JP2019082992A - 輸送体のエネルギー管理のためのシステム及び方法 - Google Patents

輸送体のエネルギー管理のためのシステム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019082992A
JP2019082992A JP2018155952A JP2018155952A JP2019082992A JP 2019082992 A JP2019082992 A JP 2019082992A JP 2018155952 A JP2018155952 A JP 2018155952A JP 2018155952 A JP2018155952 A JP 2018155952A JP 2019082992 A JP2019082992 A JP 2019082992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
transporter
amount
segment
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018155952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7241488B2 (ja
Inventor
マイケル イー. ムーア,
e moore Michael
マイケル イー. ムーア,
ケヴィン エー. グライダー,
A Grider Kevin
ケヴィン エー. グライダー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2019082992A publication Critical patent/JP2019082992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7241488B2 publication Critical patent/JP7241488B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
    • G01C21/3469Fuel consumption; Energy use; Emission aspects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L50/00Electric propulsion with power supplied within the vehicle
    • B60L50/50Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/08Interaction between the driver and the control system
    • B60W50/14Means for informing the driver, warning the driver or prompting a driver intervention
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3697Output of additional, non-guidance related information, e.g. low fuel level
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/133Arrangements for measuring electric power or power factor by using digital technique
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】電気自動車などの輸送体のエネルギー資源を管理するためのシステムを提供する。【解決手段】輸送体の目的地、更には、目的地に到着するさいに輸送体内に残っているべきエネルギーの所定の量を決定する。この情報に基づいて、システムは、到着の際に輸送体がエネルギーの所望の量を保存した状態で、それらに沿って輸送体が目的地へナビゲートすることができるところの一組の候補経路を生成する。これらの経路のうちの1つが選択され、目的地へ移動している間に、選択された経路に沿ったそのエネルギー消費に関する情報を用いてデータベースを更新する。そのように更新されると、該システムは、輸送体の推定されたエネルギー消費に関してより正確な候補経路を生成することができる。【選択図】図4B

Description

本開示は、広くは、エネルギー資源管理の分野に関し、特に、輸送体のエネルギー源を管理するためのシステム及び方法に関する。
全てでないとしても、ほとんどの輸送体は、エネルギーの供給源を包含する容器又はタンクを有する。例えば、航空機及び自動車は、それぞれ、ジェット燃料又はガソリンを含む燃料タンクを有する。動力のために電気に頼る輸送体は、再充電可能なバッテリのシステムを有する。しかし、輸送体及びエネルギー源の種類に関わらず、輸送体の航続距離は幾つかの要因によって制限される。それらの要因には、輸送体が運搬することができるエネルギーの量、輸送体が遭遇する交通の量、輸送体が移動するところの地形の表面、様々な天候状態などが含まれる。そのような要因は、しばしば、輸送体のオペレータに「航続距離の不安」をもたらす。それは、輸送体がその目的地へ到達するために十分なエネルギーの量を有しているか否かについての懸念である。
本開示の態様は、輸送体がエネルギー源のうちの所定量を保存した状態で所望の目的地へ到達することとなるように、輸送体のエネルギー源を正確に管理するための、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。
より詳細には、本開示の一態様が、輸送体のエネルギー源を管理するための方法を提供する。この態様では、該方法が、エネルギー消費データベースに記憶された1以上の経路区間に基づいて、出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成することを含む。各経路区間は、所定の方向においてその経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、関連付けられた経路区間の計測基準(metric)を有する。その後、1以上の候補経路の各々に対して、該方法は、候補経路の各経路区間に関連付けられたその経路区間の計測基準に基づいて全経路の計測基準を生成する。全経路の計測基準は、所定の方向において候補経路を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する。その後、全経路の計測基準に基づいて、1以上の候補経路から1つの経路が選択される。その経路は、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるように選択される。輸送体が選択された経路を通過している間に、所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が測定される。その後、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量に基づいて、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準が更新される。
一態様では、輸送体が選択された経路を通過している間に、輸送体のために現在残っているエネルギーの量が周期的に決定される。現在残っているエネルギーの量のインジケータも、輸送体のオペレータのためにディスプレイデバイスに出力される。現在残っているエネルギーの量に基づいて、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるか否かが判定される。目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて、輸送体のオペレータに対する警告が生成される。
一態様では、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるか否かを判定することが、選択された経路に沿った中間位置における中間的なエネルギーの計測基準を生成することを含む。中間的なエネルギーの計測基準は、輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量とその中間位置から目的地に到着するために輸送体が必要とすることになるエネルギーの量の推定値とに基づいて生成される。その後、中間的なエネルギーの計測基準は、エネルギーの所定量と比較され、その比較の結果に基づいて、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるか否かに関して判定が行われる。
一態様では、更に、中間的なエネルギーの計測基準が、中間位置まで移動する間に輸送体によって生成された全てのエネルギーの量とその中間位置から目的地へ移動する間に輸送体が生成することになるエネルギーの量の推定値とに基づいて生成される。
本開示の態様によれば、エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する経路区間の計測基準は、その経路区間の入口境界、その経路区間の出口境界、及びその経路区間の移動の方向を更に特定する。これらの態様では、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定することが、輸送体が所与の経路区間に関連付けられた入口境界を横断したと判定したことに応じて、輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、輸送体が所与の経路区間の出口境界を横断したと判定したことに応じて、輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、及び測定されたエネルギーの量に基づいて所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を計算することを含む。
更に、エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する経路区間の計測基準が、入口境界と出口境界との間の距離、所与の経路区間を通る移動の時間、及び所与の経路区間を通って移動する輸送体の平均速度を更に特定する態様では、輸送体の移動の時間と平均速度に同じく、所与の経路を通る移動の方向が、入口境界と出口境界とに基づいて決定される。一態様では、平均速度が、入口境界と出口境界との間の移動の時間及び距離に基づく。そのように決定されると、一態様は、輸送体の決定された移動の方向、決定された移動の時間、及び決定された平均速度に基づいて、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新する。
一態様では、該方法は、選択された経路を介して目的地へ輸送体をナビゲートすることを更に含む。
一態様では、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新することが、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が、その経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定すること、輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が経路区間に対する経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したことに応じて、所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準と輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を平均すること、及び輸送体によって必要とされたエネルギーの実際の量が経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したことに応じて、その経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量で置き換えることを含む。
一態様では、本開示が、輸送体のためのエネルギー源を管理するように構成された計算デバイスを提供する。この態様では、計算デバイスが、1以上のデバイス及び処理回路とデータを通信するように構成された通信インターフェースを備える。処理回路は、エネルギー消費データベースに記憶された1以上の経路区間に基づいて、出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成するように構成されている。所定の方向において経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、関連付けられた経路区間の計測基準を各経路区間は有している。1以上の候補経路の各々に対して、処理回路は、候補経路の各経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準に基づいて全経路の計測基準を生成するように構成されている。全経路の計測基準は、所定の方向において候補経路を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する。更に、処理回路は、全経路の計測基準に基づいて、1以上の候補経路から1つの経路を選択するように構成されている。その経路は、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上であるように選択される。輸送体が選択された経路を通過する間に、処理回路は、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定し、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量に基づいて、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新するように構成されている。
一態様では、輸送体が選択された経路を通過する間に、処理回路が、輸送体のために現在残っているエネルギーの量を報告する周期的な信号をエネルギーセンサから受信し、現在残っているエネルギーの量に基づいて、現在残っているエネルギーの量のインジケータを輸送体に関連付けられたディスプレイデバイスに出力し、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるか否かを判定し、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて警告を生成する。
一態様では、処理回路が、選択された経路に沿った中間位置において、輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量とその中間位置から目的地に到着するために輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成することによって、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるか否かを判定する。そこで、処理回路は、中間的なエネルギーの計測基準をエネルギーの所定量と比較し、その比較の結果に基づいて、目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量が、エネルギーの所定量以上になるか否かを判定する。
