JP2019079143A - 情報公開装置,情報公開システム,情報公開方法,情報公開プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバー装置に投稿された画像の公開を行う情報公開装置を提供する。【解決手段】通信部12と、情報処理部14と、情報記録部15と、端末情報データベース部16と、アップロードされた情報データの所定の情報を認識する情報認識部11aと、認識された所定の情報と端末情報データベース部の蓄積データとを比較し情報データの所定の情報が固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定部11bとを含む制御部11と、電子的な情報を含む通知手段を作成する通知作成部とを備え、アップロードされた情報データに所定の情報が認識されかつその所定の情報が固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定された場合には、通知作成部はアップロードされた情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成し、制御部は通知手段を特定の端末装置へと伝送する。【選択図】図1

Description

この発明は、個人情報を含む画像や文書等の各種の情報を公開する情報公開装置,情報公開システム,情報公開方法,情報公開プログラムに関するものである。
近年、端末装置に保存された画像や文書等の各種の情報を、ネットワークを介して当該端末装置からサーバー装置へと送信(アップロード)し、当該サーバー装置に蓄積すると共に、同サーバー装置に蓄積されたこれらの各種情報を同ネットワークに接続された端末装置を用いて遠隔地から容易に閲覧したり編集したりすることができるように構成され、当該各種情報を公開し共有化することができる情報公開システムが実用化されている。
例えば、電話回線網や専用回線網若しくはインターネット等の既存のコンピュータネットワーク上のサーバー装置に蓄積された画像や文書情報等を公開し、所定のコミュニティ内で社会的ネットワーク(social network)を構築するソーシャルネットワーキングサービス(social networking service;SNS)等が、近年広く普及している。
この種の情報公開システムにおいては、ネットワークに接続された端末装置を用いて、同ネットワーク上のサーバー装置に向けて画像等の各種情報を送信(アップロード)して、当該サーバー装置に蓄積記録させることにより、誰もが容易にそれらの各種情報を公開することができるように構成されている。
また、従来の情報公開システムでは、ユーザー登録を行うことによって、特定のサーバー装置へのアクセスを制限し、認証されたユーザーのみが各種情報を公開したり、共有することができるように構成されているものがある。
このような情報公開システムを用いて公開される各種情報には、個人を特定する個人情報等が含まれている場合がある。このような場合、ユーザーによっては、自己の個人情報、例えば画像中に写った自分の顔等は公開したくないという要望がある。
そこで、ユーザーが自己の個人情報の公開を希望しない場合には、自己の個人情報を非公開とする設定を行うことができるようにした情報公開システムが、例えば特開2011−180900号公報等によって提案されている。
上記特開2011−180900号公報等によって開示されている情報公開システムは、画像や文章等のコンテンツが個人情報を含む場合に、本人が自分の個人情報の隠し方を選択するために、ユーザーが隠したい所望の情報を指定し、その旨を要求する指示を出すと、これに応じて個人情報に対して情報変換処理を行うというものである。
特開2011−180900号公報
ところが、上記特開2011−180900号公報等によって開示されている従来の情報公開システムにおいては、本人がサーバー装置に蓄積されている情報を全て把握すると共に、隠したい所望の情報を指示する必要があるので煩雑である。したがって、例えば、多数の登録ユーザーによって随時公開される膨大な各種情報について、一ユーザーが自己に関する全ての情報を把握すると共に、それらの情報を管理することは困難であるという問題点がある。
ところで、肖像権等の個人的権利が侵されること等を鑑みて本人の意志に反する画像のアップロードが忌避される場合、その行為が何故、嫌であるかの切り分けが重要である。なぜなら、この点を明確にしないと、画像の公開という行為は制限される一方であって、画像をアップロードするモチベーションやその画像を撮る意味自体の問題にまで発展し、画像を介した分かりやすい状況説明や健全な情報交換までもが阻害される可能性がある。
したがって、公開したくない状況をきめ細かく把握すると共に、その要因を取り除く工夫をいかに行うかという点が、今後の画像コミュニケーションを進展していく上で重要な考慮点となると考えられる。
また、一緒に写っている人に迷惑がかかると考えて、一緒に写っている人についての特定性、視認性が低下される工夫がなされてさえおれば、画像のアップロードを了承することができるといった状況なども考えられる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、公開することを目的としてサーバー装置に投稿された情報(投稿画像データ等)について、所定の個人情報(顔画像等)が含まれている場合には、当該投稿情報(投稿画像データ)の公開の条件を設定することができるようにし、肖像権等の個人的権利を考慮した情報(画像)公開を行うことのできる情報公開装置,情報公開システム,情報公開方法,情報公開プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の情報公開装置は、複数の端末装置との間でネットワークを介して接続され、上記複数の端末装置からアップロードされる複数の情報データを記録し蓄積すると共に、これら複数の情報データを所定の条件に基づいて公開する情報公開装置において、上記複数の端末装置との間でネットワークを介して情報データの送受信を行う通信部と、上記情報データに関する各種の情報処理を行う情報処理部と、上記ネットワークを介して上記端末装置からアップロードされ公開を許可された複数の情報データを記録し蓄積する情報記録部と、複数の端末装置に関する複数の固有データを記録し蓄積した端末情報データベース部と、上記ネットワークを介して上記端末装置からアップロードされた情報データの中から所定の情報を認識する情報認識部と、上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と上記端末情報データベース部に蓄積されている上記複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定部と、を含む制御部と、上記複数の端末装置に対して上記通信部及び上記ネットワークを介して電子的な情報を伝達するための通知手段を作成する通知作成部と、を具備し、上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、上記通知作成部は、上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成し、上記制御部は、上記通知手段を上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する。
本発明の一態様の情報公開システムは、複数の端末装置と、ネットワークと、上記情報公開装置と、を具備している。
本発明の一態様の情報公開システムの情報公開方法は、複数の端末装置からネットワークを介して伝送された情報データを情報公開装置が受信する通信動作と、上記通信動作において受信された上記情報データの中から所定の情報を認識する情報認識動作と、上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と、端末情報データベース部に蓄積されている複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定動作と、上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成する通知作成動作と、作成された上記通知手段を、上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する通知伝送動作と、上記通知手段が伝送された上記特定の端末装置からの指示信号を受信する指示受信動作と、上記指示受信動作において受信した上記指示信号の内容に応じて、上記情報データに対して所定の情報処理を施す情報処理動作と、上記情報処理動作において処理済みの情報データを記録する記録動作と、を含む。
本発明の一態様の情報公開システムの情報公開方法をコンピュータに実行させるための情報公開システムの情報公開プログラムは、複数の端末装置からネットワークを介して伝送された情報データを情報公開装置が受信する通信ステップと、上記通信ステップにおいて受信された上記情報データの中から所定の情報を認識する情報認識ステップと、上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と、端末情報データベース部に蓄積されている複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定ステップと、上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成する通知作成ステップと、作成された上記通知手段を、上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する通知伝送ステップと、上記通知手段が伝送された上記特定の端末装置からの指示信号を受信する指示受信ステップと、上記指示受信ステップにおいて受信した上記指示信号の内容に応じて、上記情報データに対して所定の情報処理を施す情報処理ステップと、上記情報処理ステップにおいて処理済みの情報データを記録する記録ステップと、を含む。
本発明によれば、公開することを目的としてサーバー装置に投稿された情報(投稿画像データ等)について、所定の個人情報(顔画像等)が含まれている場合には、当該投稿情報(投稿画像データ)の公開を制限することができるようにし、肖像権等の個人的権利を考慮した情報(画像)公開を行うことのできる情報公開装置,情報公開システム,情報公開方法,情報公開プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の情報公開装置を含む情報公開システムの全体的な構成を概略的に示すブロック構成図 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置側の作用を示すフローチャート 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成する所定の画像投稿画面データの例示 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成するメール送信確認用表示画面データの例示 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成する画像公開問い合わせメールの例示 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成する画像公開問い合わせ結果通知メールの例示 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるユーザー端末装置のメール送受信関連の作用を主に示すフローチャート 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置の画像公開問い合わせメールに対応する際の作用を主に示すフローチャート 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成する画像公開問い合わせメールの別の異なる例示 本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置が作成する再度の画像公開問い合わせメールの例示
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識できる程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
