JP2019103734A - 電気治療器 - Google Patents

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充 鮫島
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由依 渡邉
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Abstract

【課題】簡易な構成で、複数の電極パッドを生体表面の適切な位置に導くことができる電気治療器を提供する。【解決手段】電気治療器100は、第1電極パッド41および第2電極パッド42と、第1電極パッド41および第2電極パッド42が生体表面に押し当てられた状態を維持するための保持部材20と、を備える。保持部材20は、生体表面の第1目標位置に第1電極パッド41を導き、生体表面の第2目標位置に第2電極パッド42を導くための位置合わせ部30を有する。位置合わせ部30を生体の基準位置に位置合わせすることにより、第1電極パッド41および第2電極パッド42は、疼痛を緩和可能なデルマトームに導かれる。【選択図】図3

Description

本開示は、電気治療器に関する。
国際公開WO2013/124911(特許文献1)には、胴部用電極装着部材、左膝用電極装着部材、および右膝用電極装着部材によって構成される電気刺激装置が開示されている。
胴部用電極装着部材には、胴部に巻き付けられた巻付状態において胴部の左側面に向かい合う左側面用電極と胴部の右側面に向かい合う右側面用電極とが設けられている。左膝用電極装着部材には、左膝に巻き付けられた状態において、左膝の大部分に巻き付けられる左膝用電極が設けられている。右膝用電極装着部材には、右膝に巻き付けられた状態において、右膝の大部分に巻き付けられる右膝用電極が設けられている。
左側面用電極と左膝用電極との極性は、互いに異なっており、人体に電気刺激を付与する際には、左側面用電極および左膝用電極の一方側からそれらの他方側に向けて電気が流れる。同様に、右側面用電極と右膝用電極との極性は、互いに異なっており、人体に電気刺激を付与する際には、右側面用電極および右膝用電極の一方側からそれらの他方側に向けて電気が流れる。
国際公開WO2013/124911
特許文献1に開示の電気刺激装置にあっては、人体に電気を流す際に、胴部用電極装着部材、左膝用電極装着部材、および右膝用電極装着部材を使用しなければならず、その構成が大掛かりとなる。左下肢側および右下肢側のいずれかに電気を流したい場合であっても、左膝用電極装着部材および右膝用電極装着部材のいずれかと胴部用電極装着とを装着しなければならず、使用者の手間となる。
また、胴部用電極装着部材を巻き付ける場合にあっては使用者が自由に巻き付けることが可能であるため、左側面用電極および右側面用電極が所定の位置に配置されるとは限られず、さらに、左膝用電極および右膝用電極も膝の周囲に全体的に巻き付けられるため、必ずしも効果的に電流を流せるとは言えなかった。
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、簡易な構成で、複数の電極パッドを生体表面の適切な位置に導くことができる電気治療器を提供することにある。
本開示の電気治療器は、電流を生体に供給するための第1電極パッドおよび第2電極パッドと、上記第1電極パッドおよび上記第2電極パッドを保持するとともに、上記第1電極パッドおよび上記第2電極パッドが生体表面に押し当てられた状態を維持するための保持部材と、を備える。上記保持部材は、上記第1電極パッドおよび上記第2電極パッドを生体表面に押し当てる際に、生体表面の第1目標位置に上記第1電極パッドを導き、生体表面の第2目標位置に第2電極パッドを導くための位置合わせ部を有し、上記位置合わせ部を生体の基準位置に位置合わせすることにより上記第1電極パッドおよび上記第2電極パッドは、疼痛を緩和可能なデルマトームに導かれる。
上記構成によれば、保持部材が位置合わせ部を有する簡易な構成で、当該位置合わせ部を生体の基準位置に位置合わせすることにより、第1電極パッドおよび第2電極パッドを生体表面の適切な位置に導くことができる。
上記本開示の電気治療器にあっては、上記保持部材は、下肢に巻付け可能に構成されるとともに、下肢に巻き付けた巻付状態において周方向となる長さ方向を有していてもよい。上記第1電極パッドは、上記位置合わせ部に対して上記長さ方向の一方側に配置されていてもよく、上記第2電極パッドは、上記位置合わせ部に対して上記長さ方向の他方側に配置されていてもよい。
上記構成によれば、生体の基準位置に対して一方側および他方側に第1電極パッドおよび第2電極パッドを導くことができる。
