JP2019120205A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料噴霧が通過するダクトを燃焼室内に備えた圧縮自着火式の内燃機関において、燃焼室内の充填空気を効率よく活用して燃焼効率を高めることのできる内燃機関を提供する。【解決手段】圧縮された燃焼室に燃料を噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関において、噴孔が燃焼室の天面の中心から燃焼室内へ露出するように設けられた燃料噴射ノズルと、燃料噴射ノズルの噴孔から噴射された燃料噴霧が通過する中空のダクトと、を備える。噴孔は、燃料噴霧が燃焼室のボア壁面に向かって放射状に噴射されるように偶数個設けられている。そして、噴孔の数の半数個のダクトが、これらの噴孔に対して1つおきに配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関に関し、詳しくは、圧縮された燃焼室に燃料を直接噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関に関する。
従来、例えば特許文献1には、圧縮自着火式の内燃機関において、燃料と充填空気との燃焼室での予混合を促進するための技術が開示されている。この技術では、燃焼室に露出する燃料噴射装置の先端部の開口部に近接して、中空管で構成されたダクトが設けられている。開口部から噴射された燃料は、この中空管を通して燃焼室へと噴射される。中空管の内部では、噴射された燃料が通過する過程で充填空気との予混合が促進される。これにより、燃焼室において過濃な燃料の分布が低減されるので、スモークの発生が低減される。
上記の従来の技術では、燃料噴射装置の先端部に設けられた複数の開口部の全てに対応して複数のダクトがそれぞれ配置されている。このような構成では、開口部から噴射された燃料は、何れもダクト内を通過して燃焼室のボア壁面付近に噴射される。この場合、燃焼室のボア中心付近の充填空気を効率よく活用できず燃焼効率が低下するおそれがある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、燃料噴霧が通過するダクトを燃焼室内に備えた圧縮自着火式の内燃機関において、燃焼室内の充填空気を効率よく活用して燃焼効率を高めることのできる内燃機関を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、圧縮された燃焼室に燃料を噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関を対象としている。内燃機関は、燃料を噴射する噴孔を有し、噴孔が燃焼室の天面の中心から燃焼室内へ露出するように設けられた燃料噴射ノズルと、入口及び出口が燃焼室に露出するように天面に固定され、燃料噴射ノズルの噴孔から噴射された燃料噴霧が入口から出口へと通過する中空のダクトと、を備える。噴孔は、燃料噴霧が燃焼室のボア壁面に向かって放射状に噴射されるように偶数個設けられている。そして、ダクトは、噴孔の数の半数個設けられ、偶数個の噴孔に対して1つおきに配置されている。
また、第2の発明は、上記の目的を達成するため、圧縮された燃焼室に燃料を噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関を対象としている。内燃機関は、燃料を噴射する噴孔を有し、噴孔が燃焼室の天面の中心から燃焼室内へ露出するように設けられた燃料噴射ノズルと、入口及び出口が燃焼室に露出するように天面に固定され、燃料噴射ノズルの噴孔から噴射された燃料噴霧が入口から出口へと通過する中空のダクトと、を備える。噴孔は、燃料噴霧が燃焼室のボア壁面に向かって放射状に噴射されるように9個設けられている。そして、ダクトは3個設けられ、9個の噴孔に対して2つおきに配置されている。
ダクトに燃料を通過させると、ダクトがない場合に比べて燃料の貫徹力が強くなるため、より遠方へと燃料噴霧を送ることができる。第1の発明によれば、複数の噴孔に対して1つおきにダクトが配置される。これにより、燃焼室の中心付近とボア壁面付近の双方に燃料噴霧を効率よく送ることができるので、燃焼室内の充填空気を効率よく活用して燃焼効率を向上させることが可能となる。
第2の発明によれば、9個の噴孔に対して2つおきに3個のダクトが配置される。これにより、燃焼室の中心付近とボア壁面付近の双方に燃料噴霧を効率よく送ることができるので、燃焼室内の充填空気が効率よく利用して燃焼効率を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
実施の形態1について図を参照して説明する。
