JP2019074056A - 車両の制御装置及び、制御方法 - Google Patents

車両の制御装置及び、制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クラッチ断時にロックアップクラッチを効果的に締結させる。【解決手段】動力源2の回転動力がロックアップクラッチ25を含む流体継手10からクラッチ装置70を介して変速機80に伝達される車両1の制御装置100であって、ロックアップ出力回転数がロックアップ入力回転数よりも高く、且つ、ロックアップクラッチ25が断の状態で、変速制御を実施する場合に、動力源2からロックアップクラッチ25に入力される回転数が変速制御開始時の回転数以上に維持されるように動力源2の駆動を制御する回転数制御を実施する。【選択図】図2

Description

本開示は、車両の制御装置及び、制御方法に関する。
従来、車両等においては、動力源の出力側に、流体継手(トルクコンバータを含む)、クラッチ装置、変速機等を順に配置した動力伝達装置が広く実用化されている(例えば、特許文献1,2参照)。
一般的に、この種の流体継手は、フロントカバー及び、ピストンを含むロックアップクラッチを備えている。ロックアップクラッチは、フロントカバーとピストンとの間の作動圧室から油圧をリリースすることにより締結するように構成されている。
特開2016−142321号公報 特開平09−004693号公報
ところで、上述した流体継手においては、入力側の回転数が出力側の回転数よりも高くなければ、ロックアップクラッチが締結されないか、或は、締結され難くなる傾向がある。このため、例えば、車両が下り坂を惰性走行する状態で変速機がシフトチェンジするクラッチ断時に、ロックアップクラッチの入力側の回転数が出力側の回転数よりも低いと、ロックアップクラッチが締結され難くなることで、排気ブレーキ等の制動力を効果的に活用できなくなる課題がある。
本開示の技術は、変速機のシフトチェンジによるクラッチ断時に、ロックアップクラッチを効果的に締結させることを目的とする。
本開示の装置は、動力源の回転動力がロックアップクラッチを含む流体継手からクラッチ装置を介して変速機に伝達される動力伝達装置を搭載した車両の制御装置であって、前記ロックアップクラッチの入力回転数を取得する入力回転数取得手段と、前記ロックアップクラッチの出力回転数を取得する出力回転数取得手段と、前記車両の車速を取得する車速取得手段と、少なくとも前記車速に基づいて、前記クラッチ装置を接から断に切り替えると共に、前記変速機をシフトチェンジさせる変速制御を実施する第1制御手段と、前記出力回転数が前記入力回転数よりも高く、且つ、前記ロックアップクラッチが断の状態で、前記第1制御手段が前記変速制御を実施する場合に、前記動力源から前記ロックアップクラッチに入力される回転数が前記変速制御開始時の回転数以上に維持されるように前記動力源の駆動を制御する回転数制御を実施する第2制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記第2制御手段は、前記車両の惰性走行中に前記車速が増加している状態で、前記第1制御手段が前記変速制御を実施する場合に、前記回転数制御を実施することが好ましい。
また、前記第2制御手段は、前記回転数制御の開始後、前記入力回転数が前記出力回転数と一致して前記ロックアップクラッチが接になると、該回転数制御を終了することが好ましい。
また、前記変速機の入力回転数を取得する変速機入力回転数取得手段をさらに備え、前記第2制御手段は、前記回転数制御の開始後、前記出力回転数が前記変速機入力回転数と一致して前記クラッチ装置が接になると、該回転数制御を終了することが好ましい。
また、前記ロックアップクラッチが、前記動力源の出力軸に一体回転可能に設けられたフロントカバー及び、該フロントカバーとの間に作動圧室を区画するピストンを含み、該作動圧室から油圧をリリースすることにより接となるものでもよい。
本開示の方法は、動力源の回転動力がロックアップクラッチを含む流体継手からクラッチ装置を介して変速機に伝達される動力伝達装置を搭載した車両の制御方法であって、前記ロックアップクラッチの出力回転数が入力回転数よりも高く、且つ、前記ロックアップクラッチが断の状態で、前記クラッチ装置を接から断に切り替えて前記変速機をシフトチェンジさせる変速制御が実施される際に、前記動力源から前記ロックアップクラッチに入力される回転数を前記変速制御開始時の回転数以上に維持するように前記動力源の駆動を制御することを特徴とする。
本開示の技術によれば、変速機のシフトチェンジによるクラッチ断時に、ロックアップクラッチを効果的に締結させることができる。
