JP2019112771A - バルブ、水栓及び不凍水抜栓 - Google Patents

バルブ、水栓及び不凍水抜栓 Download PDF

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浩史 落合
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Abstract

【課題】より均一且つより小さな操作抵抗で閉塞操作ができるバルブ、水栓及び不凍水抜栓を提供する。【解決手段】止水用弁体31が固定状態に配される先端軸部51と、該先端軸部51の上側に設けられたピストン状軸部53と、該ピストン状軸部53の上側に設けられて上下動操作機構70に連結される後端連結部54とが設けられたコマ軸50を備え、該コマ軸50のピストン状軸部53が、通水開閉弁部30の連通口12及び弁座13が設けられている本体10の通水路11を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部14の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、コマ軸50には、スリーブ状部14の内部であってピストン状軸部53の上側と、通水路11とを連通する連通軸孔55が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、本体の内部に、開閉弁体の変位によって流路の開閉を行う開閉弁部が設けられ、前記開閉弁体の変位操作を行う変位動操作機構を備えるバルブ、水栓及び不凍水抜栓に関する。
従来、不凍水抜栓としては、弁切換時における中間排水を防止するために止水栓の全閉後排水孔を開口し、止水栓開口前に排水孔を閉塞させる作用を2つのスプリングの弾力の強弱差によって段階的に行わせる不凍止水栓において、下スピンドルの下端に内蔵されるコマスプリングとほぼ同一バネ定数を有するコイルスプリングを上スピンドルに軸装すると共に、そのコイルスプリングの下端を上スピンドルの外周に係着し、上端をキャップの内底に係着することにより、弁切換時における感触抵抗を一定にして成る不凍止水栓(特許文献1参照)が、本出願人によって提案されている。
また、不凍水抜栓の止水用弁体としては、コマ部材及びコマパッキンによって構成されており、下方に変位した初期の段階でコマパッキンの下端円盤部が弁座状開口の内周に嵌って仮にシール(周シール)して通水を止めることができ、さらに下方に変位した段階で、コマパッキンの水平段部(下面)が弁座状開口の周縁の弁座面(上面)に当接して、強固にシール(面シール)できることで、その弁座状開口3のシールが確実・強固になされるまでのタイムラグの間に、第1水抜弁体が下方に押されて、第1の水抜弁機構の排水路が開く構成になっており、弁座状開口のシールがなされた後に、第1の水抜弁機構の排水路が適切に開くように構成され、第1流入口と直接的に連通させて第1の水抜弁機構の排水路から洩れ出ることを防止できる。(特許文献2参照)ものが、本出願人によって提案されている。
実公平3−44850号公報(請求項1) 2017−133214号公報([0025])
バルブ、水栓及び不凍水抜栓に関して解決しようとする課題は、従来の構成では、開閉弁部(通水開閉弁部)において開閉弁体(止水用弁体)で閉じる操作を行って流路(通水路)の連通口を全閉状態とする前に、その閉塞操作にかかる抵抗(例えばハンドルの回動トルク)が大きくなるため、その閉塞操作を感触的にスムースにできない点にある。これに対しては、特許文献1において、コイルスプリングを利用し、操作全体についての操作抵抗を大きくして操作性を均一にする方法や、全閉状態とする直前に操作抵抗は大きくなるものの全体的に操作抵抗を小さくする方法が開示されているが、より均一且つより小さな操作抵抗で閉塞操作ができるバルブ、水栓及び不凍水抜栓については提案されていない。
そこで、本発明の目的は、より均一且つより小さな操作抵抗で閉塞操作ができるバルブ、水栓及び不凍水抜栓を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかるバルブの一形態によれば、本体の内部に、開閉弁体の変位によって流路の開閉を行う開閉弁部が設けられ、前記開閉弁体の変位操作を行う変位動操作機構を備えるバルブにおいて、前記開閉弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部に連続して設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部に連続して設けられて前記変位動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記流路を形成する部位よりも前記変位動操作機構側に設けられたスリーブ状部の内部に、変位可能にシールされて配され、前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の前記変位動操作機構側と、前記流路とを連通する連通軸孔が設けられている。
