JP2019078080A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Kazunori Kojima
一記 小島
善樹 尾高
Yoshiki Otaka
善樹 尾高
山田 祐介
Yusuke Yamada
祐介 山田
直人 野々村
Naoto Nonomura
直人 野々村
英二 鳥居
Eiji Torii
英二 鳥居
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Abstract

【課題】ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制して、安定してドアを開くことができるようにする。【解決手段】ポールレバー130は、フルラッチ位置にあるラッチと係合してラッチのストライカとの係合を解除する方向への回動を規制している状態と、ラッチと係合していない状態とに回動可能に設けられている。ポールレバー130は、オープンリンク150の駆動により被押圧位置133aを押圧されて回動する。ポールレバー130の被押圧位置133aとポールレバー130の回動軸131aとの間の距離L1は、ポールレバー130におけるラッチとの係合位置とポールレバー130の回動軸131aとの間の距離より長い。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
車両用ドアロック装置のラッチ機構の構成を開示した先行文献として、特開2012−92631号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された車両用ドアロック装置のラッチ機構は、ラッチと、ポールと、リフトレバーとを備えている。
ラッチは、ドアが閉じられる際に、ストライカによって押動されて回動するものであり、ラッチ用スプリングによって復帰位置に向けて付勢されている。ポールは、支持軸を介してリフトレバーと共に回動可能に支持されている。ポールは、ポール用スプリングによって復帰位置に向けて付勢されている。ポールは、係合部にてラッチと係合し、ラッチの復帰位置への回動を阻止する。
リフトレバーが、ドアに設けられたアウトサイドドアハンドルおよびインサイドドアハンドルのいずれかの操作に伴って、ロック機構を介して回動させられることにより、ポール用スプリングの付勢力に抗してポールが復帰位置から回動させられ、ラッチとの係合が解除される。
特開2012−92631号公報
ラッチには、ドアが開こうとする力であるドア反力がストライカを通じて作用する。ドア反力が高い場合、ポールとラッチとの係合を解除するためのアウトサイドドアハンドルおよびインサイドドアハンドルの各々を操作する際に必要な操作力が大きくなり、ドアを開くことが困難になることがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制して、安定してドアを開くことができる、車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく車両用ドアロック装置は、ラッチと、ポールと、ポールレバーと、リフトレバーと、オープンリンクとを備える。ラッチは、車体に取付けられているストライカと係合することによって車両ドアを全閉状態に保持するフルラッチ位置と、ストライカと係合することによって車両ドアを半ドア状態に保持するハーフラッチ位置と、ストライカと係合しないアンラッチ位置とに回動可能に設けられている。ポールは、ハーフラッチ位置にあるラッチと係合してラッチのストライカとの係合を解除する方向への回動を規制している状態と、ラッチと係合していない状態とに回動可能に設けられている。ポールレバーは、フルラッチ位置にあるラッチと係合してラッチのストライカとの係合を解除する方向への回動を規制している状態と、ラッチと係合していない状態とに回動可能に設けられている。リフトレバーは、ポールと一体的に回動する。オープンリンクは、車両ドアに設けられた操作部の操作により作動してリフトレバーを押圧可能に設けられている。ポールレバーは、オープンリンクの駆動により被押圧位置を押圧されて回動する。ポールレバーの被押圧位置とポールレバーの回動軸との間の距離は、ポールレバーにおけるラッチとの係合位置とポールレバーの回動軸との間の距離より長い。
本発明の一形態においては、ポールレバーは、オープンリンクにより押圧されたリフトレバーによって上記被押圧位置を押圧されることにより回動する。
本発明の一形態においては、ラッチは、ストライカと係合するストライカ保持溝と、ストライカ保持溝に隣接したラッチ爪とを有する。ラッチ爪は、ストライカ保持溝に対して、ストライカと係合する際のラッチの回動方向における前方側に位置している。ポールレバーは、フルラッチ位置にあるラッチのラッチ爪と係合する。
本発明の一形態においては、車両用ドアロック装置は、ポールレバーを回動可能に支持するケースをさらに備える。ポールレバーの上記被押圧位置と、ポールレバーの上記係合位置とは、ケースに対して互いに反対側に位置している。
本発明の一形態においては、ポールレバーは、樹脂で構成されている。
