JP2019071505A - 制御局装置、通信方法および通信システム - Google Patents

制御局装置、通信方法および通信システム Download PDF

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宏道 留場
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Abstract

【課題】様々な要求条件に柔軟に対応可能な無線アクセスネットワークを実現する、制御局装置、通信方法および通信システムを提供すること。【解決手段】本発明の制御局装置は、基地局装置と通信装置と通信を行なう機能と、通信装置より受信したデータを基地局装置に転送する機能と、基地局装置より受信したデータを通信装置に転送する機能を備え、基地局装置と通信を行なう際に用いる通信方法と、通信装置と通信を行なう際に用いる通信方法と、をそれぞれ効率的に選択する。【選択図】図2

Description

本発明は、制御局装置、通信方法および通信システムに関する。
2020年頃の商業サービス開始を目指し、第5世代移動無線通信システム(5Gシステム)に関する研究・開発活動が盛んに行なわれている。最近、国際標準化機関である国際電気通信連合 無線通信部門(International Telecommunication Union Radio communications Sector:ITU−R)より、5Gシステムの標準方式(International mobile telecommunication - 2020 and beyond:IMT-2020)に関するビジョン勧告が報告された(
非特許文献1参照)。
ビジョン勧告では、5Gシステムが通信サービスを提供する様々なユースケースを3つの大きなユースシナリオ(Enhanced mobile broadband(EMBB)、Enhanced Massive machine type communication(eMTC)、Ultra-reliable and low latency communication(URLLC)
)に分類している。また、ビジョン勧告は、5Gシステムの要求条件(Capabilities)として、8つの指標(Peak data rate, User experienced data rate, Spectrum efficiency, Mobility, Latency, Connection density, Network energy efficiency, Area traffic capacity)と、それぞれの目標値を提示している。しかし、ビジョン勧告は、5Gシステムはそれぞれ要求条件が異なる膨大なユースケース/ユースシナリオをサポートすることが期待されていることから、5Gシステムは該要求条件を全て同時に満たす必要ななく、ユースシナリオ毎に要求条件を満たせば良いことも指摘している。このことは、5Gシステムが備える無線アクセスネットワーク(Radio access network:RAN)が提供する無線性能は、時々刻々とダイナミックに変化していくことが求められることを示唆している。
提供する無線性能を柔軟に制御可能なRANの形態として、ヘテロジーニアスネットワーク(Heterogeneous network:HetNet)が検討されている。HetNetでは、
従来の基地局装置がネットワーク全体を一元管理するホモジーニアスネットワーク(Homogeneous network:HomoNet)と異なり、ネットワーク内に複数のサブネットワー
クが構成され、従来通りのネットワーク全体の無線通信の制御に加えて、サブネットワーク毎にも無線通信の制御が行われることになる。それぞれ異なる無線ネットワーク性能をもったサブネットワークを複数備えたHetNetにより、無線性能を柔軟に制御可能なRANが実現されることが期待されている。
従来のHetNetの考え方では、サブネットワーク毎の無線リソース制御は、サブネットワーク内の制御装置が自律分散的に行なう方法や、基地局装置が集中制御する方法が検討されてきた。しかし、制御装置が自律分散的に制御を行なう場合、制御装置は自装置周辺の状況しか把握できないため、必ずしも最適な無線リソース制御を行なうことはできない。一方、基地局装置が集中制御する場合、HetNetが備えるサブネットワーク数
が増加するにつれて、制御情報量も膨大となるため、HetNetが備える全てのサブネットワークを制御することは非現実的である。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、柔軟な通信制御方式を備えたヘテロジーニアスネットワークにより、様々な要求条件に柔軟に対応可能な無線アクセスネットワークを実現する、制御局装置、通信方法、および通信システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る制御局装置、通信方法、および通信システの構成は、次の通りである。
(1)すなわち、本発明の制御局装置は、制御局装置であって、基地局装置に対して端末として通信する第1の通信部と、第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信部と、前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御部
と、前記第1の通信装置から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送部と、前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデータ転送部と、が少なくとも含まれており、前記第1のデータ転送部により、前記第1の通信装置から前記基地局装置への第1のデータ転送に起因して生じた、前記第2のデータ転送部において行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、前記制御部では、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同
じ通信方式を選択する場合とがあり、前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を行うこと、を特徴とする。
(2)また、本発明の制御局装置は、上記(1)に記載の制御局装置であって、前記第2の通信部は、第2の通信装置と通信し、前記第2の通信装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備え、前記第3のデータ転送部において行われる、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に対する第3のデー
タ転送に際し、前記制御部は、前記第2の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、前記第2の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式と同じ通信方式を選択する場合とがあり、前記選択された通信方式で前記第3のデータ転送を行うこと、を特徴とする。
(3)また、本発明の制御局装置は、上記(1)に記載の制御局装置であって、前記第1の通信装置から送信されたデータを、再び前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備え、前記第3のデータ転送部において行われる、前記第1の通信装置から送信されたデータを、再び前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送に際し、
前記制御部は、前記第1の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、前記第1の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式と同じ通信方式を選択する場合とがあり、前記選択された通信方式で前記第3のデータ転送を行うこと、を特徴とする。
(4)また、本発明の制御局装置は、上記(1)から上記(3)の何れかに記載の制御局装置であって、前記第1の通信部は、少なくとも2つの通信方式を備え、前記少なくとも1つの通信方式は、外部ネットワークにデータを送信可能であること、を特徴とする。
(5)また、本発明の制御局装置は、上記(1)に記載の制御局装置であって、他の前記制御局装置と通信する第3の通信部と、前記第1の通信装置から送信されたデータを、他の前記制御局装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備えること、を特徴とする
(6)また、本発明の制御局装置は、上記(5)に記載の制御局装置であって、前記第3のデータ転送部は、前記基地局装置から送信されたデータを、他の前記制御局装置に送信することを、を特徴とする。
