JP2019087874A - 車両の制御装置 - Google Patents

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佐藤 潤
Jun Sato
潤 佐藤
健一郎 原
Kenichiro Hara
健一郎 原
和寛 友末
Kazuhiro Tomosue
和寛 友末
純也 春日井
Junya Kasugai
純也 春日井
航一郎 山内
Koichiro Yamauchi
航一郎 山内
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Abstract

【課題】自動運転中の姿勢の変化等によって自動運転が継続できなくなるのを抑制する。【解決手段】車両の制御装置80は、ドライバモニタカメラ31の撮影画像に基づいて、ドライバの状態を監視するドライバ状態監視部95を備える。ドライバ状態監視部95は、ドライバモニタカメラ31の撮影画像に基づいて、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっているか否かを判定し、車両の運転操作を自動的に行う自動運転中に、ドライバの顔が画角内に収まっていないと判定したときは、ドライバの顔が画角内に収まるように、調節機構33によって撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を調節するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は車両の制御装置に関する。
特許文献1には、従来の車両の制御装置として、ドライバモニタカメラによって測定したドライバの閉眼率に基づいて、ドライバの状態が運転にふさわしい状態であるか否かの判断を行うように構成されたものが開示されている。
特開2012−218592号公報
しかしながら、ドライバモニタカメラによってドライバの顔認識を行って、ドライバの状態を監視しながら自動運転を行う場合、自動運転中にドライバの姿勢が変化してドライバの顔の一部がドライバモニタカメラの画角内に収まらなくなると、ドライバの顔認識の精度が低下するおそれがある。その結果、自動運転が継続できなくなるおそれがある。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、自動運転中の姿勢の変化等によって自動運転が継続できなくなるのを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、自車両のドライバの顔を撮影するドライバモニタカメラと、ドライバモニタカメラによってドライバの顔を撮影する際の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を自動で調節可能な調節機構と、を備える車両を制御するための車両の制御装置が、ドライバモニタカメラの撮影画像に基づいてドライバの状態を監視するドライバ状態監視部を備える。ドライバ状態監視部は、ドライバモニタカメラの撮影画像に基づいてドライバの顔がドライバモニタカメラの画角内に収まっているか否かを判定し、車両の運転操作を自動的に行う自動運転中に、ドライバの顔が画角内に収まっていないと判定されたときは、ドライバの顔が画角内に収まるように、調節機構によって撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を調節するように構成される。
本発明のこの態様によれば、自動運転中の姿勢の変化等によって自動運転が継続できなくなるのを抑制できる。
図1は、本発明の第1実施形態による車両用の自動運転システムの概略構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態による自動運転システムを搭載した自車両の概略外観図である。 図3は、本発明の第1実施形態による自動運転システムを搭載した自車両の概略内観図である。 図4は、本発明の第1実施形態によるドライバ監視制御について説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第2実施形態によるドライバ監視制御について説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による車両用の自動運転システム100の概略構成図である。図2は、本実施形態による自動運転システム100を搭載した自車両1の概略外観図である。図3は、本実施形態による自動運転システム100を搭載した自車両1の概略内観図である。