上記本開示の電気治療器にあっては、上記長さ方向における上記位置合わせ部から上記第1電極パッドまでの距離と、上記長さ方向における上記位置合わせ部から上記第2電極パッドまでの距離とが互いに異なっていてもよい。
上記構成によれば、第1電極パッドおよび第2電極パッドを互いに異なるデルマトームに配置しやすくなる。
上記本開示の電気治療器にあっては、上記第1電極パッドおよび上記第2電極パッドは矩形形状を有していてもよい。この場合には、使用者の正面から見た場合に膝橈骨の中心を下肢に沿って通過する仮想線に上記位置合わせ部が重なるように上記保持部材が膝に巻き付けられた巻付状態において、上記第1電極パッドの上端および上記第2電極パッドの上端が膝蓋骨の下端から10mm下方に位置することが好ましい。さらに、上記位置合わせ部寄りに位置する上記第1電極パッドの端部が上記仮想線に重なることが好ましく、上記位置合わせ部寄りに位置する上記第2電極パッドの端部が上記仮想線から30mm離れて位置することが好ましい。
上記構成によれば、効果的に疼痛緩和効果を得ることができる。
本開示によれば、簡易な構成で、複数の電極パッドを生体表面の適切な位置に導くことができる電気治療器を提供することができる。
実施の形態1に係る電気治療器を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る電気治療器を示す平面図である。 実施の形態1に係る電気治療器の分解斜視図である。 実施の形態1に係る電気治療器を右膝の下方に巻付けた巻付状態を示す図である。 図4に示す巻付状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置を示す図である。 図4に示す巻付状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。 実施の形態2に係る電気治療器の平面図を示す図である。 実施の形態2に係る電気治療器を腰に巻き付けた際に第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。 実施の形態3に係る電気治療器を両手に装着した装着状態を示す概略図である。 図9に示す装着状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る電気治療器を示す概略断面図である。図2は、実施の形態1に係る電気治療器を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係る電気治療器の分解斜視図である。図1から図3を参照して、実施の形態1に係る電気治療器100について説明する。
図1から図3に示すように、実施の形態に係る電気治療器100は、本体部10、保持部材20、第1電極パッド41および第2電極パッド42を備える。
電気治療器100は、たとえば、使用者の体表面に接触された第1電極パッド41および第2電極パッド42に低周波パルス電流を供給することで、使用者の疼痛を緩和する低周波治療器である。低周波パルス電流の周波数は、たとえば、1Hz以上1200Hz以下である。
保持部材20は、たとえば、使用者の右下肢に巻付け可能に構成されている。保持部材20は、巻付け前の状態において長尺状の形状を有する。保持部材20は、平面視した場合に略矩形形状を有する。
保持部材20は、第1電極パッド41および第2電極パッド42を保持するとともに、第1電極パッド41および第2電極パッド42が使用者の体表面に押し当てられた状態を維持する。
保持部材20は、右下肢に巻付けられた巻付状態において周方向となる長さ方向(DR1方向)、当該長さ方向に直交する幅方向(DR2方向)を有する。保持部材20は、巻付状態において使用者の体表面に対向する第1主面20aおよび当該第1主面20aの反対側に位置する第2主面20bを有する。
保持部材20は、第1部材21、第2部材22、および位置合わせ部としてのマーク部30を有する。第1部材21および第2部材22は、可撓性を有する。第1部材21は、巻付状態において保持部材20の外周側を構成する部材である。巻付状態において外周側となる第1部材21の表面(保持部材20の第2主面20b)は、後述する面ファスナ25を係止可能に構成されている。第1部材21には、後述する本体部10の第1端子111および第2端子112に対応する位置に開口部26,27が設けられている。
第2部材22は、巻付状態において保持部材20の内周側を構成する部材である。巻き付状態において内周側となる第2部材22の表面(保持部材20の第1主面20a)には、面ファスナ25が設けられている。巻付状態において、面ファスナ25が第2主面20bに係止されることにより、保持部材20が右下肢に固定される。
第2部材22には、第1電極パッド41および第2電極パッド42に対応する位置に窓部23,24が設けられている。窓部23,24が設けられることにより、巻付状態において、第1電極パッド41および第2電極パッド42を使用者の体表面に接触させることができる。
