JP2019106310A - 車両用装飾部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯時及び非点灯時の見栄えの差を低減できる、車両用装飾部品を提供する。【解決手段】光源と、光源を保持するハウジングと、ハウジングの開口部を覆い、互いに対向する第1面及び第2面を有し、光源から出射された光を内部に導光させる導光部を備える導光部材と、導光部に形成され、光源から出射されて導光部材内を導光する光を第2面に所定のパターンで施されたカット形成領域により第1面から出射する光出射部と、ハウジングに形成されるとともに導光部の第2面に対向配置され、第2面に対向する面に凸部または凹部から構成される意匠形状部と、を備え、導光部を第1面の面法線方向に平面視した状態において、意匠形状部における凸部または凹部は、光出射部のパターンに対応するパターンを有している車両用装飾部品に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用装飾部品に関するものである。
従来、車両に取り付けられる車両用装飾部品が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。車両用装飾部品は、車両に装飾性を付与することで車両のデザイン性を高める部品である。
特開2012−111358号公報
ところで、上記車両用装飾部品では、光源を設けることで、意匠性(見栄え)をより高めるようにしている。しかしながら、上記車両用装飾部品においては、光源の点灯時に得られる意匠性と光源の非点灯時に得られる意匠性との間には大きな差が生じていた。そこで、点灯時及び非点灯時において同様の意匠性を得ることが可能な新たな技術の提供が望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、点灯時及び非点灯時の見栄えの差を低減できる、車両用装飾部品を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従えば、光源と、前記光源を保持するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆い、互いに対向する第1面及び第2面を有し、前記光源から出射された光を内部に導光させる導光部を備える導光部材と、前記導光部に形成され、前記光源から出射されて前記導光部材内を導光する光を第2面に所定のパターンで施されたカット形成領域により前記第1面から出射する光出射部と、前記ハウジングに形成されるとともに前記導光部の前記第2面に対向配置され、前記第2面に対向する面に凸部または凹部から構成される意匠形状部と、を備え、前記導光部を前記第1面の面法線方向に平面視した状態において、前記意匠形状部における凸部または凹部は、前記光出射部の前記パターンに対応するパターンを有している車両用装飾部品が提供される。
本態様の車両用装飾部品によれば、光源の点灯時に光出射部のパターンによって得られる意匠と、光源の非点灯時に意匠形状部のパターンによって得られる意匠とを略同等のパターンとすることができる。これにより、光源の非点灯時(昼間)においても、車両用装飾部品を視認したユーザーに対して、光源の点灯時(夜間)と同様または共通した印象の意匠性(見栄え)を与えることができる。
したがって、光源の点灯時及び非点灯時における見栄え(意匠性)の差およびこの差による違和感が解消されるので、車両用装飾部品を装着した車両に付加価値の高いデザインを付与できる。
また、上記車両用装飾部品において、前記光源は、前記導光部の一端部に対応して配置され、前記導光部は、前記一端部と前記光出射部とを挟んで反対側の端部に形成された傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記導光部により導かれる前記光源から出射された光を前記ハウジングの内面に向けて反射するのが望ましい。
この構成によれば、反射面を備えない場合に導光部から外部に出射されてしまう成分をハウジングの内面に向けて反射し、反射した光を意匠形状部の照明として利用できる。これにより、光源から出射した光の利用効率を向上させることができる。
また、上記車両用装飾部品において、前記カット形成領域は、前記導光部の前記第2面に形成した第1カット部から構成され、前記導光部は、前記第1面における前記第1カット部に対応する位置に第2カット部を有しているのが望ましい。
この構成によれば、第2カット部により光出射部の奥側に位置する意匠形状部が照明されるので、光源の点灯時に奥行感のある見栄え(意匠性)を得ることができる。
また、上記車両用装飾部品において、前記カット形成領域の幅は、対応する前記凸部または前記凹部の幅よりも小さいのが望ましい。
