JP2019099225A - 収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出口の構造を備えつつ、エンボス形状の形成されているキッチンペーパーを収納可能な収納箱を提供すること。【解決手段】複数枚のキッチンペーパーを1枚ずつスリット17から取り出し可能に折り畳んで積み重ねた状態で収納する収納箱10であって、スリット17は、上面11に開口する長穴15を閉塞するフィルム16に、その長手方向に延長されている形態で形成されて、両端部間の長さが収納箱の角部10e間の長さの75%に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、厚めのキッチンペーパーを必要な枚数だけ順次に取り出し可能に収納する収納箱に関する。
ティッシュペーパーなどの薄めの薄葉紙は、柔らかい肌触りで使用するものであり、積極的に変形させて収納箱から取り出すことができる。このような薄めの薄葉紙は、ビニル樹脂等のフィルムに短い長さで切り込まれているスリットが収納箱に形成されている。
これに対して、厚めの薄葉紙では、固めの紙質となって変形し辛く、取り出し難いことから、例えば、特許文献1に記載のように、大面積で開口する取出口を収納箱に形成する場合がある。
ただし、キッチンペーパーの場合には、清潔な状態を保つ構造の要請もあることから、例えば、特許文献2に記載のように、ティッシュペーパーなどの薄めの薄葉紙と同様の収納箱を用いることができるように、紙質の特性を改良するなど各種の工夫がなされている。
特開2004− 18010号公報 特開2016−135225号公報
しかしながら、このような収納箱にあっては、拭き取り等の際に最適なエンボス形状などがキッチンペーパーに形成される場合もあり、ティッシュペーパーなどの薄めの薄葉紙と同様の収納箱を用いて、そのエンボス形状の変形を避けつつ取り出すことができるようにするのは難しい。
そこで、本発明は、取出口の構造を備えつつ、エンボス形状などの形成されているキッチンペーパーをも収納可能な収納箱を提供することを目的としている。
上記課題を解決する収納箱の発明の一態様は、複数枚のキッチンペーパーを1枚または数枚ずつ取出口から取り出し可能に折り畳んで積み重ねた状態で収納する直方体状の収納箱であって、前記取出口は、前記収納箱の一面を形成面として開口されて、当該取出口の形成面の長手方向の両端部間の長さが前記収納箱の長手方向の長さの75%以上に形成されていることを特徴とするものである。
このように本発明の一態様によれば、取出口が、その取出口の延長線方向の紙幅の75%以上の長さを有するので、キッチンペーパーを大きく変形させることなく引き出す6ことができる。
したがって、例えば、エンボス加工による突起形状が形成されているキッチンペーパーでも、その突起形状等を変形させて効果が損なわれてしまうことなく、収納箱から取り出すことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る収納箱の全体構成を示す外観図である。 図2は、取出口の構成を示す平面図である。 図3は、使用前のキッチンペーパー束の状態を示す収納箱上部の縦断面図である。 図4は、キッチンペーパーの引き出し前の状態を示す収納箱上部の縦断面図である。 図5は、キッチンペーパーと取出口の幅を比較する概念図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る収納箱の全体構成を示す外観図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る収納箱の構成を示す平面図である。 図8は、本発明の第4実施形態に係る収納箱の全体構成を示す外観図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明の第1実施形態に係る収納箱を示す図である。
図1において、収納箱10は、通常のエンボス加工による突起形状Em(図4を参照)が形成されている汎用の紙質のキッチンペーパーPを1枚ずつ取り出すことができるように収納してパッケージ化する際に使用するケース(容器)であり、2つ折りに畳んだ複数枚のキッチンペーパーPを積み重ねた束10Bが収納されている。収納箱10は、上面11がキッチンペーパーPを2つ折りした長方形に相似する形状に形成されて、短尺な側面12および長尺な側面13がキッチンペーパーPの束10Bの厚さ程度の直方体のボックス形状に作製されている。収納箱10は、その短尺な側面12の上片12aと下片12bとを固着前に開口させた状態でキッチンペーパーPの束10Bを差し込んだ後にその上片12aと下片12bとを接着してその開口を閉止するようになっている。
