JP2019058323A - 歯科用ファイバーポスト - Google Patents

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Abstract

【課題】光の透過量の向上を図ることができながら、曲げ強度の向上を図ることができる歯科用ファイバーポストを提供すること。【解決手段】ファイバーポスト1に、所定方向に延びる複数の光透過性ファイバー2を備える。複数の光透過性ファイバー2のそれぞれの外径を、25μm以上100μm以下とし、複数の光透過性ファイバーのそれぞれを所定方向と直交する方向に切断したときの断面積の総和を0.10mm2以上とする。【選択図】図1

Description

本発明は、歯科用ファイバーポストに関する。
う蝕(虫歯)の進行により歯冠が崩壊して歯根のみが残存する場合に、歯根上に支台を築造し、支台に歯冠補綴物を支持させることが知られている。そのような支台築造では、根管に光硬化性レジン剤を充填した後、ポストを歯根の根管に挿入し、その後、光を照射することにより光硬化性レジン剤を硬化させてポストを歯根に固定する。
しかし、歯根の深部に照射光が届かず、光硬化性レジン剤を十分に硬化できず、ポストを歯根に十分に固定できない場合がある。そこで、そのような支台築造において、光硬化性レジン剤を十分に硬化させることが種々検討されている。
例えば、外径0.5mmの光ファイバーを1つ備える歯科用ファイバーポストが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのような歯科用ファイバーポストは、光ファイバーにより、ファイバーポストの延びる方向に光を透過できる。そのため、支台築造において、光ファイバーに入射した光は、光ファイバーにより伝送されて、歯根の深部において光ファイバーから出射される。その結果、歯根の深部に位置する光硬化性レジン剤に光を照射できる。
特開2010−42152号公報
しかし、特許文献1に記載の歯科用ファイバーポストでは、光の透過量(出射量)が不十分であり、歯根の深部に位置する光硬化性レジン剤を十分に硬化させることができない。そこで、歯科用ファイバーポストが備える光ファイバーの本数を増加させることが検討されるが、光ファイバーの本数を増加させると、曲げ強度が低下するという不具合がある。
そこで、本発明は、光の透過量の向上を図ることができながら、曲げ強度の向上を図ることができる歯科用ファイバーポストを提供する。
本発明[1]は、所定方向に延びる複数の光透過性ファイバーを備え、前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれの外径が、25μm以上100μm以下であり、前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれを前記所定方向と直交する方向に切断したときの断面積の総和が、0.10mm以上である、歯科用ファイバーポストを含んでいる。
本発明[2]は、前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれの材料は、ガラスを含む、上記[1]に記載の歯科用ファイバーポストを含んでいる。
本発明[3]は、前記複数の光透過性ファイバーは、コア層および前記コア層を被覆するクラッド層を備える光ファイバーを含む、上記[2]に記載の歯科用ファイバーポストを含んでいる。
本発明[4]は、前記光透過性ファイバーの材料は、周期表第5周期または周期表第6周期の元素を含む造影成分を含む、上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の歯科用ファイバーポストを含んでいる。
本発明[5]は、前記複数の光透過性ファイバーのすべてが束ねられる光透過性ファイバー束を備え、前記光透過性ファイバー束は、前記歯科用ファイバーポストを前記直交する方向に切断したときの断面において、略中央部分に位置する、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の歯科用ファイバーポストを含んでいる。
本発明の歯科用ファイバーポストによれば、光透過性ファイバーの外径が上記範囲内であり、かつ、複数の光透過性ファイバーの総断面積の総和が上記下限以上であるので、光の透過量の向上を図ることができながら、曲げ強度の向上を図ることができる。
