JP2019116785A - 天井パネル - Google Patents

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JP2019116785A
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恒也 田中
Koya Tanaka
恒也 田中
大野 達司
Tatsuji Ono
達司 大野
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【課題】見栄え良く固定可能でありながらも、施工性を向上し得る天井パネルを提供する。【解決手段】方形平板状のパネル本体10を備えた天井パネル1であって、前記パネル本体における天井下地2に固定される辺部11の裏面側には、該辺部に沿って間隔を空けて複数の固定片18が外方に向けて突出するように設けられ、該パネル本体における隣り合う天井パネル側の辺部11の裏面側には、隣り合う天井パネルのパネル本体の裏面側に互いに干渉しないように引っ掛けられる複数の引掛片17が各辺部に沿って間隔を空けて、かつ外方に向けて突出するように設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の天井を構成する天井パネルに関する。
従来より、天井パネルとしては、その端部が野縁等の天井下地にビス等によって直接的に固定されたり、目地材等を介して保持されたりして施工されるものが知られている。このようなものでは、天井パネルの室内側においてビスや目地材が露出するという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、面材の両側縁部に、構造材に固定される係合部材の係合片に係合される係合部を有したZ型係合部材を貼着した構成とした面材の取着構造が開示されている。
特開平11−117495号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された取着構造では、構造材に対して長尺状の係合部材を位置決めして固定する必要があり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、見栄え良く固定可能でありながらも、施工性を向上し得る天井パネルを提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る天井パネルは、方形平板状のパネル本体を備えた天井パネルであって、前記パネル本体における天井下地に固定される辺部の裏面側には、該辺部に沿って間隔を空けて複数の固定片が外方に向けて突出するように設けられ、該パネル本体における隣り合う天井パネル側の辺部の裏面側には、隣り合う天井パネルのパネル本体の裏面側に互いに干渉しないように引っ掛けられる複数の引掛片が各辺部に沿って間隔を空けて、かつ外方に向けて突出するように設けられていることを特徴とする。
本発明に係る天井パネルは、上述のような構成としたことで、見栄え良く固定可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る天井パネルの一例を模式的に示し、(a)は、概略平面図、(b)は、(a)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同天井パネルを施工した状態を模式的に示す一部破断概略平面図、(b)は、(a)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同天井パネルの施工手順の一例を模式的に示す一部破断概略平面図、(b)は、同施工手順の一例を模式的に示し、図2(b)に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る天井パネルを施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る天井パネルの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る天井パネル1は、図1(a)、(b)に示すように、方形平板状のパネル本体10を備えている。この天井パネル1は、図2(b)に示すように、天井下地2に対してねじや釘等の止具5によって固定される。この天井パネル1が固定される天井下地2としては、木造天井下地でもよく、鋼製天井下地でもよい。また、天井下地2を、軽鉄材を用いたいわゆる軽天下地としてもよい。図例では、天井下地2を、吊木や吊ボルト等の吊部材3に野縁4を吊り下げた構成としたいわゆる吊天井とした例を示しているが、種々の構成とされたものでもよい。野縁4は、図2(a)に示すように、上下方向に略直交する第1方向に長尺状とされている。また、野縁4は、上下方向及び第1方向に略直交する第2方向に互いに略等間隔を空けて(略等ピッチで)互いに平行状に複数本が配設されて天井下地2を構成する。
