JP2019047655A - 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法 - Google Patents

電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019047655A
JP2019047655A JP2017169589A JP2017169589A JP2019047655A JP 2019047655 A JP2019047655 A JP 2019047655A JP 2017169589 A JP2017169589 A JP 2017169589A JP 2017169589 A JP2017169589 A JP 2017169589A JP 2019047655 A JP2019047655 A JP 2019047655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
input
terminal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017169589A
Other languages
English (en)
Inventor
裕樹 松田
Hiroki Matsuda
裕樹 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2017169589A priority Critical patent/JP2019047655A/ja
Publication of JP2019047655A publication Critical patent/JP2019047655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】絶縁型直流電源装置を構成する制御用半導体装置において、必要最小限の回路の動作を保証しつつ待機時の低消費電力を低減する。【解決手段】整流前の交流電圧が入力される高圧入力起動端子の電圧を監視する高圧入力監視回路と、外部からの指令信号を受信可能な受信素子が接続される第2電源端子と、受信素子と直列に接続され該受信素子に流れる電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段が接続される指令入力端子と、高圧入力起動端子と第1電源端子との間に設けられた第1電源ラインおよび該第1電源ライン上に設けられた第1スイッチ手段と、高圧入力起動端子と第2電源端子との間に設けられた第2電源ラインおよび該第2電源ライン上に設けられた第2スイッチ手段と、第2電源ラインと接地点との間に接続されたツェナーダイオードと、指令入力端子の電圧と所定の電圧値とを比較して入力の有無を検出する検出回路とを備えるようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、電源制御用半導体装置に関し、特に電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置を構成する一次側制御用半導体装置に利用して有効な技術に関する。
直流電源装置には、交流電源を整流するダイオード・ブリッジ回路と、該回路で整流された直流電圧を降圧して所望の電位の直流電圧に変換するDC−DCコンバータなどで構成された絶縁型AC−DCコンバータがある。かかるAC−DCコンバータとしては、例えば電圧変換用トランスの一次側巻線と直列に接続されたスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)制御方式やPFM(パルス周波数変調)制御方式等でオン、オフ駆動して一次側巻線に流れる電流を制御して、二次側巻線に誘起される電圧を制御するようにしたスイッチング電源装置が知られている。
また、スイッチング制御方式のAC−DCコンバータには、補助巻線を備えたトランスを使用し、一次側巻線に間欠的に電流を流した際に補助巻線に誘起される電圧を整流、平滑した電圧を、電源制御回路(一次側制御IC)に電源電圧として供給し、制御ICには内部回路に適したレベルの動作電圧を生成する内部電源回路(レギュレータ)を内蔵するように構成されているものがある(特許文献1参照)。かかるAC−DCコンバータはパソコン周辺機器や家庭用電気製品に広く使用されている。
特開2014−082831号公報 特開2016−158399号公報 国際公開第2014/006838号 国際公開第2014/129126号
プリンタのようなパソコン周辺機器や家庭用電気製品には、使用する場合にのみ電源スイッチをオンにし、使用後にはACプラグをコンセントに接続した状態のまま電源スイッチをオフするというような使われ方をするものがある。かかる電子機器に内蔵されている電源装置としてのAC−DCコンバータは、ACプラグがコンセントに接続されている限り、ある一定の動作を継続するため、待機時において如何にして消費電力を低減できるかどうかが課題となる。なお、AC−DCコンバータの待機時消費電力は、一次側制御ICの消費電流が占める割合が極めて高いことが知られている。
そこで、本発明者は、2個の内部電源回路(レギュレータ)を内蔵させ、2個の内部電源回路のうち一方の内部電源回路は常に動作状態にさせると共に、他方の内部電源回路はフィードバック電圧監視回路から出力される停止制御信号に応じて動作を停止可能に構成した待機モードを有する一次側制御ICに関する発明をなし先に出願した(特許文献2参照)。また、電源制御回路には、軽負荷時に一時的に内部回路の動作を停止させてドライバから出力されるスイッチング制御信号をローレベルに固定するバーストモードと呼ばれる動作を行うように構成されているものがある。
しかしながら、特許文献2に記載の一次側制御ICにおいては、待機モードの際に、上記一方の内部電源回路の他に、ICを起動させるための回路、起動を制御するための回路、ノーマルモードノイズを減衰するためAC端子間に接続されているXコンデンサの放電回路、基準電圧回路、バイアス回路を動作させているので、待機時の低消費電力化が充分でないという課題があった。
なお、外部からの指令でオフモードへ移行する機能を有するスイッチング電源装置や待機時(スタンバイ時)にオフモードへの移行を遅らせるオフモード遅延回路を備えたスイッチング電源装置に関する発明としては、例えば特許文献3や4に記載されているものがある。ただし、これらの特許文献には、オフモードにおいて動作させる回路やそれらの回路への電源の供給の仕方については開示されていない。
