以下に図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(情報処理システムのシステム構成)
まず、実施の形態にかかる情報処理システム100のシステム構成例について説明する。図1は、実施の形態にかかる情報処理システム100のシステム構成例を示す説明図である。図1において、情報処理システム100は、カード会社サーバ111と、店舗端末121と、購入者端末122と、閲覧者端末131と、を有する。
カード会社サーバ111は、たとえば、クレジットカード124のカード会社110に設けられるサーバであり、情報処理装置の一例である。カード会社110は、店舗120における商品の宣伝や広告等を含めた販売自体には関与せず、店舗120とユーザ(購入者123や閲覧者130)との間の中立的な立場にある第三者機関である。
カード会社サーバ111は、購入者123ごとのクレジットカード124のカード情報や、クレジットカード124が利用可能な店舗120の情報などを管理するパーソナルコンピュータなどの汎用的なコンピュータ装置である。カード会社サーバ111は、CPU(Central Processing Unit)やメモリやインタフェースなどを有する。
また、カード会社サーバ111は、店舗情報データベース(DB)112と、ランキング情報データベース(DB)113と、会員情報データベース(DB)114と、属性情報データベース(DB)115と、購入履歴情報データベース(DB)116と、購入コメントデータベース(DB)117と、自由コメントデータベース(DB)118とを有する。各種DB112〜118の記憶内容については、図3A〜図3Gを用いて後述する。
店舗端末121は、店舗120に設けられるPOS(Point Of Salessystem)端末などのコンピュータ装置である。店舗120は、購入者123が持ち帰ることのできる商品を扱う店や、購入者123が持ち帰ることのできない各種サービスを提供する店である。
店舗端末121は、購入する商品125についての会計をおこなうレジスタや、クレジットカード124のカード情報を読み取るカードリーダや、カード会社サーバ111にカード情報等を送受信する通信部などを備える。
ここで、クレジットカード124を用いて、商品125を購入する際の仕組みについて簡単に説明する。店舗端末121は、購入金額の情報とカード情報とを店舗120のスタッフ等から入力されると、入力された情報をカード会社サーバ111に送信する。
カード会社サーバ111は、購入金額分の支払が可能か否かの与信照会をおこなう。なお、与信照会は、購入金額に相当する分のクレジットカード124の利用が可能か否かの照会であり、たとえば、クレジットカード124の月々の利用可能な金額を示す与信枠のうち、購入金額分の空きがあるか否かの照会である。与信照会の結果が利用可能な結果である場合に、購入金額分を確保させるオーソリ予約をおこなう。
購入者123は、所定の期日にカード会社110に購入金額を支払う。店舗120は、所定の期日にカード会社110から購入金額を受け取る。これにより、購入者123は、クレジットカード124を用いて、商品125を購入することができる。
店舗端末121には、たとえば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット型PCなどの各種PCを用いることが可能である。店舗端末121は、CPUやメモリやインタフェースなどを有する。
購入者端末122は、購入者123が使用するコンピュータ装置である。購入者123は、カード会社110に会員登録されるユーザであり、クレジットカード124を利用することが可能である。たとえば、購入者123の各種情報として、購入者端末122のメールアドレスなどの連絡先やクレジットカード124のカード情報などは、あらかじめカード会社サーバ111に登録されている。購入者端末122には、たとえば、スマートフォン、タブレット型PCなどを用いることが可能である。
閲覧者端末131は、閲覧者130が使用するコンピュータ装置である。閲覧者130は、カード会社110に会員登録されるユーザであり、クレジットカード124を利用することが可能である。たとえば、閲覧者130の各種情報として、閲覧者端末131のメールアドレスなどの連絡先やカード情報などは、あらかじめカード会社サーバ111に登録されている。閲覧者端末131には、たとえば、スマートフォン、タブレット型PCなどを用いることが可能である。
ただし、購入者端末122や閲覧者端末131は、これに限らず、たとえば、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などを用いることも可能である。購入者端末122や閲覧者端末131は、CPUやメモリやインタフェースなどを有する。
情報処理システム100において、カード会社サーバ111と、店舗端末121と、購入者端末122と、閲覧者端末131とは、有線または無線のネットワーク140を介して接続される。ネットワーク140は、たとえば、インターネット、移動体通信網などであるが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などであってもよい。
カード会社サーバ111には、この発明にかかる情報処理プログラムがインストールされている。カード会社サーバ111は、店舗端末121や購入者端末122や閲覧者端末131からの各種要求に応じた処理をおこなって、店舗端末121や購入者端末122や閲覧者端末131に対して各種処理結果を出力する。
ここで、本実施の形態にかかる情報処理方法について説明する。図1の括弧書きに示す番号と、以下に示す括弧書きの番号とは対応するものとして説明する。図1の(1)に示すように、店舗120において、購入者123が商品125の購入にあたり、クレジットカード124を提示したとする。
店舗端末121は、商品125の金額の情報やクレジットカード124の情報が入力されると、入力結果をカード会社サーバ111に送信する。カード会社サーバ111は、クレジットカード124の利用が可能であるか否かを判断して、利用可能であれば、購入手続を完了させる。その一方で、一定のカード利用額を超えている場合など、クレジットカード124の利用が不可能であれば、カード会社サーバ111は、購入を認めないこととする。
(2)クレジットカード124による購入手続が完了すると、カード会社サーバ111は、当該購入手続にかかる購入履歴に基づいて、店舗120内における商品のランキング情報を生成する。つまり、カード会社サーバ111は、カード会社110が扱うクレジットカード124を用いて商品が購入されると、当該商品について、店舗120内でのランキング情報を生成する。ランキング情報は、たとえば、店舗120内における商品の販売数量などの人気を示す情報である。
(3)カード会社サーバ111は、生成したランキング情報を閲覧者端末131に出力する。具体的には、ランキング情報は、カード会社110のホームページなど所定のサイト上に掲載され、閲覧者端末131から当該サイトへのアクセスがあると、閲覧者端末131に出力される。これにより、カード会社サーバ111は、閲覧者130に、店舗120のランキング情報を提示することができる。
なお、詳細については後述するが、カード会社サーバ111は、購入者123から、購入者123が購入した商品125についてのコメント(購入コメント)を受け付けてランキング情報とともに出力する。これにより、閲覧者130に、店舗120のランキング情報とともに、購入者123による商品125の購入コメントについても提示することができる。
このように、本実施の形態では、カード会社サーバ111は、クレジットカード124の購入履歴に基づいて、店舗120における商品125のランキング情報を生成して出力することとした。これにより、本実施の形態によれば、商品125の販売自体に関与しない第三者機関であるカード会社110のカード会社サーバ111がランキング情報を生成することができるため、客観性や公平性のあるランキング情報を閲覧者130に提示することができる。
(カード会社サーバ111のハードウエア構成の一例)
つぎに、カード会社サーバ111について、その具体的な構成の一例を説明する。図2Aは、カード会社サーバ111のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2Aにおいて、カード会社サーバ111を実現するコンピュータ装置は、CPU211と、メモリ212と、通信IF(Interface)213と、を備える。コンピュータ装置が備える各部211〜213は、バス210によってそれぞれ接続されている。CPU211は、コンピュータ装置の全体の制御をつかさどる。
メモリ212は、ブートプログラムなどのプログラムや、各種のデータベースのデータなどを記憶する。また、メモリ212は、情報処理プログラムや各種データベースの一部のデータなど、本実施の形態の情報処理方法にかかる各種のプログラムやデータを記憶する。
また、メモリ212は、CPU211のワークエリアとして使用される。メモリ212は、たとえば、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)およびHD(Hard Disc)などによって実現することができる。
通信IF213は、ネットワーク140に接続され、コンピュータ装置の内部と、店舗端末121や購入者端末122や閲覧者端末131などの外部装置とのインタフェースをつかさどる。具体的には、通信IF213は、コンピュータ装置の内部と外部装置との間におけるデータの入出力を制御する。
(購入者端末122および閲覧者端末131のハードウエア構成の一例)
