JP2019043649A - 真空断熱材が使用された断熱容器 - Google Patents

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拓也 三谷
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Abstract

【課題】真空断熱材を用いた断熱容器において、気密性の低下を抑制することによって、良好な断熱性能を得ること。【解決手段】本開示の断熱容器10は、断熱容器本体100と、カバーシート200を備え、カバーシート200は、断熱容器本体100の外面を覆うことと、これから分離することが可能である。断熱容器本体100は、天面断熱パネル、底面断熱パネル、ならびに右面断熱パネル、背面断熱パネル、左面断熱パネルおよび前面断熱パネル150を有する複数の側面断熱パネルを有する。少なくとも4つの断熱パネルは、真空断熱材を含む真空断熱部材を有し、少なくとも1つの断熱パネルは、開閉可能な扉部を有する。カバーシート200が、扉部を閉じたときに扉部の外周部の外面を覆うことができるため、断熱容器10の気密性の低下を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、真空断熱材が使用された断熱容器に関する。
真空断熱材は、芯材および外装材を有しており、外装材により構成された袋の内部は、芯材が配置されているとともに、大気圧よりも圧力が低い真空状態に保持されている。袋の内部の熱対流が抑制されるので、真空断熱材は、良好な断熱性能を発揮することができる。真空断熱材は、単位厚み当たりの断熱性能が一般的な発泡断熱材よりも高いので、所望の断熱性を確保しつつ、断熱材の厚みを薄くすることができる。したがって、真空断熱材を断熱容器に使用することによって、断熱容器の軽量化や省スペース化を図ることが可能になる。
真空断熱材を使用した断熱容器は、物品や蓄熱材等の出し入れを容易に行うため、側面や天面に扉を設けることがある。また、断熱容器を使用しないときの小型化を図るため、断熱容器を組立状態と分解状態とを変更可能な構造とすることがある。真空断熱材が使用され、扉の開閉と組立および分解が可能な断熱容器は、例えば特許文献1〜3に開示されている。
特開2008−68871号公報 特開2015−199527号公報 特開2015−214369号公報
ところで、真空断熱材は、内部を大気圧よりも圧力が低い真空状態に保持する必要があるため、加工性が低いという性質がある。また、例えば発泡断熱材では、発泡断熱材の一部が破損した場合であっても、断熱性の低下は破損した一部に限定されるが、真空断熱材では、真空断熱材の一部が破損すると、その真空断熱材全体の断熱性が低下することになる。このように、真空断熱材は、破損時の性能劣化が大きいという性質がある。そのため、加工性向上および破損防止の観点から、真空断熱材とともに、発泡断熱材を用いる場合がある。
しかしながら、複数の断熱材を積層すると、真空断熱材の端面と発泡断熱材の主面との接触面、および発泡断熱材の端面と発泡断熱材の主面との接触面という二つの接触面が生じる。また、真空断熱材の厚みは発泡断熱材の厚みよりも薄いため、上記接触面における断熱容器の気密性が低下しやすくなる。したがって、断熱容器に扉部が設けられている場合には、真空断熱材に特有の性質(厚みが薄く、加工性が低く、破損時の性能劣化が大きい性質)に起因して、特に扉部を閉じたときの扉部の外周部分と、これと接触する周囲の断熱パネル部分との間に隙間が生じることがあり、これによって断熱容器の気密性が低下し易くなる。
また、組立状態と分解状態とを変更可能な断熱容器の断熱材として真空断熱材を用いた場合、断熱容器の断熱パネルどうしの接合部において、上述した理由で隙間が生じることがあり、気密性が低下し易くなる。これらの気密性が低下し易い部分は、扉部または断熱パネルの末端部分であり、真空断熱材が破損防止のために配置できない位置と重なるため、結果的に断熱容器の断熱性を下げることへの影響が大きく、断熱容器としての所望の断熱性能が得られなくなるおそれがある。
本開示は、真空断熱材を用いた断熱容器において、気密性の低下を抑制することによって、良好な断熱性能を得ることを課題とする。
本開示は、真空断熱材が使用された断熱容器であって、前記断熱容器は、断熱容器本体、および前記断熱容器本体の外面を覆うことができ、前記断熱容器本体から分離可能なカバーシート、を備え、前記断熱容器本体は、天面断熱パネル、底面断熱パネル、ならびに右面断熱パネル、背面断熱パネル、左面断熱パネル、および前面断熱パネルを有する複数の側面断熱パネルを有し、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも4つの断熱パネルは、前記真空断熱材を含む真空断熱部材を有し、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも1つの断熱パネルは、開閉可能な扉部を有し、前記カバーシートは、前記扉部を閉じたときに前記扉部の外周部の外面を覆うことができる、真空断熱材が使用された断熱容器である。
また、前記断熱容器本体は、組立状態と分解状態とを変更可能であり、前記組立状態は、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルに囲まれた断熱空間が形成されている状態であり、前記分解状態は、前記断熱空間が形成されていない状態であり、前記カバーシートは、前記組立状態で前記断熱パネルどうしの接合部の外面を覆うことができる断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、前記カバーシートの前記開閉部を開くことにより、前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っている状態で、前記断熱容器本体の前記扉部を開けることができる断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、前記カバーシートの前記開閉部は、前記断熱容器本体の前記扉部が閉じてかつ前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体の扉部に対向させて配置することができる断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートの前記開閉部の開閉方向と前記断熱容器本体の扉部の開閉方向とが異なる断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、前記カバーシートの前記開閉部は、前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体の接合部の外面に対向しないように配置することができる断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、前記開閉部は、第1の端部および第2の端部を備え、前記開閉部が閉じた状態では、前記第1の端部は前記第2の端部に重なった状態で前記第2の端部と接触し、前記開閉部が開いた状態では、前記第1の端部は前記第2の端部と接触しない断熱容器としてもよい。
