JP2019113600A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】像ブレ補正効果を発揮しつつ、画質変化を通知することによって画質の良好な撮像画像を取得できるようにすること。【解決手段】撮像装置は、像ブレ補正用の補正レズ103と、焦点調節用のフォーカスレンズ104を備える。システム制御部119は、振れ検出部113による振れ検出信号に基づいて補正レンズ103の移動量に対応する振れ補正量を算出する。像ブレ補正レンズ駆動部116は、振れ補正量にしたがって補正レンズ103を移動させる。フォーカス制御部123は、補正レンズ103の駆動に連動してフォーカスレンズ104を移動させる制御を行う。補正レンズ103の駆動に伴って撮像される画像の画質が変化する場合、システム制御部119は、画像低下範囲をユーザに通知する制御を行い、ユーザの操作指示にしたがって、画像抽出によって切り出し画像のデータを生成する。【選択図】 図7

Description

本発明は、撮像画像の像ブレ補正処理の技術に関する。
撮像装置の高倍率化が進むにつれて、望遠撮影では手振れ等によって撮像装置に加わる揺れが目立ちやすくなるため、像ブレ補正機構の性能向上が要望される。像ブレ補正機構は手振れ等を検出し、撮像光学系を構成する振れ補正レンズ(以下、単に補正レンズともいう)等を光軸と略直交する方向に移動させる。像ブレ補正の性能を向上させるために補正レンズが大きく動くと、光軸から外れる量が大きくなるので、撮像画像の中心部での被写体コントラストが低下し、光学性能が低下する可能性がある。
コントラストAF(オートフォーカス)方式では、露光開始前のスルー画像において、所定の被写体に焦点を合わせるために被写体コントラストが高くなる位置が算出される。フォーカスレンズは算出された位置へ移動し、被写体に焦点が合うとフォーカスレンズはその位置を保持する。被写体に焦点が合っている合焦状態にて撮像装置に振れが発生すると、振れ検出信号に応じて補正レンズが移動して、振れがキャンセルされる。
例えば、補正レンズが撮像光学系の光軸から大きく外れたために画像中心部の被写体コントラストが低下して、スルー画像がボケ状態の画像となった場合を想定する。撮像素子への露光が開始し、露光中にフォーカスレンズは固定位置に保持されているものとする。露光中に撮像装置の振れが検出されると、補正レンズが駆動されるため、撮像画像は被写体コントラストが低下した状態で露光された画像になってしまう。この問題に対して、補正手段の駆動量が大きい場合には、露光前に収差による像劣化が生じない所定の駆動範囲まで補正手段を戻す方法、或いは、露光前には補正手段の駆動量を制限し、更には露光を禁止する方法がある。特許文献1には、手振れ補正を制限して過補正を防ぐ補正制限機能を有するオートフォーカス装置が開示されている。
特開2009−145852号公報
特許文献1に開示された装置は、手振れによる合焦精度への影響を低減することを可能にするが、補正レンズの駆動を制限しているので、手振れ補正効果が低くなる可能性がある。
本発明の目的は、像ブレ補正効果を発揮しつつ、画質変化を通知することによって画質の良好な撮像画像を取得できるようにすることである。
本発明の一実施形態の装置は、振れ検出手段による検出信号から像ブレを補正する補正量を算出して、撮像手段により撮像される画像の像ブレを補正する補正手段を制御する像ブレ補正制御手段と、前記補正手段の駆動に連動して焦点調節を行うフォーカスレンズの駆動を制御する焦点調節制御手段と、前記撮像手段により撮像される画像の画質が前記補正手段の駆動によって変化した場合に、画質が変化した画像範囲を通知する制御を行う通知制御手段と、を備える。
本発明によれば、像ブレ補正効果を発揮しつつ、画質変化を通知することによって画質の良好な撮像画像を取得できる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の沈胴時の鏡筒断面図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の撮影時の鏡筒断面図である。 本発明の実施形態に係る鏡筒の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置のズーム駆動部の詳細図である。 本発明の実施形態に係る補正レンズの正面図と断面図である。 本発明の実施形態に係るフォーカス駆動機構部を示す図である。 撮像装置の構成例を示すブロック図である。 補正レンズの駆動による被写体コントラストの低下を説明する図である。 補正レンズの移動量に対応するフォーカスレンズの補正量を示す図である。 補正レンズの移動と画質低下の判断との関係を示す図である。 画質低下範囲の通知および画像切り出し範囲の説明図である。 画質判定方法について説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の処理を説明するフローチャートである。 図13に続く処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の処理を説明するフローチャートである。 図15に続く処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、各実施形態に共通する装置の構成に関し、ズームレンズ鏡筒の全体構成を図1から図3に示す。図1は沈胴状態のズームレンズ鏡筒(以下、単にレンズ鏡筒という)を表し、図2は繰り出し状態のレンズ鏡筒を表す。図3はレンズ鏡筒の分解斜視図である。以下では、被写体側を前方とし、撮像光学系の光軸から離れる側を外周側と定義して各部の位置関係を説明する。
本実施形態では、3群レンズ構成のレンズ鏡筒を例示する。1群ユニットは、第1レンズ群1を保持する1群レンズ保持枠11と、1群レンズ保持枠11を保持し、レンズを保護するレンズバリア部材を備える1群地板12からなる。2群ユニットは、撮影時の光量調整部材を備える絞りユニット21と、第2レンズ群2を保持する2群レンズ保持枠31と、図示しないシャッタ部材を備える2群地板32からなる。1群ユニット、絞りユニット21、2群ユニットは変倍光学系を形成する。2群ユニットは像ブレ補正機構部を備え、撮影中に第2レンズ群2および2群レンズ保持枠31が光軸と略直交する方向に移動することで、撮影時の手振れ等による画像ブレを補正する。第3レンズ群3は、被写体に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ群であり、3群レンズ保持枠41によって保持される。
