JP2019095922A - 容器、それを用いた買物支援システム、及び買物支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】客が購入する予定の商品について誤って精算されにくくすること。【解決手段】容器1は、可搬型の容器であって、本体と、取得部21と、投入検知部22と、判定部23と、を備える。本体は、商品を収容可能である。取得部21は、本体に設けられて、商品についての商品情報を取得する。投入検知部22は、本体に設けられて、商品が本体に投入されたことを検知する。判定部23は、本体に設けられて、取得部21の取得結果と、投入検知部22の検知結果とに応じて、本体における商品の収容状態を判定する。【選択図】図1
Description
本開示は、一般に容器、それを用いた買物支援システム、及び買物支援方法に関し、より詳細には、客による商品の購入を支援するための容器、それを用いた買物支援システム、及び買物支援方法に関する。
従来、購入する商品の合計金額を客が予め知ることのできる計算機付商品収納装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の計算機付商品収納装置では、商品収納装置にバーコードリーダ付の計算機が備え付けられている。計算機は、商品に付されたバーコードをバーコードリーダで読み取ることにより、商品の金額を合計する。
特許文献1に記載の計算機付商品収納装置(容器)では、客がバーコードリーダ(取得部)にバーコードを読み取らせずに商品収納装置(本体)に商品を投入する場合がある。このような場合、商品収納装置に投入された商品の合計金額と、計算機で計算された合計金額とが一致せず、客が購入する予定の商品について誤って精算される可能性があった。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、客が購入する予定の商品について誤って精算されにくい容器、それを用いた買物支援システム、及び買物支援方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る容器は、可搬型の容器であって、本体と、取得部と、投入検知部と、判定部と、を備える。前記本体は、商品を収容可能である。前記取得部は、前記本体に設けられて、前記商品についての商品情報を取得する。前記投入検知部は、前記本体に設けられて、前記商品が前記本体に投入されたことを検知する。前記判定部は、前記本体に設けられて、前記取得部の取得結果と、前記投入検知部の検知結果とに応じて、前記本体における前記商品の収容状態を判定する。
本開示の一態様に係る買物支援システムは、上記の容器と、前記本体に収容された前記商品の販売処理を行うための販売システムと、を備える。
本開示の一態様に係る買物支援方法は、商品についての商品情報の取得結果と、前記商品の可搬型の容器の本体への投入の検知結果とに応じて、前記本体における前記商品の収容状態を判定する。前記買物支援方法は、判定結果を表す判定情報を、前記容器のユーザへ報知する、又は前記本体に収容された前記商品の販売処理を行うための販売システムへ通知する。
本開示は、客が購入する予定の商品について誤って精算されにくい、という利点がある。
(1)概要
本実施形態に係る容器1は、可搬型の容器であって、客の買物を支援するための買物支援システム100に用いられる。本実施形態では、容器1は、買物かごである。買物支援システム100は、例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、ドラッグストア、家電量販店、又はホームセンター等の小売店の店舗に導入される。容器1は、図1に示すように、販売システム4と共に、買物支援システム100を構成する。言い換えれば、買物支援システム100は、容器1と、販売システム4と、を備えている。
本実施形態に係る容器1は、可搬型の容器であって、客の買物を支援するための買物支援システム100に用いられる。本実施形態では、容器1は、買物かごである。買物支援システム100は、例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、ドラッグストア、家電量販店、又はホームセンター等の小売店の店舗に導入される。容器1は、図1に示すように、販売システム4と共に、買物支援システム100を構成する。言い換えれば、買物支援システム100は、容器1と、販売システム4と、を備えている。
販売システム4は、容器1と直接又は間接的に通信可能であって、本体10(図2参照)に収容された商品8(図3参照)の販売処理を行うためのシステムである。ここでいう「販売処理」は、売主(店舗)から買主(客)に商品の所有権を移転し、これに対する対価(代金)を買主が売り主に支払う行為(売買)に必要な種々の処理を意味する。例えば、客が店内でピックアップした商品8の商品情報を取得する取得処理、及び客から購入を希望する商品8の指定を受け付ける注文処理等が、販売処理に含まれる。
容器1は、図1に示すように、本体10と、取得部21と、投入検知部22と、判定部23と、を備えている。本体10は、商品8を収容可能である。本体10は、1以上の商品8を収容可能に構成されていればよい。
取得部21は、本体10に設けられて、商品8についての商品情報を取得する。本開示でいう「商品情報」は、商品8を識別するための情報(情報識別コード)であって、例えば日本国で用いられているJAN(Japanese Article Number)コード等である。この種の商品識別コードには、JANコードの他、欧州等で用いられているEAN(European Article Number)コード、及び米国等で用いられているUPC(Universal Product Code)等がある。
投入検知部22は、本体10に設けられて、商品8が本体10に投入されたことを検知する。つまり、投入検知部22は、客が購入するために手に取った商品8が、本体10に収められたことを検知する。
判定部23は、本体10に設けられて、取得部21の取得結果と、投入検知部22の検知結果とに応じて、本体10における商品8の収容状態(以下、単に「収容状態」ともいう)を判定する。例えば、判定部23は、収容状態として、取得部21で商品情報を取得された商品8である取得済み商品が、本体10に収められているか否かを判定する。また、例えば、判定部23は、収容状態として、投入検知部22にて検知された商品8である投入済み商品が、取得部21にて商品情報が取得されたか否かを判定する。
上述のように、本実施形態では、客が取得部21に商品情報を取得させ忘れているかどうか、及び/又は、客が商品情報を取得させた商品8を本体10に投入し忘れているかどうか、を判定することが可能である。したがって、本実施形態では、ユーザが判定結果に基づいて本体10における商品8の収容状態を是正することにより、客が購入する予定の商品8について誤って精算されにくい、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る容器1、及びそれを用いた買物支援システム100について詳細に説明する。本実施形態では、容器1及び買物支援システム100が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、本開示でいう「ユーザ」は、コンビニエンスストアの客、及び/又はコンビニエンスストアの従業員(店員)である。
以下、本実施形態に係る容器1、及びそれを用いた買物支援システム100について詳細に説明する。本実施形態では、容器1及び買物支援システム100が導入される店舗としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、本開示でいう「ユーザ」は、コンビニエンスストアの客、及び/又はコンビニエンスストアの従業員(店員)である。
(2.1)買物支援システム
