JP2019072793A - Grinding device and grinding system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、グラインダ等の研削装置及び研削装置が1台又は2台以上備わる研削システムに関するものである。 The present invention relates to a grinding apparatus such as a grinder and a grinding system including one or more grinding apparatuses.
グラインダ等の研削装置としては、特許文献1の研削装置が存在する。同文献の研削装置は、研削粉が飛散するのを防止する機能を有する。具体的には、同文献の研削装置は、「回転アクチュエータと、この回転アクチュエータにより回転され、水中において被加工物に対して研削、研磨加工を施すディスクグラインダと、前記ディスクグラインダの周囲を覆い、前記被加工物に押し付けられ、前記ディスクグラインダの周囲に水で満たされた領域を形成するフードカバーと、前記回転アクチュエータにより回転され、前記フードカバー内を負圧状態にし、前記フードカバー内の前記研削、研磨加工に伴う切削紛を含む水を前記フードカバーの外へ排出する羽根車と、前記フードカバーから排出された水が送られるフィルタ装置とからなる」。同文献によると、この研削装置は、次のような経緯で開発されている。
As a grinding apparatus such as a grinder, the grinding apparatus of
従来、研削粉が飛散するのを防止する機能を有する研削装置としては、特許文献2の研削装置が存在した。この研削装置は、「エアーモータや電動モータを回転アクチュエータとして、ディスクグラインダを回転させて研削、研磨加工を施し、その時に発生する切削紛をディスクグラインダ周囲にフードカバーを被せて切削紛をブロックし、フードカバー内に溜まった切削紛をカバー付近、あるいはカバー内部に形成した吸込み口から吸引ポンプにより周囲の水と共に吸い込み、フィルタを通して切削紛を回収する」装置である。しかしながら、この研削装置によると、「飛散する切削紛を完全に吸引、回収するためには、研削、研磨加工個所周辺の大量の水を吸い込みフードカバー内に十分な負圧を発生させる必要がある。このため、吸い込み流量の大きな吸引ポンプが必要となり、さらに吸引力を上げるためにはホースを太くしたり、あまりホースを長くできないなど、システムが大きくなり、コストがかかり、取扱いが不便であった」。そこで、これらの問題を解決するために、上記特許文献1の研削装置を開発したとされている。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, the grinding apparatus of
しかしながら、本発明者等が理解するところによると、この特許文献1の研削装置によっても、大きな吸引ポンプが必要になり、装置が大型化する。通常、研削の対象となる被処理面には不陸が存在し、被処理面とこの被処理面に押し当てるフードカバーとの間には隙間が生じる。したがって、フードカバー内の水を吸引するには、大きな吸引力が必要になるのである。このことは、同文献が研削装置を水中で使用するものに限定していることからも窺い知ることができる。
However, according to the inventors of the present invention, the grinding apparatus of
本発明が解決しようとする主たる課題は、装置の大型化を防止することができる研削粉飛散防止機能を備えた研削装置及び研削システムを提供することにある。 The main problem to be solved by the present invention is to provide a grinding device and a grinding system provided with a grinding powder scattering prevention function capable of preventing the enlargement of the device.
この課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(請求項1の手段)
研削砥石と、この研削砥石を覆うフードカバーと、このフードカバー内に泡を注入する泡注入手段と、前記フードカバー内の泡を排出する泡排出口と、
を有することを特徴とする研削装置。
The means for solving this problem are as follows.
(Means of claim 1)
A grinding wheel, a hood cover for covering the grinding wheel, a foam injection means for injecting foam into the hood cover, and a foam outlet for discharging foam in the hood cover;
Grinding device characterized by having.
(請求項2の手段)
前記研削砥石は、円盤状で、かつ軸心回りに回転し、
前記泡排出口は、前記研削砥石の接線方向前方に備えられ、
前記フードカバー内の泡は、前記研削砥石の回転に伴って回転し、この回転によって前記泡排出口から排出されるように構成されている、
請求項1に記載の研削装置。
(Means of claim 2)
The grinding wheel is disk-shaped and rotates about an axis,
The foam outlet is provided tangentially in front of the grinding wheel,
The foam in the hood cover is configured to rotate as the grinding wheel rotates, and to be discharged from the foam outlet by this rotation.
The grinding device according to
(請求項3の手段)
前記フードカバーは、被処理面と当接する縁部がブラシで構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の研削装置。
(Means of claim 3)
The hood cover is configured such that an edge contacting the surface to be treated is a brush.
The grinding apparatus of
(請求項4の手段)
前記泡排出口から前記フードカバー内の泡を吸引する吸引手段が備えられ、
前記吸引に伴って外気を取り入れる外気取入口が備えられている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の研削装置。
(Means of claim 4)
Suction means is provided for sucking the foam in the hood cover from the foam outlet.
An external air intake is provided for taking in external air along with the suction.
The grinding apparatus of any one of Claims 1-3.