図1の撮影待機状態では各レンズ群が収納状態であり、図2の撮影状態では各レンズ群が光軸方向に繰り出した状態である。光軸方向の後端寄りに位置するセンサホルダユニットには、第3レンズ群3と撮像素子5が取り付けられている。センサホルダ501にはセンサプレート505を介して撮像素子5が支持されている。撮像素子5の前部の光学フィルタ4は、センサホルダ501と図示しないセンサゴムとに挟持された状態で配置されている。図3の斜視図に示すようにレンズ鏡筒は、ズーム機構部を構成する固定カム筒504を備える。固定カム筒504はセンサホルダユニットにビスで締結される。
図3には、1群地板12、絞りユニット21、2群レンズ保持枠31と、固定カム筒504、移動カム環503、直進ガイド筒502、センサホルダ501を示す。図4には、移動カム環503とその駆動機構部を示す。センサホルダ501には、ズームモータ601とギヤ列603〜606が配置されている。ズームモータ601の駆動軸に取り付けられたギヤ602は、ズームモータ601の駆動力によって回転し、ギヤ列603〜606を介して回転力が移動カム環503へと伝達され、レンズ鏡筒が光軸方向に駆動される。ギヤ列603〜606は歯数の異なる大径ギヤと小径ギヤを同軸上に有する段付きギヤである。移動カム環503のギヤ部503eと噛み合う最終ギヤ606は、大径ギヤ部と、光軸方向に長い小径ギヤ部とで構成されている。
次に、各レンズ群を光軸方向に移動させるための筒部材とズーム駆動機構について説明する。図1、図2に示すように、各レンズ群の外周側には移動カム環503が配置されている。移動カム環503の内周面部には、3種類の軌跡の異なるカム溝503a、503b、503c(図3)が形成されている。各カム溝に対して1群地板12、絞りユニット21、2群地板32の外周にそれぞれ形成されているフォロワピン12a、21a、32aが係合して追従する構成である。
また、図1、図2に示すように、移動カム環503の内周側には直進ガイド筒502が設けられており、各レンズ群が移動する際に回転を規制する。直進ガイド筒502と移動カム環503は、所謂バヨネット結合されて光軸方向で略一体的に移動する。移動カム環503は、直進ガイド筒502に対して相対的に回転可能である。直進ガイド筒502には、光軸方向に延在する長溝502a,502b,502c(図3)が設けられている。1群地板12、絞りユニット21、2群地板32は、長溝502a,502b,502cでそれぞれ回転規制されることにより、光軸方向に沿って直進移動する。
固定カム筒504の内周面部には、カム溝504aと、直線状の溝である直進ガイド溝504bとが形成されている。図3に示すように、移動カム環503の外周面部に形成されたフォロワピン503dは、カム溝504aに係合して追従する。ガイド溝504bは直進ガイド筒502の直進規制部502dと摺動自在に嵌合している。移動カム環503の外周面部に形成されたギヤ部503eはギヤ列603〜606の最終ギヤ606と噛み合っている。ズームモータ601の駆動により、最終ギヤ606からギヤ部503eに駆動力が伝達されることで、移動カム環503は固定カム筒504のカム溝504aに係合して追従しながら光軸方向に回転移動する。
図4に示すように、移動カム環503のギヤ部503eは、最終ギヤ606の一部である小径ギヤと噛み合い、大径ギヤは小径ギヤの光軸方向後方(撮像素子側)に位置してギヤ605と噛み合う。最終ギヤ606の小径ギヤ部(長ギヤ部)は、移動カム環503の光軸方向の移動に対応するように、移動カム環503の繰り出し量に合わせて光軸方向に長く形成されている。直進ガイド筒502は移動カム環503と一体的に光軸方向に移動する。直進ガイド筒502は、後端側の外周部に直進ガイド部502dを備える(図3)。直進ガイド部502dは固定カム筒504の直進ガイド溝504bに摺動可能に嵌合することによって回転が規制されているので、直進ガイド筒502は光軸方向への直進移動のみ行う。
本実施形態では、移動カム環503の回転に伴って、移動カム環503に追従する1群ユニット、絞りユニット21、2群ユニットが直進規制されながら光軸方向に移動する。固定カム筒504はセンサホルダ501とビスによる締結で一体的に構成されているので、光軸方向にも回転方向にも動くことはない。
次に、図5を参照して、像ブレ補正装置について説明する。像ブレ補正装置は2群ユニットとその駆動部を備える。図5(A)は、2群ユニットを被写体側から見た場合の正面図である。図5(B)は、2群ユニットをレンズ中心で切断した場合の断面図であり、切断位置を図5(A)に示す。
2群地板32の外周側には、2群ユニットのレンズ駆動部が設けられている。2群レンズ2は補正レンズ(所謂シフトレンズ)として機能する。レンズ駆動部はマグネット37とコイル38を備え、2群レンズ保持枠31を光軸と直交する方向に移動させる。2群地板32における2群レンズ2の外周側には、シャッタ機構を駆動する不図示のシャッタ駆動部が設けられている。2群地板32の像面側(後側)には、ND(Neutral Density)フィルタを駆動する不図示のND駆動部が設けられている。
2群レンズ保持枠31と2群地板32は、2本の引張りスプリング(不図示)によって光軸方向に連結されている。2本の引張りスプリングの付勢力により、光軸方向に複数のボール35を間に挟んで2群レンズ保持枠31を2群地板32に対して片寄せした構成になっている。ボール35の転動により、2群レンズ保持枠31が光軸と直交する方向に移動する。
2群地板32の前方には、ホール素子保持部34が配置されている。シャッタFPC(フレキシブル配線部材)33は、レンズ駆動部、シャッタ駆動部、およびND駆動部に接続された状態で、ホール素子保持部34上を引き廻されて、ホール素子保持部34の外周部の引き出し面に沿って像面側に引き出される。シャッタFPC33上には、2群レンズ2および2群レンズ保持枠31の位置を検出するためのホール素子36が周方向に互いに90°離間して2箇所実装されている。各ホール素子36は、シャッタFPC33を介して不図示の鏡筒FPCに接続されている。シャッタFPC33はホール素子保持部34に固定され、ホール素子保持部34は、2群レンズ2を間に挟んで2群地板32にスナップフィット結合で係止されている。
