JP2019111031A - 情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェアラブル機器をクレードルに装着した際にもウェアラブル機器の機能を使用できる情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システム7は、ウェアラブル機器1と、ウェアラブル機器1を充電するクレードル9とからなる情報処理システムであって、ウェアラブル機器1は、ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部5と、クレードル9と電気的に接続する第1の端子部8と、第1の操作部5からの第1の操作信号に基づき、所定の機能を実行する処理部20と、を備え、クレードル9は、ウェアラブル機器1の第1の端子部8と電気的に接続する第2の端子部94と、ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部931と、を備え、ウェアラブル機器1の処理部20は、第1の端子部8と第2の端子部94とが電気的に接続したことを検知すると、第2の操作部931の操作に基づき、所定の機能を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理システムに関する。
従来、ユーザーの脈拍を検出して脈拍数を計測する脈拍計測機能、ユーザーの動きを検出する加速度センサー及び時計機能などを有するウェアラブル機器と、ウェアラブル機器を収容して二次電池を充電する充電機能、及びウェアラブル機器に記憶された情報を他の電子機器と交換する情報交換機能などを有するクレードルとを備えた情報処理システムが知られていた。例えば、特許文献1には、クレードルに設けられた端子に電気的に接続される接続部を有し、クレードルに着脱可能な携帯型電子機器(ウェアラブル機器)が開示されている。携帯型電子機器の接続部は、電力を取得する充電用接続部と情報を交換する情報交換用接続部とを備え、充電や情報交換を可能としていた。
ウェアラブル機器は、クレードルから給電と情報交換とをするための第1の端子部(接続部)の他に、ウェアラブル機器の備える各種機能を操作するための第1の操作部を備えている。第1の操作部と第1の端子部とは、ウェアラブル機器の装置本体の互いに対向する側面に設けられている。
しかしながら、特許文献1に記載のクレードルは、ウェアラブル機器の第1の端子部と接続するための第2の端子部しか備えていなかった。また、クレードルは、ウェアラブル機器の装置本体の側面を両側から保持するための凹部を備えていた。凹部にウェアラブル機器を保持させた場合、ウェアラブル機器の第1の操作部がクレードルに覆われてしまい、ウェアラブル機器を充電した状態では、第1の操作部を操作することができないという課題があった。すなわち、ウェアラブル機器がクレードルに接続された状態では、ウェアラブル機器の機能を実行することができなかった。
しかしながら、特許文献1に記載のクレードルは、ウェアラブル機器の第1の端子部と接続するための第2の端子部しか備えていなかった。また、クレードルは、ウェアラブル機器の装置本体の側面を両側から保持するための凹部を備えていた。凹部にウェアラブル機器を保持させた場合、ウェアラブル機器の第1の操作部がクレードルに覆われてしまい、ウェアラブル機器を充電した状態では、第1の操作部を操作することができないという課題があった。すなわち、ウェアラブル機器がクレードルに接続された状態では、ウェアラブル機器の機能を実行することができなかった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る情報処理システムにおいて、ウェアラブル機器と、前記ウェアラブル機器を充電するクレードルとからなる情報処理システムであって、前記ウェアラブル機器は、ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部と、前記クレードルと電気的に接続する第1の端子部と、前記第1の操作部からの第1の操作信号に基づき、所定の機能を実行する処理部と、を備え、前記クレードルは、前記ウェアラブル機器の前記第1の端子部と電気的に接続する第2の端子部と、前記ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部と、を備え、前記ウェアラブル機器の前記処理部は、前記第1の端子部と前記第2の端子部とが電気的に接続したことを検知すると、前記第2の操作部の操作に基づき、前記所定の機能を実行することを特徴とする。
本適用例によれば、情報処理システムは、ウェアラブル機器と、ウェアラブル機器に充電などを行なうクレードルとから構成されている。ウェアラブル機器は、ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部と、クレードルと電気的に接続するための第1の端子部と、第1の操作部からの第1の操作信号に基づき、対応する所定の機能を実行する処理部とを備えている。クレードルは、第1の端子部と電気的接続する第2の端子部と、ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部とを備える。ユーザーがウェアラブル機器をクレードルに保持させることで処理部が、第1の端子部と第2の端子部とが電気的に接続されたことを検知し、ユーザーが第2の操作部の操作を行なうことで、ウェアラブル機器の処理部が所定の機能を実行する。ユーザーが第2の操作部を操作した時、情報処理システムは第1の操作部を操作した時と同様の処理を行なう。これによって、ウェアラブル機器がクレードルに接続された状態でも、ウェアラブル機器の機能を実行することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記第2の操作部は、前記ユーザーの操作を受け付けると、前記第1の操作部と物理的に接触することが好ましい。
本適用例によれば、第2の操作部は、ユーザーの操作を受け付けると、第1の操作部と物理的に接触するため、ユーザーが第2の操作部で行なう操作は直接、第1の操作部に伝わる。これによって、ウェアラブル機器がクレードルに接続された状態でも第1の操作部の操作をクレードルの第2の操作部を操作することで行なうことができる。
