JP2019094584A - 不織布 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、かさ高性と柔軟性に優れており、衛生材料として好適に使用する上で満足のいくレベルの風合いに優れた不織布を提供する。【解決手段】本発明の不織布は、熱可塑性繊維で構成されてなる不織布であって、前記の不織布の比容積が10cm3/g以上であり、0.2kPaの荷重で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)が、100((mN/200mm)/mm)以下の不織布である。【選択図】 なし
Description
本発明は、かさ高性に優れているとともに、柔軟性に優れている不織布に関するものである。
一般に、紙おむつや生理用ナプキン等の衛生材料用不織布には、着用時の快適性のため、風合いに優れているという性能が求められている。特に、肌に着衣者の臀部等が直接触れるトップシートや、着衣時に触れる機会の多いバックシートにおいては、良好な風合いが要求される。
衛生材料用不織布には、ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリエチレン(PE)からなる複合繊維を代表とする短繊維を、カーディングによりシート化した後、熱風処理により自己融着した、いわゆるエアスルー不織布や、ポリプロピレンスパンボンド不織布が好適に使用されている。エアスルー不織布は、かさ高性に優れているという特徴を有していることから、衛生材料の主にトップシートに採用されている。
エアスルー不織布の柔軟化を目的に、構成する繊維に分割繊維を用いることが提案されている(特許文献1参照。)。この提案によれば、外力により繊維を分割することにより、柔軟な不織布を得る手法が開示されている。ところが、外力を加えられることにより、不織布の厚みが薄くなることが避けられず、かさ高性に劣るという課題があった。
従来のエアスルー不織布は、かさ高性に優れているという特徴がある一方で、不織布の曲げに対する柔軟性には劣り、紙おむつ等の衛生材料に加工した際に、折れシワになるという課題があった。曲げに対する柔軟性と不織布の厚みとは、トレードオフの関係であり、かさ高性と曲げに対する柔軟性の両立は困難であった。
そこで本発明の目的は、上記の課題に鑑み、好適には衛生材料用不織布に要求される優れたかさ高性と柔軟性を両立させると共に、衛生材料としての使用に際し、折れシワの発生がしにくく、品位と風合いに優れた不織布を提供することにある。
本発明の不織布は、熱可塑性繊維で構成されてなる不織布であって、前記の不織布の比容積が10cm3/g以上であり、2kPa条件下で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)(mN/200mm)/mmが、100以下であることを特徴とする不織布である。
本発明の不織布の好ましい様態によれば、前記の不織布を構成する繊維が2成分以上の複合繊維で構成されていることである。
また、本発明の不織布の好ましい様態によれば、前記の不織布を構成する繊維の初期引張抵抗度は、2000N/mm2以下である。
本発明の不織布の好ましい様態によれば、前記の不織布を構成する繊維の断面構造が、同芯の芯鞘構造、偏芯の芯鞘構造およびサイドバイサイド構造のいずれかであることである。
本発明によれば、衛生材料用不織布に要求されるかさ高性と柔軟性を両立させると共に、衛生材料としての使用に際し、折れシワの発生がしにくく、品位と風合いに優れた不織布が得られる。
本発明によれば、不織布は熱可塑性繊維で構成されており、不織布の比容積が10cm3/g以上であり、2kPa条件下で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)(mN/200mm)/mmが、100以下である不織布は、厚みに対する曲げ柔軟性が優れているため、折り曲げたときの折れジワの発生がしにくいという特徴から、特に衛生材料として成形した製品の品位が良好となり、衛生材料用不織布に好適に使用される。
本発明の不織布は、熱可塑性繊維で構成されてなる不織布であって、前記の不織布の比容積が10cm3/g以上であり、2kPa条件下で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)(mN/200mm)/mmが、100以下の不織布である。
