JP2019046886A - 半導体発光素子、半導体複合装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置 - Google Patents

半導体発光素子、半導体複合装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置 Download PDF

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佑亮 中井
裕典 古田
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裕典 古田
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Abstract

【課題】保持電流を低減させることができる半導体発光素子及び装置を提供する。【解決手段】半導体発光素子10は、n型の第1半導体層11と、p型の第2半導体層12と、n型の第3半導体層13と、p型の第4半導体層14とを備え、第3半導体層が、第1半導体層に向かう方向に移動する第3半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する第1の構造及び第2半導体層が、第4半導体層に向かう方向に移動する第2半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第4半導体層に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する第2の構造の内の少なくとも一方を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、半導体発光素子、半導体発光素子及びその駆動回路を含む半導体複合装置、半導体複合装置を含む光プリントヘッド、及び光プリントヘッドを含む画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用する画像形成装置における露光手段として、半導体複合装置である発光素子アレイを備えた光プリントヘッドが使用されている。また、発光素子アレイに含まれる半導体発光素子として、3端子発光素子である発光サイリスタが使用されている。発光サイリスタとしては、AlGaAs系半導体層のpnpn構造を持つものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、一般的な発光サイリスタのアノード・カソード間の電流電圧(I−V)特性を示す図である。図1において、Vg1、Vg2、Vg3(Vg3<Vg2<Vg1)は、ゲート電位である。図1に示されるように、発光サイリスタのターンオン電圧は、ゲート電位によって制御される。ゲート層がn型である発光サイリスタでは、ゲート電位を下げることによって、ターンオン電圧が低下する。また、保持電流Ihは、発光サイリスタが動作(発光)する下限電流を示し、保持電流Ihが小さいほど、小さい電流領域で発光サイリスタを発光させることができる。
特開2009−260246号公報
しかしながら、従来の発光サイリスタでは、アノード層から注入されカソード層に向かって移動する少数キャリアのn型ゲート層における再結合が発生するので、保持電流の低減が困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、保持電流を低減させることができる半導体発光素子、半導体発光素子及びその駆動回路を含む半導体複合装置、半導体複合装置を含む光プリントヘッド、及び光プリントヘッドを含む画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体発光素子は、第1端子と、第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の導通を制御する信号が入力される第3端子とを備えた半導体発光素子であって、前記第1端子を含む第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層上に備えられた第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層上に備えられ、前記第3端子を含む第1導電型の第3半導体層と、前記第3半導体層上に備えられ、前記第2端子を含む第2導電型の第4半導体層と、を備え、前記第3半導体層が、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に移動する前記第3半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第1の構造、及び、前記第2半導体層が、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に移動する前記第2半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第2の構造、の内の少なくとも一方の構造を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第3半導体層が、第4半導体層から第1半導体層に向かって移動する第3半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、不純物濃度の変化、若しくはバンドギャップの変化、若しくは不純物濃度とバンドギャップの変化を有するので、又は、第2半導体層が、第1半導体層から第4半導体層に向かって移動する第2半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、不純物濃度の変化、若しくはバンドギャップの変化、若しくは不純物濃度とバンドギャップの変化を有するので、第3半導体層及び第2半導体層において少数キャリアが再結合する確率を下げることができる。このため、保持電流を下げることが可能となり、小さい電流領域で半導体発光素子を発光させることが可能になる。
発光サイリスタのアノード・カソード間の電流電圧(I−V)特性を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)を含む半導体複合装置としての発光素子アレイの構造を示す概略平面図である。 図2の半導体複合装置を3A−3B−3C線で切る断面構造を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体発光素子の不純物濃度を示す図である。 実施の形態1に係る半導体発光素子の製造プロセス(成長基板上における半導体薄膜の形成)を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体発光素子の製造プロセス(半導体薄膜の成長基板からの分離)を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る半導体発光素子の製造プロセス(半導体薄膜の基板上への貼着)を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)を含む半導体複合装置としての発光素子アレイの構造を示す概略平面図である。 図8の半導体複合装置を9A−9B−9C線で切る断面構造を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)を含む半導体複合装置としての発光素子アレイの構造を示す概略平面図である。 