JP2019137228A - 自動運転車両、及び車両制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転で走行する車両を停車位置に停車させる際に、到着遅れ許容時間を考慮して燃費向上が可能な減速制御を行うこと。【解決手段】自動運転により走行可能な自動運転車両は、自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得部と、停車位置へ向けて自車両の減速制御を行う制御部と、を備える。制御部は、自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により停車位置に到達するまでの第1の時間とクルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、第1の減速制御または第2の減速制御を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、自動運転車両、及び車両制御方法に関するものである。
特許文献1には、自動運転における減速制御に関し、所定の走行条件で走行可能な目標車速に車両を加減速制御する構成が開示されている。
特開2010−30544号公報
しかしながら、赤信号や一時停止や渋滞などにより、前方において減速や停車が見込まれる場合であっても、自動運転走行で先行車両に追従したり、目標とする車間距離に制御するために加速を行うと燃費性能が低減し得る。
本発明は、上記の課題に鑑み、自動運転で走行する車両を停車位置に停車させる際に、到着遅れ許容時間を考慮して燃費向上が可能な減速制御を行うことが可能な自動運転車両の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る車両制御装置は、自動運転により走行可能な自動運転車両であって、
自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得手段と、
前記停車位置へ向けて前記自車両の減速制御を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第1の時間と前記クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、前記第1の減速制御または第2の減速制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、自動運転で走行する車両を停車位置に停車させる際に、到着遅れ許容時間を考慮して燃費向上が可能な減速制御を行うことが可能になる。
車両制御装置の基本構成を示すブロック図。 (A)は先行車両の加減速判定を行うブロック図、(B)はコースティングダウンによる減速度を推定するためのブロック図。 車両を制御するための制御ブロック図の構成例を示す図。 減速制御の処理の流れを説明する図。 減速制御の実施形態1を説明する図。 コースティングダウン開始残距離の演算方法を説明する図。 減速制御の実施形態2を説明する図。 減速制御の実施形態3を説明する図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
(車両制御装置の構成)
本実施形態の車両は自動運転により走行可能な車両であり、図1は、車両の自動運転制御を行う車両制御装置100の基本構成を例示する図である。車両制御装置100は、センサS、カメラCAM、コンピュータCOMを有する。センサSは、例えば、レーダS1、ライダS2(Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ))、ジャイロセンサS3、GPSセンサS4、車速センサS5、加速度センサS6等を有する。センサSおよびカメラCAMは、車両の各種情報を取得し、コンピュータCOMに入力する。
また、コンピュータCOMは、車両の自動運転制御に関する処理を司るCPU(C1)、メモリC2、通信ユニットC3を有する。通信ユニットC3は、ネットワークNTと接続して、道路交通情報を提供するネットワーク上のサーバSVや、通信機能を有するインフラ装置ITと通信可能に構成されている。通信ユニットC3は、例えば、光ビーコンから提供される信号情報を取得し、CPU(C1)は、通信ユニットC3が取得した信号情報に基づいて前方が赤信号かを判定することが可能である。
通信ユニットC3は、外部から地図情報を取得することが可能であり、CPU(C1)は、通信ユニットC3が取得した地図情報に基づいて、自車両が走行する道路の前方が一時停止かを判定することができる。また、通信ユニットC3は、道路交通情報通信システム(VICS(登録商標))から提供される渋滞情報を取得することが可能であり、CPU(C1)は、通信ユニットC3により取得された渋滞情報に基づいて、自車両が走行する道路の前方が渋滞しているかを判定することができる。本実施形態において、通信ユニットC3は、自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得部として機能する。また、コンピュータCOMのCPU(C1)は、通信ユニットC3が取得した情報に基づいて、停車位置へ向けて自車両の減速制御を行う制御部として機能する。
コンピュータCOMは、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMから入力された情報に画像処理を行い、自車両の周囲に存在する物標(オブジェクト)を抽出することが可能である。コンピュータCOMは、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMにより取得された画像から、物標を抽出し、自車両の周囲にどのような物標が配置されているか、自車両と周囲の物標との相対的な位置関係を解析する。例えば、物標として、自車両の前方を走行する先行車両を抽出し、自車両と先行車両との間の車間距離(実車間距離)を取得することができる。
また、ジャイロセンサS3は自車両の回転運動や姿勢を検知し、コンピュータCOMは、ジャイロセンサS3の検知結果や、車速センサS5により検出された車速等により自車両の進路を判定することができる。GPSセンサS4は、地図情報における自車両の現在位置(位置情報)を検知する。加速度センサS6は自車両の加速度を検出する。
コンピュータCOMのCPU(C1)は、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMにより取得された自車両と先行車両との間の車間距離(実車間距離)と、加速度センサS6により検出された自車両の加速度とを用いて、先行車両の加減速判定を行うことができる。