[一実施形態]
本発明の一実施形態の情報公開装置は、複数の端末装置との間でネットワークを介して接続され、これら複数の端末装置から送信(アップロード)される複数の情報データを記録し蓄積すると共に、当該複数の情報データを所定の条件に基づいて公開する情報公開装置である。
まず、本発明の一実施形態の情報公開装置を含む情報公開システムの概略を以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態の情報公開装置を含む情報公開システムの全体的な構成を概略的に示すブロック構成図である。
本実施形態の情報公開システム(図1の符号1参照)は、主に画像情報及び当該画像情報に関連するテキスト情報等を扱う画像公開システム1である。
この画像公開システム1によって扱われる画像情報は、主に当該システムの利用者(以下、ユーザーという)によって取得された画像情報であって、各ユーザーがネットワーク70を介して本画像公開システム1の画像公開装置であり情報公開装置であるサーバー装置10に対してアップロードした画像情報(画像データ)である。
本実施形態の画像公開システム1は、画像公開装置であるサーバー装置10と、複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)と、ネットワーク70等によって主に構成されている。
サーバー装置10と複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)との間は、それぞれ各種の情報データの送受信を行ない得るようにネットワーク70を介して電気的に接続されている。
ここで、ネットワーク70は、複数のコンピュータを接続するための通信網である。ネットワーク70としては、具体的には例えば電話回線網や専用回線網若しくはインターネット等の既存のコンピュータネットワークが利用される。
サーバー装置10は、ネットワーク70上に接続され、画像情報や文書情報等の各種の情報を蓄積記録した記録装置を含む大型コンピュータである。
複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)は、それぞれが、画像情報や文書情報等の各種情報データを扱うことのできる小型コンピュータである。複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)は、具体的には、例えばデスクトップタイプやノートタイプ又はタブレットタイプ等各種の小型パーソナルコンピュータ(いわゆる小型PC)等のほか、スマートホン等の携帯型通信端末機器、或いはデジタルカメラやゲーム機器等の携帯型小型電子機器等であって、ネットワーク70への接続を行ってデータ通信を行うことのできる通信機能を備えた既存の電子機器を適用することができる。
これら複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)は、ネットワーク70を介してサーバー装置10と接続されている。これにより、複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)は、ネットワーク70を介して各種の情報データをサーバー装置10との間で送受信することができる。
なお、図1においては、複数のユーザー端末装置として、符号20a,20b,20c及び符号20xとして示している。また、図示されている以外にも、同様のユーザー端末装置がネットワーク70を介してサーバー装置10に接続することができる。
複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)は、ネットワーク70を介してサーバー装置10と接続するために、それぞれに通信部21を有して構成されている。なお、図1において通信部21は、ユーザー端末装置20xにのみ図示し、他のユーザー端末装置20a,20b,20cでは図示を省略しているが、全てのユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)において、その構成は略同様である。
上述したように、複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)としては、通信部21を備えている既存の電子機器を広く適用することができる。したがって、その詳細な構成についての図示及び説明は省略する。
なお、適用し得る既存の電子機器としては、上記通信部21のほか、各種のコンピュータ用プログラムを実行する制御部や、各種の情報を視認可能に表示する表示部,各種の情報データを記憶する記憶部等の構成部を備えているものが望ましい。さらに、撮像機能を備えているものであれば、なおよい。また、撮像機能を備えていない場合には、例えば外部周辺機器(例えばデジタルカメラ等;不図示)との接続によって画像データ等の各種の情報データ等を外部より取り込むことができる機能を有しているものであってもよい。
画像公開装置であるサーバー装置10は、制御部11と、通信部12と、一時記憶部13と、情報処理部(画像処理部)14と、情報記録部(画像記録部)15と、登録情報データベース(Data Base;DBと略記する場合もある;端末情報データベース)16と、メール作成部(通知作成部)17と、要求対応データベース19等を、少なくとも有して構成されている。
制御部11は、当該サーバー装置10の全体を統括的に制御する制御回路である。制御部11は、情報認識部である顔認識部11aと、比較判定部11bと、画像公開部11cと、ユーザー登録処理部11dと、条件反映部11e等の回路部を有して構成されている。
このうち、顔認識部11aは、例えばサーバー装置10にアップロードされた画像データを対象としてデータ分析を行って、当該画像データにより表示される画像内に、例えば顔部分を抽出するコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部である。なお、顔認識部11aが認識する「顔」は、人間の顔に限られることはなく、例えば犬猫等のペット動物等の顔を含めてもよい。
比較判定部11bは、上記顔認識部11aによって抽出された顔画像と、後述する登録情報データベース16内に予め記録されている登録ユーザーの顔画像データベースとを比較して、一致する顔画像を識別する(マッチング処理する)コンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部である。
上記顔認識部11aと上記比較判定部11bとによって、いわゆる顔認識システム(Facial Recognition System)が構成されている。この顔認識システムは、登録ユーザー(人物)を自動的に識別するためのコンピュータ用プログラム(アプリケーション)である。
画像公開部11cは、登録ユーザーによってサーバー装置10にアップロードされた画像データについて、当該画像が公開されるための所定の条件(例えば写っている人の許可等;詳細は後述する)を調査し、当該画像公開条件がクリアされている場合には、画像の公開を許可する旨の情報を付加する等の処理を行うコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部である。
ユーザー登録処理部11dは、ユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)からの操作に応じて実行されるユーザー登録手続処理(後述する)を行うコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部である。
条件反映部11eは、設定された条件に応じた画像処理効果を対象となる画像に施す回路部である。この条件反射部11eによって施される画像処理は、例えば、複数の処理からなり、各種の画像処理が施された対象画像を一覧で表示したり、順次表示したり、選択的に表示したりすることができる。条件反射部11eによる設定条件は、明確に、「これをこう処理する」などといった条件ではなく、画像の公開に際して、公開された人が気になる項目に対処したもので、後述する要求対応データベース19に記録されている情報、即ち要求と画像処理を対応付けた情報を参照して各種の処理を行う。
通信部12は、ネットワーク70を介して複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)のそれぞれと当該サーバー装置10との間で個別に通信を行うコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部である。
一時記憶部13は、ネットワーク70を介して複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)からアップロードされた画像データ等の各種の情報データを一時的に記憶する作業用メモリ領域である。この一時記憶部13としては、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等が適用される。
情報処理部14は、例えば画像データを扱う各種の画像処理等、様々な情報データについての各種のデータ処理を行うためのコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部からなる画像処理部である。
情報記録部15は、例えば、上記情報処理部14にて処理済みの各種の情報データや、ネットワーク70を介して複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)からアップロードされた画像データや、公開済みの画像データに附されたコメント等の文書データ等のほか、各ユーザー同士間のメッセージやメール文書、若しくはコミュニティの掲示板情報等を含む各種の情報データ等を記録するためのコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部及び記録媒体等を含む構成部である。
登録情報データベース16は、ネットワーク70を介して複数のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)からアップロードされ記録される各種の情報データを蓄積した端末情報データベース部である。この登録情報データベース16には、例えば、登録ユーザーによって登録される個人情報等が含まれる。ここで登録ユーザーの個人情報としては、例えば、メールアドレス,ユーザー名(ID),パスワード,ユーザーの顔画像データ等の情報のほか、その他の各種の情報がある。
詳細は後述するが、登録情報データベース16に登録される顔画像データは、次のようなときに用いられる。
例えば、他の登録ユーザーによって画像投稿が行われる場合に、投稿されようとする画像中に人物の顔が写っていることがある。
具体的には、例えば、登録ユーザー同士のイベントに参加したときに、登録ユーザー同士で記念写真を撮り合うといったことがある。このような状況下では、所定の登録ユーザー(例えば自分)の顔が写っている画像データを、他の登録ユーザーが所持している場合がある。
そして、その画像データの所持者(他の登録ユーザー)が、当該画像データに写っている登録ユーザー(例えば自分)の意志を確認しないまま、当該画像公開システム上に投稿し、当該画像の公開をしようとする可能性がある。
このような場合において、自分の顔が写り込んだ画像を公開されたくないと思う場合がある。例えば、自分の顔は全て公開したくないと思う場合のほか、画像に写りこんだ顔の表情の好悪により(写真の出来不出来により)、その画像を公開されたくないと思う等、様々な理由がある。
このようなことを考慮して、ある登録ユーザーによって投稿された画像データに、他の登録ユーザーの顔が含まれる場合には、当該投稿画像データに顔が含まれる人物は、事前に、その投稿画像の公開の可否を選択することができれば、他人によって自分の顔を含む画像を勝手に投稿され公開されてしまうことを阻止できる。
そのために、本実施形態の画像公開システム1においては、ユーザー登録情報の一つとして顔画像データを加え、各登録ユーザーに自分の顔画像データを事前に登録させて、登録ユーザーの顔画像データベースを有している。
これにより、本実施形態の画像公開システム1においては、ユーザー登録情報(のうちの顔画像データベース)に基づいて、所定の処理(後述する)を行うことで、他人による自分の顔を含む画像データの勝手な画像公開を阻止できる。
