、電磁継電器100が電気自動車に搭載される場合を例とする。この場合において、走行用のバッテリから負荷(例えば、インバータ)への直流電力の供給路上に、接点装置1(固定端子31,32)が電気的に接続される。
In this embodiment, the case where the two
(1.2)接点装置
次に、各接点装置1の構成について説明する。接点装置1aと接点装置1bとは同じ構成であるので、ここでは、接点装置1aの構成について説明する。
(1.2) Contact Device Next, the configuration of each
接点装置1aは、図1、図3に示すように、一対の固定端子31,32、可動接触子8、筐体4及びフランジ5を備える。接点装置1aは、更に、第1ヨーク6、第2ヨーク7及び絶縁部41を備える。固定端子31は固定接点311を、固定端子32は固定接点321を、それぞれ保持している。可動接触子8は、導電性を有する金属材料からなる板状の部材である。可動接触子8は、一対の固定接点311,321に対向して配置された一対の可動接点81,82を保持している。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
以下では、説明のために固定接点311,321と可動接点81,82との対向方向を上下方向と定義し、可動接点81,82から見て固定接点311,321側を上方と定義する。更に、一対の固定端子31,32(一対の固定接点311,321)の並んでいる方向を前後方向と定義し、固定端子32から見て固定端子31側を前方と定義する。また、以下では、上下方向及び前後方向の両方に直交する方向を、左右方向として説明する。つまり、以下では、図1の上下左右を上下左右として説明する。ただし、これらの方向は各接点装置1及び電磁継電器100の使用形態を限定する趣旨ではない。
In the following, for the sake of explanation, the opposing direction of the fixed
固定接点311は固定端子31の下端部(一端部)に保持されており、固定接点321は固定端子32の下端部(一端部)に保持されている。
The fixed
一対の固定端子31,32は、前後方向に並ぶように配置されている(図1参照)。一対の固定端子31,32の各々は、導電性の金属材料からなる。一対の固定端子31,32は、一対の固定接点311,321に外部回路(バッテリ及び負荷)を接続するための端子として機能する。本実施形態では、一例として銅(Cu)で形成された固定端子31,32を用いることとするが、固定端子31,32を銅製に限定する趣旨ではなく、固定端子31,32は銅以外の導電性材料で形成されていてもよい。
The pair of fixed
一対の固定端子31,32の各々は、上下方向に直交する平面内での断面形状が円形状となる円柱状に形成されている。ここでは、一対の固定端子31,32の各々は、上端部(他端部)側の径が下端部(一端部)側の径よりも大きく、正面視がT字状となるように構成されている。一対の固定端子31,32は、筐体4の上面から一部(他端部)が突出した状態で、筐体4に保持される。具体的には、一対の固定端子31,32の各々は、筐体4の上壁に形成されている開口孔を貫通した状態で、筐体4に固定されている。
Each of the pair of fixed
可動接触子8は、上下方向に厚みを有し、かつ左右方向よりも前後方向に長い板状に形成されている。可動接触子8は、その長手方向(前後方向)の両端部を一対の固定接点311,321に対向させるように、一対の固定端子31,32の下方に配置されている(図3参照)。可動接触子8のうち、一対の固定接点311,321に対向する部位には、一対の可動接点81,82が設けられている(図3参照)。
The
可動接触子8は、筐体4に収納されている。可動接触子8は、筐体4の下方に配置された電磁石装置10によって上下方向に移動する。これにより、可動接触子8は、閉位置と開位置との間で移動することになる。図1は、可動接触子8が閉位置に位置する状態を示しており、この状態では、可動接触子8に保持されている一対の可動接点81,82が、それぞれ対応する固定接点311,321に接触する。一方、可動接触子8が開位置に位置する状態では、可動接触子8に保持されている一対の可動接点81,82が、それぞれ対応する固定接点311,321から離れる。
The
したがって、可動接触子8が閉位置にあるとき、一対の固定端子31,32間は可動接触子8を介して短絡する。すなわち、可動接触子8が閉位置にあれば、可動接点81,82が固定接点311,321に接触するので、固定端子31は、固定接点311、可動接点81、可動接触子8、可動接点82及び固定接点321を介して、固定端子32と電気的に接続される。そのため、バッテリ及び負荷の一方に固定端子31が電気的に接続され、他方に固定端子32が電気的に接続されていれば、可動接触子8が閉位置にあるときに、接点装置1aはバッテリから負荷への直流電力の供給路を形成する。
Therefore, when the
ここで、可動接点81,82は、可動接触子8に保持されていればよい。そのため、可動接点81,82は、可動接触子8の一部が打ち出されるなどして可動接触子8と一体に構成されていてもよいし、可動接触子8とは別部材からなり、例えば溶接等により、可動接触子8に固定されていてもよい。同様に、固定接点311,321は、固定端子31,32に保持されていればよい。そのため、固定接点311,321は、固定端子31,32と一体に構成されていてもよいし、固定端子31,32とは別部材からなり、例えば溶接等により、固定端子31,32に固定されていてもよい。
Here, the
可動接触子8は、中央部位に貫通孔83を有している。本実施形態では、貫通孔83は、可動接触子8における一対の可動接点81,82の中間に形成されている。貫通孔83は、可動接触子8を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔83は、後述する第1シャフト15aを通すための孔である。なお、接点装置1bの可動接触子8の貫通孔83は、後述する第2シャフト15bを通すための孔である。
The
第1ヨーク6は、磁性体であって、例えば、鉄等の金属材料で形成されている。第1ヨーク6は、第1シャフト15aの先端部(上端部)に固定されている。第1シャフト15aは、可動接触子8の貫通孔83を通して可動接触子8を貫通しており、第1シャフト15aの先端部(上端部)は、可動接触子8の上面から上方に突出する。そのため、第1ヨーク6は、可動接触子8の上方に位置する(図1、図3参照)。
The
第2ヨーク7は、磁性体であって、例えば、鉄等の金属材料で形成されている。第2ヨーク7は、可動接触子8の下面に固定されている(図1、図3参照)。これにより、第2ヨーク7は、可動接触子8の上下方向の移動に伴って上下方向に移動する。
The
第2ヨーク7は、中央部位に貫通孔71を有している。本実施形態では、貫通孔71は、可動接触子8の貫通孔83に対応する位置に形成されている。貫通孔71は、第2ヨーク7を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔71は、第1シャフト15a及び後述する第1接圧ばね17aを通すための孔である。なお、接点装置1bの第2ヨーク7の貫通孔71は、第2シャフト15b及び後述する第2接圧ばね17bを通すための孔である。
The
このような形状によれば、可動接触子8を電流が流れた場合には、第1ヨーク6及び第2ヨーク7で形成される磁路を通る磁束が生じる。その結果、第1ヨーク6と第2ヨーク7との間に吸引力が作用する。
According to such a shape, when a current flows through the
筐体4は、例えば酸化アルミニウム(アルミナ)等のセラミック製である。筐体4は、左右方向よりも前後方向に長い中空の直方体状(図2A参照)に形成されている。筐体4の下面は開口している。筐体4は、一対の固定接点311,321と、可動接触子8と、第1ヨーク6と、第2ヨーク7と、を収容する。筐体4の上面には、一対の固定端子31,32を通すための一対の開口孔が形成されている。一対の開口孔は、それぞれ円形状に形成されており、筐体4の上壁を厚み方向(上下方向)に貫通している。一方の開口孔には固定端子31が通され、他方の開口孔には固定端子32が通されている。一対の固定端子31,32と筐体4とは、ろう付けによって結合される。
The
筐体4は、一対の固定接点311,321と、可動接触子8とを収容する箱状に形成されていればよく、本実施形態のような中空の直方体状に限らず、例えば中空の楕円筒状や、中空の多角柱状などであってもよい。つまり、ここでいう箱状は、内部に一対の固定接点311,321と、可動接触子8とを収容する空間を有する形状全般を意味しており、直方体状に限定する趣旨ではない。筐体4は、セラミック製に限らず、例えば、ガラス又は樹脂等の絶縁材料にて形成されていてもよいし、金属製であってもよい。筐体4は、磁気により磁性体とならない非磁性材料からなることが好ましい。
The
フランジ5は、非磁性の金属材料で形成されている。非磁性の金属材料は、例えば、SUS304等のオーステナイト系ステンレスである。フランジ5は、前後方向に長い中空の直方体状に形成されている。フランジ5の上面及び下面は開口している。フランジ5は、筐体4と電磁石装置10との間に配置される(図1〜図3参照)。フランジ5は、筐体4、及び後述する電磁石装置10の第1継鉄上板111aに対して気密接合されている。これにより、筐体4、フランジ5及び第1継鉄上板111aで囲まれた接点装置1の内部空間を、気密空間とすることができる。フランジ5は、非磁性でなくともよく、例えば、42アロイ等の鉄を主成分とする合金であってもよい。
The
絶縁部41は、合成樹脂製であって電気絶縁性を有する。絶縁部41は、矩形板状に形成されている。絶縁部41は、可動接触子8の下方に位置する。絶縁部41は、可動接点81,82と固定接点311,321と間から発生したアークによる短絡を防止する。絶縁部41は、中央部位に貫通孔42を有している。本実施形態では、貫通孔42は、可動接触子8の貫通孔83に対応する位置に形成されている。貫通孔42は、絶縁部41を厚み方向(上下方向)に貫通している。貫通孔42は、第1シャフト15aを通すための孔である。なお、接点装置1bの絶縁部41の貫通孔42は、第2シャフト15bを通すための孔である。
The insulating
(1.3)電磁石装置
次に、電磁石装置10の構成について説明する。
(1.3) Electromagnet Device Next, the configuration of the
電磁石装置10は、2つの接点装置1のそれぞれが有する可動接触子8の下方に配置される。電磁石装置10は、図1に示すように、第1固定子12a(第1固定コア)と、第2固定子12b(第2固定コア)と、第1可動子13aと、第2可動子13bと、励磁コイル14と、を有している。
