JP2019125101A - 車両用制御装置、車両用制御方法及び車両用制御プログラム - Google Patents

車両用制御装置、車両用制御方法及び車両用制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにする。【解決手段】自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得部3と、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示部4と、当該エリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出部5と、ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定部6と、走行モード切替部7とを備える。走行モード切替部7は、警告を提示して、停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用制御装置、車両用制御方法及び車両用制御プログラムに関するものである。
従来、自動運転機能により運転者がハンドル操作しなくても走行可能な自動運転モードと、従来の車両における運転操作と同様に、運転者のハンドル操作により走行する手動運転モードとで、走行モードを切り替えて走行する車両に関する工夫が種々に提案されている。
特許文献1には、これら自動運転モードから手動運転モードへの切替えに関する工夫が提案されている。
特開2017−30390号公報
ところで自動運転モードにより走行している状況で、例えば濃霧、降雪、積雪等により、自動運転モードによっては走行困難になる場合が予測される。
このような場合、手動運転モードにより走行することになるものの、濃霧、降雪、積雪等が激しい場合、ドライバーによっては、走行を断念し、路肩等に車両を停車して走行可能となるのを待機することになる。
しかしながらこのような路肩への停車は、他の車両の安全走行を妨げる問題がある。また場合によっては、除雪等の復旧作業の妨げとなる場合もある。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることを目的とする。
係る課題を解決するため、請求項1の発明は、
自動運転モードを備えた車両に搭載される車両用制御装置であって、
自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示部と、
前記走行状態提示部の警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出部と、
前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定部と、
前記車両の走行モードを指示する走行モード切替部とを備え、
前記走行モード切替部は、
前記走行情報提示部により前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出部で検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定部により手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する。
請求項1の構成によれば、
情報取得部で取得した情報により、走行情報判定部で走行ルート上における自動運転モードによっては走行困難なエリアを検出し、走行状態提示部によりドライバーに警告を与えることができ、これにより例えば高速道路上では事前にサービスエリア、パーキングエリアに車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。また充分に降雪等になれたドライバーにあっては、手動運転モードにより走行を続けることも可能であり、この場合、降雪等を予測して運転できることにより、安全運転を図ることができる。
またさらに操舵可能状態判定部により、ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定するようにして、さらに車両停車位置検出部により、走行状態提示部の警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出するようにして、走行情報提示部により警告を提示して、この休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示することにより、例えば警告に気が付かない場合、運転に集中を欠いている場合、さらには高速道路においてサービスエリア、パーキングエリアの所在を十分に認識できていない場合等にあっても、休憩場所に車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。
これらにより自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、
前記操舵可能状態判定部は、
前記ドライバーの生体情報及び又は前記ドライバーの挙動により、前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する。
請求項2の構成によれば、より具体的構成により、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
請求項3の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、
前記走行モード切替部は、
