JP2019112912A - 側溝ブロックおよび側溝ブロックの蓋 - Google Patents

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偉軍 呉
Weijun Wu
偉軍 呉
松岡 重吉
Shigekichi Matsuoka
重吉 松岡
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Abstract

【課題】施工コストの抑制に貢献でき、かつ、破損を抑制できるスリット付きの側溝ブロックを提供する。また、優れた排水性能を有するスリット付きの側溝ブロックを提供する。【解決手段】 上壁面を有する側溝ブロックであって、側溝ブロックの長手方向に沿って延在し、上壁面から上方へ突出するように形成された凸条部を有し、凸条部には、凸条部を上下方向に貫通するスリットが長手方向に沿って形成され、上壁面のうち、凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であり、凸条部の上端の幅は120mmから160mmまでの範囲に含まれる。【選択図】 図1

Description

本発明は側溝ブロックおよび側溝ブロックの蓋の改良に関する。
近年、排水のための側溝の一種として、排水路の上部に排水用のスリットを有するスリット付きの側溝が用いられることがある。例えば、特許文献1(特開2017−101378号公報)には、長手方向に延出する凸条部を備え、凸条部の幅方向略中央位置に、上下方向に貫通する排水用スリットを有するスリット蓋を、U字溝の上面に取り付ける旨の記載がある。スリット蓋の幅方向一方側には歩道と車道との境界ブロックが載置され、幅方向他方側には、凸条部の上面と同一の高さに形成された車道路が形成される旨の記載がある。更に、スリット蓋は、凸条部の形成位置を幅方向に異ならせたタイプを複数種類形成する旨が記載されている(特許文献1の請求項1、図3〜9等を参照)。
また、特許文献2(特許第6150594号公報)には、内部に長手方向に設けられた略円柱状の排水路と上壁面外側とを連通させるスリットが、上壁表面から上方に向かい凸状に突出させた凸条に設けられたスリット側溝が記載されている。スリット側溝は、歩道と自転車道の境界部下方に埋設され、境界部表面には、スリットつき凸条の上面が自転車道路面の表面と面一となって露出するよう敷設される旨の記載がある(特許文献2の請求項1、図4、5等を参照)。更に、自転車道を構成するアスファルト面を排水性のアスファルト部材によるものとする場合、アスファルト面を透過した雨水を排水路に導入する導入路が、凸条を挟んで境界ブロックとは反対側に形成される旨が記載されている(特許文献2の段落[0027]、[0028]、図4、5等を参照)。
特開2017−101378号公報 特許第6150594号公報
特許文献1に記載の側溝ブロック蓋には、その上に設置される境界ブロックが側溝ブロック蓋よりも外側へはみ出すような形状のものも含まれるが(特許文献1の図6(a)等参照)、そのような場合、境界ブロックのはみ出した部分の下に基礎を設ける必要があり、コスト高となる。
特許文献2に記載のスリット側溝であって雨水排水用の導入路を有するものでは、アスファルト部材が導入路に入り込まないようにするために、導入路の入り口にフィルターを設ける必要がある。特許文献2のものでは、導入路の入り口がアスファルト面の下に存在するため、アスファルト面の施工時にアスファルト部材に対して転圧を行うと、フィルターに対して大きな鉛直荷重が掛かり、フィルターが撓んだり、破損したりする可能性がある。そうすると、アスファルト部材が導入路に入り込む等して、導入路は、当初意図した機能を発揮できなくなる可能性があり、十分な排水が行えなくなる虞がある。
更には、特許文献1、2のいずれの構成も凸条部を備えることから、凸条部先端の強度が不足する場合にはその部分が破損し易くなる虞がある。
本発明は上記課題に鑑み、施工コストの抑制に貢献でき、かつ、破損の発生を抑制できるスリット付きの側溝ブロック、および、スリット付きの蓋を提供することをその目的に含む。また、本発明は、優れた排水性能を備えるスリット付きの側溝ブロック、および、スリット付きの蓋を提供することをその目的に含む。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
