JP2019099258A - キャップ及びキャップ付き容器 - Google Patents

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幸彦 若尾
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幸彦 若尾
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構成で容器の口部を塞ぐことができるキャップの提供を目的とする。【解決手段】キャップは、弾性変形可能とされ、一方の面から環状に突出している突出部及び他方の面において前記突出部と板厚方向で重なる部位に環状の溝が形成されている円板体を備え、前記突出部を容器の口部内に圧入させて前記口部を塞ぐキャップであって、前記突出部は、その外径が前記口部の内径よりも小さい先端位置からその外径が前記口部の内径よりも大きくかつ前記先端位置と根元位置との中間に位置する中間位置に亘ってその外径が徐々に大きくなる第1部分、及び、前記中間位置から前記根元位置に亘ってその外径が前記口部の内径よりも大きい第2部分を有している。【選択図】図3C

Description

本発明は、キャップ及びキャップ付き容器に関する。
また、特許文献2には、その図1に示されるように、容器本体の首部にパッキンを介在させてキャップを螺合装着してなるキャップ付き容器が開示されている。そして、特許文献2には、当該キャップ付き容器が、前記キャップの内側天井面には下方に突出する押付けリブが設けられて、前記キャップの装着時に当該押付けリブの下端と前記首部の上端との間に前記パッキンを挟持しかつ前記パッキンが前記首部の上端のみが前記パッキンの下面側から当接する自由部を前記首部の上端に沿った少なくとも一部に有するように、前記押付けリブが前記内側天井面に配置されていることが開示されている。
特開2003−170952号公報
ところで、特許文献1に開示されているキャップの場合、容器本体の首部に対してパッキンを介している。すなわち、キャップは、パッキンと組み合せられて、容器本体の首部に取り付けられる。そのため、特許文献1に開示されているキャップは、それ自身が単独で容器本体の首部の開口を塞ぐことができない。また、前述のとおり、特許文献1に開示されているキャップは、パッキンとの組み合わせとにより容器本体の首部の開口を塞ぐ機能を果たすことから、少なくとも2つの部材を必要とする。
本発明は、簡単な構成で容器の口部を塞ぐことができるキャップの提供を目的とする。
本発明の第1のキャップは、弾性変形可能とされ、一方の面から環状に突出している突出部及び他方の面において前記突出部と板厚方向で重なる部位に環状の溝が形成されている円板体を備え、前記突出部を容器の口部内に圧入させて前記口部を塞ぐキャップであって、前記突出部は、その外径が前記口部の内径よりも小さい先端位置からその外径が前記口部の内径よりも大きくかつ前記先端位置と根元位置との中間に位置する中間位置に亘ってその外径が徐々に大きくなる第1部分、及び、前記中間位置から前記根元位置に亘ってその外径が前記口部の内径よりも大きい第2部分を有している。
本発明の第2のキャップは、さらに、前記第2部分の外径は、前記中間位置から前記根元位置に亘って変化しており、その変化率は、前記第1部分の外径における前記先端位置から前記中間位置に亘る変化率よりも小さい。
本発明の第3のキャップは、前記口部は、前記容器の本体から突出している筒状部材とされ、さらに、その外周面から全周に亘って突出している凸部を有し、前記円板体に繋がり、前記突出部を囲み、内周面から突出している他の突出部が形成されている筒体を備え、前記突出部が前記筒状部材内に圧入され前記一方の面が前記筒状部材に接触すると、前記他の突出部は、前記凸部における前記容器の本体側の部分に接触する位置に配置される。
本発明の第4のキャップは、さらに、前記円板体は、自然状態において、その径方向外側から中心に亘って前記他方の面が凹状となるように反っている部材とされ、前記突出部が前記筒状部材内に圧入され前記一方の面が前記筒状部材に接触し前記他の突出部が前記凸部における前記容器の本体側の部分に接触すると、前記筒体は、前記凸部により前記他の突出部が前記容器の本体側に押されることに伴い前記円板体をその径方向外側に引っ張る。
本発明の第5のキャップは、さらに、前記筒体よりも前記容器の本体側で前記筒状部材に対向して配置される他の筒体と、前記筒体及び前記他の筒体よりもその厚みが薄く、前記筒体と前記他の筒体とに挟まれて配置され、前記筒体と前記他の筒体とを繋ぐ繋ぎ部材と、を備え、前記他の筒体を前記筒体に対して前記口部の径方向外側に引っ張ることで前記繋ぎ部材は切断可能とされている。
本発明のキャップ付き容器は、前記キャップと、前記キャップの前記突出部が内側に圧入される口部を有する容器と、を備えている。
本発明の第1のキャップによれば、簡単な構成で容器の口部を塞ぐことができる。