また、天井パネル1は、住居やオフィス等の比較的に小型の建物の天井として施工されるものでもよく、体育館やホール、ショッピングモール、工場、学校等の比較的に大型の各種の建物の天井として施工されるものでもよい。
また、この天井パネル1は、単位面積(1m)当たりの質量が2.0kg以下とされたものでもよい。また、この天井パネル1の質量を、上記のような軽天下地からなる天井下地2を含んだ天井システム全体の質量が2.0kg/m以下となるような質量としてもよい。
パネル本体10は、平面視して(厚さ方向に見て)、略方形状とされている。本実施形態では、パネル本体10を、平面視して略正方形状としているが、略長方形状としてもよい。また、パネル本体10の平面視した状態における大きさは、取扱性や施工性等の観点から適宜の大きさとしてもよく、例えば、1辺の長さが0.3m以上とされたものでもよく、2.0m以下とされたものでもよい。また、略正方形状とされたパネル本体10においては、1辺の長さが0.6m以上、1.5m以下とされたものでもよく、0.9m〜1.2m程度とされたものでもよい。また、略長方形状とされたパネル本体10においては、短辺の長さが0.3m以上で、長辺の長さが2.0m以下とされたものでもよい。
また、パネル本体10の厚さは、層構成等にもよるが、例えば、3.0mm〜15.0mm程度としてもよい。
また、パネル本体10は、石膏ボードやけい酸カルシウム板、グラスウールボード、ロックウールボードなどでもよく、合成樹脂系材料から形成された樹脂系ボードでもよく、発泡樹脂層を有したものでもよい。また、パネル本体10は、室内側となる厚さ方向一方側に難燃層が設けられたものでもよい。このような難燃層としては、当該天井パネル1が建築基準法において定められた不燃材料等に必要な性能に関する技術的基準を満たすように適宜の構成とされたものでもよい。例えば、当該天井パネル1が技術的基準における「難燃材料」の基準を満たすように構成されたものでもよく、好ましくは、「準不燃材料」の基準を満たすように構成されたものでもよく、より好ましくは、「不燃材料」の基準を満たすように構成されたものでもよい。
また、パネル本体10の下方側(室内側)に向く表面(室内側面)10aは、化粧シートの貼着や、印刷、塗装等の適宜の表面化粧処理が施された化粧面としてもよく、または、適宜の化粧シートが貼着される下地面としてもよい。
また、図1(a)、(b)に示すように、パネル本体10における天井下地2に固定される辺部11の裏面10b側には、この辺部11に沿って間隔を空けて複数の固定片18が外方に向けて突出するように設けられている。本実施形態では、複数の固定片18を、略等間隔を空けて設けた構成としている。
また、パネル本体10における隣り合う天井パネル1側の辺部11の裏面10b側には、隣り合う天井パネル1のパネル本体10の裏面10b側に互いに干渉しないように引っ掛けられる複数の引掛片17が各辺部11に沿って間隔を空けて設けられている。これら引掛片17は、外方に向けて突出するように設けられている。本実施形態では、複数の引掛片17を、略等間隔を空けて設けた構成としている。固定片18は、天井下地2に止着されるねじ等の止具5の止着部を構成する挿通孔19がパネル厚さ方向に見て引掛片17と重なり合わないように設けられている。また、本実施形態では、固定片18が設けられた辺部11に、固定片18と引掛片17とを交互に設けた構成としている。また、固定片18と引掛片17とを略等間隔を空けて交互に設けた構成としている。つまり、隣り合う固定片18と引掛片17との間の辺部11長手方向に沿う寸法が略均等となるように、これら固定片18及び引掛片17を設けた構成としている。
また、上記のように第2方向に略等間隔を空けて設けられた野縁4に対応させて第2方向両側の辺部11,11に固定片18を設けた構成としてもよいが、本実施形態では、パネル本体10の全ての辺部11,11,11,11に固定片18を設けた構成としている。つまり、パネル本体10の四周の側端部を構成する各辺部11,11,11,11に固定片18を設けた構成としている。
