JP2019068185A - デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム - Google Patents

デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019068185A
JP2019068185A JP2017190115A JP2017190115A JP2019068185A JP 2019068185 A JP2019068185 A JP 2019068185A JP 2017190115 A JP2017190115 A JP 2017190115A JP 2017190115 A JP2017190115 A JP 2017190115A JP 2019068185 A JP2019068185 A JP 2019068185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital broadcast
reception
antenna
broadcast receiving
portable terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017190115A
Other languages
English (en)
Inventor
左川 学
Manabu Sagawa
学 左川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2017190115A priority Critical patent/JP2019068185A/ja
Publication of JP2019068185A publication Critical patent/JP2019068185A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができるデジタル放送受信装置、携帯端末及びデジタル放送受信システムを提供する。【解決手段】デジタル放送受信装置は、デジタル放送受信機能と近距離無線通信機能が備えられている機器などを含み、外部通信網を介さずに、受信強度の情報を近距離無線通信機能が備えられている機器などを含む携帯端末に送信する。デジタル放送受信装置(テレビ1)は、受信強度の情報を示す受信強度画像を生成する画像生成部を具備し、近距離無線通信部を介して受信強度画像を携帯端末(タブレット3)に送信する。【選択図】図2

Description

本発明はデジタル放送受信機およびデジタル放送受信システムに関し、より詳しくは、携帯端末を介してアンテナ調整用の情報を調整者に通知する技術に関する。
テレビやレコーダーのアンテナを購入し設置する際、または台風等でアンテナが動いた場合、アンテナの向く方向を適切に調整する必要がある。特にBS/CSアンテナは正確さが求められる。このためアンテナ調整者(アンテナ設置者)は、アンテナの向く方向を正確に調整するために、テレビでの受信状況の確認とアンテナ方向の調整とを繰り返す必要がある。しかし、テレビとアンテナの設置場所は離れている場合が多く、一人で作業するのには困難な面がある。
特開2001-69092号 このような課題に対し、従来の技術(特許文献1)では、受信機の受信状態を携帯電話などに送信し、アンテナ調整者(アンテナ設置者)は当該携帯電話からの情報を基にしてアンテナの設置・調整を行う技術が提案されている。
しかしながら、従来の技術では公衆(電話)回線を例とする外部通信網を通じて携帯電話などに送信するため、たとえば
1)公衆回線に対応した機器が必要であること、
2)公衆回線事業者との契約が必要であること、
3)公衆回線事業者から契約者へ課金されることからアンテナ調整を行う作業者が契約者と異なる場合に都合が悪い、
等の解決すべき課題があり、テレビとアンテナの設置場所が離れていても外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる仕組みが求められていた。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、外部通信網を通じず近距離無線通信で受信強度の情報を携帯端末に送信することを特徴とする。
外部通信網を通じず近距離無線通信で送信するので、
1)公衆回線に対応した機器が不要、
2)公衆回線事業者との契約が不要、
3)公衆回線事業者から契約者へ課金されることがなく、アンテナ調整を行う作業者が契約者と異なる場合であっても問題がない、
という利点がある。
「デジタル放送受信装置」とは、デジタル放送受信機能と近距離無線通信機能が備えられている機器などを含み、より具体的には、テレビ、レコーダー、セットトップボックス、ゲーム機、PC、などである。
「携帯端末」とは、近距離無線通信機能が備えられている機器などを含み、より具体的には、タブレット端末、スマートフォン、携帯ゲーム機、などである。
また、本発明に係るデジタル放送受信装置は、前記受信強度の情報を示す受信強度画像を生成する画像生成部を具備し、前記受信強度画像を前記携帯端末に送信することを特徴とする。
