JP2019045470A - 外観検査装置及びその方法 - Google Patents

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Yoshihisa Tsunoda
佳久 角田
航洋 角田
Koyo Tsunoda
航洋 角田
幸雄 榊原
Yukio Sakakibara
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Abstract

【課題】検査効率を向上させることができる外観検査装置及びその方法を提供する。【解決手段】照明部12により、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を被検査体17の外周面17aに照射する。被検査体17の中心線に対し傾斜する第1反射面14aを有する第1の全周ミラー14を被検査体17の外周面17aを囲んで配する。第1の全周ミラー14を介して、中心線の延長線上に配される撮像部13により、被検査体17の外周面17aを撮像する。撮像部13による外周面17aの画像情報に基づき、パターンの歪みに基づき外周面17aの欠陥を検査する。外周面17aの欠陥を精度よく検査することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、被検査体の外周面の欠陥を検査する外観検査装置及びその方法に関する。
従来、円筒状被検査体(ワーク)の両端面、内周面、及び外周面等の外観を検査する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この種の外観検査装置は、基台、反射体、投光手段、撮像手段、及び画像判別手段を備える。基台は、円筒状被検査体を載置させる。反射体は、円筒状被検査体の円筒の中心軸と同軸でその外方に配され、円筒状被検査体の外周面に対向する側に円錐状ミラーを形成する。投光手段は、円筒状被検査体の中心軸上方に配され、円筒状被検査体の外周面にビームを照射する。撮像手段は、円筒状被検査体の中心軸上方で投光手段に近接して配され、円筒状被検査体の例えば、外周面で反射する反射光を受光して撮像する。画像判別手段は、撮像手段の情報に基づいて、円筒状被検査体の外周面を検査する。
また、被検査体の表面を介して縞状の明暗パターンを撮像して表面欠陥を検査する表面検査装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この種の表面検査装置は、照明手段、撮像手段、及び検査手段を備える。照明手段は、例えば縞状パターンの光を被検査体の表面に照射する。撮像手段は、被検査体の表面に映る縞状パターンを撮像する。検査手段は、撮像された画像の縞状パターンの歪みに基づき表面欠陥を検査する。
特開平11−44650号公報 特開2005−30848号公報
しかしながら、特許文献1に記載の外観検査装置では、単に検査対象面を照明して、画像を撮像し、画像に基づき汚れや疵を検査している。このため、被検査体の表面の汚れは検査することができるものの、疵検査は拡散光となるため疵本来部分と地部分との輝度差が小さくなることで検査洩れが発生し、疵を精度良く検査できないという問題がある。
一方、特許文献2に示すような明暗パターンを特許文献1に記載の外観検査装置に応用しようとしても、柱体の外周面の全周に亘って明暗パターンを照射する必要があるため、簡単には被検査面の疵を精度よく検査できないという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、被検査体の周面の欠陥を精度良く検査することができる外観検査装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の外観検査装置は、照明部と第1の全周ミラーと撮像部と検査部とを有する。照明部は、被検査体の中心線の回りの外周面を囲んで配され、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を外周面に照射する。第1の全周ミラーは、外周面を囲んで配され、中心線に対し傾斜する第1反射面を有する。撮像部は、中心線の延長線上に配され、照明光が照射される外周面を、第1の全周ミラーを介して撮像する。検査部は、撮像部による外周面の画像情報に基づき外周面の欠陥を検査する。
なお、照明部は、照明光を投射するプロジェクタと、外周面を囲んで配され、第1の全周ミラーよりも大径であり、中心線に対し傾斜する第2反射面を有し、第2反射面により照明光を外周面に反射する第2の全周ミラーとを備え、第2の全周ミラーは、中心線が被検査体の中心線の延長線上で、かつ第1の全周ミラーの上方に配されていることが好ましい。また、プロジェクタは、基台よりも下方に配され、基台は、照明光を透過させる透明部を有することが好ましい。
プロジェクタは、撮像部よりも上方に配され、第2の全周ミラーは、プロジェクタと第1の全周ミラーとの間に配されていることが好ましい。また、照明部は、照明光を投射するプロジェクタと、複数の光ファイバの入射端及び出射端を束ね、入射端を照明光のリング状の入射面とし、出射端を照明光のリング状の出射面とし、出射面の中心が被検査体の中心線上に配され、かつ出射面から出射される照明光を外周面に向けて照明する光ファイバリングとを備えることが好ましい。
