JP2019107710A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリガレバーを通常時とは異なる方向にも操作可能として、サブスイッチを操作できるようにする。【解決手段】トリガスイッチ10を有する電気機器において、グリップ部2bにトリガスイッチ10を操作するためのトリガレバー12が外部から操作可能なように設けられ、トリガレバー12の近くに、トリガレバー12を通常操作とは異なる上方向に移動させることによって操作されるサブスイッチ20を設けた。トリガスイッチ10がオフ状態にあるときにサブスイッチ20を用いて電気機器の制御モードを切り替えることができる。さらに、トリガスイッチ19がオン状態にあるときはサブスイッチ20の操作ができないように構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、トリガスイッチ機構を有する電気機器に関するものである。
電力によって回転するモータを有する電動工具等の電気機器において、作業者が把持するグリップ部を設け、グリップ部にスピードコントロール用のトリガスイッチを設けて、モータのオンオフ切替を行うことが広く行われている。例えば特許文献1では、トリガレバーを引くことによりモータのオンオフ制御に加えて回転速度を調整可能として、先端工具保持部に装着されるビット等の先端工具を回転させるようにしている。
特開2009−226513号公報
特許文献1の電動工具においては、トリガレバーによるトリガ操作以外のスイッチ操作、例えば、LEDライトの点灯及び消灯の操作は、トリガスイッチとは離れた位置に設けられる専用の切替スイッチを押すことにより行われる。そのため、作業者がグリップ部を把持してトリガ操作が可能な状態、即ち、作業を行うことができる状態にある際にLEDの点灯又は消灯操作を行うには、LEDの切替スイッチが設けられた箇所が作業者の方向に向くように工具本体の向きを変えたり、もしくは電動工具本体を一旦床等に置いてから切替スイッチの操作を行うようにしていた。この際、作業者は把持している手をグリップ部から離して、LEDの切替スイッチを操作しやすいように持ち直したりする場合が多く、切替スイッチの操作完了後に再びグリップ部を把持するので、トリガレバーを操作する作業の合間に、頻繁に別のスイッチ(サブスイッチ)の操作を伴うような作業では作業効率が低下するという問題があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的はトリガスイッチ機構を有する電気機器の操作性を向上することにある。
本発明の他の目的は、トリガスイッチとサブスイッチを有する電気機器において、作業者がトリガスイッチを操作可能なグリップ部の把持状態から、把持した手を持ち変えることなく、容易にサブスイッチを操作できるようにした電気機器を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、トリガスイッチを操作するトリガレバーを従来とは異なる方向に操作可能とすることにより、サブスイッチの操作ができるようにした電気機器を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、グリップ部を把持しながら操作可能なトリガスイッチと、トリガスイッチによってオンオフ制御されるモータと、制御モードを選択可能とした制御部と、を有する電気機器において、グリップ部にはトリガスイッチを操作するためのトリガレバーが外部から操作可能なように設けられ、トリガレバーを通常操作とは異なる方向に操作することによって制御モードの選択が可能であるように構成した。また、トリガレバーの近くには、トリガレバーが通常操作とは異なる方向に操作されることで、制御モードを選択することが可能なサブスイッチを設けた。トリガスイッチは、通常操作とは異なる方向に操作されることで、制御モードを選択するためのサブスイッチを操作する。サブスイッチは、トリガスイッチがオフ状態にあるときは、トリガレバーを通常操作とは異なる方向に移動させることで機能し、電気機器の制御モードを選択することが可能である。さらに、サブスイッチは、トリガスイッチがオン状態にあるときは、機能しないように構成した。
本発明の他の特徴によれば、サブスイッチは、トリガレバーの通常操作とは直交方向への移動によって押圧されるプランジャを有するプッシュスイッチであって、トリガレバーが通常操作方向に引かれていない時にプランジャがトリガレバーと正対し、トリガレバーが通常操作方向に引かれた際には、トリガレバーがプランジャとの正対位置から離脱する。また、サブスイッチはトリガレバーの移動方向と平行な平行面によって押圧操作されるものであり、トリガレバーの通常操作と異なる方向に操作することによってサブスイッチがオンになるように配置される。サブスイッチにより捜査課媼制御モードにはモータの回転モードを含み、サブスイッチの断続操作回数に対応させて複数の回転モードをそれぞれ割り当てると良い。また、電気機器の周囲を照射する照明手段を有する場合は、制御モードとして照明手段の点灯モードを含み、サブスイッチの断続操作回数に対応させて複数の点灯モードをそれぞれ割り当てるようにしても良い。さらに、サブスイッチによって切り替え可能な制御モードを複数設けて、制御部はサブスイッチの操作に割り当てる制御モードを切り替え可能なように構成しても良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、サブスイッチによって切り替え可能な制御モードを操作する専用の操作スイッチと、操作スイッチによる設定状況を表示する表示部が電気機器の筐体に設けられ、サブスイッチによって制御モードが切り替えられると、制御モードに対応する設定状況が表示部に反映される電気機器とした。また、電気機器は、モータと、モータの回転力を利用して先端工具を回転させる動力伝達機構を有し、一方の端部から先端工具を回転させる出力軸を突出させる筒状の胴体部と、胴体部の略中央付近から直交する方向に延在するものであって作業者が片手で把持する円筒状のグリップ部が形成されたハウジングを有し、グリップ部と胴体部の付け根付近にトリガスイッチのトリガレバーが設けられ、サブスイッチはトリガレバーの上面と対向する位置であって、胴体部の下面付近に設けられるようにした。さらに、ハウジングの胴体部の前方側に、透明又は半透明のプロテクタ部材が設けられ、プロテクタ部材の面方向に照射する多色のLEDを設けて、サブスイッチによるモード変更に応じて、発光色を変化させるようにした。
本発明のさらに他の特徴によれば、電気機器はモータと、モータをオンオフ制御するためのトリガスイッチと、制御モードを選択可能とした制御部と、モータの正転と逆転を設定するための正逆スイッチを有し、トリガスイッチは、モータのオンオフを制御するためのメインスイッチと、モータの正転と逆転を設定するための正逆スイッチと、制御モードを選択するためのサブスイッチを有するように構成した。このサブスイッチは、トリガスイッチを操作するためにトリガレバーの通常操作時の移動方向とは異なる方向に操作されることで、制御モードを選択可能とした。