[適用例3]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記処理部と前記第2の操作部とは電気的に接続し、前記第2の操作部は前記ユーザーの操作を受け付けると第2の操作信号を出力し、前記処理部は、前記第2の操作信号を検出すると前記所定の機能を実行することが好ましい。
本適用例によれば、処理部と第2の操作部は電気的に接続している。第2の操作部はユーザーからの操作を受け付けると第2の操作信号を出力する機能を備えている。ユーザーが第2の操作部を操作することで第2の操作信号を出力し、処理部は所定の機能を実行する。処理部は、ユーザーが第2の操作部を操作した時に出力される第2の操作信号と第1の操作信号とを同様の処理にする。これによって、ウェアラブル機器がクレードルに保持された状態でも、クレードルの第2の操作部を用いてウェアラブル機器の第1の操作部を操作した時と同じ機能を実行することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、時間情報を計時する計時部と、音、光、振動、及び表示のうちの少なくとも1つを用いて前記ユーザーに報知する報知部と、を備え、前記処理部は、前記計時部から取得した時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたと判定すると、前記報知部に報知させることが好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、時間情報を計時する計時部と、音、光、振動、及び表示のうち少なくとも1つを用いてユーザーに報知する報知部を備えている。処理部は、ウェアラブル機器にあらかじめ設定された条件と計時部から取得した時間情報とが一致した時、報知部から報知を行なう。これにより、時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたことをユーザーに認知させることができる。
[適用例5]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記時間情報は、時刻、経過時間、及び残り時間の少なくとも1つを含むことが好ましい。
本適用例によれば、時間情報は、時刻、経過時間、及び残り時間の少なくとも1つを含んでいる。これによって、ユーザーは、時刻、経過時間、残り時間などの時間情報を、あらかじめ設定する条件として用いることができる。
[適用例6]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記処理部は、前記第1の端子部の電圧変化を検出することで、前記第1の端子部と前記第2の端子部とが電気的に接続したことを検知することが好ましい。
本適用例によれば、処理部は第1の端子部の電圧変化を検出する機能を備えている。これによって、処理部はウェアラブル機器とクレードルが接続されているか否かを判断することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記ウェアラブル機器は、前記所定の機能と、前記第1の操作部からの前記第1の操作信号、及び前記第2の操作部からの前記第2の操作信号と、の対応関係を記憶する記憶部を備え、前記処理部は、前記対応関係に基づき、前記所定の機能を実行することが好ましい。
本適用例によれば、ウェアラブル機器は、所定の機能と、第1の操作信号及び第2の操作信号との対応関係を記憶する記憶部を備えている。処理部は記憶部に記憶された対応関係に基づいて所定の機能を実行する。これによって、クレードルに備えられている第2の操作部の操作によって、ウェアラブル機器の有するさまざまな機能を実行することができる。
[適用例8]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記クレードルは、周囲の動態を検出するセンサー部を備えることが好ましい。
本適用例によれば、クレードルは周囲の動態を検出するセンサー部を備えている。例えば電波センサーを用いてユーザーの睡眠時の動態を検出し、睡眠状態を求めることができる。
[適用例9]上記適用例に記載の情報処理システムにおいて、前記処理部は、前記第2の操作部の操作に基づき、前記センサー部の駆動と停止とを切り替えることが好ましい。
本適用例によれば、処理部はセンサー部の機能の実行と停止を切り替える機能を備えている。これにより、ユーザーはセンサー部の駆動と停止との切り替えを容易に行なうことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
[情報処理システムの全体構成]
図1は、実施形態に係る情報処理システム7の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム7は、ウェアラブル機器1と、ウェアラブル機器1を充電するクレードル9とによって構成されている。ウェアラブル機器1は、クレードル9と電気的に接続する第1の端子部8、ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部5を備えている。また、クレードル9は、ウェアラブル機器1の第1の端子部8と電気的に接続する第2の端子部94、ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部931を備えている。なお、詳しくは後述するが、ウェアラブル機器1をクレードル9に保持させると、ウェアラブル機器1に備えられている第1の端子部8とクレードル9に備えられている第2の端子部94とが電気的に接続する。これにより、ウェアラブル機器1への電力供給と、相互のデータ通信を実行することが可能となる。また、ウェアラブル機器1の処理部20は、第2の操作部931とは電気的に接続し、第2の操作部931は、ユーザーの操作を受け付けると第2の操作信号を出力する。
図1は、実施形態に係る情報処理システム7の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム7は、ウェアラブル機器1と、ウェアラブル機器1を充電するクレードル9とによって構成されている。ウェアラブル機器1は、クレードル9と電気的に接続する第1の端子部8、ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部5を備えている。また、クレードル9は、ウェアラブル機器1の第1の端子部8と電気的に接続する第2の端子部94、ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部931を備えている。なお、詳しくは後述するが、ウェアラブル機器1をクレードル9に保持させると、ウェアラブル機器1に備えられている第1の端子部8とクレードル9に備えられている第2の端子部94とが電気的に接続する。これにより、ウェアラブル機器1への電力供給と、相互のデータ通信を実行することが可能となる。また、ウェアラブル機器1の処理部20は、第2の操作部931とは電気的に接続し、第2の操作部931は、ユーザーの操作を受け付けると第2の操作信号を出力する。