図1に示すように、本実施形態による自動運転システム100は、周辺環境情報取得装置10と、自車両情報取得装置20と、ドライバ情報取得装置30と、地図データベース40と、記憶装置50と、ヒューマン・マシン・インターフェース(Human Machine Interface;以下「HMI」という。)60と、ナビゲーション装置70と、電子制御ユニット80と、を備える。
周辺環境情報取得装置10は、自車両周辺の障害物(例えば建物や、道路上の先行車や後続車、対向車といった走行車両、停止車両、縁石、落下物、歩行者等)や天候といった自車両1の周辺環境状態に関する情報(以下「周辺環境情報」という。)を取得するための装置である。図1から図3に示すように、本実施形態による周辺環境情報取得装置10は、ライダ(LIDAR;Laser Imaging Detection And Ranging)11と、ミリ波レーダーセンサ12と、外部カメラ13と、照度センサ14と、レインセンサ15と、外部情報受信装置16と、を備える。
ライダ11は、レーザー光を利用して自車両周辺の道路や障害物を検出する。図2に示すように、本実施形態ではライダ11は、自車両1のルーフ上に取り付けられている。ライダ11は、自車両1の全周囲に向けてレーザー光を順次照射し、その反射光から道路及び自車両周辺の障害物までの距離を計測する。そしてライダ11は、その計測結果に基づいて自車両1の全周囲における道路及び障害物の三次元画像を生成し、生成した三次元画像の情報を電子制御ユニット80に送信する。
なお、ライダ11の取り付け箇所や個数は、三次元画像を生成するために必要な情報を取得できるのであれば特に限られるものではない。例えば、自車両1のグリルや、ヘッドライトやブレーキランプといったライト類の内部に分割して取り付けても良いし、自車両1の車両本体部分(骨格)に分割して取り付けても良い。
ミリ波レーダーセンサ12は、電波を利用してライダ11よりも遠距離に亘る自車両周辺の障害物を検出する。図2に示すように、本実施形態ではミリ波レーダーセンサ12は、自車両1のフロントバンパー及びリヤバンパーにそれぞれ取り付けられている。ミリ波レーダーセンサ12は、自車両1の周囲(本実施形態では自車両1の前方、後方及び側方)に電波を発射し、その反射波から自車両周辺の障害物までの距離や当該障害物との相対速度を計測する。そしてミリ波レーダーセンサ12は、その計測結果を自車両周辺情報として電子制御ユニット80に送信する。
なお、ミリ波レーダーセンサ12の取り付け箇所や個数は、必要な自車両周辺情報を取得できるのであれば特に限られるものではない。例えば、自車両1のグリルや、ヘッドライトやブレーキランプといったライト類の内部に取り付けても良いし、自車両1の車両本体部分(骨格)に取り付けても良い。
外部カメラ13は、自車両1の前方を撮影する。図2に示すように、本実施形態では外部カメラ13は、自車両1のルーフ先端の中央部に取り付けられている。外部カメラ13は、撮影した自車両前方の映像の画像処理を行うことで、自車両前方の障害物情報や、走行レーンの車線幅や道路形状、道路標識、白線の有無、信号機の状態といった自車両前方の道路情報、ヨー角(走行レーンに対する車両の相対的な方向)や走行レーン中央からの車両オフセット位置といった自車両1の走行情報、雨や雪、霧といった自車両周辺の気象情報などを検出する。そして外部カメラ13は、検出したこれらの撮影情報を電子制御ユニット80に送信する。
なお、外部カメラ13の取り付け箇所や個数は、自車両1の前方を撮影できるのであれば特に限られるものではない。例えば、自車両内のフロントガラス裏面の中央上部に取り付けても良い。
照度センサ14は、自車両周囲の照度を検出する。図2に示すように、本実施形態では、照度センサ14は自車両内のインストルメントパネルの上面に取り付けられている。照度センサ14は、検出した自車両周囲の照度情報を電子制御ユニット80に送信する。
レインセンサ15は、降水の有無及び降水量を検出する。図2に示すように、本実施形態では、レインセンサ15は自車両1のフロントガラス表面の中央上部に取り付けられている。レインセンサ15は、内蔵された発光素子によって生じさせた光をフロントガラス表面に向けて照射し、そのときの反射光の変化を計測することで、降水の有無や降水量といった降水情報を検出する。そしてレインセンサ15は、検出した降水情報を電子制御ユニット80に送信する。
外部情報受信装置16は、例えば道路交通情報通信システムセンタなどの外部の通信センタから送信されてくる渋滞情報や気象情報(雨や雪、霧、風速等の情報)などの外部情報を受信する。外部情報受信装置16は、受信した外部情報を電子制御ユニット80に送信する。