この収納箱10は、上面11、側面12、13および底面(不図示)が厚紙で作製されて、そのうちの一面である上面(形成面)11の中央付近に、長手方向に延長されている長穴15が形成されている。長穴15は、収納箱10内に収納する最上面のキッチンペーパーPを摘むことができるように、指先を差し込み可能な程度の面積、言い換えると、35〜55mm程度の幅で開口しており、その指先で変形可能な可撓性を有するビニル樹脂等のフィルム16によりホコリ等が収納箱10内に侵入しないように閉塞されている。フィルム16は、長穴15の長手方向に延長されているスリット17が形成されて、そのスリット17を開口させることにより収納箱10内のキッチンペーパーPの最上位Ptを引き出して端辺Pe側(2つ折りの折辺側の場合もある)から取り出すことができるようになっている。
これにより、収納箱10は、内部に収納するキッチンペーパーPをホコリ等に汚損されずに清潔な状態に維持している。また、スリット17は、キッチンペーパーPの端辺Peと平行な延長方向に形成されており、言い換えると、そのキッチンペーパーPの引き出される方向に対して直交(交差)する方向に延長される形態で開口するように形成されている。すなわち、スリット17がキッチンペーパーPを清潔に保持しつつ取り出し可能に開口される取出口を構成している。
ここで、キッチンペーパーPは、最上位Ptの2つ折りの間に、後続の半面Phを挟み込んでその半面Phの片側をさらに後続の2つ折りの間に挟み込む形態を連続させることにより積み重ねられて収納箱10内に収納されている。この収納形態では、最上面のキッチンペーパーPが摘まれてスリット17から引き出される際に、その2つ折りの間に挟み込まれている後続のキッチンペーパーPが摩擦力で引き摺られて、そのスリット17から半面Phが露出することになる。これにより、キッチンペーパーPは、次の引き出し時に容易に摘むことができる形態で待機するようになっていて、使い勝手に優れるパッケージ10Pになっている。
また、キッチンペーパーPは、キッチンで使用するものであり、例えば、調理途中の食材から水分や油分等を効果的に取り去ることができるように、吸水性や吸油性などに優れるティッシュペーパーなどよりも厚めの薄葉紙に作製されている。また、キッチンペーパーPは、例えば、食材をトレーなどから離隔させて載せることができるように高さを確保する突起形状Emを一面側に浮き出させるエンボス加工が多用されている。
なお、このキッチンペーパーPは、クレープ紙1枚(所謂、1プライ)を2つ折りにして利用する形態でも、また、クレープ紙2枚(所謂、2プライ)またはクレープ紙3枚(所謂、3プライ)以上の一組を2つ折りにして1枚と同様に利用する形態のいずれでもよく、本実施形態では2プライの形態を1枚として利用する場合を一例にして説明する。
そして、収納箱10は、図2に示すように、スリット17の長さ(両端部17a間の長さ)がそのスリット17の延長方向と交差する収納箱10の角部(両端部)10e間の長さの75%以上、本実施形態では75%になるように形成されている。ここで、本実施形態のスリット17は、収納箱10の上面11の長手方向側辺11aと平行に形成されているので、その延長方向両端部がその上面11の短尺方向側辺11bの角部10eと直交している。なお、本実施形態の収納箱10は、上面11の長手方向側辺11aと平行のスリット17が取出口として形成されているが、これに限るものではない。例えば、収納箱10の上面11の長手方向側辺11aに対して斜めに傾くスリットを形成してもよく、この場合には、そのスリットの延長方向が上面11の短尺方向側辺11bと斜めに交差して、その交点に位置する角部10e間の75%の長さにスリットを形成すればよい。
この構造により、収納箱10は、長穴15(スリット17)と両端部の角部10eとの間に、上面11が介在して、言い換えると、構成部材の厚紙が残存して、その角部10eの断面直角となる形状に起因する強度を利用することができ、収納箱10のボックス形状を効果的に維持することができる。
具体的には、キッチンペーパーPは、図3および図4に示すように、使用開始前の収納箱10内に2つ折りに畳まれて積み重ねられた束10Bの状態で収納されて、その収納箱10の上面11から最上面が離隔している。また、このキッチンペーパーPは、収納される収納箱10の角部10e間と略同等の長さの端辺Peを有し、2つ折りされた折辺Pfも同等の長さを有して収納箱10に積み重ねられて束10Bにされている。