つぎに、購入者端末122および閲覧者端末131のハードウエア構成の一例を説明する。図2Bは、購入者端末122および閲覧者端末131のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。なお、購入者端末122および閲覧者端末131は、いずれも同様の構成であるため、以下においては、購入者端末122について説明することとし、閲覧者端末131についての説明を省略することとする。
図2Bにおいて、購入者端末122は、CPU221と、メモリ222と、出力デバイス223と、入力デバイス224と、通信IF225と、を備える。また、購入者端末122が備える各部221〜225は、バス220によってそれぞれ接続されている。
CPU221は、購入者端末122の全体の制御をつかさどる。CPU221は、メモリ222が記憶する各種のプログラムやデータを用いて、購入者端末122の全体の制御をつかさどる。メモリ222は、ハードディスクやフラッシュメモリなどによって実現することができる。
出力デバイス223は、たとえば、ディスプレイ、スピーカ、音声出力端子などを含む。ディスプレイは、操作内容や、ユーザに対する案内情報などを表示する。ディスプレイは、情報処理サービスにかかる各種の操作画面を表示する。ディスプレイは、たとえば、主に液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどによって実現することができる。
また、スピーカは、音声、アラーム音などを出力する。音声出力端子は、ヘッドフォーンなどを接続する端子であり、スピーカと同様に、音声、アラーム音などを接続されたヘッドフォーンなどに出力する。
入力デバイス224は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。入力デバイス224は、たとえば、タッチパネルやキーボードなどによって実現することができる。タッチパネルやキーボードなどによって実現される入力デバイス224は、当該入力デバイス224に対する入力操作に応じた信号をCPU221に対して出力する。
入力デバイス224をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイの表示面側に積層される。タッチパネルは、指やペンなどの筆記部材が接触したことを検出した場合に、タッチパネルに対する筆記部材の接触位置に応じた電気信号を出力する。タッチパネルは、たとえば抵抗膜方式や静電容量方式、音響パルス認識方式、超音波表面弾性波方式、赤外遮光方式、画像認識方式など公知の各種の方式のものを用いることができる。
また、入力デバイス224は、カメラを含む。カメラは、静止画や動画を撮像する。具体的には、たとえば、カメラは、CPU221によって制御されて撮像対象を撮像し、画像データを生成したり、バーコードやQRコード(登録商標)といった二次元コードを撮影して入力したり、OCR(Optical Character Reader)機能を用いて撮影した文字をデータ化して入力することができる。
また、入力デバイス224は、マイクを含む。マイクは、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。マイクを用いることにより、ユーザは、購入者端末122を介して、タッチパネルやキーボードを用いる代わりに、文字などの入力をおこなうことができる。
また、入力デバイス224は、GPS(Global Positioning System)ユニットを含む。GPSユニットは、GPS衛星からの電波を受信し、閲覧者端末131の位置情報を取得する。閲覧者端末131の位置情報は、たとえば、緯度、経度などの地球上の1点を特定する情報である。また、閲覧者端末131は、DGPS(Differential GPS)により、GPSユニットから出力される位置情報を補正することにしてもよい。
通信IF225は、購入者端末122の内部と、カード会社サーバ111や閲覧者端末131などの外部装置とのインタフェースをつかさどる。また、通信IF225は、電話回線網に接続され、音声通信に際して用いられることとしてもよい。
そのほか、購入者端末122は、図示は省略するが、スピーカなどを含む通話機能、通信機能など、たとえば、スマートフォンなどの情報処理装置としての機能を備えることとしてもよい。
なお、店舗端末121についての詳細な説明は省略するが、店舗端末121についても、CPU、メモリ、通信IF、ディスプレイなどを備え、カード会社サーバ111などの他の装置と通信接続される。
(各種DB112〜118の記憶内容)
つぎに、図3A〜図3Gを用いて、図1に示したカード会社サーバ111が有する各種データベース(DB)112〜118の記憶内容について説明する。各種DB112〜118は、たとえば、メモリなどの記憶部により実現される。
図3Aは、店舗情報データベース(DB)112の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Aにおいて、店舗情報DB112は、店舗ID(Identification)、店舗名、位置情報、および店舗告知コメントのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、店舗情報(たとえば、店舗情報300−1〜300−3)のレコードが記憶される。
店舗IDは、店舗120ごとに付される識別情報を示す。店舗名は、店舗120の名称を示す。位置情報は、店舗120が存在する緯度および経度を示す。店舗告知コメントは、カード会社110が管理する所定のサイトに掲示する、店舗120の広告やお知らせなどのコメントであり、店舗120のスタッフによって自由に入力可能である。
たとえば、店舗情報300−1は、店舗ID「S001」、店舗名「薬局○○」、位置情報「○○○○○○…」、店舗告知コメント「現在、夏季商品…」を示す。また、店舗情報300−1以外の店舗情報300−2,300−3についても、同様に、店舗情報DB112に記憶される。
なお、店舗情報DB112において、店舗120の電話番号やメールアドレスなどの各フィールドを有し、各フィールドに対応する情報が設定されることとしてもよい。
図3Bは、ランキング情報データベース(DB)113の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Bにおいて、ランキング情報DB113は、店舗ID、商品ID、ランキング、商品名、金額、販売数量、売上、および購入コメントIDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ランキング情報(たとえば、ランキング情報310−1〜310−4)のレコードが記憶される。
店舗IDは、店舗120ごとに付される識別情報を示す。店舗IDは、店舗情報DB112(図3A参照)に記憶される店舗IDと同一であり、店舗情報DB112の店舗IDが示す店舗情報300にも対応する。商品IDは、商品ごとに付される識別情報を示す。ランキングは、店舗120内における商品の人気順位を示し、たとえば、店舗120内における商品の販売数量の順位を示す。
商品名は、購入対象となる商品の名称を示す。金額は、商品の値段を示す。販売数量は、店舗120における商品ごとの販売数量の累計である。売上は、店舗120における商品ごとの売上の累計である。
購入コメントIDは、クレジットカード124により商品を購入したことによって購入者123が入力したコメントに付される識別情報を示す。購入コメントIDは、後述する購入コメントDB117(図3F参照)の購入コメントIDと同一であり、購入コメントDB117の購入コメントIDが示す購入コメント情報350にも対応する。
たとえば、ランキング情報310−1は、店舗ID「S001」、商品ID「P113」、ランキング「1位」、商品名「A社の洗剤」、金額「¥198」、販売数量「○○○個」、売上「¥○○○○」、購入コメントID「C001,C031,…」を示す。また、ランキング情報310−1以外のランキング情報310−2〜310−4についても、同様に、ランキング情報DB113に記憶される。
図3Cは、会員情報データベース(DB)114の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Cにおいて、会員情報DB114は、ユーザID、氏名、カード番号、住所、電話番号、メールアドレス、ログインID、パスワード、および利用限度額のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、会員情報(たとえば、会員情報320−1,320−2)のレコードが記憶される。
ユーザIDは、購入者123や閲覧者130などのユーザ(会員)ごとに付される識別情報を示す。氏名は、カード名義人の氏名を示す。カード番号は、クレジットカード124の番号である。住所は、カード名義人の住所を示す。電話番号は、カード名義人の電話番号を示す。メールアドレスは、カード名義人のメールアドレスを示す。ログインIDは、カード会社110が管理する所定のサイトにログインするためのIDを示す。パスワードは、ログインIDに対応付けられる認証情報を示す。利用限度額は、ユーザが月々にクレジットカード124によって商品を購入することのできる、上限の金額を示す。
たとえば、会員情報320−1は、ユーザID「U001」、氏名「総田秀吉」、カード番号「○○○○…」、住所「○○…」、電話番号「○○…」、メールアドレス「○○…」、ログインID「hide」、パスワード「○○○○」、利用限度額「¥50万」を示す。また、会員情報320−1以外の会員情報320−2についても、同様に、会員情報DB114に記憶される。
図3Dは、属性情報データベース(DB)115の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Dにおいて、属性情報DB115は、ユーザID、年齢、性別、婚姻、および閲覧者130からの評価のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、属性情報(たとえば、属性情報330−1,330−2)のレコードが記憶される。