本体部10は、保持部材20に固定されている。本体部10は、保持部材20の第2主面20b側に位置する。本体部10は、電流供給部11および筐体12を含む。電流供給部11は、第1電極パッド41および第2電極パッド42に電流を供給する。電流供給部11は、回路基板110に搭載されている。
回路基板110には、電気治療器100の各部の動作を制御する制御部が設けられている。回路基板110には、第1端子111および第2端子112が設けられている。第1端子111は、第1電極パッド41に電気的に接続されている。第2端子112は、配線部44によって第2電極パッド42に電気的に接続されている。なお、第1電極パッド41は、第1端子111に直接接続されずに、配線によって第1端子111に電気的に接続されてもよい。
筐体12は、箱型形状を有する。筐体12は、内部に電流供給部11および回路基板110を収容する。筐体12は、保持部材20の第2主面20b側に配置されている。筐体12の正面側には、電源ボタン13、および電気刺激強度の調整を行なうための調整ボタン14が設けられている。
マーク部30は、第1電極パッド41および第2電極パッド42を体表面に押し当てる際に、右下肢の特定の位置(基準位置)に位置合わせすることにより、第1電極パッド41および第2電極パッド42を、疼痛を緩和可能なデルマトームに導くための目印である。
マーク部30は、直線形状を有する。マーク30部は、保持部材20の幅方向に沿って延在する。マーク部30は、保持部材20の第2主面20b上に設けられている。
マーク部30は、本体部10から露出するように設けられている。これにより、使用者が保持部材20を巻き付ける際に、使用者は、マーク部30を容易に視認することができる。このため、後述するようにマーク部30を使用者の特定の位置に容易に位置合わせすることができる。
第1電極パッド41および第2電極パッド42は、多角形状を有する。なお、多角形状には、角部が丸みを帯びたものも含まれるものとする。第1電極パッド41および第2電極パッド42は、たとえば、正方形形状を有する。第1電極パッド41および第2電極パッド42において、保持部材20の長さ方向に平行な長さは、たとえば40mmであり、保持部材20の幅方向に平行な長さが、たとえば40mmである。
なお、第1電極パッド41および第2電極パッド42は、多角形状に限定されず、楕円形、長円形、およびトラック形状等のオーバル形状、または、円形状であってもよい。
第1電極パッド41および第2電極パッド42は、保持部材20に固定される。第1電極パッド41および第2電極パッド42は、上記長さ方向に沿って並んで配置されている。第1電極パッド41は、マーク部30に対して上記長さ方向の一方側に配置されている。第2電極パッド42は、マーク部30に対して上記長さ方向の他方側に配置されている。
上記長さ方向におけるマーク部30から第1電極パッド41までの距離と、上記長さ方向におけるマーク部30から第2電極パッド42までの距離とは、互いに異なる。たとえば、マーク部30から第2電極パッド42までの距離は、マーク部30から第1電極パッド41までの距離よりも大きい。
たとえば、第2電極パッド42側に位置する第1電極パッド41の端部は、マーク部30の中心線と重なる。第1電極パッド41側に位置する第2電極パッド42の端部は、マーク部30の中心線からたとえば30mm離れて位置する。
このような位置関係とする場合には、保持部材20を右膝に巻き付けた場合に、第1電極パッド41および第2電極パッド42を後述するように、好適にデルマトームに導くことができる。
第1電極パッド41および第2電極パッド42は、第2部材22の窓部23,24から露出する。これにより、巻付状態において、第1電極パッド41および第2電極パッド42を使用者の体表面に接触させることができる。
第1電極パッド41および第2電極パッド42は、使用者に電流を流すための電極パッドである。第1電極パッド41および第2電極パッド42を使用者の体表面に接触させた状態で、第1電極パッド41および第2電極パッド42に電流を供給することにより、使用者に電流を流すことができる。
図4は、実施の形態に係る電気治療器を右膝の下方に巻付けた巻付状態を示す図である。図5は、図4に示す巻付け状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが体表面に接触する位置を示す図である。図4および図5を参照して、電気治療器100を右膝の下方に巻付けた巻付け状態について説明する。