実施の形態1について図を参照して説明する。
[実施の形態1の構成]
図1は、実施の形態1に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図2は、図1中の内燃機関をA−A線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。実施の形態1の内燃機関2は、複数気筒を備えた圧縮自着火式の内燃機関(以下、単に「エンジン」と称する)である。なお、図1及び図2では、エンジン2が備える複数の気筒のうちの1つの気筒の内部構造を示している。
図1は、実施の形態1に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図2は、図1中の内燃機関をA−A線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。実施の形態1の内燃機関2は、複数気筒を備えた圧縮自着火式の内燃機関(以下、単に「エンジン」と称する)である。なお、図1及び図2では、エンジン2が備える複数の気筒のうちの1つの気筒の内部構造を示している。
図1及び図2に示すように、エンジン2は、シリンダヘッド4とシリンダブロック6とを備えている。シリンダブロック6にはシリンダボア62が形成されている。図示しないピストンは、シリンダボア62の内部に配置されている。シリンダヘッド4、シリンダボア62のボア壁面及びピストンの頂面で囲まれた空間には、燃焼室8が形成されている。
燃焼室8を形成するシリンダヘッド4の天面部42には、吸気バルブ12及び排気バルブ14が、それぞれ2つずつ配置されている。天面部42の中央には、燃料噴射ノズル16が配置されている。より詳しくは、燃焼室8を形成するシリンダヘッド4の天面部42の中央には、燃料噴射ノズル16を固定するための取付穴44が貫通している。燃料噴射ノズル16は、ボデー161の内部にニードル162を備えた構成を有している。燃料噴射ノズル16は、先端の噴孔18が燃焼室8内へ露出するように取付穴44に固定されている。
実施の形態1のエンジン2は、その特徴的な構成として、シリンダヘッド4の天面部42に固定されたダクト20を備えている。ダクト20は、入口202から出口204に向かって貫通する直線の中空管により構成されている。
実施の形態1の燃料噴射ノズル16には、燃焼室8のボア壁面に向かって均等に放射状に噴射される8つの噴孔18が設けられている。それぞれの噴孔18は、燃料の噴射方向を示す噴孔軸線L2と気筒中心軸線L1との成す角が95°から110°の範囲になるように構成されている。
実施の形態1のエンジン2では、8つの噴孔18に対して1つおきとなるように4つのダクト20が設けられている。より詳しくは、ダクト20は、吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉しないように、シリンダヘッド4を下面側から見て吸気バルブ12及び排気バルブ14の間の位置になるように構成されている。また、ダクト20は、中空管の中心軸線が噴孔軸線L2と一致する位置になるように構成されている。
[実施の形態1のダクトの構成による作用及びその効果]
圧縮自着火式のエンジン2では、燃焼室8内に充填された空気が圧縮された状態で、燃料噴射ノズル16から燃料が噴射される。噴射された燃料は、燃焼室8内の充填空気と混合されて燃料濃度の均質化が進められた後、自着火による燃焼が行われることが好ましい。しかしながら、例えば、ダクト20を備えていない構成では、燃料噴射ノズル16から噴射された燃料が、燃焼室8の熱を受けて逸早く過熱し、燃焼室8の中心付近で自着火してしまうおそれがある。この場合、燃焼室8のボア壁面付近の充填空気が効率よく活用されず燃焼効率が低下するおそれがある。
圧縮自着火式のエンジン2では、燃焼室8内に充填された空気が圧縮された状態で、燃料噴射ノズル16から燃料が噴射される。噴射された燃料は、燃焼室8内の充填空気と混合されて燃料濃度の均質化が進められた後、自着火による燃焼が行われることが好ましい。しかしながら、例えば、ダクト20を備えていない構成では、燃料噴射ノズル16から噴射された燃料が、燃焼室8の熱を受けて逸早く過熱し、燃焼室8の中心付近で自着火してしまうおそれがある。この場合、燃焼室8のボア壁面付近の充填空気が効率よく活用されず燃焼効率が低下するおそれがある。
これに対して、ダクト20を備えた構成では、燃料噴射ノズル16から噴射された燃料噴霧が入口202からダクト20の内部へと導入される。ダクト20内に燃料を通過させるとダクト20内を通過させない場合に比べて強いペネトレーション(貫徹力)の効果が得られる。これにより、燃焼室8のボア壁面付近の充填空気を効率よく活用することができる。