本発明にかかる水栓の一形態によれば、本体の内部に、止水用弁体の上下の変位によって通水路の開閉を行う通水開閉弁部が設けられ、前記止水用弁体の上下の操作を行う上下動操作機構を備える水栓において、前記止水用弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部の上側に設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部の上側に設けられて前記上下動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記通水開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記通水路を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の上側と、前記通水路とを連通する連通軸孔が設けられている。
本発明にかかる不凍水抜栓の一形態によれば、本体の内部で、止水用弁体の上下の変位によって通水路の開閉を行う通水開閉弁部の上側に、水抜用弁体の上下の変位によって水抜通路の開閉を行う水抜開閉弁部が配され、前記通水開閉弁部及び前記水抜開閉弁部が上下動操作機構による上下動で連係操作され、通水と水抜きとの切換えを行う不凍水抜栓において、前記止水用弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部の上側に設けられ前記水抜用弁体に挿通された状態で該水抜用弁体の上下の変位を案内する中途軸部と、該中途軸部の上側に設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部の上側に設けられて前記上下動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記通水開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記通水路を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の上側と、前記通水路とを連通する連通軸孔が設けられている。
また、本発明にかかる不凍水抜栓の一形態によれば、前記ピストン状軸部と、前記連通口との直径が同等に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる不凍水抜栓の一形態によれば、前記上下動操作機構が、前記本体のスリーブ状部の上側に設けられた雌螺子部に、雄螺子部を備えるスピンドルが螺合し、該スピンドルの先端連結部が、回転動は伝達しないで上下動を伝達するように、前記コマ軸の後端連結部に回転自在且つ上下方向に一体化するように連結されることで構成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる不凍水抜栓の一形態によれば、前記本体が、前記通水路を形成する下部本体と、前記スリーブ状部及び前記水抜通路を形成する上部本体とによって構成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる不凍水抜栓の一形態によれば、前記水抜用弁体が、前記コマ軸の中途軸部が挿通されることで上下方向に案内されるように挿通孔を備えるリング状に形成されており、該水抜用弁体と前記止水用弁体との間に、該水抜用弁体を前記水抜通路の排水口を閉じる方向へ付勢する弾性部材が配されていることを特徴とすることができる。
本発明にかかるバルブ、水栓及び不凍水抜栓によれば、より均一且つより小さな操作抵抗で閉塞操作ができるという特別有利な効果を奏する。
本発明にかかる水栓の形態例であって止水状態を示す断面図である。 図1の形態例の要部を示す要部断面図である。 図1の形態例の通水状態を示す要部断面図である。 本発明にかかる不凍水抜栓の形態例であって水抜きがなされている状態を示す断面図である。 図4の形態例の要部を示す要部断面図である。 図4の形態例の通水時の状態を示す要部断面図である。
以下、本発明にかかる水栓の形態例を添付図面(図1〜3)に基づいて説明する。この水栓は、本体10の内部に、止水用弁体31の上下の変位によって通水路11の開閉を行う通水開閉弁部30が設けられ、止水用弁体31の上下の操作を行う上下動操作機構70を備えている。