[ウェアラブル機器の全体構成]
図2は、ウェアラブル機器1の表面側を示す正面図である。図3は、ウェアラブル機器1の裏面側を示す斜視図である。なお、ウェアラブル機器の表示部4側を「表面側」、表示部と反対側を「裏面側」とする。
ウェアラブル機器1は、図2、図3に示すように、装置本体2と、装置本体2に接続されるバンド3とを備えている。そして、このようなウェアラブル機器1は、裏面側を生体に密着させた状態でバンド3を締めることで生体(ユーザー)に装着され、血管中を流れる血流の状態を監視して脈拍を測定することが可能となる。
図2は、ウェアラブル機器1の表面側を示す正面図である。図3は、ウェアラブル機器1の裏面側を示す斜視図である。なお、ウェアラブル機器の表示部4側を「表面側」、表示部と反対側を「裏面側」とする。
ウェアラブル機器1は、図2、図3に示すように、装置本体2と、装置本体2に接続されるバンド3とを備えている。そして、このようなウェアラブル機器1は、裏面側を生体に密着させた状態でバンド3を締めることで生体(ユーザー)に装着され、血管中を流れる血流の状態を監視して脈拍を測定することが可能となる。
ウェアラブル機器1の装置本体2の表面側には、図2および図3に示すように、脈拍数等の生体情報や現在時刻などの時間情報等の各種情報を示す表示部4が設けられている。表示部4としては、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light Emitting Diode:有機EL)などの表示装置が用いられる。表示部4はガラスやプラスチックなどの透明部材61によって覆われている。
装置本体2の一方の側面には、図2および図3に示すように、第1の操作部5が設けられている。また、装置本体2の他方の側面には、クレードル9の第2の端子部94(図4参照)と接続する第1の端子部8が設けられている。ウェアラブル機器1の第1の端子部8およびクレードル9の第2の端子部94は、USB(Universal Serial Bus)2.0の規格に対応するものであり、4つの接続端子のうちの2つは、電力供給を行なうVBUS用とGND用の端子であり、他の2つはデータ通信用の端子である。
すなわち、詳しくは後述するが、クレードル9の第2の端子部94は、VBUS端子941、GND端子942、D+端子943、D−端子944の4つの接続端子を備えている(図4参照)。VBUS端子941、GND端子942は、電源用であり、D+端子943、D−端子944は、各種情報を交換する情報転送用に用いられる。このため、ウェアラブル機器1の第1の端子部8は、VBUS端子941、GND端子942に接続され電力供給に用いられるVBUS端子81、GND端子82と、D+端子943、D−端子944に接続されデータ通信に用いられるD+端子83、D−端子84とを備えている。
また、第1の端子部8の両端側にはクレードル9に装置本体2が接続される際の位置決めをするための位置決め孔63が設けられている。
すなわち、詳しくは後述するが、クレードル9の第2の端子部94は、VBUS端子941、GND端子942、D+端子943、D−端子944の4つの接続端子を備えている(図4参照)。VBUS端子941、GND端子942は、電源用であり、D+端子943、D−端子944は、各種情報を交換する情報転送用に用いられる。このため、ウェアラブル機器1の第1の端子部8は、VBUS端子941、GND端子942に接続され電力供給に用いられるVBUS端子81、GND端子82と、D+端子943、D−端子944に接続されデータ通信に用いられるD+端子83、D−端子84とを備えている。
また、第1の端子部8の両端側にはクレードル9に装置本体2が接続される際の位置決めをするための位置決め孔63が設けられている。
クレードル9は、USB端子101(図6参照)を介してパーソナルコンピューターに接続される。そして、パーソナルコンピューターに接続されたクレードル9にウェアラブル機器1を装着すると、このクレードル9に設けられたVBUS端子941、GND端子942からは、電力が供給され、これにより、ウェアラブル機器1の充電が可能になっている。また、第1の端子部8とクレードル9の第2の端子部94とが接続されることで、D+端子943、D−端子944を介して、当該クレードル9と一体となって用いられる他の電子機器(例えば、パーソナルコンピューター、スマートフォン等)から各種情報(例えば、運動目標値、身体情報等)を取得することが可能となっている。
装置本体2の裏面側には、図3に示すように、透明な窓62が形成され、この窓62の裏側(装置本体2裏面側)に脈拍検出部10が配置されている。
脈拍検出部10は、例えばLED等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子とを備えた光電センサーにより構成されている。このような脈拍検出部10では、ウェアラブル機器1が手首に装着された状態で、発光素子から生体に向かって光を照射させ、生体の血管を経由して到来する光を受光素子により受光する際の光量変化を検出することで、脈波を検出する。つまり、生体に照射された光は、血管で部分的に吸収されるが、この血管での吸収率は拍動の影響で変化し、受光素子に到来する光量が変化する。そして、受光素子で検出した光量の時間変化、つまり脈波を分析することで、脈拍数を測定することが可能となる。
なお、本実施形態では、脈拍検出部10として、光電センサーを用いる例を示すが、例えば、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを用いてもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍を検出するセンサー等を用いてもよい。