本発明によれば、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制して、安定してドアを開くことができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置のフルラッチ状態を車両後方から見た背面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置のフルラッチ状態を車両前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除される直前の状態を車両後方から見た背面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除される直前の状態を車両前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除された状態を車両後方から見た背面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除された状態を車両前方から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチがハーフラッチ位置に位置している状態を車両後方から見た背面図である。 本実験例の結果を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置について図を参照して説明する。以下の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。本実施形態においては、自動車の前方右側に装備されるドアに装着される車両用ドアロック装置を例示して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置のフルラッチ状態を車両後方から見た背面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置のフルラッチ状態を車両前方から見た正面図である。図1においては、ベースプレートを取り外した状態の車両用ドアロック装置を図示している。
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置100は、金属製のラッチ110と、金属製のポール120と、樹脂製のポールレバー130と、鋼板製のリフトレバー140と、鋼板製のオープンリンク150と、鋼板製のアウトサイドオープンレバー160とを備える。車両用ドアロック装置100は、図示しない鋼板製のベースプレートと、鋼板製のサブベースプレート170と、樹脂製のケース180と、ゴム製のストッパ190とをさらに備える。
ケース180は、背面側にベースプレートが取り付けられており、正面側にサブベースプレート170が取り付けられている。ケース180は、ベースプレートとサブベースプレート170との間に挟まれている縦壁部184を含む。縦壁部184の背面側に、ラッチ110およびポール120が配置されている。縦壁部184の背面に、ストッパ190が固定されている。
ケース180には、ラッチ110を回動可能に支持するラッチ支持軸114、ポール120と一体的に回動するポール支持軸123、および、ポールレバー130の回動軸部131が取り付けられている。ケース180には、ポールレバー130の一部が挿通される貫通孔181、ストライカ挿通溝182、および、係止部183が設けられている。
ストライカ挿通溝182は、車体に取付けられているストライカ1が車両ドアの開閉時に相対的に進入退避する溝であり、ケース180の略中央にて水平に形成されている。なお、ストライカ挿通溝182の閉塞端部には、ストライカ1の進入を弾性的に受け止めるためのゴム製のクッションが組付けられている。係止部183は、ラッチ110がストライカ1と係合しないアンラッチ位置を規定する。
ベースプレートには、ラッチ支持軸114を軸支する孔部、および、ポール支持軸123を軸支する孔部、および、ストライカ1が挿通されるスリットが設けられている。ベースプレートは、ラッチ支持軸114およびポール支持軸123を介してサブベースプレート170に連結されている。
サブベースプレート170には、ラッチ支持軸114を軸支する孔部、および、ポール支持軸123を軸支する孔部が設けられている。サブベースプレート170は、ベースプレートとの間で、ケース180およびリフトレバー140を挟持している。
ラッチ110は、ベースプレートとサブベースプレート170とにラッチ支持軸114を介して回動可能に支持されている。ラッチ110は、ラッチ支持軸114に同軸状に組み付けられた図示しないラッチ用スプリングによって図1に示すA1方向に付勢されている。ラッチ110は、車両ドアが閉じられる際に、ストライカ1によって押動されることにより、ラッチ用スプリングの付勢力に抗して回動する。
ラッチ110は、ストライカ1と係合することによって車両ドアを全閉状態に保持するフルラッチ位置と、ストライカ1と係合することによって車両ドアを半ドア状態に保持するハーフラッチ位置と、ストライカ1と係合しないアンラッチ位置とに回動可能に設けられている。
ラッチ110は、ストライカ1と係合するストライカ保持溝111と、ストライカ保持溝111に隣接したラッチ爪112とを有する。ストライカ保持溝111は、車両ドアの開閉時に相対的に進入退避するストライカ1と摺動可能に係合する溝である。ストライカ保持溝111は、ベースプレートの上記スリットと協働してストライカ1を保持する。ラッチ爪112は、ストライカ保持溝111に対して、ストライカ1と係合する際のラッチ110の回動方向における前方側に位置している。
ラッチ110は、ラッチ爪112とは反対側にてストライカ保持溝111に隣接した保持爪113と、被係止部115とをさらに有する。保持爪113は、ストライカ保持溝111に対して、ストライカ1と係合する際のラッチ110の回動方向における後方側に位置している。被係止部115は、ラッチ110がアンラッチ位置にあるとき、係止部183と当接する。すなわち、ラッチ110は、ストライカ1と係合していないとき、ラッチ用スプリングの付勢力によって、被係止部115が係止部183に当接するまでA1方向に回動する。