The
電磁石装置10は、励磁コイル14への通電時に励磁コイル14で生じる磁界によって第1固定子12aに第1可動子13aを、第2固定子12bに第2可動子13bをそれぞれ吸引し、第1可動子13a及び第2可動子13bを上方に移動させる。
The
ここでは、電磁石装置10は、更に、第1継鉄11aと、第2継鉄11bと、第1シャフト15aと、第2シャフト15bと、第1接圧ばね17aと、第2接圧ばね17bと、第1復帰ばね18aと、第2復帰ばね18bと、コイルボビン19と、を有している。電磁石装置10は、更に、第1ブッシュ20aと、第2ブッシュ20bと、第1プランジャキャップ21aと、第2プランジャキャップ21bと、を有している。
Here, the
第1継鉄11aは第1継鉄上板111aを、第2継鉄11bは第2継鉄上板111bを、それぞれ有している。
The
第1固定子12aは、第1継鉄上板111aの下面中央部から下方に突出する形の円筒状に形成された固定鉄芯である。第1固定子12aの上端部は第1継鉄上板111aに固定されている。
The
第2固定子12bは、第2継鉄上板111bの下面中央部から下方に突出する形の円筒状に形成された固定鉄芯である。第2固定子12bの上端部は第2継鉄上板111bに固定されている。
The
第1可動子13aは、円柱状に形成された可動鉄芯である。第1可動子13aは、第1固定子12aの下方において、その上端面を第1固定子12aの下端面に対向させるように配置されている。第1可動子13aは、上下方向に移動可能に構成されている。第1可動子13aは、その上端面が第1固定子12aの下端面に接触した励磁位置(図1、図3参照)と、その上端面が第1固定子12aの下端面から離れた非励磁位置との間で移動する。第1可動子13aは、励磁コイル14の通電に応じて、第1固定子12aとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。具体的には、第1可動子13aは、励磁コイル14の通電に応じて、上方向に移動する。
The
第2可動子13bは、円柱状に形成された可動鉄芯である。第2可動子13bは、第2固定子12bの下方において、その上端面を第2固定子12bの下端面に対向させるように配置されている。第2可動子13bは、上下方向に移動可能に構成されている。第2可動子13bは、その上端面が第2固定子12bの下端面に接触した励磁位置(図1参照)と、その上端面が第2固定子12bの下端面から離れた非励磁位置との間で移動する。第2可動子13bは、励磁コイル14の通電に応じて、第2固定子12bとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。具体的には、第2可動子13bは、励磁コイル14の通電に応じて、上方向に移動する。
The 2nd needle |
励磁コイル14は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで筐体4の下方に配置されている。本実施形態では、励磁コイル14の内側に、第1固定子12a、第1可動子13a、第2固定子12b及び第2可動子13bが配置されている(図1参照)。
The
第1継鉄11aは、励磁コイル14の外側に配置されており、第1継鉄上板111aとU字形状の第1U字継鉄112aとを有している。第1U字継鉄112aは、電磁石装置10の下方向に配置された底部継鉄120aと、第1側部継鉄121aと、第2側部継鉄122aとを有する(図2B参照)。底部継鉄120aの前方向の端部から上方向に延在するように第1側部継鉄121aが設けられている。底部継鉄120aの後方向の端部から上方向に延在するように第2側部継鉄122aが設けられている。第1U字継鉄112aは、第1側部継鉄121a及び第2側部継鉄122aの上端部で、第1継鉄上板111aとかしめ結合されている。これにより、第1継鉄上板111aの前後方向の両端は、固定支持されるので、第1継鉄上板111aが下方向に変形する可能性を低くすることができる。
The
第1継鉄11aは、第1固定子12a及び第1可動子13aと共に、励磁コイル14の通電時に生じる磁束が通る第1磁気回路50を形成する(図2B参照)。そのため、第1継鉄11aと第1固定子12aと第1可動子13aとはいずれも磁性材料から形成されている。第1継鉄上板111aは、第1継鉄11aの一部を構成している。言い換えると、第1継鉄11aの少なくとも一部(第1継鉄上板111a)は、励磁コイル14と接点装置1aの可動接触子8との間に位置する。第1継鉄上板111aは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成されており、接点装置1aのフランジ5と溶接により結合される。第1U字継鉄112aは、鋼板(SPCC)で形成されている。
The
第2継鉄11bは、励磁コイル14の外側に配置されており、第2継鉄上板111bとU字形状の第2U字継鉄112bとを有している。第2U字継鉄112bは、電磁石装置10の下方向に配置された底部継鉄120bと、第1側部継鉄121bと、第2側部継鉄122bとを有する(図2C参照)。底部継鉄120bの前方向の端部から上方向に延在するように第1側部継鉄121bが設けられている。底部継鉄120bの後方向の端部から上方向に延在するように第2側部継鉄122bが設けられている。第1U字継鉄112bは、第1側部継鉄121b及び第2側部継鉄122bの上端部で、第2継鉄上板111bとかしめ結合されている。これにより、第2継鉄上板111bの前後方向の両端は、固定支持されるので、第2継鉄上板111bが下方向に変形する可能性を低くすることができる。
The
第2継鉄11bは、第2固定子12b及び第2可動子13bと共に、励磁コイル14の通電時に生じる磁束が通る第2磁気回路51を形成する(図2C参照)。そのため、第2継鉄11bと第2固定子12bと第2可動子13bとはいずれも磁性材料から形成されている。第2継鉄上板111bは、第2継鉄11bの一部を構成している。言い換えると、第2継鉄11bの少なくとも一部(第2継鉄上板111b)は、励磁コイル14と接点装置1bの可動接触子8との間に位置する。第1継鉄上板111aは、ステンレス鋼材(SUS430)で形成されており、接点装置1bのフランジ5と溶接により結合される。第2U字継鉄112bは、鋼板(SPCC)で形成されている。
The
本実施形態では、励磁コイル14が発生する磁束のうち第1継鉄11aを通る磁束が、実質的に第1固定子12aと第1可動子13aとの間を通り、及び励磁コイル14が発生する磁束のうち第2継鉄11bを通る磁束が、実質的に第2固定子12bと第2可動子13bと間を通るように、第1磁気回路50及び第2磁気回路51は構成されている。例えば、励磁コイル14が発生する磁束のうち第1継鉄11aを通る磁束の90%以上、好ましくは95%以上が、第1固定子12aと第1可動子13a間を通り、励磁コイル14が発生する磁束のうち第2継鉄11bを通る磁束の90%以上、好ましくは95%以上が、第2固定子12bと第2可動子13b間を通るように、第1継鉄11aと第2継鉄11bが設けられている。なお、これらの数値は一例であり、これらの数値に限定する趣旨ではない。
In the present embodiment, the magnetic flux passing through the
第1接圧ばね17aは、接点装置1aの可動接触子8の下面と接点装置1aの絶縁部41の上面との間に配置されている。第1接圧ばね17aは、接点装置1aの可動接触子8を上方へと付勢するコイルばねである(図1参照)。
The first
第2接圧ばね17bは、接点装置1bの可動接触子8の下面と接点装置1bの絶縁部41の上面との間に配置されている。第2接圧ばね17bは、接点装置1bの可動接触子8を上方へと付勢するコイルばねである(図1参照)。
The second contact pressure spring 17b is disposed between the lower surface of the
第1復帰ばね18aは、少なくとも一部が第1固定子12aの内側に配置されている。第1復帰ばね18aは、第1可動子13aを下方(非励磁位置)へ付勢するコイルばねである。第1復帰ばね18aの一端は第1可動子13aの上端面に接続され、第1復帰ばね18aの他端は第1継鉄上板111aを貫通している(図1参照)。
At least a part of the
第2復帰ばね18bは、少なくとも一部が第2固定子12bの内側に配置されている。第2復帰ばね18bは、第2可動子13bを下方(非励磁位置)へ付勢するコイルばねである。第2復帰ばね18bの一端は第2可動子13bの上端面に接続され、第2復帰ばね18bの他端は第2継鉄上板111bを貫通している(図1参照)。
At least a part of the second return spring 18b is arranged inside the
第1シャフト15aは、非磁性材料からなる。第1シャフト15aは、上下方向に延びた丸棒状に形成されている。第1シャフト15aは、電磁石装置10で発生した駆動力を、電磁石装置10の上方に設けられている接点装置1aへ伝達する。第1シャフト15aは、第1接圧ばね17aの内側、第1継鉄上板111aの中央部に形成された貫通孔、第1固定子12aの内側、及び第1復帰ばね18aの内側を通って、その下端部が第1可動子13aに固定されている。第1シャフト15aの上端部には、接点装置1aの第1ヨーク6が固定されている。
The
第2シャフト15bは、非磁性材料からなる。第2シャフト15bは、上下方向に延びた丸棒状に形成されている。第2シャフト15bは、電磁石装置10で発生した駆動力を、電磁石装置10の上方に設けられている接点装置1bへ伝達する。第2シャフト15bは、第2接圧ばね17bの内側、第2継鉄上板111bの中央部に形成された貫通孔、第2固定子12bの内側、及び第2復帰ばね18bの内側を通って、その下端部が第2可動子13bに固定されている。第2シャフト15bの上端部には、接点装置1bの第1ヨーク6が固定されている。
The
コイルボビン19は、合成樹脂製であって励磁コイル14が巻き付けられている。コイルボビン19は、励磁コイル14の巻軸となる部位である軸部19aを有する。軸部19aの上下方向における両端には、凹凸部190、195が設けられている。具体的には、軸部19aの上方向の端部には、左右方向に突出した複数の凸部191と左右方向に凹んだ複数の凹部192とが、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に設けられている。これにより、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向において、左右方向に凸凹した凹凸部190が形成されている。
The
