JP2019076278A - 超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラム - Google Patents

超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】穿刺アダプタが備える複数の刺入角度を、ユーザが選択可能な態様で表示させる超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムを提供する。【解決手段】実施の形態における超音波画像診断装置は、超音波プローブと、穿刺アダプタと、ディスプレイと、制御回路とを備える。超音波プローブは、超音波の送受波を行う超音波振動子を備える。穿刺アダプタは、超音波プローブに装着されて被検体の診断対象部位に向けて穿刺針を刺入する際の刺入角度を複数備える。ディスプレイは、診断対象部位に送信される超音波からの反射信号を基に生成される超音波画像を表示させる。制御回路は、超音波画像をディスプレイに表示させる。また、制御回路は、被検体に刺入される際の穿刺針の刺入角度をユーザが検討し選択可能な複数の刺入角度として超音波画像に重複してディスプレイに表示させる表示制御機能を備える。【選択図】図4

Description

本発明の実施の形態は、超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムに関する。
近年、被検体の検査を行う場合に、被検体の内部情報を収集し、この収集された情報に基づいて被検体内部を画像化して医用画像を生成するモダリティが用いられることがある。このモダリティとしては、例えば、超音波画像診断装置を挙げることができる。超音波画像診断装置は、診断対象部位に向けて送信された超音波の反射信号を受信して、当該診断対象部位に関する超音波画像を生成する。
そして得られた超音波画像をユーザが観察しながら、当該超音波画像に描出された診断対象部位に対する穿刺術が行われている。この穿刺術により穿刺針を被検体の診断対象部位に向けて挿入することで診断対象部位の組織を採取し、診断対象部位に対する薬剤の注入を行い、或いは、加熱用の加温素子を刺入して治療を行う。
このような穿刺術には、従来より穿刺アダプタが用いられてきた。この穿刺アダプタを用いることにより穿刺針を保持し、その刺入角度を維持することができるため、穿刺針を診断対象部位に対して安全に、かつ正確に刺入することができる。
具体的には、穿刺術を行う場合に、超音波プローブに穿刺アダプタを装着する。超音波プローブに装着された穿刺アダプタによって、穿刺針が被検体に対して所定の角度にて刺入される。また、穿刺アダプタを利用することで、穿刺針の刺入経路が超音波画像上に位置するように、これを保持することができる。
このような穿刺アダプタを利用した穿刺においては、ユーザは、超音波画像上において被検体内に刺入した穿刺針の刺入位置及び刺入角度を確認しつつ、これを診断対象部位に刺入する。
超音波画像上には、診断対象部位に対する穿刺針の刺入角度が表示される。通常、超音波プローブごとに装着できる穿刺アダプタの種類はある程度決まっており、また、穿刺針の刺入角度も1つ、或いは、2つ程度である。但し、これ以上の複数の刺入角度を持つ穿刺アダプタも存在する。
特許第2976379号公報
しかしながら、複数の刺入角度を持つ穿刺アダプタが用いられる場合であっても、超音波画像上に表示される穿刺針の刺入角度は1つだけである。また、複数の刺入角度を全て表示させることも可能な場合もあるが、全ての刺入角度が一度に表示されるに止まり、ユーザの刺入角度の選択処理に寄与するものではない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、穿刺アダプタが備える複数の刺入角度を、ユーザが選択可能な態様で表示させる超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムを提供することにある。
実施の形態における超音波画像診断装置は、超音波プローブと、穿刺アダプタと、ディスプレイと、制御回路とを備える。超音波プローブは、超音波の送受波を行う超音波振動子を備える。穿刺アダプタは、超音波プローブに装着されて被検体の診断対象部位に向けて穿刺針を刺入する際の刺入角度を複数備える。ディスプレイは、診断対象部位に送信される超音波からの反射信号を基に生成される超音波画像を表示させる。制御回路は、超音波画像をディスプレイに表示させる。また、制御回路は、被検体に刺入される際の穿刺針の刺入角度をユーザが検討し選択可能な複数の刺入角度として超音波画像に重複してディスプレイに表示させる表示制御機能を備える。
第1の実施の形態における超音波画像診断装置の全体構成を機能的に示す機能ブロック図。 実施の形態において利用される超音波プローブ及び当該超音波プローブに装着される穿刺アダプタを示す説明図。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイに表示される画面例。 実施の形態において、穿刺術を行う際の大まかな流れについて示すフローチャート。 実施の形態において、選択可能に表示される穿刺角度をユーザが選択する流れを示すフローチャート。 実施の形態において、穿刺術が行われる際にディスプレイに表示される画面例。 第2の実施の形態における超音波画像診断装置の全体構成を機能的に示す機能ブロック図。 第3の実施の形態における超音波画像診断装置の全体構成を機能的に示す機能ブロック図。
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
[超音波画像診断装置の構成]
図1は、実施の形態における超音波画像診断装置1の全体構成を機能的に示す機能ブロック図である。図1に示すように、超音波画像診断装置1は、被検体に対して超音波の送受信(送受波)を行う超音波プローブ2と、当該超音波プローブ2が着脱可能に接続される装置本体3とを備えている。また、超音波プローブ2には、穿刺アダプタ4が装着されている。
超音波画像診断装置1は、被検体の内部構造や血流状態などを非侵襲に調べることができる医用画像診断装置の一例である。超音波画像診断装置1は、先端に振動子(圧電振動子)を備えた超音波プローブ2から被検体の内部に向けて超音波を送信する。そして被検体内部で音響インピーダンスの不整合によって生ずる反射波を超音波プローブ2の振動子で受信する。このようにして得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成する。
超音波プローブ2は、各超音波振動子により被検体内に超音波を送信してスキャン領域を走査し、被検体からの反射波を反射信号として受信する。なお、このスキャンとしては、例えばBモードスキャンやドプラモードスキャンなど各種のスキャンがある。また、超音波プローブ2には、セクタ走査対応、リニア走査対応、コンベックス走査対応等があり、診断部位に応じて任意に選択される。
ユーザにより穿刺術が行われる際には、超音波プローブ2に穿刺アダプタ4が装着されて利用される。図2は、実施の形態において利用される超音波プローブ2及び当該超音波プローブ2に装着される穿刺アダプタ4を示す説明図である。図2に示すように、超音波プローブ2に装着される穿刺アダプタ4は、例えば、いわゆる固定バンドを用いて超音波プローブ2に固定されている。
図2に示す穿刺アダプタ4には、穿刺アダプタ4を超音波プローブ2に固定するために、超音波プローブ2の周囲を囲むように固定バンド41が設けられている。また、図示しない穿刺針を超音波画像に示される診断対象部位に案内するための穿刺針ガイド機構42が一体に設けられている。穿刺針ガイド機構42は、所定の刺入角度として、5つの刺入角度が想定され、それぞれの刺入角度ごとにガイド孔42aが設けられている。
当該穿刺アダプタ4は、例えば、超音波プローブ2の外装に設けられた突起などに対して図示しない固定部が嵌まり込み、この状態で固定バンド41により超音波プローブ2に装着される。この固定バンド41は、例えば、固定用のネジ43によって締結される。