(7)また、本発明の通信方法は、制御局装置が備える通信方法であって、基地局装置に対して端末として通信する第1の通信を実行するステップと、第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信を実行するステップと、前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御を実行するステップと、前記第1の通信装置
から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送を実行するステップと、前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデ
ータ転送を実行するステップと、が少なくとも含まれており、前記第1のデータ転送を実
行するステップにより、前記第1の通信装置から前記基地局装置への第1のデータ転送に
起因して生じた、前記第2のデータ転送を実行するステップにおいて行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、前記制御を実行するステップは、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同じ通信方式を選択する場合
とがあり、前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を実行するステップと、を備えること、を特徴とする。
(8)また、本発明の通信システムは、基地局装置と第1の通信装置と制御局装置を備える通信システムであって、前記制御局装置は、前記基地局装置に対して端末として通信する第1の通信部と、第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信部と、前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御部と、前記第1
の通信装置から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送部と、前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデータ転送部と、が少なくとも含まれており、前記第1のデータ転送部により、前記第1の通信装置から前記基地局装置への第1のデータ転送に起因して生じた、前記第2のデータ転送部において行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、前記制御部では、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同じ通信方式を
選択する場合とがあり、前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を行うこと、を特徴とする。
本発明によれば、柔軟な通信制御が可能なヘテロジーニアスネットワークが提供されるから、要求条件が異なる様々なユースケースおよびユースシナリオに対し、効率的に通信サービスを提供することが可能となる。
本発明に係る通信システムの1例を示す図である。 本発明に係る制御局装置の1構成例を示すブロック図である。 本発明に係る通信の1例を示すシーケンスチャートである。 本発明に係る通信システムの1例を示す図である。 本発明に係る制御局装置の1構成例を示すブロック図である。 本発明に係る通信の1例を示すシーケンスチャートである。 本発明に係る通信システムの1例を示す図である。 本発明に係る通信の1例を示すシーケンスチャートである。 本発明に係る通信システムの1例を示す図である。 本発明に係る制御局装置の1構成例を示すブロック図である。 本発明に係る通信の1例を示すシーケンスチャートである。
本実施形態における通信システムは、基地局装置(送信装置、セル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNodeB、アクセスポイント、AP、無線ルータ、中継、通信装置)、制御局装置(制御端末、制御センター、無線サブネットワークコントローラ、中継装置、リレー装置、中継点、中継アンテナ群、中継アンテナポート群、リレーノード)、および端末装置(端末、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE、ステーション、STA、通信装置)を備える。
本実施形態において、“X/Y”は、“XまたはY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“XおよびY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“Xおよび/またはY”の意味を含む。
[1.第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、基地局装置1A、制御局装置2A、および端末装置3A(第1の通信装置)を備える。カバレッジ1−1およびカバレッジ2A−1は、基地局装置1Aおよび制御局装置2Aが、他の装置と接続可能な範囲(通信エリア)である。なお、本実施形態に係る通信システムは、複数の基地局装置(基地局装置1B、1C...)や、複数の制御局装置(制御局装置2B、2C...)、および複数の端末装置(端末装置3B、3C...)を含むことが可能である。以下では、それぞれを総称して、単に基地局装置1、制御局装置2、および端末装置3とも呼称する。
図1において、基地局装置1Aは、外部ネットワーク4(本図例ではWide area network(WAN))に接続されている。基地局装置1Aは、外部ネットワーク4を介して、通信システムが備える装置に提供されるコンテンツ(サービス、アプリケーション)を提供するコンテンツサーバと相互に接続されることができる。
基地局装置1Aは、カバレッジ1−1内に存在する装置に対して、通信サービス(データ転送、通話、コンテンツ配信、放送)を提供する機能を備える。通信サービスは例えば、セルラーサービスである。セルラーサービスは、国際電気通信連合 無線通信部門より勧告される要求条件を満たす国際標準規格に基づいた通信方式に基づいて提供されることができる。例えば、基地局装置1Aは、Long term evolution(LTE)に基づいて、通信サービスを提供する機能を備える。この場合、基地局装置1Aは、例えば、他装置から基地局装置1Aへの無線通信を、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、およびPRACH(Physical Random Access Channel)等の物理チャネルを用いて提供することができる。
また、基地局装置1Aは、基地局装置1Aから他装置への無線通信を、PBCH(Physical Broadcast Channel;報知チャネル)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel;制御フォーマット指示チャネル)、PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel;HARQ指示チャネル)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel;下りリンク制御チャネル)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel;拡張下りリンク制御チャネル)、およびPDSCH(Physical Downlink Shared Channel;下りリンク共有チャネル)等の物理チャネルを用いて提供することができる。
基地局装置1Aは、自装置に接続される端末装置に、自装置を識別するための物理セル識別子(PCI、セルID)を提供することができる。端末装置は、該物理セル識別子で識別される基地局装置1Aの制御に基づいて、基地局装置1Aとの通信を行なうことができる。
以下では、基地局装置1Aが通信サービスを提供する通信方式を、上位通信方式とも呼ぶ。
なお、通信方式の区別の仕方(定義)は何かに限定されるものではない。例えば、本実施形態に係る通信方式は、通信方式が備える無線アクセス技術(Radio access technique:RAT)の違いによって区別されることができる。
RATには、GSM(global system for mobile communications)やPDC(Personal Digital Cellular)(登録商標)に代表される第2世代移動通信システム(2G)や、IMT−2000で規定される第3世代移動通信システム(3G、3.5G、3.9G)や、IMT−Advancedで規定される第4世代移動通信システム(4G)や、IMT−2020 and beyondで規定される第5世代移動通信システム(5G)に代表される広域アクセス技術を含む。また、無線アクセス技術には、IEEE802.11標準で規定される無線ローカルエリアネットワーク(Wireless local area network:無線
