JP2019102365A - ターミナル - Google Patents

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聖夢 鎌田
Seimu Kamada
聖夢 鎌田
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Abstract

【課題】接触圧力を低減することができるターミナルを提供すること。【解決手段】実施形態に係るターミナルは、平板状に形成されたベース板部と、回路基板の導電パターンに接続され、ベース板部を回路基板から間隔をあけて支持する脚部と、ベース板部の一端部または脚部に片持ち支持され、ベース板部に形成された開口から突出する突出部が導電部材に押されて回路基板に向かって弾性変位する板バネ部と、を備え、板バネ部は、ベース板部と回路基板との間の空間におけるベース板部の一端部側から他端部側にかけて延びる延伸部と、延伸部に連続し上記空間において延伸部から一端部側へ向けて屈曲して突出部に連続する屈曲部と、を備える。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、ターミナルに関する。
従来、携帯電話機等の電子装置内で、回路基板上に実装され、かかる回路基板の導電パターンと導電部材との間を電気的に接続するターミナルが広く用いられている。従来のターミナルは、例えば、ベース板部に片持ち支持された板バネ部を有し、板バネ部に導電部材を押圧させてターミナルと導電部材との間の接触を実現している。
例えば、特許文献1には、ベース板部の一端部を基端としてベース板部と回路基板との間隙を挿通し、自由端側がベース板部の他端側に突出する状態で片持ち支持される板バネ部を有するターミナルが開示されている。
特開2015−207475号公報
回路基板へ実装されるターミナルの数は増加する傾向にあり、ターミナルの小型化が重要視される。しかしながら、ターミナルの小型化に伴い、板バネ部の長さが短くなることで、接触圧力が大きくなるという課題がある。接触圧力とは、回路基板の導電パターンと導電部材とがターミナルによって電気的に接続された状態において導電部材が板バネ部から受ける力のことをいう。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、接触圧力を低減することができるターミナルを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るターミナルは、平板状に形成されたベース板部と、回路基板の導電パターンに接続され、前記ベース板部を前記回路基板から間隔をあけて支持する脚部と、前記ベース板部の一端部または前記脚部に片持ち支持され、前記ベース板部に形成された開口から突出する突出部が導電部材に押されて前記回路基板に向かって弾性変位する板バネ部と、を備え、前記板バネ部は、前記ベース板部と前記回路基板との間の空間における前記ベース板部の一端部側から他端部側にかけて延びる延伸部と、前記延伸部に連続し前記空間において前記延伸部から前記一端部側へ向けて屈曲して前記突出部に連続する屈曲部と、を備える。
実施形態の一態様によれば、接触圧力を低減することができるターミナルを提供することができる。
図1は、実施形態に係るターミナルが回路基板への実装された様子を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るターミナルの縦断面図である。 図3は、実施形態に係るターミナルの展開図である。 図4は、実施形態に係るターミナルを斜め上方から見た場合の斜視図である。 図5は、実施形態に係るターミナルを斜め下方から見た場合の斜視図である。 図6は、実施形態に係るターミナルの平面図である。 図7は、図6に示すVII−VII線における断面図である。 図8は、図7に示すVIII−VIII線における断面図である。 図9は、導電部材と接触する前のターミナルの状態を示す断面図である。 図10は、導電部材によって突出部が押下されている途中のターミナルの状態を示す断面図である。 図11は、導電部材と回路基板とが接続された後のターミナルの状態を示す断面図である。 図12は、第1の変形例に係るターミナルが回路基板への実装された様子を示す斜視図である。 図13は、第1の変形例に係るターミナルを斜め下方から見た場合の斜視図である。 図14は、第1の変形例に係るターミナルの展開図である。 図15は、第2の変形例に係るターミナルの縦断面図である。 図16は、第3の変形例に係るターミナルの縦断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するターミナルの実施形態について説明する。なお、以下に示す各実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施形態に係るターミナルの概要について、図1および図2を参照して説明する。図1に示すように、実施形態に係るターミナル1は、回路基板2の主面に形成された導電パターン3に半田などによって接続され、不図示の導電部材に接触することで、回路基板2と導電部材との間を電気的に接続する機能を有する。導電パターン3は、例えば、グランドパターンである。