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム100の全体構成について説明する。買物支援システム100は、図1に示すように、容器1、精算システム5及び販売システム4を備えている。ただし、精算システム5が買物支援システム100の構成要素に含まれていることは必須ではない。
ここではまず、本実施形態に係る買物支援システム100の全体構成について説明する。買物支援システム100は、図1に示すように、容器1、精算システム5及び販売システム4を備えている。ただし、精算システム5が買物支援システム100の構成要素に含まれていることは必須ではない。
販売システム4は、管理装置41、収容装置42、供給ユニット43、計測装置44、表示装置45、入力装置46、音声出力装置47、及び撮像装置48を有している。収容装置42、供給ユニット43、表示装置45、計測装置44、入力装置46、音声出力装置47、及び撮像装置48は、いずれも管理装置41の周辺装置であって、管理装置41に接続されている。
管理装置41は、容器1から送信された商品情報及び判定情報(後述する)を受信する。また、管理装置41は、精算処理を行う精算システム5に接続されている。更に、管理装置41は、例えば、POS(Point Of Sales)端末からなる店舗端末と通信可能に構成されている。管理装置41は、容器1から受信した商品情報に基づいて、精算システム5での精算処理に必要な情報を精算システム5に送信する送信処理等、所定の処理を実行する。また、管理装置41は、携帯端末6及び収容装置42とも通信を行うことにより、これらの装置を制御可能に構成されている。
精算システム5は、主構成となるコンピュータシステムと、現金の受け渡しを行う現金ユニット等の周辺機器とを含んでいる。精算システム5は、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサで実行することにより、販売システム4から受け取った商品情報に基づいて、精算金額の計算等の精算処理を行う。精算システム5は、カードリーダ、及びレシートを発行するプリンタを有している。カードリーダでは、例えば決済に用いられるクレジットカード、電子マネー決済用のカード、携帯電話端末、会員カード及びポイントカード等の読み取りが可能である。レシートには、例えば明細や精算金額、購入日時などの情報が記入される。
本実施形態では、商品情報に対応する価格データは精算システム5に記憶されている。また、商品情報に対応する広告、割引情報、生産者情報、及びレシピ情報などの情報、更には、客情報に対応する客の性別、年齢、嗜好、及び客の過去の購買履歴などについても、精算システム5、店舗サーバ又はセンタサーバに記憶されている。販売システム4に記憶されていないこれらの情報についても、販売システム4が精算システム5、店舗サーバ又はセンタサーバと通信することで、販売システム4にて利用可能である。
収容装置42は、規定位置(本実施形態では、後述するカウンタ台7の凹所72の底面上)に置かれた容器1内に収容されている商品8を、容器1から他の容器に移すことで、商品8を他の容器に収容する(入れる)装置である。容器1に複数の商品8が収容されている場合には、収容装置42は、これら複数の商品8を一括して他の容器に移すことも可能である。本実施形態では、他の容器がポリエチレン製の袋体、いわゆる買物袋(又はレジ袋)である場合を例とする。他の容器が袋体であるため、収容装置42にて行われる「収容」は「袋詰め」の意味である。ただし、収容装置42は、他の容器に商品8を収容する構成であればよく、袋体に限らず、例えばエコバッグ、持ち帰り用のかご、又は箱等の他の容器に商品8を収容する構成であってもよい。
供給ユニット43は、特定商品(例えば煙草)を客に供給する装置である。表示装置45は、客に向けて各種の表示を行う装置である。計測装置44は、商品8を本体10に収容した容器1の重量を計測する装置である。入力装置46は、例えばジェスチャ検出等により、客の操作を受け付ける装置である。更に、入力装置46は、マイクロホンを含み、マイクロホンから出力された音声信号に対して音声認識及び意味解析の処理を施す機能を有している。そのため、客においては音声による操作(音声入力)も可能である。音声出力装置47は、スピーカを含み、音声によって客に向けて各種の情報を提示する装置である。
つまり、販売システム4は、表示装置45、入力装置46及び音声出力装置47をユーザインタフェースとして用いることにより、表示又は音声によって各種の情報を客に提示したり、客の操作(音声入力を含む)を受け付けたりすることができる。ただし、販売システム4による情報の提示は、表示と音声との少なくとも一方で実現されればよく、表示と音声とのいずれか一方で実現されてもよいし、表示と音声との組み合わせで実現されてもよい。
一例として、販売システム4は、来客検知時及び精算処理の完了時に、「いらっしゃいませ。」、「ありがとうございました。」等のメッセージを客に提示することができる。これにより、客に対して、店員が接客するのに近い親近感を与えることができる。また、客は、例えば、入力装置46を操作して支払方法を選択し、表示装置45に表示される精算金額を支払うことにより精算を行う。更に、販売システム4は、表示装置45及び音声出力装置47にて、買物支援システム100の利用手順を客に提示することも可能である。この場合に、表示装置45及び音声出力装置47は、例えば容器1が規定位置に置かれると、次にファストフード又は煙草等の購入の有無を確認するなど、順を追って、利用手順を説明することが好ましい。
また、撮像装置48は、客を撮像するカメラである。撮像装置48は、例えば、管理装置41及び携帯端末6と共に年齢確認システム9を構築する。言い換えれば、年齢確認システム9は、管理装置41と、撮像装置48と、携帯端末6と、を備えている。年齢確認システム9は、店員(確認者)による客(対象者)の年齢確認を支援するシステムである。
携帯端末6は店員によって携帯される端末である。携帯端末6は、電波を媒体とする無線通信により、管理装置41との間で双方向の通信が可能である。管理装置41は、年齢確認の対象となる対象者(客)を撮像した画像の画像データを含む要求信号を携帯端末6に送信する。携帯端末6は、受信した要求信号に含まれる画像データを用いて、対象者を撮像した画像を含む年齢確認画面を表示する。この状態において、確認者(店員)は、携帯端末6に表示されている年齢確認画面を見て対象者の年齢確認を行う。携帯端末6は、このようにして確認者が行った年齢確認の結果を確認者の操作として受け付けると、年齢確認の結果を含む応答信号を管理装置41に送信する。
ところで、買物支援システム100は、図3に示すように、例えば、店舗のレジカウンタに設置される1つのカウンタ台7周辺に設けられている。つまり、カウンタ台7周辺には、買物支援システム100が設けられている。このようなカウンタ台7は、1つの店舗に対して複数設置されていてもよい。
カウンタ台7には、上面71の長手方向(左右方向)の略中央部に開口する凹所72が形成されている。凹所72は、容器1の本体10を置くためのスペースを形成する。凹所72は、カウンタ台7を正面から見て奥に向けて開放されている。凹所72の下方には収容装置42及び計測装置44が設置されている。
供給ユニット43は、カウンタ台7の上方に位置するように、天井に吊り下げられている。管理装置41はカウンタ台7に内蔵されている。精算システム5は、カウンタ台7を正面から見て収容装置42の右側に配置されている。表示装置45は、供給ユニット43の下面に固定されており、例えばプロジェクションマッピング技術により、スクリーン451に対して映像を投影するように構成されている。ここでは、表示装置45は、カウンタ台7の上面71のうち、カウンタ台7を正面から見て収容装置42の右側の領域に映像を投影する。つまり、カウンタ台7の上面71のうち収容装置42の右側の領域が、表示装置45のスクリーン451となる。入力装置46は、カウンタ台7の上面71上であって、カウンタ台7を正面から見てスクリーン451の奥に設置されている。入力装置46には、音声出力装置47が一体に設けられている。