LAN)技術を含む。また、無線アクセス技術には、IEEE802.15標準等で規定される短距離無線アクセス技術を含む。また、無線アクセス技術には、特定小電力無線局が使用する無線アクセス技術を含む。
また、同じ無線アクセス技術を備える通信方式であっても、それぞれ異なる無線リソース(時間・周波数・空間)を使用する場合、異なる通信方式と定義されることができる。
また、同じ無線アクセス技術を備える通信方式であっても、それぞれ異なる無線アクセス形態(基地局装置と端末装置が直接通信を行なう上りリンク・下りリンクアクセス形態や、端末装置同士が直接通信を行なうサイドリンクアクセス形態(Device-to-Device(D2D)通信形態)を使用する場合、異なる通信方式と定義されることができる。
また、それぞれ異なる装置パラメータ(アンテナ数、アンテナ性能(形状、利得、指向)、Radio frequency(RF)回路性能(アンプ性能、フィルタ性能))を用いる通信方式は
、異なる通信方式と定義されることができる。
また、異なる通信方式として定義される通信方式は、無線事業者がサービスを提供する国や地域から使用許可が得られた、いわゆるライセンスバンド(licensed band)と呼ば
れる周波数バンドや、国や地域からの使用許可を必要としない、いわゆるアンライセンスバンド(unlicensed band)と呼ばれる周波数バンドや、国や地域から特定サービスへの
使用許可が与えられているにも関わらず、周波数間の混信を防ぐ等の目的により、実際には使われていないホワイトバンドと呼ばれる周波数バンド(例えば、テレビ放送用として割り当てられたものの、地域によっては使われていない周波数バンド)や、特定の事業者に排他的に割り当てられず、複数の事業者で共用する共用周波数バンド等を、それぞれ用いることができる。
基地局装置1Aは、上位通信方式によって、制御局装置2Aを収容することができる。基地局装置1Aは、制御局装置2Aが上位通信方式で行なう通信の少なくとも一部を制御する。そのため、基地局装置1Aは、制御局装置2Aを自装置が制御する端末装置として認識する。
図2は、本実施形態に係る制御局装置2の1構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る制御局装置2は、制御部(制御ステップ)200と、上位通信部(上位通信ステップ)201(第1の通信部)と、下位通信部(下位通信ステップ)202(第2の通信部)と、上流転送部(上流転送ステップ)204(第1のデータ転送部)と、下流転送部(下流転送ステップ)205(第2のデータ転送部)と、を備える。上位通信部201は、通信部(通信ステップ)2010−1〜3を備えるが、上位通信部201が備える通信部2010の数は少なくとも1以上であれば良い。下位通信部202は、通信部(通信ステップ)2020−1〜3を備えるが、下位通信部202が備える通信部2020の数は少なくとも2以上であれば良い。
上位通信部201および下位通信部202が備える通信部2010および通信部2020は、それぞれ異なる通信方式によって通信サービスを提供すること、もしくは提供されることができる。すなわち、上位通信部201および下位通信部202は、それぞれ複数の通信方式によって通信サービスを提供すること、もしくは提供されることができる。
上位通信部201および下位通信部202の通信部2010および通信部2020は、それぞれがサポートする通信方式が定義する通信機能を備える。該通信機能には、OSI参照モデルを例にとると、物理層(Physical Layer)、MAC(媒体アクセス制御:Media Access Control)層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層を解釈する機能を含む。
通信部2010および通信部2020が提供する通信方式の区別の仕方は何かに限定されるものではなく、前述したように、例えば、通信部2020−1と通信部2020−2は、それぞれ異なる無線アクセス技術を備えることができる。
通信部2010の少なくとも1つは、基地局装置1Aが通信サービスを提供する上位通信方式によって通信サービスを提供することができる。上述してきた例によれば、通信部2010の少なくとも1つは、LTEによって通信サービスを提供することができる。
上位通信部201が提供する通信サービスは、その制御の少なくとも1部が、他の装置によって制御される。上述してきた例によれば、基地局装置1Aが提供する上位通信方式がLTEであった場合、上位通信部201は、LTEによる通信サービスをサポートするが、該LTEによる通信サービスは、基地局装置1Aによって制御される。すなわち、制御局装置2の上位通信部201は、基地局装置1Aからみて、端末装置として動作するということである。
基地局装置1Aより端末装置として動作している制御局装置2の上位通信部201は、基地局装置1Aより、制御チャネルを介して制御情報を取得することが出来るし、制御情報を基地局装置1Aに通知することができる。該制御チャネルには、第1の制御チャネルと、第2の制御チャネルが含まれている。第1の制御チャネルは、基地局装置1Aが提供するセル固有の物理下りリンク制御チャネルであり、制御局装置2がアイドル状態であっても接続状態(コネクト状態)であっても取得(検出)できる物理チャネルである。また、第2の制御チャネルは、制御局装置2固有の物理下りリンク制御チャネルであり、接続状態である場合のみ取得できる物理チャネルである。ここで、アイドル状態とは、基地局装置1Aが無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)の情報を蓄積してない状態(RRC_IDLE状態)や、制御局装置2が間欠受信(DRX)を行っている状態など、直ちにデータの送受信を行わない状態である。一方、接続状態とは、制御局装置2がネットワークの情報を保持している状態(RRC_CONNECTED状態、接続状態)や、制御局装置2が間欠受信(DRX)を行っていない状態など、直ちにデータの送受
信を行うことができる状態である。第1の制御チャネルは、制御局装置2固有のRRCシグナリングに依存せず制御局装置2が受信可能なチャネルである。第2の制御チャネルは、制御局装置2固有のRRCシグナリングによって設定されるチャネルであり、端末固有のRRCシグナリングによって制御局装置2が受信可能となるチャネルである。すなわち、第1の制御チャネルは、予め限定された設定により、いずれの制御局装置2も受信可能なチャネルであり、第2の制御チャネルは制御局装置2固有の設定変更が容易なチャネルである。
基地局装置1Aに対して、端末装置として動作している制御局装置2の上位通信部201は、基地局装置1Aより報知された情報を取得し、基地局装置1Aに対して、自端末装置の識別情報を含んだ、RRCコネクションリクエストメッセージを送信することができる。基地局装置1Aは、制御局装置2から送信されたRRCコネクションリクエストメッセージを受信すると、当該制御局装置2との間で通信制御メッセージを送受信するためのシグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer:SRB)を設定し、そのSRBの情報や、物理チャネルの構成情報、さらには当該制御局装置2に対する様々な設定情報を含むRRCコネクションセットアップメッセージを物理下りリンク共有チャネルを用いて送信する。
制御局装置2は、基地局装置1Aから送信されたRRCコネクションセットアップメッセージを受信すると、ネットワークの情報を保持している状態(RRC_CONNECTED状態、接続状態)へ遷移することができる。制御局装置2は、接続手順が完了したことを示すRRCコネクションセットアップコンプリートメッセージを基地局装置1Aに物理上りリンク共有チャネルを用いて送信することができる。その後、制御局装置2の上位通信部201は、基地局装置1Aとの間でユーザデータ通信を行なうことが可能となる。以降、制御局装置2は、基地局装置1Aとの間で上位通信部201を介して、データのやり取りを行なう際には、基地局装置1Aの制御に従って、データの送信または受信が行われることになる。
制御局装置2Aは、カバレッジ2A−1内に存在する端末装置3Aに対して、無線通信サービスを提供する機能を備える。以下では、制御局装置2Aが端末装置3Aに通信サービスを提供する通信方式を、下位通信方式とも呼ぶ。なお、上述してきたように、通信方式の区別の仕方(定義)は何かに限定されるものではない。例えば、本実施形態に係る下位通信方式は、無線アクセス技術の違いによって区別されることができる。
