JP2019115243A - 電気自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバビリティの悪化を抑制する。【解決手段】走行用のモータと、モータと電力のやりとりを行なう蓄電装置と、蓄電装置の制御用許容出力の範囲内でモータを制御すると共に、蓄電装置の蓄電割合が第1割合以下のときに制御用許容出力を制限する制御装置とを備える電気自動車において、制御装置は、稼働中の充電設備である稼働充電設備に到達できると予測されるときには、蓄電装置の蓄電割合が第1割合よりも低い第2割合以下のときに制御用許容出力を制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、電気自動車に関する。
従来、この種の電気自動車としては、モータと、モータと電力をやりとりするバッテリと、を備える電気自動車において、バッテリの低温時や低SOC時には、バッテリの電圧の低下度合が大きいほどバッテリの出力制限の度合を大きくする(バッテリの出力を小さい値にする)ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−92603号公報
上述したように、電気自動車では、バッテリの低SOC時には、バッテリの制御用許容出力を小さい値に制限することが行なわれている。一方、バッテリの制御用許容出力を制限すると、モータの出力が小さくなって走行性能が低下し、ドライバビリティの悪化を招いてしまう。このため、バッテリの制御用許容出力を制限する機会を少なくするのが好ましい。
本発明の電気自動車は、ドライバビリティの悪化を抑制することを主目的とする。
本発明の電気自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電気自動車は、
走行用のモータと、
前記モータと電力のやりとりを行なう蓄電装置と、
前記蓄電装置の制御用許容出力の範囲内で前記モータを制御すると共に、前記蓄電装置の蓄電割合が第1割合以下のときに前記制御用許容出力を制限する制御装置と、
を備える電気自動車であって、
前記制御装置は、稼働中の充電設備である稼働充電設備に到達できると予測されるときには、前記蓄電装置の蓄電割合が前記第1割合よりも低い第2割合以下のときに前記制御用許容出力を制限する、
ことを要旨とする。
この本発明の電気自動車では、蓄電装置の制御用許容出力の範囲内でモータを制御すると共に、蓄電装置の蓄電割合が第1割合以下のときに制御用許容出力を制限する。そして、稼働中の充電設備である稼働充電設備に到達できると予測されるときには、蓄電装置の蓄電割合が第1割合よりも低い第2割合以下のときに制御用許容出力を制限する。これにより、稼働充電設備に到達するまでに制御用許容出力が制限されるのを抑制する或いは制御用許容出力が制限されるまでの時間や走行距離を長くすることができる。この結果、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。ここで、第1割合や第2割合は、蓄電装置の制御用下限割合よりも高い値として定められる。
本発明の電気自動車において、前記制御装置は、前記充電設備の稼働情報を取得できないときには、前記蓄電装置の蓄電割合が前記第1割合以下のときに前記制御用許容出力を制限するものとしてもよい。充電設備の稼働情報を取得できないときには、充電設備に実際に到達するまで、その充電設備が稼働中であるか否か(その充電設備で蓄電装置を充電できるか否か)が不明である。このため、充電設備の稼働情報を取得できないときには、蓄電装置の蓄電割合が制御用下限割合以下に至るのを抑制するために、蓄電装置の蓄電割合が第1割合以下のときに制御用許容出力を制限するのが好ましい。ここで、「充電設備の稼働情報を取得できないとき」としては、車外システム(例えば、クラウドサーバや各充電設備など)と通信できないときを挙げることができる。
本発明の電気自動車において、前記制御装置は、前記蓄電装置の蓄電割合が前記第1割合よりも高い第3割合以下に至ると、前記稼働充電設備を報知するものとしてもよい。こうすれば、稼働充電設備をユーザに認識させることができる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行される制限開始閾値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 バッテリ36の温度Tbが或る温度のときのバッテリ36の蓄電割合SOCと基本許容出力Wouttmpおよび制御用許容出力Woutとの関係の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、蓄電装置としてのバッテリ36と、充電器40と、電子制御ユニット50と、を備える。
モータ32は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。インバータ34は、モータ32の駆動に用いられると共に電力ライン38を介してバッテリ36に接続されている。モータ32は、電子制御ユニット50によってインバータ34の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。
充電器40は、電力ライン38に接続されており、自宅や充電ステーションなどで車両側コネクタ42と充電設備90における家庭用電源や工業用電源などの外部電源91からの設備側コネクタ92とが接続されているときに、外部電源91からの電力を用いてバッテリ36を充電可能に構成されている。この充電器40は、電子制御ユニット50により制御される。
電子制御ユニット50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。