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、絶縁型直流電源装置を構成する制御用半導体装置において、必要最小限の回路の動作を保証しつつ、待機時の消費電力を大幅に低減することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、
電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と、前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号とが入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置であって、
AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジで整流された後の電圧が入力される高圧入力起動端子と、
前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される第1電源端子と、
外部からの指令信号を受信可能な受信素子が接続される第2電源端子と、
前記受信素子と直列に接続され該受信素子に流れる電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段が接続される指令入力端子と、
前記高圧入力起動端子と前記第1電源端子との間に設けられた第1電源ラインおよび該第1電源ライン上に設けられた第1スイッチ手段と、
前記高圧入力起動端子と前記第2電源端子との間に設けられた第2電源ラインおよび該第2電源ライン上に設けられた第2スイッチ手段と、
前記第2電源ラインと接地点との間に接続されたツェナーダイオードと、
前記第2電源ラインに接続されたバイアス回路と、
前記バイアス回路に接続され前記指令入力端子の電圧と所定の電圧値とを比較して入力の有無を検出する検出回路と、
を備える。
そして、所定の条件下で、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を下回っていることを検出した場合に前記第1スイッチ手段がオン、前記第2スイッチ手段がオフにされ、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に前記第1スイッチ手段がオフ、前記第2スイッチ手段がオンにされるように構成した。
上記した構成によれば、外部からの指令信号を受信可能な受信素子が接続される第2電源端子と、高圧入力起動端子と第2電源端子との間に設けられた第2電源ラインおよび第2スイッチ手段と、第2電源ラインと接地点との間に接続されたツェナーダイオードとを備え、検出回路が指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に第1スイッチ手段がオフ、第2スイッチ手段がオンされるため、外部からの指令信号に応じて内部電源回路を停止させるとともに、ツェナーダイオードが電源手段として機能して、第2電源ラインに接続されたバイアス回路と検出回路が動作可能にされるため、必要最小限の回路のみが動作するオフモードへ移行することができ、待機時の消費電力を大幅に低減することができる。
ここで、望ましくは、前記第1電源ラインに接続された内部電源回路と、
前記ツェナーダイオードと前記第2電源端子間(第2電源ライン上)に設けられた第3スイッチ手段と、
前記内部電源回路により生成された内部電圧を前記第2電源ラインに供給するための第4スイッチ手段と、
を備え、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を下回っていることを検出した場合に前記第3スイッチ手段がオフ、前記第4スイッチ手段がオンされ、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に前記第3スイッチ手段がオン、前記第4スイッチ手段がオフされるように構成する。
かかる構成によれば、オフモード時はバイアス回路と検出回路をツェナーダイオードで生成される電源電圧によって動作させる為、通常動作モード時において必要となるIC全ての回路ブロックを動作させるための基準電圧回路、内部電源回路、バイアス回路等は全て停止することができ、オフモード時の消費電力を大幅に低減することが可能になる。
また、望ましくは、前記検出回路が前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に、前記検出回路の出力信号に基づいて前記内部電源回路の動作が停止されるように構成する。
このように構成することにより、オフモードでは内部電源回路の動作を速やかに停止させることができ、それによって無駄な消費電力を減らすことができる。
さらに、望ましくは、前記第4スイッチ手段は電界効果トランジスタにより形成され、該第4スイッチ手段に対応して、前記内部電圧より前記ツェナー電圧が高い場合に、前記第3電源ラインにおいて第2電源端子から内部電源回路に向けて電流が逆流することを防止するためのバックゲート制御回路を設けるようにする。
これにより、第4スイッチ手段としての電界効果トランジスタの寄生ダイオードを通し逆向きの電流が流れるのを防止することができ、これによって無駄な消費電力を減らすことができる。
また、望ましくは、前記高圧入力起動端子と接地点との間に接続された放電手段と、
前記高圧入力起動端子に交流電圧が入力されていることを監視する高圧入力監視回路および計時手段を有する放電制御回路と、
を備え、前記放電制御回路は、前記バイアス回路からのバイアス電流で動作可能にされ、前記高圧入力起動端子に入力される交流電圧が、前記高圧入力監視回路により所定時間検出されない場合に、前記放電手段を導通させるように構成する。
かかる構成によれば、オフモードにおいてACプラグがコンセントから引き抜かれてAC入力が遮断された場合に、放電手段が導通状態にされてXコンデンサの残留電荷を速やかに放電させることができ、これにより、Xコンデンサと並列に放電用の抵抗を接続しておく必要がなくなるので、通常動作モード時の消費電力を低減することができる。
本発明によれば、電圧変換用のトランスを備え一次側巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置を構成する制御用半導体装置(一次側制御IC)において、待機時の消費電力を大幅に低減することができる。また、本発明によれば、待機時における消費電力が極めて少ないオフモードを備えるとともに、外部からの指令によって該オフモードへ移行させる機能を有する電源制御用半導体装置を提供することができるという効果がある。