図1Aは、本発明の歯科用ファイバーポストの第1実施形態としてのファイバーポストの斜視図を示す。図1Bは、図1Aに示すファイバーポストの断面図を示す。 図2Aは、図1に示す複数の光透過性ファイバーの斜視図を示す。図2Bは、図2Aに示す光透過性ファイバーの断面図を示す。 図3は、図1Aに示すファイバーポストの使用態様を説明するための説明図である。 図4Aは、本発明の第2実施形態としてのファイバーポストの斜視図を示す。図4Bは、図4Aに示すファイバーポストの断面図を示す。 図5Aは、本発明の第3実施形態としてのファイバーポストの斜視図を示す。図5Bは、図5Aに示すファイバーポストの断面図を示す。 各実施例および各比較例で得られたファイバーポストの光透過性試験を説明するための説明図である。
<第1実施形態>
図1A〜図3を参照して、本発明の歯科用ファイバーポストの一実施形態としてのファイバーポスト1を説明する。
図1Aに示すように、ファイバーポスト1は、複数の光透過性ファイバー2と、被覆部3とを備える。ファイバーポスト1は、所定方向に延びる略円柱形状を有する。ファイバーポスト1は、所定方向における一端面である入射端面1Aと、所定方向における他端面である出射端面1Bと、入射端面1Aと出射端面1Bとの間に位置する周面1Cとを備える。ファイバーポスト1の所定方向(長さ方向)の寸法は、例えば、10mm以上30mm以下である。ファイバーポスト1の外径は、例えば、0.5mm以上3.0mm以下である。
(1)光透過性ファイバー
図2Aおよび図2Bに示すように、光透過性ファイバー2は、所定方向に延びる略円柱形状を有している。光透過性ファイバー2は、所定方向に光を透過可能に構成されている。光透過性ファイバー2の材料は、光を透過可能な材料であって、例えば、ガラス、透明樹脂材料などが挙げられる。光透過性ファイバー2の材料は、単独使用または2種以上併用することができる。
ガラスとして、例えば、単一成分ガラス、多成分ガラスなどが挙げられる。
単一成分ガラスとして、例えば、石英ガラスなどが挙げられる。多成分ガラスとして、例えば、ソーダライムシリカガラス(例えば、SiO−Al−CaO−NaOなど)、ボロシリケートガラス(例えば、SiO−B−Al−NaO、SiO−B−Al−CaO、Eガラス、Cガラスなど)、バリウムガラス(例えば、SiO−B−BaO−Al、SiO−B−BaO−ZnOなど)、ランタンガラス(例えば、SiO−Al−ZrO−P−La−LiO−KOなど)、ジルコニウムガラス(例えば、SiO−ZnO−La−Al−BaO−B−LiO−KO−ZrO−CaOなど)、ストロンチウムガラス(例えば、SiO−B−Al−SrOなど)、フルオロアルミノシリケートガラス(例えば、SiO−Al−F−CaO−P−NaOなど)、アルミノシリケートガラスなどが挙げられる。ガラスは、単独使用または2種以上併用することができる。
透明樹脂材料として、例えば、ポリオレフィン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリアミド(例えば、ナイロンなど)などが挙げられる。このような透明樹脂材料は、単独使用または2種以上併用することができる。
このような光透過性ファイバー2の材料は、好ましくは、周期表第5周期または周期表第6周期の元素を含む造影成分を含む。なお、周期表は、IUPAC Periodic Table of the Elements(version dated 28 November 2016)に従う。造影成分は、例えば、周期表第5周期または周期表第6周期の元素の酸化物などである。
光透過性ファイバー2の材料が造影成分を含有すれば、光透過性ファイバー2のX線造影性の向上を図ることができる。
造影成分が含む元素として、好ましくは、Ba、LaおよびZrが挙げられ、さらに好ましくは、Baが挙げられる。
造影成分の含有割合は、光透過性ファイバー2の材料全量に対して、例えば、0.5質量%以上、好ましくは、10質量%以上、例えば、60質量%以下である。
このような光透過性ファイバー2の材料のなかでは、好ましくは、ガラスが挙げられ、さらに好ましくは、多成分ガラスが挙げられ、とりわけ好ましくは、上記の造影成分を含む多成分ガラス(具体的には、バリウムガラス、ランタンガラス、ジルコニウムガラス、ストロンチウムガラス)が挙げられる。
光透過性ファイバー2の材料がガラスを含有すれば、ファイバーポスト1による光の透過量の向上を確実に図ることができながら、ファイバーポスト1の曲げ強度の向上を確実に図ることができる。