2群レンズ保持枠31には、光軸方向から見てホール素子36をN極とS極とで挟むように着磁されたマグネット37が設けられている。2つのホール素子36はマグネット37による磁界を検出し、検出信号をカメラ本体部内の制御部に出力する。2群レンズ保持枠31が光軸と直交する平面内を移動すると、ホール素子36を通る磁界が変化してホール素子36の出力が変化するため、2群レンズ保持枠31の位置を検出することができる。
コイル38は、マグネット37に対し、光軸方向の像面側にて対向する位置に配置され、2群地板32に取り付けられている。コイル38は、シャッタFPC33を介して鏡筒FPCに接続されており、カメラ本体部の電源部から電力供給を受ける。コイル38への通電により電磁力が発生し、2群レンズ保持枠31が駆動される。
図3、図6を参照して、フォーカス駆動機構部について説明する。フォーカス駆動機構部は、センサホルダユニットに取り付けられている。図6(A)はフォーカス駆動機構部の分解斜視図であり、図6(B)はフォーカス駆動機構部の要部を示す正面図である。フォーカスレンズ群である第3レンズ群3は、リードスクリューを使用した駆動部により光軸方向に移動する。
センサホルダ501には、3群レンズ保持枠41が光軸方向に直進移動可能に支持されている。撮影光軸と平行に延在するメインガイド軸42(図6)は、センサホルダ501の穴部に圧入されて固定されている。同様に、回転規制用のサブガイド軸43は、センサホルダ501の穴部に圧入されて固定されている。
フォーカス駆動モータ44(図6)は、センサホルダ501に対してビスによる締結で固定されている。3群レンズ保持枠41に設けられたスリーブ41aには、両端にメインガイド軸42と係合するスリーブ穴部が形成されており、中央部にはスリーブ開口部が形成されている。また、3群レンズ保持枠41には、サブガイド軸43と係合するU字溝部41bが形成されている。更に3群レンズ保持枠41には、ラック45を支持するための支持穴部41cがスリーブ41aの近傍に設けられている。
リードスクリュー44aはフォーカス駆動モータ44の出力軸と一体に形成されている。ラック45は、リードスクリュー44aと噛合する噛合い歯45aと、それに対向する付勢歯45bとを備える。またラック45には、3群レンズ保持枠41の支持穴と係合する支持軸が形成されている。付勢歯45bは、ねじりコイルバネ46の腕部により、リードスクリュー44aと噛合う方向に押圧される。ねじりコイルバネ46の腕部は、ラック45の背面部に引っ掛けられている。これにより、付勢歯45bと噛合い歯45aでリードスクリュー44aを挟み込んだ状態となる。つまり付勢歯45bと噛合い歯45aが常時、リードスクリュー44aと噛合した状態になっている。
また、ねじりコイルバネ46は、ラック45を、3群レンズ保持枠41の光軸方向端面に向けた方向へ付勢し、ラック45と3群レンズ保持枠41とのガタ付きを防止する。よって光軸方向に安定して高精度にレンズ駆動が行われる。フォーカス駆動機構部において、フォーカス駆動モータ44によりリードスクリュー44aが回転すると、ラック45とリードスクリュー44aとの螺合関係により、3群レンズ保持枠41が光軸方向に進退し、焦点調節動作が行われる。
図7を参照して、撮像装置内部の構成を説明する。図7は、撮像装置の例としてデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。レンズ鏡筒101は各種の光学部材を備える。ズームレンズ102は、焦点距離を調節することで光学的に画角を変更する。補正レンズ103は光軸を偏心させることで像ブレ補正動作を行う。フォーカスレンズ104は焦点調節動作を行う。絞りおよびシャッタ105は光量を調節する露出制御に使用される。
撮像部は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106を備える。撮像素子106は、レンズ鏡筒101を通過した光を受光し、光電変換によって電気信号を出力する。電気信号は画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして内部メモリ108に記憶される。表示部109は撮影後の画像データや撮影情報等を取得して画面に表示する。画像処理回路107、内部メモリ108、表示部109はシステム制御部119に接続され、システム制御部119からの制御指令に従って処理を行う。
圧縮伸長処理部110は内部メモリ108に保存されているデータを取得し、所定の画像フォーマットに応じた圧縮伸長処理を行う。記憶部111はパラメータ等の様々なデータを記憶する。圧縮伸長処理部110、記憶部111はシステム制御部119に接続され、システム制御部119からの制御指令に従って処理を行う。操作部112は各種のメニュー操作、モード切り換え操作等を行うためのユーザインタフェース部である。例えばユーザは操作部112を使用して、静止画と動画の切り替えや、マニュアルフォーカスとオートフォーカスの切り替え等を行うことができる。操作部112の操作信号はシステム制御部119に出力される。振れ検出部113は角速度センサ等を備え、撮像装置に加わる振れを検出し、振れ検出信号をシステム制御部119に出力する。
絞りシャッタ駆動部114、フォーカスレンズ駆動部115、像ブレ補正レンズ駆動部116、ズームレンズ駆動部118は、システム制御部119からの制御指令に従って各部が担当する駆動を行う。絞りシャッタ駆動部114は絞りおよびシャッタ105の駆動を行い、フォーカスレンズ駆動部115はフォーカスレンズ104の駆動を行う。像ブレ補正レンズ駆動部116は補正レンズ103の駆動を行う。位置検出部117は補正レンズ103の現在位置を取得し、位置検出信号をシステム制御部119に出力する。ズームレンズ駆動部118はズームレンズ102の駆動を行う。