自車両情報取得装置20は、自車両1の速度や加速度、姿勢、現在位置といった自車両1の状態に関する情報(以下「自車両情報」という。)を取得するための装置である。図1に示すように、本実施形態による自車両情報取得装置20は、車速センサ21と、加速度センサ22と、ヨーレートセンサ23と、GPS受信機24と、を備える。
車速センサ21は、自車両1の速度を検出するためのセンサである。車速センサ21は、検出した自車両1の車速情報を電子制御ユニット80に送信する。
加速度センサ22は、加速時や制動時における自車両1の加速度を検出するためのセンサである。加速度センサ22は、検出した自車両1の加速度情報を電子制御ユニット80に送信する。
ヨーレートセンサ23は、自車両1の姿勢を検出するためのセンサであって、詳しくは自車両1の旋回時におけるヨー角の変化速度、すなわち自車両1の鉛直軸まわりの回転角速度(ヨーレート)を検出する。ヨーレートセンサ23は、検出した自車両1の姿勢情報を電子制御ユニット80に送信する。
GPS受信機24は、3個以上のGPS衛星からの信号を受信して自車両1の緯度及び経度を特定し、自車両1の現在位置を検出する。GPS受信機24は、検出した自車両1の現在位置情報を電子制御ユニット80に送信する。
ドライバ情報取得装置30は、自車両1のドライバの状態に関する情報(以下「ドライバ情報」という。)を取得するための装置である。図1及び図3に示すように、本実施形態によるドライバ情報取得装置30は、ドライバモニタカメラ31と、ステアリングタッチセンサ32と、を備える。
ドライバモニタカメラ31は、ステアリングコラム34の上面に取り付けられ、ドライバの外観を撮影する。ドライバモニタカメラ31は、撮影したドライバの映像を画像処理することで、ドライバの表情や姿勢といったドライバの外観情報を検出する。そしてドライバモニタカメラ31は、検出したドライバの外観情報を電子制御ユニット80に送信する。
なお本実施形態による自動運転システム100は、ドライバモニタカメラ31によってドライバの顔を撮影する際の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を自動で調節可能な調節機構33を備えている。このような調節機構33としては、例えばドライバモニタカメラ31が取り付けられているステアリングコラム34の角度、及び長さを、任意の角度、及び長さに調節可能な電動チルト・テレスコピック機構や、ドライバが着座するシート35のリクライニング角度、及び前後位置を、任意の角度、及び位置に調節可能な電動シート機構などが挙げられる。
ステアリングタッチセンサ32は、ステアリングに取り付けられる。ステアリングタッチセンサ32は、ドライバがステアリングを把持しているか否かを検出し、検出したステアリングの把持情報を電子制御ユニット80に送信する。
地図データベース40は、地図情報に関するデータベースである。この地図データベース40は、例えば車両に搭載されたハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)内に記憶されている。地図情報には、道路の位置情報や道路形状の情報(例えばカーブと直線部の種別、カーブの曲率など)、交差点及び分岐点の位置情報、道路種別などの情報などが含まれる。
記憶装置50は、自動運転専用の道路地図を記憶する。自動運転専用の道路地図は、ライダ11が生成した三次元画像に基づいて電子制御ユニット80が作成しており、電子制御ユニット80によって常時又は定期的に更新される。
HMI60は、ドライバ又は車両乗員と自動運転システム100との間で情報の入出力を行うためのインターフェイスである。本実施形態によるHMI60は、ドライバに各種の情報を提供するための情報提供装置61と、ドライバの音声を認識するためのマイク62と、ドライバが入力操作を行うためのタッチパネルや操作ボタンなど入力操作器63と、を備える。
情報提供装置61は、文字情報や画像情報を表示するためのディスプレイ611と、音を発生させるためのスピーカ612と、を備える。
ナビゲーション装置70は、HMI60を介してドライバによって設定された目的地まで自車両1を案内する装置である。ナビゲーション装置70は、GPS受信機24で検出した自車両1の現在位置情報と地図データベース40の地図情報とに基づいて、目的地までの走行ルートを設定し、設定した走行ルートに関する情報をナビゲーション情報として電子制御ユニット80に送信する。
電子制御ユニット80は、双方向性バスによって相互に接続された中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入力ポート、及び出力ポートを備えたマイクロコンピュータである。