本発明の不織布を構成する繊維としては、例えば、ポロプロピレン、ポリエチレン、プロピレン・エチレン共重合体等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、およびそれらの共重合体等のポリエステル繊維、および、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド繊維などが、疎水性、強度および可撓性等の観点から好適である。
疎水性の観点からはポリオレフィン系繊維が特に好ましく用いられ、寸法安定性と耐熱性の点からはポリエステル繊維が好ましく用いられ、また、柔軟性と触感の点からはポリアミド系繊維が特に好ましく用いられる。
また、本発明の不織布を構成する繊維は、必要に応じて、これらのポリマー成分からなる複合繊維や混合繊維でもよく、さらにはセルロース系繊維や、その他特殊機能を持つ繊維との混合形態のものも許容される。
本発明においては、中でも融点の異なる2成分の原料から構成される複合繊維が、熱接着性の観点から好ましく用いられる。異なる2成分の原料の組み合わせとしては、融点の差が10℃以上の組み合わせであることが好ましい。
本発明で用いられる複合繊維を形成する原料の高融点成分としては、例えば、ポリエステル、ポリアミドおよびポリオレフィン等を挙げることができる。ポリエステルの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびポチトリメチレンテレフタレート等を挙げることができる。また、ポリアミドの具体例としては、ナイロン6、ナイロン66およびナイロン12等を挙げることができる。また、ポリオレフィンの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびプロピレン・エチレン共重合体を挙げることができる。中でも、柔軟性の観点から、ナイロン6やポリブチレンテレフタレートやポリプロピレンが好ましく用いられる。
また、複合繊維を構成する高融点成分には、他の成分が共重合されていても良く、粒子、難燃剤および帯電防止剤等の添加剤を含有させることも許容される。
他の共重合成分としては、例えば、5−スルホイソフタル酸ナトリウムや3−ヒドロキシブタン酸が挙げられ、粒子としては、例えば、酸化チタンを挙げることができる。また、難燃剤としては、例えば、有機系難燃剤や無機系難燃剤を挙げることができ、帯電防止剤としては、例えば、アルコール系の帯電防止剤を挙げることができる。
そして、複合繊維を構成する低融点成分としては、ポリエチレンやポリプロピレンを用いることができ、特にポリエチレンが接着性の観点から好ましく用いられる。ポリエチレンとしては、製法や物性の違いにより区分され、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、および線状低密度ポリエチレン(LLDPE)等があり、それぞれ繊維用に検討されている。本発明ではいずれのポリエチレンも用いられるが、紡糸安定性の観点から、LLDPEを用いることが好ましい態様である。
ポリエチレンには、少量の他成分ポリマーがブレンドされていることが許容される。他成分ポリマーとしては、融点がポリエチレンに近いポリプロピレンやポリ4メチル1ペンテンなどのポリオレフィン系ポリマーの他、低融点ポリエステルや低融点ポリアミドが挙げられる。また、ポリエチレンの特性を十分発現させるため、ブレンド物の質量比率は、5質量%以下であることが好ましく、より好ましくは2質量%以下である。
ポリエチレンのメルトフローレート(以下、MFRと記載する場合がある。)は、10〜100g/10分であることが好ましく、より好ましくは20〜40g/10分である。ここでいうメルトフローレートとは、ASTM D1238に準拠して、190℃の温度で、荷重2.16kgで測定した値を指す。
本発明で用いられる繊維の原料には、本発明の効果を損なわない範囲で、通常用いられている酸化防止剤、耐候安定剤、耐光安定剤、帯電防止剤、紡曇剤、ブロッキング防止剤、ポリエチレンワックス等の滑剤、核剤、および顔料等の添加物、あるいは他の重合体を必要に応じて添加することができる。