このような買物支援システム100が導入された店舗では、客は、商品8を店内でピックアップして容器1に収容し、精算を行った後、自動的に他の容器に収容された商品8を受け取る、という一連の処理で、商品8の購入を済ませることができる。したがって、買物支援システム100によれば、店員及び客の手間を軽減しつつ、例えば精算処理の開始から、商品8が客に渡るまでに掛かる時間を短縮でき、客の買物に掛かる時間を短縮できる。
(2.2)容器
次に、本実施形態に係る容器1について詳細に説明する。容器1は、図2に示すように、本体10と、回路ブロック20とを有している。本体10は、少なくとも上面が開口した箱状に形成されており、1以上の商品8を収容可能である。回路ブロック20には、バッテリと、バッテリからの電力供給を受けて動作する種々の回路及びモジュールが収容されている。回路ブロック20は、本体10の一部に内蔵されている。ただし、回路ブロック20に含まれる表示部35については、少なくとも表示部35の画面が本体10の内側面から露出するように設けられる。また、後述する取得部21及びキャンセル部33等、回路ブロック20の一部については、本体10の外側面から露出するように設けられる。
次に、本実施形態に係る容器1について詳細に説明する。容器1は、図2に示すように、本体10と、回路ブロック20とを有している。本体10は、少なくとも上面が開口した箱状に形成されており、1以上の商品8を収容可能である。回路ブロック20には、バッテリと、バッテリからの電力供給を受けて動作する種々の回路及びモジュールが収容されている。回路ブロック20は、本体10の一部に内蔵されている。ただし、回路ブロック20に含まれる表示部35については、少なくとも表示部35の画面が本体10の内側面から露出するように設けられる。また、後述する取得部21及びキャンセル部33等、回路ブロック20の一部については、本体10の外側面から露出するように設けられる。
本体10は、図2に示すように、ボディ13と、底板(底部)14とを備えている。ボディ13及び底板14は、例えば合成樹脂製である。
ボディ13は、上開口部11及び下開口部12が形成され、1以上の商品8を収容可能に構成されている。底板14は、下開口部12を開閉可能にボディ13に取り付けられている。ここで、下開口部12は、1以上の商品8が通過可能な形状及び大きさである。底板14が下開口部12を閉じた状態では、ボディ13と底板14とで囲まれた内部空間に1以上の商品8が収容可能となる。一方、底板14が下開口部12を開放した状態では、下開口部12を通して内部空間から1以上の商品8を取り出し可能となる。
すなわち、ボディ13においては、上面及び下面の両方に開口部(上開口部11及び下開口部12)が形成されている。そして、ボディ13に対して底板14が相対的に移動することで、下開口部12が開閉されるように、本体10が構成されている。つまり、底板14が閉位置に位置していると、下開口部12は底板14によって閉じられている。一方、底板14が閉位置から開位置に移動すると、下開口部12が開放されることになる。
上記構成により、本体10に1以上の商品8が収容された状態で、底板14が閉位置から開位置に移動することで、下開口部12から1以上の商品8を排出することができる。すなわち、本体10が規定位置(本実施形態では、カウンタ台7の凹所72の底面上)に置かれた状態で、底板14が移動すると、本体10内の1以上の商品8は、下開口部12から排出される。下開口部12から排出された1以上の商品8は、収容装置42により他の容器に収容(袋詰め)される。
容器1は、本体10に収容された1以上の商品8を、本体10から排出した後、カウンタ台7から回収される。回収された容器1は、例えば店舗の入り口付近に設定されている、かご置場に移動される。かご置場には、容器1が複数ストックされる。
回路ブロック20は、図1に示すように、取得部21、投入検知部22、送信部31、メモリ32、キャンセル部33、データ受信部34、表示部35、客情報取得部36、かご制御部37、報知部24、及び通知部25を有している。また、かご制御部37は、判定部23を有している。
取得部21は、本体10に収容される商品8から商品情報を読み取って、商品8についての商品情報を取得する。取得部21は、本体10の外側面から露出するように設けられている。取得部21は、バーコードリーダであって、商品8に付されたバーコードを光学的に読み取って、商品情報を取得する。したがって、客が、ピックアップした商品8を取得部21にかざしてから、本体10に収容すれば、本体10に収容された商品8については、取得部21で商品情報の取得が完了することになる。このとき、取得部21は、商品情報の取得が完了してから一定時間T1(図6A参照)、取得フラグを立てる。取得部21は、バーコードリーダに限らず、例えば二次元コードを読み取るリーダや、RFID(Radio Frequency Identification)から商品情報を非接触で読み取るタグリーダであってもよい。
また、取得部21は、例えば商品8の画像からも商品情報を読み取るように構成されていてもよい。この場合、取得部21は、本体10の内部又は外部にある商品8を撮像するイメージセンサを有する。取得部21は、商品8の画像に画像認識処理を施し、輪郭、色、テクスチャ情報などの特徴量を抽出し、商品8毎に予め記憶されているテンプレートと照合することにより、商品情報を特定する。この場合においては、取得部21は、バーコードリーダで読み取った情報を、商品8の画像からの商品情報の読み取りの補助に用いることができる。あるいは、商品8の画像のみからでも商品情報の読み取りが十分に可能であれば、バーコードリーダは省略されていてもよい。
投入検知部22は、本体10に設けられて、商品8が本体10に投入されたことを検知する。投入検知部22は、第1検知部221と、第2検知部222と、を有している。
第1検知部221は、透過型の光センサ(フォトインタラプタ)であって、図4に示すように、複数(ここでは、4個)の発光素子A1と、複数(ここでは、5個)の受光素子A2と、を有している。発光素子A1は、例えば発光ダイオードである。受光素子A2は、例えばフォトトランジスタである。複数の発光素子A1と、複数の受光素子A2とは、本体10における商品8の投入口である特定領域(ここでは、上開口部11)を挟んで対向するように、本体10に設けられている。このため、複数の受光素子A2の各々は、複数の発光素子A1から発せられて特定領域を通過する光を受ける。図4に示す点線は、発光素子から発せられて受光素子に向かう光を模擬的に表している。
第1検知部221は、複数の受光素子A2のうち1以上の受光素子A2において、受光量が変化すると、商品8が特定領域を通過したことを検知する。すなわち、商品8が特定領域を通過する場合、1以上の発光素子A1から発せられる光が商品8に遮られることにより、1以上の受光素子A2での受光量が変化する。したがって、第1検知部221は、1以上の受光素子A2にて受光量が変化すると、商品8が特定領域を通過したことを検知する。
第2検知部222は、半導体方式の加速度センサB1であって、本体10において、本体10の加速度を検知可能な位置に設けられている。第2検知部222は、商品8が投入されて底板(底部)14に衝撃が加わることで生じる、本体10の揺れの加速度を検知する。これにより、第2検知部222は、所定値以上の加速度が生じた場合に、商品8が本体10の底板(底部)14へ到達したことを検知する。所定値は、例えば客が容器1を持って移動する際に本体10が揺れることで生じる加速度よりも小さいことが好ましい。
本実施形態では、投入検知部22は、第1検知部221の検知結果、及び第2検知部222の検知結果に基づいて、商品8が本体10に投入されたことを検知する。具体的には、図5に示すように、まず、投入検知部22は、第1検知部221の検知結果を監視する(S1)。第1検知部221にて商品8が特定領域を通過したことが検知されると(S1:Yes)、投入検知部22は、第1検知部221の検知時点から一定時間、第2検知部222の検知結果を監視する(S2)。一定時間内に、第2検知部222にて商品8が本体10の底板(底部)14へ到達したことが検知されると(S2:Yes)、投入検知部22は、商品8が本体10に投入されたと判定し、投入フラグを立てる(S3)。