制御局装置2Aの下位通信部202は、少なくとも2つの異なる通信方式によって、端末装置3Aに対して、通信サービスを提供する。例えば、制御局装置2Aの下位通信部202は、端末装置3Aに対して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless local area network:無線LAN)通信と、D2D通信によって通信サービスを提供することがで
きる。また、制御局装置2Aは、端末装置3Aが下位通信方式によって行なう通信の少なくとも1部を制御する。
端末装置3Aは下位通信方式によって、制御局装置2Aとの間で通信を行なうことができる。
制御局装置2Aの上流転送部204は、下位通信部202が受信した、端末装置3Aより送信されたデータを、基地局装置1Aに送信するために、上位通信部201に転送することができる。上位通信部201は、上流転送部204より転送されたデータを、基地局装置1Aに送信することができる。制御局装置2Aの上流転送部204は、端末装置3から基地局装置1に向けた上流(アップストリーム)の信号を転送しているともいえる。
制御局装置2Aの下流転送部205は、上位通信部201が受信した、基地局装置1Aより送信されたデータを、端末装置3Aに送信するために、下位通信部202に転送することができる。下位通信部202は、下流転送部205より転送されたデータを、端末装置3Aに送信することができる。制御局装置2Aの下流転送部205は、端末装置3から基地局装置1に向けた下流(ダウンストリーム)の信号を転送しているともいえる。
なお、上流転送部204および下流転送部205が信号を転送する層は、何かに限定されない。例えば、制御部200は、下位通信部202が受信した信号を、上位通信部201を介して、基地局装置1Aに転送する際に、PHY層で転送しても良いし、MAC層で転送しても良い。
また、制御部200が、上流転送部204および下流転送部205がデータの転送をするか否かを判断する層も、何かに限定されない。例えば、制御部200は、下位通信部202が受信した信号のPHY層の情報に基づいて、上位通信部201によって、基地局装置1Aが、該信号を転送するか否かを判断し、転送すると判断した場合には、PHY層で転送するように制御することができる。
また、制御部200は、下位通信部202が受信した信号のMAC層の情報に基づいて、上位通信部201によって、基地局装置1Aが、該信号を転送するか否かを判断することができる。また、制御部200は、該信号を転送すると判断した場合には、PHY層で転送しても良いし、MAC層で転送してもよい。
図3は本実施形態に係る通信システムの通信の1例を示すシーケンスチャートである。初めに、端末装置3は、自装置が通信サービスを介して取得することを所望するコンテンツ(サービス、アプリケーション)を要求するコンテンツ要求5を含む信号を、下位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS400)。ステップS400の通信において、必要に応じて、制御局装置2は、端末装置3が下位通信方式によって行なう通信を制御することができる。なお、該制御には、端末装置3が該コンテンツ要求5を含む信号を送信する際に用いる下位通信方式を選択することも含むことができる。制御部200は、端末装置3に対して、所定の下位通信方式を選択する条件を与えておくこともできるし、複数の下位通信方式の候補を指定しておくこともできる。
次いで、制御局装置2はコンテンツ要求5を含む信号を、上位通信方式によって、基地局装置1に送信する(ステップS401)。ステップS401の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、その制御の少なくとも1部が基地局装置1によって制御される。
次いで、基地局装置1は、コンテンツ要求5で要求されたコンテンツ6を用意する。基地局装置1がコンテンツ6を用意する方法は、本実施形態においては何か限定されるものではない。例えば、基地局装置1は、先に説明したように、外部ネットワーク4を介して接続される外部サーバより、コンテンツ6を取得することができる。
次いで、基地局装置1は、コンテンツ6を含む信号を、上位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS403)。ステップS401と同様に、ステップS403の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、その制御の少なくとも1部が基地局装置1によって制御される。
次いで、制御局装置2の制御部200は、基地局装置1から受信したコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる下位通信方式を選択する(ステップS404)。下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方
式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、同じ通信方式を用いることができる。また、下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、異なる通信方式を用いることができる。
次いで、制御局装置2は、制御部200が選択した下位通信方式に基づいて、端末装置3に対して、コンテンツ6を含む信号を送信する(ステップS405)。以上が、本実施形態に係る通信システムの通信の1例となる。
コンテンツ要求信号5によって下位通信方式を選択する代わりに、予め制御局装置2に設定されているコンテンツ(サービス、アプリケーション)の種類によって下位通信方式を選択しても良い。また、コンテンツ要求信号5以外に、コンテンツに対する品質要求信号を制御局装置が別途受信し、下位通信方式を選択しても良い。この他に、使用するプロトコルによって下位通信方式を選択しても良い。例えばHTTP(Hypertext Transfer Protocol)やRTSP(Real Time Streaming Protocol)等のように扱うデータが大きい事が多いプロトコルが使用される場合はビットレートが高い通信方式を、遅延の許容量が小さいIP電話等で使用されるRTP(Real−time Trannsport Protocol)/RTCP(Real−time Transport Control Protocol)等が使用される場合は最大遅延量が保障される通信方式を選択するようにしても良い。このプロトコルはアプリケーション層のものに限らず、トランスポート層やネットワーク層など他の層のプロトコルを利用しても良い。この通信方式の選択基準は、端末装置や他の制御局装置等によって変更できるようにしても良い。
ステップS404において、制御局装置2の制御部200が下位通信方式を選択する方法は、何かに限定されるものではない。例えば、制御局装置2は、コンテンツ6自体、もしくはコンテンツ6を含む信号の通信に要求される通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。ここで、通信品質にはピークデータレート(Peak data rate)、体感データレート(User experienced data rate)、周波数利用効率(Spectrum efficiency)、移動速度(Mobility)、遅延時間(Latency)、接続数(Connection density)、電力効率(Network energy efficiency)、通信容量(Area traffic capacity)の何れかの少なくとも1つを含むことができる。また、通信品質には、先に示した8つの通信品質を計算するために必要となる値や方式(例えば、受信信号対雑音プラス干渉電力比、受信信号対雑音電力比、通信帯域幅、搬送波周波数、伝送方式、変調方式、符号化率等)も含まれることができる。例えば、コンテンツ6を含む信号の通信に所定のピークデータレートが要求される場合、制御部200は、所定のピークデータレートを満足する通信方式を下位通信方式として選択することができる。
また、制御部200は、上位通信方式の通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。例えば、上位通信方式の体感データレートが所定のデータレートであった場合、該所定のデータレートと同等の体感データレートを満足する通信方式を下位通信方式として選択することができる。これは、下位通信方式の体感データレートが、所定のデータレートよりも高い場合、下位通信方式の体感データレートがオーバースペックになってしまう可能性があるためである。
なお、図3に示す通信では、端末装置3がコンテンツを要求する場合を例にとっているが、本実施形態に係る通信システムでは、端末装置3にコンテンツが要求される場合も含まれる。