この構成によれば、光源の非点灯時、導光部材越しに意匠形状部を視た際、意匠形状部が光出射部からはみ出した状態となるので、意匠形状部の外形が光出射部に遮られることがない。よって、意匠形状部の輪郭の視認性が高まるので、光源の非点灯時の見栄え(意匠性)を向上できる。
また、上記車両用装飾部品において、前記カット形成領域の幅は、対応する前記凸部または前記凹部の幅よりも大きいのが望ましい。
この構成によれば、光出射部の奥側に位置する意匠形状部の幅が小さくなるので、光源の点灯時に奥行感のある見栄え(意匠性)を得ることができる。
本発明によれば、点灯時及び非点灯時の見栄えの差を低減できる、車両用装飾部品を提供できる。
第一実施形態の車両用装飾部品の構成を示す斜視図である。 車両用装飾部品の構成を示す断面図である。 第二実施形態の車両用装飾部品の構成を示す断面図である。 第三実施形態の車両用装飾部品1Bの概略構成を示す断面図である。 第1変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。 第2変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。 第3変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。 内面側カット部の形状の別形態を示す図である。 内面側カット部の形状の別形態を示す図である。 内面側カット部の形状の別形態を示す図である。 開口を有する車両用装飾部品の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である車両用装飾部品について図面を参照しながら説明する。
以下の説明で用いる図面は、特徴を分かり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。本実施形態の車両用装飾部品は、車両のフロントバンパー部分に取り付けられるガーニッシュである。
(第一実施形態)
図1は車両用装飾部品1の概略構成を示す分解斜視図である。図2は車両用装飾部品1の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、車両用装飾部品1は、複数の光源2と、ハウジング3と、導光部材4と、光出射部30と、意匠形状部20とを備えている。
各光源2は、例えば白色光を発するチップLEDからなる。また、チップLEDには、車両照明用の高出力(高輝度)タイプのものを使用している。光源2は、導光部材4に向けて光を放射状に出射する。また、内面11に対向する開口部を備える。
ハウジング3は略箱状の部材から構成される。ハウジング3を構成する材料として、例えば、金属又は樹脂が用いられる。ハウジング3は、底板部10と、底板部10の内面11上に設けられた枠状部12とを有する。
ハウジング3は複数の光源2を支持する。ハウジング3は光源2を支持する光源支持部3aを有している。光源支持部3aは、ハウジング3の端部、すなわち、底板部10の周縁部であり、底板部10と枠状部12との間に設けられている。本実施形態においては、光源支持部3aは、多角形状の底板部10の長手の一端部に設けられている。
図2に示すように、光源支持部3aは、光源2から出射された光Lが導光部材4内に良好に入射するように、光源2を所定角度だけ傾けた状態で支持する。光源2がハウジング3の端部に配置されることにより、外部より、底板部10に形成される意匠形状部20を、導光部5を通して視認するのに阻害することがない。
導光部材4は、例えば、ポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い材質のものを用いることができる。導光部材4は、ハウジングの開口部を覆うとともに内面11に対向するようにハウジング3に取り付けられる。車両用装飾部品1は、ハウジング3及び導光部材4で構成される空間内に光源2を収容する。光源2から出射された光Lは導光部材4に入射し、該導光部材4内を導光する。
導光部材4は、板状の導光部5と、導光部5に複数の光源2から出射された光Lを取り込む光取り込み部6と、導光部5の外周部に枠状に設けられた枠状部7とを有する。導光部5、光取り込み部6及び枠状部7は一体に形成されている。枠状部7は、ハウジング3の枠状部12に対応した形状を有する。本実施形態において、導光部材4及びハウジング3は、互いの枠状部7,12同士を接着材(不図示)で貼り合される。
導光部5は互いに対向する外面(第1面)31と内面(第2面)32とを有する。内面32はハウジング3に対向する面である。外面31は、導光部5内を導光する光Lを外部に出射する面である。