軸部19aの下方向の端部には、左右方向及び下方向に突出し、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に所定の間隔で配置された複数の絶縁板196(ここでは、2つの絶縁板196)が設けられている。これにより、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向において左右方向及び上下方向に凸凹した凹凸部190が形成されている。
A plurality of insulating plates projecting in the left-right direction and the lower direction at the lower end of the
また、軸部19aの上方向の端部には、上方向に突出する絶縁板193が設けられている。ここでは、絶縁板193は1つ設けられる構成としているが、複数の絶縁板193が、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に所定の間隔で配置されてもよい。複数の絶縁板193が第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向に所定の間隔で配置されることで、軸部19aの上方向の端部においても、第1継鉄上板111aと第2継鉄上板111bの並び方向において上下方向に凸凹した凹凸部が形成されることになる。
Further, an insulating
つまり、凹凸部190,195及び絶縁板193は、第1U字継鉄112aと第2U字継鉄112bとの間に設けられている。凹凸部190,195及び絶縁板193,196は、本開示の絶縁部材に相当する。
That is, the
これにより、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間は、合成樹脂製のコイルボビン19、つまり絶縁性のコイルボビン19によって区切られているので、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の電気的な絶縁性を保つことができる。また、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間に凹凸部190,195を設けることで、沿面距離を大きくしているので、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の電気的な絶縁性を高くすることができる。
Thus, the
第1プランジャキャップ21aは、円筒形に形成されている。第1プランジャキャップ21aは、第1固定子12a及び第1可動子13aを収納し、第1可動子13aの移動方向を上下に規制する。
The
第2プランジャキャップ21bは、円筒形に形成されている。第2プランジャキャップ21bは、第2固定子12b及び第2可動子13bを収納し、第2可動子13bの移動方向を上下に規制する。
The
第1ブッシュ20aは、円筒形に形成されている。第1ブッシュ20aは、第1ブッシュ20aの円筒の軸が励磁コイル14の軸に沿うように、コイルボビン19の内部に配置されている。第1ブッシュ20aは、第1プランジャキャップ21aの下方の部位を収納する。
The
第2ブッシュ20bは、円筒形に形成されている。第2ブッシュ20bは、第2ブッシュ20bの円筒の軸が励磁コイル14の軸に沿うように、コイルボビン19の内部に配置されている。第2ブッシュ20bは、第2プランジャキャップ21bの下方の部位を収納する。
The
この構成により、電磁石装置10で発生した駆動力で第1可動子13a及び第2可動子13bが上下方向に移動するのに伴い、接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8が上下方向に移動する。
With this configuration, as the first
(2)動作
次に、上述した構成の接点装置1a,1b及び電磁石装置10を備えた電磁継電器100の動作について簡単に説明する。
(2) Operation Next, the operation of the
励磁コイル14に通電されていないとき(非通電時)には、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じないため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力によって非励磁位置に位置する。このとき、第1シャフト15aは、接圧ばね17aのばね力に抗って、下方に引き下げられている。接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aにて上方への移動が規制される。これにより、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82は接点装置1aの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1aは開状態となる。この状態では、接点装置1aの固定端子31,32間は非導通である。
When the
励磁コイル14に通電されていないとき(非通電時)には、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じないため、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力によって非励磁位置に位置する。このとき、第2シャフト15bは、接圧ばね17bのばね力に抗って、下方に引き下げられている。接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bにて上方への移動が規制される。これにより、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における下端位置である開位置に位置する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82は接点装置1bの固定接点311,321から離れることになり、接点装置1bは開状態となる。この状態では、接点装置1bの固定端子31,32間は非導通である。
When the
一方、励磁コイル14に通電されると、第1可動子13aと第1固定子12aとの間及び第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じる。磁気吸引力は、第1可動子13aと第1固定子12a間のギャップ、及び第2可動子13bと第2固定子12b間のギャップが小さくなるように作用する。そのため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力に抗して上方に、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力に抗して上方に、それぞれ引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第1シャフト15aが上方に押し上げられるため、接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aによる上方への移動規制が解除される。同様に、第2シャフト15bが上方に押し上げられるため、接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bによる上方への移動規制が解除される。
On the other hand, when the
そして、第1接圧ばね17aが接点装置1aの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1aは閉状態となる。この状態では、接点装置1aは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。同様に、第2接圧ばね17bが接点装置1bの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1bは閉状態となる。この状態では、接点装置1bは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。
Then, the first
このように、電磁石装置10は、励磁コイル14の通電状態の切り替えにより第1可動子13a及び第2可動子13bに作用する吸引力を制御し、第1可動子13a及び第2可動子13bを上下方向に移動させることにより、接点装置1a,1bの開状態と閉状態とを切り替えるための駆動力を発生する。
As described above, the
(3)利点
電磁石装置10は、第1固定子12a、第2固定子12b、第1可動子13a及び第2可動子13bが励磁コイル14の内側に備え、励磁コイル14の外側に第1継鉄11a及び第2継鉄11bを備える。これにより、1つの電磁石装置10において、2つの可動子(第1可動子13a、第2可動子13b)を可動させることできる。つまり、1つの電磁石装置10は、2つの接点装置1を駆動させることができる。
(3) Advantages In the
第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間に絶縁部材(凹凸部190,195、絶縁板193)を設けているので、第1可動子13a及び第2可動子13bを可動させる場合であっても絶縁性を保つことができる。
Since the insulating members (
なお、本実施形態では、励磁コイル14の内側には、第1固定子12a、第1可動子13a、第2固定子12b及び第2可動子13bが配置される構成としたが、この構成に限定されない。励磁コイル14の内側には、第1固定子12a及び第2固定子12bが配置される構成であってもよいし、第1可動子13a及び第2可動子13bが配置される構成であってもよい。つまり、第1固定子12aと第2固定子12bとの組、及び第1可動子13aと第2可動子13bとの組のうち少なくとも一方の組が、励磁コイル14の内側に配置される構成であればよい。
In the present embodiment, the
(4)変形例
以下、実施形態の変形例について述べる。以下、実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
(4) Modified Examples Hereinafter, modified examples of the embodiment will be described. Hereinafter, the same components as those in the embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted as appropriate. The modifications described below can be applied in combination with the above embodiment as appropriate.
