JP2019134338A - 撮像装置 - Google Patents

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Masao Mori
将生 森
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Abstract

【課題】撮像部が小型で、かつ高画質の撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子14と、被写体の光学像を撮像素子14の撮像面に結像させる結像光学系15とを備える撮像部12を備え、結像光学系15と対応して設定された配置領域面16内に配置された被写体を、配置領域面16と対向する位置に配置された撮像部12により撮像する撮像装置10において、結像光学系15は、内部に中間像を形成し、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zは、配置領域面16に対して垂直で、かつ、配置領域面16の中心から変位している。【選択図】図8

Description

本発明は、被写体の配置領域面と対向する位置に配置された撮像部により、被写体を撮像する撮像装置に関する。
所定の配置領域面に置かれた被写体を、被写体上部から撮像するスタンドスキャナが知られている。一般的に、このようなスタンドスキャナは、室内において机の上などに置かれ、天井の照明などの室内光を光源として撮像を行うため、被写体の上部に撮像部が配置されると撮像部の影が被写体に映ってしまう。そのため、撮像部が被写体上部に被らないように、被写体の配置領域面中心から外れた位置の上方に撮像部を配置したスタンドスキャナが提案されている(例えば、特許文献1および2)。
特開2016−57380号公報 特開2010−109784号公報
上記のようなスタンドスキャナでは、被写体の配置領域面中心から外れた位置の上方に撮像部を配置したとしても、被写体の斜め上方から光が当たった場合には、撮像部の影が被写体に映ってしまうことも起こりうるため、撮像部はなるべく小型であることが要求されている。また、当然に高画質であることも要求されている。
しかしながら、特許文献1の装置は、撮像部について小型化がされていない。また、特許文献2の装置も、撮像部に色分離用の回転フィルタを備えるため、撮像部について十分な小型化が難しいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、撮像部が小型で、かつ高画質の撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、被写体の光学像を撮像素子の撮像面に結像させる結像光学系とを備える撮像部を備え、結像光学系と対応して設定された配置領域面内に配置された被写体を、配置領域面と対向する位置に配置された撮像部により撮像する撮像装置であって、結像光学系は、結像光学系の内部において中間像を形成し、結像光学系の最も被写体側における光軸は、配置領域面に対して垂直で、かつ、配置領域面の中心から変位している。
本発明の撮像装置において、結像光学系の全画角は、100°以上150°以下であることが好ましい。
また、撮像装置の高さをH、配置領域面が矩形であり、配置領域面の対角長をDとした場合、条件式(1)を満足することが好ましく、条件式(1−1)を満足することがより好ましく、条件式(1−2)を満足することがさらに好ましく、条件式(1−3)を満足することがさらに好ましい。
H/D<0.75 …(1)
H/D<0.65 …(1−1)
H/D<0.55 …(1−2)
0.3<H/D<0.55 …(1−3)
また、結像光学系の最も被写体側から配置領域面までの光軸上の距離をO、撮像装置の高さをHとした場合、条件式(2)を満足することが好ましく、条件式(2−1)を満足することがより好ましく、条件式(2−2)を満足することがさらに好ましい。
0.5<O/H …(2)
0.6<O/H …(2−1)
0.6<O/H<0.9 …(2−2)
また、結像光学系は、結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を少なくとも1つ備えることが好ましい。
また、撮像部の筐体の少なくとも一部は、結像光学系を構成する光学素子の少なくとも一部の保持枠を兼ねることが好ましい。
また、配置領域面が矩形であり、変位の方向は、配置領域面の短辺方向であることが好ましい。
この場合、変位の量は、配置領域面の短辺方向の長さの0.5倍以上1.5倍以下であることが好ましい。
また、結像光学系の最も被写体側に、配置領域面を撮像部側から見た場合における変位の方向に進行する光のS偏光成分を透過する方向に設置された偏光子を備えることが好ましい。
また、配置領域面を備える平板状の台座と、台座に取り付けられた支柱とを備え、結像光学系は、結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を1つ備え、撮像部は、結像光学系の光路偏向部材よりも撮像素子側の部分において、支柱により保持されていてもよい。
この場合、台座の重心が、台座を撮像部側から見た場合の幾何中心よりも支柱から離れていることが好ましい。