脈拍検出部10は、例えばLED等の発光素子と、フォトダイオード等の受光素子とを備えた光電センサーにより構成されている。このような脈拍検出部10では、ウェアラブル機器1が手首に装着された状態で、発光素子から生体に向かって光を照射させ、生体の血管を経由して到来する光を受光素子により受光する際の光量変化を検出することで、脈波を検出する。つまり、生体に照射された光は、血管で部分的に吸収されるが、この血管での吸収率は拍動の影響で変化し、受光素子に到来する光量が変化する。そして、受光素子で検出した光量の時間変化、つまり脈波を分析することで、脈拍数を測定することが可能となる。
なお、本実施形態では、脈拍検出部10として、光電センサーを用いる例を示すが、例えば、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを用いてもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍を検出するセンサー等を用いてもよい。
装置本体2の内部には、図1に示すように、加速度センサー11と、記憶部12と、電池13と、報知部14と、計時部18と、処理部20とが設けられている。
加速度センサー11は、ユーザーの動作に伴う加速度を検出する。検出された加速度は処理部20に出力され、処理部20において、検出された加速度から歩数などが算出される。なお、本実施形態では、歩数を算出するために加速度センサー11が設けられる例を示すが、例えば、ユーザーの歩行動作に応じて振動する振り子を備え、振り子の振動回数に基づいて、歩数が計測される構成などとしてもよい。
加速度センサー11は、ユーザーの動作に伴う加速度を検出する。検出された加速度は処理部20に出力され、処理部20において、検出された加速度から歩数などが算出される。なお、本実施形態では、歩数を算出するために加速度センサー11が設けられる例を示すが、例えば、ユーザーの歩行動作に応じて振動する振り子を備え、振り子の振動回数に基づいて、歩数が計測される構成などとしてもよい。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリー等により構成され、各種データが記憶される。特に、書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない不揮発性メモリーであるフラッシュメモリーを用いることで、システムリセット動作が行われても、測定したデータが消去されないように構成されている。
各種データとしては、脈拍検出部10により検出された脈拍数や、加速度センサー11に基づいて処理部20により算出される歩数等の計測データやウェアラブル機器1を用いるユーザーの年齢等のユーザーデータ、クレードル9から取得した各種情報、詳しくは後述するがクレードル9から取得した各種情報に基づき行なう処理の内容等が挙げられる。
また、記憶部12には、後述する所定の機能と、ウェアラブル機器1に備えられている第1の操作部5からの第1の操作信号、及びクレードル9に備えられている第2の操作部931からの第2の操作信号と、の対応関係が記憶される。
各種データとしては、脈拍検出部10により検出された脈拍数や、加速度センサー11に基づいて処理部20により算出される歩数等の計測データやウェアラブル機器1を用いるユーザーの年齢等のユーザーデータ、クレードル9から取得した各種情報、詳しくは後述するがクレードル9から取得した各種情報に基づき行なう処理の内容等が挙げられる。
また、記憶部12には、後述する所定の機能と、ウェアラブル機器1に備えられている第1の操作部5からの第1の操作信号、及びクレードル9に備えられている第2の操作部931からの第2の操作信号と、の対応関係が記憶される。
電池13は、充電可能な二次電池であり、クレードル9の第2の端子部94から供給される電力により充電されるようになっている。
報知部14は、音、光、振動、及び表示のうちの少なくとも1つを用いてユーザーに報知する。具体的には、報知部14は、文字などを表示する表示部4、音を発するブザー15、振動を起こす振動モーター16、光を発するLED17等の部材により構成されている。部材は一つ以上あれば数に制限はない。
計時部18は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)などで実現され、ウェアラブル機器1の時計機能やタイマー機能などの計時機能を有している。処理部20は、計時部18の計時機能を使用して時間情報を算出する。時刻情報としては、時刻、経過時間、および残り時間の少なくとも1つを含んでいる。これにより、ユーザーは、時刻、経過時間、残り時間などの時間情報を、あらかじめ設定する条件として用いることができる。
処理部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されており、記憶部12に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより、図1に示すように、接続されている第1の操作部5、第1の端子部8、脈拍検出部10、加速度センサー11、記憶部12、電池13、報知部14に命令する機能を有している。
また、処理部20は、第1の操作部5からの第1の操作信号、又はクレードル9の第2の操作部931からの第2の操作信号を受信し、記憶部12に記憶された対応関係に基づいて所定の機能を実行する。すなわち、ウェアラブル機器1の有するさまざまな機能は、クレードル9に備えられている第2の操作部931の操作によって出力される第2の操作信号と対応関係とによって実行可能になっている。これによって、情報処理システム7は、クレードル9に備えられている第2の操作部931を操作することによって、ウェアラブル機器1の有するさまざまな機能を実行することができる。
また、処理部20は、第1の操作部5からの第1の操作信号、又はクレードル9の第2の操作部931からの第2の操作信号を受信し、記憶部12に記憶された対応関係に基づいて所定の機能を実行する。すなわち、ウェアラブル機器1の有するさまざまな機能は、クレードル9に備えられている第2の操作部931の操作によって出力される第2の操作信号と対応関係とによって実行可能になっている。これによって、情報処理システム7は、クレードル9に備えられている第2の操作部931を操作することによって、ウェアラブル機器1の有するさまざまな機能を実行することができる。
処理部20は、第1の端子部8の電圧変化を検出する機能を備えている。第1の端子部8に加わる電圧は、第1の端子部8と第2の端子部94とが接続した場合と、未接続の場合とで変化する。処理部20は、この電圧変化によって第1の端子部8と第2の端子部94とが電気的に接続したことを検知する。これによって、処理部20はウェアラブル機器1とクレードル9が接続されているか否かを判断することができる。