また、本開示は、真空断熱材が使用された断熱容器であって、前記断熱容器は、断熱容器本体、および前記断熱容器本体の外面を覆うことができ、前記断熱容器本体から分離可能なカバーシート、を備え、前記断熱容器本体は、天面断熱パネル、底面断熱パネル、ならびに右面断熱パネル、背面断熱パネル、左面断熱パネル、および前面断熱パネルを有する複数の側面断熱パネルを有し、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも4つの断熱パネルは、前記真空断熱材を含む真空断熱部材を有し、前記断熱容器本体は、組立状態と分解状態とを変更可能であり、前記組立状態は、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルに囲まれた断熱空間が形成されている状態であり、前記分解状態は、前記断熱空間が形成されていない状態であり、前記カバーシートは、前記組立状態で前記断熱パネルどうしの接合部の外面を覆うことができる、真空断熱材が使用された断熱容器である。
また、前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体と前記カバーシートとの間に空隙を形成することができ、前記断熱容器本体と前記カバーシートとが分離可能な位置が前記空隙である断熱容器としてもよい。
また、前記カバーシートが輻射熱を遮蔽することが可能な遮熱シートである断熱容器としてもよい。
また、前記断熱容器は、スペーサを備え、前記スペーサを前記断熱容器本体と前記カバーシートとの間に挟むことによって、前記断熱容器本体と前記カバーシートの間に空隙を形成することができる断熱容器としてもよい。
また、前記スペーサは、前記カバーシートと一体に形成されている断熱容器としてもよく、前記スペーサは、内部に空隙を備える断熱容器としてもよい。
本開示により、真空断熱材を用いた断熱容器において、気密性の低下を抑制することによって、良好な断熱性能を得ることができる。
第1実施形態の断熱容器の一例の構造を説明する斜視図である。 第1実施形態の断熱容器の一例のカバーシートと断熱容器本体を説明する図である。 真空断熱部材の断面図である。 第1実施形態の断熱容器の分解工程の一例を説明する図である。 第1実施形態の断熱容器の分解工程の一例を説明する図である。 第2実施形態の断熱容器の一例の構造を説明する斜視図である。 変形例として、断熱容器の一例の構造を説明する斜視図である。 変形例として、断熱容器の他の一例の構造を説明する斜視図である。 変形例として、断熱容器の他の一例の構造を説明する斜視図である。 変形例としてカバーシートの一例の構造を説明する図である。 変形例として、パネルの接合部付近の構造の一例を説明する拡大断面図である。
以下、図面等を参照して、本開示の断熱容器の一例について説明する。ただし、本開示の断熱容器は、この例や後述する実施形態に限定されない。
なお、以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、各図において、部材の断面を示すハッチングを適宜省略する。本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
1.第1実施形態
(a)断熱容器の構成
図1および図2は、本実施形態の断熱容器の一例を示す図である。図1(a)は、組立、分解が可能な断熱容器本体100の外面を覆うようにカバーシート200を被せた断熱容器10の斜視図である。カバーシート200の一部が開いた状態となっている。また、図1(b)は、図1(a)のカバーシート200の開いていた部分が閉じている状態を示す断熱容器10の斜視図である。また、図2(a)は、カバーシート200について、その一部が開いた状態を示した図であり、図2(b)は断熱容器本体100について、扉部が一部開いた状態を示した図である。
まず、図2(b)の断熱容器本体100は、床面に敷かれたパレット500の上に底面断熱パネル190の主面が接するように載置されており、底面断熱パネル190から見て、パレット500に対して反対側となる断熱容器本体100の上端部に、天面断熱パネル170が配置されている。また、底面断熱パネル190と天面断熱パネル170の間の側面を構成する側面断熱パネルとして、前面断熱パネル150、左面断熱パネル130、背面断熱パネル140および右面断熱パネル120が配置されている。
ここで、底面断熱パネル190のパネル面に垂直な、底面断熱パネル190から天面断熱パネル170に向かう方向を+Z方向または上方向とし、+Z方向に対する反対方向を−Z方向または下方向とする。+Z方向および/または−Z方向を単にZ方向と称することもある。+Z方向に垂直な平面である水平面の内、背面断熱パネル140のパネル面に垂直な、背面断熱パネル140から前面断熱パネル150に向かう方向を+X方向とし、+X方向に対する反対方向を−X方向とする。+X方向および/または−X方向を単にX方向と称することもある。+X方向に直行する右面断熱パネル120のパネル面に垂直な、左面断熱パネル130から右面断熱パネル120に向かう方向を+Y方向とし、+Y方向に対する反対方向を−Y方向とする。+Y方向および/または−Y方向を単にY方向と称することもある。
また、各パネルの主面をパネル面とし、主面以外を端面とする。各パネルの断熱空間側のパネル面側をパネルの内側、断熱空間側のパネル面側と反対のパネル面側をパネルの外側とする。
図1(a)において、断熱容器本体100の外面を覆うように、カバーシート200が被せられており、断熱容器本体100の前面断熱パネル150を構成する3つの開閉可能な扉部である扉部151、152、153と対向するカバーシート200の部位が、開閉可能な開閉部を備えており、左右の扉部のように、+X方向側に開いている。カバーシート200は、断熱容器本体100に被せた状態において、前面断熱パネル150と天面断熱パネル170の接合部に相当する前面断熱パネル150の上端のY方向に平行な直線に沿って、開閉部221が開いた部分に端部221a、221bおよび221cを有し、また、前面断熱パネル150のY方向の幅の中心を通るZ方向に平行な直線に沿って、開閉部222が開いた部分に端部222aおよび222bを有する。これらの端部を離したり、接触させることにより、カバーシート200を部分的に開閉することができる。