なお、ユーザー名(ID),パスワード等の情報は、システム側(サーバー装置10の制御部11)によってユニークなユーザー名(ID)とランダムに設定したパスワードとを自動的に割り当てるようにしてもよい。登録ユーザーは、割り当てられたユーザー名,パスワードをそのまま使用してもよいし、後日、登録ユーザー自身が任意に変更し得るようにしてもよい。
メール作成部17は、登録ユーザーに対し各種の通知等を行うための電子メールを自動的に作成するためのコンピュータ用プログラム(アプリケーション)を備えた回路部からなる通知作成部である。ここで、通知作成部は、電子的な情報を含む通知手段としての電子メールを作成するメール作成部として構成する例を示したが、当該通知作成部によって作成される通知手段としての具体例は、電子メールに限られることはなく、他の形態の各種の通知手段を適用して構成してもよい。
要求対応データベース19は、ユーザーによる特定の要求毎に複数の画像処理を行うことができるように入力と出力を関連付けした情報を集積したデータベースである。要求対応データベース19には、例えば、「自分の顔」の修正要求に対して、その特定の人の顔が入らないような構図となるように画像トリミング処理を施したり、顔領域を不明瞭に若しくは黒く又は代替画像アイコン等を貼り付ける等の画像処理を施したり、顔領域の両眼部分にマスク処理を施したり、顔の表情を変更する画像処理を施したり、顔領域に対し美肌処理を施す等、さまざまな修正処理についての情報が蓄積されている。
これによって、公開が許可される可能性があるいくつかの候補画像を選ぶことができるようになる。そして、ユーザーが所望の候補画像を選択すると、選択され画像と同じ画像処理が、対象画像に適用される。そのための処理プログラムや、各々の処理で利用する数値パラメータなどをデータベース形式で選べるようにしてもよい。ただし、パラメータの微調整のような情報は、さらに次のステップで選べるようにする工夫もあり得る。
なお、本実施形態の画像公開システム1におけるサーバー装置10は、上述した以外にも種々の構成部を含むものであるが、それらの構成部については、本発明に直接関連しない部分であるので、その図示及び詳細な説明は省略する。
このように構成された本実施形態の画像公開システム1の概要及び作用を、以下に説明する。まず、本実施形態の画像公開システム1の概要を説明する。
本実施形態の画像公開システム1は、上述したように、主に画像情報及び当該画像情報に関連するテキスト情報等を扱うシステムである。
即ち、本画像公開システム1は、サーバー装置10の情報記録部15に蓄積された複数の画像データを、複数のユーザーが、それぞれのユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)を用いて、任意のときにいつでも自由にの閲覧することができるように構成されている。
ここで、サーバー装置10の情報記録部15に蓄積される複数の画像データは、例えば複数のユーザーによって取得された複数の画像データ等である。これら複数の画像データは、複数のユーザーのそれぞれが自己のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)を用いてネットワーク70を介してサーバー装置10へと投稿する(アップロードする)ことによりサーバー装置10の情報記録部15に蓄積されたものである。
このようにしてサーバー装置10の情報記録部15に蓄積された複数の画像データは、所定の条件の下で公開されることにより、当該画像データを取得し投稿したユーザー以外の他のユーザーでも自由に閲覧することができるように構成されている。
さらに、複数のユーザーは、公開された画像を閲覧し、公開された画像に対する感想やコメント等を書き込んだり、ユーザー同士の間でメッセージの送受信を行う等のことができる。これにより、本画像公開システム1においては、公開された画像に基づいて複数のユーザー同士がコミュニケーションを楽しむ等の利用ができる。
ここで、本画像公開システム1においては、投稿した画像データに基く画像を閲覧できるように公開するための所定の条件は、例えば画像データに写り込んだ人物等の肖像権等の個人的権利を考慮した条件である。
例えば、サーバー装置10の情報記録部15に蓄積された複数の画像データが、ネットワークを介して接続されたユーザー端末装置を用いれば、誰もがいつでも閲覧できるような場合には、不特定多数のユーザーに対して情報が公開されてしまうことになる。
そこで、本実施形態の画像公開システム1においては、予め所定の個人情報等を登録したユーザーのみが、画像投稿,画像閲覧及びコメント書き込み等の各種のサービスを利用することができるように構成してある。換言すれば、登録ユーザー以外は、本画像公開システム1のサービスを享受できない。
さらに、本実施形態の画像公開システム1においては、登録ユーザーにより取得され当該登録ユーザーが公開することを目的として投稿された画像データに、個人情報、例えば顔画像が含まれていることが認識された場合には、当該画像中に認識された顔画像と、予め登録されている登録ユーザーの顔画像データベース内の複数の顔画像とを比較して、一致する顔画像を識別する。
ここで、一致した顔画像があった場合には、当該一致した顔画像データに対応する登録ユーザーに対して、顔画像が含まれる画像が投稿された旨の通知や、当該画像を公開することについての諾否等を問い合わせる電子メール(画像公開問い合わせメールというものとする)を自動的に作成し、その電子メールを該当する登録ユーザーに宛てて送信する。
さらに、上記の画像公開問い合わせメールを受信した該当者からの返信メールによって、公開承諾通知を得られた場合にのみ当該投稿画像を公開する処理を行う。
これらの処理を自動的に行うことによって、本画像公開システム1においては、公開目的で投稿された画像に含まれる登録ユーザーの個人情報(顔画像データ)が本人の意志に反して不用意に公開されてしまうということが抑止される。
したがって、当該画像公開システム1を利用しようとするユーザーは、まず、ユーザー登録手続処理を行う。このユーザー登録手続処理では、所定の個人情報、例えばメールアドレス,ユーザー名,パスワード,ユーザーの顔画像データ等の情報に加え、その他各種の情報の登録が要求される。
上述のユーザー登録手続処理は、当該サーバー装置10の制御部11のユーザー登録処理部11cによって実行される処理である。個々の登録ユーザーは、ネットワーク70を介してサーバー装置10に接続された自己のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)を用い、所定の操作を行ってサーバー装置10へと所定の指示信号を送信することにより、上記ユーザー登録手続処理が行われる。
このユーザー登録手続処理によって登録されるユーザー情報は、サーバー装置10の登録情報データベース16に記録され蓄積保存される。
なお、システムが登録を要求する複数の個人情報のうち、最低限の個人情報(例えばメールアドレス,ユーザー名,パスワード)を登録すれば、当該画像公開システム1にログインすることができるようになるが、その場合の利用範囲は限定的なものとなる。
例えば、この状態(最低限の個人情報のみの登録でユーザー登録を済ませた状態)では、当該登録ユーザーは、本画像公開システム1に対してログインし、公開済み画像の閲覧表示や、公開済み画像に対するコメントの書き込み等の各種操作ができる。しかしながら、この状態では、例えば画像投稿操作は制限されており実行することはできない。
本実施形態の画像公開システム1において、公開を目的とする画像データの投稿操作を利用するためには、登録ユーザーは、予め自己の顔画像データを登録しておく必要がある。
この顔画像データの登録は、上述のユーザー登録手続処理時に登録を行うことができるほかにも、後述するように、上記ユーザー登録手続処理を済ませて当該画像公開システム1の利用を開始した後であっても、当該システムにログインした状態で、所定のユーザー情報追加登録処理を実行すれば、容易に顔画像データの登録を行うことができるように構成されている(後述の図2ステップS113〜S116の処理参照)。なお、このユーザー情報追加登録処理では、登録済みの登録情報の確認を行ったり、登録済みの登録情報の変更,修正等を行うこともできる。
本実施形態の画像公開システム1の概要は、上述の通りである。次に、本実施形態の画像公開システム1の作用を、図2のフローチャートを用いて、以下に説明する。図2は、本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置側の作用を示すフローチャートである。
まず、本実施形態の画像公開システム1を利用するのに際しては、登録ユーザーは、予めユーザー端末装置20xをネットワーク70を介してサーバー装置10に接続し、所定のユーザー登録手続処理(フローチャートは省略)を実行して、当該画像公開システム1にログインできる状態となっている必要がある。ここで、ログイン可能な状態のユーザーを登録ユーザーというものとする。
ユーザー登録手続き済みの登録ユーザーが、当該画像公開システム1を利用するためには、自己のユーザー端末装置20xを用いてサーバー装置10へのログイン操作を行う。この場合において、当該画像公開システム1の利用を開始しようとしている登録ユーザーのユーザー端末装置20xは、ネットワーク70を介してサーバー装置10に接続された状態にあるものとする。同時に、サーバー装置10の制御部11は、ユーザーログイン処理の待機状態にある。つまり、サーバー装置10の制御部11は、ユーザー端末装置20xから送信されるログイン指示信号の受信待ち状態にある。
サーバー装置10の制御部11は、ユーザー端末装置20xの通信部21から送信されたログイン指示信号を通信部12を介して受信すると、図2のステップS101において、ユーザーログイン処理を実行する。なお、このユーザーログイン処理自体の作用については、従来一般的なコンピュータにおいて行われるログイン処理と略同様であるので、その図示及び詳細説明は省略する。
上記ユーザーログイン処理が完了すると、ユーザー端末装置20xとサーバー装置10との接続が確立し、両者は相互通信を行ない得る状態となる。そして、次のステップS102の処理に進む。
ここで、ユーザー端末装置20xを操作する登録ユーザーは、当該ユーザー端末装置20xを操作して所望の操作指示を行う。この場合において、登録ユーザーが実行できる操作指示は、例えば、画像投稿操作,画像閲覧操作(コメント書き込み操作等も含むものとする),ユーザー情報追加登録操作(登録情報確認又は変更操作等も含むものとする)等である。
登録ユーザーがユーザー端末装置20xを操作して、所望の操作指示を実行すると、対応する操作指示信号が通信部21からネットワーク70を介してサーバー装置10へと出力される。
ステップS102において、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介して受信したユーザー端末装置20xの通信部21からの操作指示信号が、画像データを投稿する「画像投稿指示」であるか否かの確認を行う。
ここで、受信された操作指示信号が「画像投稿指示」である場合には、次のステップS103の処理に進む。また、受信された操作指示信号が「画像投稿指示」ではない場合には、ステップS111の処理に進む。
ステップS111において、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介して受信したユーザー端末装置20xの通信部21からの操作指示信号が、当該サーバー装置10に蓄積されている画像データに基く画像を閲覧する「画像閲覧指示」であるか否かの確認を行う。
ここで、受信された操作指示信号が「画像閲覧指示」である場合には、次のステップS112の処理に進む。また、受信された操作指示信号が「画像閲覧指示」ではない場合には、ステップS113の処理に進む。
ステップS113において、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介して受信したユーザー端末装置20xの通信部21からの操作指示信号が、「ユーザー情報追加登録指示」であるか否かの確認を行う。