(請求項5の手段)
請求項1〜4のいずれか1項に記載の研削装置を1台又は2台以上有し、
前記フードカバー内に注入する泡を生成する泡生成手段と、
この泡生成手段に発泡液を供給する送液手段と、
前記泡生成手段に気体を供給する送気手段と、
前記泡排出口から排出された泡を濾過する濾過手段と、
この濾過手段で濾過された泡を発泡液と気体とに分離し、分離された気体を除去する消泡手段とが備えられ、
前記消泡手段で回収された発泡液が、前記送液手段に戻されるように構成されている、
ことを特徴とする研削システム。
(Means of claim 5)
One or two or more grinding devices according to any one of
Foam generating means for generating foam to be injected into the hood cover;
A liquid feeding means for supplying a foaming liquid to the foam generating means;
An air supplying means for supplying a gas to the bubble generating means;
Filtering means for filtering the foam discharged from the foam outlet;
The foam filtered by the filtration means is separated into a foaming liquid and a gas, and a defoaming means is provided to remove the separated gas.
The bubbling liquid collected by the defoaming means is configured to be returned to the liquid feeding means.
Grinding system characterized by
本発明によると、装置の大型化を防止することができる研削粉飛散防止機能を備えた研削装置及び研削システムとなる。 According to the present invention, a grinding apparatus and a grinding system provided with a grinding powder scattering prevention function capable of preventing an increase in size of the apparatus.
次に、発明を実施するための形態を説明する。なお、本実施の形態は、本発明の一例である。本発明の範囲は、本実施の形態の範囲に限定されない。 Next, modes for carrying out the invention will be described. The present embodiment is an example of the present invention. The scope of the present invention is not limited to the scope of the present embodiment.
図1〜3に、研削粉飛散防止機能が備わる本形態の研削装置Xを示した。本研削装置Xは、研削砥石1と、フードカバー2と、グラインダ本体4と、泡注入口11や泡生成手段21(図4参照)等を有する泡注入手段と、泡排出口12Aや泡排出ノズル12、泡排出ホース13等を有する泡排出手段とで主に構成されている。
The grinding apparatus X of this form provided with the grinding powder scattering prevention function was shown to FIGS. The grinding apparatus X includes a foam injection means having a
本形態の研削砥石1は、円盤状であり、例えば、ディスクグラインダ等からなる。したがって、研削砥石1は、平面視で、すなわち被処理面(研削を施す面)Gに向かって研削砥石1を観察した場合に、円形状である。
The
本形態の研削砥石1は、軸心1A回りに回転する。この回転によって被処理面Gの研削が行われる。この点をより詳細に説明すると、研削装置Xを使用して研削を行うにあたっては、まず、図3の(1)に示すように、研削装置Xを被処理面Gにあてがう。この状態においては、フードカバー2の縁部(2A)が被処理面Gに突き当たり、研削砥石1自体は被処理面Gから浮き上がった状態になる(初期状態)。そこで、更にグラインダ本体4を被処理面Gに押し付ける(運転状態)。この押付けにより、研削砥石1が被処理面Gに当接し(グラインダ本体4が上方へ可動)、更にフードカバー2内の空間の密閉度も高くなる。そこで、この運転状態において、研削砥石1の運転(回転)を開始すると、研削砥石1と被処理面Gとが擦れ合い、被処理面Gが研削される。この研削に際しては、研削粉が発生する。この研削粉は、例えば、本研削装置Xを塗膜剥離や塗膜除去に用いる場合であれば、アスベストや重金属類、放射性物質等の有害物質を含む可能性がある。そこで、フードカバー2内に泡を注入し、当該有害物質等が飛散するのを防止しようとするのが本研削装置Xの1つの目的である。また、フードカバー2内に泡を注入することで、研削砥石1の冷却効果も期待することができる。
The grinding
なお、初期状態における被処理面Gと研削砥石1との離間距離L1は、例えば、1〜2mmである。また、運転状態における被処理面Gと研削砥石1との離間距離L2は、通常、0mmである。
In addition, the separation distance L1 of the to-be-processed surface G and the grinding
フードカバー2は、研削粉の飛散を防止し、また、フードカバー2内に注入された泡が散逸するのを防止するための部材である。本形態のフードカバー2は、お椀状であり、研削砥石1を覆っている。フードカバー2は、被処理面Gと当接する縁部がブラシ2Aで構成されている。縁部がブラシ2Aで構成されていることで、グラインダ本体4が被処理面Gに押し付けられることと相まって、フードカバー2の縁部が被処理面Gの不陸に追従するようになる。したがって、フードカバー2内に注入された泡の散逸がより確実に防止される。この点、フードカバー2内に注入されるのが水等の液体である場合は、縁部をブラシ2Aで構成すると、当該水等がブラシ2Aを構成する毛の間から流出してしまい、フードカバー2外に漏れてしまう可能性が高い。しかしながら、フードカバー2内に注入されるのが泡である本形態においては、ブラシ2Aによって当該泡がフードカバー2外に漏れてしまうのを十分に防止することができる。