ユーザが穿刺術を行う場合には、超音波プローブ2に固定された穿刺アダプタ4のガイド孔42aに穿刺針を挿入して、当該穿刺針を被検体に刺入させる。また、診断対象部位の位置によって選択されるガイド孔42aは変化し、ユーザによって選択される。
なお、穿刺アダプタ4は、図2に示すようなものでなくとも良い。例えば、超音波プローブ2に対して穿刺アダプタ4を装着、固定する方法は、当該固定バンドによる他、穿刺アダプタ4を超音波プローブ2に押し込んで固定する方法も採用しうる。また、固定バンド41の締結に当たっては、ネジ43以外の機構を用いることも可能である。さらには、ガイド孔42aの設置数についても、複数であれば良く、例えば、穿刺針ガイド機構42の構造によっては、無段階にガイド孔42aを選択することができるようにされていても良い。
装置本体3は、送信回路31と、受信回路32と、信号処理回路33と、画像処理回路34と、ディスプレイ35と、入力回路36とを備える。送信回路31は、超音波プローブ2に対する駆動信号の送信を行う。受信回路32は、超音波プローブ2からの反射信号の受信を行う。信号処理回路33は、当該反射信号を処理する。画像処理回路34は、超音波画像を生成する。ディスプレイ35は、生成された超音波画像をはじめ、穿刺アダプタの利用に当たって採りうる刺入角度を当該超音波画像に重複させて表示する。入力回路36は、検査者などのユーザにより入力操作されることで入力される信号を受信する。
さらに、装置本体3は、図示しない他の機器との信号の送受信を制御する通信制御回路37と、記憶回路38と、各部を制御する制御回路39とを備えている。またこれら各回路は互いにバスBに接続され、各種信号のやりとりが可能とされている。なお、これら各回路の詳細な機能については、さらに以下に説明する。
送信回路31は、制御回路39による制御に基づき、超音波プローブ2に超音波を発生させるための駆動信号、すなわち各圧電振動子に印加する電気パルス信号(以下、「駆動パルス」という)を生成し、その駆動パルスを超音波プローブ2に送信する。送信回路31は、図示しない、例えば、基準パルス発生回路、遅延制御回路、駆動パルス発生回路等の各回路を備えており、各回路が上述した機能を果たす。
また、受信回路32は、超音波プローブ2からの受信信号である反射信号を受信し、その受信信号に対して整相加算を行い、その整相加算により取得した信号を信号処理回路33に出力する。
信号処理回路33は、受信回路32から供給された超音波プローブ2からの受信信号を用いて各種のデータを生成し、画像処理回路34や制御回路39に出力する。信号処理回路33は、いずれも図示しない、例えば、Bモード処理回路(或いは、Bcモード処理回路)やドプラモード処理回路、カラードプラモード処理回路などを有している。Bモード処理回路は、受信信号の振幅情報の映像化を行い、Bモード信号を基にしたデータを生成する。ドプラモード処理回路は、受信信号からドプラ偏移周波数成分を取り出し、さらに、FFT(Fast Fourier Transform)処理などを施し、血流情報のドプラ信号のデータを生成する。カラードプラモード処理回路は、受信信号に基づいて血流情報の映像化を行い、カラードプラモード信号を基にしたデータを生成する。
画像処理回路34は、信号処理回路33から供給されたデータに基づいてスキャン領域に関する二次元や三次元の超音波画像を生成する。例えば、画像処理回路34は、供給されたデータからスキャン領域に関するボリュームデータを生成する。そしてその生成したボリュームデータからMPR処理(多断面再構成法)により二次元の超音波画像のデータやボリュームレンダリング処理により三次元の超音波画像のデータを生成する。画像処理回路34は、生成した二次元や三次元の超音波画像をディスプレイ35に出力する。なお、超音波画像としては、例えば、Bモード画像やドプラモード画像、カラードプラモード画像、Mモード画像などがある。
ディスプレイ35は、画像処理回路34により生成された超音波画像や操作画面(例えば、ユーザから各種指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などの各種画像を制御回路39の制御に従って表示する。また、穿刺術を行う際の穿刺針の刺入角度を、ガイドライン等を用いて表示させることができる。このディスプレイ35としては、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを用いることが可能である。
入力回路36は、例えば、画像表示、画像の切り替え、モード指定や各種設定などのユーザによる様々な入力操作を受け付ける。この入力回路36としては、例えば、GUI、或いは、ボタンやキーボード、トラックボール、ディスプレイ35に表示されるタッチパネル等の入力デバイスを用いることが可能である。
なお、本発明の実施の形態においては、図1に示すように、ディスプレイ35、入力回路36を超音波画像診断装置1の1つの構成要素として記載しているが、このような構成に限られない。例えば、ディスプレイ35を超音波画像診断装置1の構成要素ではなく、超音波画像診断装置1とは別体に構成することも可能である。また、入力回路を当該別体のディスプレイを用いたタッチパネルとすることも可能である。
通信制御回路37は、図示しない通信ネットワークに互いに接続される、例えば、図示しない医用画像診断装置(モダリティ)、サーバ装置や医用画像処理装置等と超音波画像診断装置1とを接続させる役割を担っている。この通信制御回路37及び通信ネットワークを介して他の機器とやり取りされる情報や医用画像に関する規格は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等、いずれの規格であっても良い。また、通信ネットワーク等との接続に当たっては、有線、無線を問わない。
記憶回路38は、例えば、半導体や磁気ディスクで構成されており、制御回路39で実行されるプログラムやデータ、超音波プローブ2に装着可能な穿刺アダプタ4の種類に関する情報が記憶されている。また、穿刺アダプタ4については、例えば、穿刺アダプタ4を識別するための、例えば製品名等の他に、例えば、当該穿刺アダプタ4によって採用可能な複数の刺入角度や当該刺入角度ごとに付与されているインデックス番号等に関する情報も記憶されている。
制御回路39は、超音波画像診断装置1の各部を統括的に制御する。制御回路39は、画像処理回路34において生成された超音波画像をディスプレイ35に表示させる。また制御回路39は、被検体に刺入される際の穿刺針の刺入角度を経路として示す、ユーザが選択可能な複数のガイドラインを超音波画像に重複してディスプレイに表示させる。
制御回路39は穿刺アダプタ特定機能、表示制御機能、フリーズ制御機能を実行する。穿刺アダプタ特定機能は、ユーザによって穿刺術が実施される際に用いられる超音波プローブ2の情報を基に、当該超音波プローブ2に装着される穿刺アダプタを特定する機能である。
制御回路39は、穿刺アダプタ特定機能を用いて、超音波プローブ2の情報から、ユーザが使用する穿刺アダプタ4を特定する。制御回路39は、当該穿刺アダプタ4の刺入角度等に関する情報を記憶回路38から取得し、ディスプレイ35に表示させる。
制御回路39の表示制御機能は、診断対象部位が含まれている超音波画像をディスプレイ35に表示させる機能である。また、ユーザが穿刺術を実施する際に、対象となる被検体に穿刺針の刺入を行うに当たって必要な情報をディスプレイ35に表示させる。具体的には、図3に示す穿刺針の刺入位置、穿刺針の刺入角度、その刺入経路を示すガイドラインG、当該ガイドラインGを見分けるためのインデックス番号等である。
制御回路39は、上述した穿刺アダプタ特定機能を用いて、使用される超音波プローブ2に装着される穿刺アダプタ4の情報を取得し、当該情報に従ってディスプレイ35に表示されている超音波画像の上にガイドラインG等を表示させる。当該ガイドラインGは、被検体に刺入される際の穿刺針の刺入角度を経路として示したものである。
なお、制御回路39が表示制御機能を用いてディスプレイ35にガイドラインG等を表示させる態様については、図3ないし図9に示す画面例を例に挙げて説明する。図3ないし図9は、実施の形態において、ユーザが穿刺角度の選択処理を行う際にディスプレイ35に表示される画面例である。