一態様では、中間位置へ移動する間に輸送体によって生成された全てのエネルギーの量とその中間位置から目的地へ移動する間に輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成することによって、処理回路が中間的なエネルギーの計測基準を生成する。
本開示の1以上の態様によれば、エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する経路区間の計測基準は、その経路区間の入口境界、その経路区間の出口境界、及びその経路区間の移動の方向を特定する。
一態様では、処理回路が、輸送体が所与の経路区間に関連付けられた入口境界を横断したと判定したことに応じて、輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、輸送体が所与の経路区間の出口境界を横断したと判定したことに応じて、輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、及びその後、測定されたエネルギーの量に基づいて所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を計算することによって、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定する。
一態様では、エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する経路区間の計測基準が、入口境界と出口境界との間の距離、所与の経路区間を通る移動の時間、及び所与の経路区間を通って移動する輸送体の平均速度を特定する。そのような態様では、処理回路が、入口境界と出口境界とに基づいて所与の経路区間を通る移動の方向を決定し、所与の経路区間を通る移動の時間を決定し、入口境界と出口境界との間の移動の時間と距離に基づいて所与の経路区間を通る輸送体の平均速度を決定する。そのように決定されると、その後、処理回路は、輸送体の、決定された移動の方向、決定された移動の時間、及び決定された平均速度に基づいて、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新する。
一態様では、処理回路が、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が、その経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定すること、輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が経路区間に対する経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したことに応じて、所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準と輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を平均すること、及び輸送体によって必要とされたエネルギーの実際の量が経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したことに応じて、その経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量で置き換えることによって、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新する。
一態様では、処理回路が、時間制限のカウント閾値との比較に基づいて輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を表す値の有効性を判断し、その比較に基づいて経路区間の計測基準を輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を表す値で置き換えるように更に構成されている。
一態様では、処理回路が、輸送体に関連付けられた風センサから受信したセンサデータに基づいて風の抗力係数を計算し、輸送体の移動の速度及び方向を決定し、風の抗力係数、輸送体の速度、及び輸送体の移動の方向に更に基づいて全経路の計測基準を生成するように更に構成されている。
一態様では、本開示が、コンピュータプログラム製品を記憶した非一過性のコンピュータ可読媒体も提供する。コンピュータプログラム製品は、輸送体のプログラム可能計算デバイスを制御し、そのプログラム可能計算デバイスの処理回路で実行されたときに、処理回路にエネルギー消費データベース内に記憶された1以上の経路区間に基づいて出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成させる、ソフトウェア支持命令を含む。各経路区間は、所定の方向において経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、関連付けられた経路区間の計測基準を有する。1以上の候補経路の各々に対して、ソフトウェア指示命令は、処理回路に候補経路の各経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準に基づいて全経路の計測基準を生成させる。全経路の計測基準は、所定の方向において候補経路を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する。更に、ソフトウェア指示命令は、処理回路に全経路の計測基準に基づいて1以上の候補経路から1つの経路を選択させ、その経路は目的地に到着する際に輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように選択され、更に、処理回路に、輸送体が選択された経路を通過している間に、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定させる。ソフトウェア指示命令は、更に、処理回路に、所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量に基づいて、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間に関連付けられた経路区間の計測基準を更新させる。
本開示の態様は、実施例として示されており、類似の参照番号が類似の要素を示している添付の図面によって限定されない。
選択された経路に沿って目的地へ移動する、本開示の一態様に従って構成された輸送体を示す。 本開示の一態様による、区分けされた複数の候補経路を示す。 本開示の様々な態様による、異なる種類の経路区間を示す。 本開示の一態様による、エネルギー消費サービスを初期化するための方法を示すフロー図である。 本発明の一態様による、輸送体のエネルギー源を管理する方法を示すフロー図である。 本開示の一態様による、1以上の候補経路を生成するための方法を示すフロー図である。 本開示の一態様による、移動中の輸送体のエネルギー源を管理するための方法を示すフロー図である。 本開示の一態様による、移動中の輸送体のエネルギー源を管理するためのより詳細な方法を示すフロー図である。 本開示の一態様による、輸送体が選択された経路を目的地へ移動している間の情報を用いてエネルギー消費データベースを更新するための方法を示すフロー図である。 本開示の一態様による、エネルギー消費データベースを更新するために使用される情報を処理するための方法を示すフロー図である。 本開示の態様のそれぞれの実装アーキテクチャを示す機能ブロック図である。 本開示の態様のそれぞれの実装アーキテクチャを示す機能ブロック図である。 本開示の態様を実装するように構成された処理回路示す機能ブロック図である。 本開示の態様を実装するように構成され得る様々な種類の輸送体を示す。
本開示の態様は、輸送体がエネルギー源のうちの所定量を保存した状態で所望の目的地へ到達することとなるように、輸送体のエネルギー源を正確に管理するための方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。本開示によれば、それらの態様は、輸送体、通信ネットワーク内に配置され且つ確立された通信リンクを介して輸送体と通信可能に接続されたコンピュータサーバによって、又は輸送体とコンピュータサーバの両方によって実装され得る。
より詳細には、本開示の態様は、経路に沿って所望の目的地へ移動している輸送体のエネルギー消費に関するデータを収集し、処理し、維持し、その後、そのデータを利用して、その輸送体及び/又は類似の輸送体のエネルギー資源を能動的に管理する。そのようなデータは、輸送体の種類、輸送体の寿命、及びエネルギーの消費に影響を与える1以上の特性に関して輸送体が消費するエネルギーの量を含むが、それらに限定されるものではない。輸送体が移動している道路の表面及び/又は地形の種類などの特性は「一定」であり得る。更に、輸送体にかけられる負荷、輸送体が遭遇する交通の量、天候、温度、風の速度と方向、風の抗力、降雨の存在及び種類、輸送体の性能、輸送体の構成要素の劣化及び/又は汚染、並びにエネルギー消費の速度などの特性は「変動」し得る。ある事例では、交通及び混雑の量などの特性が、輸送体が目的地へ移動する週のうちの曜日及び/又は日のうちの時間帯によって更に動的に影響を受け得る。
輸送体のエネルギー源を管理することにおいてエネルギー消費のデータを収集、処理、及び続いて利用することは、本開示を従来のシステムから差別化する。特に、従来のシステムは、単に、輸送体のオペレータに残っているエネルギーの量と移動の距離だけを、通常はゲージ又はディスプレイの形態で通知する。その後、オペレータは、その情報に基づいて、所望の目的地へ到達するために十分なエネルギーの量を有しているか否かを判断しなければならない。従来のシステムは、それに沿って輸送体が移動しているところの経路の様々な一定の特性及び変動する特性が、如何にしてその航続距離に影響を与え得るかを考慮しない。従来のシステムは、その情報の影響を評価しないし、又はその情報に基づいて、それに沿って輸送体が移動できるところの経路を選択しない。更に、従来のシステムは、輸送体がエネルギーの所定量を保存した状態で所望の目的地に到着することを保証するように構成されていない。したがって、従来の方法は、多くの点において、あるべき程度に正確ではない。
しかし、本開示は、そのような従来のシステムでは現在利用可能ではない機能性のみならず、そのようなシステムを超えた利点を提供する。特に、本開示の態様に従って輸送体のエネルギー源を管理することによって、オペレータは、十分なエネルギーの量を保存した状態で輸送体が目的地に到着することになると確信をもって知ることができる。これは、限定された航続距離、エネルギー貯蔵容量、及び/又は再充電若しくは再給油ステーションに対する不定期のアクセスを有する輸送体が、再給油、再充電、又は出発地のポイントへの回帰のために十分なエネルギーを残して目的地へ移動することを可能にする。更に、収集され、処理され、維持される情報及びデータの量及び種類は、計算デバイスが1以上の経路にわたる輸送体のエネルギー消費をより正確に推定することを可能にし、それによって、輸送体がエネルギーの所望の量を保存した状態で目的地に到着することを可能にする。
次に、図面を参照すると、図1は、選択された経路Pを介して目的地Dへ移動している輸送体Vを示している。本開示の態様によれば、輸送体Vは、経路Pを選択し且つ輸送体Vが経路Pを通過する間に輸送体Vのエネルギー源を管理するように構成された、エネルギー消費計算デバイス10を備える。特に、計算デバイス10は、エネルギー消費データベース内に維持されたデータ及び情報を使用して1以上の候補経路を生成し、その後、それらの候補経路から経路Pを選択する。一態様では、輸送体Vのユーザ又はオペレータが、所望の経路Pを手動で選択する。他の態様では、輸送体Vが、様々な基準に基づいて、経路Pの選択を自律的に行うように構成されている。
本開示によれば、経路Pは、輸送体Vがエネルギーの所定量を保存した状態で目的地に到着することとなるように選択される。更に、輸送体Vがエネルギーの所定量を保存した状態で到着することを保証する助けとなるように、計算デバイス10は、輸送体Vが経路Pを通過する間に輸送体Vによって消費されたエネルギーの実際の量をモニタし、経路Pの様々な一定の特性及び変動する特性に関する輸送体Vのエネルギー消費を周期的に推定する。その周期的な推定に基づいて、計算デバイス10は、移動中に必要に応じて経路Pを調整するように構成されている。
更に、計算デバイス10は、輸送体Vが経路Pを通過する間に計算デバイス10がモニタする実際のエネルギー使用データ及び情報を用いて、エネルギー消費データベース内のデータ及び情報を更新することもする。輸送体Vと同じ又は類似の輸送体によって消費されたエネルギーの実際の量を知ることによって、計算デバイス10は、目的地Dへの様々な経路Pをより正確にモデル化することができる。
本明細書と図面は、シボレー ボルト、BMW i3、又はテスラモデルSなどの、電気自動車の文脈で本開示の態様を説明することに留意されたい。しかし、当業者は、これは単に例示的な目的であり、計算デバイス10は電気自動車によってのみ実装されるように限定されないことを確実に理解するだろう。後でより詳細に見られるように、計算デバイス10は、非電気輸送体によって、ハイブリッド輸送体によって実装され得るだけではなく、輸送体Vと通信するネットワークベースのアプリケーションサーバによっても実装され得る。したがって、輸送体の種類に関わらず、それらも本開示の態様が提供する利点から利益を得ることができる。
概して、任意の所与の目的地に到着するように輸送体Vがナビゲートすることができる多数の経路が存在する。したがって、一態様では、計算デバイス10が、輸送体Vのオペレータへの潜在的な表示のためにそれらの「候補経路」を特定するように構成されている。図2は、本開示の一態様に従って計算デバイス10によって生成されたそのような複数の候補経路PC1、PC2、…、PCNを示している。
特に、各候補経路PC1、PC2、…、PCNは、等しい長さの複数の経路区間Sを備える。後でより詳細に見られるように、各経路区間Sは、様々な計測基準を含む一組のデータ及び情報としてエネルギー消費データベース内に維持されている。1つのそのような計測基準は、所定の方向において経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する。
候補経路PC1、PC2、…、PCNを生成するために、計算デバイス10は、輸送体Vの現在の位置であり得る出発地Oのポイントと、目的地Dのポイントと、の両方を決定する。その後、これらの2つのポイントの間の候補経路PC1、PC2、…、PCNは、各候補経路PC1、PC2、…、PCNの各経路区間Sに関連付けられた計測基準に基づいて決定される。特に、所与の候補経路PC1、PC2、…、PCN内の各経路区間Sに対して、計算デバイス10は、所定の方向においてその経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する計測基準を取得する。その後、計算デバイス10は、経路区間Sの各々の経路区間の計測基準を合計して、推定された全経路の計測基準を生成する。ある態様では、計算デバイスが、全経路の計測基準を計算しているときに、一定の特性及び/又は変動する特性のうちの1以上の効果も考慮する。この全経路の計測基準は、所定の方向において候補経路PC1、PC2、…、PCNを通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する。