The
泡注入口11や泡生成手段21等で構成される泡注入手段は、フードカバー2内に泡を連続的に注入する手段である。フードカバー2内に泡を注入すると、切削粉が当該泡に取り込まれるため、切削粉の飛散が確実に防止される。また、フードカバー2内に泡を注入すると、研削砥石1が泡で包まれることになるため、被処理面Gとの摩擦によって発熱する研削砥石1が冷却される。しかも、泡は水等の液体と異なり吸引するのが容易であるため、当該泡をフードカバー2内から排出させるにあたって大きな吸引ポンプ等が必要にならず、研削装置全体が大型化するのを防止することができる。
The foam injection means constituted by the
しかも、本形態の研削装置Xには、フードカバー2内に注入され、研削粉が含まれる状態になった泡の吸引を容易にするために、以下の工夫が凝らされている。
すなわち、まず、前提としてフードカバー2内に注入された泡は、図1中に模式的に示すように、研削砥石1の回転に伴ってフードカバー2内において回転する。そこで、泡の排出口である泡排出口12Aを、研削砥石1の接線方向前方に備える。これにより、フードカバー2内の泡は、研削砥石1の回転に伴って回転し、この回転に伴って泡の一部が泡排出口12Aから押し出されることになる。結果、フードカバー2内の泡を排出するための吸引力を不要とすることができ、あるいは小さなものとすることができる。このように研削砥石1の回転力を利用してフードカバー2内に注入された泡を排出すとの構成は、フードカバー2内に注入されるのが泡であるから可能になるのであり、フードカバー2内に注入されるのが水等の液体である場合はほぼ不可能である。
Moreover, in the grinding apparatus X of this embodiment, in order to facilitate the suction of the foam that has been injected into the
That is, first, the bubbles injected into the
フードカバー2内に注入される泡は、好ましくは、シェービングクリーム状の細かな気泡である。フードカバー2内に注入された泡は、研削砥石1の回転に伴って回転しながら攪拌され、一部液化しつつも、研削粉を取り込んだ状態で泡排出口12Aから押し出される。
The foam injected into the
以上のように、本形態の研削装置Xは、フードカバー2内に注入された泡を排出するために、別途、吸引手段を備える必要がない装置である。しかしながら、泡の循環利用等を目的として、本形態の研削装置Xには、図4に示すように、フードカバー2内に注入された泡を泡排出口12Aから吸引する吸引手段31が備えられている。吸引手段31を使用してフードカバー2内の泡を抜き出し、この泡に所定の処理を施したうえでフードカバー2内に注入する泡として再利用する。この循環の詳細については、後述する。
As described above, the grinding apparatus X of this embodiment is an apparatus that does not need to be separately provided with a suction unit in order to discharge the bubbles injected into the
泡排出口12Aから泡を吸引する構成とする場合においては、当該吸引に伴って外気を取り入れる外気取入口が備えられていると好適である。外気取入口を備えることで、フードカバー2内に注入された泡の吸引速度を遅くすることができ、泡が不必要に速く循環するのを防止することができる。この点、泡には潤滑作用があるため、ホース等の流路内を円滑に流れ、泡の吸引速度を遅く設定したとしても問題が生じることはない。
In the case of a configuration in which the foam is sucked from the
外気取入口は、例えば、フードカバー2に孔を形成し、フードカバー2の内外が連通する態様で備えることができる。しかしながら、本形態においては、泡排出ノズル12と泡排出ホース13との間に泡排出ノズル12よりも大径のコネクタ13Aを備えることで外気A1を取り込む態様としている。この態様においては、上記吸引手段31による吸引に伴って泡排出ノズル12とコネクタ13Aとの間隙から外気A1から取り込まれ、この間隙が外気取入口として機能する。この態様によると、吸引手段31の吸引力に応じて外気A1が取り込まれが、フードカバー2内の泡が散逸するおそれは全くない。
The outside air inlet can be provided, for example, in a mode in which a hole is formed in the
次に、フードカバー2内に注入し、またフードカバー2内から排出される泡の循環システム、及びこの循環システムが採用され、かつ複数の研削装置Xが備わる研削システムについて説明する。
Next, a circulation system of foam injected into the
図4に示すように、本形態の研削システムには、前述した研削装置Xが1台又は2台以上の複数台、図示例では5台備わる(研削装置X自体は、1台しか示していない。)。各研削装置Xのフードカバー2から排出された泡は、まず、集合管51に集められ、混合されたうえで、流路41を通して濾過装置32に送られる。なお、本明細書において、流路41等の流路は、例えば、ホース等によって構成される。
As shown in FIG. 4, the grinding system of the present embodiment is provided with one or a plurality of two or more grinding devices X, five in the illustrated example (only one grinding device X is shown) ). The foam discharged from the