図10の半導体複合装置を11A−11B−11C線で切る断面構造を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る光プリントヘッドの半導体複合装置の構造を示す概略斜視図である。 実施の形態4に係る光プリントヘッドの構造を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態5に係る画像形成装置の構造を示す概略断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る半導体発光素子、半導体複合装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置を、添付図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態において、半導体発光素子は、3端子発光素子としての発光サイリスタである。また、実施の形態において、半導体複合装置は、1つ以上の半導体発光素子と、半導体発光素子を駆動させる駆動回路としての半導体集積回路部(駆動IC部)とを含む装置である。また、実施の形態において、光プリントヘッドは、1つ以上の半導体複合装置を有する露光装置である。また、実施の形態において、画像形成装置は、露光装置としての光プリントヘッドを有し、電子写真方式によって記録媒体上に現像剤からなる画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、多機能周辺装置(MPF)などである。
《1》実施の形態1
《1−1》発光素子アレイ100
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)10を含む半導体複合装置としての発光素子アレイ(発光サイリスタアレイ)100の構造を示す概略平面図である。なお、図2においては、発光素子アレイ100の構造を理解し易くするために、絶縁膜135(図3に示される)を記載していない。
図2に示されるように、発光素子アレイ100は、例えば、COB(Chip On Board)基板上に搭載された基板としての半導体基板120と、半導体基板120上に形成された平坦化層121とを備えている。また、発光素子アレイ100は、複数の半導体発光素子(発光サイリスタ)10と、半導体発光素子10を駆動する駆動回路(半導体集積回路)を含む駆動IC部とを備えている。平坦化層121は、無機膜又は有機膜などから構成される。また、平坦化層121を備えずに、半導体基板120上に発光素子アレイ100を備えることも可能である。実施の形態1においては、駆動IC部は、半導体基板120内に形成されている。また、半導体基板120の表面には、平坦化処理が施された平坦化層121が備えられている。この場合、図2に示されるように、複数の半導体発光素子10は、平坦化層121上に、例えば、直線状に等間隔で配列される。なお、駆動IC部は、半導体基板120上又はCOB基板上に、集積回路チップとして備えられてもよい。また、発光素子アレイ100が搭載される光プリントヘッド(発光サイリスタアレイヘッド)は、実施の形態4において説明される。
半導体発光素子10は、例えば、製造用基板としての成長基板上で形成される。半導体発光素子10(例えば、エピタキシャル成長によって形成された半導体積層構造を持つ半導体薄膜としてのエピタキシャルフィルム)を成長基板から剥がし、その後、半導体発光素子10を平坦化層121の表面の平坦化領域122上に貼り付ける。半導体発光素子10は、分子間力などによって平坦化領域122に貼着される。なお、図2の構造は、本発明が適応可能な発光素子アレイ100の一例を示すにすぎず、発光素子アレイの構造は、図2のものに限定されない。
《1−2》半導体発光素子10
図3は、実施の形態1に係る半導体発光素子10の構造を示す概略断面図である。図3には、図2を3A−3B−3C線で切る断面構造が示されている。半導体発光素子10は、例えば、第1端子としてのカソード端子と、第2端子としてのアノード端子と、アノード端子とカソード端子と間の導通を制御する信号が入力される第3端子としてのゲート端子とを有する3端子発光素子としての発光サイリスタである。
図3に示されるように、半導体発光素子10は、半導体基板120上に備えられた平坦化層121上に、カソード端子を含む第1導電型であるn型の第1半導体層11と、第1半導体層11上に備えられた第1導電型と異なる第2導電型であるp型の第2半導体層12と、第2半導体層12上に備えられ、ゲート端子を含むn型の第3半導体層13と、第3半導体層13上に備えられ、アノード端子を含むp型の第4半導体層14とを備えている。実施の形態1においては、半導体発光素子10は、第3半導体層13が、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に移動する第3半導体層13内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向の不純物濃度の変化(不純物濃度差)を有する構造である第1の構造を備える。
また、半導体発光素子10は、第2半導体層12が、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向の不純物濃度の変化(不純物濃度差)を有する構造である第2の構造を備えてもよい。具体的に言えば、p型の第2半導体層12を第1層と第2層からなる2層の半導体層で形成し、第1半導体層11側の第1層の不純物濃度と比較して第3半導体層13側の第2層の不純物濃度を下げることで、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12を構成してもよい。或いは、第2半導体層12の内部で、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に、第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12内の不純物濃度を連続的に変化させてもよい。
また、半導体発光素子10は、上記第1の構造及び上記第2の構造の一方だけを備えてもよい。
n型の第1半導体層11は、平坦化層121上に備えられたn型のカソード層101と、カソード層101上に備えられたn型の下クラッド層(第1クラッド層)102と、下クラッド層102上に備えられたn型の活性層103とを有している。
p型の第2半導体層12は、n型の活性層103上に備えられたp型の上クラッド層(第2クラッド層)104を有している。
n型の第3半導体層13は、p型の上クラッド層104上に備えられたn型のゲート層105cと、ゲート層105c上に備えられたn型のゲートコンタクト層105bと、ゲートコンタクト層105b上に備えられたn型のエッチングストップ層105aとを有している。
p型の第4半導体層14は、n型のエッチングストップ層105a上に備えられたp型のアノード層106を有している。
実施の形態1に係る半導体発光素子10は、ゲート層105cの不純物濃度IM105cは、ゲートコンタクト層105bの不純物濃度IM105bより低くなるように形成されている。すなわち、IM105b>IM105cである。