そして、止水用弁体31が固定状態に配される先端軸部51と、その先端軸部51の上側に設けられたピストン状軸部53と、そのピストン状軸部53の上側に設けられて上下動操作機構70に連結される後端連結部54とが設けられたコマ軸50を備え、そのコマ軸50のピストン状軸部53が、通水開閉弁部30の連通口12及び弁座13が設けられている本体10の通水路11を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部14の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、コマ軸50には、スリーブ状部14の内部であってピストン状軸部53の上側と、通水路11とを連通する連通軸孔55が設けられている。
これによれば、圧水が連通軸孔55によって連通するため、ピストン状軸部53の上側と、ピストン状軸部53の通水路11の側との間の水圧が同等となるため、図3の通水状態から図1及び2に示す止水状態とする止水操作を、より均一且つより小さな操作抵抗で行うことができるという特別有利な効果を奏する。すなわち、止水用弁体31が連通口12を完全に閉塞するまで、操作にかかる抵抗が増大しないため、軽い力でスムースに操作できる。
次に、本発明にかかる不凍水抜栓の形態例を添付図面(図4〜6)に基づいて詳細に説明する。この不凍水抜栓は、本体10の内部に、止水用弁体31の上下の変位によって通水路11の開閉を行う通水開閉弁部30の上側に、水抜用弁体41の上下の変位によって水抜通路20の開閉を行う水抜開閉弁部40が配され、通水開閉弁部30及び水抜開閉弁部40が上下動操作機構70による上下動で連係操作され、通水と水抜きとの切換えを行う水抜きができる水栓になっている。
50はコマ軸であり、止水用弁体31が固定状態に配される先端軸部51と、その先端軸部51の上側に設けられ水抜用弁体41に挿通された状態でその水抜用弁体41の上下の変位を案内する中途軸部52と、その中途軸部52の上側に設けられたピストン状軸部53と、そのピストン状軸部53の上側に設けられて上下動操作機構70に連結される後端連結部54とを備えるもので、本体10の後述するスリーブ状部14と軸心を同じくしてその軸心に沿って上下に変位できるように配されている。本形態例では先端軸部51から後端連結部54までが、一体的に形成された部材になっている。なお、本形態例の止水用弁体31は、コマ軸50の先端軸部51に、O−リングによってシールされた状態でE形止め輪によって着脱交換できるように固定されている。
また、そのコマ軸50のピストン状軸部53が、通水開閉弁部30の連通口12及び弁座13が設けられている本体10の通水路11を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部14の内部に、上下に変位可能にシールされて配されている。本形態例では、ピストン状軸部53の外周溝に嵌められた状態に装着された2本のO−リングによってシールがなされている。そして、コマ軸50には、スリーブ状部14の内部であってピストン状軸部53の上側と、通水路11とを連通する連通軸孔55が設けられている。本形態例の連通軸孔55は、コマ軸50の軸心を貫通する形態になっている。
これによれば、圧水が連通軸孔55によって連通するため、ピストン状軸部53の上側と、ピストン状軸部53の通水路11の側との間の水圧が同等となるため、より均一且つより小さな操作抵抗で止水操作を含む通水と水抜きとの切換え操作ができるという特別有利な効果を奏する。すなわち、止水用弁体31が連通口12を完全に閉塞するまで、操作にかかる抵抗が増大しないため、軽い力でスムースに操作できる。
また、本形態例では、ピストン状軸部53と、連通口12との直径が同等に設けられている。すなわち、本体10の内部で、通水路11側に開口してピストン状軸部53がシールされた状態で摺動するスリーブ状部14の内径と、通水開閉弁部30の連通口12の内径とが、同等の直径になっており、コマ軸50の上下面について受ける圧力を均衡させることができる。これによれば、コマ軸50が、水圧を上下の両側から均等に受けて、受圧について中立状態とすることができるため、そのコマ軸50上下動操作にかかる抵抗を低減することができ、作業者は軽い力で容易に操作することができる。
また、本形態例では、上下動操作機構70が、本体10(上部本体10a)のスリーブ状部14の上側で同軸に設けられた雌螺子部16に、雄螺子部71aを備えるスピンドル71が螺合し、そのスピンドル71の先端連結部71bが、回転動は伝達しないで上下動を伝達するように、コマ軸50の後端連結部54に回転自在且つ上下方向に一体化するように連結されることで構成されている。さらに、本形態例では、この上部本体10aの雌螺子部16の上側には、軸シール部17が同軸に設けられており、内周溝に嵌められた状態に装着された2本のO−リングによってスピンドル71に対するシールがなされている。これによれば、シンプルな構成で、ハンドル73の回転動作によってコマ軸50の上下動操作を、確実に行うことができる。また、56はワッシャであり、コマ軸50とスリーブ状部14の上底部に介在して両者を保護できるように、本形態例では樹脂によって形成されている。