画像生成部を具備することにより、受信強度の情報を示す受信強度画像を携帯端末に送信するので、前記携帯端末で画像を見ながらより直感的に受信強度を把握でき、より効率よくアンテナ調整ができる。
また、本発明に係るデジタル放送受信装置は、前記携帯端末から前記近距離無線通信による信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した前記携帯端末からの制御信号により、受信パラメータを変更するパラメータ変更部とを具備することを特徴とする。
携帯端末からの制御信号により受信パラメータを変更するので、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても携帯端末から受信パラメータを変更でき、より効率よくアンテナ調整ができる。
また、本発明に係るデジタル放送受信装置が備える前記パラメータ変更部は、アンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、及び/または、受信信号の同調周波数のパラメータ
を変更することを特徴とする。
携帯端末からの制御信号によりアンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、または、受信信号の同調周波数のパラメータを変更するので、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても、アンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、または、受信信号の同調周波数のパラメータを変更でき、より効率よくアンテナ調整ができる。
携帯端末からの制御信号によりアンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、及び、受信信号の同調周波数のパラメータを変更するので、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても、アンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、及び、受信信号の同調周波数のパラメータを変更でき、より効率よくアンテナ調整ができる。
また、本発明に係る携帯端末は、近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を具備し、デジタル放送受信装置と前記近距離無線通信を確立し、前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置から受信した受信強度の情報を表示する表示部、を具備することを特徴とする。
これにより上述した1)〜3)の利点に加え、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても、外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる。
また、本発明に係る携帯端末は、前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置の受信パラメータを変更する制御信号を送信することを特徴とする。
デジタル放送受信装置の受信パラメータを変更する制御信号を送信するので、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても携帯端末から受信パラメータを変更でき、より効率よくアンテナ調整ができる。
また、本発明に係るデジタル放送受信システムは、携帯端末とデジタル放送受信装置からなり、前記携帯端末とデジタル放送受信装置は、近距離無線通信で通信が確立されており、前記デジタル放送受信装置は、前記携帯端末に受信強度の情報を送信する、ことを特徴とする。
これにより上述した1)〜3)の利点に加え、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても、外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる。
また、本発明に係るプログラムは、近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を具備した携帯端末上で動作し、デジタル放送受信装置と前記近距離無線通信を確立する通信確立ステップと、前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置から受信した受信強度の情報を表示する表示ステップと、を含む。
これにより上述した1)〜3)の利点に加え、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても、外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる。
本発明に係るデジタル放送受信装置によれば、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる。
