JP2019040427A - 運転支援装置、演算装置、及び運転支援方法 - Google Patents

運転支援装置、演算装置、及び運転支援方法 Download PDF

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Shinya Taguchi
晋也 田口
秋田 英範
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英範 秋田
崇 植藤
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崇 植藤
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Abstract

【課題】障害物に対する対処を早期に行うことができる運転支援装置、演算装置、及び運転支援方法を提供すること。【解決手段】運転支援装置は自車両に搭載される。運転支援装置は、情報取得ユニットと、進入抑制ユニットと、を備える。情報取得ユニットは、外部装置から障害物プロファイル情報を取得する。外部装置は、先行車の車両情報に基づき障害物プロファイル情報を生成する。障害物プロファイル情報は、少なくとも走行不可エリアを規定する。進入抑制ユニットは、自車両が走行不可エリアに進入することを抑制する。【選択図】図1

Description

本開示は運転支援装置、演算装置、及び運転支援方法に関する。
近年、予め設定された走行経路に沿って走行する自動運転車両が注目されている(特許文献1参照)。
特開2016−137819号公報
走行経路の前方に停止車両等の障害物が存在することがある。走行経路の前方に障害物が存在する場合、走行経路を修正する、あるいは障害物の手前で停止する等の対処が必要になる。自車両が障害物に達する直前に障害物に対する対処が行われると、自動運転車両の後続車の走行に支障をきたしてしまう。本開示は、障害物に対する対処を早期に行うことができる運転支援装置、演算装置、及び運転支援方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の局面は、自車両に搭載された運転支援装置であって、先行車の車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成する機能を有する外部装置から、前記障害物プロファイル情報を取得する情報取得ユニットと、前記自車両が前記走行不可エリアに進入することを抑制する進入抑制ユニットと、を備える運転支援装置である。
本開示の第1の局面である運転支援装置は、障害物プロファイル情報を外部装置から取得する。その障害物プロファイル情報は、先行車の車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを規定する。本開示の第1の局面である運転支援装置は、自車両が走行不可エリアに進入することを抑制する。そのため、本開示の第1の局面である運転支援装置によれば、早期に、自車両を停止させたり、レーンチェンジを行ったりすることができる。
本開示の第2の局面は、自車両に搭載された運転支援装置であって、先行車の車両情報を取得する車両情報取得ユニットと、前記車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを含む障害物プロファイル情報を生成する情報生成ユニットと、前記自車両が前記走行不可エリアに進入することを抑制する進入抑制ユニットと、を備える運転支援装置である。
本開示の第2の局面である運転支援装置は、障害物プロファイル情報を生成する。その障害物プロファイル情報は、先行車の車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを規定する。本開示の第2の局面である運転支援装置は、自車両が走行不可エリアに進入することを抑制する。そのため、本開示の第2の局面である運転支援装置によれば、早期に、自車両を停止させたり、レーンチェンジを行ったりすることができる。
本開示の第3の局面は、車両の外部に設置される演算装置であって、走行中の車両から取得した車両情報に基づき、少なくとも、走行不可エリア、及び、前記走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側に位置する準走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成する情報生成ユニットと、走行中の自動運転車両に前記障害物プロファイル情報を提供する通信ユニットと、を備える演算装置である。本開示の第3の局面である演算装置によれば、早期に、自動運転車両を停止させたり、自動運転車両にレーンチェンジを行わせたりすることができる。
本開示の第4の局面は、車両の外部に設置される演算装置が実行する運転支援方法であって、走行中の車両から取得した車両情報に基づき、少なくとも、走行不可エリア、及び、前記走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側に位置する準走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成し、走行中の自動運転車両に前記障害物プロファイル情報を提供する運転支援方法である。