ポール120は、ベースプレートとサブベースプレート170とにポール支持軸123を介してリフトレバー140と一体的に回動するように支持されている。ポール120は、ポール支持軸123に同軸状に組み付けられた図示しないポール用スプリングによって図1および図2に示すB1方向に付勢されている。ポール120は、リフトレバー140が押圧されることにより、ポール用スプリングの付勢力に抗して回動する。
ポール120は、ハーフラッチ位置にあるラッチ110と係合してラッチ110のストライカ1との係合を解除する方向への回動を規制している状態と、ラッチ110と係合していない状態とに回動可能に設けられている。
ポール120は、係合部121および延出部122を有する。係合部121は、ハーフラッチ位置にあるラッチ110のラッチ爪112と係合可能な位置に設けられている。係合部121とラッチ爪112とが係合しているとき、ラッチ110のストライカ1との係合を解除する方向(A1方向)への回動が規制される。
延出部122は、ストッパ190と当接可能な位置に設けられている。ポール120は、リフトレバー140が押圧されていないとき、ポール用スプリングの付勢力によって、延出部122がストッパ190に当接するまでB1方向に回動する。
ポールレバー130は、回動軸部131と、回動軸部131の軸方向の一端側から回動軸部131の径方向に延在する短片部132と、回動軸部131の軸方向の他端側から回動軸部131の径方向に延在する長片部133とを有する。回動軸部131の軸方向から見て、短片部132の延在方向と長片部133の延在方向とは互いに略直交している。回動軸部131は、ケース180に回動可能に支持されている。短片部132は、ケース180の貫通孔181を挿通して配置されている。
ポールレバー130は、回動軸部131に同軸状に組み付けられたスプリング139によって図1および図2に示すC1方向に付勢されている。ポールレバー130は、リフトレバー140から長片部133の先端に位置する被押圧位置133aを押圧されることにより、スプリング139の付勢力に抗して回動する。
ポールレバー130は、フルラッチ位置にあるラッチ110のラッチ爪112と係合してラッチ110のストライカ1との係合を解除する方向(A1方向)への回動を規制している状態と、ラッチ110と係合していない状態とに回動可能に設けられている。ポールレバー130は、短片部132の係合位置132aにて、ラッチ爪112と係合する。
ポールレバー130の被押圧位置133aと、ポールレバー130の係合位置132aとは、ケース180の縦壁部184に対して互いに反対側に位置している。すなわち、被押圧位置133aは、縦壁部184の正面側に位置し、係合位置132aは、縦壁部184の背面側に位置している。
ポールレバー130の被押圧位置133aとポールレバー130の回動軸部131の軸心131aとの間の距離L1は、ポールレバー130におけるラッチ110との係合位置132aとポールレバー130の回動軸部131の軸心131aとの間の距離L2より長い。
リフトレバー140は、ポール支持軸123に組み付けられている。リフトレバー140は、車両ドアに設けられた操作部である、アウトサイドドアハンドルおよびインサイドドアハンドルのいずれかの操作に伴って、ロック機構を介して回動させられる。
オープンリンク150は、ロック位置とアンロック位置との間を回動可能に設けられている。オープンリンク150は、アウトサイドオープンレバー160に突設された支持軸152に回動可能に支持されている。支持軸152とオープンリンク150との間に、図示しないオープンリンク用スプリングが設けられている。オープンリンク用スプリングは、オープンリンク150をアンロック位置に向けて図2に示すD1方向に付勢している。
オープンリンク150は、アンロック位置にあるとき、オープンリンク150の先端部151がリフトレバー140と対向しており、リフトレバー140を押圧可能に設けられている。後述するように、オープンリンク150は、車両ドアに設けられた操作部の操作により作動する。
アウトサイドオープンレバー160は、ケース180に取り付けられた回動軸163に回動可能に支持されている。アウトサイドオープンレバー160は、オープンリンク150を押圧する押圧位置と、オープンリンク150を押圧しない非押圧位置との間を回動可能に設けられている。
アウトサイドオープンレバー160は、回動軸163に対して互いに反対側に位置する一端部161と他端部162とを有する。アウトサイドオープンレバー160の一端部161は、ロッド10を介してアウトサイドハンドルに接続されている。アウトサイドオープンレバー160の他端部162には、支持軸152が突設されている。
アウトサイドオープンレバー160は、回動軸163に同軸状に組み付けられたオープンレバー用スプリングによって図2に示すE1方向に付勢されている。アウトサイドオープンレバー160は、ロッド10から一端部161を押圧されることにより、オープンレバー用スプリングの付勢力に抗して非押圧位置から押圧位置に回動する。
アウトサイドオープンレバー160は、車両ドアに設けられたアウトサイドハンドルの操作により作動し、オープンリンク150を駆動してオープンリンク150によりリフトレバー140を押圧する。
具体的には、アウトサイドハンドルが初期位置に位置するとき、アウトサイドオープンレバー160は非押圧位置に位置する。このとき、アウトサイドオープンレバー160は、オープンリンク150に対して力を及ぼさない。
