JP2019109579A - 写真作成ゲーム機、編集方法、およびプログラム - Google Patents

写真作成ゲーム機、編集方法、およびプログラム Download PDF

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久美子 平田
和人 片田
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和人 片田
理予 萩原
Riyo Hagiwara
理予 萩原
仁志 飛田
Hitoshi Hida
仁志 飛田
瞳 高松
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瞳 高松
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【課題】利用者が気に入った編集内容を繰り返し再現する。【解決手段】表示制御部は、撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示し、合成処理部は、編集入力として、利用者により選択された合成用画像の撮影画像への合成を行い、範囲指定部は、編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付け、合成用画像生成部は、範囲指定されたコピー領域に含まれる合成用画像がコピーされてなる、合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成する。また、合成処理部は、利用者により新規合成用画像が選択された場合、新規合成用画像を撮影画像に合成する。本技術は、写真シール作成装置に適用することができる。【選択図】図16

Description

本技術は、写真作成ゲーム機、編集方法、およびプログラムに関し、特に、利用者が気に入った編集内容を繰り返し再現することができるようにする写真作成ゲーム機、編集方法、およびプログラムに関する。
従来、アミューズメント施設等に設置される写真シール機が知られている。写真シール機は、利用者を撮影し、利用者の操作に応じて撮影画像に対して編集を施す。写真シール機は、編集が施された撮影画像をシール紙に印刷する。
写真シール機においては、撮影画像に対する編集入力として、利用者により選択された合成用画像(手書きの文字などのペン画像やスタンプ画像)の撮影画像への合成が行われる。写真シール機の中には、このような合成用画像をさらに編集できるようにしたものがある。
例えば、特許文献1には、編集画面において、スタンプ画像を編集するための編集ボタンが利用者によって押下されると、編集対象となる撮影画像が表示される編集領域が、スタンプ画像を編集するためのスタンプ編集部に変更されることが記載されている。
また、特許文献2には、他の利用者が編集中の撮影画像から、編集内容(合成用画像)を横取りしたり、コピーすることができる写真シール機が開示されている。
特開2009−211362号公報 特開2004−133144号公報
しかしながら、従来の写真シール機では、バランス良く配置された複数のスタンプ画像や、上手に描けた手書きのペン画像、またはそれらの組み合わせなど、利用者が気に入った編集内容を、もう一度再現したり、他の撮影画像に反映させることはできなかった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、利用者が気に入った編集内容を繰り返し再現することができるようにするものである。
本技術の写真作成ゲーム機は、撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示する表示制御部と、前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う合成処理部と、前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付ける範囲指定部と、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成する合成用画像生成部とを備え、前記合成処理部は、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する。
本技術の編集方法は、撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示し、前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う写真作成ゲーム機が、前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付け、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成し、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する。
本技術のプログラムは、コンピュータを、撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示する表示制御部と、前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う合成処理部と、前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付ける範囲指定部と、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成する合成用画像生成部として機能させるためのプログラムであって、前記合成処理部は、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する。
本技術においては、前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定が受け付けられ、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像が生成され、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成される。
本技術によれば、利用者が気に入った編集内容を繰り返し再現することが可能となる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の写真シール作成装置の外観の構成例を示す斜視図である。 写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。 利用者の移動について説明する図である。 事前選択部の構成例を示す図である。 撮影部の構成例を示す図である。 背景部の構成例を示す図である。 床材を示す斜視図である。 編集ユニットの正面の構成例を示す図である。 編集ユニットの側面の構成例を示す図である。 写真シール作成装置の構成例を示すブロック図である。 写真シール作成装置の機能構成例を示すブロック図である。 写真シール作成ゲーム処理について説明するフローチャートである。 編集処理について説明するフローチャートである。 コピースタンプの生成について説明する図である。 コピースタンプの生成について説明する図である。 編集処理部の機能構成例を示すブロック図である。 コピースタンプ生成処理について説明するフローチャートである。 コピースタンプ合成処理について説明するフローチャートである。 コピースタンプの合成について説明する図である。 コピー領域の形状について説明する図である。 コピースタンプの生成について説明する図である。 コピースタンプの生成について説明する図である。 生成されるコピースタンプの例を示す図である。 合成画像のレイヤ構成について説明する図である。 コピー対象の選択の例を示す図である。 コピー対象の種類の表示例を示す図である。 コピー対象の種類の表示例を示す図である。 コピー領域の表示例を示す図である。 コピースタンプの編集について説明する図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
<写真シール作成装置の外観>
図1および図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
写真シール作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
写真シール作成装置1は、写真作成ゲームを提供する写真作成ゲーム機ということができる。
図1に示すように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさを有する箱形状の筐体を有し、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離して設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。
撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置される。なお、事前選択部20が、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよい。
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル41Aより横幅の狭い板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル41Bより横幅の狭い板状の部材である。
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
撮影空間の床には、板状の部材である床材27が敷かれる。
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面、連結部23A、および連結部23Bに囲まれた天井が形成される。その天井の一部に、天井シート24が設けられる。天井シート24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。
天井シート24は、シート状であっても、板状であっても良い。また、天井シート24を連結部23に連結しない、換言すれば、天井シート24がなく、天井に開口部が形成されているようにしても良い。
また天井シート24の一部に、通気孔を設けても良い。例えば、図1に示した天井シート24の両端(連結部23A側と連結部23B側)に四角形状で示した部分を、通気孔としても良い。また、図1に四角形状で示した部分は、光が入射する透明な部材で形成されていても良い。
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。面61は、床面に対して垂直で、撮影部21の側面パネル41Aとほぼ平行な面である。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。支持部63Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部65が設けられる。