光取り込み部6は、導光部5に対して底板部10の方向に略垂直な細長い突出部として形成されている。光取り込み部の長手方向は、複数の光源2の配列方向と平行となるよう形成されている。また、本実施形態において、光取り込み部6の断面形状は、矩形状に形成されているが、効率よく導光させるため導光部5に近づくにつれて幅広な台形状とすることができる。光取り込み部6は光Lを取り込む光入射面6aを有する。
本実施形態において、光入射面6aは、光源2の発光面に対して傾斜して設けられている。上述のように光源2は光源支持部3aによって所定角度だけ傾いた状態に支持される。これにより、光源2から出射された光Lは光入射面6aで屈折した後、光取り込み部6内を全反射により伝播して導光部5に入射する。光取り込み部6を伝播して導光部5に入射した光Lは、外面31及び内面32で全反射されることで導光部5内を導光する。なお、図2では、図を簡略化するため、光源2から出射された光Lが導光部材4内を伝播する様子を直線で示している。
光入射面6aは、導光部材4への光入射効率を考慮して、光源2の発光面に平行に設けることもできる。この場合においても、傾斜して配置された光源2からの光は、光取り込み部6の壁面で反射を繰り返すことにより導光して導光部5に入射する。また、光取り込み部6および導光部5には、導光部への入射効率を高めるための反射面を形成することもできる。該反射面として、導光部5の外面31側から設けた切り込みにより形成される傾斜面、光取り込み部6の近傍において導光部5の外面31に部分的に設けた金属反射膜を備えることなどができる。
外面31の面法線方向に導光部5を平面視(以下、単に平面視と称す)した状態において、光出射部30の平面形状は所定のパターン(第1パターンP1)を有している。第1パターンP1は、内面32に複数のカット形成領域が配置されたパターンである。
具体的に、光出射部30は、導光部5の内面32の部分領域に凹凸を施したカット形成領域である内面側カット部(第1カット部)33を備えている。内面側カット部33は複数の円形カット部33aを含む。円形カット部33aには、微細な凹凸が施されている。複数の円形カット部33aによって上述の第1パターンP1が形成される。
本実施形態の円形カット部33aには、複数の三角柱状のマイクロプリズムが併設された凹凸が施されている。複数の三角柱状のマイクロプリズムは、傾斜面が、光源からの光Lと交差するように配置されている。円形カット部33aの発光の均一性を向上するため、断面三角形状の傾斜面の深さおよび傾斜角は、光源2からの距離に応じて適宜に調整することができる。
本実施形態において、複数の円形カット部33aは円形の大きさ(平面積)の異なるカット部を含むが、すべてが同じ円形の大きさのカット部であっても良い。また、本実施形態において、複数の円形カット部33aは円形カット部がランダムに配置されているが、規則的に配置してもよい。また、本実施形態においては、円形カット部33aとしてカット部を円形にしているが、円形に限らず、所望の形状とすることができる。形状、大きさおよび配置は、用途や目的に応じたデザインにより適宜変更することができる。各円形カット部33aは複数の微細なカットで構成されている。
なお、円形カット部33aを構成するカット形状は特に限定されず、導光部5内を全反射により導光する光Lを屈折して外面31から出射させるものであればいずれの形状を採用してもよい。カット形状は、ランダムな粗し面などの光拡散凹凸として光Lを拡散反射により外面31から出射するものでもよく、デザインや製造工程を考慮して適宜選択することができる。
また、カット形成領域である内面側カット部33(円形カット部33a)は内面32と一体に設けられていてもよいし、内面32と別体、すなわち、内面側カット部33を設けた別の透光性部材を内面32に貼り付けてもよい。
意匠形状部20は、ハウジング3(底板部10)の内面11に形成されている。意匠形状部20は導光部材4の内面32に対向配置されている。
意匠形状部20の平面形状は第2パターンP2を有している。第2パターンP2は複数の円形を含むパターンであって、光出射部30の平面形状(第1パターンP1)に対応するパターンである(図1参照)。
具体的に、意匠形状部20は、内面11に形成された複数の凸部21から構成される。1つの凸部21に対し、一つの円形カット部33aが対応しており、内面11の面法線方向において重なり、それぞれの中心は一致するとともに、それぞれの外縁も略一致している。凸部21は内面11の面法線方向に向かって垂直に延びる。凸部21の断面形状は矩形であり、凸部21の平面形状は円形である。すなわち、凸部21は略円柱状からなる。本実施形態において、凸部21には、所定の表面処理(例えば、塗装やめっき)が施されている。