図3A〜図3Cは、本開示の態様によってモデル化された経路区間Sの様々な種類の一部を示している。これらの図面で見られるように、各経路区間Sは、等しい長さを有する。そのような長さは、マイル、海里、キロメートル、メートル、又は必要とされる若しくは所望される任意の長さの測定単位で測定され表され得る。更に、各経路区間Sは、2つの境界を有する。すなわち、経路区間Sへの入口のポイントを示す入口境界B、及び経路区間Sからの出口のポイントを示す出口境界Bである。
概して、所与の経路区間Sは、一方向における所与の候補経路PC1、PC2、…、PCNの一部分をカバーする。したがって、図3Aは、それぞれの方向における2レーン道路の対応する部分をカバーしている2つの経路区間S、Sを示している。図3Bは、それぞれの方向における4レーン高速道路の対応する部分をカバーしている2つの経路区間S、Sを示している。この態様では、各経路区間S、Sが、同じ方向において進む全てのレーンをカバーする。しかし、他の態様では、経路区間S、Sのうちの一方又は両方が、単一のレーンのみをカバーし得る。したがって、図3Bの文脈では、経路区間S1が、それ自身2つの経路区間S1‐1とS1‐2を備え、それらの各々が、単一のレーンをカバーし、とりわけ、その方向におけるその特定のレーンを通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、それ自身の関連付けられた組の経路区間の計測基準を有する。
図3Cは、本開示の一態様が、如何にして経路区間Sに関する交差点をモデル化するかをグラフィカルに示している。特に、この態様の交差点は、複数の入口境界Bと出口境界Bを有する単一の経路区間Sとしてモデル化されている。したがって、この態様では、経路区間S(すなわち、交差点)に関連付けられた計測基準が、移動の方向に関わらず同じである。
しかし、経路区間Sの種類に関わらず、各経路区間Sは、それ自身の関連付けられたデータ及び情報を使用して、エネルギー消費データベース内でモデル化される。上述したように、データ及び情報は、その関連付けられた方向において経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する計測基準の値を含むが、必要又は所望に応じて他のデータ及び情報も含み得る。
以下の表は、エネルギー消費データベース内に維持され且つ経路区間Sをモデル化するために使用される、各経路区間Sに関連付けられたデータ及び情報の一部を示している。
Figure 2019082992
経路区間IDは、経路区間を一意に特定する値を含み、その経路区間を以前の経路区間と次の経路区間にリンクする。同様に、以前の経路区間IDと次の経路区間IDのフィールドは、隣接した経路区間を特定する値を含む。この態様では、2つの隣接した経路区間、すなわち、01000と01002だけが存在する。しかし、任意の所与の経路区間Sは、3つ以上の隣接した経路区間又は2つ未満の隣接した経路区間に連結し得ることが確実に理解されるべきである。
入口境界B及び出口境界Bは、方向フィールドの値を決定するが、一態様では、この値が輸送体Vに関連付けられたコンパス又は他のそのようなセンサに基づいても決定される。区間の長さのフィールドは、経路区間Sに対する2つの境界B、Bの間の距離を示している。一方、表面の種類は、経路区間に対する表面の種類を特定する。この態様では、経路区間Sの表面が、アスファルトの種類の表面であると示されているが、当業者が理解することとなるように、他の種類の表面も可能である。
勾配値は、経路区間Sの特定の勾配を特定する。一態様では、負の値(例えば、−3%)が、経路区間Sは「下り坂」の勾配を有し、その経路区間Sを通過している輸送体Vは下り坂を下っていることを示している。正の値(例えば、10%)は、経路区間Sが「上り坂」の勾配を有し、その経路区間Sを通過している輸送体が「上り坂」を上っていることを示し得る。そのような情報は、有益である。何故ならば、それは、エネルギー消費とエネルギー生成の両方に影響を与えるからである。特に、正の勾配を有する経路区間Sを通過している電気輸送体Vは、より多くのエネルギーを消費し、より少ないエネルギーを生成するだろう。一方、負の勾配を有する経路区間Sを通過している電気輸送体Vは、より少ないエネルギーを消費し、より多くのエネルギーを生成するだろう。
離陸傾斜と着陸傾斜の値は、それぞれ、航空機の離陸及び着陸のための傾斜を示している。そのような情報は、有益である。何故ならば、離陸している航空機のためのエネルギー使用プロファイルは、着陸している航空機のためのエネルギー使用プロファイルと全く異なるからである。具体的には、航空機が、着陸しているときよりも、離陸中で高度に到達しようと試みている間により多くエネルギーを使用する。同様に、航空機、回転翼航空機、潜水輸送体などに対して、高度の値が、経路区間Sの平均高度を示す。正の高度の値は、海面より上の値を示す一方で、負の高度の値は、海面未満の値を示し得る。
輸送体の種類と輸送体の製造年のフィールドは、その経路区間に関連付けられた情報が適切であるような、輸送体Vの種類と輸送体Vの製造年を特定する。これは、経路区間の特性が、異なる種類の輸送体Vの燃料消費に異なるように影響を与えることとなるからである。更に、輸送体Vの寿命も、より古い輸送体がより新しいモデルと同様に効率的ではあり得ないので、エネルギー消費に影響を有することとなる。したがって、本開示の態様では、所与の経路区間が、エネルギー消費データベース内で複数の記録を有する可能性がある。それらの記録の各々は、同じ経路区間に関連付けられているが、1以上の異なる輸送体の種類及び/又は輸送体の寿命に関連付けられている。
表1で見られる他のフィールドは、経路区間Sを通過する輸送体の平均速度、及び輸送体に対する平均通過時間(すなわち、輸送体がその経路区間Sを通過し終えるために必要とする平均時間)を規定する値を含む。平均速度のフィールドに対する値は、一態様では、輸送体Vが入口境界Bと出口境界Bを横断する時刻に基づいて計算される。そのような態様では、輸送体Vが、経路区間Sの入場の時刻と退場の時刻を決定するように構成された時計を備える。平均通過時間のフィールドに対する値は、したがって、平均速度のフィールドに対する値と区間の長さのフィールドにおいて特定された距離に基づいて計算される。
平均エネルギー消費量のフィールドは、特定された方向において経路区間Sを通過し終えるために、輸送体Vが必要であると推定される、エネルギーの量を示す値を含む。更に、平均エネルギー消費量のフィールド内の値は、特定された方向においてその候補経路を含む経路区間Sの全てを通過し終えるために輸送体Vによって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成することにおいて、本開示の態様によって利用される。
本開示の一部の態様は、方向に関して経路区間Sをモデル化することに留意されたい。これは、1つの方向に移動している輸送体Vによって消費されるエネルギーが、同じ道路であるが反対の方向に移動している同じ又は類似の輸送体Vによって消費されるエネルギーとは異なり得るからである。エネルギーを生成するように構成されている輸送体内でのエネルギーの生成に対しても同じことが言える。そのような違いは、とりわけ、経路区間Sに関連付けられた一定の特性及び/又は変動する特性のうちの1以上の結果である。
図4Aは、本開示の一態様による、エネルギー消費サービスを初期化するための方法20を示すフロー図である。この態様では、エネルギー消費サービスが、輸送体V上又はネットワーク内の1以上のコンピュータサーバ上の何れかに位置付けられる、計算デバイス10及びエネルギー消費データベースを備える。
概して、方法20のステップは、計算デバイス10によって提供されるサービスを使用する前に実行される。したがって、図4Aで見られるように、方法20は、先ず、輸送体Vのためのエネルギー消費サービスを初期化する(ボックス22)。そのような初期化は、輸送体Vの制御アプリケーションを開始すること、輸送体の種類や寿命などの、輸送体Vの様々な態様を決定すること、及び計算デバイス10とエネルギー消費データベースとの間で通信リンクを確立することを含むが、それらに限定されるものではない。エネルギー消費データベースがコンピュータネットワーク内に常駐する態様では、サービスを初期化することが、無線アクセスネットワーク(RAN)、無線アクセスネットワーク(WAN)、又は当該技術分野において知られている他のアクセス方法を介して、データベースに関連付けられたサーバとの無線通信リンクを確立することを含む。
一旦、サービスが初期化されると、エネルギー消費データベースには、データの初期の組がロードされ得る。特に、輸送体Vは、予め選択された目的地Dへの1以上の予め選択された経路を通過する(ボックス24)。予め選択された経路を含む各経路区間Sを通過する際に、輸送体のエネルギー消費及び性能データが測定され(ボックス26)、最初の経路区間Sによる平均エネルギー消費及び性能データを決定するために利用される(ボックス28)。上述したように、これらの値は、部分的に、各経路区間Sに関連付けられた「一定」の特性と「変動」する特性に基づいて計算される。一旦、初期データが測定されて決定されると、輸送体Vは、その初期データをエネルギー消費データベース内に記憶する(ボックス30)。一態様では、初期データを記憶することが、図1で見られた情報を輸送体Vのエネルギー消費データベース内に記憶することを含む。しかし、他の態様では、初期データを記憶することが、1以上のメッセージ内の情報を、記憶のためにネットワークベースのエネルギー消費データベースへ送ることを含む。
このやり方でエネルギー消費サービスを初期化することは、計算デバイス10が、エネルギー消費データベース内に常駐する少なくとも初期のデータの量を有することを保証する助けとなる。更に、測定されたデータは、その輸送体Vに対する実際の使用データに基づくので、計算デバイス10は、最も適切な複数の候補経路を生成し、高度に正確な情報に基づいて、それらの候補経路のうちの所望の1つを選択することができる。上述されたように、所望の経路Pの選択は、本開示のシステムによって自律的に又はユーザの入力に応じて実行され得る。
図4Bは、本発明の一態様による、輸送体のエネルギー源を管理する方法40を示すフロー図である。方法40は、以前に説明されたようにエネルギー消費サービスの初期化によって開始する(ボックス42)。その後、方法40は、輸送体Vの出発地O及び目的地D、更には、目的地Dに到着する際に輸送体が保存しているべきエネルギーの量も決定する(ボックス44)。
この情報の一部又は全部は、オペレータにその情報を手動で提供するように促すことによって、又はある事例では、輸送体Vからその情報を取得することによって決定され得る。一態様では、輸送体Vに、全地球測位システム(GPS)が装備されている。GPSを使用して、輸送体Vは、輸送体Vの現在の地理的な位置である出発地Oを決定し、更に、目的地Dの地理的な位置を最終的に特定することができる。保存されるエネルギーの所望の量に関して、本開示の一態様は、ユーザインターフェース又は同様なデバイスを介して、その情報をオペレータが提供するように要求する催促を表示させる。
その情報を元にして、方法40は、その後、エネルギー消費データベース内に記憶された1以上の経路区間Sに基づいて、出発地Oと目的地Dとの間の1以上の候補経路PC1…PCNを生成する(ボックス46)。以前に説明されたように、エネルギー消費データベース内の各経路区間Sは、所定の方向においてその経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する、関連付けられた経路区間の計測基準を有する。この計測基準に基づいて、方法40は、各候補経路PC1…PCNに対する全経路の計測基準を生成する。一態様では、各候補経路PC1…PCNに対する全経路の計測基準は、その候補経路内の各経路区間Sに対する経路区間の計測基準を合計することによって計算される。したがって、全経路の計測基準は、所定の方向においてその候補経路の全体を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する(ボックス48)。
一旦、候補経路PC1…PCNが生成され、全経路の計測基準が計算されてしまうと、方法40は、全経路の計測基準に基づいて複数の経路のうちの1つを選択する(ボックス50)。特に、選択された経路Pは、それに沿って輸送体Vが目的地へナビゲートすることになるところの経路である。そして、経路Pは、目的地に到着する際に輸送体V内に残っているエネルギーの量が、オペレータによって以前に特定された保存されるエネルギーの所定量以上になるように選択される。そのように選択されると、輸送体Vは、選択された経路に沿って目的地Dへナビゲートする。しかし、輸送体Vが所定の方向において目的地Dへ選択された経路Pを通過している間に、計算デバイス10は、選択された経路Pの各経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定し(ボックス52)、この測定されたエネルギーの実際の量に基づいて、選択された経路P内の各経路区間Sの経路区間の計測基準を更新する(ボックス54)。
図5は、本開示の一態様による、1以上の候補経路PC1…PCNを生成するためのより詳細な方法60を示すフロー図である。特に、計算デバイス10が、各経路区間Sに対するデータ及び情報を取得すると、計算デバイス10は、経路区間Sが新しい経路区間であるか又は既存の経路区間であるかを判定する(ボックス62)。既存の経路区間は、輸送体V又は同様な種類の輸送体が、その上を以前に通過したことを知られている経路区間である。そのような経路区間Sは、輸送体Vの輸送体の種類と同じ輸送体の種類のフィールド内の値を有することとなる。しかし、新しい経路区間は、データベース内に全く存在しない経路区間であり、又は輸送体の種類のフィールドが輸送体Vの輸送体の種類と同じ値を有していない経路区間である。
経路区間が既存の経路区間であるとすると(ボックス62)、方法60は、以前に説明されたように、全経路の計測基準を計算するためにその経路区間Sの平均エネルギー消費量を合計し(ボックス70)、更なる経路区間が解析のために利用可能である限りそのプロセスを継続する(ボックス72)。
しかし、経路区間が新しい経路区間であるならば(ボックス62)、エネルギー消費データベースが、類似の経路区間Sについて検索される。エネルギー消費データベース内に類似の経路区間Sが存在しないならば(ボックス64)、方法60は、平均エネルギー消費量の値のためのデフォルト値を決定することになる。デフォルト値は、必要とされる又は所望の任意の値であり得るが、本開示の一態様では、デフォルト平均エネルギー消費量の値は、輸送体Vの種類、輸送体Vの寿命、輸送体Vが現在有しているタイヤの種類などの、様々な特性に基づく(ボックス66)。しかし、類似の経路区間Sが利用可能であるならば(ボックス64)、方法60は、必要に応じて、類似の経路区間Sの平均エネルギー消費量の値を正規化し、計測基準をスケーリングして、新しい経路区間Sのための適切な経路区間の計測基準を生成することになる(ボックス68)。しかし、特定の経路区間Sがエネルギー消費データベース内に存在するか又はしないかに関わらず、方法60は、以前に説明されたように、経路区間Sの平均エネルギー消費量の値を合計して全経路の計測基準を計算し(ボックス70)、候補経路PCNに対する全ての経路区間Sが解析され考慮されてしまうまで、そのプロセスを継続する(ボックス72)。