図4は、半導体発光素子10を構成する多層の半導体層の不純物濃度を示す図である。図4の例では、アノード層106の不純物濃度IM106が約5×1018cm−3であり、エッチングストップ層105aの不純物濃度IM105aが約2×1018cm−3であり、ゲートコンタクト層105bの不純物濃度IM105bが約1×1018cm−3であり、ゲート層105cの不純物濃度IM105cが約1×1017cm−3であり、上クラッド層104の不純物濃度IM104が約2×1017cm−3である。図4に示されるように、半導体発光素子10は、
IM106>IM105a>IM105b>IM104>IM105c
の条件を満たすように構成されていることが望ましい。
半導体発光素子10を構成する半導体材料としては、例えば、InP(インジウム・リン)系半導体材料、AlGaAs(アルミニウム・ガリウム・ヒ素)系半導体材料、AlInGaP(アルミニウム・インジウム・ガリウム・リン)系半導体材料等を使用することができる。
以下に、AlGaAs系半導体材料を用いた場合の各半導体層の構成を具体的に説明する。
カソード層101は、例えば、n型Al0.25Ga0.75As層であり、下クラッド層102は、例えば、n型Al0.4Ga0.6As層であり、活性層103は、例えば、n型Al0.15Ga0.85As層である。また、上クラッド層104は、例えば、p型Al0.4Ga0.6As層である。また、ゲート層105c及びゲートコンタクト層105bは、例えば、n型Al0.15Ga0.85As層であり、エッチングストップ層105aは、例えば、n型In0.5Ga0.5P層である。また、アノード層106は、例えば、p型Al0.4Ga0.6As層である。
図2及び図3に示されるカソード電極91及びゲート電極92は、n型AlGaAsとオーミックコンタクトを形成することができる材料であるAu(金)、Ge(ゲルマニウム)、Ni(ニッケル)、Pt(白金)等の金属、それらの合金、それら金属若しくは合金の積層構造、それら金属と合金との積層構造である。アノード電極93は、p型AlGaAsとオーミックコンタクトを形成することができるTi(チタン)、Pt、Au、Ni(ニッケル)、Zn(亜鉛)等の金属、それらの合金、それら金属若しくは合金の積層構造、それら金属と合金との積層構造である。
絶縁膜135は、SiN膜(シリコン窒化膜)若しくはSiO膜(酸化シリコン膜)等の無機絶縁膜、又は、ポリイミド等の有機絶縁膜である。
《1−3》半導体発光素子10の製造プロセス
図5は、実施の形態1に係る半導体発光素子10の製造プロセス(成長基板150上における半導体層薄膜10aの形成)を示す概略断面図である。図6は、実施の形態1に係る半導体発光素子の製造プロセス(半導体層薄膜10aの成長基板150からの分離)を示す概略断面図である。
図5に示されるように、先ず、GaAsからなる成長基板150上に、多層の半導体層からなる半導体層薄膜10aをエピタキシャル成長させるためのGaAsからなるバッファー層151を形成する。次に、半導体発光素子10の元になる構造である半導体層薄膜10aを成長基板150から剥離するためのエッチング層となるAlAs(アルミニウム・ヒ素)からなる剥離層152を形成する。次に、剥離層152上に、n型のカソード層101、n型の下クラッド層102、n型の活性層103、p型の上クラッド層104、n型のゲート層105c、n型のゲートコンタクト層105b、n型のInGaPからなるエッチングストップ層105a、及びp型のアノード層106を、この順に成長させることで、半導体層薄膜10aが形成される。
次に、図6に示されるように、剥離層152を選択的にエッチングすることで、半導体層薄膜10aを成長基板150から分離(剥離)可能な状態にし、半導体層薄膜10aを保持した状態で、半導体層薄膜10aを成長基板150から分離する。
図7は、実施の形態1に係る半導体発光素子の製造プロセス(半導体層薄膜10aの半導体基板120上への貼着)を示す概略断面図である。図7は、成長基板150及びバッファー層151から剥離した半導体層薄膜10aを、成長基板150とは異なる半導体基板120の平坦化層121上に貼着した状態を示している。
実施の形態1においては、半導体層薄膜10a(半導体発光素子10の主要部)を平坦化層121に貼着した場合を例示したが、半導体層薄膜10aを貼着する基板は、例えば、Si(シリコン)基板、ガラス基板、セラミック基板、プラスチック基板、又は金属基板等のような他の材料からなる基板であってもよい。また、成長基板150を、そのまま基板として使用することも可能であり、この場合には、剥離層152は不要である。
半導体層薄膜10aを平坦化領域122上に接合した後、公知のフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程を実施することにより、図2及び図3に示されるように、個別の素子に分離し、個別の素子構造が形成される。なお、AlGaAs材料のエッチングには、例えば、リン酸、過酸化水素水、及び水の混合液などを用いることができ、InGaAsからなるエッチングストップ層105aの除去工程では塩酸を用いることができる。また、絶縁膜135を形成し、絶縁膜135を部分的に除去することによってカソード層101、ゲートコンタクト層105b、及びアノード層106を露出させる。
次に、カソード層101の露出部分(カソード端子)上に、カソード電極91を形成し、ゲートコンタクト層105bの露出部分(ゲート端子)上に、ゲート電極92を形成し、アノード層106の露出部分にアノード電極93を形成する。
次に、駆動IC部上に設けられたアノード接続パッド131、ゲート接続パッド132、カソード接続パッド133、カソード電極91とカソード接続パッド133とを電気的に接続するカソード接続配線91aを形成することにより半導体複合装置100が作製される。
実施の形態1において、図1に示されるアノード接続パッド131、ゲート接続パッド132、カソード接続パッド133、外部接続パッド134は、事前に駆動IC部上に形成されているものである。また、アノード電極93及びゲート電極92(その配線部分92a)は、それぞれアノード接続パッド131、ゲート接続パッド132への接続配線を兼ねるものである。
《1−4》動作
n型の第3半導体層13を、n型のエッチングストップ層105aと、n型のゲートコンタクト層105bと、n型のゲート層105cとからなる3層の積層構造とし、エッチングストップ層105aの不純物濃度IM105aとゲートコンタクト層105bの不純物濃度IM105bとゲート層105cの不純物濃度IM105cとが、
IM105a>IM105b>IM105c
の条件を満たす構造を採用したことで、n型の第3半導体層13内にゲートコンタクト層105bからp型の上クラッド層104に向けてn型の第3半導体層13内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成される。このため、n型の第3半導体層13内の少数キャリアのn型の第3半導体層13内における再結合確率が低下するので、半導体発光素子10の保持電流を小さくすることができる。
また、実施の形態1では、不純物濃度IM105cが低いゲート層105cが備えられているので、ゲートコンタクト層105bの厚さが薄くなっている。このため、エッチング工程において、ゲートコンタクト層105bを適切に露出させることが難しい。しかし、ゲートコンタクト層105b上にエッチングストップ層105aが備えられているので、ゲートコンタクト層105bの過度のエッチングが回避される。このため、ゲートコンタクト層105bを、確実に露出させることが可能となる。