ここで、受信された操作指示信号が「ユーザー情報追加登録指示」である場合には、次のステップS114の処理に進む。また、受信された操作指示信号が「ユーザー情報追加登録指示」ではない場合には、「その他の操作指示」の確認を行う。なお、これらの「その他の操作」については、本発明の要旨とは関連しない部分であるので、その説明は省略する。図2のフローチャートにおいては、「その他の操作指示」の図示を省略し、簡易的に、ステップS102の処理に戻るものとしている。
また、登録ユーザーによる操作指示が「画像閲覧指示」の場合(ステップS112)と、「ユーザー情報追加登録」の場合(ステップS114〜S116)の各作用は、本発明の要旨には直接関連しない部分であるので、以下に簡単に説明するに留める。
即ち、登録ユーザーによる操作指示が「画像閲覧指示」の場合には、図2のステップS112の処理に進む。
ステップS112において、サーバー装置10の制御部11は、情報記録部15に蓄積された複数の画像データに基づいて所定の画像閲覧処理を実行する。
ここで行われる画像閲覧処理は、例えば、
情報記録部15に蓄積された複数の画像データに基く各種形態の表示用データ(サムネイル画像,縮小画像,本体画像等のデータ)をユーザー端末装置20xからの指示信号に応じて当該ユーザー端末装置20xへと送信する処理や、
ユーザー端末装置20xにて表示中の画像に対するコメント書き込み操作が行われた場合のコメント用テキストデータを受信して表示形式を整形し所定のフォーマット(例えばBBS(Bulletin Board System;電子掲示板形式等)での表示データをユーザー端末装置20xへと送信する処理、
等の各種の処理である。
そして、画像閲覧動作を終了させるためのユーザーによる指示操作により生じる画像閲覧終了指示信号を受けると、当該画像閲覧処理を終了し、上述のステップS102の処理に戻る。
一方、登録ユーザーによる操作指示が「ユーザー情報追加登録指示」の場合には、図2のステップS114の処理に進む。
ここで行われるユーザー情報追加登録処理は、例えば、
顔画像データ等の追加登録処理や、
登録済みの登録情報の確認処理(登録情報一覧をユーザー端末装置に送信し表示させる等の処理)や、
登録済みの登録情報の変更処理、
等の各種の処理である。
ステップS114において、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介して受信したユーザー端末装置20xの通信部21からの指示信号が、顔画像データの登録を行うための指示である「顔画像登録指示」があるか否かの確認を行う。
ここで、「顔画像登録指示」を受信した場合には、次のステップS115の処理に進む。また、「顔画像登録指示」以外の操作指示信号を受信した場合には、ステップS116の処理に進む。
ステップS115において、サーバー装置10の制御部11は、ユーザー端末装置20xから顔画像データを取得して、この顔画像データを登録情報データベース16(図2では登録DBと略記している)に記録する所定の顔画像データ登録処理を実行する。
ここで行われる「顔画像データ登録処理」は、概略、次のような処理である。
上述したように、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介してユーザー端末装置20xからの「顔画像登録指示」信号を受信すると、顔画像データ登録処理の実行を開始する。
サーバー装置10の制御部11は、ユーザー端末装置20xに対して顔画像データのアップロードを指示する表示画面データを送信する。これを受けて、ユーザー端末装置20xは、当該表示画面データに基く表示を行う。
ここで、登録ユーザーは、ユーザー端末装置20xを用いて、自分の顔画像データを登録するための所定の操作を行う。即ち、登録ユーザーは、ユーザー端末装置20xを操作して自分の顔画像を撮影して顔画像データを取得し、若しくは予めデジタルカメラ等(不図示)を用いて撮影して当該ユーザー端末装置20xに保存しておいた自分の顔画像データを、通信部21,12を介してサーバー装置10へ向けてアップロードする。
これを受けて、サーバー装置10の制御部11は、送信されてきた顔画像データを、当該登録ユーザーに関連付けて登録情報データベース16の所定の領域(例えば顔画像データベース)に記録保存する。そして、顔画像データが正常に登録保存された旨の通知を、ユーザー端末装置20xへ送信する。これを受けて、ユーザー端末装置20xは、当該通知を表示する。このようにして、顔画像データ登録処理は完了する。
上述のようにして、顔画像データ登録処理が完了すると、次のステップS116の処理に進む。
ステップS116において、サーバー装置10の制御部11は、「他のユーザー情報登録指示」信号を受信したか否かの確認を行う。ここで、「他のユーザー情報登録指示」信号を受信したことが確認された場合には、次のステップS117の処理に進む。また、「他のユーザー情報登録指示」がなかった場合、即ち、ユーザー情報追加登録処理を終了する指示信号が確認された場合には、上述のステップS102の処理に戻る。
ステップS117において、サーバー装置10の制御部11は、「他のユーザー情報登録指示」に対応する各種の処理を実行する。ここで行われる処理は、例えば、登録ユーザーのユーザー端末装置20xの操作に応じて入力される各種のユーザー情報を受信して、そのユーザー情報を、当該登録ユーザーに関連付けて登録情報データベース16に記録保存する処理である。なお、ここで行われる「他のユーザー情報登録指示」に対応する各処理は、本発明の要旨とは関連しない部分であるので、その詳細説明は省略する。
上述したように、ステップS102において、サーバー装置10の制御部11は、「画像投稿指示」を示す信号を受信すると、ステップS103の処理に進む。
すると、次のステップS103において、サーバー装置10の制御部11は、「投稿画像受信処理」を実行する。
ここで行われる「投稿画像受信処理」は、概略、次のような処理である。
上述したように、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介してユーザー端末装置20xからの「画像投稿指示」を示す信号を受信すると、投稿画像受信処理の実行を開始する。
ここで、サーバー装置10の制御部11は、図3で例示されるような所定の画像投稿画面データを作成し、ユーザー端末装置20xへ送信する。これを受けて、ユーザー端末装置20xは、当該画像投稿画面データに基く表示を行う。
登録ユーザーは、自己のユーザー端末装置20xを用いて、公開を目的として投稿を所望する特定の画像データを選択指示する。
図3に示す画像投稿画面は、符号22で示す矩形状画面をユーザー端末装置20xの表示部に表示される表示画面とする。この表示画面22には、その表示領域の略中央部分(符号22aで示す部分)に矩形状の画像表示領域が表示されている。そして、この画像表示領域22aの周縁部には、画像選択アイコン22b,メッセージ欄22c,選択決定(OK)アイコン22d,キャンセルアイコン22e等が表示されている。
画像表示領域22aは、当該ユーザー端末装置20xの記録部(不図示)に予め記録されている複数の画像データのうちの一つの画像を表示する領域である。
そのために、ユーザー端末装置20xの記録部には、当該ユーザー端末装置20xによって取得された複数の画像データ、若しくは他のデジタルカメラ等によって取得され当該ユーザー端末装置20xに複写された複数の画像データが記録保存されているものとする。
なお、この画像表示領域22aへの画像の表示形態は、これに限ることはない。例えば複数のサムネイル表示形態等の他の表示形態で表示させてもよい。
画像選択アイコン22bは、画像表示領域22aに表示させる画像を適宜変更するための指示アイコンである。
メッセージ欄22cは、現在表示画面22に表示中の画面の種別等を示すテキスト情報等を表示する領域である。図3に示す例では、「この画像を投稿する」とのテキスト情報を表示することによって、画像投稿画面であることを示している。
選択決定(OK)アイコン22dは、投稿画像を選択指示する際に操作するアイコン表示である。つまり、登録ユーザーは、投稿を所望する画像が画像表示領域22aに表示されているときに、当該選択決定(OK)アイコン22dを操作指示すると、当該画像に対応する画像データがサーバー装置10に投稿される(アップロードされる)ことになる。
キャンセルアイコン22eは、「画像投稿」処理を終了する(キャンセルする)際に指示するための指示アイコンである。
登録ユーザーは、ユーザー端末装置20xの表示部に表示される表示画面(図3参照)によって、所定の操作を行って、投稿画像を選択指示する。すると。ユーザー端末装置20xは、選択支持された投稿画像に対応する画像データを、通信部21を介してサーバー装置10へと投稿する(アップロードする)。こうして投稿された画像データを、以下投稿画像データというものとする。
これを受けて、サーバー装置10の制御部11は、通信部12を介してユーザー端末装置20xの通信部21からアップロードされた投稿画像データを受信して、これを一時記憶部13に一時的に記憶する。これにより、投稿画像受信処理は完了し、次のステップS104の処理に進む。
なお、図3の表示画面において「キャンセル」した場合には、当該画像投稿処理はキャンセルされて、所定の表示画面に戻ることになる。
ステップS104において、サーバー装置10の制御部11は、顔認識部11aを制御して、上述のステップS103の処理にて受信され一時記憶部13に一時記憶されている投稿画像データについて、画像中の顔を検出する処理を行う。ここで、投稿画像データの画像中に顔が検出された場合には、次のステップS105の処理に進む。また、投稿画像データの画像中に顔が検出されなかった場合には、ステップS109の処理に進む。
ステップS109において、サーバー装置10の制御部11は、上述のステップS103の処理にて受信した投稿画像データについて「投稿画像公開処理」を行う。
即ち、上述のステップS105の処理において、投稿画像データの画像中に顔が検出されなかった場合には、当該投稿画像データは、登録ユーザーの肖像権等の個人的権利に関する問題が発生することはないものと判断される。したがって、当該投稿画像データは、所定の「投稿画像公開処理」を経て公開し得る状態とされる。
ここで行われる「投稿画像公開処理」は、概略、次のような処理である。
サーバー装置10の制御部11は、情報処理部14を制御して当該投稿画像データに対して、公開可能である旨の付随情報(メタデータ)を追記する画像処理を行う。その後、同制御部11は、上記付随情報付きの投稿画像データを情報記録部15に記録保存する。
これにより、当該画像データは、当該画像公開システム1上において公開される。したがって、当該画像公開システム1の登録ユーザーは、自己のユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)を用いてネットワーク70を介してサーバー装置10に接続し、所定の画像閲覧操作を行えば、いつでも閲覧することができる。
一方、上述のステップS104の処理にて、投稿画像データの画像中に顔が検出されてステップS105の処理に進むと、このステップS105において、サーバー装置10の制御部11は、顔画像の比較判定処理を実行する。
ここで行われる「顔画像の比較判定処理」は、概略、次のような処理である。
サーバー装置10の制御部11は、比較判定部11bを制御して、上述のステップS104の処理にて顔認識部11aにより検出された顔画像と、登録情報データベース16に登録済みの登録ユーザーの顔画像データ(顔画像データベース)とを比較し、所定の判定処理(一致するものがあるか否かの判定)を行う。
次のステップS106において、サーバー装置10の制御部11は、上記比較判定部11bによって、投稿画像データ中の顔と同じ顔画像データが登録情報データベース16中に存在するか否か、つまり、投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データがあるか否かの判定を行う。ここで、投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データがあると判定された場合には、画像公開問い合わせメールの送信を行うか否かの指示を待って(図4参照;後述)、次のステップS107の処理に進む。