一方、投入検知部22は、第1検知部221にて商品8が特定領域を通過したことを検知されない場合(S1:No)、商品8が本体10に投入されていないと判定する。また、投入検知部22は、第1検知部221の検知時点から一定時間内に、第2検知部222にて商品8が本体10の底板(底部)14へ到達したことが検知されない場合(S2:No)、商品8が本体10に投入されていないと判定する。これらの場合、投入検知部22は、投入フラグを立てない。
送信部31は、取得部21で取得された商品情報を、販売システム4に送信する。本実施形態では、送信部31は、販売システム4との間で双方向に通信を行う通信モジュールにて構成されている。送信部31は、赤外線又は可視光などの光を媒体とする光無線通信にて、販売システム4との通信を行う。送信部31は、本体10がカウンタ台7に置かれた状態で商品情報を送信するので、無線通信の中でも、とくに通信エリアの狭い近接場型の通信(近距離無線通信)を採用可能である。
メモリ32は、1以上の商品情報を記憶する。つまり、取得部21が商品情報を読み取る度に、この商品情報がメモリ32に記憶される。送信部31は、メモリ32に記憶されている1以上の商品情報を、一括して、又は複数のパケットに分割して販売システム4に送信する。本実施形態では、メモリ32には、取得部21が取得した商品情報と、個数(つまり取得部21が商品情報を取得した回数)の情報とが記憶される。例えば、1以上の商品情報が、「A」という商品8が2個と、「B」という商品8が1個の計3個の商品8についての商品情報である場合、メモリ32には「A」の商品情報及びその個数「2」と、「B」の商品情報及びその個数「1」とが記憶される。例えば、送信部31から販売システム4に対して1以上の商品情報が正常に送信されると、メモリ32に記憶されている商品情報は消去される。
キャンセル部33は、メモリ32に記憶された1以上の商品情報のうちの少なくとも1つの商品情報を削除するキャンセル操作を受け付ける。つまり、取得部21で読み取られて一旦メモリ32に記憶された商品情報であっても、キャンセル部33がキャンセル操作を受け付けることで、メモリ32から削除することが可能である。具体的には、キャンセル部33は、本体10の外側面など、客が操作可能な位置に配置されたキャンセルボタンを有している。キャンセル操作は、例えばキャンセルボタンが押されてから一定時間(例えば5秒)以内、又はキャンセルボタンが押されている間に、取得部21に商品情報を読み取らせる操作である。客は、このようなキャンセル操作を行うことで、キャンセル操作の対象となった商品情報をメモリ32から削除することができる。
データ受信部34は、販売システム4から送信される表示データを受信する。表示データは、表示部35に表示させるためのデータであって、例えば、広告、又は客に適したリコメンド(recommend)情報などである。本実施形態では、データ受信部34は、販売システム4との間で双方向に通信を行う通信モジュールにて構成されている。データ受信部34は、例えばWi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等の電波を媒体とする無線通信にて、送信部31との通信を行う。
表示部35は、データ受信部34で受信された表示データを用いて表示を行う。表示部35は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を含んでいる。表示部35は、販売システム4からコンテンツとして配信(送信)される表示データを、映像として表示するブラウザとして機能する。なお、表示部35は、例えばタッチパネルディスプレイのように、各種の表示に加えて、客からの操作入力を受け付けるユーザインタフェースとしての機能を有していてもよい。
客情報取得部36は、本体10に商品8を投入する客の客情報を取得する。客情報取得部36は、例えば会員カード、ポイントカード又はクレジットカードなどの各種カードから、客情報を読み取るカードリーダにて構成される。客情報取得部36は、例えば非接触型のカードリーダである。ここでいう「客情報」は、個々の客に関する情報であって、少なくとも客を識別する客識別情報(客ID)を含んでいればよい。客情報取得部36は、カードリーダに限らず、例えば客が持っている携帯情報端末(スマートフォン等)との通信、又は生体認証(顔認証を含む)などによって客情報を取得してもよい。客情報取得部36が取得した客情報は、送信部31により、商品情報と共に販売システム4に送信されてもよい。
かご制御部37は、マイクロコンピュータを主構成とし、マイクロコンピュータのメモ
リに記録されたプログラムを、マイクロコンピュータのプロセッサで実行することにより、取得部21等、回路ブロック20の各部の制御を行う。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネットなどの電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよい。
リに記録されたプログラムを、マイクロコンピュータのプロセッサで実行することにより、取得部21等、回路ブロック20の各部の制御を行う。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネットなどの電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよい。
判定部23は、かご制御部37の一部の機能であって、取得部21の取得結果と、投入検知部22の検知結果とに応じて、本体10における商品8の収容状態を判定する。本実施形態では、判定部23は、取得部21の取得結果と、投入検知部22の検知結果とを定期的に監視することにより、収容状態を判定する。本開示でいう「取得結果」は、取得部21にて商品8の商品情報を取得したという結果、又は商品情報を取得していないという結果を含む。また、本開示でいう「検知結果」は、投入検知部22にて本体10への商品8の投入が検知されたという結果、又は投入が検知されていないという結果を含む。判定部23による判定動作については、後述する「(3.2)容器における商品の収容状態の判定」にて詳細に説明する。
報知部24は、本体10に設けられて、判定部23での判定結果を表す判定情報をユーザ(ここでは、客)へ報知する。本開示でいう「判定情報」は、取得済み商品が本体10に投入されていないという情報、又は、投入済み商品の商品情報が取得部21にて取得されていないという情報である。本実施形態では、報知部24は、本体10に内蔵されたスピーカである。報知部24は、スピーカを鳴動して判定情報に応じた音声を再生することにより、判定情報をユーザへ報知する。
報知部24は、本体10に内蔵された発光素子であってもよい。この場合、報知部24は、判定情報に応じた特定の色(例えば、赤色など)を発光、又は判定情報に応じた所定のパターンで発光素子を明滅させることにより、判定情報をユーザへ報知する。その他、報知部24は、上記の音声による報知と、発光による報知とを組み合わせることで、判定情報をユーザへ報知するように構成されていてもよい。
通知部25は、本体10に設けられて、判定部23での判定結果を表す判定情報を、販売システム4(ここでは、管理装置41)へ通知する。本実施形態では、通知部25は、販売システム4に対して一方向に通信を行う通信モジュールにて構成されている。通知部25は、例えばWi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等の電波を媒体とする無線通信にて、販売システム4との通信を行う。通知部25は、判定情報を含む信号を無線通信にて販売システム4へ送信することにより、判定情報を販売システム4へ通知する。
(3)動作
以下、本実施形態に係る買物支援システム100の動作について説明する。
以下、本実施形態に係る買物支援システム100の動作について説明する。
