JP2019045987A - 作業現場監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できる作業現場監視装置を提供する。【解決手段】本開示の一態様は、作業現場監視装置1において、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を連続して所定回数X超えたときに表示灯13とスピーカ16により熱中症警報を報知するトリガによる発報を行い、トリガによる発報を行った後に継続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超えるときに表示灯13とスピーカ16により熱中症警報を報知するリアラートによる発報を行う。【選択図】図7

Description

本開示は、建設現場などの作業現場における気温や湿度などの作業環境を監視する作業現場監視装置に関するものである。
屋外であることが多い建設現場等の工事現場においては、特に夏などの暑い季節には作業者が熱中症を発症するおそれがあるなどの作業環境の悪化に対する対策が必要となる。そこで、屋外の工事現場において作業環境を監視する装置として、特許文献1には、熱中症を予測する熱中症予測装置が開示されている。この装置は、温湿度センサの情報をもとに、温度と湿度の双方の数値が作業環境に合わせて設定した所定値以上となった場合に外部に警報信号を送信している。
特開2015−195451号公報
しかしながら、特許文献1の装置においては、温度と湿度の数値が設定した所定値前後を行き来するような状況下では、温度と湿度の数値が所定値以上となる度に外部に警報信号が送信され、外部へ警報信号が煩雑に送信されてしまう。そして、この特許文献1の装置のような熱中症を監視する装置において、工事現場における作業者に熱中症に関する注意喚起を行うため、工事現場において熱中症警報が報知されるとした場合には、温度と湿度の数値が設定した所定値前後を行き来するような状況下では、熱中症警報が煩雑に発せられるおそれがある。そのため、工事現場における作業者が作業に集中できなくなるなどして、工事現場における作業効率が低下してしまうおそれがある。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できる作業現場監視装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、温湿度センサと、警報を報知するための報知部と、前記温湿度センサにより検出された温度と湿度から所定時間毎に求められる暑さ指数をもとに前記報知部による熱中症警報の報知を制御する制御部と、を有する作業現場監視装置において、前記制御部は、前記暑さ指数の値が所定の閾値を連続して第1所定回数超えたときに前記報知部により熱中症警報を報知するトリガによる発報を行い、前記トリガによる発報を行った後に継続して前記暑さ指数の値が前記所定の閾値を超えるときに前記報知部により熱中症警報を報知するリアラートによる発報を行うこと、を特徴とする。
この態様によれば、暑さ指数の値が所定の閾値前後を行き来する時間帯であっても、暑さ指数の値が所定の閾値を連続して第1所定回数超えたときに熱中症警報の報知を行うので、熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できる。そのため、作業現場における作業者は作業に集中できるので、作業現場における作業効率が維持される。
また、暑さ指数の値が、所定の閾値を一旦超えた後に、さらに継続して所定の閾値を超えているときには、リアラートによる発報を行って、作業者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
上記の態様においては、前記制御部は、前記暑さ指数の値が前記所定の閾値を連続して第2所定回数超えたときに、前記リアラートによる発報を行うこと、を特徴とする。
この態様によれば、前記のトリガによる発報が行われた後に、連続して暑さ指数の値が所定の閾値を超えている場合に、連続して熱中症警報の報知が行われることを抑制できる。そのため、連続して暑さ指数の値が所定の閾値を超える時間帯において、熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制しながら、作業者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
上記の態様においては、前記制御部は、前記暑さ指数の値と前記所定の閾値との差分を所定時間毎に計測し、計測した前記差分の積算値が所定値以上となったときに、前記リアラートによる発報を行うこと、を特徴とする。