このような光透過性ファイバー2は、単一の層から構成されてもよく、複数の層から構成されてもよいが、好ましくは、複数の層から構成される。
第1実施形態では、光透過性ファイバー2の材料が、上記のガラスを含み、より詳しくは、光透過性ファイバー2が、コア層2Aおよびコア層2Aを被覆するクラッド層2Bを備える光ファイバーである。
コア層2Aは、クラッド層2Bの屈折率よりも大きな屈折率を有する。コア層2Aは、好ましくは、上記の造影成分を含む。コア層2Aの材料として、例えば、上記の造影成分を含む多成分ガラス(具体的には、バリウムガラス、ランタンガラス、ジルコニウムガラス、ストロンチウムガラス)が挙げられ、好ましくは、バリウムガラスが挙げられる。
コア層2Aの材料が上記の造影成分を含む多成分ガラスである場合、その多成分ガラスにおけるSiOの含有割合は、例えば、10質量%以上、好ましくは、20質量%以上、例えば、80質量%以下、好ましくは、70質量%以下であり、その多成分ガラスにおける造影成分の含有割合は、例えば、5質量%以上、好ましくは、20質量%以上、例えば、60質量%以下、好ましくは、50質量%以下である。
クラッド層2Bは、上記の造影成分を含んでもよいが、好ましくは、上記の造影成分を含まない。クラッド層2Bの材料として、例えば、上記の多成分ガラスが挙げられ、好ましくは、ボロシリケートガラスが挙げられる。
クラッド層2Bの材料が上記の多成分ガラスである場合、その多成分ガラスにおけるSiOの含有割合は、例えば、20質量%以上、好ましくは、30質量%以上、例えば、80質量%以下、好ましくは、75質量%以下である。
また、光透過性ファイバー2の所定方向(長さ方向)の寸法は、例えば、ファイバーポスト1の長さ方向の寸法以上であり、好ましくは、ファイバーポスト1の長さ方向の寸法と同じであるが、ファイバーポスト1の長さ方向の寸法よりも短い光透過性ファイバー2の一端面がファイバーポスト1の周面1Cから露出してもよい。具体的には、光透過性ファイバー2の長さ方向の寸法は、例えば、1mm以上30mm以下である。
第1実施形態では、図1Aおよび図1Bに示すように、光透過性ファイバー2の一端面は、ファイバーポスト1の入射端面1Aから露出する。光透過性ファイバー2の他端面は、ファイバーポスト1の出射端面1Bから露出する。
光透過性ファイバー2(複数の光透過性ファイバー2のそれぞれ)の外径は、25μm以上、好ましくは、30μm以上、100μm以下、好ましくは、90μm以下、さらに好ましくは、80μm以下、とりわけ好ましくは、70μm以下、特に好ましくは、50μm以下である。
光透過性ファイバー2の外径が上記下限以上であれば、ファイバーポスト1における光の透過量の向上を図ることができる。光透過性ファイバー2の外径が上記上限以下であれば、ファイバーポスト1の曲げ強度の向上を図ることができる。
また、光透過性ファイバー2は、必要に応じて、公知のシランカップリング剤により表面処理されていてもよく、酸性基(例えば、カルボキシ基、リン酸基、スルホ基など)を有する重合性モノマーにより表面処理されていてもよい。
このような光透過性ファイバー2は、ファイバーポスト1において複数設けられる。複数の光透過性ファイバー2のそれぞれを所定方向(ファイバーポスト1の長さ方向)と直交する方向に切断したときの断面積の総和は、0.10mm以上、好ましくは、0.12mm以上、さらに好ましくは、0.13mm以上、例えば、0.30mm以下、好ましくは、0.25mm以下である。
複数の光透過性ファイバー2のそれぞれを所定方向と直交する方向(以下、径方向とする。)に切断したときの断面積の総和(以下、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和とする。)が上記下限以上であれば、ファイバーポスト1による光の透過量の向上を図ることができながら、ファイバーポスト1の曲げ強度の向上を図ることができる。
また、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和の割合は、ファイバーポスト1を径方向に切断したときの切断面の面積を100%としたときに、例えば、5%以上、好ましくは、10%以上、例えば、40%以下、好ましくは、30%以下である。