本発明の第2のキャップによれば、第2部分の外径における中間位置から根元位置に亘る変化率が第1部分の外径における先端位置から中間位置に亘る変化率と同じ場合に比べて、容器の口部の密閉性が高い。
本発明の第3のキャップは、筒体に他の突出部が形成されていない場合に比べて、口部から外れ難い。
本発明の第4のキャップによれば、容器の口部を塞いでいる場合に、筒体が凸部により前記容器の本体側に押されない構成に比べて、円板体の凹状の反り量を低減させることができる。
本発明の第5のキャップは、容器の口部に取り付けられた後に繋ぎ部材を切断することで、他の筒体が分離されて残ったキャップの容器の口部に対する着脱性が容易となる。
本発明のキャップ付き容器によれば、簡単な構成で容器の口部を塞ぐことができる。
本実施形態のキャップ付き容器の斜視図である。 本実施形態のキャップ付き容器の正面図である。 本実施形態のキャップ付き容器を構成するキャップの斜視図である。 本実施形態のキャップの正面図である。 本実施形態のキャップの平面図である。 本実施形態のキャップの底面図である。 本実施形態のキャップの左側面図である。 本実施形態のキャップの右側面図である。 本実施形態のキャップの背面図である。 図2CのA−A切断線で切断した、本実施形態のキャップの断面図である。 図2Hにおける、突出部及びその周辺部分の部分断面図である。 本実施形態のキャップを容器の口部に取り付ける前の状態における、キャップと容器の口部との模式図(断面図)である。 本実施形態のキャップを容器の口部に取り付けている状態における、キャップと容器の口部との模式図(断面図)である。 本実施形態のキャップを容器の口部に取り付け後の状態における、キャップと容器の口部との模式図(断面図)である。 本実施形態のキャップを容器の口部に取り付け後の状態における、分離後キャップと容器の口部との模式図(断面図)である。 第1変形例のキャップの部分断面図である。 第2変形例のキャップの部分断面図である。 第3変形例のキャップの斜視図である。 第4変形例のキャップの斜視図である。
≪概要≫
以下、本実施形態のキャップ付き容器20について、図面を参照しながら説明する。まず、本実施形態のキャップ付き容器20の機能及び全体構成について図1A及び図1Bを参照しながら説明する。次いで、本実施形態の要部とされるキャップ50について図2A〜図2Iを参照しながら説明する。次いで、本実施形態のコーヒー飲料が収容されたキャップ付き容器20の出荷方法(口部48へのキャップ50の取り付け方法を含む。)について図3A〜図3Cを参照しながら説明する。次いで、本実施形態の効果について説明する。最後に、本実施形態の変形例(第1〜第4変形例)について図4A〜図4Dを参照しながら説明する。
≪機能及び全体構成≫
本実施形態のキャップ付き容器20は、図1A及び図1Bに示されるように、容器40と、キャップ50と、ハンドル60とを備えている。また、本実施形態のキャップ付き容器20は、一例として、セントラル工場(図示省略)で製造された飲料(液体の一例、図示省略)が収容された後、各店舗に輸送されて、各店舗で使用されるようになっている。なお、ハンドル60にはICタグ64が備えられている。そして、各ICタグ64には、セントラル工場において各容器40内に収容される飲料の製造時間等の情報が記憶され、その後各店舗等でICタグリーダー(図示省略)を用いて当該情報が読み取られることで、各キャップ付き容器2を管理するようになっている。
本実施形態のキャップ付き容器20は、前述のとおり、一例として、その内部に飲料(図示省略)を収容する機能を有する。本実施形態では、飲料は、一例として、コーヒー飲料(図示省略)とされている。そして、コーヒーを収容した各キャップ付き容器20は、一例として0℃〜10℃等の温度範囲に管理された状態で輸送されるようになっている。すなわち、本実施形態のキャップ付き容器20は、いわゆるチルド容器とされている。
<容器>
容器40は、図1A及び図1Bに示されるように、円筒状の容器とされ、底壁42と、周壁44と、上壁46と、口部48とを有している。本実施形態の容器40は、一例として、ポリカーボネート(Polycarbonate)製とされている。なお、本明細書では、容器40から口部48を除いた部分、すなわち、底壁42と、周壁44と、上壁46との組み合せを「容器40の本体」という。
〔底壁〕
底壁42は、下側(上下方向の下側)から見ると、円形で点対称の形状とされている。また、底壁42の中央には、上側に向けて凹んでいる凹み(図示省略)が形成されている。なお、当該凹みは、複数のキャップ付き容器20を上下方向にスタックできるよう、下側のキャップ付き容器20の口部48を入り込ませるために形成されている。
〔周壁〕