この態様によれば、前記のトリガによる発報が行われた後に、連続して暑さ指数の値が所定の閾値を超えている場合に、所定時間毎に単調に熱中症警報の報知が行われず、作業現場における熱中症の危険度に応じて熱中症警報の報知を行う頻度を調整することができる。そのため、作業現場において熱中症の危険度がより高い作業環境になった場合には、熱中症警報の報知を行う頻度をより高くして、作業者に対して熱中症に関する注意喚起をより強化することができる。一方、作業現場において熱中症の危険度が低い作業環境になった場合には、熱中症警報の報知を行う頻度を低くして、熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できる。したがって、作業現場における熱中症の危険度に応じて、適切に、作業者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
上記の態様においては、外部と無線通信するための無線通信部を有し、前記無線通信部は、外部の通信ネットワークを介して外部のユーザ端末との通信を実施して、前記トリガによる発報または前記リアラートによる発報が行われるときに前記ユーザ端末にてメールの通知を行うこと、を特徴とする。
この態様によれば、ユーザ端末を管理する管理者に対して、熱中症警報に関する通知を行うことができる。そのため、管理者は、作業者が熱中症を発症するおそれがある際に、速やかに対応できる。
そして、前記のように暑さ指数の値が所定の閾値前後を行き来する時間帯であっても、作業現場において熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できるので、同様に、ユーザ端末にてメールが煩雑に通知されることを抑制できる。
上記の態様においては、移動する物体を感知する人感センサを有し、前記制御部を収納した筐体に、前記温湿度センサと、前記人感センサと、前記報知部と、が組み付けられていること、を特徴とする。
この態様によれば、温湿度センサや人感センサや報知部などの各機器を容易に設置することができる。また、コストダウンを図ることができる。
本開示の作業現場監視装置によれば、熱中症警報が煩雑に発せられることを抑制できる。
本実施形態の作業現場監視装置の正面図である。 本実施形態の作業現場監視装置の側面図である。 本実施形態の作業現場監視装置の平面図である。 風速風向センサの側面図である。 作業現場監視装置と通信先の概略構成図である。 監視制御部のブロック図である。 第1実施形態にて行われる制御の具体例を示す図である。 第2実施形態にて行われる制御の具体例を示す図である。 比較例にて行われる制御の具体例を示す図である。
以下、本開示の作業現場監視装置を具体化した一実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図5に示すように、本実施形態の作業現場監視装置1は、人感センサ11と、温湿度センサ12と、表示灯13と、筐体14と、監視制御部15と、スピーカ16と、風速風向センサ17と、電源プラグ18と、連結金具19と、取付金具20と、取付金具21などを有する。
人感センサ11は、3つの赤外線センサを備えており、2つのセンサは水平方向の赤外線を検知し、残りの1つのセンサは地面方向からの赤外線を検知する。このようにして人感センサ11は3つの赤外線センサを備えているので、鳥や樹木の揺れによる誤動作を削減して侵入者の検知(感知)を可能とする。そして、人感センサ11は、不審者等の移動する物体を感知したら感知信号を監視制御部15に出力する。この人感センサ11は、筐体14の側面にネジ止め固定されている。
温湿度センサ12は、例えば1分毎に温度と湿度を計測して、その計測データを監視制御部15に出力する。この温湿度センサ12は、連結金具19を介して筐体14に連結されている。
表示灯13は、警報を報知するための報知部のうちの1つである。この表示灯13は、赤と青と黄の3色の発光部を有しており、その発光動作が監視制御部15により制御される。例えば、表示灯13は、不審者を感知した場合は赤色の照明を点滅させ、熱中症警報を報知する場合は黄色の照明を点滅させ、風速が所定値を超えた場合は青色の照明を点灯させる。
筐体14は、金属製であり、監視制御部15とスピーカ16を収納している。この筐体14には、ポール41に取り付けるための専用の取付金具20が取り付けられている。
図6に示すように、監視制御部15は、無線通信部31と、メモリ32と、第1IF(第1インターフェース)33と、第2IF(第2インターフェース)34と、監視制御部CPU35と、電源36などを備えている。
無線通信部31は、通信ネットワークN(図5参照)を構成する携帯電話通話網およびインターネット網を介して、外部の管理サーバ51(図5参照)と無線通信する。
メモリ32は、スピーカ16から発するための各種設定値や警報内容の各種メッセージを記憶する。また、メモリ32には、具体的に警報を報知する風速の閾値、温度と湿度から求めた熱中症発症の確率を表にした換算テーブル(例えば、WBGT値換算表)などが保存されている。
第1IF33は、人感センサ11と温湿度センサ12と風速風向センサ17の各センサが出力する信号を受信する。第2IF34は、表示灯13とスピーカ16が接続されている。