しかしながら、噴孔18から噴射される燃料噴霧の全てがダクト20を通過する構成では、燃焼室8の中心付近の充填空気が効率よく活用できないおそれがある。そこで、実施の形態1のエンジン2では、8つの噴孔18に対して1つおきにダクト20が設けられている。このような構成によれば、ダクト20が設けられていない噴孔18からの燃料噴霧は、燃焼室8の中心付近の充填空気と混合され、ダクト20を通過した燃料噴霧は、燃焼室8のボア壁面付近の充填空気と混合される。これにより、燃焼室8全体の充填空気を効率よく活用することができるので、煤の発生を低減して燃焼効率を向上させることができる。
なお、ダクト20によって得られるペネトレーションの効果は、噴孔18の噴孔径、ダクト20のダクト長、内径に依存する。図3は、ペネトレーションの増大効果が得られる噴孔の噴孔径とダクトの諸元との関係を示す図である。この図に示すように、噴孔18の噴孔径が大きいほど、ペネトレーションの増大効果が得られるダクト長は短くなる。これは、噴孔18の噴孔径が大きいほど噴霧角が拡がることに起因する。本実施の形態1のエンジン2では、図3に示す関係を考慮して、以下のようにエンジン2及びダクト20の諸元を定めている。エンジン2は、シリンダボア径がφ92mmとされ、噴孔18の噴孔数が8個とされ、そして噴孔径が0.1mmとされる。また、噴孔18からダクト20の入口202までの距離l1は2mmとされ、ダクト20の長さl2は14mmとされる。ダクト20の外径はφ4mmとされ、内径はφ3mmとされる。
このように構成されたダクト20では、エンジン2の軽負荷及び高負荷の何れの運転状態においても燃焼改善の効果が得られる。図4は、エンジン回転速度とエンジン負荷で規定されるエンジン2の運転領域の一例を示す図である。例えばこの図に示すような軽負荷の領域では高負荷の領域に比べて燃料の噴射量が少量となる。このため、このような軽負荷の領域では、パイロット噴射とメイン噴射を組み合わせるマルチ噴射によって、燃料噴霧を遠くに飛ばさず、燃焼室8の壁面にできるだけ当たらないようにすることができる。燃料の噴射量が少量である場合には、ダクト20による強いペネトレーション効果は得られないため、燃料噴霧がボア壁面に当たってHCが発生するような燃焼を軽減することができる。
一方、燃料の噴射量が多量となる高負荷の領域では、ダクト20における強いペネトレーション効果が得られる。このため、ダクト20を通過した燃料噴霧は、燃焼室8のシリンダボア62付近の充填空気と混合される。これにより、燃焼室8全体の充填空気を効率よく活用することができるので、煤の発生を低減して燃焼効率を向上させることができる。このように、実施の形態1のエンジン2の構成によれば、軽負荷及び高負荷の双方の運転領域において煤の発生を低減して燃焼効率の向上を図ることが可能となる。
なお、上述したダクト20の構成に代えて、噴孔径の異なる2種類の噴孔を交互に配置した燃料噴射ノズルを採用することも考えられる。このような構成によれば、噴孔径の小さい噴孔からの燃料噴霧を燃焼室の中心付近の充填空気と混合させ、噴孔径の大きい噴孔からの燃料噴霧を燃焼室のシリンダボア壁面付近の充填空気と混合させることができる。しかしながら、噴孔の噴孔径に差を設けると、燃料の噴出速度に差が生じる。つまり、小径の噴孔からの燃料の噴出速度は、大径の噴孔からの燃料の噴出速度よりも遅くなる。このため、小さい噴孔からの燃料噴霧は大粒径になり燃焼時に煤が発生し易くなる。また、大径の噴孔からの燃料噴霧は流量が多くなりすぎることによって当量比が高くなり煤が発生し易くなる。この点、実施の形態1のダクト20の構成によれば、どの噴孔からも同じ速度で燃料が噴出するので、上記のような煤の発生を有効に防ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態2について図を参照して説明する。
実施の形態2について図を参照して説明する。
[実施の形態2の特徴]
図5は、実施の形態2に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図6は、図5中の内燃機関をB−B線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。なお、図5及び図6において、図1又は図2と共有する要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5は、実施の形態2に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図6は、図5中の内燃機関をB−B線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。なお、図5及び図6において、図1又は図2と共有する要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5及び図6に示すように、実施の形態2の燃料噴射ノズル16には、ボア壁面に向かって均等に放射状に噴射される6つの噴孔18が設けられている。また、実施の形態2のエンジン2では、6つの噴孔18に対して1つおきとなるように3つのダクト20が設けられている。