この場合、制御局装置2は、基地局装置1Aよりコンテンツ要求5を受信し、そのコン
テンツ要求5を、下位通信方式によって端末装置3に送信する。そして、制御局装置2は、該コンテンツ要求6に対して、端末装置3が用意したコンテンツ6を含む信号を、下位通信方式によって受信し、該コンテンツ6を上位通信方式によって基地局装置1に送信する。
ここで、制御局装置2の制御装置200は、端末装置3にコンテンツ要求5を送信する際に用いる下位通信方式と、コンテンツ要求5に基づいて用意されるコンテンツ6を端末装置3より受信する際に用いる下位通信方式について、同じ通信方式を選択することが出来るし、異なる通信方式を選択することもできる。制御局装置2は、端末装置3に対して、コンテンツ要求5を含む信号に、コンテンツ6を送信する際に用いる通信方式を示す情報を更に含めて、送信することができる。また、制御局装置2は、端末装置3が用いる下位通信方式の選択方法を示す情報を予め端末装置3に通知しておくことができる。
この場合も制御局装置2の制御部200が下位通信方式を選択する方法は、何かに限定されるものではない。例えば、制御局装置2は、コンテンツ6自体、もしくは、コンテンツ6を含む信号およびコンテンツ要求5を含む信号の通信に要求される通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。
以上説明してきた方法によれば、制御局装置2は、基地局装置1との接続性を維持しつつ、端末装置3との間の通信方式を柔軟に変更することが可能となる。
[2.第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係る通信システムの1例を示す図である。図4に示す通り、本実施形態に係る通信システムにおいては、制御局装置2Aのカバレッジ2A−1内に、端末装置3Aと端末装置3B(第2の通信装置)の2つの端末装置3を含む。
第1の実施形態と同様に、制御局装置2は、カバレッジ2A−1内の端末装置3に対して、下位通信方式に基づいて、通信サービスを提供することができる。
図5は本実施形態に係る制御局装置2の1構成例を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る制御局装置2は、図2に示す装置に加えて、更に中流転送部(中流転送ステップ)206(第3のデータ転送部)を備える。
中流転送部206は、下位通信部202が受信した、端末装置3より送信された信号を、他の端末装置3に転送するために、再び下位通信部202に入力することができる。制御部200は、端末装置3より送信された信号を、他の端末装置3に転送するために用いる下位通信方式を選択することができる。制御局装置2Aの中流転送部206は、端末装置3Aから端末装置3B(もしくは端末装置3Bから端末装置3A)に向けた中流(ミッドストリーム)の信号を転送しているともいえる。
図6は本実施形態に係る通信システムの通信の1例を示すシーケンスチャートである。初めに、端末装置3Aは、コンテンツ6を制御局装置2に下位通信方式によって送信する(ステップS600)。ステップS600によって使用される下位通信方式は、第1の実施形態と同様に、その通信の制御の少なくとも1部が制御局装置2によって制御される。
次いで、制御局装置2の制御部200は、端末装置3Aより受信したコンテンツ6を、端末装置3Bに下位通信部202が送信する際に用いる下位通信方式を選択する(ステップS601)。ここで、制御部200が、選択する下位通信方式は、下位受信部202が、端末装置3Aよりコンテンツ6を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、同じ通信方式とすることが出来るし、異なる通信方式とすることができる。
次いで、制御局装置2は、制御部200が選択した下位通信方式に基づいて、コンテンツ6を含む信号を端末装置3Bに対して送信する(ステップS602)。以上が、本実施形態に係る通信システムの通信の1例を示す図である。
ステップS601において、制御局装置2の制御部200が下位通信方式を選択する方法は、何かに限定されるものではない。制御部200は、例えば、制御局装置2は、コンテンツ6自体、もしくは、コンテンツ6を含む信号の通信に要求される通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。
また、制御部200は、上位通信方式の通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。例えば、下位通信方式が選択する通信方式の中に、上位通信方式が利用する無線リソースの一部を利用する通信方式が含まれているような場合、上位通信部201が、基地局装置1Aとの間で行っている上位通信方式に基づいた通信によって、該無線リソースを多く使用しているような場合、制御部200は、下位通信方式として、該無線リソースを使用する通信方式を選択しない、もしくは選択の優先度を下げることができる。
また、制御局装置2の制御部200は、コンテンツ6の内容に基づいて、下位通信方式を選択することができる。制御部200は、端末装置3Aより受信したコンテンツ6を含む信号から、OSI参照モデルで定義された各層の情報を読みとり、各層の情報に基づいて、コンテンツ6を含む信号を端末装置3Bに送信する際に用いる下位通信方式を選択することができる。例えば、制御部200は、該コンテンツ6を含む信号に関して、アプリケーション層の情報を取得し、該コンテンツ6がアプリケーション層で要求している要求条件(例えば遅延時間)に基づいて、下位通信方式を選択することができる。
また、制御局装置2が、端末装置3Aより受信したコンテンツ6を含む信号を、端末装置3Bに転送する層は、何かに限定されない。例えば、制御局装置2は、例えば、制御部200は、該コンテンツ6を含む信号に関して、アプリケーション層の情報を取得し、アプリケーション層で転送することができる。この場合、端末装置3Bは、該コンテンツ6については、少なくともアプリケーション層においては、制御局装置2を送信元端末として認識することになる。
また、制御局装置2は、端末装置3Aより受信したコンテンツ6を含む信号の各層の情報に対して、所定の処理を行なってから、端末装置3Bに転送することができる。該所定の処理には、情報の圧縮(Compressing)、情報の解凍(Decompressing)、情報の加工(Processing)、情報の削除(Deleting)、情報の追加(Adding)、情報の保管(Storing
)等が含まれる。例えば、制御局装置2は、該コンテンツ6を含む信号に関して、アプリケーション層の情報を取得し、アプリケーション層の情報に所定の処理を行なってから、アプリケーション層で転送することができる。このとき、制御部200は、制御局装置2が端末装置3Aより受信したコンテンツ6を含む信号の各層の信号に対して行った、所定の処理に基づいて、該信号を端末装置3Bに転送する下位通信方式を選択することができる。例えば、制御局装置2が、該所定の処理を、コンテンツ6を含む信号に施すことで、該コンテンツ6が要求する通信品質が変わる場合、制御局装置2は、該通信品質を満たす下位通信方式を選択し、該コンテンツ6を端末装置3Bに対して、送信することができる。
また、本実施形態に係る通信システムは、第1の実施形態と同様に、端末装置3Aから、端末装置3Bに対して、コンテンツを要求することができる。この場合、制御局装置2は、端末装置3Aからコンテンツ要求5を受信する場合と、端末装置3Bに対して該コンテンツ要求5を送信する場合と、端末装置3Bよりコンテンツ6を受信する場合と、該コ
ンテンツ6を端末装置3Aに送信する場合とで、それぞれ同じ下位通信方式を用いることも出来るし、それぞれ異なる下位通信方式を用いることも出来る。また、先の例に示したように、制御局装置2は、該コンテンツ要求5およびコンテンツ6の各層の情報に対して、所定の処理を行なうことができる。また、該所定の処理に基づいて、制御部200は、各送信に用いる下位通信方式を選択することができる。
以上、説明してきた方法によれば、制御局装置2が端末装置3Aから端末装置3Bへ送信する信号を受信する場合、および該信号を端末装置3Bに送信する場合に、適切な下位通信方式を選択することが出来る。
また、端末装置3Aはコンテンツ要求以外に、端末装置3Aが管理するコンテンツの処理を制御局装置2に要求しても良い。端末装置3Aが管理するコンテンツは、端末装置3A内に記憶されている各種情報、端末装置3Aに入力される各種情報、またこれらの情報を更に処理した情報を含んでも良い。制御局装置2は端末装置3Aから処理を依頼されたコンテンツを処理し、処理した後の各種コンテンツを端末装置3A、または端末装置3Bに送信して良い。端末装置3Aが制御局装置2に処理を要求する際のコンテンツの種類によって、また、制御局装置が処理した後の各種コンテンツの種類によって下位通信方式の選択をして良い。