システム制御部119はCPU(中央演算処理装置)を備え、ユーザ操作に応じて内部メモリ108に記憶されている各種の制御プログラムを実行し、AE(自動露出)制御、AF(オートフォーカス)制御、像ブレ補正制御、ズーム制御等を行う。図7では、システム制御部119の機能をブロック要素として図示する。輝度信号算出部121は、撮像素子106から出力された電気信号に基づいて被写体の輝度信号値を算出する。露出制御部120は、輝度信号算出部121が算出した輝度信号値に基づいて露出制御値(絞り値およびシャッタ速度)の演算を行い、その演算結果を絞りシャッタ駆動部114へ出力する。評価値演算部122は、輝度信号算出部121による輝度信号から特定周波数成分を抽出してAF評価値を演算する。また評価値演算部122は、後述する位置補正部126からフォーカスレンズの位置情報および位置補正情報を取得する。
フォーカス制御部123は、フォーカスレンズ駆動部115に制御信号を出力してフォーカスレンズ104の駆動方向および駆動量を制御する。走査制御部124はフォーカス制御部123に対して所定範囲の駆動指令を行うとともに、フォーカスレンズ104の所定位置における評価値演算部122の演算結果(評価値)を参照することにより、コントラストを算出する。コントラストが最も高くなるフォーカスレンズ位置を合焦位置としてAF制御が行われる。
像ブレ補正制御部125は、振れ検出部113の検出情報に基づき、振れをキャンセルする補正方向および補正量を算出する。像ブレ補正制御部125は位置検出部117から補正レンズ103の現在位置を取得し、補正レンズ103を駆動することにより像ブレ補正制御を行う。位置補正部126は、像ブレ補正制御部125を介して取得した補正レンズ103の現在位置に応じてフォーカスレンズ104の位置補正を行う。ズーム制御部127は、操作部112によるズーム操作指示に従ってズームレンズ102の駆動方向および駆動量を算出し、ズームレンズ102の駆動制御を行う。
操作部112は、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)および第2スイッチ(SW2)が順にオンするレリーズボタンを備える。ユーザがレリーズボタンの半押し操作を行うと第1スイッチSW1がオンする。その際、露出制御部120は輝度信号算出部121からの輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値およびシャッタ速度)を演算し、その演算結果を絞りシャッタ駆動部114へ通知する。これにより、自動露出制御が行われる。評価値演算部122は、輝度信号算出部121による輝度信号から特定周波数成分を抽出した後、AF評価値の演算を行う。ユーザがさらにレリーズボタンを操作して最後まで押し込むと、第2スイッチSW2がオンする。露出制御部120は、決定した絞り値およびシャッタ速度に基づいて露出制御を行い、撮像素子106により取得された撮像画像データが記憶部111に記憶される。
ユーザは、レリーズボタンが押されていない状態で撮像素子106により取得される、所謂ライブビュー画像を画面に表示させることができる。その際、システム制御部119は静止画撮影時の露光にそなえて、所定の間隔で映像信号に係る輝度情報およびプログラム線図に基づいて絞り値およびシャッタ速度を予備的に決定する。
ここで図8を参照して、補正レンズが光軸から大きく外れたときに起き得る現象、すなわち被写体ピントずれについて説明する。図8(A)、(B)は、所定の被写体に対するフォーカスレンズ位置と、被写体のコントラスト評価値の変動との関係を示すグラフである。横軸であるX軸はフォーカスレンズ位置を表し、縦軸であるY軸は被写体のコントラスト評価値を表す。図8(C)、(D)はズームレンズ102、補正レンズ103、フォーカスレンズ104と撮像素子106を示す模式図であり、図8(C)が図8(A)と対応し、図8(D)が図8(B)と対応する。図8(A)、(B)に示すように、フォーカスレンズ104の位置によって被写体のコントラスト評価値が変わり、コントラストの高低差による山形状の変化が生じる。グラフ曲線の頂点はコントラスト評価値が最大となる位置であり、この位置にフォーカスレンズ104があるとき、被写体に焦点が合う。
図8(A)、(C)は、補正レンズ103が他のレンズ群と同じ光軸上に位置する場合を示す。補正レンズ103が光軸上にある場合、図8(A)に示すように、フォーカスレンズ104の位置がX1であるときにコントラスト評価値が最大値Y1となる。図8(B)、(D)は、補正レンズ103が光軸から外れた位置にある場合を示す。図8(C)の状態から図8(D)のように、補正レンズ103が駆動されて光軸中心から外れると、図8(B)に示すように、コントラスト評価値を示す山形状のグラフ曲線が右方向にずれる。つまり、コントラスト評価値が最大となるフォーカスレンズ104の位置はX1からX2へずれることになる。
補正レンズ103が光軸上にあるときにフォーカスレンズ104が位置X1に移動して、この位置で停止し、被写体に焦点が合った状態となる場合を想定する。その後、補正レンズ103が移動すると、コントラスト評価値を示すグラフ曲線が図8(B)のようにずれる。このとき、コントラスト評価値がY1からY2まで下がるので、この時点で撮影が開始するとした場合、コントラスト評価値の低い状態で撮影動作が行われることになる。更には、撮影者による手振れが一定しておらず、時々刻々と変化すると、この変化に伴って補正レンズ103の動きが変わる。つまり補正レンズ103の動きは一定でなく、被写体のコントラスト評価値は常に変化することとなる。
図9を参照して、撮影前後での補正レンズとフォーカスレンズの動作について説明する。図9は補正レンズ103の移動量とフォーカスレンズ位置の補正量との関係を模式的に示すグラフである。縦軸は、補正レンズ103の移動量、つまり光軸からの変位を表す。横軸は補正レンズ103が駆動されたときに補正すべきフォーカスレンズ104の補正量を表し、位置補正部126が位置補正の制御を行う。補正レンズ103の位置が0度、即ち光軸上にあるときに、Mov0と表記する。補正レンズの位置がMov0のとき、フォーカスレンズ位置の補正量はComp0である。具体的な数値として、Mov0は0度であり、Comp0はゼロである。
一方、補正レンズ103の位置が光軸から最も離れているとき、Mov5と表記する。補正レンズ103の位置がMov5のとき、フォーカスレンズ位置の補正量はComp5である。位置Mov0とMov5の間の、Mov1からMov4にそれぞれ対応する補正量がComp1からComp4である。補正レンズ103の移動量に対応するフォーカスレンズ位置の補正量は、参照テーブルデータとして内部メモリ108にあらかじめ記憶されており、位置補正部126が参照する。よって、撮影の際には、撮影者の手振れ量に対応した補正レンズ103の位置に応じたフォーカスレンズ位置の補正量にしたがってフォーカスレンズ104が移動する。