方法60の機能性は、本開示の態様が、たとえ、候補経路PCNが未だデータが存在しない1以上の経路区間Sを含む状況であったとしても、可能な限り正確に所与の候補経路PCNに対する全経路の計測基準を推定することを可能にする。これは、新しく建造されている又は一時的な道路に関連付けられた1以上の経路区間を特定するために、エネルギー消費データベースが更新されたが、それらの新しい又は一時的な道路のためのエネルギー消費の計測基準が未だ完全には更新されていない場合に有益である。
図6は、本開示の一態様による、エネルギー消費データベース内に記憶された経路区間の計測基準を更新するための方法80を示すフロー図である。この態様では、更新が、輸送体Vが目的地Dへ選択された経路Pを通過している間に、輸送体Vによって周期的に集められたデータ及び情報に基づく。これは、候補経路PC1…PCNを生成するために使用される計測基準が可能な限り正確であり、したがって、各経路区間Sを通過し終えるために必要とされるエネルギーの量の推定値が可能な限り正確であることを保証する助けとなる。
方法80は、輸送体が現在どれだけのエネルギーを残しているかを決定することによって開始する(ボックス82)。ガソリン又はジェット燃料などの、エネルギー源のための化石燃料に頼る輸送体Vに対して、これは、燃料タンク内に残っている燃料のガロン数を測定する既知のセンサを使用して実現され得る。電気輸送体Vに対して、これは、ワット‐アワー(Wh)でのバッテリの現在の容量を測定するように構成されたセンサを使用して実現され得る。本開示によれば、この決定は、輸送体Vが選択された経路Pを通過している間に周期的に生じる。しかし、この態様では、輸送体Vが、経路区間Sのうちの1以上に対する入口境界Bを横断するときは何時でも、どれだけのエネルギーを残しているかを決定する。
測定されるエネルギーの種類、又は残っているエネルギーの決定のための測定が行われる割合に関わらず、方法80は、輸送体Vのオペレータに残っているエネルギーの量の情報が与えられ得るように、測定結果の表示をディスプレイデバイス又は燃料ゲージに出力する(ボックス84)。その後、測定されたエネルギーの量に基づいて、方法80は、未だエネルギーの所定量を保存した状態で輸送体が目的地Dに到着することとなるか否かを推定する(ボックス86)。これは、選択された経路Pを通過している間に輸送体Vのエネルギー消費に影響を与える様々な要因のためである。特に、交通事故、天候状態、輸送体Vの速度、風の速度と方向、風の抗力などは、全て、輸送体Vのエネルギー消費に影響を与える。これらの要因は、動的であり、概して、経路Pの通過の開始前に計算デバイス10に知られていないので、本開示の態様は、これらの要因に関する移動中の輸送体のエネルギー資源の消費をモニタし、それに従ってその推定値を調整する。
方法80が、輸送体V内に現在残っているエネルギーの量が、保存されているエネルギーが所望の量未満の状態で輸送体が目的地Dに到着することを示すと判定するならば(ボックス88)、視覚的及び/又は聴覚的な表示などの警告が、オペレータに輸送体Vが予期されたよりも多くのエネルギーを消費していると注意するように示される(ボックス90)。更に、ある態様では、方法80が、輸送体Vが目的地Dへの代替的な経路Pを辿ること、及び/又は1以上の不必要なシステムがシャットダウンされ又は少なくとも短縮されること、を推奨することとなる(ボックス92)。
特に、一態様では、計算デバイス10が、輸送体V内の現在残っているエネルギーの量に基づいて、輸送体Vの現在の位置と目的地Dとの間の1以上の代替的な経路を生成する。その後、計算デバイス10は、それらの経路のグラフィカル表示を輸送体V内のディスプレイに出力し、オペレータにそれらの新しい経路のうちの1つPを選択するように促す。一旦、選択されると、輸送体Vは、その後、新しく選択された経路Pに沿って目的地Dへナビゲートすることができる。
別の一態様では、計算デバイス10が、代替的な経路を生成し、目的地D又は最も近い給油若しくは充電ステーションへの新しく生成された代替的な経路の通過を開始するために、輸送体Vを自律的に制御する。他の態様では、計算デバイス10が、エネルギー消費の速度を低減させるために輸送体Vの特徴の一部又は全部を自律的に制御し、又は輸送体のオペレータにそれらがシャットダウン又は短縮されることを推奨する。そのような制御手段は、空調ユニット、輸送体のラジオ若しくはディスプレイなどの音響及び/又は視覚的構成要素、モータなどの調節、並びに速度の低減を含むが、それらに限定されるものではない。しかし、制御の特定の方法又は種類及び量に関わらず、輸送体Vのエネルギー源の周期的なモニタリング及び新しい経路の生成は、輸送体がもはやエネルギーの所望の量が保存された状態で目的地Dに到着することができないと判定されたときに、必要に応じて、輸送体Vによるエネルギー消費の速度を低減させる助けとなる。
図7は、本開示の一態様による、エネルギーの所望の量を保存した状態で輸送体Vが目的地Dに到着しそうか否かを判定するための方法100を示すフロー図である。図7で見られるように、計算デバイス10は、選択された経路Pに沿った幾つかの中間位置において、1以上の要因に基づく中間的なエネルギーの計測基準を生成する(ボックス102)。そのような要因は、以下のものを含むが、それらに限定されるものではない。すなわち、
・ 輸送体Vによって既に消費された全てのエネルギーの量、
・ 中間位置から目的地Dに到着するために未だ輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値、
・ 中間位置へ移動する間に輸送体によって生成された全てのエネルギーの量、
・ 中間位置から目的地Dに到着する間に輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値、
・ 輸送体に関連付けられた風センサから受信したセンサデータに基づく風の抗力係数である。
その後、中間的なエネルギーの計測基準は、目的地Dに到着する際に輸送体が収容していることを必要とする保存エネルギーの量と比較される。中間的なエネルギーの計測基準が、輸送体Vの保存エネルギーの所定量以上であるならば、該プロセスは、将来のある時点において再び実行される。しかし、そうでないならば、計算デバイス10が、オペレータに警告を生成し(ボックス106)、選択された経路Pに対する変更を推奨し、且つ/又は以前に説明されたように1以上の不必要なシステムがシャットダウンされ又は短縮されることを推奨する(ボックス108)。
図8は、本開示の一態様による、輸送体Vが選択された経路を通過している間の情報を用いてエネルギー消費データベースを更新するための方法100を示すフロー図である。方法110は、輸送体Vが所与の経路区間Sに関連付けられた入口境界Bを横断したと判定した際に、輸送体Vが輸送体V内に残っているエネルギーの量を測定することによって開始する(ボックス112)。その後、輸送体Vが所与の経路区間Sに関連付けられた出口境界BEを横断したと判定した際に、輸送体Vは、輸送体V内に残っているエネルギーの量を測定する(ボックス114)。その後、所与の経路区間Sを通る輸送体Vの移動の時間と平均速度に同じく、所与の経路区間Sを通る移動の方向が決定される(ボックス116)。その後、計算デバイス10は、それらの値に基づいて所与の経路区間Sを通過し終えるために輸送体が使用したエネルギーの実際の量を計算し、エネルギー消費データベース内の所与の経路Sに対応する情報を更新する(ボックス120)。
図9は、本開示の一態様による、エネルギー消費データベースを更新するために使用される情報を処理するための方法130を示すフロー図である。そのような情報は、候補経路PC1…PCNを生成するために本開示の態様において利用される経路区間の計測基準を含むが、それに限定されるものではない。図9の態様では、所与の経路区間Sに対する平均エネルギー消費量の計測基準が、経路区間Sを移動する輸送体Vによって消費されたエネルギーの実際の量に基づいて更新される。
方法130は、所定の方向において所与の経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量が、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間Sに既に関連付けられた平均エネルギー消費量の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを、計算デバイス10が判定することによって開始する(ボックス132)。一態様では、この判定が、所与の経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を、所与の経路区間Sに既に関連付けられた平均エネルギー消費量の計測基準で割ること、及びその後、その結果の値を所定の閾値と比較することによって行われる(ボックス134)。その逸脱が所定の閾値以上でないならば、計算デバイス10は、所与の経路区間Sに関連付けられた経路区間の計測基準と輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を平均し、その平均された値を用いてエネルギー消費データベース内の所与の区間Sに対する平均エネルギー消費量の計測基準を更新する(ボックス136)。
方法130は、経路区間Sの平均エネルギー消費量の計測基準を正確な平均値で維持する。しかし、経路区間Sに沿って極端なイベントが与えられたとすると、この平均値を意図的にではなしに「破損」する可能性がある。特に、平均的な交通状態が与えられたとすると、経路区間Sを移動している輸送体Vのための実際のエネルギーの使用は、概して、比較的平均値に近いままである(すなわち、逸脱は所定の閾値未満である)。しかし、輸送体Vによって報告される実際のエネルギー消費の値が異常に高い状況が存在する。そのような状況の理由は様々であるが、異常に高い実際のエネルギー消費の値は、事故、チェックポイントの存在、道路上のデブリなどによる、経路区間S上での交通の減速などの、経路区間Sを移動している全ての輸送体Vのエネルギー消費に影響を与えることとなるイベントを反映している可能性がある。一方で、異常に高いエネルギー消費の値は、何らかの作業を実行するためにオペレータが輸送体Vを道路の側部で停止させる、オペレータが休憩施設に寄るときなどに、その輸送体Vのみに影響を与えるイベントを示し得る。
イベントの特定の種類に関わらず、報告された実際のエネルギー消費の値は、潜在的には、突然、平均エネルギー消費量の計測基準の値を高め得る「異常」値である。結局、この計測基準の値は、そのより正確な平均値に戻り得るが、それまで、平均エネルギー消費量の計測基準は、そうであるべき程に正確ではないかもしれない。したがって、そのような異常値が「本当の」平均エネルギー消費量の計測基準の値を突然高めることを妨げるために、本開示の一態様は、そのような「異常」値が報告される割合をモニタする。本開示によれば、異常値は、所定の期間内に十分に輸送体Vが「異常」な実際のエネルギー消費の値を報告しなければ、データベースを更新することにおいて使用されるために無効であると考えられる。
図9を参照すると、その後、逸脱が所定の閾値以上であるならば、それは、異常値が報告されたことを示し(ボックス134)、本開示の態様は、「異常」カウンターをインクリメントすることとなり(ボックス138)、そのインクリメントされた値を別のカウント閾値と比較する(ボックス140)。その比較が、カウンターがカウント閾値未満であると示すならば、方法130は、報告された異常値が、エネルギー消費データベースを更新することにおいて使用されるために潜在的に無効であると考える。これらの場合では、方法130が、データベースの更新に先立って、その代わりに、経路区間Sに対する次に報告される実際のエネルギー消費の値を待つ(ボックス142)。しかし、カウンターがカウント閾値以上であるならば(ボックス140)、本開示の態様は、異常値が有効であると考え、異常カウンターをリセットし(ボックス144)、エネルギー消費データベース内の所与の経路区間Sに関連付けられた平均エネルギー消費量の計測基準の値を、所与の経路区間Sを通過し終えるために輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を示す値で置き換える。
方法130は、平均エネルギー消費量の計測基準の値が、時期尚早に高められることを妨げる状況を示していることに留意されたい。しかし、当業者たちは、本開示の態様が、異なる所定閾値の比較を使用するにしても、平均エネルギー消費量の計測基準の値における時期尚早な減少を防ぐために類似の方法を使用することも理解すべきである。
更に、一態様では、「異常」カウンターが時間制限されている。すなわち、本開示の態様は、異常カウンターが1分などの予め規定された期間内に変化するか否かをタイマーに追跡させ続ける。異常カウンターがその期間にインクリメント又はデクリメントされなければ、方法130は、異常カウンターを0にリセットする。これは、異常なエネルギー消費の値が、経路区間Sを移動している輸送体のエネルギー消費に実際に影響を与えることとなる、交通事故などのイベントに応じて報告されるが、一時的に道路の側部に停止したかもしれない輸送体Vによっては報告されないことを保証する助けとなる。
更に、本開示はそれらに限定されないが、方法130は、ネットワークベースのコンピューターサーバデバイスによって有利に実施されることが示されている。この1つの理由は、ネットワークコンピュータサーバが、多くの輸送体Vから受信した実際のエネルギー消費の値を処理し平均化し、そのようにして、平均エネルギー消費量の計測基準の値をより正確に推測できるということである。
更に、方法130を実施するように構成された輸送体Vは、1回か又は2回だけ逸脱が所定の閾値以上である(ボックス134)経路を通過する可能性が高い。したがって、輸送体Vは、所与の経路区間Sに対して1回か又は2回だけ異常値を生成することとなり、これらの状況からもたらされる任意の時間制限のカウンター値は、カウント閾値が一度でも到達される前に「タイムアウト」する可能性が高い。この種類の状況が生じるときに、方法130は、経路区間Sに対する任意の異常値を無視することとなり、それは、平均エネルギー消費量の計測基準の値に対する推定値が低くなり過ぎるかもしれないことを意味する。しかし、多くの異なる輸送体Vのためにこの機能をサポートするネットワークベースのコンピュータサーバは、所与の期間に異なる輸送体Vから多くの異常値を受信し得る。したがって、ネットワークサーバにおいて実施されたときに、カウンター値/カウント閾値の比較は、方法130が輸送体Vにおいて実施されたならばそうなるよりも早く、平均エネルギー消費量の計測基準の値の置き換えをトリガし得る。ある場合では、輸送体ベースの方法130の実施は、平均エネルギー消費量の計測基準の値の置き換えを全くトリガしないかもしれない。