本発明の不織布を構成する繊維の横断面は、融点の異なる2成分からなることが好ましく、その質量比率は、90/10〜10/90であることが好ましく、70/30〜30/70であることがより好ましく、60/40〜40/60がさらに好ましい態様である。高融点成分の質量比率を好ましくは10質量%以上、より好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは40質量%以上とすることにより、不織布に十分な物性を付与することができる。また、低融点成分の質量比率を好ましくは10質量%以上、より好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは40質量%以上とすることにより、十分な熱接着性が得られる。
本発明の不織布を構成する繊維の横断面形状は、低融点成分が繊維表面の少なくとも一部を形成していることが好ましい。横断面形状の例としては、同心の芯鞘構造、偏芯の芯鞘構造、およびサイドバイサイド構造とすることができる。
図1〜図3は、本発明の不織布を構成する繊維の横断面を例示する模式断面図である。
図1は、同芯の芯鞘型複合繊維の断面を示す模式断面図である。図1において、芯部(a)と鞘部(b)の中心は同一である。具体的に、同芯の芯鞘型複合繊維は芯部(a)と鞘部(b)からなり、芯部(a)は繊維の断面内において芯部(a)とは異なる重合体に取り囲まれるように配列され、かつ繊維の長さ方向に延びる部分をいう。また、鞘部(b)は、繊維の断面内において芯部(a)を取り囲むように配列され、かつ繊維の長さ方向に延びる部分をいう。
図2は、偏芯の芯鞘型複合繊維の断面を示す模式断面図である。図2において、芯部(a)と鞘部(b)の中心は異なる。具体的に、偏芯の芯鞘型複合繊維は芯部(a)と鞘部(b)からなり、芯部(a)は繊維の断面内において芯部(a)とは異なる重合体に少なくとも一部が取り囲まれるように配列され、かつ繊維の長さ方向に延びる部分をいう。また、鞘部(b)は、繊維の断面内において芯部(a)の少なくとも一部を取り囲むように配列され、かつ繊維の長さ方向に延びる部分をいう。偏芯の芯鞘型複合繊維には、芯部(a)の側面が露出した露出型と、芯部(a)の側面が露出していない非露出型が存在する。本発明においては、紡糸の安定性から非露出型の偏芯の芯鞘型複合繊維が好ましく用いられる。
図3は、サイドバイサイド型複合繊維の断面を示す模式断面図である。サイドバイサイド型複合繊維は、第1成分(c)と第2成分(d)が貼り合わされた構造である。2成分の接合面は直線もしくは曲線のいずれでもよく、2成分の粘度特性や吐出量比率によって異なる。繊維の横断面は円形であってもよく、楕円形等の異型断面とすることもできる。
本発明の不織布で用いられる繊維の平均単繊維直径は、7μm以上22μm以下であることが好ましく、より好ましくは8μm以上21μm以下であり、さらに好ましくは10μm以上20μm以下である。平均単繊維直径は、紡糸安定性の観点から、7μm以上であることが好ましく、平均単繊維直径が細い程、不織布として繊維の接着点が多くなるため、強度が高く柔軟性が良好となる。また、衛生材料に使用されるため、衛生材料用不織布の強力の観点から、平均単繊維直径は、22μm以下であることが好ましい態様である。
本発明の不織布は、目付が3〜200g/m2であることが好ましい態様である。前記の目付は、より好ましくは5〜150g/m2であり、さらに好ましくは10〜100g/m2である。目付を上記の範囲とすることにより、不織布に十分な柔軟性を付与することができる。
本発明の不織布で用いられる繊維の初期引張抵抗度は、2000N/mm2以下であることが好ましい。繊維の初期引張抵抗度を好ましくは2000N/mm2以下、より好ましくは1500N/mm2以下、さらに好ましくは1000N/mm2以下とすることにより、曲げに対する柔軟性が良好な不織布とすることができる。さらに、不織布の厚みを厚く仕上げた場合にも、不織布に折れシワ発生がしにくくなり、かさ高性と柔軟性を両立させることができる。また、初期引張抵抗度は、不織布への加工性や不織布化した時のハンドリング性、衛生材料への加工性の観点から、好適には500N/mm2以上であることが好ましい。
また、本発明の不織布の比容積は、10cm3/g以上であることが重要である。こでいう比容積とは、不織布の単位質量あたりの体積を示しており、この数値が高いほど、不織布のかさ高性に優れると判断することができる。紙おむつ等の衛生材料に使用する際、不織布の比容積が高くかさ高性に優れているほど、クッション性を付与することができるため、好ましい様態である。比容積は、衛生材料用不織布としての用途を鑑み、100cm3/g以下であることが好ましい。