図1に示したように、複数の凸部21は複数の円形カット部33aに1対1で対応する。すなわち、光出射部30を構成する内面側カット部33(円形カット部33a)の平面形状及び意匠形状部20を形成する凸部21の平面形状はいずれも同じ円形であり、凸部21及び円形カット部33aは同じ数だけ設けられている。
本実施形態において、第1パターンP1の幅H1は、第2パターンP2の幅H2に等しい。ここで、第1パターンP1の幅H1とは、第1パターンP1を構成する円形カット部33aの平面形状における外径(直径)に相当する。また、第2パターンP2の幅H2とは、第2パターンP2を構成する凸部21の平面形状における外径(直径)に相当する。
すなわち、幅H1及び幅H2が等しいとは、対応関係にある円形カット部33a及び凸部21の外径(直径)が略同等であることを意味する。すなわち、平面視した際、円形カット部33a及び凸部21の外形は略重なった状態となる。
続いて、本実施形態の車両用装飾部品1の作用について説明する。
本実施形態の車両用装飾部品1を装着した車両は夜間走行を行う際、光源2を点灯させる。光源2から出射された光Lは、光取り込み部6を介して導光部5内に取り込まれ、導光部5内を導光する。
導光部5内を導光する光Lは光出射部30の内面側カット部33の形成された領域において、内面側カット部33に施された凹凸面で反射することにより、外面31から導光部5の外に出射される。具体的に、円形カット部33aの配列に応じた円形状の発光スポットが複数形成される。これにより、光出射部30は、複数の円形発光スポットからなる発光パターンを形成する。光出射部30から出射された上記発光パターンは、内面側カット部33の平面形状(複数の円形カット部33aの形状)、すなわち、第1パターンP1と同様の形状を有したものとなる。
一方、車両用装飾部品1を装着した車両は昼間走行を行う際、光源2を点灯させない。導光部材4は光透過性を有するため、外光が導光部材4を透過してハウジング3の内面11に形成された意匠形状部20(凸部21)を照明する。これにより、導光部材4越しに、第2パターンP2に応じた意匠形状が視認されるようになる。
本実施形態において、凸部21は所定の表面処理が施されているので、凸部21の視認性が高い。そのため、導光部材4越しであっても、意匠形状部20を良好に認識することができる。
本実施形態において、第2パターンP2と第1パターンP1とは対応関係にあるため、光源2の点灯時に光出射部30の第1パターンP1によって得られる意匠(複数の円形スポットからなる発光パターン)と、光源2の非点灯時に意匠形状部20の第2パターンP2によって得られる意匠(複数の凸部21)とは略同等の形状となる。
すなわち、本実施形態の車両用装飾部品1は、光源2の非点灯時(昼間)においても、車両用装飾部品1を視認したユーザーに対して、光源2の点灯時(夜間)と同様または共通した印象の意匠性(見栄え)を与えることができる。
したがって、本実施形態の車両用装飾部品1によれば、光源2の点灯時及び非点灯時における見栄え(意匠性)の差およびこの差による違和感が解消されるので、該車両用装飾部品1を装着した車両に付加価値の高いデザインを付与できる。
(第二実施形態)
続いて、第二実施形態に係る車両用装飾部品について説明する。なお、上記第一実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
図3は本実施形態の車両用装飾部品1Aの概略構成を示す断面図である。
図3に示すように、車両用装飾部品1Aは、複数の光源2と、ハウジング3と、導光部材4と、光出射部30と、意匠形状部20と、リフレクター15と、を備えている。
ところで、上記第一実施形態の導光部材4において、導光部5内を導光する光Lの一部は光出射部30以外から外部に出射されることで、光源2の光利用効率を低下させるおそれがあった。
導光部材4は、導光部5において、光取り込み部6が接続される第1端部40と、光出射部30を挟んで第1端部40の反対に位置する第2端部41とを有する。光取り込み部6から導光部5に取り込まれた光Lは第2端部41側に向かって導光する。そのため、光源2から出射された光Lの一成分は導光部5内を直線的に進んで第2端部41に到達した後、第2端部41から外部に出射されるおそれがあった。すると、光源2から出射した光Lの利用効率が低下してしまう。
これに対し、本実施形態では、第2端部41にリフレクター15を設けることで、第2端部41に入射した光L(リフレクター15を設けない場合に外部に出射されてしまう成分)をハウジング3の内面11に向けて反射し、反射した光Lを内面11に形成された意匠形状部20の照明として利用できる。これにより、光源2から出射した光Lの利用効率を向上させることができる。