本開示の第4の局面である運転支援方法によれば、早期に、自動運転車両を停止させたり、自動運転車両にレーンチェンジを行わせたりすることができる。
運転支援システム1の構成を表すブロック図である。 運転支援装置13の機能的構成を表すブロック図である。 障害物プロファイル情報等の生成処理を表すフローチャートである。 第1の走行不可エリア検出処理を表すフローチャートである。 第1の走行不可エリア検出処理により走行不可エリアを検出する方法を表す説明図である。 第2の走行不可エリア検出処理を表すフローチャートである。 第2の走行不可エリア検出処理により走行不可エリアを検出する方法を表す説明図である。 第3の走行不可エリア検出処理を表すフローチャートである。 第3の走行不可エリア検出処理により走行不可エリアを検出する方法を表す説明図である。 第4の走行不可エリア検出処理を表すフローチャートである。 第4の走行不可エリア検出処理により走行不可エリアを検出する方法を表す説明図である。 第5の走行不可エリア検出処理を表すフローチャートである。 第5の走行不可エリア検出処理により走行不可エリアを検出する方法を表す説明図である。 第1の自動運転制御処理を表すフローチャートである。 第2の自動運転制御処理を表すフローチャートである。 走行経路89を修正する処理の例を表す説明図である。 自車両3を走行不可エリア65の車両進行方向手前B側で停止させる処理の例を表す説明図である。 修正後の走行経路89Aを再修正後の走行経路89Bとする処理の例を表す説明図である。 運転支援システム101の構成を表すブロック図である。 運転支援装置113の機能的構成を表すブロック図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.運転支援システム1の構成
運転支援システム1の構成を図1、図2に基づき説明する。図1に示すように、運転支援システム1は、自車両3に搭載された車載システム5と、他の車両7に搭載された車載システム9と、サーバ11と、を備える。サーバ11は外部装置に対応する。
車載システム5は、運転支援装置13と、無線通信機15と、GNSS17と、周辺状況認識センサ19と、高精度地図情報記憶部21と、情報表示部23と、スピーカ25と、パワートレインシステム27と、ブレーキシステム29と、ステアリングシステム31と、を備える。
運転支援装置13は、予め設定された走行経路に沿って自車両3を自動走行させる機能を有する。運転支援装置13は、CPU33と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ35とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。運転支援装置13の各種機能は、CPU33が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ35が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、運転支援装置13を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
運転支援装置13は、CPU33がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図2に示すように、情報取得ユニット37と、自動運転制御ユニット39と、報知ユニット41と、を備える。自動運転制御ユニット39は進入抑制ユニット及び使用制限ユニットに対応する。
運転支援装置13を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現してもよい。
無線通信機15は、携帯電話網43を用いて、サーバ11と無線通信を行うことができる。GNSS17は自車両3の位置情報を取得することができる。周辺状況認識センサ19は、自車両3の周囲に存在する物標を検出することができる。物標として、障害物、他の車両等が挙げられる。高精度地図情報記憶部19は高精度地図情報を記憶する。
情報表示部23は自車両3の車室内に設置されている。情報表示部23は画像を表示可能である。スピーカ25は自車両3の車室内に設置されている。スピーカ25は音声を出力可能である。
パワートレインシステム27は自車両3を駆動する。ブレーキシステム29は自車両3を減速又は停止させる。ステアリングシステム31は自車両3の操舵を行う。
