JP2019083641A - 車両用回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、出力端子と外部端子との接続部分への水の浸入を抑制することができる車両用回転電機を提供することにある。【解決手段】フレーム部材20の外側に固定され、固定子13にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ40と、レクチファイヤ40から突出する状態で設けられ、バッテリケーブル70が接続されるバッテリ端子部50と、貫通孔65を有し、貫通孔65にバッテリ端子部50を挿通させた状態で設けられた絶縁部材30,60と、絶縁部材30,60に取り付けられ、バッテリ端子部50におけるバッテリケーブル70との接続部53を防水状態で覆う防水キャップ73と、を備え、絶縁部材30,60において貫通孔65の内周面には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部66が形成されており、その突出部66が弾性変形状態でバッテリ端子部50の外周面に当接している。【選択図】 図6

Description

本発明は、車両用回転電機に関するものである。
従来、車両用回転電機においては、固定子で生じた交流を直流に変える整流装置が設けられており、この整流装置に取り付けられた出力端子にワイヤーハーネスが接続される。例えば、特許文献1の構成では、出力端子の外周に、スリーブをインサート成型したモールド部材を外嵌する。そして、整流装置を保護するハウジングに設けられた取り出し孔に、モールド部材と出力端子を挿通し、出力端子とワイヤーハーネス側の接続端子との接続を可能としている。
特開2006−340516号公報
ところで、出力端子は、カバー部材に設けられた孔を介してカバー部材外部に露出しており、その出力端子とワイヤーハーネス側の接続端子と出力端子との接続部分を防水状態とするために、接続部分を覆う防水キャップが取り付けられることがある。一方で、ハウジングには、放熱等のために孔が設けられており、路面からの跳ね返り等によってエンジンルーム内に水が浸入すると、車両用回転電機のハウジング内にも水が浸入する。そして、ハウジング内に浸入した水が、出力端子の周りのカバー部材との間の隙間から防水キャップ内に浸入すると、出力端子と接続端子の接続部分が腐食されるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、出力端子と外部端子との接続部分への水の浸入を抑制することができる車両用回転電機を提供することにある。
第1の手段では、回転軸(11)に固定された回転子(12)と、前記回転子の回転に伴い交流電流を生じさせる固定子(13)と、前記回転子及び前記固定子を保持するフレーム部材(20)と、前記フレーム部材の外側に固定され、前記固定子にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ(40)と、前記レクチファイヤから突出する状態で設けられ、バッテリケーブル(70)が接続されるバッテリ端子部(50)と、貫通孔(65)を有し、前記貫通孔に前記バッテリ端子部を挿通させた状態で設けられた絶縁部材(30,60)と、前記絶縁部材に取り付けられ、前記バッテリ端子部における前記バッテリケーブルとの接続部(53)を防水状態で覆う防水キャップ(73)と、を備え、前記絶縁部材において、前記貫通孔の内周面には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部(66)が形成されており、その突出部が弾性変形状態で前記バッテリ端子部の外周面に当接している。
絶縁部材の貫通孔の内周面に、環状の突出部が設けられ、この突出部が弾性変形状態で、バッテリ端子部の外周面に当接した状態となることで、突出部によりシールされる構成となっている。この場合、絶縁部材の貫通孔の内周面とバッテリ端子部の外周面との間を介して防水キャップ内に水が浸入することを抑制できる。
また、上記のように突出部を内周面に設ける構造によれば、バッテリ端子部に対して絶縁部材を組み付ける作業によって、バッテリ端子部に突出部を当接させることができ、バッテリ端子部において適切なる防水性能を簡易に実現することができる。
第2の手段では、前記突出部は、前記貫通孔において軸方向の前記接続部側の端部から離間した位置に設けられている。
この場合、突出部の位置が、貫通孔において軸方向の接続部側の端部から離間した位置となるため、貫通孔内において、突出部(シール部)から接続部側の端部までの部分には、バッテリ端子部と貫通孔の内周面との間に隙間が形成されることになる。これにより、仮に突出部とバッテリ端子部との間から水が浸入しても、水を貫通孔内にとどめることができ、接続部の方に水が浸入することを抑制できる。
第3の手段では、前記突出部は、前記バッテリ端子部の外周面に沿うように変形し、その先端側が前記バッテリ端子部の根元側を向いている。