図4に示すように、電気治療器100を右膝の下方に巻付ける際には、使用者の正面から見た場合に、右膝蓋骨215の中心を右下肢の長さ方向に沿って通過する仮想線VL1にマーク部30が重なるように、保持部材20を巻き付ける。この右膝蓋骨215の中心は、生体の基準位置となる。なお、仮想線VL1とマーク部30の中心線とを重ねることが好ましい。仮想線VL1とマーク部30とが重なった状態で、面ファスナ25を第2主面20bに係止する。
上記仮想線VL1に重なるようにマーク部30を位置合わせすることにより、第1電極パッド41が第1目標位置に導かれ、第2電極パッド42が第2目標位置に導かれる。
具体的には、第1電極パッド41は、使用者の正面から見た場合に、上端が右膝蓋骨215の下端から10mm下方に位置し、第2電極パッド42側に位置する端部が仮想線VL1上または当該仮想線VL1に近接するように、導かれる。
第2電極パッド42は、使用者の正面から見た場合に、上端が右膝蓋骨215の下端から10mm下方に位置し、第1電極パッド41側に位置する端部が、第1電極パッド41の第2電極パッド42側に位置する端部から右下肢の内側に向けて30mm離れて位置するように、導かれる。
図6は、図4に示す巻付状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
皮膚の表面は、デルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる特定の領域に分割されていることが知られている。下肢においては、皮膚の表面は、図6に示すように、デルマトームL2〜L5、S1に分割されている。各領域は、1つの脊髄神経根の感覚神経線維に支配されており、各領域での感覚情報は、感覚神経線維によって、それぞれ特定の脊髄神経根に伝達される。
マーク部30を仮想線VL1に重なるように位置合わせすることにより、巻付状態において、第1電極パッド41および第2電極パッド42は、使用者の体表面上において互いに異なるデルマトームに接触する。
具体的には、第1電極パッド41は、デルマトームL4に接触し、第2電極パッド42は、デルマトームL3に接触する。第1電極パッド41および第2電極パッド42が互いに異なるデルマトームに接触する状態で電流を流すことにより、効果的に治療を行なうことができる。
なお、第1電極パッド41は、全体的にデルマトームL4に接触することが好ましいが、大部分がデルマトームL4に接触する限り、一部がデルマトームL5に接触していてもよい。
上述のような位置に配置されるように、第1電極パッド41および第2電極パッド42を使用者の体表面に接触させて、電流を流すことにより、効果的に疼痛緩和効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態1に係る電気治療器100にあっては、保持部材20にマーク部30を設けた簡易な構成である。このような簡易な構成で、マーク部30を右膝蓋骨の中心を通る仮想線VL1に位置合わせすることにより、第1電極パッド41および第2電極パッド42を生体表面の適切な位置に導くことができる。
なお、実施の形態1に係る電気治療器100にあっては、右下肢に巻き付け可能に構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、左下肢に巻き付け可能に構成されていてもよい。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る電気治療器の平面図を示す図である。図7を参照して、実施の形態2に係る電気治療器100Aについて説明する。
図7に示すように、実施の形態2に係る電気治療器100Aは、実施の形態1に係る電気治療器100Aと比較した場合に、胴部に装着可能に構成されている点が、主として相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
保持部材20は、使用者の胴部に巻き付け可能に構成されている。保持部材20は、第1電極パッド41および第2電極パッド42を保持するとともに、第1電極パッド41および第2電極パッド42が使用者の体表面に押し当てられた状態を維持する。
保持部材20は、位置合わせ部としてのプレート部30Aを有する。プレート部30Aは、長さ方向における保持部材20の略中央に設けられている。プレート部30Aは、保持部材20の幅方向に沿って延在する。プレート部30Aは、たとえば、可撓性を有する樹脂部材によって構成されている。
プレート部30Aは、保持部材20の第1主面20aに設けられている。なお、プレート部30Aは、第2主面20b側に設けられていてもよい。第1電極パッド41および第2電極パッド42は、プレート部30Aに対してほぼ対称の位置に設けられている。
図8は、実施の形態2に係る電気治療器を腰に巻き付けた際に第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