図2(A)は、先行車両の加減速判定を行うブロック図であり、CPU(C1)は、自車両と先行車両との間の車間距離(実車間距離)について微分演算を2回行うことにより先行車両の加速度を求める。CPU(C1)は、先行車両の加速度と、自車両の加速度との加算演算の結果が正の場合、先行車両は加速と判定し、加算結果が負の場合、先行車両は減速と判定する。
また、コンピュータCOMのCPU(C1)は、加速度センサS6により検出された自車両の加速度(実加速度)と、理論加速度、平坦走行抵抗(空気抵抗および転がり抵抗)、及び車重の情報に基づいて、コースティングダウンによる減速を行う際の減速度(以下、「コースティングダウン減速G」)を推定することが可能である。図2(B)は、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)を行う際の減速G(減速度)を推定するためのブロック図であり、CPU(C1)は、自車両の加速度(実加速度)、理論加速度、平坦走行抵抗(空気抵抗および転がり抵抗)、及び車重の情報をブロック図の入力として、コースティングダウンにより減速したときの減速度を推定することが可能である。
トランスミッション(TM)車のコースティングダウン状態では、トランスミッションをニュートラル状態としてエンジンとタイヤを切り離した状態にした惰性走行の状態となる。フリクション要素を切り離すことで減速Gは抑えられ航続距離は拡大される。
電動車のコースティングダウン状態では、駆動時にバッテリーから電力を持ち出し、回生時に吸収すると効率が悪化する。また、モータゼロトルクとしても逆起電力相殺のための電力を要するので、駆動モータのゲートをオフにして、充放電なしとすることで減速Gは抑えられ航続距離は拡大される。
車両制御装置100は、センサSおよびカメラCAMの情報、通信ユニットC3が通信により取得した情報、CPU(C1)が演算した情報を用いて車両の走行を自動運転機能に基づいて制御することが可能である。
図1に示す車両制御装置100を自動運転車両に搭載する場合、コンピュータCOMを、例えば、センサSやカメラCAMの情報を処理する認識処理系のECUや画像処理系のECU内に配置してもよいし、通信ユニットや入出力装置を制御するECU内に配置してもよいし、車両の駆動制御を行う制御ユニット内のECUや、ブレーキ装置の制御を行うECUや、自動運転用のECU内に配置してもよい。
図3は、自車両(以下、「車両1」ともいう)を制御するための車両制御装置100の制御ブロック図の構成例を示す図である。図3において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。例えば、以下に説明する図3のように、センサS用のECU、カメラ用のECU、及び自動運転用のECU等、車両制御装置100を構成する複数のECUに機能を分散させてもよい。
図3の制御ユニット2は、車両1の各部を制御する。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20〜29を含む。各ECU(Engine Control Unit)は、CPU(Central Processing Unit)に代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。
以下、各ECU20〜29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については、車両1の適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。
ECU20は、本実施形態に係る車両1(自車両)の自動運転に関わる車両制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。自動運転に関わる具体的な制御に関する処理については後に詳細に説明する。
車両の走行制御において、ECU20は、車両の周囲の状況を示す車両1(自車両)の位置、車両1に周辺に存在する他車両の相対的な位置、車両1が走行する道路の情報や地図情報等に基づいて、自動運転レベルを設定して車両の自動運転走行を制御する。
ここで、自動運転レベルとは、車両の加速、操舵、制動に関する操作に関して制御部(例えば、ECU20)が制御する度合と、車両を操作する運転者(ドライバー)における車両操作の関与度と、に応じて複数の段階に分類されている操作制御情報である。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41〜43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、例えば、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部に2つ設けられている。カメラ41が撮影した画像の解析(画像処理)により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区分線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42(ライダ検出部)は、例えば、ライダ(レーザレーダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、光により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ42は車両の周囲に複数設けられている。図3に示す例では、ライダ42は、例えば、5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43(レーダ検出部)は、例えば、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、電波により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ43は車両の周囲に複数設けられている。図3に示す例では、レーダ43は、例えば、5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。尚、ECU22およびECU23を一つのECUにまとめてもよい。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信ユニット24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信ユニット24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。データベース24aはネットワーク上に配置可能であり、通信ユニット24cがネットワーク上のデータベース24aにアクセスして、情報を取得することが可能である。