ユーザIDは、購入者123や閲覧者130などのユーザ(会員)ごとに付される識別情報を示す。ユーザIDは、会員情報DB114(図3C参照)に記憶されるユーザIDと同一であり、会員情報DB114のユーザIDが示す会員情報320にも対応する。年齢は、ユーザの年齢(年代)を示す。性別は、ユーザの性別を示す。婚姻は、ユーザが既婚であるか否かを示す。
閲覧者130からの評価は、これまでに購入者123が入力した商品についての購入コメントに対して、閲覧者130が賛同したか否かの評価結果を示し、具体的には、購入コメントに賛同することを示す「評価する」と、購入コメントに賛同しないことを示す「評価しない」とを示す。閲覧者130からの評価の欄に入力される累計値は、購入コメントに対して「評価する」を選択した人数の、全購入コメントについての累計値と、「評価しない」を選択した人数の、全購入コメントについての累計値を示す。
たとえば、属性情報330−1は、ユーザID「U001」、年齢「40代」、性別「男」、婚姻「既婚」、閲覧者130からの評価が「1015人」の「評価する」と「231人」の「評価しない」、を示す。また、属性情報330−1以外の取引情報330−2についても、同様に、属性情報DB115に記憶される。
図3Eは、購入履歴情報データベース(DB)116の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Eにおいて、購入履歴情報DB116は、購入履歴ID、ユーザID、購入日時、店舗ID、商品ID、および購入回数のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、購入履歴(たとえば、購入履歴340−1〜340−4)のレコードが記憶される。
購入履歴IDは、クレジットカード124による商品の購入手続ごとに付される識別情報を示す。ユーザIDは、購入者123や閲覧者130などのユーザ(会員)ごとに付される識別情報を示す。ユーザIDは、会員情報DB114(図3C参照)に記憶されるユーザIDと同一であり、会員情報DB114のユーザIDが示す会員情報320にも対応する。
購入日時は、ユーザIDに対応する購入者123が商品を購入した日時を示す。店舗IDは、店舗120ごとに付される識別情報を示す。店舗IDは、店舗情報DB112(図3A参照)に記憶される店舗IDと同一であり、店舗情報DB112の店舗IDが示す店舗情報300にも対応する。
商品IDは、商品ごとに付される識別情報を示す。商品IDは、ランキング情報DB113(図3B参照)に記憶される商品IDと同一であり、ランキング情報DB113の商品IDが示すランキング情報310にも対応する。
商品IDには、たとえば、JANコード(Japanese Article Number)やEANコード(European Article Number)を用いることが可能である。また、商品IDは、店舗120ごとに設定されてもよい。この場合、店舗120ごとに商品IDと商品とを対応付けるデータベースを用意すればよい。
購入回数は、ユーザIDに対応する購入者123が商品を購入した累計の回数を示す。たとえば、購入履歴340−1は、購入履歴ID「B001」、ユーザID「U001」、購入日時「2017年6月2日10時15分」、店舗ID「S001」、商品ID「P113」、購入回数「3回」を示す。購入履歴340−1以外の購入履歴340−2〜340−4についても、同様に、購入履歴情報DB116に記憶される。
図3Fは、購入コメントデータベース(DB)117の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Fにおいて、購入コメントDB117は、購入コメントID、購入履歴ID、購入コメント、店舗コメント、および閲覧者130からの評価のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、購入コメント情報(たとえば、購入コメント情報350−1〜350−4)のレコードが記憶される。
購入コメントIDは、クレジットカード124を用いて購入した商品について購入者123が入力した購入コメントごとに付される識別情報を示す。購入コメントIDは、ランキング情報DB113(図3B参照)の購入コメントIDと同一であり、ランキング情報DB113の商品IDが示すランキング情報310にも対応する。
購入コメントは、クレジットカード124を用いて購入した商品について購入者123が入力したコメントである。店舗コメントは、購入コメントが入力されることにより、店舗120のスタッフが入力したコメントを示す。
閲覧者130からの評価は、購入コメントに対して、閲覧者130が賛同したか否かの評価結果を示し、具体的には、閲覧者130の購入コメントに賛同することを示す「評価する」と、閲覧者130の購入コメントに賛同しないことを示す「評価しない」とを示す。閲覧者130からの評価の欄に入力される数値は、対応する購入コメントに対して「評価する」を選択した人数の累計値と、「評価しない」を選択した人数の累計値を示す。
たとえば、購入コメント情報350−1は、購入コメントID「C001」、購入履歴ID「B001」、購入コメント「テレビで汚れが…」、店舗コメント「セール品の棚に…」、閲覧者130からの評価の「評価する」が「125」、「評価しない」が「13」を示す。また、購入コメント情報350−1以外の購入コメント情報350−2〜350−4についても、同様に、購入コメントDB117に記憶される。
図3Gは、自由コメントデータベース(DB)118の記憶内容の一例を示す説明図である。図3Gにおいて、自由コメントDB118は、店舗ID、ユーザID、および自由コメントのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、自由コメント情報(たとえば、自由コメント情報360−1〜360−4)のレコードが記憶される。
店舗IDは、店舗120ごとに付される識別情報を示す。店舗情報DB112(図3A参照)に記憶される店舗IDと同一であり、店舗情報DB112の店舗IDが示す店舗情報300にも対応する。ユーザIDは、購入者123や閲覧者130などのユーザ(会員)ごとに付される識別情報を示す。ユーザIDは、会員情報DB114(図3C参照)に記憶されるユーザIDと同一であり、会員情報DB114のユーザIDが示す会員情報320にも対応する。自由コメントは、クレジットカード124により商品を購入したか否かにかかわらず、ユーザ(購入者123や閲覧者130)が任意に入力するコメントである。
たとえば、自由コメント情報360−1は、店舗ID「S001」、ユーザID「U001」、自由コメント「駅から近くて…」を示す。自由コメント情報360−1以外の自由コメント情報360−2〜360−4についても、同様に、自由コメントDB118に記憶される。
(カード会社サーバ111の機能的構成)
図4は、カード会社サーバ111の機能的構成を示す説明図である。図4において、カード会社サーバ111は、履歴取得部401と、生成部402と、出力制御部403と、第1受付部404と、第2受付部405と、第3受付部406と、付与部407と、距離情報取得部408と、を備える。各部401〜408は、たとえば、カード会社サーバ111のメモリ212(図2A参照)に記憶されたプログラムをCPU211に実行させることにより、その機能を実現する。
履歴取得部401は、店舗120において購入者123が所定の支払媒体によって購入した商品の購入履歴を取得する。店舗120とは、商品を販売する施設や、役務を提供する施設である。所定の支払媒体は、現金に代わって支払をおこなうことのできる媒体であり、たとえば、クレジットカード124である。
ただし、所定の支払媒体は、クレジットカード124に限らず、プリペイドカードやデビットカードなどでもよいし、各種カードに相当する機能を内蔵した携帯電話機などの電子機器でもよい。この場合、カード会社サーバ111は、たとえば、カード会社サーバ111が購入履歴を一元管理できる構成とし、商品の購入履歴を取得できるようにすればよい。
なお、所定の支払媒体は、現金を含まないこととする。これは、現金で支払いがおこなわれると、カード会社サーバ111が店舗端末121から購入履歴を取得することができないためである。なお、仮に、現金で支払った場合でも店舗120のスタッフからの申告により購入履歴を取得することは可能であるが、このようにした場合に、虚偽の申告がされると、たとえば、実際に購入されていない商品がランキングの上位になることがあるなど、公平なランキング情報の生成をおこなうことができないためである。
商品とは、店舗120から購入者123が持ち帰ることのできる物品であり、具体的には、たとえば、店舗120に陳列されて購入対象となる物品(洗剤、ティッシュ、ドリンクなど)である。また、商品は、サービスを含む。サービスとは、購入者123に対しておこなう労務であり、具体的には、たとえば、飲食店において飲食物を提供するサービスや、ホテルにおいて宿泊客を宿泊させるサービスや、理髪店において散髪するサービス、などである。
購入履歴は、所定の支払媒体によって商品を購入した履歴であり、具体的には、購入した商品の情報、当該商品の金額の情報、当該商品を購入した店舗120の情報、当該商品を購入した日時の情報などを含む。たとえば、購入履歴は、購入者123がクレジットカード124によって商品の購入手続後に、カード会社110に支払をおこなった後の履歴であるが、カード会社110に支払をおこなう前の履歴としてもよい。