第1の全周ミラーは、外周面の外周方向に分けられ、且つ被検査体の中心線方向及び被検査体の搬送方向の一方の異なる位置に配される複数の第1分離ミラーを有し、照明部及び撮像部は、複数の第1分離ミラーに対応してそれぞれ設けられることが好ましい。また、第1の全周ミラーは、被検査体の中心線方向の異なる位置に配される複数の撮像部を有することが好ましい。
検査部は、画像情報に基づき第1の全周ミラーの中心と被検査体の中心とのずれを求め、ずれを無くす補正を行いパノラマ展開し、パノラマ展開後の画像に基づき外周面の欠陥を検査することが好ましい。
本発明の外観検査方法は、照射工程と撮像工程と検査工程とを含む。照射工程は、被検査体の中心線の回りの外周面を囲んで配される照明部により、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を外周面に照射する。撮像工程は、外周面を囲んで配され、中心線に対し傾斜する第1反射面を有する第1の全周ミラーを介して、中心線の延長線上に配される撮像部により、照明光が照射される外周面を撮像する。検査工程は、撮像部による外周面の画像情報に基づき外周面の欠陥を検査する。
本発明によれば、被検査体の外周面の欠陥を精度良く検査することができる。
本発明に係る外観検査装置の一例を模式的に示す正面図である。 プロジェクタが投射する特定パターンの照明光の一例を示す説明図である。 撮像部が撮像した画像をパノラマ展開した矩形画像の一例を示す説明図である。 検査時における制御部の動作手順の一例を示すフローチャートである。 プロジェクタを撮像部よりも上方に配した第2実施形態の外観検査装置を示す正面図である。 第2の全周ミラーをプリズムで構成した第3実施形態の外観検査装置を示す正面図である。 光ファイバリングを使用した第4実施形態の外観検査装置を示す正面図である。 図7に示した光ファイバリングの出射面の一例を示す底面図である。 第5実施形態の外観検査装置を示す平面図である。 回転部を示す側面図である。 回転部の変形例を示す平面図である。 第6実施形態の外観検査装置を示す平面図である。 第7実施形態の外観検査装置を示す正面図である。 第8実施形態の外観検査装置を示す平面図である。 全周ミラーの中心線に対して被検査体の中心線がずれることによる全周ミラーの反射画像の歪みの一例を示す平面図である。 歪みのある反射画像をパノラマ展開した展開画像の一例を示す平面図である。 補正処理に用いるサインカーブの一例を示すグラフである。 補正後の展開画像の一例を示す平面図である。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る外観検査装置の一例を模式的に示している。図1に示すように、外観検査装置10は、基台11、照明部12、撮像部13、第1の全周ミラー14、制御部15、及び検査部16を備え、例えば円柱体状の被検査体17の外周面17aに生じた打痕傷等の欠陥を検査する。
基台11は照明光を透過させる透明部を中央に有し、水平に配されている。透明部は例えばガラス板製であり、基台11の一部又は全部を構成していてもよい。基台11の透明部には被検査体17が一方の端面を下にして載せられ、被検査体17の中心線18を基台11の基準軸(鉛直軸)19に一致させてセットされる。
照明部12は、プロジェクタ22と第2の全周ミラー23を備えており、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を被検査体17の外周面17aにおける検査領域の全面に照射する。プロジェクタ22は、基台11の下方で、かつ投射光軸22aを基準軸19に一致させて配されている。
プロジェクタ22は、周知のように、光源24、画像形成パネル25、投射レンズ26、シフト機構27、及び記憶部28等を備えており、光源24により照明された画像形成パネル25からの照明光を投射面である被検査体17の外周面17aに投射する。画像形成パネル25は、例えば透過型液晶パネルが用いられ、記憶部28からの画像情報に基づき各種パターンの画像が表示される。図2に示すように、パターン30は、平坦で一定の投射面積を持つ照明光に付加されるものであり、例えば明部と暗部との繰り返しからなるストライプ模様である。パターン30は複数種類が用意されており、これらパターン30を作り出すための情報は、予め記憶部28に登録されている。
図1に示すように、光源24は、画像形成パネル25を基準として投射レンズ26の逆側に配される。光源24は例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色を同時に発光するLED(light emitting diode)が用いられ、画像形成パネル25を照明する。なお、LEDに代えて、白色光を発光するキセノンランプ、ハロゲンランプ又は超高圧水銀ランプ等を用いてもよい。
投射レンズ26は、光源24で照明された画像形成パネル25からの照明光を、被検査体17の外周面17aに投射する。シフト機構27は、例えばモータ駆動により、投射レンズ26を水平方向に移動させ、被検査体17の外周面17aへの画像投射位置を微調整する。
制御部15は、複数のパターン情報のいずれかを選択する選択信号を、プロジェクタ22に設けた選択操作部、又は外部に接続された選択操作部から受信する。制御部15は、受信した選択信号に対応するパターン情報を選択し、このパターン情報に応じて投射レンズ26を制御する。これにより、画像形成パネル25で形成されたパターン30(図2参照)の画像は、第2の全周ミラー23を介して外周面17aに合焦されるように、投射レンズ26のピントが調節され、かつ第2の全周ミラー23に収まる画角になるように投射倍率が設定される。制御部15によるピント調節や投射倍率の自動設定に代えて、作業者による手動操作にて設定を行ってもよい。