本実施形態において、リフレクター15は第2端部41に形成したカット(傾斜面)と、該カットに成膜した反射膜とで形成される。リフレクター15は、第2端部41に到達した光Lを内面11の所定領域に向けて選択的に反射するように構成されている。傾斜面および反射膜は、光Lと交差させることにより内面11へ反射させるため、光源2の配列方向、すなわち光取り込み部6の長手方向と略平行に配置および形成される。また、導光部5の第2端部41に形成する傾斜面は、枠状部7に接続される。
具体的に、リフレクター15は、内面11に形成された凸部21に向けて光Lを選択的に反射する反射面構造を有している。よって、リフレクター15は凸部21を効率良く照明することができる。
以上のように本実施形態の車両用装飾部品1Aによれば、リフレクター15を備えたことで、光源2から出射した光Lを効率良く利用することができる。また、光源2の点灯時に、光出射部30の奥側に位置する凸部21を照明するので、光出射部30のみを発光させる場合に比べて、奥行感のある見栄え(意匠性)を得ることができる。
(第三実施形態)
続いて、第三実施形態に係る車両用装飾部品について説明する。なお、上記第一実施形態と共通の構成及び部材については同じ符号を付し、詳細な説明については省略若しくは簡略化する。
図4は本実施形態の車両用装飾部品1Bの概略構成を示す断面図である。
図4に示すように、車両用装飾部品1Bは、複数の光源2と、ハウジング3と、導光部材4と、光出射部30と、意匠形状部20とを備えている。
本実施形態において、導光部材4の導光部5は、外面31における内面側カット部33(円形カット部33a)に対応する位置に形成された外面側カット部(第2カット部)34を有している。外面側カット部34は、導光部5内を全反射により導光する光Lの一部を屈折して内面32から出射して凸部21を照明する。
本実施形態において、外面側カット部34は、内面側カット部33の複数の円形カット部33aに1対1で対応する複数の円形カット部34aを含む。円形カット部34aは複数の微細なカットで構成される。
なお、円形カット部34aを構成するカット形状は特に限定されず、導光部5内を導光する光Lの一部を屈折して内面32から出射させる形状であればいずれの形状を採用してもよい。また、外面側カット部34(円形カット部34a)は外面31と一体に設けられていてもよいし、外面31と別体、すなわち、外面側カット部34を設けた別の透光性部材を外面31に貼り付けてもよい。
本実施形態において、円形カット部34aの平面形状は凸部21の平面形状とほぼ同じ大きさに設定される。これにより、円形カット部34aは凸部21の全体を均一に照明することができる。
本実施形態において、外面側カット部34(円形カット部34a)を構成するカットの密度は、内面側カット部33(円形カット部33a)を構成するカットの密度よりも小さい。これにより、導光部5内を全反射により導光する光Lは、外面側カット部34によって凸部21に向かう成分に比べて、内面側カット部33によって外面31から出射される成分が多くなる。これにより、光出射部30の光量を確保しつつ、凸部21を照明することができる。
なお、外面側カット部34(円形カット部34a)の大きさ(平面形状)を内面側カット部33(円形カット部33a)の大きさ(平面形状)より小さく設定してもよい。これにより、外面側カット部34によって凸部21に向かう光量よりも内面側カット部33によって外面31から出射される光量を増やすことができる。
以上のように本実施形態の車両用装飾部品1Bによれば、外面側カット部34を備えることで、上述のリフレクター15を用いることなく、光出射部30の奥側に位置する凸部21を照明するので、光源2の点灯時に奥行感のある見栄え(意匠性)を得ることができる。
本実施形態の構成に第二実施形態のリフレクター15を組み合わせてもよい。このようにすれば、光源2から出射した光をより効率良く利用できる。
本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、第1パターンP1の幅H1と第2パターンP2の幅H2とが同じ場合を例に挙げたが、幅H1,H2が異なっていてもよい。すなわち、対応関係にある円形カット部33a及び凸部21の外径(直径)が異なっていてもよい。
(第1変形例)
図5は第1変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。
図5に示すように、本変形例において、第2パターンP2の幅H2(凸部21の外径)は第1パターンP1の幅H1(円形カット部33aの外径)よりも小さくなっている。すなわち、平面視した際、凸部21の外形は、円形カット部33aの外形からはみ出さない。