(4.1)変形例1
実施形態において、励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有してもよい。本変形例では、第1コイル141は、第2コイル142の内側に配置されている(図4参照)。
(4.1)
In the embodiment, the
第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へと移動する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際に、第1コイル141及び第2コイル142に通電される。更に第1可動子13a及び第2可動子13bが励磁位置での状態を保持する。接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が閉位置の状態を保持する際に、第1コイル141と第2コイル142との少なくともいずれか一方に通電される。例えば、第1コイル141を通電し、第2コイル142を非通電とすることができる。本変形例では、第1コイル141と、第2コイル142の軸は同一である。
The
この場合、例えば、第1可動子13a及び第2可動子13bを非励磁位置から励磁位置へと移動させる際に、第1コイル141及び第2コイル142に通電する。これにより、第1可動子13aと第1固定子12aとの間及び第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力に抗して上方に、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力に抗して上方に、それぞれ引き寄せられ励磁位置に移動する。その結果、第1シャフト15aが上方に押し上げられるため、接点装置1aの可動接触子8は、第1シャフト15aによる上方への移動規制が解除される。同様に、第2シャフト15bが上方に押し上げられるため、接点装置1bの可動接触子8は、第2シャフト15bによる上方への移動規制が解除される。
In this case, for example, when the first
そして、第1接圧ばね17aが接点装置1aの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1aの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1aの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1aは閉状態となる。この状態では、接点装置1aは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。同様に、第2接圧ばね17bが接点装置1bの可動接触子8を上方に付勢することで、接点装置1bの可動接触子8は、その可動範囲における上端位置である閉位置に移動する。そのため、接点装置1bの可動接点81,82が固定接点311,321に接触することになり、接点装置1bは閉状態となる。この状態では、接点装置1bは閉状態にあるので、固定端子31,32間は導通する。
Then, the first
その後、通電を第1コイル141及び第2コイル142から第1コイル141と第2コイル142との少なくともいずれか一方のコイル(例えば第1コイル141)に外部からの制御で切り替えることで、接点装置1a,1bの閉状態は保持される。
Then, the contact device is switched by externally controlling the energization from the
なお、第2コイル142が、第1コイル141の内側に配置されてもよい。
Note that the
また、第1コイル141と第2コイル142とは、上下方向に並ぶように配置されてもよい。例えば、第2コイル142は、第1コイル141の上方向に配置されてもよい(図5参照)。この場合においても、第1コイル141と、第2コイル142の軸は同一である。また、第1コイル141が、第2コイル142の上方向に配置されてもよい。
Further, the
接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動させるには、第1復帰ばね18a及び第2復帰ばね18bを押し上げる力が必要となる。そのため、コイルに大きな電流を投入する必要がある。一方、接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方を開位置から閉位置へと移動させるために必要とする電流よりも小さい電流で、可動接触子8を閉位置の状態で保持させることができる。本変形例では、励磁コイル14は、第1コイル141と第2コイル142とを有している。接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方を開位置から閉位置へと移動させるために、第1コイル141と第2コイル142とに電流を投入し、双方の可動接触子8を閉位置の状態で保持させるために、例えば第1コイル141のみ電流を投入している。第1コイル141のみに流れる電流の量は、第1コイル141と第2コイル142とに流れる電流の量よりも少ない。つまり、投入する電流を第1コイル141と第2コイル142との双方から第1コイル141に切り替えることで、消費電流を低減することができる。
In order for both the
なお、本変形例では、第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へと移動する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際には、第1コイル141及び第2コイル142の双方に通電する構成としたが、この構成に限定されない。接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際には、第1コイル141及び第2コイル142のうち一方のみに通電してもよい。
In this modification, the
(4.2)変形例2
実施形態において、電磁石装置10は、励磁コイル14の他、励磁コイル145,146を有してもよい。
(4.2) Modification 2
In the embodiment, the
本変形例では、励磁コイル14は、接点装置1a,1bの閉状態を保持するためのコイルとして用いることができる。励磁コイル145は、接点装置1aの可動接触子8を開位置から閉位置へと移動させるためのコイルとして、励磁コイル146は、接点装置1bの可動接触子8を開位置から閉位置へと移動させるためのコイルとして、それぞれ用いることができる。
In this modification, the
励磁コイル14の内側には、励磁コイル145、励磁コイル146が配置されている(図6参照)。
An
励磁コイル145は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで接点装置1aの下方に配置されている。励磁コイル145の内側に、第1固定子12a及び第1可動子13aが配置される。励磁コイル145に導通されると、励磁コイル145で発生する磁束は、第1継鉄11a、第1固定子12a及び第1可動子13aを通る。励磁コイル145に通電したときに生じる磁束は、第1磁気回路50において、励磁コイル14に通電したときに生じる磁束の向きと同じ方向である。つまり、第1磁気回路50には、励磁コイル14の通電時に生じる磁束と励磁コイル145の通電時に生じる磁束の少なくとも一方が通る。
The
励磁コイル146は、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで接点装置1bの下方に配置されている。励磁コイル146の内側に、第2固定子12b及び第2可動子13bが配置される。励磁コイル146に導通されると、励磁コイル146で発生する磁束は、第2継鉄11b、第2固定子12b及び第2可動子13bを通る。励磁コイル146に通電したときに生じる磁束は、第1磁気回路50において、励磁コイル14に通電したときに生じる磁束の向きと同じ方向である。つまり、第2磁気回路51には、励磁コイル14aの通電時に生じる磁束と励磁コイル145の通電時に生じる磁束の少なくとも一方が通る。
The
例えば、励磁コイル145に通電し、励磁コイル146に通電しない場合には、第1固定子12aと第1可動子13aとには励磁コイル145の発生した磁束が通る。一方、第2固定子12bと第2可動子13bとには励磁コイル145の発生した磁束は実質的に通らない。そのため、第1磁気回路50の第1固定子12aと第1可動子13a間のギャップにおける磁束密度と、第2磁気回路51の第2固定子12bと第2可動子13b間のギャップにおける磁束密度との間で磁束密度に不均衡が生じる。
For example, when the
次に、本変形例の電磁継電器100の動作について簡単に説明する。
Next, operation | movement of the
励磁コイル14、励磁コイル145及び励磁コイル146に通電されていないとき(非通電時)には、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じないため、第1可動子13aは、第1復帰ばね18aのばね力によって非励磁位置に位置する。これにより、接点装置1aは開状態となる。
When the
励磁コイル14、励磁コイル145及び励磁コイル146に通電されていないとき(非通電時)には、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じないため、第2可動子13bは、第2復帰ばね18bのばね力によって非励磁位置に位置する。これにより、接点装置1bは開状態となる。
When the
一方、励磁コイル14及び励磁コイル145に通電されると、第1可動子13aと第1固定子12aとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第1可動子13aは、上方に引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第1シャフト15aが上方に押し上げられるため、接点装置1aは閉状態となる。
On the other hand, when the
励磁コイル14及び励磁コイル145の通電後、通電を励磁コイル145又は励磁コイル14のうちの一方に切り替えることで、接点装置1aと接点装置1bとのうち少なくとも接点装置1aの閉状態を保持することができる。
After energization of the
励磁コイル14及び励磁コイル146に通電されると、第2可動子13bと第2固定子12bとの間に磁気吸引力が生じる。そのため、第2可動子13bは、上方に引き寄せられ励磁位置に移動する。このとき、第2シャフト15bが上方に押し上げられるため、接点装置1bは閉状態となる。
When the
励磁コイル14及び励磁コイル146の通電後、通電を励磁コイル146又は励磁コイル14のうちの一方に切り替えることで、接点装置1aと接点装置1bとのうち少なくとも接点装置1bの閉状態を保持することができる。
After energization of the
本変形例では、励磁コイル14が接点装置1a,1bの閉状態を保持するために用いる第1機能コイルとしての機能を有し、励磁コイル145,146が接点装置1a,1bを閉状態から開状態へ変位させるために用いる第2機能コイルとしての機能を有する。具体例として、励磁コイル14a,145,146に通電することで、接点装置1a,1bは閉状態となる。その後、通電を励磁コイル14a,145,146から励磁コイル14aのみに切り替える。これにより、接点装置1aと接点装置1bを閉状態に保持し続けることができ、消費電流を低減することができる。
In this modification, the
本変形例では、励磁コイル14が第2機能コイルとしての機能を有し、励磁コイル145,146が第1機能コイルとしての機能を有してもよい。具体例として、励磁コイル14a,145,146に通電することで、接点装置1a,1bを閉状態とする。その後、通電を励磁コイル14a,145,146から励磁コイル14aを非通電とし励磁コイル145,146の通電に切り替える。これにより、接点装置1aと接点装置1bを閉状態に保持し続けることができ、消費電流を低減することができる。