監視制御部CPU35は、監視制御部15を制御する。また、監視制御部CPU35は、入手した風速データが閾値を超えたら異常発生と判断する。さらに、監視制御部CPU35は、温度と湿度のデータから換算テーブルを参照して熱中症発症の確率が一定値に達したら熱中症危険信号を出力し、表示灯13とスピーカ16から熱中症警報を報知するように制御する。なお、この警報は複数段階で実施され、警戒領域にあると判断した場合と危険領域にあると判断した場合とで、警報内容を変えて発報が行われる。このようにして、監視制御部15は、温湿度センサ12により検出された温度と湿度から所定時間毎(例えば、1分毎)に求められる暑さ指数WBGTをもとに表示灯13とスピーカ16による警報の報知を制御する。
また、監視制御部CPU35は、例えば1分毎に管理サーバ51と通信し、各センサから取得した値と算出結果を管理サーバ51に送信する。また、監視制御部CPU35は、管理サーバ51を介してパーソナルコンピュータや携帯端末などのユーザ端末52と通信を実施して、ユーザ端末52により入力されたスケジュール(センサ動作時間帯など)や閾値等の設定を行う。そして、このときの設定情報は、メモリ32に保存される。
電源36は、電源プラグ18を介して商用電源からの電源の供給を受ける。そして、人感センサ11と温湿度センサ12と風速風向センサ17、および、表示灯13とスピーカ16は、第1IF33と第2IF34を介して、監視制御部15から電源の供給を受ける。
スピーカ16は、警報を報知するための報知部のうちの1つである。このスピーカ16は、筐体14の底部に設置されており、監視制御部15の制御により各種警報音と各種メッセージを発する。
風速風向センサ17は、風速情報および風向情報を電気信号に変換する信号変換部17aを備え、ケーブル17bにより筐体14に接続されている。そして、風速風向センサ17からの信号は、ケーブル17bを介して、監視制御部15に送られる。風速風向センサ17は、ポール41に取り付けるための取付金具21を備えている。そして、風速風向センサ17は、筐体14に一体に設けられた人感センサ11と温湿度センサ12よりも高い場所に設置される必要があるので、独立して設置されており、筐体14が設置されたポール41の上部に設置されている。また、風速風向センサ17は、例えば0.25秒毎に風速と風向を計測して、計測データを監視制御部15に出力する。なお、ここでは、風速風向センサ17は、風速データと風向データを送信しているが、風速データだけ送信してもよい。
電源プラグ18は、筐体14に収納されている監視制御部15と、人感センサ11と、温湿度センサ12と、風速風向センサ17に電源を供給する。
このような構成の作業現場監視装置1は、以下のように動作(作用)する。まず、初めに、現場の作業時間帯に合せて人感センサ11と温湿度センサ12と風速風向センサ17の動作時間が設定される。また、監視する環境に応じて風速の閾値などが設定される。このような設定は、筐体14にユーザ端末52などの設定手段を接続して行われるとしてもよく、また、通信ネットワークNを介してユーザ端末52により行われるとしてもよい。
そして、このようにして設定された作業現場監視装置1は、監視制御部CPU35により以下のような監視動作を行う。例えば、夜間などの人感センサ11が動作設定された時間帯に不審者が侵入した場合には、人感センサ11が感知して警報動作を行う。このとき、例えば、表示灯13の赤色灯が点滅し、スピーカ16から威嚇音が発せられ、さらに、スピーカ16から「不審者がいます。直ちに立ち退いて下さい。」などのメッセージが発せられる。
また、温湿度センサ12の情報から温度と湿度が一定条件を満たしたら、熱中症警報が報知される。このとき、例えば、表示灯13の青色灯が点灯し、スピーカ16から警報音が発せられ、さらに、スピーカ16から「熱中症に注意して下さい。」などのメッセージ(音声)が発せられる。
さらに、風速が設定された閾値を超えたら、強風警報が報知される。このとき、例えば、表示灯13の黄色灯が点灯し、スピーカ16から警報音が発せられ、さらに、スピーカ16から「強い風が吹いています。作業を中断して下さい。」などのメッセージが発せられる。
そして、これらの不審者の感知や熱中症警報や強風警報の監視状況は、無線通信部31から通信ネットワークNを介して管理サーバ51に送信され、管理サーバ51から更に管理者が管理する携帯端末などのユーザ端末52に送信される。
本実施形態では、監視制御部15を収納した筐体14に、温湿度センサ12と、人感センサ11と、表示灯13と、スピーカ16が組み付けられている。そして、このようにして、熱中症予防の監視と不審者の監視と警報の報知とを行うための各機器を、共通する1つの筐体14を用いて一体化している。そのため、筐体14をポール41に取り付けることにより、各機器を容易に設置することができる。また、作業現場監視装置1による監視場所の移動についても、1つの筐体14を移動させる容易な作業で実施できる。また、2種類のセンサの異常検知に対する報知を共通する報知部(表示灯13とスピーカ16)で実施ができるので、コストダウンを図ることができる。