本発明によれば、トリガスイッチ機構を有する電気機器の操作性を向上することが可能となる。また、サブスイッチを複数回の操作することで、複数の制御モードのいずれかを設定可能としたので、片手でグリップ部を把持した状態でトリガスイッチ以外の様々な制御の切替操作が可能となる。さらに、サブスイッチを用いない専用のスイッチで制御の切替操作も従来どおり行えるので、グリップ部を把持していないもう一方の手でも切替操作も行うことができる。本発明は、インパクトドライバーや、その他のモード選択機能や、切替スイッチとトリガスイッチを有する全ての電気機器、電動工具に適用できる。
本発明の実施例に係る電動工具1の左側面図である。 本発明の実施例に係る電動工具1の右側面図である。 図1のトリガレバー12付近の部分拡大断面図である。 図3のトリガレバー12とサブスイッチ20との位置関係を説明する図であって、(1)トリガスイッチ10がオンの状態を示す図であり、(2)はトリガスイッチのオン位置とオフ位置の関係を示す図であり、(3)はトリガスイッチ10がオフの状態時にサブスイッチを操作している状態を示す図である。 サブスイッチ20による切替対象と動作の関係を示す表である。 サブスイッチ20による切替動作手順を示すフローチャートである(その1)。 サブスイッチ20による切替動作手順を示すフローチャートである(その2)。 サブスイッチ20による切替動作手順を示すフローチャートである(その3)。 本発明の第2の実施例に係るトリガスイッチ60を示す図であり、(1)は右側面図であり、(2)は底面図である。 本発明の第3の実施例に係る電動工具1Aのハンマケース付近の斜視図である(一部透視図)。 本発明の第4の実施例に係る電動工具201を示す右側面図である。 本発明の第5の実施例に係る電動工具301を示す右側面図である。 本発明の第6の実施例に係る電動工具401を示す右側面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、電気機器の一例としてグリップ部を有する電動工具を例に説明するものとし、同一の部分には同一の符号を付して繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る電動工具1の左側面図である。電動工具1は、ハウジング2と、ハウジング2の胴体部2aの先端側に装着される金属製のハンマケース3によって形成される。ハウジング2は図示しないモータや動力伝達機構を収容するための円筒状の胴体部2aと、胴体部2aの軸線から直交する方向に延在するものであって作業者が片手で把持するためのグリップ部2bと、グリップ部2bの胴体部2aと離れる側の先端に形成され、電池パック90を装着するために拡径するように形成した電池パック取付部2cを含んで構成される。本実施例のハウジング2は、プラスチック等の高分子樹脂の成形によって製造され、モータの回転中心軸を通る鉛直面により左右に2分割して形成される。ハウジング2の表面には、ハウジング2の本体部分を構成する硬質層(プラスチック等の高分子樹脂)よりも軟質であるエラストマ等からなる軟質層が形成される。軟質層は、例えば二層成形の技術を用いてハウジング2の構成材たる硬質層たる下層の上に弾力性の高い樹脂を薄い表層として形成したものである。
ハンマケース3は金属製の一体成形からなる略カップ状の形状であり、内側には図示しない動力伝達機構が収容される。ここで、動力伝達機構は主に、遊星歯車減速機構と、遊星歯車減速機構によって減速されたモータの駆動力を出力軸6に伝達する打撃機構を含んで構成される(図3にて後述)。ハンマケース3の外面は合成樹脂製のプロテクタ4によってその全面が覆われる。プロテクタ4は、ハンマケース3の前側開口周囲を覆う非透明素材による筒部4aと、筒部4aの後方側に接続され、透明又は半透明の素材にてハンマケース3の下側部分を除く部分の外面を覆うように形成される外面部4bにより構成される。ここでは外面部4bの外側からハンマケース3の金属面がうっすらと見える程度に構成してデザイン上の特徴を成している。ハンマケース3の前方側には、出力軸6を貫通させる貫通穴3aが形成される。出力軸6の内側には軸方向と垂直断面形状が六角形であって、ドライバビット等の図示しない先端工具を装着する為の装着穴6aが形成される。また、出力軸6の先端の外側部分には先端工具を保持するための先端工具保持部7が設けられる。先端工具保持部7は、モータの動力をねじなどの締め付け部材に伝達するための先端工具(図示せず)をワンタッチで着脱するための機構であって、スリーブ部分をハウジング2に対して前方側に移動させると先端工具を装着又は取り外すことができる。
ハウジング2の胴体部2aの後方側の側方には、モータを冷却するための外気を導入する空気取入口たる風窓5aが設けられる。取り込まれた外気は、モータを駆動するインバータ回路やモータを冷却した後に、内部の空気を排出するための空気排出口たる風窓5bから外部に排出される。尚、これらの風窓5a、5bは、図示した箇所以外に配置しても良い。
グリップ部2bは作業者が把持する部分であって、その中心軸が上下方向に延びる略円筒形の形状である。グリップ部2bには、作業者が把持しやすくて滑りにくくするため、前方側の軟質層に凹凸加工9が施されて、作業者の指との接触抵抗を増やしている。ハウジング2の胴体部2aとグリップ部2bの付け根付近には、モータの起動と回転速度の制御を行うためのトリガレバー12と、モータの回転方向を正方向又は逆方向に切り替えるための正逆切替レバー15が設けられる。トリガレバー12は後述するトリガスイッチ10(図3参照)を操作するための操作部であって、前後方向(Z方向)に移動可能に構成されるが、本実施例では通常操作の方向(+Z方向)に加えて上方向(+Y方向)にもわずかに移動可能な構成とした。トリガレバー12は、グリップ部2bを把持しながら容易に操作できる位置に配置され、グリップ部2bに形成された開口部8aからトリガレバー12の操作面が前方側に突出する。正逆切替レバー15はグリップ部2bの上部の開口部8b、8c(8bは図2参照)において、左側側面及び右側側面に突出する部材を左右方向にスライド可能に保持したものである。胴体部2aの前方側下部には、作業箇所を照射する照射手段となる照明装置24が設けられる。照明装置24の外周面にはU字状の半透明な透過カバーが設けられ、発光源のLED(図3にて後述)から発せられた光が透過カバーによって効果的に拡散するように構成される。
グリップ部2bの下方の電池パック取付部2cには、パック形式の電池パック90が装着される。電池パック90は4本または8本のリチウムイオン二次電池が収容され、電動工具1の本体部に対して着脱可能である。装着された電池パック90を電池パック取付部2cから取り外すには、左右両側に設けられるラッチボタン91a、91b(91aは図2を参照)を押しながらハウジング2に対して前方側に電池パック90を移動させる。電池パック取付部2cは、装着される電池パック90の上面形状に合わせて前後方向に拡径するような筐体部分であって、グリップ部2bと一体成形にて製造される。電池パック取付部2cの下方には電池パック90の図示しない接続端子と嵌合するための本体側接続端子が設けられる。また、電池パック取付部2cの内部には、マイコン等の制御回路を搭載するための制御回路基板(図示せず)が搭載される。