ここで、上述したように、投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データがあると判定された場合には、サーバー装置10の制御部11は、図4で例示されるようなメール送信確認用表示画面データを作成し、ユーザー端末装置20xへ送信する。これを受けて、ユーザー端末装置20xは、当該表示画面データに基く表示を行う。
図4に示す表示画面は、符号22で示す矩形状画面をユーザー端末装置20xの表示部に表示される表示画面とする。
この表示画面22には、その表示領域の略中央部分(符号22aで示す部分)に矩形状の画像表示領域が表示されている。そして、この画像表示領域22aの周縁部にメッセージ欄22c,送信決定アイコン22d,キャンセルアイコン22e等が表示されている。
画像表示領域22aは、該当する登録ユーザー(投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データの登録ユーザー)の登録名や、その顔画像データ等を表示する領域である。
メッセージ欄22cは、現在表示画面22に表示中の画面の種別を示すテキスト情報等を表示する領域である。図4に示す例では、「登録ユーザーを検出しました 画像公開問い合わせメールを送信しますか?」等のテキスト情報を表示することによって、メール送信確認用表示画面であることを示している。
送信決定アイコン22dは、画像公開問い合わせメールの送信を指示する際に操作するアイコン表示である。画像投稿を行った当該登録ユーザーは、画像公開問い合わせメールを該当する登録ユーザー宛に送信する際に、画像表示領域22aに表示されている顔画像とユーザー名等の情報を確認した後、当該送信決定アイコン22dを操作指示すると、画像公開問い合わせメールがサーバー装置10より該当する登録ユーザーのメールアドレス宛に送信されることになる。
キャンセルアイコン22eは、画像公開問い合わせメールの送信を終了する(キャンセルする)際に指示するための指示アイコンである。
ここで、上記送信決定アイコン22dからの送信指示が出された後、及びキャンセルアイコン22eによるキャンセル指示が出された後は、いずれの場合も、元の表示画面、例えば画像投稿表示画面若しくは画像閲覧表示画面等に戻る。
そして、上述の図4の表示画面において、画像投稿を行った登録ユーザーにより送信決定アイコン22dからの送信指示が出された場合に、次のステップS107の処理に進むことになる。
ステップS107において、サーバー装置10の制御部11は、上述のステップS106の処理において出された送信指示を受けて、所定の形態の画像公開問い合わせメールの作成処理を実行する。
ここで行われる「画像公開問い合わせメールの作成処理」は、概略、次のような処理である。
サーバー装置10の制御部11は、登録情報データベース16を参照し、投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データ(ステップS106で検出判定された顔画像データ)に関連付けられた登録ユーザーのメールアドレスを取得する。
次いで、サーバー装置10の制御部11は、メール作成部17を制御して、所定の形態の電子メールを作成する(図5参照)。
ここで作成される電子メールの内容としては、例えば、
該当する登録ユーザー(電子メールの宛先ユーザー)の顔画像を含む画像が他の登録ユーザーによって公開を目的として投稿された旨の通知、
その画像データの公開を許可するか否か等の通知、
投稿された画像データを表す画像、
該当する登録ユーザー(電子メールの宛先ユーザー)の返信用指示選択アイコンの表示、
等の各項目を少なくとも含むものとする。
図5は、「画像公開問い合わせメールの作成処理」において作成される所定の形態の画像公開問い合わせメールの一例である。
図5に示す表示画面は、符号22で示す矩形状画面を、電子メールを受信したユーザー端末装置の表示部に表示される表示画面とする。
この表示画面22には、その表示領域の略中央部分(符号22aで示す部分)に矩形状の画像表示領域が表示されている。そして、この画像表示領域22aの周縁部にメッセージ欄22c,許可指示アイコン22d,キャンセルアイコン22e,許可拒否アイコン22f,その他の指示アイコン22g等が表示されている。
画像表示領域22aは、投稿された画像データに基く画像が表示される領域である。
メッセージ欄22cは、現在表示画面22に表示中の画面の種別を示すテキスト情報等を表示する領域である。図5に示す例では、「□□□□さんからこの画像の公開希望が出ています」等のテキスト情報を表示することにより、該当する登録ユーザー(電子メールの宛先ユーザー)の顔画像を含む画像が、他の登録ユーザー(投稿者)によって公開を目的とした投稿が行われた旨の通知としている。なお、ここで「□□□□さん」とは、画像投稿を行った登録ユーザーのユーザー名(ID)である。
また、図5に示す例では、「○○○○さんはこの画像の公開を許可しますか?」等のテキスト情報を表示することにより、その画像データの公開を許可するか否か等の通知としている。なお、ここで「○○○○さん」とは、投稿された画像の中の顔と一致する顔画像データを登録している登録ユーザー(即ち上記電子メールを受信する側の登録ユーザー)のユーザー名(ID)である。
許可指示アイコン22d,キャンセルアイコン22e,許可拒否アイコン22f,その他の指示アイコン22gは、画像公開問い合わせメールに対する返信を指示する際に操作する返信用指示操作アイコンの表示である。
このうち許可指示アイコン22dは、当該画像データの公開許可を指示する指示選択アイコンである。この指示をサーバー装置10の制御部11が受けた場合には、画像公開部11cによる画像公開許可処理がなされて、公開許可情報が当該画像データに付与される設定が行われる。
許可拒否アイコン22fは、当該画像データの公開拒否を指示する指示選択アイコンである。この指示をサーバー装置10の制御部11が受けた場合には、画像公開部11cによる画像公開拒否処理がなされて、非公開情報が当該画像データに付与される設定が行われる。
その他の指示アイコン22gは、当該画像データに関し、他の指示を発する指示選択アイコンである。図5に示す例では、「私ではない」とのテキスト情報を表示することにより、当該画像データに含まれる顔が「私」(画像公開問い合わせメールを受信した登録ユーザー)とは異なる旨の返信を行う場合に選択する指示アイコンを表示している。
この指示を受けた場合には、例えば顔画像データの判定結果に誤りがあったものと推定される。したがって、画像公開は禁止され、非公開設定がなされるものとする。
キャンセルアイコン22eは、画像公開問い合わせメールへの返信をキャンセルする際に指示するための指示アイコンである。この場合には、当該画像公開問い合わせメールに対する返信を行わず、よって、同メールを無視する形態となる。
この指示を受けた場合には、該当する登録ユーザーの消極的な拒否回答であるものと推定される。したがって、画像公開は禁止され、非公開設定がなされるものとする。
上述のステップS107の処理にて、サーバー装置10の制御部11は、メール作成部17を制御して、上述したような画像公開問い合わせメールデータ(図5参照)を作成する。その後、ステップS108の処理に進む。
続いて、ステップS108において、サーバー装置10の制御部11は、メール送信処理を実行する。このメール送信処理は、上述のステップS107の処理にて取得したメールアドレスに宛てて、同ステップS107の処理にて作成した画像公開問い合わせメールを送信する。その後、ステップS102の処理に戻る。
なお、上記ステップS108のメール送信処理においては、該当登録ユーザーへの画像公開問い合わせメールの送信処理に加えて、画像投稿を行った登録ユーザーに対して、問い合わせメールを送信した旨の通知を含む電子メールを送信するようにしてもよい。
一方、図2の上記ステップS106の処理において、投稿画像データ中の顔と一致する顔画像データがないと判定された場合には、ステップS110の処理に進む。
ステップS110において、サーバー装置10の制御部11は、「投稿画像非公開処理」を実行する。ここで、投稿画像データの画像を非公開とするのは、次のような理由による。
即ち、まず、上述のステップS104の処理にて当該投稿画像データの画像中には顔が検出されており、当該投稿画像データの画像中に検出された顔は、上述のステップS106の処理にて、登録済みの登録ユーザーの顔画像データ(顔画像データベース)には存在しない顔であると判定されている。
つまり、当該投稿画像データの画像中に検出された顔は、登録済みの登録ユーザー以外の顔であることになる。このことから、本実施形態の画像公開システム1では、登録ユーザー以外であっても、他人の肖像権等の個人的権利を考慮して、顔を含む投稿画像データは非公開として処理するようにしている。
ここで行われる「投稿画像非公開処理」は、概略、次のような処理である。なお、この「投稿画像非公開処理」は、上述した「投稿画像公開処理」(ステップS109)と略同様の処理である。
即ち、サーバー装置10の制御部11は、情報処理部14を制御して当該投稿画像データに対して、公開不可とする旨の付随情報を追記する画像処理を行う。その後、同制御部11は、上記付随情報付きの投稿画像データを情報記録部15に記録保存する。
このように非公開とした投稿画像データをも情報記録部15に記録保存するのは、次のような理由による。
この場合において、非公開とされている投稿画像データは、画像中に顔が検出されているものの、その顔が既存の登録ユーザーの顔画像データとは一致しないと判定されたものである。
しかしながら、画像投稿を行った登録ユーザーのみは、当該画像データを閲覧可能としてもよい。そのために、当該投稿画像データは、削除することなく情報記録部15に記録するようにしている。
また、画像投稿を行った登録ユーザーにとって、投稿画像データの画像中に検出された顔の人物が、直接的な知人友人等である場合、その人物を、当該画像公開システム1の新たな登録ユーザーとして加入させ、顔画像データを登録してもらえば、後日、所定の手続き(詳細説明は省略するが再投稿手続き等)を経て、当該投稿画像データを、公開可能とすることもできる。
さらにまた、この時点では、投稿画像データの画像中に検出された顔の人物が、登録ユーザーであるにも関わらず、顔画像データを登録していない可能性もある。その場合には、その人物に顔画像データを登録してもらえば、同様に、後日、所定の手続き(詳細省略)を経て、当該投稿画像データを、後日、公開可能とすることもできる。
なお、投稿画像の公開については、画像中に顔が検出されると全てを非公開とするのではなく、所定の条件を設けて、その条件をクリアしていれば、公開されるような工夫も考えられる。
また、これらとは異なる形態の非公開処理としては、例えば、次のような処理としてもよい。即ち、この時点では、当該投稿画像データは、一時記憶部13に一時的に記憶されているものであるので、非公開処理において、一時記憶部13のリセットを行う処理としてもよい。この場合には、当該投稿画像データは、情報記録部15には記録保存されず、消去されることになる。
上述の図2のステップS108の処理にて、サーバー装置10から特定の登録ユーザーのメールアドレスに宛てて送信された電子メールは、当該特定の登録ユーザーのユーザー端末装置によって受信されることになる。図7は、本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるユーザー端末装置のメール送受信関連の作用を主に示すフローチャートである。
まず、ユーザー端末装置は、ネットワーク70を介してサーバー装置10に接続されており、所定のログイン処理を実行して、当該画像公開システム1にログインしている状態にあるものとする。このとき、ユーザー端末装置は、各種の操作を行うことができる状態にあると同時に、電子メールの受信待機状態となっている。
まず、ステップS201において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、新規の電子メールが受信されたか否かの確認を行う。ここで、新規メールの受信が確認された場合には、次のステップS202の処理に進む。また、新規メールの受信が確認されない場合には、当該ステップS201の処理を繰り返す。この場合において、新規メール受信の確認は、例えば、所定の時間を置いて繰り返し行う。