編集ユニット12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、3本のレール26A乃至26Cを、組み合わせて構成される。3本のレール26A乃至26Cは、上から見たときの形状がコの字状となるように組み合わせられる。平行に設けられるレール26Aとレール26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、レール26Aとレール26Bの他端は、レール26Cの両端にそれぞれ接合される。
カーテンレール26には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
後述するが、編集ユニット12の左側面には、印刷済みのシール紙が排出される排出口が設けられる。編集ユニット12の左側面前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
<利用者の移動について>
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。
図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを事前選択作業として行う。
事前選択作業を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影作業を行う。
撮影作業を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集作業を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集作業を行うことができる。
編集作業が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、印刷が終わるのを待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット12の右側面に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
次に、各装置の構成について説明する。
<事前選択部の構成>
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、利用者の人数の選択などに用いられる画面が表示される。
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音などを出力する。スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
また事前選択部20のタッチパネルモニタ71の上側には、ケース74が設けられている。このケース74には、例えば、写真シール作成装置1で作成されるシールのサンプルが掲示される。また、ケース74は、広告として用いることができ、何らかの商品のサンプルや商品説明画像(ポスター)などを掲示することもできる。
<撮影部の構成>
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして構成される。
正面パネル42の中央よりやや上側には、カメラユニット81が設けられる。カメラユニット81の正面には、カメラ91とタッチパネルモニタ92が設けられる。
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81の内部に取り付けられる。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91は、利用者を被写体として撮影を行う撮影部として機能する。
カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方に設けられる。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。
カメラユニット81の上方には、上ストロボユニット82が設置される。この上ストロボユニット82は、3枚のパネル86−1乃至86−3(以下、パネル86−1乃至86−3を個々に区別する必要がない場合、単にパネル86と記述する)が備えられ、これらのパネル86は、正面パネル42に対して所定の角度を有して設置されている。その角度は、パネル86の面が、利用者側に向く角度とされている。例えば、パネル86は、正面パネル42に対しておよそ45度の角度を有して設置されている。
上ストロボユニット82は、利用者の正面上方から、利用者の顔および上半身に光を照射する。パネル86は、取り外すことが可能な構成とされており、詳細は後述するが、パネル86を取り外すと、内側には、照明用の電球や、撮影時に発光するストロボが配置されている。
カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する足元ストロボユニット83が設けられる。
上ストロボユニット82および足元ストロボユニット83は、照明用の電球とストロボ発光可能な照明機器とにより構成される。上ストロボユニット82および足元ストロボユニット83は、撮影空間を明るくして、利用者の操作性や安全性を確保するために、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影画像の画質を向上させるために、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
足元ストロボユニット83と側面パネル41Aとの間には、箱状部84が設けられる。また、足元ストロボユニット83と側面パネル41Bとの間には、箱状部85が設けられる。箱状部84,85の上面は、写真シール作成装置1の設置面と略水平な面をなし、撮影作業を行う利用者が手荷物などを置くための荷物置き場として用いられる。
なお、正面パネル42の例えば天井付近に、スピーカが設けられ、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などが出力される構成としても良い。また、スピーカは、正面パネル42ではなく、後述する背景部22に設けられていても良い。ここでは、図6に示すように背景部22にスピーカが設けられている場合を例に挙げて説明を続ける。
<背景部の構成>
図6は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
背面パネル51の上方には、背面ストロボ101−1と背面ストロボ101−2が設置されている。背面ストロボ101は、利用者、特に利用者の頭部に、利用者の後方かつ上方から光を照射する。
背面ストロボ101−1と背面ストロボ101−2の間に、スピーカ102−1とスピーカ102−2が設けられている。スピーカ102は、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。
なお、図6では、2つのスピーカ102が設けられている例を示したが、1つのスピーカ102が、例えば、背面ストロボ101−1と背面ストロボ101−2の中間部分に設けられているようにしたり、複数の小型のスピーカ102が設けられているようにしたりすることもできる。
背面パネル51の撮影空間A1側(図中、手前側)の面には、白色のシート121が貼り付けられている。ここでは、白色のシート121が貼り付けられているとして説明を続けるが、シート121の色は、白色に限らず、例えば、明るい灰色などでも良く、反射率の高い色とされる。
また、ここでは、シート121が貼り付けられているとして説明を続けるが、壁面自体が白色で塗られていたり、シート状ではなく、白色の板状のパネルが貼り付けられていたりしても良い。
また、カーテンユニットを設置し、そのカーテンユニットに白色のカーテンが巻き取られて収納され、撮影時に、その白色のカーテンが降りてくるような構成としても良い。またカーテンの色は、白色に限らず、例えば、明るい灰色などでも良く、反射率の高い色とすることができる。
<床の構成>
図7は、床材27を示す斜視図である。説明の便宜上、撮影部21、側面パネル41Aなどの図示は省略している。
床材27の中央、または後方寄りの位置には、横長の長方形の床シート27Aが、その長辺が背面パネル51と略平行になるように貼り付けられる。図7において、背面パネル51のある方向が撮影空間A1の後方となり、撮影部21のある方向(白抜き矢印方向)が撮影空間A1の前方となる。
床シート27Aには、マーク28−1とマーク28−2が印刷されている。マーク28は、撮影時の立ち位置を利用者毎に誘導するための目印として用いられる。
例えば、利用者の人数が2人であり、上半身が大きく写る画像を撮影(アップ撮影)する場合、カメラ91に向かって右側に立っている利用者の立ち位置として、マーク28−1が指定され、左側に立っている利用者の立ち位置として、マーク28−2が指定される。
図7に示した例では、マーク28−1には、“RIGHT”との右を意味する英単語が記載されており、右側に位置する利用者の立ち位置であることを、より明確に示す表示がされている。
同様にマーク28−2には、“LEFT”との左を意味する英単語が記載されており、左側に位置する利用者の立ち位置であることを、より明確に示す表示がされている。
このマーク28上に、利用者が位置するときに、利用者に最適に光が照射されるように、背面ストロボ101(図6)は、設置されている。このように、最適な写りが得られる位置を、最適撮影位置と適宜記載する。
なお、最適な立ち位置(最適撮影位置)は、ストロボからの光が利用者に対して十分(適切)に照射される位置、カメラ91の撮影範囲から外れない位置、背景と顔の大きさのバランスがよくなる位置等を意味する。
ところで、写真シール作成装置1は、カメラ91で撮影された画像に対してトリミングを行い、編集画面に表示される画像を生成する。
ここで撮影範囲とは、最終的に撮影画像として編集画面に表示される画像の範囲に対応した撮影部21の撮像素子の範囲であるとして、説明を続けるが、撮影範囲をトリミング前の撮像素子の範囲としてもよい。
床シート27Aのマーク28は、利用者の人数、撮影する画像の画角(範囲)などに応じて、最適な立ち位置を指定することができるような位置に印刷されているようにしても良い。すなわち、マーク28は、図7に示したように、マーク28−1とマーク28−2の2つのマークだけでなく、複数人に対応した複数のマークや、異なる画角毎に対応した複数のマークが印刷されているようにしても良い。また、マーク28の形状は、図7に示したような四角形状だけでなく、多角形、円形、星形、ハート型など、どのような形状であっても良い。
<編集ユニットの構成>