電池パック取付部2cの外面であって、上側部分にはスイッチパネル40が設けられる。スイッチパネル40には、電池パック90の電圧をチェックするための電池残量表示スイッチ41が設けられる。電池残量表示スイッチ41が押されると、電池パック90の電池残量に応じて2つのLED42a、42bが点灯するため、作業者は電池残量を確認することができる。ここでは、十分な電池残量があるときはLED42a、42bの2つが点灯し、電池残量が半分になっている際には、LED42aだけが点灯し、電池残量が非常に少なくて早めの充電が必要な場合は、電池残量表示スイッチ41が押されてもLED42a、42bのいずれも点灯しない。電池残量表示スイッチ41から指を離して押圧操作が解除されると、点灯していたLED42a、42bが消灯する。
スイッチパネル40の右側には、照明装置24を点灯させるためのライトスイッチ43が設けられる。照明装置24の点灯モードは2つ準備され、それらの点灯モードを示すためのLED44a、44bが設けられ、それらに対応する表示ラベル45a、45bが設けられる。表示ラベル45aに示すモードが選択されたらLED44aが点灯し、表示ラベル45bに示すモードが選択されたらLED44bが点灯する。照明装置24の点灯モードの一つは、表示ラベル45bに表示される「連続点灯モード」であり、トリガレバー12の操作に関係なく照明装置24が点灯状態になる。但し、照明装置24の消し忘れによる電池パック90の消耗を防ぐために、一定時間(例えば3分)だけトリガレバー12を操作しない状態が続いた場合は、照明装置24は自動で消灯するように制御される。照明装置24の点灯モードのもう一つは、「トリガスイッチ連動モード」であり、トリガレバー12が引かれたら照明装置24が点灯し、トリガレバー12を離して所定の短い時間、例えば10秒後に自動で消灯する。尚、光源となるLED26(図3参照)を左右方向に複数設けて、それらの一部だけ点灯させるか、全部点灯させるかを選択可能とし、LEDの全部を点灯させて広範囲に照射するモードを「広角モード」として追加設定しても良い。
電池パック取付部2cの外面であって、左側側面には、別のスイッチパネル50が設けられる。スイッチパネル50には締付モードを切り替えるための専用の締付モード切替スイッチ51が設けられ、作業に応じた締め付け力に調整することが可能である。締付けモードは、締付モード切替スイッチ51を押すごとに4段階に切り替わる。締付モード切替スイッチ51の後方には4つのLED52a〜52dが設けられる。LED52a〜52dは上下方向のサイズが異なる小さな点灯面積を有する赤い表示ランプであり、点灯するLEDの数によって電動工具1の設定された締付けモードを示すことができる。表示ラベル53aにはLED52a〜52cの3つにて示される出力の大きさを示す“パワー”と表示され、表示ラベル53bには“エコモード”と表示される。ここでは小径の機械ねじの締め付け作業等に好適なデリケート作業用の“ソフトモード(弱モード)”、通常のねじ締め作業等に好適な“ノーマルモード(中モード)”、長ねじ、コーチねじ、ボルト締め作業等に好適な“パワーモード(強モード)”、バッテリの残量が少なくなってきた際に、ねじ締め速度を落としてバッテリの消費電力を削減できる “エコモード”の4つのモードが設けられる。ソフトモードの設定時にはLED52aだけが点灯し、ノーマルモードではLED52a、52bが点灯し、パワーモードではLED52a〜52cが点灯し、エコモードではLED52a、52bとLED52cが点灯する。
図2は本発明の実施例に係る電動工具1の右側面図である。電動工具1の外観形状はほぼ左右対称であって、図1にて示した形状とほぼ同じであるが、電池パック取付部2cの右側側面には操作パネルは設けられない。尚、電動工具1の別の操作モードを設定する操作パネル、例えば、電動工具1のマイコンから外部の管理装置へ、記憶装置に記録された動作履歴やその他の管理データを送受信するための情報送信スイッチや、その他の操作スイッチを設けた操作パネルとその表示ランプを設けるようにしても良い。
図3はトリガレバー12付近の部分拡大断面図である。ハウジング2の胴体部2aの内部に駆動源となるモータ30が収容され、モータ30の出力は遊星歯車減速機構31を介してハンマ32とアンビル33を含む打撃機構に伝達される。アンビル33は出力軸6と一体に形成されるもので、遊星歯車減速機構31と打撃機構は金属製のハンマケース3の内部に収容される。ハンマケース3の前端付近の下側には、照明装置24が設けられる。
照明装置24は、LED回路基板25に搭載されたLED26を含んで構成される。LED26を搭載する数は任意であるが、中央に指向性のあるLEDを一つ設け、その左右両側に拡散性の高い2つのLEDを設けるようにして、中央のLED26だけを点灯させたときは指向性のあるスポット光とし、図示しない左右のLED2つを点灯させたときには左右及び下方向に拡散するようなワイド照射(広角モード)としても良い。またLEDの全灯を点灯させるようにしても良い。LED回路基板25は合成樹脂製のカバー27に収容される。カバー27はハウジング2とは別体式とし、左右分割式のハウジング2の接合部分に設けられた凹部に挟み込まれるようにして取りつけられる。カバー27の外面はU字状になるようにハウジング2の左側側面から前面、及び全面から右側側面にまでハウジング2の外面と同じ曲率で湾曲させたもので、透明又は半透明の合成樹脂にて製造される。LED26の発光色は白色とすれば良いが、任意の色で照射できる3色LED又は多色LEDを用いても良い。尚、照明装置24の光源の種類は任意であり、LEDだけでなく面発光素子やその他の発光手段を用いるようにしても良い。
トリガスイッチ10は、スイッチ本体部11と、スイッチ本体部11に対して前後方向に摺動可能な摺動軸13と、摺動軸13の前端に固定されるトリガレバー12と、スイッチ本体部11に対して左右方向に揺動可能な切替操作部14を含んで構成される。トリガレバー12は、モータ30のスピードコントロール用の操作レバーとして作用するもので、その引き量に応じてモータ30の回転速度が調整される。摺動軸13はスイッチ本体部11に対して前後方向に摺動可能に保持され、摺動軸13の後端付近がスイッチ本体部11の筐体内部にて図示しない接点機構と接することによって公知のスピードコントロールスイッチ手段を実現する。スイッチ本体部11は、ハウジング2の内壁面に形成された固定リブ19a〜19cによって保持される。ここではスイッチ本体部11から延びる配線と図示は省略している。トリガレバー12に接続される摺動軸13の上側及び下側には、摺動軸13が前後方向に良好に摺動させるためのガイドリブ16が設けられる。ガイドリブ16はスイッチ本体部11から延びる固定部材である。上側のガイドリブ16の上方には、正逆切替レバー15によって操作される切替操作部14が設けられる。切替操作部14はモータ30の正転と逆転を設定するための正逆スイッチの操作部であり、正逆スイッチはスイッチ本体部11に設けられるスイッチ機構の一つである。切替操作部14の先端部には上方に延びる操作片14aが設けられる。操作片14aは正逆切替レバー15の左右方向中央に設けられる係止溝15aの内部に収容され、正逆切替レバー15の左右方向の移動に合わせて切替操作部14が揺動する。