前記休憩場所に前記車両が停車した後、前記情報取得部により取得される情報により、走行ルード上における自動運転モードによっては走行困難なエリアが走行可能となると、当該休憩場所からの自動運転モードによる走行を指示する。
請求項3の構成によれば、濃霧の解消、降雪量の減少等により自動走行モードでの走行が可能になると、速やかに目的地への移動を開始することができる。
請求項4の発明においては、
自動運転モードを備えた車両における車両用制御方法であって、
自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報取得ステップで取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示ステップと、
前記走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出ステップと、
前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定ステップと、
前記車両の走行モードを指示する走行モード切替ステップとを備え、
前記走行モード切替ステップは、
前記走行情報提示ステップにより前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出ステップで検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定ステップにより手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する。
請求項4の構成によれば、
情報取得ステップで取得した情報により、走行情報判定ステップで走行ルート上における自動運転モードによっては走行困難なエリアを検出し、走行状態提示ステップによりドライバーに警告を与えることができ、これにより例えば高速道路上では事前にサービスエリア、パーキングエリアに車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。また充分に降雪等になれたドライバーにあっては、手動運転モードにより走行を続けることも可能であり、この場合、降雪等を予測して運転できることにより、安全運転を図ることができる。
またドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定するようにして、さらに走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出するようにして、走行情報提示ステップにより警告を提示して、この休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示することにより、例えば警告に気が付かない場合、運転に集中を欠いている場合、さらには高速道路においてサービスエリア、パーキングエリアの所在を十分に認識できていない場合等にあっても、休憩場所に車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。
これらにより自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
請求項5の発明においては、
演算処理回路による実行により、自動運転モードを備えた車両において所定の処理手順を実行させる車両用制御プログラムであって、
前記処理手順は、
自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報取得ステップで取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示ステップと、
前記走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出ステップと、
前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定ステップと、
前記車両の走行モードを指示する走行モード切替ステップとを備え、
前記走行モード切替ステップは、
前記走行情報提示ステップにより前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出ステップで検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定ステップにより手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する。
請求項5の構成によれば、
情報取得ステップで取得した情報により、走行情報判定ステップで走行ルート上における自動運転モードによっては走行困難なエリアを検出し、走行状態提示ステップによりドライバーに警告を与えることができ、これにより例えば高速道路上では事前にサービスエリア、パーキングエリアに車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。また充分に降雪等になれたドライバーにあっては、手動運転モードにより走行を続けることも可能であり、この場合、降雪等を予測して運転できることにより、安全運転を図ることができる。
またさらにドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定するようにして、さらに走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出するようにして、走行情報提示ステップにより警告を提示して、この休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示することにより、例えば警告に気が付かない場合、運転に集中を欠いている場合、さらには高速道路においてサービスエリア、パーキングエリアの所在を十分に認識できていない場合等にあっても、休憩場所に車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。