ECU25は、車車間通信用の通信ユニット25aを備える。通信ユニット25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機電動機(モータ)とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替える。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図3の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席表面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。
車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
パワープラント6を自動制御するECU26および、ブレーキ装置10を自動制御して車両1の減速・停止を制御するECU29は、車両1(自車両)が停車する停車位置へ向けて車両1(自車両)の減速制御を行う制御部(以下、「制御部(26、29)」)として機能する。制御部(26、29)は、図1で説明したコンピュータCOMのCPU(C1)の構成に対応する。制御部(26、29)は、自動運転による走行制御状態でブレーキを制御した第1の減速制御により停車位置に到達するまでの第1の時間とコースティングダウン及び燃料カットによる第2の減速制御により停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、減速制御を変更することが可能である。
図4は、制御部(26、29)の減速制御の処理の流れを説明する図である。まず、ステップS10において、通信ユニットC3は、車両1(自車両)が停車する停車位置の情報を取得する。そして、ステップS20において、制御部(26、29)は、停車位置へ向けて自車両の減速制御を行うため、停車位置に到達するまでの時間(第1の時間、第2の時間)を取得する。
ここで、第1の時間は、自動運転による走行制御状態において設定車速でクルーズ走行をしたのちブレーキ減速をして停車位置に到達するまでの時間である。クルーズ走行したのちブレーキを制御した減速制御を第1の減速制御とする。
また、第2の時間は、クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速(コースティングダウン)をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速をして停車位置に到達するまでの時間である。コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキを制御した減速制御を第2の減速制御とする。
ステップS30で、制御部(26、29)は、第1の時間と第2の時間との差分時間を取得し、ステップS40で、制御部(26、29)は、差分時間と予め設定した到着遅れ許容時間(以下、「許容時間」)との比較を行う。
許容時間は、自動運転走行における全体の運行時間に対する割合で決定される。自動運転走行を行う際に、目的地および走行ルートが決まれば、制御部(26、29)は、渋滞情報などの道路交通情報を考慮して全体の運行時間を予測することができる。ユーザーは、全体の運行時間に対する割合を予めメモリC2に設定しておくことが可能であり、制御部(26、29)は、予測した全体の運行時間と予め設定された割合に基づいて、許容時間を決定することができる。
ステップS40の比較により、取得した差分時間が許容時間以内である場合(S40−Yes)、ステップS50において、制御部(26、29)は、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキを制御した減速制御(第2の減速制御)を行う。
一方、ステップS40の比較処理で、取得した差分時間が許容時間を超える場合(S40−No)、ステップS60において、制御部(26、29)は、クルーズ走行をしたのちブレーキを制御した減速制御(第1の減速制御)を行う。
(減速制御の実施形態1)
図5は、車両1(自車両)の前方を走行する先行車両が無い状態で、前方が一時停止の場合の減速制御を例示的に説明する図である。自動運転による走行制御状態でクルーズしたのちブレーキを制御した第1の減速制御では、制御部(26、29)は、自動運転で走行している自車両を、設定車速まで加速し(状態501)、規定減速が必要な距離までクルーズし(状態502)、その後、規定の減速度(規定減速G)で減速し、停止位置で停止する(状態503)。
図5において、波形504は走行している自車両の停止位置までの距離を示している。走行により目標とする停止位置までの距離は短くなり、波形504は右下がりの直線状に低下する。
CSはコースティングによる緩減速の開始位置(コースティングダウン開始位置)を示しており、制御部(26、29)は自動運転走行中にコースティングダウン開始位置を求める演算処理を行う。図6はコースティングダウン開始残距離の演算方法を説明する図であり、設定車速で走行した距離と、コースティングダウンによって緩やかに低下している車速で走行して遅れ許容時間後に到達する距離が同じになる距離がコースティング開始残距離となる。制御部(26、29)は、コースティングによる緩減速の開始位置を基準として停止位置に停止するまでに要する第1の時間と第2の時間とを比較する。
Dをコースティングダウン開始残距離とし、V0を自動運転走行の設定車速とし、V1をコースティングダウンによる実車速平均値とする。設定車速V0で走行した時間をt0とすると、設定車速で走行した距離は、V0*t0となる。
また、コースティングダウンによって緩やかに低下している車速V1で走行して遅れ許容時間t1後に到達する距離は、V1*(t0+t1)となる。
両者が等しい距離とする場合、コースティングダウン開始残距離Dは、以下の(1)式で示される。(1)式において、t0を除いた形式でコースティングダウン開始残距離Dを示すと(2)式となる。
D=V0*t0=V1*(t0+t1) ・・・(1)
D=(V0*V1*t1)/(V0−V1)・・・(2)
コースティングダウン時の車速は自然減速で緩やかに減速していくので、自然減速Gをaとおくと、車速V1は、初期車速である設定車速V0にt0+t1で減速した車速の平均を足した(3)式となる。(3)式において、t0を除いた形式で車速V1を求めると、(4)式の2次関数の解が車速V1となる。
V1=V0+a*(t0+t1)/2 ・・・(3)
-2*V12 +4*V0*V1-V0*(2*V0+a*t1)=0・・・(4)
制御部(26、29)は、(4)式から求めた車速V1と、遅れ許容時間t1、設定車速V0に基づいて、(2)式からコースティングダウン開始残距離Dを算出する。
