JP2019102196A - 電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の短絡を防止するとともに、材料歩留まりを向上した電池の製造方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る電池の製造方法は、集電体上に間欠的に第1活物質層を塗工して、当該該第1活物質層が塗工された塗工部と、当該第1活物質層が塗工されていない未塗工部とを形成する工程と、前記塗工部上に電解質層を塗工する工程と、前記電解質層上に、当該電解質層の端部よりも内側に第2活物質層を塗工する工程と、前記未塗工部で前記集電体を切断する工程と、前記未塗工部を用いて電流取出し用のタブを形成する工程とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電池の製造方法に関する。
二次電池は、集電体の両面に正極活物質を塗布した電極板と負極活物質を塗布した電極板とをセパレータを介して積層した積層電極体を備えている。積層電極体を構成する電極板の製造方法として、帯状の集電体の両面に活物質を間欠的に塗工する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。集電体は活物質が塗工されていない未塗工部において切断され、切断された各部材の未塗工部に電流取出し用のタブが形成される。
また、特許文献4には、活物質と導電体の2層を同時に塗工して、活物質と導電体とが水平方向にストライプ状に交互に形成する技術が開示されている。この活物質と導電体からなる電極塗膜は、電極基材上に連続して形成される。
近年、電解液を硫化物系固体電解質や酸化物系固体電解質等の固体電解質に置換した全固体電池が注目されている。電解液を用いる二次電池と比較して、電解液を用いない全固体電池は、電池の過充電に起因する電解液の分解等を生じることなく、高いサイクル耐久性及びエネルギー密度を有している。
このような全固体電池は、正極活物質層、固体電解質層、負極活物質層を積層した電池用積層体を備えている。この電池用積層体では、裁断等の加工による変形や使用中の振動等による破損によって、正極活物質層と負極活物質層とが互いに接触して短絡する恐れがある。
そこで、正極活物質層と負極活物質層の大きさに差異を設け、短絡を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献5)。特許文献5では、活物質層及び固体電解質層が積層された電池用積層体に、活物質層の側からレーザーを照射することによって、固体電解質層を維持しつつ、活物質層の周縁部を除去している。
特開平11−354110号公報 国際公開第2013/031889号 特開2007−329050号公報 特開2014−229479号公報 特開2016−213070号公報
全固体電池の短絡を防止するために、正極活物質層が負極活物質層よりも小さくした電池用積層体を製造する場合、まず、積層された正極活物質層の周縁部に額縁状に、当該正極活物質層をレーザーで除去した溝が形成される。そして、当該溝に沿って、負極活物質層が正極活物質層よりも大きくなるように切断することにより電池用積層体が切り出される。電池用積層体が切り出された後の不要部分は廃棄されるため、材料の歩留まりが悪くなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電池の短絡を防止するとともに、材料歩留まりを向上した電池の製造方法を提供することである。
本発明の一態様に係る電池の製造方法は、集電体上に間欠的に第1活物質層を塗工して、当該該第1活物質層が塗工された塗工部と、当該第1活物質層が塗工されていない未塗工部とを形成する工程と、前記塗工部上に電解質層を塗工する工程と、前記電解質層上に、当該電解質層の端部よりも内側に第2活物質層を塗工する工程と、前記未塗工部で前記集電体を切断する工程と、前記未塗工部を用いて電流取出し用のタブを形成する工程とを備える。
本発明によれば、電池の短絡を防止するとともに、材料歩留まりを向上した電池の製造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る電池の製造方法を説明する製造工程図である。 実施の形態1に係る電池の製造方法を説明する製造工程図である。 実施の形態2に係る電池の製造方法を説明する製造工程図である。 比較例の電池の製造方法を説明する製造工程図である。 比較例の電池の製造方法を説明する製造工程図である。 比較例の電池の製造方法を説明する製造工程図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。各図における同等の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明は、積層型の全固体電池の製造方法に関する。全固体電池は、正極活物質層、固体電解質層、負極活物質層を積層した電池用積層体を備えている。正極活物質層及び負極活物質層の一方が、特許請求の範囲に記載の第1活物質層に相当し、他方が第2活物質層に相当する。正極活物質層と負極活物質層との間に、固体電解質層が配置される。実施の形態に係る製造方法は、第1活物質層、電解質層を間欠塗工し、電解質層上に、第2活物質層を電解質層よりも一回り小さく形成することによって、電池の短絡を防止するとともに、材料歩留まりを向上させることができるものである。