複数の光透過性ファイバー2の本数は、例えば、5本以上、好ましくは、10本以上、さらに好ましくは、20本以上、とりわけ好ましくは、100本以上、特に好ましくは、150本以上、例えば、500本以下、好ましくは、300本以下である。
第1実施形態において、複数の光透過性ファイバー2のすべては束ねられて、光透過性ファイバー束14として構成される。つまり、ファイバーポスト1は、複数の光透過性ファイバー2のすべてが束ねられる光透過性ファイバー束14を備える。光透過性ファイバー束14において、複数の光透過性ファイバー2は、互いに撚り合わされてもよく、互いに撚り合わされなくてもよく、また一部分のみが撚り合わされてもよい。
ファイバーポスト1が光透過性ファイバー束14を備える場合、ファイバーポスト1の曲げ強度の向上を確実に図ることができる。
光透過性ファイバー束14は、ファイバーポスト1の周面1Cから露出しないように配置される。光透過性ファイバー束14は、好ましくは、ファイバーポスト1を径方向に切断したときの断面において、略中央部分に位置する。より詳しくは、光透過性ファイバー束14は、ファイバーポスト1の中心軸線と重なるように配置される。
(2)被覆部
被覆部3は、複数の光透過性ファイバー2のそれぞれの一端面および他端面が露出されるように、複数の光透過性ファイバー2のそれぞれの周面の全部または少なくとも一部を被覆する。第1実施形態において、被覆部3は、光透過性ファイバー束14の一端面および他端面が露出されるように、光透過性ファイバー束14の周面の全部を被覆する。被覆部3の厚み(径方向における光透過性ファイバー束14と被覆部3の周面との間の寸法)は、例えば、100μm以上、好ましくは、150μm以上、例えば、700μm以下、好ましくは、650μm以下である。また、被覆部3は、複数の繊維と、有機マトリックスとを備える。
(2−1)繊維
複数の繊維は、光透過性ファイバー束14の周囲に巻き付けられる。好ましくは、複数の繊維は、光透過性ファイバー束14の周囲に編組されて巻き付けられる。繊維として、有機繊維、無機繊維などが挙げられる。繊維は、単独使用または2種以上併用することができる。
有機繊維として、例えば、アクリル繊維、アセテート繊維、銅アンモニア繊維、ポリアミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリイミド繊維、セルロース繊維、ポリビニリデン繊維、ビニロン繊維、フッ素樹脂繊維、ポリアセタール繊維、ポリウレタン繊維、ポリオレフィン繊維、ポリ塩化ビニル繊維などが挙げられる。有機繊維は、単独使用または2種以上併用することができる。
無機繊維として、例えば、炭素繊維、セラミック繊維、ガラス繊維などが挙げられる。無機繊維は、単独使用または2種以上併用することができる。
このような繊維のなかでは、好ましくは、無機繊維が挙げられ、さらに好ましくは、ガラス繊維が挙げられる。ガラス繊維の材料として、例えば、上記したガラスが挙げられ、好ましくは、ボロシリケートガラスが挙げられ、さらに好ましくは、Eガラスが挙げられる。
このような繊維の外径は、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上、例えば、30μm以下、好ましくは、15μm以下である。
(2−2)有機マトリックス
有機マトリックスは、複数の繊維に含浸される。有機マトリックスは、複数の光透過性ファイバー2のそれぞれの周面の少なくとも一部と接触する。有機マトリックスは、重合性モノマーの重合体である。
重合性モノマーとして、例えば、エチレン性不飽和二重結合を有する重合性モノマーが挙げられ、好ましくは、(メタ)アクリレートが挙げられる。なお、(メタ)アクリレートとは、メタクリレートおよび/またはアクリレートを含む。
(メタ)アクリレートとして、例えば、1つの(メタ)アクリロイル基を有する一官能(メタ)アクリレート、2つの(メタ)アクリロイル基を有する二官能(メタ)アクリレート、3つの(メタ)アクリロイル基を有する三官能(メタ)アクリレートなどが挙げられる。(メタ)アクリレートは、単独使用または2種以上併用することができる。