このキッチンペーパーPは、使用する場合、収納箱10の上面11の長穴15内に位置するスリット17をフィルム16の可撓性を利用して広げることにより指先を差し込んで最上面を摘み最上位Ptから引き出すことができる。これにより、キッチンペーパーPは、最上位Ptの半面Phをそのスリット17から外部に引き出した状態で次の使用に待機させることができ、また、そのまま最上位Ptをスリット17から引き出すことにより、2つ折りの間に挟む次のキッチンペーパーPの半面Phを摩擦力で引き摺って(後続させて)外部に露出させ待機状態にすることができる。この結果、次に使用するキッチンペーパーPは、スリット17から露出する半面Phを摘んで容易に引き出して取り出すことができる。
この場合、キッチンペーパーPは、図5に示すように、収納される収納箱10の角部10e間の75%の長さで開口する取出口のスリット17から取り出されることから、主に両側辺Ps側が変形されつつ引き出されることになる。
このとき、キッチンペーパーPは、両側辺Ps付近の片側10%位の範囲を変形させる負荷が加わる程度なので、その両側辺Ps側が集中的に変形されることはなく、その付近に多少の皺を寄らせるなどの変形を波及させた後に吸収することができ、外部に露出した後には平坦な形態に復帰することができる。
ところで、キッチンペーパーPを使用するときには、作業上、収納箱を押さえることができずに、キッチンペーパーPのみを片手で摘んで取り出す場合が多い。この場合、そのキッチンペーパーPの取り出し時の負荷が大きいと、収納箱が載置面から浮いてしまい、キッチンペーパーPを収納箱の取出口からスムーズに取り出せない、という面倒なことが頻発する。しかしながら、本実施形態の収納箱10では、キッチンペーパーPの取り出し時の負荷が両側辺Ps付近の片側10%位の範囲を変形させる程度であることから、このような面倒な作業の発生を抑制することができる。
ここで、収納箱10は、40〜60g程度の重量になるように作製されている。このため、キッチンペーパーPの収納枚数が少なくなった場合でも、そのキッチンペーパーPの取り出し時の負荷によって浮き上がってしまうことを抑制することができる。なお、この収納箱10は、キッチンペーパーPの収納スペースとして余裕を持つことのできる寸法に設定されており、言い換えると、キッチンペーパーPの大きさが収納箱10の内寸に対して長手方向の長さが95%以上で、好ましくは96〜98%程度を占める大きさになるように作製されている。さらに、このキッチンペーパーPは、厚さが170〜270μmで、1プライ(1枚)の坪量が15〜25g/m2となる材質(品質)のものを使用している。
このスリット17の長さは、収納箱10内に収納するキッチンペーパーPに応じて設定すればよく、例えば、スリット17の開口長さを可変しつつ収納対象のキッチンペーパーPを引き出す試験を行って、その引き出し時の変形が皺として、あるいは、突起形状Emの崩れなどとして残らない寸法に決定すればよい。また、このスリット17の長さは、引き出し中に発生する復帰可能な変形だけでなく、そのスリット17から半面Phを外部に露出させて待機する状態をある程度継続させた後に、皺などの変形が残らない寸法に決定するのも品質を向上させるのに好適である。
また、スリット17の長さは、キッチンペーパーPを実際に使用しての試験で適宜に決定するだけでなく、例えば、キッチンペーパーP自体の紙質、すなわち、単位面積当たりの重量(所謂、坪量)、剛性、厚さなどをパラメータとして、決定(設定)するようにしてもよい。さらに、このスリット17の長さは、収納箱10の収納事情、すなわち、キッチンペーパーPの収納枚数や収納高さに応じて変化する引き出し易さなど、あるいは、キッチンペーパーPにエンボス加工により形成する突起形状Emの形や寸法や強度などに応じた標準値を予め準備しておいて決定するようにしてもよい。これにより、キッチンペーパーPを実際に使用しての試験を行うことなくスリット17の長さを決定することができ、皺等の変形を極力抑えたい場合には多少余裕を持たせて設定するなど工夫すればよい。
このように、本実施形態の収納箱10においては、収納箱10のスリット17の長さを、上面11の両角部10e間(長手方向側辺11a)の長さの75%にして、キッチンペーパーPの引き出される箇所の幅、すなわち、端辺Peの長さの75%と長めに設定している。このため、キッチンペーパーPは、両側辺Ps付近を復帰可能な程度に変形させるだけで収納箱10のスリット17から引き出すことができ、皺が寄ったり突起形状Emが崩れてしまうことのなく高品質のまま提供することができる。また、このキッチンペーパーPは、摘んで引き出すようにするだけで、収納箱10が持ち上がってしまうことを抑制しつつ、スムーズに取り出して使用することができる。