また、結像光学系は、結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を2つ備え、変位の方向における撮像部の最大幅をM、配置領域面が矩形であり、配置領域面の対角長をDとした場合、条件式(3)を満足することが好ましく、条件式(3−1)を満足することがより好ましく、条件式(3−2)を満足することがさらに好ましい。
M/D<0.5 …(3)
M/D<0.35 …(3−1)
0.05<M/D<0.35 …(3−2)
本発明の撮像装置は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、被写体の光学像を撮像素子の撮像面に結像させる結像光学系とを備える撮像部を備え、結像光学系と対応して設定された配置領域面内に配置された被写体を、配置領域面と対向する位置に配置された撮像部により撮像する撮像装置であって、結像光学系は、結像光学系の内部において中間像を形成し、結像光学系の最も被写体側における光軸は、配置領域面に対して垂直で、かつ、配置領域面の中心から変位しているため、撮像部が小型で、かつ高画質の撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 上記撮像装置の構成図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の他の態様の右側面図 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 上記撮像装置の撮像部内の構成図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の他の形状の斜視図 上記撮像装置の平面図 上記撮像装置の正面図 上記撮像装置の底面図 上記撮像装置の左側面図 上記撮像装置の右側面図 上記撮像装置の背面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図1は本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の斜視図、図2は上記撮像装置の平面図、図3は上記撮像装置の正面図、図4は上記撮像装置の底面図、図5は上記撮像装置の左側面図、図6は上記撮像装置の右側面図、図7は上記撮像装置の背面図、図8は上記撮像装置の構成図、図9は上記撮像装置の平面図である。
図1〜9に示すように、本実施形態のスタンドスキャナ(撮像装置)10Aは、配置領域面16を備える平板状の原稿台(台座)11Aと、スキャナヘッド(撮像部)12Aと、原稿台11Aに取り付けられスキャナヘッド12Aを保持する支柱13Aとから構成され、結像光学系15と対応して設定された配置領域面16内に配置された被写体を、配置領域面16と対向する位置に配置されたスキャナヘッド12Aにより撮像する。
スキャナヘッド12Aは、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子14と、被写体の光学像を撮像素子14の撮像面に結像させる結像光学系15とを備える。
撮像素子14は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの素子を用いることができる。
図8はスタンドスキャナ10Aの構成図であり、光束として軸上光束LAおよび最大画角の光束LBを併せて記入している。図8に示すように、結像光学系15は、結像光学系15の内部において中間像Iを形成し、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zは、配置領域面16に対して垂直で、かつ、配置領域面16の中心から変位している。なお、中間像Iについては、位置を示したものであり、実際の像の形状を示したものではない。以下、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zの、配置領域面16の中心からの変位を、単に変位と記載する。
ここで、配置領域面16は平面であることが好ましいが、完全な平面である必要は無く、若干湾曲していてもよい。また、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zが配置領域面16に対して垂直であるとは、光軸Zが配置領域面16に対して完全に垂直な状態になっている場合に限らず、±5°以内で傾いているものも含む。なお、配置領域面16が湾曲している場合においては、スタンドスキャナ(撮像装置)10Aを水平面に設置した場合に、上記光軸Zが鉛直方向±5°以内の方向となっていればよい。
本実施形態では、結像光学系15は、複数のレンズ15Aと、2つの光路偏向部材15Bを備え、光軸ZがU字型になるように構成されている。そして、スキャナヘッド12A内に結像光学系15の一部が収容され、支柱13A内に結像光学系15の残りの部分と撮像素子14が収容されている。スキャナヘッド12Aの筐体は、結像光学系15を構成する光学素子の一部の保持枠を兼ねた形状となっている。また、結像光学系15内の光束の内、撮像に利用する光束のみを受光するように、結像光学系15の光軸が撮像素子14の中心から外れた位置となるように、撮像素子14および結像光学系15が配置されている。