この場合、突出部がバッテリ端子部の外周面に沿うように変形していることで、突出部とバッテリ端子部の外周面との間の接触面積を確保でき、シール性が向上する。ところで、仮に突出部よりもバッテリ端子部の先端側に水が浸入したとすると、突出部の先端が接続部側を向いている場合には、突出部の根元と貫通孔の内周面の間に溜まる。一方で、本構成のように、突出部の先端が、バッテリ端子部の根元側(バッテリ端子部の接続部とは反対側)を向いている場合には、突出部の先端部とバッテリ端子部の外周面の間に溜まることになる。そのため、突出部の先端を根元側に向けた場合には、接続部側を向けた場合に比べて、浸入した水が根元側に戻りやすくなる。そのため、接触部側への水の浸入をさらに抑制できる。
第4の手段では、前記突出部には、弾性変形容易な易変形部(167)が設けられている。
この場合、突出部が、易変形部で弾性変形することで、バッテリ端子部の挿入時の抵抗を低減できる。また、バッテリ端子部を挿入する際に、易変形部で弾性変形し、挿入後には弾性復帰しようとするため、バッテリ端子部の外周面により密着しやすくなり、水の浸入を抑制できる。
第5の手段では、前記易変形部は、前記突出部の根元側に形成されている。
この場合、根元側に易変形部が設けられることで、根元側が変形して、先端側がバッテリ端子部の外周に沿って接触することになり、突出部とバッテリ端子部との接触面積を増やすことができる。
第6の手段では、前記突出部(266)は、前記貫通孔において軸方向の前記接続部側の端部に設けられており、前記バッテリ端子部の外周面において、前記突出部と接触する位置には、前記バッテリ端子部が縮径することで、前記突出部の突出端面(266A)が圧接される圧接面(254A)と、前記突出部の前記突出端面と交差する面(266B)と接触する位置決め面(254B)と、が設けられている。
この場合、バッテリ端子部の外周面が縮径することで形成された圧接面に突出部の突出端面が圧接することで、シール部となっている。そして、バッテリ端子部の外周面が縮径することで形成された位置決め面に、突出部の面が接触することで、突出部が位置決めの役割も果たすことができる。また、位置決め面と当接する面にある程度の硬度を有する場合であっても、貫通孔の軸方向の接続部側の端部に突出部を設けることで、突出部が圧縮方向に弾性変形した状態で移動する距離が短くなり、縮径した圧接面に容易に圧接することができる。
前記絶縁部材は、前記レクチファイヤを覆い、かつ前記バッテリ端子部を通す通し孔(33)を有するリアカバー(30)と、前記リアカバーに設けられた通し孔に組み付けられ、かつ前記貫通孔が設けられた保護部材(60)とを備え、前記保護部材には、外周が段差状に形成されている筒状部(61)が設けられており、そのうち外周が縮径した部分が通し孔内に保持される被保持部(63)となっており、前記突出部は、前記貫通孔の軸方向における前記通し孔の内周面に前記被保持部が保持される位置に設けられている。
この場合、リアカバーと保護部材とが別体になっている場合には、組み付け公差によって、貫通孔の内周面とバッテリ端子部の外周面との間の隙間が生じやすくなる。そのため、突出部を設けて水の浸入を抑制する本構成を用いるのに好適である。また、貫通孔における被保持部の部分に突出部が設けられていることで、組み付け当初は、突出部とバッテリ端子部が接触しても、縮径して薄肉の被保持部も径方向外側に弾性変形することで、挿入抵抗を小さくすることができる。そして、突出部が所定位置になると、突出部が設けられている位置での被保持部は、通し孔の内周面に保持されることで、突出部がバッテリ端子部に密着するように押さえ込むことができる。
第8の手段では、前記突出部は、前記貫通孔の軸方向に沿って、複数設けられている。
この場合、突出部が複数設けられていることで、より水の浸入を抑制することができる。
第9の手段では、複数の前記突出部は、その内周縁の中心位置がそれぞれ異なっている。
この場合、複数の突出部の内周縁の中心位置がそれぞれ異なっていることで、バッテリ端子部への接触の仕方が異なることになる。そのため、寸法公差によって、バッテリ端子部の中心位置にばらつきが生じた場合に、対応がしやすくなる。
第10の手段では、前記突出部は、エラストマを含む材料で形成されている。
この場合、エラストマを含む材料で形成されることで、より弾性変形しやすくなる。
第11の手段では、前記バッテリ端子部が、重力方向に交差する方向に延びるように、車両に組み付けられる車両用回転電機であって、前記突出部は、前記重力方向の下側位置が、上側位置よりも根元側になっている。
この場合、突出部の重力方向の下側位置が上側位置よりもレクチファイヤ側になることで、仮に水が浸入しても、バッテリ端子部の重力方向下側の根元側に奥まった水溜り部が形成されることで、接触部側に水が浸入しにくくなる。