また、他の天井パネル1が隣接される辺部11に引掛片17を設けた構成とすればよいが、本実施形態では、パネル本体10の全ての辺部11,11,11,11に引掛片17を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、パネル本体10の全ての辺部11,11,11,11に、固定片18と引掛片17とを交互に設けた構成としている。なお、これら固定片18及び引掛片17は、壁際に配される天井パネル1の壁際の辺部(側端部)には設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、これら固定片18及び引掛片17を、当該天井パネル1を平面視して(厚さ方向に見て)、点対称状(2回対称状(図例では、4回対称状))となるように設けた構成としている。このような構成とすれば、天井パネル1を厚さ方向に沿う軸回りに180度(図例では、90度)回転させた状態でも固定片18及び引掛片17が同位置に設けられることとなり、施工性を向上させることができる。つまり、固定片18及び引掛片17の位置を確認して正しい向きとなるように回転させる必要性を低減することができる。
また、本実施形態では、パネル本体10に、引掛片17が引っ掛けられる補強片16を裏面10bに沿わせるように設けた構成としている。また、パネル本体10の全ての辺部11,11,11,11に補強片16を設けた構成としている。また、固定片18が設けられた辺部11、つまり、本実施形態では、全ての辺部11,11,11,11に、固定片18、引掛片17及び補強片16が一体的に設けられた金属製端部材13を取り付けた構成としている。なお、天井パネル1を上記のような難燃材料(準不燃材料または不燃材料)とする観点からは金属製端部材13とすることが好ましいが、このような態様に代えて、樹脂製端部材13としてもよい。
また、各辺部11,11,11,11に、互いに同様の構成とされた金属製端部材13,13,13,13をそれぞれに取り付けた構成としている。なお、以下では、一つの金属製端部材13を例にとって説明する。
金属製端部材13は、図1(a)に示すように、パネル本体10の辺部11に沿って長尺状とされている。
本実施形態では、図1(b)に示すように、金属製端部材13に、パネル本体10に取り付けられる取付片部14を設けた構成としている。この取付片部14は、パネル本体10の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされている。また、取付片部14は、パネル本体10の辺部11の側端面において開口する取付溝12に差し込まれて取り付けられている。金属製端部材13は、この取付片部14を取付溝12に差し込むことによってパネル本体10に取り付けられるものでもよく、接着剤やねじ等の止具を併用して取り付けられるものでもよい。
また、取付片部14は、パネル本体10の厚さ方向途中部位(概ね中央部)に位置するように設けられている。なお、この取付片部14の取付溝12深さ方向に沿う寸法(幅寸法)は、金属製端部材13をパネル本体10の辺部11に安定的に取り付ける観点等から適宜の寸法としてもよい。また、取付溝12は、パネル本体10に予め形成されたものでもよく、取付片部14の差込によって形成されたものでもよい。また、取付片部14は、辺部11の略全体に亘って延びるように設けられたものでもよく、辺部11に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられたものでもよい。なお、取付片部14をパネル本体10の厚さ方向途中部位に埋込状に設けた態様に代えて、パネル本体10の表面10aにおいて露出するように埋込状に設けた態様としたり、表面10aに沿わせるように設けた態様としたりしてもよい。金属製端部材13をパネル本体10に取り付ける態様としては、その他、種々の変形が可能である。
また、金属製端部材13は、取付片部14の外側(隣り合う天井パネル1側)の端部からパネル本体10の裏面10b側(上方側)に向けてパネル本体10の厚さ方向に立ち上がるように設けられた端面片部15を備えている。この端面片部15は、辺部11の略全体に亘って延びるように設けられている。このような構成とすれば、パネル本体10の裏面10b側の端面を補強することができる。
また、この端面片部15は、外側面(隣り合う天井パネル1側に向く面)がパネル本体10の表面10a側(下面側)部位の側端面よりも外側(隣り合う天井パネル1側)に突出しないように設けられている。このような構成とすれば、端面片部15を設けた構成としながらも、図2(b)に示すように、隣り合う天井パネル1,1のパネル本体10,1の表面10a,10a側部位の側端面同士を当接または近接対面させることができる。図例では、この端面片部15の外側面を、パネル本体10の表面10a側部位の側端面と略同一平面状とした例を示している。パネル本体10の辺部11の取付溝12よりも裏面10b側の部位は、端面片部15の受け入れが可能なように表面10a側部位よりも内側(反対側の辺部11側)に凹んだ構成とされている。