本発明に係るテレビシステムの説明図である。 本発明に係るテレビシステムとのブロック図である。 本発明に係るテレビに受信強度画像が表示された様子を示す図である。 本発明に係るタブレット端末に受信強度画像が表示された様子を示す図である。 本発明に係るテレビで受信する放送のチャンネル番号、RF周波数、中間周波数、偏波の種類(右旋/左旋)、局発周波数、および、重畳電源(の電圧値)の関係を示す図である。
本発明であるデジタル放送受信システムは、外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができることを特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で示されるデジタル放送受信システムの全体構成及び各部の構成は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる構成の範囲内で変更することができるものである。
(実施例1)
本発明であるデジタル放送受信装置と携帯端末から構成されるデジタル放送受信システムの一例として、テレビとタブレット端末から構成されるテレビシステムを説明する。なお、デジタル放送受信装置の例としてはテレビの他、レコーダー、セットトップボックス、ゲーム機、PC、等が挙げられ、デジタル放送受信機能が備えられている機器が該当する。携帯端末の例としては、タブレット端末、スマートフォン、携帯ゲーム機、等が挙げられ、近距離無線通信機能が備えられている機器が該当する。
デジタル放送受信装置は、表示部を備えないデジタル放送受信装置であってよい。例えば、レコーダー、セットトップボックス、デスクトップPC等が挙げられる。本発明では、受信強度の情報を示す受信強度画像を携帯端末に送信するので、表示部を備えないデジタル放送受信装置であっても、前記携帯端末で画像を見ながらより直感的に受信強度を把握でき、より容易にアンテナ調整を行うことができる。
図1は、本発明に係るテレビシステムの説明図である。テレビ1はアンテナ2と同軸ケーブルで接続されている。また、テレビ1は屋内、アンテナ2は屋外のように、離れて設置されている。タブレット端末3は、汎用のOSが搭載された一般消費者向けの一般的な
商品である。テレビ1とタブレット端末3は共に近距離無線通信機能を備えており、互いに近距離無線通信で通信を行っている。アンテナ調整者はタブレット端末3に表示される受信強度の情報を見ながらアンテナ2の向く方向の調整を行う。調整の詳細な手順は後述する。
図2は、本発明に係るテレビシステムとアンテナ2のブロック図である。テレビシステムは、テレビ1とタブレット端末3からなる。
アンテナ2は、衛星放送(例えばBS(Broadcasting Satellite)放送及びCS(Communications Satellite)放送)の放送波を受信するものであり、RF(Radio Frequency)周
波数で伝送される放送波を受信し中間周波数に変換して出力する。また、アンテナ2の電源は同軸ケーブルを介してテレビ1から供給される。テレビ1は同軸ケーブルに電源を重畳しアンテナ2へ受信した放送波の情報を供給する。アンテナ2は供給される重畳電源の電圧によって、受信する偏波を切り替える。図5で図示している通り、本例では、DC15V
(DC:Direct Current)の場合、右旋円偏波を受信し、DC11Vの場合、左旋円偏波を受信
する。
<テレビ>
テレビ1は、アンテナ2により放送波を受信し、番組を視聴するものである。
テレビ1は、同調を行うチューナー11、復調を行う復調部12、デスクランブルを行うデスクランブル部13、分離を行う分離部14、映像の復号を行う映像復号部15、提示処理を行う提示処理部16、表示を行う表示部17、音声の復号を行う音声復号部18、音声の再生を行う再生部19、近距離無線通信を行う近距離無線通信部20、リモコン信号を受光するリモコン受光部21、制御を行うCPU22(Central Processing Unit)、及び、記憶を行うメモリ23から構成される。
アンテナ2から受信した放送波を表示するまでを説明する。
アンテナ2から同軸ケーブルを介してテレビ1に入力された放送波はチューナー11に入力される。
チューナー11はユーザーの選局操作によって選択されたサービスが伝送される周波数(CPU22から指示される)に同調する。
復調部12は8PSK(PSK:Phase Shift Keying)などのデジタル復調、伝送デスクラン
ブル、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を行った後、ユーザーの選局操作によって選択されたサービスが伝送される伝送スロット(CPU22から指示される)を選択しトラン
スポートストリームを出力する。
デスクランブル部13では有料放送などにおける限定受信のための暗号化されたデータを復号する。この時用いられる復号化のための鍵情報は図示しないICカードIF部を介して接続されたICカードから取得し、それをCPU22によってデスクランブル部13に
与える。
