JP2019111845A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、耐摩耗性を向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。【解決手段】本発明の空気入りタイヤは、陸部は、トレッド幅方向に延びる幅方向サイプを備え、前記幅方向サイプは、深さ方向断面において、該幅方向サイプの開口部から該幅方向サイプの底部に向かって延びる直線部と、該直線部に接続され、該直線部との接続部から該幅方向サイプの底部まで屈曲しながら延びる屈曲部と、からなり、前記幅方向サイプの前記直線部は、前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部へ向かって、該幅方向サイプの深さ方向の長さが増大する。【選択図】図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、トレッド周方向に延びる周方向主溝により区画されるリブ状の陸部に、トレッド幅方向に延びるサイプを設けてなる空気入りタイヤが提案されている。
このような空気入りタイヤによれば、剛性の高いリブ状陸部により、ドライ路面での走行性能を確保しつつ、サイプにより水膜を除去する効果を得て、ウェット路面での走行性能を確保することもできる。
しかしながら、上記のような空気入りタイヤにおいては、陸部にサイプを設けるため、該陸部のせん断剛性が低下し、耐摩耗性が低下してしまうという問題がある。これに対し、陸部に設けるサイプとして、サイプの深さ方向に屈曲しながら延びる、いわゆる3次元サイプを用いて、該陸部の剛性を確保する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記したいわゆる3次元サイプを用いた場合であっても、耐摩耗性が十分でない場合があった。
そこで、本発明は、耐摩耗性を向上させた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、トレッド周方向に延びる2本以上の周方向主溝と、前記周方向主溝間又は前記周方向主溝とトレッド端とにより区画される陸部を備え、
前記陸部は、トレッド幅方向に延びる幅方向サイプを備え、
前記幅方向サイプは、深さ方向断面において、該幅方向サイプの開口部から該幅方向サイプの底部に向かって延びる直線部と、該直線部に接続され、該直線部との接続部から該幅方向サイプの底部まで屈曲しながら延びる屈曲部と、からなり、
前記幅方向サイプの前記直線部は、前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部へ向かって、該幅方向サイプの深さ方向の長さが増大することを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによれば、耐摩耗性を向上させることができる。
ここで、「トレッド周方向に延びる」とは、トレッド周方向に対して5°以下の角度で傾斜して延びることをいい、直線状に延びる場合の他、ジグザグ状、湾曲状に延びる場合等も含むものとする。
また、「トレッド端」とは、タイヤを、リムに組み付け、規定内圧を充填し、最大負荷荷重を加えた状態で転動させた際に、路面と接触することとなる、タイヤ外周面の部分のうち、タイヤ幅方向最外側端をいう。
また、「サイプ」とは、タイヤをリムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態において、トレッド踏面への開口幅が0.5mm以下のものをいう。なお、トレッド踏面への開口幅を0.3mm以下とすることが好ましい。
また、「屈曲」とは、ジグザグ状や湾曲状等の形状を含むものとする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、トレッド周方向に延びる2本以上の周方向主溝と、前記周方向主溝間又は前記周方向主溝とトレッド端とにより区画される陸部を備え、
前記陸部は、トレッド幅方向に延びる幅方向サイプを備え、
前記幅方向サイプは、深さ方向断面において、該幅方向サイプの開口部から該幅方向サイプの底部に向かって延びる直線部と、該直線部に接続され、該直線部との接続部から該幅方向サイプの底部まで屈曲しながら延びる屈曲部と、からなり、
前記幅方向サイプの前記直線部は、前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部へ向かって、該幅方向サイプの深さ方向の長さが増大することを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによれば、耐摩耗性を向上させることができる。
ここで、「トレッド周方向に延びる」とは、トレッド周方向に対して5°以下の角度で傾斜して延びることをいい、直線状に延びる場合の他、ジグザグ状、湾曲状に延びる場合等も含むものとする。
また、「トレッド端」とは、タイヤを、リムに組み付け、規定内圧を充填し、最大負荷荷重を加えた状態で転動させた際に、路面と接触することとなる、タイヤ外周面の部分のうち、タイヤ幅方向最外側端をいう。
また、「サイプ」とは、タイヤをリムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態において、トレッド踏面への開口幅が0.5mm以下のものをいう。なお、トレッド踏面への開口幅を0.3mm以下とすることが好ましい。
また、「屈曲」とは、ジグザグ状や湾曲状等の形状を含むものとする。