トリガレバー12は矢印81にて示すように前から後方向に移動可能である。図3の位置はトリガレバー12が前端に位置している通常位置であり、その位置から作業者によって操作されることにより後方側に移動する。トリガレバー12が後方に移動すると、摺動軸13も連動して後方に移動して摺動軸13の後端位置がスイッチ本体部11の内部で変化するのでトリガスイッチ機構が動作する(具体的な構成の説明は省略する)。作業者による後方側への移動が解除されると摺動軸13は図示しないスプリングによって前方側に移動され、トリガレバー12は図3に示す元の位置に戻る。本実施例ではトリガレバー12が図3に示す通常位置にある際に、矢印82のように上方向にわずかに移動可能なように構成した。
トリガレバー12の上面の前端付近と対向する部分には、サブスイッチ20が設けられる。サブスイッチ20はプランジャ21を押圧方向(上方向)に押しこむことによってオンとなり、プランジャ21の操作を解除することでオフになるプッシュスイッチであって、本実施例ではモード選択用スイッチとして用いられる。本図から理解できるように、トリガレバー12が図3に示すような通常位置にあるときは、トリガレバー12と開口部8aの上端面との間に所定の隙間があり、その隙間においてプランジャ21とトリガレバー12の上面が非接触状態に保たれる。以上のようにトリガ機構を構成したことによってグリップ部2bの内部側にトリガレバー12の操作面12aを矢印81の方向に操作する(押し込む)ことにより、モータ30の回転をオンすることができる。
トリガスイッチ機構はスピードコントロールスイッチでもあるため、トリガレバー12の矢印81への操作量に合わせてモータ30の回転速度が変化する。一方、トリガレバー12を矢印81に移動させていないとき、即ち図3に示す状態において、トリガレバー12の下面12cを人差し指等にて上方に押し上げて、トリガレバー12を矢印82の方向に操作すると、サブスイッチ20がオンになる。このサブスイッチ20の操作原理を図4を用いてさらに説明する。
図4はトリガレバー12とサブスイッチ20との位置関係を説明する図であって、(1)はトリガスイッチ10がオンの状態を示す図である。トリガレバー12を矢印81の方向に所定量以上移動させると、スイッチ本体部11のスイッチ機器(図示せず)がオン状態になると共に、可変抵抗スイッチ(図示せず)の出力がトリガレバー12の移動量(ストローク量)に応じて変化する。図4ではトリガスイッチ10がオンになる操作面12a下側の位置(トリガON位置)と、通常位置(トリガOFF位置)を示している。図4(1)でわかるようにトリガレバー12がトリガON位置まで移動すると、トリガレバー12の上面12bの前側端部がプランジャ21と正対する位置から逸脱する。従って、その状態でトリガレバー12を上方向に移動させることができたとしても、プランジャ21に当接しないためサブスイッチ20がオンになることはない。図4(2)はトリガレバー12のオン位置とオフ位置の関係を示す図である。トリガレバー12の上面の位置が12bにあるときはサブスイッチ20が操作可能であって、トリガON位置にあるトリガレバー12の上面の位置が12b’にあるときは、サブスイッチ20が操作不可能であることが理解できるであろう。尚、図4(2)のトリガONの状態から、作業者がトリガレバー12の操作を解除した場合は、トリガレバー12に加わる上方向の力(矢印82、83の方向の力)も解除されることになるが、その際にトリガレバー12がサブスイッチ20とは離れる下側位置になるように、なんらかの付勢手段をトリガレバー12の内部に設けるようにしても良い。
図4(3)はトリガスイッチ10がオフの状態時にサブスイッチを操作している状態を示す図である。ここでは、操作面12aの上端付近の湾曲部分を作業者が指で上方向(矢印83の方向)に移動させるか、又はトリガレバー12の下面12c(図3参照)を指で上方向(矢印82の方向)に移動させる。トリガレバー12は上下方向にわずかならがスライドまたは揺動可能なように構成して、プランジャ21と上面(トリガレバー12の通常の移動方向と平行となる面)12bが接触することによりプランジャ21が上方向に押圧されて、サブスイッチ20がオンになる。つまり、サブスイッチ20は、トリガレバー12を通常操作とは異なる方向(図1のY方向)に移動させることで機能する。この状態からトリガレバー12を矢印81の方向(通常操作方向)に操作した場合には、トリガスイッチ10がオンになる前に、トリガレバー12がプランジャ21との正対位置から離脱することによりサブスイッチ20がオフになるので、双方の操作が同時に行われることを回避でき、2つのスイッチ(10、20)の排他制御を機械的な構成によって行うことができることになる。尚、本実施例の電動工具1はマイコンを用いた制御部を有し、トリガスイッチ10とサブスイッチ20の双方の出力が制御部に入力される。従って図4にて説明したような機械的な構成によって2つのスイッチ間の排他制御を行うのではなくて、電気的な制御によって排他制御を行う、例えばトリガスイッチ10とサブスイッチ20の双方の出力が制御部に入力された際には、トリガスイッチ10の信号だけをマイコンが採用して、サブスイッチ20の信号は無視するような制御(優先制御)を行うように構成しても良い。
図5はサブスイッチ20による切替対象と動作の関係を示す表である。本実施例ではサブスイッチ20を操作した際に切り替える機能を、様々なモードの切替用に割り当てることが可能である。ここでは、モータの正転と逆転の設定、締付けモード設定機能、照明装置24のオンオフ設定機能、電動工具1から管理装置への情報の送信設定機能、コンピュータ(マイコン)の起動操作機能である。モータの正転と逆転の設定では、正逆切替レバー15を操作していたものを、トリガレバー12によるサブスイッチ20の操作で実現できる。締付けモード設定では、締付モード切替スイッチ51を押して操作するものを、トリガレバー12によるサブスイッチ20の操作で実現できる。ここでは、操作として丸1から丸5までの5段階を割り当てる。作業者がトリガレバー12を1回だけ上方に移動させてすぐに離した場合は、何もおこらない。断続的に2回上方に移動させた場合は、締付けモードを「弱」に設定する。断続的に3、4回上方に移動させた場合は、それぞれ「中」モード、「強」モードに設定する。さらに、トリガレバー12を上方に移動した状態を所定時間以上長押しした場合は、エコモードに設定する。この際、サブスイッチ20の出力を検出する図示しない検出回路は、0〜4を示す信号を制御部に含まれるマイコン(図示せず)に出力する。