車両用の回転電機の軸方向断面図 第1実施形態におけるレクチファイヤとリアカバーと保護部材と防水キャップが取り付けられたバッテリハーネスの分解斜視図 保護部材の斜視図 保護部材の断面図 保護部材を組み付ける途中の断面図 保護部材を組み付けた状態での断面図 第2実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第3実施形態における保護部材の断面図 第3実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第4実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第5実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 第6実施形態における保護部材を組み付けた状態での断面図 他の形態における保護部材を組み付けた状態での断面図
<第1実施形態>
以下、「車両用回転電機」を交流用の回転電機10として具体化した構成について図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
図1は、回転電機10の軸方向断面図である。図1において、回転電機10は、図示しない車両用エンジンの出力軸にベルト等の連結部材を介して駆動連結された、いわゆるオルタネ−タである。回転電機10は、回転軸11に固定されたランデル型の回転子12(ロータ)と、回転子12を包囲する位置に設けられる固定子13(ステータ)と、これら回転子12及び固定子13を保持する金属製のフレーム20(「フレーム部材」に相当する)とを備えている。フレーム20は、回転軸11の軸方向に並ぶフロントフレーム21とリアフレーム22とを有し、これら各フレーム21,22はスルーボルトの締結により一体化されている。また、各フレーム21,22には、放熱のための孔が設けられており、フレーム20内への水の浸入を許容している。
また、周知のとおり、回転子12は、界磁コイルと一対のポールコアとを有している。ポールコアの回転軸11の軸方向端面には、遠心型の冷却ファン14,15が取り付けられている。フレーム20には軸受け23,24が設けられ、この軸受け23,24により回転軸11及び回転子12が回転自在に支持されている。回転軸11の一端側(フロントフレーム21側)にはプーリ16が取り付けられており、プーリ16が車両エンジンにより回転駆動される。そして、プーリ16の回転によって回転子12が回転し、この回転に伴って冷却ファン14,15が回転し、フレーム20の放熱用の孔から空気が出入りする。一方、固定子13は、円環状をなす固定子コアと、固定子コアに巻装された固定子巻線とを有している。固定子13は、フロントフレーム21及びリアフレーム22に挟持された状態で固定されている。
回転軸11の軸方向においてリアフレーム22の外側には、絶縁カバーとして合成樹脂製のリアカバー30が取り付けられ、リアフレーム22とリアカバー30との間に形成された空間には、回転電機10で生じた交流電流を整流する整流器としてレクチファイヤ40が収容されている。なお、リアフレーム22とリアカバー30との間には、レクチファイヤ40以外に、図示しないレギュレータや界磁コイル通電機構が収容されている。
図2は、リアカバー30及びレクチファイヤ40の分解斜視図である。なお本実施形態では、回転電機10として、3相デュアル型の固定子巻線を有するものを採用しており、固定子巻線の相数が6相となっている。そのため、整流回路は、6相の電流に対応すべく計6個の並列のダイオードブリッジ回路を構成するものとなっている。ただしこれ以外に、回転電機10は3相交流式の構成であってもよい。
レクチファイヤ40は、リアフレーム22の回転軸11の軸方向外側に設けられる正極側部材41と、図示しない負極側部材とを有している。正極側部材41には、ダイオード等の整流素子が設けられており、レクチファイヤ40には、交流電流を整流する整流回路が形成される。
レクチファイヤ40で整流された電流を外部に出力する端子として、図2に示すように、正極側部材41から突出する状態でバッテリ端子部50が設けられており、図6に示すように、そのバッテリ端子部50にバッテリケーブル70が接続される。バッテリ端子部50は、外周にネジ溝が形成されたスタッドボルト51と、円筒形状の台座付ナット52とを備えている。バッテリ端子部50は、正極側部材41の所定位置に設けられた固定孔にスタッドボルト51をリアフレーム22側から圧入し、リアカバー30側から台座付ナット52を締め付けることで固定される。スタッドボルト51の先端部(台座付ナット52から突出した部分)がバッテリケーブル70との接続部53となっている(図6参照)。スタッドボルト51は、その軸方向が回転軸11の軸方向と平行になるように固定されている。なお、スタッドボルト51は、その軸方向が回転軸11の軸方向に垂直になるように固定されていてもよい。