以上のような作業現場監視装置1において、前記の熱中症警報に関して、本実施形態で行われる制御について説明する。
ここで、比較例として、図9に示すように、暑さ指数WBGT(湿球黒球温度)の値が所定の閾値(例えば、31℃)を超える度に、熱中症警報の報知と熱中症警報に関するメールの通知が行われる例を想定する。すると、例えば時刻11時30分から時刻11時38分の時間帯において、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値前後の値を行き来する場合に、熱中症警報の報知とメールの通知(図中「警報+メール」と表記)が煩雑に行われてしまう。そのため、熱中症の発症を防ぐために作業者は必要以上に作業を中断して休憩する必要性が生じてしまったり、または、煩雑に発せられる熱中症警報のために作業者が作業に集中できなくなるおそれがある。また、煩雑に通知されるメールのために、メールを管理する管理者(例えば、現場管理者)がメールの管理作業に追われてしまうおそれがある。したがって、作業現場における作業効率が低下してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、熱中症警報の報知に関して、トリガによる報知が行われる。すなわち、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を連続して所定回数X超えたときに表示灯13とスピーカ16により熱中症警報を報知するトリガによる発報を行う。なお、所定回数Xは、本開示における「第1所定回数」の一例であり、少なくとも2回以上(複数回)である。
また、本実施形態では、監視制御部15の無線通信部31が、外部の通信ネットワークNを介して外部のユーザ端末52との通信を実施して、前記のトリガによる発報が行われるときにユーザ端末52にて熱中症警報に関するメールの通知も行う。これにより、ユーザ端末52を管理する管理者(例えば、現場管理者)に対して、熱中症警報に関する通知を行うことができる。そのため、管理者は、作業者が熱中症を発症するおそれがある際に、速やかに対応できる。
ここで具体例として、例えば、監視制御部15は、温湿度センサ12により検出した温度と湿度をもとに暑さ指数WBGTを1分毎に算出しているとする。また、暑さ指数WBGTについての所定の閾値を31℃とし、前記の所定回数Xを「3」とする。すると、図7に示すように、監視制御部15は、時刻11時30分から時刻11時38分までの時間帯のように、暑さ指数WBGTの値が31℃前後を行き来する時間帯において、表示灯13とスピーカ16による熱中症警報の報知と、ユーザ端末52にてメールの通知を行わない。その一方で、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値が31℃を連続して3回超えたとき(時刻11時43分)に、熱中症警報の報知とメールの通知を行う(図中「警報+メール」と表記)。
このようにして、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値前後を行き来する時間帯であっても、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を連続して所定回数X超えたときに熱中症警報の報知とメールの通知を行うので、作業現場において熱中症警報が煩雑に発せられることや、ユーザ端末52にてメールが煩雑に通知されることを抑制できる。そのため、作業現場における作業者は作業に集中できるので、作業現場における作業効率が維持される。また、管理者はメールの管理作業に追われないので、管理者は作業者の管理業務を遂行できる。
また、本実施形態では、前記のようにトリガによる発報が行われた後に、継続して暑さ指数WBGTが高いため熱中症の発症のおそれがあるときには、リアラートによる発報が行われる。すなわち、監視制御部15は、トリガによる発報を行った後に継続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超えたときに表示灯13とスピーカ16により熱中症警報を報知するリアラートによる発報を行う。そして、本実施形態では、このとき、監視制御部15の無線通信部31は、外部の通信ネットワークNを介して外部のユーザ端末52との通信を実施して、前記のリアラートによる発報が行われるときにユーザ端末52にて熱中症警報に関するメールの通知を行う。
これにより、暑さ指数WBGTの値が、所定の閾値を一旦超えた後に、さらに継続して所定の閾値を超えているときには、リアラートによる発報とメールの通知を行って、作業者や管理者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