(3.1)基本動作
まず、客の来店から商品8の収容が完了するまでの間における、買物支援システム100の基本動作について説明する。
まず、客の来店から商品8の収容が完了するまでの間における、買物支援システム100の基本動作について説明する。
来店した客は、まず、かご置場から容器1を取る。その後、客は、容器1を持ったまま店内を移動し、購入を希望する商品8を1つずつ、容器1の本体10に収容する。このとき、客は、ピックアップした商品8を取得部21にかざしてから、商品8を本体10に収容する。これにより、取得部21は、商品8についての商品情報を取得する。
その後、客は、購入を希望する商品8を全て収容した容器1を、規定位置(カウンタ台7の凹所72の底面上)に置く。このとき、容器1が規定位置に置かれたことを、例えばカウンタ台7の凹所72の底面に設置されている検知部が検知する。販売システム4は、検知部の検知結果を受けて、容器1との通信を開始し、容器1から商品情報を取得する。
商品情報を取得すると、販売システム4は、商品情報を精算システム5に送信(転送)する。販売システム4は、商品情報に対する返信(応答)として、精算システム5から送信される価格データを取得する。更に、販売システム4は、取得した価格データを用いて、商品8についての情報の一覧である購入リストを作成する。
このとき、販売システム4は、容器1から予め判定情報の通知を受けている場合、本体10に収容されている商品8と、精算処理の対象とが一致しているか否かを、重量によって判定するための、重量判定処理を実行する。本実施形態では、一例として、重量判定処理は購入リストの作成時に行われるが、重量判定処理を行うタイミングは、精算処理が実行される前であればよい。
販売システム4は、商品情報に対する返信として、精算システム5から取得した商品8の重量データに基づいて、本体10に収容されている商品の総重量を算出する。そして、販売システム4は、このように算出した商品8の総重量を、計測装置44で計測された重量と比較する。
このとき、販売システム4は、総重量が所定範囲に収まっていなければ、次に説明する年齢確認システム9を用いた年齢確認処理に移行せず、例えば店員の携帯する携帯端末6へ通知する。一方、販売システム4は、総重量が所定範囲に収まっていれば、年齢確認処理に移行する。本開示でいう「所定範囲」は、計測装置44の計測値を基準とする数値範囲であって、例えば、計測装置44の計測値から容器1の重量を差し引いた値を中心とする、所定幅を持つ範囲である。所定幅は、例えば総重量の数%、好ましくは総重量の1%である。
このような重量判定処理を採用したことにより、販売システム4では、本体10に実際に収容されている商品8と、精算処理の対象とが一致しているか否かを判定できる。したがって、例えば取得部21にて商品情報を取得し忘れている場合などに、誤った商品8の商品情報に基づいて、精算システム5にて精算処理が行われることが防止される。
また、このとき、販売システム4は、販売に際して年齢確認を必要とする特定商品が、購入リストに含まれているか否かを判断する。本実施形態では、酒類(酒類商品)を、このような特定商品の一例とする。つまり、販売システム4は、容器1に収容されている商品8の中に酒類が含まれているか否かを、購入リストを参照して判断する。そして、購入リストに酒類が有れば、販売システム4は、開始信号を年齢確認システム9に送信する。開始信号を受けた年齢確認システム9は、年齢確認のための一連の処理を開始する。
年齢確認システム9での年齢確認に成功した場合、又は購入リストに酒類が含まれていない場合、販売システム4は、特定商品である煙草の購入の有無を確認する煙草確認画面を、表示装置45に表示させる。この煙草確認画面において「煙草の購入有り」が選択されると、販売システム4は、開始信号を年齢確認システム9に送信する。年齢確認システム9での年齢確認に成功すると、販売システム4は、煙草の銘柄を選択するための煙草メニュー画面を、表示装置45に表示させる。ただし、購入リストに酒類が有って、既に年齢確認に成功している場合には、販売システム4は、煙草確認画面で「煙草の購入有り」が選択された後、直ちに煙草メニュー画面を表示装置45に表示させてもよい。
煙草メニュー画面において、特定の煙草が選択されると、販売システム4は、特定の煙草の商品情報を、供給ユニット43に送信する。供給ユニット43は、供給ユニット43にストックされている複数の煙草の中から、特定の煙草を選択して、排出口431(図3参照)から排出する。これにより、客は、排出口431から排出された煙草を受け取ることができる。また、販売システム4は、精算システム5から煙草の価格データを取得し、購入リストに追加する。
供給ユニット43からの煙草の供給が完了するか、又は煙草確認画面で「煙草の購入無し」が選択されると、販売システム4は、精算処理に移行する。このとき、販売システム4は、購入リストを含む精算確認画面を、表示装置45に表示させる。この精算確認画面で精算開始が選択されると、販売システム4は、精算システム5に精算処理を開始させる。
また、年齢確認システム9での年齢確認に失敗した場合、販売システム4は、特定商品(ここでは酒類及び煙草)の販売処理を中止する。煙草の販売処理において年齢確認に失敗した場合には、販売システム4は、煙草の販売処理を中止して精算処理に移行する。酒類の販売処理において年齢確認に失敗した場合には、販売システム4は、煙草確認画面を表示せず、酒類の販売処理を中止する。
精算処理の開始後、販売システム4は、収容装置42に商品8の収容を実行させる。つまり、販売システム4は、精算システム5に精算処理を開始させた後、収容装置42に対して、収容処理を開始させるための制御信号を送信する。これにより、収容装置42は、商品8についての精算処理中に、商品8を容器1から他の容器に移す。ただし、収容装置42での収容処理が完了して商品8が収容された他の容器を客が受け取り可能となるのは、精算処理が完了した後であることが好ましい。
(3.2)容器における商品の収容状態の判定
次に、容器1における商品8の収容状態の判定動作について図6A〜図7を用いて説明する。判定部23は、取得部21での取得フラグ、及び投入検知部22での投入フラグの両方を定期的に(例えば、数ミリ秒ごとに)監視する。図6A〜図7に示す下向きの矢印は、判定部23が取得フラグ及び投入フラグを監視するタイミングを表している。また、図6A〜図7においては、取得フラグ及び投入フラグの各々について、「1」がフラグが立っていることを表し、「0」がフラグが立っていないことを表している。
次に、容器1における商品8の収容状態の判定動作について図6A〜図7を用いて説明する。判定部23は、取得部21での取得フラグ、及び投入検知部22での投入フラグの両方を定期的に(例えば、数ミリ秒ごとに)監視する。図6A〜図7に示す下向きの矢印は、判定部23が取得フラグ及び投入フラグを監視するタイミングを表している。また、図6A〜図7においては、取得フラグ及び投入フラグの各々について、「1」がフラグが立っていることを表し、「0」がフラグが立っていないことを表している。
ここで、取得部21にて商品情報の取得が完了した場合、取得部21は、一定時間T1、取得フラグを立てる。判定部23は、図6Aに示すように、この取得フラグが立っていることを確認した後に、一定時間T1内に投入フラグが立たなければ、取得済み商品が本体10に投入されていない、すなわち投入忘れが生じたと判定する。
この場合、報知部24は、判定部23での判定結果(ここでは、投入忘れ)を表す判定情報を報知する。例えば、報知部24は、本体10に内蔵されたスピーカを鳴動することにより、「商品情報を取得した商品が投入されていません」等の音声を再生する。また、例えば、報知部24は、本体10に内蔵された発光素子を特定の色、又は特定のパターンで発光させる。これにより、報知部24は、容器1を持つ客(ユーザ)に対して、投入忘れが生じたことを報知する。