分離部14ではMPEG(Moving Picture Experts Group)規格によって定義されたトランスポートストリームから、ユーザーの選局操作によって選択されたサービスを構成するコンポーネント(映像・音声・データ放送・その他のデータ)を分離する。分離された各コンポーネント(エレメンタリーストリーム)のうち、映像、音声については映像復号部15、音声復号部18にそれぞれ送られる。映像復号部15、音声復号部18ではMPEGによ
る復号処理を行う。復号処理が行われたあと、映像は表示部17にて表示され、音声は再生部19にて再生される。また、データ放送についてはCPU22にて処理され、提示処理
部16のバッファにデータ放送として描画される。描画されたデータ放送は、提示処理部16内で映像と組合せられる。映像と組み合わされたデータ放送は、表示部17にて表示される。
提示処理部16は、グラフィック描画用のバッファを1つ以上備え、映像復号部15から出力された映像、CPU22にて処理されバッファに描画されたデータ放送、その他、を
組合せ、表示部17に表示する画像を生成する。その他としては、字幕、文字スーパー、EPG(Electronic Program Guide:電子番組表)、アプリケーション、メニュー画面、等
がある。字幕、文字スーパー、EPG、アプリケーション、メニュー画面は、CPU22によりバッファに描画され、映像、データ放送と組合せられる。提示処理部16のバッファに描画されたグラフィック(画像)、これと映像やデータ放送を組み合わせた画像、について、テレビ1は他の機器に送信することもできる。これは次のようにして実現される。提示処理部16のバッファに描画されたグラフィック(画像)、これと映像やデータ放送を組み合わせた画像は近距離無線通信部20に送られ、他の機器に送信される。
表示部17は、液晶パネル、ドライバ、画像処理部などから構成され、提示処理部16で生成された画像を表示する。
近距離無線通信部20(受信部)は、テレビ1の周囲にある無線端末と近距離無線通信する部分であり、IEEE802.11aおよびIEEE802.11gの無線LAN(Local Area Network)規格
に従って近距離無線通信を行う。
近距離無線通信は、無線LANレベルの通信距離、またはこれ以下の通信距離に使われる
無線通信である。上記IEEE802.11aおよびIEEE802.11gの無線LAN規格に従った無線通信や
、他の例としてはBluetooth(登録商標)規格に従った通信などであってもよい。
近距離無線通信部20(受信部)は、本例では後述するタブレット端末3と通信を行う。通信内容の例としては、後述するアンテナの受信強度の情報をグラフィック表示するグラフィック画面(受信強度画像)をタブレット端末3に送信する。また、このグラフィック画面を操作するためのタブレット端末3からの遠隔制御信号(制御信号)を受信する。
リモコン受光部21は図示しないリモコンから出力される赤外線を受光する。赤外線にはリモコンを操作することにより発生する操作情報が含まれ、操作情報はCPU22に送ら
れる。ユーザーはリモコンを用いて電源のオンオフ、チャンネルの切替えや、音量操作、テレビ1の各種設定メニューを操作することにより各種設定、などを行う。
メモリ23は、揮発性メモリと不揮発性メモリを含む。不揮発性メモリにはテレビ1の制御プログラムや後述する受信パラメータ、各種設定内容が保存される。CPU22はメモ
リ23に各種データを記憶させつつテレビ1全体の制御を行う。
<タブレット端末>
タブレット端末3は、制御を行うCPU31、記憶を行うメモリ32、近距離無線通信を
行う近距離無線通信部33、提示処理を行う提示処理部34、表示を行う表示部35、音声の再生を行う再生部36、及び、ユーザーからの入力を行う入力部37から構成される。
メモリ32は、揮発性メモリと不揮発性メモリを含む。不揮発性メモリにはオペレーティングシステム等のタブレット端末3の制御プログラムや各種設定内容、タブレット端末
3上のアプリケーションが記録するデータ、等が保存される。CPU31はメモリ32に各
種データを記憶させつつタブレット端末3の制御を行う。
近距離無線通信部33はIEEE802.11aおよびIEEE802.11gの無線LAN規格に従って近距離
無線通信を行う。本例ではテレビ1と通信を行う。通信内容の例としては、後述するアンテナの受信強度の情報をグラフィック表示するグラフィック画面(受信強度画像)をテレビ1から受信する。また、このグラフィック画面を操作するための遠隔制御信号をテレビ1へ送信する。
提示処理部34は、グラフィック描画用のバッファを1つ以上備え、表示部35に表示する画像を生成する。画像の具体例としては、タブレット端末3を制御するオペレーティングシステムが提供するホーム画面や、タブレット端末3上で動作するアプリケーションの画面があげられる。画像の生成は、オペレーティングシステムやアプリケーションを実行するプログラムの描画命令に従ってバッファに描画することにより行う。