電子制御ユニット80は、自動運転制御部90を備えており、ドライバが手動運転モード(加速、操舵、及び制動に関する運転操作をドライバが行うモード)から自動運転モードに切り替えたときに、加速、操舵、及び制動に関する運転操作を自動的に行って車両を走行させる自動運転を実施できるように構成される。具体的には自動運転制御部90は、目標走行ルート設定部91と、目標走行ライン設定部92と、運転操作実施部93と、を備えるように構成される。
目標走行ルート設定部91は、自動運転モード中における車両の目標走行ルートを設定する。具体的には目標走行ルート設定部91は、ナビゲーション情報に含まれる目的地までの走行ルートを目標走行ルートとして設定する。
目標走行ライン設定部92は、目標走行ルート上の走行レーンを走行する際の目標走行ラインを設定する。具体的には目標走行ライン設定部92は、自車両周辺の障害物情報(先行車や落下物などの情報)や、走行レーンの車線幅や道路形状といった自車両前方の道路情報、自車両の車速情報に基づいて、自車両前方の道路を道路状況(混雑具合や道路形状、路面状態など)に応じた適切な車速で通過することができる走行ラインを目標走行ラインとして設定する。
運転操作実施部93は、目標走行ラインに沿って車両が走行するように、加速、操舵、及び制動に関する運転操作を自動的に実施する。具体的には運転操作実施部93は、周辺環境情報、自車両情報、及び必要に応じてドライバ情報などの各種の情報に基づいて、加速、操舵、及び制動に関する運転操作を行うために必要な各種の制御部品を制御し、車両の運転操作を自動的に実施する。
また電子制御ユニット80は、自動運転制御部90の他にも運転支援実施部94を備えており、手動運転モード中及び自動運転モード中のドライバの安全確保などを目的とした各種の運転支援を自動的に実施できるように構成される。
本実施形態による運転支援実施部94は、このような運転支援を行うために、ドライバモニタカメラ31によって撮影されたドライバの画像、すなわち前述したドライバの外観情報に基づいてドライバの状態を監視するドライバ状態監視部95を備えており、例えば自動運転中にドライバが居眠りをしてしまったときに注意喚起を促すなどして、ドライバ状態に応じた適切な運転支援を実施することができるように構成されている。
ここで自動運転中は、基本的にドライバはステアリングを把持する必要がなくなるため、姿勢が変化しやすい傾向にある。そのため、ドライバの姿勢の変化によって、ドライバの顔の一部がドライバモニタカメラ31の画角内に収まらなくなる場合があり、ドライバの顔認識の精度が低下してドライバの状態を十分に監視できなくなるおそれがある。ドライバの状態を十分に監視できていない状況で自動運転を実施することは、ドライバの安全確保の観点から避けることが望ましい。
したがって、自動運転中にドライバの状態を十分に監視できなくなったときは、自動運転を中断することが望ましいが、このようにすると、自動運転中にドライバの姿勢が変化してドライバの顔の一部がドライバモニタカメラ31の画角内に収まらなくなる度に自動運転が中断されてしまうため、自動運転の利便性が損なわれるおそれがある。
そこで本実施形態では、自動運転中にドライバの顔の一部がドライバモニタカメラ31の画角内に収まらなくなったときは、ドライバの顔が画角内に収まるように、調節機構33によってドライバモニタカメラ31の撮影角度や撮影距離を変更することとした。以下、この自動運転中における本実施形態によるドライバ監視制御について説明する。
図4は、自動運転中における本実施形態によるドライバ監視制御について説明するフローチャートである。電子制御ユニット80は、車両の自動運転中に本ルーチンを所定の演算周期で繰り返し実施する。
ステップS1において、電子制御ユニット80は、ドライバ外観情報に含まれるドライバの両眼の位置や鼻の位置、両眼の間隔等に基づいて、ドライバの顔認識を行う。
ステップS2において、電子制御ユニット80は、ドライバの顔認識結果に基づいて、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっているか否かを判定する。例えば電子制御ユニット80は、ドライバの顔認識を行った結果、顔の一部が見切れている場合等に、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっていないと判定する。電子制御ユニット80は、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっていれば、ステップS3の処理に進む。一方で電子制御ユニット80は、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっていなければ、ステップS4の処理に進む。