Mov1から5およびComp1から5の各数値は、撮像光学系の特性により変化する。図9の例では、補正レンズ位置とフォーカスレンズ位置の補正量との関係が直線式で表われているが、必ずしも線形関係とは限らず、撮像光学系の特性により曲線の式で表わされる場合もある。
次に撮像光学系における補正レンズの駆動による、画像中心部と周辺部のMTF(Modulation Transfer Function)の変化と、MTFの変化によって画質が低下した場合に行われるユーザへの通知制御を説明する。図10は、補正レンズ103が光軸中心に位置するときと、光軸中心から補正レンズ103が動いたときの、撮影画面の中央部と周辺4箇所のMTFの変化を表した図である。図示したMTF曲線は一例であり、撮像光学系の特性により変化する。
図10(A)は、撮影画面に対して中央部と周辺4箇所の位置を表す図である。撮影画面の中央部を0ch、周辺部を右上から時計回り方向に1ch、2ch、3ch、4chで表わす。図10(B)は、補正レンズ103が光軸中心からY方向に移動した様子を示す撮像光学系の模式図である。操作者の手振れ等により撮像装置に振れが加わったことが検出されると、補正レンズ103が図10(B)のY方向に動くことで光軸中心からずれる。
図10(C)は、補正レンズ103が光軸中心に位置するときの、中央部および周辺4箇所のMTF値を表す図である。図10(D)は、補正レンズ103が光軸中心から最も離れたときの、中央部および周辺4箇所のMTF値を表す図である。図10(C)、(D)にて縦軸はMTF値を表し、横軸はフォーカスレンズ位置を表しており、フォーカスレンズの位置によって各chのMTF値が変化する様子を示している。
図10(C)、(D)に示す実線のグラフ線は被写体の水平方向(X方向)のMTF値を表し、破線のグラフ線は被写体の垂直方向(Y方向)のMTF値を表す。図10(C)からわかるように、中央部0chおよび周辺4箇所1〜4chの水平方向と垂直方向のMTF曲線は、ほぼ同じフォーカスレンズ位置F1において最大値となる。本実施形態のシステム制御部119は、中央部0chのMTF値が最大値となるようにAF制御を行う。換言すれば、AF制御によってフォーカスレンズ104は中央部0chのMTF値が最大となる位置F1に移動する。このとき、周辺4箇所1〜4chのMTF値が最大となる位置はほぼ同じ位置F1であるため、撮影画面全域でコントラストの高い良好な画質が得られる。
図10(D)においては、像ブレ補正動作によって補正レンズ103が光軸中心から大きく動いており、MTF値に変化が生じる。画面の中央部0chではMTF値の最大値が全体的に低下し、水平方向のMTF値のピーク位置が図10(D)の右方向にずれている。また、周辺4箇所1〜4chについては、1chと4chの水平方向と垂直方向のMTF値のピーク位置が共に、図10(D)の右側に大きくずれている。特に水平方向のMTF値のピーク位置は、本図からは確認できないほどずれている。また2chと3chでは、0chと同様に全体的にMTF値の最大値が低下し、水平方向と垂直方向の最大値が共に右側に少しずつずれている。中央部0ch、周辺4箇所1〜4ch共に水平方向と垂直方向において、MTF値が最大となるフォーカスレンズ位置がずれることが分かる。尚、本実施形態では補正レンズ103がY方向に移動した場合のMTF曲線の変化について説明するが、補正レンズ103がX方向に移動する場合、あるいはX方向およびY方向に移動する場合には、各chのMTF曲線の変化の度合いが異なる。
図9で説明したように、フォーカスレンズ104の位置は補正レンズ103の移動量(補正量)に応じて変更される。図10(D)では、フォーカスレンズ104が2点鎖線で示す位置F1から実線で示す位置F2へ移動する。フォーカスレンズ104は中央部0chの水平方向と垂直方向のMTF値のバランスをとった位置に移動することになる。中央部0chの画質は補正レンズ103が光軸中心に位置するときほどではないが、コントラストの高い良好な画質が得られることになる。
フォーカスレンズ104が位置F2に移動したときの周辺部1〜4chのMTF曲線について説明する。2ch、3chについては、フォーカスレンズ104の位置補正動作によって、水平方向および垂直方向共にMTF値が改善する方向へ変化する。垂直方向については、破線のグラフ曲線からわかるよう、位置F2は、ほぼMTF値が最大値となる位置となっている。水平方向のMTF値については最大値から多少ずれているものの、コントラストの高い良好な画質が得られる。
他方、1ch、4chについては、フォーカスレンズ104の位置補正動作によって、垂直方向のMTF値が改善する方向へ変化する。しかし、水平方向のMTF曲線は、補正レンズ103の駆動によって大きく変わっているため、設定されている基準を下回り、所望の画質が得られないことになる。この場合、補正レンズ103の駆動に伴う画質低下をユーザに通知する処理が実行される。
図11を参照して、ユーザへの通知例を説明する。図11(A)、(B)は図10(B)と同様の撮像光学系の模式図である。図11(A)は補正レンズ103が、+Y方向へ移動する様子を示し、図11(B)は補正レンズ103が、−Y方向へ移動する様子を示す。図11(C)、(D)は露光開始前のスルー画像が表示部109の画面に表示されている様子を示す図である。図11(C)は図11(A)に示す補正レンズ位置での表示例を示し、図11(D)は図11(B)に示す補正レンズ位置での表示例を示す。図11(E)は撮影終了後の確認画面において画質低下の範囲を通知する様子を示す図である。図11(F)は撮影後に画像の切り出し範囲を通知する様子を示す図である。
露光前のスルー画像の表示状態において手振れ等が検出され、図11(A)のように補正レンズ103が、+Y方向へ移動すると、補正レンズ103の動きと連動してフォーカスレンズ104の位置補正が行われる。図10で説明したように、補正レンズ103の移動量が大きいと、周辺部のMTF値はフォーカスレンズ104の位置補正でも改善が困難となる。システム制御部119は、このまま露光を開始すると、画面の上側隅部は基準画質に達しない可能性があると判断する。システム制御部119は、図11(C)に示すように、+Y方向の画像領域、すなわち画面上部の所定領域1100に対してグレーマスクをかける処理を行う。また、図11(B)のように補正レンズ103が、−Y方向へ移動し、システム制御部119は、画面の下側隅部が基準画質に達しない可能性があると判断する。この場合、システム制御部119は、図11(D)に示すように、−Y方向の画像領域、すなわち画面下部の所定領域1101に対してグレーマスクをかける処理を行う。グレーマスクをかけるか否かの判断基準や、グレーマスクの範囲の決定方法については後述する。