[3.第3の実施形態]
図7は、本実施形態に係る通信システムの1構成例を示す図である。図7に示すように本実施形態に係る通信システムにおいては、制御局装置2が、外部ネットワーク4に直接接続されることができる。
本実施形態に係る制御局装置2の装置構成は、図7に示す装置構成と同じである。ただし、上位通信部201が備える通信部2010の何れか1つは、外部ネットワークと通信可能な上位通信方式をサポートしている。ここで、上位通信方式には、光ファイバーに代表される有線通信が含まれる。制御部200は、上位通信部201が用いる上位通信方式を選択することができる。また、制御部200は、上位通信部201が信号を送信する宛先端末を選択することができる。以下では、制御部200が上位通信方式を選択すると表現した場合、制御部200は、上位通信部201が信号を送信する宛先端末を選択する動作も含む。
図8は本実施形態に係る通信システムの通信の一例を示すシーケンスチャートである。初めに端末装置3Aは自装置が通信サービスを介して取得することを所望するコンテンツを要求するコンテンツ要求5を含む信号を、下位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS800)。ステップS800の通信において、必要に応じて、制御局装置2は、端末装置3が下位通信方式によって行なう通信を制御することができる。
次いで、制御局装置2の制御部200は、コンテンツ要求5を含む信号を送信する上位通信方式を選択する(ステップS801)。ここで、制御部200は、コンテンツ要求5を転送する転送先も選択することができる。
次いで、制御部200が選択した上位通信方式に基づいて、制御部200が選択した転送先に対して、コンテンツ要求5を含む信号を送信する(ステップS802−1またはステップS802−2)。ステップS802の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、コンテンツ要求5を含む信号を基地局装置1に対して送信する場合、その制御の少なくとも1部が基地局装置によって制御される。
次いで、基地局装置1Aおよび外部ネットワーク4は、コンテンツ要求5で要求された
コンテンツ6を用意する(ステップS803−1またはステップS803−2)。基地局装置1がコンテンツ6を用意する方法は、本実施形態においては何かに限定されるものではない。例えば、基地局装置1は、先に説明したように、外部ネットワーク4を介して接続される外部サーバより、コンテンツ6を取得することができる。外部ネットワーク4がコンテンツ6を用意する方法も何かに限定されるものではない。例えば、外部ネットワーク4は、自ネットワークに接続されている外部サーバより、コンテンツ6を取得することができる。
次いで、基地局装置1Aおよび外部ネットワーク4は、コンテンツ6を含む信号を、上位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS804−1またはステップS804−2)。ステップS802と同様に、ステップS804の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、コンテンツ6を含む信号を、基地局装置1Aより受信する場合、その制御の少なくとも1部が基地局装置1によって制御される。
次いで、制御局装置2の制御部200は、基地局装置1または外部ネットワーク4から受信したコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる下位通信方式を選択する(ステップS805)。下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、同じ通信方式を用いることができる。また、下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、異なる通信方式を用いることができる。
次いで、制御局装置2は、制御部200が選択した下位通信方式に基づいて、端末装置3に対して、コンテンツ6を含む信号を送信する(ステップS806)。以上が、本実施形態に係る通信システムの通信の1例となる。
ステップS801において、制御部200が上位通信方式を選択する方法は、何かに限定されるものではない。例えば、制御部200は、コンテンツ要求5を含む信号が要求する通信品質に基づいて、上位通信方式を選択することができる。例えば、該信号が所定のピークデータレートを要求する場合、制御部200は、該所定のピークデータレートを満たす通信方式を、上位通信方式として選択することができる。
また、制御部200は、コンテンツ要求5を含む信号を受信する際に、下位通信部202が選択した下位通信方式に基づいて、上位通信方式を選択することができる。例えば、下位通信部202が選択した下位通信方式で得られる体感スループットが所定の値であった場合、制御部200は、上位通信方式のうち、該所定の値と同等の体感スループットを満たす上位通信方式を選択することができる。
ステップS801において、制御部200が下位通信方式を選択する方法は何かに限定されるものではない。例えば、制御部200は、コンテンツ6自体、もしくはコンテンツ6を含む信号が要求する通信品質に基づいて下位通信方式を選択することができる。例えば、該信号が所定の電力効率を要求する場合、制御部200は、該所定の電力効率を満たす通信方式を、下位通信方式として選択することができる。
また、制御部200は、コンテンツ6を受信する際に、上位通信部201が選択した上位通信方式に基づいて、下位通信方式を選択することができる。例えば、コンテンツ6を受信する際に、上位通信部201が選択した上位通信方式で得られる体感スループットが所定の値であった場合、制御部200は、該所定の値と同等の体感スループットが得られる通信方式を下位通信方式として選択することができる。
また、制御局装置2は、第1および第2の実施形態と同様に、基地局装置1Aまたは外部ネットワーク4より受信したコンテンツ6を含む信号の各層の情報に対して、所定の処理を行なってから、端末装置3Bに転送することができる。例えば、制御局装置2は、該コンテンツ6を含む信号に関して、アプリケーション層の情報を取得し、アプリケーション層の情報に所定の処理を行なってから、アプリケーション層で転送することができる。このとき、制御部200は、制御局装置2が該コンテンツ6を含む信号の各層の信号に対して行った、所定の処理に基づいて、該信号を端末装置3Bに転送する下位通信方式を選択することができる。例えば、制御局装置2が、該所定の処理を、コンテンツ6を含む信号に施すことで、該コンテンツ6が要求する通信品質が変わる場合、制御局装置2は、該通信品質を満たす下位通信方式を選択し、該コンテンツ6を端末装置3Bに対して、送信することができる。
なお、図7の例によれば、制御局装置2が、上位通信方式によって信号を送信する宛先装置は、基地局装置1Aと外部ネットワーク4のみであるが、他の装置に対して、上位通信方式によって信号を送信することも可能である。例えば、制御局装置2は、図7には図示されていないが、基地局装置1Aとは異なる基地局装置1Bに対して、上位通信方式によって信号を送信することが可能である。この場合、制御局装置2の、上位通信部201が備える通信部2010の何れか1つは、基地局装置1Bが通信サービスを提供する通信方式をサポートしており、該通信部2010は、その通信制御の少なくとも1部が、基地局装置1Bによって制御されることになる。
以上説明してきた方法によれば、制御局装置2は、端末装置3Aより送信されたコンテンツ要求5を含む信号を送信する上位通信方式を適切に選択することができ、更に、選択した上位通信方式に基づいて、下位通信方式を適切に選択することが可能となる。
[4.第4の実施形態]
図9は、本実施形態に係る通信システムの1例を示す概要図である。図9に示すように、本実施形態に係る通信システムは、基地局装置1Aを備え、基地局装置1Aのカバレッジ1A−1内に制御局装置2Aを備え、制御局装置2Aのカバレッジ2A−1内に端末装置3A、端末装置3Bおよび端末装置3Cを備える。更に、本実施形態に係る通信システムは、基地局装置1Bを備え、基地局装置1Bのカバレッジ1B−1内に制御局装置2Bを備え、制御局装置2Bのカバレッジ2B−1内に端末装置3Cおよび端末装置3Dを備える。また、基地局装置1Aと基地局装置1Bは、それぞれ外部ネットワーク4に接続されている。本図例においては、基地局装置1Aと基地局装置1Bは、同じ外部ネットワーク4に接続されているが、当然、異なる外部ネットワーク4にそれぞれ接続されていてもよい。
また、制御局装置2Aと制御局装置2Bが同じ基地局装置1Aに端末装置として収容されていても良い。また、第3の実施形態と同様に、制御局装置2Aおよび制御局装置2Bは、それぞれ外部ネットワーク4に対して、上位通信方式によって、通信サービスを提供していてもよい。