照明装置24のオンオフ設定機能は、サブスイッチ20を押す回数によって丸2〜丸6までの動作が実行される。丸2に示すように1回だけ押した場合は現在のモードが示される。このモード表示は、LED44a又は44bの点灯、又は、図10にて後述するLED28の点灯によって実現される。丸3に示すようにサブスイッチ20を短い間隔で2回押すと照明装置24が点灯する。丸4に示すようにLED28の点灯している状態でサブスイッチ20を短い間隔で2回押すと照明装置24が消灯する。さらに、丸5に示すようにサブスイッチ20を短い間隔で3回断続的に押すと照明装置24がスイッチ連動モードとなる。さらには丸6に示すように、サブスイッチ20を長押しすると丸6に示すように照明装置24が広角モードで点灯する。
情報の送信は、電動工具1から外部の図示しない管理装置宛に情報を送信する機能である。サブスイッチ20を1回だけ押すと、情報が送信され、2回押すとエマージェンシーコールとなる。コンピュータの起動は、サブスイッチ20が押されていない時にスリープ状態にある場合に、サブスイッチ20を一回だけ押すとスリープ状態から復帰してアクティブ状態になる。
次に図6〜図8のフローチャートを用いて図5にて示した切替動作を説明する。図6はサブスイッチ20による締付けモードの切替動作手順を示すフローチャートである(その1)。本実施例ではトリガレバー12を上方向に移動させることによってサブスイッチ20を操作する。電動工具1が待機状態(ステップ100)、即ちモータ30が停止して出力軸6が回転していないときに、トリガレバー12の上方向への操作が検出されたら図6のフローチャートが実行される。先ず、トリガレバー12を短い間隔で2回押すと(ステップ101)、制御部のマイコン(図示せず)は、締付けモードとして弱モードを設定する(ステップ102)。電動工具1のモータ30が回転中であってトリガレバー12を引いている状態においてサブスイッチ20が操作された場合(通常はそのような状態にならない)は、マイコンはサブスイッチ20の操作を無視して、その操作に応じた切替動作は行わない。また、電動工具1が待機状態にトリガレバー12を上方向に1回だけ押した場合は、誤操作や何らかの原因によってトリガレバー12が上方向に移動した可能性が高いので、マイコンはサブスイッチ20の操作を無視して、その操作に応じた切替動作は行わない。ステップ102の後に、作業者がトリガレバー12を操作してトリガONの状態になったら、制御部のマイコンは弱モードにてモータ30の回転制御を行い、先端工具を用いた作業を行う(ステップ103、104)。作業が終了してトリガOFFになると、ステップ100の待機状態に戻ることになる。尚、ここでは図示していないが、ステップ100にてサブスイッチ20が操作されることなくトリガレバー12が引かれると、その時点で設定されている動作モードにてモータ30の回転制御が行われることになる。
ステップ100の状態にてトリガレバー12の上方向の移動が3回押されたら(ステップ105)、制御部のマイコン(図示せず)は、締付けモードとして中モードを設定する(ステップ106)。その後、トリガONの状態になったら、中モードでのモータ30の回転制御が行われる(ステップ107、108)。作業が終了してトリガOFFになると、ステップ100の待機状態に戻る。
ステップ100の状態にてトリガレバー12の上方向の移動が4回押されたら(ステップ109)、制御部のマイコン(図示せず)は、締付けモードとして強モードを設定する(ステップ110)。その後、トリガONの状態になったら、強モードでのモータ30の回転制御が行われる(ステップ111、112)。作業が終了してトリガOFFになると、ステップ100の待機状態に戻る。
ステップ100の状態にてトリガレバー12の上方向に長押し、例えば2秒以上押されたら(ステップ113)、制御部のマイコン(図示せず)は、締付けモードとしてエコモードを設定する(ステップ114)。その後、トリガONの状態になったら、エコモードでのモータ30の回転制御が行われる(ステップ115、116)。作業が終了してトリガOFFになると、ステップ100の待機状態に戻る。
以上のように、本実施例ではサブスイッチ20の押し回数毎に1ステップずつモードが切り替わるようにしたので、一連の操作におけるサブスイッチの断続操作回数に応じて、所望の回転モードに直接切り替えることができる。作業者は締め付けモードを、直感的にかつ確実に設定できる。例えば、現在の動作モードが何かわからない状態であっても、作業者が中モードにしたい場合は、トリガレバー12を引いていない状態でトリガレバー12を、「カチ、カチ」と短い間隔で下から上方向に2回操作すると、中モードに設定される。このように、サブスイッチ20の押し回数でモードを割り当てるようにしたので、現在のモードに関わらずに任意のモードに素早く切替えることが可能となる。尚、サブスイッチ20を1回押すごとに回転モードが、弱→中→強→弱と段階的に変化させるように構成することも可能である。
図7はサブスイッチ20に情報送信モードの切替動作を割り当てた際の動作手順を示すフローチャートである。ここでは電動工具1のトリガレバー12が引かれていない待機状態にあるとき(ステップ120)、作業者がトリガレバー12の上方向に1回だけ短く移動させてサブスイッチ20を押したら、電動工具1から外部の図示しない管理装置宛に情報を送信する(ステップ121、124)。ここで、送信される情報は、ねじ締めトルク、回転速度、電池残量、GPSによる位置情報等である。情報を受信した管理装置は、誰が、どこで、どんな作業を、どのくらい行っていたかを遠隔地にて把握することができる。
電動工具1のトリガレバー12が引かれていない待機状態にあるとき(ステップ120)、作業者がトリガレバー12の上方向に2回移動させてサブスイッチ20を2回押したら、電動工具1から外部の図示しない管理装置宛にエマージェンシーコールが発せられる(ステップ122、125)。このエマージェンシーコールによって、外部の管理装置に対して緊急事態が照明装置24の点滅による光学的に、又は、無線通信技術を用いて電気的に伝達される。
サブスイッチ20が操作されることなく電動工具1のトリガレバー12が引かれたらトリガONになって(ステップ123)、モータ30が設定されている締付けモードにより回転する(ステップ126)。作業が終了してトリガOFFになると、ステップ120の待機状態に戻る。
図8はサブスイッチ20による照明装置24の点灯又は消灯の切替を行う手順を示すフローチャートである。ここでは工具待機状態(ステップ130)から、サブスイッチ20を1回押すことによって、制御部のマイコンは現在の点灯モードを照明装置24の点灯色で表示する(ステップ131、135)。このように現在のモードを照明装置24の色によって表示することで、視線をスイッチパネル40に合わせることなく現在の表示モードを確認することができる。
次に、サブスイッチ20をもう一度押すことによって、つまり、合計2回操作することによって、照明装置24が点灯状態になる(ステップ132、136)。この状態は再び照明装置24をオフにするまで続き、点灯状態においてサブスイッチ20を2回、「カチ、カチ」と短い間隔で押すことによって照明装置24が消灯する(ステップ137、138)。尚、スイッチパネル40のライトスイッチ43を押すことによっても照明装置24の点灯、消灯の切り替えは可能であり、作業者はどちらのスイッチ(サブスイッチ20、ライトスイッチ43)を操作しても良いので、利便性が向上する。