電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力される。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する図示しない回転位置センサからのモータ32の回転子の回転位置θmや、モータ32の各相の相電流を検出する図示しない電流センサからのモータ32の各相の相電流Iu,Iv,Iwを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからのバッテリ36の電圧Vbや、バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ib、バッテリ36に取り付けられた温度センサ36cからのバッテリ36の温度Tbも挙げることができる。車両側コネクタ42に取り付けられると共に車両側コネクタ42と設備側コネクタ92との接続を検出する接続検出センサ43からの接続検出信号も挙げることができる。イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPも挙げることができる。アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ68からの車速V、GPSアンテナ69からの車両の現在地も挙げることができる。
電子制御ユニット50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力される。電子制御ユニット50から出力される信号としては、例えば、インバータ34への制御信号や、充電器40への制御信号、情報を表示する表示装置70への制御信号、警告灯71への制御信号を挙げることができる。
電子制御ユニット50は、電流センサ36bからのバッテリ36の入出力電流Ibの積算値に基づいてバッテリ36の蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと温度センサ36cからのバッテリ36の温度Tbとに基づいてバッテリ36から出力してもよい基本許容出力Wouttmpを演算したりしている。ここで、蓄電割合SOCは、バッテリ36の全容量に対するバッテリ36から放電可能な電力の容量の割合である。また、電子制御ユニット50は、走行履歴に基づいて、単位電力量当たりの走行距離としての電費Evを演算している。
また、電子制御ユニット50は、クラウドサーバCSと無線により通信可能に構成されている。クラウドサーバCSは、電気自動車20を含む各車両と無線により通信可能に構成されており、地図情報や、各車両の走行履歴情報などが記憶されている。ここで、地図情報には、サービス情報(例えば、施設や駐車場、充電設備などの位置や稼働(営業)時間などに関する情報)や、予め定められた各走行区間(例えば、信号機間や交差点間など)の道路情報などが含まれる。道路情報には、距離情報や、幅員情報、車線数情報、地域情報(市街地や郊外)、種別情報(一般道路や高速道路、有料道路)、勾配情報、法定速度、信号機の数などが含まれる。走行履歴情報には、過去の走行ルートや走行日時、駐車地点、駐車日時などが含まれる。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸26に要求される)要求トルクTd*を設定し、バッテリ36の基本許容出力Wouttmpに基づく制御用許容出力Woutをモータ32の回転数Nmで除してモータ32の制御用許容トルクTmaxを設定し、要求トルクTd*を制御用許容トルクTmaxで上限ガードしてモータ32のトルク指令Tm*を設定する。そして、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
なお、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Smin(例えば、4%や5%、6%など)以下に至ったときには、バッテリ36の過放電による劣化の促進を抑制するために、モータ32を駆動停止してレディオフする。
また、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Sminよりも高い制限開始閾値Slimよりも高いときには、バッテリ36の制御用許容出力Woutに基本許容出力Wouttmpを設定する。一方、バッテリ36の蓄電割合SOCが制限開始閾値Slim以下に至ると、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Smin以下に至るのを抑制するために、バッテリ36の制御用許容出力Woutに基本許容出力Wouttmpよりも小さい値W1を設定すると共に、制御用許容出力Woutを制限中であることをユーザに認識させるために、警告灯71を点灯させる。制限開始閾値Slimの設定方法については後述する。値W1としては、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Sminのときの基本許容出力Wouttmp以下の値が用いられる。
実施例の電気自動車20では、自宅や充電ステーションなどで駐車中に車両側コネクタ42と設備側コネクタ92とが接続されると(接続検出センサ43により両者の接続を検出すると)、電子制御ユニット50は、外部電源91からの電力を用いてバッテリ36が充電されるように充電器40を制御し、バッテリ36の蓄電割合SOCが所定割合Smaxに至ると、充電器40を駆動停止する。以下、こうした外部電源91からの電力を用いたバッテリ36の充電を「外部充電」という。所定割合Smaxとしては、例えば、90%や95%、100%などが用いられる。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、バッテリ36の制御用許容出力Woutを制限する蓄電割合SOCの範囲の上限としての制限開始閾値Slimを設定する際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される制限開始閾値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、走行を開始するとき(イグニッションスイッチ60がオンされたとき)に実行される。