本発明に係る絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。 図1のAC−DCコンバータにおけるトランスの一次側スイッチング電源制御回路(電源制御用IC)の構成例を示すブロック図である。 実施形態の電源制御用ICにおける各部の電圧の変化の様子を示す波形図である。 実施形態の電源制御用ICにおけるスイッチング周波数とフィードバック電圧VFBの関係を示す特性図である。 実施形態の電源制御用ICにおけるオフモード制御回路および放電回路の構成例を示す回路構成図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。
この実施形態のAC−DCコンバータは、ノーマルモードノイズを減衰するためにAC端子間に接続されたXコンデンサCxと、コモンモードコイルなどからなるノイズ遮断用のフィルタ11と、交流電圧(AC)を整流し直流電圧に変換するダイオード・ブリッジ回路12と、整流後の電圧を平滑する平滑用コンデンサC1と、一次側巻線Npと二次側巻線Nsおよび補助巻線Nbとを有する電圧変換用のトランスT1と、このトランスT1の一次側巻線Npと直列に接続されたNチャネルMOSFETからなるスイッチングトランジスタSWと、該スイッチングトランジスタSWを駆動する電源制御回路13を有する。この実施形態では、電源制御回路13は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路(以下、電源制御用ICと称する)として形成されている。
上記トランスT1の二次側には、二次側巻線Nsと直列に接続された整流用ダイオードD2と、このダイオードD2のカソード端子と二次側巻線Nsの他方の端子との間に接続された平滑用コンデンサC2とが設けられ、一次側巻線Npに間欠的に電流を流すことで二次側巻線Nsに誘起される交流電圧を整流し平滑することによって、一次側巻線Npと二次側巻線Nsとの巻線比に応じた直流電圧Voutを出力する。
さらに、トランスT1の二次側には、一次側のスイッチング動作で生じたスイッチングリップル・ノイズ等を遮断するためのフィルタを構成するコイルL3およびコンデンサC3が設けられているとともに、出力電圧Voutを検出するための検出回路14と、該検出回路14に接続され検出電圧に応じた信号を電源制御用IC13へ伝達するフォトカプラの発光側素子としてのフォトダイオード15aが設けられている。そして、一次側には、上記電源制御用IC13のフィードバック端子FBと接地点との間に接続され、上記検出回路14からの信号を受信する受光側素子としてのフォトトランジスタ15bが設けられている。
また、この実施形態のAC−DCコンバータの一次側には、上記補助巻線Nbと直列に接続された整流用ダイオードD0と、このダイオードD0のカソード端子と接地点GNDとの間に接続された平滑用コンデンサC0とからなる整流平滑回路が設けられ、該整流平滑回路で整流、平滑された電圧が上記電源制御用IC13の電源端子VDD1に印加されている。
一方、電源制御用IC13には、ダイオード・ブリッジ回路12で整流される前の電圧がダイオードD11,D12および抵抗R1を介して印加される高圧入力起動端子HVが設けられており、電源投入時(プラグがコンセントに差し込まれた直後)は、この高圧入力起動端子HVからの電圧で、電源起動時の補助巻線Nbに電圧が誘起される前に電源制御IC13を動作させることができるように構成されている。
さらに、本実施形態においては、スイッチングトランジスタSWのソース端子と接地点GNDとの間に電流検出用の抵抗Rsが接続されているとともに、スイッチングトランジスタSWと電流検出用抵抗Rsとの接続ノードN1と電源制御用IC13の電流検出端子CSとの間に抵抗R2が接続されている。さらに、電源制御用IC13の電流検出端子CSと接地点との間にはコンデンサC4が接続され、抵抗R2とコンデンサC4によりローパスフィルタが構成されるようになっている。
次に、図2を用いて、上記電源制御用IC13の具体的な構成例について説明する。
図2に示すように、本実施形態の電源制御用IC13は、フィードバック端子FBの電圧VFBに応じた周波数で発振する発振回路(VCO)31と、該発振回路31で生成された発振信号φcに基づいて一次側スイッチングトランジスタSWをオンさせるタイミングを与えるクロック信号CKを生成するワンショットパルス生成回路のような回路からなるクロック生成回路32と、クロック信号CKによってセットされるRS・フリップフロップ33と、該フリップフロップ33の出力に応じてスイッチングトランジスタSWの駆動パルスGATEを生成するドライバ(駆動回路)34を備える。
また、電源制御用IC13は、電流検出端子CSに入力されている電圧Vcsを増幅するアンプ35と、該アンプ35により増幅された電位Vcs’と過電流状態の監視のための比較電圧(スレッシホールド電圧)Vocpとを比較する電圧比較回路としてのコンパレータ36aと、フィードバック端子FBの電圧VFBに基づいて図3(A)に示すような所定の波形の電圧RAMPを生成する波形生成回路37と、前記アンプ35により増幅された図3(B)に示すような波形の電位Vcs’と波形生成回路37により生成された波形RAMPとを比較するコンパレータ36bと、コンパレータ36aと36bの出力の論理和をとるORゲートG1を備える。本実施形態の電源制御用IC13においては、図3(A)の電圧RAMPは、FB電圧VFBからある一定の傾きをもって電圧が低下するように生成される。
上記ORゲートG1の出力RS(図3(C)参照)がORゲートG2を介して上記フリップフロップ33のリセット端子に入力されることで、スイッチングトランジスタSWをオフさせるタイミングを与えるように構成されている。なお、フィードバック端子FBと内部電源電圧端子と間にはプルアップ抵抗もしくは定電流源が設けられており、フォトトランジスタ15bに流れる電流は該抵抗によって電圧に変換される。また、波形生成回路37を設けているのは、サブハーモニック発振対策のためであり、電圧VFBを直接あるいはレベルシフトしてコンパレータ36bへ入力するように構成しても良い。さらに、フィードバック端子FBや電流検出端子CSに有意な電圧VFB,Vcsが発生していない電源投入時に、一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるようにフリップフロップ33をリセットさせる信号を生成するソフトスタート回路を設けても良い。
