JP2019122052A - Vibration wave motor and lens drive device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、デジタルカメラなどのレンズ鏡筒に備えられ、特に、振動波モータを用いたレンズ駆動装置に関する。 The present invention relates to a lens driving device provided in a lens barrel such as a digital camera, and in particular to a vibration wave motor.
合焦動作の高速化や、高精度化、静粛化を目的として、超音波モータを駆動源とするレンズ駆動装置が注目されている。特に、被駆動体を直進方向に駆動することが可能なリニア超音波モータは、制御性や駆動特性が優れている。特許文献1では、推力伝達部材と加圧部材を一直線に配置したリニア超音波モータによって駆動するレンズ駆動装置が提案されている。
A lens drive device using an ultrasonic motor as a drive source has attracted attention for the purpose of speeding up focusing operation, achieving high accuracy, and quieting. In particular, a linear ultrasonic motor capable of driving a driven body in a straight direction has excellent controllability and drive characteristics.
しかしながら、大きな推力を得るために振動子と摩擦部材を2つ配置すると、3つの転動部材を避けるように部材を配置する必要があるため、装置が大型化してしまうという課題がある。 However, if two vibrators and two friction members are arranged to obtain a large thrust, the members need to be arranged so as to avoid the three rolling members, so there is a problem that the apparatus becomes large.
本発明の目的は、高推力化と省スペース化を両立した振動波モータを提供することである。 An object of the present invention is to provide a vibration wave motor that achieves both high thrust and space saving.
上記課題を解決するために、本発明の振動波モータでは、複数の振動子と、前記複数の振動子にそれぞれ摩擦接触する複数の摩擦部材と、前記複数の振動子を前記複数の摩擦部材に加圧する加圧部材と、前記複数の振動子と前記複数の摩擦部材との相対移動を案内する案内部材と、前記相対移動による推力を他の部材に伝達する連結部材と、を備え、前記複数の振動子は、前記相対移動の方向に対して並列に配置されており、前記連結部材は、前記複数の振動子、もしくは、前記複数の摩擦部材の前記複数の案内部材により形成される軸周りの回転を規制し、前記連結部材は、前記加圧部材の加圧方向から見たときに、前記複数の振動子、もしくは、前記複数の摩擦部材と、前記複数の案内部材に囲まれた領域内に配置されることを特徴とする。 In order to solve the above problems, in the vibration wave motor according to the present invention, a plurality of transducers, a plurality of friction members in frictional contact with the plurality of transducers, and a plurality of transducers are used as the plurality of friction members. A plurality of pressing members for pressing, a guide member for guiding relative movement between the plurality of vibrators and the plurality of friction members, and a connecting member for transmitting a thrust by the relative movement to another member, The vibrators are arranged in parallel with respect to the direction of the relative movement, and the connection member is an axis formed by the plurality of vibrators or the plurality of guide members of the plurality of friction members. Restricting the rotation of the connecting member, and the connecting member is a region surrounded by the plurality of vibrators or the plurality of friction members and the plurality of guiding members when viewed from the pressing direction of the pressing member. It is characterized by being placed inside .
本発明によれば、高推力化と省スペース化を両立した振動波モータを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a vibration wave motor that achieves both high thrust and space saving.