補強片16は、端面片部15の上端部(天井下地2側の端部)から内側(反対側の辺部11側)に向けて突出するように設けられ、パネル本体10の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされている。この補強片16は、下方側に向く厚さ方向一方側面(室内側面)がパネル本体10の裏面10bに対面するように設けられている。図例では、この補強片16の厚さ方向一方側面を、パネル本体10の裏面10bに当接させて設けた例を示しているが、パネル本体10の裏面10bから離間させて設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、この補強片16を、辺部11の略全体に亘って延びるように設けた構成としている。このような構成とすれば、パネル本体10の裏面10b側の端縁を端面片部15とによって補強することができる。なお、このような態様に代えて、補強片16を、隣り合う天井パネル1の引掛片17の位置に対応させて辺部11に沿って間隔を空けて複数箇所に設けた構成としてもよい。また、この補強片16の内側への突出寸法(幅寸法)は、引掛片17が安定的に引掛けられるように、また、引掛片17によるパネル本体10の裏面10bの損傷を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。
引掛片17は、パネル本体10の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされている。また、引掛片17は、隣り合う他の天井パネル1の補強片16上に引掛可能なように設けられている。つまり、引掛片17は、下方側に向く室内側面が補強片16の上方側に向く天井下地側面よりもパネル厚さ方向で僅かに天井下地側(上方側)に位置するように設けられている。
また、この引掛片17は、隣り合う天井パネル1,1同士が施工された状態で、隣り合う天井パネル1の引掛片17と干渉しないように、隣り合う天井パネル1の引掛片17と辺部11長手方向にずれた位置となるように設けられている(図2(a)参照)。
また、この引掛片17は、端面片部15と補強片16との角部から僅かに天井下地2側に立ち上がる部位を介して外側に向けて突出するように設けられている。また、本実施形態では、この引掛片17の突出方向先端部の室内側縁部を面取形状とした構成としている。このような構成とすれば、隣り合う天井パネル1のパネル本体10の裏面10b側に円滑に引っ掛けることができる。
この引掛片17の突出寸法及び辺部11長手方向に沿う寸法は、隣り合う天井パネル1の裏面10b側に安定的に引掛けられるように適宜の寸法としてもよい。図例では、引掛片17を、突出寸法よりも辺部11長手方向に沿う寸法を大とした平面視して略長方形状とした例を示している。また、図例では、引掛片17の突出寸法を、補強片16の幅寸法よりも大とした例を示しているが、補強片16の幅寸法と略同寸法としたり、補強片16の幅寸法よりも小としたりしてもよい。
固定片18は、パネル本体10の厚さ方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされている。この固定片18の止着部となる挿通孔19は、固定片18を厚さ方向に貫通して設けられている。また、固定片18は、下方側に向く室内側面18aから補強片16の上方側に向く天井下地側面までのパネル厚さ方向に沿う寸法が止具5の頭部のパネル厚さ方向に沿う寸法よりも大となるように設けられている(図2(b)参照)。なお、挿通孔19を止具5の頭部の受入可能な皿孔状とした場合には、このような態様に限られない。
また、この固定片18は、隣り合う天井パネル1,1同士が施工された状態で、隣り合う天井パネル1の固定片18と干渉しないように、隣り合う天井パネル1の固定片18と辺部11長手方向にずれた位置となるように設けられている。本実施形態では、図2(a)に示すように、隣り合う天井パネル1,1同士が施工された状態で、一方の天井パネル1の固定片18と引掛片17との間に他方の天井パネル固定片18または引掛片17が位置するように固定片18及び引掛片17を設けた構成としている。
また、固定片18は、本実施形態では、室内側面18aが引掛片17の上方側に向く天井下地側面17aよりもパネル厚さ方向で天井下地2側に位置するように設けられている。この固定片18の室内側面18aから引掛片17の天井下地側面17aまでのパネル厚さ方向に沿う寸法は、隣り合う天井パネル1を施工する際に、天井下地2に固定された固定片18に隣り合う天井パネル1の引掛片17が干渉し難くなるように適宜の寸法としてもよい。