実施の形態1
図1、2は、実施の形態1に係る電池の製造方法を説明する製造工程図である。図1、2において、上部に各工程のフローが示されており、下部に各行程中の電池用積層体の状態が示されている。図1の製造方法により得られる電池用積層体Pは、負極箔10上に、負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13を積層した構成を備えている。
電池用積層体Pの各層の積層順としては、下から順に、負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13の順であることが好ましい。これは、正極活物質層13は負極活物質層11よりもクラックが生じやすいため、クラックの発生を抑制する目的である。なお、負極活物質層11と正極活物質層13をと置き換えることも可能である。以下の実施の形態では、負極活物質層11が第1活物質層であり、正極活物質層13が第2活物質層であるものとする。帯状の負極箔10から電池用積層体Pが切り出された後に、正極活物質層13上に正極箔14が貼り付けられる。
負極箔10は、負極活物質層11用の集電体である。負極箔10としては、金属箔、例えばSUS箔、Cu箔を用いることができる。正極活物質層13用の集電体である正極箔としては、金属箔、例えばSUS箔、Al箔を用いることができる。正極箔、負極箔は、それぞれ外部に通じる図示しない正極端子、負極端子に電流取出し用のタブにより接続される。
負極活物質層11に含有される負極活物質としては、Liを挿入することができる材料、例えばグラファイト等のカーボン系負極活物質を用いることができる。また、負極活物質層11に含有される固体電解質としては、硫化物固体電解質や酸化物電解質などを任意の固体電解質を用いることができる。また、負極活物質層11は任意のバインダーや導電助剤等を含有し得る。
正極活物質層13に含有される正極活物質としては、Liを挿入することができる材料、例え正極活物質層13に含有される固体電解質としては硫化物固体電解質や酸化物電解質など任意の固体電解質を用いることができる。また、正極活物質層13は任意のバインダーや導電助剤等を含有し得る。
固体電解質層12に用いられる固体電解質としては、特に限定はなく、例えば負極活物質層11、正極活物質層13に適用される硫化物固体電解質や酸化物固体電解質を用いることができる。
図1に示すように、実施の形態1の電池の製造方法は、負極活物質層11を塗工する負極塗工工程(S11)、固体電解質層12を塗工する電解質塗工工程(S12)、負極プレス工程(S13)、正極活物質層13を転写により塗工する転写工程(S14)、緻密化プレス工程(S15)、負極箔10を切断するシートカット工程(S16)、電池用積層体を切出す裁断工程(S17)を含む。
図1において、矢印は負極箔10の流れ方向を示している。図1に示すように、略矩形状の複数の電池用積層体Pは、流れる帯状の負極箔10上に連続して形成される。図1に示す例では、電池用積層体Pの長手方向が帯状の負極箔10の長さ方向に沿って形成され、電池用積層体Pの短手方向が帯状の負極箔10の幅方向に沿って形成されている。電流取出し用のタブTは、電池用積層体Pの流れ方向の下流側に配置されている。このような負極箔10上の電池用積層体Pの配置を縦向きと称する。
まず、負極塗工工程(S11)において、負極箔10の両面にそれぞれ負極活物質層11が塗工される。負極活物質層11は、例えば、負極活物質、導電補助剤、バインダー等に溶媒を加えて混合してスラリーを得て、スラリーを負極箔10上に塗工して乾燥させることにより作製される。負極活物質層11の塗工法は特に限定されないが、例えば、バー塗工法、ダイ塗工法、スクリーン塗工法、インクジェット塗工法等を用いることができる。負極活物質層11は、負極箔10の両面に間欠的に塗工される。これにより、負極箔10上に、負極活物質層11が塗工された塗工部と、負極活物質層11が塗工されていない未塗工部が形成される。
次に、電解質塗工工程(S12)において、負極箔10の両面にそれぞれ形成された負極活物質層11上に、それぞれ固体電解質層12が形成される。そして、負極プレス工程(S13)において、電池の入出力性能を高めるために、負極活物質層11及び固体電解質層12が第1プレス機構20によりプレスされる。第1プレス機構20は、例えばロール式の加圧手段であり、回転可能な複数の加圧ローラ(本実施形態では、上下二つのローラ)を有する。
そして、固体電解質層12上にそれぞれ正極活物質層13が塗工される(S14)。正極活物質層13は、固体電解質層12の端部よりも内側に形成される。すなわち、正極活物質層13は、固体電解質層12の周囲の端よりも一回り小さく、固体電解質層12の周囲からはみ出さないように配置される。
正極活物質層13は、例えば、正極活物質、導電補助剤、バインダー等に溶媒を加えて混合してスラリーを得て、スラリーを固体電解質層12上に塗工して乾燥させることにより作製される。図1に示す例では、正極活物質層13は、転写機構30により固体電解質層12上に転写塗工される。