なお、プロジェクタ22は、画像形成パネル25として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルであってもよい。この場合には、画像形成パネル25の前面側に光源24を配してRGB3色の照射光を同時に照射する。また、画像形成パネル25としてDMD( Digital Micromirror Device)を用いる場合には、光源24を画像形成パネル25の前面側に配し、DMDの3色画像の形成タイミングに同期させて、RGB3色のLEDを時分割発光させる。
撮像部13は、撮影レンズ13a及びイメージエリアセンサ13bを有し、撮影光軸を基準軸19に一致させて配されている。撮像部13は、照明光で照射される外周面17aを第1の全周ミラー14を介して撮像する。撮像により得られる画像情報は検査部16に送られる。
第1の全周ミラー14は、外周面17aを囲んで配され、基準軸19に対し傾斜する第1反射面14aを有する。第1反射面14aは、円錐の上側を切り取った円錐台の周面形状をしている。第1反射面14aは、被検査体17の外周面17aに対向する位置で、かつ周面の中心線を基準軸19に一致させて配されている。そして、検査領域の全面にて反射された反射光を撮像部13のイメージエリアセンサ13bに向けて反射させる。撮像部13の撮影レンズ13aは、第1反射面14aに写る画像に焦点が合うようにピントが設定され、かつ第1反射面14aをカバーする画角になるように撮影倍率が設定されている。
第2の全周ミラー23は、第2反射面23aを有する。第2反射面23aは、第1の全周ミラー14よりも大径の円錐台の周面形状をしている。そして、円錐台の中心線を基準軸19に一致させて第1の全周ミラー14の上方で、第2の全周ミラー23が配されている。第2反射面23aは、プロジェクタ22から照射された照明光を検査領域の全面に向けて反射させる。
検査部16は、撮像部13による外周面17aの画像情報に基づき外周面17aの欠陥を検査する。検査部16は、画像処理部37及び判定部38を備える。画像処理部37は、撮像部13で撮像された画像情報に対して各種の画像処理を施す。判定部38は、画像処理された画像に基づいて被検査体17の外周面17aに生じた欠陥を検査する。
図2は、プロジェクタ22が投射する照明光のパターンの一例を模式的に示している。照明光は矩形の枠31として投射される。枠31内にはパターン30が形成されている。パターン30は、第2反射面23a(図1参照)に投射するために直径が異なる複数の同心円30aの環状模様から構成されている。パターン30を構成するうちの実線で記す同心円30aが、例えば明色で表示され、実線以外の無地部分30bが暗色で表示される。なお、パターン30を構成する明暗の色、数、間隔、及び幅等は図示例のものに限定されない。例えば、パターン30は、2色以上の異なる色又は同色の濃淡を用いて複数の平行もしくは交差する線で構成された模様を含む画像であれば、いずれの画像であってよい。
パターン30は、第2の全周ミラー23で反射されて、検査領域の全面に照射される。なお、枠31内のパターン30を除くエリア32a,32bを、暗色で表示する代わりに又は加えて、これらエリア32a,32bを覆うように、例えば透過型の液晶パネルからなる可変マスク(図1参照、二点鎖線表示)33を設けてもよい。この場合には、エリア32a,32bに対応する可変マスク33の各液晶素子を閉状態にして、閉状態の各液晶素子によりマスクを構成する。
図3は、撮像部13が撮像した環状模様の画像を矩形の展開画像に変換した一例を示している。パターン30を展開画像34に変換する方法は公知の手法が用いられる。例えば、撮像部13が撮像したパターン30の画像を、半径方向に分割し、三角形又は台形の微細な縦画像にする。この分断した縦画像は、横方向の長さが同じになるように補完処理される。その後、幅が同じに補完処理された細長い矩形状の縦画像を横方向に連続させて矩形状の展開画像34が作成される。展開画像34には、図2に示すパターン30の照明光に対応する明暗のストライプ模様35が形成される。外周面17aに例えば打痕のような欠陥が存在する場合に、明暗のストライプ模様35に歪み35aが生じる。判定部38は、明暗のストライプ模様35の歪み35aを検出することで、歪み35aの中央部に欠陥36があると検出することができる。なお、明暗のストライプ模様35による欠陥の検査方法、つまり、環状画像から矩形の展開画像に変換するいわゆるパノラマ展開による欠陥検査方向は後述する。
図4は、検査時における制御部15の動作手順の一例を示している。図4に示すようにステップS1にて制御部15は、被検査体17がセットされたか否かを判断する。この判断は、例えば基台11に被検査体検出器39(図1参照)を設け、被検査体検出器39から出力されるセット完了信号に基づいて判断してもよいし、作業者によるスイッチ操作に基づいて判断してもよい。被検査体17がセットされたと判断した場合には、ステップS2に移行し、そうでない場合には被検査体17がセットされるまでステップS1に待機する。