ここで、本実施形態の他の態様としては、上述実施形態ではスリット17の長さが収納箱10の上面11の角部10e間の長さの75%になるように形成するがこれに限るものではない。
例えば、スリット17の長さが上面11の角部10e間の長さの80〜90%の収納箱10では、引き出し時にキッチンペーパーPに掛かる負荷をより小さくして皺などの変形を抑えることができ、より大きな突起形状Emの形成されているキッチンペーパーPや、より硬質で変形を受け易いキッチンペーパーPを高品質に取り出すことを可能にする。また、このキッチンペーパーPでは、スリット17の長さを大きくすることによって取り出し時の負荷をより小さく抑えることができ、収納箱10が持ち上がってしまうことをより確実に抑制してスムーズな使用を実現することができる。さらに、スリット17の長さを90%程度までに抑えることで、引き出したキッチンペーパーPの両端辺Psの変形(皺)による強度を有効利用して、図4に示す立ち上がる状態を維持して、次に使用する際に容易に摘んで引き出して使用ことを可能にする。
さらに、例えば、スリット17の長さが上面11の角部10e間の長さの95%の収納箱10では、角部10eによる収納箱10の形状維持の効果を確保しつつ、キッチンペーパーPの変形をより小さく抑えることができる。要するに、キッチンペーパーPの紙質や突起形状Emなどの事情に応じて適宜にスリット17の長さを決定すればよい。
(第2実施形態)
次に、図6は本発明の第2実施形態に係る収納箱を示す図である。ここで、本実施形態は上述第1実施形態と略同様に構成されていることから、同様の構成には同一の符号を付して図面を流用し特徴部分を説明する(後述する他の実施形態においても同様)。
図6において、収納箱30は、上述第1実施形態の収納箱10と同様に、突起形状Emが一面側に浮き出るようにエンボス加工されているキッチンペーパーPの束10Bを1枚ずつ取り出し可能に収納してパッケージ化する際に使用するケースである。収納箱30も、上面11、側面12、13および底面を有する直方体に作製されている。
この収納箱30は、上面11の短尺方向側辺11bの角部10eまで延長されて、さらに側面12内まで降下する長穴35が形成されており、その長穴35は、収納箱10と同様に、フィルム36により閉塞されて、そのフィルム36にも長穴35と同等の長さに延長されているスリット37が形成されている。
これにより、収納箱30でも、ホコリ等が内部に侵入しないように長穴35がフィルム36により閉塞されて、そのフィルム36を変形させつつスリット37からキッチンペーパーPの最上位Ptを摘んで引き出すことができる。すなわち、このスリット37も取出口を構成して、そのスリット37の延長方向と交差する角部10e間の長さの100%で開口するように形成されている。
したがって、キッチンペーパーPは、上述第1実施形態の収納箱10では多少両側辺Ps付近を変形させつつスリット17から引き出していたが、本実施形態の収納箱30ではスリット37から変形させることなくフラットな状態のまま引き出すことができる。さらに、このスリット37は、側面12側にも降下しているので、よりスムーズに広げてキッチンペーパーPを快適に引き出すことができ、信頼性高く高品質のまま使用することができる。なお、収納箱30では、長穴35を両端部の角部10eまで延長しているので、上面11の構成部材の厚紙を残して角部10eによる強度を得ることができないが、その強度が必要な使用環境である場合には、例えば、少なくとも側面12の上片12aの裏面側に厚紙を接着するなどして補強するなど適宜に対策すればよい。
このように、本実施形態の収納箱30においては、上述第1実施形態による作用効果に加えて、スリット37を上面11の長手方向側辺11aの長さの100%以上にして、よりスムーズにキッチンペーパーPを引き出すことができ、より高品質のキッチンペーパーPを提供することができる。
(第3実施形態)
次に、図7は本発明の第3実施形態に係る収納箱を示す図である。
図7において、収納箱50は、上述第1実施形態の収納箱10と同様に、突起形状Emが一面側に浮き出るようにエンボス加工されているキッチンペーパーPの束10Bを1枚ずつ取り出し可能に収納してパッケージ化する際に使用するケースである。収納箱50も、上面11、側面12、13および底面を有する直方体に作製されている。