一方、判定部23は、図6Bに示すように、一定時間T1内に投入フラグが立った場合は、取得済み商品が正常に投入されたと判定する。この場合、報知部24は、何も行わない。つまり、判定部23は、本体10における商品8の収容状態として、取得済み商品が、本体10へ投入されたことを、投入検知部22にて検知されたか否かを判定する。具体的には、判定部23は、取得部21が商品情報を取得した時点から一定時間T1内における投入検知部22の検知結果に基づいて、取得済み商品が本体10へ投入されたか否かを判定する。
また、判定部23は、図7に示すように、取得フラグが立っていない状態で投入フラグが立った場合、投入済み商品の商品情報が取得部21にて取得されていない、すなわち取得忘れが生じたと判定する。この場合、報知部24は、判定部23での判定結果(ここでは、取得忘れ)を表す判定情報を報知する。例えば、報知部24は、本体10に内蔵されたスピーカを鳴動することにより、「商品情報を取得していない商品が投入されています」等の音声を再生する。また、例えば、報知部24は、本体10に内蔵された発光素子を、投入忘れの場合とは異なる特定の色、又は特定のパターンで発光させる。これにより、報知部24は、容器1を持つ客(ユーザ)に対して、取得忘れが生じたことを報知する。つまり、判定部23は、本体10における商品8の収容状態として、投入済み商品の商品情報が、取得部21にて取得されたか否かを判定する。
判定部23にて投入忘れ又は取得忘れが生じたことを判定すると、通知部25は、判定情報を販売システム4に通知する。販売システム4は、判定情報の通知を受けた場合、上述のように、年齢確認システム9を用いた年齢確認処理に移行する前に、重量判定処理を実行する。一方、販売システム4は、判定情報の通知を受けていない場合、重量判定処理を実行せずに、年齢確認処理に移行する。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、買物支援システム100と同様の機能は、買物支援方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る買物支援方法は、商品8についての商品情報の取得結果と、商品8の可搬型の容器1の本体10への投入の検知結果とに応じて、本体10における商品8の収容状態を判定する。買物支援方法は、判定結果を表す判定情報を、容器1のユーザへ報知する、又は本体10に収容された商品8の販売処理を行うための販売システム4へ通知する。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、買物支援システム100と同様の機能は、買物支援方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る買物支援方法は、商品8についての商品情報の取得結果と、商品8の可搬型の容器1の本体10への投入の検知結果とに応じて、本体10における商品8の収容状態を判定する。買物支援方法は、判定結果を表す判定情報を、容器1のユーザへ報知する、又は本体10に収容された商品8の販売処理を行うための販売システム4へ通知する。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における買物支援システム100は、例えば、容器1、販売システム4等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における買物支援システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、容器1を除く買物支援システム100における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは買物支援システム100に必須の構成ではなく、買物支援システム100の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。更に、買物支援システム100の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、上述の実施形態において、複数の装置に分散されている買物支援システム100の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
上述の実施形態では、第1検知部221は、光センサを用いて、本体10における特定領域(上開口部11)を商品8が通過したことを検知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、第1検知部221は、光センサの代わりに超音波センサを用いて、特定領域を商品8が通過したことを検知する構成であってもよい。この場合、第1検知部221は、発光素子A1の代わりに超音波の送波器を、受光素子A2の代わりに超音波の受波器を備えていればよい。
上述の実施形態では、第1検知部221は、透過型の光センサを用いているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、第1検知部221は、反射型の光センサを用いてもよい。この場合、第1検知部221は、商品8からの反射波を検知することをもって、特定領域を商品8が通過したこと検知する。また、第1検知部221は、上述のように超音波センサを用いる場合、透過型の超音波センサであってもよいし、反射型の超音波センサであってもよい。
上述の実施形態では、第2検知部222は、加速度センサB1を用いて本体10の加速度を検知することで、本体10の底板(底部)14へ商品8が到達したことを検知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、第2検知部222は、加速度センサB1の代わりに重量センサを用いて、本体10の底板(底部)14に所定値以上の荷重が加わることをもって、本体10の底板(底部)14へ商品8が到達したことを検知する構成であってもよい。
上述の実施形態では、投入検知部22は、第1検知部221及び第2検知部222の両方の検知結果に基づいて、本体10への商品8の投入を検知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、投入検知部22は、第1検知部221及び第2検知部222のいずれか一方のみの検知結果に基づいて、本体10への商品8の投入を検知する構成であってもよい。
上述の実施形態において、判定部23は、取得済み商品の数と、投入済み商品の数とを比較することにより、本体10における商品8の収容状態(つまり、取得忘れ及び投入忘れ)を判定するように構成されていてもよい。具体的には、投入検知部22は、本体10への商品8の投入を検知するごとに、投入回数をインクリメントする。また、取得部21は、商品8の商品情報を取得するごとに、取得回数をインクリメントする。そして、判定部23は、例えば所定時間ごとに投入回数及び取得回数を監視し、投入回数が取得回数よりも多ければ、取得忘れが生じていると判定する。また、判定部23は、取得回数が投入回数よりも多ければ、投入忘れが生じていると判定する。判定部23は、投入回数と取得回数とが一致する場合には、何も行わない。所定時間は、客の店舗の平均滞在時間を考慮して、客の滞在中に少なくとも1回、投入回数及び取得回数の監視が実行される時間に設定されるのが好ましい。
上述の実施形態において、判定部23は、取得忘れ及び投入忘れの両方を判定しているが、いずれか一方のみを判定する構成であってもよい。
上述の実施形態では、報知部24は、取得忘れ又は投入忘れが生じるごとにユーザ(客)に報知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、報知部24は、初回の取得忘れ又は投入忘れが生じたときのみユーザに報知し、以降、取得忘れ又は投入忘れが生じてもユーザに報知しないように構成されていてもよい。また、例えば、報知部24は、複数回の取得忘れ又は投入忘れが生じるごとにユーザに報知する構成であってもよい。