リアカバー30は、レクチファイヤ40を覆うようにしてリアフレーム22の回転軸11の軸方向外側に設けられる部材であり、天板部31と、その外周部から延びる周壁部32とを有している。リアカバー30は、絶縁性を有する合成樹脂により形成されているとよい。リアカバー30は、天板部31において複数の固定具の締結によりリアフレーム22に対して固定されている。天板部31には、レクチファイヤ40の熱を放出するための空気孔が複数設けられている。そして、この空気孔からリアカバー30とリアフレーム22との間に水の浸入を許容している。周壁部32は、回転軸11の軸方向に延びるように設けられている。また、リアカバー30の天板部31には、バッテリ端子部50を挿通し、スタッドボルト51の接続部53を露出可能な通し孔33が設けられている。
リアカバー30の通し孔33には、図6に示すように、保護部材60が組み付けられる。保護部材60は、エラストマを含む合成樹脂などで形成されており、絶縁性と弾性を有している。保護部材60は、図4及び図6に示すように、筒状部61と、筒状部61の外周縁部から突設する保護壁62とを備えている。
筒状部61は、図4に示すように、外周が段差状に形成されており、そのうち外周が縮径した部分が通し孔33内に保持される被保持部63となっている。被保持部63が縮径して設けられていることで、図6に示すように、筒状部61には、通し孔33の平坦な周縁部に当接する当接面64が設けられている。また、筒状部61の軸方向における被保持部63と反対側の端部は若干拡径しており、後記する防水キャップ73が係止可能となっている。筒状部61の上面は平面となっており、後記する丸端子71よりも大きい。また、筒状部61の軸方向の寸法は、バッテリ端子部50の上端部(接続部53と台座付ナット52の上端部)を露出可能な寸法となっている。
被保持部63は、図4示すように、組み付け方向を規制するために一部に平面を有する円筒状となっており、筒状部61のなかで薄肉な部分になっている。また、図6に示すように、被保持部63の軸方向の寸法は、通し孔33の軸方向の寸法と同じになっており、被保持部63の外径は通し孔33の内径と同じになっている。
保護壁62は、図3及び図6に示すように、その一部が切りかかれており、丸端子71等が保護壁62と筒状部61に囲われた領域に進入可能となっている。また、保護壁62の軸方向の寸法は、バッテリ端子部50を露出させない寸法となっており、保護壁62によって接続部53が周囲と接触しないようになっている。
また、筒状部61には、図5に示すように、貫通孔65が設けられている。貫通孔65は、筒状部61の軸方向の全長に亘って同径で設けられており、貫通孔65の内径R1は、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外径R2よりも大きい。なお、リアカバー30と保護部材60とが別部材となっていることで、その組み付け公差により、貫通孔65のR1とバッテリ端子部50の外径R2との寸法差は、リアカバー30と保護部材60とが一体の場合よりも大きくなっており、そのままでは水が浸入することになる。
そこで、貫通孔65の内周面には、図3及び図4に示すように、環状をなし、かつ内側に突出する突出部66が形成されている。突出部66は、貫通孔65において軸方向のバッテリ端子部50の接続部53側の端部から離間した位置に設けられている。より具体的には、突出部66は、貫通孔65の軸方向における通し孔33の内周面に被保持部63が保持される位置に設けられている。図6に示すように、貫通孔65内において、突出部66(シール部)から接続部53側の端部までの部分には、バッテリ端子部50と貫通孔65の内周面との間に隙間が形成されることになる。これにより、仮に、突出部66とバッテリ端子部50との間から水が浸入しても、水は、接続部53から離れた位置にあることから、接続部53の方に水が浸入することを抑制できる。また、被保持部63が通し孔33の内周面に保持される位置に突出部66が設けられていることで、被保持部63が外径方向に広がることができなくなり、突出部66がバッテリ端子部50の外周面に密着し、リアカバー30側から接続部53側への水の浸入を抑制できる。
また、突出部66は、先端側(内側)に行くほど薄肉になっており、突出部66の断面形状が三角形となっている。突出部66のバッテリ端子部50と接触する側の面が、先端側にいくほどバッテリ端子部50の先端側を向く傾斜面となっている。図5に示すように、突出部66の内径R3は、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外径R2よりも小さく、貫通孔65のR1とバッテリ端子部50の外径R2との公差による最大寸法差よりも、突出部66の突出寸法が大きい。そのため、突出部66がバッテリ端子部50の外周面に沿うように変形して、突出部66とバッテリ端子部50の外周面との間の接触面積が確保できるため、シール性が向上する。