また、本形態例では、本体10が、通水路11を形成する下部本体10bと、スリーブ状部14及び水抜通路20を形成する上部本体10aとによって構成されている。すなわち、本形態例では、上部本体10aに、スリーブ状部14と、そのスリーブ状部14を形成する周壁15に水抜通路20とが形成されており、シンプルな形態で合理的なデザインになっている。
さらに、本形態例では、水抜用弁体41が、挿通孔44を備えるリング状に形成されており、その挿通孔44に、コマ軸50の中途軸部52が挿通された状態となっていることで上下方向に案内される。そして、その水抜用弁体の下面45と止水用弁体の上面35との間に、その水抜用弁体41を水抜通路20の排水口21を閉じる方向へ付勢する弾性部材60が配されている。また、この水抜用弁体41は、コマ軸50の下方の変位によって、ピストン状軸部53の段部下面53aが当接されて下方へ押圧されることで、水抜通路20の排水口21を開くように配されている(図4及び5を参照)。なお、本形態例の排水口21は上部本体10aの下面にリング状の溝状に形成されている。
これによれば、止水用弁体31によって止水が確実になされた後で、水抜用弁体41の下方への変位によって水抜通路20の排水口21が開く操作を適切に行うことができ、図6に示す通水状態(水抜通路20については止水状態)から、図4及び5に示す水抜き状態(通水路11については止水状態)への切り換えを、水漏れを生じさせないように適切に行うことができる。また、反対に、水抜き状態(通水路11については止水状態)から、通水状態(水抜通路20については止水状態)への切り換えについても、同様に、タイムラグを生じさせて水漏れを生じさせないように適切に行うことができる。
本形態例の止水用弁体31は、止水弁体基部32及び止水パッキン33によって構成されており、下方に変位した初期の段階で止水パッキン33の下端側に設けられたリング状凸周部33aが弁座状開口である連通口12の弁座内周13bに嵌って仮にシール(周シール)して通水を止めることができ、さらに下方に変位した段階で、止水パッキン33のリング状水平段部であるパッキン下面33bが連通口12の周縁の弁座13の上面シール面13aに当接して、強固にシール(面シール)できる形態になっている。これによれば、連通口12の閉塞シールが確実・強固になされるまでのタイムラグの間に、水抜用弁体41がコマ軸50のピストン状軸部53によって下方に押されて、水抜通路20が開く構成になっている。すなわち、連通口12の閉塞シールが確実且つ適切になされた後に、水抜通路20が適切に開くように設けられており、通水と水抜きとの切換え操作がなされている間に水漏れが起こらない構成になっている。また、反対に水抜き状態から通水状態への切換えがなされる際にも、弾性部材60によって水抜用弁体41を押圧することで排水口21の閉塞シールが確実且つ適切になされた後に、連通口12が適切に開くように設けられており、水漏れが起こらない構成になっている。
本形態例の本体10は、一方の側部に設けられた一方の連通接続部11a及び他方の側部に設けられた他方の連通接続部11bを備え、内部に一方の連通接続部11aと他方の連通接続部11bとを上下方向(軸方向)に開口して連通させる連通口12を備えると共に、その連通口12の上側に軸方向に開口し、コマ軸50の軸方向への変位をシールして案内するスリーブ状部14を備える。本形態例の一方の連通接続部11aは、水道本管側の管路(配管)に接続され、本形態例の他方の連通接続部11bは、蛇口側の配管に接続されるように設けられている。
また、本形態例の本体10では、一方の連通接続部11aの流路と他方の連通接続部11bの流路とを隔離する隔壁部10eの水平部分に、両者を連通する連通口12が上下方向に開口して設けられ、その連通口12を形成する孔縁が、前述したように止水用弁体31によってシールされる弁座13になっている。なお、本形態例では、一方の連通接続部11aが水道本管に接続されるため、水道水は、連通口12の下側から上側へ流れる。
また、本形態例の下部本体10bの上端部には、上部本体10aとその上部本体10aの雄螺子接続部10cに螺合して接続・合体するための雌螺子接続部10dと、外筒80が接続・固定されるための外筒接続用雄螺子部18とが設けられている。また、外筒80の下部で、外筒80の上部本体10aと接続された部位の上側近傍には、砂止めカバー90が装着される装着用孔81と、水抜きによる排水が通過できる排水孔82が設けられている。これにより、水抜きによる排水が、砂止めカバー90の内側を通って外部へ排出されるようになっている。