濾過装置32には、上面が開口する袋状のフィルタ32Aが備わる。集合管51で混合された泡は、フィルタ32Aの上面開口から当該フィルタ32A内に供給され、泡に含まれる研削粉Sが濾過(除去)される。ただし、本形態において濾過装置32は、比較的大きな研削粉Sのみが除去されるように設計されている。したがって、アスベスト等の小さな研削粉Sはフィルタ32Aを通り抜けることになるが、フィルタ32Aとして、例えば、通気性を有するフレコンバッグを使用することができ、処理効率に優れる。
The
濾過装置32において比較的大きな研削粉Sが除去された泡は、流路42を通して一次分離装置33に送られる。この一次分離装置33には、円筒状のプリーツフィルタ33Aが備えられている。このプリーツフィルタ33Aによって、アスベスト等の小さな研削粉Sが捕捉(除去)される。
The foam from which relatively large grinding powder S has been removed in the
小さな研削粉Sが除去された後の泡の一部は、更に消泡手段たる二次分離装置34に送られる。この二次分離装置34にも、円筒状のプリーツフィルタ34Aが備えられている。このプリーツフィルタ34Aによって、泡(空気等の気体を含んで丸く膨れた液体の玉)が、気体と液体(発泡液)とに分離される。分離された後の気体は、バキュームブロワ等の吸引手段31によって吸引され、系外に送られる。また、泡は各流路41,42に対して潤滑作用を有する。したがって、ドライな研削粉を回収する場合と異なり、吸引手段31は、たとえ動力が小さかったとしても泡排出口12Aからフードカバー12内に注入された泡を吸引する吸引手段としての役割も果たす。
A part of the foam after the small grinding powder S is removed is further sent to the
一次分離装置33において小さな研削粉Sが除去された後の泡の残部と、二次分離装置34において分離された液体(発泡液)とは、定量ポンプP1によって流路43を通して発泡液ポンプ36に送られる。流路43の途中では、必要により発泡液タンク35から発泡液が追加される。
The remaining portion of the foam after removal of small grinding powder S in the
発泡液ポンプ36に貯留された発泡液は、流路45を通して分岐管52に送られる。この送液は、例えば、圧縮空気A2を利用して行われる。この圧縮空気A2による送液を可能とするために、発泡液ポンプ36の上端部には、流路44が接続されている。この流路44は、前述した濾過装置32と一次分離装置33とを結ぶ流路42に接続されている。したがって、仮に発泡液の容量が発泡液ポンプ36の容量を上回った場合等は、発泡液の一部が流路44を通して流路42に戻される。
The bubbling liquid stored in the bubbling
分岐管52に送られた発泡液は、流路46を通して各研削装置Xに備わる泡生成手段21に送られる。この泡生成手段21には、発泡液ポンプ36等によって構成される送液手段から発泡液が送られてくるほか、コンプレッサ22等によって構成される送気手段から圧縮空気が送られてくる。したがって、泡生成手段21においては、発泡液及び圧縮空気が混合されて泡が形成される。この泡は、例えば、界面活性剤溶液等の発泡液と、圧縮空気とを0.8L/分:10〜15L/分の割合で(好適には発泡液0.5L/分:圧縮空気8L/分の割合で)混合することで形成することができる。
The foaming liquid sent to the
泡生成手段21において生成された泡は、ホース23を通して泡注入口11からフードカバー2内に注入される。この点、泡生成手段21において生成された泡は、ホース23内において、当該ホース23との摩擦により一部が消泡する。したがって、泡生成手段21は、可及的に研削装置Xの近くに配置されるのが好ましい。故に、泡生成手段21は、発泡液ポンプ36から100m程度も離れて配置されることもある。
The foam generated in the foam generating means 21 is injected from the
本形態の研削装置Xは、泡(液体)を利用するものである。したがって、感電防止などの観点から、研削砥石1を電動とするよりもエア駆動とするのが好ましい。そこで、本形態においては、コンプレッサ24で生成された圧縮空気が分岐管54を介し、各ホース48を通して研削装置Xに送られるように構成されている。
The grinding apparatus X of this form utilizes foam (liquid). Therefore, from the viewpoint of electric shock prevention and the like, it is preferable to use air driving rather than using the
本発明は、グラインダ等の研削装置及び研削装置が1台又は2台以上備わる研削システムとして利用可能である。研削装置は、例えば、建築物や構造物等の塗膜剥離装置として利用することができる。 The present invention can be used as a grinding system such as a grinder or the like and a grinding system including one or two or more grinding apparatuses. The grinding apparatus can be used, for example, as a coating film peeling apparatus for a building or a structure.
1 研削砥石
2 フードカバー
2A ブラシ
4 グラインダ本体
11 泡注入口
12 泡排出ノズル
12A 泡排出口
13 泡排出ホース
13A コネクタ
21 泡生成手段
22 コンプレッサ
24 コンプレッサ
31 吸引手段
32 濾過装置
32A フィルタ
33 一次分離装置
33A プリーツフィルタ
34 二次分離装置
34A プリーツフィルタ
35 発泡液タンク
36 発泡液ポンプ
51 集合管
52 分岐管
G 被処理面
S 研削粉
X 研削装置
DESCRIPTION OF
本発明は、グラインダ等の研削装置及び研削装置が1台又は2台以上備わる研削システムに関するものである。 The present invention relates to a grinding apparatus such as a grinder and a grinding system including one or more grinding apparatuses.