一官能(メタ)アクリレートとして、例えば、アルキルモノ(メタ)アクリレート(例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートなど)、水酸基含有モノ(メタ)アクリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、ジヒドロキシプロピルモノ(メタ)アクリレートなど)、ポリオキシアルキレンモノ(メタ)アクリレート(例えば、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなど)、アリールモノ(メタ)アクリレート(例えば、ベンジル(メタ)アクリレートなど)、カルボキシ基含有モノ(メタ)アクリレート(例えば、11−(メタクリロイルオキシ)ウンデカン−1,1−ジカルボン酸、4−[[2−(メタクリロイルオキシ)エトキシ]カルボニル]フタル酸など)、リン酸基含有モノ(メタ)アクリレート(例えば、10−メタクリロイルオキシデシルジハイドロジェンホスフェート、リン酸(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニルなど)などが挙げられる。一官能(メタ)アクリレートは、単独使用または2種以上併用することができる。
二官能(メタ)アクリレートとして、例えば、アルキレンジ(メタ)アクリレート(例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレートなど)、水酸基含有ジ(メタ)アクリレート(例えば、1,2−ビス〔3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ〕エタン、ペンタエリトリトールジ(メタ)アクリレートなど)、ウレタン結合を有するウレタンジ(メタ)アクリレート(例えば、[2,2,4−トリメチルヘキサメチレンビス(2−カルバモイルオキシエチル)]ジメタクリレートなど)、オキシアルキレンジ(メタ)アクリレート(例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートなど)、芳香環含有ジ(メタ)アクリレート(例えば、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジル(メタ)アクリレートなど)などが挙げられる。二官能(メタ)アクリレートは、単独使用または2種以上併用することができる。
三官能(メタ)アクリレートとして、例えば、イソシアヌレート環を有するイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。三官能(メタ)アクリレートは、単独使用または2種以上併用することができる。
(メタ)アクリレートのなかでは、好ましくは、二官能(メタ)アクリレートが挙げられ、さらに好ましくは、ウレタンジメタクリレートが挙げられる。
有機マトリックスの含有割合は、繊維100質量部に対して、例えば、10質量部以上、好ましくは、15質量部以上、例えば、50質量部以下、好ましくは、40質量部以下である。
(3)ファイバーポストの製造方法
このようなファイバーポスト1を製造するには、まず、複数の光透過性ファイバー2を準備する。そして、複数の光透過性ファイバー2を束ね、必要により撚り合わせて、光透過性ファイバー束14を準備する。
次いで、光透過性ファイバー束14の周囲に上記の繊維を巻き付ける。その後、上記の重合性モノマーを、光透過性ファイバー束14の周囲に巻き付けた繊維に含浸させる。そして、繊維に含浸させた重合性モノマーを、公知の方法(熱硬化や紫外線硬化など)で硬化させて、有機マトリックスを調製する。
以上によって、ファイバーポスト1が製造される。
ファイバーポスト1は、優れた光透過性および剛性を有する。
ファイバーポスト1の曲げ弾性率は、例えば、10GPa以上、好ましくは、15GPa以上、例えば、50GPa以下、好ましくは、40GPa以下である。曲げ弾性率は、2点曲げ試験または3点曲げ試験により測定できる。
ファイバーポスト1の曲げ強度は、例えば、300MPa以上、好ましくは、400MPa以上、さらに好ましくは、500MPa以上、例えば、2000MPa以下、好ましくは、1500MPa以下である。曲げ強度は、実施例に記載の方法に準拠して測定できる。
(4)ファイバーポストの使用態様
このようなファイバーポスト1は、歯科治療において支台の築造に好適に利用できる。以下、図3を参照して、ファイバーポスト1を用いる支台の築造について説明する。
支台の築造では、まず、抜髄後の根管11がファイバーポスト1の挿入を許容するように、根管11を研削加工する。その後、根管11に、硬化前の光硬化性レジン剤12を充填する。