ここで、「リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association,Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(即ち、上記の「リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTO 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。
また、「規定内圧」とは、上記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指し、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。さらに、「最大負荷荷重」とは、上記最大負荷能力に対応する荷重をいうものとする。
また、「規定内圧」とは、上記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指し、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。さらに、「最大負荷荷重」とは、上記最大負荷能力に対応する荷重をいうものとする。
本発明の空気入りタイヤでは、前記深さ方向断面において、
前記幅方向サイプの前記屈曲部は、
前記陸部のトレッド幅方向中央部においては、2個以上の頂点を有し、
前記陸部のトレッド幅方向端部においては、前記トレッド幅方向中央部における前記頂点の個数よりも頂点の個数が少ないことが好ましい。
この構成によれば、耐摩耗性をより確実に向上させることができる。
前記幅方向サイプの前記屈曲部は、
前記陸部のトレッド幅方向中央部においては、2個以上の頂点を有し、
前記陸部のトレッド幅方向端部においては、前記トレッド幅方向中央部における前記頂点の個数よりも頂点の個数が少ないことが好ましい。
この構成によれば、耐摩耗性をより確実に向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記幅方向サイプの前記屈曲部は、
前記陸部のトレッド幅方向中央部においては、前記直線部の延長線と、前記屈曲部の頂点又は前記幅方向サイプの底部側の端部との距離である振幅が、前記幅方向サイプの開口部側よりも前記幅方向サイプの底部側で大きくなるように変化し、
前記陸部のトレッド幅方向端部においては、前記振幅が一定であることが好ましい。
この構成によれば、耐摩耗性をさらに確実に向上させることができる。
前記陸部のトレッド幅方向中央部においては、前記直線部の延長線と、前記屈曲部の頂点又は前記幅方向サイプの底部側の端部との距離である振幅が、前記幅方向サイプの開口部側よりも前記幅方向サイプの底部側で大きくなるように変化し、
前記陸部のトレッド幅方向端部においては、前記振幅が一定であることが好ましい。
この構成によれば、耐摩耗性をさらに確実に向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記幅方向サイプは、トレッド周方向に複数配置され、
トレッド周方向に隣接する前記幅方向サイプのトレッド周方向のサイプ間隔lの、前記幅方向サイプのサイプ深さdに対する比l/dが、
2≦l/d≦4 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をより一層向上させることができる。
トレッド周方向に隣接する前記幅方向サイプのトレッド周方向のサイプ間隔lの、前記幅方向サイプのサイプ深さdに対する比l/dが、
2≦l/d≦4 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をより一層向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記内側陸部のトレッド幅方向の幅Wcの、前記内側陸部のトレッドゲージDcに対する比Wc/Dcが、
Wc/Dc≧3 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をより一層向上させることができる。
ここで、「内側陸部のトレッド幅方向の幅Wc」は、当該幅が一定でない場合には、トレッド幅方向の最大幅をいうものとする。
また、「内側陸部のトレッドゲージDc」は、タイヤ径方向最外側のタイヤ補強部材(ベルト層やベルト補強層等)よりタイヤ径方向外側の厚さであって、タイヤ径方向の最大ゲージをいうものとする。
前記内側陸部のトレッド幅方向の幅Wcの、前記内側陸部のトレッドゲージDcに対する比Wc/Dcが、
Wc/Dc≧3 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をより一層向上させることができる。
ここで、「内側陸部のトレッド幅方向の幅Wc」は、当該幅が一定でない場合には、トレッド幅方向の最大幅をいうものとする。
また、「内側陸部のトレッドゲージDc」は、タイヤ径方向最外側のタイヤ補強部材(ベルト層やベルト補強層等)よりタイヤ径方向外側の厚さであって、タイヤ径方向の最大ゲージをいうものとする。
本発明の空気入りタイヤでは、前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記ショルダー陸部のトレッド幅方向の幅Wsの、前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsに対する比Ws/Dsが、