無論、当業者たちは、ネットワークベースのコンピュータサーバにおける実施に加えて又は代えて、輸送体V内で図9の方法130を実施することも可能であることを確実に理解することとなる。そのような輸送体ベースの実施では、置き換えステップ(ボックス146)が必要とされるときに生じることを保証するために、カウント閾値(ボックス140)が、適切なより低い値に低減され得る。代替的に、カウンター値をインクリメントすること(ボックス134)、カウンター値を閾値と比較すること(ボックス140)、及びカウンター値を0にリセットすること(ボックス144)は、省略され得る。
本開示のある態様では、計算デバイス10が、所与の領域に対する交通の流れのリアルタイムの推定値を提供する、交通の流れマップにもアクセスし得ることに留意されたい。そのような態様では、計算デバイス10が、この情報を有益に利用するように構成され得る。特に、本開示によれば、輸送体Vは、候補経路、代替的な経路、及び/又は輸送体Vがエネルギーの所定量を保存した状態で目的地Dに到着することができるか否か、を決定又は判定するときに、これらのマップ内の情報を利用するように構成されている。
図10A〜図10Bは、本開示の態様のそれぞれの実装アーキテクチャを示す機能ブロック図である。図10Aは、計算デバイス10が輸送体V内に実装される本開示の一態様を示している。図10Aで見られるように、計算デバイス10は、処理回路150、メモリ回路152、ユーザ入力/出力(I/O)インターフェース158、及び通信回路160を備える。
処理回路150は、1以上のバスを介して、メモリ回路152、ユーザI/O158、及び通信回路160と通信可能に接続されている。更に、処理回路150は、輸送体Vに関連付けられた1以上のセンサ170と通信可能に接続されている。そのようなセンサは、燃料センサ、バッテリセンサ、全地球測位衛星(GPS)回路、雨センサ、風センサなどを含むが、それらに限定されるものではない。動作では、センサ170が、処理回路150に、残っているエネルギーの量を測定し、天候状態を測定し、現在の位置を決定する、などのために使用される信号及びデータを提供する。
本開示の様々な態様によれば、処理回路150は、1以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ハードウェア回路、個別論理回路、ハードウェアレジスタ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はそれらの組み合わせを備える。そのような一態様では、処理回路150が、例えば、メモリ回路152内の機械可読コンピュータ制御プログラム154のような、記憶されたソフトウェア指示命令を実行することができるプログラム可能ハードウェアを含む。
より具体的には、処理回路150が、以前に説明されたように、本開示の態様による輸送体Vのエネルギー源を管理するために制御プログラム154を実行するように構成されている。そのような管理は、エネルギー消費サービスの初期化、出発地と目的地の決定、目的地に到着する際に残っているエネルギーの量の決定、エネルギー消費データベース内に記憶された経路区間Sの経路区間の計測基準に基づく1以上の候補経路PC1…PCNの生成、目的地Dへの所望の経路Pの選択、目的地Dへの移動中の輸送体Vによるエネルギー消費のモニタリング、及びそのモニタリングに基づくエネルギー消費データベース内に記憶された経路区間の計測基準の更新を含むが、それらに限定されるものではない。処理回路150は、エネルギー消費データベース内に記憶されたデータ及び情報に従ってこの機能性を実施するように構成されている。エネルギー消費データベースは、エネルギー消費データベース156としてメモリ回路152内に記憶され、エネルギー消費データベース192としてネットワーク内に記憶され、又はそれらの両方である。
ユーザI/O158は、ユーザが計算デバイス10と相互作用することを可能にするように構成された回路を備える。特に、ユーザI/O158を介して、輸送体Vのオペレータは、目的地Dを特定し、目的地Dへの経路Pを選択し、輸送体Vのエネルギー消費に関する聴覚的及び/又は視覚的な警告を計算デバイス10から受信することなどができる。ユーザI/Oは、様々な異なるデバイス及び/又は回路を備えることができる。しかし、一態様では、ユーザI/O158が、ユーザに視覚的な情報を提示するための液晶ディスプレイ(LCD)及び/又は発光ダイオード(LED)ディスプレイなどのディスプレイデバイス(158)、1以上のグラフィックスアダプタ、ディスプレイポート、ビデオバス、タッチスクリーン、グラフィカル処理ユニット(GPU)、並びにスピーカなどの音響出力デバイス、更には、ユーザから入力を受け付けるための回路及びデバイスを含むが、それらに限定されるものではない。そのような入力回路及びデバイスは、ポインティングデバイス(例えば、マウス、スタイラス、タッチパッド、トラックボール、ポインティングスティック、ジョイスティック)、(例えば、音声入力のための)マイクロフォン、及び/又は(例えば、テキスト入力のための)キーボードを含む。
本開示の特定の態様によれば、ユーザI/O158は、単一の物理的構成要素として、又は接触して又は分離して配置された複数の物理的構成要素として実装され得る。それらのうちの何れも任意の他のものと通信可能に接続され、又は処理回路150を介して任意の他の構成要素と通信することができる。
通信回路160は、通信ネットワーク180を介する、計算デバイス10と、1以上のセンサ170と、ネットワークサーバ190と、の間のデータ及び情報の通信を促進するように構成されている。本開示のある態様では、通信回路160が、エネルギー消費データベース192から情報を読み出しエネルギー消費データベース192へ情報を送るために、通信ネットワーク180を介して、ネットワークサーバ190へ通信信号を送りネットワークサーバ190から通信信号を受信するように構成されたトランシーバーを含む。
以前に述べられたように、計算デバイス10は、輸送体V内に実装される必要はない。本開示のある態様では、図10Bで見られるように、計算デバイス10は、ネットワークサーバ190によって実装されている。これらの態様では、輸送体Vは、ネットワーク180を介して計算デバイス10と通信する搭載型のコンピュータ162を含むことができる。特に、搭載型のコンピュータ162は、1以上のセンサ170からデータを受信し、そのデータを計算デバイス10に提供し、計算デバイス10から、以前に説明された1以上の候補経路、警告などの、情報及びデータを受信するように構成され得る。
図11は、本開示の一態様による、(例えば、メモリ回路152に記憶された制御プログラム154として)種々のハードウェアユニット及びソフトウェアモジュールに従って実装された、処理回路150を示している機能ブロック図である。図11で見られるように、処理回路150は、候補経路生成ユニット及び/又はモジュール150a、経路の計測基準計算ユニット及び/又はモジュール150b、経路選択ユニット及び/又はモジュール150c、エネルギー消費/測定ユニット及び/又はモジュール150d、エネルギー消費データベース保守ユニット及び/又はモジュール150e、並びに通信インターフェースユニット及び/又はモジュール150fを実装する。
候補経路生成ユニット及び/又はモジュール150aは、エネルギー消費データベース内に記憶された経路区間の計測基準のデータ及び情報に基づいて、輸送体Vがエネルギーの所定量を保存した状態で目的地に到着することができるように、1以上の候補経路PC1…PCNを生成するように構成されている。経路の計測基準計算ユニット及び/又はモジュール150bは、エネルギー消費データベース内の経路区間の計測基準に基づいて、候補経路の各々に対する全経路の計測基準を計算するように構成されている。経路選択ユニット及び/又はモジュール150cは、1以上の候補経路PC1…PCNから経路Pを選択するように構成されている。一態様では、経路Pが、輸送体Vのオペレータによって選択される。しかし、別の一態様では、デバイス10が輸送体Vのための経路Pを自律的に選択する。エネルギー消費/測定ユニット及び/又はモジュール150dは、選択された経路Pに沿って目的地Dへ移動している間の輸送体Vによるエネルギーの消費を測定するように構成されている。エネルギー消費データベース保守ユニット及び/又はモジュール150eは、エネルギー消費/測定ユニット及び/又はモジュール150dによって取得されたデータと情報を用いて、エネルギー消費データベースを更新するように構成されている。通信インターフェースユニット及び/又はモジュール150fは、1以上のセンサ170のみならず、エネルギー消費データベースと、データ及び情報を通信するように構成されている。
本開示の態様は、本明細書で説明されるように、上述の広い説明とは特定の詳細において異なるやり方で構成された様々なハードウェア構成を使用して実施される様々な方法及びプロセスを更に含む。例えば、上述された処理機能性のうちの1以上は、例えば、様々なアプローチに対する設計と費用のトレードオフ及び/又はシステムレベルの要件に応じて、プログラム指示命令を有するように構成されたマイクロプロセッサ以外の、専用ハードウェアを使用して実装され得る。
これまでの態様は、電気輸送体の文脈において本開示を説明していることに留意されたい。しかし、これは例示的な目的のためだけである。当業者たちは、本開示の態様が、他の種類の輸送体のエネルギー資源を管理するためにも適していることを確実に理解することになる。図12は、固定翼航空機200、無人及び/又は遠隔制御航空機210、化石燃料220を利用する自動車220、ヘリコプターなどの回転翼航空機230、ボートなどの水上艇240、及び潜水艦などの潜水可能な船250であるところの、そのような輸送体を示している。
更に、本開示の態様は、計算デバイス10が輸送体V内に実装されているように説明された。そのような態様では、計算デバイス10が、初期化に際して又は必要に応じての何れかで、ネットワーク180を介してエネルギー消費データベース内の情報の一部又は全部をダウンロードするように構成され得る。他の態様では、輸送体Vが、ピアツーピアネットワークを介して他の輸送体に関連付けられた他の計算デバイス10からエネルギー消費情報を取得するように構成され得る。この後者の態様は、本開示のネットワークベースのサーバインプランテーションと通信することができない、又は他の輸送体Vのデータを用いてエネルギー消費データベース内の情報を拡張しようと望む、輸送体Vにとって殊に有益である。
更に、本開示は以下の条項による実施例を含む。
条項1
輸送体のエネルギー源を管理するための方法であって、
エネルギー消費データベース内に記憶された1以上の経路区間であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間に基づいて、出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成すること、
前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成すること、
前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路を選択すること、
前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定すること、及び
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新することを含む、方法。
条項2
前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、
前記輸送体のために現在残っているエネルギーの量を周期的に決定すること、
輸送体のオペレータのために、前記現在残っているエネルギーの量のインジケータをディスプレイデバイスに出力すること、
前記現在残っているエネルギーの量に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるか否かを判定すること、及び
前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて、前記輸送体のオペレータに対する警告を生成することを更に含む、条項1に記載の方法。
条項3
前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定することが、
前記選択された経路に沿った中間位置において、前記輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地に到着するために前記輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成すること、
前記中間的なエネルギーの計測基準を前記エネルギーの所定量と比較すること、及び
前記比較の結果に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定することを含む、条項2に記載の方法。
条項4
前記中間的なエネルギーの計測基準を生成することが、前記中間位置へ移動する間に前記輸送体によって生成された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地へ移動する間に前記輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値とに基づいて、前記中間的なエネルギーの計測基準を生成することを更に含む、条項3に記載の方法。
条項5
前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記経路区間の入口境界、前記経路区間の出口境界、及び前記経路区間の移動の方向を更に特定する、条項1に記載の方法。
条項6
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を測定することが、
前記輸送体が前記所与の経路区間に関連付けられた前記入口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、
前記輸送体が前記所与の経路区間の前記出口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること、及び
前記測定されたエネルギーの量に基づいて、前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を計算することを含む、条項5に記載の方法。
条項7
前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記入口境界と前記出口境界との間の距離、前記所与の経路区間を通る移動の時間、及び前記所与の経路区間を通って移動する前記輸送体の平均速度を更に特定し、前記方法が、
前記入口境界と前記出口境界とに基づいて、前記所与の経路区間を通る前記移動の方向、
前記移動の時間、及び
前記入口境界と前記出口境界との間の前記移動の時間及び前記距離に基づいて、前記輸送体の前記平均速度、
を決定すること、並びに
前記決定された移動の方向、前記決定された移動の時間、及び前記輸送体の前記決定された平均速度に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新することを更に含む、条項5に記載の方法。
条項8
前記選択された経路を介して前記目的地へ前記輸送体をナビゲートすることを更に含む、条項1に記載の方法。
条項9
前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新することが、