次いで、ファイバーポスト1の入射端面1Aが歯牙10よりも上側に位置し、ファイバーポスト1の出射端面1Bが根管11の深部に位置するように、ファイバーポスト1を根管11に挿入する。そして、入射端面1Aに対して上側から、公知の光照射器により光を照射する。このとき、光は、入射端面1Aから入射され、ファイバーポスト1の光透過性ファイバー2により伝送された後、出射端面1Bから出射される。
これにより、根管11の深部に位置する光硬化性レジン剤12に、光が照射されて、光硬化性レジン剤12が硬化する。そのため、ファイバーポスト1が歯牙10に固定される。その後、歯牙10よりも上側に位置するファイバーポスト1の周囲に、コアレジン13により、支台15を築造する。
(5)作用効果
図1Aおよび図1Bに示すように、ファイバーポスト1は、複数の光透過性ファイバー2を備える。そして、複数の光透過性ファイバー2のそれぞれの外径は、上記の範囲であり、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和は、上記下限以上である。
しかるに、各光透過性ファイバー2の外径が上記下限未満である場合、光の透過量の向上を図るには限度があり、各光透過性ファイバー2の外径が上記上限を超過する場合、優れた光透過量および曲げ強度の両立を図ることが困難である。また、各光透過性ファイバー2の外径が上記範囲内であっても、優れた光透過量および曲げ強度を両立できない場合がある。
一方、ファイバーポスト1では、各光透過性ファイバー2の外径が上記の範囲であり、かつ、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和が上記下限以上であるので、光の透過量の向上を図ることができながら、曲げ強度の向上を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、図4Aおよび図4Bを参照して、本発明の第2実施形態としてのファイバーポスト20を説明する。なお、第2実施形態では、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図1Aに示すように、被覆部3は、繊維と有機マトリックスとを備えるが、被覆部3はこれに限定されない。
第2実施形態では、図4Aおよび図4Bに示すように、被覆部21は、繊維を備えておらず、有機マトリックスからなる。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、図5Aおよび図5Bを参照して、本発明の第3実施形態としてのファイバーポスト22を説明する。なお、第3実施形態では、上記した第1実施形態および第2実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態および第2実施形態では、図2Aに示すように、複数の光透過性ファイバー2は、光透過性ファイバー束14として構成されるが、複数の光透過性ファイバー2はこれに限定されない。
第3実施形態では、図5Aおよび図5Bに示すように、複数の光透過性ファイバー2は、互いに間隔を空けて配置される。複数の光透過性ファイバー2は、ファイバーポスト1の周面22Cから露出しないように配置される。複数の光透過性ファイバー2は、好ましくは、ファイバーポスト22を径方向に切断したときの断面において、略均一となるように全体に分布する。
このような第3実施形態では、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和は、0.10mm以上、好ましくは、0.50mm以上、例えば、1.5mm以下、好ましくは、1.0mm以下である。
また、複数の光透過性ファイバー2の断面積の総和の割合は、ファイバーポスト22を径方向に切断したときの切断面の面積を100%としたときに、例えば、5%以上、好ましくは、50%以上、例えば、90%以下、好ましくは、75%以下である。
また、複数の光透過性ファイバー2の本数は、例えば、5本以上、好ましくは、500本以上、例えば、3000本以下、好ましくは、2000本以下である。
このような第3実施形態によれば、光の透過量のさらなる向上を図ることができる。また、第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<変形例>
第1実施形態では、光透過性ファイバー束14は、ファイバーポスト1の中心軸線と重なるように配置されるが、光透過性ファイバー束14の配置は、これに限定されない。光透過性ファイバー束14は、ファイバーポスト1の周面1Cから露出しなければ、ファイバーポスト1の中心軸線と重ならなくてもよい。