図10は、本実施形態に係る制御局装置2の1構成例を示すブロック図である。図10に示す通り、本実施形態に係る制御局装置2は、図5に示す装置に加えて、更に、中位通信部(中位通信ステップ)203(第3の通信部)を備える。中位通信部203は、更に通信部(通信ステップ)2030−1〜3を備える。なお、通信部2030の数については、少なくとも1つ備えられていれば良い。
本実施形態に係る制御局装置2は、中位通信部203を介して、中位通信部203を備える他の制御局装置2に対して、通信サービスを提供することができる。以下では、制御
局装置2が、他の制御局装置2に対して、通信サービスを提供する際に用いる通信方式を中位通信方式と呼ぶ。制御部200は、複数の通信方式の中から、中位通信方式を選択することができる。制御部200が選択できる通信方式は、中位通信部203が備える通信部2030がサポートしている通信方式である。
また、本実施形態に係る制御局装置2Aの中流転送部206は、制御局装置2Aから制御局装置2Bに向けた中流(ミッドストリーム)の信号を転送しているともいえる。
本実施形態に係る制御局装置2Aは、カバレッジ2A−1に位置する端末装置3Aおよび端末装置3Bを収容している。すなわち、制御局装置2Aは、下位通信部202を介して、端末装置2Aおよび端末装置2Bに対して、コンテンツ要求5、もしくはコンテンツ要求5に応じて用意されたコンテンツ6を含む信号の送受信を行なうことができる。その際に制御部200は、該コンテンツコンテンツ要求5、もしくはコンテンツ要求5に応じて用意されたコンテンツ6を含む信号を送信する際に用いる下位通信方式を選択することができる。同様に、制御局装置2Bは、カバレッジ2B−1に位置する端末装置3Cおよび端末装置3Dを収容しており、制御部200が、下位通信方式を選択することが可能であることも同様である。
一方、制御局装置2Aおよび制御局装置2Bは、お互いに中位通信部203を介して、中位通信方式に基づいて、信号を送受信することが可能である。このことは、本実施形態に係る制御局装置2Aおよび制御局装置2Bは必ずしも、自装置が基地局装置や外部ネットワークに対して、上位通信部201を介して、信号を送信する必要はなく、他の制御局装置を介して、基地局装置や外部ネットワークに対して信号を送信することが可能となる。
図11は本実施形態に係る通信システムの通信の一例を示すシーケンスチャートである。初めに端末装置3Aは自装置が通信サービスを介して取得することを所望するコンテンツを要求するコンテンツ要求5を含む信号を、下位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS1100)。ステップS1100の通信において、第1から第3の実施形態と同様に、必要に応じて、制御局装置2は、端末装置3が下位通信方式によって行なう通信を制御することができる。
次いで、制御局装置2の制御部200は、コンテンツ要求5を含む信号を、上位通信方式で送信するか、中位通信方式で送信するかを選択する(ステップS1101)。また、制御部200は、上位通信方式で送信するか中位通信方式で送信するかを選択したあとで、上位通信方式または中位通信方式とする通信方式も選択する。
次いで、制御部200が選択した上位通信方式もしくは中位通信方式に基づいて、制御部200が選択した転送先に対して、コンテンツ要求5を含む信号を送信する(ステップS1102−1またはステップS1102−2)。ステップS1102の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、コンテンツ要求5を含む信号を基地局装置1Aに対して送信する場合、その制御の少なくとも1部が基地局装置1Aによって制御される。
また、ステップS1102の通信において、制御局装置2Aの中位通信部203は、コンテンツ要求5を含む信号を制御局装置2Bに対して送信する場合、その制御の少なくとも1部を、制御局装置2Bによって制御されてもよいし、制御局装置2Aがすべて制御してもよい。以降の説明においても、制御局装置2が備える中位通信部203は、他の制御局装置2にその通信制御の少なくとも1部を制御されても良いし、該通信制御のすべてを自装置が制御してもよい。また、通信システムが複数の制御局装置2を備えている場合、そのうちの1つの制御局装置2が、集中制御装置7となって、他の制御局装置2の中位通
信部203の通信を制御することもできる。
次いで、制御局装置2Bおよび基地局装置1Aは、コンテンツ要求5で要求されたコンテンツ6を用意する(ステップS1103−1またはステップS1103−2)。ステップS1103−2の動作は、例えば、ステップS402と同様であるため、説明は省略する。ステップS1103−1の動作は、例えば、制御局装置2Bがコンテンツ要求5を転送するのは基地局装置1Bとなることを除けば、ステップS401からステップS403までの動作と同様であるため、説明は省略する。
次いで、制御局装置2Bおよび基地局装置1Aは、コンテンツ6を含む信号を、上位通信方式によって、制御局装置2に送信する(ステップS1104−1またはステップS1104−2)。ステップS1102−2と同様に、ステップS1104−2の通信において、制御局装置2の上位通信部201は、コンテンツ6を含む信号を、基地局装置1Aより受信する場合、その制御の少なくとも1部が基地局装置1によって制御される。ステップS1104−1の通信においては、制御局装置2の中位通信部203は、制御局装置2Bに通信制御の一部を制御される場合もあるし、通信制御の全てを自装置で制御する場合もある。
次いで、制御局装置2の制御部200は、制御局装置2Bまたは基地局装置1Aから受信したコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる下位通信方式を選択する(ステップS1105)。下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、同じ通信方式を用いることができる。また、下位通信部202がコンテンツ6を含む信号を端末装置3に送信する際に用いる通信方式は、下位通信部202がコンテンツ要求5を含む信号を受信する際に用いた通信方式と、異なる通信方式を用いることができる。
次いで、制御局装置2は、制御部200が選択した下位通信方式に基づいて、端末装置3に対して、コンテンツ6を含む信号を送信する(ステップS1106)。以上が、本実施形態に係る通信システムの通信の1例となる。
ステップS1101において、制御部200が、コンテンツ要求5を含む信号を送信する際に、上位通信方式と中位通信方式の何れかを選択するか、また、実際に上位通信部201および中位通信部203が用いる通信方式の選択方法については、何かに限定されるものではない。第1から第3の実施形態と同様に、制御部200は、コンテンツ要求5を含む信号が要求する通信品質に基づいて、上位通信方式か中位通信方式の何れかを選択することができる。例えば、該コンテンツ要求5を含む信号が、所定の値のピークデータレートを要求している場合、制御部200は、上位通信方式が提供できるピークデータレートが、該所定の値を満足しない場合、所定の値のピークデータレートを満足する中位通信方式を選択することができる。
ステップS1105において、制御部200が、コンテンツ6を含む信号を送信する際に用いる下位通信方式を選択する方法は何かに限定されるものではない。第1から第3の実施形態と同様に、制御部200は、コンテンツ6自体、もしくはコンテンツ6を含む信号が要求する通信品質に基づいて、下位通信方式を選択することができる。
なお、制御局装置2Bは、端末装置3Cを収容しているが、図9の例によれば、制御局装置2Aのカバレッジ2A−1内にも端末装置3Cは位置している。このことは、端末装置3Cは、必ずしもコンテンツ要求5を含む信号や、コンテンツ6を含む信号を、下位通信方式に基づいて、制御局装置2Bに送信する必要はなく、制御局装置2Aに対して、コ
ンテンツ要求5を含む信号や、コンテンツ6を含む信号を、下位通信方式に基づいて、送信することも可能である。
例えば、制御局装置2Bの下位通信部202を介して端末装置3Cにコンテンツ6を含む信号を送信する際に、下位通信部202が無線媒体を確保できなかった場合、制御局装置2Bは、中位通信部203を介して、制御局装置2Aに、該コンテンツ6を含む信号を転送することができる。制御局装置2Aは、制御局装置2Bより中位通信部203を介して受信した該コンテンツ6を含む信号を、下位通信部202を介して端末装置3Cに転送することができる。
以上説明してきた方法によれば、制御局装置2は、中位通信部203が提供する中位通信方式により、自装置以外の他の制御局装置2を介して、基地局装置1や端末装置に対して、信号を送信することが可能となる。
[5.全実施形態共通]
上位通信部201、中位通信部202および下位通信部203がサポートする通信方式の中には、共通の通信方式が含まれていても良い。