《1−5》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係る半導体発光素子10及び半導体複合装置100によれば、ゲートコンタクト層105bの不純物濃度にIM105bとゲート層105cの不純物濃度IM105cが、IM105b>IM105cを満たすように構成したので、ゲート層105c内に少数キャリアを加速させる内部電界が発生し、ゲート層105c内での少数キャリアの再結合を減らすことができる。また、ゲートコンタクト層105b上にエッチングストップ層105aを備えたので、ゲート層105cを設けることで薄くなったゲートコンタクト層105bの表面でエッチングを精度よく止めることが可能であり、ゲートコンタクト層105b及びゲート層105cを厚くする必要がないので、少数キャリアの再結合を減らすことができる。このため、半導体発光素子10の保持電流を下げることが可能となる。
また、第2半導体層12(すなわち、p型の上クラッド層104)を、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向の不純物濃度の変化(不純物濃度差)を有するように構成した場合には、第2半導体層12内での少数キャリアの再結合を減らすことができる。このため、半導体発光素子10の保持電流をより一層下げることが可能となる。
《2》実施の形態2
《2−1》構成
図8は、本発明の実施の形態2に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)20を含む半導体複合装置としての発光素子アレイ(発光サイリスタアレイ)200の構造を示す概略平面図である。図8において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号が付される。なお、図8においては、発光素子アレイ200の構造を理解し易くするために、絶縁膜135(図9に示される)を記載していない。
図9は、実施の形態2に係る半導体発光素子20の構造を示す概略断面図である。図9には、図8を9A−9B−9C線で切る断面構造が示されている。図9において、図3に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図3に示される符号と同じ符号が付される。半導体発光素子20は、例えば、第1端子としてのカソード端子と、第2端子としてのアノード端子と、アノード端子とカソード端子と間の導通を制御する信号が入力される第3端子としてのゲート端子とを有する3端子発光素子としての発光サイリスタである。
実施の形態2に係る半導体発光素子20は、第1端子を含むn型の第1半導体層11と、第1半導体層11上に備えられたp型の第2半導体層12と、第2半導体層12上に備えられ、第3端子を含むn型の第3半導体層23と、第3半導体層23上に備えられ、第2端子を含むp型の第4半導体層24とを備えている。実施の形態2に係る半導体発光素子20は、第3半導体層23が、第4半導体層24から第1半導体層11に向かう方向に移動する第3半導体層23内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第4半導体層24から第1半導体層11に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第1の構造を備える。
また、半導体発光素子20は、第2半導体層12が、第1半導体層11から第4半導体層24に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層24に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第2の構造を備えてもよい。例えば、p型の第2半導体層12を第1層と第2層からなる2層の半導体層で形成し、第1半導体層11側の第1層の不純物濃度及びバンドギャップと比較して第3半導体層23側の第2層の不純物濃度及びバンドギャップを下げることで、第1半導体層11から第4半導体層24に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12を構成してもよい。或いは、第2半導体層12の内部で、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に、第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12内の不純物濃度及びバンドギャップを連続的に変化させてもよい。
また、半導体発光素子20は、上記第1の構造及び上記第2の構造の一方だけを備えてもよい。
具体的には、実施の形態2に係る半導体発光素子20は、n型の第3半導体層23が、ゲートコンタクト層205aとゲート層205bとの2層半導体層(例えば、AlGaAs層)からなり、p型の第4半導体層24が、ゲートコンタクト層105b上に備えられたp型のエッチングストップ層206とその上に備えられたアノード層106とからなる点が、実施の形態1に係る半導体発光素子10と異なる。
また、実施の形態2に係る半導体発光素子20は、エッチングストップ層206の不純物濃度IM206と、ゲートコンタクト層205aの不純物濃度IM205aと、ゲート層205bの不純物濃度IM205bとが、
IM206>IM205a>IM205b
の条件を満たすように、構成されている。さらに、実施の形態2に係る半導体発光素子20は、エッチングストップ層206の構成材料のバンドギャップBG206とゲートコンタクト層205aの構成材料のバンドギャップBG205aとが
BG206>BG205a
の条件を満たすように、構成されている。
実施の形態2に係る半導体発光素子20をAlGaAs系材料で形成した場合には、ゲートコンタクト層205a及びゲート層205bは、例えば、n型のAl0.15Ga0.85As層であり、エッチングストップ層206は、例えば、p型のIn0.5Ga0.5P層である。
《2−2》動作
実施の形態2では、ゲートコンタクト層205aの不純物濃度とゲート層205bの不純物濃度とを、IM205a>IM205bとすることで、ゲート層内にゲートコンタクト層から上クラッド層に向けて少数キャリアを加速させる内部電界が形成される。
さらに、エッチングストップ層206のバンドギャップBG206がゲートコンタクト層205aのバンドギャップBG205aより大きいことで、アノード・ゲート間でのキャリア注入効率を上げることができる。
《2−3》効果
以上に説明したように、実施の形態2に係る半導体発光素子20及び半導体複合装置200によれば、ゲートコンタクト層205aの不純物濃度IM205aとゲート層205bの不純物濃度IM205bが、IM205a>IM205bを満たすように構成したので、ゲート層内に少数キャリアを加速させる内部電界が発生し、ゲート層105c内での少数キャリアの再結合を減らすことができる。また、エッチングストップ層206の構成材料のバンドギャップBG206とゲートコンタクト層205aの構成材料のバンドギャップBG205aが、BG206>BG205aを満たすように構成したので、アノード・ゲート間でのキャリア注入効率をあげることができる。このため、実施の形態2に係る半導体発光素子20及び半導体複合装置200によれば、実施の形態1に係る半導体発光素子10及び半導体複合装置100の場合よりも、保持電流を一層下げることができる。