図8は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131の左側にはタッチペン132Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ131の右側にはタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タブレットとディスプレイを積層して構成される。タブレットは、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集作業に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aはタブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン132Bはタブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる。
なお、タッチペン132Aを用いた操作とタッチペン132Bを用いた操作は識別される。適宜、タブレット内蔵モニタ131の左側の表示に対してはタッチペン132Aを用いた操作のみが可能とされ、右側の表示に対してはタッチペン132Bを用いた操作のみが可能とされる。以下、適宜、タッチペン132Aとタッチペン132Bを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン132という。
図9は、編集ユニット12の左側面の構成例を示す図である。
編集ユニット12の左側面の下側にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられている。そのプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール紙排出口161から排出される。
<写真シール作成装置の内部構成>
図10は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。図10において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図10に示すように、写真シール作成装置1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。情報処理部であるPC部301は、例えば編集ユニット12の筐体内部に搭載される。
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM312は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部316に記憶されている情報はCPU311により適宜読み出される。
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール作成装置1の製造メーカが管理する画像取得サイト管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像取得サイト管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、その携帯端末にダウンロードされたりする。
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
事前選択部302は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を実現する。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部321から構成される。
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部321は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部321は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
撮影部304は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を実現する。撮影部304は、照明装置331、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスピーカ102から構成される。
照明装置331は、撮影空間A1内の各ストロボユニットであり、PC部301から供給される照明制御信号に従って発光する。
カメラ91は、PC部301によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)をPC部301に出力する。
編集部305Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を実現する。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ341から構成される。編集部305Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を実現し、編集部305Aと同一の構成を有する。なお、以下、編集部305A,305Bを特に区別しない場合には、単に、編集部305という。
タブレット内蔵モニタ131は、PC部301による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部306は、プリンタ351を含むように構成される。プリンタ351にはシール紙ユニット352が装着される。
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール紙排出口161に排出する。
<写真シール作成装置の機能構成例>
図11は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。図11に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
写真シール作成装置1においては、事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、および印刷処理部404が実現される。
事前選択処理部401は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を実行する。事前選択処理により、利用者の人数の選択、背景画像の選択などが行われる。利用者による選択内容を表す情報は撮影処理部402に供給される。
撮影処理部402は、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理部402は、撮影処理を行うことによって得られた撮影画像のデータを編集処理部403に出力する。撮影処理部402から編集処理部403に対しては、撮影を複数回行うことによって得られた複数枚の撮影画像のデータが供給される。
編集処理部403は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理には、撮影画像に写る利用者の目の大きさや肌の明るさを調整するための画像処理、撮影画像に対して編集を施すための画像処理などが含まれる。
編集処理部403は、撮影画像の編集を終えた後、編集画像を所定のレイアウトで配置することによって印刷データを生成し、印刷処理部404に出力する。
印刷処理部404は、プリンタ351に印刷データを出力し、編集画像の印刷を行う。
<写真シール作成装置の動作>
ここで、図12のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
ステップS1において、事前選択処理部401は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部321から供給される起動信号に基づいて判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、事前選択処理部401は、事前選択部302を制御することで、事前選択処理を行う。具体的には、事前選択処理部401は、撮影空間で行われる撮影に関するコースとして、利用者の人数に応じて行われるゲームの種類を決定する人数コースや、撮影空間で行われる撮影により得られる撮影画像の背景となる背景画像の選択などを利用者に行わせることで、各種の設定を行う。
ステップS3において、撮影処理部402は、撮影部304を制御することで、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部402は、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影し、撮影画像を生成する。
本実施の形態の撮影処理においては、合計6回の撮影が行われる。6回の撮影により得られる6枚の撮影画像は、編集処理の対象とされてシール紙に印刷されることはもちろん、携帯端末に送信される対象にもなり得る。
6回の撮影としては、5回のアップ撮影と1回の全身撮影が行われるものとするが、6回の撮影として、アップ撮影のみが行われるようにしてもよい。
アップ撮影とは、被写体の顔および上半身を撮影範囲とした撮影である。アップ撮影により、撮影画像として、被写体の顔および上半身が写るアップ画像が得られる。一方、全身撮影とは、被写体の全身を撮影範囲とした撮影である。全身撮影により、撮影画像として、被写体の全身が写る全身画像が得られる。全身撮影においては、斜め上から見た被写体の全身が写る全身画像が得られるようにしてもよいし、正面から見た被写体の全身が写る全身画像が得られるようにしてもよい。
このようにして、撮影処理において、6枚の撮影画像が取得される。
ステップS4において、編集処理部403は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部305を制御することで、編集処理を行う。具体的には、編集処理部403は、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集作業を行わせることで、編集が施された編集画像を生成する。
ステップS5において、印刷処理部404は、プリンタ351を制御することで、印刷処理を行う(開始する)。具体的には、印刷処理部404は、編集処理により得られた編集画像をプリンタ351に出力してシール紙に印刷する。なお、撮影処理により得られた撮影画像が、シール紙に印刷されるようにしてもよい。
印刷が終了すると、ステップS6において、プリンタ351は、画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口161に排出し、処理を終了させる。
<編集処理の詳細>
次に、図13のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS4の編集処理の詳細について説明する。