ステップS202において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、上述のステップS201の処理にて受信された新規の電子メールの中に投稿画像の画像公開問い合わせメールがあるか否かの確認を行う。画像公開問い合わせメールであるか否かの判別は、例えば電子メールのタイトル情報等を参照することによって容易に判別できる。ここで、画像公開問い合わせメールがあることが確認された場合は、次のステップS203の処理に進む。また、画像公開問い合わせメールがない場合には、ステップS204の処理に進む。
なお、画像公開問い合わせメールがない場合にステップS204の処理に進むと、このステップS204において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、ユーザーが行う操作に応じて通常のメール処理を実行する。なお、この通常のメール処理については、本発明に直接関連しない処理工程であるので、その説明は省略する。
一方、画像公開問い合わせメールが確認されて次のステップS203の処理に進むと、このステップS203において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、受信した画像公開問い合わせメールの内容を、当該ユーザー端末装置の表示部に表示する。図5は、その表示内容の例示である(その詳細は先に説明済みである)。
登録ユーザーは、当該ユーザー端末装置の表示部に表示された画像公開問い合わせメールの中にある複数の返信用指示操作アイコン(22d,22e,22f,22g)のうち所望の指示を表すアイコンを選択する所定の操作を行う。
ステップS205において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、上記複数の返信用指示操作アイコン(22d,22e,22f,22g)のうちいずれかの指示が選択されたか否かの確認を行う。ここで、上記複数の返信用指示操作アイコン(22d,22e,22f,22g)のうちいずれかの指示の選択が確認された場合には、次のステップS206の処理に進む。また、指示の選択が確認されない場合には、ステップS207の処理に進む。
なお、指示の選択がされない場合としては、例えば、実行中のメール処理を終了する指示(プログラムの終了等による)が生じた場合等が考えられる。また、そのほかにも、例えば、ユーザー端末装置側のシステム若しくはメール処理プログラムが異常終了してしまう等、イレギュラーな動作による場合も含まれる。
指示の選択が確認されてステップS206の処理に進むと、このステップS206において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、確認された指示の選択に対応する指示信号をサーバー装置10へ送信する処理を行う。
なお、図5に示すような形態の画像公開問い合わせメールの内容は、そのメール文書が、例えばハイパーテキスト(hypertext)等によって形成されているものとする。この場合、当該メール文書中の複数の指示を表す複数の選択アイコン(22d,22e,22f,22g)から、所望の指示を表す選択アイコンを選択操作すると(ステップS205)対応する指示信号がサーバー装置10へと送信される(ステップS206)。これらの処理は、サーバー装置10の制御部11における記憶部(不図示)に記憶されている所定のプログラムによって実行される。
続いて、ステップS207において、ユーザー端末装置の制御部(不図示)は、実行中のメール処理を終了する指示を受けたか否かの確認を行う。ここで、メール処理終了指示信号が確認された場合には、一連のメール処理を終了し、上述のステップS201の処理に戻る。これにより、当該ユーザー端末装置は、電子メールの受信待機状態に戻る。
一方、上記ステップS207の処理にて、メール処理終了指示信号が確認されない場合には、上述のステップS202の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。この場合の処理は、上述のステップS201の処理にて受信された新規の電子メールが複数存在した場合などの作用ループである。
上述のステップS206の処理にて、ユーザー端末装置からサーバー装置10へ向けて、操作されたことが確認された指示信号が送信されると、これを受けてサーバー装置10は、次のような作用を行う。図8は、本発明の一実施形態の画像公開システムにおけるサーバー装置の画像公開問い合わせメールに対応する際の作用を主に示すフローチャートである。
まず、サーバー装置10は、既に稼働している状態にあるものとする。この状態にあるときに、図8のステップS301において、サーバー装置10の制御部11は、ネットワーク70を介して接続されている複数のユーザー端末装置(20a,,20b,20c,……,20x)からの各種の指示信号の受信待機状態にある。そこで、ユーザー端末装置からの所定の指示信号が受信されたか否かの確認を行う。所定の指示信号が受信されたことが確認された場合には、次のステップS302の処理に進む。また、所定の指示信号の受信が確認されない場合には、当該ステップS301の処理を繰り返す。この場合において、所定の指示信号の受信確認は、例えば、所定の時間を置いて繰り返し行う。
ステップS302において、サーバー装置10の制御部11は、上述のステップS301の処理にて受信された指示信号が投稿画像の画像公開問い合わせメールに対する返信指示(例えば、許可,拒否,私ではない,キャンセル)があるか否かの確認を行う。ここで、画像公開問い合わせメールへの返信の指示信号が確認された場合は、次のステップS303の処理に進む。また、画像公開問い合わせメールに対する返信指示がない場合には、ステップS308の処理に進む。
なお、画像公開問い合わせメールへの返信指示がない場合にステップS308の処理に進むと、このステップS308において、サーバー装置10の制御部11は、受信した指示信号に応じたその他の処理を実行する。なお、その他の処理については、本発明に直接関連しない処理工程であるので、その説明は省略する。
一方、画像公開問い合わせメールへの返信の指示信号が確認されて次のステップS303の処理に進むと、このステップS303において、サーバー装置10の制御部11の画像公開部11cは、受信した指示信号が公開許可を指示する旨の指示信号であるか否かの確認を行う。ここで、受信した指示信号が公開許可指示信号である場合には、次のステップS304の処理に進む。また、受信した指示信号が公開許可指示信号以外の指示信号である場合には、ステップS307の処理に進む。
ステップS304において、サーバー装置10の制御部11の画像公開部11cは、所定の投稿画像公開処理を実行する。この投稿画像公開処理は、図2のステップS109の処理と同様である。その後、ステップS305の処理に進む。
一方、ステップS307において、サーバー装置10の制御部11の画像公開部11cは、所定の投稿画像非公開処理を実行する。この投稿画像非公開処理は、図2のステップS110の処理と同様である。その後、ステップS305の処理に進む。
次いで、ステップS305において、サーバー装置10の制御部11は、画像投稿を行った登録ユーザー(図8では投稿ユーザーと略記)に対して、処理内容を通知するための電子メール(画像公開問い合わせ結果通知メール)を作成し、送信する。
そして、図8のステップS306において、サーバー装置10の制御部11は、実行中のメール処理を終了する指示を受けたか否かの確認を行う。ここで、メール処理終了指示信号が確認された場合には、一連のメール処理を終了し、上述のステップS301の処理に戻る。これにより、当該サーバー装置10は、指示信号の受信待機状態に戻る。
一方、上記ステップS306の処理にて、メール処理終了指示信号が確認されない場合には、上述のステップS302の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。この場合の処理は、上述のステップS301の処理にて受信された指示信号が複数存在した場合(即ち、複数の登録ユーザーからの各返信指示を受信している場合等)等の作用ループである。
なお、上述のステップS305の処理にて作成される電子メール(画像公開問い合わせ結果通知メール)は、例えば、図6に示すような形態の内容のものである。
図6は、「画像公開問い合わせ結果通知メール」の表示内容の一例を示す図である。
図6に示す表示画面は、符号22で示す矩形状画面を、電子メールを受信したユーザー端末装置の表示部に表示される表示画面とする。
この表示画面22には、その表示領域の略中央部分(符号22aで示す部分)に矩形状の画像表示領域が表示されている。そして、この画像表示領域22aの周縁部にメッセージ欄22c,選択決定(OK)アイコン22d,キャンセルアイコン22e等が表示されている。
画像表示領域22aは、投稿された画像データに基く画像が表示される領域である。
メッセージ欄22cは、現在表示画面22に表示中の画面の種別を示すテキスト情報等を表示する領域である。図6に示す例では、「□□□□さんの投稿したこの画像の公開は○○○○さんにより許可/拒否されました」等のテキスト情報が表示されている。
ここで、メッセージ欄22cの「許可/拒否」との表示は便宜的に示すものであって、結果を反映した文言が選択的に表示されるものとする。図6に示す例では、「許可」の文言を視認可能な状態で表示する一方、「拒否」の文言に取り消し線を重畳させる表示としている。これにより、この例示の場合は、「公開許可」を通知するものとしている。
なお、ここで「□□□□さん」とは、画像投稿を行った登録ユーザーのユーザー名(ID)である。また、「○○○○さん」とは、投稿画像の中の顔と一致する顔画像データを登録している登録ユーザーのユーザー名(ID)である。
選択決定(OK)アイコン22dは、当該通知メールを既読状態とする指示アイコンである。この選択決定(OK)アイコン22dを操作指示すると、ユーザー端末装置は、例えば、次の電子メールの内容を表示する等の所定の作用が行われる。
キャンセルアイコン22eは、当該メール処理を終了する(キャンセルする)際に指示するための指示アイコンである。
以上説明したように上記一実施形態によれば、公開することを目的としてサーバー装置10に画像データが所定の登録ユーザーによって投稿された(アップロードされた)際に、当該画像データを分析し、当該画像データ中に他の登録ユーザーの個人情報(顔情報等)が含まれているか否かを顔認識部11a,比較判定部11bによって確認する。
この場合、まず、投稿された画像データに含まれる顔を顔認識部11aで認識する。そこで、投稿された画像データに顔が含まれている場合、その顔部分の画像データと、予め登録情報データベース16に登録済みの顔画像データとの比較を行って、投稿画像データ中に他の登録ユーザーの顔が含まれているか否かを判定する。
そして、投稿画像データに他の登録ユーザーの顔が含まれている場合には、該当する登録ユーザーに対して、顔情報が含まれた画像データが公開を目的として投稿された旨の通知を、当該投稿画像データに基づいて表示される画像の公開前に行う。
その場合において、当該通知には、該当者が当該投稿画像データに基く画像の公開を許可するか否かの確認(意思表示)を求める内容を含める。
そうして、該当者による画像公開許可が得られた場合にのみ、当該投稿画像データに基く画像の公開が許可される。
このような作用によって、登録ユーザーの個人情報(顔画像)が、該当者の意志に反して公開されてしまうようなことを制限することができる。したがって、他人の個人情報の不用意な公開を抑止することができる。
ところで、上記登録情報データベース16には、メールアドレス等の各種の個人情報に加えて顔画像データが関連付けられて保存されている。このような個人情報を含むデータベースの情報が、万が一にも流出してしまうと大きな問題になってしまう。
そこで、高解像度の顔画像データそのものを保存することに代えて、例えば顔画像のサムネイル画像データ(低解像度データ)と顔の特徴情報等を関連付けた形態のデータを保存するようにしてもよい。
また、上記一実施形態の画像公開システム1においては、ユーザー登録を行う際には、ユーザー端末装置(20a,20b,20c,……,20x)について、特に限定していないが、ユーザー登録を行う際には、例えばスマートホンを用いることを要求するようにしてもよい。