本実施形態に係る車両に搭載された動力伝達装置の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る回転数維持制御の処理内容を説明するタイミングチャート図である。 本実施形態に係る回転数維持制御を説明するフローチャート図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る車両の制御装置及び、制御方法について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施形態に係る車両1に搭載された動力伝達装置の一例を示す模式図である。車両1には、動力源の一例として、エンジン2が搭載されている。エンジン2のクランクシャフト3には、流体継手(例えば、トルクコンバータ)10が接続されている。流体継手10には、クラッチ装置70を介して変速機80が接続されている。
流体継手10は、主として、ポンプ12、タービン13、出力軸20、タービンハブ21、ロックアップクラッチ25を構成するフロントカバー14及びピストン22を備えている。
フロントカバー14は、前側が閉じ、且つ、後側が開放された円筒状の部材である。フロントカバー14は、クランクシャフト3に一体回転可能に設けられており、エンジン2からの駆動力がクランクシャフト3を介してフロントカバー14に入力されるようになっている。
フロントカバー14の後端側外周縁には、ポンプ12の前端側外周縁が、例えば溶接等によって接合されている。ポンプ12は、出力軸20に相対回転可能に設けられている。フロントカバー14と、ポンプ12とにより囲まれる空間には、作動油が充填される。
タービンハブ21は、出力軸20に一体回転可能に固定されている。タービン13は、ポンプ12と対向配置されており、内周側がタービンハブ21を介して、出力軸20に一体回転可能に固定されている。タービン13は、エンジン2からクランクシャフト3及び、フロントカバー14を介してポンプ12に伝達された駆動力を、作動油を介して受け取り、出力軸20に伝達する。
ピストン22は、フロントカバー14の後側面に対向するように配置されている。ピストン22の外周部の前側面には、摩擦材の一例としてのクラッチフェージング23が装着されている。また、ピストン22は、ダンパ機構部24を介してタービンハブ21に固定されている。
ダンパ機構部24は、ピストン22がフロントカバー14に係合する際の衝撃に起因するトルク変動や、フロントカバー14とピストン22とが接状態にある場合におけるトルク変動等を緩和するように作用する。
ピストン22は、出力軸20の軸方向に移動可能となっており、フロントカバー14側に移動することにより、クラッチフェージング23をフロントカバー14の後側面に接触させてフロントカバー14と機械的に係合可能となっている。このような構成により、ピストン22と、フロントカバー14とは、所謂ロックアップクラッチ25を構成している。
ピストン22は、フロントカバー14と、ポンプ12とで囲まれている空間を、第1作動圧室29と、第2作動圧室30とに区画する。第1作動圧室29に対して、不図示の作動油回路により作動油の供給及び排出が可能となっており、また、第2作動圧室30に対して、不図示の作動油回路により作動油の供給及び排出が可能となっている。
第1作動圧室29側の油圧が、第2作動圧室30側の油圧よりも高い場合には、ピストン22は、フロントカバー14から離反する方向に移動し、ロックアップクラッチ25が断状態(ロックアップ断状態)となる。一方、第2作動圧室30側の油圧が、第1作動圧室29側の油圧よりも高い場合には、ピストン22は、フロントカバー14に近接する方向に移動し、ロックアップクラッチ25が滑り状態(半クラッチ状態)又は接状態(ロックアップ接状態)となる。
クラッチ装置70は、例えば、湿式多板クラッチであって、複数枚のクラッチプレート72を備えている。クラッチ装置70は、入力側のクラッチドラム71をトルクコンバータ10の出力軸20に接続されると共に、出力側のクラッチハブ73を変速機80のインプットシャフト82に接続されており、トルクコンバータ10と変速機80との間の動力伝達を断接する。なお、クラッチ装置70は、変速クラッチであれば、乾式単板クラッチ等、他のクラッチ装置であってもよい。
変速機80は、例えば、機械式自動変速機(AMT)であって、主として、インプットシャフト82、アウトプットシャフト83、カウンタシャフト84、これらシャフト82〜84に設けられた複数の変速ギヤ列85及び、シンクロメッシュ機構86等を備えている。アウトプットシャフト83は、何れも不図示のプロペラシャフト、デファレンシャルギヤ等を介して左右の駆動輪に接続されている。