表示部35は、液晶パネル404、ドライバ、などから構成され、提示処理部34で生成された画像を表示する。また、液晶パネル404、ドライバ、等は入力部37としても動作する。ユーザーは液晶パネル404に触れることによってタブレット端末3への入力を行う。実際には、ユーザーが指で触れるとこの位置を検知して位置データが入力部37からCPU31に送られる。
入力部37は、液晶パネル404、操作用のボタン401、などから構成される。ユーザーは液晶パネル404に触れることによりタブレット端末3への入力が可能であり、また、操作用のボタン401を押すことによっても入力できる。
再生部36は、CPU31から送られてくる音声データを音声として再生する。
<アンテナ設定メニュー>
以下、図3、図5を使って説明する。
テレビ1に内蔵された機能であるアンテナ設定メニューについて説明する。アンテナ設定メニューは、放送を構成する各チャンネルの受信強度を表示する機能を持つ。一般的なアンテナ調整では、アンテナ調整者は、テレビ1のアンテナ設定メニューが表示されている画面(アンテナ設定メニュー画面)を見ながら、或いは、誰かに見てもらいながらアンテナ調整を行う。
受信強度は、放送の受信が良好に行えるように定義された値である。受信強度に関する説明は通常、テレビ1の取扱説明書等に記載されている。定義はメーカーや機種ごとに異なる場合もある。受信強度については、例えば、アンテナレベル、受信レベル、アンテナ入力レベル、信号強度、信号品質、受信状況、などの呼び方をする場合もある。本実施例での定義は次のとおりである。受信強度は0から99の値をとる。大きな値ほど、放送の受信が良好に行えるように、また受信強度が所定の閾値(例えば60)以上になるようアンテナ等の調整を行えばノイズ等のない良好な視聴ができるように、テレビ1の設計上定義されている。受信強度はチューナー11から得られる受信信号のレベルや復調部12から得られるビット誤り率などを元に生成される。
図3は、テレビ1の表示部17にBS衛星信号テスト画面300(受信強度画像)が表示されている様子を表した図である。BS衛星信号テスト画面300に表されているBS衛星信号テストのメニューはアンテナ設定メニューの一部である。また、BS衛星信号テスト画面300はアンテナ設定メニュー画面の一種である。BS衛星信号テスト画面30
0は、CPU22(画像生成部)の指示により提示処理部16のバッファに描画され、表示
部17により表示される。また、BS衛星信号テスト画面300は、近距離無線通信部20から近距離無線通信でタブレット端末3に送信される。BS衛星信号テスト画面300は、グラフィカルユーザーインターフェースであり、「BS-1」〜「BS-23」のチャンネル
番号を選択するためのオブジェクト302と、選択されているチャンネル番号の表示303と、当該チャンネル番号の受信強度の現在値を示すバー304と、現在値の表示305と、一定期間(例えば10秒)の間の受信強度の最大値の表示306と、から構成される。
BS衛星信号テスト画面300は、ユーザーの操作によって表示される。
ユーザーがリモコンのメニューボタンを押すと、設定項目(メニュー第1階層)が表示される。さらに、設定項目の中から「アンテナ設定」の項目をリモコンのカーソルキーと決定キーで選択する。さらに表示された項目(メニュー第2階層)のなかから「信号テスト−BS」301を同様に選択することでBS衛星信号テスト画面300が表示される。本画面では、チャンネル番号として「BS-15」が選択されており、BS-15チャンネルの受信強度の現在値が「87」であることが示されている。また、ユーザーはリモコンのカーソルキーと決定キーでチャンネル番号を切り替えることができる。例えば「BS-16」を選択する
と、CPU22はチューナー11に対し、BS-16チャンネルが伝送される偏波を受信するようアンテナ2への重畳電源(の電圧)を切り替え、また、BS-16チャンネルが伝送される周
波数へ同調するように指示する。チューナー11はこのとおり重畳電源(の電圧)を切り替えると共に当該周波数に同調する。復調部12はビット誤り率を推定する。CPU22は
受信信号レベルやビット誤り率をそれぞれチューナー11、復調部12から取得し、これらを元にして受信強度を生成し、現在値としてバーの表示や値の表示を行う。
図5について説明する。図5は、衛星放送の各チャンネルの仕様例を説明したものである。チャンネル番号は、衛星放送の各チャンネルの番号である。この例ではBS-1からBS-24まである。RF周波数は、放送波の搬送波の周波数である。中間周波数は、アンテナ2内
で変換された後の周波数である。中間周波数は、受信信号の同調周波数のパラメータである。右旋/左旋は、放送波の偏波の種類であり、チャンネルよって異なる。偏波の種類としては、垂直偏波、水平偏波、右旋円偏波、左旋円偏波等があり、本例では、右旋回円偏波(右旋)、左旋円偏波(左旋)が用いられている。右旋を受信するようにアンテナ2を設定した場合は、左旋は受信できない(逆も同様)。局発周波数は、アンテナ2内においてRF周波数で伝送される放送波を中間周波数に変換する際に用いる局部発振器の周波数である。図5の重畳電源の列に記載されているのは重畳電源の電圧である。重畳電源は、テレビ1からアンテナ2に対して同軸ケーブル(アンテナ線)を介して供給される電源である。重畳電源は、電力源であると同時に電圧値で機能を切り替える機能も持つ。重畳電源の電圧値は、アンテナの受信偏波を切り替えるパラメータである。この例では、右旋/左旋の切り替えをDC15V、DC11Vのいずれかにすることで行っている。右旋の場合はDC15Vを