周壁44は、図1A及び図1Bに示されるように、下端及び上端でそれぞれ底壁42及び上壁46を繋ぐ、円筒状の壁とされている。ここで、周壁44の一部には、上下方向に直交する方向(周壁44の径方向)に沿う矩形状の凹み44Aが形成されている。また、周壁44(の外表面)における凹み44Aが形成されている部分以外の部分であって上下方向における凹み44Aの上端及び下端に対応する部分には、周方向の定められた範囲に亘る一対のリブ44Bが形成されている。なお、凹み44Aを構成する容器40の上下方向の対向面には、ハンドル60が取り付けられている。
〔上壁〕
上壁46は、上側(上下方向の上側)から見ると、ドーナツ状で点対称の形状とされている(図1A参照)。上壁46は、中心側(径方向内側)から周壁44と繋がる部位側(径方向外側)に亘って、徐々に上下方向の位置(高さ)が低くなる壁とされている。また、上壁46における径方向内側の端から周壁44と繋がる部位に至るまでの部分(の外表面)は、いわゆるシボ加工が施された部分とされている。以下の説明では、上壁46におけるシボ加工が施された部分を、シボ部分46Aとする。なお、本実施形態の容器40におけるシボ部分46A以外の部分は、シボ部分46Aよりも表面粗さが小さい部分とされている。
〔口部〕
口部48は、その下端が上壁46の径方向内側の端に繋がって、上壁46よりも上側に突出し、その上端及び下端が開口している。すなわち、口部48は、容器40の本体から突出している筒状部材とされている。口部48は、図1A及び図1Bに示されるように、その外周面における上端側の部分に、その全周に亘って径方向に突出しているリブ48A(凸部の一例)を有している。また、口部48の内周面は、口部48の軸(軸芯)に沿っている(図3A及び図3B参照)。なお、容器40に収容されるコーヒー飲料は口部48から送り込まれ、容器40に収容されたコーヒー飲料は口部48から送り出されるようになっている。
<キャップ(機能)>
キャップ50は、容器40の口部48に取り付けられることで容器40の内部を閉空間にする(密閉する)機能を有する。別言すると、キャップ50は、口部48を塞ぐ機能を有する。前述のとおり、キャップ50は本実施形態の要部であることから、キャップ50については後述する。
<ハンドル>
ハンドル60は、キャップ付き容器20を移動させる場合に、例えば、作業者により把持する(握る)ためのものとされている。また、ハンドル60は、ハンドル本体62と、ICタグ64とを備えている。ICタグ64は、容器40内のコーヒー飲料の製造時間等の情報を記憶するためのものとされている。ハンドル60は、図1A及び図1Bに示されるように、凹み44Aを構成する容器40の上下方向の対向面に取り付けられている。
以上が、本実施形態のキャップ付き容器20の全体構成についての説明である。
≪キャップ(要部)の構成≫
次に、本実施形態のキャップ50の構成について図2A〜図2Iを参照しつつ説明する。
本実施形態のキャップ50は、図2A、図2B、図2E、図2F、図2G、図2H及び図2Iに示されるように、円板状の底壁52(円板体の一例)と、筒状の周壁54とを備えた有底筒状の部材とされている。本実施形態のキャップ50は、一例として、弾性変形可能な樹脂製の部材で構成されている。より具体的に当該樹脂は、低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene)又はリニアポリエチレン(Linear Low Density Polyethylene)製とされている。ここで、キャップ50は、容器40よりも剛性が低い部材とされている。そのため、本実施形態のキャップ50と容器40とは、その一方を他方に押し当てた場合に、キャップ50が容器40に押されて弾性変形するような関係を有している。なお、以下の説明において、底壁52における内表面(周壁54側の表面)を内表面52A(一方の面の一例)とし、内表面と反対側の面を外表面52B(他方の面の一例)とする(図2H参照)。
<底壁>
底壁52は、図2Hに示されるように、自然状態において、その径方向外側から中心(軸側又は軸芯側)に亘って外表面52Bが凹状となるように反っている部材とされている。別の見方をすると、底壁52は、自然状態において、その径方向外側から中心に亘って内表面52Aが凸状となるように反っている部材とされている。ここで、「自然状態」とは、キャップ50が重力及び自重に起因する被設置部材(図示省略)からの反力以外の力を受けていない状態を意味する。
〔突出部〕
底壁52の内表面52Aには、図2D及び図2Hに示されるように、内表面52Aから環状に突出している突出部70が形成されている。突出部70における、底壁52の周方向に直交する断面は、図2H及び図2Iに示されるように、一例として、V字状とされている。より詳しくは、突出部70は、根元(以下、根元の位置を根元位置RPという。)から(内表面52Aから)、根元と先端(以下、先端の位置を先端位置TPという。)との間の中間に位置する中間位置(以下、中間位置IPという。)に亘って厚みが一定とされ、中間位置IPから先端位置TPに亘って厚みが徐々に小さくなっている。なお、図2H及び図2Iに示されるように、突出部70における底壁52の周方向に直交する断面の内周面に相当する部分は、根元位置RPから先端位置TPに亘って直線とされている。