(実施例1)
本発明の実施例1における振動波モータ100の構成について、図1〜図6を参照して説明する。図1は、振動波モータ100の分解斜視図である。図2(A)は、図2(B)の断面線IIA−IIAにおける移動部材11の構成を示す断面図であり、(B)は同底面図である。図3は、第1の振動子12A及び第2の振動子12Bを加圧方向の反対側から見た分解斜視図である。図4(A)は、連結部材16と移動部材11の案内部11gを示す斜視図、(B)は同平面図、(C)は同断面図である。図5(A)、(B)は、第1の振動子12Aの動作を示す模式図である。図6(A)は、振動波モータ100に発生する力を示す平面図、(B)は同断面図である。なお、図において、後述の相対移動の方向をX方向、後述の加圧方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
Example 1
The configuration of the
図1に示すように、振動波モータ100は、固定部材10、移動部材11、複数の振動子12、複数の摩擦部材13、加圧部材14、複数の案内部材15、連結部材16、緩衝部材17、イコライズ機構18、給電部材19で構成される。複数の振動子12は、第1の振動子12A及び第2の振動子12B、複数の摩擦部材13は、第1の摩擦部材13A及び第2の摩擦部材13B、複数の案内部材15は、第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bでそれぞれ構成される。
As shown in FIG. 1, the
固定部材10は、基部材10A、第1の保持部材10B(加圧部材保持部材)及び第2の保持部材10C(案内部材保持部)で構成される。基部材10Aは、不図示の鏡筒101に固定されており、後述する付勢部材18Cによって振動子保持部材18Aが連結されるとともに、第2の保持部材10Cにビスなどで締結される。第1の保持部材10Bは、板状部材であり、基部材10Aに設けられた回動軸10dを中心として回動可能に基部材10Aに保持される。また、第1の保持部材10Bには、後述する加圧部材14の一端を保持する保持部10eが2つ設けられており、加圧部材14からの加圧力を受けることで、円弧面18fを有するイコライズ部材18Bに当接するように付勢される。このように構成することで、第1の保持部材10Bの接触面が所望の加圧方向であるZ方向に対してずれたとしても、効率よく加圧力を伝達することができる。第2の保持部材10Cには、第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bが当接するようにV溝10gが形成されている。また、連結部材16の係合部16d、16eが貫通する開口部10hがV溝10gを挟むように2つ形成されている。さらに、加圧部材14の他端を保持する保持部10iが設けられている。
The
移動部材11は、図2(B)の底面図で示すように、略枠形状であり、第1の摩擦部材13A及び第2の摩擦部材13Bが底面側に固定されている。そして、案内部11gが第1の摩擦部材13A及び第2の摩擦部材13Bの間に設けられており、案内部11gには、第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bが当接するV溝11a、11bがそれぞれ形成されている。また、連結部材16と係合する突出部11cが形成されている。案内部11gは、移動部材11にビスなどで締結されている。
The moving
第1の振動子12Aは、図3の斜視図に示すように振動板12pと圧電素子12eを接着して構成されている。振動板12pには、突起部12cが長手方向に2つ設けられ、さらに振動子保持部材18Aに固定されるための腕12dが長手方向の両端部に設けられ、その腕12dには穴12hが形成されている。振動子保持部材18Aが有する突出部18dが穴12hに係合することにより、第1の振動子12Aは振動子保持部材18Aに保持される。振動子保持部材18Aは、付勢部材18Cを介して基部材10Aに連結されており、基部材10Aは第2の保持部材10Cにビスなどで締結されることで、第1の振動子12Aは、固定部材10に固定される。また、圧電素子12eには、給電部材19が電気的に接続されており、給電部材19から特定の振幅及び位相差を有する高周波電圧が圧電素子12eに印加されると、第1の振動子12Aが変形して突起部12cが楕円運動(図5(A))を行う。なお、第2の振動子12Bは第1の振動子12Aと同様の構成のため、説明を省略する。
The
第1の摩擦部材13Aは、図1、図2(B)に示すように、第1の振動子12Aに摩擦接触するとともに、移動部材11に保持されている。第1の振動子12Aに高周波電圧が印加され、突起部12cが楕円運動すると、突起部12cと第1の摩擦部材13Aとの間に摩擦力が断続的に発生する。そして、この摩擦力は第1の振動子12Aが第1の摩擦部材13Aに対して相対移動の方向(X方向)への相対移動の推力となる。なお、第2の摩擦部材13Bも第1の摩擦部材13Aと同様に、第2の振動子12Bに摩擦接触するとともに、移動部材11に保持されており、第2の振動子12Bに高周波電圧が印加されると、相対移動の方向への相対移動の推力が発生する。そして、第1の振動子12Aと第2の振動子12Bは、相対移動の方向に対して並列に配置されており、第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bも同様に、相対移動の方向に対して並列に配置されている。