エンジン回転数センサ90は、本発明の入力回転数取得手段の一例であって、エンジン回転数NEを取得する。タービン回転数センサ91は、本発明の出力回転数取得手段の一例であって、クラッチドラム71の回転数(以下、タービン回転数NTという)を取得する。変速機入力回転数センサ92は、本発明の変速機入力回転数取得手段の一例であって、変速機80の入力回転数(以下、インプットシャフト回転数NIという)を取得する。車速センサ93は、変速機80の出力回転数から車速Vを取得する。アクセル開度センサ94は、不図示のアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度AC(又は、燃料噴射指示値Q)を取得する。これら各種センサ類90〜94のセンサ値は、電気的に接続された電子制御ユニット100に出力される。
電子制御ユニット100は、車両1の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。また、電子制御ユニット100は、変速制御部110と、エンジン制御部120とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウェアである電子制御ユニット100に含まれるものとして説明するが、これらを別体のハードウェアに設けてもよい。
変速制御部110は、本発明の第1制御手段の一例であって、エンジン2の運転状態や車両1の走行状態等に基づいて、変速機80を自動的にシフトアップ又はシフトダウンさせる自動変速制御を実施する。具体的には、電子制御ユニット100のメモリには、例えば、車速V及びアクセル開度ACに基づいて参照されるシフトチェンジマップ130が記憶されている。シフトチェンジマップ130には、変速機80の各ギヤ段に対応する複数本のシフトチェンジラインLが設定されている。変速制御部110は、例えば、車速センサ93のセンサ値等に応じた車両1の走行状態がシフトチェンジマップ130上のA点からシフトチェンジラインLを超えてB点に移動すると、クラッチ装置70を断にすると共に、シンクロメッシュ機構86を作動させ、変速ギヤ列85を高速段側のギヤ段にギヤインさせるシフトアップ変速制御を実行する。シフトアップ変速制御は、シンクロメッシュ機構86によりシフトアップ先の変速ギヤ列85が同期結合(ギヤイン)されると、クラッチ装置70を断から接に切り替えることにより終了する。なお、シフトチェンジマップ130は、必ずしも図形化する必要はなく、数値データとして記憶してもよい。また、シフトダウン時の処理内容は、シフトアップ時と略同様の処理となるため、詳細な説明は省略する。
エンジン制御部120は、本発明の第2制御手段の一例であって、運転者によるアクセルペダルの踏込み量等に応じてエンジン2の不図示のインジェクタの燃料噴射量を制御するエンジン制御を実施する。また、エンジン制御部120は、運転者がアクセルペダルを踏み込んでいない状態(アクセル開度ACが略ゼロ)であっても、車両1が下り坂等を惰性走行する際に、変速制御部110によってシフトアップ制御が開始されると、エンジン回転数NEをシフトアップ制御開始時の回転数に維持(又は、僅かに上昇)させる回転数維持制御を実行する。以下、回転数維持制御の詳細について説明する。
図2は、回転数維持制御の処理内容を説明するタイミングチャート図である。なお、図示例では、2速段から3速段へのシフトアップ時を示しているが、1速段から2速段、或は、3速段から4速段等、他の変速段へのシフトアップ時も同様の処理内容となるため、説明は省略する。
図2にておいて、時刻t0〜t1は、例えば、2速段にギヤインした状態で、車両1が下り坂を惰性走行している状態を示している。時刻t0〜t1にて、車速Vは車両1の惰性走行により次第に増加する。同様に、タービン回転数NT及びインプットシャフト回転数NIも、駆動輪からクラッチ装置70を介して伝達される動力により次第に上昇する。この間、エンジン回転数NEも流体継手10の引き摺りにより次第に上昇する。
時刻t1にて、車速Vが閾値(図1に示すシフトチェンジマップ130のシフトラインL)を超えると、変速制御部110により、2速段から3速段へのシフトアップ制御が開始される。すなわち、クラッチ装置70を接から断に切り替えると共に、2速段のシンクロメッシュ機構86をニュートラルにするギヤ抜き動作が開始される。さらに、流体継手10の第1作動圧室29から作動油を排出すると共に、第2作動圧室30に作動油を供給するロックアップクラッチの締結(ロックアップクラッチON)が開始される。