供給し、左旋の場合は、DC11Vを供給する。BS-1の場合は、図5中のBS-1の行に示される
通り、右旋であるのでDC15Vが設定され、BS-2の場合は、BS-2の行の通り左旋であるので
、DC11Vが設定される。チャンネル番号、RF周波数、中間周波数、偏波の種類、局発周波
数、重畳電源の電圧値は、それぞれ受信パラメータであると言え、これらの関係はテレビ1の不揮発メモリに保存されている。
受信パラメータは、放送を受信するためのパラメータである。上記チャンネル番号、RF周波数、中間周波数、偏波の種類、局発周波数、重畳電源の電圧値の他、放送衛星を特定するためのデータや、デジタル放送において、衛星、放送、システム、トランスポートストリーム、または、サービスを特定するための識別子、例えば、ネットワークID、トランスポートストリームID、サービスID、なども含まれる。
なお、チャンネル番号の切替え、またこれに伴う受信パラメータの切替え(変更)、は
リモコンだけでなく、後述するように、タブレット端末3からの遠隔制御信号によって切り替えることもできる。タブレット端末3からの遠隔制御信号は近距離無線通信部20にて受信されてCPU22に送られ、CPU22(パラメータ変更部)は、この遠隔制御信号にしたがって、リモコンのカーソルキーと決定キーが押された場合と同様にしてチャンネル番号を切り替え、受信パラメータを変更する。
<タブレット端末上に表示されるアンテナ設定アプリ>
本発明によりタブレット端末3に表示される画面について説明する。
この画面は、アンテナ設定アプリの画面であり、テレビ1のアンテナ設定メニュー画面と、このアンテナ設定メニュー画面を操作するためのユーザーインターフェースの一部となるオブジェクトとから構成される。
図4は、タブレット端末3の液晶パネル404にアンテナ設定アプリの画面403が表示されている様子を表した図である。タブレット端末3の外側には、表示部35であり入力部37である液晶パネル404、入力部37である操作用のボタン401、が配置されている。
アンテナ設定アプリ画面403は、BS衛星信号テスト画面300、操作用のボタン(ボタンオブジェクト)402から構成される。
BS衛星信号テスト画面300はテレビ1に表示されている画像がテレビ1の近距離無線通信部20から送信され、これを、タブレット端末3の近距離無線通信部33にて受信して表示する。
操作用のボタン402は、カーソル移動ボタン、決定ボタン、戻るボタンから構成される。これらのボタンはCPU31が描画し表示されるグラフィカルユーザーインターフェー
スである。これらのボタンを押す(詳細には液晶パネル404上のボタンが表示されている箇所をタッチする)と、ボタンが押されたことを示すデータ(遠隔制御信号)がCPU3
1により生成され、遠隔制御信号は近距離無線通信部33を介してテレビ1に送信される。テレビ1では近距離無線通信部20を介して受信した遠隔制御信号にしたがってBS衛星信号テスト画面300の操作をリモコンのカーソル移動キーや決定キー等が押された場合と同様に行う。
このように、テレビに表示されるアンテナ調整に関わる画面とほぼ同じイメージの画面(画像)をタブレットに表示することによって、アンテナ調整者は、既知の調整画面に沿った操作方法で、スムーズにアンテナ調整を行うことが出来る。
<アンテナ調整者の使用シーン>
本発明による調整作業の流れを説明する。アンテナ2は、テレビ1から離れた場所に設置されており、アンテナ2の向きは、また調整されていない状態である。
まず、作業者(アンテナ調整者)はテレビ1にBS衛星信号テスト画面300を表示させ、適当なチャンネル、例えばBS-15を選択する。
次に、作業者はタブレット端末3のアンテナ設定アプリ(BS衛星信号テスト画面300を表示させるためのアプリ)を起動する。すると、受信機を選択するための受信機選択画面が表示される。この画面には、タブレット端末3と通信ができ且つBS衛星信号テスト画面の表示が可能な受信機がリスト表示されている。上記のテレビ1の他、他のテレビやレコーダー等もリスト表示に含まれることもある。この中から所望の受信機であるテレ
ビ1を選択する。他の受信機と区別ができるように、ユニークに割り当てられた識別子、例えば、近距離無線通信部20を構成する無線インターフェースに割り当てられたMAC(Media Access Control)アドレスを受信機のBS衛星信号テスト画面に表示し、これを元
に所望の受信機を選択できるようにしてよい。テレビ1を選択すると、アンテナ設定アプリはテレビ1との接続を確立させる。タブレット端末3は、テレビ1と近距離無線通信を確立するともいえる。これにより、アンテナ設定アプリは、選択したテレビ1に表示されたBS衛星信号テスト画面300を、近距離無線通信部33を介して受信しこれを表示する。言いかえれば受信強度の情報を表示するとも言える。これにて作業者はテレビ1に表示しているBS衛星信号テスト画面300をタブレット端末3上でも確認することができるようになる。