ステップS2にて制御部15は、第1特定パターン、例えば無地(白色)の照明光を照射するようにプロジェクタ22を制御し、照射工程を行う。ステップS3にて制御部15は、第1特定パターンの照明光の照射が完了したか否かを判断する。この判断は、プロジェクタ22から出力される照明光の照射が完了した照射完了信号を受けることに基づいて判断する。ステップS3にて照射が完了したことを判断した場合には、ステップS4に移行し、そうでない場合には照射完了信号が得られるまでステップS2に待機する。
ステップS4にて制御部15は、撮像を実行させるように撮像部13を制御して、撮像部13から撮像画像を取り込み、撮像工程を行う。撮像部13で撮像された画像は、検査部16に送られる。検査部16は、画像処理部37、判定部38及びディスプレイ43を備えており、画像処理された画像に基づいて外周面17aにおける擦り傷、汚れ、及び錆等を検査する検査工程を行う。検査は、例えば同一濃度や同一色を示す画素が連続する欠陥対象エリアを抽出し、これら欠陥対象エリアが所定の面積や長さを超える場合に擦り傷、汚れ、錆等の欠陥であると検出する。この検出結果は、例えばディスプレイ43に出力され、欠陥の位置やサイズ等が表示される。ステップS5にて制御部15は、検査が完了したか否かを判断する。この判断は、判定部38から出力される検査完了信号を受けることに基づいて判断する。ステップS5にて検査が完了したことを判断した場合には、ステップS6に移行し、そうでない場合には検査完了信号が得られるまでステップS5に待機する。
ステップS6にて制御部15は、第2特定パターン、例えば明暗のストライプ模様である照明光を照射するようにプロジェクタ22を制御し、照射工程を行う。ステップS7にて制御部15は、第2特定パターンの照明光の照射が完了したか否かを判断する。この判断は、プロジェクタ22から出力される照明光の作成完了信号を受けることに基づいて判断する。ステップS7にて照射が完了したことを判断した場合には、ステップS8に移行し、そうでない場合には作成完了信号が得られるまでステップS7に待機する。
ステップS8にて制御部15は、撮像を実行させるように撮像部13を制御して、撮像部13から撮像画像を取り込み、撮像工程を行う。撮像部13で撮像された画像は、画像処理部37により画像処理された後に判定部38に送られる。判定部38は、画像処理された画像に基づいて、例えば、外周面17aにおける打痕傷を含む凹凸からなる欠陥を検査する検査工程を行う。欠陥の位置や面積等の検査結果は、ディスプレイ43に出力される。ステップS9にて制御部15は、検査が完了したか否かを判断する。この判断は、判定部38から出力される検査完了信号を受けることに基づいて判断する。ステップS9にて検査が完了したことを判断した場合には、リターンに移行し、そうでない場合には検査完了信号が得られるまでステップS9に待機する。
以上のようにして、打痕のような凹凸欠陥を検査するステップS6〜S9の第2検査と、凹凸欠陥よりも凹凸が小さい擦り傷や汚れ、錆などの欠陥を検査するステップS2〜S5の第1検査とが順次行われる。従って、本発明の外観検査方法によって、擦り傷や汚れ、錆などの欠陥や、打痕のような凹凸欠陥を精度よく検査することができる。
なお、図4に示した検査手順は一例であり、本発明はこれに限定されることはない。例えば第1特定パターンの照明光を使用する第1検査と、第2特定パターンの照明光を使用する第2検査との順番を逆にしてもよい。また、第1検査と第2検査とのいずれか一方のみを行ってもよい。また、他の特定パターンの照明光を使用する他の検査を追加して行ってもよい。
[第2実施形態]
図5は、プロジェクタを撮像部よりも上方に配した第2実施形態の外観検査装置を示している。第2実施形態の外観検査装置40は、プロジェクタ22が撮像部13よりも上方に、かつ投射光軸22aを基準軸19に一致させて配されている。第2の全周ミラー41は、プロジェクタ22と第1の全周ミラー14との間で、中心線を基準軸19に一致させて配されている。第2の全周ミラー41は断面矩形の環状部材から構成されており、その内周面に第2反射面41aが形成されている。なお、図5では、図1で説明したものと同一部材に同じ符号が付してあり、重複した記載を省略している。
[第3実施形態]
図6は、第2の全周ミラーをプリズムで構成した第3実施形態の外観検査装置を示している。第3実施形態の外観検査装置45は、第2の全周ミラー48をプリズムで構成している。第2の全周ミラー48は、第1プリズム46及び第2プリズム47を備える。第1プリズム46は、円錐の上側を切り取った円錐台の周面形状をした第1反射面46aを有する。第1プリズム46は、第1反射面46aの中心線を基準軸19に一致させて配されており、プロジェクタ22から投射された照明光を第2プリズム47に向けて反射する。第2プリズム47は、円錐の上側を切り取った円錐台の周面形状をした第2反射面47aを有し、中心線を基準軸19に一致させて配されている。第2反射面47aは、第1反射面46aで反射された照明光を被検査体17の外周面17aにおける検査領域の全面に反射させる。第2プリズム47は、反射光路が第1の全周ミラー14により蹴られることがないように、第1プリズム46よりも上方に配されている。
[第4実施形態]
図7は、光ファイバリングを使用した第4実施形態の外観検査装置を示している。第4実施形態の外観検査装置50は、照明部12として光ファイバリング51及びプロジェクタ22を使用している。図8に示すように、光ファイバリング51は、複数の光ファイバ52の入射端(図示省略)及び出射端52aを束ねたものであり、リング状の出射面51aを有する。