一般に、スマートホン等のユーザー端末装置は、個人を特定する情報を含んでいるので、確実なユーザー認証が確実である。したがって、いわゆる「なりすまし登録」を排除することができるというメリットがある。
そして、ユーザー登録時には、顔画像データの登録を必須とし、かつユーザー登録時の顔画像データの取得は、スマートホンのインカメラを用いて、その場で撮影することを要求するようにすれば、セキュリティ上、確実である。
さらに、このとき、ユーザー登録操作中に顔画像データを取得する際、例えば操作中に何らかのアクション指令、例えば片眼をつぶるアクションや、右手を挙げるアクション等を挿入し、それら所定のアクション指令に対応したアクションを確認した後に、正式なユーザー登録用の顔画像データを取得する等といった多段階セキュリティ操作を挿入するようにすれば、さらに確実である。
上述の一実施形態の「画像公開問い合わせメールの作成処理」(図2のステップS107の処理)にて作成される画像公開問い合わせメールの一例を図5に示した。
ここで、画像公開問い合わせメールについて、別の異なる形態の一例を、図9に示す。図9の別の例示では、図5に示す例示に対して、画像表示領域22aに表示される投稿画像の顔部分に、ぼかし処理若しくはモザイク処理等、画像を不鮮明化する画像処理(以下、不鮮明化処理という)が施されている点が異なる。なお、図9において、不鮮明化処理を表す図示の手段として、クロスハッチングを用いて不鮮明化処理を図示している。
問い合わせメールに添付する画像に対して、このような不鮮明化処理を施しているのは、例えば顔認識部11aと比較判定部11bとによる顔認識システムの判定結果が誤認識であった場合等を考慮している。
つまり、上述の一実施形態で説明した「画像公開問い合わせメールの作成処理」(図2のステップS107の処理)では、顔認識システムの判定結果に基づいて問い合わせメールの送信先が取得される。
ここで、仮に顔認識システムの判定結果が誤認識であった場合には、送信先の登録ユーザーに対して他人の顔を含む画像を「画像公開問い合わせメール」という形態で限定的な公開をしてしまうことになる。そこで、このような場合を考慮して、まず、当人確認のための問い合わせメールとして、これに添付する投稿画像は、その画像中の顔部分を所定の画像処理(不鮮明化処理)を加えた形態の画像を添付するようにしている。
図9に示す例示では、画像表示領域22a以外の表示内容も、図5の例示に比べて若干異なる。即ち、図9の別の例示では、図5の許可指示アイコン22dに代えてその他の指示アイコン22gaとして「私である」とのテキスト情報を表示する指示アイコンを設けている。その他の指示アイコンは、図5と同じである。
さらに、メッセージ欄22cの内容も若干異なり、図9に示す例では、「□□□□さんからこの画像の公開希望が出ています」等のテキスト情報と、「この画像の人物は○○○○さんですか?」等のテキスト情報を表示させている。これにより、投稿画像が当該問い合わせメールの受信者であるか否かの確認を行うようにしている。
図9に示すような問い合わせメールを受信した登録ユーザーは、画像表示領域22aに示される画像について顔以外の部分を確認する。このとき、当該画像中の人物の顔部分は不鮮明化処理されている。しかしながら、当該画像中の人物が、自分であるか否かの判別は、顔部分を見ずとも、例えば服装や体型などのほか、画像中の写っている周りの状況(行ったことのある風景であるか否か等)によって識別できるものと推定できる。
ここで、明らかに本人ではないことが確認できれば、「私ではない」を示すその他の指示アイコン22gを選択すればよい。また、本人であることが推定できる場合には、「私である」を示すその他の指示アイコン22gaを選択する。なお、この時点で、即座に拒否アイコン22fを選択して、公開拒否の返信を行う選択もあり得る。
「私である」を示すその他の指示アイコン22gaが選択されて、その指示信号がサーバー装置10へと送信されると、これを受けたサーバー装置10の制御部11は、メール作成部17を制御して、再度、別形態の画像公開問い合わせメールを作成して同ユーザー端末装置へと送信してくる。このときの再度の画像公開問い合わせメールは、図10に示すような形態のものである。この図10の例示は、図5の例示と略同様であって、指示アイコンが異なる。即ち、図10の例示では、「条件1」「条件2」「条件3」等とテキスト情報を附した複数の条件指示アイコン22h,22i,22jと、「拒否」を表す許可拒否アイコン22fを並べて表示している。
また、図10の例示において、メッセージ欄22cには、図5の例示と同様に、「□□□□さんからこの画像の公開希望が出ています」と「○○○○さんはこの画像の公開を許可しますか?」等のテキスト情報に加えて、「許可する場合はその条件を選択してください」とのテキスト情報を表示させている。
図10に示す例では、投稿画像を示す画像表示領域22aの画像中の人物の顔部分に対する不鮮明化処理が解除されている。この時点(再度の問い合わせメール受信時)においては、当該投稿画像中の人物が、本人によって本人であると確認されているからである。
したがって、再度の問い合わせメール(図10)を受信した登録ユーザーは、画像中の人物の顔を確認することができる。これと同時に、例えば、その顔の表情等の詳細内容も確認することができることになる。
他人が撮影した画像の公開を諾否する際の判断基準としては、例えば、一律に自分の顔が写っていることのほかにも、写っている顔の表情等の詳細内容を検討することも有り得る。図10の例示では、当該登録ユーザー(再度の問い合わせメールの受信者)は、例えば顔の表情等の詳細内容を確認した上で、画像公開の諾否基準とすることができる。
さらに、投稿画像のそのままの状態で公開することは不同意であるが、所定の条件を付しての公開であれば許可するといった意向を踏まえて、図10の例示では、複数の条件指示アイコン22h,22i,22jを設けている。
ここで考えられる条件としては、例えば、次のような項目が考えられる。
例えば、写っている顔の表情が嫌であるという理由で公開に不同意の場合でも、顔部分への画像処理を加える条件を付しての公開であれば許可する。この場合の表情変更画像処理としては、例えば、目の部分に目隠しラインやサングラス等の既存画像等を追加挿入するフィルター処理を施したり、顔部分にモザイク処理やぼかし処理等を施したり、表情そのものを変更する処理(つぶった目に瞳を入れる処理等)等の画像処理である。これらの画像処理を適宜、複数の条件指示アイコン22h,22i,22jに割り振って選択指示するようにしてもよい。
この場合において、図10の例示だけでは、各条件内容が不明である。そこで、例えば図10のメッセージ欄22cに、さらに「条件の詳細は各アイコンをタップすると表示されます」等のテキスト情報を表示させると共に、複数の条件指示アイコン22h,22i,22jのそれぞれをタップ操作(タッチパネルの場合)等により選択指示すると、詳細条件を説明する画面を表示するようにすればよい。
また、公開条件としては、上述の顔部分に対する画像処理のほかにも、投稿画像に添付されている他の各種情報、例えばGPS情報(位置情報)等、様々な付随情報のうちの所望の情報を削除する等の処理を施した上で公開を許可するといった公開条件が考えられる。
これらの条件指示アイコン22h,22i,22jが選択指示されると、その指示信号がサーバー装置10へと送信され、これを受けたサーバー装置10の制御部11は、情報処理部14を制御して、対象とする投稿画像データについて、所定の画像処理を施した後、公開可能である旨の付随情報を追記する。その後、サーバー装置10の制御部11は、当該処理済み画像データを情報記録部15に記録保存する。
その他の構成は、上述の一実施形態と同様である。このような構成によっても、上述の一実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の一実施形態で説明した図5の画像公開問い合わせメールの例示においては、指示アイコンとして、「許可」22d,「拒否」22f,「その他(私ではない)」22g,「キャンセル」22eを例示したが、これらに加えて、例えば「条件付許可」を指示する指示アイコンを加える。この場合において、「条件付許可」指示アイコンを選択した場合には、上述の図10で例示したような再度の画像公開問い合わせメールの画面を表示させて、条件選択を行うことができるようにすればよい。このときの条件に関する説明は、図10の説明と同様である。
ここで、条件付許可の例としては、自分の顔が画像内に存在するだけで嫌な場合や、特定の場所での撮影であることや、特定の人との撮影であること等、撮影状況が明確に分かってしまうことが嫌な場合などがある。
ユーザーによっては、「撮影状況が分かるのが嫌な場合」に「自分の顔が分かるのが嫌な場合」と同じ対処をする場合があるが、この場合の切り分けは重要である。なぜなら、この点を明確にしないと、画像公開は制限される一方であるからであって、画像をアップロードするモチベーションやその画像を撮る意味自体の問題にまで発展してしまい、画像を介した分かりやすい状況説明や健全な情報交換までもが阻害される可能性がある。
したがって、公開したくない状況をきめ細かく把握すると共に、その要因を取り除く工夫をいかに行うかという点が、今後の画像コミュニケーションを進展していく上で重要な考慮点となると考えられる。
また、一緒に写っている人に迷惑がかかると考えて、一緒に写っている人についての特定性、視認性が低下される工夫がなされてさえおれば、画像のアップロードを了承することができるといった状況なども考えられる。したがって、図10の説明と同様ではあっても、よりきめ細かい対処を行うためには、条件反映部11eや要求対応データベース19と連携した画像処理を施した上での画像公開を促すことができるように構成している。
このように条件反射部11eや要求対応データベース19を備えた構成とすることによって、図10の条件1〜3を選んだ時に、各対応する複数の解決策を提示することができる。
したがって、これにより、第1印象としては公開拒否と思われた画像であっても、上述のような対処案を反映させた画像処理を施した画像を確認することで、処理済みの画像であれば公開に応じる場合も考えられる。なぜなら、その時に、写真撮影を行った以上は、その画像について、後日何らかの形態で見られるようになること、或いは、その場所その時間を共有した皆で後日の鑑賞を想定していると考えられる。したがって、それなりの記録若しくは鑑賞要求は確実に存在しており、その鑑賞要求をいつでも、どこでも、といった形態で満たすことができるのは、ネットワーク上への画像の記録、共有(シェア)、画像鑑賞などであるからである。
そして、ネットワーク上で画像を取り扱うことは、即ち、その延長線上に、画像公開、非公開、限定公開等の問題が存在する。それは、人間関係の変化などによって、あるいは年月による風化効果などによって、厳密に守られるものではない可能性もある。
誰かに対して画像鑑賞を許可した場合であっても、想定していない他の人への公開となってしまう場合もある。その場合、限定公開をシステム的に行うことは効力を失ってしまうことになる。
したがって、例えば、一般公開を許容することができる形態の画像となるように、最初から画像処理による加工を施しておくと、表情や場所はともかくとして、一緒にいたという事実が重要な場合には、例えば表情や背景を不明瞭に加工した画像であっても十分に思い出になると思える画像になる場合がある。
このような状況をも考慮して、本実施形態の画像公開システム1における画像公開は、限定的な公開など、公開形態の違いを厳密には区別せず、広義には、撮影者以外がネットワーク上のサーバー装置に画像をアップロードして記録し、その画像を他の人が鑑賞し得ることを想定している。
なお、上述の一実施形態においては、記念写真等の一般的な画像データと、当該画像データに関連するテキストデータ等の各種情報を主に扱う画像公開システム1として例示しているが、扱う情報(データ)は、これに限られることはない。
その他の形態の画像公開システムとしては、例えば、病院等の医療現場において扱われる医療情報(いわゆるカルテデータ等と呼ばれる情報等)には、各種の患者情報としての患部画像データ等に加えて、その画像データに付随する情報として個人を特定することのできる個人情報が含まれている場合がある。
このような医療現場等で用いられる患部画像等の情報公開システムとして、若しくは、その他の各種の特定分野(例えば建築分野,工事分野,各種スポーツ分野,地域行政分野等)毎に形成される組織内のコミュニティにおいて運営される情報公開システムにおいても、同様に適用することができる。