Ws/Ds≧5 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をさらに向上させることができる。
ここで、「ショルダー側陸部のトレッド幅方向の幅Ws」は、当該幅が一定でない場合には、トレッド幅方向の最大幅をいうものとする。
また、「ショルダー側陸部のトレッドゲージDs」は、タイヤ径方向最外側のタイヤ補強部材(ベルト層やベルト補強層等)よりタイヤ径方向外側の厚さであって、タイヤ径方向の最大ゲージをいうものとする。
前記ショルダー陸部のトレッド幅方向の幅Wsの、前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsに対する比Ws/Dsが、
Ws/Ds≧5 を満たすことが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をさらに向上させることができる。
ここで、「ショルダー側陸部のトレッド幅方向の幅Ws」は、当該幅が一定でない場合には、トレッド幅方向の最大幅をいうものとする。
また、「ショルダー側陸部のトレッドゲージDs」は、タイヤ径方向最外側のタイヤ補強部材(ベルト層やベルト補強層等)よりタイヤ径方向外側の厚さであって、タイヤ径方向の最大ゲージをいうものとする。
本発明の空気入りタイヤでは、前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記内側陸部のトレッドゲージDc及び前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsが、8.5mm以下であることが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をさらに向上させることができる。
前記内側陸部のトレッドゲージDc及び前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsが、8.5mm以下であることが好ましい。
上記の範囲とすることにより、耐摩耗性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、耐摩耗性を向上させた空気入りタイヤを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気入りタイヤ(以下、単にタイヤとも称する)のトレッド踏面1を示すトレッド展開図である。
図1に示すように、このタイヤは、トレッド踏面1に、トレッド周方向に延びる2本以上(図示例では3本)の周方向主溝2と、周方向主溝2間又は周方向主溝2とトレッド端TEとにより区画される、リブ状の(後述の幅方向サイプ4以外の溝によっては区画されない)陸部3を備えている。図示例では、1つの周方向主溝2aは、タイヤ赤道面CL上を延びており、また、周方向主溝2aのトレッド幅方向両側に1本ずつの周方向主溝2b、2cが設けられている。
図1に示すように、このタイヤは、トレッド踏面1に、トレッド周方向に延びる2本以上(図示例では3本)の周方向主溝2と、周方向主溝2間又は周方向主溝2とトレッド端TEとにより区画される、リブ状の(後述の幅方向サイプ4以外の溝によっては区画されない)陸部3を備えている。図示例では、1つの周方向主溝2aは、タイヤ赤道面CL上を延びており、また、周方向主溝2aのトレッド幅方向両側に1本ずつの周方向主溝2b、2cが設けられている。
ここで、周方向主溝2の溝幅は、特には限定されないが、5〜20mmとすることができる。また、本発明では、周方向主溝2の溝深さ(最大深さ)は、6.5mm以下とすることが好ましく、6.0mm以下とすることがさらに好ましい。陸部3の剛性を確保して耐摩耗性をさらに向上させることができるからである。なお、排水性に鑑みると、周方向主溝2の溝深さ(最大深さ)は、5.5mm以上とすることが好ましい。
ここで、図1に示すように、本実施形態のタイヤは、周方向主溝2間で区画される陸部3a、3bと、周方向主溝2とトレッド端TEとにより区画される陸部3c、3dとの、合計4つの陸部を有している。
図1に示すように、各陸部3は、トレッド幅方向に延びる幅方向サイプ4を備えている。陸部3aは、トレッド幅方向に該陸部3aを横切って延びる幅方向サイプ4aを備えており、幅方向サイプ4aは、トレッド周方向に所定のピッチ間隔で複数配置されている。幅方向サイプ4aは、トレッド幅方向一方側の半部に位置する周方向主溝2bからトレッド幅方向内側に湾曲して延びる第一の部分と、第一の部分に接続され、トレッド幅方向に対して傾斜して直線状に延び、タイヤ赤道面CL上を延びる周方向主溝2aに接続する第二の部分と、を有している。第二の部分は、特には限定されないが、トレッド幅方向に対して、15〜50°の角度で傾斜するものとすることができる。
陸部3bは、トレッド幅方向に該陸部3bを横切って延びる幅方向サイプ4bを備えており、幅方向サイプ4bは、トレッド周方向に所定のピッチ間隔(図1に示す例では、陸部3aの幅方向サイプ4aとほぼ同じピッチ間隔)で複数配置されている。この例では、幅方向サイプ4bは、トレッド幅方向に対して傾斜して直線状に延びている。幅方向サイプ4bは、特には限定されないが、トレッド幅方向に対して、15〜50°の角度で傾斜するものとすることができる。