同様の観点から、本発明の不織布の見掛密度は、0.100g/cm3以下であることが好ましい態様である。前記の見掛密度は、目付を厚さで除することにより算出することができる。見掛密度は、より好ましくは0.09g/cm3以下であり、さらに好ましくは0.080g/cm3以下である。見掛密度を上記の範囲とすることにより、不織布として用いる場合に十分な嵩高性を得ることができる。見掛密度は、衛生材料用不織布としての用途を鑑み、0.01g/cm3以上であることが好ましい。
本発明の不織布の2kPa条件下で測定した厚みは、0.20mm以上であることが好ましい。不織布の厚みを0.20mm以上とすることにより、不織布が硬くなりすぎず、紙おむつ等の衛生材料に使用した際に、適度な風合いとすることができる。不織布の厚みは高いほど好ましいが、紙おむつ等の衛生材料に使用する観点から、2mm以下であることが好ましい。
本発明の不織布のJIS L 1913(2010年度版)に準拠して測定されるハンドルーオーメータの値は、10mN/200mm以上、200mN/20mm以下であることが好ましい。ここでいう、ハンドルーオーメータの値とは、不織布のタテ方向とヨコ方向で測定した値の合計値の事を示す。ハンドルーオーメータの値が10mN/20mm以上、好ましくは20mN/100mm以上、より好ましくは30mN/200mmとすることにより、紙おむつ等の衛生材料を加工できる程度の剛性とすることができる。ハンドルーオーメータの値を200mN/200mm以下、好ましくは180mN/20mm以下、より好ましくは160mN/20mm以下とすることにより、不織布の曲げに対して優れた柔軟性とすることができ、紙おむつ等の衛生材料に加工した際に、曲げ部分でのシワの発生がしにくくなり、品位・風合いに優れる衛生材料とすることができる。
本発明の不織布は、0.2kPaの荷重で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)が、100((mN/200mm)/mm)以下であることが重要である。
上記値B/Aを100((mN/200mm)/mm)以下、好ましくは80((mN/200mm)/mm)、より好ましくは60((mN/200mm)/mm)以下とすることにより、衛生材料用不織布に要求されるレベルのかさ高性と曲げに対する柔軟性を両立することができ、紙おむつ等の衛生材料に加工した際に、不織布が折れ曲がることにより発生するシワを低減でき、品位に優れる衛生材料とすることができる。B/Aの値は、不織布化したときのハンドリング性および衛生材料への加工性の観点から、10((mN/200mm)/mm)以上であることが好ましい。
次に、本発明の不織布を製造する方法の一例を説明する。
本発明の不織布としては、スパンボンド法やメルトブロー法により得られる長繊維不織布や、短繊維をカードを用いて繊維ウェブを形成させた後に、熱風処理を施して得られるエアスルー不織布などを採用することができる。中でも、エアスルー不織布は、かさ高性が良好なものが得られるため、好ましく用いられる。本発明の不織布を製造する方法としては、エアスルー不織布の製造方法を適用することができる。
エアスルー法は、原綿である短繊維をカード機に通過させることにより、短繊維を開繊し、繊維ウェブ状態に成型した後、熱処理により不織布化する製造方法である。
熱処理の方法については、例えば、熱風処理による熱接着や超音波による融着や、上下一対のロール表面に、それぞれ彫刻(凹凸部)が施された熱エンボスロール、片方のロール表面がフラット(平滑)なロールと他方のロール表面に彫刻(凹凸部)が施されたロールとの組み合わせからなる熱エンボスロール、および上下一対のフラット(平滑)ロールの組み合わせからなる熱カレンダーロールなど各種ロールによる熱圧着、またそれぞれの組み合わせを適用することができる。
なかでも、熱風処理による熱接着が不織布の厚みを維持することができるので、特に好ましく用いられる。熱風処理による熱接着の場合、熱風温度は、低融点成分の融点+1℃〜+30℃の範囲とすることが好ましく、より好ましくは+1℃〜+15℃の範囲であり、さらに好ましくは+1℃〜+10℃の範囲である。熱風温度を、低融点成分の融点+1℃以上とすることにより、十分な熱接着性を得ることができる。
また、熱風温度を、好ましくは低融点樹脂の融点+30℃以下とし、より好ましくは+15℃以下とし、さらに好ましくは10℃以下とすることにより、熱による不織布の硬化を抑えることができ、紙おむつ等の衛生材料用不織布として、柔軟な風合いを維持することができる。