また、本実施形態の電源制御用IC13は、フィードバック端子FBの電圧VFBに応じて前記発振回路31の発振周波数すなわちスイッチング周波数を、図4に示すような特性に従って変化させる周波数制御回路38を備える。図4における周波数f1は例えば22kHzのような値に、またf2は例えば66kHz〜100kHzのような範囲の任意の値に設定される。周波数制御回路38は、ボルテージフォロワのようなバッファと、フィードバック端子FBの電圧VFBが例えば1.8V以下のときは0.7Vに、また例えば2.1V以上のときは2.1Vにそれぞれクランプするクランプ回路とで構成することができる。図示しないが、発振回路31は、周波数制御回路38からの電圧に応じた電流を流す電流源を備え、該電流源が流す電流の大きさによって発振周波数が変化するオシレータによって構成することができる。
また、本実施形態の電源制御用IC13には、上記クロック生成回路32から出力されるクロック信号CKに基づいて、駆動パルスGATEのデューティ(Ton/Tcycle)が予め規定された最大値(例えば85%〜90%)を超えないように制限をかけるための最大デューティリセット信号を生成するデューティ制限回路39が設けられている。そして、デューティ制限回路39から出力される最大デューティリセット信号が、ORゲートG2を介して上記フリップフロップ33に供給され、パルスが最大デューティに達した場合にはその時点でリセットさせることでスイッチングトランジスタSWを直ちにオフさせるように構成されている。
さらに、本実施形態の電源制御用IC13には、高圧入力起動端子HVと電源端子VDD1との間の電源ラインVDL1上に設けられた高耐圧のMOSトランジスタ(電界効果トランジスタ)からなるスイッチS0と、高圧入力起動端子HVに接続され該端子に電圧が入力されると上記スイッチS0をオンさせてICを起動させるための起動回路(スタート回路)50と、高圧入力起動端子HVの電圧を監視してAC電源のプラグがコンセントから抜けているか否か検出し、抜けていると判断した場合にはXコンデンサCxを放電させるための放電回路40とが設けられている。プラグが抜けているか否かは、例えばある一定時間(例えば30m秒)内にAC入力電圧が所定の値(例えばピーク値の75%)を下回ることがなかったことを検出することで判断することができる。
スイッチS0は、高圧入力起動端子HVに交流電圧が入力された直後にオンされ、前記高圧入力起動端子HVから電源端子VDD1に接続されているコンデンサC0に電流を流すことで前記電源端子VDD1の電圧を確保し、前記電源端子VDD1が所定値(例えば21V)以上の電圧になるとオフされる。また、電源ラインL1には内部電源回路(レギュレータ)71が接続されており、スイッチS0がオンされると前記電源端子VDD1の電圧が次第に上昇していくので、内部電源回路71が動作を開始し内部回路へ内部電源電圧が供給される。また、前記電源端子VDD1が所定値(例えば21V)以上になると、内部回路が動作を開始して駆動パルスGATEが生成されるため、その後は補助巻線Nbから電源端子VDD1に電圧が供給されるようになる。
また、電源制御用IC13には、図外のマイコン等からオフモードへ移行する指令信号を受けるフォトトランジスタ15cが接続される端子OFFと、該端子OFFに接続されたオフモード制御回路60と、オフモード動作する回路(放電回路40およびオフモード制御回路60内のコンパレータに電流を流すバイアス回路)に供給される電源電圧を生成するツェナーダイオードZDと、ツェナーダイオードZDで生成された電源電圧を放電回路40等へ供給する電源ラインVDL2と、該電源ラインVDL2上に設けられたスイッチS2と、電源ラインVDL2の一端が接続されたオフ時電源端子VDD2と、が設けられている。
オフ時電源端子VDD2には、上記ツェナーダイオードZDで生成された電源電圧を安定化させるコンデンサC5が接続されているとともに、上記フォトトランジスタ15cのコレクタ端子が接続され、該フォトトランジスタ15cのエミッタ端子と接地点GNDとの間に直列形態の抵抗R11,R12が接続されている。そして、この抵抗R11とR12の接続ノードが上記端子OFFに接続されており、フォトトランジスタ15cが図外のマイコン等からオフモードへ移行する指令信号を受けると、抵抗R11,R12に電流が流れて抵抗R11,R12の接続ノードの電位が上昇し、それをオフモード制御回路60が検出して後述の内部電源回路71の動作を停止させるとともに、電源ラインVDL1上のスイッチS1をオフさせるように構成されている。
図5には、図2の実施形態の電源制御用ICにおける放電回路40およびオフモード制御回路60の構成例が示されている。
図5に示すように、放電回路40は、高圧入力起動端子HVと接地点との間に前記スイッチS0およびスイッチS1と直列形態をなすように接続された抵抗RdおよびスイッチSdからなる放電手段44と、コンパレータ(電圧比較回路)を有し高圧入力起動端子HVへのAC入力の電位を検出して前記放電スイッチSdをオン、オフ制御する放電制御回路42と、放電制御回路42が使用する参照電圧Vref1を生成する抵抗分圧回路43と、を備える。抵抗分圧回路43は、オフモード制御回路60が使用する基準電圧Vref0も生成する。
オフモード制御回路60は、抵抗分圧回路43により生成される基準電圧Vref0と端子OFFの電圧とを比較して、マイコン等からパワーオフの指令信号がフォトトランジスタ15cに入力されているか否か検出するオフ検出コンパレータ61と、該コンパレータ61を動作させる電流Ibias1を生成するバイアス回路62を備える。このバイアス回路62は、放電制御回路42内のコンパレータの動作電流Ibias2も生成する。
具体的には、バイアス回路62は、温度特性を持たない定電圧を生成する定電圧回路と、該定電圧回路からの定電圧に比例した電流を流す定電流源(定電流用トランジスタ)とを備えており、バイアス回路62の定電流用トランジスタと放電回路40内のコンパレータおよびオフ検出コンパレータ61の電流用トランジスタとがカレントミラー接続されることで、各コンパレータに動作電流を流すように構成されている。