また、本発明に係る制御局装置は、複数の送信ポイント(もしくは複数の受信ポイント)から信号が送信(もしくは受信)されるDual connectivity(DC)、もしくはマルチホーム環境(Multihomed environments)で用いられることが可能であ
る。制御局装置は、DCで接続される複数の送信ポイント(もしくは受信ポイント)のいずれかの少なくとも1つとの通信に用いられることが出来る。また、本発明に係る制御局装置は、複数のコンポーネントキャリア(CC)が用いられるキャリアアグリゲーション(CA)で用いられることが可能である。制御局装置は、CAされる複数のCCのうち、プライマリセルに対してのみ用いられることが出来るし、セカンダリセルに対してのみ用いられることが出来るし、プライマリセルとセカンダリセルの両方に用いられることもできる。
なお、本発明に係る制御局装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における端末装置および基地局装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現して
も良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の制御局装置は、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、制御局装置、通信方法および通信システムに用いて好適である。
1、1A、1B 基地局装置
2、2A、2B 制御局装置
3、3A、3B、3C、3D 端末装置
4 外部ネットワーク
5 コンテンツ要求
6 コンテンツ
7 集中制御装置
200 制御部
201 上位通信部
2010−1〜3、2020−1〜3、2030−1〜3 通信部
202 下位通信部
203 中位通信部
204 上流転送部
205 下流転送部
206 中流転送部

Claims (8)

  1. 制御局装置であって、
    基地局装置に対して端末として通信する第1の通信部と、
    第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信部と、
    前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御部と、
    前記第1の通信装置から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送部と、
    前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデータ転送部と、
    が少なくとも含まれており、
    前記第1のデータ転送部により、前記第1の通信装置から前記基地局装置への第1のデータ転送に起因して生じた、前記第2のデータ転送部において行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、
    前記制御部では、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同じ通信方式を選択する場合とがあ
    り、
    前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を行うこと、を特徴とする制御局装置。
  2. 前記第2の通信部は、第2の通信装置と通信し、
    前記第2の通信装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備え、
    前記第3のデータ転送部において行われる、前記第2の通信装置から前記第1の通信装
    置に対する第3のデータ転送に際し、
    前記制御部は、
    前記第2の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、
    前記第2の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式と同じ通信方式を選択する場合とがあり、
    前記選択された通信方式で前記第3のデータ転送を行うこと、を特徴とする請求項1に記載の制御局装置。
  3. 前記第1の通信装置から送信されたデータを、再び前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備え、
    前記第3のデータ転送部において行われる、前記第1の通信装置から送信されたデータを、再び前記第1の通信装置に送信する第3のデータ転送に際し、
    前記制御部は、
    前記第1の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、
    前記第1の通信装置から自装置へのデータ転送の際に使用した通信方式と同じ通信方式を選択する場合とがあり、
    前記選択された通信方式で前記第3のデータ転送を行うこと、を特徴とする請求項1に記載の制御局装置。
  4. 前記第1の通信部は、少なくとも2つの通信方式を備え、
    前記少なくとも1つの通信方式は、外部ネットワークにデータを送信可能であること、を特徴とする、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御局装置。
  5. 他の前記制御局装置と通信する第3の通信部と、
    前記第1の通信装置から送信されたデータを、他の前記制御局装置に送信する第3のデータ転送部と、を更に備えること、を特徴とする、請求項1に記載の制御局装置。
  6. 前記第3のデータ転送部は、前記基地局装置から送信されたデータを、他の前記制御局装置に送信することを、を特徴とする、請求項5に記載の制御局装置。
  7. 制御局装置が備える通信方法であって、
    基地局装置に対して端末として通信する第1の通信を実行するステップと、
    第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信を実行するステップと、
    前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御を実行するステップ
    と、
    前記第1の通信装置から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送を実行するステップと、
    前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデータ
    転送を実行するステップと、
    が少なくとも含まれており、
    前記第1のデータ転送を実行するステップにより、前記第1の通信装置から前記基地局
    装置への第1のデータ転送に起因して生じた、前記第2のデータ転送を実行するステップ
    において行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、
    前記制御を実行するステップは、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同じ通信方式を選択する場合とがあ
    り、
    前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を実行するステップと、を備えること、を特徴とする通信方法。
  8. 基地局装置と第1の通信装置と制御局装置を備える通信システムであって、
    前記制御局装置は、
    前記基地局装置に対して端末として通信する第1の通信部と、
    第1の通信装置と少なくとも2つの通信方式で通信する第2の通信部と、
    前記少なくとも2つの通信方式から1つの通信方式を選択する制御部と、
    前記第1の通信装置から送信されたデータを、前記基地局装置に送信する第1のデータ転送部と、
    前記基地局装置から送信されたデータを、前記第1の通信装置に送信する第2のデータ転送部と、
    が少なくとも含まれており、
    前記第1のデータ転送部により、前記第1の通信装置から前記基地局装置への第1のデータ転送に起因して生じた、前記第2のデータ転送部において行われる、前記基地局装置から前記第1の通信装置に対する第2のデータ転送に際し、
    前記制御部では、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは異なる通信方式を選択する場合と、
    前記第1のデータ転送の際に使用した通信方式とは同じ通信方式を選択する場合とがあ
    り、
    前記選択された通信方式で前記第2のデータ転送を行うこと、を特徴とする通信システム。
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