バッテリケーブル70は、図2及び図6に示すように、丸端子71と、被覆電線72と、防水キャップ73とを備えている。被覆電線72の端末に丸端子71が圧着されている。丸端子71は、バッテリ端子部50の接続部53に挿通されて、ナット74を締め付ける。なお、丸端子71ではなく、U端子等他の形状の端子であってもよい。
また、被覆電線72の端末には、バッテリケーブル70とバッテリ端子部50との接続部53とを覆う防水キャップ73が設けられている。防水キャップ73は、薄肉で、容易に変形する素材で形成されている。防水キャップ73は、保護壁62の外周面に密着するようになっており、筒状部61の上端部に係止される。防水キャップ73に覆われることで、接続部53には外部から直接水がかからないようになっている。
次に、リアカバー30等の組み付けについて説明する。図5に示すように、レクチファイヤ40から突設するバッテリ端子部50を通し孔33に挿通させるようにして、リアカバー30をレクチファイヤ40に組み付ける。
そして、保護部材60をリアカバー30に組み付ける。保護部材60の被保持部63側から貫通孔65にバッテリ端子部50を挿入する。保護部材60が組み付け方向に組み付けられると、突出部66がバッテリ端子部50の台座付ナット52と接触する。突出部66の台座付ナット52と接触する面が傾斜面となっており、先細りになっていることから、突出部66の先端側が、バッテリ端子部50の外周面に沿うように弾性変形しやすくなっている。また、突出部66は、比較的薄肉の被保持部63に設けられていることから、突出部66とバッテリ端子部50とが当接して、突出部66の径方向外側への力がかかると、被保持部63が若干変形することで、径方向外側への力を逃しやすくなっている。
さらに、保護部材60の組み付けがさらに進行すると、被保持部63が通し孔33内に挿入される。被保持部63が通し孔33内に挿入されると、被保持部63は、通し孔33の内周面に保持されることで、外径方向に広がることができなくなり、突出部66がバッテリ端子部50の外周面に密着する。このように、突出部66を貫通孔65の内周面に設ける構造によれば、バッテリ端子部50に対して保護部材60を組み付ける作業によって、バッテリ端子部50に突出部66を当接させることができ、バッテリ端子部50において適切なる防水性能を簡易に実現することができる。
そして、図6に示すように、保護部材60がリアカバー30に組み付けられると、バッテリケーブル70がバッテリ端子部50に接続される。丸端子71は、バッテリ端子部50の接続部53に挿通されて、ナット74を締め付けることで、バッテリ端子部50の台座付ナット52とナット74との間に挟み込まれて、バッテリ端子部50と電気的に接続される。そして、接続部53を覆うように被覆電線72の端末に取り付けられた防水キャップ73が保護部材60に組み付けられる。そして、接続部53が防水状態とされる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
絶縁部材の一部である保護部材60の貫通孔65の内周面に、環状の突出部66が設けられ、この突出部66が弾性変形状態で、バッテリ端子部50の外周面に当接した状態となることで、突出部66によりシールされる構成となっている。この場合、貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50の外周面との間を介して防水キャップ73内に水が浸入することを抑制できる。
本実施形態では、突出部66が、貫通孔65において軸方向の接続部53側の端部から離間した位置に設けられている。そのため、貫通孔65内において、突出部66(シール部)から接続部53側の端部までの部分には、バッテリ端子部50と貫通孔65の内周面との間に隙間が形成されることになる。これにより、突出部66とバッテリ端子部50との間から水が浸入しても、水を貫通孔65内にとどめることができ、接続部53の方に水が浸入することを抑制できる。
また、本実施形態のように、リアカバー30と保護部材60とが別体になっている場合には、組み付け公差によって、貫通孔65の内周面とバッテリ端子部50の外周面との間の隙間が生じやすくなる。そのため、突出部66を設けて水の浸入を抑制する本構成を用いるのに好適である。また、貫通孔65における被保持部63の部分に突出部66が設けられていることで、組み付け当初は、突出部66とバッテリ端子部50が接触しても、被保持部63も径方向外側に弾性変形することで、挿入抵抗を小さくすることができる。そして、突出部66が所定位置になると、突出部66が設けられている位置での被保持部63は、通し孔33の内周面に保持されることで、突出部66がバッテリ端子部50に密着するように押さえ込むことができる。