すなわち、本発明の第1の局面による側溝ブロックは、上壁面を有する側溝ブロックであって、側溝ブロックの長手方向に沿って延在し、上壁面から上方へ突出するように形成された凸条部を有し、凸条部には、凸条部を上下方向に貫通するスリットが長手方向に沿って形成され、上壁面のうち、凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であり、凸条部の上端の幅は120mmから160mmまでの範囲に含まれる、側溝ブロックである。
上記構成の側溝ブロックは、上壁面のうち、スリットが形成された凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であるため、JIS規格の境界ブロックを一方側の面に設置する際、当該面内に完全に載置することができ、境界ブロックが当該面からはみ出さない。そのため、特許文献1の図6(a)に示す側溝ブロック用の蓋の場合のようにはみ出した境界ブロックの部分の下に基礎を設ける必要がなく、施工コストの抑制に貢献できる。
また、上記構成の側溝ブロックは、凸条部の上端の幅が120mmから160mmまでの範囲に含まれるため、凸条部の先端が十分幅広に形成されており、先端部分の破損の可能性を低減できる。
また、本発明の第2の局面によれば、上記の側溝ブロックにおいて、凸条部の幅方向の他方側の側面には、長手方向に延びる凹部と、スリットに連通する開口とが形成され、凹部は開口に連続する。これによれば、凸条部の幅方向の他方側に排水性のアスファルト舗装を設けた場合に、凸条部に形成した凹部が、アスファルト舗装を透過した雨水を排水するための樋として機能することができる。更に、凹部により排水された雨水を、凸条部に設けられた開口を通してスリットに流し、排水することができる。
また、本発明の第3の局面によれば、上記の側溝ブロックにおいて、凹部および開口を覆う耐熱フィルターを有する。これによれば、凹部および開口を覆う耐熱フィルターは凸条部の側面に沿って配置されることとなり、凸条部の幅方向の他方側に設けられるアスファルト舗装に掛かる鉛直荷重をそのままその面直方向に受けることがない。よって、アスファルト舗装施工時に転圧が行われたとしてもその鉛直荷重がそのまま耐熱フィルターに対して面直方向に加えられることはなく、耐熱フィルターが破損する可能性を低減できる。
本発明の第4の局面による側溝ブロックの蓋は、蓋の長手方向に沿って延在し、蓋の上面から上方へ突出するように形成された凸条部を有し、凸条部には、凸条部を上下方向に貫通するスリットが長手方向に沿って形成され、上面のうち、凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であり、凸条部の上端の幅は120mmから160mmまでの範囲に含まれる、側溝ブロックの蓋である。
このような構成の側溝ブロックの蓋によれば、第1の局面と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第5の局面によれば、上記の側溝ブロックの蓋において、凸条部の幅方向の他方側の側面には、長手方向に延びる凹部と、スリットに連通する開口とが形成され、凹部は開口に連続する。これによれば、第2の局面と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第6の局面によれば、上記の側溝ブロックの蓋において、凹部および開口を覆うフィルターを有する。これによれば、第3の局面と同様の効果を奏することができる。
図1は本発明の第1実施形態に係る側溝ブロックの斜視図である。 図2は図1の側溝ブロックの施工例を説明するための説明図である。 図3(A)は図1の側溝ブロックの平面図であり、図3(B)は図3(A)の側溝ブロックを矢印IIIBの方向に見た正面図であり、図3(C)は図3(A)の側溝ブロックのIIIC−IIIC断面図である。 図4(A)は図3(A)の側溝ブロックのIVA−IVA断面図であり、図4(B)は図3(A)の側溝ブロックのIVB−IVB断面図である。 図5は本発明の第2実施形態に係る側溝ブロックの蓋の使用例を説明するための説明図である。 図6は図5の側溝ブロックの蓋の施工例を説明するための説明図である。 図7(A)は図5の側溝ブロックの蓋の平面図であり、図7(B)は図7(A)の蓋を矢印VIIBの方向に見た正面図であり、図7(C)は図7(A)の蓋のVIIC−VIIC断面図である。 