これらにより自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
本発明の車両用制御装置、車両用制御方法、車両用制御プログラムによれば、自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
本発明の実施形態に係る車両用制御装置を示す機能ブロック図である。 図1の車両用制御装置の動作の説明に供する図である。 図1の車両用制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用制御装置の要部の構成を示す機能ブロック図である。
この車両用制御装置1は、自動運転機能を備えた車両2に搭載されて、車両2の走行モードを制御する情報処理装置である。
このため車両2は、車両用制御装置1の指示により自動運転モードと手動運転モードとで走行モードを切り替え、自動運転モードにおいては、事前に設定された目的地に向けて走行する。また手動運転モードにおいては、ドライバーの操作に応じて走行する。
車両用制御装置1は、演算処理回路により車両用制御プログラムを実行することにより、この図1に示す機能ブロックが構成される。車両用制御装置1は、この図1に示す構成により、種々の情報を取得して車両2の走行モードを制御するコマンドを送出する。
車両用制御装置1は、周辺情報取得部3と走行状態提示部4と車両停車可能位置検出部5と操舵可能状態判定部6と走行モード切替部7とを備える。
周辺情報取得部3は、インターネット等のネットワークに無線通信により接続可能なインターフェースであり、自動運転モードによっては走行困難なエリアを特定する情報(以下、適宜、周辺情報と呼ぶ)D1を取得する。
具体的に、周辺情報D1は、走行ルートで発生した事故情報、工事情報、濃霧、豪雨、降雪、積雪等の、自動運転モードによる走行が不可能になる道路状態にあるエリアを特定する情報により構成される。
このような周辺情報は、例えばいわゆるクラウド情報、ビックデータを処理して得られる道路状態の情報をネットワークに接続して取得する場合、道路に設置されたセンサーにより取得された情報に基づいて交通情報を提供するサーバーより取得する場合等、種々の取得方法を広く適用することができる。
またこれらの情報を逐次更新することにより、ほぼリアルタイムで道路状態の情報を提供することができる。
走行状態提示部4は、音声及び又は画像表示により、ドライバーに種々の情報を提供する出力端末であり、音声合成による音声出力部、画像表示パネル等により構成される。
走行状態提示部4は、情報取得部3で取得した周辺情報D1により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、この走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告をドライバーに提示する。
なお音声、画像表示による警告に代えて、又は加えて、例えば座席、ハンドル等のドライバーが接している部位の振動により、これらの警告を提示してもよい。
なお走行ルートは、例えばカーナビゲーション装置の機能により、自動運転モードにおいて設定された目的地の情報、地図情報D2、自車位置情報D3を利用して特定することができる。
これにより図2(A)に示すように、車両用制御装置1では、例えば車両2が高速道路を走行している場合に、自動運転モードによっては走行困難なエリアNの情報D1Aが逐次更新される状態で、周辺情報D1の取得によりこのエリアNを検出し、このエリアNに係る警告をドライバーに提示する。
これにより高速道路上では事前にサービスエリア、パーキングエリアに車両2を退避させて、車両2を路肩に停車させるような状況を回避することができる。また充分に降雪等になれたドライバーにあっては、手動運転モードにより走行を続けることも可能であり、この場合、降雪等を予測して運転できることにより、安全運転を図ることができる。なお図2(A)の例では、車両2の前方「〇〇サービスエリア」から「□□サービスエリア」の間の区間に、自動運転モードによっては走行困難なエリアNが存在している状態である。従ってこの図2の例では「〇〇サービスエリア」に事前に車両2を退避させて、路肩での停車を回避することができる。
しかしながらこのような警告を提示しても、警告に気が付かない場合、運転に集中を欠いている場合、さらには高速道路においてサービスエリア、パーキングエリア等の休憩場所の所在を十分に認識できていない場合等にあっては、警告の後も自動運転モードにより走行することになる。また未だ休憩場所近傍に至っていない場合も、自動運転モードにより走行する場合が予測される。
これにより車両停車可能位置検出部5は、地図情報D2、自車位置情報D3に基づいて、警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する。
ここでこの休憩場所は、公共の施設であって、充分な駐車スペースを備えた施設が選択され、例えば高速道路ではサービスエリア、パーキングエリアが選択され、一般道路では道の駅等が選択される。
なお地図情報D2、自車位置情報D3は、カーナビゲーション装置の機能を利用して取得することができる。
これにより図2(A)の例では、休憩場所として「〇〇サービスエリア」が検出される。