グラインダ等の研削装置としては、特許文献1の研削装置が存在する。同文献の研削装置は、研削粉が飛散するのを防止する機能を有する。具体的には、同文献の研削装置は、「回転アクチュエータと、この回転アクチュエータにより回転され、水中において被加工物に対して研削、研磨加工を施すディスクグラインダと、前記ディスクグラインダの周囲を覆い、前記被加工物に押し付けられ、前記ディスクグラインダの周囲に水で満たされた領域を形成するフードカバーと、前記回転アクチュエータにより回転され、前記フードカバー内を負圧状態にし、前記フードカバー内の前記研削、研磨加工に伴う切削紛を含む水を前記フードカバーの外へ排出する羽根車と、前記フードカバーから排出された水が送られるフィルタ装置とからなる」。同文献によると、この研削装置は、次のような経緯で開発されている。
As a grinding apparatus such as a grinder, the grinding apparatus of
従来、研削粉が飛散するのを防止する機能を有する研削装置としては、特許文献2の研削装置が存在した。この研削装置は、「エアーモータや電動モータを回転アクチュエータとして、ディスクグラインダを回転させて研削、研磨加工を施し、その時に発生する切削紛をディスクグラインダ周囲にフードカバーを被せて切削紛をブロックし、フードカバー内に溜まった切削紛をカバー付近、あるいはカバー内部に形成した吸込み口から吸引ポンプにより周囲の水と共に吸い込み、フィルタを通して切削紛を回収する」装置である。しかしながら、この研削装置によると、「飛散する切削紛を完全に吸引、回収するためには、研削、研磨加工個所周辺の大量の水を吸い込みフードカバー内に十分な負圧を発生させる必要がある。このため、吸い込み流量の大きな吸引ポンプが必要となり、さらに吸引力を上げるためにはホースを太くしたり、あまりホースを長くできないなど、システムが大きくなり、コストがかかり、取扱いが不便であった」。そこで、これらの問題を解決するために、上記特許文献1の研削装置を開発したとされている。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, the grinding apparatus of
しかしながら、本発明者等が理解するところによると、この特許文献1の研削装置によっても、大きな吸引ポンプが必要になり、装置が大型化する。通常、研削の対象となる被処理面には不陸が存在し、被処理面とこの被処理面に押し当てるフードカバーとの間には隙間が生じる。したがって、フードカバー内の水を吸引するには、大きな吸引力が必要になるのである。このことは、同文献が研削装置を水中で使用するものに限定していることからも窺い知ることができる。
However, according to the inventors of the present invention, the grinding apparatus of
本発明が解決しようとする主たる課題は、装置の大型化を防止することができる研削粉飛散防止機能を備えた研削装置及び研削システムを提供することにある。 The main problem to be solved by the present invention is to provide a grinding device and a grinding system provided with a grinding powder scattering prevention function capable of preventing the enlargement of the device.
この課題を解決するための手段は、次のとおりである。 The means for solving this problem are as follows.
(請求項1の手段)
研削砥石と、この研削砥石を覆うフードカバーと、このフードカバー内に泡を注入する泡注入手段と、前記フードカバー内の泡を排出する泡排出口とを有し、
前記研削砥石は、円盤状で、かつ軸心回りに回転し、
前記泡排出口は、前記研削砥石の接線方向の回転方向前方に備えられ、
前記フードカバー内の泡は、前記研削砥石の回転に伴って回転し、この回転によって前記泡排出口から押し出されるように構成されている、
ことを特徴とする研削装置。
(Means of claim 1 )
A grinding wheel, a hood cover for covering the grinding wheel, a foam injection means for injecting foam into the hood cover, and a foam outlet for discharging foam in the hood cover;
The grinding wheel is disk-shaped and rotates about an axis,
The foam outlet is provided forward in the tangential rotational direction of the grinding wheel,
The foam in the hood cover is configured to rotate as the grinding wheel rotates and to be pushed out from the foam outlet by this rotation.
Grinding device characterized by
(請求項2の手段)
前記フードカバーは、被処理面と当接する縁部がブラシで構成されている、
請求項1に記載の研削装置。
(Means of claim 2 )
The hood cover is configured such that an edge contacting the surface to be treated is a brush.
The grinding device according to
(請求項3の手段)
前記泡排出口から前記フードカバー内の泡を吸引する吸引手段が備えられ、
前記吸引に伴って外気を取り入れる外気取入口が備えられており、
前記泡の泡排出ノズルと、当該泡排出ノズルよりも大径のコネクタとを備え、前記吸引手段による吸引に伴って前記泡排出ノズルと前記コネクタとの間隙から外気が取り込まれ、当該間隙が前記外気取入口として機能する構成とされている、
請求項1又は請求項2に記載の研削装置。
(Means of claim 3 )
Suction means is provided for sucking the foam in the hood cover from the foam outlet.
Wherein is provided with an outside air inlet taking in ambient air with the suction,
The foam discharge nozzle of the foam and a connector having a diameter larger than that of the foam discharge nozzle are provided, and the outside air is taken in from the gap between the foam discharge nozzle and the connector along with suction by the suction unit. Configured to act as an open air intake,
The grinding apparatus of
(請求項4の手段)
請求項1〜3のいずれか1項に記載の研削装置を1台又は2台以上有し、
前記フードカバー内に注入する泡を生成する泡生成手段と、
この泡生成手段に発泡液を供給する送液手段と、
前記泡生成手段に気体を供給する送気手段と、
前記泡排出口から排出された泡を濾過する濾過手段と、
この濾過手段で濾過された泡を発泡液と気体とに分離し、分離された気体を除去する消泡手段とが備えられ、
前記消泡手段で回収された発泡液が、前記送液手段に戻されるように構成されている、
ことを特徴とする研削システム。
(Means of claim 4 )
One or two or more grinding devices according to any one of
Foam generating means for generating foam to be injected into the hood cover;
A liquid feeding means for supplying a foaming liquid to the foam generating means;
An air supplying means for supplying a gas to the bubble generating means;
Filtering means for filtering the foam discharged from the foam outlet;
The foam filtered by the filtration means is separated into a foaming liquid and a gas, and a defoaming means is provided to remove the separated gas.
The bubbling liquid collected by the defoaming means is configured to be returned to the liquid feeding means.
Grinding system characterized by
本発明によると、装置の大型化を防止することができる研削粉飛散防止機能を備えた研削装置及び研削システムとなる。 According to the present invention, a grinding apparatus and a grinding system provided with a grinding powder scattering prevention function capable of preventing an increase in size of the apparatus.