熱風風量については、1.0〜5.0m/秒であることが好ましい。熱風風量を1.0m/秒以上とすることにより、衛生材料用不織布に熱風を通気させることができ、十分な接着性を得ることができる。一方、熱風風量を5.0m/秒以下とすることにより、熱処理時のウェブ乱れを抑制することができる。
続いて、不織布を所定の厚みとすることを目的にカレンダー加工やエンボス加工の熱処理を施すことも好ましく採用することができる。
エンボス加工におけるエンボス接着面積率は、5〜30%であることが好ましい。接着面積を好ましくは5%以上とし、より好ましくは10%以上とすることにより、実用に供しうる強度を得ることができる。一方、エンボス接着面積率を好ましくは30%以下とし、より好ましくは20%以下とすることにより、柔軟な風合いを維持することができる。
ここでいうエンボス接着面積率とは、一対の凹凸を有するロールにより熱接着する場合は、上側ロールの凸部と下側ロールの凸部とが重なって不織ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことをいう。また、凹凸を有するロールとフラットロールにより熱処理する場合は、凹凸を有するロールの凸部が不織ウェブに当接する部分の不織布全体に占める割合のことをいう。
熱エンボスロールに施される彫刻の形状としては、円形、楕円形、正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、正六角形および正八角形などの形状を用いることができる。
熱エンボスロールの表面温度は、使用している樹脂のうち、最も低融点の樹脂の融点に対し−50〜−1℃とすることが好ましい。熱エンボスロールの表面温度を、低融点樹脂の融点に対し好ましくは−50℃以上とし、より好ましくは−30℃以上とし、さらに好ましくは−10℃以上とすることにより、十分に熱接着させ強度をもたせ毛羽の発生を抑えやすくすることができる。
また、熱エンボスロールの表面温度を、低融点樹脂の融点に対し好ましくは−1℃以下とすることにより、繊維の融解により樹脂同士の剥離が発生するのを防ぎやすくすることができる。
また、カレンダーもしくはエンボス加工による熱処理時のロールの線圧は、10〜500N/cmであることが好ましい。前記の線圧を好ましくは10N/cm以上とし、より好ましくは15N/cm以上とし、さらに好ましくは20N/cm以上とすることにより、十分な熱処理が可能となり、厚みを制御することができる。一方、前記の線圧を好ましくは500N/cm以下とし、より好ましくは400N/cm以下とし、さらに好ましくは300N/cm以下とすることにより、ロールの応力がかかりすぎないことにより不織布の風合いを維持することができる。ロールの線圧は、目的とする不織布の厚みにより適宜調整することができる。
また、カレンダーもしくはエンボス加工による熱処理時のロールの温度は、低融点樹脂の融点に対し−1℃以下とすることが好ましい。ロール温度を低融点成分の融点に対し−1℃以下とすることにより、熱処理後の不織布表面が硬化することを防ぐことができる。ロール温度は、目的とする不織布の厚みにより適宜調節できる。
本発明の不織布は、風合いに非常に優れていることから、特に使い捨て紙おむつやナプキンなどのトップシートやバックシート等に好適に利用することができる。
次に、実施例に基づき、本発明の不織布とその製造方法について、具体的に説明する。
(1)単繊維の平均繊維直径(μm):
不織布を走査型電子顕微鏡(SEM キーエンス社製VE−7800型)で、500倍で観察し、無作為に抽出した50本の単繊維直径を測定した。これを3ヶ所で行い、合計150本の単繊維の直径を測定し、小数点以下を四捨五入して平均値を算出した。繊維断面が異形断面の場合、まず単繊維の断面積を測定し、当該断面を円形と見立てた場合の直径を算出することによって単繊維の平均繊維直径を求めた。
不織布を走査型電子顕微鏡(SEM キーエンス社製VE−7800型)で、500倍で観察し、無作為に抽出した50本の単繊維直径を測定した。これを3ヶ所で行い、合計150本の単繊維の直径を測定し、小数点以下を四捨五入して平均値を算出した。繊維断面が異形断面の場合、まず単繊維の断面積を測定し、当該断面を円形と見立てた場合の直径を算出することによって単繊維の平均繊維直径を求めた。
(2)繊維の初期引張抵抗度(N/mm2)