ここで、リアラートによる発報を行う際に、前記の図9に示す比較例のように、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超える度にリアラートによる発報が行われるとすると、熱中症警報の報知とメールの通知が煩雑に行われてしまう。
そこで、本実施形態では、熱中症警報の報知とメールの通知が煩雑に行われないようにして、リアラートによる発報を行う。具体的には、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を連続して所定回数Y超えたときに、リアラートによる発報を行う。なお、所定回数Yは、本開示における「第2所定回数」の一例であり、少なくとも2回以上(複数回)である。
ここで具体例として、例えば、所定回数Yを「5」とする。すると、図7に示すように、監視制御部15は、時刻11時43分にてトリガによる発報を行った後、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値である31℃を5回連続して(5分間連続して)超えたとき(時刻11時48,53,58分)に、リアラートによる発報とメールの通知を行う。
これにより、前記のトリガによる発報が行われた後に、連続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値(例えば、31℃)を超えている場合に、連続して(例えば、1分毎に)熱中症警報の報知とメールの通知が行われることを抑制できる。そのため、連続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超える時間帯において、熱中症警報が煩雑に発せられることやメールが煩雑に通知されることを抑制しながら、作業者や管理者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
なお、監視制御部15は、時間帯や季節に応じて、所定回数Xや所定回数Yの数値を変えるとしてもよい。これにより、時間帯や季節に応じて、トリガによる発報とメールの通知を行うタイミング(時刻)や、リアラートによる発報とメールの通知を行う時間の間隔(頻度)を調整できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と異なった点を中心に述べる。
本実施形態では、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分を所定時間毎に計測し、計測した差分の積算値が所定値以上となったときに、リアラートによる発報を行う。ここでは、例えば、監視制御部15は、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分に「1」を加算した値を1分毎に計測し、その計測値の合計値が所定値Z以上となったときに、リアラートによる発報を行う。
ここで具体例として、例えば、所定値Zを「10℃」とする。すると、図8に示すように、監視制御部15は、時刻11時43分にてトリガによる発報を行った後、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値(31℃)との差分に「1」を加算した値を1分毎に計測する。例えば、時刻11時44,45,46分では、暑さ指数WBGTの値が「33℃」であるので、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分に「1」を加算した値は、(33℃)−(31℃)+(1℃)=「3℃」となる。そして、時刻11時47分では、暑さ指数WBGTの値が「32℃」であるので、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分に「1」を加算した値は、(32℃)−(31℃)+(1℃)=「2℃」となる。そのため、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分に「1」を加算した値についての時刻11時44分から時刻11時47分までの合計値は、「11℃」となって、所定値Zの「10℃」を超えることとなった。そこで、時刻11時47分においてリアラートによる発報が行われる。なお、時刻11時51,55,59分においても、同様に、リアラートによる発報が行われる。このように、暑さ指数WBGTの値が高く熱中症の危険度(熱中量発症の確率)が高い場合には、図8に示すようにして、前記の図7に示す例よりも、リアラートによる発報とメールの通知を行う時間間隔を小さくして、その頻度を高くすることができる。
その一方、暑さ指数WBGTの値が比較的に低く熱中症の危険度が低い場合には、リアラートによる発報とメールの通知を行う時間間隔を大きくして、その頻度を低くすることもできる。