ここで、ダクト20は、吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉しないダクト長に設定されている。図7は、ダクトのペネトレーション効果が得られる燃料噴射ノズルの噴孔径、ダクト長及びダクト内径の関係を示す図である。この図に示すように、噴孔径に対してダクト内径を小さくすれば、ペネトレーション効果を維持しつつダクト長を短くすることができる。
そこで、実施の形態2のエンジン2では、ダクト20が吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉せず、且つペネトレーション効果を得られるように、以下のようにエンジン2及びダクト20の諸元を定めている。エンジン2は、シリンダボア径がφ92mmとされ、噴孔18の噴孔数が6個とされ、そして噴孔径が0.13mmとされる。また、噴孔18からダクト20の入口202までの距離l1は2mmとされ、ダクト20の長さl2は6mmとされる。ダクト20の外径はφ4mmとされ、内径はφ2mmとされる。
このように、実施の形態2のエンジン2によれば、図7に示す関係を考慮してダクト20のダクト長を設定することにより、ダクト20によるペネトレーション効果を得つつ、吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉しないダクト20を構成することができる。これにより、燃料噴射ノズル16の噴孔18の数が8個でなくても、6個、10個等の偶数個であれば、複数の噴孔18に対して1つおきにダクト20を配置することができる。これにより、ダクト20を通過する燃料噴霧とダクト20を通過しない燃料噴霧とを燃焼室8にバランスよく噴出することができるので、燃焼室全体の充填空気を効率よく活用して煤の低減及び燃焼効率の向上を図ることが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3について図を参照して説明する。
実施の形態3について図を参照して説明する。
[実施の形態3の特徴]
図8は、実施の形態3に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図9は、図8中の内燃機関をC−C線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。なお、図8及び図9において、図1又は図2と共有する要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8は、実施の形態3に係る内燃機関の燃焼室の内部構造を下面側から模式的に透視した図である。また、図9は、図8中の内燃機関をC−C線で切断して内部構造を側面側から模式的に透視した図である。なお、図8及び図9において、図1又は図2と共有する要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示すように、実施の形態3の燃料噴射ノズル16には、シリンダボア62の壁面に向かって均等に放射状に噴射される9つの噴孔18が設けられている。また、実施の形態3のエンジン2では、9つの噴孔18に対して2つおきとなるように、3つのダクト20が設けられている。より詳しくは、ダクト20は、吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉しないダクト長に設定されている。
なお、吸気バルブ12及び排気バルブ14に干渉しないダクト長の設定方法については、上述した実施の形態2と同様の方法を採用することができる。実施の形態3のエンジン2では、ダクト20が吸気バルブ12及び排気バルブ14に重ならず、且つペネトレーション効果を得られるように、以下のようにエンジン2及びダクト20の諸元を定めている。エンジン2は、シリンダボア径がφ92mmとされ、噴孔18の噴孔数が9個とされ、そして噴孔径が0.13mmとされる。また、噴孔18からダクト20の入口202までの距離l1は2mmとされ、ダクト20の長さl2は6mmとされる。ダクト20の外径はφ4mmとされ、内径はφ2mmとされる。