In this modification, the
また、接点装置1a,1bのうち一方のみを開状態となるように制御も可能である。
具体例として、接点装置1a,1bの双方が閉状態である場合に接点装置1bのみを開状態とする場合について説明する。励磁コイル14及び励磁コイル145,146に通電し、接点装置1a,1bの双方を閉状態とする。次に励磁コイル145,146に通電している間に、励磁コイル14を非通電にする。その後、通電を励磁コイル145,146のうち少なくとも一方に切り替える。例えば、励磁コイル146を非通電にする。このとき、励磁コイル145には通電中である。これにより、接点装置1aを閉状態としたままで、接点装置1bを開状態にすることができる。つまり、電磁石装置10は、接点装置1a,1bに対して個別に開閉状態を制御することができる。
It is also possible to control so that only one of the
As a specific example, a case where only the
なお、励磁コイル14と、励磁コイル145及び励磁コイル146とは、上下方向に並ぶように配置されてもよい。例えば、励磁コイル145及び励磁コイル146は、励磁コイル14の上方向に配置されてもよい(図7参照)。また、励磁コイル14が、励磁コイル145及び励磁コイル146の上方向に配置されてもよい。また、励磁コイル145が励磁コイル14の上方向に、励磁コイル146が励磁コイル14の下方に配置されてもよい。または、励磁コイル146が励磁コイル14の上方向に、励磁コイル145が励磁コイル14の下方に配置されてもよい。
In addition, the
また、本変形例では、電磁石装置10は、励磁コイル14の他、2つの励磁コイル145,146を有する構成としたが、この構成に限定されない。電磁石装置10は、2つの励磁コイル145,146のうち1つの励磁コイルを有してもよい。
In this modification, the
また、本変形例では、励磁コイル14は、変形例1で説明した第1コイル141及び第2コイル142を有する構成でもよい。このとき、電磁石装置10は、励磁コイル145,146のうち一方のみを備えてもよいし、双方を有してもよい。この場合、励磁コイル145,146は、第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へとそれぞれ移動する際のアシストを行うことができる。
In the present modification, the
また、本変形例において、励磁コイル145,146は、励磁コイル14が発生する磁束の向きとは逆の向きに磁束を発生させてもよい。この場合、接点装置1a,1bの双方が閉状態である場合に、例えば励磁コイル145に通電すると、励磁コイル14が発生する磁束の少なくとも一部は、励磁コイル145が発生する磁束によってキャンセルされる。そのため、第1固定子12aと第1可動子13aとの間の磁気結合が弱まり、その結果、接点装置1aは開状態となる。これにより、接点装置1a,1bに対して個別に開閉状態を制御することができる。
In this modification, the
(4.3)変形例3
実施形態では、第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aとU字形状の第1U字継鉄112aとを有し、第2継鉄11bは、第2継鉄上板111bとU字形状の第2U字継鉄112bとを有する構成とした。しかしながら、この構成に限定されない。
(4.3) Modification 3
In the embodiment, the
第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aとL字形状の第1L字継鉄125aとを有し、第2継鉄11bは、第2継鉄上板111bとL字形状の第2L字継鉄125bとを有する構成であってもよい。
The
第1L字継鉄125aは、電磁石装置10の下方向に配置された底部継鉄126aと側部継鉄127aとを有する(図8A参照)。底部継鉄126aの前後方向の両端のうち一端部から上方向に延在するように側部継鉄127aが設けられている。本変形例では、第1継鉄11aの側部継鉄127aは、底部継鉄126aの前方向の端部から上方向に延在するように設けられている。第1L字継鉄125aは、側部継鉄127aの上端部で、第1継鉄上板111aとかしめ結合されている。これにより、第1継鉄上板111aの前後方向の両端のうち一端(ここでは、前方向の端部)は、固定支持される。
The first L-shaped
第2L字継鉄125bは、電磁石装置10の下方向に配置された底部継鉄126bと側部継鉄127bとを有する(図8B参照)。底部継鉄126bの前後方向の両端のうち一端部から上方向に延在するように側部継鉄127bが設けられている。本変形例では、第2継鉄11bの側部継鉄127bは、底部継鉄126bの後方向の端部から上方向に延在するように設けられている。第2L字継鉄125bは、側部継鉄127bの上端部で、第2継鉄上板111bとかしめ結合されている。これにより、第2継鉄上板111bの前後方向の両端のうち一端(ここでは、後方向の端部)は、固定支持される。
The second L-shaped
この場合においても、実施形態で説明した第1磁気回路50及び第2磁気回路51(図8A、図8B参照)が形成されるので、本変形例の電磁石装置10は、接点装置1a、1bの開閉の制御を行うことができる。
Even in this case, since the first
なお、本変形例では、励磁コイル14に対して、第1継鉄11aの側部継鉄127aを前側に、第2継鉄11bの側部継鉄127bを後側に配置する構成としたが、この構成に限定されない。
In this modification, the
励磁コイル14に対して、第1継鉄11aの側部継鉄127aを後側に、第2継鉄11bの側部継鉄127bを前側に配置する構成であってもよい。
The structure which arrange | positions the
または、第1継鉄11aの側部継鉄127a及び第2継鉄11bの側部継鉄127bは、接点装置1a、1bの並び方向(左右方向)の沿って並ぶように配置されてもよい(図9参照)。
Alternatively, the
または、励磁コイル14に対して、第1継鉄11aの側部継鉄127a及び第2継鉄11bの側部継鉄127bは、同一側に配置される構成であってもよい。
Alternatively, the
なお、第1継鉄11aと第2継鉄11bとの電気的な絶縁の観点からすると、第1継鉄11aの側部継鉄127aと第2継鉄11bの側部継鉄127bとは、より離れた位置に配置されることが好ましい。
From the viewpoint of electrical insulation between the
また、本変形例では、第1継鉄上板111aは、側部継鉄127aとかしめ結合される構成としたが、この構成に限定されない。第1継鉄上板111aは、側部継鉄127aと圧入により結合されてもよい。または、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄125aとは一体形成されてもよい。
In the present modification, the first yoke
同様に、第2継鉄上板111bは、側部継鉄127bと圧入により結合されてもよい。または、第2継鉄上板111bと第1L字継鉄125aとは一体形成されてもよい。
Similarly, the second yoke
また、本実施形態では、第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aの下方に底部継鉄126aが配置されるように形成される構成としたが、この構成に限定されない。第1継鉄上板111aの上方に底部継鉄126aが配置されるように第1継鉄11aは形成されてもよい。同様に、第2継鉄上板111bの上方に底部継鉄126bが配置されるように第2継鉄11bは形成されてもよい。
In the present embodiment, the
(4.4)変形例4
実施形態及び変形例1〜3において、接点装置1a,1bの双方は、励磁コイル14に対して上方に配置される構成としたが、この構成に限定されない。
(4.4)
In the embodiment and the first to third modifications, both the
接点装置1a,1bのうち一方の接点装置は励磁コイル14に対して上方に配置され、他方の接点装置は励磁コイル14に対して下方に配置される構成であってもよい。
One of the
例えば、接点装置1aは励磁コイル14に対して上方に配置され、接点装置1bは励磁コイル14に対して下方に配置されてもよい(図10参照)。
For example, the
本変形例では、変形例3と同様に、第1継鉄11aは、第1継鉄上板111aと第1L字継鉄125aとを有し、第2継鉄11bは、第2継鉄上板111bと第2L字継鉄125bとを有している。
In the present modification, as in Modification 3, the
第1継鉄上板111a及び第2L字継鉄125bの底部継鉄126bは、励磁コイル14に対して上方に配置される。このとき、第1継鉄上板111a及び第2L字継鉄125bの底部継鉄126bは、上下方向に直交する同一平面上に配置されてもよいし、上下方向に直交し、互いに異なる平面上に配置されてもよい。本変形例では、第1継鉄上板111a及び第2L字継鉄125bの底部継鉄126bは、上下方向に直交し、互いに異なる平面上に配置されている(図10参照)。第1継鉄上板111aと第2L字継鉄125bの底部継鉄126bとの間の距離は、距離d1である。
The first yoke
第2継鉄上板111b及び第1L字継鉄125aの底部継鉄126aは、励磁コイル14に対して下方に配置される。このとき、第2継鉄上板111b及び第1L字継鉄125aの底部継鉄126aは、上下方向に直交する同一平面上に配置されてもよいし、上下方向に直交し、互いに異なる平面上に配置されてもよい。本変形例では、第2継鉄上板111b及び第1L字継鉄125aの底部継鉄126aは、上下方向に直交し、互いに異なる平面上に配置されている(図10参照)。第2継鉄上板111bと第1L字継鉄125aの底部継鉄126aとの間の距離も、距離d1である。
The second yoke
第1継鉄上板111aと第2L字継鉄125bの底部継鉄126bとを上下方向に離し、かつ第2継鉄上板111bと第1L字継鉄125aの底部継鉄126aとを上下方向に離すことで、上下方向において絶縁構造を設けることができる。
The first yoke
本変形例では、接点装置1aを励磁コイル14に対して上方に、接点装置1bを励磁コイル14に対して下方に、それぞれ配置している。これにより、第2継鉄11bの底部継鉄126bの端部128bから第1継鉄11aの側部継鉄127aまでの長さを、第1継鉄上板111aの先端部118aから第1継鉄11aの側部継鉄127aまでの長さよりも短くすることができる(図10参照)。同様に、第1継鉄11aの底部継鉄126aの端部128aから第2継鉄11bの側部継鉄127bまでの長さを、第2継鉄上板111bの先端部118bから第2継鉄11bの側部継鉄127bまでの長さよりも短くすることができる。その結果、本変形例の電磁継電器100の左右方向における長さを短くすることができる。
In this modification, the
(4.5)変形例5
実施形態では、接点装置1aの固定端子31,32、及び接点装置1bの固定端子31,32は前後方向に並ぶように配置された構成としたが、この構成に限定されない。
(4.5)
In the embodiment, the fixed
接点装置1aの固定端子31,32、及び接点装置1bの固定端子31,32は左右方向に並ぶ構成であってもよい。これにより、前後方向の長さを短くすることができる。例えば、上下方向及び左右方向を含む平面に対して電磁継電器100を取り付ける場合、低背化を実現することができる。
The fixed
なお、本変形例は、他の変形例に適用可能である。 This modification can be applied to other modifications.