また、第2半導体層12(すなわち、p型の上クラッド層104)を、第1半導体層11から第4半導体層24に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層24に向かう方向の不純物濃度の変化又はバンドギャップの変化を有するように構成した場合には、第2半導体層12内での少数キャリアの再結合を減らすことができる。このため、半導体発光素子20の保持電流をより一層下げることが可能となる。
《3》実施の形態3
《3−1》構成
図10は、本発明の実施の形態3に係る半導体発光素子(発光サイリスタ)30を含む半導体複合装置としての発光素子アレイ(発光サイリスタアレイ)300の構造を示す概略平面図である。なお、図10においては、発光素子アレイ300の構造を理解し易くするために、絶縁膜135(図11に示される)を記載していない。図10において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号が付される。
図11は、実施の形態3に係る半導体発光素子30の構造を示す概略断面図である。図11には、図10を11A−11B−11C線で切る断面構造が示されている。図11において、図3に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図3に示される符号と同じ符号が付される。半導体発光素子30は、例えば、第1端子としてのカソード端子と、第2端子としてのアノード端子と、アノード端子とカソード端子と間の導通を制御する信号が入力される第3端子としてのゲート端子とを有する3端子発光素子としての発光サイリスタである。
実施の形態3に係る半導体発光素子30は、第1端子を含むn型の第1半導体層11と、第1半導体層11上に備えられたp型の第2半導体層12と、第2半導体層12上に備えられ、第3端子を含むn型の第3半導体層33と、第3半導体層33上に備えられ、第2端子を含むp型の第4半導体層14とを備えている。実施の形態3に係る半導体発光素子30は、第3半導体層33が、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に移動する第3半導体層33内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向のバンドギャップの変化(バンドギャップ差)を有する構造である第1の構造を備える。
また、半導体発光素子30は、第2半導体層12が、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向のバンドギャップの変化を有する構造である第2の構造を備えてもよい。具体的に言えば、p型の第2半導体層12を第1層と第2層からなる2層の半導体層で形成し、第1半導体層11側の第1層のバンドギャップと比較して第3半導体層13側の第2層のバンドギャップを下げることで、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12を構成してもよい。或いは、第2半導体層12の内部で、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に、第2半導体層12内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第2半導体層12内のバンドギャップを連続的に変化させてもよい。
また、半導体発光素子30は、上記第1の構造及び上記第2の構造の一方だけを備えてもよい。
具体的には、実施の形態3に係る半導体発光素子30は、n型の第3半導体層33が、n型のゲートコンタクト層305aとn型のゲート層305bとの2層の半導体層からなり、ゲートコンタクト層305aのバンドギャップBG305aとゲート層305bのバンドギャップBG305bとが異なり、さらに、アノード層106のバンドギャップBG106と、ゲートコンタクト層305aのバンドギャップBG305aと、ゲート層305bのバンドギャップBG305bと、活性層103のバンドギャップBG103とが、
BG106>BG305a>BG305b≧BG103
の条件を満たす点が、実施の形態1及び2に係る半導体発光素子10及び20と異なる。
実施の形態3に係る半導体発光素子30がAlGaAs系材料で構成された場合には、ゲートコンタクト層305aは、例えば、n型Al0.25Ga0.75As層であり、ゲート層305bは、例えば、n型Al0.15Ga0.85As層である。
《3−2》動作
実施の形態3では、ゲートコンタクト層305aのバンドギャップBG305aとゲート層305bのバンドギャップBG305bを、BG305a>BG305bとすることで、n型の第3半導体層33内にゲートコンタクト層305aから上クラッド層104に向けて少数キャリアを加速させる内部電界が形成されることで、アノード・ゲート間でのキャリア再結合が抑制される。また、ゲートコンタクト層305aのバンドギャップBG305aを活性層103のバンドギャップBG103より大きくすることで、実施の形態1及び2と同等の効果を得つつ、ゲート層305bでの光の吸収を抑えられるので、光取り出し効率が向上する。
《3−3》効果
以上に説明したように、実施の形態3に係る半導体発光素子30及び半導体複合装置300においては、活性層103の上下に導電型の異なる下クラッド層102及び上クラッド層104を設け、n型の下クラッド層102に導通するカソード層101を設け、p型の上クラッド層104の上方にn型のゲート層305bを設けている。さらに、ゲート層305bが上クラッド層104と接する側から順に、ゲート層305b、ゲートコンタクト層305aが積層され、ゲートコンタクト層305aの上方にp型のアノード層106が設けられている。さらに、ゲートコンタクト層305aの構成材料のバンドギャップBG305aとゲート層305bの構成材料のバンドギャップBG305bが、
BG305a>BG305b
の条件を満たす構成としたので、ゲート層305b内に少数キャリアを加速させる内部電界が発生し、保持電流を下げる効果が得られる。また、ゲートコンタクト層305aのバンドギャップBG305aと活性層103のバンドギャップBG103とが、
BG305a>BG103
を満たす構成としたので、ゲート層305bでの光吸収を抑えられ、光取り出しを向上させることができる。
また、第2半導体層12(すなわち、p型の上クラッド層104)を、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に移動する第2半導体層12内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向のバンドギャップの変化を有するように構成した場合には、第2半導体層12内での少数キャリアの再結合を減らすことができる。このため、半導体発光素子30の保持電流をより一層下げることが可能となる。
《4》実施の形態4
図12は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの基板ユニット500の構造を示す概略斜視図である。図12に示されるように、基板ユニット500は、プリント配線板501と、アレイ状に配置された複数の半導体複合装置100とを有する。複数の半導体複合装置100は、プリント配線板501上に熱硬化樹脂等により固定されている。半導体複合装置100の外部接続パッド134とプリント配線板501の接続パッド502との間は、ボンディングワイヤ503により電気的に接続されている。また、プリント配線板501には、各種配線パターン、電子部品、コネクタ等が搭載されてもよい。また、半導体複合装置100は、実施の形態2又は3で説明した半導体複合装置200又は300であってもよい。