The
加圧部材14は、第1の振動子12Aと第2の振動子12Bをそれぞれ第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bに摩擦接触させるための弾性を有する部材である。そして、加圧部材14は、第1の保持部材10Bの保持部10e及び第2の保持部材10Cの保持部10iに保持されている。この構成により、保持部10eと保持部10iを近づける方向に加圧力を発生させ、第1の保持部材10Bをイコライズ機構18に付勢する。このとき、加圧部材14の加圧方向(Z方向)は、第1の振動子12A及び第2の振動子12Bをそれぞれ第1の摩擦部材13A及び第2の摩擦部材13Bに押し付ける方向である。
The
複数の案内部材15は、第1の振動子12Aと第2の振動子12Bをそれぞれ第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bに対して相対移動させるための部材であり、第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bにより構成される。第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bはともに転動ボールであり、移動部材11の案内部11gに設けられたV溝11a、11bを介して移動部材11と当接し、固定部材10のV溝10gを介して固定部材10と当接する。このとき、連結部材16の係合部16d、16eが貫通する開口部10hは加圧方向(Z方向)から見て第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bと重ならないように配置されている。このような第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bの構成により、移動部材11は固定部材10に対して相対移動の方向へ平行移動する。また、移動部材11は、第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bにより形成される軸Ob(図6(B))の周りに回転可能に支持される。
The plurality of
緩衝部材17は、略板形状の弾性部材であり、第1の振動子12Aとイコライズ部材18B、第2の振動子12Bとイコライズ部材18Bにそれぞれ挟まれるように配置されている。給電部材19は、第1の振動子12Aの圧電素子12e及び第2の振動子12Bの圧電素子12eに電圧を印加するフレキシブル基板である。
The
次に図4(A)〜(C)を参照して、連結部材16について説明する。図4(A)に示すように、連結部材16は、回転規制部16a、付勢部16b、V溝16g及び係合部16d、16eを備えている。また、図4(C)の断面図に示すように、連結部材16は、第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bとにより構成される軸Obと同一直線に配置される。V溝16gは、回転規制部16aに備えられ、移動部材11の突出部11cと係合する。このような構成により、第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bによって形成される軸Ob周りにおける、移動部材11の回転が規制され、移動部材11がX方向(光軸Oaの方向)にのみ移動できるようになる。また、係合部16d、16eは、回転規制部16aからZ方向に延在するように形成され、それぞれ第2の保持部材10Cの開口部10hを貫通して、被駆動部材であるレンズ102を保持するレンズ枠103と係合するようになっている。すなわち、連結部材16は、複数の振動子12と複数の摩擦部材13の相対移動による推力をレンズ枠103に伝達する部材である。そして、付勢部16bは、圧縮バネ等の弾性部材を収容しており、回転規制部16aと移動部材11の軸Obの方向のガタを無くすように付勢する。
Next, referring to FIGS. 4A to 4C, the connecting
以上の構成から、連結部材16は、複数の振動子12、もしくは、複数の摩擦部材13の、複数の案内部材15により形成される軸Obの周りの回転を規制することができる。すなわち、第1の振動子12Aと第2の振動子12B、もしくは、第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bの第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bとにより形成される軸Obの周りの回転が規制される。
From the above configuration, the connecting