カバーシート200の端部221aと221b、端部221aと221cを接触させることにより、開閉部221が閉じた状態となる。さらに端部222aと222bを接触させることにより、開閉部222が閉じた状態となる。これにより、図1(b)に示すような、カバーシート200が断熱容器本体100の外面を覆った状態の断熱容器10とすることができる。断熱容器本体100の内部に荷物を収納した状態で保管する場合には、このように、カバーシート200が断熱容器本体100の外面を覆った状態とすることにより、カバーシート自体が有する断熱性による断熱効果が得られることに加え、断熱容器の内外における気体の流通の低減による、断熱容器の気密性の向上が図れる。
特に、断熱容器本体100の扉部151、152、153の外周部や、各断熱パネルどうしの接合部である断熱容器本体の角部は、断熱容器の気密性が低下しやすい箇所であるため、本実施形態のカバーシート200のように、これら扉部の外周部の外面や、断熱パネルどうしの接合部の外面をカバーシート200が覆うことにより、断熱容器本体100の気密性の低下を効果的に防ぐことができる。
なお、本開示では、断熱容器本体の外面を覆う、とは、断熱容器本体の底面断熱パネルを除く、左面断熱パネル、背面断熱パネル、右面断熱パネル、前面断熱パネルおよび天面断熱パネルの外面を覆うことを意味するが、厳密に左面断熱パネル、背面断熱パネル、右面断熱パネルおよび前面断熱パネルの下端部までをも覆うことに限定するものではない。
また、本実施形態のカバーシート200は、図1(b)のように、開閉部222の境界線の配置が、内部の断熱容器本体100の左右の扉部である扉部151、152の境界線の配置とほぼ近接している。すなわち、カバーシートの開閉部は、断熱容器本体の扉部に対向して配置されている。そのため、図1(a)のように、先に開閉部222と、開閉部221とを、端部222aおよび222bと、221a、221bおよび221cとに分離して開いておくことにより、図2(b)に示すように、内部の断熱容器本体100の左右の扉部151、152を、カバーシート200が断熱容器本体100を覆っている状態で、開閉することができる。これより、カバーシート200を取り付けた状態のままで荷物の出し入れができる等、作業性が向上する。
(b)断熱容器本体
断熱容器本体100は、図2(b)に示すとおり、パレット500の上に載置されており、パレット500にパネル面が接するように底面断熱パネル190が敷かれ、その側面に側面断熱パネルとして、+X方向側に前面断熱パネル150が、−Y方向側に左面断熱パネル130が、−X方向側に背面断熱パネル140が、さらには+Y方向側に右面断熱パネル120が、それぞれのパネル面が底面パネルのパネル面と略垂直となる位置関係で配置されている。さらにこれら側面断熱パネルの上方向側に天面断熱パネル170が載せられている。前面断熱パネル150は、さらに、3つの扉部に分割されており、左右の扉部をそれぞれ手前側すなわち+X方向側に開くことができる。
本実施形態の断熱容器本体100では、すべての断熱パネルが、後述する真空断熱材を含む真空断熱部材を有しているが、少なくとも4つの断熱パネルが、真空断熱材を含む真空断熱部材を有していることが好ましい。真空断熱材は、単位厚み当たりの断熱性能が一般的な発泡断熱材よりも高いため、断熱容器本体をこのような構造とすることにより、所望の断熱性の確保と、断熱容器の軽量化や省スペース化との両立が図れる。
また、図2(b)では扉部が開いているが、すべての扉部が閉じた場合には、断熱容器本体100の内部には、破線で示すような断熱空間300を形成することができる。断熱空間300は、断熱パネルに囲まれることによって外部の温度環境に対する断熱性が維持されるため、収納した荷物を好適に所定温度に維持することができる。
さらに、この断熱空間300に接する断熱パネルの内側のパネル面には、所定の蓄熱材を取り付けることができ、図2(b)では、左面断熱パネル130と背面断熱パネル140の内側の側面に蓄熱材収納部401が取り付けられている。図示されないが、他の側面断熱パネルや、天面断熱パネル170の内側にも、同様の蓄熱材収納部を設けることができる。蓄熱材収納部401は、所定の保冷材や保温材等の蓄熱材を出し入れできるようになっており、必要に応じて蓄熱材の脱落や位置ずれを防止するための開閉部を設けてもよい。また、蓄熱材収納部401は、断熱パネルにあらかじめ固定される態様以外にも、蓄熱材を収納した収納部ごと、断熱パネルに吊り下げて着脱する態様とすることもできる。
カバーシート200は、図2(a)に示すように、図2(b)に示す断熱容器本体100の外面をほぼ同形状の箱型に覆うことが可能な形状をしており、断熱容器本体100から分離することが可能である。
断熱容器本体100およびこれにカバーシート200を被せた断熱容器10は、爪孔501を有するパレット500に載置されているので、倉庫やトラックに移動する際には荷物を収納した断熱容器本体100や断熱容器10を、パレットごと、フォークリフトやハンドリフトで容易に移動させることができる。パレットを使用せずに、床面に直接、断熱容器本体100や断熱容器10を置いたとしても、台車に載せるだけで容易に移動させることができる。
(c)真空断熱部材
図3(a)および図3(b)は、本実施形態における断熱容器本体100の、各断熱パネルを構成する真空断熱部材330の断面図である。断熱パネルは、真空断熱部材330だけから構成されていてもよく、これに加えてさらに補強用の保護材等を貼り付けて断熱パネルとしてもよい。
図3(a)は、真空断熱部材330の構造の一例を示す断面図である。真空断熱部材330は、真空断熱材331、真空断熱材331を取り囲む発泡断熱材332、発泡断熱材332を取り囲む保護基材338から構成されており、さらに遮熱シート333が、真空断熱部材330の保護基材338を取り囲んでいる。保護基材としては、例えば有機高分子製の部材を用いることができる。
発泡断熱材332が真空断熱材331の端面の両側に配置されているため、発泡断熱材332が真空断熱材331の端面の両側に配置されずに空間になっている場合と比べて、断熱性能が向上する。また、発泡断熱材の使用量を減らすことができるので、真空断熱部材自体の厚みを薄くすることができる。なお、図示しないが、真空断熱部材330の構造は、真空断熱材331、真空断熱材331を取り囲む発泡断熱材332、発泡断熱材332を取り囲む遮熱シート333、および遮熱シートを取り囲む保護基材338から構成されていてもよい。
また、図3(b)は、真空断熱部材330の構造の他の一例を示す断面図である。真空断熱部材330は、真空断熱材331、真空断熱材331の主面の一方および端面の両方を囲む発泡断熱材332、およびこれらの外周全体を包む遮熱シート333から構成されている。この場合も、発泡断熱材332が真空断熱材331の端面の両側に配置されているため、発泡断熱材332が真空断熱材331の端面の両側に配置されずに空間になっている場合と比べて、断熱性能が向上する。