サブスイッチ20を「カチ、カチ、カチ」と3回短い間隔で押すと、照明装置24の点灯モードがトリガスイッチ10との連動モードに切り替わる(ステップ133、139)。最後にサブスイッチ20を長押しすると、照明装置24の点灯モードが広角モードに切り替わった状態で点灯する(ステップ134、140)。
本実施例によれば、モード選択機能を有する電気機器において、メインスイッチ(トリガスイッチ)とモード切替スイッチがそれぞれ別個に配置されている場合であっても、非操作状態のトリガレバーを用いてモード切替操作を行うことができるようになった。これにより作業者は工具を持ち替えることなく、グリップ部を把持したままの片手で複数の操作が可能となり、操作性が大幅に向上する。さらに、メインスイッチの操作中はサブスイッチが機能しないため、電気機器を用いた作業中に、意図せずサブスイッチをオンにする方向にメインスイッチを操作してもサブスイッチが機能せず、作業中にモードが切り替わることが避けられる。
図9は本発明の第2の実施例に係るトリガスイッチ60を示す図であり、(1)は右側面図であり、(2)は底面図である。トリガレバー62の形状は図3で示したトリガレバー12と同一であり、上面62bと下面62cがトリガレバー62の移動方向と平行な面となる。ここではトリガレバー62の通常の引き動作、即ち矢印80の移動に伴って動作するトリガスイッチ60の摺動軸部分の記載は省略しており、追加で設けられる第1のサブスイッチ70と、第二のサブスイッチ組(75、77)とそれらの動作機能の概要について主に説明する。トリガスイッチ60の全体構成は、スイッチ本体部61と、スイッチ本体部61から前方側に配置されるトリガレバー62を含んで構成され、第1の実施例で示したトリガスイッチ10に比べて、スイッチ本体部61側に固定される揺動アーム65、67が追加で設けられる。揺動アーム65は矢印80の方向に移動するトリガレバー62の摺動を案内するものであって、回動支点66を中心に矢印74の方向にわずかに回転可能である。揺動アーム65の後端付近の下側には、サブスイッチ70が設けられる。サブスイッチ70は第1の実施例のサブスイッチ20の代わりに設けられるものであり、トリガレバー62を矢印81の方向にわずかに移動させることによりプッシュ式のサブスイッチ70のプランジャ71が押圧されることによりサブスイッチ70がオンになる。サブスイッチ70の出力は図示しないマイコンに出力される。尚、揺動アーム65の前端側は、トリガレバー62の内側において前後方向に延びるレール溝の内部に位置し、トリガレバー62は前後方向には移動しない揺動アーム65に沿って相対移動可能に構成される。また、揺動アーム65をスプリング等で所定方向(ここでは時計回り方向)に付勢することにより、作業者がトリガレバー62から手を離したら、サブスイッチ70が自動的にオフになるように構成する。このように図9(1)の構成によってサブスイッチ20に替わる構成をトリガスイッチ60のユニット内で実現することで、従来の電動工具のトリガスイッチユニットを交換するだけで本発明の機能を容易に実現できる。
図9(2)はトリガスイッチ60の底面図である。ここでは、(1)に示したトリガレバー62の上方向(図1のY方向)の微小移動だけでなく、左右方向(図1のX方向)の移動も可能として、左右方向の移動に連動して作動する2つのサブスイッチ75、77を設けた。揺動アーム67は、揺動アーム65とは別に設けられるもので、スイッチ本体部底面付近に設けられ、回動支点68を中心に矢印79の方向にわずかに回転可能なようにした。揺動アーム67の後端には左右両側に突出する凸部67a、67bが設けられ、凸部67a、67bに対向する位置にはサブスイッチ75、77が設けられる。サブスイッチ75、77は、サブスイッチ70に対してさらに追加されたものであり、ともにプランジャ76、78を押したときにオンとなるプッシュスイッチである。トリガレバー62を矢印82aの方向にわずかに移動させるとプランジャ76が押されてサブスイッチ75がオンになる。同様にして、トリガレバー62を矢印82bの方向にわずかに移動させるとプランジャ78が押されてサブスイッチ77がオンになる。
図9(2)に示すように更なるサブスイッチ75、77を設けたことにより、モータの正転と逆転の設定や、図5で説明した締付けモード設定機能、照明装置24のオンオフ設定機能、電動工具1から外部の管理装置への情報の送信設定機能をそれぞれのサブスイッチ70、75、77に割り当てるような、様々な制御が可能となる。尚、矢印82a、82bへの移動はトリガレバー62を矢印80の方向に移動させていないときのみ移動可能として、少しでもトリガレバー62を矢印80の方向に移動させたら矢印82a、82bへの移動はできないように構成すると良い。また、トリガレバー62の矢印82a又は矢印82bの方向の移動には、強い力が必要になるようにして、また、矢印82a又は矢印82bの方向への押圧が解除されたら図9(2)に示す中立位置に戻るように構成すると良い。
以上、第2の実施例によればトリガレバー62を使って多様な制御モードの切り替え操作を実現できるようになった。さらに、第2の実施例ではスピードコントロールスイッチであるトリガスイッチに、モード選択用スイッチを内蔵し、操作方向によってモータのスピードコントロール操作と、モード選択操作が可能な機構としたので、トリガスイッチユニットだけを交換するだけで、ハウジング側の改良を伴わずに本発明を容易に実現できる。尚、図9に示した構成は、(1)の構成と、(2)の構成を同時に採用する必要は無く、(1)の構成のみの採用、又は、(2)の構成のみの採用としても良い。
図10は本発明の第3の実施例に係る電動工具1Aのハンマケース3付近の斜視図である(一部透視図)。網かけを付している部分がプロテクタ4のほぼ透明に形成される外面部4bである。この外面部4bの内側には金属製のハンマケース3の外面が透けて見えるような構成である。第3の実施例では外面部4bの下端付近に、上向きでプロテクタ4の樹脂部分に照射するLED28を配置した。プロテクタ4は左右対称であるため、プロテクタ4の右側下部にもLED28を配置すると良い。LED28は多色による点灯が可能なカラーLEDとすると好ましく、図示しない制御部のマイコンによって点灯のオンオフと点灯色が制御される。このLED28の点灯色は、サブスイッチ20による設定モードに連動して切り替わるように構成することも可能である。例えば、サブスイッチ20による設定が締付けモードの場合は、弱モードでは緑色、中モードでは黄色、強モードでは赤色のように発色を変えるように割り当てておけば、作業者はプロテクタ4の発光色を見ることで、スイッチパネル40部分を見ること無く現在の設定モードを容易に識別することが可能となる。特に、LED28をプロテクタ4の外面部4bの下方エッジ部分から上方の面方向に向けて点灯させると、外面部4bのほぼ全体がその色にて発光することになるので、視認性が一層向上する。