イコライズ機構18は、図1に示すように、2つの振動子保持部材18A、2つのイコライズ部材18B、1つの付勢部材18Cで構成される。それぞれの振動子保持部材18Aは、複数の突出部18dを備えており、それぞれの突出部18dが振動板12pの対応する穴12hと係合することで、第1の振動子12A及び第2の振動子12Bを保持する。また、振動子保持部材18Aには、付勢部材18Cに係合する突出部18eがそれぞれ2つ形成されている。イコライズ部材18Bは、Y方向に延在する半円筒形状で構成された円弧面18fを備えており、円弧面18fは第1の保持部材10Bと当接し、第1の保持部材10Bから加圧力を受けるように配置される。そして、この加圧力を受けることで、イコライズ部材18Bの円弧面18fが形成された面の反対側の面が緩衝部材17に当接する。円弧面18fを有することで、第1の保持部材10BがX方向に傾いても加圧部材14による加圧力を緩衝部材17に効率よく伝達することができる。付勢部材18Cは、略板状の弾性部材であり、一方の方向には剛性が低く、他の方向には剛性が高い部材である。本実施例1では加圧方向には剛性が低く、他の方向には剛性が高い特性となっている。付勢部材18Cの穴部18hは、振動子保持部材18Aの突出部18eと係合する。したがって、付勢部材18Cによって振動子保持部材18Aは、加圧方向のみに変位することが可能である。以上のような構成とすることで、製造誤差等のばらつきによって第1の振動子12A及び第2の振動子12Bと第1の保持部材10Bが平行でなくても、加圧部材14の加圧力を第1の振動子12A及び第2の振動子12Bに伝達することができる。
As shown in FIG. 1, the equalizing
以上の構成から、振動波モータ100は、給電部材19によって印加される電圧によって第1の振動子12A及び第2の振動子12Bが駆動され、移動部材11が第1の摩擦部材13A及び第2の摩擦部材13Bを保持する固定部材10に対して相対移動する。移動部材11にかかる推力が連結部材16を介して被駆動部材であるレンズ102に伝達されて駆動することにより、ピント合わせを行うことができる。
From the above configuration, in the
次に、図5(A)、(B)を参照して、振動波モータ100(超音波モータ)の動作について説明する。図5(A)は、第1の振動子12Aの動作を示す模式図であり、図5(B)は第1の振動子12Aと第1の摩擦部材13Aの間に発生する力を示す模式図である。なお、第2の振動子12Bの基本動作は第1の振動子12Aと同様であるので、不図示である。
Next, with reference to FIGS. 5A and 5B, the operation of the vibration wave motor 100 (ultrasonic motor) will be described. FIG. 5A is a schematic view showing an operation of the
第1の振動子12Aの圧電素子12eには、給電部材19が接続されており、高周波電圧が印加される。圧電素子12eに二相の高周波電圧を印加すると、圧電素子12eが変形しながら振動し、それに伴って振動板12pが変形する。高周波電圧の周波数(超音波領域の周波数)を所定の値に設定することで、第1の振動子12Aの突起部12cは、図5(A)の矢印で示すように楕円運動し、第1の摩擦部材13Aと接触・離間を繰り返す。第1の振動子12Aの突起部12cと第1の摩擦部材13Aが接触している間は、図5(B)に示すように各突起部12cにおいてX方向の摩擦力F/2が発生し、離間している間は、摩擦力が発生しない。したがって、第1の振動子12Aと第1の摩擦部材13Aの間には、断続的にX方向の摩擦力Fが発生するため、この摩擦力Fによって第1の振動子12Aと第1の摩擦部材13Aが相対移動する。また、不図示の第2の振動子12Bは第2の摩擦部材13Bに対して同様の動作を行うため、複数の振動子12による総摩擦力2Fが発生する。この総摩擦力2Fは、振動波モータ100が発生する推力であり、移動部材11の突出部11cを介して連結部材16へ伝達される。以上から、第1の振動子12A及び第2の振動子12Bによって発生する総摩擦力2Fにより推力が発生し、移動部材11は、相対移動の方向に駆動される。
A
次に、図6(A)、(B)を参照して、本発明の連結部材16の配置及び振動波モータ100に発生する力について説明する。図6(A)は、本発明の振動波モータ100に発生する力を示す平面図である。図6(B)は、図6(A)の断面線VIB−VIBにおける断面図である。第1の振動子12A及び第2の振動子12Bによって移動部材11には推力(総摩擦力2F)が発生する。そして、被駆動体(レンズ枠103)は、第1の規制部材105(図9)及び第2の規制部材106によって駆動負荷fを受けながら推力(総摩擦力2F)によって駆動される。このとき、レンズ枠103に発生する駆動負荷fが連結部材16を介して移動部材11に伝達されるため、駆動負荷fは、軸Obの近傍に伝達される。仮に、駆動負荷fが発生する位置が軸Obから離れた軸Ocにあるとすると、軸Obを形成する第1の案内部材15A又は第2の案内部材15Bを支点として回転するモーメントMが発生する。このモーメントMが所定の値以上になると、第1の案内部材15A又は第2の案内部材15Bが浮いてしまい、制御性が低下してしまう。しかしながら、本発明のように駆動負荷fの発生位置が軸Obの近傍であると、モーメントMの発生が抑制されるため、複数の案内部材15のいずれかの浮きを防ぐことができる。軸Obと駆動負荷fの発生位置を近づけるためには、加圧力の方向(Z方向)から見た時に、連結部材16が第1の振動子12Aと第2の振動子12Bの間、もしくは第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bの間に配置されることが必要になる。
Next, with reference to FIGS. 6A and 6B, the arrangement of the