真空断熱材331は、芯材331aおよび外装材331bから構成されている。真空断熱材331は、外装材331bが破損した場合には真空を維持することができなくなり、所望の断熱性を得ることができなくなるため、真空断熱材331は、断熱空間側に発泡断熱材332が配置されている。これにより、断熱空間に入れた物品がぶつかったときに真空断熱材331が破損する危険性を低減できる。なお、図3(b)の構成では、真空断熱材331は、断熱空間とは反対側に配置された、保護材により保護されることが望ましい。
図3(a)や図3(b)に示す真空断熱部材330を形成する場合、最初に真空断熱材331を金型にセットしてから、射出成型で発泡断熱材332を一体的に成形することが一般的だが、これ以外にも例えば、互いに別個に製造したものを後で接着剤等により接合してもよい。この場合、真空断熱材331と発泡断熱材332を別個に作り置きできるため、製造方法の柔軟性があり、真空断熱材だけを交換することが容易であることから、メンテナンス性を高めることができる。
真空断熱材331と発泡断熱材332とは、接着剤を使用して固定してもよい。接着剤を使用しないで嵌合させた場合には、真空断熱材331は発泡断熱材332から取り外し可能に構成することができる。弱粘着性の接着剤を使用することによっても、真空断熱材331を発泡断熱材332から取り外し可能に構成することができる。
図3(a)、図3(b)に示すように、真空断熱材331は、芯材331aとガスバリア性を有する外装材331bとから構成されており、外装材331b内を減圧して得られる断熱材である。芯材331aは、従来から使用される公知の真空断熱材の芯材に用いられる材料を使用することができ、例えば、シリカ等の粉体、ウレタンポリマー等の発泡体、グラスウール等の繊維体等の多孔質体を使用してもよい。
外装材331bは、芯材331aの外周を覆う部材であり、芯材から熱溶着層、ガスバリア層が順に積層された可撓性を有するシートを使用してもよい。ガスバリア層は、金属箔、樹脂シートの片面に蒸着層が形成された蒸着シート等を使用してもよい。金属箔は、例えばアルミニウムを使用することができる。蒸着層は、例えば、アルミニウム、アルミニウム酸化物、ケイ素酸化物を使用することができる。
外装材331bのガスバリア性は、酸素透過度が0.5cc・m-2・day-1以下、中でも0.1cc・m-2・day-1以下であってもよい。また、水蒸気透過度が0.2cc・m-2・day-1以下、中でも0.1cc・m-2・day-1以下であってもよい。
真空断熱材331の内部真空度は、例えば5Pa以下であってもよい。真空断熱材331の初期熱伝導率は、例えば25℃環境下で15mW・m-1・K-1以下、中でも10mW・m-1・K-1以下、特に5mW・m-1・K-1以下であってもよい。
発泡断熱材332は、真空断熱材331の少なくとも断熱空間側の主面に隣接して接合されるように配置することができる。発泡断熱材332には、公知の発泡性の断熱材を用いることができ、例えばポリウレタン発泡体であってもよい。
遮熱シート333は、隣接する真空断熱材331と発泡断熱材332の全体を覆って配置することができる。遮熱シート333としては、例えば金属箔を含む多層シートや、樹脂シートの片面に蒸着層が形成された蒸着シート等があげられる。
保護基材338としては、例えば合板、発泡材、樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等の有機高分子材料や、セラミック部材などを用いることができる。軽量で比較的剛性のある材料として、プラスチックダンボールや養生された木材などを使用することができる。
真空断熱部材330は、外部から真空断熱材331が視認可能なように構成することができる。例えば、発泡断熱材332、遮熱シート333、保護基材338が存在しない領域を設けたりすること、それらの一部または全部を透明にすることが挙げられる。真空断熱材331が破損して表面に異常な変形が発生した場合に、内側パネルを壊さすことなく真空断熱材の破損状況を確認することができる。
(d)前面断熱パネル
前面断熱パネル150は、図2(b)に示す通り、3つの開閉可能な扉部により構成されている。各扉部は分離しているが、それらは基本的に図3(a)のような断面構造を有する点で同様である。上方向側に左右並んで配置される扉部のうち、左側の扉部151は、前面断熱パネル150の−Y方向側端部を通りZ方向に平行な回転軸周りに+X方向側に開くことができる。右側の扉部152は、扉部151とは対称的に、前面断熱パネル150の+Y方向側端部を通りZ方向に平行な回転軸周りに+X方向側に開くことができる。
さらに、下方向側に配置される扉部153は、通常は使用しないが、前面断熱パネル150の−Z方向側端部を通りY方向に平行な回転軸周りに+X方向側に開くことができる。扉部153は、例えば荷物を保冷する場合に、断熱空間の下方側に溜まる冷気が荷物の出し入れによって外部に逃げ出すことを防止するため、上段側の扉部と分離して設けてあるものであり、下方に溜まった結露水を除去したり、大型の荷物を出し入れする等の特別な場合以外は開閉しない運用とすることができる。
これら3つの扉部の回転軸部分は、隣接する断熱パネルと図示しない面ファスナーで着脱可能に係合されているが、これに限らず、ファスナー、ボタン、蝶番等の他の係合方式でもよい。
(e)左面、右面および背面断熱パネル
左面断熱パネル130、右面断熱パネル120および背面断熱パネル140は、扉部を備えない断熱パネルであり、前面断熱パネル150と同様、図3(a)の断面を有する真空断熱材を含む真空断熱部材から構成される。ただし、左面断熱パネル130、右面断熱パネル120または背面断熱パネル140にも、扉部が備えられてもよい。図4(a)は、断熱容器10の天面断熱パネル170を外し、最外面のカバーシート200のみ、Z方向の軸に平行な平面で切断したときの断熱容器10の平面図である。図4(b)は、前面断熱パネル150を外した断熱容器本体100の正面図である。
図4(a)のとおり、側面断熱パネルを構成する4つの断熱パネルは、背面断熱パネル140のパネル面と、左面断熱パネル130および右面断熱パネル120の端面が当接している。また同様に、前面断熱パネル150を構成する扉部151および扉部152のパネル面と、左面断熱パネル130および右面断熱パネル120の端面が当接している。
図4(a)の左面断熱パネル130と背面断面パネル140との当接部付近を示すA部における、Z方向の軸に平行な面で切断した拡大断面を図3(c)に示す。このように、左面断熱パネル130の真空断熱部材330の端面330aと、背面断面パネル140の真空断熱部材330のパネル面330bが当接することにより、断熱空間の気密性を維持することが求められる。
真空断熱材を使用することにより、真空断熱部材330の厚みを薄くすることはできるものの、断熱パネルどうしの当接部の接触面積は小さくなる。さらに、真空断熱材は、前述のとおり、加工性が低く、破損時の性能劣化が大きいため、周囲に発泡断熱材等を配置する必要があるが、特に真空断熱部の端面は、異種の部材が接合している影響により、平滑性を確保することが困難である。したがって真空断熱部330に真空断熱材331を使用する量を増やせば、断熱容器の小型化が図れて保管、輸送効率が上がる反面、断熱パネルどうしの当接面の密着性が下がり、気密性の維持が困難となる。