出射面51aにおいて、複数の光ファイバ52の出射端52aは互いに密着して、リング(円環)状のリング枠53に配されている。図7に示す入射面51bも、図示は省略したが、図8に示す出射面51aと同様に、複数の光ファイバ52の入射端が互いに密着してリング枠54内に配されている。出射面51a及び入射面51bにおいて、個々の光ファイバ52の入射端及び出射端52aは、同一の座標位置に配されている。入射面51bにはプロジェクタ22の投射レンズが連結されている。従って、プロジェクタ22から図2に示すパターン30が入射面51b側から照射されると、リング枠53の各光ファイバ52によって、入射面51bに照射されるパターン30と同じパターン30が出射面51aから照射される。
図7に示すように、出射面51aの中心線は基準軸19に一致し、且つ第1の全周ミラー14の上方に配されている。出射面51aからの照明光は、外周面17aにおける検査領域の全面を照明する。なお、出射面51aに、マイクロレンズアレイを設けて、効率良く検査領域に照明光を照射させてもよい。第4実施形態では、第2の全周ミラー23を省略しているが、これに限らず、第2の全周ミラー23を使用してもよい。
上記実施形態では、被検査体17を円柱体として説明したが、円筒体やその他の形状の柱体、筒体であってもよい。また、被検査体17の外周面17aの全面を検査領域として説明したが、被検査体17が軸方向に長く、一つの検査領域では外周面17aの全面をカバーできない場合には、検査領域を分割してもよい。この場合には、照明部12及び撮像部13か、被検査体17かのいずれか又は両方を相対移動させて、外周面17aを中心線方向で複数の検査領域に分割し、これら分割した検査領域毎に欠陥検査を行う。
上記実施形態では、第1反射面14a及び第2反射面23aを円錐台の周面(錐面)から構成しているが、断面が直線状の周面に代えて、外側に膨らんだり内側に凹んだりした湾曲面からなる周面としてもよい。この場合には、湾曲度合いに合わせて、パターン30の形状を変えたり、縞パターンを構成する明部や暗部の幅を変えたりする。また、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えて実施することができる。
[第5実施形態]
次に、生産ラインから次々に送られて来る被検査体の外周面を検査する実施形態について説明する。図9に示すように、第5実施形態の外周面検査装置56は、複数の分離ミラー62,63からなる全周ミラー61と回転部65とを有し、撮像部13(図1参照)を用いて被検査体60の外周面を撮像する。被検査体60は、製造ライン57で製造されてビンや缶に封入された物であり、外観を検査することにより、封入状態や最終仕上がり状態を確認することができる。コンベア59は、製造ライン57により送られてくる被検査体60を出荷ライン58に搬送する。コンベア59はベルトコンベアやローラコンベアが用いられる。外周面検査装置56は出荷ライン58へのコンベア59に設けられ、被検査体60の外周面を分離ミラー62,63により複数に分けて順に撮像する。
分離ミラー62,63は開口部64を有する。開口部64は、分離ミラー62,63を外周方向に2個の分離ミラー本体62a,62b、63a,63bに分けている。開口部64によって、コンベア59で送られる被検査体60は分離ミラー62,63に当たることがない。
開口部64を設けることにより、開口部64に対応する被検査体60の外周エリア部分は撮像することができなくなる。このため、同様の開口部64を有する第2の分離ミラー63を第1の分離ミラー62から被検査体60の送り方向に離した位置に設けている。また、第1の分離ミラー62と第2の分離ミラー63との間に、被検査体60の回転部65を設けている。
図10に示すように、回転部65は、ガイド66,67と、駆動ローラ68、モータ69とを有する。ガイド66,67は、被検査体60の移動方向に沿って被検査体60を挟むように両側に配される。一方のガイド66には回転受け部66aが被検査体60の移動方向に延長されている。これらガイド66,67は、被検査体60の移動方向に向かうに従い両者66,67によるガイド幅が短くなるように形成されており、回転受け部66aに向けて被検査体60を案内する。
駆動ローラ68はガイド67の被検査体出口側に配されている。駆動ローラ68はモータ69により回転駆動される。駆動ローラ68は、被検査体60に接触して回転受け部66aに被検査体60を押圧する。回転受け部66aは、被検査体60を例えば90°回転させるだけの被検査体接触長さL1を有する。このため、被検査体60が回転受け部66aを通過すると、回転受け部66aと駆動ローラ68との挟持が開放される。そして、被検査体60は90°回転した状態で、第2の分離ミラー63に送られる。ガイド66,67及び回転受け部66aはアルミ等の金属からなる。また、駆動ローラ68は、周面が硬度の低い樹脂系素材で覆われている。
回転受け部66a及び駆動ローラは、コンベア59のベルト等の搬送面59aに対して2〜5°程度の傾斜を持って配されている。従って、この傾斜角度分だけ被検査体60は挟持回転時に搬送面59aから徐々に持ち上げられて回転する。このため、被検査体60の回転による搬送面59aへの磨耗が軽減され、且つ被検査体60への回転抵抗も小さくなり、被検査体60の回転量を精度よく維持することができる。本実施形態の被検査体60は容器60aとキャップ60bとを有し、キャップ60bの装着状態と容器60a及びキャップ60bの外観を検査することができる。