以上から、第1の振動子12Aと第2の振動子12Bの加圧力の合力の方向から見た時に、連結部材16が第1の振動子12Aと第2の振動子12Bの間に配置されることで、移動部材11にかかるモーメントMを抑制し、制御性を良好に保つことができる。もしくは、連結部材16が第1の摩擦部材13Aと第2の摩擦部材13Bと、第1の案内部材15Aと第2の案内部材15Bに囲まれた領域内に配置されることで、移動部材11にかかるモーメントMを抑制し、制御性を良好に保つことができる。
From the above, when viewed from the direction of the resultant force of the pressing forces of the
次に、本発明の効果について説明する。本発明では、複数の案内部材15を備え、複数の案内部材(2つ)が形成する軸Ob周りの回転を連結部材16で規制することで、小型化を実現している。以上説明したように、本発明では、複数の振動子12及び複数の摩擦部材13を配置して高推力化が可能になるとともに、省スペース化を両立することができる振動波モータ100を提供することができる。
Next, the effects of the present invention will be described. In the present invention, miniaturization is realized by providing the plurality of
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における振動波モータ200について説明する。実施例1と異なる部材について、振動波モータ200の分解斜視図である図7を参照して説明する。
(Example 2)
Next, a
振動波モータ200は、固定部材20、移動部材21、複数の振動子22、複数の摩擦部材23、加圧部材24、複数の案内部材25、連結部材26、緩衝部材27、イコライズ機構28、給電部材29で構成される。複数の振動子22は、第1の振動子22A及び第2の振動子22B、複数の摩擦部材23は、第1の摩擦部材23A及び第2の摩擦部材23B、複数の案内部材25は、第1の案内部材25A及び第2の案内部材25Bでそれぞれ構成される。
The
固定部材20は、基部材20A、第1の保持部材20B(加圧部)、第2の保持部材20C(案内部材保持部)で構成されている。基部材20Aは、実施例1における基部材10Aと基本的な構成は同様である。第1の保持部材20Bは、板状部材であり、基部材20Aにビスなどで締結され、加圧部材24の一端を支持している。第2の保持部材20Cは、実施例1における第2の保持部材10Cと基本的な構成は同様である。移動部材21は、実施例1における移動部材11と基本的な構成は同様である。
The fixing
第1の振動子22Aは、略長方形の振動板22pと圧電素子22eを接着したものである。また、X方向及びY方向に直交するZ’方向に直行する面に対して所定の角度をなすように配置されている。その他の構成は実施例1における第1の振動子12Aと同様である。第2の振動子22Bは、X方向及びY方向に直交するZ’方向に直行する面に対して所定の角度をなすとともに、相対移動の方向が形成する面に関して、第1の振動子22Aと対称になるように配置されている。その他の構成は第1の振動子22Aと同様である。そして、第1の振動子22Aと第2の振動子22Bは、相対移動の方向に対して並列に配置されている。
The
第1の摩擦部材23Aは、第1の振動子22Aが摩擦接触する部材であり、移動部材21に保持されている。また、第1の振動子22Aと同様に、X方向及びY方向に直交するZ’方向に直行する面に対して所定の角度をなすように配置される。このとき、第1の振動子22Aと第1の摩擦部材23Aは略平行に配置される。その他の構成は実施例1における第1の摩擦部材13Aと同様である。第2の摩擦部材23Bは、X方向及びY方向に直交するZ’方向に直行する面に対して所定の角度をなすとともに、相対移動の方向が形成する面に関して、第1の摩擦部材23Aと対称になるように配置される。その他の構成は第1の摩擦部材23Aと同様である。
The
加圧部材24は、圧縮バネ等の弾性を有する部材であり、固定部材20の基部材20Aと第1の保持部材20Bの間に挟持される。この構成により、複数の振動子22を移動部材21に当接させるように加圧方向に加圧力を発生させる。その他の構成は実施例1における加圧部材14と同様である。
The
複数の案内部材25、連結部材26、緩衝部材27、イコライズ機構28、給電部材29は、それぞれ実施例1における複数の案内部材15、連結部材16、緩衝部材17、イコライズ機構18、給電部材19と同様である。以上の構成から、振動波モータ200は、実施例1と同様に給電部材29によって印加される電圧によって、摩擦力(推力)を発生し、被駆動部材であるレンズ枠103が移動し、ピント合わせを行うことができる。また、このような構成にすることで、振動波モータ200を配置する際に円筒形状に沿った配置がしやすく、鏡筒101の径方向に小型化することができる。本実施例2では、複数の振動子22及び複数の摩擦部材23を配置して高推力化が可能になるとともに、省スペース化を両立することができる振動波モータ200を提供することができる。
The plurality of
(実施例3)