図1および図2に示すように、ターミナル1は、平板状に形成されたベース板部10と、回路基板2の導電パターン3に接続され、ベース板部10を回路基板2から間隔をあけて支持する一対の脚部20,20とを備える。また、ターミナル1は、ベース板部10の一端部11aに片持ち支持され、ベース板部10に形成された開口12から突出部31が突出する板バネ部30を備える。なお、片持ち支持とは、板バネ部30の長手方向両端のうちの一方の端部のみが支持されること、言い換えれば、他方の端部は自由端であることを意味する。
板バネ部30は、ベース板部10の開口12から突出する突出部31と、ベース板部10と回路基板2との間の空間におけるベース板部10の一端部11a側から他端部11b側にかけて延びる延伸部32とを備える。さらに、板バネ部30は、延伸部32に連続し、ベース板部10と回路基板2との間の空間において延伸部32からベース板部10の一端部11a側へ向けて屈曲して突出部31に連続する屈曲部33を備える。
このように、板バネ部30は、ベース板部10の一端部11aに基端が連続し、ベース板部10の一端部11aと回路基板2との間から他端部11bと回路基板2との間まで延伸した後に折り返して開口12から突出する構成を有する。
そのため、板バネ部30は、ベース板部10の他端部11bから折り返して開口12から突出する構成に比べ、基端から自由端までの長さが長くなるため、導電部材と板バネ部30との接触圧力を低減させることができる。
以下、実施形態に係るターミナル1の詳細について説明する。なお、以下において、説明の便宜上、ターミナル1が回路基板2に接続される方向(Z軸負方向)を「下方向」とし、その逆方向(Z軸正方向)を「上方向」とする。また、一対の脚部20,20の一方が他方に対向する方向を左右方向(X軸正負方向)とし、「上下方向」と「左右方向」の双方に直交する方向(Y軸正負方向)を「前後方向」とする。
ターミナル1は、例えばベリリウム銅、リン青銅、およびチタン銅といった弾性を有する金属板に打抜き折曲げ加工を施すことによって形成される。具体的には、ターミナル1は、弾性を有する金属板が打抜き加工によって図3に示す形状に加工された後、折曲げ加工によって実質的に左右対称になるように折り曲げられて構成されている。なお、図3では、ベース板部10と脚部20との境界、ベース板部10と板バネ部30との境界、およびベース板部10における部位間の境界を分かりやすくするために破線を便宜上付している。
ベース板部10は、図4に示すように、外形が矩形状の平板でありターミナル1の上部に配置される。また、ベース板部10は、一端部11aと他端部11bとの間に、板バネ部30の突出部31がベース板部10の上方に突出するための開口12が形成される。
一対の脚部20,20は、図4に示すように、ターミナル1の左右の側部に垂直に設けられており、ベース板部10に接続されている。具体的には、一対の脚部20,20のうち左の脚部20がベース板部10の左側部11cと接続され、右の脚部20がベース板部10の右側部11dと接続される。
一対の脚部20,20の各々は、ベース板部10に接続された脚部本体21と、導電パターン3に半田などの導電接合材で接合される一対の接続部22,22とを備える。一対の接続部22,22のうち一方の接続部22と他方の接続部22とは間隔を空けて形成される。これにより、脚部20において導電パターン3へ接続される領域が大きくなりすぎることを抑制することができ、例えば、ターミナル1に外部から強い力が働いた場合に、ターミナル1と共に導電パターン3が回路基板2から剥離する可能性を低減することができる。
板バネ部30は、延伸部32と回路基板2との間に間隔がある状態でベース板部10の一端部11aに片持ち支持される。すなわち、板バネ部30は、延伸部32が回路基板2から浮いた状態で一端部11aに片持ち支持される。そのため、突出部31が下方に押下された場合に、延伸部32を下方に移動させることができる。したがって、延伸部32と回路基板2との間に間隔がない状態でベース板部10の一端部に片持ち支持される場合に比べ、導電部材と板バネ部30との接触圧力を低減させることができる。
図7に示すように、板バネ部30の延伸部32および屈曲部33は、ベース板部10と回路基板2との間の空間内に配置される。以下、ベース板部10と回路基板2との間の空間をターミナル内空間と記載する場合がある。
延伸部32は、ベース板部10の一端部11aから下方に向かって垂直に延伸する垂直部分321と、ターミナル内空間におけるベース板部10の一端部11a側からベース板部10の他端部11b側にかけて水平に延伸する水平部分322と、垂直部分321と水平部分322とを接続する屈曲部分323とを有する。
このように、延伸部32は、ベース板部10の一端部11aから下方に延伸した後に後方に向けて屈曲して、ターミナル内空間におけるベース板部10の一端部11a側から他端部11b側にかけて水平に延伸する形状を有している。