図3(c)では、これらの断熱パネルの接合部である当接面の外面を、カバーシート200が被覆することにより、断熱容器の内外における気体の流通を阻害し、気密性の低下を抑える効果が得られる。また、これと併せて、断熱パネルどうしは、外面側において図示しない面ファスナーで着脱可能に係合される。これは前述のとおり、ファスナー、ボタン等の他の係合方式でもよい。
(f)底面断熱パネル
底面断熱パネル190も、各側面断熱パネルと同様、図3(a)の断面を有する真空断熱材を含む真空断熱部材から構成される。ただし、底面断熱パネル190は、収納する荷物の荷重負荷が直接掛かる部位であるため、真空断熱材の損傷を考慮して、真空断熱材を用いない態様としてもよい。あるいは、底面断熱パネル190の上方に、プラスチックダンボールのような保護シートを敷いて補強してもよい。
図4(b)に示すように、底面断熱パネル190は、その両端の端面と、左面断熱パネル130および右面断面パネル120のパネル面が当接している。また、前面断熱パネル150および背面断熱パネル140とも同様の当接関係である。底面断熱パネル190も、他の断熱パネルどうしの接合部と同様、外面側において図示しない面ファスナーで着脱可能に係合されている。
(g)天面断熱パネル
天面断熱パネル170も、各側面断熱パネルや底面断熱パネル190と同様、図3(a)の断面を有する真空断熱材を含む真空断熱部材から構成される。図4(b)に示すように、天面断熱パネル170は、そのパネル面と、左面断熱パネル130および右面断面パネル120の端面が当接している。また、前面断熱パネル150および背面断熱パネル140とも同様の当接関係である。天面断熱パネル170は、上に持ち上げただけで取り外すことができるようになっているが、断熱容器として使用している間は、移動時等のずれを防ぐ意味も含めて、他の断熱パネルどうしの接合部と同様、外面側において図示しない面ファスナーで着脱可能に係合されている。
(h)カバーシート
カバーシート200は、前述のとおり、断熱容器本体100の、特に扉部の外周部の近辺や、断熱パネルどうしの接合部の近辺における気密性の低下を抑える必要があるため、これらの近辺を確実に覆うことができ、かつ断熱容器本体100の箱体の外形形状に近似した形状で断熱容器本体100の外面を覆うことができることが好ましい。ただし、分解、組立てがされることがなく、各断熱パネルの接合部の気密性の対処が十分になされている断熱容器本体については、断熱パネルの接合部近辺を確実に覆う必要はない。
また、本実施形態においては、図1(a)、図1(b)、図2(a)に示すとおり、カバーシート200には、断熱容器本体100の扉部の位置に対向させて、カバーシート200に開閉部221、222が設けられており、必要に応じて開閉できるようにしている。こうすることにより、カバーシート200を被せた状態での断熱容器本体100の扉部の開閉の作業性が向上し、かつ、扉部以外の断熱容器本体の外面の被覆が妨げられることがないので、断熱パネルの接合部等の気密性の低下を防ぐことができる。
開閉部221、222を開いた際の各々の端部221a、221bおよび221cと、222aおよび222bは、互いに着脱が可能なファスナー構造となっており、例えば端部221aおよび222aが、ファスナーの雄構造、端部221b、221cおよび222bがファスナーの雌構造とすることができるが、雄雌構造は逆になってもよい。これらの端部の構造はファスナー構造に限らず、面ファスナーやボタン、ねじ締結、フック、磁石、粘着テープ等様々な方法をとり得るが、着脱が容易であり、かつ、閉じているときに、ある程度の接合力を有することが好ましい。さらには、開閉部の隙間からカバーシート内外への気体の流通が発生し難い構造であることが好ましい。
カバーシート200としては、ある程度の可撓性を有し、不使用時に適宜折り畳む等して、小型化できることが望ましく、可撓性を有する部材としては、特に限定されないが、例えば樹脂フィルム、樹脂シート、不織布等が挙げられる。樹脂フィルムや樹脂シートは、一般にカバー材として用いられるものを使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂で形成されたフィルムやシートが挙げられる。また、不織布としては、一般に外装部材として用いられるものを使用することができ、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ナイロン、ビニロン、ガラスなどの繊維からなる不織布が挙げられる。カバーシート200は、上記材質のいずれか1種類からなる単層であってもよく、上記材質の層が複数積層されてなる多層構造体であってもよい。
また、カバーシート200は、少なくとも一方の面に、アルミニウム等の金属が蒸着された金属蒸着膜を有していてもよい。さらに、カバーシート200が多層構造体である場合は、上記多層構造体を構成する層としてアルミニウム等の金属箔が含まれていてもよく、上記多層構造体を構成する層の表面に金属蒸着膜を有していてもよい。カバーシート200の表面又は内部に有する金属蒸着膜や金属箔により直射日光等を反射することで輻射熱を遮蔽することが可能である。
(i)パレット
断熱容器をフォークリフトやハンドリフトで直接移動する場合、断熱容器をパレットに載置することが好適であるが、パレットしては、一般的なものを用いることができる。本実施形態の断熱容器10や断熱容器本体100では、軽量で剛性があるプラスチック製のT11型平パレットを用いているが、特に限定されず、例えば、プラスチック製、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属製、木製、ダンボール製などの各種サイズのパレットが挙げられる。また、パレットを用いず、床面に平置きして保管し、必要なときに台車等に積み替えて移動させてもよい。
(j)断熱容器本体の組立および分解
本実施形態の断熱容器本体100は、不使用時の占有体積を小さくするため、分解することと、これを再度組み立てることができる。分解方法について、図4、図5をもとに説明する。図5(a)は、断熱容器本体100をY方向の軸に垂直な面で切断したときの断面図である。図5(b)は、分解された各断熱パネルを折り畳んだ状態を側面から見た図である。
まず、図4(b)の矢印Bに示すとおり、断熱容器本体100から、天面断熱パネル170を上方側に持ち上げて取り外す。次に図5(a)の矢印Cに示すとおり、底面断熱パネル190を、底面断熱パネル190と背面断熱パネル140との接合部を回転軸として時計まわりに起こし、背面断熱パネル140に重なるように移動する。さらに、図4(a)の矢印Dに示すとおり、左面断熱パネル130を左面断熱パネル130と背面断熱パネル140との接合部を回転軸として反時計まわりに回転させて底面断熱パネル190に重なるように移動する。同じく、矢印Eに示すとおり、右面断熱パネル120を右面断熱パネル120と背面断熱パネル140との接合部を回転軸として時計まわりに回転させて左面断熱パネル130に重なるように移動する。