図3は、画面例の一態様を示しており、ディスプレイ35の中央に超音波画像Aが表示されている。また、超音波画像Aの略中央には、丸く囲まれた領域が示されており、当該領域は、診断対象部位Xを表わしている。ユーザは、ディスプレイ35に表示される超音波画像Aに示される診断対象部位Xに対して穿刺術が実施される際に用いられる刺入角度を見て、適した刺入角度を選択する。
超音波画像Aの右上から左下に向けて、複数の破線が表示されている。当該破線が、穿刺針の刺入角度を経路として示すガイドラインGを示している。図3では、5本のガイドラインG、すなわち、5種類の穿刺針の刺入角度が示されている。
上述したように、5本のガイドラインGは、超音波画像Aの右上から左下に向けて表示されている。すなわち、5本のガイドラインGのいずれもが右上の略1点から左下に向けて放射状に伸びているが、右上の略1点からガイドラインGが伸びるのは、この点が被検体に対する穿刺針の刺入点に当たるからである。一方、ガイドラインGが放射状に伸びるように示されているのは、同じ刺入点から被検体に穿刺針が刺入されても、その刺入角度が異なるためである。
ガイドラインGが放射状に伸びた先には、数字が表示されている。この数字はインデックスIであり、各ガイドラインGが示す各刺入角度、或いは、各ガイドラインGを区別するものである。なお、ここではインデックスIを数字で表わしているが、上述した通り各ガイドラインGが示す各刺入角度を区別することができるのであれば、数字に限定されるものではなく、例えば、アルファベット等であっても良い。
また、インデックスIの表示の仕方を各刺入角度ごとに変更することもできる。例えば、「1番目」、「3番目」、「5番目」という奇数番号が割り振られている刺入角度と、「2番目」、「4番目」と偶数番号が割り振られている刺入角度とで、例えば色を変更したり、フォントの大きさを変更したりしてその表示に変化を付けることが可能である。
このように、ディスプレイ35には、穿刺アダプタ4を使用する際に選択可能な複数の刺入角度が示される。図3においては、ディスプレイ35上、5本のガイドラインGが示されていることから、ユーザは穿刺針の刺入角度として5つの選択肢があることが理解できる。なお、選択可能な複数の刺入角度の全て、或いは、いずれかを表示させるのかについては、後述する。
ディスプレイ35上には、その画面の右側に超音波画像Aに少し被るようにして刺入角度選択表示ウインドW1が表示されている。なお、当該刺入角度選択表示ウインドW1の表示位置は、ガイドラインGの表示を妨げるものでなければ、ディスプレイ35上いずれの位置に配置されていても良い。また、ユーザの操作によって、当該刺入角度選択表示ウインドW1の表示位置を移動させることができる。
刺入角度選択表示ウインドW1は、ユーザが穿刺術を実施する場合に、穿刺針を被検体に刺入する際の角度(刺入角度)を選択する場合に用いるものである。制御回路39は、刺入角度の選択処理を行うためのユーザによる入力信号を入力回路36から受信すると、当該刺入角度選択表示ウインドW1をディスプレイ35の所定位置に表示させる。
図3に示す刺入角度選択表示ウインドW1は、「BiopsyAngle」との表示の下にユーザが選択可能な刺入角度が表示されている。ここでは、「3:65deg」と表示されている。これは複数選択可能とされている刺入角度のうち、ユーザが「3番目」の刺入角度である「65deg」を選択していることを示している。また、この刺入角度の表示は、刺入角度選択表示ウインドW1の両端に示されている左右を示す矢印を操作することで変更することができる。
図3においては、このような刺入角度選択表示ウインドW1において「3」で示される刺入角度が選択されている。そしてインデックスIを示す数字のうち、「3」の表示が点滅している。すなわち、ここでは、制御回路39が表示制御機能を用いて、超音波画像A上に表示されている5本のガイドラインGのうち、ユーザが選択した「3:65deg」に該当するガイドラインGが5本のうち何れであるかを明示している。
ユーザは、被検体に対して実施する穿刺術にとって適した刺入角度を選択することができる。すなわち、複数の刺入角度が存在する場合に、ユーザは適した刺入角度を選択するためにその刺入角度について様々検討することができる。ユーザは、刺入角度選択表示ウインドW1の矢印を操作することによって、「2番目」に規定されている刺入角度、或いは、「4番目」に規定されている刺入角度等、いずれかを選択することができる。
このように、ユーザによる刺入角度の選択処理が行われている場合には、制御回路39は、ユーザが刺入角度選択表示ウインドW1を用いて刺入角度を選択するたびに、選択された刺入角度に対応するガイドラインG及びインデックスIを強調して表示するようにその表示を制御する。
すなわち、例えば、ユーザが複数選択することができる刺入角度のうち、刺入角度選択表示ウインドW1において「3番目」の刺入角度を表示させている場合には、「3」というインデックスIが点滅する。一方、刺入角度選択表示ウインドW1に「2番目」の刺入角度を表示させている場合には、「2」というインデックスIが点滅して表示される。
なお、ユーザによっていずれの刺入角度が選択されているか、その選択状況を示す方法としては、上述したインデックスIを点滅させるという表示の他、例えば、該当するインデックスIのみを大きく表示し、その他のインデックスIの表示は小さく表示させることも可能である。またインデックスIの表示のみならず、対応するガイドラインGも併せて、或いは、ガイドラインGのみを強調して表示することも可能である。
ディスプレイ35の右下には、「決定ボタンC」が表示されている。当該「決定ボタンC」は、ユーザが刺入角度の選択処理を行った結果、いずれか1つの刺入角度を選択し、確定するために用いられる。従って、当該「決定ボタンC」が押し下げられると、選択された刺入角度が確定し、当該刺入角度のみがディスプレイ35に表示される。そして、超音波画像診断装置1においては、次に超音波プローブ2を用いた穿刺術の開始のための内部処理が開始される。
なお、ここでの「決定ボタンC」は、ディスプレイ35上に表示されているが、例えば、入力回路36を構成するいずれかのボタン等に決定ボタンCの役割を割り当てることも可能である。
また、上述したように、図3に示されている刺入角度選択表示ウインドW1では、その両端に示されている左右を示す矢印を操作することで刺入角度の表示を変更することができる。そこで、例えば、刺入角度選択表示ウインドW1自体、或いは、その中央部に決定ボタンCの役割を割り当てることも可能である。このような設定を行うことによって、刺入角度選択表示ウインドW1をクリックすることで、刺入角度の決定を確定することができます。
図4は、図3とはまた別のディスプレイ35の表示態様を示す画面例である。図4では、図3の刺入角度選択表示ウインドW1とは、その形態が異なる刺入角度選択表示ウインドが表示されている。すなわち、図4における刺入角度選択表示ウインドW2は、「BiopsyAngle」を、いわゆるプルダウンメニューを操作することによって表示させている。刺入角度選択表示ウインドW2は、刺入角度選択表示ウインドW1と異なり、ユーザが選択可能な刺入角度の全てが一覧表示される。
ユーザがプルダウンメニューに表示された刺入角度のいずれかに、例えばカーソルを当てると、選択された刺入角度の表示が変更となる。また、当該刺入角度に該当するガイドラインG、インデックスIの表示も併せて変化する。図4では、現時点で選択されている刺入角度が「3:65deg」であることから、刺入角度選択表示ウインドW2における「3:65deg」の表示が網掛けに表示されている。更にクリック操作等で「3:65deg」部分を押し下げると、「3:65deg」の刺入角度の選択を確定させることができる。
また、同時にインデックスIの表示のうち、「3:65deg」に該当する「3」の数字が点滅して、現在ユーザによって「3:65deg」が選択されている旨、示している。その他のディスプレイ35の表示は図3で示した通りである。