図11は、第5実施形態の回転部65を変更した変形例を示している。この変形例の回転部70は、第1コンベア71、第2コンベア72、及びストッパ73を有する。第1コンベア71の終端には、第2コンベア72が接続されている。第2コンベア72は、第1コンベア71の送り方向に対し90°交差する方向に配されている。第1コンベア71と第2コンベア72との接続部にはストッパ73が配されている。ストッパ73は、ショックアブソーバから構成されており、第1コンベアから送られる被検査体60を第2コンベア72の先端部で停止させる。また、ストッパ73は、被検査体60の停止時のショックを和らげる緩衝材として機能する。第2コンベア72により被検査体の搬送方向が第1コンベア71の搬送方向に対し90°変換される。
第1コンベア71には第1の分離ミラー62が、第2コンベア72には第1コンベア71と同じように第2の分離ミラー63がそれぞれ配されている。ストッパ73で被検査体60が停止しても被検査体60は回転することはないため、第2の分離ミラー63では、第1の分離ミラー62の開口部64に対応する部分を含むエリアを撮像することができる。従って、第1の分離ミラー62及び第2の分離ミラー63による撮像画像を画像合成することにより、被検査体60の全周画像を得ることができる。
[第6実施形態]
2個の分離ミラー62,63を用いる第5実施形態に代えて、図12に示す第6実施形態では、5個のコンベア81〜85と、ストッパ73と、全周ミラー76とを用いている。5個のコンベア81〜85は、搬送方向を90°ずつ変換するようにクランク状に連結されている。全周ミラー76は、4個の分離ミラー本体76a〜76dを有する。各コンベア81〜85の連結部分には、分離ミラー76a〜76dとストッパ73とがそれぞれ配されている。4個の分離ミラー本体76a〜76dは、被検査体60の全周を4分割した分割面をカバーする反射面を有しており、被検査体60の外周を1/4ずつ撮像することができる。各分離ミラー本体76a〜76dの反射面による撮像画像は、画像合成されることにより、被検査体60の全周画像として作成される。なお、被検査体60の4分割面を確実に撮像することができるように、分離ミラーの湾曲角度を変更する代わりに又は加えて、各コンベア同志の交差角度を90°以上の鈍角で交差させ、この鈍角部分に各分離ミラー本体76a〜76dを配してもよい。
[第7実施形態]
図13に示す第7実施形態は、コンベア86及びリフトアップ機構87を有する。コンベア86は、連続して送られてくる被検査体60を検査位置にて一時停止させる。リフトアップ機構82は、被検査体60を搬送位置87aから検査位置87bまで持ち上げて、検査位置87bで被検査体60の外周面を全周ミラー14に反射させ、撮像部13により外周面を撮像する。
[第8実施形態]
図14に示す第8実施形態は、ホースやチューブその他の連続体からなる被検査体90に対して外観検査装置91であり、例えば4個の撮像部13と1個の全周ミラー14とを有する。全周ミラー14の反射面を介して4個の撮像部13は、被検査体90の外周面を周方向に4つに分割して撮像する。得られた分割画像は画像合成され全周画像に変換される。
なお、1個の全周ミラー14を用いる他の実施形態においても、撮像部13は第8実施形態のように、複数個であってもよい。複数個の撮像部13を用いる場合には、各撮像部13により被検査体17の全周を周方向に複数に分割して撮像する。これにより、小サイズの撮像面を持つローコストな撮像部13により被検査体60の全周を分割して撮像可能になり、迅速に撮像でき、且つ高解像度な全周画像を得られる。
また、複数の分離ミラー62,63、76a〜76dを被検査体60の搬送方向に離して設けたが、この他に図14に示す第8実施形態のように連続体からなる被検査体90の場合には、1個の全周ミラー14に対して、複数の撮像部13を被検査体90の中心線方向に離して設ける。また、図示は省略したが、1個の全周ミラー14に代えて、複数の分離ミラーを被検査体90の中心線方向に離して設けてもよい。この場合には、複数の分離ミラーに対応させて、複数の照明部及び複数の撮像部がそれぞれ配される。
次に、全周ミラー14の中心線に対し被検査体17の中心線がずれてしまう場合の補正方法について説明する。図1に示すように、全周ミラー14の中心線に対して被検査体17の中心が一致するように、被検査体17を全周ミラー14に対して配することが好ましい。しかし、製造ラインでは、被検査体17が連続して送られてくるため、両者の位置合わせが確実に行えない場合が多い。両者の位置合わせを機械的に行う場合には例えばコンベア上で被検査体17の位置決め装置を設ける必要がある。しかし、連続的に送られてくる被検査体17を位置決めすることは困難である。このため、図15に示すように、全周ミラー14の反射画像を撮像した原画像100におけるミラー画像101が、両者の位置ずれ量に対応して歪んでしまう。即ち、本来なら同心円103上で且つ放射線104上に各スポット105が位置する。これに対して、全周ミラー14の中心Mcに対して被検査体17の中心Wcがずれることにより、同心円103や放射線104が歪み且つ同心円103と放射線104の交点に位置するスポット105自体も歪む。この歪みによって外周面を精度良く検査することができない。