生成部402は、履歴取得部401によって取得された購入履歴に基づいて、各店舗120の店舗120内における商品のランキング情報を生成する。生成部402によって生成されたランキング情報は、カード会社110のホームページなどの所定のサイト上に、クレジットカード124の会員(購入者123や閲覧者130)により閲覧可能に掲示される。
ランキングとは、店舗120内における商品についての人気順であり、たとえば、店舗120内における各商品の販売数量に応じた順位である。たとえば、ランキング情報は、ある店舗120(薬局○○)において、1位が「A社の洗剤」、2位が「B社のティッシュ」、3位が「C社の牛乳」といった情報である。また、あるホテルにおけるランキング情報は、たとえば、1位が「朝食付きプラン」、2位が「素泊まりプラン」、3位が「夕食と朝食付きプラン」、といった情報である。販売数量に応じたランキング情報とすると、単価の低い商品が上位にランキングされやすい傾向となる。
また、ランキング情報は、店舗120内における各商品の売上に応じた順位としてもよい。たとえば、売上に応じたランキング情報とすると、単価の高い商品が上位にランキングされやすい傾向となる。
たとえば、生成部402は、購入者123の属性に応じたランキング情報を生成することとしてもよい。具体的には、たとえば、生成部402は、30代の既婚女性の、店舗120内における商品についてのランキング情報を生成することとしてもよい。これにより、閲覧者130が所望する属性のランキング情報を提示することができる。
出力制御部403は、生成部402によって生成されたランキング情報を閲覧者130の端末装置(閲覧者端末131)に出力する。閲覧者130は、クレジットカード124の利用が可能なユーザであり、カード会社110に会員登録されている。出力制御部403は、たとえば、閲覧者端末131から所定のサイトへのアクセスがあると、閲覧者端末131にランキング情報を出力する。
また、本実施の形態において、第1受付部404は、購入者123から、購入した商品に関するコメント(購入コメント)を受け付ける。購入コメントは、商品についての感想であり、具体的には、購入者123による書き込みである。たとえば、購入コメントは、購入した商品に満足しているか否かといった内容である。
第1受付部404は、商品のランキングの順位にかかわらず、購入者123から、購入コメントを受け付ける。また、第1受付部404は、購入履歴に応じて制限される文字数の購入コメントを受け付けることとしてもよい。具体的には、たとえば、第1受付部404は、購入回数に応じて制限される文字数の購入コメントを受け付けることとしてもよい。より具体的には、たとえば、第1受付部404は、購入回数が多いほど文字数の多い購入コメントを受け付けることとしてもよい。これにより、購入回数が多く、購入者123にとって満足度合いの高い商品を宣伝することができ、当該商品の売上に貢献することができる。
また、第1受付部404は、同一の商品を購入した累計の購入金額に応じて制限される文字数の購入コメントを受け付けることとしてもよい。具体的には、第1受付部404は、累計の購入金額が多いほど文字数の多い購入コメントを受け付けることとしてもよい。これにより、単価の高い商品についても宣伝することができる。また、不評の購入コメントである場合には、単価の高い商品についての購入を閲覧者130に躊躇させることができるため、閲覧者130に対して安心した購入を支援することができる。
なお、購入コメントは、購入者123からの自由な書き込みによるものに限らず、「満足」、「普通」、「不満」といったあらかじめ用意した選択肢の中から択一的に選択可能なものでもよいし、択一的なものと、自由な書き込みによるものとの併用としたものでもよい。
また、第1受付部404は、購入者123がクレジットカード124によって商品の購入手続をおこなった後に購入コメントを受け付ける。たとえば、カード会社110は、クレジットカード124によって購入手続をおこなった後に、購入者123ごとに、所定のサイトにクレジットカード124の利用明細を掲示する。購入者123が当該サイトにアクセスすることにより、第1受付部404は、購入者123から購入コメントを受け付ける。
たとえば、第1受付部404は、購入者123からのカード会社110への支払が完了した後に購入コメントを受け付けてもよい。これにより、たとえば、正規に支払が完了した所有者からの購入コメントを得ることができる。ただし、第1受付部404は、購入者123からのカード会社110への支払が完了する前に購入コメントを受け付けてもよい。
生成部402は、第1受付部404によって受け付けられた購入コメントを含むランキング情報を生成する。たとえば、あるランキングの商品を「A社の洗剤」とした場合、生成部402は、「A社の洗剤」の購入コメントを対応付けた「A社の洗剤」のランキング情報を生成する。これにより、カード会社サーバ111は、商品のランキングとともに、購入コメントについても閲覧者130に提示できる。
また、本実施の形態において、購入履歴は、商品の購入日時の情報を含む。また、購入コメントには、購入日時の情報が対応付けられることとする。たとえば、購入コメントの最後や最初に、購入日時の情報が対応付けられることとする。これにより、購入者123が商品を実際に購入したという事実を明確にすることができ、購入コメントの信憑性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、第2受付部405は、購入コメントに対する評価を閲覧者130から受け付けることとする。購入コメントに対する評価は、たとえば、購入コメントに対して賛同できるか否かを示す評価である。第2受付部405は、たとえば、購入コメントに対して賛同を示す「評価する」と、購入コメントに対して賛同しないことを示す「評価しない」とを含む複数の選択肢の中から択一的に受け付けることとする。ただし、購入コメントに対する評価は、択一的なものに限らず、閲覧者130が自由に書き込めるものを含んでもよい。
また、購入コメントには、第2受付部405によって受け付けられた評価が対応付けられることとする。たとえば、購入コメントの最後や最初に、購入コメントに対する評価が対応付けられることとする。これにより、たとえば、閲覧者130にとって購入コメントが適正なものであるか否かをチェックすることができる。
また、本実施の形態において、付与部407は、第1受付部404によって受け付けられた購入コメントに対応する購入者123に、所定の特典を付与することとする。所定の特典は、たとえば、カード会社110による各種サービスの提供に用いるポイントの還元であるが、これに限らず、物品や金券などであってもよい。また、付与部407は、条件に応じた利益度の特典を付与することとしてもよい。
たとえば、付与部407は、購入コメントの文字数に応じた利益度の特典を付与することとしてもよい。具体的には、付与部407は、文字数が多いほど、購入者123に高ポイントを付与することとしてもよい。これにより、カード会社サーバ111は、文字数の多い購入コメントの入力を促すことができる。
また、たとえば、付与部407は、購入コメントに対する閲覧者130からの評価に応じた特典を付与することとしてもよい。具体的には、たとえば、付与部407は、購入コメントに対する評価が高評価であるほど、購入者123に高ポイントを付与することとしてもよい。これにより、誠実なコメントや分析力のあるコメントなど、多数の閲覧者130から賛同を得られる購入コメントの場合に高ポイントを付与することができるため、購入コメントの質の向上を促すことができる。
また、たとえば、付与部407は、購入者123ごとの累計の購入コメントの数に応じた特典を付与することとしてもよい。具体的には、たとえば、付与部407は、購入者123ごとの累計の購入コメントの数が多いほど、購入者123に高ポイントを付与することとしてもよい。これにより、購入者123に購入コメントの入力を促すことができる。
また、たとえば、付与部407は、商品に対する購入コメントの数に応じた利益度の特典を付与することとしてもよい。具体的には、付与部407は、既に得られている全体の購入コメントの数が少ないときほど、購入者123に高ポイントを付与することとしてもよい。これにより、カード会社サーバ111は、購入コメントが得られていないものや、購入コメントの数が少ないものに対して、購入コメントの入力を促すことができ、購入コメントの数が少ない商品についての購入コメントの入力を促すことができる。
また、本実施の形態において、第3受付部406は、商品が購入された店舗120のコメント(店舗コメント)を受け付けることとする。店舗コメントは、たとえば、商品に関する店舗側のコメント(たとえば広告のコメント)や、購入コメントに対する店舗側のコメントを含む。
生成部402は、第3受付部406によって受け付けられた店舗コメントを含むランキング情報を生成する。たとえば、あるランキングの商品を「A社の洗剤」とした場合、生成部402は、「A社の洗剤」の店舗コメントを対応付けた「A社の洗剤」のランキング情報を生成する。これにより、カード会社サーバ111は、ランキングとともに、店舗コメントについても閲覧者130に提示できる。
また、第1受付部404は、商品を購入していない購入者123からもコメント(自由コメント)を受け付ける。商品を購入していない購入者123から受け付ける自由コメントは、購入者123が自由に書き込むコメントであり、たとえば、店舗120に対するコメントや、購入していない商品に対するコメントである。たとえば、自由コメントは、購入者123が、「商品がどこにあるのか分からず、商品を購入できなかった。」といったコメントである。
また、第3受付部406は、購入者123の商品の購入にかかわらず、店舗120からコメント(店舗告知コメント)を受け付ける。店舗告知コメントは、店舗120のスタッフが自由に書き込むコメントであり、たとえば、上述した自由コメントに応答するコメントや、店舗120の広告やフロア内の案内などのコメントである。