図2の制限開始閾値設定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、最初に、クラウドサーバCSから充電設備の情報(位置や稼働時間)を取得できるか否かを判定する(ステップS100)。この判定処理は、例えば、クラウドサーバCSと通信できるか否かを判定することにより行なうことができる。
ステップS100でクラウドサーバCSから充電設備の情報を取得できると判定したときには、バッテリ36の蓄電割合SOCを入力し(ステップS110)、入力したバッテリ36の蓄電割合SOCを閾値Srefと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Srefは、制限開始閾値Slimよりも高い値として定められ、例えば、18%や20%、22%などが用いられる。
ステップS120でバッテリ36の蓄電割合SOCが閾値Srefよりも高いときには、制限開始閾値Slimに通常の所定値S1を設定し(ステップS130)、走行を終了するか否か(イグニッションスイッチ60がオフされたか否か)を判定する(ステップS160)。ここで、所定値S1としては、例えば、14%や15%、16%などが用いられる。そして、走行を終了しないと判定したときには、ステップS100に戻り、走行を終了すると判定したときには、本ルーチンを終了する。
ステップS120でバッテリ36の蓄電割合SOCが閾値Sref以下のときには、GPSアンテナ69からの車両の現在地とクラウドサーバCSからの充電設備の情報(位置や稼働時間)とに基づいて稼働中の充電設備である稼働充電設備を探索して表示装置70に表示し(ステップS130)、稼働充電設備に到達できるか否かを予測する(ステップS140,S142)。そして、稼働充電設備に到達できないと予測したときには、ステップS150以降の処理を実行する。
ここで、稼働充電設備としては、実施例では、最寄りの稼働充電設備を考えるものとした。ステップS140,S142の予測処理は、例えば、走行可能距離Ltdと最寄りの稼働充電設備までの距離Lchとを比較することにより行なうことができる。走行可能距離Ltdは、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Sminに至るまでにバッテリ36から放電可能な電力量Wbに電費Evを乗じて計算することができる。電力量Wbは、バッテリ36の蓄電割合SOCと制御用下限割合Sminとの差分に換算係数k(蓄電割合を電力量に換算するための係数)を乗じて計算することができる。電費Evは、走行履歴に基づいて演算された値を用いることができる。
ステップS140,S142で稼働充電設備に到達できると予測したときには、制限開始閾値Slimに所定値S1よりも低い所定値S2を設定する(ステップS170)。そして、走行を終了すると判定すると(ステップS180)、本ルーチンを終了する。ここで、所定値S2としては、例えば、8%や9%、10%などが用いられる。こうした処理により、稼働充電設備に到達するまでに制御用許容出力Woutが制限されるのを抑制する或いは制御用許容出力Woutが制限されるまでの時間や走行距離を長くすることができる。この結果、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。
なお、走行終了後に外部充電(充電設備90の外部電源91からの電力を用いたバッテリ36の充電)が実行されてバッテリ36の蓄電割合SOCが閾値Srefよりも高くなると、次回の走行開始時には、ステップS120でバッテリ36の蓄電割合SOCが閾値Srefよりも高いと判定され、制限開始閾値Slimに所定値S1を設定することになる。
ステップS100でクラウドサーバCSから充電設備の情報を取得できないと判定したときには、ステップS150以降の処理を実行する。充電設備の情報(特に、稼働時間の情報)を取得できないときには、充電設備に実際に到達するまで、その充電設備が稼働中であるか否か(その充電設備でバッテリ36を充電できるか否か)が不明である。このため、充電設備の情報を取得できないときには、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Smin以下に至るのを抑制するために、制限開始閾値Slimに所定値S1を設定するのが好ましい。
図3は、バッテリ36の温度Tbが或る温度のときのバッテリ36の蓄電割合SOCと基本許容出力Wouttmpおよび制御用許容出力Woutとの関係の一例を示す説明図である。図3中、一点鎖線は、基本許容出力Wouttmpを示し、破線は、制限開始閾値Slimが所定値S1のときの制御用許容出力Woutを示し、実線は、制限開始閾値Slimが所定値S2のときの制御用許容出力Woutを示す。また、バッテリ36の蓄電割合SOCが閾値S1よりも大きい領域では、一点鎖線と破線と実線とが重なっており、蓄電割合SOCが閾値S2よりも大きく且つ閾値S1以下の領域では一点鎖線と実線とが重なっており、蓄電割合SOCが閾値S2以下の領域では破線と実線とが重なっている。上述したように、稼働充電設備に到達できると予測したときには、制限開始閾値Slimに所定値S2を設定することにより、図3の実線から分かるように、制御用許容出力Woutが制限されにくくすることができる。これにより、稼働充電設備に到達するまでに制御用許容出力Woutが制限されるのを抑制する或いは制御用許容出力Woutが制限されるまでの時間や走行距離を長くすることができる。この結果、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20では、バッテリ36の蓄電割合SOCが制限開始閾値Slim以下のときにバッテリ36の制御用許容出力Woutを制限する(基本許容出力Wouttmpよりも十分に小さい所定値W1にする)ものにおいて、稼働充電設備に到達できると予測したときには、制限開始閾値Slimに所定値S1よりも低い所定値S2を設定する。これにより、稼働充電設備に到達するまでに制御用許容出力Woutが制限されるのを抑制する或いは制御用許容出力Woutが制限されるまでの時間や走行距離を長くすることができる。この結果、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。