同様に、上述の実施形態では、通知部25は、取得忘れ又は投入忘れが生じるごとに販売システム4に通知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、通知部25は、初回の取得忘れ又は投入忘れが生じたときのみ販売システム4に通知し、以降、取得忘れ又は投入忘れが生じても販売システム4に通知しないように構成されていてもよい。また、例えば、通知部25は、複数回の取得忘れ又は投入忘れが生じるごとに販売システム4に通知する構成であってもよい。
上述の実施形態においては、報知部24がユーザに報知するタイミング、及び通知部25が販売システム4に通知するタイミングは、互いに異なっていてもよい。
上述の実施形態では、通知部25は、取得忘れ又は投入忘れが生じると、販売システム4に通知しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、通知部25は、取得忘れ又は投入忘れが生じると、店員の携帯する携帯端末6に直接通知するように構成されていてもよい。この場合、店員は、携帯端末6に通知された判定情報を確認することにより、客に取得忘れ又は投入忘れが生じたことを知らせる、又は客が商品8の精算処理を行う際に、精算処理を補助する等の適宜の対応を図ることが可能になる。
上述の実施形態では、容器1は、報知部24及び通知部25の両方を備えているが、いずれか一方のみを備えていてもよい。また、容器1は、報知部24及び通知部25の両方を備えていなくてもよい。この場合、例えば、容器1が規定位置に置かれたときに、送信部31が商品情報と共に判定情報を販売システム4へ送信すれば、販売システム4にて誤った精算処理の実行を防止するための適宜の対策を実行することが可能である。
上述の実施形態では、販売システム4は、容器1から判定情報(つまり、取得忘れ又は投入忘れ)を通知された場合に、重量判定処理を行っているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、販売システム4は、容器1からの判定情報の通知の有無に依らず、商品8の精算処理を行う前に、重量判定処理を行ってもよい。
上述の実施形態において、販売システム4は、上記の重量判定処理を行わない構成であってもよい。この場合、販売システム4は、容器1から判定情報を通知されると、特定の客の容器1において取得忘れ又は投入忘れが発生していることを、店員の携帯する携帯端末6へ送信する。これにより、携帯端末6にて判定情報を確認した店員は、特定の客がカウンタ台7にて精算処理を行う際に、客の精算処理を補助する、又は客の代わりに精算処理を行うことが可能である。また、販売システム4は、容器1から判定情報を通知されると、例えば音声出力装置47から取得忘れ又は投入忘れが発生していることを知らせる音声を出力してもよい。
上述の実施形態では、販売システム4は、重量判定処理を行っているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、販売システム4は、画像認識技術を用いた画像判定処理により、本体10に実際に収容されている商品8と、精算処理の対象とが一致しているか否かを判定してもよい。具体的には、販売システム4は、本体10内を撮像するイメージセンサにより規定位置に置かれた容器1の本体10内の商品8を撮像する。そして、販売システム4は、撮像された画像に画像認識処理を施すことで本体10に実際に収容されている商品8を特定し、本体10に実際に収容されている商品8と、取得部21にて商品情報が取得された商品8とが、一致するか否かを判定する。この場合、販売システム4の計測装置44は不要である。
また、販売システム4は、重量判定処理及び画像判定処理の両方を組み合わせて、本体10に実際に収容されている商品8と、精算処理の対象とが一致しているか否かを判定してもよい。具体的には、販売システム4は、上記の画像認識処理により本体10に実際に収容されている商品8を特定し、特定した商品8の商品情報に応じた商品8の重量データを精算システム5から取得する。そして、販売システム4は、取得した商品8の重量データに基づいて本体10に収容されている商品の総重量を算出し、算出した商品8の総重量を、計測装置44で計測された重量と比較する。この場合、販売システム4は、容器1から商品情報を取得する必要はない。
上述の実施形態では、判定部23は、かご制御部37の一部として構成されているが、かご制御部37とは別体に構成されていてもよい。
上述の実施形態において、容器1は、買物かごに限定されず、例えば買物カート等であってもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る容器(1)は、可搬型の容器であって、本体(10)と、取得部(21)と、投入検知部(22)と、判定部(23)と、を備える。本体(10)は、商品(8)を収容可能である。取得部(21)は、本体(10)に設けられて、商品(8)についての商品情報を取得する。投入検知部(22)は、本体(10)に設けられて、商品(8)が本体(10)に投入されたことを検知する。判定部(23)は、本体(10)に設けられて、取得部(21)の取得結果と、投入検知部(22)の検知結果とに応じて、本体(10)における商品(8)の収容状態を判定する。
以上述べたように、第1の態様に係る容器(1)は、可搬型の容器であって、本体(10)と、取得部(21)と、投入検知部(22)と、判定部(23)と、を備える。本体(10)は、商品(8)を収容可能である。取得部(21)は、本体(10)に設けられて、商品(8)についての商品情報を取得する。投入検知部(22)は、本体(10)に設けられて、商品(8)が本体(10)に投入されたことを検知する。判定部(23)は、本体(10)に設けられて、取得部(21)の取得結果と、投入検知部(22)の検知結果とに応じて、本体(10)における商品(8)の収容状態を判定する。
この態様によれば、客が取得部(21)に商品情報を取得させ忘れているかどうか、及び/又は、客が商品情報を取得させた商品(8)を本体(10)に投入し忘れているかどうか、を判定することが可能である。ここで、客が購入する予定の商品(8)の精算処理を正常に行うためには、取得部(21)で商品情報を取得された商品(8)と、本体(10)に投入された商品(8)とが一致している必要がある。つまり、上記のように商品(8)の商品情報を取得し忘れたり、商品(8)を本体(10)に投入し忘れたりした場合、誤った精算処理が実行される可能性がある。本実施形態では、ユーザ(客又は店員)は、判定部(23)の判定結果を知ることで、商品(8)の精算処理を行う前に、精算処理を正常に行えるか否かを知ることが可能である。つまり、本実施形態では、ユーザが判定結果に基づいて本体(10)における商品(8)の収容状態を是正することにより、客が購入する予定の商品(8)について誤って精算されにくい、という利点がある。
第2の態様に係る容器(1)では、第1の態様において、投入検知部(22)は、第1検知部(221)と、第2検知部(222)と、を有する。第1検知部(221)は、本体(10)における特定領域(上開口部(11))を商品(8)が通過したことを検知する。第2検知部(222)は、商品(8)が本体(10)の底部(底板)(14)へ到達したことを検知する。
この態様によれば、商品(8)が本体(10)に投入されたことの検知精度を向上することができる、という利点がある。すなわち、第1検知部(221)の検知結果、及び第2検知部(222)の検知結果の2つの検知結果を用いることにより、一方の検知結果のみを用いる場合と比較して、商品(8)が本体(10)に投入されたことをより正確に検知しやすい、という利点がある。具体的には、第1検知部(221)の検知結果のみを用いる場合、何らかの物体(例えば、客の手など)が本体(10)内に侵入した場合に、商品(8)の投入と誤って検知する可能性がある。また、第2検知部(222)の検知結果のみを用いる場合、例えば本体(10)を何かにぶつけた場合に、商品(8)の投入と誤って検知する可能性がある。この態様では、これらの誤検知を防ぎやすく、商品(8)が本体(10)に投入されたことをより正確に検知しやすい、という利点がある。