車載システム9は、演算装置45、無線通信機47、GNSS49、及び周辺状況認識センサ51を備える。演算装置45は周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。演算装置45は、他の車両7の車両システム53から情報を取得することができる。車両システム53から取得可能な情報として、例えば、ウインカを操作したことを表す情報、ステア操作を行ったことを表す情報等が挙げられる。無線通信機47は、携帯電話網43を用いて、運転支援装置13及びサーバ11と通信可能である。GNSS49は他の車両7の位置情報を取得することができる。周辺状況認識センサ51は車載カメラである。周辺状況認識センサ51は他の車両7の前方及び側方を撮影し、画像を生成することができる。
サーバ11は車両の外部に固定設置されている。サーバ11は、演算装置55、通信機57、高精度地図情報記憶部59、及び情報記憶部61を備える。
演算装置55は周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。演算装置55は、機能的に、情報生成ユニット55A及び通信ユニット55Bを備える。通信機57は専用網63及び携帯電話網43を用いて、運転支援装置13及び車載システム9と通信可能である。高精度地図情報記憶部71は高精度地図情報を記憶する。情報記憶部61は、後述する障害物プロファイル情報及びクローズ情報を記憶する。
2.障害物プロファイル情報及びクローズ情報の生成
サーバ11が備える演算装置55は、走行中の他の車両7が提供する車両情報に基づき、障害物プロファイル情報及びクローズ情報を生成する。この処理を図3〜図13に基づき説明する。後述するステップ1〜7、9の処理は、情報生成ユニット55Aにより実行される。後述するステップ8、10の処理は、通信ユニット55Bにより実行される。
ステップ1では、車両情報を受信できたか否かを判断する。車両情報は、車載システム9が携帯電話網43を用いて送信する情報である。車両情報として、例えば、ウインカ情報、ステア操作情報、他の車両位置情報、カメラ画像情報、障害物検出位置P等が挙げられる。
ウインカ情報は、他の車両7において行われたウインカ操作と、そのウインカ操作が行われたときの他の車両7の位置とを関連付けた情報である。ウインカ操作には、右ウインカのオン及びオフ、左ウインカのオン及びオフがある。車載システム9は、車両システム53から、どのようなウインカ操作が行われたかを取得するとともに、GNSS49を用いて他の車両7の位置を取得することで、ウインカ情報を生成することができる。
ステア操作情報は、他の車両7において行われたステア操作と、そのステア操作が行われたときの他の車両7の位置とを関連付けた情報である。ステア操作には、右方向への操作と、左方向への操作とがある。車載システム9は、車両システム53から、どのようなステア操作が行われたかを取得するとともに、GNSS49を用いて他の車両7の位置を取得することで、ステア情報を生成することができる。
他の車両位置情報は、他の車両7の位置を表す情報である。車載システム9は、GNSS49を用いて他の車両7の位置を取得することで、他の車両位置情報を生成することができる。
カメラ画像情報は、周辺状況認識センサ51が他の車両7の前方又は側方を撮影し、生成した画像と、画像を生成したときの他の車両7の位置とを関連付けた情報である。車載システム9は、周辺状況認識センサ51を用いて画像を生成するとともに、GNSS49を用いて他の車両7の位置を取得することで、カメラ画像情報を生成することができる。
ステップ2では、走行不可エリア検出処理を行う。走行不可エリア検出処理として、第1〜第5の走行不可エリア検出処理が挙げられる。ステップ2では、第1〜第5の走行不可エリア検出処理のうちのいずれかを実行することができる。
第1の走行不可エリア検出処理を図4、図5に基づき説明する。図4のステップ11では、交差点以外の場所で右ウインカをオンにしたという内容のウインカ情報(以下では右ウインカ情報とする)が、前記ステップ1で受信したと判断した車両情報に含まれるか否かを判断する。右ウインカ情報が含まれる場合はステップ12に進み、右ウインカ情報が含まれない場合はステップ15に進む。
ステップ13では、交差点以外の場所で左ウインカをオンにしたという内容のウインカ情報であって、右ウインカ情報よりも後に生成された情報(以下では左ウインカ情報とする)が、前記ステップ1で受信したと判断した車両情報に含まれるか否かを判断する。左ウインカ情報が含まれる場合はステップ13に進み、左ウインカ情報が含まれない場合はステップ14に進む。
ステップ13では、右ウインカ情報及び左ウインカ情報を用いて走行不可エリアを設定する。走行不可エリアは、道路のうちの一部のエリアである。図5に示す事例に基づき、走行不可エリア65を設定する方法を説明する。
図5に示す事例では、自車両3は道路67を走行している。道路67はレーンLA、LBを備える。自車両3はレーンLAを走行している。他の車両7は、自車両3の前方を走行している。他の車両7は先行車に対応する。