ユーザは、露光前のスルー画像の表示状態において、表示画面上の所定領域にグレーマスクがかかっていることを見ることで手振れを認識し、撮影動作を修正することが可能となる。露光動作が行われると、露光前と同様に、手振れ量に応じて図11(C)、(D)のように画面の所定領域にグレーマスクをかける処理が行われるので、ユーザは手振れを認識することができる。
図11(E)は、露光後の確認画像において、露光中の補正レンズ103の動きによって周辺画像部のMTF値が低いと判断された上下の周辺領域1102,1103に対して、それぞれグレーマスクがかけられた様子を示す。ユーザはグレーマスク表示を見て、手振れによって撮影画質が部分的に低下していることを、直ちに認識できる。その後、システム制御部119は画質低下の少ない良質な画像を提供するために、画質が低下している部分を除いた切り出し画像を生成するかどうかをユーザに選択してもらう処理を実行する。このとき、画像の切り出し範囲が分かるように、図11(F)にて切り出し範囲を明示する処理が実行される。例えば、システム制御部119は、表示部109の画面に切り出し範囲(破線の矩形枠1104参照)を表示する処理を行う。画質が低下した領域を除外した領域において切り出し範囲が表示されることで、ユーザは被写体の構図等を確認することが可能となる。またユーザは、切り出し画像を必要とするかどうかを判断できる。ユーザが切り出し画像を必要であると判断し、切り出し画像を選択する操作、例えば、タッチパネル上での手指による指示操作が行われると、システム制御部119は、選択された切り出し画像のデータを生成する処理を実行する。
このように、露光前のスルー画像と撮像後の画像に対し、画質低下が生じる画像領域を表示することで、ユーザは手振れ等の発生を認識できる。更には良好な画質をもつ画像範囲における画像データを抽出し、切り出し画像をユーザに提示することによって、撮影の失敗を未然に防ぐことが可能となる。
図11(C)から(E)では、補正レンズ103の駆動に伴う画質低下領域を、グレーマスクで覆う処理を例示したが、ユーザへの通知方法に限定はなく、任意の方法で画質低下領域を表示することができる。また、図11(F)の例では、撮影時の元画像と同じアスペクト比で切り出し画像のデータが生成されるが、元画像とは異なるアスペクト比で画像領域の抽出処理が行われてもよい。また、元画像と切り出し画像とを選択的に取得する方法の他、切り出し画像のみを取得し、または元画像および切り出し画像を取得する方法がある。
図12を参照して、本実施形態における画質判定方法について説明する。画質判定においては実際の画像を確認して判定するのではなく、補正レンズ103の位置によって判断される。図12は、補正レンズ103の動きの一例をグラフで示す図である。
図12(A)は、露光前のスルー画像の表示状態における補正レンズの動きの一例を示す図である。縦軸は補正レンズ103の位置を表し、横軸は時間軸である。補正レンズ103は、操作者の手振れ等による像ブレを補正するべく移動するが、手振れ等の度合いに応じて振れ補正量が異なる。Z1は補正レンズ103の可動範囲を示し、Z2は補正レンズ103が移動するときの画質許容範囲を示している。画質許容範囲とは、補正レンズ103が移動しても画質に影響を及ぼさない範囲(閾値以内の範囲)である。
露光前のスルー画像の表示状態のときに、補正レンズ103が画質許容範囲Z2を超える位置に移動し、位置検出部117によって補正レンズ103の現在位置が検出される。このとき、表示部109の画面上での図11の表示または警告もしくは警報を行うことで、ユーザは手振れ等を認識できる。例えば、補正レンズ103の位置が画質許容範囲Z2を超えると(範囲1201,1202参照)、その都度警告や通知処理が実行される。
図12(B)は、露光中における補正レンズ103の動きを例示し、縦軸および横軸の設定は図12(A)と同じである。露光中でも露光前と同様に補正レンズ103が画質許容範囲Z2を超える位置に移動すると、ユーザは警告や通知によって手振れ等の発生を認識することができる。しかし、この場合には、警告等を発したとしても、既に露光されてしまっている。そのため、システム制御部119は、図12(B)の斜線部の範囲1203,1204で示すように補正レンズ103の位置が許容範囲Z2を超えている量と露光時間から画質低下範囲を算出し、撮影後の画面にて画質低下範囲を表示する処理を実行する。尚、図12に示す画質許容範囲Z2は一例であり、必要に応じて画質許容範囲を狭くし、または広げても構わない。
[第1実施形態]
図13および図14を参照して、第1実施形態に係る撮像装置の処理を説明する。図13、図14は補正レンズの移動量に応じた、画質低下範囲の通知処理と、撮像画像の切り出し処理を説明するフローチャートである。以下に示すユーザへの通知制御および画像抽出処理はシステム制御部119の制御下で行われる。
撮像装置の電源がオンされると(S301)、振れ検出部113は撮像装置の振れを検出する。像ブレ補正制御部125は、検出された振れに対する補正レンズ103の振れ補正量を算出する(S302)。振れ補正量に応じてシステム制御部119は像ブレ補正制御を開始し、像ブレ補正レンズ駆動部116によって補正レンズ103が駆動される(S303)。そしてシステム制御部119は、補正レンズ103の移動量に応じてフォーカスレンズ位置の補正および移動制御を開始する。位置補正部126は、像ブレ補正制御部125から補正レンズ103の補正量に対応する移動量を取得し、フォーカスレンズ位置の補正量を算出して走査制御部124に出力する。フォーカス制御部123は走査制御部124からの制御指令にしたがって補正された位置へフォーカスレンズ104を移動させるべく、フォーカスレンズ駆動部115を制御する。これにより、フォーカスレンズ104は合焦位置に対応する駆動目標値にしたがって光軸上を移動する(S304)。