突出部66と一体に形成されている保護部材60がエラストマを含む材料で形成される。そのため、突出部66がより弾性変形しやすくなる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、突出部66の先端がバッテリ端子部50の先端側を向いているものとした。この点、第2実施形態では、図7に示すように、突出部66の先端がバッテリ端子部50の根元側を向いている。
このように、突出部66をバッテリ端子部50の根元側に向けるために、リアカバー30の通し孔33の根元側の孔縁部とレクチファイヤ40等との間には、保護部材60の被保持部63を押し込み可能な押し込みスペースSが形成されている。押し込みスペースSの軸方向の寸法は、突出部66の突出寸法より大きく、例えば2倍程度の寸法であるとよい。また、保護部材60が所定位置に組み付けられた状態で、筒状部61の当接面64と通し孔33の先端側の孔縁部との間には、押し込みスペースSの軸方向の寸法と同じ軸方向の寸法の隙間が形成されている。
リアカバー30の通し孔33に、バッテリ端子部50を挿通した状態で、保護部材60を通し孔33に組み付ける。突出部66の先端は、バッテリ端子部50の外周面との接触によって、組み付け位置では、当初は接続部53側を向いた状態となる。この状態から、さらに押し込みスペースSに向けて押し込み、当接面64が通し孔33の先端側の孔縁部と当たる位置まで押し込んだ後、組み付け位置まで引き戻す。この引き戻す動きにより、突出部66の先端が、バッテリ端子部50の根元側を向いた状態で、突出部66がバッテリ端子部50の外周面に沿うように変形する。
突出部66がバッテリ端子部50の外周面に沿うように変形することで、突出部66とバッテリ端子部50の外周面との間の接触面積を確保でき、シール性が向上する。ところで、バッテリ端子部50の根元側から突出部66とバッテリ端子部50の間の隙間を介して接続部53側に浸入した水は、突出部66の先端が接続部53側を向いている場合には、突出部66の根元と貫通孔65の内周面の間に溜まる。一方で、本実施形態のように、突出部66の先端が、バッテリ端子部50の根元側(バッテリ端子部50の接続部53とは反対側)を向いている場合には、突出部66の先端部とバッテリ端子部50の外周面の間に溜まり、突出部66の先端が接続部53側を向いている場合に比べて、浸入した位置に近い位置に留まることになる。そのため、突出部66の先端を根元側に向けた場合には、接続部53側を向けた場合に比べて、浸入した水が根元側に戻りやすくなる。そのため、接続部53側への水の浸入をさらに抑制できる。
<第3実施形態>
第1実施形態及び第2実施形態では、突出部66が先端側に行くほど薄肉になっているものとした。この点、第3実施形態では、図8及び図9に示すように、突出部166に易変形部167が設けられている。なお、突出部166が設けられている位置については、第1実施形態及び第2実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
突出部166は、厚さ(軸方向の寸法)が等しい板状となって、貫通孔65の内周壁から内側に突出している。突出部166の根元側(貫通孔65の内周壁に近い位置)には、易変形部167が設けられている。易変形部167には、易変形部167が突出部166の他の部分よりも薄肉になるように、溝が形成されている。易変形部167が、薄肉になることで、突出部166に力がかかると、易変形部167で弾性変形する。また、突出部166の内径R3は、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外径R2よりも小さく、突出部166が易変形部167弾性変形して、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外周面に密着する。
突出部166が、易変形部167で弾性変形することで、バッテリ端子部50を貫通孔65に挿入する際の抵抗を低減できる。また、バッテリ端子部50を貫通孔65に挿入する際に、易変形部167で弾性変形し、挿入後には弾性復帰しようとするため、バッテリ端子部50の外周面により密着しやすくなり、水の浸入を抑制できる。また、突出部166の根元側に易変形部167が設けられることで、根元側が変形して、先端側がバッテリ端子部50の外周に沿って接触することになり、突出部166とバッテリ端子部50との接触面積を増やすことができる。なお、易変形部167は、根元側ではなく、突出部166の径方向の中央等、突出部166の径方向の他の位置に設けられていてもよい。
<第4実施形態>
第1実施形態〜第3実施形態では、突出部66が接続部53から離間した位置に設けられているものとした。この点、第4実施形態では、図10に示すように、貫通孔65において突出部266が接続部53側の端部に設けられている。