陸部3cは、トレッド端TEからトレッド幅方向内側に、トレッド幅方向に対して傾斜して延び、陸部3c内で終端する幅方向溝5と、幅方向溝5の終端からトレッド幅方向内側に、トレッド幅方向に対して傾斜して延び、周方向主溝2bに連通する、幅方向サイプ4cを備えている。幅方向溝5及び幅方向サイプ4cは、トレッド周方向に所定のピッチ間隔(図1に示す例では、陸部3aの幅方向サイプ4aのピッチ間隔及び陸部3bの幅方向サイプ4bのピッチ間隔のおよそ2倍)で複数配置されている。幅方向溝5及び幅方向サイプ4cは、特には限定されないが、トレッド幅方向に対して、0〜20°の角度で傾斜するものとすることができる。また、幅方向溝5の溝幅は、特に限定されないが、例えば、1〜4mmとすることができ、幅方向溝5の溝深さ(最大深さ)は、特に限定されないが、例えば、3〜5mmとすることができる。
この例では、幅方向溝5を周方向主溝2aに連通させずに陸部3c内で終端させることにより、また、トレッド周方向のピッチ間隔を、幅方向サイプ4a、4bのみを配置した陸部3a、3bより上記のように大きめにすることにより、陸部3cの剛性を確保し、また、幅方向溝5を有しない陸部3a、陸部3bとの剛性差を低減して、耐摩耗性及び耐偏摩耗性を確保している。
この例では、幅方向溝5を周方向主溝2aに連通させずに陸部3c内で終端させることにより、また、トレッド周方向のピッチ間隔を、幅方向サイプ4a、4bのみを配置した陸部3a、3bより上記のように大きめにすることにより、陸部3cの剛性を確保し、また、幅方向溝5を有しない陸部3a、陸部3bとの剛性差を低減して、耐摩耗性及び耐偏摩耗性を確保している。
陸部3dは、トレッド端TEからトレッド幅方向内側に、トレッド幅方向に対して傾斜して延び、陸部3c内で終端する幅方向溝6を有している。また、陸部3dは、トレッド端TEからトレッド幅方向内側に、トレッド幅方向に対して傾斜して延び、周方向主溝2aに連通する、幅方向サイプ4dを備えている。幅方向溝5と幅方向サイプ4cとは、トレッド周方向に交互に、所定のピッチ間隔(図1に示す例では、陸部3aの幅方向サイプ4aのピッチ間隔及び陸部3bの幅方向サイプ4bのピッチ間隔とほぼ同じ)で複数配置されている。これにより、陸部3dの剛性のバランスを確保することができる。幅方向溝6及び幅方向サイプ4dは、トレッド幅方向に対して、0〜20°の角度で傾斜するものとすることができる。また、幅方向溝6の溝幅は、特に限定されないが、例えば、1〜4mmとすることができ、幅方向溝6の溝深さ(最大深さ)は、特に限定されないが、例えば、3〜5mmとすることができる。
この例では、幅方向溝6を、周方向主溝2cに連通させずに陸部3d内で終端させることにより、また、幅方向溝6と幅方向サイプ4dとをトレッド周方向に交互に配置することにより、陸部3dの剛性を確保し、また、幅方向溝6を有しない陸部3a、陸部3bとの剛性差を低減して、耐摩耗性及び耐偏摩耗性を確保している。
この例では、幅方向溝6を、周方向主溝2cに連通させずに陸部3d内で終端させることにより、また、幅方向溝6と幅方向サイプ4dとをトレッド周方向に交互に配置することにより、陸部3dの剛性を確保し、また、幅方向溝6を有しない陸部3a、陸部3bとの剛性差を低減して、耐摩耗性及び耐偏摩耗性を確保している。
ここで、幅方向サイプ4a、4bについて、さらに詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態のタイヤの幅方向サイプ4a、4bの、トレッド幅方向中央部及びトレッド幅方向両端部での、サイプ深さ方向の断面形状をそれぞれ示す図である。
図2は、本発明の一実施形態のタイヤの幅方向サイプ4a、4bの、トレッド幅方向中央部及びトレッド幅方向両端部での、サイプ深さ方向の断面形状をそれぞれ示す図である。
図2に示すように、幅方向サイプ4a、4bは、深さ方向断面において、該幅方向サイプ4a、4bの開口部から該幅方向サイプ4a、4bの底部に向かって延びる直線部41c、41eと、該直線部41c、41eに接続され、該直線部41c、41eとの接続部から該幅方向サイプの底部まで屈曲しながら延びる屈曲部42c、42eと、からなる。また、図2に示すように、幅方向サイプ4a、4bの直線部41c、41eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが増大する。本実施形態では、幅方向サイプ4a、4bの直線部41c、41eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部(この例では、幅方向サイプの延在長さの中央位置)において、一定の第一の長さを有し、該中央位置を変曲点として、直線部の長さが漸増し、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向端部(この例では、幅方向サイプの端)において、第一の長さより大きい、一定の第二の長さを有し、該端を変曲の終点としている。なお、本実施形態では、変曲点は、幅方向サイプの延在長さの中央位置であるが、該変曲点は、幅方向サイプの延在長さの中央60%の領域のいずれかとすることができる。また、本実施形態では、変曲の終点は、幅方向サイプの端であるが、該変曲の終点は、幅方向サイプの延在長さの両端20%ずつの領域とすることができ、この場合、該変曲の終点より幅方向外側においては、直線部は一定の長さとすることができる。
なお、「幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが増大する」とは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが減少する箇所を有しないことを意味する。例えば、本発明では、幅方向サイプ4a、4bの直線部41c、41eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが漸増するものとすることもできる。