図5において、波形504aは、コースティングダウンによらず、自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した減速(クルーズ及びブレーキ減速)により停止位置に到達するまでの距離の変化を示している。波形504bは、クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速(コースティングダウン)をしたのち燃料カットを伴うブレーキを制御した減速(コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速)により停車位置に到達するまでの距離の変化を示している。
自車両の車速の変化を示す車速波形505において、破線で示す波形505aは、クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による減速制御(第1の減速制御)を行う場合の車速変化を示す波形であり、実線で示す波形505bは、クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速(コースティングダウン)をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合の車速変化を示す波形である。
また、自車両の加速度の変化を示す加速度波形506において、破線で示す波形506aは、クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による減速制御(第1の減速制御)を行う場合の加速度の変化を示す波形であり、実線で示す波形506bは、クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速(コースティングダウン)をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合の加速度の変化を示す波形である。
コースティングによる緩減速(コースティングダウン)を行う場合、制御部(26、29)は、変速機を制御して、オフギヤ状態(ギヤ段を非係合状態)にするとともにクラッチをオフにしてニュートラル状態として、エンジンとタイヤとを切り離した状態にする。そして、コースティングダウンの後、制御部(26、29)は、減速フューエルカット(F/C:燃料供給停止)を行う。制御部(26、29)は、変速機を制御して、インギヤ状態(ギヤ段を係合状態)にするとともにクラッチをオンにしてエンジンブレーキが作用した状態にする。コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速による減速制御を行う場合は、許容される車速のダウン率(許容車速ダウン率)で減速し、停止位置の到達する時間に遅れが生じるが(到達遅れ許容時間)、例えば、波形505aおよび波形505bの間で、ハッチングで示した領域分について燃費向上を図ることが可能になる。
(減速制御の実施形態2)
減速制御の実施形態2では、先行車両に対して目標とする車間距離以上離れて自車両が走行している状態で、規定値以内の減速でコースティングによる緩減速(コースティングダウン)が可能であり、かつ、差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、制御部(26、29)は、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う構成を説明する。
図7は、前方の信号が赤信号であり、車両1(自車両)の前方を走行する先行車両との車間距離が目標車間距離より空いている場合の減速制御を例示的に説明する図である。目標とする車間距離に比べて実際の車間距離が大きい状態(状態701)で自動運転走行している場合、自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御では、制御部(26、29)は、車間距離を目標車間距離に合わせるために加速した後、規定減速Gで減速して停止位置で停止する(状態702)。
図7において、波形702は、目標車間距離701との間の実車間距離を示しており、破線で示す波形702aは、クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による減速制御(第1の減速制御)を行う場合の実車間距離の変化を示す波形であり、実線で示す波形702bは、コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合の実車間距離の変化を示す波形である。
波形703は先行車両の車速の変化を示す波形であり、波形704は自車両の車速の変化を示す波形である。先行車両と自車両との間の相対速度が一定以上ある場合、制御部(26、29)は、自動運転による加速とクルーズで車間距離を詰めるように制御を行い、更に勾配含めた実走行抵抗の減速が規定値内であればクルーズの代わりにコースティングダウンさせる。
実走行抵抗の減速が規定値を超える場合、コースティングダウンを行わず、波形704aで示すように、制御部(26、29)は、自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した減速(クルーズ及びブレーキ減速)により停止位置に停止するように減速制御(第1の減速制御)を行う。
実走行抵抗の減速が規定値内であれば、波形704b、704cで示すように、制御部(26、29)は、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキを制御した減速(コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速)により停車位置に停止するように減速制御を行う(第2の減速制御)。
波形705は先行車両の加速度の変化を示す波形であり、波形706は、自車両の加速度の変化を示す波形であり、このうち破線で示す波形706aは、クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による減速制御(第1の減速制御)を行う場合の加速度の変化を示す波形であり、実線で示す波形706bは、コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合の加速度の変化を示す波形である。