以上、本発明について第1から第3の実施例に基づいて説明したが、それらはいずれもインパクト工具に適用したものである。しかしながら、電気機器はインパクト工具に限られずに、グリップ部と、グリップ部にトリガスイッチを有すればその他の電気機器においても同様に適用できる。図11は、本発明を適用した別のインパクトレンチに適用した例を示すものである。電動工具201のハウジング202は、胴体部202aとグリップ部202bと電源回路収容部202cを有する。胴体部202aには、図示しないモータと、減速機構と、インパクト方式の打撃機構が収容される。出力軸の先端の先端工具取付部206は、図示しないソケットを装着するために側面に4つの嵌合面が形成されたいわゆる“四角ドライブ部”とされる。先端工具取付部206の軸線と直交する断面形状は略正方形状であり、4つの嵌合面のうち対向する2つの嵌合面の中心に、貫通穴たるピン穴206aが形成される。胴体部202aのほぼ中央部分から下方にはグリップ部202bが形成され、グリップ部202bの胴体部202aとの付け根付近にはトリガスイッチ10が設けられる。トリガスイッチ10は、スイッチ本体部と、摺動軸13と、トリガレバー12が設けられるもので、ハウジング202に形成された開口部208から前方側にトリガレバー12が突出する構成は第1の実施例と同じである。トリガレバー12の上部にはサブスイッチ20が設けられ、サブスイッチ20は下向きにプランジャ21が向くように設けられる。電源回路収容部202cには、電源回路240が収容され、電源回路収容部202cの上側面にはスイッチパネル230が設けられ、スイッチパネル230によってもモータの設定モードが設定できる。電源回路収容部202cの下面には商用交流電源を供給するための電源コード250が設けられる。
図12は本発明の第5の実施例に係るドライバドリルを示す右側面図である。ドライバドリルである電動工具301の筐体も、第1の実施例の電動工具1とほぼ同形であって、ハウジング302は、胴体部302aとグリップ部302bと電池パック取付部302cを有する。胴体部202aには、図示しないモータと、減速機構と、クラッチ機構が収容される。減速機構には減速比を切り換えるためのシフトノブ305が設けられる。胴体部302aの前方側には、クラッチ機構の締め付けトルクを設定するためのクラッチダイヤル306が設けられる。胴体部302aの前側開口よりも前方側にはドリルチャック307が設けられる。作業者はドリルチャック307の円筒形のスリーブ部分を手で緩めることによって爪を開いて図示しない先端工具を装着し、スリーブ部分を手で締めつけることによって先端工具を固定することができる。グリップ部302bの胴体部302aとの付け根付近にはトリガスイッチ10が設けられる。トリガスイッチ10は、スイッチ本体部と、摺動軸13と、トリガレバー12が設けられるもので、ハウジング302に形成された開口部308から前方側にトリガレバー12が突出する構成は第1の実施例と同じものである。トリガレバー12の上部にはサブスイッチ20が設けられ、サブスイッチ20は下向きにプランジャ21に設けられる。電池パック取付部302cには、電池パック90が装着される。電池パック取付部302cの上側面にはスイッチパネル330が設けられ、スイッチパネル330によってもモータの設定モードが設定できる。スイッチパネル330の前側には多色LEDライト340が設けられる。本実施例では、クラッチダイヤル306を設ける関係から、サブスイッチ20の近傍にLEDを設けるスペースがないので、電池パック取付部302cに照明手段たる多色LEDライト340を設けている。多色LEDライト340の点灯は、スイッチパネル330に設けられる図示しないライトスイッチによって制御可能である。ライトスイッチの動作は第1の実施例で説明したライトスイッチ43と同じ動作とすることができる。
図13は本発明の第6の実施例に係る電動工具401を示す右側面図である。基本的な構成は第1の実施例の電動工具1と同様である。電動工具401の筐体も、第1の実施例の電動工具1とほぼ同形であって、ハウジング2は、胴体部2aとグリップ部2bと電池パック取付部2cを有する。トリガレバー12を有するトリガスイッチの構成や、サブスイッチの配置は第1の実施例と同一なので、説明を省略する。電動工具401では、電池パック取付部2cの左側側面にスイッチパネル430が設けられる。スイッチパネル430には、締付モード切替スイッチ436が設けられ、作業に応じた締め付け力に調整することが可能である。締付けモードは、締付モード切替スイッチ436を押すごとに4段階に切り替わる。締付モード切替スイッチ436の後方には4つのLED437a〜437dが設けられる。LED437a〜437dは上下方向のサイズが異なる小さな点灯面積を有する赤い表示ランプであり、点灯するLEDの数によって電動工具401の設定された締付けモードを示す。本実施例ではトリガレバー12の上方に、さらに4つのLED467a〜467dを有する表示パネル460が設けられる。表示パネル460は操作スイッチによる設定状況を表示する追加の表示部である。表示パネル460にて表示されるLED467a〜467dは、スイッチパネル430に設けられる4つのLED437a〜437dと同じであり、それらは連動して表示される。このようにトリガレバー12の上方に表示パネル460を設けたことによって、作業者はトリガレバー12によってサブスイッチを操作した内容を指先付近に配置された表示パネル460を見ることで容易に識別できる。尚、表示パネル460を設ける場合は、スイッチパネル430におけるLED437a〜437dを省略して、表示パネル460だけの表示にしても良い。さらには、操作パネルを液晶ディスプレイ又はELディスプレイによって構成して、スイッチパネル又はサブスイッチのいずれかによって操作された内容を表示パネル460部分に設けられる液晶ディスプレイにて表示するようにしても良い。
以上、本発明を複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、サブスイッチ20としてハウジング2の胴体部2aの下側であってトリガレバー12の上側に設けるのでなく、作業者がグリップ部2bを把持した際に指で届く範囲に、接触又は非接触式のセンサーを設けて、センサーに近接又はタッチすることよりサブスイッチの操作と同じ動作をさせるように構成しても良い。
1、1A 電動工具 2 ハウジング 2a 胴体部 2b グリップ部
2c 電池パック取付部 3 ハンマケース 3a 貫通穴
4 プロテクタ 4a 非透明筒部 4b 外面部
5a 風窓(空気取入口) 5b 風窓(空気排出口) 6 出力軸
6a 装着穴 7 先端工具保持部 8a、8b、8c 開口部
9 凹凸加工 10 トリガスイッチ 11 スイッチ本体部
12 トリガレバー 12a 操作面 12b 上面 12c 下面
13 摺動軸 14 切替操作部 14a 操作片
15 正逆切替レバー 15a 係止溝 16 ガイドリブ