アウトサイドハンドルが初期位置からラッチ解除位置へ移動すると、アウトサイドオープンレバー160が押圧位置へ回動する。オープンリンク150がアンロック位置にあるときにアウトサイドオープンレバー160が押圧位置に回動すると、アウトサイドオープンレバー160がオープンリンク150を押圧して、オープンリンク150を駆動する。駆動されたオープンリンク150は、先端部151にてリフトレバー140を押圧して回動させる。
オープンリンク150の駆動により、ポールレバー130は、被押圧位置133aを押圧されて回動する。本実施形態においては、ポールレバー130は、オープンリンク150により押圧されたリフトレバー140によって被押圧位置133aを押圧されることにより回動する。ただし、ポールレバー130は、被押圧位置133aをオープンリンク150によって直接押圧されることにより回動するように構成されていてもよい。
なお、オープンリンク150は、インサイドハンドルと操作ワイヤによって連係されている図示しないインサイドオープンレバーによっても駆動される。インサイドオープンレバーは、オープンリンク150を押圧する押圧位置と、オープンリンク150を押圧しない非押圧位置との間を回動可能に設けられている。
インサイドオープンレバーは、車両ドアに設けられたインサイドハンドルの操作により作動し、アウトサイドオープンレバー160を押圧する。そして、アウトサイドオープンレバー160が押圧されることによりオープンリンク150を駆動してオープンリンク150によりリフトレバー140を押圧する。
具体的には、インサイドハンドルが初期位置に位置するとき、インサイドオープンレバーは非押圧位置に位置する。このとき、インサイドオープンレバーは、オープンリンク150に対して力を及ぼさない。
インサイドハンドルが初期位置からラッチ解除位置へ移動すると、インサイドオープンレバーが押圧位置へ回動する。オープンリンク150がアンロック位置にあるときにインサイドオープンレバーが押圧位置に回動すると、インサイドオープンレバーがアウトサイドオープンレバー160を介してオープンリンク150を押圧して、オープンリンク150を駆動する。
以下、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100がフルラッチ状態からアンラッチ状態に移行する際の動作について説明する。以下の動作の説明においては、アウトサイドハンドルの操作によりオープンリンク150を駆動してラッチ110を回動させる場合について説明するが、インサイドハンドルの操作によりオープンリンク150を駆動してラッチ110を回動させる場合についても、オープンリンク150以降の動作は同様である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100がフルラッチ状態にあるとき、ラッチ110のラッチ爪112と、ポールレバー130の短片部132の係合位置132aとが互いに係合しており、ラッチ110は、ストライカ1との係合を解除する方向(A1方向)への回動を規制されてフルラッチ位置に位置している。このとき、ポール120の係合部121とラッチ110の保持爪113とは、互いに離間しており、ポール120はラッチ110と係合していない。
図3は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除される直前の状態を車両後方から見た背面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除される直前の状態を車両前方から見た正面図である。
図3においては、ベースプレートを取り外した状態の車両用ドアロック装置を図示している。また、図3においては、ラッチ110とポールレバー130との係合が解除されて、アンラッチ位置に位置しているラッチ110を点線で示している。
アウトサイドハンドルが操作されて初期位置からラッチ解除位置へ向けて移動すると、図3および図4に示すように、アウトサイドオープンレバー160がロッド10から一端部161を押圧されて非押圧位置から押圧位置に向けて回動する。
アウトサイドオープンレバー160が押圧位置に回動することにより、オープンリンク150の先端部151にてリフトレバー140が押圧されて回動させられる。リフトレバー140の回動に伴って、延出部122がストッパ190から離間する方向にポール120が回動する。その結果、ポール120の係合部121は、ラッチ110のラッチ爪112と係合しない位置に移動する。
リフトレバー140が回動することにより、ポールレバー130は、リフトレバー140から長片部133の被押圧位置133aを押圧され、スプリング139の付勢力に抗して回動する。その結果、ポールレバー130の短片部132の先端が、ラッチ110のラッチ爪112から離間する方向にラッチ爪112と摺接しつつ移動する。
図5は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除された状態を車両後方から見た背面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチとポールレバーとの係合が解除された状態を車両前方から見た正面図である。
図5においては、ベースプレートを取り外した状態の車両用ドアロック装置を図示している。また、図5においては、ラッチ110とポールレバー130との係合が解除される前の、ラッチ位置に位置しているラッチ110を点線で示している。