コースティングによる緩減速(コースティングダウン)を行う場合、制御部(26、29)は、変速機を制御して、オフギヤ状態(ギヤ段を非係合状態)にするとともにクラッチをオフにしてニュートラル状態として、エンジンとタイヤとを切り離した状態にする。そして、コースティングダウンの後、制御部(26、29)は、減速フューエルカットを行う(F/C:燃料供給停止)。制御部(26、29)は、変速機を制御して、インギヤ状態(ギヤ段を係合状態)にするとともにクラッチをオンにしてエンジンブレーキが作用した状態にする。コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合は、停止位置に到達する時間に遅れが生じるが、波形704aおよび波形704bの間で、ハッチングで示した領域分について燃費向上を図ることが可能になる。
尚、通信ユニットC3が取得した信号機からの情報により、第1の減速制御および第2の減速制御のいずれの減速制御を行った場合でも、赤信号により停車が予測される場合、制御部(26、29)は、コースティングダウン及び燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御を行うように制御することが可能である。
(減速制御の実施形態3)
減速制御の実施形態3では、先行車両に対して追従制御をしている状態で、差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、制御部(26、29)は、第2の減速制御におけるコースティングによる緩減速(コースティングダウン)の間、追従制御を中止する構成を説明する。
図8は、前方の信号が赤信号であるが、車両1(自車両)の前方を走行する先行車両はクルーズしている場合の減速制御を例示的に説明する図である。先行車両に対して自車両は目標車間で追従している状態(状態801)で自動運転走行している場合、制御部(26、29)は、停止位置近傍で追従制御を中止して、コースティングダウンしたときの相対加速度が規定範囲内の場合、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキを制御した減速(コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速(第2の減速制御))により停車位置(先行車両に対して目標車間で追従した位置)に停止するように減速制御を行う(状態802)。
図8において、波形803は、先行車両に対する目標車間距離を示しており、破線で示す波形804は、先行車両に対する実際の車間距離(実車間距離)の変化を示す波形である。
波形805は先行車両の車速の変化を示す波形であり、波形806は自車両の車速の変化を示す波形である。また、波形807は先行車両の加速度の変化を示す波形であり、波形808は、自車両の加速度の変化を示す波形である。制御部(26、29)は、停止位置近傍で追従制御を中止して、コースティングダウンしたときの先行車両との間の相対加速度が規定範囲内の場合、コースティングによる緩減速(コースティングダウン)及び燃料カットを伴うブレーキを制御した減速(コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速)により停車位置に停止するように減速制御(第2の減速制御)を行う。
コースティングによる緩減速(コースティングダウン)を行う場合、制御部(26、29)は、変速機を制御して、オフギヤ状態(ギヤ段を非係合状態)にするとともにクラッチをオフにしてニュートラル状態として、エンジンとタイヤとを切り離した状態にする。
そして、コースティングダウンの後、制御部(26、29)は、減速フューエルカットを行う(F/C:燃料供給停止)。制御部(26、29)は、変速機を制御して、インギヤ状態(ギヤ段を係合状態)にするとともにクラッチをオンにしてエンジンブレーキが作用した状態にする。コースティングダウン及び減速フューエルカットを伴うブレーキ減速による減速制御(第2の減速制御)を行う場合は、例えば、波形805および波形806の間で、ハッチングで示した領域分について燃費向上を図ることが可能になる。
また、各実施形態で説明された1以上の機能を実現するプログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給され、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサは、このプログラムを読み出して実行することができる。このような態様によっても本発明は実現可能である。
<実施形態のまとめ>
構成1.上記実施形態の自動運転車両は、自動運転により走行可能な自動運転車両(例えば、1)であって、
自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得手段(例えば、C3)と、
前記停車位置へ向けて前記自車両の減速制御を行う制御手段(例えば、26、29)と、を備え、
前記制御手段(26、29)は、
前記自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第1の時間と前記クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、前記第1の減速制御または第2の減速制御を行うことを特徴とする。
構成2.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、前記制御手段(26、29)は、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内である場合、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による前記第2の減速制御を行うことを特徴とする。
構成3.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、前記制御手段(26、29)は、前記差分時間が前記到着遅れ許容時間を超える場合、前記クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による前記第1の減速制御を行うことを特徴とする。
構成4.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、前記制御手段(26、29)は、自動運転走行における全体の運行時間に対する割合に基づいて、前記到着遅れ許容時間を決定することを特徴とする。
構成5.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、先行車両に対して追従制御をしている状態で、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、前記制御手段(26、29)は、前記第2の減速制御におけるコースティングによる緩減速の間、前記追従制御を中止することを特徴とする。