なお、「幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが増大する」とは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが減少する箇所を有しないことを意味する。例えば、本発明では、幅方向サイプ4a、4bの直線部41c、41eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部(両端部)へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが漸増するものとすることもできる。
図2に示すように、本実施形態において、深さ方向断面において、幅方向サイプ4a、4bの屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、2個以上(図示例では4個)の頂点を有し、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向端部(両端部)においては、トレッド幅方向中央部における頂点の個数よりも頂点の個数が少ない(図示例では3個)。
図2に示すように、幅方向サイプ4a、4bの屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、直線部41c、41eの延長線(点線で示している)と、屈曲部42c、42eの頂点又は幅方向サイプ4a、4bの底部側の端部との距離である振幅が、幅方向サイプ4a、4bの開口部側よりも幅方向サイプ4a、4bの底部側で大きくなるように変化している。図示例では、振幅が、幅方向サイプ4a、4bの開口部側から幅方向サイプ4a、4bの底部側に向かって漸増している。また、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向端部においては、振幅が一定である。
以下、本実施形態の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
以下、本実施形態の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
本実施形態の空気入りタイヤによれば、タイヤの荷重負荷時に、幅方向サイプ4a、4bに区画されるブロック片のゴムの膨出量が大きくなる、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部において、直線部41cの幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さを相対的に小さくしているため、サイプ壁面間での接触量を増大させ、また、サイプ壁面間で噛み合う効果を高めることができ、陸部3a、3bの剛性を高めて、タイヤの耐摩耗性を向上させることができる。特に、本実施形態においては、屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、トレッド幅方向端部より、頂点の個数を多くしているため、上記のサイプ壁面間での接触量を増大させ、また、サイプ壁面間で噛み合う効果をより一層高めることができる。さらに、本実施形態においては、幅方向サイプ4a、4bの屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、上記振幅が、幅方向サイプ4a、4bの開口部側よりも幅方向サイプ4a、4bの底部側で大きくなるように変化しているため、上記のサイプ壁面間での接触量を増大させ、また、サイプ壁面間で噛み合う効果をさらに高めることができる。
このように、本実施形態の空気入りタイヤによれば、タイヤの耐摩耗性を向上させることができる。
このように、本実施形態の空気入りタイヤによれば、タイヤの耐摩耗性を向上させることができる。
本発明では、上記の実施形態のように、深さ方向断面において、幅方向サイプ4a、4bの屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、2個以上の頂点を有し、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向端部においては、トレッド幅方向中央部における頂点の個数よりも頂点の個数が少ないことが好ましい。上記のサイプ壁面間での接触量を増大させ、また、サイプ壁面間で噛み合う効果をより一層高めることができ、タイヤの耐摩耗性をより一層向上させることができるからである。上記の実施形態においては、頂点が4個であるトレッド幅方向中央部と、頂点が3個であるトレッド幅方向端部とを有しているが、トレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部に向かって頂点の個数が増加しない範囲で様々な変形が可能である。一例として、トレッド幅方向中央部をさらに2つの領域に分けて、頂点が例えば5個の領域と頂点が例えば4個の領域とを形成し(頂点が5個の領域が、よりトレッド中央側の領域)、また、トレッド幅方向端部をさらに2つの領域に分けて、頂点が例えば3個の領域と頂点が例えば2個の領域とを形成(頂点が3個の領域が、よりトレッド中央側の領域)してもよい。