なお、図8に示す結像光学系15は、結像光学系15を構成する光学素子を模式的に示したものであり、光学素子の実際の構成を示したものではない。例えば、光軸Zを屈曲させる光路偏向部材15Bは、ミラーに限らず、プリズムなど、どのようなものを用いてもよい。また、レンズの枚数や形状についても、必要な性能を備えていれば特に制限はない。
結像光学系15について、内部に中間像Iを形成することで、結像光学系15内における光束を細くできるため、スキャナヘッド12Aを小型化することができる。また、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zを、配置領域面16に対して垂直にすることで、台形歪みを生じさせることなく原稿を撮像できるため、高画質にすることができる。
本実施形態のスタンドスキャナ10Aにおいて、結像光学系15の全画角は、100°以上150°以下であることが好ましい。一般的に、スタンドスキャナは、机の上などに置かれて使用されるため、スタンドスキャナの高さが高いと、スキャナヘッドがユーザの視界に入って煩わしいため、なるべく高さを抑えることが望まれている。そのため、結像光学系15の全画角を100°以上の広角にすることによって、配置領域面16の全域を撮像するために必要な結像光学系15の位置を低くすることができるため、スタンドスキャナ10A全体の低サイズ化に寄与する。また、結像光学系15の全画角を150°以下に抑えることによって、配置領域面16内に配置された被写体が立体物である場合、もしくは被写体が薄い紙などの原稿であっても折れたり曲がったりして表面が部分的に***している場合などでも、死角を少なくして被写体全体を撮像することが可能となる。
また、スタンドスキャナ10Aの高さをH、配置領域面16が矩形であり、配置領域面16の対角長をDとした場合、条件式(1)を満足することが好ましい。条件式(1)の上限以下とすることによって、スタンドスキャナ10A全体の低サイズ化を図ることができる。なお、条件式(1−1)、(1−2)、(1−3)を満足することで、より良好な特性とすることができる。条件式(1−3)の下限以上とすることによって、配置領域面16の全域を撮像するために必要な結像光学系15の全画角を適正な範囲に抑えることができるため、配置領域面16内に配置された被写体が立体物である場合、もしくは被写体が薄い紙などの原稿であっても折れたり曲がったりして表面が部分的に***している場合などでも、死角を少なくして被写体全体を撮像することが可能となる。
H/D<0.75 …(1)
H/D<0.65 …(1−1)
H/D<0.55 …(1−2)
0.3<H/D<0.55 …(1−3)
また、結像光学系15の最も被写体側から配置領域面16までの光軸Z上の距離をO、スタンドスキャナ10Aの高さをHとした場合、条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)の下限以上とすることによって、配置領域面16に被写体を置く際の作業性を良好にできる。なお、条件式(2−1)、(2−2)を満足することで、より良好な特性とすることができる。条件式(2−2)の上限以下とすることによって、スキャナヘッド12A(結像光学系15)の高さ方向のサイズが過剰に小さくなるのを抑えることができるため、結像光学系15の設計が容易になる。
0.5<O/H …(2)
0.6<O/H …(2−1)
0.6<O/H<0.9 …(2−2)
また、スキャナヘッド12Aの筐体の少なくとも一部は、結像光学系15を構成する光学素子の少なくとも一部の保持枠を兼ねることが好ましい。このような構成とすることによって、スキャナヘッド12Aの小型化および軽量化に有利となる。
また、配置領域面16が矩形であり、結像光学系15の最も被写体側における光軸Zの変位の方向は、配置領域面16の短辺方向であることが好ましい。このような構成とすることによって、結像光学系15に要求される全画角を抑えることができるため、配置領域面16内に配置された被写体が立体物である場合、もしくは被写体が薄い紙などの原稿であっても折れたり曲がったりして表面が部分的に***している場合などでも、死角を少なくして被写体全体を撮像することが可能となる。
この場合、変位の量は、配置領域面の短辺方向の長さの0.5倍以上1.5倍以下であることが好ましい。変位の量を0.5倍以上とすることによって、スキャナヘッド12Aが配置領域面16の上部にほとんど被らなくなるため、被写体にスキャナヘッド12Aの影が映るのを防ぐことができる。変位の量を1.5倍以下とすることによって、結像光学系15に要求される全画角を抑えることができるため、配置領域面16内に配置された被写体が立体物である場合、もしくは被写体が薄い紙などの原稿であっても折れたり曲がったりして表面が部分的に***している場合などでも、死角を少なくして被写体全体を撮像することが可能となる。