最後に、図5(b)に示すとおり、天面断熱パネル170を、前面断熱パネル150と右面断熱パネル120の間に差し込み、周囲をゴムバンド等の結束具50で結束して分解作業が完了する。組立については、上記の分解作業を逆に行うことにより、容易に組み立てることができる。このように、不使用時にコンパクトにできることにより、断熱容器本体だけをトラックで回収する際などに、輸送効率を上げることができる。
ただし、本開示は、断熱容器本体をこのように分解や組立が可能な容器だけに限定するものではなく、箱型のままで分解不可能な構造の断熱容器にも適用できる。また、真空断熱部材の外側を硬質のプラスチックダンボールのような保護材で覆い、保護材の周囲を金属フレームで囲った耐荷重性のある箱型形状の断熱容器にも適用できる。
2.第2実施形態
(a)断熱容器の構成
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の断熱容器11を示す図であり、図6(a)はカバーシート201を被せた状態を示す図、図6(b)は、カバーシート201の上半分を取り外し、断熱容器本体101の扉部を開いた状態を示す図である。
本実施形態のカバーシート201は、上下二つの分割体201Aおよび201Bに分離することができる。カバーシート201は、図6(a)に示すように、分割体201A、201Bが接触しているときは、ひとつのカバーシート201として、断熱容器本体101の外面を覆っている。
断熱容器本体101の扉部は、図6(b)に示すとおり、前面断熱パネル150の上側半分の扉部154と下側半分の板部156に分かれている。扉部154は、板部156との接合部のY方向に平行な回転軸まわりに+X方向に開くことができる。ここで、カバーシート201が被せられた状態では扉部154を開閉することができないため、荷物の出し入れ等、扉部の開閉が必要な場合には、その前に、カバーシート201の開閉部223を開き、カバーシートの上半分の分割体201Aを外すことにより、扉部154を容易に開閉することができる。
(b)カバーシート
カバーシート201は、上半分の分割体201Aと下半分の分割体201Bに、開閉部223を開けることによって分割し、例えば分割体201Aのみを断熱容器本体101から取り外すことができる。その後、断熱容器本体101の扉部154を開閉して必要な荷物の出し入れが完了したら、再度、分割体201Aを被せて下半分の分割体201Bと、開閉部223を閉じることにより接合し、一体のカバーシート201に戻す。開閉部223は、分割体201A側の端部223aと分割体201B側の端部223bの接触により構成されるが、端部223aと223bは、第1実施形態と同様、互いに着脱が可能なファスナー構造となっており、例えば端部223aがファスナーの雄構造、端部223bが雌構造である。これらの構造については第1実施形態と同様、他の様々な手段と置き換えられる。
本実施形態では、第1実施形態とは異なり、断熱容器本体の扉部の開閉方向と、カバーシートの開閉部の開閉方向は一致せず、一旦、カバーの一部を取り外す手間が発生している。しかしながら、カバーシートの開閉部の境界線は、断熱容器本体の断熱パネルどうしの接合部の外面と重ならず、言い換えると断熱パネルの接合部の外面に対向していない。したがって、扉部の外周部の外面と断熱パネルどうしの接合部の外面にカバーシートの開閉部が重ならないため、断熱容器本体の気密性の低下を抑えることについて十分な効果が見込める。
3.変形例
上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本開示の範囲内である。下記に、幾つかの変形例を挙げる。
(a)開閉構造の変形例
(i)変形例(1)
第1実施形態では、断熱容器本体100の前面断熱パネル150の扉部の外周部にカバーシートの開閉部が対向する配置としていたが、カバーシートの開閉部の配置はこれに限らない。例えば、図7(a)、図7(b)に示す断熱容器12では、断熱容器本体100の構造は第1実施形態と同様であるが、カバーシート202の開閉部の位置を変えている。
前面断熱パネル150と天面断熱パネル170の接合部に沿って設けられていた開閉部221は、第1実施形態の位置よりも、天面断熱パネル170の−X側にずれた位置とし、前面断熱パネル150のY方向の幅の中心を通る、Z方向に沿った開閉部222は、第1実施形態の位置よりも、−Y方向にずれた位置としている。
このように、開閉部の位置をずらすことにより、扉部151、152の外周部および前面断熱パネル150と天面断熱パネル170の接合部の外面と、カバーシートの開閉部の境界線の位置が対向しないように配置され、重ならないため、気密性を一層向上させることができる。
(ii)変形例(2)
また、図8(a)は、内部の断熱容器本体102の前面断熱パネル150に横幅方向全域に渡って開くことができる扉部を備え、その外面に前面断熱パネル150の全面に渡り開閉できる開閉部を有するカバーシート203を被せた断熱容器13を示している。図8(b)は、カバーシート203の開閉部を閉じた状態を示す。内部の断熱容器本体102の扉部155は、前面断熱パネル150の+Y方向側の端部を通るZ方向に沿った回転軸まわりに、+X方向側に開くことができるものであり、その開いた状態を破線で示している。
図8(a)に示すとおり、カバーシート203の開閉方向は、断熱容器本体の扉部155の開閉方向と逆であり、異なっている。これにより、扉部の外周部の外面と、カバーシートの開閉部の境界線が重ならず、気密性を一層向上させることができる。また、カバーシートを開く作業は容易であり、扉部の開閉の作業性を阻害することがない。開閉部224およびこれを構成する端部224a、225bの構造については第1、第2実施形態と同様である。
(iii)変形例(3)
図9(a)は、第2実施形態で説明した断熱容器本体101と同様の断熱容器本体に、これとは形状の異なるカバーシート204を被せた断熱容器14を示している。カバーシート204は、断熱容器本体101の扉部154の開閉方向とは異なる位置に開閉部を備える。すなわち、カバーシート204は、扉部154の回転軸に沿った位置に配置される開閉部225と、扉部の両側端部に対向する開閉部226および227とを有する。開閉部を構成する端部225a、225bおよび端部226a、226b、227a、227bの構造については第1、第2実施形態と同様である。