編集処理が開始されると、ステップS11において、編集処理部403は、目の大きさ・明るさ選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
目の大きさ・明るさ選択画面は、撮影画像に写る利用者の目の大きさと肌の明るさの選択に用いられる画面である。目の大きさ・明るさ選択画面において、目の大きさと肌の明るさとが選択されると、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、編集処理部403は、編集画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
編集画面は、編集対象となる撮影画像の編集に用いられる画面である。編集画面には、編集対象となる撮影画像と、編集に用いられるスタンプ画像やペン画像などの各種の編集ツール(合成用画像)が表示される。
利用者は、タッチペン132を用いて、スタンプ画像やペン画像などを編集対象となる撮影画像上の所定の位置へ重畳することで、編集対象となる撮影画像に対する合成用画像の合成が行われる。
すなわち、ステップS13において、編集処理部403は、利用者が用いるタッチペン132による操作を受け付け、受け付けられた操作に応じて、編集対象となる撮影画像に編集を施す。
編集作業が終了すると、ステップS14において、編集処理部403は、分割数選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
分割数選択画面は、最終的に出力されるシール紙の分割数やシールレイアウトの選択に用いられる画面である。シールレイアウトは、1枚の写真シールに配置される編集画像(撮影画像)の枚数や位置、大きさを決定するレイアウト(配置パターン)である。ここで、利用者により選択されたシールレイアウトに従って編集画像が配置されてなる画像、すなわち、シール紙に印刷されて最終的に出力される画像をレイアウト画像という。
したがって、分割数選択画面には、例えば6枚の撮影画像それぞれに編集が施された編集画像が、異なるシールレイアウトで配置されたレイアウト画像が複数表示される。
分割数選択画面において、レイアウト画像のいずれかが選択されると、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、編集処理部403は、携帯送信用画像選択画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
携帯送信用画像選択画面は、利用者の所有する携帯端末に送信するための携帯送信用画像の選択に用いられる画面である。携帯送信用画像選択画面には、6枚の撮影画像に加え、そのうちのいずれかに所定の編集が施された携帯送信専用の画像が表示される。
携帯送信用画像選択画面において、画像のいずれかが選択されると、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、編集処理部403は、メールアドレス入力画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させる。
メールアドレス入力画面は、利用者の所有する携帯端末のメールアドレスの入力に用いられる画面である。メールアドレス入力画面には、メールアドレスに用いることが可能なアルファベットや記号、携帯電話機のキャリアを選択するためのボタンと、選択されたボタンに対応する文字列が表示されるテキストボックスが表示される。
メールアドレス入力画面において、メールアドレスの入力が終了すると、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、編集処理部403は、通信部317を制御することで、インターネットなどのネットワークを介して、利用者により選択された携帯送信用画像を、利用者により入力されたメールアドレスとともに、画像取得サイト管理サーバに送信する。
画像取得サイト管理サーバは、利用者により入力されたメールアドレス宛てに、携帯端末が画像取得サイト管理サーバにアクセスするのに必要なURL(Uniform Resource Locator)が記載されたメールを送信する。そして、そのURLに基づいて、利用者が所有する携帯端末が、ネットワークを介して画像取得サイト管理サーバにアクセスすることで、画像取得サイト管理サーバに送信された携帯送信用画像が携帯端末に提供される。
そして、ステップS18において、編集処理部403は、編集作業を終えた利用者に対して、印刷待ち空間A3への移動を案内する。印刷待ち空間A3への移動の案内は、編集部305A,305Bのタブレット内蔵モニタ131に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ341から出力させることによって行われる。
以上のようにして、編集処理が行われる。
ところで、本実施の形態の写真シール作成装置1においては、編集画面に表示される、編集対象となる撮影画像(編集対象画像)上で、利用者により指定された範囲内に合成されている合成用画像がコピーされ、新たな合成用画像(新規合成用画像)として生成される。このようにして生成される新規合成用画像を、以下、コピースタンプという。
<コピースタンプの生成の例>
そこでまず、図14および図15を参照して、編集画面上で行われるコピースタンプの生成について説明する。
編集画面は、基本的に、主な構成が左右対称に設けられることによって構成される。左半分の領域は、タブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられる領域である。右半分の領域は、タブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる領域である。このような編集画面の構成により、主に2人の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
図14は、編集画面の左半分の領域(左半分領域)を示している。
左半分領域の中央上部には、サムネイル表示領域511が設けられる。サムネイル表示領域511は、撮影画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域511に表示されているサムネイル画像を選択することによって、編集対象とする撮影画像を選択する。
図14の例では、6枚の撮影画像を表すサムネイル画像がサムネイル表示領域511に並んで表示されている。
左半分領域の略中央には、編集領域512が設けられる。編集領域512は、編集対象として選択された撮影画像の表示領域である。利用者は、タッチペン132Aを用いて編集ツールを選択し、編集領域512に表示された撮影画像の編集を行う。
図14の例では、編集領域512に表示されている撮影画像に、後述する編集パレット513においてそれぞれ選択されたスタンプ画像521,522が合成されている。スタンプ画像521は、クラゲを模したデザインのスタンプ画像であり、スタンプ画像522は、稲妻を模したデザインのスタンプ画像である。
左半分領域の下部には、編集パレット513が表示される。編集パレット513は、ペン画像やスタンプ画像などの各種の編集ツール(合成用画像)の選択に用いられる。
編集パレット513においては、編集パレット513の編集画面中央側に設けられたボタン毎に各編集ツールが用意されている。利用者は、それぞれのボタンを選択することによって、編集パレット513に表示される編集ツールを切り替える。例えば、「ペン」の名前が付されたボタンは、ペン画像を選択するときに操作されるボタンであり、「スタンプ」の名前が付されたボタンは、スタンプ画像を選択するときに操作されるボタンである。
図14の例では、編集パレット513は、所定のボタンが操作されることにより、コピースタンプを生成するための表示モード(コピースタンプ生成モード)となっている。
コピースタンプ生成モードの編集パレット513には、コピースタンプの生成を開始するためのコピースタンプ生成開始ボタン531と、生成されたコピースタンプのアイコンが表示されるアイコン表示部532−1,532−2,532−3が表示される。本実施の形態においては、最大3つのコピースタンプを生成・保持できることから、3つのアイコン表示部532−1,532−2,532−3が設けられる。
利用者によってコピースタンプ生成開始ボタン531が操作されると、編集領域512上に、コピー範囲枠541が表示される。
なお、コピー範囲枠541は、編集パレット513の表示モードがコピースタンプ生成モードに切り替わったことをトリガとして表示されてもよいし、コピースタンプ生成モードに切り替わった後、編集領域512がタッチペン132Aによりタッチされたことをトリガとして表示されてもよい。また、タッチペン132Aによりアイコン表示部532−1,532−2,532−3を選択可能とし、それらのいずれかがタッチペン132Aによりタッチされたことをトリガとして、コピー範囲枠541が表示されるようにしてもよい。
また、アイコン表示部532−1,532−2,532−3それぞれに、生成されたコピースタンプのアイコンが表示されている状態で、上述したコピー範囲枠541を表示するトリガが発生した場合、「スペースがいっぱいだよ!使わないスタンプを消してね」のメッセージを含むポップアップが表示され、コピー範囲枠541は表示されないようにする。
コピー範囲枠541は、最初に表示された状態(デフォルトの状態)では、所定の大きさの矩形(縦長長方形)形状を有し、その四辺は、同じく矩形形状の編集領域512の四辺と平行となる。コピー範囲枠541で囲まれる領域内には、白色で半透明の画像が重畳されており、その領域に含まれる合成用画像がコピーの対象となる。以下においては、コピー範囲枠541で囲まれる(半透明の画像が重畳されている)領域をコピー領域という。
矩形形状を有するコピー範囲枠541の右下、右上、および左上の3頂点それぞれには、拡縮ボタン542a、コピーボタン542b、および、×ボタン542cが設けられる。
拡縮ボタン542aは、タッチペン132Aによりドラッグすることで、コピー範囲枠541の大きさおよび縦横比を自在に調整するためのボタンである。コピー範囲枠541を拡大できる範囲は、合成用画像が存在し得る編集領域512全体を最大の範囲とする。また、コピー範囲枠541を縮小できる範囲は、利用者がコピー領域を視認可能なある程度の範囲を最小の範囲とする。
また、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域内の任意の位置をタッチペン132Aにより選択してドラッグすることで、編集領域512上で、コピー範囲枠541(コピー領域)自体を移動させることができる。
したがって、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域は、拡縮ボタン542aの操作や、コピー領域自体のドラッグ操作によって、その範囲指定が受け付けられる。なお、コピー範囲枠541の回転が受け付けられるようにしてもよい。これにより、より高い自由度でコピー領域を設定することが可能となる。