また、店舗告知コメントは、たとえば、店舗120において売れていない商品の紹介や売れていない商品のランキングの提示などでもよい。売れていない商品は、購入者123が商品自体を知らないことや、購入したくてもどこで販売されているのかわからないことがある。売れていない商品を紹介することにより、購入者123は、このような商品の購入の機会を得ることができる。
また、第2受付部405は、自由コメントに対しても、閲覧者130からの評価を受け付けることとしてもよい。これにより、購入者123による店舗120に対する誹謗や中傷などの無責任な内容の書き込みを抑制することができる。なお、仮に、自由コメントや購入コメントに対して無責任な内容の書き込みがあったとしても、カード会社サーバ111は、カード情報などから書き込みをおこなった購入者123を容易に特定することができるため、当該購入者123に対して以降の書き込みを制限するなどの制裁を加えることも可能である。
また、距離情報取得部408は、閲覧者端末131と各店舗120との間の距離を示す情報(以下「距離情報」という)を取得する。距離情報は、たとえば、各店舗120の位置情報と、閲覧者端末131の現在地の位置情報とを用いて算出される。距離情報取得部408は、各店舗120の位置情報と、閲覧者端末131の現在地の位置情報とを取得して、取得したこれらの情報から、距離情報を算出することにより、距離情報を取得することとしてもよい。また、距離情報取得部408は、他の装置において算出された距離情報を取得することとしてもよい。
出力制御部403は、距離情報取得部408によって取得された距離情報が示す距離に応じた態様でランキング情報を出力する。距離に応じた態様とは、距離に応じて出力される内容が異なることであり、具体的には、距離に応じて、出力されるランキングの範囲や、出力可能なコメントの種類が異なることや、金額の情報が含まれるか否かということである。
ここで、距離情報取得部408によって取得された距離情報が示す距離に応じて金額の情報が含まれるか否かということについて説明する。本実施の形態において、購入履歴は、商品の金額の情報を含む。出力制御部403は、距離情報取得部408によって取得された距離情報が示す距離に応じて、金額の情報を含むランキング情報を出力する。
具体的には、たとえば、出力制御部403は、距離情報取得部408によって取得された距離情報が示す距離が、所定の距離未満(たとえば500m)である場合には金額の情報を出力し、所定の距離以上である場合には金額の情報を出力しないこととする。これにより、本実施の形態にかかるランキング情報が、遠方の競合他社による金額の調査等に容易に用いられることを抑えることができる。
なお、詳細については、図7B〜図8Cを用いて後述するが、本実施の形態では、出力制御部403は、距離情報取得部408によって取得された距離情報が示す距離に応じて、4段階の態様でランキング情報を出力する。具体的には、たとえば、当該距離が、100m以下であるときと、100m〜500mのときと、500m〜2kmであるときと、2km以上であるときとで、それぞれ出力可能なランキング情報の態様が異なる。
(購入者端末122および閲覧者端末131の表示画面の一例)
つぎに、図5を用いて、購入者端末122および閲覧者端末131の表示画面の一例について説明する。図5は、カード会社110のホームページの表示画面の一例を示す説明図である。図5のホームページ画面500は、購入者端末122および閲覧者端末131に表示される、カード会社110のホームページ画面を示す。具体的には、ホームページ画面500には、ログインIDの入力欄501と、パスワードの入力欄502と、選択項目511〜513とを表示されている。購入者端末122や閲覧者端末131を操作するユーザ(購入者123や閲覧者130)が入力欄501,502へ情報を入力して、認証に成功すると、ログインすることができ、これにより、選択項目511〜513の選択が可能となる。
ユーザにより選択項目511が選択されると、所定期間(たとえば前月度)のクレジットカード124の利用明細が表示される(図6A参照)。また、ユーザにより選択項目512が選択されると、カード会社110による人気ランキングが表示される(図7A参照)。また、ユーザにより選択項目513が選択されると、クレジットカード124の利用において還元されたポイントを商品等に交換することが可能な画面が表示される。
(購入者端末122に表示される表示画面の一例)
つぎに、図6A〜図6Cを用いて、購入者端末122に表示される表示画面の一例を説明する。図6Aは、クレジットカード124の利用明細画面の一例を示す説明図である。図6Aの利用明細画面600には、ユーザ情報601と、購入履歴610と、催促通知620とが表示されている。
ユーザ情報601は、ログインIDと、ポイント数(330Pt)とを示す。ログインIDは、購入者端末122を操作する購入者123のログインID「hide」を示す。ポイント数は、購入者123が現在までに獲得したポイント数の累計を示す。
また、購入履歴610は、所定期間内(たとえば前月度)において、クレジットカード124により購入した履歴(利用明細)を示す。たとえば、○○薬局において、¥○○○○分の金額の商品を購入した旨が表示されている。また、購入履歴610は、商品項目611〜613を含む。
商品項目611〜613は、購入した商品の内訳を示す。催促通知620は、購入コメントの入力を促す旨や、ポイントが付与される旨や、「A社の洗剤」については全体として購入コメントの数が少ないため高ポイントが付与される旨が示されている。商品項目611〜613のうち、購入者123がいずれかを選択すると、購入コメントの入力を受け付ける画面に遷移する。たとえば、購入者123が商品項目611を選択したとすると、図6Bの購入コメント受付画面630に移行する。
図6Bは、購入者123から購入コメントの入力を受け付ける画面の一例を示す説明図である。図6Bの購入コメント受付画面630には、ユーザ情報601と、購入履歴631と、購入コメント入力欄632と、付与ポイント表示633と、完了ボタン634と、自由コメント書込ボタン635と、が表示されている。
購入履歴631は、○○薬局において「A社の洗剤」を購入した日時と、○○薬局において「A社の洗剤」を購入した累計の回数とを示す。購入コメント入力欄632は、購入者123から商品「A社の洗剤」に対する購入コメントの入力を受け付ける。購入者123は、購入コメント入力欄632に、「A社の洗剤」についての感想を書き込むことができる。付与ポイント表示633は、今回の購入コメントの入力により、購入者123に付与されるポイント数を示す。付与ポイント表示633により、購入者123に購入コメントの入力を促すことができる。
完了ボタン634は、購入者123によって選択されることにより、購入コメントの入力の完了を受け付ける。購入コメント受付画面630において、購入者123が完了ボタン634を選択すると、カード会社サーバ111は、入力された購入コメントを、購入日時等の購入履歴(購入履歴ID)と対応付けて記憶する(図3Fの購入コメントDB117参照)。
自由コメント書込ボタン635は、購入者123によって選択されると、自由コメントの入力を受け付ける。購入コメント受付画面630において、購入者123が自由コメント書込ボタン635を選択したとすると、図6Cの自由コメント受付画面640に移行する。
図6Cは、購入者123から自由コメントの入力を受け付ける自由コメント受付画面の一例を示す説明図である。図6Cの自由コメント受付画面640には、自由コメント入力欄641と、付与ポイント表示642と、完了ボタン643とが表示されている。
自由コメント入力欄641は、購入者123から自由コメントの入力を受け付ける。購入者123は、自由コメント入力欄641に、購入した商品には関係ないことも書き込むことができ、たとえば、○○薬局に対する意見などを書き込むことができる。付与ポイント表示642は、今回の自由コメントの入力により、購入者123に付与されるポイント数を示す。付与ポイント表示642により、購入者123に自由コメントの入力を促すことができる。
完了ボタン643は、購入者123によって選択されることにより、自由コメントの入力の完了を受け付ける。自由コメント受付画面640において、購入者123が完了ボタン643を選択すると、カード会社サーバ111は、入力された自由コメントを、店舗情報(店舗ID)と対応付けて記憶する(図3Gの自由コメントDB118参照)。
(閲覧者端末131に表示される表示画面の一例)
つぎに、図7Aを用いて、閲覧者端末131に表示される表示画面の一例を説明する。図7Aは、カード会社110による各店舗120内における人気ランキングのホーム画面を示す説明図である。ホーム画面700には、ユーザ情報701と、選択項目702〜704とが表示されている。
ユーザ情報701は、ログインIDと、ポイント数(112Pt)とを示す。ログインIDは、閲覧者端末131を操作する閲覧者130のログインID「nobu」を示す。ポイント数は、閲覧者130が現在までに獲得したポイント数の累計を示す。
選択項目702〜704は、閲覧者130によって選択されることにより、ジャンルやエリアや店名などの検索方法の指定を受け付ける。閲覧者130は、選択項目702〜704のいずれかを選択して、所定の操作をおこなうことにより、所望の店舗120を指定することができる。
たとえば、所定の店舗120として薬局○○のランキング情報を表示させた場合について、図7B〜図7Eを用いて、以下に説明する。具体的には、閲覧者端末131と薬局○○との距離に応じて表示態様が異なる点について説明する。なお、ここでは、閲覧者130の手動操作によって、薬局○○のランキング情報の表示画面を表示したこととする。ただし、あらかじめジャンルや店名などを登録しておき、登録した対象と閲覧者端末131との距離が所定距離(たとえば2km以内)になった場合に、自動で登録した対象の画面(たとえば図7Cの遠距離画面720)を表示させることとしてもよい。