次に、発明を実施するための形態を説明する。なお、本実施の形態は、本発明の一例である。本発明の範囲は、本実施の形態の範囲に限定されない。 Next, modes for carrying out the invention will be described. The present embodiment is an example of the present invention. The scope of the present invention is not limited to the scope of the present embodiment.
図1〜3に、研削粉飛散防止機能が備わる本形態の研削装置Xを示した。本研削装置Xは、研削砥石1と、フードカバー2と、グラインダ本体4と、泡注入口11や泡生成手段21(図4参照)等を有する泡注入手段と、泡排出口12Aや泡排出ノズル12、泡排出ホース13等を有する泡排出手段とで主に構成されている。
The grinding apparatus X of this form provided with the grinding powder scattering prevention function was shown to FIGS. The grinding apparatus X includes a foam injection means having a
本形態の研削砥石1は、円盤状であり、例えば、ディスクグラインダ等からなる。したがって、研削砥石1は、平面視で、すなわち被処理面(研削を施す面)Gに向かって研削砥石1を観察した場合に、円形状である。
The
本形態の研削砥石1は、軸心1A回りに回転する。この回転によって被処理面Gの研削が行われる。この点をより詳細に説明すると、研削装置Xを使用して研削を行うにあたっては、まず、図3の(1)に示すように、研削装置Xを被処理面Gにあてがう。この状態においては、フードカバー2の縁部(2A)が被処理面Gに突き当たり、研削砥石1自体は被処理面Gから浮き上がった状態になる(初期状態)。そこで、更にグラインダ本体4を被処理面Gに押し付ける(運転状態)。この押付けにより、研削砥石1が被処理面Gに当接し(グラインダ本体4が上方へ可動)、更にフードカバー2内の空間の密閉度も高くなる。そこで、この運転状態において、研削砥石1の運転(回転)を開始すると、研削砥石1と被処理面Gとが擦れ合い、被処理面Gが研削される。この研削に際しては、研削粉が発生する。この研削粉は、例えば、本研削装置Xを塗膜剥離や塗膜除去に用いる場合であれば、アスベストや重金属類、放射性物質等の有害物質を含む可能性がある。そこで、フードカバー2内に泡を注入し、当該有害物質等が飛散するのを防止しようとするのが本研削装置Xの1つの目的である。また、フードカバー2内に泡を注入することで、研削砥石1の冷却効果も期待することができる。
The
なお、初期状態における被処理面Gと研削砥石1との離間距離L1は、例えば、1〜2mmである。また、運転状態における被処理面Gと研削砥石1との離間距離L2は、通常、0mmである。
In addition, the separation distance L1 of the to-be-processed surface G and the grinding
フードカバー2は、研削粉の飛散を防止し、また、フードカバー2内に注入された泡が散逸するのを防止するための部材である。本形態のフードカバー2は、お椀状であり、研削砥石1を覆っている。フードカバー2は、被処理面Gと当接する縁部がブラシ2Aで構成されている。縁部がブラシ2Aで構成されていることで、グラインダ本体4が被処理面Gに押し付けられることと相まって、フードカバー2の縁部が被処理面Gの不陸に追従するようになる。したがって、フードカバー2内に注入された泡の散逸がより確実に防止される。この点、フードカバー2内に注入されるのが水等の液体である場合は、縁部をブラシ2Aで構成すると、当該水等がブラシ2Aを構成する毛の間から流出してしまい、フードカバー2外に漏れてしまう可能性が高い。しかしながら、フードカバー2内に注入されるのが泡である本形態においては、ブラシ2Aによって当該泡がフードカバー2外に漏れてしまうのを十分に防止することができる。
The
泡注入口11や泡生成手段21等で構成される泡注入手段は、フードカバー2内に泡を連続的に注入する手段である。フードカバー2内に泡を注入すると、切削粉が当該泡に取り込まれるため、切削粉の飛散が確実に防止される。また、フードカバー2内に泡を注入すると、研削砥石1が泡で包まれることになるため、被処理面Gとの摩擦によって発熱する研削砥石1が冷却される。しかも、泡は水等の液体と異なり吸引するのが容易であるため、当該泡をフードカバー2内から排出させるにあたって大きな吸引ポンプ等が必要にならず、研削装置全体が大型化するのを防止することができる。
The foam injection means constituted by the
しかも、本形態の研削装置Xには、フードカバー2内に注入され、研削粉が含まれる状態になった泡の吸引を容易にするために、以下の工夫が凝らされている。
すなわち、まず、前提としてフードカバー2内に注入された泡は、図1中に模式的に示すように、研削砥石1の回転に伴ってフードカバー2内において回転する。そこで、泡の排出口である泡排出口12Aを、研削砥石1の接線方向前方に備える。これにより、フードカバー2内の泡は、研削砥石1の回転に伴って回転し、この回転に伴って泡の一部が泡排出口12Aから押し出されることになる。結果、フードカバー2内の泡を排出するための吸引力を不要とすることができ、あるいは小さなものとすることができる。このように研削砥石1の回転力を利用してフードカバー2内に注入された泡を排出すとの構成は、フードカバー2内に注入されるのが泡であるから可能になるのであり、フードカバー2内に注入されるのが水等の液体である場合はほぼ不可能である。
Moreover, in the grinding apparatus X of this embodiment, in order to facilitate the suction of the foam that has been injected into the
That is, first, the bubbles injected into the
フードカバー2内に注入される泡は、好ましくは、シェービングクリーム状の細かな気泡である。フードカバー2内に注入された泡は、研削砥石1の回転に伴って回転しながら攪拌され、一部液化しつつも、研削粉を取り込んだ状態で泡排出口12Aから押し出される。
The foam injected into the
以上のように、本形態の研削装置Xは、フードカバー2内に注入された泡を排出するために、別途、吸引手段を備える必要がない装置である。しかしながら、泡の循環利用等を目的として、本形態の研削装置Xには、図4に示すように、フードカバー2内に注入された泡を泡排出口12Aから吸引する吸引手段31が備えられている。吸引手段31を使用してフードカバー2内の泡を抜き出し、この泡に所定の処理を施したうえでフードカバー2内に注入する泡として再利用する。この循環の詳細については、後述する。