フィルム状の柔軟性を有する帯状の基材の上には、固体電解質層12よりも一回り小さい、複数の薄膜状の正極活物質層13が連続して形成されている。基材の両端はそれぞれ供給ローラー31、巻取ローラー33に連結されている。正極活物質層13が形成された基材は、供給ローラー31に巻き回された状態である。供給ローラー31、転写ローラー32、巻取ローラー33は、その長手方向に延びる軸を中心として回転可能である。
供給ローラー31及び巻取ローラー33の回転により、正極活物質層13は供給ローラー31から繰り出され、転写ローラー32に案内されて固体電解質層12上に積層される。正極活物質層13が転写された後の基材は、転写ローラー32に巻き取られる。なお、正極活物質層13の塗工法は特に限定されず、上述した塗工法のいずれかを採用することも可能である。
その後、緻密化プレス工程(S15)において、第2プレス機構40により積層された負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13が積層方向にプレスされ、各層が緻密化される。第2プレス機構40は、例えばロール式の加圧手段であり、回転可能な複数の加圧ローラ(本実施形態では、上下二つのローラ)を有する。
そして、負極箔10の未塗工部において、負極箔10が切断される(S16)。これにより、負極箔10の両面に、それぞれ、負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13が積層された積層体シートWが得られる。その後、積層体シートWに含まれる未塗工部を裁断し、電流取出し用のタブTが形成される(S17)。このようにして、枚葉化した電池用積層体Pが得られる。
その後、図2に示すように、枚葉化した電池用積層体Pを用いて全固体電池の組み立てが行われる。実施の形態1に係る電池の製造方法は、端部絶縁工程(S21)、正極箔切出し工程(S22)、第1の箔貼付け工程(S23)、積層工程(S24)、第2の箔貼付け工程(S25)、端子溶接工程(S26)、封止工程(S27)をさらに含む。
端部絶縁工程(S21)では、タブTに熱可塑性樹脂等のホットメルトが塗布される。これにより、タブTの絶縁性が確保され、電池用積層体Pを積層する際に、重ね合わせたタブTの電極間で短絡が発生するのを防止することができる。また、正極箔切出し工程(S22)では、正極箔シートから、電池用積層体Pの形状に合わせた正極箔14が切出される。なお、正極箔14の片面には、ホットメルトが塗布される。
そして、片面にホットメルトが塗布された正極箔14が、電池用積層体Pの正極活物質層13上に貼り付けられる(S23)。その後、正極箔14を貼り付け後の電池用積層体Pを反転させ、正極箔14を貼り付けた面を下にして、既に反転された電池用積層体Pの正極箔14を貼り付けていない面の正極活物質層13の上に積層する(S24)。S21からS24の工程を繰り返して、所定の枚数の電池用積層体Pが積層される。
所定の枚数の電池用積層体Pを積層した後に、最上面の正極活物質層13の上に正極箔14が貼り付けられる(S25)。そして、正極、負極のそれぞれの端部を溶接し(S26)、ラミネートフィルム等の電池ケース内に真空封止する(S27)ことによって、積層型全固体電池Fを作製できる。なお、この組立て手順は一例であり、これ以外の手順によっても積層型全固体電池Fを作製することが可能である。
ここで、図4〜6を参照して比較例について説明する。図4〜6は、比較例の電池の製造方法を説明する製造工程図である。図4において、上部に各工程のフローが示されており、下部に各行程中の電池用積層体の状態が示されている。
図4に示すように、比較例の製造方法は、負極活物質層11を塗工する負極塗工工程(S1)、固体電解質層12を塗工する電解質塗工工程(S2)、負極プレス工程(S3)、正極活物質層13を転写により塗工する転写工程(S4)、緻密化プレス工程(S5)、正極除去高齢(S6)、電池用積層体を切出す裁断工程(S7)を含む。
比較例では、上述した実施の形態1の負極塗工工程(S11)と異なり、電池用積層体Pの長手方向が帯状の負極箔10の幅方向に沿って形成され、電池用積層体Pの短手方向が帯状の負極箔10の長さ方向に沿って形成されている。負極箔10の一方の端辺には、長さ方向に延在する未塗工部が形成されている。電流取出し用のタブは、この未塗工部に形成される。すなわち、タブTは、電池用積層体Pと幅方向に並んで配置される。
このような負極箔10上の電池用積層体Pの配置を横向きと称する。
負極箔10上に負極活物質層11が連続して塗工される(S1)。また、連続して形成された負極活物質層11上に、固体電解質層12が連続して形成される(S2)。そして、負極活物質層11及び固体電解質層12をプレスした後に(S3)、正極活物質層13が固体電解質層12上に塗工される(S4)。供給ローラー31には、正極活物質層13が連続して形成された基材が巻き回されており、正極活物質層13は固体電解質層12上に連続して転写される。
その後、緻密化プレス工程(S5)を経て、正極活物質層13を固体電解質層12よりも一回り小さくするために、正極活物質層13の一部をレーザーにて除去(トリミング)する(S6)。図5、6は、比較例の正極除去工程(S6)を詳細に説明する製造工程図である。図5に示すように、電池用積層体Pにおいて、正極活物質層13が固体電解質層12の周囲よりも一回り小さくなるように、積層された正極活物質層13の周縁部に額縁状に、正極活物質層13をレーザーで除去した溝15が形成される。