(4.6)変形例6
実施形態で説明した励磁コイル14は、上下方向から見て楕円形状の巻回である。また、励磁コイル14は、上下方向から見て8の字形状の巻回であってもよい。この場合、8の字形状の励磁コイル14では、2つの開口部が形成される。2つの開口部のうち一方の開口部(第1開口部)には、第1固定子12a及び第1可動子13aが挿入される。他方の開口部(第2開口部)には、第2固定子12b及び第2可動子13bが挿入される。
(4.6)
The
例えば、励磁コイル14において第1開口部を形成する部位で電流が右回りに流れるとすると、第2開口部を形成する部位では電流は左回りに流れる。そのため、第1開口部では上向きの磁束が発生し、第2開口部では下向きの磁束が発生する。この場合、接点装置1aは上向きに発生した磁束により閉状態となり、接点装置1bは下向きに発生した磁束により閉状態となる。励磁コイル14において第2開口部を形成する部位で電流が右回りに流れるとすると、第1開口部を形成する部位では電流は左回りに流れる。そのため、第2開口部では上向きの磁束が発生し、第1開口部では下向きの磁束が発生する。この場合、接点装置1aは下向きに発生した磁束により閉状態となり、接点装置1bは上向きに発生した磁束により閉状態となる。
For example, if the current flows clockwise at the site where the first opening is formed in the
また、8の字形状の励磁コイル14の外側に別の励磁コイルを設けてもよい。この場合、例えば、第1可動子13a及び第2可動子13bが非励磁位置から励磁位置へと移動する、つまり接点装置1aの可動接触子8及び接点装置1bの可動接触子8の双方が開位置から閉位置へと移動する際に、励磁コイル14に通電する。これにより、まず接点装置1aと接点装置1bとの双方は、閉状態になる。その後、別の励磁コイルに通電すると、別の励磁コイルで発生する磁束の向きは、励磁コイル14において第1開口部を形成する部位で発生する磁束の向き及び励磁コイル14において第2開口部を形成する部位で発生する磁束の向きのいずれかと一致する。例えば、別の励磁コイルで発生する磁束の向きが、励磁コイル14において第1開口部を形成する部位で発生する磁束の向きと一致する場合、接点装置1aは閉状態を維持するが、接点装置1bは開状態になる。つまり、別の励磁コイルに流れる電流の向きを切り替えることで、接点装置1a及び接点装置1bのうち一方について閉状態を維持することができる。これにより、接点装置1a,1bに対して個別に開閉状態を制御することができる。
Further, another exciting coil may be provided outside the 8-shaped
なお、別の励磁コイルに対して先に通電し、その後、励磁コイル14に通電しても、上記と同様の動作が行われる。
The same operation as described above is performed even if the current is supplied to another excitation coil first and then the
(その他の変形例)
以下に、その他の変形例について列記する。以下に説明する変形例は、上記各実施形態(各実施形態の変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。
(Other variations)
Below, other modifications are listed. The modifications described below can be applied in appropriate combination with the above-described embodiments (including modifications of the embodiments).
上記実施形態では、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁するために、絶縁部材を用いる構成としたが、この構成に限定されない。第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の距離を一定値以上とすることで、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁する構成であってもよい。または、第1継鉄11aと第2継鉄11bとが絶縁性を有していてもよい。
In the said embodiment, although it was set as the structure which uses an insulating member in order to mutually insulate the
上記実施形態では、電磁継電器100は、2つの接点装置1の開閉を制御する構成としたが、この構成に限定されない。電磁継電器100は、3つ以上の接点装置1の開閉を制御する構成としてもよい。例えば、電磁石装置10の励磁コイル14は、3つ以上の接点装置1の各々の固定子及び可動子との組を内側に有するように配置される。
In the said embodiment, although the
実施形態では、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁するために、絶縁部材を用いる構成としたが、この構成に限定されない。第1継鉄11aと第2継鉄11bとの間の距離を一定値以上とすることで、第1継鉄11aと第2継鉄11bとを、互いに絶縁する構成であってもよい。または、第1継鉄11aと第2継鉄11bとが絶縁性を有していてもよい。
In the embodiment, an insulating member is used to insulate the
上記実施形態の電磁継電器100は、プランジャタイプの電磁継電器としたが、ヒンジタイプの電磁継電器であってもよい。ヒンジタイプの電磁継電器が備える電磁石装置10bについて図11を用いて簡単に説明する。本変形例の電磁石装置10bは、図11に示すように、励磁コイル400、第1鉄心500、第1継鉄501、第1接極子502、第2鉄心510、第2継鉄511及び第2接極子512を備える。第1継鉄501は、第1鉄心500及び第1接極子502と共に、励磁コイル400の通電時に生じる磁束が通る第1磁気回路を形成する。第2継鉄511は、第2鉄心510及び第2接極子512と共に、励磁コイル400の通電時に生じる磁束が通る第2磁気回路を形成する。励磁コイル400は、例えば、その中心軸方向を上下方向と一致させる向きで配置されている。励磁コイル400の内側に、第1鉄心500の一部及び第2鉄心510の一部が配置されている。励磁コイル400に通電されると、第1鉄心500と第1接極子502との間及び第2鉄心510と第2接極子512との間に磁気吸引力が生じる。その結果、第1鉄心500と第1接極子502とが、第2鉄心510と第2接極子512とが、それぞれ磁気結合する。第1接極子502の移動に伴って接点装置1aが、第2接極子512の移動に伴って接点装置1bが、それぞれ駆動する。
The
上記実施形態において、電磁継電器は、励磁コイル14に通電されていないときには、可動接触子8が開位置に位置する、いわゆるノーマリオフタイプの電磁継電器としたが、ノーマリオンタイプの電磁継電器であってもよい。
In the above embodiment, the electromagnetic relay is a so-called normally-off type electromagnetic relay in which the
上記実施形態において、可動接触子8に保持される可動接点の数は2つであるが、この構成に限定されない。可動接触子8に保持される可動接点の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。同様に、固定端子(及び固定接点)の数も2つに限らず、1つ又は3つ以上であってもよい。
In the above embodiment, the number of movable contacts held by the
上記実施形態に係る電磁継電器は、ホルダ無タイプの電磁継電器であるが、この構成に限らず、ホルダ付タイプの電磁継電器であってもよい。ここで、ホルダは、例えば前後方向の両面が開口した矩形筒状であって、可動接触子8がホルダを前後方向に貫通するように、ホルダが可動接触子8と組み合わされる。ホルダの下壁と可動接触子8との間に接圧ばね(例えば、第1接圧ばね17a)が配置される。つまり、可動接触子8の前後の中央部がホルダにて保持される。ホルダにはシャフトの上端部が固定されている。励磁コイル14に通電されると、シャフトが上方に押し上げられるため、ホルダが上方へ移動する。この移動に伴って、可動接触子8は、上方へ移動し、一対の可動接点81,82を一対の固定接点311,321に接触する閉位置に位置させる。
The electromagnetic relay according to the above embodiment is an electromagnetic relay without a holder, but is not limited to this configuration, and may be an electromagnetic relay with a holder. Here, the holder is, for example, a rectangular cylinder having both front and rear sides opened, and the holder is combined with the
上記実施形態に係る電磁石装置は、電磁継電器に適用する場合について説明したが、電磁石装置は、アクチュエータに適用してもよい。 The electromagnet device according to the embodiment has been described as applied to an electromagnetic relay, but the electromagnet device may be applied to an actuator.
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の電磁石装置(10,10b)は、通電により磁束を生じる励磁コイル(14,400)と、第1固定コア(第1固定子12a、第1鉄心500)及び第2固定コア(第2固定子12b、第2鉄心510)と、第1可動コア(第1可動子13a、第1接極子502)及び第2可動コア(第2可動子13b、第2接極子512)と、第1継鉄(11a,501)と、第2継鉄(11b,511)とを備える。第1可動コアは、励磁コイル(14,400)の通電に応じて、第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。第2可動コアは、励磁コイル(14,400)の通電に応じて、第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する。第1継鉄(11a,501)は、第1固定コアと第1可動コアと共に、励磁コイル(14,400)の発生する磁束が通る第1磁気回路(50)を構成する。第2継鉄(11b,511)は、第2固定コアと第2可動コアと共に、励磁コイル(14,400)の発生する磁束が通る第2磁気回路(51)を構成する。第1固定コアと第2固定コアとの組及び第1可動コアと第2可動コアとの組のうち少なくとも一方の組が、励磁コイル(14,400)の内側に収まる。第1継鉄(11a,501)と第2継鉄(11b,511)とは、互いに電気的に絶縁されている。
(Summary)
As described above, the electromagnet device (10, 10b) according to the first aspect includes the exciting coil (14, 400) that generates magnetic flux when energized and the first fixed core (
この構成によると、駆動対象となる複数の装置(例えば、接点装置1a,1b)を制御することができる。また、第1磁気回路(50)を形成する第1継鉄(11a,501)と第1固定コアとの少なくとも一部と、第2磁気回路(51)を形成する第2継鉄(11b,511)と第2固定コアとの少なくとも一部とは、互いに絶縁されているので、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性は低くなる。
According to this configuration, it is possible to control a plurality of devices (for example,
第2の態様の電磁石装置(10,10b)では、第1の態様において、第1固定コア及び第2固定コアは、励磁コイル(14,400)の内側に配置されている。 In the electromagnet device (10, 10b) of the second aspect, in the first aspect, the first fixed core and the second fixed core are disposed inside the exciting coil (14, 400).
この構成によると、励磁コイル(14,400)は発生する磁束は第1固定コア及び第2固定コアを通るので、第1固定コアと第1可動コアとの結合、及び第2固定コアと第2可動コアとの結合を、確実に行わせることができる。 According to this configuration, since the magnetic flux generated in the exciting coil (14, 400) passes through the first fixed core and the second fixed core, the coupling between the first fixed core and the first movable core, and the second fixed core and the second fixed core. The coupling with the two movable cores can be surely performed.
第3の態様の電磁石装置(10)では、第1又は第2の態様において、第1可動コア及び第2可動コアは、励磁コイル(14)の内側に配置されている。 In the electromagnet device (10) of the third aspect, in the first or second aspect, the first movable core and the second movable core are disposed inside the exciting coil (14).
