JP2019069488A - アダプターおよび切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート等の表面に埋め込まれている棒状部材を切断した際に切断後の棒状部材におけるコンクリート等の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができるアダプターおよび切断装置を提供する。【解決手段】円盤形状のカッター20、50を切断装置10の本体部12の回転駆動軸19に取り付けるためのアダプター30、60は、カッター20、50を一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部32、62と、ベース部32、62におけるカッター20、50が取り付けられる面とは反対側の面に設けられ、回転駆動軸19に対する位置決めを行う位置決め部34、64とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、円盤形状のカッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けるためのアダプターおよびこのようなアダプターを備えた切断装置に関する。
建設現場において、コンクリート内に鉄筋を組み込むことにより作製される鉄筋コンクリートを用いて建築物を建設する際に、切断面が平面かつ鉄筋の長手方向に直交する面となるよう鉄筋を切断する切断装置が用いられている。このような切断装置として、特許文献1、2等に開示されるものが従来から知られている。特許文献1、2等に開示される切断装置では、鉄筋の一部を把持するクランプ機構と、スライドレバーを使用して円盤形状のチップソー型のカッターを鉄筋側に押し出すことにより当該カッターにより鉄筋を簡単に切断できる送り機構とを有している。そして、このような切断装置では、鉄筋を切断する際に、クランプ機構により鉄筋の一部を把持した状態で、送り機構によりカッターを鉄筋側に押し出すことにより鉄筋の切断面を平面かつ鉄筋の長手方向に直交する面に仕上げることができる。
特許第2769297号 特許第2859167号
コンクリートに埋め込まれた鉄筋を円盤形状のカッターにより切断するような従来の切断装置では、コンクリートの表面の近傍で鉄筋を切断することによって当該コンクリートの表面を平らな状態とする際に、コンクリートの表面とカッターとの間に隙間が生じてしまうことによりこの隙間の大きさ分だけ切断後の鉄筋の残余部分がコンクリートの表面から突出してしまうという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、コンクリート等の表面に埋め込まれている棒状部材を切断した際に切断後の棒状部材におけるコンクリート等の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができるアダプターおよび切断装置を提供することを目的とする。
本発明のアダプターは、円盤形状のカッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けるためのアダプターであって、前記カッターを一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部と、前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面に設けられ、前記回転駆動軸に対する位置決めを行う位置決め部と、を備えたことを特徴とする。
このようなアダプターによれば、アダプターの一方の表面にカッターを取り付けるとともに切断装置の本体部の回転駆動軸に対してアダプターの他方の表面を位置決め部によって位置決めすることにより、カッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けたときに回転駆動軸の先端からカッターまでの距離がアダプターの厚さ分だけ大きくなるため、コンクリート等の表面に埋め込まれている棒状部材を切断した際に切断後の棒状部材におけるコンクリート等の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができる。
本発明のアダプターにおいては、前記ベース部および前記位置決め部の中心部分には、前記アダプターを前記回転駆動軸に取り付けるための取付部が通過する貫通穴がそれぞれ設けられていてもよい。
本発明のアダプターは、前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面から***する***部を更に備え、前記位置決め部は前記***部に形成されていてもよい。
また、前記位置決め部は、前記切断装置の前記回転駆動軸に設けられた凸部が嵌合可能な溝または穴であってもよい。
また、前記ベース部には、前記カッターに設けられた穴に挿入可能なピン部材が設けられていてもよい。
