JP2019062173A - 照明装置、及び、発光装置 - Google Patents

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益巳 阿部
祐也 山本
Yuya Yamamoto
祐也 山本
考志 大村
Takashi Omura
考志 大村
孝祐 竹原
Kosuke Takehara
孝祐 竹原
倉地 敏明
Toshiaki Kurachi
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Abstract

【課題】色の再現性が向上された照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、一次光を発するLEDチップと、一次光により励起されて二次光を発する蛍光体粒子とを備える。照明装置100は、一次光及び二次光を含む出射光を発する。出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。【選択図】図11

Description

本発明は、照明装置に関する。
従来、LED(Light Emitting Diode)チップなどの発光素子と、LEDチップから出射された光によって励起されて発光する蛍光体粒子との組み合わせによってLEDチップと異なる色の光を出射する発光装置が知られている。このような発光装置の一例として、特許文献1には、発光効率を高めることができるとともに温度上昇に伴う輝度の低下が起こりにくい発光装置が開示されている。
特開2011−134934号公報
LEDなどの発光素子を用いた照明装置が発する白色光は、発光スペクトルの光強度に偏りがあるため、自然光よりも色の再現性が低い。つまり、このような照明装置においては、色の再現性を向上することが課題となる。
本発明は、色の再現性が向上された照明装置を提供する。
本発明の一態様に係る照明装置は、一次光を発する発光素子と、前記一次光により励起されて二次光を発する発光粒子とを備え、前記一次光及び前記二次光を含む出射光を発し、前記出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。
本発明の一態様に係る発光装置は、一次光を発する発光素子と、前記一次光により励起されて二次光を発する発光粒子とを備え、前記一次光及び前記二次光を含む出射光を発し、前記出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。
本発明によれば、色の再現性が向上された照明装置が実現される。
図1は、実施の形態1に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る照明装置の断面図である。 図3は、実施の形態1に係る照明装置の複数の実施例と演色評価数Riとの関係を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る照明装置の複数の実施例と、複数の実施例のそれぞれにおいて用いられた量子ドット蛍光体の特性との関係を示す図である。 図5は、比較例1に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図6は、比較例2に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図7は、比較例3に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図8は、比較例4に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図9は、比較例5に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図10は、比較例6に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図11は、実施例1に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図12は、実施例2に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図13は、実施例3に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図14は、実施例4に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図15は、実施例5に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図16は、実施例6に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図17は、実施例7に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図18は、実施例8に係る照明装置の発光スペクトルを示す図である。 図19は、第一ピークの光強度に対する、第二ピーク、第三ピーク、第一ボトム、及び、第二ボトムの光強度の比を示す図である。 図20は、色温度と、第一ピークに対する第二ピークの光強度の比とをプロットしたグラフである。 図21は、色温度と、第一ピークに対する第三ピークの光強度の比とをプロットしたグラフである。 図22は、色温度と、第一ピークに対する第一ボトムの光強度の比とをプロットしたグラフである。 図23は、色温度と、第一ピークに対する第二ボトムの光強度の比とをプロットしたグラフである。 図24は、ANSI(American National Standards Institute)によって定められた色温度の規格を示す図である。 図25は、実施の形態2に係る発光装置の外観斜視図である。 図26は、実施の形態2に係る発光装置の模式断面図である。 図27は、実施の形態2の変形例1に係る発光装置の模式断面図である。 図28は、実施の形態2の変形例2に係る発光装置の模式断面図である。 図29は、実施の形態2の変形例3に係る発光装置の模式断面図である。 図30は、実施の形態2の変形例4に係る発光装置の模式断面図である。 図31は、実施の形態2の変形例5に係る発光装置の模式断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[照明装置の全体構成]
以下、実施の形態1に係る照明装置の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に係る照明装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明装置の断面図である。
図1及び図2に示されるように、実施の形態1に係る照明装置100は、例えば、住宅等の天井に埋込配設されることにより下方の空間(廊下または壁等)に光を照射するダウンライトである。
照明装置100は、発光装置30を備える。また、照明装置100は、基部110と枠体部120とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体、反射板130、点灯装置150、端子台160、取付板170、及び、天板180を備える。発光装置30は、発光部10及び蛍光体プレート20を備える。
[発光装置:発光部]
発光部10は、基板11に複数のLEDチップ12が直接実装された、COB(Chip On Board)構造のLEDモジュールであり、青色光を発する。
基板11は、配線が設けられた配線領域を有する基板である。配線は、LEDチップ12に電力を供給するための配線であり、金属材料によって形成される。また、基板11上には、発光部10と外部装置とを電気的に接続するための電極が上記配線の一部として設けられる。基板11は、例えば、メタルベース基板またはセラミック基板である。また、基板11は、樹脂を基材とする樹脂基板であってもよい。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。
なお、基板11として、例えば光反射率が高い(例えば光反射率が90%以上の)基板が採用されてもよい。基板11として光反射率の高い基板が採用されることで、LEDチップが発する光を基板11の表面で反射させることができる。この結果、発光部10の光の取り出し効率が向上される。このような基板としては、例えばアルミナを基材とする白色セラミック基板が例示される。
また、基板11として、光透過率が高い透光性基板が採用されてもよい。このような基板としては、多結晶のアルミナまたは窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板、ガラスからなる透明ガラス基板、水晶からなる水晶基板、サファイアからなるサファイア基板または透明樹脂材料からなる透明樹脂基板が例示される。なお、基板11の平面視形状は、例えば、矩形であるが、円形などその他の形状であってもよい。
LEDチップ12は、発光素子の一例であり、基板11上に配置(実装)される。LEDチップ12は、例えば、InGaNなどの窒化ガリウム系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が420nm以上460nm以下の青色LEDチップである。つまり、LEDチップ12は、青色光を発する。実施の形態1では、LEDチップ12は、発光ピーク波長が約442nmの青色光を発する。
基板11上には、複数のLEDチップ12が配置されるが、少なくとも1つのLEDチップ12が配置されればよい。複数のLEDチップ12は、基板11上にどのように配置されてもよい。また、複数のLEDチップ12は、どのように電気的に接続されてもよい。
[発光装置:蛍光体プレート]