また、処理部20は、第1の端子部8と第2の端子部94とが電気的に接続したことを検知し、第2の操作部931の操作に基づいて出力される第2の操作信号を検出すると、所定の機能を実行する。所定の機能としては、例えば、脈拍数、歩数、時間情報の算出、及び表示部4への表示などがある。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に保持された状態でも、クレードル9の第2の操作部931を用いてウェアラブル機器1の第1の操作部5を操作した時と同じ機能を実行することができる。
また、処理部20は、計時部18から取得した時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたと判断すると、報知部14に報知する。これにより、時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたことをユーザーに認知させることができる。
また、処理部20は、第1の端子部8と第2の端子部94とが電気的に接続したことを検知し、第2の操作部931の操作に基づいて出力される第2の操作信号を検出すると、所定の機能を実行する。所定の機能としては、例えば、脈拍数、歩数、時間情報の算出、及び表示部4への表示などがある。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に保持された状態でも、クレードル9の第2の操作部931を用いてウェアラブル機器1の第1の操作部5を操作した時と同じ機能を実行することができる。
また、処理部20は、計時部18から取得した時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたと判断すると、報知部14に報知する。これにより、時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたことをユーザーに認知させることができる。
[クレードルの全体構成]
図4は、ウェアラブル機器1が装着されるクレードル9を正面側から見た斜視図である。なお、図4及び後述する図5から図8では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示している。以下の説明では、クレードル9にウェアラブル機器1を装着させる側を正面側とし、背面から正面に向かう方向をY軸とする。また、クレードル9にウェアラブル機器1を装着させた時、バンド3が伸びる方向(幅方向)をX軸とし、X軸及びY軸の双方と交差する方向(上下方向)をZ軸とする。
図4は、ウェアラブル機器1が装着されるクレードル9を正面側から見た斜視図である。なお、図4及び後述する図5から図8では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示している。以下の説明では、クレードル9にウェアラブル機器1を装着させる側を正面側とし、背面から正面に向かう方向をY軸とする。また、クレードル9にウェアラブル機器1を装着させた時、バンド3が伸びる方向(幅方向)をX軸とし、X軸及びY軸の双方と交差する方向(上下方向)をZ軸とする。
クレードル9は、当該クレードル9と一体となって用いられる他の電子機器(例えば、パーソナルコンピューター及びスマートフォン等)に接続されることで、当該ウェアラブル機器1の充電及びウェアラブル機器1から取得した所定の情報(例えば、運動強度及び目標達成度)を他の電子機器に転送する機能を有する。
クレードル9は、図4に示すように、下ケース91と中ケース92と上ケース93とを備えている。下ケース91は、設置面に設置される台座としての役割を備える。下ケース91は、当該下ケース91を幅方向(X方向)に貫通する孔部911を備える。
孔部911には、前記中ケース92を介して可動軸部96が挿通されている。これにより、中ケース92は下ケース91に対して図中の矢印A1方向又はA2方向に回動可能に取り付けられている。
中ケース92は、下ケース91から上下方向(Z方向)に沿って延長され、さらに上部から手前側(Y方向)に延長された逆L字状に形成されている。なお、可動軸部96には、不図示のバネ部材が接続されており、当該バネ部材は、中ケース92をA1方向へ付勢する。これにより、中ケース92は、矢印A2方向に回動したとしても、自動的にA1方向に戻るようになっている。
上ケース93は、中ケース92の上面および背面を隠すカバーであり、その上部には、第2の操作部931が設けられている。第2の操作部931はボタン等の入力装置であり、ユーザーが直感的に操作を行えるものが好ましい。第2の操作部931はクレードル9内部で第2の端子部94と電気的に繋がっており、第2の端子部94を介して第2の操作信号をウェアラブル機器1に送ることができる。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に接続された状態でも、第2の操作部931を操作することにより、ウェアラブル機器1の機能を実行することができる。
孔部911には、前記中ケース92を介して可動軸部96が挿通されている。これにより、中ケース92は下ケース91に対して図中の矢印A1方向又はA2方向に回動可能に取り付けられている。
中ケース92は、下ケース91から上下方向(Z方向)に沿って延長され、さらに上部から手前側(Y方向)に延長された逆L字状に形成されている。なお、可動軸部96には、不図示のバネ部材が接続されており、当該バネ部材は、中ケース92をA1方向へ付勢する。これにより、中ケース92は、矢印A2方向に回動したとしても、自動的にA1方向に戻るようになっている。
上ケース93は、中ケース92の上面および背面を隠すカバーであり、その上部には、第2の操作部931が設けられている。第2の操作部931はボタン等の入力装置であり、ユーザーが直感的に操作を行えるものが好ましい。第2の操作部931はクレードル9内部で第2の端子部94と電気的に繋がっており、第2の端子部94を介して第2の操作信号をウェアラブル機器1に送ることができる。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に接続された状態でも、第2の操作部931を操作することにより、ウェアラブル機器1の機能を実行することができる。