あるいは、前記ベース部には、前記カッターに設けられた穴に挿入可能なボルトが螺合するボルト穴が設けられていてもよい。
本発明の切断装置は、回転駆動軸が設けられた本体部と、円板形状のカッターと、前記カッターを前記回転駆動軸に取り付けるためのアダプターと、を備えた切断装置であって、前記アダプターは、前記カッターを一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部と、前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面に設けられ、前記回転駆動軸に対する位置決めを行う位置決め部とを有していることを特徴とする。
このような切断装置によれば、アダプターの一方の表面にカッターを取り付けるとともに切断装置の本体部の回転駆動軸に対してアダプターの他方の表面を位置決め部によって位置決めすることにより、カッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けたときに回転駆動軸の先端からカッターまでの距離がアダプターの厚さ分だけ大きくなるため、コンクリート等の表面に埋め込まれている棒状部材を切断した際に切断後の棒状部材におけるコンクリート等の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができる。
本発明の切断装置は、前記アダプターを前記回転駆動軸に取り付けるための取付部を更に備え、前記ベース部および前記位置決め部の中心部分には、前記取付部が通過する貫通穴がそれぞれ設けられていてもよい。
本発明のアダプターおよび切断装置によれば、コンクリート等の表面に埋め込まれている棒状部材を切断した際に切断後の棒状部材におけるコンクリート等の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができる。
本発明の実施の形態による切断装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す切断装置をカッター側から見たときの構成を示す斜視図である。 図2に示す切断装置を回転駆動軸側から見たときの分解斜視図である。 図2に示す切断装置を回転駆動軸とは反対側から見たときの分解斜視図である。 図2に示す切断装置におけるアダプターの構成を示す側断面図である。 図5に示すアダプターを右側から左向きに見たときの構成を示す正面図である。 図5に示すアダプターを左側から右向きに見たときの構成を示す背面図である。 図2等に示す切断装置の縦断面図である。 変形例に係る切断装置をカッター側から見たときの構成の一例を示す斜視図である。 図9に示す切断装置を回転駆動軸側から見たときの分解斜視図である。 図9に示す切断装置を回転駆動軸とは反対側から見たときの分解斜視図である。 図9等に示す切断装置の縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態による切断装置を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による切断装置の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す切断装置をカッター側から見たときの構成を示す斜視図である。また、図3および図4は、それぞれ、図2に示す切断装置を様々な方向から見たときの分解斜視図である。また、図5乃至図7は、それぞれ、図2に示す切断装置におけるアダプターの構成を示す側断面図、正面図および背面図である。また、図8は、図2等に示す切断装置の縦断面図である。
図1に示すように、本実施の形態による切断装置10は、円盤形状のチップソー型のカッター20により、コンクリート92に埋め込まれている鉄筋等の棒状部材90を、切断面が平面かつ棒状部材90の長手方向に直交する面となるよう切断し、コンクリート92の表面を平らな状態とするものである。図1および図8等に示すように、このような切断装置10は、本体部12と、本体部12に設けられ円盤形状のカッター20を収容するカッター収容部18と、カッター20を回転駆動させる駆動モータ14と、駆動モータ14に電力を供給するバッテリー15と、作業者により把持されるハンドル16とを備えている。より詳細には、図3等に示すように、本体部12には、駆動モータ14により回転駆動される回転駆動軸19が設けられており、この回転駆動軸19によりカッター20が回転させられる。また、図8に示すように、駆動モータ14にはスイッチ14aが設けられており、作業者によってスイッチ14aがオンとされることにより駆動モータ14が駆動される。また、図8に示すように、カッター収容部18には、当該カッター収容部18に収容されているカッター20を覆うカバー18bが設けられている。なお、図2乃至図4では、カッター20やアダプター30を見やすくするためにカバー18bの表示を省略している。さらに、カッター収容部18には、カッター20の一部を露出させるための切り欠き18aが形成されている。このような切断装置10では、コンクリート92に埋め込まれている鉄筋等の棒状部材90を切断するにあたり、作業者が片手でハンドル16を握りながらスイッチ14aをオンとして駆動モータ14により回転駆動軸19を回転駆動させることにより、カッター収容部18の切り欠き18aで露出しているカッター20により鉄筋等の棒状部材90を切断することができるようになる。