また、固定片18は、端面片部15と補強片16との角部から天井下地2側に立ち上がる部位を介して外側に向けて突出するように設けられている。また、図例では、この固定片18の突出方向先端部の室内側縁部を、引掛片17同様、面取形状とした例を示しているが、このような態様に限られない。
この固定片18の突出寸法及び辺部11長手方向に沿う寸法は、天井下地2に安定的に固定可能なように適宜の寸法としてもよい。図例では、固定片18の平面視した外郭形状を、引掛片17と概ね同形状とした例を示している。また、固定片18及び引掛片17の辺部11長手方向に沿う寸法を、互いに略同寸法とし、固定片18の突出寸法を引掛片17の突出寸法よりも僅かに大とした例を示しているが、このような態様に限られない。また、隣り合う固定片18と引掛片17との間の辺部11長手方向に沿う寸法は、隣り合う天井パネル1同士を連結する際に引掛片17,17同士が干渉し難くなるように、また、天井下地2への固定強度や保持性の観点等から適宜の寸法としてもよい。隣り合う固定片18と引掛片17との間の辺部11長手方向に沿う寸法を、引掛片17の辺部11長手方向に沿う寸法以上の寸法とすることが好ましく、図例では、引掛片17の辺部11長手方向に沿う寸法の2倍程度の寸法とした例を示している。
なお、図例では、辺部11に、4つの固定片18及び4つの引掛片17を設けた例を示しているが、固定片18及び引掛片17の個数は、このような個数に限られず、辺部11の長さ等に応じて適宜の個数としてもよい。また、図例では、取付片部14、端面片部15、補強片16、引掛片17及び固定片18の厚さ寸法を、互いに略同寸法とした例を示しているが、これらの厚さ寸法は、強度上の観点や軽量化を図る観点等から適宜の寸法としてもよい。
上記構成とされた天井パネル1は、複数枚の天井パネル1を縦横に隣接させるようにして順次、天井下地2に固定片18を固定して施工される。例えば、壁際に配される辺部11の固定片18を適宜の天井下地2に固定し、壁から間隔を空けて設けられた天井下地2に反対側の辺部11の固定片18を固定する。この固定された天井パネル1の辺部11の補強片16に、図3に示すように、隣接される天井パネル1をスライドさせながら、その辺部11の引掛片17を載せるように引っ掛けて保持させ、反対側の辺部11の固定片18を天井下地2に固定するようにしてもよい。つまり、固定された天井パネル1に対して、隣接される天井パネル1の一方の辺部11を引っ掛けて保持させた状態で、この天井パネル1の他方の辺部11を天井下地2に固定するようにしてもよい。
本実施形態に係る天井パネル1は、上述のような構成としたことで、見栄え良く固定可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
つまり、パネル本体10における天井下地2に固定される辺部11の裏面10b側に、この辺部11に沿って間隔を空けて複数の固定片18を外方に向けて突出させるように設けた構成としている。従って、固定片18を天井下地2にねじ等の止具5によって固定することができるので、天井パネル1(パネル本体10)の端部の表面10aにおいて止具頭部が露出するようなことがなく、見栄え良く固定することができる。
また、パネル本体10における隣り合う天井パネル1側の辺部11の裏面10b側に、隣り合う天井パネル1のパネル本体10の裏面10b側に互いに干渉しないように引っ掛けられる複数の引掛片17を各辺部11に沿って間隔を空けて設けた構成としている。従って、上記のように固定片18が固定された天井パネル1に対して他の天井パネル1をスライドさせるように移動させることで、互いの引掛片17,17が各パネル本体10,10の裏面10b,10b側に引っ掛けられ、他の天井パネル1の辺部11を保持させることができる。これにより、ジョイナー等の固定金具を天井下地2に固定する必要があるものと比べて、施工性を向上させることができる。また、これら引掛片17,17は、パネル本体10,10の裏面10b,10b側に引っ掛けられるので、図2(b)に示すように、隣り合う天井パネル1,1のパネル本体10,10の端面同士を突き合せて施工することができる。これにより、目地材が露出したりするようなことがなく、見栄え良く固定することができる。
また、本実施形態では、固定片18を、天井下地2に止着される止具5の止着部としての挿通孔19がパネル厚さ方向に見て引掛片17と重なり合わないように設けた構成としている。従って、上記のように天井下地2に固定片18を固定する際に引掛片17が邪魔になるようなことがない。
また、固定片18は、その室内側面18aが引掛片17の天井下地側面17aよりもパネル厚さ方向で天井下地2側に位置するように設けられている。従って、隣り合う天井パネル1,1同士を連結する際に固定片18が引掛片17やパネル本体10の裏面10b(本実施形態では、補強片16)に干渉するようなことを抑制することができる。