この構成によると、励磁コイル(14)は発生する磁束は第1可動コア及び第2可動コアを通るので、第1固定コアと第1可動コアとの結合、及び第2固定コアと第2可動コアとの結合を、確実に行わせることができる。 According to this configuration, since the magnetic flux generated by the exciting coil (14) passes through the first movable core and the second movable core, the coupling between the first fixed core and the first movable core, and the second fixed core and the second movable core. Bonding with the core can be reliably performed.
第4の態様の電磁石装置(10,10b)は、第1〜第3のいずれかの態様において、励磁コイル(14,400)としての第1励磁コイルとは異なる第2励磁コイル(励磁コイル145,146)を、更に備える。第2励磁コイルの軸が第1励磁コイルの内側に位置するように、第2励磁コイルは配置されている。第1固定コア及び第2固定コアのうち少なくとも一方の固定コアは、第2励磁コイルの内側に配置されている。 The electromagnet device (10, 10b) according to the fourth aspect is the second excitation coil (excitation coil 145) different from the first excitation coil as the excitation coil (14, 400) in any of the first to third aspects. 146). The second excitation coil is arranged so that the axis of the second excitation coil is located inside the first excitation coil. At least one of the first fixed core and the second fixed core is disposed inside the second excitation coil.
この構成によると、第1固定コアと第1可動コアとの結合、及び第2固定コアと第2可動コアとの結合を、個別に行わせることができる。つまり、第1磁気回路と第2磁気回路とを個別に生成することができる。 According to this configuration, the coupling between the first fixed core and the first movable core and the coupling between the second fixed core and the second movable core can be performed individually. That is, the first magnetic circuit and the second magnetic circuit can be individually generated.
第5の態様の電磁石装置(10,10b)では、第4の態様において、第1可動コア及び第2可動コアのうち固定コアに対応する可動コアは、少なくとも第1励磁コイル又は第2励磁コイルにより、他方の可動コアに対して独立に移動可動に設けられている。 In the electromagnet device (10, 10b) according to the fifth aspect, in the fourth aspect, the movable core corresponding to the fixed core among the first movable core and the second movable core is at least the first excitation coil or the second excitation coil. Thus, it is provided so as to be movable independently of the other movable core.
この構成によると、第1磁気回路と第2磁気回路とを個別に生成することができる。 According to this configuration, the first magnetic circuit and the second magnetic circuit can be individually generated.
第6の態様の電磁石装置(10,10b)では、第1〜第5のいずれかの態様において、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)のうち少なくとも一方の継鉄は、L字形状のL字継鉄(第1L字継鉄125a、第2L字継鉄125b)を有している。L字継鉄は、励磁コイル(14,400)の軸方向と直交する方向において励磁コイル(14,400)に並列配置された側部継鉄(127a,127b)を有している。側部継鉄(127a,127b)は、第1固定コアと第2固定コアとが並ぶ方向に対して交差する方向に配置されている。
In the electromagnet device (10, 10b) of the sixth aspect, in any one of the first to fifth aspects, at least one of the first yoke (11a) and the second yoke (11b) is: It has L-shaped L-shaped yokes (first L-shaped
この構成によると、継鉄をU字形状にする場合と比較して部材を節約することができる。また、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)の双方がL字継鉄(第1L字継鉄125a、第2L字継鉄125b)を有していると仮定する。このとき、電磁石装置(10)を平面視した場合に第1継鉄(11a)の側部継鉄(127a)と第2継鉄(11b)の側部継鉄(127b)との間に励磁コイル(14,400)が存在する場合には、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との絶縁距離を長くとることができる。
According to this structure, a member can be saved compared with the case where a yoke is made into a U shape. It is also assumed that both the first yoke (11a) and the second yoke (11b) have L-shaped yokes (first L-shaped
第7の態様の電磁石装置(10,10b)では、第1〜第5のいずれかの態様において、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)のうち少なくとも一方の継鉄は、L字形状のL字継鉄(第1L字継鉄125a、第2L字継鉄125b)を有している。L字継鉄は、励磁コイル(14,400)の軸方向と直交する方向において励磁コイル(14,400)に並列配置された側部継鉄(127a,127b)を有している。側部継鉄(127a,127b)は、第1固定コアと第2固定コアとが並ぶ方向に配置されている。
In the electromagnet device (10, 10b) of the seventh aspect, in any one of the first to fifth aspects, at least one of the first yoke (11a) and the second yoke (11b) is: It has L-shaped L-shaped yokes (first L-shaped
この構成によると、継鉄をU字形状にする場合と比較して部材を節約することができる。また、第1継鉄(11a)及び第2継鉄(11b)の双方がL字継鉄(第1L字継鉄125a、第2L字継鉄125b)を有している場合には、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との絶縁距離を長くとることができる。
According to this structure, a member can be saved compared with the case where a yoke is made into a U shape. In addition, when both the first yoke (11a) and the second yoke (11b) have L-shaped yokes (first L-shaped
第8の態様の電磁石装置(10)は、第1〜第7のいずれかの態様において、第1可動コアが取り付けられた第1シャフト(15a)と、第2可動コアが取り付けられた第2シャフト(15b)とを、更に備える。 The electromagnet device (10) of the eighth aspect is the first shaft (15a) to which the first movable core is attached and the second shaft to which the second movable core is attached in any one of the first to seventh aspects. A shaft (15b).
この構成によると、第1可動コア及び第2可動コアの移動に応じて、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)とを移動させることができる。 According to this configuration, the first shaft (15a) and the second shaft (15b) can be moved according to the movement of the first movable core and the second movable core.
第9の態様の電磁石装置(10)では、第8の態様において、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)とは、励磁コイル(14)の軸方向に沿って移動する。 In the electromagnet device (10) of the ninth aspect, in the eighth aspect, the first shaft (15a) and the second shaft (15b) move along the axial direction of the exciting coil (14).
この構成によると、第1可動コア及び第2可動コアの移動に応じて、第1シャフト(15a)と第2シャフト(15b)とを、励磁コイル(14)の軸に沿って移動させることができる。 According to this configuration, the first shaft (15a) and the second shaft (15b) can be moved along the axis of the exciting coil (14) in accordance with the movement of the first movable core and the second movable core. it can.
第10の態様の電磁石装置(10)は、第1〜第9のいずれかの態様において、電気絶縁性を有する絶縁部材(凹凸部190,195及び絶縁板193,196)を、更に備える。絶縁部材は、第1継鉄(11a)及び第1固定コアと、第2継鉄(11b)及び第2固定コアとを、互いに絶縁する。
In any one of the first to ninth aspects, the electromagnet device (10) of the tenth aspect further includes an insulating member (
この構成によると、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性をより低くすることができる。 According to this configuration, the possibility that the first magnetic circuit (50) and the second magnetic circuit (51) are short-circuited can be further reduced.
第11の態様の電磁石装置(10)では、第10の態様において、絶縁部材は、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との間に設けられている。 In the electromagnet device (10) of the eleventh aspect, in the tenth aspect, the insulating member is provided between the first yoke (11a) and the second yoke (11b).
この構成によると、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)との絶縁をより確実に行うことができる。 According to this configuration, the first magnetic circuit (50) and the second magnetic circuit (51) can be more reliably insulated.
第12の態様の電磁石装置(10)では、第11の態様において、絶縁部材(凹凸部190,195)は、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との並び方向において、凹凸を有する。
In the electromagnet device (10) of the twelfth aspect, in the eleventh aspect, the insulating members (
この構成によると、絶縁部材の沿面距離を大きくすることができる。その結果、第1継鉄(11a)と第2継鉄(11b)との間の絶縁性を高くすることができる。 According to this configuration, the creeping distance of the insulating member can be increased. As a result, the insulation between the first yoke (11a) and the second yoke (11b) can be increased.
第13の態様の電磁石装置(10)では、第1〜第12のいずれかの態様において、励磁コイル(14)は、第1コイル(141)と第2コイル(142)とを有する。第1コイル(141)と第2コイル(142)との通電により、第1可動コア及び第2可動コアを所定の方向に移動させる。第1コイル(141)の通電により、第1可動コア及び第2可動コアに所定方向に移動した状態を保持させる。 In the electromagnet device (10) of the thirteenth aspect, in any one of the first to twelfth aspects, the exciting coil (14) includes a first coil (141) and a second coil (142). By energizing the first coil (141) and the second coil (142), the first movable core and the second movable core are moved in a predetermined direction. When the first coil (141) is energized, the first movable core and the second movable core are held in a state of moving in a predetermined direction.
この構成によると、磁束を発生させるコイルを使い分けることができる。その結果、消費電流を低減することができる。 According to this configuration, it is possible to selectively use coils that generate magnetic flux. As a result, current consumption can be reduced.