また、図5に示すように、高圧入力起動端子HVと電源端子VDD1との間には電源ラインVDL1が接続され、該電源ラインVDL1上には、起動回路50によって制御される高耐圧のMOSトランジスタ(電界効果トランジスタ)からなるスイッチS0が設けられており、該スイッチS0は、高圧入力起動端子HVに交流電圧が入力された直後にオンされ、電源端子VDD1が所定値(例えば21V)以上の電圧になるとオフされる。また、電源ラインL1には内部電源回路(レギュレータ)71が接続されており、スイッチS0がオンされると内部電源回路71が動作を開始して内部回路へ内部電源電圧REGを供給する。すると、内部回路が動作して駆動パルスGATEが生成され、その後は補助巻線からの電圧が電源端子VDD1に供給されるようになり、スイッチS0がオフされたまま内部回路は電源端子VDD1からの電圧で動作する。
スイッチS0の制御端子としてのゲート端子には、スイッチS0のソース端子と接地点との間に直列に接続された抵抗R7,R8およびエンハンスメント型のMOSトランジスタQ1と、該Q1と並列に設けられたクランプ用のツェナーダイオードD3とからなるスイッチ制御回路51が接続されており、Q1をオンさせることで、デプレッション型のMOSトランジスタであるスイッチS0のゲート端子に、ソース電圧に対して十分な(高圧スイッチS0の閾値電圧以上)負の電圧を印加して、チャンネルを非導通状態(ドレイン電流が流れない状態)にさせることができるように構成されている。そして、Q1がオフされると、電源端子VDD1の電圧レベルにより、S0がオン状態になる。
上記MOSトランジスタQ1のゲート端子には、スタート制御回路52からの信号が印加されており、Q1をオフさせることで電源供給用スイッチS0としてのMOSトランジスタをオンさせるように構成されている。スタート制御回路52は、電圧コンパレータを内蔵しており、電源端子VDD1の電圧が例えば6.5V以下であるとスイッチS0をオンさせ、電源端子VDD1の電圧が例えば21V以上になるとスイッチS0をオフさせるように動作する。本明細書では、スイッチ制御回路51とスタート制御回路52を合わせたものが起動回路50に相当する。
また、図5に示すように、高圧入力起動端子HVと電源端子VDD1との間の電源ラインVDL1上には、上記スイッチS0と直列にスイッチS1が設けられているとともに、S0とS1との接続ノードと電源端子VDD2との間を接続する電源ラインVDL2上にはスイッチ素子としてのMOSトランジスタS2,S3が直列に設けられている。そして、電源ラインVDL2に放電制御回路42および抵抗分圧回路43とバイアス回路62が接続されている。また、電源ラインVDL2上のMOSトランジスタS2とS3との間に、高圧入力起動端子HVから流れ込む電流を制限する抵抗素子Rtが接続されているとともに、電源ラインVDL2と接地点との間に電源端子VDD2の電圧をクランプする機能を有するツェナーダイオードZDが接続されている。
さらに、電源ラインVDL2には、内部電源回路71からの内部電源電圧REGを供給する電源ラインVDL3が接続され、該電源ラインVDL3上にスイッチ素子としてMOSトランジスタS4が設けられている。そして、このMOSトランジスタS4と電源ラインVDL1上のスイッチS1とは、前記オフ検出コンパレータ61の出力とスタート制御回路52から出力される信号STとの論理積をとるANDゲートG6の出力信号によってオン、オフ制御されるとともに、電源ラインVDL2上のMOSトランジスタS2とS3はANDゲートG6の出力をインバータINV2により反転した信号によってオン、オフ制御されるように構成されている。
スタート制御回路52から出力される信号STは、電源端子VDD1の電圧が例えば21Vに達した際にハイレベルにされることで、IC内部のすべての回路を動作状態にさせるための信号である。この信号STとオフ検出コンパレータ61の出力との論理積をとった信号(ANDゲートG6の出力)によってスイッチS1〜S4を上記のようにオン、オフ制御することで、外部からの指令入力端子としての端子OFFの状態に関わらず、ACプラグインされた時にICを起動させることができる。具体的には、プラグが外され高圧入力起動端子HVへのAC入力がない状態からプラグインした直後、何らかの理由でフォトトランジスタ15cが2次側のマイコン等からオフ信号を受けて誤動作した場合やノイズ等の影響により指令入力端子(端子OFF)がローレベルからハイレベルに変化し、オフ検出コンパレータ61の出力がハイレベルに変化したとしても、スイッチS1がオフ、S2がオンされてオフモードへ移行することはなく、ACプラグインされた時にスイッチS1がオンされていることで、確実にICを起動させることができる。
さらに、本実施形態においては、電源端子VDD2の電位が、内部電源電圧REGよりも高い状態になる場合に備え、電源ラインVDL3上のMOSトランジスタS4と並列に、該トランジスタS4のソース、ドレインと半導体基板との間の寄生ダイオードを通して逆方向電流が流れるのを防止するためのバックゲート制御回路72が設けられている。
次に、上記オフモード制御回路60の動作について説明する。
パワーオフモード時は電流を最小限まで低減する必要がある。従来のように、電源端子VDD1を電源として諸回路を動かしてはオフモード時の電流を低減できない。一方、電源端子VDD1がたとえ0Vになっても、必要最低限の回路(Xコンデンサ放電回路)は動かす必要がある。そのためには、回路を動作させるための、パワーオフ時専用の電源(VDD2)が必要である。このVDD2をどうするかが今回の発明のポイントの1つでもあり、本実施形態は、HV端子からツェナーに電流を流すだけという、かなり簡易的な手法で実現している。
また、超低消費化のため、動作させるのは、AC入力検出回路(Xコンデンサ放電回路)とオフ検出回路(オフ検出コンパレータ)と、それらを動作させるバイアス回路と基準回路の必要最低限の回路であり、これら各々のブロックを構成する構成回路自体(例えばコンパレータ)一つ一つをも低消費化している。また、本実施形態では、AC入力検出回路は電源をVDD2としているので、オフモード以外の時は、VDD2はツェナーでなく内部電源回路71からの電圧REGが供給される。
本実施形態の電源制御用ICは、通常動作時には、内部電源回路71からの内部電源電圧を受けて動作するオフ検出コンパレータ61の出力がローレベルにされて、電源ラインVDL2上のMOSトランジスタS2とS3がオフ状態、電源ラインVDL3上のMOSトランジスタS4がオン状態にされており、放電制御回路42および抵抗分圧回路43とオフ検出コンパレータ61は内部電源回路71からの内部電源電圧REGで動作している。
なお、このとき、電源コードの先端のプラグがコンセントから外されると、高圧入力起動端子HVへのAC入力がなくなり所定時間(例えば30ミリ秒)経過すると、放電制御回路42によって放電スイッチSdがオンされて、XコンデンサCxを放電させることができる。