コピーボタン542bは、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に含まれる合成用画像がコピーされてなるコピースタンプを生成するためのボタンである。このようにして生成されるコピースタンプは、コピーされた合成用画像の数によらず、コピーされたそれぞれの合成用画像とは異なる(別個の)1つのスタンプ画像として扱われる。コピースタンプが1つのスタンプ画像として扱われることで、複数のスタンプ画像を用いた編集入力を一度の操作で行うことができるので、編集作業をより簡単にすることができる。
×ボタン542cは、コピー範囲枠541の表示を終了することで、コピースタンプの生成を終了するためのボタンである。
さて、図14の例では、編集領域512上にコピー範囲枠541が表示され、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に、スタンプ画像521,522が含まれている。
この状態でコピーボタン542bが操作されると、スタンプ画像521,522がコピーされてなる1つのコピースタンプが生成される。
このとき、図15に示されるように、コピー範囲枠541の表示が終了されるとともに、編集パレット513のアイコン表示部532−1には、生成されたコピースタンプのアイコンが表示される。コピースタンプのアイコンが表示されたアイコン表示部532−1の左上部分には、そのコピースタンプを削除するための削除ボタン532aが表示される。
また、コピースタンプ生成モードの編集パレット513には、コピースタンプのつくり方を紹介するポップアップを表示させるためのヘルプボタンが設けられるようにしてもよい。利用者は、このヘルプボタンを操作することで、コピースタンプのつくり方を理解することができる。
<編集処理部の機能構成例>
ここで、図16を参照して、上述したコピースタンプの生成を実現する編集処理部403の機能構成例について説明する。
編集処理部403は、表示制御部601、合成処理部602、範囲指定部603、および合成用画像生成部604から構成される。
表示制御部601は、タブレット内蔵モニタ131の表示を制御する。例えば、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に、撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示させる。
合成処理部602は、編集入力として、利用者により選択された合成用画像の撮影画像への合成を行う。また、合成処理部602は、コピースタンプのアイコンが表示されたアイコン表示部532−1,532−2,532−3のいずれかが選択された場合、選択されたアイコンに対応するコピースタンプを、編集領域512に表示されている撮影画像に合成する。
範囲指定部603は、上述した拡縮ボタン542aが操作されたり、コピー領域自体がドラッグ操作されることで、編集画面上、具体的には編集領域512上でのコピー領域の範囲指定を受け付ける。編集入力(合成用画像の合成)は、編集領域512に表示されている撮影画像(編集対象画像)に対して行われるので、コピー領域の範囲指定を、編集領域512上のみで受け付けることで、利用者による範囲指定の操作が行いやすくなる。
合成用画像生成部604は、範囲指定されたコピー領域に含まれる合成用画像をコピーし、そのコピーされたそれぞれの合成用画像とは異なる1つのコピースタンプを生成する。
より詳細には、合成用画像生成部604は、コピー領域に合成用画像が含まれる場合、その合成用画像を含むコピー領域全体をコピーした1つのコピースタンプを生成する。なお、コピー領域全体がコピーされるが、コピー対象となるのは、後述するように、スタンプ画像やペン画像といった特定の種類の合成用画像のみとされ、コピー領域に含まれる他の種類の合成用画像や、撮影画像自体はコピーされない。
<コピースタンプ生成処理>
次に、図17のフローチャートを参照して、編集処理部403によって実行されるコピースタンプ生成処理の流れについて説明する。図17の処理は、編集画面において、図15を参照して説明したコピースタンプ生成開始ボタン531が操作されると開始される。
ステップS31において、表示制御部601は、編集領域512に表示されている編集対象画像に、コピー可能な合成用画像が合成されているか否かを判定する。
ステップS31において、編集対象画像に、コピー可能な合成用画像が合成されていないと判定された場合、処理はステップS32に進み、表示制御部601は、編集画面上に、「落書きした画像を選んでね」のメッセージを含むポップアップを表示する。その後、コピースタンプ生成処理は終了する。
一方、ステップS31において、編集対象画像に、コピー可能な合成用画像が合成されていると判定された場合、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、表示制御部601は、編集領域512上の例えば中央に、コピー範囲枠541(図14)を表示する。
この状態で、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域がドラッグされたり、拡縮ボタン542aが操作されるなどすることで、ステップS34において、範囲指定部603は、コピー領域の範囲指定を受け付ける。
そして、ステップS35において、範囲指定部603は、コピーボタン542bが操作されたか否かを判定する。
ステップS35において、コピーボタン542bが操作されたと判定された場合、処理はステップS36に進み、合成用画像生成部604は、コピー領域に、コピー可能な合成用画像が含まれているか否かを判定する。
ステップS36において、コピー領域に、コピー可能な合成用画像が含まれていると判定された場合、処理はステップS37に進み、合成用画像生成部604は、コピー領域に含まれる合成用画像をコピーすることで、コピースタンプを生成する。生成されたコピースタンプは、例えばRAM313などに保持される。
その後、処理はステップS38に進み、表示制御部601は、編集領域512上のコピー範囲枠541の表示を終了する。このとき、アイコン表示部532−1,532−2,532−3のうち、空いているアイコン表示部に、生成されたコピースタンプのアイコンが表示される。アイコン表示部へのアイコンの表示は、空いているアイコン表示部のうちの左から順に埋まるようにして行われる。
一方、ステップS35において、コピーボタン542bが操作されていないと判定された場合、処理はステップS39に進み、範囲指定部603は、×ボタン542cが操作されたか否かを判定する。
ステップS39において、×ボタン542cが操作されていないと判定された場合、処理はステップS35に戻り、以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS39において、×ボタン542cが操作されたと判定された場合、処理はステップS38に進み、表示制御部601は、編集領域512上のコピー範囲枠541の表示を終了する。
また、ステップS36において、コピー領域に、コピー可能な合成用画像が含まれていないと判定された場合にも、処理はステップS38に進み、表示制御部601は、編集領域512上のコピー範囲枠541の表示を終了する。
ここでは、コピー領域に合成用画像が1つも含まれていない場合に、コピー範囲枠541の表示を終了するようにしているが、コピー領域に一定の数以上の合成用画像が含まれていない場合に、コピー範囲枠541の表示を終了するようにしてもよい。特に後者の場合、誤った操作により、わずかな合成用画像しかコピーされないような、意図しないコピースタンプが生成されるのを防ぐことができる。また、編集領域512に表示されている編集対象画像や編集パレット513の表示モードが切り替わった場合に、コピー範囲枠541の表示を終了するようにしてもよい。
<コピースタンプ合成処理>
次に、図18のフローチャートを参照して、編集処理部403によって実行されるコピースタンプ合成処理の流れについて説明する。図18の処理は、コピースタンプが1つでも生成されることで開始される。
ステップS51において、表示制御部601は、アイコンが表示されているアイコン表示部532−1,532−2,532−3のいずれかが選択されることで、コピースタンプのいずれかが選択されたか否かを判定する。
ステップS51の処理は、コピースタンプのいずれかが選択されるまで繰り返され、コピースタンプのいずれかが選択されたと判定されると、選択されたコピースタンプがRAM313から読み出され、処理はステップS52に進む。
ステップS52において、表示制御部601は、編集領域512(編集対象画像)において、選択されたコピースタンプを合成する位置(合成位置)が、タッチペン132によって指定されたか否かを判定する。
ステップS52の処理は、編集領域512(編集対象画像)において合成位置が指定されるまで繰り返され、編集領域512において合成位置が指定されたと判定されると、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、合成処理部602は、編集領域512(編集対象画像)において指定された合成位置に、選択された(RAM313から読み出された)コピースタンプを合成する。
このとき、合成処理部602は、コピースタンプ生成時にコピー領域に含まれる合成用画像がコピーされたときと同じサイズで、コピースタンプを撮影画像に合成する。これにより、合成用画像がコピーされたときと同じ状態を再現することができる。なお、コピー元の合成用画像が合成されている撮影画像とは別の撮影画像に、生成されたコピースタンプが合成される場合には、コピー元の合成用画像が合成されている撮影画像と対応する位置に、コピースタンプが合成されるようにしてもよい。
図19は、コピースタンプの合成について説明する図である。
図19には、図15と同様の編集画面(左半分領域)が示されており、編集領域512に表示されている撮影画像(編集対象画像)には、スタンプ画像521,522に加えて、コピースタンプ610が合成されている。
コピースタンプ610は、スタンプ画像521,522がコピーされることで生成されたコピースタンプであり、対応するアイコン表示部532−1が選択され、編集領域512において合成位置が指定されることで、撮影画像に合成されている。
コピースタンプ610は、その大きさに対応した矩形形状の枠621により囲まれている。枠621の1つの頂点には、拡縮ボタン622aが、その頂点と対向する頂点には、閉じるボタン622bが表示されている。
拡縮ボタン622aは、タッチペン132Aによりドラッグすることで、枠621で囲まれるコピースタンプ610の大きさを自在に調整するためのボタンである。