図9(b)に示すとおり、カバーシート204の開閉部225、226および227を先に開いておき、それとは逆向きに、扉部154の開閉を行うことにより、扉部の開閉の作業性を阻害しない。また、カバーシートの開閉部の一部が、扉部の回転軸付近に位置することにより、扉部の外周部の外面と、カバーシートの開閉部の境界線が重ならない領域を形成できるので、気密性の向上を図ることができる。
(iv)変形例(4)
また、第2実施形態では、カバーシート200の上半分と下半分の分割体の境界となる開閉部が、前面断熱パネル150、左面断熱パネル130、背面断熱パネル140および右面断熱パネル120の、それぞれのZ方向の高さの略半分の地点に沿って、断熱容器本体の外周を一回りする線上に設けられていた。本開示はこれに限らず、例えば、カバーシート200の上半分と下半分の分割体の境界となる開閉部は、これと直交する方向、すなわち、左面断熱パネル130、天面断熱パネル170および右面断熱パネル120の、それぞれのX方向の幅の略半分の地点に沿って、断熱容器本体の外周を一回りする線上に設けられていてもよい。
この場合も、第2実施形態と同様、カバーシートの開閉部の境界線は、断熱容器本体の断熱パネルどうしの接合部の外面と重ならず、言い換えると断熱パネルの接合部の外面に対向していない。したがって、扉部の外周部の外面と断熱パネルどうしの接合部の外面にカバーシートの開閉部が重ならないため、断熱容器本体の気密性の低下を抑えることについて十分な効果が見込める。また、この場合、カバーシートの分割体を上方ではなく、手前側に外すことができるので、断熱容器の上方に十分な作業スペースがない場合に良好な作業性が得られる。
(b)カバーシートの構造に関する変形例
(i)変形例(5)
次に、カバーシートの構造面に関する変形例について説明する。図10は、カバーシートの開閉部の端部に関する変形例を示す図である。図10のカバーシート205は、断熱容器本体の扉部の位置に対向した配置に開閉部231および232が設けられているが、それぞれの端部231aと231bおよび231c、232aと232bは、互いに重なった状態で接触して閉じる端部である。すなわち開閉部231と232を閉じたときには、端部231aと231b、および端部231aと231cとは互いに重なって閉じた上、着脱可能に係合し、端部232aと232bとは互いに重なって閉じた上、着脱可能に係合する。また、開閉部231および232の端部を引っ張る等して係合を解消すると、端部231aと端部231bおよび231cが接触せずに離れ、端部232aと端部232bも接触せずに離れ、これによりカバーシート200が開く。
係合手段はたとえば面ファスナーが挙げられるが、これには限定されない。このように、開閉部を構成する端部どうしが重なり合うように形成されることにより、カバーシートの内外での気体の流通を防止する効果が上がり、内部の断熱容器本体の気密性を向上させることができる。また、このように重なることによって気密性の向上が図れるため、必ずしも端部どうしが着脱可能に係合する必要はなく、単に重なって接しているだけでもよい。
(ii)変形例(6)
また、図11は、図3(c)と同様の、左面断熱パネル130と背面断熱パネル140との接合部付近の拡大断面図を示すものであり、これによりカバーシートの構造面の別の変形例を説明する。図11(a)は、左面断熱パネル130と背面断熱パネル140の外面の領域に、断面が、連続した凹凸による波打ち形状をしているスペーサ材252と、その外側のシート材251が一体に貼り合されたカバーシート206を備える。また、図11(b)では、スペーサ材252の代わりに内部に空隙を多数有するエアキャップ材253を含むカバーシート207を備える。シート材251は、これまでに説明しているカバーシートの材質と同様の材質のものである。いずれも、カバーシートと、断熱容器本体とが分離可能な位置に空隙が設けられる構造となっている。
このように、断熱パネルとカバーシートを構成するシート材の間に、スペーサ材やエアキャップ材等で空隙を形成することにより、カバーシート自体の断熱性能や輻射熱の遮熱性能に加えて、空隙内の気体による断熱効果が加わり、一層の断熱性の向上を図ることができる。特に内部に隔絶した空隙を多数有するエアキャップ材を使用する場合は、空隙における気体の対流が起きにくく、断熱効果が高い。本変形例では、カバーシート206または207が、シート材と一体に形成されたスペーサ材またはエアキャップ材を有する構造として説明したが、シート材とスペーサ材またはエアキャップ材は、それぞれが分離した部材として個々に配置してもよい。
カバーシートが、スペーサ材またはエアキャップ材と一体に形成されている場合は、一体化した一つのカバーシートを断熱容器本体の外面に覆う作業だけでカバーシートの配置ができ、作業性がよい。また、カバーシートとスペーサ材またはエアキャップ材を別々に配置し、スペーサ材またはエアキャップ材を断熱容器本体とカバーシートの間に挟む方法とした場合は、断熱容器の性能や荷物の必要温度、外部環境などに応じて、最適なスペーサ材やエアキャップ材を選定できるため、輸送、保管条件が変わっても断熱容器の性能維持が図りやすい。また、スペーサ材はこのような波打ち形状に限らず、間に空隙が形成される形状であれば、どのような断面形状であってもよい。複数の部材を断熱パネルとシート材の間に間隔を空けて適宜配置し、実質的に複数の空隙が生じる構造としてもよい。
10、11、12、13、14 断熱容器
50 結束具
100、101、102 断熱容器本体
120 右面断熱パネル
130 左面断熱パネル
140 背面断熱パネル
150 前面断熱パネル
151、152、153、154、155 扉部
156 板部
170 天面断熱パネル
190 底面断熱パネル
200、201、202、203、204、205、206、207 カバーシート
201A、201B 分割体
221、222、223、224、225、226、227 開閉部
221a、221b、221c 221の端部
222a、222b 222の端部
223a、223b 223の端部
224a、224b 224の端部
225a、225b 225の端部
226a、226b 226の端部
227a、227b 227の端部
231、232 重なった開閉部
231a、231b 231c 231の端部
232a、232b 232の端部
251 シート材
252 スペーサ材
253 エアキャップ材
330 真空断熱部材
330a 真空断熱部材330の端面
330b 真空断熱部材330のパネル面
331 真空断熱材
331a 芯材
331b 外装材
332 発泡断熱材
333 遮熱シート
338 保護基材
401 蓄熱材収納部
500 パレット
501 爪孔

Claims (13)

  1. 真空断熱材が使用された断熱容器であって、
    前記断熱容器は、断熱容器本体、および前記断熱容器本体の外面を覆うことができ、前記断熱容器本体から分離可能なカバーシート、を備え、
    前記断熱容器本体は、天面断熱パネル、底面断熱パネル、ならびに右面断熱パネル、背面断熱パネル、左面断熱パネル、および前面断熱パネルを有する複数の側面断熱パネルを有し、