図8に示すように、電気治療器100Aを胴に巻き付ける際には、プレート部30Aが使用者の背骨に重なるように、保持部材20を巻き付ける。この際、保持部材20の上端を使用者のへそに合わせることが好ましい。使用者の背骨およびへそは、基準位置となる。
プレート部30Aが設けられている部分は、プレート部30Aが設けられていない部分の保持部材20と比べて剛性が高くなっている。このため、使用者は、剛性が高い部分が背中に接触する感触によって、プレート部30Aが背骨に重なっていることを感覚的に確認することができる。
背骨に重なるようにプレート部30Aを位置合わせすることにより、第1電極パッド41が第1目標位置に導かれ、第2電極パッド42が第2目標位置に導かれる。
具体的には、第1電極パッド41は、少なくともデルマトームL3に接触する。より詳細には、第1電極パッド41は、たとえば、後方側から見て背中の左側に位置するデルマトームL1〜L4に跨る。同様に、第2電極パッド42は、少なくともデルマトームL3に接触する。より詳細には、第2電極パッド42は、後方側から見て背中の右側に位置するデルマトームL1〜L4に跨る。
上述のような位置に配置されるように、第1電極パッド41および第2電極パッド42を使用者の体表面に接触させて、電流を流すことにより、特にヘルニア等の腰痛を効果的に治療することが可能となる。
以上のように、実施の形態2に係る電気治療器100Aにあっては、保持部材20に位置合わせ部としてプレート部30Aを設けた簡易な構成である。このような簡易な構成で、保持部材20の上端をへそに合わせたり、プレート部30Aを背骨に重なるように位置合わせしたりすることにより、第1電極パッド41および第2電極パッド42を生体表面の適切な位置に導くことができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る電気治療器を両手に装着した装着状態を示す概略図である。図9を参照して、実施の形態3に係る電気治療器100Bについて説明する。
図9に示すように、実施の形態3に係る電気治療器100Bは、実施の形態1に係る電気治療器100と比較した場合に、保持部材20Bの形状が相違する。その他の構成は、ほぼ同様である。
保持部材20Bは、長手袋形状を有する。保持部材20Bは、先端側に設けられた指部28および基端側に設けられた前腕部29を有する。指部28は、使用者の指を挿入可能に構成されている。前腕部29は、使用者の前腕を挿入可能に構成されている。第1電極パッド41および第2電極パッド42は、前腕部29の内側に設けられている。第1電極パッド41および第2電極パッド42は、たとえば、先端から基端側に向かう保持部材20Bの長さ方向に沿って並んで配置されている。
上記指部28は、位置合わせ部として機能する。当該指部28に使用者の指を挿入することにより、第1電極パッド41を第1目標位置に導くことができ、第2電極パッド42を第2目標位置に導くことができる。使用者の指は、基準位置となる。
図10は、図9に示す装着状態において第1電極パッドおよび第2電極パッドが生体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
図10に示すように、指部28に使用者の指が挿入されて位置合わせが行なわれた状態にあっては、第1電極パッド41および第2電極パッド42は、少なくともデルマトームC7に接触する。この状態で電流を流すことにより、特に肘および肩の疼痛を効果的に治療することができる。
以上のように、実施の形態3に係る電気治療器100Bにあっては、保持部材20Bを手袋形状とし、その指部を位置合わせに用いる簡易な構成である。このような簡易な構成で、保持部材20Bを手から前腕に装着することで、第1電極パッド41および第2電極パッド42を生体表面の適切な位置に導くことができる。
[付記]
以上のように、本実施形態は以下のような開示を含む。
[構成1]
電流を生体に供給するための第1電極パッド(41)および第2電極パッド(42)と、
前記第1電極パッド(41)および前記第2電極パッド(42)を保持するとともに、前記第1電極パッド(41)および前記第2電極パッド(42)が生体表面に押し当てられた状態を維持するための保持部材(20、20B)と、を備え、
前記保持部材(20、20B)は、前記第1電極パッド(41)および前記第2電極パッド(42)を生体表面に押し当てる際に、生体表面の第1目標位置に前記第1電極パッド(41)を導き、生体表面の第2目標位置に前記第2電極パッド(42)を導くための位置合わせ部(30、30A、28)を有し、
前記位置合わせ部(30、30A、28)を生体の基準位置に位置合わせすることにより、前記第1電極パッド(41)および前記第2電極パッド(42)は、疼痛を緩和可能なデルマトームに導かれる、電気治療器。
[構成2]