第3の態様に係る容器(1)では、第1又は第2の態様において、判定部(23)は、本体(10)における商品(8)の収容状態として、取得済み商品が、本体(10)へ投入されたことを、投入検知部(22)にて検知されたか否かを判定する。取得済み商品は、取得部(21)にて商品情報を取得された商品(8)である。
この態様によれば、取得済み商品を本体(10)に投入し忘れているかどうかを判定することにより、本体(10)における商品(8)の収容状態が清算処理を正常に行える状態であるかどうかを判定することができる、という利点がある。
第4の態様に係る容器(1)では、第3の態様において、判定部(23)は、以下のように構成される。すなわち、判定部(23)は、取得部(21)が商品情報を取得した時点から一定時間(T1)内における投入検知部(22)の検知結果に基づいて、取得済み商品が本体(10)へ投入されたか否かを判定する。
この態様によれば、客が取得部(21)に商品情報を取得させてから商品(8)を本体(10)に投入するまでのタイムラグを考慮して取得済み商品を本体(10)に投入し忘れているかどうかを判定することができる、という利点がある。
第5の態様に係る容器(1)では、第1〜第4のいずれかの態様において、判定部(23)は、本体(10)における商品(8)の収容状態として、投入済み商品の商品情報が、取得部(21)にて取得されたか否かを判定する。投入済み商品は、投入検知部(22)にて検知された商品(8)である。
この態様によれば、投入済み商品について商品情報を取得し忘れているかどうかを判定することにより、本体(10)における商品(8)の収容状態が清算処理を正常に行える状態であるかどうかを判定することができる、という利点がある。
第6の態様に係る容器(1)では、第1〜第5のいずれかの態様において、判定部(23)は、以下のように構成される。すなわち、判定部(23)は、取得部(21)で商品情報を取得された商品(8)の数と、投入検知部(22)で投入が検知された商品(8)の数とを比較することにより、本体(10)における商品(8)の収容状態を判定する。
この態様によれば、1つの処理により、取得済み商品を本体(10)に投入し忘れているかどうか、及び投入済み商品について商品情報を取得し忘れているかどうかの両方を判定することが可能である、という利点がある。
第7の態様に係る容器(1)は、第1〜第6のいずれかの態様において、判定部(23)での判定結果を表す判定情報をユーザへ報知する報知部(24)を更に備える。
この態様によれば、ユーザ(客又は店員)に判定情報を報知することにより、本体(10)における商品(8)の収容状態が清算処理を正常に行えない状態であることを気づかせ、ユーザに収容状態を是正させやすい、という利点がある。
第8の態様に係る容器(1)は、第1〜第7のいずれかの態様において、判定部(23)での判定結果を表す判定情報を、商品(8)の販売処理を行うための販売システム(4)へ通知する通知部(25)を更に備える。
この態様によれば、販売システム(4)に判定情報を通知することにより、販売システム(4)にて収容状態を是正させるための施策を実行させやすい、という利点がある。
第9の態様に係る買物支援システム(100)は、第1〜第8のいずれかの容器(1)と、本体(10)に収容された商品(8)の販売処理を行うための販売システム(4)と、を備える。
この態様によれば、客が購入する予定の商品(8)について誤って精算されにくい、という利点がある。
第10の態様に係る買物支援方法は、商品(8)についての商品情報の取得結果と、商品(8)の可搬型の容器(1)の本体(10)への投入の検知結果とに応じて、本体(10)における商品(8)の収容状態を判定する。買物支援方法は、判定結果を表す判定情報を、容器(1)のユーザへ報知する、又は本体(10)に収容された商品(8)の販売処理を行うための販売システム(4)へ通知する。
この態様によれば、客が購入する予定の商品(8)について誤って精算されにくい、という利点がある。
第2〜第8の態様に係る構成については、容器(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
100 買物支援システム
1 容器
10 本体
11 上開口部(特定領域)
14 底板(底部)
21 取得部
22 投入検知部
221 第1検知部
222 第2検知部
23 判定部
24 報知部
25 通知部
4 販売システム
8 商品
T1 一定時間
1 容器
10 本体
11 上開口部(特定領域)
14 底板(底部)
21 取得部
22 投入検知部
221 第1検知部
222 第2検知部
23 判定部
24 報知部
25 通知部
4 販売システム
8 商品
T1 一定時間
Claims (10)
- 可搬型の容器であって、
商品を収容可能な本体と、
前記本体に設けられて、前記商品についての商品情報を取得する取得部と、
前記本体に設けられて、前記商品が前記本体に投入されたことを検知する投入検知部と、
前記本体に設けられて、前記取得部の取得結果と、前記投入検知部の検知結果とに応じて、前記本体における前記商品の収容状態を判定する判定部と、を備える
容器。 - 前記投入検知部は、
前記本体における特定領域を前記商品が通過したことを検知する第1検知部と、
前記商品が前記本体の底部へ到達したことを検知する第2検知部と、を有する
請求項1記載の容器。 - 前記判定部は、前記本体における前記商品の収容状態として、前記取得部にて前記商品情報を取得された前記商品である取得済み商品が、前記本体へ投入されたことを、前記投入検知部にて検知されたか否かを判定する
請求項1又は2に記載の容器。 - 前記判定部は、前記取得部が前記商品情報を取得した時点から一定時間内における前記投入検知部の検知結果に基づいて、前記取得済み商品が前記本体へ投入されたか否かを判定する
請求項3記載の容器。 - 前記判定部は、前記本体における前記商品の収容状態として、前記投入検知部にて検知された前記商品である投入済み商品の前記商品情報が、前記取得部にて取得されたか否かを判定する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器。 - 前記判定部は、前記取得部で前記商品情報を取得された前記商品の数と、前記投入検知部で投入が検知された前記商品の数とを比較することにより、前記本体における前記商品の収容状態を判定する
請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器。 - 前記判定部での判定結果を表す判定情報をユーザへ報知する報知部を更に備える
請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器。 - 前記判定部での判定結果を表す判定情報を、前記商品の販売処理を行うための販売システムへ通知する通知部を更に備える
請求項1〜7のいずれか1項に記載の容器。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器と、
前記本体に収容された前記商品の販売処理を行うための販売システムと、を備える
買物支援システム。 - 商品についての商品情報の取得結果と、前記商品の可搬型の容器の本体への投入の検知結果とに応じて、前記本体における前記商品の収容状態を判定し、
判定結果を表す判定情報を、前記容器のユーザへ報知する、又は前記本体に収容された前記商品の販売処理を行うための販売システムへ通知する
買物支援方法。
Priority Applications (3)
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JP2017222946A JP2019095922A (ja) | 2017-11-20 | 2017-11-20 | 容器、それを用いた買物支援システム、及び買物支援方法 |
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2017
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