上記のような構成により、クレードル9は、凹部90を形成する。この凹部90の突出部の下面には、ベース部912が形成されている。このベース部912には、前述した第2の端子部94が挿通される複数の孔部(図示せず)が形成されている。クレードル9の第2の端子部94は、VBUS端子941、GND端子942、D+端子943、及びD−端子944を備えている。これらの第2の端子部94は、下ケース91内に配置され、その先端がベース部912の孔部から突出するようになっている。また、ベース部912から突出する第2の端子部94の両端には、位置決め突起95が形成されている。これら位置決め突起95は、前述したウェアラブル機器1の装置本体2に設けられた位置決め孔63に嵌合する形状である。
また、中ケース92には、USBケーブル100が接続されている。USBケーブル100の先端には、USB端子101が形成されており、他の電子機器(例えば、パーソナルコンピューター等)と接続できる。USB端子101は、4つの端子(ピン)を備え、各端子はUSBケーブル100を介して第2の端子部94の4つの端子にそれぞれ電気的に接続されている。これにより、例えば、クレードル9のUSB端子101が他の電子機器と接続されることにより、USBケーブル100を介して他の電子機器から供給される電力を第2の端子部94のVBUS端子941、及びGND端子942に供給できる。また、第2の端子部94のD+端子943、及びD−端子944を介して、当該クレードル9に装着されるウェアラブル機器1から所定の情報を取得もしくは、ウェアラブル機器1に他の電子機器からの情報を提供できるようになっている。
[クレードルへのウェアラブル機器の着脱方法]
図5は、ウェアラブル機器1がクレードル9に装着された状態を示す正面図である。図6は、ウェアラブル機器1がクレードル9に装着された状態を示す側面図である。なお、図5及び図6においては、説明の便宜上、ウェアラブル機器1を透視して示している。
ウェアラブル機器1は、図5及び図6に示すように、クレードル9に装着される。まず、ユーザーは、クレードル9の中ケース92を矢印A2方向に回動操作する。これにより、クレードル9の凹部90の開口が大きくなり、ウェアラブル機器1をクレードル9に装着し易くなる。そして、ユーザーは、ウェアラブル機器1の装置本体2の側面に設けられた位置決め孔63にクレードル9の位置決め突起95を嵌合させる。これにより、クレードル9の第2の端子部94のそれぞれが第1の端子部8のそれぞれと接続される。具体的には、クレードル9のVBUS端子941、GND端子942、D+端子943、及びD−端子944は、装置本体2の側面に設けられた第1の端子部8のVBUS端子81、GND端子82、D+端子83、及びD−端子84とそれぞれ接続される。
そしてユーザーは、これらの接続を確認すると、中ケース92から手を離す。これにより、中ケース92内に設けられた不図示のバネ部材の付勢力により、中ケース92が図5及び図6に示す状態となる。
図5は、ウェアラブル機器1がクレードル9に装着された状態を示す正面図である。図6は、ウェアラブル機器1がクレードル9に装着された状態を示す側面図である。なお、図5及び図6においては、説明の便宜上、ウェアラブル機器1を透視して示している。
ウェアラブル機器1は、図5及び図6に示すように、クレードル9に装着される。まず、ユーザーは、クレードル9の中ケース92を矢印A2方向に回動操作する。これにより、クレードル9の凹部90の開口が大きくなり、ウェアラブル機器1をクレードル9に装着し易くなる。そして、ユーザーは、ウェアラブル機器1の装置本体2の側面に設けられた位置決め孔63にクレードル9の位置決め突起95を嵌合させる。これにより、クレードル9の第2の端子部94のそれぞれが第1の端子部8のそれぞれと接続される。具体的には、クレードル9のVBUS端子941、GND端子942、D+端子943、及びD−端子944は、装置本体2の側面に設けられた第1の端子部8のVBUS端子81、GND端子82、D+端子83、及びD−端子84とそれぞれ接続される。
そしてユーザーは、これらの接続を確認すると、中ケース92から手を離す。これにより、中ケース92内に設けられた不図示のバネ部材の付勢力により、中ケース92が図5及び図6に示す状態となる。
以上述べたように、本実施形態に係る情報処理システム7によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態の情報処理システム7は、ウェアラブル機器1とクレードル9とを有している。クレードル9には、ウェアラブル機器1と電気的に接続する第2の操作部931が設けられている。処理部20は、第2の操作部931から出力される第2の操作信号を検出すると、ウェアラブル機器1に備えられている第1の操作部5の第1の操作と同様の所定の機能を実行する。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に接続された状態でも、第2の操作部931を操作することにより、ウェアラブル機器1の機能を実行することができる。
本実施形態の情報処理システム7は、ウェアラブル機器1とクレードル9とを有している。クレードル9には、ウェアラブル機器1と電気的に接続する第2の操作部931が設けられている。処理部20は、第2の操作部931から出力される第2の操作信号を検出すると、ウェアラブル機器1に備えられている第1の操作部5の第1の操作と同様の所定の機能を実行する。これによって、ウェアラブル機器1がクレードル9に接続された状態でも、第2の操作部931を操作することにより、ウェアラブル機器1の機能を実行することができる。
ウェアラブル機器1は、時刻、経過時間及び残り時間の少なくとも1つを含む時間情報を計時する時計部18を備えている。また、ウェアラブル機器1は、音、光、振動、及び表示のうちの少なくとも1つを用いてユーザーに報知する報知部14を備えている。処理部20は、あらかじめ設定された時間情報と計時部18から取得した時間情報とが一致した時、報知部14から報知を行う。これにより、時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたことをユーザーに認知させることができる。
ウェアラブル機器1は、クレードル9と電気的に接続する第1の端子部8を備えている。クレードル9は、ウェアラブル機器1と電気的に接続する第2の端子部94を備えている。処理部20は、第1の端子部8の電圧変化を検出する機能を備えているので、ウェアラブル機器1とクレードル9が接続されているか否かを判断することができる。