繊維の初期引張抵抗度は、テンシロン引張試験機(ボールドウィン社製RTG−1250)を用い、JIS L 1015(2010年度版)に準拠して測定した。
繊維の初期引張抵抗度は、テンシロン引張試験機(ボールドウィン社製RTG−1250)を用い、JIS L 1015(2010年度版)に準拠して測定した。
(3)不織布の目付(g/m2);
不織布の目付は、JIS L 1913(2010年版)の6.2「単位面積当たりの質量」に基づき、20cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m2当たりの質量(g/m2)で表した。
不織布の目付は、JIS L 1913(2010年版)の6.2「単位面積当たりの質量」に基づき、20cm×25cmの試験片を、試料の幅1m当たり3枚採取し、標準状態におけるそれぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m2当たりの質量(g/m2)で表した。
(4)不織布の厚み(mm);
JIS L 1908(2010年版)に準拠して、不織布の厚さを測定した。2500mm2の面積を有するプレッサーフット準備する。プレッサーフットの直径の 1.75 倍以上の大きさの試験片について、一定時間2kPaの圧力を加えた後、厚さを測定する。試験片10枚分の平均値を算出して、その値を厚みとした。
JIS L 1908(2010年版)に準拠して、不織布の厚さを測定した。2500mm2の面積を有するプレッサーフット準備する。プレッサーフットの直径の 1.75 倍以上の大きさの試験片について、一定時間2kPaの圧力を加えた後、厚さを測定する。試験片10枚分の平均値を算出して、その値を厚みとした。
(5)不織布の比容積(cm3/g);
測定した上記の不織布の目付と厚さから、不織布の比容積を算出した。この数値が高いほど、嵩高性に優れていると評価した。
測定した上記の不織布の目付と厚さから、不織布の比容積を算出した。この数値が高いほど、嵩高性に優れていると評価した。
(6)不織布の柔軟性(ハンドルーオーメータ法);
JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した。サイズ200mm×200mmのサンプルを3枚採取する。試料台の上にサンプルの測定方向がスロット(20mm)と直角になるように置き、試料台表面から8mm まで下がるように調節したブレードを下降させ、サンプルを押圧し、その時の最大押圧の数値を読み取る。各サンプルについて、いずれか一方の辺から67mm(サンプル幅の1/3)の位置で、タテ方向およびヨコ方向それぞれ表裏異なる箇所について測定する。1サンプルにつき、タテ方向4カ所、ヨコ方向4カ所測定し、合計3サンプル測定した値の平均値を算出した。
JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した。サイズ200mm×200mmのサンプルを3枚採取する。試料台の上にサンプルの測定方向がスロット(20mm)と直角になるように置き、試料台表面から8mm まで下がるように調節したブレードを下降させ、サンプルを押圧し、その時の最大押圧の数値を読み取る。各サンプルについて、いずれか一方の辺から67mm(サンプル幅の1/3)の位置で、タテ方向およびヨコ方向それぞれ表裏異なる箇所について測定する。1サンプルにつき、タテ方向4カ所、ヨコ方向4カ所測定し、合計3サンプル測定した値の平均値を算出した。
(実施例1)
(原綿)
芯成分に融点が220℃でηrが2.7のナイロン6を用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いて、図1に示す同芯の芯鞘複合口金を用いて、芯鞘複合質量比率が50/50、単孔吐出量が0.7g/分、紡糸速度が1100m/分の条件で未延伸糸を得た。続いて、液浴温度が90℃の条件で3.2倍延伸した後、51mmにカットして、芯鞘型複合繊維の原綿を得た。得られた芯鞘型複合原綿の平均単繊維直径は18.2μm、初期引張抵抗度は940N/mm2であった。
(原綿)
芯成分に融点が220℃でηrが2.7のナイロン6を用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いて、図1に示す同芯の芯鞘複合口金を用いて、芯鞘複合質量比率が50/50、単孔吐出量が0.7g/分、紡糸速度が1100m/分の条件で未延伸糸を得た。続いて、液浴温度が90℃の条件で3.2倍延伸した後、51mmにカットして、芯鞘型複合繊維の原綿を得た。得られた芯鞘型複合原綿の平均単繊維直径は18.2μm、初期引張抵抗度は940N/mm2であった。