図8(A)は図7(B)の蓋のVIIIA−VIIIA断面図であり、図8(B)は接続金具を示す図であり、図8(C)は図5の蓋の施工例を説明するための説明図である。 図9は図5の側溝ブロックと蓋とを図8(B)の接続金具を用いて接続する方法を説明するための説明図である。 図10(A)は本発明の第3実施形態に係る側溝ブロックの平面図であり、図10(B)は図10(A)の側溝ブロックを矢印XBの方向に見た背面図であり、図10(C)は図10(B)の側溝ブロックのフィルターを取り外した状態の背面図である。 図11(A)は図10(A)の側溝ブロックのXIA−XIA断面図であり、図11(B)は図10(A)の側溝ブロックのXIB−XIB断面図である。 図12(A)は図11(A)中の円XIIAで囲んだ部分を拡大して示す拡大断面図であり、図12(B)は図11(B)中の円XIIBで囲んだ部分を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について添付図を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る側溝ブロック1の斜視図である。図3(A)は図1の側溝ブロック1の平面図であり、図3(B)は図3(A)の側溝ブロック1を矢印IIIBの方向に見た正面図であり、図3(C)は図3(A)の側溝ブロック1のIIIC−IIIC断面図である。側溝ブロック1の内部には、その長手方向に沿って雨水等の水を流すための排水路11が形成されている。側溝ブロック1は排水路11の上部に上壁12を有する。上壁の上面12には、側溝ブロック1の長手方向に沿って延在し、上壁12上面から上方へ突出するように形成された凸条部13が備えられる。凸条部13には、凸条部13を上下方向に貫通するスリット14が長手方向に沿って形成されている。スリット14によって、側溝ブロック1の外部と内部の排水路11が連通する。
図2は図1の側溝ブロックの施工例を説明するための説明図である。図2の例では、側溝ブロック1の上壁の上面12のうち、凸条部13の幅方向の一方側の面12A上に境界ブロック20が載置され、他方側の面12B上にアスファルト舗装30が形成されるものとする。他方側の面12Bとアスファルト舗装30の間にはコンクリート製の基礎40が形成されるものとする。
アスファルト舗装30上を自転車で走行する場合には、通常、自転車と境界ブロック20との間に一定以上の距離が保たれる。図2に示す様に、境界ブロック20と凸条部13とが隣接するため、自転車のタイヤはスリット14に近づくことが抑制され、タイヤがスリットを踏むことが回避される。こうして、本願の側溝ブロック1は、アスファルト舗装30上での自転車の安全な走行に寄与できる。凸条部13の上端とアスファルト舗装30の上面は同じ高さに形成されることが好ましい。それにより、凸条部13の上端とアスファルト舗装30の間に段差ができず、アスファルト舗装30上を走行する自転車や自動車の走行の妨げとならない。図2においては上記説明した構成以外の土壌などは図示を省略している。アスファルト舗装30上に降った雨の一部は、スリット14を通って排水路11に入り、排水される。
図4(A)は図3(A)の側溝ブロック1のIVA−IVA断面図であり、図4(B)は図3(A)の側溝ブロック1のIVB−IVB断面図である。図4(A)に示す本実施形態に置いては、側溝ブロック1の上面12のうち、境界ブロック20が載置される面である一方側の面12Aの幅アは240mm以上に設定されている。境界ブロック20がJIS規格に準拠する両面歩車道境界ブロックである場合、境界ブロック20の底面の最大の幅は240mmである。そのため、本実施形態の側溝ブロック1の上面12Aに対して、JIS規格に準拠する境界ブロック20をはみ出すことなく載置することができる。なお、側溝ブロック1の上面12の一方側の面12Aの縁部が面取りされている場合、上記の幅アは面取り部分を除く部分の幅としてもよい。
また、図4(A)に示す凸条部13の上端の幅イは120mmから160mmまでの範囲に含まれる。とりわけ、凸条部13の上端の幅イは約140mmであることが好適である。このように、凸条部13の先端が十分幅広に形成されており、先端部分の破損の可能性を低減できる。凸条部13の上端の幅イが上記の範囲を外れて大きくなり過ぎると、アスファルト舗装30上を走る自転車のタイヤがスリット14に近付き過ぎる虞がある。