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が、前記経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定すること、
前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が前記経路区間に対する前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したことに応じて、前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準と前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を平均すること、及び
前記輸送体によって必要とされた前記エネルギーの実際の量が前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したことに応じて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量で置き換えることを含む、条項1に記載の方法。
条項10
輸送体のためのエネルギー源を管理するように構成された計算デバイスであって、
1以上のデバイスとデータを通信するように構成された通信インターフェース、及び
処理回路を備え、前記処理回路が、
エネルギー消費データベース内に記憶された1以上の経路区間であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間に基づいて、出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成し、
前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成し、
前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路を選択し、
前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定し、
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新する、ように構成されている、計算デバイス。
条項11
前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記処理回路が、
前記輸送体のために現在残っているエネルギーの量を報告する周期的な信号をエネルギーセンサから受信し、
前記現在残っているエネルギーの量のインジケータを、前記輸送体に関連付けられたディスプレイデバイスに出力し、
前記現在残っているエネルギーの量に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定し、
前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて警告を生成する、ように更に構成されている、条項10に記載の計算デバイス。
条項12
前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定するために、前記処理回路が、
前記選択された経路に沿った中間位置において、前記輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地に到着するために前記輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成し、
前記中間的なエネルギーの計測基準を前記エネルギーの所定量と比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定する、ように更に構成されている、条項11に記載の計算デバイス。
条項13
前記中間的なエネルギーの計測基準を生成するために、前記処理回路が、前記中間位置へ移動する間に前記輸送体によって生成された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地へ移動する間に前記輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値とに基づいて、前記中間的なエネルギーの計測基準を生成するように更に構成されている、条項12に記載の計算デバイス。
条項14
前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記経路区間の入口境界、前記経路区間の出口境界、及び前記経路区間の移動の方向を更に特定する、条項10に記載の計算デバイス。
条項15
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を測定するために、前記処理回路が、
前記輸送体が前記所与の経路区間に関連付けられた前記入口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定し、
前記輸送体が前記所与の経路区間の前記出口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定し、
前記測定されたエネルギーの量に基づいて、前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を計算する、ように更に構成されている、条項14に記載の計算デバイス。
条項16
前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記入口境界と前記出口境界との間の距離、前記所与の経路区間を通る移動の時間、及び前記所与の経路区間を通って移動する前記輸送体の平均速度を更に特定し、前記処理回路が、
前記入口境界と前記出口境界とに基づいて、前記所与の経路区間を通る前記移動の方向、
前記所与の経路区間を通る前記移動の時間、及び
前記入口境界と前記出口境界との間の前記移動の時間及び前記距離に基づいて、前記所与の経路区間を通る前記輸送体の前記平均速度、
を決定し、
前記決定された移動の方向、前記決定された移動の時間、及び前記輸送体の前記決定された平均速度に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新する、ように更に構成されている、条項14に記載の計算デバイス。
条項17
前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新するために、前記処理回路が、
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が、前記経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定し、
前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が前記経路区間に対する前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したことに応じて、前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準と前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を平均し、
前記輸送体によって必要とされた前記エネルギーの実際の量が前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したことに応じて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量で置き換える、ように更に構成されている、条項10に記載の計算デバイス。
条項18
前記処理回路が、
時間制限のカウント閾値との比較に基づいて、前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を表す値が異常値であるか否かを判定し、
前記比較に基づいて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を、前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を表す値で置き換える、ように更に構成されている、条項17に記載の計算デバイス。
条項19
前記処理回路が、
前記輸送体に関連付けられた風センサから受信したセンサデータに基づいて風の抗力係数を計算し、
前記輸送体の速度及び移動の方向を決定し、
前記風の抗力係数、前記輸送体の前記速度、及び前記輸送体の前記移動の方向に更に基づいて、前記全経路の計測基準を生成する、ように更に構成されている、条項10に記載の計算デバイス。
条項20
輸送体のプログラム可能計算デバイスを制御するためのコンピュータプログラム製品を記憶した非一過性のコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラム製品がソフトウェア指示命令を含み、前記ソフトウェア指示命令が、前記プログラム可能計算デバイスの処理回路で実行されたときに、前記処理回路に、
エネルギー消費データベース内に記憶された1以上の経路区間であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間に基づいて、出発地と目的地との間の1以上の候補経路を生成させ、
前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成させ、
前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路を選択させ、
前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定させ、
前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新させる、コンピュータ可読媒体。
上述の説明及び添付の図面は、本明細書で教示された方法と装置の非限定的な実施例を表す。そのようにして、本開示の態様は、上述の説明及び添付の図面によって限定されない。その代わりに、本開示の態様は、下記の特許請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ限定される。

Claims (15)

  1. 輸送体(V)のエネルギー源を管理するための方法(40)であって、
    エネルギー消費データベース(192)内に記憶された1以上の経路区間(S)であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間(S)に基づいて、出発地(O)と目的地(D)との間の1以上の候補経路(PC1…PCN)を生成すること(46)、
    前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成すること(48)、
    前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路を選択すること(50)、
    前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定すること(52)、及び
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新すること(54)を含む、方法。
  2. 前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、
    前記輸送体のために現在残っているエネルギーの量を周期的に決定すること(82)、
    輸送体のオペレータのために、前記現在残っているエネルギーの量のインジケータをディスプレイデバイスに出力すること(84)、
    前記現在残っているエネルギーの量に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるか否かを判定すること(86)、及び
    前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて、前記輸送体のオペレータに対する警告を生成すること(90)を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定することが、
    前記選択された経路に沿った中間位置において、前記輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地に到着するために前記輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成すること(102)、
    前記中間的なエネルギーの計測基準を前記エネルギーの所定量と比較すること(104)、及び
    前記比較の結果に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記中間的なエネルギーの計測基準を生成すること(102)が、前記中間位置へ移動する間に前記輸送体によって生成された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地へ移動する間に前記輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値とに基づいて、前記中間的なエネルギーの計測基準を生成することを更に含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記経路区間の入口境界(B)、前記経路区間の出口境界(B)、及び前記経路区間の移動の方向を更に特定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を測定することが、
    前記輸送体が前記所与の経路区間に関連付けられた前記入口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること(112)、
    前記輸送体が前記所与の経路区間の前記出口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定すること(114)、及び
    前記測定されたエネルギーの量に基づいて、前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を計算すること(118)を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記入口境界と前記出口境界との間の距離、前記所与の経路区間を通る移動の時間、及び前記所与の経路区間を通って移動する前記輸送体の平均速度を更に特定し、前記方法が、
    前記入口境界と前記出口境界とに基づいて、前記所与の経路区間を通る前記移動の方向、
    前記移動の時間、及び
    前記入口境界と前記出口境界との間の前記移動の時間及び前記距離に基づいて、前記輸送体の前記平均速度、
    を決定すること(116)、並びに
    前記決定された移動の方向、前記決定された移動の時間、及び前記輸送体の前記決定された平均速度に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新すること(120)を更に含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新することが、