図7B〜図7Eを用いて、閲覧者端末131に表示される、店舗120との距離に応じたランキング画面について説明する。図7Bは、ランキング情報の距離制限画面の一例を示す説明図である。図7Bの距離制限画面710は、ユーザ情報701と、画面説明711と、商品712〜714と、を示す。
画面説明711は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が2km以上離れている旨を示す。なお、距離制限画面710は、距離による制限を最も受けている画面を示し、全国のどこからでも閲覧することの可能な画面である。
また、画面説明711は、各商品712〜714の購入コメントなどの詳細表示がされない旨を示す。距離制限画面710において、ランキングに示す商品712〜714のそれぞれを閲覧者130が選択することが不可能となっている。また、画面説明711は、商品712〜714の各金額についても非表示であることを示す。
また、画面説明711は、薬局○○において販売される商品のうち、上位1〜5位について表示することが可能であることを示す。たとえば、閲覧者130が画面をスクロールさせることにより、距離制限画面710に表示されていない上位4,5位の商品についても表示させることが可能である。
図7Cは、ランキング情報の遠距離画面の一例を示す説明図である。図7Cの遠距離画面720は、画面説明721と、ユーザ情報701と、商品712〜714と、を示す。画面説明721は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が500m以上であり且つ2km未満である旨を示す。
画面説明721は、ランキングに示す商品712〜714のそれぞれを閲覧者130が選択することが可能な旨を示す。商品712〜714のうちいずれかが選択されると、選択された商品712〜714が詳細表示される。遠距離画面720において、商品712が選択された場合の詳細表示画面については図8Aを用いて後述する。
また、画面説明721は、商品712〜714の各金額については非表示であることを示す。また、画面説明721は、薬局○○において販売される商品のうち、上位1〜10位について表示することが可能であることを示す。たとえば、閲覧者130が画面をスクロールさせることにより、遠距離画面720に表示されていない上位4〜10位の商品についても表示させることが可能である。
図7Dは、ランキング情報の中距離画面の一例を示す説明図である。図7Dの中距離画面730は、画面説明731と、ユーザ情報701と、商品712〜714と、を示す。画面説明731は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が100m以上であり且つ500m未満である旨を示す。
画面説明731は、ランキングに示す商品712〜714のそれぞれを閲覧者130が選択することが可能な旨を示す。商品712〜714のうちいずれかが選択されると、選択された商品712〜714が詳細表示される。中距離画面730において、商品712が選択された場合の詳細表示画面については図8Bを用いて後述する。
また、画面説明731は、商品712〜714の各金額も表示されている旨を示す。また、画面説明731は、薬局○○において販売される商品のうち、上位1〜20位について表示することが可能であることを示す。たとえば、閲覧者130が画面をスクロールさせることにより、中距離画面730に表示されていない上位4〜20位の商品についても表示させることが可能である。
図7Eは、ランキング情報の近距離画面の一例を示す説明図である。図7Eの近距離画面740は、画面説明741と、自由コメントボタン742と、ユーザ情報701と、商品712〜714と、を示す。画面説明741は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が100m未満である旨を示す。
画面説明741は、ランキングに示す商品712〜714のそれぞれを閲覧者130が選択することが可能な旨を示す。商品712〜714のうちいずれかが選択されると、選択された商品712〜714が詳細表示される。近距離画面740において、商品712が選択された場合の詳細表示画面については図8Cを用いて後述する。
また、画面説明741は、商品712〜714の各金額も表示されている旨を示す。また、画面説明741は、薬局○○において販売される商品のうち、上位1〜100位について表示することが可能であることを示す。たとえば、閲覧者130が画面をスクロールさせることにより、近距離画面740に表示されていない上位4〜100位の商品についても表示させることが可能である。
また、自由コメントボタン742は、薬局○○に対する購入者123の自由コメントを閲覧するためのボタンである。これにより、近距離に位置する閲覧者130に対して、より有益な情報を提供することができる。閲覧者130により、自由コメントボタン742が選択されると、図10に示す画面に移行する。
つぎに、図8A〜図8Cを用いて、閲覧者端末131に表示される、店舗120との距離に応じた詳細表示画面について説明する。図8Aは、遠距離詳細画面の一例を示す説明図である。図8Aの遠距離詳細画面800は、薬局○○における「A社の洗剤」の遠距離の詳細画面を示す。具体的には、遠距離詳細画面800は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が500m以上であり且つ2km未満の場合の詳細画面を示す。
遠距離詳細画面800は、金額情報801と、店舗コメント802と、購入コメント803と、評価情報804と、購入履歴805とを示す。金額情報801は、「A社の洗剤」の金額を示し、遠距離詳細画面800においては非表示である。店舗コメント802は、「A社の洗剤」について店舗120のスタッフが書き込んだコメントである。
購入コメント803は、「A社の洗剤」について購入者123が書き込んだコメントを示す(図6B参照)。たとえば、店舗コメント802と購入コメント803とは対応しており、具体的には、購入コメント803への書き込みがあると、これに対して店舗側が店舗コメント802の書き込みが可能となっている。評価情報804は、不特定多数の閲覧者130から購入コメント803に対して賛同するか否かを示す。
購入履歴805は、購入者123が「A社の洗剤」を購入した日時、薬局○○において「A社の洗剤」を購入した累計の購入回数、40代男性を示す属性情報、ログインIDを示す。他の購入者123の購入コメント2についても、同様に、閲覧可能となっている。
図8Bは、中距離詳細画面の一例を示す説明図である。図8Bの中距離詳細画面810は、薬局○○における「A社の洗剤」の中距離の詳細画面を示す。具体的には、中距離詳細画面810は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が100m以上であり且つ500m未満の場合の詳細画面を示す。
中距離詳細画面810は、図8Aに示した遠距離詳細画面800と比較して、金額情報801において、「A社の洗剤」の金額が表示されている点が異なる。このように、本実施の形態では、閲覧者端末131と薬局○○との距離が500m未満になると、金額が表示される。これにより、本実施の形態にかかるランキング情報が、競合他社の金額の調査に容易に用いられることを抑え、購入する可能性のある閲覧者130に金額の情報を提示することができる。
図8Cは、近距離詳細画面の一例を示す説明図である。図8Cの近距離詳細画面820は、薬局○○における「A社の洗剤」の近距離の詳細画面を示す。具体的には、近距離詳細画面820は、閲覧者端末131と薬局○○との距離が100m未満の場合の詳細画面を示す。
近距離詳細画面820は、図8Bに示した中距離詳細画面810と比較して、他の購入コメントボタン821と、自由コメントボタン742とが表示されている点が異なる。他の購入コメントボタン821は、購入履歴805のログインID「hide」に対応する購入者123の他の購入コメントを閲覧するためのボタンである。自由コメントボタン742は、購入履歴805のログインID「hide」に対応する購入者123の自由コメントを閲覧するためのボタンである。これにより、近距離に位置する閲覧者130に対して、より有益な情報を提供することができる。
閲覧者130により、他の購入コメントボタン821が選択されると、図9に示す画面に移行する。また、閲覧者130により、自由コメントボタン742が選択されると、図10に示す画面に移行する。
つぎに、図9は、購入者123の他の購入コメントの画面の一例を示す説明図である。図9の他の購入コメント画面900は、購入履歴901と、購入コメント902と、評価情報903と、店舗コメント904と、全購入コメント数905と、戻るボタン910と、自由コメントボタン742とを示す。購入履歴901は、購入者123が「B社のティッシュ」を購入した日時、薬局○○において「B社のティッシュ」を購入した累計の購入回数を示す。
購入コメント902は、「B社のティッシュ」について購入者123が書き込んだコメントを示す。評価情報903は、不特定多数の閲覧者130から購入コメント902に対して賛同するか否かを示す。店舗コメント904は、購入コメント902に対応して、「B社のティッシュ」について店舗120のスタッフが書き込んだコメントである。全購入コメント数905は、ログインID「hide」に対応する購入者123が入力した全購入コメントの数を示し、図9においては「41」の購入コメントを入力したことを示す。なお、閲覧者130が画面を操作することにより、他の全ての購入コメントについても閲覧することが可能となっている。