ここで、突出部70のうち、中間位置IPから先端位置TPに亘って厚みが徐々に小さくなっている部分、別の見方をすれば、先端位置TPから中間位置IPに亘って厚みが徐々に大きくなっている部分を、第1部分72という。また、中間位置IPから根元位置RPに亘って厚みが一定である部分を、第2部分74という。すなわち、本実施形態の突出部70は、第1部分72と、第2部分74とを有している。
第1部分72は、図2Hに示されるように、一例として、その外径が先端位置TPから中間位置IPに亘って徐々に大きくなるように構成されている。具体的には、第1部分72の周方向に直交する断面における外周面に相当する部分は、一例として、キャップ50の軸(図示省略)に対して直線状に傾斜している。また、第1部分72は、図3A及び図3Bに示されるように、先端位置TPでの外径が容器40の口部48の内径よりも小さく、中間位置IPでの外径が口部48の内径よりも大きく、設定されている。
第2部分74は、図2Hに示されるように、その外径が中間位置IPから根元位置RPに亘って一定となるように構成されている。すなわち、第2部分74の周方向に直交する断面における外周面に相当する部分は、キャップ50の軸(図示省略)に沿っている(平行とされている)。そのため、第2部分74の外径は、一例として、中間位置IPでの外径と同じとされている。すなわち、第2部分74の外径は、容器40の口部48の内径よりも大きい(図3A及び図3B参照)。
以上のとおりであるから、第2部分74は、第1部分72とで、第2部分の外径における中間位置IPから根元位置RPに亘る変化率が、第1部分72の外径における先端位置TPから中間位置IPに亘る変化率よりも小さい関係を有している。
〔溝〕
また、底壁52の外表面52Bには、図2C及び図2Hに示されるように、内表面52Aに形成されている円形の突出部70と板厚方向において重なる部位に環状の溝76が形成されている。溝76は、図2Hに示されるように、底壁52の周方向に直交する断面で見ると、一例としてV字状の切欠とされている。なお、溝76の底は、図2Hに示されるように、一例として、突出部70の第2部分74に位置している(中間位置IPと根元位置RPとの間に位置している)。
<周壁>
周壁54は、図2Hに示されるように、第1周壁80(筒体の一例)と、第2周壁82(他の筒体の一例)と、繋ぎ部材84とを有している。
〔第1周壁〕
第1周壁80は、図2A及び図2Hに示されるように、その一端で底壁52の外周縁に繋がり、底壁52の板厚方向における内表面52A側に配置された部材とされている。第1周壁80の内表面52Aからの高さ(軸方向の長さ)は、突出部70の内表面52Aからの突出高さ(根元位置RPから先端位置TPまでの長さ)よりも長く設定されている。そのため、第1周壁80は、突出部70を囲んでいる。また、第1周壁80の内周面には、その周方向全周に亘って内側に突出しているリブ80A(他の突出部の一例)が形成されている。
〔第2周壁及び繋ぎ部材〕
第2周壁82は、図2A及び図2Hに示されるように、第1周壁80における底壁52に繋がっている側と反対側に配置されている。また、繋ぎ部材84は、図2Hに示されるように、第1周壁80及び第2周壁82よりもその厚みが薄く、第1周壁80と第2周壁82とに挟まれて配置されて周方向全周に亘って第1周壁80と第2周壁82とを繋いでいる。
ここで、図2A、図2B及び図2Dに示されるように、第2周壁82の周方向の一部分には、繋ぎ部材84と繋がっている側と反対側の端から切欠82Aが形成されている。切欠82Aは、図2Bに示されるように、第2周壁82をその径方向の外側(外周面側)から見ると、矩形部分82A1と、矩形部分82A1の周方向の一端から周方向に沿って直線状に延びている直線部分82A2とで構成されている。
また、図2A及び図2Bに示されるように、第2周壁82の外周面には、直線部分82A2と、繋ぎ部材84とを繋いでいる溝82Bが形成されている。溝82Bは、直線部分82A2における矩形部分82A1に繋がっている側と反対側の端から周方向に沿って直線部分82A2の長さに対して1/3程度の長さ分直線状に延びた部分と、当該部分で屈曲して繋ぎ部材84側に直線状に延びた部分とで構成されている。なお、以下の説明では、第2周壁82における、直線部分82A2よりも下側の部分(第2周壁82における、直線部分82A2と、第2周壁82の繋ぎ部材84に繋がっている側と反対側の端とに挟まれた部分)を、摘み部82Cという。
以上が、本実施形態の(主に自然状態での)キャップ50についての説明である。なお、本実施形態のキャップ50の構成における、容器40の口部48との関係で技術的意味を有する点については、本実施形態の口部48へのキャップ50の取り付け方法についての説明の中で説明する。