エンジン制御部120は、シフトアップ制御開始時の時刻t1にて、エンジン回転数センサ90から入力されるエンジン回転数NEを目標回転数NETagに設定すると共に、以降、エンジン回転数NEを目標回転数NETagに維持(又は、僅かに上昇)させる回転数維持制御を開始する。回転数維持制御時にエンジン2のインジェクタに出力する燃料噴射指示値は、予め目標回転数NETag毎に応じて設定した所定の噴射量指示値を出力してもよく、或は、エンジン回転数センサ90により取得される実エンジン回転数NEActと目標回転数NETagとの差に基づいてフィードバック制御してもよい。
時刻t1にて、2速段のギヤ抜き動作が開始されると、2速段の変速ギヤ列85とアウトプットシャフトシャフト83との結合が解除されることで、インプットシャフト回転数NIは次第に低下する。同様に、クラッチ装置70の断により、タービン回転数NTも次第に低下する。この間、エンジン回転数NEは、回転数維持制御によって目標回転数NETagに維持されている。
時刻t2にて、タービン回転数NTがエンジン回転数NEよりも低下すると、流体継手10の入力側であるフロントカバー14の回転数が出力側のタービン13の回転数よりも高くなることで、ピストン22はフロントカバー14側に移動を開始する。すなわち、回転数維持制御を実施しない場合には、破線L1に示すように、エンジン回転数NEがタービン回転数NTよりも低下することで、ロックアップクラッチ25が締結され難くなる状態を生じていたが、回転数維持制御によりエンジン回転数NE(フロントカバー14の回転数)をタービン回転数NTよりも高くすることで、ピストン22がフロントカバー14側に容易に移動するようになり、ロックアップクラッチ25を確実に締結させることが可能になる。
時刻t3にて、3速段のギヤ段のギヤイン動作が開始され、これに伴いシンクロメッシュ機構86に同期荷重が生じると、インプットシャフト回転数NIは駆動輪からの動力伝達により次第に上昇し始める。さらに、時刻t4にて、クラッチ装置70が半クラッチ状態になると、以降、タービン回転数NTも次第に上昇し始める。その後、タービン回転数NTがエンジン回転数NEと一致してロックアップ接状態となり、クラッチ装置70が半クラッチ状態から完接されると、時刻t5にて3速段へのシフトアップ制御を終了する。3速段へのシフトアップ制御が終了すると、以降、エンジン回転数NE、タービン回転数NT及び、インプットシャフト回転数NIは、車速Vの増加に従い略同じ回転数で上昇する。なお、破線L2,L3は、回転数維持制御を実施しなかった場合のタービン回転数NT及び、インプットシャフト回転数NIの推移を示している。
時刻t1にて開始した回転数維持制御は、タービン回転数NTがエンジン回転数NEと一致するロックアップ締結時、クラッチ装置70が完接されるシフトアップ制御終了時、或は、時刻t1からの経過時間が所定の閾値時間に達した場合の何れかの条件成立時に終了すればよい。
次に、図3に基づいて、本実施形態に係る回転数維持制御のフローを説明する。
ステップS100では、車両1が下り坂等を惰性で走行する惰性走行状態にあるか否かを判定する。惰性走行状態にあるか否かは、アクセル開度センサ94により取得されるアクセル開度が略ゼロであり、且つ、車速センサ93により取得される車速Vが増加しているか否かで判定すればよい。肯定の場合、本制御はステップS110に進む。
ステップS110では、車速Vが閾値を超えたことにより、シフトアップ制御が開始されたか否かを判定する。シフトアップ制御が開始された場合、本制御は回転数維持制御を実施すべくステップS120に進む。
ステップS120では、エンジン回転数NEをシフトアップ制御開始時の回転数(目標回転数NETag)に維持する回転数維持制御が開始される。
ステップS130では、回転数維持制御の終了条件が成立したか否かを判定する。終了条件としては、タービン回転数NTがエンジン回転数NEと一致するロックアップクラッチ25の完接、タービン回転数NTがインプットシャフト回転数NIと一致するクラッチ装置70の完接、又は、回転数維持制御開始からの経過時間が所定の閾値時間に達する何れかの条件成立をもって判定すればよい。
ステップS130にて終了条件が成立していれば、ステップS140に進み回転数維持制御を終了する。すなわち、車両1が依然として惰性走行(アクセル開度をゼロ)していれば、エンジン2の燃料噴射を停止し、車両1が再加速していれば、アクセルペダルの踏込み等に応じて燃料噴射量を制御する通常のエンジン制御に切り替えて、本制御はリターンされる。