また、枠621で囲まれる領域内の任意の位置をタッチペン132Aにより選択してドラッグすることで、編集領域512上で、コピースタンプ610を移動させたり、回転させることができる。
このように、合成処理部602は、編集対象画像に合成されるコピースタンプ610を、利用者の操作に応じて、編集対象画像上で拡大/縮小、移動、または回転させることができる。さらには、編集領域512の下方に設けられている各種のボタンが操作されることで、通常のスタンプ画像と同様に、コピースタンプ610を拡大/縮小、移動、回転、反転させることもできる。
閉じるボタン622bは、コピースタンプ610の合成を中断し、編集領域512からコピースタンプ610を削除するためのボタンである。閉じるボタン622bが操作されると、コピースタンプ610の表示とともに、枠621、拡縮ボタン622a、および閉じるボタン622bの表示は終了する。
また、コピースタンプ610が編集領域512上に配置された状態で、タッチペン132Aにより、編集領域512上のコピースタンプ610以外の領域がタッチされると、コピースタンプ610の大きさ、位置、および向きが確定して、コピースタンプ610の合成は終了する。
以上の処理によれば、複数のスタンプ画像がコピーされてなる1つのコピースタンプが生成され、新たなスタンプ画像として撮影画像に合成できるようになる。すなわち、バランス良く配置された複数のスタンプ画像のような、利用者が気に入った編集内容を、もう一度再現したり、他の撮影画像に反映させるなど、繰り返し再現することが可能となる。
<コピー領域の形状について>
以上においては、コピー領域の形状(コピー範囲枠541の形状)は、矩形(縦長長方形)形状であるものとしたが、例えば、図20のAに示されるように、デフォルトの状態でのコピー領域541Aの形状を、正方形形状としてもよい。この場合、デフォルトの状態から、コピー領域541Aの大きさおよび縦横比が自在に調整されるようにしてもよいし、縦横比固定(正方形のまま)でコピー領域541Aの大きさのみが調整されるようにしてもよい。
また、コピー領域の縦横比が、編集対象画像の縦横比に応じて変更されるようにしてもよい。例えば、編集対象画像が縦横比1.2:1のアップ画像の場合、コピー領域の縦横比を正方形またはそれに近い縦長長方形形状とし、編集対象画像が縦横比1.5:1の全身画像の場合、コピー領域の縦横比を、アップ画像の場合より縦長の長方形形状としてもよい。
さらに、コピー領域の形状は、矩形形状以外の形状であってもよい。
例えば、図20のBに示されるように、コピー領域541Bの形状を、あらかじめ決められたハート型の形状としてもよい。
さらに、図20のCに示されるように、コピー領域541Cの形状を、タッチペン132を操作する利用者によって描画された図形の形状としてもよい。
以上のように、コピー領域の形状をあらかじめ決められた形状とすることで、利用者は、コピー領域の範囲指定を容易に行うことができる。一方、コピー領域の形状を利用者によって描画された図形の形状とすることで、無駄な合成用画像を選択することなく、コピー領域の範囲指定を精細に行うことができる。
また、コピー領域の形状をあらかじめ決められた形状とするか、または、利用者によって描画された図形の形状とするかを、利用者が選択できるようにしてもよい。
<コピースタンプ生成の他の例>
以上においては、コピースタンプ生成時にコピーされる合成用画像が、複数のスタンプ画像である場合の例について説明したが、コピーされる合成用画像にペン画像が含まれていてもよい。
図21は、図15の状態の後、すなわち、スタンプ画像521,522をコピーしたコピースタンプが生成された後に、スタンプ画像641とペン画像642が撮影画像に合成された状態を示している。
スタンプ画像641は、ハート型のデザインのスタンプ画像であり、ペン画像642は、利用者がタッチペン132Aを用いて書いた手書きの文字「はーと」からなるペン画像である。
そして、図21の例では、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に、スタンプ画像641とペン画像642が含まれている。
この状態でコピーボタン542bが操作されると、スタンプ画像641とペン画像642がコピーされてなる1つのコピースタンプが生成される。
このとき、図示はしないが、コピー範囲枠541の表示が終了されるとともに、編集パレット513のアイコン表示部532−2には、生成されたコピースタンプのアイコンが表示される。
図22は、図21の状態の後、すなわち、スタンプ画像641とペン画像642をコピーしたコピースタンプが生成された後に、顔用スタンプ画像661とペン画像662が撮影画像に合成された状態を示している。
なお、図22において、編集パレット513のアイコン表示部532−2には、図21の例で生成されたコピースタンプのアイコンが表示され、アイコン表示部532−2の左上部分には、そのコピースタンプを削除するための削除ボタン532aが表示されている。
顔用スタンプ画像661は、動物の顔のパーツ(鼻や耳、ヒゲなど)を模した画像から構成され、撮影画像に対する顔認識処理の結果、大きさや向きが調整された上で、撮影画像に写る利用者の顔に合成されるスタンプ画像である。具体的には、顔用スタンプ画像661は、動物の鼻とひげを模した画像661aと、動物の耳を模した画像661bから構成される。顔認識処理の結果、画像661aは人物の鼻の部分に合成され、画像661bは人物の頭の部分に合成される。
ペン画像662は、利用者がタッチペン132Aを用いて書いた手書きの文字「にゃあ」からなるペン画像である。
そして、図22の例では、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に、顔用スタンプ画像661とペン画像662が含まれている。
この状態でコピーボタン542bが操作されると、顔用スタンプ画像661とペン画像662がコピーされてなる1つのコピースタンプが生成される。
このとき、図示はしないが、コピー範囲枠541の表示が終了されるとともに、編集パレット513のアイコン表示部532−3には、生成されたコピースタンプのアイコンが表示される。このように、アイコン表示部532−1,532−2,532−3には、コピースタンプが生成された順番に、対応するアイコンが表示される。
なお、アイコン表示部532−1,532−2,532−3それぞれについて表示される削除ボタン532aが操作された場合、そのアイコン表示部からはアイコンが消えるとともに対応するコピースタンプは、RAM313から消去される。このとき、アイコン表示部532−1,532−2いずれかの削除ボタン532aが操作された場合には、それより右側のアイコン表示部に表示されていたアイコンが、1つ左のアイコン表示部にシフトして表示される。この場合、もちろん、アイコンがシフトせずに、削除ボタン532aが操作されたアイコン表示部からアイコンが消えたままの状態であってもよい。
上述したように、本実施の形態においては、最大3つのコピースタンプを生成・保持できるものとするが、保持されているコピースタンプを削除することで、新たなコピースタンプを生成することができる。これにより、利用者は、コピースタンプの生成と削除を繰り返すことで、お気に入りのコピースタンプのみを残すことができる。
なお、顔用スタンプ画像661のような、顔認識処理により大きさや向きが調整されて合成されるスタンプ画像がコピーされて生成されたコピースタンプも、顔認識処理により大きさや向きが調整されて合成されるようにすることができる。なお、このようなスタンプ画像がコピーされた時点で、顔認識処理により大きさや向きが調整されて合成される機能が失われるようにしてもよい。
また、利用者の顔が複数認識された場合には、認識された複数の顔に一括して、コピースタンプが合成されるようにしてもよいし、認識された顔のうち、利用者により選択された顔にコピースタンプが合成されるようにしてもよい。利用者の顔の選択は、編集領域512に表示されている撮影画像に写る顔の近辺をタッチペン132でタッチする他、認識された利用者それぞれを指定可能なボタンなどを操作するなどして行われるようにする。さらに、顔認識処理に失敗した顔にもコピースタンプを合成可能とするように、手動での合成を受け付けるためのボタンが設けられるようにしてもよい。
以上のように、コピースタンプ生成時にコピーされる合成用画像に、ペン画像を含めるようにすることができる。
そもそも、ペン画像として書かれる手書きの文字は、一画一画が独立したものであり、一度上手に描けたとしても、再度同じように上手に描けるとは限らなかった。
一方、本実施の形態の写真シール作成装置1によれば、ペン画像として書かれた手書きの文字を1つのコピースタンプとすることもできる。すなわち、上手に描けた手書きのペン画像のような、利用者が気に入った編集内容を、もう一度再現したり、他の撮影画像に反映させるなど、繰り返し再現することが可能となる。
特に、従来、ペン画像は、撮影画像に合成された後、その大きさや位置を変えることはできなかったが、ペン画像がコピーされて生成されたコピースタンプであれば、撮影画像上で拡大/縮小、移動、または回転(、さらには反転)させることが可能となる。
ところで、図23のAには、スタンプ画像641,643とペン画像642が撮影画像に合成され、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に、スタンプ画像641とペン画像642、そしてスタンプ画像643の一部分が含まれている状態が示されている。
この状態でコピーボタン542bが操作された場合、本実施の形態の写真シール作成装置1においては、図23のBの上段に示されるコピースタンプ671が生成されるものとする。
コピースタンプ671は、スタンプ画像641とペン画像642、そして、スタンプ画像643のコピー領域に含まれていた部分がコピーされて生成されたコピースタンプである。
しかしながら、図23のBの中段に示されるコピースタンプ672のように、全ての部分がコピー領域に含まれていないスタンプ画像643はコピーされないで生成されたコピースタンプが生成されるようにしてもよい。
さらに、図23のBの下段に示されるコピースタンプ673のように、スタンプ画像643のコピー領域に含まれていない部分も全てコピーされて生成されたコピースタンプが生成されるようにしてもよい。すなわち、コピー領域にスタンプ画像の一部が含まれていれば、そのスタンプ画像が全てコピーされるようにしてもよい。また、ペン画像については、コピー領域に、一続き(一筆)で描かれたペン画像の一部が含まれている場合には、その一筆のペン画像が全てコピーされるようにしてもよいし、線種や色が同じペン画像が全てコピーされるようにしてもよい。
<コピー対象について>