図5は、インデックスIの表示形態が、図3や図4と異なる場合を示している。なお、図5ないし図9までの画面例では、刺入角度選択表示ウインドW1,W2の表示については省略している。
図5に示すように、インデックスIとして示される数字のうち、「1」〜「3」と「4」、「5」とでは、その表示の大きさが異なる。すなわち、穿刺針の刺入点から見て深い角度を示す「4」、「5」のインデックスIよりも、比較的浅い角度を示す「1」〜「3」のインデックスIの方が大きく表示されている。
これは、例えば、ユーザが穿刺針を用いて実際に穿刺術を行う場合には、「4」、「5」のインデックスIで示される刺入角度よりも、「1」〜「3」のインデックスIで示される刺入角度を利用することが多いからである。このようにユーザによって選択される可能性の高いインデックスIの表示をディスプレイ35上において大きく表示させることで、ユーザの選択処理を容易にすることができる。
特に、ユーザが選択可能な複数の刺入角度をディスプレイ35に表示しつつも、例えば図5に示すように、インデックスIの表示の形態に変化を付けることによって実質的に選択の幅が狭まることになるため、ユーザが実際に刺入角度を選択する際にその選択が容易になる。また、ユーザが良く選択する刺入角度を見やすく表示させる効果も期待できる。
このような表示が制御回路39によってなされるには、予めユーザによっていずれのインデックスIを大きく表示させるといった設定が行われ、記憶回路38に記憶されている必要がある。制御回路39は、表示制御機能を用いてディスプレイ35に表示を行う際に、記憶回路38から当該設定を読み出して、例えば、図5に示すようなインデックスIの表示を行う。従って、いずれのインデックスIの表示を大きく表示させるのか、色を変えて表示させるのか、その表示形態については、任意に設定可能である。
図6は、ユーザが穿刺アダプタ4を使用する場合に、選択可能な刺入角度として、例えば、5以上の刺入角度が設定されている場合の表示態様を示す画面例である。図6に示されているように、「1」〜「5」の数字で表わされるインデックスI及びそれぞれのインデックスIに対応する5本のガイドラインGは、いずれも診断対象部位Xの左側に表示され、いずれのガイドラインGも診断対象部位X上を通過するようには表示されていない。
そして、「1」〜「5」の数字で表わされるインデックスIの表示の横に右向きの矢印IAが表示されている。この矢印IAは、ユーザが選択可能な刺入角度として穿刺アダプタ4に設けられているが、ディスプレイ35には未だ表示されていない、非表示の刺入角度を表示させるためのボタンの役割を果たすものである。従って、ユーザが当該矢印IAを操作すると、表示指示信号が制御回路39に送信される。
図7は、図6において示されているディスプレイ35において非表示とされていた刺入角度を表示させた状態を示す画面例である。図7では、「6」〜「10」までのインデックスIの数字で表わされる刺入角度が表示されている。ここでは、例えば、インデックスIの数字が「6」で示される刺入角度が診断対象部位X上を通るように表示されている。
また、インデックスIの横には、左向きの矢印IBが表示されている。この矢印IBは、図7に示されるディスプレイ35において非表示となった「1」〜「5」までのインデックスIの数字で表わされる刺入角度を再度表示させるためのボタンである。すなわち、ユーザによって矢印IAが操作されると、図6から図7に示すディスプレイ35の画面に遷移し、逆に、ユーザによって矢印IBが操作されると、図7から図6に示すディスプレイ35の画面に遷移することになる。
図8は、ユーザが穿刺アダプタ4を使用する場合に、選択可能な刺入角度として、例えば、5以上の刺入角度が設定されている場合の別の表示態様を示す画面例である。図8に示すように、この場合の穿刺アダプタ4は、インデックスIとして「1」〜「20」で表わすことができる、20もの選択可能な刺入角度を備えている。但し、これだけの多くの刺入角度の選択肢が存在すると、ディスプレイ35上にその全てを表示させるのは、視認性等の観点から妥当ではない場合も考えられる。そこで、図8においては、インデックスIが「1」、「5」、「10」、「15」、「20」で示される5つの刺入角度だけをディスプレイ35上に表示させている。
もちろん、ディスプレイ35上に表示されていないだけで、例えば、インデックスIの「1」と「5」との間には、「2」〜「4」のインデックスIで表わされる非表示の刺入角度が存在する。
図8に示す画面例では、表示されているガイドラインGのいずれもが診断対象部位X上を通っていないものの、診断対象部位Xの近くには、「10」〜「15」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGが存在している。そこで、ユーザとしては、これら「10」〜「15」の数字で示されるインデックスIで示される刺入角度を選択することになる。
但し、図8のディスプレイ35上には、上述したように、「10」、「15」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGだけが表示されており、「11」〜「14」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGは表示されていない。一方で、図8に示される画面例の状態で、「10」、「15」の数字で示されるガイドラインGの間に「11」〜「14」の数字で示されるガイドラインGを表示させてもガイドラインGが密集して表示されることになり見にくくなる可能性がある。
そこで、ユーザが「10」〜「15」の数字で示されるインデックスIを選択した場合には、制御回路39は、表示制御機能を用いてディスプレイ35の表示を切り替えて、選択されたインデックスIで示される刺入角度を示すガイドラインGを拡大して表示させる。図9は、診断対象部位Xを含む、「10」〜「15」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGを拡大してディスプレイ35に表示させた状態を示す画面例である。
図9の画面例を見ると、超音波画像Aの大きさに変更はないものの、診断対象部位Xの領域は、図8の診断対象部位Xの領域と比べて大きくなっている。すなわち、診断対象部位X及び関連するガイドラインGが拡大して表示されている。
図9に示される画面例では、ディスプレイ35上に、「10」、「15」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGのみならず、図8に示す画面例では非表示とされていた、「11」〜「14」の数字で示されるインデックスIに対応するガイドラインGも併せて表示されている。しかも上述したように、診断対象部位Xも拡大して表示されていることから、表示された6本のガイドラインGの診断対象部位Xに対する位置関係が明確に把握できる。制御回路39がその表示制御機能を用いて、図9の画面例に示すような表示をディスプレイ35上において行うことで、ユーザはより簡易、確実に穿刺術を行うに当たって適した刺入角度を選択することができる。
制御回路39が実行するフリーズ制御機能は、ユーザが刺入角度を選択する処理を行っている間、ガイドラインGの背景に表示されている超音波画像Aを停止(フリーズ)させる機能である。
通常、超音波画像診断装置1において超音波プローブ2を用いて被検体の検査を行う場合、ディスプレイ35上では、超音波画像Aがリアルタイムに被検体の動きを捉えた状態で表示されている。従って、ユーザも被検体の動きを捉えた状態の超音波画像Aが表示されていると検査や穿刺術を行うことが可能であると判断する可能性が高い。
しかしながら、ユーザが刺入角度の選択処理を行う場合には、これまで説明してきたように、使用する穿刺アダプタ4において選択可能な複数の刺入角度がディスプレイ35に表示されている。このような状態で超音波画像Aが動きのある状態で表示されると、ユーザは、例えば刺入角度の選択処理が完了していないにも拘わらず穿刺術を開始してしまう可能性が考えられる。また、刺入角度の選択処理が完了していない状態では、複数の刺入角度のそれぞれを示すガイドラインGが複数表示されており、いずれのガイドラインGに沿って穿刺針を刺入すれば良いのか、ユーザも混乱する。そして一般に、超音波画像がフリーズしている間に穿刺を行うユーザはいないと考えられる。