そして、このように、プラグ引き抜き時にXコンデンサCx(図1参照)の残留電荷を速やかに放電することにより、XコンデンサCxと並列に接続される放電用の抵抗を設ける必要がなくなり、それによって放電用抵抗における無負荷時やスタンバイ時の待機電力の増加を回避することができる。
一方、フォトトランジスタ15cが2次側のマイコン等からオフ信号を受けると、オフ検出コンパレータ61の出力がハイレベルに変化してオフモードとなり、内部電源回路71の動作が停止されるとともに、電源ラインVDL2上のMOSトランジスタS2とS3がオンにされる。すると、高圧入力起動端子HVからS2とS3を介してツェナーダイオードZDに電流が流れ、電源ラインVDL2はツェナー電圧にクランプされ、この電源によって待機時における必要最小限の動作をする回路であるバイアス回路62とオフ検出コンパレータ61およびXコンデンサの放電回路40の動作が保証される。
そして、内部電源回路71の動作停止によりこれらの回路以外の回路の動作が停止して、ICの低消費電力化が図られる。具体的には、このオフモードにおけるAC100V入力時での消費電力をおよそ3mWに抑えることができる。
また、放電回路40にバイアス回路62からのバイアス電流Ibias2および電源端子VDD2の電源が供給されることで放電回路40の動作が保証されているため、オフモード中に電源コードの先端のプラグがコンセントから外れた場合にも、高圧入力起動端子HVへのAC入力がなくなり30ミリ秒経過すると、放電スイッチSdがオンされてXコンデンサを放電させることができる。
フォトトランジスタ15cへのオフ信号の供給がなくなると、オフ検出コンパレータ61の出力がローレベルに変化して、内部電源回路71の動作停止が解除されるとともに、電源ラインVDL2上のMOSトランジスタS2とS3がオフにされ、電源ラインVDL1上のスイッチS1がオンにされる(このとき、ICが動作停止することでVDD1が6.5V以下になり、起動回路50によりS0がオンにされている)。そのため、高圧入力起動端子HVから電源端子VDD1のコンデンサC0に電流が流れ込んで、電源ラインVDL1の電位が上昇して内部電源回路71が動作を開始し、内部回路が動作してスイッチング制御を開始する。また、オフ信号の供給がなくなると、電源ラインVDL3上のMOSトランジスタS4がオンにされ、内部電源回路71からの内部電源電圧LEGがバイアス回路62および抵抗分圧回路43に供給され、オフ検出コンパレータ61と放電制御回路42内のコンパレータが内部電源電圧により動作するようになる。
なお、電源制御用ICには、高圧入力起動端子HVと接地点との間に直列に接続された抵抗R3,R4からなる入力分圧回路41が設けられている。また、放電制御回路42は、例えば該入力分圧回路41によって分圧された電圧と前記抵抗分圧回路43で生成された参照電圧Vref1とを比較する電圧比較回路(コンパレータ)とタイマ回路とを備え、抵抗R3,R4の接続ノードN2の電位Vn2とVref1とを比較してVn2がVref1を下回ったか否かを電圧比較回路により判定し、Vn2がVref1を下回らない時間をタイマ回路で計時して、計時時間が例えば30m秒を越えたと判定すると、放電用スイッチSdをオンさせる信号を出力するように構成される。
電源コードの先端のプラグがコンセントから引き抜かれて、高圧入力起動端子HVに交流電圧が入力されなくなると、抵抗R3,R4の接続ノードN2の電位Vn2がVref1を下回らなくなるので、下回らない時間をタイマ回路で計時することでプラグがコンセントから引き抜かれたことを検知することができる。なお、抵抗R3,R4は、高圧入力起動端子HVの電圧を、放電回路40を構成する素子の耐圧以下の電圧(例えば6V)に落とし込むような抵抗値の比(例えば140:1)に設定される。
放電制御回路42は、前述の特許文献2に記載されているように、ピークホールド回路と電圧比較回路とタイマ回路とで構成しても良い。
(変形例)
上記実施形態の電源制御用ICにおいては、二次側のマイコン等からのオフモード信号をフォトトランジスタ15cで受け続けることで、オフモードを維持するように構成したが、オフ検出コンパレータ61の後段にパルスが入力される毎に出力が反転するトグル型フリップフロップ(T−FF)を設けて、二次側のマイコン等からワンショットのオフモード信号パルスを受信することで、オフモードへ移行したりオフモードから通常モードへ復帰したりするように構成しても良い。
また、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧が、内部電源回路71が生成する内部電源電圧と異なる電位となっている場合、オフモードへ移行した際に、抵抗分圧回路43で生成されるオフ検出コンパレータ61や放電制御回路42内のコンパレータの参照電圧が通常モード時の電位からずれてしまうので、抵抗分圧回路43を構成するいずれかの抵抗と並列にスイッチ素子を設けて、モードに応じてこのスイッチ素子のオン、オフ状態を切り換えて、抵抗分圧回路43で生成される参照電圧がほぼ同一になるように構成しても良い。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、トランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すスイッチングトランジスタSWを、電源制御用IC13とは別個の素子としているが、このスイッチングトランジスタSWを電源制御用IC13に取り込んで、1つの半導体集積回路として構成してもよい。
さらに、前記実施形態では、本発明をフライバック方式のAC−DCコンバータを構成する電源制御用ICに適用した場合について説明したが、本発明はフォワード型のAC−DCコンバータを構成する電源制御用ICにも適用することができる。
11 ラインフィルタ
12 ダイオード・ブリッジ回路(整流回路)
13 電源制御回路(電源制御用IC)
14 二次側検出回路(検出用IC)
15a フォトカプラの発光側ダイオード
15b フォトカプラの受光側トランジスタ
15c 指令信号受信用フォトトランジスタ
31 発振回路
32 クロック生成回路
34 ドライバ(駆動回路)
36a 過電流検出用コンパレータ(過電流検出回路)
36b 電圧/電流制御用コンパレータ(電圧/電流制御回路)
37 波形生成回路
38 周波数制御回路
39 デューティ制限回路
40 放電回路
41 入力分圧回路
42 放電制御回路
43 抵抗分圧回路
50 起動回路
60 オフモード制御回路