第14の態様の電磁継電器(100)は、第1〜第13のいずれかの態様の電磁石装置(10,10b)と、第1固定接点(例えば接点装置1aの固定接点311,321の少なくとも1つ)と、第2固定接点(例えば接点装置1bの固定接点311,321の少なくとも1つ)と、第1可動接点(接点装置1aの可動接点81,82の少なくとも1つ)と、第2可動接点(接点装置1bの可動接点81,82の少なくとも1つ)とを備える。第1可動接点は、第1可動コアの移動に応じて、第1固定接点に接触する閉位置と第1固定接点から離れる開位置との間で移動する。第2可動接点は、第2可動コアの移動に応じて、第2固定接点に接触する閉位置と第2固定接点から離れる開位置との間で移動する。
The electromagnetic relay (100) of the fourteenth aspect includes at least one of the electromagnet device (10, 10b) of any one of the first to thirteenth aspects and a first fixed contact (for example, the fixed
この構成によると、駆動対象となる複数の装置(第1可動接点を有する接点装置、第2可動接点を有する接点装置)を制御することができる。また、第1磁気回路(50)を形成する第1継鉄(11a,501)と第1固定コアとの少なくとも一部と、第2磁気回路(51)を形成する第2継鉄(11b,511)と第2固定コアとの少なくとも一部とは、互いに絶縁されているので、第1磁気回路(50)と第2磁気回路(51)とが短絡する可能性は低くなる。 According to this configuration, it is possible to control a plurality of devices to be driven (a contact device having a first movable contact and a contact device having a second movable contact). Further, at least a part of the first yoke (11a, 501) and the first fixed core forming the first magnetic circuit (50), and the second yoke (11b, 11) forming the second magnetic circuit (51). 511) and at least a part of the second fixed core are insulated from each other, so that the possibility that the first magnetic circuit (50) and the second magnetic circuit (51) are short-circuited is reduced.
1,1a,1b 接点装置
10,10b 電磁石装置
11a,501 第1継鉄
11b,511 第2継鉄
12a 第1固定子(第1固定コア)
12b 第2固定子(第2固定コア)
13a 第1可動子(第1可動コア)
13b 第2可動子(第2可動コア)
14,400 励磁コイル(第1励磁コイル)
15a 第1シャフト
15b 第2シャフト
50 第1磁気回路
51 第2磁気回路
81,82 可動接点
100 電磁継電器
125a 第1L字継鉄(L字継鉄)
125b 第2L字継鉄(L字継鉄)
127a,127b 側部継鉄
141 第1コイル
142 第2コイル
145 励磁コイル(第2励磁コイル)
146 励磁コイル(第2励磁コイル)
190,195 凹凸部
193,196 絶縁板
311,321 固定接点
500 第1鉄心(第1固定コア)
502 第1接極子(第1可動コア)
510 第2鉄心(第2固定コア)
512 第2接極子(第2可動コア)
1, 1a,
12b Second stator (second fixed core)
13a First mover (first moveable core)
13b Second mover (second moveable core)
14,400 Excitation coil (first excitation coil)
15a
125b 2nd L-shaped yoke (L-shaped yoke)
127a,
146 Excitation coil (second excitation coil)
190,195 Uneven portion 193,196 Insulating plate 311,321
502 First armature (first movable core)
510 2nd iron core (2nd fixed core)
512 Second armature (second movable core)
Claims (14)
第1固定コア及び第2固定コアと、
前記励磁コイルの通電に応じて、前記第1固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する第1可動コア、及び前記第2固定コアとの間の磁気抵抗を小さくするように移動する第2可動コアと、
前記第1固定コアと前記第1可動コアと共に、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第1磁気回路を構成する第1継鉄と、
前記第2固定コアと前記第2可動コアと共に、前記励磁コイルの発生する前記磁束が通る第2磁気回路を構成する第2継鉄と、を備え、
前記第1固定コアと前記第2固定コアとの組及び前記第1可動コアと前記第2可動コアとの組のうち少なくとも一方の組が、前記励磁コイルの内側に収まり、
前記第1継鉄と前記第2継鉄とは、互いに電気的に絶縁されている
ことを特徴とする電磁石装置。 An exciting coil that generates magnetic flux when energized,
A first fixed core and a second fixed core;
The first movable core that moves so as to reduce the magnetic resistance between the first fixed core and the second fixed core moves so as to reduce the magnetic resistance according to energization of the exciting coil. A second movable core that
A first yoke constituting a first magnetic circuit through which the magnetic flux generated by the exciting coil passes together with the first fixed core and the first movable core;
A second yoke constituting a second magnetic circuit through which the magnetic flux generated by the exciting coil passes together with the second fixed core and the second movable core;
At least one of the set of the first fixed core and the second fixed core and the set of the first movable core and the second movable core is accommodated inside the excitation coil,
The electromagnet apparatus, wherein the first yoke and the second yoke are electrically insulated from each other.
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。 The electromagnet device according to claim 1, wherein the first fixed core and the second fixed core are arranged inside the exciting coil.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁石装置。 The electromagnet apparatus according to claim 1, wherein the first movable core and the second movable core are disposed inside the excitation coil.
前記第2励磁コイルの軸が前記第1励磁コイルの内側に位置するように、前記第2励磁コイルは配置されており、
前記第1固定コア及び前記第2固定コアのうち少なくとも一方の固定コアは、前記第2励磁コイルの内側に配置されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電磁石装置。 A second excitation coil different from the first excitation coil as the excitation coil,
The second excitation coil is arranged such that the axis of the second excitation coil is located inside the first excitation coil;
The at least one fixed core among the first fixed core and the second fixed core is disposed inside the second excitation coil. The method according to any one of claims 1 to 3, Electromagnet device.
ことを特徴とする請求項4に記載の電磁石装置。 Of the first movable core and the second movable core, the movable core corresponding to the fixed core is provided to be movable independently of the other movable core by at least the first excitation coil or the second excitation coil. The electromagnet device according to claim 4, wherein the electromagnet device is provided.
前記L字継鉄は、前記励磁コイルの軸方向と直交する方向において前記励磁コイルに並列配置された側部継鉄を有し、
前記側部継鉄は、前記第1固定コアと前記第2固定コアとが並ぶ方向に対して交差する方向に配置されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁石装置。 At least one of the first and second yokes has an L-shaped L-shaped yoke,
The L-shaped yoke has side yokes arranged in parallel to the exciting coil in a direction orthogonal to the axial direction of the exciting coil,
The said side part yoke is arrange | positioned in the direction which cross | intersects with respect to the direction in which a said 1st fixed core and a said 2nd fixed core are located in a line. Electromagnet device.
前記L字継鉄は、前記励磁コイルの軸方向と直交する方向において前記励磁コイルに並列配置された側部継鉄を有し、
前記側部継鉄は、前記第1固定コアと前記第2固定コアとが並ぶ方向に配置されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁石装置。 At least one of the first and second yokes has an L-shaped L-shaped yoke,
The L-shaped yoke has side yokes arranged in parallel to the exciting coil in a direction orthogonal to the axial direction of the exciting coil,
The electromagnet device according to any one of claims 1 to 5, wherein the side yoke is arranged in a direction in which the first fixed core and the second fixed core are arranged.
前記第2可動コアが取り付けられた第2シャフトとを、更に備える
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電磁石装置。 A first shaft to which the first movable core is attached;
The electromagnet device according to any one of claims 1 to 7, further comprising a second shaft to which the second movable core is attached.
ことを特徴とする請求項8に記載の電磁石装置。 The electromagnet device according to claim 8, wherein the first shaft and the second shaft move along an axial direction of the excitation coil.
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電磁石装置。 An insulating member having electrical insulation is further provided to insulate the first yoke and the first fixed core and the second yoke and the second fixed core from each other. Item 10. The electromagnet device according to any one of Items 1 to 9.
ことを特徴とする請求項10に記載の電磁石装置。 The electromagnet device according to claim 10, wherein the insulating member is provided between the first yoke and the second yoke.
ことを特徴とする請求項11に記載の電磁石装置。 The electromagnet device according to claim 11, wherein the insulating member has irregularities in an arrangement direction of the first yoke and the second yoke.
前記第1コイルと前記第2コイルとの通電により、第1可動コア及び第2可動コアを所定の方向に移動させ、
前記第1コイルの通電により、第1可動コア及び第2可動コアに所定方向に移動した状態を保持させる
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の電磁石装置。 The exciting coil has a first coil and a second coil,
By energizing the first coil and the second coil, the first movable core and the second movable core are moved in a predetermined direction,
The electromagnet device according to any one of claims 1 to 12, wherein the first movable core and the second movable core are held in a predetermined direction by energization of the first coil.
第1固定接点と、
第2固定接点と、
前記第1可動コアの移動に応じて、前記第1固定接点に接触する閉位置と前記第1固定接点から離れる開位置との間で移動する第1可動接点と、
前記第2可動コアの移動に応じて、前記第2固定接点に接触する閉位置と前記第2固定接点から離れる開位置との間で移動する第2可動接点と、を備える
ことを特徴とする電磁継電器。 The electromagnet device according to any one of claims 1 to 13,
A first fixed contact;
A second fixed contact;
A first movable contact that moves between a closed position in contact with the first fixed contact and an open position away from the first fixed contact in accordance with the movement of the first movable core;
And a second movable contact that moves between a closed position that contacts the second fixed contact and an open position that moves away from the second fixed contact in accordance with the movement of the second movable core. Electromagnetic relay.
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CN112530749A (en) * | 2019-09-19 | 2021-03-19 | 富士电机机器制御株式会社 | Electromagnetic contactor |
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- 2018-02-07 JP JP2018020267A patent/JP2019139885A/en active Pending
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