また、スリット14は、凸条部13の上端の中心よりも一方の面12A側にやや寄るように形成されている。これにより、自転車のタイヤがスリット14を踏む可能性をより低減できるとともに、側溝ブロック1を成形する際に排水路11側に抜かれる型材が排水路11の内壁と干渉することを避けることができる。
図4(A)に示す様に、凸条部13の上端面には、幅方向の両縁側からスリット14に向かう排水用の傾斜が設けられている。また、図4(B)に示す様に、スリット14が設けられていない凸条部13の部分の上端面にはスリット14と長手方向に重なる位置に溝が形成され、その部分の凸条部13の上端面には、幅方向の両縁側から溝に向かう排水用の傾斜が設けられている。溝は、スリット14に向かう排水用の傾斜を有してもよい。
側溝ブロック1に1つのスリット14が形成されるものとして説明したが、1つの側溝ブロック1に複数のスリット14が形成されてもよい。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係る側溝ブロックの蓋101の使用例を説明するための説明図である。図7(A)は図5の蓋101の平面図であり、図7(B)は図7(A)の蓋101を矢印VIIBの方向に見た正面図であり、図7(C)は図7(A)の蓋101のVIIC−VIIC断面図である。本実施形態の蓋101は、U字型の側溝ブロックBの上部に取り付けられて該上部を塞ぐ。これにより、側溝ブロックBと蓋101は、側溝ブロックBの長手方向に沿って雨水等の水を流すための排水路111を形成する。蓋101の上面112には、蓋101の長手方向に沿って延在し、上面112から上方へ突出するように形成された凸条部113が備えられる。凸条部113には、凸条部113を上下方向に貫通する複数のスリット114が長手方向に沿って一列に並ぶように形成されている。スリット114によって、蓋101の上の外部と排水路111が連通する。
図6は図5の蓋101の施工例を説明するための説明図である。図6の例では、蓋101の上面112のうち、凸条部113の幅方向の一方側の面112A上に境界ブロック20が載置され、他方側の面112B上にアスファルト舗装30が形成されるものとする。他方側の面112Bとアスファルト舗装30の間にはコンクリート製の基礎40が形成されるものとする。
アスファルト舗装30上を自転車で走行する場合には、通常、自転車と境界ブロック20との間に一定以上の距離が保たれる。図6に示す様に、境界ブロック20と凸条部113とが隣接するため、自転車のタイヤはスリット114に近づくことが抑制され、自転車のタイヤがスリット114を踏むことが回避される。こうして、本実施形態の蓋101は、自転車の安全な走行に貢献できる。凸条部113の上端とアスファルト舗装30の上面は同じ高さに形成されることが好ましい。それにより、凸条部113の上端とアスファルト舗装30の間に段差ができず、アスファルト舗装30上を走行する自転車や自動車の走行の妨げとならない。図6においては上記説明した構成以外の土壌などは図示を省略している。アスファルト舗装30上に降った雨の一部は、スリット114を通って排水路111に入り、排水される。
図8(A)は図7(B)の蓋101のVIIIA−VIIIA断面図である。図8(A)に示す本実施形態においては、蓋101の上面112のうち、境界ブロック20が載置される面である一方側の面112Aの幅ア’は240mm以上に設定されている。そのため、境界ブロック20がJIS規格に準拠する両面歩車道境界ブロックである場合、本実施形態の蓋101の上面112Aに対して、JIS規格に準拠する境界ブロック20をはみ出すことなく載置することができる。なお、蓋101の上面112の一方側の面112Aの縁部が面取りされている場合、上記の幅ア’は面取り部分を除く部分の幅としてもよい。
また、図8(A)に示す凸条部113の上端の幅イ’は120mmから160mmまでの範囲に含まれる。とりわけ、凸条部113の上端の幅イ’は約140mmであることが好適である。このように、凸条部113の先端が十分幅広に形成されており、先端部分の破損の可能性を低減できる。凸条部113の上端の幅イ’が上記の範囲を外れて大きくなり過ぎると、アスファルト舗装30上を走る自転車のタイヤがスリット114に近づき過ぎる虞がある。
また、スリット114は、凸条部113の上端の中心よりも一方の面112A側にやや寄るように形成されている。これにより、自転車のタイヤがスリット114を踏む可能性をより低減できる。