そこで、通常の超音波画像診断装置1においても当然にフリーズ制御機能は設けられているが、本発明の実施の形態においては、さらに、制御回路39はフリーズ制御機能を用いて、ユーザが刺入角度の選択処理を開始してから、完了するまでの間、超音波画像Aをフリーズさせる。
但し、このように本発明の実施の形態における超音波画像診断装置1においてフリーズ制御機能が設けられているが、例えば、超音波画像診断装置1を用いて穿刺を行う技量に優れるベテランのユーザは、穿刺針の刺入角度を選択する際に、超音波画像Aをフリーズさせずに刺入角度を選択し、そのまますぐに穿刺術を開始する場合もある。
このような場合に必ず超音波画像Aをフリーズさせる、ということになると刺入角度の選択処理から穿刺針の刺入に移行する間にフリーズを解除する処理が必要になり、手間ともなりかねない。そこで、超音波画像診断装置1を使用するユーザによって制御回路39のフリーズ制御機能を解除することができるように構成されていても良い。
なお、ここで例えば、制御回路39の穿刺アダプタ特定機能、表示制御機能、フリーズ制御機能については、所定のメモリや記憶回路38等に記憶される、例えば、医用画像表示プログラムといったプログラムをプロセッサに実行させることによって実現することも可能である。ここで本明細書における「プロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit) arithmetic circuit(circuitry)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、例えば記憶回路38に保存された、又は、プロセッサの回路内に直接組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。プログラムを記憶する記録回路は、プロセッサごとに個別に設けられるものであっても構わないし、或いは、例えば、図1における信号処理回路33が行う機能に対応するプログラムを記憶するものであっても、さらには図1に示す記憶回路38の構成を採用しても構わない。記憶回路の構成には、例えば、半導体や磁気ディスクといった一般的なRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置が適用される。
[動作]
次に、図10及び図11を利用して、ユーザが超音波プローブ2に装着された穿刺アダプタ4を用いて穿刺術を行う際の流れについて以下、説明する。図10は、実施の形態において、穿刺術を行う際の大まかな流れについて示すフローチャートである。また、図11は、実施の形態において、選択可能に表示される穿刺角度をユーザが選択する流れを示すフローチャートである。
まず、超音波画像診断装置1は、ユーザが穿刺術を行うに当たって使用する超音波プローブ2を特定する(ST1)。そして、ユーザが入力回路36を操作し、穿刺術が実施される被検体に対して超音波プローブ2を接触させることによって超音波画像の撮影を開始する(ST2)。撮影が開始されると、被検体からの反射波を基に、画像処理回路34において生成された超音波画像がディスプレイ35に表示される(ST3)。
ディスプレイ35に超音波画像が表示されると、次にユーザは、穿刺針を被検体に刺入させるための角度を選択する(ST4)。当該刺入角度の選択処理の流れについては、図11に詳細に示されている。
まず、制御回路39は穿刺アダプタ特定機能を用いて、例えば、記憶回路38にアクセスして、穿刺術において使用される超音波プローブ2に関する情報から、当該超音波プローブ2に対応付けられている穿刺アダプタ4に関する情報を取得する(ST11)。ここで「穿刺アダプタ4に関する情報」とは、例えば、ユーザが選択可能な刺入角度の種類、数値で表わすことのできる実際の刺入角度等の情報である。
また、制御回路39は、フリーズ制御機能を用いて、現在ディスプレイ35に表示されている超音波画像Aをフリーズさせる(ST12)。この状態で、ユーザによる刺入角度の選択処理が開始される(ST13)。
その上で、制御回路39は、表示制御機能を用いて、取得した穿刺アダプタ4に関する情報をディスプレイ35において、超音波画像Aに重ねて表示させる。この時点で、使用される穿刺アダプタ4においてユーザが選択可能な複数の刺入角度が表示されることになる(ST14)。
すなわち、複数の刺入角度を表わすインデックスIと、当該インデックスIに対応するガイドラインGとがディスプレイ35に表示される。また、ユーザが選択処理を行う際に用いる刺入角度選択表示ウインドW1、或いは、刺入角度選択表示ウインドW2がディスプレイ35上に表示される。さらに、刺入角度の選択処理が完了した際に用いられる決定ボタンCもディスプレイ35上に表示される。
このようにディスプレイ35上には、複数の選択可能な刺入角度が表示されていることから、ユーザはいずれの刺入角度が穿刺術を行うに適しているか検討した上で、選択することができる。
制御回路39では、ユーザにより決定ボタンCが押されたか否か、すなわち、ユーザによる刺入角度の選択処理が完了したか否か、判断する(ST15)。決定ボタンCからの入力信号が制御回路39において受信されない場合(ST15のNO)、さらに制御回路39は、表示切り替えの信号を入力回路36から受信したか判断する(ST16)。表示切り替えの信号を入力回路36から受信していない場合には(ST16のNO)、ステップST15に戻り、切り替えの信号を受信するまで待機の状態となる。
一方、例えば、図3に示す刺入角度選択表示ウインドW1上の左右の矢印がユーザによって操作されたか否かである。ユーザが当該左右の矢印のいずれかを操作することで、例えば、図3に示されている「3:65deg」の表示を「2:55deg」と切り替える。制御回路39では、当該ユーザによる操作、すなわち入力回路36からの表示切り替えの信号を受信した場合には(ST16のYES)、当該表示切り替えの信号に基づいて表示を切り替える(ST17)。
このことを図3に示す画面例を例に挙げて説明すると、図3に示す画面例の状態から、制御回路39が表示制御機能を用いて表示を切り替えると、改めてステップST14に戻り、刺入角度選択表示ウインドW1における表示は「2:55deg」と切り替わり、インデックスIは、当該「2:55deg」を示す数字「2」が点滅することになる。このように、ユーザの操作に連動して適宜表示の切り替えが行われながら、ユーザによる選択処理が行われる。
そして、制御回路39が決定ボタンCからの入力信号を受けて、ユーザによる刺入角度の選択処理が完了したと判断した場合には(ST15のYES)、制御回路39は、表示制御機能を用いて、ユーザによって選択された刺入角度のみをディスプレイ35に表示させる(ST18)。選択処理が完了した後も超音波画像Aの上に複数の刺入角度を表示させておくと、ユーザが穿刺針を刺入する際になっていずれの刺入角度が選択されたか不明となってしまうからである。
さらに、制御回路39は、フリーズ制御機能を用いて、ユーザによる選択処理が行われている間、フリーズさせていた超音波画像Aに対してフリーズを解除する処理を行う(ST19)。以上でユーザによる刺入角度の選択処理が完了する。
この状態でユーザによる穿刺術が開始される(図10のST5)。制御回路39では、穿刺術が完了するまでそのままの状態で待機(ST6のNO)、すなわち、穿刺術を行うに必要な各種処理を行う。
ユーザが、例えば、ボタン操作等、穿刺術を完了するための何らかの操作を行った場合には、制御回路39は穿刺術が完了したものと判断し(ST6のYES)、超音波画像の撮影も終了する(ST7)。以上により、穿刺アダプタ4における刺入角度の選択処理及び、選択された刺入角度をもっての穿刺術が完了する。