図13は、実施の形態4に係る基板ユニット500を搭載した光プリントヘッド600の構造を示す概略断面図である。光プリントヘッド600は、電子写真方式の画像形成装置としての電子写真プリンタの露光装置である。図13に示されるように、光プリントヘッド600は、ベース部材601と、COB基板としての実装基板であるプリント配線板501と、発光素子アレイチップとしての半導体複合装置100(又は200又は300)と、複数の正立等倍結像レンズを含むレンズアレイ604と、レンズホルダ605と、バネ部材であるクランパ606とを備えている。ベース部材601は、プリント配線板501を固定するための部材であり、その側面には、クランパ606を用いて、プリント配線板501、及び、レンズホルダ605をベース部材601に固定するための開口部602が設けられている。レンズホルダ605は、例えば、有機高分子材料などを射出成形することによって形成される。レンズアレイ604は、半導体複合装置100(又は200又は300)から出射された光を像担持体としての感光体ドラム上に結像させる光学レンズ群である。レンズホルダ605は、レンズアレイ604をベース部材601の所定の位置に保持する。クランパ606は、ベース部材601の開口部602及びレンズホルダ605の開口部を介して、各構成部分を挟み付けて保持する。
光プリントヘッド600では、印刷データに応じて、半導体複合装置100の半導体発光素子10が選択的に発光し、その光がレンズアレイ604により一様帯電している感光体ドラム上で結像される。これにより、感光体ドラムに静電潜像が形成され、その後、現像工程、転写工程、定着工程を経て、印刷媒体(用紙)上に現像剤からなる画像が形成(印刷)される。
以上に説明したように、実施の形態4に係る光プリントヘッド600によれば、小さい電流領域で発光可能な半導体発光素子10,20,又は30を備えた半導体複合装置100,200,又は300が使用される。このように、保持電流が小さい半導体発光素子10,20,又は30を用いた場合には、低い電流領域から高い電流領域までの広い電流範囲で半導体発光素子10,20,又は30を駆動させることができるので、半導体発光素子10,20,又は30による照射光量の調整がし易くなり、その結果、印字品質の向上(例えば、高品質な階調表現の印刷)が可能になる。
《5》実施の形態5
《5−1》構成
図14は、本発明の実施の形態5に係る画像形成装置700の構造を示す概略断面図である。画像形成装置700は、例えば、電子写真方式を採用するカラープリンタである。画像形成装置700は、実施の形態4で説明した光プリントヘッド600を、露光装置である光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cとして備えている。
図14に示されるように、画像形成装置700は、主要な構成として、電子写真方式により用紙などの記録媒体P上に現像剤像(トナー像)を形成する画像形成部710K,710Y,710M,710Cと、画像形成部710K,710Y,710M,710Cに記録媒体Pを供給する媒体供給部720と、記録媒体Pを搬送する搬送部730と、画像形成部710K,710Y,710M,710Cの各々に対応するように配置された転写部としての転写ローラ740と、記録媒体P上に転写されたトナー像を定着させる定着器750と、定着器750を通過した記録媒体Pを外部に排出する媒体排出部としての排紙ローラ対725とを有する。なお、画像形成装置700が有する画像形成部の数は、3以下又は5以上であってもよい。また、本発明は、電子写真方式によって記録媒体上に画像を形成する装置であれば、画像形成部の数が1つであるモノクロプリンタにも適用可能である。
図14に示されるように、媒体供給部720は、用紙カセット721と、用紙カセット721内に積載された記録媒体Pを1枚ずつ繰り出すホッピングローラ722と、用紙カセット721から繰り出された記録媒体Pを搬送するレジストローラ723と、記録媒体Pを搬送するローラ対724とを有する。
画像形成部710K,710Y,710M,710Cは、記録媒体P上にブラック(K)のトナー像、イエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、及びシアン(C)のトナー像をそれぞれ形成する。画像形成部710K,710Y,710M,710Cは、媒体搬送路に沿って媒体搬送方向(矢印方向)の上流側から下流側に向けて並んで配置されている。画像形成部710K,710Y,710M,710Cは、着脱自在に形成された各色用の画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cをそれぞれ有する。直列に配列された画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cは、画像形成部710K,710Y,710M,710Cの各色に対応して備えられ、画像形成ユニット712Cはシアンのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット712Mはマゼンタのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット712Yはイエローのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット712Kはブラックのトナーにより画像を形成する。画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cは、トナーの色が異なる点以外は、互いに基本的に同一の構造を有する。
画像形成部710K,710Y,710M,710Cは、各色用の露光装置としての光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cをそれぞれ有する。
画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cの各々は、回転可能に支持された像担持体としての感光体ドラム713と、感光体ドラム713の表面を一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ714と、光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cによる露光によって感光体ドラム713の表面に静電潜像を形成した後に、感光体ドラム713の表面にトナーを供給して静電潜像に対応するトナー像を形成する現像装置715とを有する。
現像装置715は、トナーを収容する現像剤収容スペースを形成する現像剤収容部としてのトナー収容部と、感光体ドラム713の表面にトナーを供給する現像剤担持体としての現像ローラ716と、トナー収容部内に収容されたトナーを現像ローラ716に供給する供給ローラ717と、現像ローラ716の表面のトナー層の厚さを規制するトナー規制部材としての現像ブレード718とを有する。