≪コーヒー飲料が収容されたキャップ付き容器20の出荷方法≫
次いで、本実施形態のコーヒー飲料が収容されたキャップ付き容器20の出荷方法について説明する。なお、当該方法の一部とされる、口部48へのキャップ50の取り付け方法については、図3A及び図3Bを参照しつつ説明する。
<注入工程>
まず、セントラル工場(図示省略)で製造されたコーヒー飲料は、注入装置(図示省略)により各容器40の口部48から複数のキャップ付き容器20内に定められた量注入される。
<キャップ取り付け工程>
次いで、作業者は、図3Aに示されるように、キャップ50の内表面52Aが口部48を向いた状態となるように、キャップ50を配置する。
次いで、作業者は、図3Bに示されるように、キャップ50を下方に移動させ、キャップ50の突出部70の第1部分72の一部を口部48内に入れる。この場合、第1部分72は周方向全周に亘って口部48の開口縁全周に押され、突出部70は径方向内側に押される。また、キャップ50における第1周壁80のリブ80Aは口部48のリブ48Aに押され、第1周壁80(周壁54)は径方向外側に押される。なお、図3Aに示されている状態において、周壁54の第2周壁82は、第1周壁80よりも容器40の本体側で口部48(の外周面)に対向して配置されている。
次いで、作業者は、図3Cに示されるように、さらにキャップ50を下方に移動させ、突出部70全体を口部48内に入れる(キャップ50の内表面52Aを口部48(の端)に接触させる)。その結果、突出部70の第2部分74の外周面は口部48の内周面に接触し、突出部70は口部48により径方向内側に押される。すなわち、キャップ50は、突出部70を容器40の口部48内に圧入させて口部48を塞ぐ。なお、この場合、底壁52の環状の溝76は第2部分74内に形成されているため(図2H及び図2I参照)、口部48の内周面に押される第2部分74の外周面側の部分(環状の溝76よりも径方向外側の部分)は容易に径方向内側に動く。
また、これに伴い、第1周壁80のリブ80Aは、口部48のリブ48Aに接触しながらリブ48Aを乗り越えて、リブ48Aにおける容器40の本体側の部分に接触する位置に配置される。この場合、リブ80Aは、リブ48Aから反力を受けて下方に(容器40の本体側に)押された状態となる。これに伴い、底壁52は、第1周壁80(周壁54)により、その周方向全周に亘って径方向外側に引っ張られる。その結果、底壁52は、自然状態においてその径方向外側から中心に亘って外表面52Bが凹状となるように反っていた状態(図2H参照)から、底壁52の凹状の反り量が低減された状態となる。本実施形態の場合は、図3Cに示されるように、外表面52B(及び内表面52A)が平坦(凹状の反り量のすべて又はほとんどが低減された状態)となる。
以上が、本実施形態の口部48へのキャップ50の取り付け方法についての説明である。
次いで、作業者は、ICタグリーダー(図示省略)を用いて、複数のキャップ付き容器20のICタグ64に容器40内のコーヒー飲料の製造時間等の情報を書き込んで、本実施形態のコーヒー飲料が収容されたキャップ付き容器20の出荷方法が終了する。
なお、コーヒー飲料が収容され、かつ、ICタグ64に前記情報が書き込まれた複数のキャップ付き容器20は、チルド搬送用の専用車(図示省略)により一例として0℃〜10℃等の温度範囲に管理された状態で各店舗に輸送される。そして、各店舗に輸送された各キャップ付き容器20は、各店舗で使用される。この場合、各店舗の作業者は、キャップ付き容器20内のコーヒー飲料を別の容器(図示省略)に入れる場合、例えば、キャップ50の矩形部分82A1(図2A及び図2B参照)に指を入れて、摘み部82Cを摘みながら径方向外側に引っ張る。これに伴い、溝82B及び繋ぎ部材84が切断されて、第2周壁82は、底壁52及び第1周壁80と分離される(図3C及び図3D参照)。そして、作業者は、第2周壁82が分離された底壁52及び第1周壁80(以下、分離後キャップという。)を口部48から取り外して、キャップ付き容器20内のコーヒー飲料を別の容器(図示省略)に入れる。また、各店舗では、ICタグリーダーを用いてICタグ64に書き込まれた情報を読み取ることで、キャップ付き容器20を管理する。
≪効果≫
次に、本実施形態の効果(第1〜第5の効果)について図面を参照しつつ説明する。ここで、本実施形態の効果を説明するために本実施形態を以下に説明する比較形態と比較するに際し、当該比較形態における構成要素に本実施形態と同じ構成要素を用いる場合、本実施形態と同じ符号を用いる。
<第1の効果>
例えば、特許文献1に開示されているキャップの場合、前述のとおり、パッキンとの組み合わせとにより容器本体の首部の開口を塞ぐ機能を果たすことから、少なくとも2つの部材を必要とする。