As described above, the grinding apparatus X of this embodiment is an apparatus that does not need to be separately provided with a suction unit in order to discharge the bubbles injected into the
泡排出口12Aから泡を吸引する構成とする場合においては、当該吸引に伴って外気を取り入れる外気取入口が備えられていると好適である。外気取入口を備えることで、フードカバー2内に注入された泡の吸引速度を遅くすることができ、泡が不必要に速く循環するのを防止することができる。この点、泡には潤滑作用があるため、ホース等の流路内を円滑に流れ、泡の吸引速度を遅く設定したとしても問題が生じることはない。
In the case of a configuration in which the foam is sucked from the
外気取入口は、例えば、フードカバー2に孔を形成し、フードカバー2の内外が連通する態様で備えることができる。しかしながら、本形態においては、泡排出ノズル12と泡排出ホース13との間に泡排出ノズル12よりも大径のコネクタ13Aを備えることで外気A1を取り込む態様としている。この態様においては、上記吸引手段31による吸引に伴って泡排出ノズル12とコネクタ13Aとの間隙から外気A1から取り込まれ、この間隙が外気取入口として機能する。この態様によると、吸引手段31の吸引力に応じて外気A1が取り込まれが、フードカバー2内の泡が散逸するおそれは全くない。
The outside air inlet can be provided, for example, in a mode in which a hole is formed in the
次に、フードカバー2内に注入し、またフードカバー2内から排出される泡の循環システム、及びこの循環システムが採用され、かつ複数の研削装置Xが備わる研削システムについて説明する。
Next, a circulation system of foam injected into the
図4に示すように、本形態の研削システムには、前述した研削装置Xが1台又は2台以上の複数台、図示例では5台備わる(研削装置X自体は、1台しか示していない。)。各研削装置Xのフードカバー2から排出された泡は、まず、集合管51に集められ、混合されたうえで、流路41を通して濾過装置32に送られる。なお、本明細書において、流路41等の流路は、例えば、ホース等によって構成される。
As shown in FIG. 4, the grinding system of the present embodiment is provided with one or a plurality of two or more grinding devices X, five in the illustrated example (only one grinding device X is shown) ). The foam discharged from the
濾過装置32には、上面が開口する袋状のフィルタ32Aが備わる。集合管51で混合された泡は、フィルタ32Aの上面開口から当該フィルタ32A内に供給され、泡に含まれる研削粉Sが濾過(除去)される。ただし、本形態において濾過装置32は、比較的大きな研削粉Sのみが除去されるように設計されている。したがって、アスベスト等の小さな研削粉Sはフィルタ32Aを通り抜けることになるが、フィルタ32Aとして、例えば、通気性を有するフレコンバッグを使用することができ、処理効率に優れる。
The
濾過装置32において比較的大きな研削粉Sが除去された泡は、流路42を通して一次分離装置33に送られる。この一次分離装置33には、円筒状のプリーツフィルタ33Aが備えられている。このプリーツフィルタ33Aによって、アスベスト等の小さな研削粉Sが捕捉(除去)される。
The foam from which relatively large grinding powder S has been removed in the
小さな研削粉Sが除去された後の泡の一部は、更に消泡手段たる二次分離装置34に送られる。この二次分離装置34にも、円筒状のプリーツフィルタ34Aが備えられている。このプリーツフィルタ34Aによって、泡(空気等の気体を含んで丸く膨れた液体の玉)が、気体と液体(発泡液)とに分離される。分離された後の気体は、バキュームブロワ等の吸引手段31によって吸引され、系外に送られる。また、泡は各流路41,42に対して潤滑作用を有する。したがって、ドライな研削粉を回収する場合と異なり、吸引手段31は、たとえ動力が小さかったとしても泡排出口12Aからフードカバー12内に注入された泡を吸引する吸引手段としての役割も果たす。
A part of the foam after the small grinding powder S is removed is further sent to the
一次分離装置33において小さな研削粉Sが除去された後の泡の残部と、二次分離装置34において分離された液体(発泡液)とは、定量ポンプP1によって流路43を通して発泡液ポンプ36に送られる。流路43の途中では、必要により発泡液タンク35から発泡液が追加される。
The remaining portion of the foam after removal of small grinding powder S in the
発泡液ポンプ36に貯留された発泡液は、流路45を通して分岐管52に送られる。この送液は、例えば、圧縮空気A2を利用して行われる。この圧縮空気A2による送液を可能とするために、発泡液ポンプ36の上端部には、流路44が接続されている。この流路44は、前述した濾過装置32と一次分離装置33とを結ぶ流路42に接続されている。したがって、仮に発泡液の容量が発泡液ポンプ36の容量を上回った場合等は、発泡液の一部が流路44を通して流路42に戻される。
The bubbling liquid stored in the bubbling
分岐管52に送られた発泡液は、流路46を通して各研削装置Xに備わる泡生成手段21に送られる。この泡生成手段21には、発泡液ポンプ36等によって構成される送液手段から発泡液が送られてくるほか、コンプレッサ22等によって構成される送気手段から圧縮空気が送られてくる。したがって、泡生成手段21においては、発泡液及び圧縮空気が混合されて泡が形成される。この泡は、例えば、界面活性剤溶液等の発泡液と、圧縮空気とを0.8L/分:10〜15L/分の割合で(好適には発泡液0.5L/分:圧縮空気8L/分の割合で)混合することで形成することができる。
The foaming liquid sent to the
泡生成手段21において生成された泡は、ホース23を通して泡注入口11からフードカバー2内に注入される。この点、泡生成手段21において生成された泡は、ホース23内において、当該ホース23との摩擦により一部が消泡する。したがって、泡生成手段21は、可及的に研削装置Xの近くに配置されるのが好ましい。故に、泡生成手段21は、発泡液ポンプ36から100m程度も離れて配置されることもある。