以上詳述した本実施形態によれば、車両1の惰性走行時に、流体継手10の出力側回転数が入力側回転数よりも高く、且つ、ロックアップクラッチ25が断の状態で、変速機80がシフトアップされる場合には、エンジン回転数NEをシフトアップ制御開始時の回転数に維持する回転数維持制御が実施される。これにより、シフトアップ制御時にエンジン回転数NEがタービン回転数NTよりも高くなり、ピストン22をフロントカバー14側に容易に移動させることが可能となり、ロックアップクラッチ25を確実に締結させることができる。また、ロックアップクラッチ25が確実に締結されることにより、排気ブレーキ等の補助ブレーキの制動力を効果的に活用することが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、回転数維持制御は、車両1が下り坂を惰性走行する際に変速機80がシフトアップされる場合に実施されるものとして説明したが、流体継手10の出力側回転数が入力側回転数よりも高い状態で変速機80がシフトチェンジされる場合等に実施してもよい。
また、流体継手10は、トルクコンバータに限定されず、第1作動圧室29と第2作動圧室30との差圧によりロックアップクラッチ25が断接されるものであれば、トルクコンバータ以外の他の流体継手であってもよい。
また、車両1は動力源としてエンジン2を備えるものとして説明したが、走行用モータを備えるハイブリッド車両等であってもよい。
1 車両
2 エンジン
10 流体継手
12 ポンプ
13 タービン
14 フロントカバー
22 ピストン
25 ロックアップクラッチ
70 クラッチ装置
80 変速機
90 エンジン回転数センサ
91 タービン回転数センサ
92 変速機入力回転数センサ
93 車速センサ
94 アクセル開度センサ
100 電子制御ユニット
110 変速制御部
120 エンジン制御部

Claims (6)

  1. 動力源の回転動力がロックアップクラッチを含む流体継手からクラッチ装置を介して変速機に伝達される動力伝達装置を搭載した車両の制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチの入力回転数を取得する入力回転数取得手段と、
    前記ロックアップクラッチの出力回転数を取得する出力回転数取得手段と、
    前記車両の車速を取得する車速取得手段と、
    少なくとも前記車速に基づいて、前記クラッチ装置を接から断に切り替えると共に、前記変速機をシフトチェンジさせる変速制御を実施する第1制御手段と、
    前記出力回転数が前記入力回転数よりも高く、且つ、前記ロックアップクラッチが断の状態で、前記第1制御手段が前記変速制御を実施する場合に、前記動力源から前記ロックアップクラッチに入力される回転数が前記変速制御開始時の回転数以上に維持されるように前記動力源の駆動を制御する回転数制御を実施する第2制御手段と、を備える
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記第2制御手段は、前記車両の惰性走行中に前記車速が増加している状態で、前記第1制御手段が前記変速制御を実施する場合に、前記回転数制御を実施する
    請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記第2制御手段は、前記回転数制御の開始後、前記入力回転数が前記出力回転数と一致して前記ロックアップクラッチが接になると、該回転数制御を終了する
    請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記変速機の入力回転数を取得する変速機入力回転数取得手段をさらに備え、
    前記第2制御手段は、前記回転数制御の開始後、前記出力回転数が前記変速機入力回転数と一致して前記クラッチ装置が接になると、該回転数制御を終了する
    請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
  5. 前記ロックアップクラッチが、前記動力源の出力軸に一体回転可能に設けられたフロントカバー及び、該フロントカバーとの間に作動圧室を区画するピストンを含み、該作動圧室から油圧をリリースすることにより接となる
    請求項1から4の何れか一項に記載の車両の制御装置。
  6. 動力源の回転動力がロックアップクラッチを含む流体継手からクラッチ装置を介して変速機に伝達される動力伝達装置を搭載した車両の制御方法であって、
    前記ロックアップクラッチの出力回転数が入力回転数よりも高く、且つ、前記ロックアップクラッチが断の状態で、前記クラッチ装置を接から断に切り替えて前記変速機をシフトチェンジさせる変速制御が実施される際に、前記動力源から前記ロックアップクラッチに入力される回転数を前記変速制御開始時の回転数以上に維持するように前記動力源の駆動を制御する
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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