なお、ターミナル内空間におけるベース板部10の一端部11a側とは、ターミナル内空間のうちベース板部10の前後方向における中心よりも前方の空間のことをいう。また、ターミナル内空間におけるベース板部10の他端部11b側とは、ターミナル内空間のうちベース板部10の前後方向における中心よりも後方の空間のことをいう。
図3および図7に示すように、延伸部32の水平部分322には、開口35が設けられている。開口35は、突出部31と対向する位置に形成されており、突出部31が下方に押下された場合に突出部31が進入することができる。
屈曲部33は、図7に示すように、延伸部32からベース板部10の一端部11a側へ向けて屈曲する形状、言い換えれば、後方から前方へ折り返す形状を有する。
具体的には、屈曲部33は、延伸部32の水平部分322に連続し、水平部分322からターミナル内空間におけるベース板部10の一端部11a側へ向けて屈曲する屈曲部分331と、屈曲部分331からターミナル内空間におけるベース板部10の一端部11a側へ向けて水平に延伸する水平部分332とを有する。
このように、板バネ部30は、ベース板部10の一端部11aに基端が連続し、ターミナル内空間において、ベース板部10の一端部11a側からベース板部10の他端部11b側へ延伸し、ベース板部10の他端部11b側にて折り返して開口12から突出する構成を有する。
そのため、板バネ部30は、ベース板部10の他端部11bに基端が連続し、ベース板部10の他端部11bから折り返して開口12から突出する構成と比べて、基端から自由端までの長さを長くすることができる。
また、板バネ部30の延伸部32および屈曲部33は、ベース板部10、回路基板2および一対の脚部20,20によって囲まれる空間に配置される。そのため、延伸部32および屈曲部33が外部からの力を受けることを抑制することができる。
また、屈曲部33は、図3に示すように突出部31に向けて漸次幅狭に形成される。これにより、延伸部32の幅方向の長さを長くしつつ突出部31を開口35に進入させることができる。
板バネ部30の突出部31は、屈曲部33の水平部分332に連続し、開口12に向かって斜め上方に屈曲する屈曲部分311と、屈曲部分311に連続し斜め上方に延伸する延伸部分312とを有する。
また、突出部31は、延伸部分312に連続し、導電部材に接触する接触部313と、接触部313からベース板部10の開口12へ向けて延び、先端部が板バネ部30の自由端34である折り返し部314とを備える。
接触部313は、延伸部分312から開口12に向かって下方に屈曲する形状を有する。また、折り返し部314は、接触部313から下方に向かって延伸する垂直部分315と、垂直部分315の下端から屈曲部分311に向かって緩やかに湾曲する湾曲部分316とを有する。
板バネ部30の自由端34は、ベース板部10と回路基板2との間の空間に配置されており、ベース板部10に係止される突起部34aを有する。具体的には、図8に示すように、突起部34aは、板バネ部30の左右方向に延伸しており、その幅は、ベース板部10の開口12の幅よりも長い。突起部34aは、ベース板部10の左側部11cの裏面および右側部11dの裏面に係止されることで、自由端34がベース板部10の開口12から抜けることを防止することができる。
次に、ターミナル1の動作について図9〜図11を参照して説明する。図9に示すように、導電部材5が突出部31に接触する前において、板バネ部30の突出部31は、ベース板部10の開口12から突出しており、突出部31のうち接触部313がターミナル1の最上部に位置した状態となっている。
図10に示すように、導電部材5は、突出部31の接触部313に接触して突出部31を下向きに押す。板バネ部30は、突出部31が導電部材5に押されることによって回路基板2に向かって弾性変位する。すなわち、板バネ部30が弾性変形することによって延伸部32の水平部分322、屈曲部33および突出部31が導電部材5とともに下方に変位する。導電部材5は、板バネ部30と接触することによって回路基板2の導電パターン3と電気的に接続される。
なお、突出部31は折り返し部314を備えているため、折り返し部314を備えない場合と比べて、突出部31を持ち上げるような外力、いわゆる煽り方向の外力を受け難くすることができる。しかも、折り返し部314は、導電部材5が接触していない状態において、下方に向かって延伸する垂直部分315を有するため、垂直部分315を有しない場合と比べて煽り方向の外力をより受け難くすることができる。
また、折り返し部314の先端部である自由端34には、板バネ部30の幅方向に延伸する突起部34aが設けられているため、仮に、煽り方向の外力を受けた場合であっても、突起部34aがベース板部10に係止されることで、突出部31が開口12から抜けること、すなわち、煽られることを防止することができる。
突出部31が図10に示す状態からさらに押し下げられると、図11に示すように、導電部材5がベース板部10の上面に接触する。なお、導電部材5は、必ずしもベース板部10の上面に接触することを要せず、ベース板部10の上面から離れた状態であってもよい。