この構成によれば、内面側カット部33の奥側に位置する凸部21を小さくできるので、光源2の点灯時に奥行感のある見栄え(意匠性)を得ることができる。
(第2変形例)
図6は第2変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。
図6に示すように、本変形例において、第2パターンP2の幅H2(凸部21の外径)は第1パターンP1の幅H1(円形カット部33aの外径)よりも大きくなっている。すなわち、平面視した際、凸部21の外形は、円形カット部33aの外形からはみ出した状態となる。
この構成によれば、光源2の非点灯時、導光部材4越しに凸部21を視た際、凸部21が内面側カット部33からはみ出した状態となるので、凸部21の外形が内面側カット部33に遮られることがなく、凸部21の輪郭形状の視認性が高まる。つまり、凸部を際立たせ、目を引くデザインとすることができる。よって、光源2の非点灯時の見栄え(意匠性)を向上することができる。
また、上記実施形態において、意匠形状部20は内面11に形成した凸部21によって構成したが、意匠形状部20は内面11に形成した凹部によって構成してもよい。
(第3変形例)
図7は第3変形例に係る車両用装飾部品の要部構成を示す図である。
図7に示すように、本変形例において、意匠形状部20は内面11に形成した凹部22から構成される。凹部22の内面には所定の表面処理(例えば、塗装やめっき)が施されている。
ところで、車両用装飾部品は、車両への取り付け場所に応じて、厚さを薄くすることが要求される場合も想定される。
このとき、導光部材4とハウジング3とを近接した状態で配置する必要があるが、第一実施形態の構成のように意匠形状部20を凸部21で構成する場合、導光部材4とハウジング3とを近づけ過ぎると凸部21が導光部材4に接触するおそれもある。
これに対し、本変形例の構成によれば、意匠形状部20を凹部22で構成できるので、導光部材4とハウジング3とを近づけて配置できる。よって、厚さを薄くすることが要求される車両用装飾部品においても、光源の点灯時及び非点灯時における見栄え(意匠性)の差を低減する構成を実現できる。
なお、第3変形例に上述した第三実施形態の外面側カット部34を組み合わせてもよい。この場合、外面側カット部34により凹部22側に向かう光の一部が導光部材4(内面32)とハウジング3(内面11)との隙間に漏れ光として入射し、光損失を生じさせるおそれもある。
これに対し、第3変形例の構成によれば、導光部材4及びハウジング3を近接して配置できるので、導光部材4の内面32とハウジング3の内面11との間の隙間Sを小さくできる。よって、外面側カット部34から凹部22に向かった光の漏れ光が隙間Sに入り難くなるので、光損失の発生を低減できる。
また、上記実施形態では、光出射部30の内面側カット部33を複数の円形カット部33aで構成する場合を例に挙げたが、内面側カット部の形状はこれに限定されない。すなわち、内面側カット部によって形成される第1パターンは複数の円形を含む形態に限定されない。
例えば、内面側カット部133は、図8に示すように、複数のひし形カット部133aから構成されていてもよい。この場合、第1パターンは複数のひし形を含むパターンとなる。
意匠形状部は、複数のひし形カット部133aに対応するひし形状の複数の凸部から構成される。これにより、第2パターンは、第1パターンと同様、複数のひし形を含むパターンとなる。
あるいは、内面側カット部233の平面形状は、図9に示すように、複数の長方形を千鳥状に配置した千鳥配置形状から構成されていてもよい。例えば、各長方形の輪郭をなす辺部に沿って複数の微細なカットが形成される。この場合、第1パターンは複数の長方形の輪郭を含むパターンとなる。
意匠形状部は、各長方形の輪郭をなす辺部に対応するように形成された凸部から構成される。これにより、第2パターンは、第1パターンと同様、複数の長方形の輪郭を含むパターンとなる。
あるいは、内面側カット部333の平面形状は、図10に示すように、複数の直線部を所定間隔で配置したストライプ形状から構成されていてもよい。例えば、各直線部に沿って複数の微細なカットが形成される。この場合、第1パターンは複数の直線部を含むストライプ形状となる。
意匠形状部は、各直線部に対応するように形成された凸部から構成される。これにより、第2パターンは、第1パターンと同様、複数の直線部を含むストライプ形状となる。