上述の一実施形態では、画像データ中の顔部分を認識するために、情報認識部としての顔認識部11aを含む顔認識システムを有して構成した例を示したが、これに限られることはない。例えば、上述の患部画像等を扱う情報公開システムとして適用する場合には、顔認識システムに代えて、対応する画像認識システム等を適宜置き換えて構成すればよい。
ところで、上述の一実施形態においては、公開諾否の判断基準を画像中の顔部分の画像データに特化して説明しているがこれに限られることはない。例えば、自分に関する顔以外の所定の情報を含む画像データが公開されることを阻止したいという要望もある。
このような場合において、自分に関する顔画像以外の所定の情報を含む画像データ等が、当該画像公開システム1内で公開を目的として投稿された場合に、その投稿画像データが公開される前に、事前に該当者が当該所定の情報を確認(チェック)することができるようにする構成も考えられる。
その場合において、登録ユーザーは、ユーザー登録時に、若しくはユーザー登録後の使用時において所望する時に、公開を拒否したい情報(公開条件情報)等を、当該登録ユーザーの個人情報の一部として合わせて登録しておくようにしてもよい。
このようにしておけば、サーバー装置10の制御部11は、登録情報データベース16を参照して事前登録された情報と、投稿画像中に合致する情報とを比較判定処理を行うことで、該当する登録ユーザーを検出することができる。
一方、図6で示したような通知(画像公開問い合わせ結果通知メール)を受け取った登録ユーザーに対しては、例えば、公開を拒否した登録ユーザー(友達,知人等)との直接のネゴシエーション(直接交渉)を行うようにしてもよい。そのために、例えば、図6で示す形態の通知に、さらに、直接交渉のための手段を示唆するようなメッセージを付すようにしてもよい。
他方、上述の一実施形態の画像公開システム1を利用するのに際しては、登録ユーザー同士の間で、投稿画像の画像公開に関し、公開許可の問い合わせと、それに対する公開許可(条件付許可を含む)又は公開拒否等のやりとりを行うことになる。
そこで、当該画像公開システム1のサーバー装置10の制御部11は、
各登録ユーザー同士で行われる画像公開に関するやりとりの情報(即ち「許可」情報,「条件付許可」情報,「拒否」情報等)を蓄積すると共に、この蓄積された情報に基づいて、個々の登録ユーザー毎の画像公開の許可又は拒否の傾向等を分析することによって、各登録ユーザーの嗜好等を学習し、画像公開に関しての許可又は拒否の判定を自動的に行うようなシステムとすることも想定できる。
この場合、自動判定結果については、例えば該当する登録ユーザーに、その旨の通知を行って、最終的な公開許可又は公開拒否の判断は、当該登録ユーザーが行うようにすればよい。
また、さらに、情報の蓄積によって、公開許可又は拒否の自動判定結果について、より高い精度を確保することができるようになれば、該当登録ユーザーの意思表示を待たずに、自動判定された判定結果に基いて、公開許可又は拒否の処理を即材に自動的に実行するような構成としてもよい。
なお、上述の各実施形態で説明した各処理シーケンスは、その性質に反しない限り、手順の変更を許容し得る。したがって、上述の処理シーケンスに対して、例えば各処理ステップの実行順序を変更したり、複数の処理ステップを同時に実行させたり、一連の処理シーケンスを実行する毎に、各処理ステップの順序が異なるようにしてもよい。即ち、特許請求の範囲,明細書及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップにおいては、発明の本質に影響しない部分について適宜省略することもできることは言うまでもない。
また、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御や機能は、多くがソフトウエアプログラムにより設定できることが多くあり、そのソフトウエアプログラムをコンピュータが読み取り実行することで上述した制御や機能を実現することができる。そのソフトウエアプログラムは、コンピュータプログラム製品として、予め製品製造過程において上記記憶媒体や記憶部等、具体的には例えばフレキシブルディスク CD−ROM等 不揮発性メモリ等の可搬媒体やハードディスク 揮発性メモリ等の記憶媒体に、その全体あるいは一部を記憶又は記録されている電子データである。また、これとは別に、製品出荷時又は可搬媒体或いは通信回線を介して流通又は提供ができるものである。利用者は、製品出荷後であっても、自ら通信ネットワークやインターネット等を介して、それらのソフトウエアプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記憶媒体からコンピュータにインストールすることで、動作させるようにすることができ、これによって容易に本実施形態の撮像装置を実現することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施することができることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
1……画像公開システム
10……サーバー装置
11……制御部
11a……顔認識部
11b……比較判定部
11c……画像公開部
11d……ユーザー登録処理部
12……通信部
13……一時記憶部
14……情報処理部
15……情報記録部
16……登録情報データベース
17……メール作成部
20a,20b,20c,20x……ユーザー端末装置
21……通信部
70……ネットワーク

Claims (7)

  1. 複数の端末装置との間でネットワークを介して接続され、上記複数の端末装置からアップロードされる複数の情報データを記録し蓄積すると共に、これら複数の情報データを所定の条件に基づいて公開する情報公開装置において、
    上記複数の端末装置との間でネットワークを介して情報データの送受信を行う通信部と、
    上記情報データに関する各種の情報処理を行う情報処理部と、
    上記ネットワークを介して上記端末装置からアップロードされ公開を許可された複数の情報データを記録し蓄積する情報記録部と、
    複数の端末装置に関する複数の固有データを記録し蓄積した端末情報データベース部と、
    上記ネットワークを介して上記端末装置からアップロードされた情報データの中から所定の情報を認識する情報認識部と、上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と上記端末情報データベース部に蓄積されている上記複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定部と、を含む制御部と、
    上記複数の端末装置に対して上記通信部及び上記ネットワークを介して電子的な情報を伝達するための通知手段を作成する通知作成部と、
    を具備し、
    上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、
    上記通知作成部は、上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可する条件を問い合わせる通知手段を作成し、
    上記制御部は、上記通知手段を上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する情報公開装置。
  2. 上記公開を許可する条件を取得して、その条件にしたがって対応する画像処理を決定するデータベース部と、
    上記データベース部によって決定された画像処理によって画像処理を行い、選択可能な表示を行う条件反映部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報公開装置。
  3. 上記制御部は、さらに、
    上記通知手段を伝送した上記特定の端末装置からの指示信号を上記通信部を介して受信し、
    受信した上記指示信号の内容に応じて、上記情報データに対して所定の情報処理を上記情報処理部によって施すと共に、
    処理済みの情報データを上記情報記録部に記録することを特徴とする請求項1に記載の情報公開装置。
  4. 上記情報認識部は、上記複数の端末装置のうちの一つからアップロードされた情報データの中から顔部分を認識する顔認識部であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の情報公開装置。
  5. 複数の端末装置と、
    ネットワークと、
    上記請求項1に記載の情報公開装置と、
    を具備していることを特徴とする情報公開システム。
  6. 複数の端末装置からネットワークを介して伝送された情報データを情報公開装置が受信する通信動作と、
    上記通信動作において受信された上記情報データの中から所定の情報を認識する情報認識動作と、
    上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と、端末情報データベース部に蓄積されている複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定動作と、
    上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、
    上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成する通知作成動作と、
    作成された上記通知手段を、上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する通知伝送動作と、
    上記通知手段が伝送された上記特定の端末装置からの指示信号を受信する指示受信動作と、
    上記指示受信動作において受信した上記指示信号の内容に応じて、上記情報データに対して所定の情報処理を施す情報処理動作と、
    上記情報処理動作において処理済みの情報データを記録する記録動作と、
    を含むことを特徴とする情報公開システムの情報公開方法。
  7. 複数の端末装置からネットワークを介して伝送された情報データを情報公開装置が受信する通信ステップと、
    上記通信ステップにおいて受信された上記情報データの中から所定の情報を認識する情報認識ステップと、
    上記情報認識部によって上記情報データから認識された所定の情報と、端末情報データベース部に蓄積されている複数の固有データとを比較して、上記情報データ中の上記所定の情報が、上記複数の固有データのうちのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致するか否かを判定する比較判定ステップと、
    上記情報認識部により上記端末装置からアップロードされた上記情報データに上記所定の情報が認識され、かつ、上記比較判定部により上記所定の情報が上記複数の固有データのいずれかの固有データに含まれる所定の情報と一致していると判定した場合には、
    上記端末装置からアップロードされた上記情報データの公開を許可するか否かを問い合わせる通知手段を作成する通知作成ステップと、
    作成された上記通知手段を、上記複数の端末装置のうちの上記所定の情報と一致した情報を持つ上記固有データに対応する特定の端末装置へと伝送する通知伝送ステップと、
    上記通知手段が伝送された上記特定の端末装置からの指示信号を受信する指示受信ステップと、
    上記指示受信ステップにおいて受信した上記指示信号の内容に応じて、上記情報データに対して所定の情報処理を施す情報処理ステップと、
    上記情報処理ステップにおいて処理済みの情報データを記録する記録ステップと、
    を含む情報公開システムの情報公開方法をコンピュータに実行させるための情報公開システムの情報公開プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002116A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 株式会社エクサ モザイク処理プログラム、モザイク処理システム

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