本形態例の水抜通路20の構成は、上部本体10aの周壁15に上下に連通する排水連通孔22(水抜通路20)の排水口21が下方へ開口しており、その排水口21を形成する孔縁部の下面が、水抜用弁体41の水抜パッキン43が当接する弁座を形成するシール面になっていると共に、その排水連通孔22を形成する孔縁部の上面が、球弁23が納まって逆止弁の効果を奏するための弁座を構成するように、凹面状に形成されている。なお、24は球弁抑えキャップであり、球弁23が所要のスペース内に納まるように装着されている。
本形態例の弾性部材60は、コイルスプリングによって設けられており、その水抜用弁体の下面45になっている部分と止水用弁体の上面35になっている部分との間に配置されている。なお、この弾性部材60の配置は、水抜用弁体41と止水用弁体31との間に、その水抜用弁体41を上方へ付勢するように弾装・配置されていればよく、本実施例に限定されるものではなく、また、弾性部材60はスプリングコイルに限定されず、他の弾性部材を適宜利用できるのは勿論である。
また、本形態例では、操作部である上下動操作機構70が、コマ軸50に連結されるスピンドル71と、そのスピンドル71に連結されるロット72と、そのロット72の上側に装着されたハンドル73とを備え、外筒80の上端に固定されたキャップ75によって、ロット72が軸心に位置するように保持されている。これによれば、上下動操作機構70を、シンプル且つ適切に構成できる。また、本形態例では、キャップ75と本体10との間に内筒76が配置されて構造的な補強がなされており、その内筒76の内部にスピンドル71とロット72とが同軸に挿入されて保護されている。
なお、本発明にかかる操作部である上下動操作機構70は、本形態例のようなスピンドル71によるネジ込み式の上下動作機構に限定されるものではなく、上下方向に変位・移動させて保持することができる動作機構であれば、周知の動作機構を適宜選択的に採用できることは勿論であり、例えば、レバー機構による上下動作機構、スラストロック機構による上下動作機構、またはフック機構による保持を利用した上下動作機構を採用できる。
また、本発明の技術思想は、水道水などの水のバルブに限定されず、流体の流路を開閉する他のバルブとして応用できる。すなわち、本発明は、本体10の内部に、開閉弁体(水栓の止水用弁体31に相当)の変位によって流路(通水路11)の開閉を行う開閉弁部(水栓の通水開閉弁部30に相当)が設けられ、開閉弁体31の変位操作を行う変位動操作機構(水栓の上下動操作機構70に相当)を備えるバルブに適用でき、開閉弁体31が固定状態に配される先端軸部51と、その先端軸部51に連続して設けられたピストン状軸部53と、そのピストン状軸部53に連続して設けられて変位動操作機構70に連結される後端連結部54とが設けられたコマ軸50を備え、そのコマ軸50のピストン状軸部53が、開閉弁部30の連通口12及び弁座13が設けられている本体10の流路11を形成する部位よりも変位動操作機構70側に設けられたスリーブ状部14の内部に、変位可能にシールされて配され、コマ軸50には、スリーブ状部14の内部であってピストン状軸部53の変位動操作機構70側と、流路11とを連通する連通軸孔55が設けられていることを特徴とすることができる。
これによれば、地中に埋設されるために上下の位置関係が定まる水栓や不凍水抜栓とは異なって、変位動操作機構70の方向性が限定されないバルブであって、流体の流路の開閉を行うバルブ全般について、適切に応用でき、前述した水栓や不凍水抜栓についての効果と同等の効果を得ることができる。
また、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明は以上の形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 本体
10a 上部本体
10b 下部本体
10c 雄螺子接続部
10d 雌螺子接続部
10e 隔壁部
11 通水路(流路)
11a 一方の連通接続部
11b 他方の連通接続部
12 連通口
13 弁座
13a 上面シール面
13b 弁座内周
14 スリーブ状部
15 周壁
16 雌螺子部
17 軸シール部
18 外筒接続用雄螺子部
20 水抜通路
21 排水口
22 排水連通孔
23 球弁
24 球弁抑えキャップ
30 通水開閉弁部(開閉弁部)
31 止水用弁体(開閉弁体)
32 止水弁体基部
33 止水パッキン
33a リング状凸周部
33b パッキン下面
35 止水用弁体の上面
40 水抜開閉弁部
41 水抜用弁体
42 水抜弁体基部
43 水抜パッキン
44 挿通孔
45 水抜用弁体の下面
50 コマ軸
51 先端軸部
52 中途軸部
53 ピストン状軸部
53a 段部下面
54 後端連結部
55 連通軸孔
56 ワッシャ
60 弾性部材
70 上下動操作機構(変位動操作機構)
71 スピンドル
71a 雄螺子部
71b 先端連結部
72 ロット
73 ハンドル
75 キャップ
76 内筒
80 外筒
81 装着用孔
82 排水孔
90 砂止めカバー

Claims (7)