なお、以上では、ユーザが刺入角度の選択にあたって色々検討することができるように表示を切り替えながら選択処理を行うことを前提として超音波画像診断装置1の動作を説明してきた。しかし、例えば、図4に示すような刺入角度選択表示ウインドW2がプルダウンメニューの形態で表示され、プルダウンメニューに表示された刺入角度にカーソルを当てることで刺入角度の選択が完了する構成とすることもできる。この場合には、特に表示を切り替えるという処理はなされず、ユーザはディスプレイ35上に表示された複数の選択可能な刺入角度を見つつ、プルダウンメニューに表示された刺入角度から刺入角度を選択することになる。
以上説明したように、穿刺アダプタが備える複数の刺入角度を、ユーザが選択可能な態様で表示させる超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムを提供することができる。このように超音波画像診断装置のディスプレイに複数の刺入角度を選択可能に表示させることで、ユーザが刺入角度を選択する時間を短くすることができるとともに、ユーザは選択可能な刺入角度を複数把握しつつ複数の選択肢の中から穿刺術において適した刺入角度を容易に選択することができる。
なおこれまでは、ユーザが刺入角度を選択する処理が完了すると、選択された刺入角度のみをディスプレイ35に表示させるとともに、表示されている超音波画像Aに対するフリーズ処理を解除する例を説明した。すなわち、刺入角度の選択処理が完了すると、フリーズ処理が解除されて穿刺術を行うためにライブ画像に切り替わる。ライブ画像が表示されると、この画面遷移に伴って、選択処理の際にディスプレイ35に表示されていた、例えば図3ないし図9に示すような選択画面は消えることになる。
但し、刺入角度の選択処理が完了して実際に穿刺術が開始されるまでの穿刺の準備を行っている間に選択画面が消えてしまうと、ユーザがいざ穿刺を行う際に画面での確認ができない可能性がある。そこで刺入角度の選択処理が終了した場合に、当該選択画面から遷移してライブ表示画面になるのではなく、例えば、画面を分割して一方には選択画面を残し、他方にライブ表示を行うこととしても良い。
すなわち、刺入角度の選択処理が完了すると、制御回路39は、表示制御機能を用いてディスプレイ35の画面表示を分割する。分割の態様は、例えば、上下、或いは、左右等、ユーザが任意に選択可能とされている。また、選択画面とライブ表示画面とがディスプレイ35に表示されていれば、画面が何分割されても良い。
例えばディスプレイ35が2分割された場合には、一方に選択画面が表示され、他方にはライブ表示画面が表示される。図12は、実施の形態において、穿刺術が行われる際にディスプレイ35に表示される画面例である。図12に示すディスプレイ35では、画面が上下に分割されている。上側の第1の領域351には、選択画像である超音波画像A(以下、適宜「選択画像A」と表わす。)が表示されている。また、下側の第2の領域352には、選択されたガイドラインGを含むライブ表示画像Lが表示されている。
制御回路39は、ディスプレイ35の画面分割を行う際に、選択画面においては、例えば、選択処理が完了した時点の選択画像を保存して表示させても良い。また、引き続きフリーズ処理を適用した状態の画像を表示させることとしても良い。一方ライブ表示画像Lの表示に当たっては、フリーズ処理が解除された後、ライブ表示になった際に、例えば、表示されている選択画像Aとの位置合わせを行う。このような処理を行うことによって、ユーザはライブ表示を見つつも、選択画面を確認することができる。
なお、図12においては、第1の領域351も第2の領域352も同じ大きさとなるように画面が分割されているが、例えば、選択画面はあくまでも確認用であるとするならば、選択画像Aが表示される第1の領域351は、ライブ表示画像Lが表示される第2の領域352よりも小さく表示されていても良い。
また、図12の第1の領域351に表示される選択画像Aには、複数のガイドラインGが表示されている。但し、第1の領域351における選択画像Aの表示の態様については、ユーザが任意に設定することができる。例えば、最初は全ての刺入角度を示すガイドラインGが表示されていて、穿刺術が開始されたら選択された刺入角度を示すガイドラインGのみが表示されるようにしても良い。
さらに、刺入角度の選択処理が完了するとフリーズ処理が解除されてライブ画像に遷移することになるが、例えば、制御回路39がこのライブ画像への遷移をできるだけ早く行うように設定することも可能である。
すなわち、超音波画像に対してフリーズ処理を行っているということは、画面に表示されている超音波画像は、現時点よりも前の時点での被検体の状態を示すものである。例えば、ユーザが刺入角度を選択する間、超音波画像はフリーズしているが、その間も被検体は呼吸を行う等することで動く。従って、表示されているフリーズされた超音波画像が示す被検体の位置と現時点での被検体の位置とが一致するかは不明である。そのため、穿刺術を行うに当たっては、ユーザに実際に被検体に対して穿刺針を刺入する前にライブ画像で現在の被検体の状態を確認したい要求がある。
そこで、選択した刺入角度に対して、被検体がどのような位置にあるのかを少しでも早く把握するべく、ユーザは制御回路39を介してフリーズの解除時期を任意に設定することができる。例えば、ユーザが刺入角度の選択を行って決定ボタンを押し下げた時、或いは、穿刺針の移動が検出された時等に設定することができる。後者については、ユーザが刺入角度の選択処理を行っている際には、穿刺針を手に選択処理が行われることはなく、穿刺針は移動することはない、との前提である。
また、上述したように、刺入角度の選択処理が完了すると、フリーズ処理が解除されて穿刺術を行うためにライブ画像に切り替わる。もちろんユーザが選択した刺入角度の通りに穿刺術を行うことが期待されるわけであるが、例えば、場合によっては選択された刺入角度とは異なる角度で穿刺針が刺入されることも考えられないわけではない。
このような場合には、制御回路39は、超音波画像に対するフリーズ処理を解除しない、或いは、穿刺針が選択された刺入角度とは異なる角度で刺入されたことを検出して、一旦解除したフリーズ処理を改めて実行する処理を行っても良い。
(第2の実施の形態)
次に本発明における第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
上述した第1の実施の形態においては、ユーザによる選択可能な複数の刺入角度の選択処理については、予め制御回路にて使用される超音波プローブ及び対応する装着可能な穿刺アダプタの種類、情報を把握して、選択可能な複数の刺入角度をディスプレイに表示させていた。これに対して、第2の実施の形態においては、穿刺アダプタと超音波画像診断装置との間で複数の刺入角度に関する情報のやり取りが可能な構成を採用している。
図13は、第2の実施の形態における超音波画像診断装置1Aの全体構成を機能的に示す機能ブロック図である。図13に示す穿刺アダプタ4Aは、取得回路44と送信回路45とを備える。取得回路44は、ユーザによって選択された刺入角度に関する情報を取得する。また、送信回路45は、取得された情報を装置本体3に送信する。
第2の実施の形態においては、ユーザが変更選択可能な複数の刺入角度の中から所望の刺入角度を選択する場合に、ユーザ自らが穿刺アダプタ4Aを操作して刺入角度の選択を行う。当該穿刺アダプタ4Aには、上述した取得回路44が設けられており、ユーザによっていずれの刺入角度が選択されたか、その情報を取得する。また、予め当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報も保持している。
このような穿刺アダプタ4Aが使用される場合、例えば、ユーザによって刺入角度の選択処理が開始される際に、穿刺アダプタ4Aから送信回路45を介して装置本体3に向けて当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報が送信される。なお、当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報が装置本体3に送信されるタイミングについては、任意に設定することができる。