このように、ターミナル1が備える板バネ部30は、導電部材5によって押された場合に変位する部分の長さが長くなるように構成されるため、ターミナル1を小型化した場合においても、導電部材5と板バネ部30との接触圧力の増加を抑制することができる。
また、板バネ部30は、延伸部32が回路基板2から浮いた状態でベース板部10に支持されるため、延伸部32が回路基板2に接触した状態でベース板部10に支持される場合と比べて、導電部材5とともに変位する部分の長さをより長くすることができる。したがって、導電部材5と板バネ部30との接触圧力をより低減させることができる。
また、図11に示すように、板バネ部30は、導電部材5によって押された場合に、延伸部32に設けられた開口35に折り返し部314が進入するように構成されている。したがって、延伸部32を回路基板2から浮かせることによって突出部31の押し下げ距離が短くなることを防止することができる。そのため、板バネ部30が導電部材5によって押された場合に突出部31が延伸部32に接触する構成に比べ、導電部材5と板バネ部30との接触圧力を低減させることができる。
<第1の変形例>
上述した実施形態では、ベース板部10の一端部11aに板バネ部30が片持ち支持される場合の例について説明したが、板バネ部30は、脚部20に片持ち支持されてもよい。かかる場合の変形例について図12〜図14を参照して説明する。
図12〜図14に示すように、第1の変形例に係るターミナル1Aは、一対の脚部20,20Aを備えている。第1の変形例に係る板バネ部30Aは、一対の脚部20,20Aのうち左の脚部20Aの前方端部20Aaにおいて脚部20Aに片持ち支持される。
具体的には、脚部20Aの前方端部20Aaは、ターミナル1Aの右の脚部20に向かって90度折り曲げられており、板バネ部30Aの延伸部32Aは、かかる前方端部20Aaに対し、垂直部分321Aの左側部において接続される。板バネ部30Aは、延伸部32Aと回路基板2との間に間隔がある状態で脚部20Aに片持ち支持される。
このように、板バネ部30Aは、脚部20Aに片持ち支持されてもよい。なお、ここでは、板バネ部30Aが左の脚部20Aに片持ち支持されることとしたが、板バネ部30Aは、右の脚部20に片持ち支持されてもよい。
<第2の変形例>
上述した実施形態では、板バネ部30が、延伸部32と回路基板2との間に間隔がある状態でベース板部10の一端部11aに片持ち支持される場合の例について説明した。しかし、延伸部32は、必ずしも回路基板2から浮かせることを要しない。かかる点について図15を参照して説明する。なお、図15には、第2の実施形態に係るターミナル1Bを図6に示すVII−VII線と同じ位置で切断した場合における縦断面図を示している。
図15に示すように、第2の変形例に係るターミナル1Bは、板バネ部30Bを備える。板バネ部30Bは、延伸部32Bにおける水平部分322Bが回路基板2に接触した状態でベース板部10の一端部11aに片持ち支持される。
このように、板バネ部30Bは、必ずしも回路基板2から浮いていることを要せず、水平部分322Bにおいて回路基板2に接触していてもよい。かかる場合であっても、ベース板部10の他端部11bから折り返して開口12から突出させた場合の板バネ部と比較して、基端から自由端までの長さが長くなるため、接触圧力を低減させることができる。
<第3の変形例>
上述した実施形態では、板バネ部30の延伸部32における水平部分322が平板状に形成される場合の例について説明したが、延伸部32の水平部分322は、必ずしも平板状であることを要しない。
たとえば、図16に示す第3の変形例に係るターミナル1Cのように、板バネ部30Cの延伸部32Cにおける水平部分322Cは、前後方向に沿って山部と谷部とが連続する波板状に形成されてもよい。水平部分322Cを波板状に形成することで、平板状の水平部分322を有する板バネ部30と比べ、板バネ部30Cの基端から自由端までの長さがより長くなるため、接触圧力をより低減させることができる。
<その他の変形例>
上述した実施形態では、板バネ部30が折り返し部314を備える場合の例について説明したが、板バネ部30は、必ずしも折り返し部314を備えることを要しない。この場合、板バネ部30は、必ずしも開口35を備えることを要しない。
以上のように、実施形態に係るターミナル1,1A〜1Cは、平板状に形成されたベース板部10と、回路基板2の導電パターン3に接続され、ベース板部10を回路基板2から間隔をあけて支持する脚部20,20Aと、ベース板部10の一端部11aまたは脚部20Aに片持ち支持され、ベース板部10に形成された開口12から突出する突出部31が導電部材5に押されて回路基板2に向かって弾性変位する板バネ部30,30A〜30Cとを備える。また、板バネ部30,30A〜30Cは、ベース板部10と回路基板2との間の空間におけるベース板部10の一端部11a側から他端部11b側にかけて延びる延伸部32,32A〜32Cと、延伸部32,32A〜32Cに連続し、ベース板部10と回路基板2との間の空間において延伸部32,32A〜32Cからベース板部10の一端部11a側へ向けて屈曲して突出部31に連続する屈曲部33とを備える。これにより、ベース板部10の他端部11bから折り返して開口12から突出させた場合の板バネ部と比べ、板バネ部30,30A〜30Cの基端から自由端までの長さを長くすることができることから、導電部材5と板バネ部30,30A〜30Cとの接触圧力を低減させることができる。