以上においては、コピー範囲枠541が表示される領域(コピー領域の範囲指定が受け付けられる領域)は、編集領域512上のみとしたが、編集画面上の全ての領域としてもよい。これにより、コピー対象となる合成用画像を、例えば編集パレット513上などの、編集画面上の任意の領域で指定することができるので、生成されるコピースタンプのバリエーションを広げることができる。さらには、例えば、編集画面(図14など)の編集領域512の左方下部に設けられている「涙袋」を強調するためのボタン上に表示されている目の画像などをコピー対象としてもよい。
また、本実施の形態では、コピー対象となる合成用画像は、スタンプ画像とペン画像であるものとしたが、コピー対象とするか否かの制御は、合成用画像の種類毎に設定されているレイヤ単位で行われる。
図24は、撮影画像に各種の合成用画像が合成された合成画像のレイヤ構成を示す図である。
図24に示されるように、合成画像は、背景レイヤ681、被写体レイヤ682、第1の前景レイヤ683、第2の前景レイヤ684、および第3の前景レイヤ685から構成される。
背景レイヤ681は、合成用画像のうちの背景画像に相当するレイヤであり、被写体レイヤ682は、撮影画像に相当するレイヤである。
第1の前景レイヤ683は、合成用画像のうちのスタンプ画像とペン画像に対応するレイヤである。図24の例では、スタンプ画像s1とペン画像p1が合成されている。なお、スタンプ画像に対応するレイヤと、ペン画像に対応するレイヤとを、それぞれ別のレイヤとしてもよい。この場合、スタンプ画像のみをコピーしたコピースタンプや、ペン画像のみをコピーしたコピースタンプを生成することができる。
第2の前景レイヤ684は、合成用画像のうちのメイク画像に対応するレイヤである。メイク画像は、撮影画像に写る人物の顔全体や顔の一部(唇や目などの器官、および、頬などの部位)を、化粧のために用いるリップ、アイライン、つけまつげ、カラーコンタクト、チークなどのアイテムを使用して化粧を施した状態にみせるようにするための合成用画像(化粧用画像)である。
第3の前景レイヤ685は、合成用画像のうちのフレーム画像に対応するレイヤである。
フレーム画像は、撮影画像の四辺(縁)の領域に合成される枠状の合成用画像である。
本実施の形態では、第1の前景レイヤ683の合成用画像のみをコピー対象とする制御が行われる。これにより、コピー領域の範囲指定をする際に、メイク画像やフレーム画像など、コピー対象として不要な合成用画像を意識することなく、コピー領域の範囲を指定することができる。
なお、第1の前景レイヤ683以外の背景レイヤ681、第2の前景レイヤ684、第3の前景レイヤ685の合成用画像をコピー対象とするようにしてもよい。例えば、背景画像にデザイン性の高い装飾画像が用いられている場合などには、そのような装飾画像をコピー領域に含めることで、生成されるコピースタンプのバリエーションをより一層広げることができる。
さらに、被写体レイヤ682の撮影画像をコピー対象に含めるようにしてもよい。これにより、利用者は、例えばメイク画像が合成された自分の顔をコピースタンプとして、他の撮影画像に合成することができるようになる。
また、コピー対象となる合成用画像の種類を、利用者に選択させるようにしてもよい。
例えば、図25に示されるように、コピースタンプ生成モードの編集パレット513に、コピー対象を選択するためのボタン711乃至715を設けるようにする。
ボタン711は、背景画像をコピー対象に選択するためのボタンである。ボタン712は、ペン画像をコピー対象に選択するためのボタンであり、ボタン713は、スタンプ画像をコピー対象に選択するためのボタンである。ボタン714は、メイク画像をコピー対象に選択するためのボタンであり、ボタン715は、フレーム画像をコピー対象に選択するためのボタンである。
図25の例では、ボタン712とボタン713が選択された状態となっており、ペン画像とスタンプ画像がコピー対象に選択されている。
このような構成により、利用者は、撮影画像に対して複数種類の合成用画像が重なって合成されている場合であっても、所望する特定の種類の合成用画像だけをコピーしてコピースタンプを生成することができる。
なお、図25の例では、コピー対象となる合成用画像が選択するために、ボタンが用いられるものとしたが、チェックボックスやリストボックスなど、その他のGUIが用いられるようにしてもよい。
さらに、コピー対象として選択されている合成用画像の種類が、利用者に提示されるようにしてもよい。
例えば、図26に示されるように、コピー範囲枠541で囲まれるコピー領域に、スタンプ画像641とペン画像642が含まれ、スタンプ画像641とペン画像642がコピー対象として選択されているとする。
このとき、編集パレット513に設けられたコピー対象表示領域721に、コピー対象として選択されている合成用画像の種類(名前)が表示されるようにする。図26の例では、コピー対象表示領域721に、コピー対象として選択されている合成用画像の名前として、スタンプ画像641を示す「スタンプ3」と、ペン画像642を示す「ペン1」が表示されている。
なお、「スタンプ3」は、スタンプ画像641が、スタンプ画像521,522に次いで3番目に、編集対象画像に合成されたスタンプ画像であることを示している。同様に、「ペン1」は、ペン画像642が、1番目に(最初に)、編集対象画像に合成されたペン画像であることを示している。
このような構成により、利用者は、コピースタンプを生成する際に、コピー対象として選択されている合成用画像の種類を確認することができる。なお、「スタンプ3」や「ペン1」などの合成用画像の種類(名前)に代えて、コピー対象として選択されている合成用画像が選択された(格納された)編集パレット513の編集ツールの名称(「ペン」、「オススメ」、「スタンプ」、「変身」など)が表示されてもよい。
図27は、図26と同様に、スタンプ画像641とペン画像642がコピー対象として選択されている状態を示している。編集パレット513においては、「ペン」ボタンが表示されることで、ペン画像の線種および色を選択するための複数のアイコンが表示されている。
図27の例では、線種「ノーマル」を表すアイコンに、アンカー731が表示されている。アンカー731は、ペン画像642に用いられた線種が「ノーマル」であることを示している。
このような構成により、利用者は、コピースタンプを生成する際に、コピー対象として選択されているペン画像の線種や色を、編集パレット513上でも確認することができる。
<コピースタンプの保持について>
本実施の形態においては、最大3つのコピースタンプが保持されるが、これは1回のゲーム内に限るものとする。
しかしながら、次回以降のゲームにおいても、継続してコピースタンプが保持されるようにしてもよい。
この場合、保持されるコピースタンプは、各ゲームで生成された分全てなどとする。これにより、利用者は、自分より前にゲームをプレイした利用者により生成されたコピースタンプを使うことができる。
さらにこの場合、ゲーム中にコピースタンプの人気投票を行ったり、利用頻度の高いコピースタンプの集計を行うなどして、人気や利用頻度の高いコピースタンプのみが利用者に提示されるようにしてもよい。これにより、自分が生成したコピースタンプを他の利用者に見てもらうべく、利用者に、より出来栄えのよいコピースタンプを生成させるようにすることができる。
なお、例えば1回のゲーム内で最大3つのコピースタンプが保持されるようにした場合であっても、新たなコピースタンプが生成される度に、古い順にコピースタンプが自動的に削除されるようにしてもよい。この場合、削除ボタン532aなどを用いる必要がないため、より簡単に、新たなコピースタンプを生成することができる。なお、気に入ったコピースタンプが自動的に削除されないように、利用者により指定されたコピースタンプについては、新たなコピースタンプが生成された場合であっても削除されずに保持されるようにしてもよい。
さらに、コピースタンプが削除されないようにするための保護ボタンなどを、コピースタンプ毎に設け、誤操作による削除を防ぐようにしてもよい。これは、上述したような、古い順にコピースタンプが自動的に削除される構成に適用した場合に、特に効果を奏する。
また、コピースタンプは、編集画面の左右それぞれで生成・保持されるので、編集画面に向かう例えば2人の利用者は、それぞれで気に入ったコピースタンプを使うことができる。
これに限らず、編集画面の左右それぞれで生成・保持されたコピースタンプを、編集画面の左右の間で交換できるようにしてもよいし、編集画面の左右で共有できるようにしてもよい。特に、コピースタンプを編集画面の左右で共有できるようにした場合、一方の利用者はコピースタンプを生成し、他方の利用者が生成されたコピースタンプを用いて編集を行うなどのように役割分担をすることで、効率よく編集作業を行うことができる。
<コピー領域の表示について>
以上においては、コピー領域内には、白色で半透明の画像が重畳されているものとしたが、コピー領域においてコピー対象となる合成用画像が強調されて表示されるようにしてもよい。
具体的には、図28のAに示されるように、コピー領域(コピー範囲枠541)に含まれ、コピー対象となるスタンプ画像521,522の領域には、半透明の画像が重畳されないようにする。
また、コピー領域内に半透明の画像が重畳されるのではなく、図28のBに示されるように、コピー領域(コピー範囲枠541で囲まれる領域)以外の領域に、半透明の画像が重畳されるようにしてもよい。
このような構成により、コピー対象として選択されている合成用画像の視認性を高めることができる。
<コピースタンプの編集>
生成されたコピースタンプが、利用者の操作によって編集されるようにしてもよい。ここでの編集とは、例えば、コピースタンプの一部分を消去したり、コピースタンプに用いられているペン画像の線種を変更したり、コピースタンプ全体の色調を変更することをいう。
具体的には、図29に示されるように、コピースタンプ生成モードの編集パレット513に、コピースタンプを編集する編集ツールを選択するためのボタン741乃至743を設けるようにする。
ボタン741は、編集ツールとして、コピースタンプの一部分を消去する消しゴムツールを選択するためのボタンである。ボタン742は、編集ツールとして、コピースタンプに用いられているペン画像の線種を変更するペン線種変更ツールを選択するためのボタンである。ボタン743は、編集ツールとして、コピースタンプ全体の色調を、モノクロやセピア調などの色調に変更する色調変更ツールを選択するためのボタンである。
また、図29の例では、アイコン表示部532−1,532−2,532−3それぞれに、コピースタンプのアイコンが表示されている。アイコン表示部532−1,532−2,532−3に表示されているアイコンのうち、利用者に選択されたアイコンのコピースタンプが編集の対象となる。図29の例では、アイコン表示部532−1に表示されているアイコンのコピースタンプが編集の対象となっている。
編集の対象となるコピースタンプが選択された状態で、利用者が、ボタン741乃至743のいずれかを選択することで、対応する編集を行うことができる。コピースタンプの編集は、選択されたアイコン表示部に表示されているアイコンに対して施されるようにする。