また、このように、第2の実施の形態においては、穿刺アダプタ4Aから当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報が送信されてくるため、第1の実施の形態における制御回路39とは異なり、制御回路39Aは、穿刺アダプタ特定機能を備えていない。但し、穿刺アダプタ4Aからは、当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報ではなく、例えば、穿刺アダプタ4Aの種類に関する情報のみが送信されてくる構成を採用することも可能である。この場合には、制御回路39においては、穿刺アダプタ特定機能を用いて使用される穿刺アダプタ4Aを特定する必要がある。
穿刺アダプタ4Aから送信された当該穿刺アダプタ4Aにおいて選択可能な複数の刺入角度に関する情報は、装置本体3の通信制御回路37において受信され、制御回路39Aにおいて当該情報が取り扱われる。制御回路39Aでは、受信した当該情報を基に、表示制御機能を用いてディスプレイ35に、例えば、図3ないし図9に示すようなユーザが選択可能な複数の刺入角度を表示させる。
さらに、ユーザが刺入角度を選択するたびに取得回路44が選択された刺入角度に関する情報を取得し、穿刺アダプタ4Aから装置本体3に対してユーザが選択した刺入角度に関する情報を送信する。制御回路39Aでは、受信したユーザが選択した刺入角度に関する情報を反映させて選択された刺入角度に合致するようにディスプレイ35での表示を切り替える。すなわち、穿刺アダプタの操作によって、ディスプレイに表示される選択されている刺入角度に関する表示が切り替わる。
以上説明したように、穿刺アダプタが備える複数の刺入角度を、ユーザが選択可能な態様で表示させる超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムを提供することができる。このように超音波画像診断装置のディスプレイに複数の刺入角度を選択可能に表示させることで、ユーザが刺入角度を選択する時間を短くすることができるとともに、ユーザは選択可能な刺入角度を複数把握しつつ複数の選択肢の中から穿刺術において適した刺入角度を容易に選択することができる。
特に、当該穿刺アダプタが選択可能な複数の刺入角度がディスプレイに表示されている状態で、ユーザが刺入角度の選択処理を行うべく実際に穿刺アダプタを操作し、当該穿刺アダプタの操作に連動してディスプレイの表示も切り替わることになる。そのためいずれの刺入角度を選択しているのか、ユーザにとって一目瞭然である。従って、ユーザは刺入角度の選択処理を短時間に容易かつ確実に行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に本発明における第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、上述の第1、第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
上述した第2の実施の形態においては、穿刺アダプタと超音波画像診断装置との間で複数の刺入角度に関する情報のやり取りが可能な構成を採用していた。これに対して、第3の実施の形態においては、ユーザによる選択可能な複数の刺入角度に関する情報は、穿刺針の位置情報を基にして把握することとしている。なお、ここにいう穿刺針の位置情報とは、例えばx、y、z座標で示される空間座標のみならず、穿刺針の傾きを表わす角度情報も含むものである。
図14は、第3の実施の形態における超音波画像診断装置1の全体構成を機能的に示す機能ブロック図である。図14に示す穿刺アダプタ4及び超音波画像診断装置1は、第1の実施の形態における穿刺アダプタ4及び超音波画像診断装置1とその構成において違いはない。一方、ユーザが穿刺術において用いる穿刺針Nには、センサN1が取り付けられている。当該センサN1によって、穿刺針Nの位置情報が計測され、装置本体3に対して穿刺針Nの位置情報が送信される。
超音波画像診断装置1の制御回路39は、穿刺アダプタ特定機能を用いて穿刺術において使用される穿刺アダプタに関する情報を、例えば記憶回路38から取得する。この点については、第1の実施の形態において説明した通りである。取得された当該穿刺アダプタ4において選択可能な複数の刺入角度に関する情報は、ディスプレイ35に表示される。さらに制御回路39は、センサN1から送信される穿刺針Nの位置情報を基に、現在の穿刺針Nの位置が、穿刺アダプタ4において選択可能な複数の刺入角度のいずれの刺入角度を表わしているのかを判断して、該当するインデックスIやガイドラインGを強調して表示させる。
また、ユーザが刺入角度を選択するべく、穿刺針Nを移動させると、当該穿刺針Nの動きに合わせてディスプレイ35に表示される選択されている刺入角度に関する表示が切り替わる。
以上説明したように、穿刺アダプタが備える複数の刺入角度を、ユーザが選択可能な態様で表示させる超音波画像診断装置及び医用画像表示プログラムを提供することができる。このように超音波画像診断装置のディスプレイに複数の刺入角度を選択可能に表示させることで、ユーザが刺入角度を選択する時間を短くすることができるとともに、ユーザは選択可能な刺入角度を複数把握しつつ複数の選択肢の中から穿刺術において適した刺入角度を容易に選択することができる。
そのため、穿刺針の位置が把握できる状態にあれば、第2の実施の形態において説明したような穿刺アダプタを特に用意することなく、ユーザが選択している刺入角度を的確にディスプレイに表示させることができる。
また、穿刺アダプタの種類によっては、選択可能な刺入角度が予め定められているのではなく、その機構から無段階に刺入角度を選択することが可能な穿刺アダプタも存在する。このような穿刺アダプタを利用する場合には特に、第3の実施の形態において説明した構成を採用することによって、穿刺アダプタにおいて選択した角度を穿刺針の位置から把握することができる。このように使用する穿刺アダプタを選ばない点においても優位な効果を奏する。
さらに、センサによって穿刺針の位置が把握できることから、例えば、ユーザが刺入角度の選択処理を行っている際にフリーズされている超音波画像のフリーズ解除を穿刺針の移動に連動して行うことも可能である。
すなわち、上述したように、刺入角度の選択処理が行われている際には、ユーザは穿刺針を移動させない。刺入角度が選択されてこれから実際に穿刺術を行う、という時になって、ユーザは例えば穿刺針を手にする。従って、この時の穿刺針の移動をセンサで検出し、超音波画像に対するフリーズを解除して選択画面をライブ画像を表示する画面へと遷移させることを自動的に行うことができる。このような処理を行うことにより、ユーザがフリーズを解除する手間を省くことができる。
なお、センサによって穿刺針の位置を検出する点について、当該検出処理はユーザによる刺入角度の選択処理が完了してから開始しても、或いは、刺入角度の選択処理中から継続して行われていても良い。また後者の場合、選択処理が完了した時点で一度検出処理を初期化(リセット)して、改めて検出処理を行うこととしても良い。
さらに、制御回路がフリーズの解除を自動的に行うことについて、たとえ穿刺針にセンサが設けられていない場合であっても、例えば、穿刺アダプタ内に穿刺針の移動を検出する手段が設けられていれば、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述したように、ユーザが複数の刺入角度の中から1つの刺入角度を選択する際には、入力回路を介して刺入角度選択表示ウインドから刺入角度を選択することになる。但し、例えば、入力回路がディスプレイの役割も果たす場合(例えば、入力回路がタッチパネルである場合)には、ユーザがディスプレイ上で選択する刺入角度を直接タッチすることにより刺入角度の選択が完了する。
また、上述したユーザによる刺入角度の選択処理の流れにおいて、例えば、ユーザの選択処理に対して、選択可能な時間に制限を設けることも可能である。この場合には、制御回路がユーザによる刺入角度の選択処理が開始された時点から時間を計測し、決定ボタンからの信号を受信することなく所定の時間が経過した場合には、ユーザに対して選択処理が完了したか否かの問い合わせを行う。その結果、選択処理が完了していないとの信号を受信した場合には、制御回路は継続してユーザによる選択処理を行う。一方、選択処理が完了したとの信号を受信した場合には、選択された刺入角度のみを表示させ超音波画像に対するフリーズ処理を解除する。