このようにして、本実施形態では、熱中症の危険度を、暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超え続ける時間の長さだけではなく、時間軸に沿って暑さ指数WBGTの値の変化を線で表したときの暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との間の面積の大きさを計測して、判断する。そして、計測した前記の面積の大きさに応じて、リアラートによる発報を行うタイミング(時刻)を調整する。
これにより、前記のトリガによる発報が行われた後に、連続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値(例えば、31℃)を超えている場合に、所定時間毎(例えば、1分毎)に単調に熱中症警報の報知とメールの通知が行われず、作業現場における熱中症の危険度に応じて熱中症警報の報知とメールの通知を行う頻度を調整することができる。そのため、作業現場において熱中症の危険度がより高い作業環境になった場合には、熱中症警報の報知とメールの通知を行う頻度をより高くして、作業者や管理者に対して熱中症に関する注意喚起をより強化することができる。一方、作業現場において熱中症の危険度が低い作業環境になった場合には、熱中症警報の報知とメールの通知を行う頻度を低くして、熱中症警報が煩雑に発せられることやメールが煩雑に通知されることを抑制できる。したがって、作業現場における熱中症の危険度に応じて、適切に、作業者や管理者に対して熱中症に関する注意喚起を継続して行うことができる。
なお、監視制御部15は、時間帯や季節に応じて、所定値Zの数値を変えてもよい。これにより、時間帯や季節に応じて、リアラートによる発報とメールの通知を行う時間の間隔(頻度)を調整できる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
例えば、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせてもよい。すなわち、監視制御部15は、トリガによる発報を行った後において、継続して暑さ指数WBGTの値が所定の閾値を超えるときにリアラートによる発報を行うとともに、暑さ指数WBGTの値と所定の閾値との差分を所定時間毎に計測した差分の積算値が所定値以上となったときにもリアラートによる発報を行ってもよい。
1 作業現場監視装置
11 人感センサ
12 温湿度センサ
13 表示灯
14 筐体
15 監視制御部
16 スピーカ
17 風速風向センサ
31 無線通信部
35 監視制御部CPU
51 管理サーバ
52 ユーザ端末
N 通信ネットワーク
WBGT 暑さ指数
X 所定回数
Y 所定回数
Z 所定値

Claims (5)

  1. 温湿度センサと、警報を報知するための報知部と、前記温湿度センサにより検出された温度と湿度から所定時間毎に求められる暑さ指数をもとに前記報知部による熱中症警報の報知を制御する制御部と、を有する作業現場監視装置において、
    前記制御部は、前記暑さ指数の値が所定の閾値を連続して第1所定回数超えたときに前記報知部により熱中症警報を報知するトリガによる発報を行い、前記トリガによる発報を行った後に継続して前記暑さ指数の値が前記所定の閾値を超えるときに前記報知部により熱中症警報を報知するリアラートによる発報を行うこと、
    を特徴とする作業現場監視装置。
  2. 請求項1の作業現場監視装置において、
    前記制御部は、前記暑さ指数の値が前記所定の閾値を連続して第2所定回数超えたときに、前記リアラートによる発報を行うこと、
    を特徴とする作業現場監視装置。
  3. 請求項1または2の作業現場監視装置において、
    前記制御部は、前記暑さ指数の値と前記所定の閾値との差分を所定時間毎に計測し、計測した前記差分の積算値が所定値以上となったときに、前記リアラートによる発報を行うこと、
    を特徴とする作業現場監視装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの作業現場監視装置において、
    外部と無線通信するための無線通信部を有し、
    前記無線通信部は、外部の通信ネットワークを介して外部のユーザ端末との通信を実施して、前記トリガによる発報または前記リアラートによる発報が行われるときに前記ユーザ端末にてメールの通知を行うこと、
    を特徴とする作業現場監視装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つの作業現場監視装置において、
    移動する物体を感知する人感センサを有し、
    前記制御部を収納した筐体に、前記温湿度センサと、前記人感センサと、前記報知部と、が組み付けられていること、
    を特徴とする作業現場監視装置。
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