この収納箱50は、上面11の長穴15を閉塞するフィルム16に、その長手方向に延長されているスリット57が形成されており、そのスリット57の両端部には、その延長方向に交差する方向の切り込みが両側に形成されて、Y字形状の切り込み57yが形成されている。
したがって、キッチンペーパーPは、取出口のスリット57が切り込み57y間の幅の分だけ、上述第1実施形態のスリット17よりも大きく開口することができ、キッチンペーパーPのスムーズな引き出しを実現して(与えられる負荷を軽減して)変形を抑えることができ、信頼性高く高品質のまま使用することができる。
このように、本実施形態の収納箱50においては、上述第1実施形態による作用効果に加えて、スリット17を容易に開口するようにして、よりスムーズにキッチンペーパーPを引き出すことができ、より高品質のキッチンペーパーPを提供することができる。
ここで、本実施形態の他の態様としては、スリット57の両端部に、延長方向の両側に直交する切り込みを両側に形成してT字形状の切り込みを形成してもよく、この場合にも同様の作用効果を得ることができる。また、スリット57の延長方向の両側に限らず、片側に切り込みを形成してL字の切り込みを形成してもよい。
(第4実施形態)
次に、図8は本発明の第4実施形態に係る収納箱を示す図である。
図8において、収納箱70は、上述第1実施形態の収納箱10と同様に、突起形状Emが一面側に浮き出るようにエンボス加工されているキッチンペーパーPの束10Bを1枚ずつ取り出し可能に収納してパッケージ化する際に使用するケースである。収納箱70も、上面11、側面12、13および底面を有する直方体に作製されている。
この収納箱70は、上述第1実施形態の収納箱10におけるフィルム16が設置されることなく、上面11の長穴15が開口されている。これにより、収納箱70内のキッチンペーパーPは、フィルム16のスリット17を広げるなどの操作をすることなく、その長穴15内に指先を差し込んで最上位Ptを摘んで引き出すことができる。
したがって、キッチンペーパーPは、フィルム16のスリット17から引き出すなどの手間なく、収納箱70内から容易に信頼性高く高品質のまま取り出すことができ、仮に長穴15から露出していなくても、簡単に最上位Ptから摘んで使用を開始することができる。
このように、本実施形態の収納箱70においては、上述第1実施形態と同様の作用効果を得ることができ、開口する長穴15からキッチンペーパーPをより簡易に引き出して、高品質のキッチンペーパーPを提供することができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10、30、50、70……収納箱
10B……キッチンペーパーの束
10P……キッチンペーパーのパッケージ
10e……角部
11……上面
15、35……長穴
16、36……フィルム
17、37、57……スリット
17a……端部
57y……切り込み
Em……突起形状
P……キッチンペーパー
Pe……端辺
Pf……折辺
Ph……半面
Ps……側辺

Claims (5)

  1. 複数枚のキッチンペーパーを1枚または数枚ずつ取出口から取り出し可能に折り畳んで積み重ねた状態で収納する直方体状の収納箱であって、
    前記取出口は、
    前記収納箱の一面を形成面として開口されて、
    当該取出口の形成面の長手方向の両端部間の長さが前記収納箱の長手方向の長さの75%以上に形成されていることを特徴とする収納箱。
  2. 前記取出口は、当該取出口の長手方向に延長されている切り込みの形成されているフィルムが設置されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納箱。
  3. 前記取出口は、所定の幅で開口する形態に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収納箱。
  4. 前記取出口の少なくとも一方の端部は、前記収納箱の当該取出口の長手方向の側面側に延長されて開口するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の収納箱。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の収納箱と、
    前記収納箱に収納されるキッチンペーパーとからなり、
    当該キッチンペーパーの厚みが170〜270μmであって、
    1プライの坪量が15〜25g/m2であることを特徴とする箱入りキッチンペーパー。
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