(不織布)
上記の芯鞘型複合繊維の原綿を用いて、カード工程を経て、積層繊維ウェブを形成した。次いで、得られた積層繊維ウェブを、熱処理機を用いて、温度が160℃、熱風風量が3.3m/分の条件で12秒間熱処理した後、上下フラットロールのカレンダー装置を用いて、温度が30℃、線圧が160N/cmの条件で熱処理し、不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.0mm、比容積は50cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が24mN/20mm、ヨコ方向が13m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、37(mN/20mm)/mmであり、かさ高性と曲げに対する柔軟性に非常に優れる不織布であった。評価結果を表1に示す。
上記の芯鞘型複合繊維の原綿を用いて、カード工程を経て、積層繊維ウェブを形成した。次いで、得られた積層繊維ウェブを、熱処理機を用いて、温度が160℃、熱風風量が3.3m/分の条件で12秒間熱処理した後、上下フラットロールのカレンダー装置を用いて、温度が30℃、線圧が160N/cmの条件で熱処理し、不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.0mm、比容積は50cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が24mN/20mm、ヨコ方向が13m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、37(mN/20mm)/mmであり、かさ高性と曲げに対する柔軟性に非常に優れる不織布であった。評価結果を表1に示す。
(実施例2)
芯成分に融点が227℃で固有粘度が0.85dl/gのポリブチレンテレフタレートを用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いた、芯鞘複合質量比率が50/50、平均単繊維直径が19.4μm、初期引張抵抗度が1360N/mm2、カット長が51mmの芯鞘型複合繊維を原綿として用いたこと以外は、実施例1と同じ方法で不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.1mm、比容積は55cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が58mN/20mm、ヨコ方向が34m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、84(mN/20mm)/mmであり、かさ高性と曲げに対する柔軟性に優れる不織布であった。評価結果を表1に示す。
芯成分に融点が227℃で固有粘度が0.85dl/gのポリブチレンテレフタレートを用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いた、芯鞘複合質量比率が50/50、平均単繊維直径が19.4μm、初期引張抵抗度が1360N/mm2、カット長が51mmの芯鞘型複合繊維を原綿として用いたこと以外は、実施例1と同じ方法で不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.1mm、比容積は55cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が58mN/20mm、ヨコ方向が34m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、84(mN/20mm)/mmであり、かさ高性と曲げに対する柔軟性に優れる不織布であった。評価結果を表1に示す。
(比較例1)