記憶部12には、所定の機能と、第1の操作信号及び第2の操作信号との対応関係が記憶され、処理部20は、第1の操作信号又は第2の操作信号を受信し、記憶部12に記憶されている対応関係に基づいて所定の機能を実行する。これによって、クレードル9に備えられている第2の操作部931を操作することによって、ウェアラブル機器1の有するさまざまな機能を実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
[変形例1]
上記実施形態の情報処理システム7は、クレードル9に備えられた第2の操作部931の第2の操作をウェアラブル機器1の処理部20に電気的に伝えることでウェアラブル機器1の第1の操作部5を操作した時と同じ機能を実行させたが、変形例1の情報処理システム97は、第2の操作部932の操作を第1の操作部5へ物理的に伝える。
図7は、変形例1に係るウェアラブル機器1が装着されたクレードル98の構成を示す側断面図である。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
情報処理システム97のクレードル98は、上ケース99に第2の操作部932を備える。この第2の操作部932は上ケース99を上下に貫く軸部102を有し、上下方向に移動可能なボタン状をなしている。第2の操作部932が押下(第2の操作)されると、軸部102の下端がクレードル98に装着されたウェアラブル機器1の第1の操作部5に当接し、第1の操作部5を物理的に押下(第1の操作)する。これにより、ウェアラブル機器1がクレードル98に保持された状態でもクレードル98の第2の操作部932を操作(第2の操作)することで第1の操作部5を操作(第1の操作)することができる。第2の操作部932の押下が解除されると、第2の操作部932は、上ケース99と第2の操作部932との間に設けられたバネ部933の付勢力によって押下前の位置まで戻る。なお、本変形例では、第2の操作部932はボタン状の機構を例示したが、物理的に第1の操作部5を操作できる機構であればいかなる機構、形状であっても構わない。
上記実施形態の情報処理システム7は、クレードル9に備えられた第2の操作部931の第2の操作をウェアラブル機器1の処理部20に電気的に伝えることでウェアラブル機器1の第1の操作部5を操作した時と同じ機能を実行させたが、変形例1の情報処理システム97は、第2の操作部932の操作を第1の操作部5へ物理的に伝える。
図7は、変形例1に係るウェアラブル機器1が装着されたクレードル98の構成を示す側断面図である。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
情報処理システム97のクレードル98は、上ケース99に第2の操作部932を備える。この第2の操作部932は上ケース99を上下に貫く軸部102を有し、上下方向に移動可能なボタン状をなしている。第2の操作部932が押下(第2の操作)されると、軸部102の下端がクレードル98に装着されたウェアラブル機器1の第1の操作部5に当接し、第1の操作部5を物理的に押下(第1の操作)する。これにより、ウェアラブル機器1がクレードル98に保持された状態でもクレードル98の第2の操作部932を操作(第2の操作)することで第1の操作部5を操作(第1の操作)することができる。第2の操作部932の押下が解除されると、第2の操作部932は、上ケース99と第2の操作部932との間に設けられたバネ部933の付勢力によって押下前の位置まで戻る。なお、本変形例では、第2の操作部932はボタン状の機構を例示したが、物理的に第1の操作部5を操作できる機構であればいかなる機構、形状であっても構わない。
[変形例2]
図8は、変形例2に係る情報システムの概略構成を示す正面図である。図9は、電波センサーを用いた睡眠判定処理のフローチャートである。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
情報処理システム107のクレードル109には、電波センサー等の周囲の動態を検出するセンサー部935が設けられている。例えば、電波センサーはマイクロ波センサー等で構成されており、ドップラー効果を用いてユーザーの睡眠時の動態を検出することで、睡眠状態を求めることができる。ここではセンサー部935として電波センサーを用いた睡眠判定処理を例として説明する。なお、センサー部935の設置場所は、特に限定されない。
処理部20と第2の操作部931(入力装置)とは電気的に接続されており、処理部20は、第2の操作部931から出力される第2の操作信号に基づいて電波センサーの機能を駆動と停止とに切り替える。
図8は、変形例2に係る情報システムの概略構成を示す正面図である。図9は、電波センサーを用いた睡眠判定処理のフローチャートである。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
情報処理システム107のクレードル109には、電波センサー等の周囲の動態を検出するセンサー部935が設けられている。例えば、電波センサーはマイクロ波センサー等で構成されており、ドップラー効果を用いてユーザーの睡眠時の動態を検出することで、睡眠状態を求めることができる。ここではセンサー部935として電波センサーを用いた睡眠判定処理を例として説明する。なお、センサー部935の設置場所は、特に限定されない。
処理部20と第2の操作部931(入力装置)とは電気的に接続されており、処理部20は、第2の操作部931から出力される第2の操作信号に基づいて電波センサーの機能を駆動と停止とに切り替える。
S11は、ユーザーが就寝するのかどうかを判断する就寝判定工程である。ユーザーが就寝時にウェアラブル機器1をクレードル9に装着している状態で第2の操作部931を押下することで、第2の操作信号が第2の端子部94と第1の端子部8を介してウェアラブル機器1の処理部20へ送られる。処理部20は、第2の操作信号を検出した場合(S11でYES)、ユーザーが就寝したと判断し、睡眠判定を開始する。処理部20は、第2の操作信号を検出しない場合(S11でNO)、ユーザーがまだ就寝しないと判断して、第2の操作信号が検出されるまで待機する。
S12は、電波センサーの駆動を開始させるセンサー駆動開始工程である。処理部20は、クレードル9の電波センサーへ実行を命令し駆動を開始させる。電波センサーは、処理部20へ取得した情報を送り続ける。