これ以外にも、編集の対象となるコピースタンプを、ポップアップ表示されたウィンドウに表示するようにし、そのコピースタンプに対して編集が施されるようにしてもよい。また、編集の対象となるコピースタンプを、編集領域512に表示するようにし、そのコピースタンプに対して編集が施されるようにしてもよい。
また、コピースタンプの再編集として、生成されたコピースタンプに、さらに他のスタンプ画像やペン画像などを追加できるようにしてもよい。この場合、コピースタンプを再編集するための再編集ボタンを編集パレット513内に設け、その再編集ボタンが利用者に操作されることで、コピースタンプを再編集することが可能となる。
このような構成により、一度生成したコピースタンプの中で気に入らない部分がある場合でも、利用者の好みに合わせて調整することが可能となる。
<変形例>
以下においては、上述した実施の形態の変形例について説明する。
以上においては、利用者により選択された携帯送信用画像が、画像取得サイト管理サーバに送信されるものとしたが、生成されたコピースタンプが画像取得サイト管理サーバに送信されるようにしてもよい。画像取得サイト管理サーバに送信されたコピースタンプは、利用者の所有する携帯端末上で利用できるようにする。この場合、利用者は、携帯端末上で、携帯送信用画像や、携帯端末を用いて撮影した画像に対して、コピースタンプを用いた編集作業を行うことができる。また、画像取得サイト管理サーバに送信されたコピースタンプをインターネット上で公開し、コンテストを行うようにしてもよい。
また、以上においては、コピー領域に合成用画像が含まれていない場合には、コピースタンプが生成されないものとしたが、あらかじめ用意された特殊なスタンプ画像(隠しスタンプ画像)が生成されるようにしてもよい。
従来の写真シール機においては、タッチペンの軌跡に沿って連続的にスタンプ画像が編集対象画像に貼り付けられるコロコロスタンプ機能を備えるものがある。そこで、生成されたコピースタンプが、コロコロスタンプ機能によって、タッチペンの軌跡に沿って連続的に編集対象画像に貼り付けられるようにしてもよい。
また、ペン画像として描かれた手書きのイラストがコピーされることでコピースタンプが生成された場合、そのイラストが認識されるようにしてもよい。イラストに認識に成功した場合、そのコピースタンプが編集対象画像に合成される際に、コピースタンプが認識された物の色に色付けされるようにしてもよいし、認識された物の名称の音声が出力されるようにしてもよい。
通常、印刷待ち空間A3に他の利用者がいる場合、編集空間A2−1(A2−2)から印刷待ち空間A3への誘導は行われず、タブレット内蔵モニタ131には、写真シール作成装置1の機能を紹介する画面などが表示される。このような画面に代えて、生成されたコピースタンプを用いたミニゲーム(例えば絵合わせゲームなど)を提供する画面が表示されるようにしてもよい。
また、編集画面に対して所定の操作が行われることで、撮影画像(編集対象画像)において人物領域が検出され、人物領域以外の背景領域全体に、生成されたコピースタンプが複数配置されるようにしてもよい。
上述した実施の形態では、写真シール作成装置1は、得られた撮影画像や編集画像をシール紙に印刷するとともに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供する構成を採るものとした。これに限らず、撮影画像や編集画像をシール紙に印刷せずに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供するのみの構成を採ることも可能である。また逆に、撮影画像や編集画像をサーバに送信せずに、シール紙に印刷するのみの構成を採ることも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。なお、上述した一連の処理を実行させるソフトウェアを構成するプログラムは、写真シール作成装置1にインストールされてもよいし、携帯端末上で起動するアプリケーションとして携帯端末にインストールされてもよい。
この記録媒体は、例えば、図10に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、そのプログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319により構成される。また、これらだけでなく、記録媒体は、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態で管理者に配信されるプログラムが記録されているROM312や、記憶部316に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上において、印刷媒体は、シール紙や写真紙に限られるものではない。例えば、所定のサイズの紙やフィルム、プリペイドカードやIC(Integrated Circuit)カードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに、画像を印刷するようにしてもよい。この場合、1または複数の撮影画像が配置されたシールレイアウト画像が、これらの印刷媒体に印刷されるようにしてもよい。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
1 写真シール作成装置
401 事前選択処理部
402 撮影処理部
403 編集処理部
404 印刷処理部
601 表示制御部
602 合成処理部
603 範囲指定部
604 合成用画像生成部

Claims (14)

  1. 撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示する表示制御部と、
    前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う合成処理部と、
    前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付ける範囲指定部と、
    範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成する合成用画像生成部と
    を備え、
    前記合成処理部は、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する
    写真作成ゲーム機。
  2. 前記表示制御部は、前記編集画面に設けられる編集領域に、前記編集入力の対象となる前記撮影画像を表示し、
    前記範囲指定部は、前記撮影画像が表示された前記編集領域上での前記コピー領域の範囲指定を受け付ける
    請求項1に記載の写真作成ゲーム機。
  3. 前記範囲指定部は、前記編集領域上での前記コピー領域の範囲指定を複数回受け付け、
    前記合成用画像生成部は、前記コピー領域の範囲指定を受け付ける度に、前記新規合成用画像を生成する
    請求項2に記載の写真作成ゲーム機。
  4. 前記範囲指定部は、前記編集領域上に表示される所定の形状の枠によって前記コピー領域の範囲指定を受け付ける
    請求項2または3に記載の写真作成ゲーム機。
  5. 前記枠は、あらかじめ決められた形状を有する
    請求項4に記載の写真作成ゲーム機。
  6. 前記枠は、前記利用者によって描画された図形である
    請求項4に記載の写真作成ゲーム機。
  7. 前記合成用画像生成部は、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像のうち、特定の種類の前記合成用画像のみをコピーする
    請求項2乃至6のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  8. 前記特定の種類の前記合成用画像は、前記撮影画像に合成されたペン画像およびスタンプ画像の少なくともいずれかを含む
    請求項7に記載の写真作成ゲーム機。
  9. 前記合成処理部は、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされたときと同じサイズで、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する
    請求項2乃至8のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  10. 前記合成処理部は、前記撮影画像に合成される前記新規合成用画像を、前記利用者の操作に応じて、前記撮影画像上で拡大/縮小、移動、または回転する
    請求項2乃至9のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  11. 前記範囲指定部は、前記編集領域に表示されている前記撮影画像に前記合成用画像が合成されていない場合、前記編集領域上での前記コピー領域の範囲指定を受け付けない
    請求項2乃至10のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  12. 前記合成用画像生成部は、範囲指定された前記コピー領域に前記合成用画像が含まれていない場合、前記新規合成用画像を生成しない
    請求項2乃至11のいずれかに記載の写真作成ゲーム機。
  13. 撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示し、前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う写真作成ゲーム機が、
    前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付け、
    範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成し、
    前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する
    編集方法。
  14. コンピュータを、
    撮影により得られた撮影画像に対する編集入力を受け付ける編集画面を表示する表示制御部と、
    前記編集入力として、利用者により選択された合成用画像の前記撮影画像への合成を行う合成処理部と、
    前記編集画面上でのコピー領域の範囲指定を受け付ける範囲指定部と、
    範囲指定された前記コピー領域に含まれる前記合成用画像がコピーされてなる、前記合成用画像とは異なる1の新規合成用画像を生成する合成用画像生成部と
    して機能させるためのプログラムであって、
    前記合成処理部は、前記利用者により前記新規合成用画像が選択された場合、前記新規合成用画像を前記撮影画像に合成する
    プログラム。
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