戻るボタン910は、近距離詳細画面820(図8C参照)に戻るためのボタンである。他の購入コメント画面900において、閲覧者130が戻るボタン910を選択したとすると、図8Cの近距離詳細画面820に戻る。また、閲覧者130により、自由コメントボタン742が選択されると、図10に示す画面に移行する。
つぎに、図10を用いて、閲覧者端末131に表示される、自由コメント画面について説明する。図10は、自由コメント画面の一例を示す説明図である。図10の自由コメント画面1000は、店舗告知コメント1001と、自由コメント1002と、購入履歴1003と、評価情報1004と、戻るボタン1010と、を示す。
店舗告知コメント1001は、店舗120の広告や案内について店舗120のスタッフが書き込んだコメントである。これにより、店舗120は、ホームページなどを立ち上げなくても、本サイトにおいて、宣伝広告活動をおこなうことができる。特に、小規模店舗など、ホームページを作成することが困難な店舗に有効である。
自由コメント1002は、たとえば、購入した商品とは関係ないコメントを示し、たとえば、薬局○○に対する購入者123の自由コメントを示す(図6C参照)。購入履歴1003は、購入者123が「A社の洗剤」を購入した日時、薬局○○において「A社の洗剤」を購入した累計の購入回数、40代男性を示す属性情報、ログインIDを示す。また、評価情報1004は、ログインIDが示す購入者123に対する累計の評価を示し、具体的には、購入者123が書き込んだ購入コメントについての全ての評価の累計値を示す。
また、戻るボタン1010は、近距離詳細画面820(図8C参照)または他の購入コメント画面900(図9参照)の元の画面に戻るためのボタンである。自由コメント画面1000において、閲覧者130が戻るボタン1010を選択すると、元の画面に戻る。
(カード会社サーバ111がおこなうランキング情報生成処理手順の一例)
つぎに、図11〜図13を用いて、カード会社サーバ111がおこなう各種処理手順の一例について説明する。図11は、カード会社サーバ111がおこなうランキング情報生成処理手順の一例を示すフローチャートである。
図11において、カード会社サーバ111は、購入者123がクレジットカード124により商品を購入したか否かを判断する(ステップS1101)。カード会社サーバ111は、購入者123がクレジットカード124により商品を購入するまで待つ(ステップS1101:No)。カード会社サーバ111は、購入者123がクレジットカード124により商品を購入すると(ステップS1101:Yes)、購入者123が商品を購入した店舗120を特定する(ステップS1102)。そして、カード会社サーバ111は、商品を特定する(ステップS1103)。
つぎに、カード会社サーバ111は、ランキング情報DB113(図3B)において、商品を購入した数量分を商品の販売数量に加算する(ステップS1104)。そして、カード会社サーバ111は、店舗120内における商品のランキングを集計してランキング情報を生成し(ステップS1105)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
上述した処理により、カード会社サーバ111は、クレジットカード124による購入履歴から、購入した店舗120や購入した商品を特定して、店舗120ごとに店舗120内における商品のランキング情報を生成することができる。
(カード会社サーバ111がおこなうコメント受付処理手順の一例)
図12は、カード会社サーバ111がおこなうコメント受付処理手順の一例を示すフローチャートである。図12において、カード会社サーバ111は、購入者端末122に対する利用明細の表示中であるか否かを判断する(ステップS1201)。利用明細は、具体的には、たとえば、図6Aに示した利用明細画面600である。なお、ステップS1201の処理の前に、購入者123がカード会社110のホームページ画面500(図5参照)からログインし、また、購入者端末122から利用明細の閲覧要求(図5の選択項目511の選択)があることを前提とする。
カード会社サーバ111は、購入者端末122に対する利用明細の表示中となるまで待機する(ステップS1201:No)。カード会社サーバ111は、購入者端末122に対する利用明細の表示中となると(ステップS1201:Yes)、購入コメントの入力があるか否かを判断する(ステップS1202)。購入コメントの入力は、購入コメントの入力の対象となる商品(図6Aの商品項目611〜613のいずれか)が選択されることによっておこなわれる。
カード会社サーバ111は、購入コメントの入力がある場合(ステップS1202:Yes)、購入コメントの入力を受け付ける(ステップS1203)。購入コメントの入力を受け付ける画面は、たとえば、図6Bに示した購入コメント受付画面630である。
そして、カード会社サーバ111は、購入コメントの入力が完了したか否かを判断する(ステップS1204)。カード会社サーバ111は、購入コメントの入力が完了しない場合(ステップS1204:No)、ステップS1203に戻る。カード会社サーバ111は、購入コメントの入力が完了した場合(ステップS1204:Yes)、具体的には、購入コメント受付画面630(図6B参照)において完了ボタン634が選択された場合、図3Fの購入コメントDB117に示したように、購入コメントを購入履歴(購入履歴ID)に対応付けて記憶する(ステップS1205)。
そして、カード会社サーバ111は、他の画面への移行操作やログアウトの操作を受け付けるといった、終了操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1206)。カード会社サーバ111は、終了操作を受け付けない場合(ステップS1206:No)、ステップS1202に移行する。カード会社サーバ111は、終了操作を受け付けた場合(ステップS1206:Yes)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
ステップS1202において、カード会社サーバ111は、購入コメントの入力がない場合(ステップS1202:No)、自由コメントの入力があるか否かを判断する(ステップS1207)。自由コメントの入力は、図6Bの自由コメント書込ボタン635が選択されることによっておこなわれる。カード会社サーバ111は、自由コメントの入力がない場合(ステップS1207:No)、ステップS1206に移行する。
カード会社サーバ111は、自由コメントの入力がある場合(ステップS1207:Yes)、自由コメントの入力を受け付ける(ステップS1208)。自由コメントの入力を受け付ける画面は、たとえば、図6Cに示した自由コメント受付画面640である。
そして、カード会社サーバ111は、自由コメントの入力が完了したか否かを判断する(ステップS1209)。カード会社サーバ111は、自由コメントの入力が完了しない場合(ステップS1209:No)、ステップS1208に戻る。カード会社サーバ111は、自由コメントの入力が完了した場合(ステップS1209:Yes)、具体的には、自由コメント受付画面640(図6C参照)において完了ボタン643が選択された場合、図3Gの自由コメントDB118に示したように、自由コメントを店舗情報(店舗ID)に対応付けて記憶する(ステップS1210)、ステップS1206に移行する。
上述した処理により、カード会社サーバ111は、購入者123から受け付けた購入コメントを購入履歴(購入履歴ID)と対応付けて記憶することができるとともに、購入者123から受け付けた自由コメントを店舗情報(店舗ID)と対応付けて記憶することができる。
なお、フローチャートによる説明を省略するが、店舗120(店舗端末121)からも、購入者123の購入コメントに対する店舗コメントの入力を受け付けることや(図3Fの購入コメントDB117参照)、店舗120の広告やお知らせなどの店舗告知コメントの入力を受け付けること(図3Aの店舗情報DB112参照)も可能である。
(カード会社サーバ111がおこなうランキング表示処理手順の一例)
図13は、カード会社サーバ111がおこなうランキング表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図13において、カード会社サーバ111は、閲覧者端末131からランキングの閲覧要求(図5の選択項目512の選択)があるか否かを判断する(ステップS1301)。なお、ステップS1301の処理の前に、閲覧者130がカード会社110のホームページ画面500(図5参照)からログインすることを前提とする。
カード会社サーバ111は、閲覧者端末131からランキングの閲覧要求があるまで待機する(ステップS1301:No)。カード会社サーバ111は、閲覧者端末131からランキングの閲覧要求があると(ステップS1301:Yes)、閲覧者端末131の位置情報を取得する(ステップS1302)。そして、カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から2km以上離れているか否かを判断する(ステップS1303)。
カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から2km以上離れている場合(ステップS1303:Yes)、対象の店舗120の距離制限画面710(図7B参照)を表示し(ステップS1304)、ステップS1310に移行する。なお、距離制限画面710では、1〜5位までのランキングの表示が可能であり、購入コメントなどの詳細表示や金額の表示がされない。