前記保持部材(20)は、下肢に巻付け可能に構成されるとともに、下肢に巻き付けた巻付状態において周方向となる長さ方向を有し、
前記第1電極パッド(41)は、前記位置合わせ部(30、30A)に対して前記長さ方向の一方側に配置されており、
前記第2電極パッド(42)は、前記位置合わせ部(30、30A)に対して前記長さ方向の他方側に配置されている、構成1に記載の電気治療器。
[構成3]
前記長さ方向における前記位置合わせ部(30)から前記第1電極パッド(41)までの距離と、前記長さ方向における前記位置合わせ部から前記第2電極パッド(42)までの距離とが互いに異なる、構成2に記載の電気治療器。
[構成4]
前記第1電極パッド(41)および前記第2電極パッド(42)は矩形形状を有し、
使用者の正面から見た場合に膝橈骨(215)の中心を下肢に沿って通過する仮想線に前記位置合わせ部が重なるように前記保持部材(20)が膝に巻き付けられた巻付状態において、前記第1電極パッド(41)の上端および前記第2電極パッド(42)の上端が膝蓋骨の下端から10mm下方に位置し、前記位置合わせ部(30)寄りに位置する前記第1電極パッド(41)の端部が前記仮想線に重なり、前記位置合わせ部(30)寄りに位置する前記第2電極パッド(42)の端部が前記仮想線から30mm離れて位置する、構成3に記載の電気治療器。
以上、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本開示の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 本体部、11 電流供給部、12 筐体、13 電源ボタン、14 調整ボタン、20,20B 保持部材、20a 第1主面、20b 第2主面、21 第1部材、22 第2部材、23,24 窓部、25 面ファスナ、26,27 開口部、28 指部、29 前腕部、30 マーク部、30A プレート部、41 第1電極パッド、42 第2電極パッド、44 配線部、100,100A,100B 電気治療器、110 回路基板、111 第1端子、112 第2端子、215 右膝蓋骨。

Claims (4)

  1. 電流を生体に供給するための第1電極パッドおよび第2電極パッドと、
    前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドを保持するとともに、前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドが生体表面に押し当てられた状態を維持するための保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドを生体表面に押し当てる際に、生体表面の第1目標位置に前記第1電極パッドを導き、生体表面の第2目標位置に前記第2電極パッドを導くための位置合わせ部を有し、
    前記位置合わせ部を生体の基準位置に位置合わせすることにより、前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドは、疼痛を緩和可能なデルマトームに導かれる、電気治療器。
  2. 前記保持部材は、下肢に巻付け可能に構成されるとともに、下肢に巻き付けた巻付状態において周方向となる長さ方向を有し、
    前記第1電極パッドは、前記位置合わせ部に対して前記長さ方向の一方側に配置されており、
    前記第2電極パッドは、前記位置合わせ部に対して前記長さ方向の他方側に配置されている、請求項1に記載の電気治療器。
  3. 前記長さ方向における前記位置合わせ部から前記第1電極パッドまでの距離と、前記長さ方向における前記位置合わせ部から前記第2電極パッドまでの距離とが互いに異なる、請求項2に記載の電気治療器。
  4. 前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッドは矩形形状を有し、
    使用者の正面から見た場合に膝橈骨の中心を下肢に沿って通過する仮想線に前記位置合わせ部が重なるように前記保持部材が膝に巻き付けられた巻付状態において、前記第1電極パッドの上端および前記第2電極パッドの上端が膝蓋骨の下端から10mm下方に位置し、前記位置合わせ部寄りに位置する前記第1電極パッドの端部が前記仮想線に重なり、前記位置合わせ部寄りに位置する前記第2電極パッドの端部が前記仮想線から30mm離れて位置する、請求項3に記載の電気治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022270275A1 (ja) * 2021-06-21 2022-12-29 オムロンヘルスケア株式会社 低周波治療器

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