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が、前記経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定すること(132)、
    前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が前記経路区間に対する前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したこと(134)に応じて、前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準と前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を平均すること(136)、及び
    前記輸送体によって必要とされた前記エネルギーの実際の量が前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したこと(134)に応じて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量で置き換えること(146)を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 輸送体(V)のためのエネルギー源を管理するように構成された計算デバイス(10)であって、
    1以上のデバイスとデータを通信するように構成された通信インターフェース(160)、及び
    処理回路(150)を備え、前記処理回路が、
    エネルギー消費データベース(156)(192)内に記憶された1以上の経路区間(S)であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体(V)によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間(S)に基づいて、出発地(O)と目的地(D)との間の1以上の候補経路(PC1…PCN)を生成し、
    前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成し、
    前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路(P)を選択し、
    前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定し、
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新する、ように構成されている、計算デバイス。
  10. 前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記処理回路が、
    前記輸送体のために現在残っているエネルギーの量を報告する周期的な信号をエネルギーセンサ(170)から受信し、
    前記現在残っているエネルギーの量のインジケータを、前記輸送体に関連付けられたディスプレイデバイス(158)に出力し、
    前記現在残っているエネルギーの量に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定し、
    前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量未満になると判定したことに応じて警告を生成する、ように更に構成され、
    前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定するために、前記処理回路が、
    前記選択された経路に沿った中間位置において、前記輸送体によって既に消費された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地に到着するために前記輸送体が必要とするエネルギーの量の推定値とに基づいて中間的なエネルギーの計測基準を生成し、
    前記中間的なエネルギーの計測基準を前記エネルギーの所定量と比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っている前記エネルギーの量が前記エネルギーの所定量以上になるか否かを判定する、ように更に構成されており、
    前記中間的なエネルギーの計測基準を生成するために、前記処理回路が、前記中間位置へ移動する間に前記輸送体によって生成された全てのエネルギーの量と前記中間位置から前記目的地へ移動する間に前記輸送体が生成することとなるエネルギーの量の推定値とに基づいて、前記中間的なエネルギーの計測基準を生成するように更に構成されている、請求項9に記載の計算デバイス。
  11. 前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記経路区間の入口境界(B)、前記経路区間の出口境界(B)、及び前記経路区間の移動の方向を更に特定し、
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を測定するために、前記処理回路が、
    前記輸送体が前記所与の経路区間に関連付けられた前記入口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定し、
    前記輸送体が前記所与の経路区間の前記出口境界を横断したと判定したことに応じて、前記輸送体内に残っているエネルギーの量を測定し、
    前記測定されたエネルギーの量に基づいて、前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を計算する、ように更に構成されている、請求項9又は10に記載の計算デバイス。
  12. 前記エネルギー消費データベース内の各経路区間に対する前記経路区間の計測基準が、前記入口境界と前記出口境界との間の距離、前記所与の経路区間を通る移動の時間、及び前記所与の経路区間を通って移動する前記輸送体の平均速度を更に特定し、前記処理回路が、
    前記入口境界と前記出口境界とに基づいて、前記所与の経路区間を通る前記移動の方向、
    前記所与の経路区間を通る前記移動の時間、及び
    前記入口境界と前記出口境界との間の前記移動の時間及び前記距離に基づいて、前記所与の経路区間を通る前記輸送体の前記平均速度、
    を決定し、
    前記決定された移動の方向、前記決定された移動の時間、及び前記輸送体の前記決定された平均速度に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新する、ように更に構成されている、請求項11に記載の計算デバイス。
  13. 前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新するために、前記処理回路が、
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が、前記経路区間の計測基準から所定量だけ又は所定量を超えて逸脱するか否かを判定し、
    前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量が前記経路区間に対する前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱しないと判定したことに応じて、前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準と前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を平均し、
    前記輸送体によって必要とされた前記エネルギーの実際の量が前記経路区間の計測基準から所定の閾値だけ又は所定の閾値を超えて逸脱すると判定したことに応じて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量で置き換える、ように更に構成されており、
    前記処理回路が、
    時間制限のカウント閾値との比較に基づいて、前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を表す値が異常値であるか否かを判定し、
    前記比較に基づいて、前記経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を、前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量を表す値で置き換える、ように更に構成されている、請求項9から12のいずれか一項に記載の計算デバイス。
  14. 前記処理回路が、
    前記輸送体に関連付けられた風センサから受信したセンサデータに基づいて風の抗力係数を計算し、
    前記輸送体の速度及び移動の方向を決定し、
    前記風の抗力係数、前記輸送体の前記速度、及び前記輸送体の前記移動の方向に更に基づいて、前記全経路の計測基準を生成する、ように更に構成されている、請求項9から13のいずれか一項に記載の計算デバイス。
  15. 輸送体(V)のプログラム可能計算デバイスを制御するためのコンピュータプログラム製品(154)を記憶した非一過性のコンピュータ可読媒体(152)(190)であって、前記コンピュータプログラム製品がソフトウェア指示命令を含み、前記ソフトウェア指示命令が、前記プログラム可能計算デバイスの処理回路(150)で実行されたときに、前記処理回路に、
    エネルギー消費データベース(156)(192)内に記憶された1以上の経路区間(S)であって、各経路区間が所定の方向において前記経路区間を通過し終えるために輸送体(V)によって必要とされるエネルギーの平均量を特定する関連付けられた経路区間の計測基準を有する、1以上の経路区間(S)に基づいて、出発地(O)と目的地(D)との間の1以上の候補経路(PC1…PCN)を生成させ、
    前記1以上の候補経路の各々に対して、前記候補経路の各経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準に基づいて、全経路の計測基準であって、前記所定の方向において前記候補経路を通過し終えるために前記輸送体によって必要とされる前記エネルギーの平均量を特定する、全経路の計測基準を生成させ、
    前記全経路の計測基準に基づいて、前記目的地に到着する際に前記輸送体内に残っているエネルギーの量がエネルギーの所定量以上になるように、前記1以上の候補経路から1つの経路(P)を選択させ、
    前記輸送体が前記選択された経路を通過する間に、前記所定の方向において所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用されたエネルギーの実際の量を測定させ、
    前記所定の方向において前記所与の経路区間を通過し終えるために前記輸送体によって使用された前記エネルギーの実際の量に基づいて、前記エネルギー消費データベース内の前記所与の経路区間に関連付けられた前記経路区間の計測基準を更新させる、コンピュータ可読媒体。
JP2018155952A 2017-08-25 2018-08-23 輸送体のエネルギー管理のためのシステム及び方法 Active JP7241488B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/686,205 2017-08-25
US15/686,205 US10571287B2 (en) 2017-08-25 2017-08-25 System and method for vehicle energy management

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019082992A true JP2019082992A (ja) 2019-05-30
JP7241488B2 JP7241488B2 (ja) 2023-03-17

Family

ID=62904378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018155952A Active JP7241488B2 (ja) 2017-08-25 2018-08-23 輸送体のエネルギー管理のためのシステム及び方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10571287B2 (ja)
EP (1) EP3446915A1 (ja)
JP (1) JP7241488B2 (ja)
CN (1) CN109421698A (ja)
CA (1) CA3011316C (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10571287B2 (en) * 2017-08-25 2020-02-25 The Boeing Company System and method for vehicle energy management
US11410243B2 (en) * 2019-01-08 2022-08-09 Clover Health Segmented actuarial modeling
CN109859529B (zh) * 2019-04-16 2023-01-10 河北工业大学 一种安全通过高速公路出口的驾驶优化***及方法
CN110031016B (zh) * 2019-04-26 2023-01-06 腾讯科技(深圳)有限公司 路线规划方法、装置、电子设备及存储介质
CN111002975B (zh) * 2019-12-27 2022-02-08 延锋汽车饰件***有限公司 车辆能量管理方法、***、电子设备和存储介质
DE102020101980A1 (de) * 2020-01-28 2021-07-29 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Bestimmen einer Fahrtroute für ein batteriebetriebenes Fahrzeug
US11486710B2 (en) 2020-04-06 2022-11-01 The Boeing Company System and method for determining a three-dimensional travel path for a vehicle
CN112092817B (zh) * 2020-09-23 2022-03-18 广州小鹏汽车科技有限公司 一种车辆的能耗分析方法、装置和车辆
US11814032B2 (en) 2020-12-08 2023-11-14 Ford Global Technologies, Llc Electrified vehicle control with dynamic segment-based distance-to-empty (DTE)
US11555710B2 (en) * 2021-04-15 2023-01-17 GM Global Technology Operations LLC Secure eco-routing with databases under homomorphic encryption
CN113591221B (zh) * 2021-08-04 2023-07-04 中公高远(北京)汽车检测技术有限公司 一种检测车辆能量消耗变化的方法及***