The foam generated in the foam generating means 21 is injected from the
本形態の研削装置Xは、泡(液体)を利用するものである。したがって、感電防止などの観点から、研削砥石1を電動とするよりもエア駆動とするのが好ましい。そこで、本形態においては、コンプレッサ24で生成された圧縮空気が分岐管54を介し、各ホース48を通して研削装置Xに送られるように構成されている。
The grinding apparatus X of this form utilizes foam (liquid). Therefore, from the viewpoint of electric shock prevention and the like, it is preferable to use air driving rather than using the
本発明は、グラインダ等の研削装置及び研削装置が1台又は2台以上備わる研削システムとして利用可能である。研削装置は、例えば、建築物や構造物等の塗膜剥離装置として利用することができる。 The present invention can be used as a grinding system such as a grinder or the like and a grinding system including one or two or more grinding apparatuses. The grinding apparatus can be used, for example, as a coating film peeling apparatus for a building or a structure.
1 研削砥石
2 フードカバー
2A ブラシ
4 グラインダ本体
11 泡注入口
12 泡排出ノズル
12A 泡排出口
13 泡排出ホース
13A コネクタ
21 泡生成手段
22 コンプレッサ
24 コンプレッサ
31 吸引手段
32 濾過装置
32A フィルタ
33 一次分離装置
33A プリーツフィルタ
34 二次分離装置
34A プリーツフィルタ
35 発泡液タンク
36 発泡液ポンプ
51 集合管
52 分岐管
G 被処理面
S 研削粉
X 研削装置
DESCRIPTION OF
Claims (5)
を有することを特徴とする研削装置。 A grinding wheel, a hood cover for covering the grinding wheel, a foam injection means for injecting foam into the hood cover, and a foam outlet for discharging foam in the hood cover;
Grinding device characterized by having.
前記泡排出口は、前記研削砥石の接線方向前方に備えられ、
前記フードカバー内の泡は、前記研削砥石の回転に伴って回転し、この回転によって前記泡排出口から排出されるように構成されている、
請求項1に記載の研削装置。 The grinding wheel is disk-shaped and rotates about an axis,
The foam outlet is provided tangentially in front of the grinding wheel,
The foam in the hood cover is configured to rotate as the grinding wheel rotates, and to be discharged from the foam outlet by this rotation.
The grinding device according to claim 1.
請求項1又は請求項2に記載の研削装置。 The hood cover is configured such that an edge contacting the surface to be treated is a brush.
The grinding apparatus of Claim 1 or Claim 2.
前記吸引に伴って外気を取り入れる外気取入口が備えられている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の研削装置。 Suction means is provided for sucking the foam in the hood cover from the foam outlet.
An external air intake is provided for taking in external air along with the suction.
The grinding apparatus of any one of Claims 1-3.
前記フードカバー内に注入する泡を生成する泡生成手段と、
この泡生成手段に発泡液を供給する送液手段と、
前記泡生成手段に気体を供給する送気手段と、
前記泡排出口から排出された泡を濾過する濾過手段と、
この濾過手段で濾過された泡を発泡液と気体とに分離し、分離された気体を除去する消泡手段とが備えられ、
前記消泡手段で回収された発泡液が、前記送液手段に戻されるように構成されている、
ことを特徴とする研削システム。 One or two or more grinding devices according to any one of claims 1 to 4,
Foam generating means for generating foam to be injected into the hood cover;
A liquid feeding means for supplying a foaming liquid to the foam generating means;
An air supplying means for supplying a gas to the bubble generating means;
Filtering means for filtering the foam discharged from the foam outlet;
The foam filtered by the filtration means is separated into a foaming liquid and a gas, and a defoaming means is provided to remove the separated gas.
The bubbling liquid collected by the defoaming means is configured to be returned to the liquid feeding means.
Grinding system characterized by
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