アウトサイドハンドルが操作されてラッチ解除位置に位置するとき、図5および図6に示すように、アウトサイドオープンレバー160は押圧位置に位置している。この状態においては、ポールレバー130の短片部132の先端は、ラッチ110のラッチ爪112から離間しており、ポールレバー130とラッチ110との係合が解除されている。その結果、ラッチ110は、ラッチ用スプリングの付勢力によって、被係止部115が係止部183に当接するまで回動し、アンラッチ位置に位置している。
上記のように、車両用ドアロック装置100がフルラッチ状態からアンラッチ状態に移行する。なお、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、車両ドアが半ドア状態にあるとき、ラッチ110がハーフラッチ位置に位置している。
図7は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアロック装置において、ラッチがハーフラッチ位置に位置している状態を車両後方から見た背面図である。図7においては、ベースプレートを取り外した状態の車両用ドアロック装置を図示している。
車両ドアが半ドア状態にあるとき、図7に示すように、ポール120の延出部122は、ストッパ190と当接している。ポール120の係合部121は、ラッチ110のラッチ爪112と係合しており、ラッチ110のストライカ1との係合を解除する方向への回動を規制している。これにより、車両ドアを半ドア状態に保持している。
本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、ポールレバー130の被押圧位置133aとポールレバー130の回動軸部131の軸心131aとの間の距離L1が、ポールレバー130におけるラッチ110との係合位置132aとポールレバー130の回動軸部131の軸心131aとの間の距離L2より長い。
これにより、オープンリンク150を駆動してポールレバー130を回動させる際に必要なオープンリンク150の駆動力を小さくすることができる。具体的には、ポールレバー130を回動させて短片部132の係合位置132aとラッチ110のラッチ爪112との係合を解除するために係合位置132aに作用させる力をF、オープンリンク150からポールレバー130の長片部133の被押圧位置133aに作用させる駆動力をMとすると、F×L2=M×L1の関係が満たされる。よって、L2/L1が小さいほど、オープンリンク150の駆動力Mを小さくすることができる。
オープンリンク150の駆動力Mは、アウトサイドハンドルを操作する際の操作力が、ロッド10およびアウトサイドオープンレバー160を通じてオープンリンク150に伝達された力であるため、駆動力Mを小さくすることにより、アウトサイドハンドルを操作する際に必要な操作力を低減することができる。
同様に、オープンリンク150の駆動力Mは、インサイドハンドルを操作する際の操作力が、操作ワイヤおよびインサイドオープンレバーを通じてオープンリンク150に伝達された力であるため、駆動力Mを小さくすることにより、インサイドハンドルを操作する際に必要な操作力を低減することができる。
よって、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100は、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制して、安定してドアを開くことができる。すなわち、ドア反力が大きい場合にも、比較的軽い操作力でハンドルを操作して容易にドアを開くことができる。
ここで、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100と、ポールレバー130が設けられておらず、車両用ドアロック装置がフルラッチ状態にあるときにポールの係合部がラッチの保持爪と係合する比較例に係る車両用ドアロック装置とにおいて、ドア反力と、ハンドルを操作する際に必要な操作力との関係を実験した実験例について説明する。
図8は、本実験例の結果を示すグラフである。図8においては、横軸にドア反力、縦軸に、ハンドルを操作する際に必要な操作力を示している。図8においては、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100のデータを実線、比較例に係る車両用ドアロック装置のデータを点線で示している。
図8に示すように、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100は、比較例に係る車両用ドアロック装置に比較して、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を、約1/3に抑制できていた。本実験結果から、本実施形態に係る車両用ドアロック装置100は、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制して、安定してドアを開くことができることが確認できた。
本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、ラッチ爪112が、ストライカ保持溝111に対して、ストライカ1と係合する際のラッチ110の回動方向における前方側に位置しており、ポールレバー130が、フルラッチ位置にあるラッチ110のラッチ爪112と係合している。これにより、ラッチ110、ポール120およびポールレバー130を互いに近接配置することができるため、ポールレバー130を設けることによって車両用ドアロック装置100が大型化することを抑制できる。
ただし、ポールレバー130がフルラッチ位置にあるラッチ110のラッチ爪112と係合している場合に限られず、ポールレバー130がフルラッチ位置にあるラッチ110の保持爪113と係合する構造であってもよい。