  1. 本体の内部に、開閉弁体の変位によって流路の開閉を行う開閉弁部が設けられ、前記開閉弁体の変位操作を行う変位動操作機構を備えるバルブにおいて、
    前記開閉弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部に連続して設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部に連続して設けられて前記変位動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、
    該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記流路を形成する部位よりも前記変位動操作機構側に設けられたスリーブ状部の内部に、変位可能にシールされて配され、
    前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の前記変位動操作機構側と、前記流路とを連通する連通軸孔が設けられていることを特徴とするバルブ。
  2. 本体の内部に、止水用弁体の上下の変位によって通水路の開閉を行う通水開閉弁部が設けられ、前記止水用弁体の上下の操作を行う上下動操作機構を備える水栓において、
    前記止水用弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部の上側に設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部の上側に設けられて前記上下動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、
    該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記通水開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記通水路を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、
    前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の上側と、前記通水路とを連通する連通軸孔が設けられていることを特徴とする水栓。
  3. 本体の内部で、止水用弁体の上下の変位によって通水路の開閉を行う通水開閉弁部の上側に、水抜用弁体の上下の変位によって水抜通路の開閉を行う水抜開閉弁部が配され、前記通水開閉弁部及び前記水抜開閉弁部が上下動操作機構による上下動で連係操作され、通水と水抜きとの切換えを行う不凍水抜栓において、
    前記止水用弁体が固定状態に配される先端軸部と、該先端軸部の上側に設けられ前記水抜用弁体に挿通された状態で該水抜用弁体の上下の変位を案内する中途軸部と、該中途軸部の上側に設けられたピストン状軸部と、該ピストン状軸部の上側に設けられて前記上下動操作機構に連結される後端連結部とが設けられたコマ軸を備え、
    該コマ軸の前記ピストン状軸部が、前記通水開閉弁部の連通口及び弁座が設けられている前記本体の前記通水路を形成する部位よりも上側に設けられたスリーブ状部の内部に、上下に変位可能にシールされて配され、
    前記コマ軸には、前記スリーブ状部の内部であって前記ピストン状軸部の上側と、前記通水路とを連通する連通軸孔が設けられていることを特徴とする不凍水抜栓。
  4. 前記ピストン状軸部と、前記連通口との直径が同等に設けられていることを特徴とする請求項3記載の不凍水抜栓
  5. 前記上下動操作機構が、前記本体のスリーブ状部の上側に設けられた雌螺子部に、雄螺子部を備えるスピンドルが螺合し、該スピンドルの先端連結部が、回転動は伝達しないで上下動を伝達するように、前記コマ軸の後端連結部に回転自在且つ上下方向に一体化するように連結されることで構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の不凍水抜栓。
  6. 前記本体が、前記通水路を形成する下部本体と、前記スリーブ状部及び前記水抜通路を形成する上部本体とによって構成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の不凍水抜栓。
  7. 前記水抜用弁体が、前記コマ軸の中途軸部が挿通されることで上下方向に案内されるように挿通孔を備えるリング状に形成されており、該水抜用弁体と前記止水用弁体との間に、該水抜用弁体を前記水抜通路の排水口を閉じる方向へ付勢する弾性部材が配されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の不凍水抜栓。
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