また、刺入角度の選択処理が完了し、超音波画像に対するフリーズ処理を解除した後に、改めて、ユーザに刺入角度の選択処理が完了したか否かの問い合わせ、或いは、改めて選択処理を再開するか否かの問い合わせを行うこととしても良い。
1 超音波画像診断装置
2 超音波プローブ
3 装置本体
31 送信回路
32 受信回路
33 信号処理回路
34 画像処理回路
35 ディスプレイ
36 入力回路
37 通信制御回路
38 記憶回路
39 制御回路
4 穿刺アダプタ
A 超音波画像
C 決定ボタン
G ガイドライン
I インデックス
W1,W2 刺入角度選択表示ウインド
X 診断対象部位

Claims (18)

  1. 超音波の送受波を行う超音波振動子を備える超音波プローブと、
    前記超音波プローブに装着されて被検体の診断対象部位に向けて穿刺針を刺入する際の刺入角度を複数備える穿刺アダプタと、
    前記診断対象部位に送信される超音波からの反射信号を基に生成される超音波画像を表示させるディスプレイと、
    前記超音波画像を前記ディスプレイに表示させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記被検体に刺入される際の前記穿刺針の前記刺入角度をユーザが検討し選択可能な複数の刺入角度として前記超音波画像に重複して前記ディスプレイに表示させる表示制御機能を備えることを特徴とする超音波画像診断装置。
  2. 超音波の送受波を行う超音波振動子を備える超音波プローブと、
    前記超音波プローブに装着されて被検体の診断対象部位に向けて穿刺針を刺入する際の刺入角度を複数備える穿刺アダプタと、
    前記診断対象部位に送信される超音波からの反射信号を基に生成される超音波画像を表示させるディスプレイと、
    前記超音波画像を前記ディスプレイに表示させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    ユーザが前記穿刺針の前記刺入角度を選択する際に、前記ディスプレイに表示される前記超音波画像をフリーズさせるフリーズ制御機能を備えることを特徴とする超音波画像診断装置。
  3. 前記制御回路は、前記ユーザが前記穿刺針の前記刺入角度を選択する際に、前記ディスプレイに表示される前記超音波画像をフリーズさせるフリーズ制御機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波画像診断装置。
  4. 前記制御回路は、前記被検体に刺入される際の前記穿刺針の前記刺入角度を前記ユーザが検討し選択可能な複数の刺入角度として前記超音波画像に重複して前記ディスプレイに表示させる表示制御機能を備えることを特徴とする請求項2に記載の超音波画像診断装置。
  5. 前記制御回路は、前記ディスプレイに表示された選択可能な複数の前記刺入角度のうち、前記ユーザによる前記刺入角度の選択処理に合わせて、選択された前記刺入角度に合致するように前記ディスプレイ上の表示を変更することを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  6. 前記制御回路は、前記ユーザが角度を選択する処理を完了した場合に、選択された角度のみを前記ディスプレイに残して表示させることを特徴とする請求項1、3ないし5のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  7. 前記制御回路は、選択可能な複数の前記刺入角度のうち、前記ユーザによって選択された前記刺入角度を前記ディスプレイ上で強調して表示させることを特徴とする請求項1、3ないし6のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  8. 前記制御回路は、前記ユーザが選択可能な前記刺入角度が予め設定された数以上存在する場合には、前記刺入角度を限定して表示させることを特徴とする請求項1、3ないし7のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  9. 前記制御回路は、前記刺入角度を限定して表示させた場合に、前記ユーザからの表示指示信号を受けて、非表示とされた刺入角度を前記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項8に記載の超音波画像診断装置。
  10. 前記制御回路は、前記非表示とされた刺入角度を前記ディスプレイに表示させる際に、前記診断対象部位と前記非表示とされた刺入角度とを含む領域を拡大して表示させることを特徴とする請求項9に記載の超音波画像診断装置。
  11. 前記制御回路は、前記ディスプレイの表示領域を第1の領域と第2の領域とに分割し、前記第1の領域には、選択可能複数の前記刺入角度を重複して表示させた前記超音波画像を表示させ、前記第2の領域には、前記フリーズを解除した超音波画像を表示させることを特徴とする請求項4ないし請求項10のいずれかに記載の超音波画像診断装置。
  12. 前記制御回路は、前記第1の領域と前記第2の領域との大きさを変えて前記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項11に記載の超音波画像診断装置。
  13. 前記制御回路は、設定により、前記フリーズ制御機能に基づく前記超音波画像に対するフリーズを解除可能とすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の超音波画像診断装置。
  14. 前記穿刺アダプタは、前記ユーザによって選択された刺入角度に関する情報を取得する取得回路と、取得された前記情報を装置本体に送信する送信回路とを備え、
    前記制御回路は、前記穿刺アダプタから前記情報を受信した場合に、前記情報を反映させて選択された前記刺入角度に合致する前記ディスプレイ上の表示に変更することを特徴とする請求項1または請求項4に記載の超音波画像診断装置。
  15. 前記制御回路は、前記穿刺針の位置情報を基に、前記位置情報を反映させて選択された前記刺入角度に合致する前記ディスプレイ上の表示に変更することを特徴とする請求項1または請求項4に記載の超音波画像診断装置。
  16. 前記制御回路は、前記ユーザによる前記刺入角度の選択処理が完了した後に、前記穿刺針の前記位置情報を受けて前記超音波画像に対するフリーズを自動的に解除することを特徴とする請求項15に記載の超音波画像診断装置。
  17. 超音波画像診断装置に、
    使用される超音波プローブを特定するステップと、
    特定された前記超音波プローブに使用される穿刺アダプタに関する情報を取得するステップと、
    前記穿刺アダプタを利用する際に、被検体に刺入される際の穿刺針の刺入角度を経路として示す、ユーザが選択可能な複数の刺入角度を超音波画像に重複してディスプレイに表示させるステップと、
    前記ディスプレイに表示された選択可能な複数の前記刺入角度のうち、前記ユーザによる前記刺入角度の選択処理に合わせて、選択された前記刺入角度に合致する前記ディスプレイ上の表示に変更するステップと、
    前記ユーザによる選択処理が完了した場合に、選択された前記刺入角度のみを表示させるステップと、
    を含む処理を実行させることを特徴とする医用画像表示プログラム。
  18. 前記ユーザによる選択処理が開始される前に、前記ディスプレイに表示される前記超音波画像をフリーズさせるステップと、
    前記ユーザによる選択処理が完了した場合に、前記超音波画像の前記フリーズを解除させるステップと、
    を含む処理をさらに実行させることを特徴とする請求項17に記載の医用画像表示プログラム。
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