また、図10に示すように、結像光学系15の最も被写体側に、配置領域面16をスキャナヘッド12A側から見た場合における変位の方向Aに進行する光のS偏光成分Sを透過する方向に設置された偏光子17を備えることが好ましい。このような構成とすることによって、被写体表面における反射光(P偏光成分P)が結像光学系15に入射するのを抑え、被写体を適切に撮像することが可能となる。
また、結像光学系15は、結像光学系15の光軸Zを屈曲させる光路偏向部材を2つ備え、変位の方向におけるスキャナヘッド12Aの最大幅をM、配置領域面16が矩形であり、配置領域面16の対角長をDとした場合、条件式(3)を満足することが好ましい。条件式(3)の上限以下とすることによって、スキャナヘッド12Aの小型化を図ることができる。なお、条件式(3−1)、(3−2)を満足することで、より良好な特性とすることができる。条件式(3−2)の下限以上とすることによって、2つの光路偏向部材が近接し過ぎることを防ぎ、変位の方向におけるスキャナヘッド12A(結像光学系15)の幅が過剰に小さくなるのを抑えることができるため、結像光学系15の設計が容易になる。
M/D<0.5 …(3)
M/D<0.35 …(3−1)
0.05<M/D<0.35 …(3−2)
なお、スタンドスキャナの外観は、上記で説明した図1〜7に示す形状に限らず、下記に示す図面の通り、種々の変形が可能である。なお、以下の説明において、図1〜7に示す構成要素と同じ構成要素には、同じ参照番号を付与しており、図1〜7の態様と比較して特段の変更がない場合は説明を省略する。
まず、図11〜17(図11は斜視図、図12は平面図、図13は正面図、図14は底面図、図15は左側面図、図16は右側面図、図17は背面図)に示すスタンドスキャナ10Bのように、スキャナヘッド12Bについて、U字形状に構成された結像光学系15の隙間を埋めるような形状としてもよい。
また、図18〜24(図18は斜視図、図19は平面図、図20は正面図、図21は底面図、図22は左側面図、図23は右側面図、図24は背面図)に示すスタンドスキャナ10Cのように、支柱13Cを直線状に形成して原稿台11Cと接続した構成としてもよい。
また、図25〜31(図25は斜視図、図26は平面図、図27は正面図、図28は底面図、図29は左側面図、図30は右側面図、図31は背面図)に示すスタンドスキャナ10Dのように、スキャナヘッド12Dについて、U字形状に構成された結像光学系15の隙間を埋めるような形状にするとともに、支柱13Dを直線状に形成して原稿台11Dと接続した構成としてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図32は本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置の斜視図、図33は上記撮像装置の平面図、図34は上記撮像装置の正面図、図35は上記撮像装置の底面図、図36は上記撮像装置の左側面図、図37は上記撮像装置の右側面図、図38は上記撮像装置の背面図、図39は上記撮像装置の撮像部内の構成図である。
図32〜39に示すように、本実施形態のスタンドスキャナ(撮像装置)20Aは、配置領域面26を備える平板状の原稿台(台座)21Aと、スキャナヘッド(撮像部)22Aと、原稿台21Aに取り付けられスキャナヘッド22Aを保持する支柱23Aとから構成され、結像光学系25と対応して設定された配置領域面26内に配置された被写体を、配置領域面26と対向する位置に配置されたスキャナヘッド22Aにより撮像する。
結像光学系25は、結像光学系25の内部において中間像を形成し、結像光学系25の最も被写体側における光軸Zは、配置領域面26に対して垂直で、かつ、配置領域面26の中心から変位している。以下、結像光学系25の最も被写体側における光軸Zの、配置領域面26の中心からの変位を、単に変位と記載する。
また、本実施形態では、結像光学系25は、複数のレンズ25Aと、1つの光路偏向部材25Bを備え、光軸ZがL字型になるように構成されており、スキャナヘッド22A内に結像光学系25と撮像素子14が併せて収容されている。スキャナヘッド22Aの筐体は、結像光学系25を構成する光学素子の保持枠を兼ねており、径が細くなっている部分について長手方向に伸びるリブが形成された形状となっている。
なお、図39に示す結像光学系25は、結像光学系25を構成する光学素子を模式的に示したものであり、実際の構成を示したものではない。例えば、光軸Zを屈曲させる光路偏向部材25Bは、ミラーに限らず、プリズムなど、どのようなものを用いてもよい。また、レンズの枚数や形状についても、必要な性能を備えていれば特に制限はない。
本実施形態のスタンドスキャナ20Aは、上記第1の実施形態のスタンドスキャナ10Aと比較して、結像光学系25の光軸ZがL字型になるように構成された点が異なり、これに伴って、スタンドスキャナ20Aの外観が変更されている。上記第1の実施形態のスタンドスキャナ10Aと比較して変更されていない部分についての説明は省略する。
このような構成としても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態のスタンドスキャナ20Aにおいて、スキャナヘッド22Aは、結像光学系25の光路偏向部材よりも撮像素子24側の部分において、支柱23Aにより保持されていてもよい。このような構成とすることによって、スタンドスキャナ20A全体の低サイズ化を図ることができる。