次に、このような切断装置10における、円盤形状のカッター20を回転駆動軸19に取り付ける構造について図2乃至図8を用いて説明する。図3に示すように、本実施の形態では、アダプター30によりカッター20が回転駆動軸19に取り付けられている。より詳細には、図3に示すように、アダプター30およびカッター20が重ね合わせられた状態で後述する固定部材40および締め付け用ボルト44により回転駆動軸19に取り付けられている。このようなカッター20、アダプター30および固定部材40等の構成の詳細について以下に詳述する。
円盤形状のカッター20を回転駆動軸19に取り付けるためのアダプター30の中心部分には、後述する固定部材40が通過する貫通穴30aが形成されている。また、アダプター30は、カッター20を一方の面に取り付け可能となっている円盤形状のベース部32と、ベース部32におけるカッター20が取り付けられる面とは反対側の面から***する***部34とを有している。また、***部34には、回転駆動軸19に対する位置決めを行う位置決め部36が形成されている。ここで、図3に示すように、回転駆動軸19には、後述する締め付け用ボルト44が螺合されるボルト穴19aが形成されている。また、回転駆動軸19の先端には、回り止め用の凸部19bが当該回転駆動軸19の径方向に延びるよう形成されている。また、図4に示すように、位置決め部36は、回転駆動軸19の凸部19bが嵌合可能な溝となっている。すなわち、位置決め部36としての溝は、円盤形状のベース部32の径方向に延びている。そして、アダプター30が回転駆動軸19に取り付けられる際に、この回転駆動軸19の凸部19bが位置決め部36としての溝に嵌まることにより、回転駆動軸19が回転駆動させられた際にアダプター30も回転駆動軸19と一体的に回転するようになる。
円盤形状のカッター20は、その外周縁に超鋼材から構成されるチップが全周に亘って設けられたものであり、当該チップが鉄筋等の棒状部材90を切断する刃部となっている。図3等に示すように、カッター20の中心部分には、後述する固定部材40が通過する貫通穴20aが形成されている。また、カッター20におけるこの貫通穴20aの周囲には3つの位置決め穴22が形成されている。また、図3および図6等に示すように、アダプター30のベース部32におけるカッター20に対向する面には、当該カッター20の各位置決め穴22に挿入可能な3つのピン部材38(38a、38b、38c)が設けられている。そして、カッター20がアダプター30のベース部32に取り付けられる際に、当該アダプター30の各ピン部材38がカッター20の各位置決め穴22に嵌まることにより、アダプター30およびカッター20が一体的に回転するようになる。なお、本実施の形態では、各ピン部材38や各位置決め穴22はアダプター30やカッター20の中心に対して等間隔に設けられるのではなく、アダプター30やカッター20の周方向における隣り合う2つのピン部材38や位置決め穴22の距離が互いに異なっている。具体的には、図6に示すように、アダプター30の中心に対して第1のピン部材38aおよび第2のピン部材38bがなす角度Pは80°となっており、アダプター30の中心に対して第1のピン部材38aおよび第3のピン部材38cがなす角度Qは130°となっており、アダプター30の中心に対して第2のピン部材38bおよび第3のピン部材38cがなす角度Rは150°となっている。このことにより、カッター20は決まった向きでしかアダプター30に取り付けられないようになるため、作業者がカッター20の表裏を間違えてアダプター30に取り付けてしまうことを防止することができるようになる。すなわち、カッター20の表裏を間違えてアダプター30に取り付けようとすると全てのピン部材38をカッター20の各位置決め穴22に挿入することができなくなる。また、アダプター30のベース部32におけるカッター20に対向する面には、後述する固定部材40が嵌合される凹部33が形成されている。
固定部材40は、カッター20をアダプター30に固定するものである。具体的には、カッター20の貫通穴20aに挿入された固定部材40が後述する締め付け用ボルト44によりアダプター30に取り付けられることによってカッター20がアダプター30に固定されるようになる。図3に示すように、固定部材40の中心部分には、後述する締め付け用ボルト44が通過する貫通穴40aが形成されている。また、固定部材40におけるアダプター30やカッター20に対向する面には凸部40bが形成されており、この凸部40bはアダプター30の貫通穴30aに嵌合されるようになっている。また、固定部材40自体はカッター20の貫通穴20aに嵌め込まれるとともにアダプター30のベース部32の表面に形成された凹部33に嵌合されるようになっている。また、ワッシャー42を通した締め付け用ボルト44を、回転駆動軸19の先端に形成されているボルト穴19aに螺合することにより、アダプター30、カッター20および固定部材40が回転駆動軸19に取り付けられるようになる。本実施の形態では、これらの固定部材40および締め付け用ボルト44により、カッター20およびアダプター30を一体的に回転駆動軸19に取り付ける取付部が構成されている。