本発明の実施例3における振動波モータ300について説明する。実施例1と異なる構成について、図8(A)〜(D)を参照して説明する。図8(A)は、実施例1における振動波モータ100の固定部材10の特に第2の保持部材10Cの模式図、図8(B)は振動波モータ300の固定部材30の特に第2の保持部材30Cの模式図である。図8(C)は、振動波モータ100の移動部材11の特に案内部11gの模式図、図8(D)は振動波モータ300の移動部材31の特に案内部31gの模式図である。
(Example 3)
A vibration wave motor 300 according to a third embodiment of the present invention will be described. A configuration different from that of the first embodiment will be described with reference to FIGS. 8 (A) to (D). 8A is a schematic view of the second holding
実施例3の振動波モータ300は、固定部材30の第2の保持部材30C、移動部材31の案内部31g及び連結部材36以外は、実施例1における構成と同様である。図8(B)を参照すると、第2の保持部材30Cには、第1の案内部材35Aが当接するようにV溝30gが形成され、同様に第2の案内部材35Bが当接するようにV溝30gが形成される。ここで、2つのV溝30gは互いに平行であるが同一直線に配置されない。また、2つのV溝30gに挟まれるように開口部30hが形成されており、連結部材36が貫通するように配置されている。
The vibration wave motor 300 of the third embodiment has the same configuration as that of the first embodiment except for the second holding
図8(D)を参照すると、移動部材31の案内部31gには、第1の案内部材35Aが当接するようにV溝31aが形成され、第2の案内部材35Bが当接するようにV溝31bが形成されている。ここで、V溝31a、31bは互いに平行であるが同一直線に配置されない。その他の構成は実施例1における移動部材11の案内部11gと同様である。
Referring to FIG. 8D, a
第1の案内部材35A及び第2の案内部材35Bは、移動部材31の案内部31gのV溝31a、31bを介して移動部材31と当接する。また、第2の保持部材30Cの2つのV溝30gを介して固定部材30と当接する。このとき、2つのV溝30gと連結部材36は同一直線になく、同様にV溝31aとV溝31bと連結部材36は同一直線にない。したがって、連結部材36は、不図示の加圧部材34の加圧方向から見て、第1の案内部材35Aと第2の案内部材35Bとにより構成される軸Obと同一直線に配置されない。
The
実施例1の振動波モータ100では、第1の案内部材15A及び第2の案内部材15Bの移動領域と連結部材16が直列に並んでいたため、相対移動の方向における長さが長くなっていた。しかしながら、振動波モータ300では、第1の案内部材35A及び第2の案内部材35Bの移動領域と連結部材36がずれて配置されているため、間隔をつめることができ、相対移動の方向に小型化することができる。以上の構成から、振動波モータ300は、実施例1と同様に印加される電圧によって、摩擦力(推力)を発生し、被駆動部材であるレンズ枠103が移動し、ピント合わせを行うことができる。また、このような構成にすることで、相対移動の方向の大きさを小型化することができる。本実施例3では、複数の振動子及び複数の摩擦部材を配置して高推力化が可能になるとともに、省スペース化を両立することができる振動波モータ300を提供することができる。
In the
(適用例)
次に、レンズ102の案内機構について図9を参照して説明する。図9は、振動波モータ100を実装した固定筒104の断面図である。レンズ枠103は、略筒形状であり、中心にレンズ102を保持する。レンズ枠103には、第1の規制部材105を貫くように、丸穴103aが形成され、第2の規制部材106が当接するように、U溝103bが形成されている。また、連結部材16を介して振動波モータ100と連結している。
(Example of application)
Next, the guide mechanism of the
固定筒104は、略筒形状であり、不図示の鏡筒101に保持されている。固定筒104は、第1の規制部材105、第2の規制部材106、振動波モータ100をそれぞれ保持している。第1の規制部材105は、メインガイドバーであり、レンズ枠103の丸穴103aを介してレンズ枠103と当接する。第1の規制部材105により、レンズ枠103の相対移動の方向に直交する方向(Y方向)の平行移動が規制される。第2の規制部材106は、サブガイドバーであり、レンズ枠103のU溝103bを介してレンズ枠103と当接する。第2の規制部材106により、レンズ枠103の、第1の規制部材105周りの回転移動が規制される。第1の規制部材105及び第2の規制部材106により、レンズ枠103は相対移動の方向へ平行移動するように案内され、固定筒104に対して相対移動する。以上の構成から、レンズ枠103は相対移動の方向以外の方向への移動が規制される。したがって、レンズ枠103と連結している連結部材16も同様であるため、連結部材16は、第1の規制部材105と第2の規制部材106とにより複数の振動子12と複数の摩擦部材13の相対移動の方向以外の移動及び回転が規制される。