そして、溝15に沿って、固体電解質層12、負極活物質層11が正極活物質層13よりも大きくなるように、切断線Lにおいてレーザー走査することで、電池用積層体Pが切り出される(S7)。このようにして製造される電池用積層体Pでは、負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13のいずれも塗工した時の大きさよりも小さくなる。図6に示すように、電池用積層体Pが切り出された後の不要部分Dには、負極活物質層11、固体電解質層12、正極活物質層13の一部が含まれる。この不要部分Dは廃棄されるため、材料の歩留まりが悪くなる。特に、活物質は高価であるため、量産化した際に製品コストが高くなる要因となる。
また、比較例では、レーザーを用いてトリミング、裁断を行うため、ヒュームが気化、飛散する。所定の大きさ(例えば、50μm以上)の異物が電池に付着すると短絡が発生する場合がある。
さらに、全固体電池として良好な性能を得るためには、固体電解質層12は薄く(例えば30μm)形成する必要がある。しかし、固体電解質層12が薄いと、レーザーで正極活物質層13をトリミングするときに、固体電解質層12まで除去される恐れがある。固体電解質層12が除去されると、負極活物質層11が露出し、電池用積層体Pを積層するときに短絡の要因となる。このため、レーザーで正極活物質層13をトリミングする場合、固体電解質層12を薄くすることができない。また、固体電解質層12を厚くすると、複数枚重ねて製造される積層型全固体電池の全体の厚さが厚くなり、電池の体積当たりのエネルギー効率が悪くなるという問題も生じる。
これに対し、実施の形態1では、負極活物質層11、固体電解質層12ともに所定の大きさに間欠塗工されている。また、正極活物質層13は固体電解質層12より一回り小さく、固体電解質層12の周囲からはみ出さないように間欠塗工される。これにより、電池の短絡を防止することができるとともに、レーザーによって正極活物質層13を除去するレーザートリミング工程が不要となる。また、未塗工部において負極箔10が切断され、積層体シートWに含まれる未塗工部を用いてタブTを形成している。これにより、正極活物質、負極活物質、電解質を廃棄する必要がなく、材料歩留まりを向上させることが可能となる。
実施の形態2
図3は、実施の形態2に係る電池の製造方法を説明する製造工程図である。図3において、上部に各工程のフローが示されており、下部に各行程中の電池用積層体の状態が示されている。実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は、負極活物質層11、固体電解質層12が連続して塗工される点である。
実施の形態2では、電池用積層体Pが負極箔10上に横向きに配置されている。すなわち、電池用積層体Pの長手方向が帯状の負極箔10の幅方向に沿って形成され、電池用積層体Pの短手方向が帯状の負極箔10の長さ方向に沿って形成されている。負極箔10の一方の端辺には、長さ方向に延在する未塗工部が形成されている。この未塗工部に、電流取出し用のタブが形成される。
負極箔10上に負極活物質層11が連続して塗工される(S31)。また、連続して形成された負極活物質層11上に、固体電解質層12が連続して形成される(S32)。
そして、負極活物質層11及び固体電解質層12をプレスした後に(S33)、正極活物質層13が固体電解質層12上に塗工される(S34)。実施の形態1と同様に、正極活物質層13は固体電解質層12より一回り小さく、固体電解質層12の周囲からはみ出さないように間欠塗工される。その後、緻密化プレス工程(S35)を経て、未塗工部を用いてタブTを形成した電池用積層体Pが切り出される(S17)。
このように、実施の形態2においても、電池の短絡を防止することができるとともに、レーザーによって正極活物質層13を除去するレーザートリミング工程が不要となる。これにより、正極活物質を廃棄する必要がなく、材料歩留まりを向上させることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 負極箔
11 負極活物質層
12 固体電解質層
13 正極活物質層
14 正極箔
15 溝
20 第1プレス機構
30 転写機構
31 供給ローラー
32 転写ローラー
33 巻取ローラー
40 第2プレス機構
F 積層型全固体電池
P 電池用積層体
W 積層体シート
T タブ
L 切断線
D 不要部分

Claims (1)

  1. 集電体上に間欠的に第1活物質層を塗工して、当該該第1活物質層が塗工された塗工部と、当該第1活物質層が塗工されていない未塗工部とを形成する工程と、
    前記塗工部上に電解質層を塗工する工程と、
    前記電解質層上に、当該電解質層の端部よりも内側に第2活物質層を塗工する工程と、
    前記未塗工部で前記集電体を切断する工程と、
    前記未塗工部を用いて電流取出し用のタブを形成する工程と、
    を備える、電池の製造方法。
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