この場合、原稿台21Aの重心が、原稿台(台座)21Aをスキャナヘッド22A側から見た場合の幾何中心よりも支柱23Aから離れていることが好ましい。このような構成とするためには、例えば、原稿台21Aについて、原稿台(台座)21Aをスキャナヘッド22A側から見た場合の幾何中心よりも支柱23A側の裏面部分を肉抜き成形したり、原稿台(台座)21Aをスキャナヘッド22A側から見た場合の幾何中心よりも支柱23Aと反対側部分に重りを付ければよい。また、これ以外の手段で重心位置を調整してもよい。このような構成とすることによって、スキャナヘッド22Aの重さでスタンドスキャナ20Aが転倒しにくくなり、設置の安定性を向上させることができる。
なお、スタンドスキャナの外観は、上記で説明した図32〜38に示す形状に限らず、下記に示す図面の通り、種々の変形が可能である。なお、以下の説明において、図32〜38に示す構成要素と同じ構成要素には、同じ参照番号を付与しており、図32〜38の態様と比較して特段の変更がない場合は説明を省略する。
まず、図40〜46(図40は斜視図、図41は平面図、図42は正面図、図43は底面図、図44は左側面図、図45は右側面図、図46は背面図)に示すスタンドスキャナ20Bのように、スキャナヘッド22Bについて、円柱状の形状としてもよい。
また、図47〜53(図47は斜視図、図48は平面図、図49は正面図、図50は底面図、図51は左側面図、図52は右側面図、図53は背面図)に示すスタンドスキャナ20Cのように、スキャナヘッド22Cについて、部分的に四角柱状の形状としてもよい。
また、図54〜60(図54は斜視図、図55は平面図、図56は正面図、図57は底面図、図58は左側面図、図59は右側面図、図60は背面図)に示すスタンドスキャナ20Dのように、スキャナヘッド22Dについて、ほぼ全体に亘って径が同一の円柱状の形状としてもよい。
また、図61〜67(図61は斜視図、図62は平面図、図63は正面図、図64は底面図、図65は左側面図、図66は右側面図、図67は背面図)に示すスタンドスキャナ20Eのように、スキャナヘッド22Eについて、結像光学系25の鏡胴とは異なる筐体で、結像光学系25の被写体側先端部分を除いた鏡胴を覆う態様としてもよい。
また、図68〜74(図68は斜視図、図69は平面図、図70は正面図、図71は底面図、図72は左側面図、図73は右側面図、図74は背面図)に示すスタンドスキャナ20Fのように、スキャナヘッド22Fについて、結像光学系25の鏡胴とは異なる筐体で、鏡胴全体を結像光学系25に沿った形状で覆う態様としてもよい。
また、図75〜81(図75は斜視図、図76は平面図、図77は正面図、図78は底面図、図79は左側面図、図80は右側面図、図81は背面図)に示すスタンドスキャナ20Gのように、スキャナヘッド22Fについて、結像光学系25の鏡胴とは異なる筐体で、鏡胴全体を覆う態様としてもよい。
また、図82〜88(図82は斜視図、図83は平面図、図84は正面図、図85は底面図、図86は左側面図、図87は右側面図、図88は背面図)に示すスタンドスキャナ20Hのように、支柱23Hについて、円柱状の形状としてもよい。
また、図89〜95(図89は斜視図、図90は平面図、図91は正面図、図92は底面図、図93は左側面図、図94は右側面図、図95は背面図)に示すスタンドスキャナ20Iのように、四角柱状の支柱23Iについて、原稿台21Iに対して傾斜させてもよい。
また、図96〜102(図96は斜視図、図97は平面図、図98は正面図、図99は底面図、図100は左側面図、図101は右側面図、図102は背面図)に示すスタンドスキャナ20Jのように、円柱状の支柱23Jについて、原稿台21Jに対して傾斜させてもよい。
また、図103〜109(図103は斜視図、図104は平面図、図105は正面図、図106は底面図、図107は左側面図、図108は右側面図、図109は背面図)に示すスタンドスキャナ20Kのように、円柱状のスキャナヘッド22Kおよび四角柱状の支柱23Kの両方について、原稿台21Kに対して傾斜させてもよい。
また、図110〜116(図110は斜視図、図111は平面図、図112は正面図、図113は底面図、図114は左側面図、図115は右側面図、図116は背面図)に示すスタンドスキャナ20Lのように、円柱状のスキャナヘッド22Lおよび円柱状の支柱23Lの両方について、原稿台21Lに対して傾斜させてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、結像光学系について、光路偏向部材を1つも備えていなくてもよいし、3つ以上備えていてもよい。光路偏向部材の数については、結像光学系の長さ、および光軸をどのように曲げるかを考慮して、適宜設定すればよい。また、結像光学系の光軸は、同一平面内に収まる態様に限らず、同一平面内に収まらないように立体的に曲げた態様としてもよい。
また、結像光学系と撮像素子の相対位置については、結像光学系内の光束の内、撮像に利用する光束のみを受光するように、結像光学系の光軸が撮像素子の中心から外れた位置となるように配置する態様に限らず、結像光学系の光軸が撮像素子の中心と交わるように配置してもよい。