また、突出部31は、屈曲部分311および延伸部分312を介して屈曲部33に連続し導電部材5に接触する接触部313と、接触部313からベース板部10の開口12へ向けて延び、先端部が板バネ部30,30A〜30Cの自由端である折り返し部314とを備える。また、折り返し部314の先端部は、ベース板部10と回路基板2との間の空間に配置され、ベース板部10に係止される突起部34aを有する。これにより、板バネ部30の自由端34がベース板部10の開口12から抜けることを防止することができる。
また、突起部34aは、板バネ部30,30A〜30Cの幅方向に延伸してベース板部10に係止される。これにより、突起部34aをベース板部10の裏面に係止させることができることから、自由端34がベース板部10の開口12から抜けることを簡易な構成にて防止することができる。
また、延伸部32は、突出部31が導電部材5に押下された場合に、突出部31の折り返し部314の一部が進入可能な開口35を有する。これにより、たとえば、板バネ部30,30A,30Cが、延伸部32,32A,32Cと回路基板2との間に間隔がある状態でベース板部10の一端部11aまたは脚部20Aに片持ち支持される場合において、突出部31の押し下げ距離が短くなることを防止することができる。
また、板バネ部30,30A,30Cは、延伸部32,32A,32Cと回路基板2との間に間隔がある状態でベース板部10の一端部11aまたは脚部20Aに片持ち支持される。これにより、延伸部32,32A,32Cと回路基板2との間に間隔がない状態でベース板部10の一端部11aまたは脚部20Aに片持ち支持される場合に比べ、導電部材5と板バネ部30との接触圧力を低減させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ターミナル
2 回路基板
3 導電パターン
5 導電部材
10 ベース板部
11a 一端部
11b 他端部
12 開口
20 脚部
30 板バネ部
31 突出部
32 延伸部
33 屈曲部
34 自由端
35 開口
311 屈曲部分
312 延伸部分
313 接触部
314 折り返し部
315 垂直部分
316 湾曲部分
321 垂直部分
322 水平部分
323 屈曲部分
331 屈曲部分
332 水平部分

Claims (5)

  1. 平板状に形成されたベース板部と、
    回路基板の導電パターンに接続され、前記ベース板部を前記回路基板から間隔をあけて支持する脚部と、
    前記ベース板部の一端部または前記脚部に片持ち支持され、前記ベース板部に形成された開口から突出する突出部が導電部材に押されて前記回路基板に向かって弾性変位する板バネ部と、を備え、
    前記板バネ部は、
    前記ベース板部と前記回路基板との間の空間における前記ベース板部の一端部側から他端部側にかけて延びる延伸部と、
    前記延伸部に連続し前記空間において前記延伸部から前記一端部側へ向けて屈曲して前記突出部に連続する屈曲部と、を備える
    ことを特徴とするターミナル。
  2. 前記突出部は、
    前記屈曲部に連続し前記導電部材に接触する接触部と、
    前記接触部から前記開口へ向けて延び、先端部が前記板バネ部の自由端である折り返し部と、を備え、
    前記折り返し部の前記先端部は、前記ベース板部と前記回路基板との間の空間に配置され、前記ベース板部に係止される突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のターミナル。
  3. 前記突起部は、
    前記板バネ部の幅方向に延伸して前記ベース板部に係止される
    ことを特徴とする請求項2に記載のターミナル。
  4. 前記延伸部は、
    前記突出部が前記導電部材に押下された場合に、前記突出部の前記折り返し部の一部が進入可能な開口を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のターミナル。
  5. 前記板バネ部は、
    前記延伸部と前記回路基板との間に間隔がある状態で前記ベース板部の前記一端部または前記脚部に片持ち支持される
    ことを特徴とする請求項1に記載のターミナル。
JP2017234648A 2017-12-06 2017-12-06 ターミナル Pending JP2019102365A (ja)

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