図8は、締め付け用ボルト44によりアダプター30、カッター20および固定部材40が回転駆動軸19に取り付けられたときの状態を示す縦断面図である。図8に示すように、回転駆動軸19の先端とカッター20の間にアダプター30が設けられているため、回転駆動軸19の先端からカッター20までの距離がアダプター30の厚さ分(より詳細には、ベース部32の厚さおよび***部34の厚さの合計分)だけ大きくなる。このため、アダプター30を設けずにカッター20を回転駆動軸19の先端に直接取り付けた場合と比較して、コンクリート92の表面とカッター20との間の距離が短くなるため、コンクリート92の表面に埋め込まれている鉄筋等の棒状部材90を切断した際に切断後の棒状部材90におけるコンクリート92の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができるようになる。
また、本実施の形態では、アダプター30はカッター20に対して容易に着脱可能となっている。ここで、従来では、回転駆動軸の先端からカッターまでの距離を大きくするためにフランジ付きのカッターが用いられていた。このようなフランジ付きのカッターでも回転駆動軸の先端からカッターまでの距離を大きくすることができるが、このようなフランジ付きのカッターはフランジがカッター本体に固定されておりこのフランジの分だけカッターが高価なものになるという問題があった。すなわち、切断装置を長期間使用することによりフランジ付きのカッターが摩耗した場合には、フランジ付きのカッターごと交換しなければならないため費用がかかるという問題があった。これに対し、本実施の形態の切断装置10では、アダプター30はカッター20に対して容易に着脱可能となっているため、切断装置10を長期間使用することによりカッター20が摩耗した場合にカッター20だけを交換すればよく、このようなフランジ無しのカッター20はフランジ付きのカッターと比較して安価であるためカッター20の交換費用を低減することができるという利点がある。
なお、本実施の形態による切断装置は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
本実施の形態による切断装置における、円盤形状のカッターを回転駆動軸に取り付ける構造は図2乃至図8に示すようなものに限定されることはない。円盤形状のカッターを回転駆動軸に取り付ける構造の他の例について図9乃至図12を用いて説明する。ここで、図9は、変形例に係る切断装置10aをカッター50側から見たときの構成の一例を示す斜視図であり、図10は、図9に示す切断装置10aを回転駆動軸19側から見たときの分解斜視図であり、図11は、図9に示す切断装置10aを回転駆動軸19とは反対側から見たときの分解斜視図である。また、図12は、図9等に示す切断装置10aの縦断面図である。なお、図9乃至図12に示すような変形例に係る切断装置10aを説明するにあたり、図1乃至図8に示す切断装置10と同じ構成部材については同じ参照符合を付してその説明を省略する。
図9および図10に示すように、変形例に係る切断装置10aでは、アダプター60によりカッター50が回転駆動軸19に取り付けられている。より詳細には、図10に示すように、アダプター60およびカッター50が重ね合わせられた状態で後述する固定部材70および締め付け用ボルト74によりアダプター60が回転駆動軸19に取り付けられるとともに4つの皿ボルト54によりカッター50がアダプター60に取り付けられている。このようなカッター50、アダプター60、固定部材70等の構成の詳細について以下に詳述する。
円盤形状のカッター50を回転駆動軸19に取り付けるためのアダプター60の中心部分には、後述する固定部材70が通過する貫通穴60aが形成されている。また、アダプター60は、カッター50を一方の面に取り付け可能となっている円盤形状のベース部62と、ベース部62におけるカッター50が取り付けられる面とは反対側の面から***する***部64とを有している。また、***部64には、回転駆動軸19に対する位置決めを行う位置決め部66が形成されている。ここで、図10に示すように、回転駆動軸19には、後述する締め付け用ボルト74が螺合されるボルト穴19aが形成されている。また、回転駆動軸19の先端には、回り止め用の2つのピン部材19cがボルト穴19aを挟む位置に形成されている。また、図11に示すように、位置決め部66は、回転駆動軸19の各ピン部材19cが嵌合可能な穴となっている。具体的には、図11に示すように、アダプター60の貫通穴60aを挟む位置に、位置決め部66としての2つの穴が形成されている。そして、アダプター60が回転駆動軸19に取り付けられる際に、この回転駆動軸19の各ピン部材19cが位置決め部66としての2つの穴に嵌まることにより、回転駆動軸19が回転駆動させられた際にアダプター60も回転駆動軸19と一体的に回転するようになる。