また、上記以外にも、種々の修正および変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
10A〜10D スタンドスキャナ(撮像装置)
11A〜11D 原稿台(台座)
12A〜12D スキャナヘッド(撮像部)
13A〜13D 支柱
14 撮像素子
15 結像光学系
16 配置領域面
17 偏光子
20A〜20L スタンドスキャナ(撮像装置)
21A〜21L 原稿台(台座)
22A〜22L スキャナヘッド(撮像部)
23A〜23L 支柱
24 撮像素子
25 結像光学系
26 配置領域面
LA 軸上光束
LB 最大画角の光束
P P偏光成分
S S偏光成分
Z 光軸

Claims (15)

  1. 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、前記被写体の光学像を前記撮像素子の撮像面に結像させる結像光学系とを備える撮像部を備え、前記結像光学系と対応して設定された配置領域面内に配置された前記被写体を、前記配置領域面と対向する位置に配置された前記撮像部により撮像する撮像装置であって、
    前記結像光学系は、前記結像光学系の内部において中間像を形成し、
    前記結像光学系の最も被写体側における光軸は、前記配置領域面に対して垂直で、かつ、前記配置領域面の中心から変位している撮像装置。
  2. 前記結像光学系の全画角は、100°以上150°以下である
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置の高さをH、
    前記配置領域面が矩形であり、前記配置領域面の対角長をDとした場合、
    H/D<0.75 …(1)
    で表される条件式(1)を満足する
    請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記結像光学系の最も被写体側から前記配置領域面までの光軸上の距離をO、
    前記撮像装置の高さをHとした場合、
    0.5<O/H …(2)
    で表される条件式(2)を満足する
    請求項1から3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 前記結像光学系は、前記結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を少なくとも1つ備える
    請求項1から4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. 前記撮像部の筐体の少なくとも一部は、前記結像光学系を構成する光学素子の少なくとも一部の保持枠を兼ねる
    請求項1から5のいずれか1項記載の撮像装置。
  7. 前記配置領域面が矩形であり、
    前記変位の方向は、前記配置領域面の短辺方向である
    請求項1から6のいずれか1項記載の撮像装置。
  8. 前記変位の量は、前記配置領域面の短辺方向の長さの0.5倍以上1.5倍以下である
    請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記結像光学系の最も前記被写体側に、前記配置領域面を前記撮像部側から見た場合における前記変位の方向に進行する光のS偏光成分を透過する方向に設置された偏光子を備える
    請求項1から8のいずれか1項記載の撮像装置。
  10. 前記配置領域面を備える平板状の台座と、前記台座に取り付けられた支柱とを備え、
    前記結像光学系は、前記結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を1つ備え、
    前記撮像部は、前記結像光学系の前記光路偏向部材よりも前記撮像素子側の部分において、前記支柱により保持されている
    請求項1から9のいずれか1項記載の撮像装置。
  11. 前記台座の重心が、前記台座を前記撮像部側から見た場合の幾何中心よりも前記支柱から離れている
    請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記結像光学系は、前記結像光学系の光軸を屈曲させる光路偏向部材を2つ備え、
    前記変位の方向における前記撮像部の最大幅をM、
    前記配置領域面が矩形であり、前記配置領域面の対角長をDとした場合、
    M/D<0.5 …(3)
    で表される条件式(3)を満足する
    請求項1から11のいずれか1項記載の撮像装置。
  13. H/D<0.65 …(1−1)
    で表される条件式(1−1)を満足する
    請求項3記載の撮像装置。
  14. 0.6<O/H …(2−1)
    で表される条件式(2−1)を満足する
    請求項4記載の撮像装置。
  15. M/D<0.35 …(3−1)
    で表される条件式(3−1)を満足する
    請求項12記載の撮像装置。
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