蛍光体プレート20は、蛍光部材の一例であって、発光部10と対向して配置される。蛍光体プレート20は、蛍光体プレート20の主面が発光部10の光軸と直交するように配置される。蛍光体プレート20は、発光部10の光出射側に、発光部10と離れて配置されている。つまり、蛍光体プレート20には、発光部10が発する青色光が照射される。蛍光体プレート20は、波長変換材の一例であり、基材21と、蛍光体粒子22とを備える。
基材21は、例えば、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂などの透光性を有する樹脂材料によって形成されるが、透光性を有するセラミック材料などによって形成されてもよい。基材21が樹脂材料である場合、蛍光体粒子22は、例えば、成形時に樹脂材料に混ぜ込まれる。基材21がセラミック材料である場合は、蛍光体粒子22は、例えば、基材21の表面にスピンコートされる。蛍光体プレート20の厚みは、例えば、1mm以下であるが、100μm以下であってもよい。
また、蛍光体プレート20は、蛍光体粒子22を含む蛍光体層がガラス材料によって挟まれた積層構造を有してもよい。
蛍光体粒子22は、発光粒子の一例であり、発光部10が備えるLEDチップ12が発する一次光(つまり、青色光)によって励起されて一次光よりも長波長の二次光を発する。蛍光体粒子22は、例えば、半導体材料を含む量子ドット蛍光体である。量子ドット蛍光体は、具体的には、CdSSe1−x/ZnSの化学式で表現される量子ドット蛍光体であるが、カドミウムフリーの量子ドット蛍光体であってもよい。量子ドット蛍光体は、組成及び形状の少なくとも一方が変更されることにより様々な発光ピーク波長の光を発することができる。
発光部10が一次光(つまり、青色光)を発すると、発せられた一次光の一部は、蛍光体プレート20に含まれる蛍光体粒子22によって二次光に波長変換される。この結果、照明装置100は、蛍光体粒子22に吸収されなかった一次光と、蛍光体粒子22によって波長変換された二次光とが含まれる出射光を発する。出射光は、具体的には、白色光である。
[基部、本体部、反射板]
基部110は、発光部10が取り付けられる取付台であるとともに、発光部10で発生する熱を放熱するヒートシンクである。基部110は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、実施の形態1ではアルミダイカスト製である。
基部110の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン111が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光部10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部120は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部121と、コーン部121が取り付けられる枠体本体部122とを有する。コーン部121は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部122は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部120は、枠体本体部122が基部110に取り付けられることによって固定されている。
反射板130は、内面反射機能を有する円環枠状(漏斗状の)反射部材である。反射板130は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板130は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
[点灯装置、端子台、取付板、天板]
また、図1に示されるように、照明装置100は、発光部10に、当該発光部10を点灯させるための電力を供給する点灯装置150と、商用電源からの交流電力を点灯装置150に中継する端子台160とを備える。点灯装置150は、具体的には、端子台160から中継される交流電力を直流電力に変換して発光部10に出力する。
点灯装置150及び端子台160は、器具本体とは別体に設けられた取付板170に固定される。取付板170は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、その長手方向の一端部の下面に点灯装置150が固定されるとともに、他端部の下面に端子台160が固定される。取付板170は、器具本体の基部110の上部に固定された天板180と互いに連結される。
[照明装置が備える蛍光体プレートの具体的構成]
発明者らは、蛍光体プレート20に発光ピーク波長が互いに異なる複数種類の量子ドット蛍光体を含めることにより、15の演色評価数R1〜R15がいずれも高い値となる照明装置100を実現した。図3は、照明装置100の複数の実施例と演色評価数Ri(iは、1以上15以下の整数)との関係を示す図である。図4は、照明装置100の複数の実施例と、複数の実施例のそれぞれにおいて用いられた量子ドット蛍光体の特性との関係を示す図である。なお、図3及び図4では、演色評価数R1〜R15がいずれも高い値となる実施例1〜8に加えて、発明者らの検討により得られた比較例についても図示されている。図3では、演色評価数が90未満となるセルにハッチングが施されており、ハッチングが施されていないセルは演色評価数が90以上である。
[比較例1〜6]
まず、比較例1〜6に係る照明装置100について説明する。比較例1に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の2種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が46である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が28である。なお、ここでの強度比は、相対的な光強度を意味し、比較例1に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20強度比が26である。図5は、比較例1に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例1に係る照明装置100の出射光の色温度は4981.3Kであり、Duvは0.5である。
比較例2に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の3種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が28である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が62である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が51である。比較例2に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が25である。図6は、比較例2に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例2に係る照明装置100の出射光の色温度は4987.9Kであり、Duvは−0.3である。
比較例3に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の4種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が32である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が62である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が73である。比較例3に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が27である。図7は、比較例3に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例3に係る照明装置100の出射光の色温度は4953.3Kであり、Duvは−0.6である。
比較例4に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の5種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が32である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が61である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が95である。比較例4に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が38である。図8は、比較例4に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例4に係る照明装置100の出射光の色温度は4956.5Kであり、Duvは−0.6である。
比較例5に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の6種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が50である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が61である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が95である。比較例5に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が38である。図9は、比較例5に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例5に係る照明装置100の出射光の色温度は4956.4Kであり、Duvは0.0である。