そして、カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から2km以上離れていない場合(ステップS1303:No)、閲覧者端末131が対象の店舗120から500m以上離れているか否かを判断する(ステップS1305)。
カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から500m以上離れている場合(ステップS1305:Yes)、対象の店舗120の遠距離画面720(図7C参照)を表示し(ステップS1306)、ステップS1310に移行する。なお、遠距離画面720では、1〜10位までのランキングの表示が可能であり、購入コメントなどが詳細に表示される遠距離詳細画面800(図8A)が表示可能であるが、金額の表示はされず自由コメントも表示されない。
そして、カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から500m以上離れていない場合(ステップS1305:No)、閲覧者端末131が対象の店舗120から100m以上離れているか否かを判断する(ステップS1307)。
カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から100m以上離れている場合(ステップS1307:Yes)、対象の店舗120の中距離画面730(図7D参照)を表示し(ステップS1308)、ステップS1310に移行する。なお、中距離画面730では、1〜20位までのランキングの表示が可能であり、購入コメントなどが詳細に表示される中距離詳細画面810(図8B)や金額の表示もされるが、自由コメントが表示されない。
そして、カード会社サーバ111は、閲覧者端末131が対象の店舗120から100m以上離れていない場合(ステップS1307:No)、対象の店舗120の近距離画面(図7Eの近距離画面740参照)を表示し(ステップS1309)、閲覧終了か否かを判断する(ステップS1310)。なお、近距離画面では、1〜100位までのランキングの表示が可能であり、購入コメントなどが詳細に表示される近距離詳細画面820(図8C)や金額の表示もされるほか、他の購入コメント画面900(図9参照)や自由コメント画面1000(図10参照)も含めて全てが表示可能となる。
カード会社サーバ111は、閲覧終了ではない場合(ステップS1310:No)、ステップS1302へ移行する。カード会社サーバ111は、閲覧終了である場合(ステップS1310:Yes)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
上述した処理により、カード会社サーバ111は、閲覧対象の店舗120と閲覧者端末131との距離に応じた態様でランキング情報を表示することができる。具体的には、閲覧者端末131が閲覧対象の店舗120に近距離であるほど、すなわち、来店する可能性が高いほど、閲覧者130に有益な情報を提示することができる。これにより、閲覧者130に店舗120への来店を促すことができる。
以上説明したように、本実施の形態にかかるカード会社サーバ111は、店舗120において購入者123がクレジットカード124によって購入した商品の購入履歴に基づいて、各店舗120の店舗120内における商品のランキング情報を生成し、生成したランキング情報を閲覧者端末131に出力することとした。
これにより、本実施の形態によれば、商品の販売に関与しない第三者機関であるカード会社110によりランキング情報の信憑性を担保することができる。したがって、広告活動をおこなわない小規模店舗や、馴染みのない土地の店舗や、入ったことのない店舗についても、信憑性の高いランキング情報を閲覧者130に提示することができる。このため、閲覧者130は、馴染みのない店舗でも、購入後に後悔するといった、いわゆる買い物における失敗を抑えることができ、安心して商品を購入することができる。
また、本実施の形態では、購入者123から受け付けた購入コメントを含むランキング情報を生成することとした。これにより、商品を購入したことが保証された購入者123から当該商品の感想を得ることができる。したがって、ヤラセなどによる偏った意見の購入コメントを抑えることができ、信憑性の高い購入コメントを得ることができる。このため、閲覧者130が安心して商品を購入することを支援することができる。
また、本実施の形態では、購入コメントには商品の購入日時の情報が対応付けられることとした。これにより、購入者123が商品を実際に購入したという事実を明確にすることができ、購入コメントの信憑性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、購入コメントには、閲覧者130から受け付けた購入コメントに対する評価が対応付けられることとした。これにより、閲覧者130が、購入コメントが適正なものであるか否かをチェックすることができる。したがって、購入者123に、購入コメントの質の向上を促すことができ、誹謗や中傷などの無責任な内容の購入コメントを抑えることができる。
また、本実施の形態では、カード会社サーバ111は、購入コメントを入力した購入者123に所定の特典を付与することとした。これにより、購入者123に購入コメントの入力を促すことができ、より多くの購入コメントを収集することができる。したがって、閲覧者130は、多くの購入コメントを参考にして商品を購入することができる。
また、本実施の形態では、カード会社サーバ111は、商品が購入された店舗120のコメント(図8Aの店舗コメント802参照)を含むランキング情報を生成することとした。これにより、購入コメントに対して、店舗側からの意見も開示することができる。たとえば、購入者123の一方的な不平や不満等に対して、店舗側の言い分も開示することができる。したがって、公平性のあるランキング情報を提示することができ、閲覧者130が安心して商品を購入することを支援することができる。
また、図7B、図7C、図7D、および図7Eに示したランキング情報を表示する各画面710〜740は、閲覧者端末131に表示されることに限られるものではない。ランキング情報を表示する各画面710〜740は、たとえば、図示しない店舗端末に共有して表示されることとしてもよい。この店舗端末は、ランキング情報を表示する機能と、店舗120のコメントを編集する機能とを備えることとしてもよい。
これにより、店舗120のスタッフが、閲覧者130が閲覧する画面を確認したり、店舗120のコメントを編集したりすることができる。そして、これによって、閲覧者130に有効な情報を閲覧させることができるため、閲覧者130の来店を促進させることができる。
また、共有して表示されるランキングの商品ごとに、店舗120のコメントをスタッフが編集できるようにしてもよい。これにより、ランキング表示された商品に対するコメント内容を状況に合わせて的確なものとすることができ、具体的には、例えば、ランキング表示された商品がタイムセール中であれば、タイムセール中にその旨を書き込むことができる。
一方で、ランキング表示されていない商品については、ランキング表示されている商品に比べて、閲覧者130が閲覧する可能性が低いことが想定される。このため、ランキング表示されていない商品については、店舗120のコメントを編集できないこととしてもよい。あるいは、ランキング表示されていない商品についても、ランキング表示された商品と同様に、各店舗120のコメントをスタッフが編集できることとしてもよい。
また、本実施の形態では、カード会社サーバ111は、店舗告知コメント1001(図10参照)についても表示可能とした。これにより、店舗120は、カード会社サーバ111のサイトにおいて、宣伝広告活動をおこなうことができる。特に、小規模店舗など、ホームページを有さない店舗でも、容易に広告情報等の店舗120の情報を発信することができる。このため、クレジットカード124の取扱店となることによる利点を増やすことができ、新規にクレジットカード124の取扱店となる店舗120を獲得することができる。
また、本実施の形態では、閲覧者130と各店舗120との間の距離に応じた態様でランキング情報を出力することとした。したがって、たとえば、閲覧者端末131が閲覧対象の店舗120に近距離であるほど、すなわち、来店する可能性が高いほど、閲覧者130に、店舗120に関する有益な情報を提示することができる。これにより、閲覧者130に店舗120への来店を促すことができる。
また、本実施の形態では、閲覧者130と各店舗120との間の距離に応じて、商品の金額の情報を含むランキング情報を出力することとした。したがって、近距離に位置する閲覧者130に対して、より有益な情報を提供することができ、来店を促すことができる。また、本実施の形態にかかるランキング情報が、遠方の競合他社による金額の調査等に容易に用いられることを抑えることができる。
また、この発明の情報処理装置を、カード会社110のカード会社サーバ111に適用した場合について説明したが、これに限らない。たとえば、クレジットカード124のAPI(Application Programming Interface)を用いて、異業種間でも各種情報を共有することが可能となる場合には、カード会社110以外の他のサーバ(たとえば銀行のサーバや保険会社のサーバ)によっても、この発明の情報処理装置を実現することも可能である。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。
情報処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶され、コンピュータによって記憶媒体から読み出されることによって実行される。また、情報処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。