突出部266は、厚さ(軸方向の寸法)が等しい板状となって、貫通孔65において突出部266が接続部53側の端部の内周壁から内側に突出している。突出部266は、突出端に位置する突出端面266Aと、突出端面266Aと直交する面266Bとを有している。一方、バッテリ端子部50の台座付ナット52の先端部(突出部266と接触する位置)には、台座付ナット52が縮径した縮径部254が形成されている。縮径部254には、突出部266の突出端面266Aが圧接される圧接面254Aと、突出部266の面266Bと接触する位置決め面254Bと、が設けられている。縮径部254の外径R4は、台座付ナット52の他の部分の外径よりも小さい。また、突出部266の内径R3は、台座付ナット52の縮径部254の外径R4よりも小さく、突出部266が圧縮されるように弾性変形して、バッテリ端子部50の縮径部254の外周面に密着する。
バッテリ端子部50の台座付ナット52の外周面が縮径することで形成された縮径部254の圧接面254Aに、突出部266が径方向に縮まるように弾性変形して、突出部266の突出端面266Aが圧接することで、シール部となっている。そして、バッテリ端子部50の縮径部254の位置決め面254Bに、突出部266の面266Bが接触することで、突出部266が位置決めの役割も果たすことができる。位置決め面254Bと当接する面266Bにある程度の硬度を有する場合であっても、貫通孔65の軸方向の接続部53側の端部に突出部266を設けることで、突出部266が径方向に弾性変形した状態で移動する距離が短くなり、縮径した圧接面254Aに容易に圧接することができる。
<第5実施形態>
第1実施形態〜第4実施形態では、突出部66が1つだけ設けられているものとした。この点、第5実施形態では、図11に示すように、突出部66が貫通孔65の軸方向に沿って複数(本実施形態では3つ)設けられている。
突出部66は、先端側(内側)に行くほど薄肉になっており、突出部66の断面形状が三角形となっている。また、複数の突出部66の内周縁が描く円の中心位置が、それぞれ異なっている。そのため、突出部66毎に、バッテリ端子部50の外周面への接触の仕方が異なっている。また、各突出部66の内径R3は、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外径R2よりも小さく、突出部66が弾性変形して、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外周面に密着する。なお、突出部66の先端は、実施形態2のように、根元側を向いていてもよいし、突出部66の形状は、実施形態3のように、易変形部167が設けられていてもよい。
突出部66が複数設けられていることで、より水の浸入を抑制することができる。また、複数の突出部66の内周縁の中心位置がそれぞれ異なっていることで、バッテリ端子部50への接触の仕方が異なることになる。そのため、寸法公差によって、バッテリ端子部50の中心位置にばらつきが生じた場合に、対応がしやすくなる。
<第6実施形態>
第1実施形態〜第5実施形態では、車両に回転電機10が組み付けられた際に、重力方向に対してバッテリ端子部50がどの方向に延びるかについては、特に指定をしていない。この点、第6実施形態では、図12に示すように、バッテリ端子部50が、重力の方向に交差する方向に延びるように、回転電機10が車両に組み付けられる。なお、図12において、矢印の方向が、重力方向を示す。
突出部366は、先端側(内側)に行くほど薄肉になっており、突出部366の断面形状が三角形となっており、その先端はバッテリ端子部50の根元側を向いている。また、突出部366の重力方向の下側位置が、上側位置よりもバッテリ端子部50の根元側になっており、突出部366の内周縁が描く円の形状が楕円形となっている。そのため、仮に水が浸入したとしても、突出部366の重力方向の下側位置の根元側(貫通孔65の内周壁側)の隙間に形成された水溜り部Wに、浸入した水がたまることになる。また、突出部366の内径R3は、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外径R2よりも小さく、突出部66が弾性変形して、バッテリ端子部50(台座付ナット52)の外周面に密着する。なお、突出部366の先端は、実施形態2のように、根元側を向いていてもよいし、突出部366の形状は、実施形態3のように、易変形部167が設けられていてもよい。
突出部366の重力方向の下側位置が上側位置よりもバッテリ端子部50の根元側になることで、仮に水が浸入しても、バッテリ端子部50の重力方向下側の根元側に奥まった水溜り部Wが形成されることで、接続部53側に水が浸入しにくくなる。
<他の実施形態>
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・上記第1実施形態〜第6実施形態では、絶縁部材である保護部材60とリアカバー30とは、別部品となっていたが、一体に形成されていてもよい。一体に形成されている場合には、組み付け誤差が少なくなることで、密着度が上がることになる。