比較例6に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が605nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の7種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が66である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が35である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が61である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が605nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が20である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が45nm、強度比が95である。比較例6に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が38である。図10は、比較例6に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。比較例6に係る照明装置100の出射光の色温度は4957.7Kであり、Duvは−0.6である。
以上説明した比較例1〜6に係る照明装置100のそれぞれにおいては、演色評価数R1〜R15の一部に比較的低い値が含まれる。しかしながら、例えば、比較例3〜6に係る照明装置100においては、一般的なLED照明装置において低い値をとる演色評価数R12が向上されている。
[実施例1〜8]
次に、実施例1〜8に係る照明装置100について説明する。実施例1〜8に係る照明装置100においては、蛍光体プレート20には、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体、発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体、及び、発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体の6種類の量子ドット蛍光体が含まれる。
実施例1に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が100である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が63である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が23である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が95である。実施例1に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が40である。図11は、実施例1に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例1に係る照明装置100の出射光の色温度は6522.2Kであり、Duvは0.6である。
実施例2に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が75である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が63である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が95である。実施例2に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が38である。図12は、実施例2に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例2に係る照明装置100の出射光の色温度は5716.4Kであり、Duvは0.3である。
実施例3に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が51である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が63である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が20である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が95である。実施例3に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が38である。図13は、実施例3に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例3に係る照明装置100の出射光の色温度は5042.1Kであり、Duvは−0.4である。
実施例4に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が69である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が19である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が32である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が69である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が26である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が133である。実施例4に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が34である。図14は、実施例4に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例4に係る照明装置100の出射光の色温度は4506.6Kであり、Duvは−0.4である。
実施例5に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が75である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が18である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が43である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が75である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が32である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が170である。実施例5に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が30である。図15は、実施例5に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例5に係る照明装置100の出射光の色温度は4033.8Kであり、Duvは0.3である。
実施例6に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が45である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が18である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が43である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が75である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が32である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が180である。実施例6に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が30である。図16は、実施例6に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例6に係る照明装置100の出射光の色温度は3536.0Kであり、Duvは0.4である。
実施例7に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が35である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が18である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が63である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が75である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が50である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が260である。実施例7に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が30である。図17は、実施例7に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例7に係る照明装置100の出射光の色温度は2969.1Kであり、Duvは−0.5である。