光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cの各々による露光は、一様帯電した感光体ドラム713の表面に印刷用の画像データに基づいて実行される。光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cの各々は、感光体ドラム713の軸線方向に複数の発光素子として発光サイリスタが配列された発光素子アレイを含む。
図14に示されるように、搬送部730は、記録媒体Pを静電吸着して搬送する搬送ベルト(転写ベルト)733と、駆動部により回転されて搬送ベルト733を駆動する駆動ローラ731と、駆動ローラ731と対を成して搬送ベルト733を張架するテンションローラ(従動ローラ)732とを有する。
図14に示されるように、転写ローラ740は、搬送ベルト733を挟んで画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cの各々の感光体ドラム713に対向して配置されている。転写ローラ740によって、画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cの各々の感光体ドラム713の表面に形成された現像剤像(トナー像)は、媒体搬送路に沿って矢印方向に搬送される記録媒体Pの上面に順に転写されて、複数のトナー像が重ねられたカラー画像が形成される。感光体ドラム713上に現像された画像(トナー像、現像剤像)を記録媒体Pに転写した後に感光体ドラム713に残留したトナーを除去するクリーニング装置719aを有する。
定着器750は、互いに圧接し合う1対のローラ751,752を有する。ローラ751は、加熱ヒータを内蔵するヒートローラであり、ローラ752はローラ751に向けて押し付けられる加圧ローラである。未定着の現像剤像(トナー像)を有する記録媒体Pは、定着器750の一対のローラ751,752間を通過する。このとき、未定着のトナー像は、加熱及び加圧されて記録媒体P上に定着される。
《5−2》動作
先ず、用紙カセット721内の記録媒体Pは、ホッピングローラ722によって繰り出され、レジストローラ723へ送られる。続いて、記録媒体Pはレジストローラ723からローラ対724を介して搬送ベルト733に送られ、この搬送ベルト733の走行に伴って、画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cへと搬送される。画像形成ユニット712K,712Y,712M,712Cにおいて、感光体ドラム713の表面は、帯電ローラ714によって帯電され、光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cによって露光され、静電潜像が形成される。静電潜像には、現像ローラ716上で薄層化されたトナーが静電的に付着されて各色のトナー像が形成される。各色のトナー像は、転写ローラ740によって記録媒体Pに転写され、記録媒体P上にカラーのトナー像が形成される。転写後に、感光体ドラム713上に残留したトナーは、クリーニング装置719aによって除去される。カラーのトナー像が形成された用紙は、定着器750に送られる。この定着器750において、カラーのトナー像が記録媒体Pに定着され、カラー画像が形成される。トナー像が形成された記録媒体Pは、排紙ローラ対725によって用紙スタッカへ排出される。
《5−3》効果
以上に説明したように、実施の形態5に係る画像形成装置700においては、実施の形態4で説明した光プリントヘッド600を、露光装置である光プリントヘッド711K,711Y,711M,711Cとして備えている。このため、実施の形態5に係る画像形成装置700によれば、印刷画像の品質の向上を図ることができる。
《6》変形例
実施の形態1では、ゲートコンタクト層105b及びゲート層105cにおいて、不純物濃度IM105b及びIM105cを階段状に変化させたが(図4)、不純物濃度IM105b及びIM105cを階段状に変化させる代わりに、ゲート層105c内において第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に連続的に不純物濃度が減少する構造を採用してもよい。
また、実施の形態1では、ゲートコンタクト層105b及びゲート層105cにおいて、不純物濃度IM105b及びIM105cを階段状に変化させたが(図4)、このような構造の代わりに、n型の第3半導体層13がゲートコンタクト層のみを有し、このゲートコンタクト層内において第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、第4半導体層14から第1半導体層11に向かう方向に連続的に不純物濃度が減少する構造を採用してもよい。
また、実施の形態1では、ゲートコンタクト層105b及びゲート層105cにおいて、不純物濃度IM105b及びIM105cを階段状に変化させたが(図4)、このような構造の代わりに、又は、このような構造に加えて、p型の上クラッド層104を2層の半導体層、すなわち、ゲート層105c側のp型の第2層と活性層103側のp型の第1層とで形成し、活性層103側の第1層の不純物濃度と比較して、ゲート層105c側の第2層の不純物濃度を下げることで、カソード層101からアノード層106に向けて移動する上クラッド層104内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、構成してもよい。
また、実施の形態1では、p型の上クラッド層104の内部で、第1半導体層11から第4半導体層14に向かう方向に、上クラッド層104内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、不純物濃度を連続的に変化させてもよい。
また、実施の形態3では、第3半導体層13をゲート層305bとゲートコンタクト層305aとに分割して、構成材料のバンドギャップ差を形成し、半導体発光素子30の保持電流の低減を図ったが、ゲート層305bの構成材料のバンドギャップを、ゲートコンタクト層305a側から上クラッド層104側へ向けて連続的に減少させることでも同様の効果が得られる。
また、実施の形態3では、ゲートコンタクト層305a及びゲート層305bにおいて、バンドギャップを階段状に変化させたが、このような構造の代わりに、又は、このような構造に加えて、p型の上クラッド層104を2層の半導体層、すなわち、ゲート層105c側のp型の第2層と活性層103側のp型の第1層とで形成し、活性層103側の第1層のバンドギャップを、ゲート層105c側の第2層のバンドギャップより大きくすることで、カソード層101からアノード層106に向けて移動する少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるような構造としてもよい。
また、実施の形態1から3において、p型の上クラッド層104内において、連続的にバンドギャップを変化させることによって、第1半導体層11から第4半導体層14(24)に向かう方向に上クラッド層104内の少数キャリアを加速する内部電界を形成する構造を追加することも可能である。
さらに、実施の形態1から3で説明した不純物濃度の変化とバンドギャップの変化とを組み合わせることによって、第4半導体層14(24)から第1半導体層11に向かう方向に第3半導体層13(33)内の少数キャリアを加速する内部電界を形成する構造を採用することも可能である。