The fixed
振動波モータ100が駆動されると、移動部材11が移動することにより、移動部材11に連結された連結部材16が移動し、連結部材16に係合された被駆動部材であるレンズ枠103が移動する。そして、レンズ枠103に保持されるレンズ102が移動するため、被写体の像の結像位置が光軸Oaの方向に移動する。
When the
図10は、本発明の振動波モータ100を適用したレンズ駆動装置1の構成を示すブロック線図である。撮影光学系の一部であるレンズ102及びレンズ102を駆動する振動波モータ100を含む鏡筒101と、撮像素子111を有するカメラ本体110でレンズ駆動装置1が構成される。ピント検出手段120によって撮像素子111に結像される像のピント状態が検出され、その信号が制御手段122に入力される。また、位置検出手段121によってレンズ102の現在位置が検出され、その信号が制御手段122に入力される。制御手段122はそれらの信号をもとに、振動波モータ駆動手段123に信号を出力し、振動波モータ100を駆動する。これにより、レンズ102は目標位置まで駆動され、ピントずれを補正することで良好な画像を撮影することができる。以上の構成から、被写体の結像位置が、撮像素子111の位置に対して光軸Oaの方向にずれているとき、結像位置と撮像素子111の位置を合わせるようにレンズ102を移動させることで、ピント補正をすることができる。
FIG. 10 is a block diagram showing the configuration of a
次に、図11を参照して、振動波モータ100を適用したレンズ駆動装置1の制御方法について説明する。図11は、合焦動作開始から合焦動作停止までを示すフローチャートである。ステップS1では、ピント検出手段120によって、撮像素子111に結像される像のピント状態が検出され、その信号が制御手段122に入力され、移動部材11が移動すべき目標位置を算出して更新する。ステップS2では、位置検出手段121によって、振動波モータ100に含まれる移動部材11の位置が検出され、その信号が制御手段122に入力され、検出位置を更新する。ステップS3では、ステップS1で更新した目標位置とステップS2で更新した検出位置の差分をもとに、振動波モータ100への通電を決定し、振動波モータ駆動手段123へ信号を入力する。ステップS4では、入力された信号をもとに振動波モータ100を駆動し、移動部材11を駆動する。ステップS5では、動作停止か否かの判別を行い、終了でなければステップS1に戻り、目標位置と移動部材11の現在位置の差分がなくなるように制御を継続することとなる。
Next, with reference to FIG. 11, a control method of the
以上、実施例1に係る振動波モータ100を適用したレンズ駆動装置1について説明したが、適用例はこれに限られるものではなく、実施例2、3に係る振動波モータ200、300を適用することもできる。
The
1 レンズ駆動装置
10、20、30 固定部材
10h、30h 開口部
12、22 複数の振動子
12A、22A 第1の振動子
12B、22B 第2の振動子
13、23 複数の摩擦部材
13A、23A 第1の摩擦部材
13B、23B 第2の摩擦部材
14、24、34 加圧部材
15、25、35 複数の案内部材
15A、25A、35A 第1の案内部材
15B、25B、35B 第2の案内部材
16、26、36 連結部材
100、200、300 振動波モータ
102 レンズ
103 レンズ枠
105 第1の規制部材
106 第2の規制部材
Ob 軸
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記複数の振動子にそれぞれ摩擦接触する複数の摩擦部材と、
前記複数の振動子を前記複数の摩擦部材に加圧する加圧部材と、
前記複数の振動子と前記複数の摩擦部材との相対移動を案内する複数の案内部材と、
前記相対移動による推力を他の部材に伝達する連結部材と、
を備え、
前記複数の振動子は、前記相対移動の方向に対して並列に配置されており、
前記連結部材は、前記複数の振動子、もしくは、前記複数の摩擦部材の前記複数の案内部材により形成される軸の周りの回転を規制し、
前記連結部材は、前記加圧部材の加圧方向から見たときに、前記複数の振動子、もしくは、前記複数の摩擦部材と、前記複数の案内部材に囲まれた領域内に配置されることを特徴とする振動波モータ。 With multiple transducers,
A plurality of friction members frictionally contacting each of the plurality of vibrators;
A pressure member for pressing the plurality of vibrators to the plurality of friction members;
A plurality of guide members for guiding relative movement of the plurality of transducers and the plurality of friction members;
A connecting member for transmitting the thrust due to the relative movement to another member;