これに対して、本実施形態の場合、キャップ50は弾性変形可能な樹脂製とされ、底壁52の内表面52Aには環状に突出している突出部70が形成されている(図2D及び図2H参照)。そのうえで、突出部70は、図2H、図3A及び図3Bに示されるように、その外径が口部48の内径よりも小さい先端位置TPからその外径が口部48の内径よりも大きくかつ先端位置TPと根元位置RPとの中間に位置する中間位置IPに亘ってその外径が徐々に大きくなる第1部分72、及び、中間位置IPから根元位置RPに亘ってその外径が口部48の内径よりも大きい第2部分74を有している(図2H参照)。そのため、作業者が第1部分72を口部48内に配置して底壁52を外表面52B側から内表面52A側に押せば、突出部70が口部48内に圧入されて底壁52により口部48を塞ぐことができる(図3C参照)。
したがって、本実施形態のキャップ50(キャップ付き容器20)によれば、簡単な構成で容器40の口部48を塞ぐことができる。
<第2の効果>
例えば、突出部70の先端位置TPから根元位置RPに亘ってすべて第1部分72で構成されている場合(以下、第1比較形態(図示省略)の場合という。)、第1比較形態のキャップは、突出部70の一部を口部48の内周面に接触させた状態で口部48を塞ぐ。第1比較形態は、上記の点以外は本実施形態と同様の構成とされている。
これに対して、本実施形態の突出部70は、第1部分72と、第2部分74とを有している(図2H参照)。そして、第1部分72と、第2部分74とは、第2部分の外径における中間位置IPから根元位置RPに亘る変化率が、第1部分72の外径における先端位置TPから中間位置IPに亘る変化率よりも小さい関係を有している(図2H参照)。すなわち、第2部分74の外径の勾配は、第1部分72の外径の勾配よりも小さい。そして、本実施形態のキャップ50は、口部48を塞ぐ場合に、第1部分72よりも外径の勾配が小さい第2部分74を口部48の内周面に接触させる。
したがって、本実施形態のキャップ50によれば、第1比較形態のキャップを用いた場合に比べて、容器40の口部48の密閉性が高い。なお、第1比較形態は、前述の第1の効果を奏する構成を有する形態であることから、本発明の技術的範囲に属する形態である。
<第3の効果>
例えば、第1周壁80にリブ80Aが形成されていないキャップの場合(以下、第2比較形態(図示省略)の場合という。)、突出部70が口部48内に圧入され底壁52の内表面52Aが口部48に接触しても(底壁52により口部48を塞いでも)、第1周壁80は口部48のリブ48Aに引っ掛かることがない。第2比較形態は、上記の点以外は本実施形態と同様の構成とされている。
これに対して、本実施形態の第1周壁80には、リブ80Aが形成されている(図2H参照)。そして、リブ80Aは、突出部70が口部48内に圧入され底壁52の内表面52Aが口部48に接触すると(底壁52により口部48を塞ぐと)、口部48のリブ48Aにおける容器40の本体側の部分に接触する位置に配置される(図3C参照)。そのため、本実施形態のキャップ50は、底壁52により口部48(の開口)を塞ぐと同時に、第1周壁80のリブ80Aが口部48に引っ掛かる。
したがって、本実施形態のキャップ50は、第2比較形態のキャップ(及び第1周壁80にリブ80Aが形成されていないキャップ(図示省略))に比べて、容器40の口部48から外れ難い。なお、第2比較形態は、前述の第1及び第2の効果を奏する構成を有する形態であることから、本発明の技術的範囲に属する形態である。
<第4の効果>
例えば、突出部70が口部48内に圧入され底壁52の内表面52Aが口部48に接触した際に、第1周壁80においてリブ80Aが口部48のリブ48Aから反力を受けない位置に形成されている場合(以下、第3比較形態(図示省略)の場合という。)、周壁54が底壁52を引っ張ることがない。第3比較形態は、上記の点以外は本実施形態と同様の構成とされている。
これに対して、本実施形態の場合、突出部70が口部48内に圧入され底壁52の内表面52Aが口部48に接触した際に、リブ80Aは、リブ48Aから反力を受けて下方に(容器40の本体側に)押された状態となる。すなわち、本実施形態のリブ80Aは、突出部70が口部48内に圧入され底壁52の内表面52Aが口部48に接触した際に、第1周壁80においてリブ80Aが口部48のリブ48Aから反力を受けて下方に押される位置に形成されている。
そのため、底壁52は、第1周壁80(周壁54)により、その周方向全周に亘って径方向外側に引っ張られて変形する。
したがって、本実施形態のキャップ50によれば、第3比較形態のキャップを用いた場合に比べて、底壁52の反り量を低減させることができる。例えば、本実施形態の場合は、容器40の口部48をキャップ50で塞いだ状態で底壁52の外表面52B(及び内表面52A)が平坦となる(図3C参照)。そして、本実施形態のキャップ50は、第4の効果を奏することにより(底壁52の反り量を低減させることにより)、例えば、口部48を塞いでいる状態のキャップ50の底壁52にシール(図示省略)を貼る場合に当該シールに皺ができ難いという効果を奏する。なお、第3比較形態は、前述の第1〜第3の効果を奏する構成を有する形態であることから、本発明の技術的範囲に属する形態である。