    前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも4つの断熱パネルは、前記真空断熱材を含む真空断熱部材を有し、
    前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも1つの断熱パネルは、開閉可能な扉部を有し、
    前記カバーシートは、前記扉部を閉じたときに前記扉部の外周部の外面を覆うことができる、真空断熱材が使用された断熱容器。
  2. 前記断熱容器本体は、組立状態と分解状態とを変更可能であり、
    前記組立状態は、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルに囲まれた断熱空間が形成されている状態であり、
    前記分解状態は、前記断熱空間が形成されていない状態であり、
    前記カバーシートは、前記組立状態で前記断熱パネルどうしの接合部の外面を覆うことができる、請求項1に記載の断熱容器。
  3. 前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、
    前記カバーシートの前記開閉部を開くことにより、前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っている状態で、前記断熱容器本体の前記扉部を開けることができる、請求項1または請求項2に記載の断熱容器。
  4. 前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、
    前記カバーシートの前記開閉部は、前記断熱容器本体の前記扉部が閉じてかつ前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体の扉部に対向させて配置することができる、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の断熱容器。
  5. 前記カバーシートの前記開閉部の開閉方向と前記断熱容器本体の扉部の開閉方向とが異なる、請求項3または請求項4に記載の断熱容器。
  6. 前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、
    前記カバーシートの前記開閉部は、前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体の接合部の外面に対向しないように配置することができる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の断熱容器。
  7. 前記カバーシートは、開閉可能な開閉部を備え、
    前記開閉部は、第1の端部および第2の端部を備え、
    前記開閉部が閉じた状態では、前記第1の端部は前記第2の端部に重なった状態で前記第2の端部と接触し、前記開閉部が開いた状態では、前記第1の端部は前記第2の端部と接触しない、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の断熱容器。
  8. 真空断熱材が使用された断熱容器であって、
    前記断熱容器は、断熱容器本体、および前記断熱容器本体の外面を覆うことができ、前記断熱容器本体から分離可能なカバーシート、を備え、
    前記断熱容器本体は、天面断熱パネル、底面断熱パネル、ならびに右面断熱パネル、背面断熱パネル、左面断熱パネル、および前面断熱パネルを有する複数の側面断熱パネルを有し、
    前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルのうち少なくとも4つの断熱パネルは、前記真空断熱材を含む真空断熱部材を有し、
    前記断熱容器本体は、組立状態と分解状態とを変更可能であり、
    前記組立状態は、前記天面断熱パネル、前記底面断熱パネル、および前記複数の側面断熱パネルに囲まれた断熱空間が形成されている状態であり、
    前記分解状態は、前記断熱空間が形成されていない状態であり、
    前記カバーシートは、前記組立状態で前記断熱パネルどうしの接合部の外面を覆うことができる、真空断熱材が使用された断熱容器。
  9. 前記カバーシートが前記断熱容器本体の外面を覆っているときに、前記断熱容器本体と前記カバーシートとの間に空隙を形成することができ、
    前記断熱容器本体と前記カバーシートとが分離可能な位置が前記空隙である、
    請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の断熱容器。
  10. 前記カバーシートが輻射熱を遮蔽することが可能な遮熱シートである、
    請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の断熱容器。
  11. 前記断熱容器は、スペーサを備え、
    前記スペーサを前記断熱容器本体と前記カバーシートとの間に挟むことによって、前記断熱容器本体と前記カバーシートの間に空隙を形成することができる、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の断熱容器。
  12. 前記スペーサは、前記カバーシートと一体に形成されている、請求項11に記載の断熱容器。
  13. 前記スペーサは、内部に空隙を備える、請求項11または請求項12に記載の断熱容器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU201406U1 (ru) * 2020-09-21 2020-12-14 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Национальный исследовательский Мордовский государственный университет им. Н.П. Огарёва" Транспортный термоконтейнер
JP2021008314A (ja) * 2019-07-02 2021-01-28 大日本印刷株式会社 真空断熱材が使用され、遮熱シートを備えた断熱容器
WO2022033628A1 (de) 2020-08-12 2022-02-17 Va-Q-Tec Ag Transportcontainer zum temperaturgeführten transport von temperatursensiblen gütern
JP7482391B2 (ja) 2020-04-14 2024-05-14 大日本印刷株式会社 組立て及び折り畳みが可能な断熱容器

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