Equipped with
The plurality of transducers are arranged in parallel to the direction of the relative movement,
The connection member restricts rotation around an axis formed by the plurality of vibrators or the plurality of guide members of the plurality of friction members,
The connection member is disposed in an area surrounded by the plurality of vibrators or the plurality of friction members and the plurality of guide members when viewed from the pressure direction of the pressure member. Vibration wave motor characterized by
該固定部材は、前記連結部材が貫通する開口部を備え、
該開口部は、前記加圧部材の加圧方向から見て前記第1の案内部材及び前記第2の案内部材と重ならないように配置されることを特徴とする請求項2に記載の振動波モータ。 A fixing member for holding the plurality of transducers;
The fixing member includes an opening through which the connection member passes,
The vibration wave according to claim 2, wherein the opening portion is disposed so as not to overlap with the first guide member and the second guide member when viewed from the pressing direction of the pressing member. motor.
レンズと、
該レンズを保持するレンズ枠と、
該レンズ枠の前記相対移動の方向以外の移動及び回転を規制する第1の規制部材と第2の規制部材を備え、
前記連結部材は、該第1の規制部材と該第2の規制部材とにより前記相対移動の方向以外の移動及び回転が規制され、
前記振動波モータで前記レンズを駆動することを特徴とするレンズ駆動装置。 An oscillatory wave motor according to any one of claims 1 to 5,
With the lens,
A lens frame for holding the lens;
A first restricting member and a second restricting member for restricting movement and rotation of the lens frame other than the direction of the relative movement;
The first restricting member and the second restricting member restrict movement and rotation of the connecting member other than the direction of the relative movement,
A lens driving device characterized in that the lens is driven by the vibration wave motor.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017252923A JP2019122052A (en) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | Vibration wave motor and lens drive device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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ID=67307986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017252923A Pending JP2019122052A (en) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | Vibration wave motor and lens drive device |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2017
- 2017-12-28 JP JP2017252923A patent/JP2019122052A/en active Pending
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