実施例の電気自動車20では、稼働充電設備に到達できると予測したときには、制限開始閾値Slimに所定値S1よりも低い所定値S2を設定するものとしたが、所定値S2(一定値)に代えて、所定値S1よりも低い可変値S2vaを設定するものとしてもよい。例えば、可変値S2vaとしては、過去のトリップで制限開始閾値Slimが可変値S2vaで走行を終了した後に外部充電が実行された頻度が低いほど高くなる(所定値S1に近づく)傾向の値が用いられるものとしてもよい。これは、外部充電の実行頻度を考慮して、バッテリ36の蓄電割合SOCが制御用下限割合Smin以下に至るのを抑制するためである。また、可変値S2vaとしては、稼働充電設備に到達するときのバッテリ36の蓄電割合SOCとして予測される予測蓄電割合SOCesを上述の所定値S2で下限ガードした値が用いられるものとしてもよい。こうすれば、制限開始閾値Slimを余分に低くするのを抑制する(必要な分だけ低下させる)ことができる。
実施例の電気自動車20では、クラウドサーバCSから充電設備の情報(位置や稼働時間)を取得できるときに、車両の現在地とクラウドサーバCSからの充電設備の情報とに基づいて稼働充電設備を探索するものとした。しかし、クラウドサーバCSと同様の地図情報(充電設備の位置や稼働時間を含む情報)が記憶された車載ナビゲーション装置を備える場合には、車両の現在地と車載ナビゲーション装置からの充電設備の情報(位置や稼働時間)とに基づいて稼働充電設備を探索するものとしてもよい。また、各充電設備との通信により充電設備の情報を取得できるときには、車両の現在地と各充電設備からの情報とに基づいて稼働充電設備を探索するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、最寄りの稼働充電設備を表示装置70に表示すると共に、最寄りの稼働充電設備に到達できるか否かを予測するものとした。しかし、現在地周辺の少なくとも1つの稼働充電設備(最寄りの稼働充電設備を含む)を表示装置70に表示し、表示装置70に表示中の稼働充電設備からユーザにより目的地(目標の稼働充電設備)が設定されていないときには、最寄りの稼働充電設備に到達できるか否かを予測し、ユーザにより目的地が設定されたときには、目的地に到達できるか否かを予測するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、バッテリ36の蓄電割合SOCが閾値Sref以下に至ると、稼働充電設備を表示装置70に表示するものとしたが、バッテリ36の蓄電割合SOCに拘わらずに稼働充電設備を表示装置70に表示するものとしてもよいし、稼働充電設備を表示装置70に表示しないものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、車両側コネクタ42と設備側コネクタ92とが接続されているときに外部電源91からの電力を用いてバッテリ36を充電する充電器40を備えるものとしたが、充電器40に加えてまたは代えて、外部電源からの電力を非接触で受電してバッテリ36を充電する充電器を備えるものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、蓄電装置として、バッテリ36を用いるものとしたが、バッテリ36に代えて、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、バッテリ36が「バッテリ」に相当し、電子制御ユニット50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電気自動車の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32 モータ、34 インバータ、36 バッテリ、36a 電圧センサ、36b 電流センサ、36c 温度センサ、38 電力ライン、40 充電器、42 車両側コネクタ、43 接続検出センサ、50 電子制御ユニット、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、69 GPSアンテナ、70 表示装置、71 警告灯、90 充電設備、91 外部電源、92 設備側コネクタ、CS クラウドサーバ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、
    前記モータと電力のやりとりを行なう蓄電装置と、
    前記蓄電装置の制御用許容出力の範囲内で前記モータを制御すると共に、前記蓄電装置の蓄電割合が第1割合以下のときに前記制御用許容出力を制限する制御装置と、
    を備える電気自動車であって、
    前記制御装置は、稼働中の充電設備である稼働充電設備に到達できると予測されるときには、前記蓄電装置の蓄電割合が前記第1割合よりも低い第2割合以下のときに前記制御用許容出力を制限する、
    電気自動車。
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