この場合には、歪み補正処理を行う。先ず、原画像100に基づき、全周ミラー14の中心Mcと被検査体の中心Wcの座標を求める。撮像部13と全周ミラー14とは予め両者の中心軸が一致するように設定されるため、原画像100の中心がミラー中心Mcとなる。また、原画像100中の被検査体の上面画像17bの外側縁17fを例えば画像認識により特定し、外側縁17fに基づきその中心位置の座標を求め、この座標を被検査体の中心Wcとする。
次に各中心Mc,Wcを通り、ミラー画像101の外側縁と交わる点F,Nを結ぶ線FNを求め、この線FNと直角になり且つミラー中心Mcを通る線分ABを基準線106として特定する。基準線106はパノラマ展開の開始位置となる。パノラマ展開は、ミラー中心Mcを通る半径と基準線106上のAとを結ぶ線を角度θが「0」として、一定角度(例えば1°)ずつ変えて各角度における半径上の画素を原画像から抽出する。そして、抽出したライン上の線画像を矩形上に並べていくことで、図16に示すような矩形状の展開画像110を得る。
ただし、単に各半径に沿って線画像を抽出し、この線画像を並べて展開画像110を得るだけでは、ミラー中心Mcから被検査体の中心Wcがずれている場合には、そのずれ量に応じて展開画像110が歪んでしまう。このため、展開画像110は、各スポット105が本来のマトリックス配置にならず、各スポット105間の距離及びスポット105の形状が変化する。この歪みを補正するためには、例えば図17に示すようなサインカーブSCを用いて、角度θ毎に補正係数kを求め、この補正係数kを加味して、パノラマ展開時の半径長さを補正する。これにより、図18に示すように、歪みが補正されてほぼ各スポット105がマトリックスに配置された展開画像111を得ることができる。
上記のように補正処理することにより、歪みを小さくして、精度の良い検査が可能になる。また、補正処理を行うことにより、被検査体17の直径に対し大きめの直径を有する全周ミラー14であっても検査が可能になる。なお、分離ミラーであっても同様の補正処理が可能である。
次に、補正処理の具体例について説明する。図17に示すように、補正は点Aと点Bで補正ゼロとなるようにし、点Nと点Fで最大となるようなサインカーブSCを用いて補正する。そして、サインカーブSCによる補正係数kを加味して、パノラマ展開時の変換対象角度とその角度における半径方向のどの部分の画素を持ってくるかを決定する。
先ず、ミラー中心の座標(iMCx, iMCy)を求める。これは固定値又は画像処理により得られる。また、被検査体中心の座標(iWCx, iWCy)を求める。これは画像処理により得られる。
次に、ずれ量lengthを求める。
length = pow( (iWcx-iMCx)x(iWcx-iMCx) + (iWcy-iMCy)x(iWcy-iMCy), 0.5 )
次に、最近点の角度Angleを求める。
Angle = atan2((double)(iWcy-iMCy),(double)(iWcx-iMCx))
次に、補正係数dKa,dKrを求める。
補正係数dKaは、角度方向の補正係数であり、
dKa=0.002 x lengthにより求まる。
また、dKrは半径方向の補正係数であり、
dKr=0.050 x lengthにより求まる。
なお、補正係数を求める際の数値、例えば0.002、0.005等はサンプルでの参考値であり、ミラー角度、レンズ画角などにより異なる値となる。実際には、計算で求めるのは難しいため、現物が正しく補正される値を実験等により求め、求めた値を補正係数として用いる。
次に、パノラマ展開後の画像サイズを算出する。
画像サイズの幅w2は以下のようにして求める。
w2 = 2 x r2 x M_PI + 0.5
但し、r1は内円の中心からの画素値、r2は外円の外からの画素値、M_PI は円周率、0.5は四捨五入の処理である。
画像サイズの高さh2は以下のようにして求める。
h2 = (r2 - r1) + 0.5
次に、展開後の画像の1点毎に展開前のどこから持ってくるかを決める。
Xを1列決めてYを1点毎に繰り返し、Xを変えて全画像を展開する。
次に、真円時の座標を求め、その座標に中心からずれている場合の歪補正を加える。
先ず、真円時の座標(角度・半径)を求める。
dOrAngle = 2 x PI / w2 x X - PI/2
但し、XはX座標であり、YはY座標である。PIは円周率である。
dOrRPos = r1+ (r2-r1)/h2 x Y
次に、補正を加える
dGetAngle=dOrAngle+ dKa x sin(dOrAngle-dAngle)
dGetRPos=dOrRPos+ dKr x sin(dOrAngle-dAngle)
次に、オリジナル画像での座標org_x ,org_y を求める。
org_yx = dGetRPos x cos(dGetAngle) + iCx + 0.5
Cx:変換の回転中心X座標(ミラー中心又はワーク中心を代入) org_y
org_x = dGetRPos x cos(dGetAngle) + iCx + 0.5
但し、iCxは、変換の回転中心X座標であり、ミラー中心又はワーク中心を代入して求める。
org_y = dGetRPos x sin(dGetAngle) + iCy + 0.5
但し、iCyは、変換の回転中心Y座標であり、ミラー中心又はワーク中心を代入して求める。
10 外観検査装置
11 基台
12 照明部