次に、作業者はタブレット端末3を持ってテレビ1から離れ、アンテナ2の元に移動する。そして、タブレット端末3上に表示されるBS衛星信号テスト画面300の受信強度を見ながら、アンテナ2の角度を調整する。また、タブレット端末3上の操作用のボタン402でチャンネル番号を切り替え、全チャンネルで良好な受信ができているか確認しながら調整する。
このようにして、アンテナ2の調整が完了する。タブレット端末3を持っていればテレビ1から離れてもBS衛星信号テスト画面300の受信強度を見ることができ、また、BS衛星信号テスト画面300で受信するチャンネルを切り替えることができるので、作業者1人でアンテナ2の調整ができ、負担を小さくすることが出来る。
本発明は、プログラムとして実現することも可能であり、また、プログラムを記録媒体に記録して実現しても良いことはもちろんである。記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、デジタル放送受信装置から携帯端末への受信強度の情報の伝送について、近距離無線通信を用いるので、上述した1)〜3)の利点に加え、デジタル放送受信装置とアンテナの設置場所が離れていても外部通信網に依存せずにアンテナ調整ができる。
この根拠は次の通りである。従来の技術(特許文献1)では、公衆(電話)回線を例とする外部通信網を通じて携帯電話などに送信していたが、本発明に係るデジタル放送受信装置は、受信強度の情報について、近距離無線通信で携帯端末に送信することを特徴としているためである。従来の技術に近距離無線通信技術を単純に採用しても、本発明の特有の構成である「受信強度の情報について、近距離無線通信で携帯端末に送信する」ことを特徴とする点の開示示唆はなく、本発明に想到することは容易でない。
本発明は、アンテナ調整用の情報を携帯端末を介して調整者に通知するデジタル放送受信機に関するものであり、産業上の利用可能性は高い。
1 テレビ
2 アンテナ
3 タブレット端末
11 チューナー
12 復調部
13 デスクランブル部
14 分離部
15 映像復号部
16 提示処理部
17 表示部
18 音声復号部
19 再生部
20 近距離無線通信部
21 リモコン受光部
22 CPU
23 メモリ
31 CPU
32 メモリ
33 近距離無線通信部
34 提示処理部
35 表示部
36 再生部
37 入力部
300 BS衛星信号テスト画面
301 メニュー第2階層
302 チャンネル番号選択オブジェクト
303 チャンネル番号表示
304 受信強度表示バー(現在値)
305 受信強度表示(現在値)
306 受信強度表示(最大値)
401 ボタン
402 ボタンオブジェクト
403 アンテナ設定アプリ画面
404 液晶パネル

Claims (8)

  1. 受信強度の情報を携帯端末に送信するデジタル放送受信装置であって、
    前記受信強度の情報を近距離無線通信で携帯端末に送信する、
    ことを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル放送受信装置であって、
    前記受信強度の情報を示す受信強度画像を生成する画像生成部を具備し、
    前記受信強度画像を前記携帯端末に送信する、
    ことを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタル放送受信装置であって、
    前記携帯端末から前記近距離無線通信による信号を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した前記携帯端末からの制御信号により、受信パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    を具備することを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  4. 請求項3に記載のデジタル放送受信装置であって、
    前記パラメータ変更部は、アンテナの受信偏波を切り替えるパラメータ、及び/または
    、受信信号の同調周波数のパラメータを変更する、
    ことを特徴とする、デジタル放送受信装置。
  5. 近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を具備した携帯端末であって、
    デジタル放送受信装置と前記近距離無線通信を確立し、
    前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置から受信した受信強度の情報を表示する表示部、
    を具備することを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項5に記載の携帯端末であって、