芯成分に融点が260℃で固有粘度が0.65dl/gのポリエチレンテレフタレートを用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いた、芯鞘複合質量比率が50/50、平均単繊維直径が17.8μm、初期引張抵抗度が2600N/mm2、カット長が51mmの芯鞘型複合繊維を原綿として用いたこと以外は、実施例1と同じ方法で不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.2mm、比容積は60cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が78mN/20mm、ヨコ方向が49m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、106(mN/20mm)/mmであり、かさ高性には優れるものの、繊維の初期引張抵抗度が高いことに起因して、曲げに対する柔軟性は劣位であった。評価結果を表1に示す。
芯成分に融点が260℃で固有粘度が0.65dl/gのポリエチレンテレフタレートを用い、鞘成分に融点が130℃でMFRが18g/10分の高密度ポリエチレンを用いた、芯鞘複合質量比率が50/50、平均単繊維直径が17.8μm、初期引張抵抗度が2600N/mm2、カット長が51mmの芯鞘型複合繊維を原綿として用いたこと以外は、実施例1と同じ方法で不織布を得た。得られた不織布の目付は20g/m2、厚みは1.2mm、比容積は60cm3/g、ハンドルーオーメータの測定値はタテ方向が78mN/20mm、ヨコ方向が49m/20mmであった。測定結果から算出した、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値は、106(mN/20mm)/mmであり、かさ高性には優れるものの、繊維の初期引張抵抗度が高いことに起因して、曲げに対する柔軟性は劣位であった。評価結果を表1に示す。
本発明の実施例1および実施例2は、不織布の比容積が10cm3/g以上で、ハンドルーオーメータ測定値を厚みで除した値が100(mN/20mm)/mm以下であることから、かさ高性と曲げに対する柔軟性に優れる不織布であった。特に実施例1は、不織布を構成する繊維の初期引張抵抗度が小さいことから、曲げに対する柔軟性が非常に良好な不織布であった。これらの不織布は、紙おむつ等の衛生材料に加工した際、折れシワの発生がしにくいことから、品位の良好な衛生材料とすることができ、非常に好適に用いることができる。
一方、比較例1はかさ高性に優れているものの、ハンドルーオーメータの値が高く、曲げに対する柔軟性が劣位であり、不織布を折り曲げた際に折れシワが発生しやすく、紙おむつ等の衛生材料に加工した際のシワが顕著に生じるレベルであった。
(a):芯部
(b):鞘部
(c):第1成分
(d):第2成分
(b):鞘部
(c):第1成分
(d):第2成分
Claims (4)
- 熱可塑性繊維で構成されてなる不織布であって、前記不織布の比容積が10cm3/g以上であり、0.2kPaの荷重で測定した不織布の厚みをA(mm)とし、JIS L 1913(2010年度版)ハンドルーオーメータ法に準拠して測定した値をB(mN/200mm)としたときのB/A(BをAで除した値)が、100((mN/200mm)/mm)以下であることを特徴とする不織布。
- 不織布を構成する繊維が2成分以上の複合繊維で構成されていることを特徴とする請求項1記載の不織布。
- 不織布を構成する繊維の初期引張抵抗度が、2000N/mm2以下であることを特徴とする請求項1または2記載の不織布。
- 不織布を構成する繊維の断面構造が、同芯の芯鞘構造、偏芯の芯鞘構造およびサイドバイサイド構造のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の不織布。
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Cited By (1)
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WO2021010357A1 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | 東レ株式会社 | スパンボンド不織布及び積層不織布 |
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JP2003073967A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Mitsui Chemicals Inc | 柔軟性不織布及びその製造方法 |
-
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