実施例8に係る照明装置100においては、発光ピーク波長が480nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が25である。発光ピーク波長が505nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が17である。光ピーク波長が530nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が60である。発光ピーク波長が555nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が70である。発光ピーク波長が580nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が46である。発光ピーク波長が630nmの量子ドット蛍光体は、光強度の半値幅が60nm、強度比が277である。実施例8に係る照明装置100において、発光部10が発する発光ピーク波長が441.5nmの青色光は、光強度の半値幅が20、強度比が25である。図18は、実施例8に係る照明装置100の発光スペクトルを示す図である。実施例8に係る照明装置100の出射光の色温度は2715.2Kであり、Duvは−0.7である。
以上説明した実施例1〜8に係る照明装置100のそれぞれにおいては、演色評価数R1〜R15に79未満の値が含まれない。言い換えれば、実施例1〜8に係る照明装置100のそれぞれにおいては、演色評価数R1〜R15の全てが79以上となる。つまり、実施例1〜8に係る照明装置100のそれぞれは、色の再現性が向上された照明装置であるといえる。
実施例1〜8に係る照明装置100のそれぞれの出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。第一ボトムは、より詳細には、波長440nm以上480nm以下の範囲で、かつ、第一ピークの波長よりも長波長側の範囲内に位置する。第二ボトムは、より詳細には、波長555nm以上605nm以下の範囲で、かつ、第二ピークの波長よりも長波長側の範囲内に位置する。
第一ピークは、青色の波長範囲に属するピークであり、第二ピークは、緑色の波長範囲に属するピークであり、第三ピークは、赤色の波長範囲に属するピークである。第一ボトムは、青色の波長範囲に属するボトムであり、第二ボトムは、橙色の波長範囲に属するボトムである。
なお、第一ピーク及び第二ピークは、発光スペクトルにおいて光強度が局所的な最大値(つまり、極大値)をとる点を意味する。第一ピーク及び第二ピークは、第一凸部及び第二凸部と言い換えられてもよい。第一ボトム、第二ボトム、及び、第三ボトムは、発光スペクトルにおいて光強度が局所的な最小値(つまり、極小値)をとる点を意味する。第一ボトム、第二ボトム、及び、第三ボトムは、第一凹部、第二凹部、及び、第三凹部と言い換えられてもよい。
図19は、第一ピークの光強度に対する、第二ピーク、第三ピーク、第一ボトム、及び、第二ボトムの光強度の比を示す図である。言い換えれば、図19は、第一ピークの光強度を1とした場合の第二ピーク、第三ピーク、第一ボトム、及び、第二ボトムの光強度を示す図である。
図11〜図19に示されるように、実施例1〜8に係る照明装置100のそれぞれの出射光の発光スペクトルにおいて、第一ピークの光強度を1としたときの光強度は、第一ピークの波長よりも長く第三ピークの波長よりも短い波長範囲において0.35以上となり、0.35未満とならない。言い換えれば、光強度が極端に小さい波長範囲が無い。これにより、演色評価数R1〜R15の全てを比較的高い値にすることができる。
なお、実施例1〜8に係る照明装置100においては、比較例1〜6に係る照明装置100よりも半値幅の広い量子ドット蛍光体が用いられている。実施例1〜8に係る照明装置100には、具体的には、半値幅が60nm以上の量子ドット蛍光体が用いられている。これにより、発光スペクトルにおいて、光強度が極端に小さい波長範囲を減らしやすい効果が得られる。つまり、上記実施例1〜8で説明されたような発光スペクトルを実現しやすい効果が得られる。なお、上記実施例1〜8で説明されたような発光スペクトルは、半値幅が60nm未満の量子ドット蛍光体によって実現されてもよい。
また、実施例1〜8で説明された発光スペクトルは、第一ピーク、第二ピーク、及び、第三ピークの3つのピークのみを有しているが、3つのピーク以外に他のピークを有していてもよい。同様に、実施例1〜8で説明された発光スペクトルは、第一ボトム及び第二ボトムの2つのボトムのみを有していてもよいし、2つのボトム以外に他のボトムを有していてもよい。
[演色評価数が高い照明装置に求められる要件]
このような演色評価数が高い照明装置に求められる要件について説明する。図20は、図19のデータに基づいて、色温度と、第一ピークに対する第二ピークの光強度の比とをプロットしたグラフである。第一ピークに対する第二ピークの光強度の比は、第二ピークの相対光強度とも記載される。図20に示されるように、色温度と第一ピークに対する第二ピークの光強度の比とは、相関係数R=0.9808となる強い相関性を有する。色温度と第一ピークに対する第二ピークの光強度の比との関係性を示す近似曲線は、図20の右上の式で表される。
同様に、図21は、図19のデータに基づいて、色温度と、第一ピークに対する第三ピークの光強度の比とをプロットしたグラフである。第一ピークに対する第三ピークの光強度の比は、第三ピークの相対光強度とも記載される。図21に示されるように、色温度と第一ピークに対する第三ピークの光強度の比とは、相関係数R=0.9716となる強い相関性を有する。色温度と第一ピークに対する第三ピークの光強度の比との関係性を示す近似曲線は、図21の右上の式で表される。
図22は、図19のデータに基づいて、色温度と、第一ピークに対する第一ボトムの光強度の比とをプロットしたグラフである。第一ピークに対する第一ボトムの光強度の比は、第一ボトムの相対光強度とも記載される。図21に示されるように、色温度と第一ピークに対する第一ボトムの光強度の比とは、5000K以上と、4500K以下とを分けて考えると、比較的強い相関性を有する。色温度と第一ピークに対する第一ボトムの光強度の比との関係性を示す近似曲線は、図22中の式で表される。
また、図23は、図19のデータに基づいて、色温度と、第一ピークに対する第二ボトムの光強度の比とをプロットしたグラフである。第一ピークに対する第二ボトムの光強度の比は、第二ボトムの相対光強度とも記載される。図22に示されるように、色温度と第一ピークに対する第二ボトムの光強度の比とは、相関係数R=0.9772となる強い相関性を有する。色温度と第一ピークに対する第二ボトムの光強度の比との関係性を示す近似曲線は、図23の右上の式で表される。
このように、発明者らは、演色評価数R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100においては、色温度と、第二ピークの相対光強度、第三ピークの相対光強度、第一ボトムの相対光強度、及び、第二ボトムの相対光強度のそれぞれとに強い相関性があることを見出した。このような相関性によれば、ある色温度の照明装置100において、演色評価数R1〜15の全てを高めるために発光スペクトルが満たすべき要件を求めることができる。
例えば、図24は、ANSIによって定められた色温度の規格を示す図である。図24に示されるように。ANSIによって定められた色温度の規格おいては、照明装置100の出射光の公称色温度と、当該公称色温度のトレランス(言い換えれば、具体的な色温度の範囲)とが定められている。図20〜図23中の数式と、図24の公称色温度のトレランスとを用いれば、演色評価数R1〜R15の全てを高めるために発光スペクトルが満たすべき要件が求められる。
[出射光の色温度が6500Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度6500Kの照明装置100は、具体的には、出射光が6530±510Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度6500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において6530±510Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.53以上0.65未満であればよい。
同様に、公称色温度6500Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において6530±510Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.49以上0.66未満であればよい。
公称色温度6500Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において6530±510Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.54以上0.69未満であればよい。
公称色温度6500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において6530±510Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.39以上0.50未満であればよい。
[出射光の色温度が5700Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度5700Kの照明装置100は、具体的には、出射光が5665±355Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度5700Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において5665±355Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.65以上0.76未満であればよい。