13 撮像部
13a 撮影レンズ
13b イメージエリアセンサ
14 第1の全周ミラー
14a 第1反射面
15 制御部
16 検査部
17 被検査体
17a 外周面
18 中心線
19 基準軸
22 プロジェクタ
22a 投射光軸
23 第2の全周ミラー
23a 第2反射面
24 光源
25 画像形成パネル
26 投射レンズ
27 シフト機構
28 記憶部
30 パターン
30a 同心円
30b 無地部分
31 枠
32a,32b エリア
33 可変マスク
34 展開画像
35 ストライプ模様
36 欠陥
37 画像処理部
38 判定部
39 被検査体検出器
40 外観検査装置
41 第2の全周ミラー
43 ディスプレイ
45 外観検査装置
46 第1プリズム
46a 第1反射面
47 第2プリズム
47a 第2反射面
48 第2の全周ミラー
50 外観検査装置
51 光ファイバリング
51a 出射面
51b 入射面
52 光ファイバ
52a 出射端
53,54 リング枠
56 外周面検査装置
57 製造ライン
58 出荷ライン
59 コンベア
59a 搬送面
60 被検査体
60a 容器
60b キャップ
61 全周ミラー
62 第1の分離ミラー
62a,62b 分離ミラー本体
63 第2の分離ミラー
63a,63b 分離ミラー本体
64 開口部
65 回転部
66,67 ガイド
66a 回転受け部
68 駆動ローラ
69 モータ
70 回転部
71 第1コンベア
72 第2コンベア
73 ストッパ
76 全周ミラー
76a〜76d 分離ミラー本体
81,86 コンベア
82,87 リフトアップ機構
87a 搬送位置
87b 検査位置
90 被検査体
91 外観検査装置
100 原画像
101 ミラー画像
103 同心円
104 放射線
105 スポット
106 基準線
110,111 展開画像

Claims (9)

  1. 被検査体の中心線の回りの外周面を囲んで配され、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を前記外周面に照射する照明部と、
    前記外周面を囲んで配され、前記中心線に対し傾斜する第1反射面を有する第1の全周ミラーと、
    前記中心線の延長線上に配され、前記照明光が照射される前記外周面を、前記第1の全周ミラーを介して撮像する撮像部と、
    前記撮像部による前記外周面の画像情報に基づき前記外周面の欠陥を検査する検査部と、
    を備える外観検査装置。
  2. 前記照明部は、
    前記照明光を投射するプロジェクタと、
    前記外周面を囲んで配され、前記第1の全周ミラーよりも大径であり、前記中心線に対し傾斜する第2反射面を有し、前記第2反射面により前記照明光を前記外周面に反射する第2の全周ミラーとを備え、
    前記第2の全周ミラーは、中心線が前記被検査体の前記中心線の延長線上で、かつ前記第1の全周ミラーの上方に配されている請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記被検査体を載せる基台を備え、
    前記プロジェクタは、前記基台よりも下方に配され、
    前記基台は、前記照明光を透過させる透明部を有する請求項2に記載の外観検査装置。
  4. 前記プロジェクタは、前記撮像部よりも上方に配され、
    前記第2の全周ミラーは、前記プロジェクタと前記第1の全周ミラーとの間に配されている請求項2に記載の外観検査装置。
  5. 前記照明部は、
    前記照明光を投射するプロジェクタと、
    複数の光ファイバの入射端及び出射端を束ね、前記入射端により前記照明光のリング状の入射面とし、前記出射端により前記照明光のリング状の出射面とし、前記出射面の中心線が前記被検査体の前記中心線の延長線上に配され、かつ前記出射面から出射される前記照明光を前記外周面に向けて照明する光ファイバリングと、
    を備える請求項1に記載の外観検査装置。
  6. 前記第1の全周ミラーは、前記外周面の外周方向に分けられ、且つ前記被検査体の中心線方向及び前記被検査体の搬送方向の一方の異なる位置に配される複数の第1分離ミラーを有し、
    前記照明部及び前記撮像部は、複数の前記第1分離ミラーに対応してそれぞれ設けられる請求項1から5いずれか1項に記載の外観検査装置。
  7. 前記第1の全周ミラーは、前記被検査体の中心線方向の異なる位置に配される複数の撮像部を有する請求項1から5いずれか1項に記載の外観検査装置。
  8. 前記検査部は、前記画像情報に基づき前記第1の全周ミラーの中心と前記被検査体の中心とのずれを求め、前記ずれを無くす補正を行いパノラマ展開し、パノラマ展開後の画像に基づき前記外周面の欠陥を検査する請求項1から7いずれか1項に記載の外観検査装置。
  9. 被検査体の中心線の回りの外周面を囲んで配される照明部により、明部と暗部との繰り返しからなるパターンの照明光を前記外周面に照射する工程と、
    前記外周面を囲んで配され、前記中心線に対し傾斜する第1反射面を有する第1の全周ミラーを介して、前記中心線の延長線上に配される撮像部により、前記照明光が照射される前記外周面を撮像する工程と、
    前記撮像部による前記外周面の画像情報に基づき前記外周面の欠陥を検査する工程と、
    を含む外観検査方法。
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