構成6.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、先行車両に対して目標とする車間距離以上離れて自車両が走行している状態で、規定値以内の減速でコースティングによる緩減速が可能であり、かつ、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、前記制御手段(26、29)は、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による前記第2の減速制御を行うことを特徴とする。
構成7.上記実施形態の自動運転車両(例えば、1)であって、前記取得手段(C3)が取得した信号機からの情報により、前記第1の減速制御および前記第2の減速制御のいずれの減速制御を行った場合でも、前記信号機が赤信号になり前記自車両の停車が予測される場合、前記制御手段(26、29)は、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御を行うことを特徴とする。
構成8.上記実施形態の車両制御方法は、自動運転により走行可能な自動運転車両における車両制御方法であって、
自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得工程(例えば、S10)と、
前記停車位置へ向けて前記自車両の減速制御を行う制御工程(例えば、S20〜S60)と、を有し、
前記制御工程では、
前記自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第1の時間と前記クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間(S20、S30)と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて(S40)、前記第1の減速制御または第2の減速制御を行う(S50、S60)ことを特徴とする。
構成1から構成7の自動運転車両、および構成8の車両制御方法によれば、自動運転で走行する車両を停車位置に停車させる際に、到着遅れ許容時間を考慮して燃費向上が可能な減速制御を行うことが可能になる。
赤信号や一時停止や渋滞などにより、前方において減速や停車が見込まれる場合に、不要な加速を抑え、クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速を活用することでドライバーの違和感を解消しつつ燃費の向上を図ることが可能になる。
1:車両(自車両)、26、29:ECU、100:車両制御装置、42:ライダ、43:レーダ、COM:コンピュータ、CAM:カメラ、S:センサ

Claims (8)

  1. 自動運転により走行可能な自動運転車両であって、
    自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得手段と、
    前記停車位置へ向けて前記自車両の減速制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第1の時間と前記クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、前記第1の減速制御または第2の減速制御を行う
    ことを特徴とする自動運転車両。
  2. 前記制御手段は、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内である場合、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による前記第2の減速制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動運転車両。
  3. 前記制御手段は、前記差分時間が前記到着遅れ許容時間を超える場合、前記クルーズ走行をしたのちブレーキ減速による前記第1の減速制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動運転車両。
  4. 前記制御手段は、自動運転走行における全体の運行時間に対する割合に基づいて、前記到着遅れ許容時間を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動運転車両。
  5. 先行車両に対して追従制御をしている状態で、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、前記制御手段は、前記第2の減速制御におけるコースティングによる緩減速の間、前記追従制御を中止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動運転車両。
  6. 先行車両に対して目標とする車間距離以上離れて自車両が走行している状態で、規定値以内の減速でコースティングによる緩減速が可能であり、かつ、前記差分時間が到着遅れ許容時間以内となる場合、前記制御手段は、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による前記第2の減速制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動運転車両。
  7. 前記取得手段が取得した信号機からの情報により、前記第1の減速制御および前記第2の減速制御のいずれの減速制御を行った場合でも、前記信号機が赤信号になり前記自車両の停車が予測される場合、前記制御手段は、前記コースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の自動運転車両。
  8. 自動運転により走行可能な自動運転車両における車両制御方法であって、
    自車両が停車する停車位置の情報を取得する取得工程と、
    前記停車位置へ向けて前記自車両の減速制御を行う制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、
    前記自動運転による走行制御状態でクルーズ走行をしたのちブレーキを制御した第1の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第1の時間と前記クルーズ走行の代わりにコースティングによる緩減速をしたのち燃料カットを伴うブレーキ減速による第2の減速制御により前記停車位置に到達するまでの第2の時間との差分時間と、予め設定した到着遅れ許容時間と、の比較に基づいて、前記第1の減速制御または第2の減速制御を行う
    ことを特徴とする車両制御方法。
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