19a〜19c 固定リブ 20 サブスイッチ 21 プランジャ
24 照明装置 25 LED回路基板 26 LED
27 カバー 28 LED 30 モータ 31 減速機構
32 ハンマ 33 アンビル 40 スイッチパネル
41 電池残量表示スイッチ 42a、42b LED
43 ライトスイッチ 44a、44b LED
45a、45b 表示ラベル 50 スイッチパネル
51 締付モード切替スイッチ 52a〜52d LED
53a、53b 表示ラベル 60 トリガスイッチ
61 スイッチ本体部 62 トリガレバー 65、67 揺動アーム
66、68 回動支点 67a、67b 凸部 70 サブスイッチ
71 プランジャ 75、77 サブスイッチ
76、78 プランジャ 90 電池パック
91a、91b ラッチボタン 201 電動工具 202 ハウジング
202a 胴体部 202b グリップ部 202c 電源回路収容部
206 先端工具取付部 206a ピン穴 208 開口部
230 スイッチパネル 240 電源回路 250 電源コード
301 電動工具 302 ハウジング 302a 胴体部
302b グリップ部 302c 電池パック取付部
305 シフトノブ 306 クラッチダイヤル
307 ドリルチャック 308 開口部 330 スイッチパネル
340 多色LEDライト 401 電動工具
436 締付モード切替スイッチ 437a〜437d LED
460 表示パネル 467a〜467d LED

Claims (15)

  1. グリップ部を把持しながら操作可能なトリガスイッチと、前記トリガスイッチによってオンオフ制御されるモータと、制御モードを選択可能とした制御部と、を有する電気機器において、
    前記グリップ部には前記トリガスイッチを操作するためのトリガレバーが外部から操作可能なように設けられ、
    前記トリガレバーを通常操作とは異なる方向に操作することによって前記制御モードの選択が可能であることを特徴とする電気機器。
  2. 前記トリガレバーの近くには、前記トリガレバーが通常操作とは異なる方向に操作されることで、前記制御モードを選択することが可能なサブスイッチを設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記トリガスイッチは、通常操作とは異なる方向に操作されることで、前記制御モードを選択するためのサブスイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  4. 前記サブスイッチは、前記トリガスイッチがオフ状態にあるときは、前記トリガレバーを通常操作とは異なる方向に移動させることで機能し、前記電気機器の前記制御モードを選択することを可能にしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電気機器。
  5. 前記サブスイッチは、前記トリガスイッチがオン状態にあるときは、機能しないようにしたことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の電気機器。
  6. 前記サブスイッチは、前記トリガレバーの通常操作とは直交方向への移動によって押圧されるプランジャを有するプッシュスイッチであって、前記トリガレバーが通常操作方向に引かれていない時に前記プランジャが前記トリガレバーと正対し、前記トリガレバーが通常操作方向に引かれた際には、前記トリガレバーが前記プランジャとの正対位置から離脱することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の電気機器。
  7. 前記サブスイッチは前記トリガレバーの移動方向と平行面によって押圧操作されるものであり、
    前記トリガレバーの通常操作と異なる方向に操作することによって前記サブスイッチがオンになるように配置されることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の電気機器。
  8. 前記制御モードは前記モータの回転モードを含み、前記サブスイッチの断続操作回数に対応させて複数の回転モードをそれぞれ割り当てることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の電気機器。
  9. 前記電気機器の周囲を照射する照明手段を有し、
    前記制御モードは前記照明手段の点灯モードを含み、前記サブスイッチの断続操作回数に対応させて複数の点灯モードをそれぞれ割り当てることを特徴とする請求項2から8のいずれか一項に記載の電気機器。
  10. 前記サブスイッチによって切り替え可能な前記制御モードを複数有し、前記制御部は前記サブスイッチの操作に割り当てる前記制御モードを切り替え可能なことを特徴とする請求項2から9のいずれか一項に記載の電気機器。
  11. 前記サブスイッチによって切り替え可能な前記制御モードを操作する専用の操作スイッチと、前記操作スイッチによる設定状況を表示する表示部が前記電気機器の筐体に設けられ、
    前記サブスイッチによって前記制御モードが切り替えられると、前記制御モードに対応する設定状況が前記表示部に反映されることを特徴とする請求項10に記載の電気機器。
  12. 前記電気機器は、前記モータと、前記モータの回転力を利用して先端工具を回転させる動力伝達機構を有し、
    一方の端部から前記先端工具を回転させる出力軸を突出させる筒状の胴体部と、胴体部の略中央付近から直交する方向に延在するものであって作業者が片手で把持する円筒状の前記グリップ部が形成されたハウジングを有し、
    前記グリップ部と前記胴体部の付け根付近に前記トリガスイッチの前記トリガレバーが設けられ、
    前記サブスイッチは前記トリガレバーの上面と対向する位置であって、前記胴体部の下面に設けられることを特徴とする請求項2から11のいずれか一項に記載の電気機器。
  13. 前記ハウジングの前記胴体部の前方側に、透明又は半透明のプロテクタ部材が設けられ、前記プロテクタ部材の面方向に照射する多色のLEDを設けて、前記サブスイッチによるモード変更に応じて、発光色を変化させるようにしたことを特徴とする請求項12に記載の電気機器。
  14. モータと、
    前記モータをオンオフ制御するためのトリガスイッチと、
    制御モードを選択可能とした制御部と、
    前記モータの正転と逆転を設定するための正逆スイッチと、
    を有し、
    前記トリガスイッチは、前記モータのオンオフを制御するためのメインスイッチと、前記モータの正転と逆転を設定するための正逆スイッチと、前記制御モードを選択するためのサブスイッチと、を有することを特徴とする電気機器。
  15. 前記サブスイッチは、前記トリガスイッチを操作するためのトリガレバーが通常操作とは異なる方向に操作されることで、前記制御モードを選択可能としたことを特徴とする請求項14に記載の電気機器。

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