このように、実施の形態3のエンジン2によれば、燃料噴射ノズル16の噴孔18の数量が偶数個でない場合であっても、ダクト20を通過する燃料噴霧とダクト20を通過しない燃料噴霧とを燃焼室にバランスよく噴出することができる。これにより、燃焼室全体の充填空気を効率よく活用することができるので、煤の低減及び燃焼効率の向上を図ることが可能となる。
2 内燃機関(エンジン)
4 シリンダヘッド
6 シリンダブロック
8 燃焼室
12 吸気バルブ
14 排気バルブ
16 燃料噴射ノズル
18 噴孔
20 ダクト
42 天面部
44 取付穴
62 シリンダボア
161 ボデー
162 ニードル
202 入口
204 出口
4 シリンダヘッド
6 シリンダブロック
8 燃焼室
12 吸気バルブ
14 排気バルブ
16 燃料噴射ノズル
18 噴孔
20 ダクト
42 天面部
44 取付穴
62 シリンダボア
161 ボデー
162 ニードル
202 入口
204 出口
Claims (2)
- 圧縮された燃焼室に燃料を噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関において、
燃料を噴射する噴孔を有し、前記噴孔が前記燃焼室の天面の中心から前記燃焼室内へ露出するように設けられた燃料噴射ノズルと、
入口及び出口が前記燃焼室に露出するように前記天面に固定され、前記燃料噴射ノズルの前記噴孔から噴射された燃料噴霧が前記入口から前記出口へと通過する中空のダクトと、を備え、
前記噴孔は、前記燃料噴霧が前記燃焼室のボア壁面に向かって放射状に噴射されるように偶数個設けられ、
前記ダクトは、前記噴孔の数の半数個設けられ、偶数個の前記噴孔に対して1つおきに配置されていることを特徴とする内燃機関。 - 圧縮された燃焼室に燃料を噴射することにより燃焼を行う圧縮自着火式の内燃機関において、
燃料を噴射する噴孔を有し、前記噴孔が前記燃焼室の天面の中心から前記燃焼室内へ露出するように設けられた燃料噴射ノズルと、
入口及び出口が前記燃焼室に露出するように前記天面に固定され、前記燃料噴射ノズルの前記噴孔から噴射された燃料噴霧が前記入口から前記出口へと通過する中空のダクトと、を備え、
前記噴孔は、前記燃料噴霧が前記燃焼室のボア壁面に向かって放射状に噴射されるように9個設けられ、
前記ダクトは3個設けられ、9個の前記噴孔に対して2つおきに配置されていることを特徴とする内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001230A JP2019120205A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001230A JP2019120205A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019120205A true JP2019120205A (ja) | 2019-07-22 |
Family
ID=67307767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018001230A Pending JP2019120205A (ja) | 2018-01-09 | 2018-01-09 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019120205A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230243327A1 (en) * | 2022-02-02 | 2023-08-03 | Caterpillar Inc. | Fuel injector having spray ducts sized for optimized soot reduction |
-
2018
- 2018-01-09 JP JP2018001230A patent/JP2019120205A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230243327A1 (en) * | 2022-02-02 | 2023-08-03 | Caterpillar Inc. | Fuel injector having spray ducts sized for optimized soot reduction |
US11852113B2 (en) * | 2022-02-02 | 2023-12-26 | Caterpillar Inc. | Fuel injector having spray ducts sized for optimized soot reduction |
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