操舵可能状態判定部6は、ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定することにより、手動運転モードに走行モードを切替えるのに充分な準備が整っているか否かを判断する。
具体的に、操舵可能状態判定部6は、車両2に備えられたドライバー情報検出部8を利用して生体情報D4、挙動情報D5を取得し、これらの情報D4、D5によりドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する。
ここでドライバー情報検出部8は、居眠り運転、極度の緊張状態等の、ドライバーの異常を検出する構成である。
生体情報D4は、脳波、心拍、筋肉の状態等を検出して、事前の計測値と比較することにより検出することができ、外乱に対してドライバーが対応可能な状態であるか否か判定することにより、ドライバーが手動運転モードにより運転可能か判定することができる。
また挙動情報D5は、座席に設置した圧力センサー、ドライバーを撮像して得られる撮像結果の画像処理等により、姿勢の変化等のドライバーの挙動を検出して、正常な運転状況での挙動と比較することにより、例えば睡魔が襲っている場合等を検出し、ドライバーが手動運転モードにより運転可能か判定することができる。
なお実用上充分な場合には、生体情報D4、挙動情報D5の何れかを適用するようにしてもよい。
走行モード切替部7は、車両2の走行モードを指示する部位であり、図示しない操作子の操作、走行状態提示部4の表示画面に配置されたタッチパネルの操作等により、ドライバーによる走行モードの選択を受け付け、またこの走行モードによる走行を車両2に指示する。
このとき、走行モード切替部7は、自動運転モードから手動運転モードに走行モードを切り替える場合、操舵可能状態判定部6により手動運転モードにより運転可能との判定が得られた場合に限り、手動運転モードへの切替えを指示する。
これにより車両用制御装置1では、準備の整っていない状態では手動運転モードへ走行モードを切替えないようにして、事故の発生を防止する。
またこれによりドライバーにおいては、自動運転モードにより走行している状態で、自動運転モードによっては走行困難なエリアNに関する警告が走行状態提示部4により提示された場合、十分な時間的余裕をもって走行モードを手動運転モードに切り替えて対応を図ることができ、安全運転を図ることができる。
さらに走行モード切替部7は、このように走行困難なエリアNに関する警告を提示しても自動運転モードにより走行している場合にあって、車両停車可能位置検出部5で検出される停車可能な休憩場所に接近しても、操舵可能状態判定部6により手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を車両2に指示する。
これにより車両用制御装置1では、例えば自動運転モードによっては走行困難なエリアNの直前の休息場所に接近しても、手動運転モードに走行モードを切替えるのに充分な準備が整っていない場合、車両2を休憩場所に退避させて停車させる。
すなわち手動運転モードに走行モードを切替えるのに充分な準備が整っていない状態で、自動運転モードにより走行を続けた場合、自動運転モードによっては走行困難なエリアNに到達して走行を断念し、路肩に停車する可能性がある。またこの場合、渋滞の最後尾の車両への追突事故の可能性もある。
しかしながらこの実施形態のように、休憩場所に退避させて停車させる場合には、このような路肩への停車を回避し得、安全を図ることができ、さらには除雪等の作業も迅速に実行することができる。
走行モード切替部7は、走行困難なエリアNの直前の休憩場所への侵入道に到達するまでの距離及び時間に基づいて、この休憩場所に車両2を誘導するのに充分なタイミングで、操舵可能状態判定部6による判定結果により走行及び停車を車両2に指示する。
図2(B)は、図2(A)との対比により車両2が、走行困難なエリアNの直前の〇〇サービスエリアに接近した状態を示すものである。この時点で、手動運転モードへの準備が整っていない場合、車両用制御装置1は、この〇〇サービスエリアへの侵入を指示し、車両2をこのサービスエリアの駐車場に停車させる。
これに対して充分な準備が整っている場合、車両用制御装置1は、このようなコマンドを出力することなく、これにより車両2は、矢印Aにより示すように、自動運転モードにより走行を続けることになる。またこれに代えて手動運転モードに走行モードを切り替えてドライバーの運転により〇〇サービスエリアで駐車することになる。
なおこのような走行困難なエリアNの直前の休憩場所における自動走行モードによる侵入、停車の指示に代えて、走行困難なエリアNの2以上手前の休憩場所において、自動走行モードによる侵入、停車を指示するようにしてもよい。
すなわち直前の休憩場所にあっては、駐車場が混雑し、車両2を駐車できなくなる場合も予測される。しかしながらこのように直前の休憩場所が混雑している場合でも、さらにその手前の休憩場所にあっては、それ程、混雑していない場合が多い。これにより2以上手前の休憩場所において、進入、停車を指示することにより、確実に車両2を駐車することができる。
なおこのように車両2に進入、停車のコマンドを出力する休憩場所については、他の車両の情報等により適宜、選択するようにしても良い。
すなわちこの場合、走行困難なエリアNまでの各休憩場所について、ネットワークに接続して駐車可能な車両数、現状の駐車台数を検出し、これにより現時点で収容可能な台数をそれぞれ検出する。