CN113619602B (zh) * 2021-08-20 2023-03-10 华为技术有限公司 引导车辆行驶的方法及相关***、存储介质
CN114328622A (zh) * 2021-12-28 2022-04-12 成都路行通信息技术有限公司 一种大数据流式计算的数据异常捕获实时处理方法及***

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282569A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Williams Internatl Co Llc ハイブリッド電気車両エネルギー管理装置
JP2006115623A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Fuji Heavy Ind Ltd 走行可能距離推定システム
JP2011022136A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Celadon Applications Llc 車両のレンジファインダ
WO2012035847A1 (ja) * 2010-09-17 2012-03-22 パイオニア株式会社 走行距離推定装置、走行距離推定方法、走行距離推定プログラムおよび記録媒体
JP2012095377A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Sharp Corp 電気自動車充電制御装置および同方法並びに同装置を搭載した電気自動車
JP2012211888A (ja) * 2011-12-08 2012-11-01 Pioneer Electronic Corp 表示制御装置、表示制御方法およびサーバ
JP2012255757A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Clarion Co Ltd エネルギー消費量計算装置とそのエネルギー消費量計算方法
JP2013015462A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
WO2013132593A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 トヨタ自動車 株式会社 移動情報処理装置及び移動情報処理方法及び運転支援システム
JP2013185977A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行可能範囲算出装置、方法、およびプログラム
JP2016049922A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 三菱電機株式会社 車両用エネルギーマネジメント装置
JP2018097578A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 Kddi株式会社 飛行装置、飛行制御装置及び飛行制御方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5029494B2 (ja) * 2008-05-27 2012-09-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 走行エネルギー学習装置、方法およびプログラム
US20100094496A1 (en) * 2008-09-19 2010-04-15 Barak Hershkovitz System and Method for Operating an Electric Vehicle
JP4876159B2 (ja) * 2009-09-04 2012-02-15 クラリオン株式会社 カーナビゲーションシステム
US8942919B2 (en) * 2010-10-27 2015-01-27 Honda Motor Co., Ltd. BEV routing system and method
DE102011104153A1 (de) * 2011-06-14 2012-12-20 Continental Automotive Gmbh Verfahren zur Anzeige der Reichweite eines Fahrzeugs mit Elektroantrieb und Anzeigeeinrichtung
CA2843192C (en) * 2011-07-27 2021-03-23 Intelligent Mechatronic Systems Inc. Selective vehicle tracking and vehicle routing
KR101317138B1 (ko) * 2011-12-09 2013-10-18 기아자동차주식회사 전기자동차의 에코 드라이빙 시스템 및 그 방법
CN104145224B (zh) * 2012-01-09 2016-08-24 爱尔比奎特公司 电动车辆充电网络服务方法
US8706416B2 (en) * 2012-04-03 2014-04-22 Ford Global Technologies, Llc System and method for determining a vehicle route
WO2015051289A1 (en) * 2013-10-04 2015-04-09 GM Global Technology Operations LLC System and method for vehicle energy estimation, adaptive control and routing
US9404761B2 (en) * 2014-05-30 2016-08-02 Nissan North America, Inc. Autonomous vehicle lane routing and navigation
US20150345967A1 (en) * 2014-06-03 2015-12-03 Nissan North America, Inc. Probabilistic autonomous vehicle routing and navigation
US20150345971A1 (en) * 2014-06-03 2015-12-03 Nissan North America, Inc. Synchronously updated vehicle transportation network information for autonomous vehicle routing and navigation
US9476719B2 (en) 2014-08-29 2016-10-25 Ford Global Technologies, Llc Route-based distance to empty calculation for a vehicle
EP3104122A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-14 Ecole Nationale de l'Aviation Civile Energy management system for vehicles
WO2017017494A1 (en) * 2015-07-28 2017-02-02 Volvo Truck Corporation Method and device for eco driving assistance
US9778660B2 (en) * 2015-09-16 2017-10-03 Qualcomm Incorporated Unmanned aerial vehicle low-power operation
US10976178B2 (en) * 2015-09-24 2021-04-13 Apple Inc. Systems and methods for generating an interactive user interface
DE102016212071B4 (de) * 2016-07-04 2019-02-14 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines elektrisch angetriebenen oder auch elektrisch antreibbaren Fahrzeugs sowie Fahrzeug
US10216190B2 (en) * 2016-09-20 2019-02-26 International Business Machines Corporation Managing autonomous vehicles needing energy replenishment
US10571287B2 (en) * 2017-08-25 2020-02-25 The Boeing Company System and method for vehicle energy management

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005282569A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Williams Internatl Co Llc ハイブリッド電気車両エネルギー管理装置
JP2006115623A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Fuji Heavy Ind Ltd 走行可能距離推定システム
JP2011022136A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Celadon Applications Llc 車両のレンジファインダ
WO2012035847A1 (ja) * 2010-09-17 2012-03-22 パイオニア株式会社 走行距離推定装置、走行距離推定方法、走行距離推定プログラムおよび記録媒体
JP2012095377A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Sharp Corp 電気自動車充電制御装置および同方法並びに同装置を搭載した電気自動車
JP2012255757A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Clarion Co Ltd エネルギー消費量計算装置とそのエネルギー消費量計算方法
JP2013015462A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
JP2012211888A (ja) * 2011-12-08 2012-11-01 Pioneer Electronic Corp 表示制御装置、表示制御方法およびサーバ
WO2013132593A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 トヨタ自動車 株式会社 移動情報処理装置及び移動情報処理方法及び運転支援システム
JP2013185977A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行可能範囲算出装置、方法、およびプログラム
JP2016049922A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 三菱電機株式会社 車両用エネルギーマネジメント装置
JP2018097578A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 Kddi株式会社 飛行装置、飛行制御装置及び飛行制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20190063937A1 (en) 2019-02-28
JP7241488B2 (ja) 2023-03-17
EP3446915A1 (en) 2019-02-27
CA3011316C (en) 2023-09-26
CA3011316A1 (en) 2019-02-25
US10571287B2 (en) 2020-02-25
CN109421698A (zh) 2019-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7241488B2 (ja) 輸送体のエネルギー管理のためのシステム及び方法
CN110418940B (zh) 用于预测车辆的未来驾驶条件的方法
JP5454537B2 (ja) 電動車両の充電制御システム
CN111439250B (zh) 用于在路况变化的情况下辅助车辆的技术
CN110816549B (zh) 能源管理装置、模型管理方法以及计算机程序
EP2820381B1 (en) Fuel consumption calculations and warnings
US11756341B2 (en) Systems and methods for providing predictive distance-to-empty for vehicles
CN105050878B (zh) 预测车辆的能量消耗
CN112020687A (zh) 自主驾驶交通工具的电力管理、动态路线规划及存储器管理
US10859391B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for predicting range of an electric vehicle
US20220097557A1 (en) Information provision service system for electric vehicle using vehicle sensors
CN109685406B (zh) 高能效的寄件递送
US20230202519A1 (en) Route optimization for autonomous driving systems
CN103646561A (zh) 基于道路异常区域评估的路径选择方法及***
US20230194281A1 (en) Energy consumption prediction for machine
US10803657B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for dynamic flight range visualization
WO2021198791A1 (en) Vehicle efficiency prediction and control
US20230196846A1 (en) Machine and battery system prognostics
US11697432B2 (en) Method, apparatus and computer program product for creating hazard probability boundaries with confidence bands
CN118228851A (zh) 车辆消耗电量的预测方法、电子设备、介质和车辆
JP2022108127A (ja) 太陽電池を搭載した移動体の移動可能距離を提供するシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7241488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150