続いてシステム制御部119は、補正レンズ103の位置が光軸中心に対して所定範囲内の位置であるか否かを判定する(S305)。補正レンズ103の位置が光軸中心に対して所定範囲内であること、つまり、振れ補正量の算出結果が所定量以下である場合、S308の処理に進む。また振れ補正量の算出結果が所定量より大きい場合、S306の処理に進む。所定量はあらかじめ設定された閾値である。尚、補正レンズ103の移動量を所定の閾値と比較して判定を行ってもよい。S306でシステム制御部119は、画面周辺部での画質低下範囲を算出する処理を実行する。次に、S306で算出された画質低下範囲を、ユーザに通知する処理が実行される(S307)。その後、S308に処理を進める。
S308でシステム制御部119は、レリーズボタンの操作により第2スイッチSW2がオンになったかどうかを判定する。第2スイッチSW2がオンでないことが判定された場合、ライブビュー画像の表示状態でS302に戻って処理を続行する。一方、第2スイッチSW2がオンされたことが判定された場合、図14のS309に処理を進める。
S309にてシステム制御部119は撮影動作を開始させて、露出制御部120により露光が開始する。露光中も振れ検出部113は撮像装置の振れを検出し、像ブレ補正制御部125は、検出された振れに対する補正レンズ103の振れ補正量を算出する(S310)。システム制御部119は像ブレ補正制御を行い、像ブレ補正レンズ駆動部116は像ブレ補正制御部125からの制御信号にしたがって補正レンズ103を駆動する(S311)。露光が開始された場合、システム制御部119は撮影状態であるとして、S312に進んで焦点調節制御を行う。すなわち、フォーカス制御部123は、補正レンズ103の移動量に対応する位置補正量にしたがってフォーカスレンズ駆動部115を制御する。フォーカスレンズ104を像ブレ補正動作に連動して移動させることで、ピント位置の補正動作が行われる。その後、S313に進み、露光終了となる。露光終了後にシステム制御部119は、補正レンズ103が露光中に動いた移動量が所定範囲内であるか否かを判定する(S314)。補正レンズ103の移動量が所定範囲内である場合、つまり振れ補正量の算出結果が所定量以下であると判定された場合、S319に進み、撮影動作を終了する。また、振れ補正量の算出結果が所定量より大きいと判定された場合にはS315の処理に進む。
S315でシステム制御部119は、画面周辺部の画質低下範囲を算出する処理を実行する。次に、算出された画質低下範囲を操作者に通知する処理が行われる(S316)。静止画像の撮影時に通知制御が行われるが、動画像の撮影時には、画質低下範囲の通知制御は行われない。
S317でシステム制御部119は、操作者(ユーザ)に対して、切り出し画像が必要かどうかを確認するための表示処理を実行する。ユーザが操作部112により、切り出し画像が必要であるという操作指示を行ったと判定された場合、S318に処理を進める。この場合、システム制御部119は、指示された切り出し画像のデータを生成する。その際、システム制御部119は切り出し画像の画素サイズをユーザに通知する制御を行う。切り出し画像のデータ、または該データおよび切り出し前の画像データは、ユーザの指示にしたがって記憶媒体への記憶処理が行われた後、S319に進む。一方、S317にてユーザ操作により、切り出し画像が必要でないことが指示された場合には、撮影終了となる(S319)。
本実施形態では、補正レンズの駆動に伴う画質低下範囲を通知することで、ユーザは手振れ等を認識してカメラ操作を修正することが可能となる。よって、振れ補正量が低減されて、良好な画像が得られる。また、撮影後の撮影確認画面において補正レンズの駆動に伴う画質低下範囲がユーザに通知され、画質が良好な範囲を切り出して生成される画像データを生成することができる。ユーザは、撮像画像(元画像)もしくは切り出し画像のデータ、または撮像画像および切り出し画像のデータの生成を指示して記憶媒体に記憶させることができる。すなわちユーザは、選択的に切り出し画像を取得することができ、撮影失敗の確率を低減することが可能となる。
本実施形態によれば、必要な像ブレ補正効果を発揮しつつ、画質の良好な撮像画像を取得することができる。本実施形態では、像ブレ補正手段の位置情報として補正レンズの移動量または振れ補正量を閾値と比較することにより画質の変化を判定し、画質が低下した場合に通知制御が行われる例を説明した。これに限らず、フォーカスレンズ位置の補正量を閾値と比較することにより画質の変化を判定し、画質が低下した場合に通知制御を行ってもよい。その理由は、図9で説明したように、補正レンズの移動量とフォーカスレンズ位置の補正量とが対応関係にあることによる。このことは後述の実施形態でも同じである。
[第2実施形態]
次に図15および図16を参照して、第2実施形態に係る撮像装置の処理について説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる事項のみを説明する。撮影において補正レンズの駆動速度が所定値以上に大きくなった場合には、フォーカスレンズを補正レンズの駆動に連動することができず、画質補正動作を行えない可能性がある。この場合、補正レンズが図12で説明した画質許容範囲内に対応する位置であっても画質が低下する。そこで、本実施形態では、補正レンズの位置情報と駆動速度の情報に応じて画質低下範囲をユーザに通知し、画像の切り出しを行う処理について説明する。
図15および図16は、本実施形態における処理を示すフローチャートである。以下、図13および図14とは異なる処理を説明する。図15にてS401からS407の処理は、図13のS301からS307の処理と同じである。S405にて、補正レンズの位置が光軸中心に対して所定範囲内であること、つまり振れ補正量の算出結果が所定量以下である場合、S408の処理へ進む。
S408でシステム制御部119は、補正レンズ103の駆動速度を所定量(閾値)と比較する。補正レンズ103の駆動速度が所定量(閾値速度)より大きいと判断された場合、S406に進み、画面周辺部での画質低下範囲が算出される。また、補正レンズ103の駆動速度が所定量以下である場合にはS409の処理に進む。