また走行ルートにおける各走行区間の走行台数から、さらにはこの走行台数の時間変化から、走行困難なエリアNを避けて各休憩場所に退避すると考えられる車両台数の時間変化を休憩場所毎に予測する。さらに検出した収容可能台数と、予測される車両台数の時間変化と、各休憩場所への自車の到着予測時刻とから、駐車可能な休憩場所を検出し、この休憩場所にて侵入、停車のコマンドを出力する。
このようにすれば、確実に車両を駐車して、路肩へ停車する状況を確実に回避することができる。
またさらにこのような休憩場所にあっては、ドライバーの趣味、嗜好、過去の履歴より選択するようにしてもよい。具体的に、過去の履歴より、何度も利用している利用頻度の高い休憩場所を選択する。また過去の履歴よりサービスエリアよりパーキングエリアを休憩場所として好んでいると考えられる場合にはパーキングエリアを選択する。またファミリー向けのサービスエリアを好んでいると判断される場合には、サービスエリアで提供するサービスにより休憩場所を選択する。
このようにすれば、走行困難なエリアNが自動運転モードにより走行可能となるまでの待ち時間に関して、ドライバーの負担を軽減することができる。
なお車両用制御装置1で、自動運転モードによっては走行困難なエリアNに関する警告を走行状態提示部4で提示しても、操舵可能状態判定部6により手動運転モードによる準備が整っているとの判定結果が得られない場合、走行モード切替部7から休憩場所への進が指示されるまでの間、走行状態提示部4における警告を継続し、さらにはこの警告を一段と強めてドライバーが知覚し易いようにし、これによりドライバーが当該エリアNを一段確実に認識できるようにして安全運転を図れるようにする。
またさらに、休憩場所に進入を開始して停車する場合、車両用制御装置1において、走行状態提示部4により、走行困難なエリアNの存在、このエリアNにより休憩場所に停車すること、この停車する休憩場所の所在地等をドライバーに通知し、これによりドライバーにて状況を把握できるようにする。
このようにして休憩場所に車両2を駐車すると、その後、走行モード切替部7は、周辺情報取得部3で取得される周辺情報D1により、走行困難なエリアNの状況を監視する。またこの監視により、この走行困難なエリアNが走行可能となると、当該休憩場所からの自動運転モードによる目的地への走行を指示する。
このとき、車両用制御装置1は、走行状態提示部4により、走行可能となった旨、ドライバーに通知し、走行モード切替部7は、この通知によりドライバーの確認を得て、自動運転モードによる走行開始を指示する。
これにより車両2では、濃霧の解消、降雪量の減少等により自動走行モードでの走行が可能となると、速やかに目的地への移動を開始することができる。
図3は、この車両用制御装置1の処理手順を示すフローチャートである。
図1について上述した機能ブロックにより、車両用制御装置1は、自動走行モードにより走行を開始すると、ステップSP1からステップSP2に移り、周辺情報D1を取得し、これにより自動運転モードにより走行困難なエリアNの情報(自動走行不可能エリア情報)を取得する。
またこの情報取得により自動走行モードによっては走行困難なエリアが走行ルート上で検出されると、続くステップSP3において、この走行困難なエリアNに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告をドライバーに通知する。
またこのように警告すると、車両用制御装置1では、続くステップSP4において、手動運転モードによる運転の準備が整っているか判定し、ここで手動運転モードによる運転の準備が整っている場合、ステップSP5からステップSP6に移り、ドライバーの指示により走行モードを手動運転モードに切り替える。
これに対して手動運転モードによる運転の準備が整っていない場合、この車両用制御装置1は、ステップSP5からステップSP7に移る。ここで車両用制御装置1では、走行困難なエリアNの直前の休憩場所に接近したか判断し、未だこの休憩場所に到達していない場合、ステップSP7からステップSP3に戻る。
これにより車両用制御装置1では、自動運転モードによっては走行困難なエリアNに関する警告を提示して、休憩場所に接近すると、ステップSP7からステップSP8に移って自動運転モードによりこの休憩場所に進入して停車するように指示する。
この実施形態によれば、走行ルート上における自動運転モードによっては走行困難なエリアを検出し、ドライバーに警告を与えることにより、例えば高速道路上では事前にサービスエリア、パーキングエリアに車両を誘導して、車両を路肩に停車するような状況を回避することができる。また充分に降雪等になれたドライバーにあっては、手動運転モードにより走行を続けることも可能であり、この場合、降雪等を予測して運転できることにより、安全運転を図ることができる。
またさらにドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定するようにして、さらにこの走行困難なエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出するようにして、走行情報提示部により警告を提示して、この休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示することにより、例えば警告に気が付かない場合、運転に集中を欠いている場合、さらには高速道路においてサービスエリア、パーキングエリアの所在を十分に認識できていない場合等にあっても、休憩場所に車両を誘導して、車両を路肩に停車させるような状況を回避することができる。
これらにより自動運転モードに関して、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