また、本実施形態では、固定片18が設けられた辺部11に、固定片18と引掛片17とを交互に設けた構成としている。従って、天井下地2に固定片18を安定的に固定することができ、また、このように固定された固定片18,18間に隣り合う他の天井パネル1の引掛片17が引っ掛けられることとなるので、隣り合う他の天井パネル1の辺部11を安定的に保持させることができる。なお、このような態様に代えて、固定片18と引掛片17とを交互に設けていない構成としてもよい。例えば、辺部11の両端部に固定片18,18を設け、これらの間に複数の引掛片17を設けた態様等としてもよい。
また、本実施形態では、パネル本体10に、引掛片17が引っ掛けられる補強片16を裏面10bに沿わせるように設けた構成としている。従って、引掛片17によってパネル本体10の裏面10b側が損傷するようなことを抑制することができる。また、引掛片17を補強片16によって支持することができるので、パネル本体10の変形に起因する垂れ下がりを抑制することができる。
また、本実施形態では、固定片18が設けられた辺部11に、固定片18、引掛片17及び補強片16が一体的に設けられた金属製端部材13を取り付けた構成としている。従って、それぞれに別体とされた固定片18、引掛片17及び補強片16を辺部11に取り付けたものと比べて、辺部11に沿う固定片18、引掛片17及び補強片16の位置精度を向上させることができる。また、パネル本体10の辺部11を補強することもできる。
なお、上記のように、固定片18、引掛片17及び補強片16を金属製端部材13に一体的に設けた態様に代えて、固定片18、引掛片17及び補強片16のうちの少なくとも一つを別体的に設けた構成等としてもよい。また、補強片16を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、固定片18と引掛片17とをパネル厚さ方向に見て互いに重なり合わないように辺部11に沿って間隔を空けて設けた例を示しているが、これらの一部が互いに重なり合うように設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、固定片18と引掛片17とをパネル厚さ方向で異なる位置となるように設けた例を示しているが、これらをパネル厚さ方向で同じ位置となるように設けた構成としてもよい。つまり、これら固定片18及び引掛片17の厚さ方向両面が互いに略同一平面状となるように設けた構成としてもよい。この場合は、引掛片17の一部が固定片18として機能するような態様等としてもよい。本実施形態に係る天井パネル1の各部の構成は、上記したような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1 天井パネル
10 パネル本体
10b 裏面
11 辺部
13 金属製端部材
16 補強片
17 引掛片
17a 天井下地側面
18 固定片
18a 室内側面
19 挿通孔(止着部)
2 天井下地
5 止具

Claims (5)

  1. 方形平板状のパネル本体を備えた天井パネルであって、
    前記パネル本体における天井下地に固定される辺部の裏面側には、該辺部に沿って間隔を空けて複数の固定片が外方に向けて突出するように設けられ、該パネル本体における隣り合う天井パネル側の辺部の裏面側には、隣り合う天井パネルのパネル本体の裏面側に互いに干渉しないように引っ掛けられる複数の引掛片が各辺部に沿って間隔を空けて、かつ外方に向けて突出するように設けられていることを特徴とする天井パネル。
  2. 請求項1において、
    前記固定片は、前記天井下地に止着される止具の止着部がパネル厚さ方向に見て前記引掛片と重なり合わないように設けられ、かつ室内側面が前記引掛片の天井下地側面よりもパネル厚さ方向で天井下地側に位置するように設けられていることを特徴とする天井パネル。
  3. 請求項1または2において、
    前記固定片が設けられた辺部には、前記固定片と前記引掛片とが交互に設けられていることを特徴とする天井パネル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記パネル本体には、前記引掛片が引っ掛けられる補強片が裏面に沿うように設けられていることを特徴とする天井パネル。
  5. 請求項4において、
    前記固定片が設けられた辺部には、該固定片、前記引掛片及び前記補強片が一体的に設けられた金属製端部材が取り付けられていることを特徴とする天井パネル。
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