<第5の効果>
例えば、周壁54に繋ぎ部材84がなく、第1周壁80と第2周壁82とが分離可能でない場合(以下、第4比較形態(図示省略)の場合という。)、第4比較形態のキャップは、容器40の口部48を塞いだ状態において、周壁54の長さ(底壁52の内表面52Aからの長さ)を短くすることができない(仮にできてもカッター等の工具を用いて加工しなければならない)。第4比較形態は、上記の点以外は本実施形態と同様の構成とされている。
これに対して、本実施形態のキャップ50の周壁54は、第1周壁80と、第2周壁82と、第1周壁80と第2周壁82とを繋いでいる繋ぎ部材84とで構成されている(図2A、図2B、図2E〜図2I等参照)。そして、本実施形態の周壁54は、周壁54の溝82B及び繋ぎ部材84が切断されることで、第2周壁82と、底壁52及び第1周壁80とに分離可能とされている(図2A、図3C及び図3D参照)。また、周壁54の分離は、作業者がキャップ50の矩形部分82A1(図2A及び図2B参照)に指を入れて、摘み部82Cを摘みながら径方向外側に引っ張ることで容易に行われる。以上のとおりであるから、本実施形態のキャップ50は、容器40の口部48に取り付けた状態で容易に周壁54の長さを短くすることができる。
したがって、本実施形態のキャップ50は、容器40の口部48に取り付けられた後に繋ぎ部材84を切断することで周壁54の長さが短くされた分、分離後キャップの口部48に対する着脱性が容易となる。
以上のとおり、本発明について前述の実施形態を例として説明したが、本発明の技術的範囲に含まれる形態は前述の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、本実施形態では、液体の一例をコーヒー飲料として説明した。しかしながら、液体の一例はコーヒー飲料でなくてもよい。例えば、醤油、ソース、スープその他の液状の食品飲料であってもよい。また、塗料、薬品その他の産業用の液状材料であってもよい。
また、本実施形態では、容器40内に液体(一例としてコーヒー飲料)が収容されるとして説明した。しかしながら、容器40(の口部48)がキャップ50により塞がれれば、容器40内に収容される対象は、液体でなくてもよい。例えば、気体、固体、気体、液体及び固体の何れか2つ以上の組み合せその他の流体でもよい。
また、本実施形態では、容器40の形状を特定の形状と例示して説明した(図1A及び図1B参照)。しかしながら、液体を収容することができ、かつ、キャップ50を取り付けることができれば、容器40の形状は異なる形状であってもよい。
また、本実施形態では、第1部分72の周方向に直交する断面における外周面に相当する部分(以下、相当部分CPという。)がキャップ50の軸に対して直線状に傾斜しているとして説明した(図2H及び図2I参照)。しかしながら、第1部分72の外径が先端位置TPから中間位置IPに亘って徐々に大きくなるように構成されていれば、相当部分CPは直線状に傾斜していなくてもよい。例えば、図4Aに図示されている第1変形例のキャップ50Aのように、相当部分CPは折れ線状であってもよい。また、図4Bに図示されている第2変形例のキャップ50Bのように、相当部分CPは曲線状であってもよい。
なお、図4Aの第1変形例のキャップ50Aの場合、第1部分72と、第2部分74とは、第2部分の外径における中間位置IPから根元位置RPに亘る各位置での変化率が、第1部分72の外径における先端位置TPから中間位置IPに亘る各位置での変化率よりも小さい関係を有している。また、図4Bの第2変形例のキャップ50Bの場合、第1部分72と、第2部分74とは、第2部分の外径における中間位置IPから根元位置RPに亘る各位置での変化率が、第1部分72の外径における先端位置TPから中間位置IPに亘る各位置での変化率よりも小さい関係を有している。すなわち、第1変形例及び第2変形例の場合も、本実施形態の場合と同様、第1部分72と、第2部分74とは、第2部分の外径における中間位置IPから根元位置RPに亘る変化率が、第1部分72の外径における先端位置TPから中間位置IPに亘る変化率よりも小さい関係を有しているといえる。
また、本実施形態では、第2周壁82の周方向の一部分に、繋ぎ部材84と繋がっている側と反対側の端から繋ぎ部材84側に沿う切欠82Aが形成されていると説明した(図2A及び図2H参照)。また、切欠82Aは、矩形部分82A1と、矩形部分82A1の周方向の一端から周方向に沿って直線状に延びている直線部分82A2とで構成され、矩形部分82A1は指を入れるためのものであるとして説明した。しかしながら、図4Cに図示されている第3変形例のキャップ50Cのように、矩形部分82A1に代えて軸方向に沿って直線状に延びている直線部分82A3が形成されていてもよい。