同様に、公称色温度5700Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において5665±355Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.66以上0.85未満であればよい。
公称色温度5700Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において5665±355Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.45以上0.54未満であればよい。
公称色温度5700Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において5665±355Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.50以上0.60未満であればよい。
[出射光の色温度が5000Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度5000Kの照明装置100は、具体的には、出射光が5028±283Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度5000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において5028±283Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.76以上0.87未満であればよい。
同様に、公称色温度5000Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において5028±283Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.85以上1.10未満であればよい。
公称色温度5000Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において5028±283Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.45未満であればよい。
公称色温度5000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において5028±283Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.6以上0.71未満であればよい。
[出射光の色温度が4500Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度4500Kの照明装置100は、具体的には、出射光が4503±243Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度4500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において4503±243Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.87以上0.99未満であればよい。
同様に、公称色温度4500Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において4503±243Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.10以上1.33未満であればよい。
公称色温度4500Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において4503±243Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.57以上0.65未満であればよい。
公称色温度4500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において4503±243Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.71以上0.84未満であればよい。
[出射光の色温度が4000Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度4000Kの照明装置100は、具体的には、出射光が3985±275Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度4000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において3985±275Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.99以上1.18未満であればよい。
同様に、公称色温度4000Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において3985±275Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.33以上1.75未満であればよい。
公称色温度4000Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において3985±275Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.49以上0.57未満であればよい。
公称色温度4000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において3985±275Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.84以上1.03未満であればよい。
[出射光の色温度が3500Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度3500Kの照明装置100は、具体的には、出射光が3465±245Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度3500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において3465±245Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、1.18以上1.40未満であればよい。
同様に、公称色温度3500Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において3465±245Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.75以上2.33未満であればよい。
公称色温度3500Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において3465±245Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.42以上0.49未満であればよい。
公称色温度3500Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において3465±245Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.03以上1.28未満であればよい。
[出射光の色温度が3000Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度3000Kの照明装置100は、具体的には、出射光が3045±175Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度3000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において3045±175Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、1.40以上1.61未満であればよい。
同様に、公称色温度3000Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において3045±175Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、2.33以上2.93未満であればよい。
公称色温度3000Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において3045±175Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.42未満であればよい。
公称色温度3000Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において3045±175Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.28以上1.52未満であればよい。
[出射光の色温度が2700Kの照明装置が満たすべき要件]