ステップS3において、電子制御ユニット80は、ドライバの顔認識結果に基づいて、ドライバの顔向きや視線方向等を検出してドライバ状態の監視を行う。
ステップS4において、電子制御ユニット80は、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まるように、具体的にはドライバの眼、鼻、及び口がドライバモニタカメラ31の画角中心部に位置するように、調節機構33によってドライバモニタカメラ31の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を変更する。
例えばドライバの顔認識の結果、目が見切れていた場合には、電動チルト・テレスコピック機構によってステアリングコラム34の角度を上げたり、長さを短くしたりすることで、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まるように、ドライバモニタカメラ31の撮影角度等を調整することができる。また電動シート機構によってシートのリクライニング角度を下げたり、シートを後ろに移動させたりすることでも、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まるように、ドライバモニタカメラ31の撮影角度等を調整することができる。なお、電動チルト・テレスコピック機構と電動シート機構とを協調的に動かして、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まるように、ドライバモニタカメラ31の撮影角度等を調整しても良い。
ステップS5において、電子制御ユニット80は、ドライバモニタカメラ31の撮影角度、及び撮影距離を変更した結果、ドライバの顔をドライバモニタカメラ31の画角内に収めることができたか否かを判定する。電子制御ユニット80は、ドライバの顔をドライバモニタカメラ31の画角内に収めることができた場合は、ステップS3の処理に進む。一方で電子制御ユニット80は、ドライバモニタカメラ31の撮影角度、及び撮影距離を変更しても、ドライバの顔をドライバモニタカメラ31の画角内に収めることができなかった場合は、ステップS6の処理に進む。
ステップS6において、電子制御ユニット80は、自動運転を中断すべく、例えば情報提供装置61を介してドライバに手動運転への交代を要求する。
以上説明した本実施形態によれば、自車両のドライバの顔を撮影するドライバモニタカメラ31と、ドライバモニタカメラ31によってドライバの顔を撮影する際の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を自動で調節可能な調節機構33と、を備える車両を制御する電子制御ユニット80(制御装置)が、ドライバモニタカメラ31の撮影画像に基づいて、ドライバの状態を監視するドライバ状態監視部95を備える。
そしてドライバ状態監視部95は、ドライバモニタカメラ31の撮影画像に基づいて、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっているか否かを判定し、車両の運転操作を自動的に行う自動運転中に、ドライバの顔が画角内に収まっていないと判定したときは、ドライバの顔が画角内に収まるように、調節機構33によって撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を調節するように構成されている。
これにより、自動運転中にドライバの姿勢が変化して仮に一時的にドライバの顔が画角内に収まらなくなったとしても、ドライバの顔が画角内に収まるように、撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方が自動で調節されるため、自動運転中の姿勢の変化等によって自動運転が継続できなくなるのを抑制できる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、自動運転中において、ステアリング把持要求がないときに、ドライバモニタカメラ31の撮影角度、及び撮影距離を変更するようにした点で、第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
自動運転中においては、ドライバは基本的にステアリングを把持する必要がなく、ドライビングポジションを取る必要がないので、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっていないときに、ドライバモニタカメラ31の撮影角度や撮影距離を変更すべく、ステアリングコラム34やシート35を動かしても、ドライバに与える違和感は小さい。