本発明では、上記の実施形態のように、幅方向サイプ4a、4bの屈曲部42c、42eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部においては、直線部41c、41eの延長線と、屈曲部42c、42eの頂点又は幅方向サイプ4a、4bの底部側の端部との距離である振幅が、幅方向サイプ4a、4bの開口部側よりも幅方向サイプ4a、4bの底部側で大きくなるように変化することが好ましい。上記のサイプ壁面間での接触量を増大させ、また、サイプ壁面間で噛み合う効果をさらに一層高めることができ、タイヤの耐摩耗性をさらに向上させることができるからである。本実施形態では、トレッド幅方向中央部において、振幅が、幅方向サイプ4a、4bの開口部側から幅方向サイプ4a、4bの底部側に向かって漸増しているが、振幅が幅方向サイプ4a、4bの開口部側から幅方向サイプ4a、4bの底部側に向かって減少しなければよい。一例として、より開口部側において一定の第一の振幅を有する領域と、それより底部側において第一の振幅より大きい、一定の第二の振幅を有する領域とを形成することができる。
本発明では、幅方向サイプ4a、4bは、トレッド周方向に複数配置され、トレッド周方向に隣接する幅方向サイプ4a、4bのトレッド周方向のサイプ間隔lの、幅方向サイプ4a、4bのサイプ深さdに対する比l/dは、2≦l/d≦4、を満たすことが好ましい。
比l/dを2以上とすることにより、幅方向サイプにより区画されるブロック片の剛性を確保して、耐摩耗性を確保することができ、一方で、また、比l/dを4以下とすることにより、サイプの個数を確保して、ウェット性能を確保することができるからである。
比l/dを2以上とすることにより、幅方向サイプにより区画されるブロック片の剛性を確保して、耐摩耗性を確保することができ、一方で、また、比l/dを4以下とすることにより、サイプの個数を確保して、ウェット性能を確保することができるからである。
本発明では、陸部3は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部3c、3dと、該2つのショルダー陸部3c、3dよりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部3a、3bとからなり、内側陸部3a、3bのトレッド幅方向の幅Wcの、内側陸部3a、3bのトレッドゲージDcに対する比Wc/Dcが、Wc/Dc≧3、を満たすことが好ましい。
比Wc/Dcを3以上とすることにより、内側陸部3a、3bの剛性を確保して、耐摩耗性をより一層確保することができるからである。
比Wc/Dcを3以上とすることにより、内側陸部3a、3bの剛性を確保して、耐摩耗性をより一層確保することができるからである。
本発明では、陸部3は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部3c、3dと、該2つのショルダー陸部3c、3dよりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部3a、3bとからなり、ショルダー陸部3c、3dのトレッド幅方向の幅Wsの、ショルダー陸部3c、3dのトレッドゲージDsに対する比Ws/Dsが、Ws/Ds≧5、を満たすことが好ましい。
比Ws/Dsを5以上とすることにより、ショルダー陸部3c、3dの剛性を確保して、耐摩耗性をより一層確保することができるからである。
比Ws/Dsを5以上とすることにより、ショルダー陸部3c、3dの剛性を確保して、耐摩耗性をより一層確保することができるからである。
本発明では、陸部3は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部3c、3dと、該2つのショルダー陸部3c、3dよりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部3a、3bとからなり、内側陸部3a、3bのトレッドゲージDc及びショルダー陸部3c、3dのトレッドゲージDsが、6.5mm以下であることが好ましく、6.0mm以下であることがさらに好ましい。当該範囲とすることにより、内側陸部3a、3b及びショルダー陸部3c、3dの剛性を確保して、耐摩耗性をさらに向上させることができるからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、幅方向サイプ4a、4bの直線部41c、41eは、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向両端部へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが増大するものとしているが、幅方向サイプ4a、4bのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向いずれか一方のみの端部へ向かって、該幅方向サイプ4a、4bの深さ方向の長さが増大するものとしてもよい。また、図2に示すような、サイプ形状は、周方向主溝2間に区画される全ての陸部(トレッド幅方向最外側陸部以外の陸部)に適用することが好ましい。
また、例えば、陸部3a、3bにおいて、幅方向サイプ4a、4bは、陸部3a、3bを横切って延びるものとしているが、陸部3a、3b内で終端するものとすることもできる。また、幅方向サイプ4a、4bは、トレッド幅方向に直線状、湾曲状、ジグザグ状等の様々な形状で延在するものとすることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