例えば、公称色温度2700Kの照明装置100は、具体的には、出射光が2725±145Kの色温度となる。演色評価数R1〜15の全てを高めるためには、公称色温度2700Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ピークは、図20中の数式において2725±145Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、1.61以上1.84未満であればよい。
同様に、公称色温度2700Kの照明装置100の発光スペクトルの第三ピークは、図21中の数式において2725±145Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、2.93以上3.63未満であればよい。
公称色温度2700Kの照明装置100の発光スペクトルの第一ボトムは、図22中の数式において2725±145Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.33以上0.38未満であればよい。
公称色温度2700Kの照明装置100の発光スペクトルの第二ボトムは、図23中の数式において2725±145Kの範囲に相当する相対光強度になればよい。具体的には、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.52以上1.79未満であればよい。
[変形例1]
上記実施の形態1では、青色LEDチップ、及び、発光ピーク波長が異なる複数種類の量子ドット蛍光体によって第一ピーク、第二ピーク、第三ピーク、第一ボトム、及び、第二ボトムを有する発光スペクトル(以下、上記実施の形態1に係る発光スペクトルとも記載される)を実現したが、このような発光スペクトルの実現方法は一例である。
例えば、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを実現するために、青色LEDチップに代えてまたは青色LEDに加えて、青色光よりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップが用いられてもよい。青色LEDチップに代えて紫外LEDチップが用いられる場合、第一ピークは、例えば、青色光を発する蛍光体によって実現されればよい。
また、発光粒子として、量子ドット蛍光体に代えて、量子ドット蛍光体以外のその他の無機蛍光体が用いられてもよい。その他の無機蛍光体とは、YAG系の蛍光体などである。また、発光粒子として、量子ドット蛍光体及びその他の無機蛍光体の両方が用いられてもよい。
また、上記実施の形態1に係る発光スペクトルは、発光ピーク波長が互いに異なる6種類の蛍光体により実現されたが、発光ピーク波長が互いに異なる7種類以上の蛍光体によって実現されてもよいし、6種類未満の蛍光体によって実現されてもよい。
また、上記実施の形態1で説明された量子ドット蛍光体の発光ピーク波長は、一例である。例えば、上記実施の形態1で説明された量子ドット蛍光体と発光ピーク波長が±10nm程度異なる量子ドット蛍光体が用いられてもよい。
また、上記実施の形態1に係る発光スペクトルは、発光素子及び発光粒子のうち発光素子のみによって実現されてもよい。つまり、照明装置100は、蛍光体プレート20などの波長変換材を備えなくてもよい。例えば、上記実施の形態1に係る発光スペクトルは、発光ピーク波長が互いに異なる複数のLEDチップによって実現されてもよい。
[変形例2]
また、本発明は、発光装置30として実現されてもよい。発光装置30は、言い換えれば、上記実施の形態1の照明装置の光源として用いられる発光モジュールである。本発明は、例えば、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを有する出射光を出射するCOB構造の発光装置として実現されてもよい。COB構造の発光装置は、基板上に実装された発光素子が、発光粒子を含む封止部材によって封止された構造を有する。封止部材は、例えば、シリコーン樹脂などの透光性を有する樹脂材料を基材とする部材である。
また、本発明は、SMD(Surface Mount Device)構造の発光装置として実現されてもよい。SMD構造の発光装置は、基板上にSMD型の素子が実装された構造を有する。SMD型の素子は、容器内に配置された発光素子が、容器に充填された発光粒子を含む封止部材によって封止された構造を有する。また、本発明は、リモートフォスファー型の発光装置として実現されてもよい。いずれの場合も、発光装置に用いられる発光素子及び発光粒子の組み合わせは、上記変形例1で説明されたような各種組み合わせが適用可能である。
なお、本発明は、上記SMD構造の発光装置に用いられるSMD型の素子として実現されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、照明装置100は、一次光を発するLEDチップ12と、一次光により励起されて二次光を発する蛍光体粒子22とを備える。LEDチップ12は、発光素子の一例であり、蛍光体粒子22は、発光粒子の一例である。照明装置100は、一次光及び二次光を含む出射光を発する。出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。
これにより、実施例1〜8のように、演色評価数R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。言い換えれば、色の再現性が向上された照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する第二ピークにおける光強度の比は、0.53以上0.65未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.49以上0.66未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.54以上0.69未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.39以上0.50未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度6500Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、0.65以上0.76未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.66以上0.85未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.45以上0.54未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.50以上0.60未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度5700Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、0.76以上0.87未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、0.85以上1.10未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.45未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.6以上0.71未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度5000Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、前記第二ピークにおける光強度の比は、0.87以上0.99未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.10以上1.33未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.57以上0.65未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.71以上0.84未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度4500Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、0.99以上1.18未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.33以上1.75未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.49以上0.57未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、0.84以上1.03未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度4000Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、1.18以上1.40未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、1.75以上2.33未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.42以上0.49未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.03以上1.28未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度3500Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、1.40以上1.61未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、2.33以上2.93未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.42未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.28以上1.52未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度3000Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークにおける光強度に対する、第二ピークにおける光強度の比は、1.61以上1.84未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第三ピークにおける光強度の比は、2.93以上3.63未満である。例えば、第一ピークにおける光強度に対する第一ボトムにおける光強度の比は、0.33以上0.38未満であり、第一ピークにおける光強度に対する第二ボトムにおける光強度の比は、1.52以上1.79未満である。