またさらにドライバーの生体情報及び又はドライバーの挙動により、ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定することにより、より具体的構成により、濃霧等により走行を断念する場合にあっても、安全を損なわないようにすることができる。
またさらに、休憩場所に車両が停車した後、走行ルード上における自動運転モードによっては走行困難なエリアが走行可能となると、当該休憩場所からの自動運転モードによる走行を指示することにより、速やかに目的地への移動を開始することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、図2において高速道路での走行を例に取って説明したが、本発明はこれに限らず、各種の車両専用道路を走行する場合、一般道を走行する場合、高速道路と一般道とを走行する場合等に広く適用することができる。
1 車両用制御装置
2 車両
3 周辺情報取得部
4 走行状態提示部
5 車両停車可能位置検出部
6 操舵可能状態判定部
7 走行モード切替部
8 ドライバー情報検出部

Claims (5)

  1. 自動運転モードを備えた車両に搭載される車両用制御装置であって、
    自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示部と、
    前記走行状態提示部の警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出部と、
    前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定部と、
    前記車両の走行モードを指示する走行モード切替部とを備え、
    前記走行モード切替部は、
    前記走行情報提示部により前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出部で検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定部により手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する
    車両用制御装置。
  2. 前記操舵可能状態判定部は、
    前記ドライバーの生体情報及び又は前記ドライバーの挙動により、前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する
    請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記走行モード切替部は、
    前記休憩場所に前記車両が停車した後、前記情報取得部により取得される情報により、走行ルード上における自動運転モードによっては走行困難なエリアが走行可能となると、当該休憩場所からの自動運転モードによる走行を指示する
    請求項1又は請求項2に記載の車両用制御装置。
  4. 自動運転モードを備えた車両における車両用制御方法であって、
    自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示ステップと、
    前記走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出ステップと、
    前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定ステップと、
    前記車両の走行モードを指示する走行モード切替ステップとを備え、
    前記走行モード切替ステップは、
    前記走行情報提示ステップにより前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出ステップで検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定ステップにより手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する
    車両用制御方法。
  5. 演算処理回路による実行により、自動運転モードを備えた車両において所定の処理手順を実行させる車両用制御プログラムであって、
    前記処理手順は、
    自動運転モードによっては走行困難なエリアの情報を取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップで取得した情報により、走行ルート上において自動運転モードによっては走行困難なエリアが検出されると、ドライバーに、走行困難なエリアに係る警告及び又は手動運転モードへの切替えを促す警告を提示する走行状態提示ステップと、
    前記走行状態提示ステップの警告に係るエリアまでの間で、停車可能な休憩場所を検出する車両停車可能位置検出ステップと、
    前記ドライバーが手動運転モードにより運転可能かを判定する操舵可能状態判定ステップと、
    前記車両の走行モードを指示する走行モード切替ステップとを備え、
    前記走行モード切替ステップは、
    前記走行情報提示ステップにより前記警告を提示して、前記車両停車可能位置検出ステップで検出される停車可能な休憩場所に接近しても、自動運転モードで走行し、かつ前記操舵可能状態判定ステップにより手動運転モードにより運転可能との判定が得られない場合、当該休憩場所への自動運転モードによる走行及び停車を指示する
    車両用制御プログラム。
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