円盤形状のカッター50は、その外周縁に超鋼材から構成されるチップが全周に亘って設けられたものであり、当該チップが鉄筋等の棒状部材90を切断する刃部となっている。図10および図11に示すように、カッター50の中心部分には、後述する固定部材70が通過する貫通穴50aが形成されている。また、カッター50におけるこの貫通穴50aの周囲には4つの穴52が形成されている。また、図10に示すように、アダプター60のベース部62におけるカッター50に対向する面には、当該カッター50の各穴52に対向する位置において4つのボルト穴68が設けられており、各ボルト穴68には皿ボルト54が螺合されるようになっている。そして、カッター50をアダプター60のベース部62に接する状態で各皿ボルト54を各穴52を通過させた後に各ボルト穴68に螺合することにより、カッター50がアダプター60に取り付けられるようになる。ここで、各皿ボルト54はカッター50の各穴52を貫通した状態で各ボルト穴68に螺合されるため、アダプター60およびカッター50が一体的に回転するようになる。図10に示すように、変形例に係る切断装置10aでは、各ボルト穴68や各穴52はアダプター60やカッター50の中心に対して等間隔に設けられている。なお、別の例として、アダプター60やカッター50の周方向における隣り合う2つのボルト穴68や穴52の距離が互いに異なるようになっていてもよい。この場合には、カッター50は決まった向きでしかアダプター60に取り付けられないようになるため、作業者がカッター50の表裏を間違えてアダプター60に取り付けてしまうことを防止することができるようになる。すなわち、カッター50の表裏を間違えてアダプター60に取り付けようとすると全ての皿ボルト54を各穴52を通過させた後に各ボルト穴68に螺合することができなくなる。また、アダプター60のベース部62におけるカッター50に対向する面には、後述する固定部材70が嵌合される凹部63が形成されている。
固定部材70は、アダプター30を回転駆動軸19に固定するものである。具体的には、図10および図11に示すように、固定部材70の中心部分には、後述する締め付け用ボルト74が通過する貫通穴70aが形成されている。また、固定部材70におけるアダプター60に対向する面には凸部70bが形成されており、この凸部70bはアダプター60の貫通穴60aに嵌合されるようになっている。また、固定部材70自体はカッター50の貫通穴50aを通過するともにアダプター60のベース部62の表面に形成された凹部63に嵌合されるようになっている。また、ワッシャー72を通した締め付け用ボルト74を、回転駆動軸19の先端に形成されているボルト穴19aに螺合することにより、アダプター60、カッター50および固定部材70が回転駆動軸19に取り付けられるようになる。本実施の形態では、これらの固定部材70および締め付け用ボルト74により、カッター50およびアダプター60を一体的に回転駆動軸19に取り付ける取付部が構成されている。
図12は、アダプター60およびカッター50が重ね合わせられた状態で固定部材70および締め付け用ボルト74によりアダプター60が回転駆動軸19に取り付けられるとともに4つの皿ボルト54によりカッター50がアダプター60に取り付けられたときの状態を示す縦断面図である。図12に示すように、回転駆動軸19の先端とカッター50の間にアダプター60が設けられているため、回転駆動軸19の先端からカッター50までの距離がアダプター60の厚さ分(より詳細には、ベース部62の厚さおよび***部64の厚さの合計分)だけ大きくなる。このため、変形例に係る切断装置10aでも、アダプター60を設けずにカッター50を回転駆動軸19の先端に直接取り付けた場合と比較して、コンクリート92の表面とカッター50との間の距離が短くなるため、コンクリート92の表面に埋め込まれている鉄筋等の棒状部材90を切断した際に切断後の棒状部材90におけるコンクリート92の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができるようになる。