これにより、ANSIによって定められた公称色温度2700Kの出射光を出射する照明装置100であって、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。
また、例えば、発光スペクトルにおいて、第一ピークの光強度を1としたときの、第一ピークの波長よりも長く第三ピークの波長よりも短い波長範囲における光強度は、0.35以上である。
これにより、R1〜R15の全てが比較的高い照明装置100が実現される。言い換えれば、色の再現性が向上された照明装置100が実現される。
また、発光装置30は、一次光を発するLEDチップ12と、一次光により励起されて二次光を発する蛍光体粒子22とを備える。LEDチップ12は、発光素子の一例であり、蛍光体粒子22は、発光粒子の一例である。発光装置30は、一次光及び二次光を含む出射光を発する。出射光の発光スペクトルは、波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する。
これにより、実施例1〜8のように、演色評価数R1〜R15の全てが比較的高い発光装置30が実現される。言い換えれば、色の再現性が向上された発光装置30が実現される。
(実施の形態2)
[基本構成]
上述のように、本発明は、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを有するCOB構造の発光装置として実現されてもよい。実施の形態2では、COB構造の発光装置の具体的構成について説明する。図25は、COB構造の発光装置の外観斜視図である。図26は、COB構造の発光装置の模式断面図である。
図25及び図26に示されるように、発光装置30aは、基板11と、複数のLEDチップ12と、封止部材13aと、ダム材15と、ボンディングワイヤ17とを備える。
基板11及び複数のLEDチップ12については、発光装置10と同様の構成である。複数のLEDチップ12は、主に、ボンディングワイヤ17によってChip To Chipで電気的に接続される。ボンディングワイヤ17は、LEDチップ12に電気的及び構造的に接続される給電用のワイヤである。なお、ボンディングワイヤ17の金属材料としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、または銅(Cu)等が採用される。
ダム材15は、基板11上に設けられた、封止部材13aをせき止めるための部材である。ダム材15には、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。より具体的には、ダム材15には、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、またはポリフタルアミド(PPA)樹脂などが用いられる。
ダム材15は、発光装置10の光取り出し効率を高めるために、光反射性を有することが望ましい。そこで、ダム材15には、白色の樹脂(いわゆる白樹脂)が用いられる。なお、ダム材15の光反射性を高めるために、ダム材15の中には、TiO、Al、ZrO、及びMgO等の粒子が含まれてもよい。
発光装置30aにおいては、ダム材15は、上面視した場合、複数のLEDチップ12を囲むように円環状に形成される。そして、ダム材15に囲まれた領域には、封止部材13aが設けられる。なお、ダム材15は、外形が矩形の環状に形成されてもよい。
封止部材13aは、複数のLEDチップ12を封止する封止部材である。封止部材13aは、より具体的には、複数のLEDチップ12、ボンディングワイヤ17、及び配線16の一部を封止する。
封止部材13aの基材は、透光性樹脂材料である。透光性樹脂材料としては、例えば、メチル系のシリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが用いられてもよい。
封止部材13aは、蛍光体粒子22を含有する。封止部材13は、より具体的には、発光ピーク波長が互いに異なる複数種類の量子ドット蛍光体を含む。これにより、上記実施の形態1に係る発光スペクトルが実現される。
[実施の形態2の変形例1]
発光装置30aにおいては、複数のLEDチップ12及びボンディングワイヤ17が単層構造の封止部材13によって封止されているが、複数のLEDチップ12及びボンディングワイヤ17は、多層構造の封止部材によって封止されていてもよい。図27は、このような実施の形態2の変形例1に係る発光装置の模式断面図である。
図27に示される発光装置30bは2層構造の封止部材13bを備える。封止部材13bは、複数のLEDチップ12を封止する第一封止層13b1と、第一封止層13b1上に形成された第二封止層13b2とを備える。
第一封止層13b1の基材、及び、第二封止層13b2の基材は、封止部材13aの基材と同様である。第一封止層13b1は、蛍光体粒子22を含有しない透明層である。第二封止層13b2は、蛍光体粒子22を含有する。第二封止層13b2は、より具体的には、発光ピーク波長が互いに異なる複数種類の量子ドット蛍光体を含む。これにより、上記実施の形態1に係る発光スペクトルが実現される。
[実施の形態2の変形例2]
図28は、実施の形態2の変形例2に係る発光装置の模式断面図である。図28に示される発光装置30cは、2層構造の封止部材13cを備える。封止部材13cは、複数のLEDチップ12間の隙間を埋める第一封止層13c1と、第一封止層13c1及び複数のLEDチップ12上に形成された第二封止層13c2とを備える。
第一封止層13c1の基材、及び、第二封止層13c2の基材は、封止部材13aの基材と同様である。第一封止層13c1は、蛍光体粒子22を含有する。第一封止層13c1は、より具体的には、発光ピーク波長が互いに異なる複数種類の量子ドット蛍光体を含む。これにより、上記実施の形態1に係る発光スペクトルが実現される。第二封止層13c2は、例えば、蛍光体粒子22を含有しない透明層である。
[実施の形態2の変形例3]
図29は、実施の形態2の変形例3に係る発光装置の模式断面図である。図29に示される発光装置30dは、多層構造の封止部材13dを備える。封止部材13dは、複数のLEDチップ12を封止する封止層13d1と、封止層13d1上に積層された封止層13d2〜13d5とを備える。
複数の封止層13d1〜13d5の基材は、封止部材13aの基材と同様である。封止層13d1は、蛍光体粒子22を含有しない透明層である。封止層13d2〜13d5のそれぞれは、蛍光体粒子22を含有する。封止層13d2〜13d5のそれぞれは、より具体的には、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを実現するための複数種類の量子ドット蛍光体のうちの1種類を含む。封止層13d2〜13d5は、例えば、封止層13d1の近くに位置する封止層ほど、蛍光のピーク波長が長い量子ドット蛍光体を含む。具体的には、封止層13d2は、赤色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13d3は、黄色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13d4は、黄緑色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13d5は、緑色系の量子ドット蛍光体を含む。これにより、下方に位置する封止層から出射される蛍光が上方に位置する封止層の蛍光体粒子22に吸収されてしまうことが抑制される。つまり、蛍光の利用効率が向上される。
[実施の形態2の変形例4]
図30は、実施の形態2の変形例4に係る発光装置の模式断面図である。図30に示される発光装置30eは、封止部材13eを備える。封止部材13eは、複数のLEDチップ12のそれぞれの直上に略半球状(言い換えれば、ドット状)の凹部が設けられた封止層13e1と、凹部内に形成された封止層13e2〜13e5とを備える。
複数の封止層13e1〜13e5の基材は、封止部材13aの基材と同様である。封止層13e1は、蛍光体粒子22を含有しない透明層である。封止層13e2〜13e5のそれぞれは、蛍光体粒子22を含有する。封止層13e2〜13e5のそれぞれは、より具体的には、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを実現するための複数種類の量子ドット蛍光体のうちの1種類を含む。例えば、封止層13e2は、赤色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13e3は、黄色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13e4は、黄緑色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13e5は、緑色系の量子ドット蛍光体を含む。