第1実施形態では、複数の光透過性ファイバー2のすべてが束ねられて光透過性ファイバー束14を形成するが、複数の光透過性ファイバー2の配置は、これに限定されない。複数の光透過性ファイバー2のうち一部が束ねられて光透過性ファイバー束14を形成し、複数の光透過性ファイバー2のうち他の部分が光透過性ファイバー束14から間隔を空けて配置されてもよい。また、複数の光透過性ファイバー束14が、互いに間隔を空けて配置されてもよい。
第1実施形態では、複数の光透過性ファイバー2のすべてが、コア層2Aおよびクラッド層2Bを備える光ファイバーであるが、複数の光透過性ファイバー2の種類は、これに限定されない。複数の光透過性ファイバー2のうち一部が光ファイバーであり、複数の光透過性ファイバー2のうち他の部分が、光ファイバー以外の光透過性ファイバーであってもよい。光ファイバー以外の光透過性ファイバーとして、例えば、有機系ファイバー(材料が上記透明樹脂材料である光透過性ファイバー2)、無機系ファイバー(材料が上記ガラスであり、単一の層から構成される光透過性ファイバー2)が挙げられる。
なお、上記の第1実施形態、第2実施形態および変形例のそれぞれは、適宜組み合わせることができる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、それらに限定されない。以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。
(実施例1および2)
表1に示す外径(光透過性ファイバー外径)を有する光ファイバーを、表1に示す本数準備した。なお、光ファイバーは、コア層およびクラッド層を備え、コア層の材料は、バリウムガラス(SiO−B−BaO−ZnO)であり、クラッド層の材料は、ボロシリケートガラス(SiO−B−Al−CaO)である。
次いで、複数の光ファイバーを束ねて、光ファイバー束を調製した。そして、複数のガラス繊維を編組して、光ファイバー束の周囲に巻き付けた。なお、ガラス繊維の材料は、ボロシリケートガラス(Eガラス)である。
次いで、ウレタンジメタクリレートを含む重合性モノマーを、光ファイバー束の周囲に巻き付けたガラス繊維に含浸させた。その後、重合性モノマーを、熱によって硬化させて、有機マトリックスを調製した。これにより、複数のガラス繊維および有機マトリックスを備える被覆部が形成された。
以上によって、ファイバーポストを得た。ファイバーポストの外径は、1.3mmであった。なお、複数の光ファイバーを径方向に切断したときの断面積の総和(光透過性ファイバー総断面積)を表1に示す。
(実施例3)
光ファイバーを表1に示す外径を有する有機系ファイバーに変更したこと、および、有機系ファイバーの本数を表1に示す本数に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、ファイバーポストを得た。有機系ファイバーは、単一の層から形成されており、有機系ファイバーの材料は、ポリアミド(ナイロン)であった。
(実施例4)
ガラス繊維を用いず有機マトリックス(ウレタンジメタクリレートを含む重合性モノマーの重合体)から被覆部を形成したこと、および、複数の光ファイバーが、ファイバーポストを径方向に切断したときの断面において、略均一となるように全体に分布させたこと(図5Aおよび5B参照)以外は、実施例1と同様にして、ファイバーポストを得た。
(比較例1および2)
有機系ファイバーを表2に示す外径を有する有機系ファイバーに変更したこと、および、有機系ファイバーの本数を表2に示す本数に変更したこと以外は、実施例3と同様にして、ファイバーポストを得た。なお、複数の光ファイバーを径方向に切断したときの断面積の総和(ファイバー総断面積)を表2に示す。
(比較例3)
光ファイバーを、表2に示す外径を有する無機系ファイバーに変更したこと以外は、実施例3と同様にして、ファイバーポストを得た。無機系ファイバーは、単一の層から形成されており、無機系ファイバーの材料は、アルミノシリケートガラスであった。
(比較例4)
光ファイバーを表2に示す外径を有する光ファイバーに変更したこと、および、光ファイバーの本数を表2に示す本数に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、ファイバーポストを得た。