S409では、第2スイッチSW2がオンになったかどうかについて判定処理が行われる。第2スイッチSW2がオフであると判定された場合、ライブビュー画像の表示状態でS402に戻り、S403からS405、およびS408の処理が繰り返し実行される。一方、第2スイッチSW2がオンであることが判定された場合には、図16のS410に進む。S410からS415の処理はそれぞれ、図14のS309からS314の処理と同じであるため、説明を割愛する。
S415で振れ補正量の算出結果が、所定量以下であると判定された場合、S418の処理に進み、所定量より大きいと判定された場合にはS416の処理に進む。S416、S417、S419、S420、S421の処理はそれぞれ、図14のS315からS319の処理と同じであるため、説明を割愛する。
S418でシステム制御部119は、補正レンズ103の駆動速度を所定量(閾値)と比較する。補正レンズ103の駆動速度が所定量(閾値速度)より大きいと判断された場合、S416に進み、画面周辺部での画質低下範囲が算出される。また、補正レンズ103の駆動速度が所定量以下である場合にはS421に進み、撮影を終了する。
本実施形態によれば、補正レンズの移動量と駆動速度に応じて画質低下範囲をユーザに通知し、必要に応じて切り出し画像を取得することができる。
以上、本発明を撮像装置に適用した例を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明の技術的範囲に含まれる。撮像装置は3群構成のレンズ鏡筒を備える例に限定されず、像ブレ補正用の補正レンズ群が1つとは限らず、2つの補正レンズ群を用いても構わない。その場合、2つの補正レンズ群の各移動量または各補正量から画質低下範囲が算出される。また、補正レンズ群に代えて、撮像素子の移動機構部を有する撮像装置では、撮像素子が光軸と直交する面内を移動可能である。移動機構部による手振れ等の補正量から画質低下範囲が算出される。補正レンズ群による像ブレ補正および撮像素子の移動機構部による像ブレ補正を併用した実施形態でもよい。また、レンズ鏡筒が撮像装置本体に対して着脱可能であり、レンズ鏡筒が有する補正レンズやフォーカスレンズを撮像装置本体のシステム制御部が制御する実施形態でもよい。
103 補正レンズ
104 フォーカスレンズ
109 表示部
119 システム制御部
123 フォーカス制御部
125 像ブレ補正制御部
126 位置補正部

Claims (13)

  1. 振れ検出手段による検出信号から像ブレを補正する補正量を算出して、撮像手段により撮像される画像の像ブレを補正する補正手段を制御する像ブレ補正制御手段と、
    前記補正手段の駆動に連動して焦点調節を行うフォーカスレンズの駆動を制御する焦点調節制御手段と、
    前記撮像手段により撮像される画像の画質が前記補正手段の駆動によって変化した場合に、画質が変化した画像範囲を通知する制御を行う通知制御手段と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記通知制御手段は、前記補正手段の移動量または前記補正量を閾値と比較することにより画質の変化を判定し、画質が低下した場合に通知制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、像ブレを補正する補正レンズを備え、
    前記焦点調節制御手段は、前記補正レンズの位置情報により前記フォーカスレンズの位置を補正する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記通知制御手段は、前記補正手段の位置情報または前記フォーカスレンズの位置の補正量を閾値と比較することにより画質の変化を判定し、画質が低下した場合に通知制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記通知制御手段は、前記補正手段の速度を閾値と比較することにより画質の変化を判定し、画質が低下した場合に通知制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記通知制御手段は、前記撮像手段の露光時間から画質が変化した画像範囲を算出して通知する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記通知制御手段は、動画像の撮影にて画質が変化した画像範囲の通知を行わない
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記通知制御手段は、前記撮像手段による撮像が終了したときに、画質が変化した画像範囲を通知するとともに、画質が変化していない画像範囲のデータを抽出して切り出し画像の範囲を通知する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記通知制御手段は、前記撮像手段により撮像された撮像画像もしくは前記切り出し画像のデータ、または前記撮像画像および前記切り出し画像のデータを生成する制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記切り出し画像のアスペクト比は、画像範囲を抽出する前の前記撮像画像のアスペクト比と同じである
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記通知制御手段は、前記切り出し画像の画素サイズを通知する制御を行う
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記通知制御手段は、表示手段の画面周辺部にて画質が低下した範囲を表示する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 振れ検出手段による検出信号から像ブレを補正する補正量を算出して、撮像手段により撮像される画像の像ブレを補正する補正手段を制御する工程と、
    前記補正手段の駆動に連動して焦点調節を行うフォーカスレンズの駆動を制御する工程と、
    前記撮像手段により撮像される画像の画質が前記補正手段の駆動によって変化した場合に、画質が変化した画像範囲を通知する制御を行う工程と、を有する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。


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