71 内部電源回路
HV 高圧入力起動端子
VDD1 電源端子
Sd 放電用スイッチ(放電手段)

Claims (9)

  1. 電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と、前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号とが入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置であって、
    AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジで整流された後の電圧が入力される高圧入力起動端子と、
    前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される第1電源端子と、
    外部からの指令信号を受信可能な受信素子が接続される第2電源端子と、
    前記受信素子と直列に接続され該受信素子に流れる電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段が接続される指令入力端子と、
    前記高圧入力起動端子と前記第1電源端子との間に設けられた第1電源ラインおよび該第1電源ライン上に設けられた第1スイッチ手段と、
    前記高圧入力起動端子と前記第2電源端子との間に設けられた第2電源ラインおよび該第2電源ライン上に設けられた第2スイッチ手段と、
    前記第2電源ラインと接地点との間に接続されたツェナーダイオードと、
    前記第2電源ラインに接続されたバイアス回路と、
    前記バイアス回路に接続され前記指令入力端子の電圧と所定の電圧値とを比較して入力の有無を検出する検出回路と、
    を備えていることを特徴とする電源制御用半導体装置。
  2. 所定の条件下で、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を下回っていることを検出した場合に前記第1スイッチ手段がオン、前記第2スイッチ手段がオフにされ、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に前記第1スイッチ手段がオフ、前記第2スイッチ手段がオンにされるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源制御用半導体装置。
  3. 前記第1電源ラインに接続された内部電源回路と、
    前記ツェナーダイオードと前記第2電源端子間に設けられた第3スイッチ手段と、
    前記内部電源回路により生成された内部電圧を前記第2電源ラインに供給するための
    第4スイッチ手段と、
    を備え、前記検出回路が、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を下回っていることを検出した場合に前記第3スイッチ手段がオフ、前記第4スイッチ手段がオンされ、前記指令入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に前記第3スイッチ手段がオン、前記第4スイッチ手段がオフされるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電源制御用半導体装置。
  4. 前記検出回路が前記入力端子の電圧が所定の電圧値を上回っていることを検出した場合に、前記検出回路の出力信号に基づいて前記内部電源回路の動作が停止されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電源制御用半導体装置。
  5. 前記第4スイッチ手段は電界効果トランジスタにより形成され、該第4スイッチ手段に対応して、前記内部電圧より前記ツェナー電圧が高い場合に、前記第3電源ラインにおいて第2電源端子から内部電源回路に向けて電流が逆流することを防止するためのバックゲート制御回路が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電源制御用半導体装置。
  6. 前記高圧入力起動端子と接地点との間に接続された放電手段と、
    前記高圧入力起動端子に交流電圧が入力されていることを監視する高圧入力監視回路および計時手段を有する放電制御回路と、
    を備え、前記放電制御回路は、前記バイアス回路からのバイアス電流で動作可能にされ、前記高圧入力起動端子に入力される交流電圧が、前記高圧入力監視回路により所定時間検出されない場合に、前記放電手段を導通させるように構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電源制御用半導体装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の電源制御用半導体装置と、AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジで整流された後の電圧が一次側に入力される電圧変換用のトランスと、該トランスの一次側巻線に接続され前記電源制御用半導体装置によって制御されるスイッチング素子と、前記電圧変換用のトランスの2次側に設けられた整流回路と、を備えた電源装置であって、
    前記AC入力の入力端子間にXコンデンサが接続されるとともに、前記Xコンデンサの端子と前記高圧入力起動端子との間に整流素子が接続され、前記放電手段が導通されると、前記整流素子、前記高圧入力起動端子および前記高圧スイッチ素子を介して放電電流が流れるように構成されていることを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の電源制御用半導体装置と、AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジで整流された後の電圧が一次側に入力される電圧変換用のトランスと、該トランスの一次側巻線に接続され前記電源制御用半導体装置によって制御されるスイッチング素子と、前記電圧変換用のトランスの2次側に設けられた整流回路と、を備えた電源装置におけるXコンデンサの放電方法であって、
    前記整流素子を介して供給される電圧を分圧した電圧と所定の参照電圧とを比較する第1ステップと、
    前記分圧した電圧が前記所定の参照電圧を下回ったことを検知したことに応じて計時動作を開始する第2ステップと、
    前記第2ステップにより所定時間を計時した場合に、前記放電手段を導通させて前記整流素子を介して放電電流を流す第3ステップと、