また、図8〜図10に示した内面側カット部133,233,333に第二実施形態のリフレクターをそれぞれ組み合わせることもできる。図8〜図10に示した構成では、ハウジング3の内面11の全体に亘って意匠形状部(凸部)が形成される。そのため、リフレクターは意匠形状部の全体、すなわち内面11の全域に向けて光を反射する反射面構造を有している。これにより、意匠形状部の全体を効率良く照明することができる。
また、上記実施形態において、意匠形状部20を構成する凸部21の断面形状を矩形としたが、凸部21の断面形状は特に限定されない。すなわち、意匠形状部20を構成する凸部21は、内面側カット部33(円形カット部33a)に対応する平面形状(円形状)を有していれば、断面形状が三角形や円形あるいはその他の形状であってもよい。
また、上記実施形態において、光源2は、ハウジングの一つの端辺のみに配置した構成であるが、光源2をさらに対向する端辺に配置するなど、ハウジングの端部の適宜の位置に設けることができる。その場合においも、導光部材4に対応する光取り込み部6を設けるのが好ましい。また、上記実施形態において、リフレクターは、カット(傾斜面)と反射膜から構成するものとして説明したが、カット(傾斜面)のみから構成することもできる。
また、上記実施形態の車両用装飾部品1は車両のフロントバンパー部分に取り付けられるガーニッシュであることから、図11に示すように、車両用灯具(例えば、フォグランプ)50を配置するための開口51が設けられていてもよい。これにより、夜間走行時に、車両用灯具50と車両用装飾部品1とを組み合わせた見栄えを車両に付与することができる。
また、本発明が適用される車両用装飾部品については、上述したフロントバンパー側の車両用装飾部品に限らず、リアバンパー側の車両用装飾部品に本発明を適用することも可能である。
また、上記光源2については、光Lを放射状に出射するものであればよく、上述したLED以外にも、例えばレーザーダイオード(LD)などの発光素子を用いることができる。また、発光素子が発する光の色については、上述した白色光に限らず、赤色光や橙色光など、その光源2の用途に応じて適宜変更することも可能である。
1,1A,1B…車両用装飾部品、2…光源、3…ハウジング、4…導光部材、11…内面(導光部材の第2面に対向する面)、15…リフレクター、20…意匠形状部、22…凹部、30…光出射部、31…外面(第1面)、32…内面(第2面)、33,133,233,333…内面側カット部(第1カット部)、34…外面側カット部(第2カット部)、41…第2端部、L…光、P1…第1パターン、P2…第2パターン、H1…幅(第1パターンにおける幅)、H2…幅(第2パターンにおける幅)。

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源を保持するハウジングと、
    前記ハウジングの開口部を覆い、互いに対向する第1面及び第2面を有し、前記光源から出射された光を内部に導光させる導光部を備える導光部材と、
    前記導光部に形成され、前記光源から出射されて前記導光部材内を導光する光を第2面に所定のパターンで施されたカット形成領域により前記第1面から出射する光出射部と、
    前記ハウジングに形成されるとともに前記導光部の前記第2面に対向配置され、前記第2面に対向する面に凸部または凹部から構成される意匠形状部と、を備え、
    前記導光部を前記第1面の面法線方向に平面視した状態において、前記意匠形状部における凸部または凹部は、前記光出射部の前記パターンに対応するパターンを有している
    車両用装飾部品。
  2. 前記光源は、前記導光部の一端部に対応して配置され、
    前記導光部は、前記一端部と前記光出射部とを挟んで反対側の端部に形成された傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、前記導光部により導かれる前記光源から出射された光を前記ハウジングの内面に向けて反射する
    請求項1に記載の車両用装飾部品。
  3. 前記カット形成領域は、前記導光部の前記第2面に形成した第1カット部から構成され、
    前記導光部は、前記第1面における前記第1カット部に対応する位置に第2カット部を有している
    請求項1または請求項2に記載の車両用装飾部品。
  4. 前記カット形成領域の幅は、対応する前記凸部または前記凹部の幅よりも小さい
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用装飾部品。
  5. 前記カット形成領域の幅は、対応する前記凸部または前記凹部の幅よりも大きい
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用装飾部品。
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