また、例えば、陸部3a、3bにおいて、幅方向サイプ4a、4bは、陸部3a、3bを横切って延びるものとしているが、陸部3a、3b内で終端するものとすることもできる。また、幅方向サイプ4a、4bは、トレッド幅方向に直線状、湾曲状、ジグザグ状等の様々な形状で延在するものとすることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
本発明の効果を確かめるため、発明例及び比較例にかかるタイヤを試作して、耐摩耗性を評価する試験を行った。各タイヤの諸元は、評価結果と共に、以下の表1に示している。
<耐摩耗性>
発明例及び比較例にかかるタイヤをリムに装着し、規定内圧を充填して、車両に装着し、乾燥路面の一般路を各種走行モードにて走行し、40000km走行時のブロックの摩耗量を測定し、その測定した摩耗量から耐摩耗性を評価した。比較例のタイヤの評価結果を100として指数評価した。評価結果を表1に示している。なお、表1において、指数が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。
発明例及び比較例にかかるタイヤをリムに装着し、規定内圧を充填して、車両に装着し、乾燥路面の一般路を各種走行モードにて走行し、40000km走行時のブロックの摩耗量を測定し、その測定した摩耗量から耐摩耗性を評価した。比較例のタイヤの評価結果を100として指数評価した。評価結果を表1に示している。なお、表1において、指数が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。
表1に示すように、発明例のタイヤは、比較例のタイヤより、耐摩耗性が向上したことがわかる。
1:トレッド踏面、 2、2a、2b、2c:周方向主溝、
3、3a、3b、3c、3d:陸部、
4、4a、4b、4c、4d:幅方向サイプ、
41c、41e:直線部
42c、42e:屈曲部
5、6:幅方向溝、
TE:トレッド端、 CL:タイヤ赤道面
3、3a、3b、3c、3d:陸部、
4、4a、4b、4c、4d:幅方向サイプ、
41c、41e:直線部
42c、42e:屈曲部
5、6:幅方向溝、
TE:トレッド端、 CL:タイヤ赤道面
Claims (7)
- トレッド踏面に、トレッド周方向に延びる2本以上の周方向主溝と、前記周方向主溝間又は前記周方向主溝とトレッド端とにより区画される陸部を備え、
前記陸部は、トレッド幅方向に延びる幅方向サイプを備え、
前記幅方向サイプは、深さ方向断面において、該幅方向サイプの開口部から該幅方向サイプの底部に向かって延びる直線部と、該直線部に接続され、該直線部との接続部から該幅方向サイプの底部まで屈曲しながら延びる屈曲部と、からなり、
前記幅方向サイプの前記直線部は、前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部からトレッド幅方向端部へ向かって、該幅方向サイプの深さ方向の長さが増大することを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記深さ方向断面において、
前記幅方向サイプの前記屈曲部は、
前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部においては、2個以上の頂点を有し、
前記幅方向サイプのトレッド幅方向端部においては、前記トレッド幅方向中央部における前記頂点の個数よりも頂点の個数が少ない、請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 前記幅方向サイプの前記屈曲部は、
前記幅方向サイプのトレッド幅方向中央部においては、前記直線部の延長線と、前記屈曲部の頂点又は前記幅方向サイプの底部側の端部との距離である振幅が、前記幅方向サイプの開口部側よりも前記幅方向サイプの底部側で大きくなるように変化し、
前記幅方向サイプのトレッド幅方向端部においては、前記振幅が一定である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記幅方向サイプは、トレッド周方向に複数配置され、
トレッド周方向に隣接する前記幅方向サイプのトレッド周方向のサイプ間隔lの、前記幅方向サイプのサイプ深さdに対する比l/dが、
2≦l/d≦4 を満たす、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記内側陸部のトレッド幅方向の幅Wcの、前記内側陸部のトレッドゲージDcに対する比Wc/Dcが、
Wc/Dc≧3 を満たす、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記ショルダー陸部のトレッド幅方向の幅Wsの、前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsに対する比Ws/Dsが、
Ws/Ds≧5 を満たす、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記陸部は、トレッド幅方向最外側に位置する2つのショルダー陸部と、該2つのショルダー陸部よりもトレッド幅方向内側に位置する内側陸部とからなり、
前記内側陸部のトレッドゲージDc及び前記ショルダー陸部のトレッドゲージDsが、8.5mm以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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