    を含むことを特徴とするXコンデンサの放電方法。
  9. AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジで整流された後の電圧が入力される高圧入力起動端子と、
    前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される第1電源端子と、
    外部からの指令信号を受信可能な受信素子が接続される第2電源端子と、
    外部からの指令信号が入力される指令入力端子と、
    前記高圧入力起動端子と前記第1電源端子との間に設けられた第1電源ラインおよび該第1電源ライン上に設けられた第1スイッチ手段と、
    前記高圧入力起動端子と前記第2電源端子との間に設けられた第2電源ラインおよび該第2電源ライン上に設けられた第2スイッチ手段と、
    前記第2電源ラインと接地点との間に接続されたツェナーダイオードと、
    を備え、電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号とが入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置におけるスイッチ制御方法であって、
    前記指令入力端子に指令信号が入力されているか否かを検出する第1ステップと、
    所定の条件下で、前記指令入力端子に指令信号が入力されていることを検出した場合に前記第1スイッチ手段をオン、前記第2スイッチ手段をオフにし、前記指令入力端子に指令信号が入力されていないことを検出した場合に前記第1スイッチ手段をオフ、前記第2スイッチ手段をオンにする第2ステップと、
    を含むことを特徴とする電源制御用半導体装置におけるスイッチ制御方法。
JP2017169589A 2017-09-04 2017-09-04 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法 Pending JP2019047655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017169589A JP2019047655A (ja) 2017-09-04 2017-09-04 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017169589A JP2019047655A (ja) 2017-09-04 2017-09-04 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019047655A true JP2019047655A (ja) 2019-03-22

Family

ID=65814873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017169589A Pending JP2019047655A (ja) 2017-09-04 2017-09-04 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019047655A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112994437A (zh) * 2021-02-07 2021-06-18 成都方舟微电子有限公司 一种应用于开关电源的启动电路及功率集成器件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112994437A (zh) * 2021-02-07 2021-06-18 成都方舟微电子有限公司 一种应用于开关电源的启动电路及功率集成器件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190074761A1 (en) Semiconductor device for power supply control and power supply device, and discharging method for x capacitor
JP6443120B2 (ja) 電源制御用半導体装置
US10978945B2 (en) Semiconductor device for switching power supply control and AC-DC converter
US7075802B2 (en) Semiconductor device for controlling switching power supply
US7116564B2 (en) Switching power supply unit and semiconductor device for switching power supply
US9960690B2 (en) Semiconductor device for controlling power supply
US7285991B2 (en) Semiconductor device for controlling switching power supply and switching power supply unit using the same
JP6428360B2 (ja) 電源制御用半導体装置
US7259973B2 (en) Semiconductor apparatus for controlling a switching power supply
JP6481407B2 (ja) 電源制御用半導体装置
US9559600B2 (en) Switched-mode power supply device
US20140347895A1 (en) Switching Power-Supply Device
JP2016158399A (ja) 電源制御用半導体装置
US9525353B2 (en) Switching power-supply device for performing control of output voltage switching operation
JP2019047655A (ja) 電源制御用半導体装置および電源装置並びにxコンデンサの放電方法およびスイッチ制御方法
JP2007068248A (ja) スイッチング電源装置
JP6409304B2 (ja) 絶縁型直流電源装置
JP5502179B2 (ja) スイッチング電源装置