また、本実施形態では、第2周壁82の周方向の一部分に、繋ぎ部材84と繋がっている側と反対側の端から繋ぎ部材84側に沿う切欠82Aが形成されていると説明した(図2A、図2H及び図2I参照)。そして、切欠82Aは、矩形部分82A1と、矩形部分82A1の周方向の一端から周方向に沿って直線状に延びている直線部分82A2とで構成され、矩形部分82A1は指を入れるためのものであるとして説明した。しかしながら、図4Cに図示されている第3変形例のキャップ50C及び図4Dに図示されている第4変形例のキャップ50Dのように、それぞれ、矩形部分82A1に代えて軸方向に沿って直線状に延びている直線部分82A3が形成されていてもよい。
また、本実施形態では、第1周壁80と第2周壁82とは、周方向全周に亘って繋ぎ部材84により繋がっているとして説明した(図2A、図2B、図2E及び図2F参照)。すなわち、本実施形態では、繋ぎ部材84は周方向全周に亘り無端状とされているとして説明した。しかしながら、図4Cに図示されている第3変形例のキャップ50C及び図4Dに図示されている第4変形例のキャップ50Dのように、それぞれ、繋ぎ部材84は無端状でなくてもよい。
また、本実施形態では、底壁52は円板状とされ、中央に貫通孔が形成されていないものとして説明した(図2A、図2C、図2D及び図2H参照)。しかしながら、図4Cに図示されている第3変形例のキャップ50C及び図4Dに図示されている第4変形例のキャップ50Dのように、それぞれ、底壁52の中央に貫通孔52Cが形成されていてもよい。
20 キャップ付き容器
40 容器
48 口部(筒状部材の一例)
50 キャップ
52 底壁(円板体の一例)
52A 内表面(一方の面の一例)
52B 外表面(他方の面の一例)
70 突出部(環状の突出部)
72 第1部分
74 第2部分
76 溝(環状の溝)
80 第1周壁(筒体の一例)
80A リブ(他の突出部の一例)
82 第2周壁(他の筒体の一例)
84 繋ぎ部材
IP 中間位置
RP 根元位置
TP 先端位置

Claims (6)

  1. 弾性変形可能とされ、一方の面から環状に突出している突出部及び他方の面において前記突出部と板厚方向で重なる部位に環状の溝が形成されている円板体を備え、前記突出部を容器の口部内に圧入させて前記口部を塞ぐキャップであって、
    前記突出部は、その外径が前記口部の内径よりも小さい先端位置からその外径が前記口部の内径よりも大きくかつ前記先端位置と根元位置との中間に位置する中間位置に亘ってその外径が徐々に大きくなる第1部分、及び、前記中間位置から前記根元位置に亘ってその外径が前記口部の内径よりも大きい第2部分を有している、
    キャップ。
  2. 前記第2部分の外径は、前記中間位置から前記根元位置に亘って変化しており、
    その変化率は、前記第1部分の外径における前記先端位置から前記中間位置に亘る変化率よりも小さい、
    請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記口部は、前記容器の本体から突出している筒状部材とされ、その外周面から全周に亘って突出している凸部を有し、
    前記円板体に繋がり、前記突出部を囲み、内周面から突出している他の突出部が形成されている筒体を備え、
    前記突出部が前記筒状部材内に圧入され前記一方の面が前記筒状部材に接触すると、前記他の突出部は、前記凸部における前記容器の本体側の部分に接触する位置に配置される、
    請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記円板体は、自然状態において、その径方向外側から中心に亘って前記他方の面が凹状となるように反っている部材とされ、
    前記突出部が前記筒状部材内に圧入され前記一方の面が前記筒状部材に接触し前記他の突出部が前記凸部における前記容器の本体側の部分に接触すると、前記筒体は、前記凸部により前記他の突出部が前記容器の本体側に押されることに伴い前記円板体をその径方向外側に引っ張る、
    請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記筒体よりも前記容器の本体側で前記筒状部材に対向して配置される他の筒体と、
    前記筒体及び前記他の筒体よりもその厚みが薄く、前記筒体と前記他の筒体とに挟まれて配置され、前記筒体と前記他の筒体とを繋ぐ繋ぎ部材と、
    を備え、
    前記他の筒体を前記筒体に対して前記口部の径方向外側に引っ張ることで前記繋ぎ部材は切断可能とされている、
    請求項3又は4に記載のキャップ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のキャップと、
    前記キャップの前記突出部が内側に圧入される口部を有する容器と、
    を備えたキャップ付き容器。
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