S13は、ユーザーが起床したのかを判断する起床判定工程である。ユーザーが起床時に第2の操作部931を押下することで、第2の操作信号が第2の端子部94と第1の端子部8を介してウェアラブル機器1の処理部20へ送られる。処理部20は、第2の操作信号を検出した場合(S13でYES)、ユーザーが起床したと判断し、睡眠判定を停止する。処理部20は、第2の操作信号を検出しない場合(S13でNO)、ユーザーがまだ起床していないと判断して、第2の操作信号が検出されるまで待機する。
S14は、電波センサーの駆動を停止させるセンサー駆動停止工程である。処理部20はクレードル9の電波センサーへ停止を命令し駆動を停止させる。
上記の睡眠判定処理によって処理部20に送られた情報は、記憶部12に記憶される。例えば、処理部20は、睡眠状態の解析を行って表示部4でユーザーに通知したり、記憶部12に記憶された情報を他の電子機器(例えば、パーソナルコンピューター等)に提供したりする。
また、上述の睡眠判定処理によれば、ユーザーは、センサー部935としての電波センサーの駆動と停止とを容易に切り替えることができる。
また、上述の睡眠判定処理によれば、ユーザーは、センサー部935としての電波センサーの駆動と停止とを容易に切り替えることができる。
また、変形例2にアラーム機能等を加えてもよい。これにより、ユーザーが、起床判定の際に第2の操作部931を押下することを忘れることを防止する効果がある。
1…ウェアラブル機器、5…第1の操作部、7,97,107…情報処理システム、8…第1の端子部、9,98,109…クレードル、12…記憶部、14…報知部、18…計時部、20…処理部、94…第2の端子部、931,932…第2の操作部、935…センサー部。
Claims (9)
- ウェアラブル機器と、前記ウェアラブル機器を充電するクレードルとからなる情報処理システムであって、
前記ウェアラブル機器は、
ユーザーの操作を受け付ける第1の操作部と、
前記クレードルと電気的に接続する第1の端子部と、
前記第1の操作部からの第1の操作信号に基づき、所定の機能を実行する処理部と、を備え、
前記クレードルは、
前記ウェアラブル機器の前記第1の端子部と電気的に接続する第2の端子部と、
前記ユーザーの操作を受け付ける第2の操作部と、を備え、
前記ウェアラブル機器の前記処理部は、前記第1の端子部と前記第2の端子部とが電気的に接続したことを検知すると、前記第2の操作部の操作に基づき、前記所定の機能を実行することを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記第2の操作部は、前記ユーザーの操作を受け付けると、前記第1の操作部と物理的に接触することを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記処理部と前記第2の操作部とは電気的に接続し、
前記第2の操作部は前記ユーザーの操作を受け付けると第2の操作信号を出力し、
前記処理部は、前記第2の操作信号を検出すると前記所定の機能を実行することを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記ウェアラブル機器は、
時間情報を計時する計時部と、
音、光、振動、及び表示のうちの少なくとも1つを用いて前記ユーザーに報知する報知部と、を備え、
前記処理部は、前記計時部から取得した時間情報があらかじめ設定された条件を満たしたと判定すると、前記報知部に報知させることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記時間情報は、時刻、経過時間、及び残り時間のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記処理部は、前記第1の端子部の電圧変化を検出することで、前記第1の端子部と前記第2の端子部とが電気的に接続したことを検知することを特徴とする情報処理システム。 - 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記ウェアラブル機器は、
前記所定の機能と、前記第1の操作部からの前記第1の操作信号、及び前記第2の操作部からの前記第2の操作信号と、の対応関係を記憶する記憶部を備え、
前記処理部は、前記対応関係に基づき、前記所定の機能を実行することを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記クレードルは、周囲の動態を検出するセンサー部を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項8に記載の情報処理システムであって、
前記処理部は、前記第2の操作部の操作に基づき、前記センサー部の駆動と停止とを切り替えることを特徴とする情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245969A JP2019111031A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017245969A JP2019111031A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 情報処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019111031A true JP2019111031A (ja) | 2019-07-11 |
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ID=67221801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017245969A Pending JP2019111031A (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | 情報処理システム |
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Country | Link |
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2017
- 2017-12-22 JP JP2017245969A patent/JP2019111031A/ja active Pending
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