図8(A)に示す様に、凸条部113の上端面には、幅方向の両縁側からスリット114に向かう排水用の傾斜が設けられている。また、図5、図7(A)に示す様に、スリット114が設けられていない凸条部113の部分の上端面にはスリット114と長手方向に重なる位置に溝が形成され、その部分の凸条部113の上端面には、幅方向の両縁側から溝に向かう排水用の傾斜が設けられている。溝は、スリット114に向かう排水用の傾斜を有してもよい。
図8(B)は接続金具50を示す図であり、図8(C)は図5の蓋101の施工例を説明するための説明図である。図8(C)に示す様に、蓋101とブロックBとは複数(図例では4枚)の接続金具50を用いて接続される。このことを、図9を参照してより詳しく説明する。
図9は図8(C)に示すように蓋101と側溝ブロックBとを接続金具50により接続する方法を説明するための拡大部分断面図である。図示するように、内側にねじ山を有する金属製のインサート61が蓋101に挿入固定されており、インサート61の内孔は蓋101の側面において外側に向かって開口する。一方の側溝ブロックBにも、内側にねじ山を有する金属製のインサート62が挿入固定されており、インサート62の内孔は側溝ブロックBの側面において外側に向かって開口する。蓋101と側溝ブロックBを接続するには、両者の間にパッキン70を挿入して、両者のインサート61、62が上下に並ぶように蓋101を側溝ブロックB上に載置する。そして、接続金具50の2つの孔51、52を上下2つのインサート61、62の開口位置にそれぞれ合わせて、ボルト81、82をそれぞれインサート61、62に締結する。これにより、接続金具50を介して蓋101と側溝ブロックBとが一体的に組み付けられる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る側溝ブロック1’につき添付図を参照して説明する。図10(A)は本発明の第3実施形態に係る側溝ブロック1’の平面図であり、図10(B)は図10(A)の側溝ブロック1’を矢印XBの方向に見た背面図であり、図10(B)は図10(B)の側溝ブロック1’のフィルターを取り外した状態の背面図である。本実施形態の側溝ブロック1’は、アスファルト舗装30として排水性のアスファルト舗装を設ける場合に好適に用い得るものであり、第1実施形態の側溝ブロック1の一変形態様と考えることができる。そのため、以下では、主に第1実施形態の側溝ブロック1と異なる点についてのみ説明し、第1実施形態の側溝ブロック1と共通する構成については説明を省く。
図11(A)は図10(B)の側溝ブロック1’のXIA−XIA断面図である。図10(C)および図11(A)に示す様に、凸条部13’の両側面のうち、境界ブロック20が載置される面12Aとは反対側の凸条部13’の側面には、側溝ブロック1’の長手方向に延びる凹部15が形成されている。
図11(B)は図10(B)の側溝ブロック1’のXIB−XIB断面図である。図10(C)および図11(B)に示す様に、凸条部13’の両側面のうち、境界ブロック20が載置される面12Aとは反対側の凸条部13’の側面には、側溝ブロック1’の長手方向における略中心位置に開口16が形成されている。図11(B)に示す様に、開口16はスリット14に連通する。図10(C)に示す様に、凹部15は開口16に連続する。
そして、図10(B)、図11(A)、(B)に示す様に、凹部15および開口16はフィルター91、92によって覆われている。フィルター91、92はポリアミド系樹脂などの耐熱性樹脂材料からなる薄板(厚さ2〜3mm)であり、縁部を除く範囲に一辺が約5mmの矩形状の孔が多数形成されている。フィルター91、92はアスファルト舗装30の施工時に高温(最高約185℃)のアスファルト材料と直接接触することとなるが、フィルター91、92はそのような高い温度にも十分に耐える程度の耐熱性を有する。フィルター91、92は、凹部15を上下に跨ぐように、その上下端縁部において凸条部13’の側面に対して両面テープ等の貼着手段により貼り付けられる。フィルター91は開口16とその近傍の凹部15の部分を覆い、フィルター92は専ら凹部15を覆う。なお、開口16の入り口側の近傍においては面12Bが部分的に下げられることで溝12Cとなっている。