    前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置の受信パラメータを変更する制御信号を送信する、
    ことを特徴とする携帯端末。
  7. 携帯端末とデジタル放送受信装置からなるデジタル放送受信システムであって、
    前記携帯端末とデジタル放送受信装置は、近距離無線通信で通信が確立されており、
    前記デジタル放送受信装置は、前記携帯端末に受信強度の情報を送信する、
    ことを特徴とするデジタル放送受信システム。
  8. 近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を具備した携帯端末上で動作するプログラムであって、
    デジタル放送受信装置と前記近距離無線通信を確立する通信確立ステップと、
    前記近距離無線通信にて、デジタル放送受信装置から受信した受信強度の情報を表示する表示ステップと、
    を含むプログラム。
JP2017190115A 2017-09-29 2017-09-29 デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム Pending JP2019068185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190115A JP2019068185A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190115A JP2019068185A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019068185A true JP2019068185A (ja) 2019-04-25

Family

ID=66340054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017190115A Pending JP2019068185A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019068185A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3226126B1 (en) Image display apparatus
CA2353163C (en) Bi-directional communication system, display apparatus, base apparatus and bi-directional communication method
KR102023609B1 (ko) 컨텐트 공유 방법 및 그를 이용한 영상 표시 장치
US10631039B2 (en) Image display device
JP4478863B2 (ja) 表示装置、双方向通信システムおよび表示情報利用方法
JP2004040656A (ja) 映像表示システム、映像表示方法及び表示装置
US20080216130A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, information processing method, program and recording medium
KR20130081182A (ko) 서비스 처리 장치 및 서비스 처리 방법
JP5221704B2 (ja) 映像再生装置、映像送信装置、映像再生プログラム、映像送信プログラムおよび記録媒体
JP2014082722A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、及び電子機器のプログラム
WO2015181906A1 (ja) 携帯端末装置及び番組視聴システム
US20150189383A1 (en) Display Apparatus, Method, and Storage Medium
CN106664462B (zh) 便携信息终端
JP2019068185A (ja) デジタル放送受信装置、携帯端末、および、デジタル放送受信システム
US20090013346A1 (en) Method for restricting viewing access to broadcast program and broadcast receiving apparatus using the same
JP6571216B2 (ja) 携帯情報端末
JP3873942B2 (ja) 表示装置用置き台および受信装置
WO2015173866A1 (ja) 電子機器、電子機器制御システム
JP2012253468A (ja) コンテンツ送信システム、映像機器及び端末
JP2016181871A (ja) 受信装置、受信方法、及びプログラム
KR20160071624A (ko) 영상표시장치의 동작 방법
JP2013115766A (ja) 表示制御装置、テレビジョン受像機、表示制御方法、プログラム、および記録媒体
KR20090074623A (ko) 영상 확대 방법