しかしながら自動運転中においては、例えば急カーブを走行するときや、道路上の白線がかすれているときなど、自動運転を中断するほどではないが、自動運転の精度が低下するようなシーンが存在する。このようなシーンでは、自動運転を継続したまま、何かあればすぐに手動運転に切り替えることができるように、ドライバに対してステアリングを把持するように促して、手動運転の準備動作をとることを要求することが望ましい。
このように、ドライバに対するステアリング把持要求がある場合は、ドライバはステアリングを把持してドライビングポジションを取る必要がある.そのため、ドライバモニタカメラ31の撮影角度、及び撮影距離すべく、ステアリングコラム34やシートを動かしてしまうと、ドライバに与える違和感が大きくなってしまう。
そこで本実施形態では、自動運転中において、ドライバに対するステアリング把持要求がないときに、調節機構33によってドライバモニタカメラ31の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を変更することとした。以下、この自動運転中における本実施形態によるドライバ監視制御について説明する。
図5は、自動運転中における本実施形態によるドライバ監視制御について説明するフローチャートである。電子制御ユニット80は、車両の自動運転中に本ルーチンを所定の演算周期で繰り返し実施する。
ステップS1からステップS6までの処理の内容は、第1実施形態と同様なので、ここでは説明を省略する。
ステップS21において、電子制御ユニット80は、ドライバに対するステアリング把持要求があるか否かを判定する。電子制御ユニット80は、ドライバに対するステアリング把持要求がなければ、ステップS4の処理に進み、ドライバの顔がドライバモニタカメラ31の画角内に収まるように調節機構33を制御する。一方で電子制御ユニット80は、ドライバに対するステアリング把持要求がなければ、ステップS22の処理に進む。
ステップS22において、電子制御ユニット80は、調節機構33によるドライバモニタカメラ31の撮影角度、及び撮影距離の変更を禁止する。この場合、ドライバの顔をドライバモニタカメラ31の画角内に収めることができず、ドライバの状態を十分に監視できないので、自動運転を中断すべく、ステップS6においてドライバに対して手動運転への交代が要求されることになる。
以上説明した本実施形態によれば、ドライバの顔の一部がドライバモニタカメラ31の画角内に収まっていない場合は、ドライバに対するステアリング把持要求がないときに、調節機構33によってドライバモニタカメラ31の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方が変更されるため、ドライバに対して大きな違和感を与えることなく、自動運転中の姿勢の変化等によって自動運転が継続できなくなるのを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば上記の各実施形態において、自動運転中に調節機構33によってドライバモニタカメラ31の撮影角度や撮影距離を変更した場合には、手動運転への復帰時に、ドライバモニタカメラ31の撮影角度や撮影距離を自動運転前の状態に戻すようにすることもできる。すなわち、手動運転への復帰時には、ステアリングコラム34やシート35の位置を、自動運転中のドライバ状態の監視に適したステアリングコラム34の位置等から、手動運転に適したステアリングコラム34の位置等に変更することもできる。
1 自車両
31 ドライバモニタカメラ
33 調節機構
80 電子制御ユニット(制御装置)
95 ドライバ状態監視部

Claims (1)

  1. 自車両のドライバの顔を撮影するドライバモニタカメラと、
    前記ドライバモニタカメラによってドライバの顔を撮影する際の撮影角度、又は撮影距離の少なくとも一方を自動で調節可能な調節機構と、
    を備える車両を制御するための車両の制御装置であって、
    前記ドライバモニタカメラの撮影画像に基づいて、ドライバの状態を監視するドライバ状態監視部を備え、
    前記ドライバ状態監視部は、
    前記ドライバモニタカメラの撮影画像に基づいて、ドライバの顔が前記ドライバモニタカメラの画角内に収まっているか否かを判定し、
    前記車両の運転操作を自動的に行う自動運転中に、ドライバの顔が前記画角内に収まっていないと判定したときは、ドライバの顔が前記画角内に収まるように、前記調節機構によって前記撮影角度、又は前記撮影距離の少なくとも一方を調節するように構成される、
    車両の制御装置。
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