[実施の形態2の変形例5]
図31は、実施の形態2の変形例5に係る発光装置の模式断面図である。図31に示される発光装置30fは、封止部材13fを備える。封止部材13fは、複数のLEDチップ12を封止する封止層13f1と、封止層f1の上面に当該上面に沿って並んで配置された封止層13f2〜13f5とを備える。封止層13f2〜13f5は、封止層13f1上にパッチワーク状に配置される。複数のLEDチップ12と封止層13f2〜13f5とは1対1で対応する。
複数の封止層13f1〜13f5の基材は、封止部材13aの基材と同様である。封止層13f1は、蛍光体粒子22を含有しない透明層である。封止層13f2〜13f5のそれぞれは、蛍光体粒子22を含有する。封止層13f2〜13f5のそれぞれは、より具体的には、上記実施の形態1に係る発光スペクトルを実現するための複数種類の量子ドット蛍光体のうちの1種類を含む。例えば、封止層13f2は、赤色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13f3は、黄色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13f4は、黄緑色系の量子ドット蛍光体を含み、封止層13f5は、緑色系の量子ドット蛍光体を含む。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る発光装置、及び、照明装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1では、照明装置は、ダウンライトであったが、本発明は、スポットライト、シーリングライト、または、ベースライトなどダウンライト以外の照明装置として実現されてもよい。
また、上記実施の形態2で説明された発光装置の積層構造は、一例である。実施の形態2においては、蛍光体粒子を含まないと説明された封止層に蛍光体粒子が含まれてもよいし、蛍光体粒子を含むと説明された封止層に蛍光体粒子が含まれなくてもよい。また、1種類の量子ドット蛍光体を含むと説明された封止層に2種以上の量子ドット蛍光体が含まれてもよい。また、実施の形態2において、量子ドット蛍光体に代えて量子ドット蛍光体以外のその他の無機蛍光体が用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、発光装置に用いる発光素子としてLEDチップが例示された。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等の固体発光素子が、発光素子として採用されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施の形態における比較例に係る照明装置または発光装置が本発明に含まれてもよい。
12 LEDチップ(発光素子)
22 蛍光体粒子(発光粒子)
30、30a、30b、30c、30d、30e、30f 発光装置
100 照明装置

Claims (11)

  1. 一次光を発する発光素子と、
    前記一次光により励起されて二次光を発する発光粒子とを備え、
    前記一次光及び前記二次光を含む出射光を発し、
    前記出射光の発光スペクトルは、
    波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、
    波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、
    波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、
    波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、
    波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する
    照明装置。
  2. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、0.53以上0.65未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、0.49以上0.66未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.54以上0.69未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、0.39以上0.50未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、0.65以上0.76未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、0.66以上0.85未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.45以上0.54未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、0.50以上0.60未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、0.76以上0.87未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、0.85以上1.10未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.45未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、0.6以上0.71未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、0.87以上0.99未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、1.10以上1.33未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.57以上0.65未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、0.71以上0.84未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、0.99以上1.18未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、1.33以上1.75未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.49以上0.57未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、0.84以上1.03未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、1.18以上1.40未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、1.75以上2.33未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.42以上0.49未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、1.03以上1.28未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、1.40以上1.61未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、2.33以上2.93未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.38以上0.42未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、1.28以上1.52未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  9. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークにおける光強度に対する、
    前記第二ピークにおける光強度の比は、1.61以上1.84未満であり、
    前記第三ピークにおける光強度の比は、2.93以上3.63未満であり、
    前記第一ボトムにおける光強度の比は、0.33以上0.38未満であり、
    前記第二ボトムにおける光強度の比は、1.52以上1.79未満である
    請求項1に記載の照明装置。
  10. 前記発光スペクトルにおいて、前記第一ピークの光強度を1としたときの、前記第一ピークの波長よりも長く前記第三ピークの波長よりも短い波長範囲における光強度は0.35以上である
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 一次光を発する発光素子と、
    前記一次光により励起されて二次光を発する発光粒子とを備え、
    前記一次光及び前記二次光を含む出射光を発し、
    前記出射光の発光スペクトルは、
    波長420nm以上460nm以下の範囲に位置する第一ピークと、
    波長530nm以上580nm以下の範囲に位置する第二ピークと、
    波長605nm以上655nm以下の範囲に位置する第三ピークと、
    波長440nm以上480nm以下の範囲に位置する第一ボトムと、
    波長555nm以上605nm以下の範囲に位置する第二ボトムとを有する
    発光装置。
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