10,20,30 半導体発光素子、 11 第1半導体層、 12 第2半導体層、 13,23,33 第3半導体層、 14,24 第4半導体層、 91 カソード電極、 92 ゲート電極、 93 アノード電極、 100,200,300 半導体複合装置(発光素子アレイ)、 101 カソード層、 102 下クラッド層、 103 活性層、 104 上クラッド層、 105a エッチングストップ層、 105b ゲートコンタクト層、 105c ゲート層、 106 アノード層、 120 半導体基板、 121 平坦化層、 122 平坦化領域、 150 成長基板、 151 バッファー層、 152 剥離層、 205a ゲートコンタクト層、 205b ゲート層、 206 エッチングストップ層、 305a ゲートコンタクト層、 305b ゲート層、 600 光プリントヘッド、 700 画像形成装置。

Claims (12)

  1. 第1端子と、第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の導通を制御する信号が入力される第3端子とを備えた半導体発光素子であって、
    前記第1端子を含む第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に備えられた第1導電型と異なる第2導電型の第2半導体層と、
    前記第2半導体層上に備えられ、前記第3端子を含む第1導電型の第3半導体層と、
    前記第3半導体層上に備えられ、前記第2端子を含む第2導電型の第4半導体層と、
    を備え、
    前記第3半導体層が、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に移動する前記第3半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第1の構造、及び、前記第2半導体層が、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に移動する前記第2半導体層内の少数キャリアを加速する内部電界を形成するように、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向の不純物濃度の変化、又は、バンドギャップの変化、又は、不純物濃度とバンドギャップの変化を有する構造である第2の構造、の内の少なくとも一方の構造を備えた
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第3半導体層は、
    前記第2半導体層上に備えられた第1導電型のゲート層と、
    前記ゲート層上に備えられた第1導電型のゲートコンタクト層と、
    前記ゲートコンタクト層上に備えられた第1導電型のエッチングストップ層と
    を有し、
    前記ゲート層の不純物濃度は、前記ゲートコンタクト層の不純物濃度より低い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第3半導体層は、
    前記第2半導体層上に備えられた第1導電型のゲート層と、
    前記ゲート層上に備えられた第1導電型のゲートコンタクト層と、
    を有し、
    前記第4半導体層は、
    前記第3半導体層上に備えられた第2導電型のエッチングストップ層と、
    前記エッチングストップ層上に備えられた第2導電型のアノード層と、
    を有し、
    前記ゲート層の不純物濃度は、前記ゲートコンタクト層の不純物濃度より低い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  4. 前記エッチングストップ層の不純物濃度は、前記ゲートコンタクト層の不純物濃度より高いことを特徴とする請求項3に記載の半導体発光素子。
  5. 前記第1の構造は、前記第3半導体層が、内部に、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に移動する前記第3半導体層内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に、不純物濃度を連続的に変化させた部分を有し、
    前記第2の構造は、前記第2半導体層が、内部に、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に移動する前記第2半導体層内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に、不純物濃度を連続的に変化させた部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  6. 前記エッチングストップ層の厚さは、5nmから20nmの範囲内であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  7. 前記エッチングストップ層は、InGa1−yP層であり、
    組成比yは、0.45以上0.55以下である
    ことを特徴とする前記請求項2から4及び6のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  8. 前記第3半導体層は、
    前記第2半導体層上に備えられた第1導電型のゲート層と、
    前記ゲート層上に備えられた第1導電型のゲートコンタクト層と、
    を有し、
    前記第1半導体層は、
    第1導電型のカソード層と、
    前記カソード層上に備えられた第1導電型の第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層上に備えられた第1導電型の活性層と、
    を有し、
    前記ゲート層のバンドギャップは、前記ゲートコンタクト層のバンドギャップより小さく、
    前記ゲートコンタクト層のバンドギャップは、前記活性層のバンドギャップより大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  9. 前記第1の構造は、前記第3半導体層が、内部に、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に移動する前記第3半導体層内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、前記第4半導体層から前記第1半導体層に向かう方向に、バンドギャップを連続的に変化させた部分を有し、
    前記第2の構造は、前記第2半導体層が、内部に、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に移動する前記第2半導体層内の少数キャリアを加速させる内部電界が形成されるように、前記第1半導体層から前記第4半導体層に向かう方向に、バンドギャップを連続的に変化させた部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子を駆動させる駆動回路と
    を有することを特徴とする半導体複合装置。
  11. 請求項10に記載の半導体複合装置を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  12. 請求項11に記載の光プリントヘッドと、
    前記光プリントヘッドの露光により画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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