<評価>
(光透過性試験)
各実施例および各比較例で得られたファイバーポストを長さ18mmに切断して、図6に示す試験容器30にセットした。
詳しくは、試験容器30は、容器本体31と、蓋32とを備える。容器本体31は、上側に向かった開放される略ボックス形状を有する。容器本体31には、光硬化性レジン剤(商品名:i−TFCポストレジン、サンメディカル社製)が充填されている。蓋32は、容器本体31の上端を閉鎖する。蓋32は、開口33を有する。開口33の内径は、ファイバーポストの外径と略同じである。
そして、ファイバーポストの入射端面が蓋32の上面と面一となるように、ファイバーポストを蓋32の開口33に挿入した。なお、ファイバーポストは、垂直方向に沿うように配置された。
次いで、入射端面に対して上側から、光照射器34(商品名:Pencure 2000、モリタ社製)により、20秒間光を照射した。
そして、ファイバーポストの出射端面から垂直方向の下側に硬化する光硬化性レジン剤の長さを基準に、ファイバーポストの光透過性を以下のように評価した。その結果を表1および表2に示す。
A:3mm以上。
B:2mm以上3mm未満。
C:1mm以上2mm未満。
D:1mm未満。
(曲げ強度測定)
各実施例および各比較例のファイバーポストを、精密万能試験機(商品名:オートグラフAG−IS、島津製作所社製)を用いて、支点間距離10mm、クロスヘッドスピード1.0mm/minで3点曲げ試験を5回実施し、その平均値を算出した。その結果を表1および表2に示す。
なお、歯科用ファイバーポストは、外部応力に対して優れた曲げ強度を有していることが所望されており、曲げ強度が500MPa以上であれば、歯科用ファイバーポストとして好適である。
(X線造影性評価)
管電圧55kV、管電流180μAの条件にて、各実施例および各比較例のファイバーポストのX線造影性を卓上X線検査装置(商品名:μB1300−LFT60、松定プレシジョン社製)を用いて測定した。1〜10mmの厚み寸法を有するアルミニウムステップの撮影像を用いて、各厚み寸法によるX線透過度を反映した濃淡で検量線を作成した。同様に、各実施例および各比較例のファイバーポストの撮影像を用いて、ファイバーポストにおける径方向の中心位置の濃淡と、各厚みを有するアルミニウムステップの濃淡とを比較した。そして、各実施例および各比較例のファイバーポストのX線造影性を、アルミニウムステップの各厚み相当で評価した。その結果を表1および表2に示す。
Figure 2019058323
1 ファイバーポスト
2 光透過性ファイバー
2A コア層
2B クラッド層
14 光透過性ファイバー束
20 ファイバーポスト
22 ファイバーポスト

Claims (5)

  1. 所定方向に延びる複数の光透過性ファイバーを備え、
    前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれの外径が、25μm以上100μm以下であり、
    前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれを前記所定方向と直交する方向に切断したときの断面積の総和が、0.10mm以上であることを特徴とする、歯科用ファイバーポスト。
  2. 前記複数の光透過性ファイバーのそれぞれの材料は、ガラスを含むことを特徴とする、請求項1に記載の歯科用ファイバーポスト。
  3. 前記複数の光透過性ファイバーは、コア層および前記コア層を被覆するクラッド層を備える光ファイバーを含むことを特徴とする、請求項2に記載の歯科用ファイバーポスト。
  4. 前記光透過性ファイバーの材料は、周期表第5周期または周期表第6周期の元素を含む造影成分を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯科用ファイバーポスト。
  5. 前記複数の光透過性ファイバーのすべてが束ねられる光透過性ファイバー束を備え、
    前記光透過性ファイバー束は、前記歯科用ファイバーポストを前記直交する方向に切断したときの断面において、略中央部分に位置することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯科用ファイバーポスト。
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