まとめると、図1乃至図8に示す切断装置10および図9乃至図12に示す切断装置10aにおいて、以上のような構成からなる本実施の形態のアダプター30、60を用いた場合には、アダプター30、60の一方の表面にカッター20、50を取り付けるとともに切断装置10の本体部12の回転駆動軸19に対してアダプター30、60の他方の表面を位置決め部36、66によって位置決めすることにより、カッター20、50を切断装置10の本体部12の回転駆動軸19に取り付けたときに回転駆動軸19の先端からカッター20、50までの距離がアダプター30、60の厚さ分だけ大きくなるため、コンクリート92の表面に埋め込まれている鉄筋等の棒状部材90を切断した際に切断後の棒状部材90におけるコンクリート92の表面からの突出部分の長さを極力短くすることができる。また、アダプター30、60がカッター20、50から容易に着脱可能となっている場合には、このようなカッター20、50はフランジ付きのカッターを比較して安価であるためカッター20、50の交換費用を低減することができる。
なお、本発明に係るアダプターとして、円盤形状のカッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けることができるものであれば、図2乃至図8に示すアダプター30や図9乃至図12に示すアダプター60以外の構成のものが用いられてもよい。すなわち、アダプターとして、カッターを一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部を有するとともに、このベース部におけるカッターが取り付けられる面とは反対側の面に、回転駆動軸に対する位置決めを行う位置決め部が設けられるようなものであれば、様々な構成のアダプターを本発明に適用してもよい。
10、10a 切断装置
12 本体部
14 駆動モータ
14a スイッチ
15 バッテリー
16 ハンドル
18 カッター収容部
18a 切り欠き
18b カバー
19 回転駆動軸
19a ボルト穴
19b 凸部
19c ピン部材
20 カッター
20a 貫通穴
22 位置決め穴
30 アダプター
30a 貫通穴
32 ベース部
33 凹部
34 ***部
36 位置決め部
38 ピン部材
38a 第1のピン部材
38b 第2のピン部材
38c 第3のピン部材
40 固定部材
40a 貫通穴
40b 凸部
42 ワッシャー
44 締め付け用ボルト
50 カッター
50a 貫通穴
52 穴
54 皿ボルト
60 アダプター
60a 貫通穴
62 ベース部
63 凹部
64 ***部
66 位置決め部
68 ボルト穴
70 固定部材
70a 貫通穴
70b 凸部
72 ワッシャー
74 締め付け用ボルト
90 棒状部材
92 コンクリート

Claims (8)

  1. 円盤形状のカッターを切断装置の本体部の回転駆動軸に取り付けるためのアダプターであって、
    前記カッターを一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部と、
    前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面に設けられ、前記回転駆動軸に対する位置決めを行う位置決め部と、
    を備えた、アダプター。
  2. 前記ベース部および前記位置決め部の中心部分には、前記アダプターを前記回転駆動軸に取り付けるための取付部が通過する貫通穴がそれぞれ設けられている、請求項1記載のアダプター。
  3. 前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面から***する***部を更に備え、
    前記位置決め部は前記***部に形成されている、請求項1または2記載のアダプター。
  4. 前記位置決め部は、前記切断装置の前記回転駆動軸に設けられた凸部が嵌合可能な溝または穴である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアダプター。
  5. 前記ベース部には、前記カッターに設けられた穴に挿入可能なピン部材が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアダプター。
  6. 前記ベース部には、前記カッターに設けられた穴に挿入可能なボルトが螺合するボルト穴が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアダプター。
  7. 回転駆動軸が設けられた本体部と、
    円板形状のカッターと、
    前記カッターを前記回転駆動軸に取り付けるためのアダプターと、
    を備えた切断装置であって、
    前記アダプターは、前記カッターを一方の面に取り付け可能となっている平板状のベース部と、前記ベース部における前記カッターが取り付けられる面とは反対側の面に設けられ、前記回転駆動軸に対する位置決めを行う位置決め部とを有している、切断装置。
  8. 前記アダプターを前記回転駆動軸に取り付けるための取付部を更に備え、
    前記ベース部および前記位置決め部の中心部分には、前記取付部が通過する貫通穴がそれぞれ設けられている、請求項7記載の切断装置。
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