本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、ポールレバー130は、オープンリンク150により押圧されたリフトレバー140によって被押圧位置133aを押圧されることにより回動する。これにより、ポールレバー130がリフトレバー140の回動に伴って回動するため、ポール120の回動とポールレバー130の回動とを同期させることができ、ラッチ110のフルラッチ位置とハーフラッチ位置とアンラッチ位置との切り替えを安定して行なうことができる。
本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、ポールレバー130の被押圧位置133aと、ポールレバー130の係合位置132aとは、ケース180に対して互いに反対側に位置している。これにより、一部材のポールレバー130によって、ラッチ110およびリフトレバー140の各々と係合することが可能となる。その結果、簡易な構成で、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制することができる。
本実施形態に係る車両用ドアロック装置100においては、ポールレバー130は、樹脂で構成されている。これにより、ポールレバー130とラッチ110との接触面圧を低減することができる。また、ポールレバー130とラッチ110との摺動抵抗を低くすることができる。その結果、ポールレバー130を回動させて短片部132の係合位置132aとラッチ110のラッチ爪112との係合を解除するために係合位置132aに作用させる力F自体を小さくすることができる。これによっても、ドア反力が大きくなることによるハンドルを操作する際に必要な操作力の増加を抑制することができる。
ただし、ポールレバー130は、樹脂で構成されている場合に限られず、金属製の基部の表面を樹脂で被覆されていてもよいし、金属で構成されていてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ストライカ、10 ロッド、100 車両用ドアロック装置、110 ラッチ、111 ストライカ保持溝、112 ラッチ爪、113 保持爪、114 ラッチ支持軸、115 被係止部、120 ポール、121 係合部、122 延出部、123 ポール支持軸、130 ポールレバー、131 回動軸部、131a 軸心、132 短片部、132a 係合位置、133 長片部、133a 被押圧位置、139 スプリング、140 リフトレバー、150 オープンリンク、151 先端部、152 支持軸、160 アウトサイドオープンレバー、161 一端部、162 他端部、163 回動軸、170 サブベースプレート、180 ケース、181 貫通孔、182 ストライカ挿通溝、183 係止部、184 縦壁部、190 ストッパ。

Claims (5)

  1. 車体に取付けられているストライカと係合することによって車両ドアを全閉状態に保持するフルラッチ位置と、前記ストライカと係合することによって前記車両ドアを半ドア状態に保持するハーフラッチ位置と、前記ストライカと係合しないアンラッチ位置とに回動可能に設けられたラッチと、
    前記ハーフラッチ位置にある前記ラッチと係合して前記ラッチの前記ストライカとの係合を解除する方向への回動を規制している状態と、前記ラッチと係合していない状態とに回動可能に設けられたポールと、
    前記フルラッチ位置にある前記ラッチと係合して前記ラッチの前記ストライカとの係合を解除する方向への回動を規制している状態と、前記ラッチと係合していない状態とに回動可能に設けられたポールレバーと、
    前記ポールと一体的に回動するリフトレバーと、
    前記車両ドアに設けられた操作部の操作により作動して前記リフトレバーを押圧可能に設けられたオープンリンクとを備え、
    前記ポールレバーは、前記オープンリンクの駆動により被押圧位置を押圧されて回動し、
    前記ポールレバーの前記被押圧位置と前記ポールレバーの回動軸との間の距離は、前記ポールレバーにおける前記ラッチとの係合位置と前記ポールレバーの前記回動軸との間の距離より長い、車両用ドアロック装置。
  2. 前記ポールレバーは、前記オープンリンクにより押圧された前記リフトレバーによって前記被押圧位置を押圧されることにより回動する、請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記ラッチは、前記ストライカと係合するストライカ保持溝と、該ストライカ保持溝に隣接したラッチ爪とを有し、
    前記ラッチ爪は、前記ストライカ保持溝に対して、前記ストライカと係合する際の前記ラッチの回動方向における前方側に位置しており、
    前記ポールレバーは、前記フルラッチ位置にある前記ラッチの前記ラッチ爪と係合する、請求項1または請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ポールレバーを回動可能に支持するケースをさらに備え、
    前記ポールレバーの前記被押圧位置と、前記ポールレバーの前記係合位置とは、前記ケースに対して互いに反対側に位置している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記ポールレバーは、樹脂で構成されている、請求項1または請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
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