これによれば、面12Bおよび溝12C上に排水性のアスファルト舗装30を設けた場合に、凸条部13’に形成した凹部15が、アスファルト舗装30を透過した雨水を排水するための樋として機能し得る。更に、凹部15に集められた雨水を、凸条部13’に設けられた開口16を通してスリット14に流し、排水路11へ排水することができる。
凹部15および開口16を覆うフィルター91、92は凸条部13’の側面に沿って配置されるため、凸条部13’に隣接して設けられるアスファルト舗装30に掛かる鉛直荷重をそのままその面直方向に受けることがない。よって、アスファルト舗装30に転圧が行われたとしてもその全荷重がフィルター91、92に対して面直方向に加えられることはなく、フィルター91、92が破損する可能性を低減できる。
図12(A)には、凸条部13’の最上端から凹部15の上端および下端までの鉛直方向距離をそれぞれ符号ウ、エにより示している。この場合の鉛直方向とは、側溝ブロック1’の一般的な設置状態における鉛直方向を意味する。鉛直方向距離ウ、エは、凸条部13’に隣接して設けられる排水性のアスファルト舗装30の厚さ、及び、道路舗装機械等の影響による欠けを生じないための条件に応じて決定されることが好ましい。排水性のアスファルト舗装30の下端は、凹部15の上端より低い位置とされ、かつ、凹部15の下端と同じかそれより高い位置とされることが、凹部15による排水性能を好適に発揮させる点で望ましい。
以上説明した各実施形態は、実施可能な限りにおいてそれらの要素を互いに入れ替えたり取り込んだりして実施してもよい。例えば、第3実施形態の側溝ブロック1’の凹部15、開口16、フィルター91、92の一部または全てを第2実施形態の蓋101に適用してもよく、そのような組み合わせの態様も本発明に含む。
本発明は上記発明の実施形態やその変形例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1、1’、B 側溝ブロック
11、111 排水路
12、112 上面
13、13’、113 凸条部
14、114 スリット
15 凹部
16 開口
20 境界ブロック
30 アスファルト舗装
40 基礎
50 接続金具
61、62 インサート
70 パッキン
81、82 ボルト
91、92 フィルター

Claims (7)

  1. 上壁面を有する側溝ブロックであって、
    前記側溝ブロックの長手方向に沿って延在し、前記上壁面から上方へ突出するように形成された凸条部を有し、
    前記凸条部には、該凸条部を上下方向に貫通するスリットが前記長手方向に沿って形成され、
    前記上壁面のうち、前記凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であり、
    前記凸条部の上端の幅は120mmから160mmまでの範囲に含まれる、側溝ブロック。
  2. 前記スリットは、前記凸条部の上端の中心よりも前記一方側に寄るように形成される、請求項1に記載の側溝ブロック。
  3. 前記凸条部の幅方向の他方側の側面には、前記長手方向に延びる凹部と、前記スリットに連通する開口とが形成され、
    前記凹部は前記開口に連続する、請求項1または請求項2に記載の側溝ブロック。
  4. 前記凹部および前記開口を覆う耐熱フィルターを有する、請求項3に記載の側溝ブロック。
  5. 側溝ブロックの蓋であって、
    前記蓋の長手方向に沿って延在し、前記蓋の上面から上方へ突出するように形成された凸条部を有し、
    前記凸条部には、該凸条部を上下方向に貫通するスリットが前記長手方向に沿って形成され、
    前記上面のうち、前記凸条部の幅方向の一方側の面の幅は240mm以上であり、
    前記凸条部の上端の幅は120mmから160mmまでの範囲に含まれる、側溝ブロック用の蓋。
  6. 前記凸条部の幅方向の他方側の側面には、前記長手方向に延びる凹部と、前記スリットに連通する開口とが形成され、
    前記凹部は前記開口に連続する、請求項5に記載の側溝ブロック用の蓋。
  7. 前記凹部および前記開口を覆う耐熱フィルターを有する、請求項6に記載の側溝ブロック用の蓋。

JP2017249547A 2017-12-26 2017-12-26 側溝ブロックおよび側溝ブロックの蓋 Pending JP2019112912A (ja)

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