・上記第5実施形態では、複数の突出部66の内周縁が描く円の中心位置が異なっていたが、同じ位置となっていてもよい。
・図13では、突出部の弾性変形以外の方法での防水の例を示す。バッテリ端子部50の台座付ナット452の外周面にネジ溝を形成し、貫通孔465の内周面にネジ溝を形成する。そして、台座付ナット452に貫通孔465を螺合して、保護部材60を組み付ける。このようにすると、貫通孔465の内周面と台座付ナット452の外周面との接触面の界面経路が長くなるため、接続部53側に水が浸入しにくくなる。
10…回転電機、11…回転軸、12…回転子、13…固定子、20…フレーム、30…リアカバー、33…通し孔、40…レクチファイヤ、50…バッテリ端子部、53…接続部、60…保護部材、61…筒状部、63…被保持部、65…貫通孔、66…突出部、70…バッテリケーブル、73…防水キャップ、166…突出部、167…易変形部、254…凹部、266…突出部、366…突出部、465…貫通孔、R1…内径、R2…外径、R3…内径、R4…外径。

Claims (11)

  1. 回転軸(11)に固定された回転子(12)と、
    前記回転子の回転に伴い交流電流を生じさせる固定子(13)と、
    前記回転子及び前記固定子を保持するフレーム部材(20)と、
    前記フレーム部材の外側に固定され、前記固定子にて生じた交流電流を整流する整流回路を構成するレクチファイヤ(40)と、
    前記レクチファイヤから突出する状態で設けられ、バッテリケーブル(70)が接続されるバッテリ端子部(50)と、
    貫通孔(65)を有し、前記貫通孔に前記バッテリ端子部を挿通させた状態で設けられた絶縁部材(30,60)と、
    前記絶縁部材に取り付けられ、前記バッテリ端子部における前記バッテリケーブルとの接続部(53)を防水状態で覆う防水キャップ(73)と、を備え、
    前記絶縁部材において、前記貫通孔の内周面には、環状をなし、かつ内側に突出する突出部(66)が形成されており、その突出部が弾性変形状態で前記バッテリ端子部の外周面に当接している車両用回転電機。
  2. 前記突出部は、前記貫通孔において軸方向の前記接続部側の端部から離間した位置に設けられている請求項1に記載の車両用回転電機。
  3. 前記突出部は、前記バッテリ端子部の外周面に沿うように変形し、その先端側が前記バッテリ端子部の根元側を向いている請求項1又は請求項2に記載の車両用回転電機。
  4. 前記突出部には、弾性変形容易な易変形部(167)が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
  5. 前記易変形部は、前記突出部の根元側に形成されている請求項4に記載の車両用回転電機。
  6. 前記突出部(266)は、前記貫通孔において軸方向の前記接続部側の端部に設けられており、
    前記バッテリ端子部の外周面において、前記突出部と接触する位置には、前記バッテリ端子部が縮径することで、前記突出部の突出端面(266A)が圧接される圧接面(254A)と、前記突出部の前記突出端面と交差する面(266B)と接触する位置決め面(254B)と、が設けられている請求項1に記載の車両用回転電機。
  7. 前記絶縁部材は、前記レクチファイヤを覆い、かつ前記バッテリ端子部を通す通し孔(33)を有するリアカバー(30)と、前記リアカバーに設けられた通し孔に組み付けられ、かつ前記貫通孔が設けられた保護部材(60)とを備え、
    前記保護部材には、外周が段差状に形成されている筒状部(61)が設けられており、そのうち外周が縮径した部分が通し孔内に保持される被保持部(63)となっており、
    前記突出部は、前記貫通孔の軸方向における前記通し孔の内周面に前記被保持部が保持される位置に設けられている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
  8. 前記突出部は、前記貫通孔の軸方向に沿って、複数設けられている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
  9. 複数の前記突出部は、その内周縁の中心位置がそれぞれ異なっている請求項8に記載の車両用回転電機。
  10. 前記突出部は、エラストマを含む材料で形成されている請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
  11. 前記バッテリ端子部が、重力方向に交差する方向に延びるように、車両に組み付けられる車両用回転電機であって、
    前記突出部は、前記重力方向の下側位置が、上側位置よりも根元側になっている請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の車両用回転電機。
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