レーンLAのうち、自車両3よりも前方F側に、停止車両69が存在する。他の車両7は、当初、レーンLAを走行している。他の車両7は、障害物検出位置Pにおいて、前方F側に存在する停止車両69を検出する。他の車両7は、停止車両69を避けるため、レーンLBにレーンチェンジする。このとき、他の車両7は、位置W1において右ウインカをオンにする。その後、他の車両7は、レーンLBを走行し、停止車両69の横を通過する。その後、他の車両7は、レーンLAにレーンチェンジする。このとき、他の車両7は、左ウインカを一旦オンにしてから、位置W2において左ウインカをオフにする。
車載システム9は、位置W1において右ウインカをオンにしたという内容の右ウインカ情報と、左ウインカを一旦オンにしてから、位置W1よりも前方F側の位置W2において左ウインカをオフにしたという内容の左ウインカ情報とを生成し、それらを送信する。サーバ11は、上記の右ウインカ情報及び左ウインカ情報を取得する。
サーバ11は、レーンLA上に、位置W1を開始位置とし、位置W2を終了位置とする走行不可エリア65を生成する。開始位置とは、走行不可エリア65のうち、最も車両進行方向手前B側(後方側)にある位置である。終了位置とは、走行不可エリア65のうち、最も前方F側にある位置である。走行不可エリア65は停止車両69を含むエリアである。
ステップ14では、右ウインカ情報を用いて走行不可エリアを設定する。走行不可エリアの開始位置は、図5に示す位置W1である。走行不可エリア65の終了位置は、予め設定された条件により決めることができる。例えば、位置W1から前方F側に一定の距離だけ移動した位置を終了位置とすることができる。前記一定の距離は、0mであってもよいし、0mより大きくてもよい。また、レーンLAの終点を終了位置としてもよい。
前記ステップ11で否定判断した場合はステップ15に進み、走行不可エリアは未検出であるとする。
第2の走行不可エリア検出処理を図6、図7に基づき説明する。ここでは、図7に示す事例に基づき説明する。この事例では、他の車両7は、片側1車線の道路67を走行している。他の車両7は、図7では図示しない自車両の前方を走行している。他の車両7は先行車に対応する。
図6のステップ21では、複数の時刻における他の車両7の位置情報を組み合わせて、他の車両7の走行軌跡75を生成する。
ステップ22では、前記ステップ21で生成した走行軌跡75に、オフセット走行の特徴があるか否かを判断する。オフセット走行の特徴とは、図7に示す走行軌跡75のように、一旦横方向にずれ、その後、元の走行軌跡の延長線上に戻ることを意味する。オフセット走行の特徴がある場合はステップ23に進み、オフセット走行の特徴がない場合はステップ24に進む。
なお、図7に示す事例では、オフセット走行の特徴が生じる。この事例では、他の車両7の前方F側に右折待ち車両73が存在する。右折待ち車両73は、道路67のうち、右寄りの位置にある。他の車両7は、右折待ち車両73を避けるため、一旦左方向にずれ、右折待ち車両73の左側を通過する。その後、元の走行軌跡の延長線上に戻る。その結果、オフセット走行の特徴が生じる。
ステップ23では、走行不可エリア65を生成する。走行不可エリア65の開始位置は、オフセット走行の開始位置OFF1である。走行不可エリア65の終了位置は、オフセット走行の終了位置OFF2である。オフセット走行の開始位置OFF1とは、走行軌跡75が通常走行エリア77からずれ始める位置である。終了位置OFF2は、それまで通常走行エリア77から外れていた走行軌跡75が通常走行エリア77に復帰する位置である。
通常走行エリア77とは、例えば、道路67の中央線を含み、一定の幅を有するエリアである。走行不可エリア65の幅Hは、走行軌跡75の最大オフセット量である。走行軌跡75の最大オフセット量とは、走行軌跡75と、道路67の中央線との、幅方向における最大距離である。なお、右折待ち車両73を避けるために他の車両7がオフセット走行を行った場合、走行不可エリア65は、右折待ち車両73を含むエリアとなる。
ステップ24では、走行不可エリアは未検出であるとする。
第3の走行不可エリア検出処理を図8、図9に基づき説明する。ここでは、図9に示す事例に基づき説明する。この事例では、他の車両7は、片側1車線の道路67を走行している。他の車両7は、自車両3の前方を走行している。他の車両7は先行車に対応する。
図8のステップ31では、複数の時刻における他の車両7の位置情報を組み合わせて、他の車両7のレーンIDの履歴を生成する。レーンIDとは、道路67に仮想的に設定された複数のレーンのそれぞれに付されたIDである。サーバ11は、高精度地図情報を用いて道路67に上記の仮想的なレーンを設定し、それぞれのレーンにレーンIDを付すことができる。図9に示す事例では、道路67に2つのレーンが設定されている。左側のレーンのレーンIDは0である。右側のレーンのレーンIDは1である。サーバ11は、他の車両7の位置情報を用いて、他の車両7がどのレーンに位置するかを決定することができる。
ステップ32では、前記ステップ31で生成したレーンIDの履歴において、短い区間でレーンIDが2回変化しているか否かを判断する。レーンIDが2回変化することは、元のレーンから他方のレーンにレーンチェンジし、その後、元のレーンに再びレーンチェンジすることを意味する。 短い区間でレーンIDが2回変化している場合はステップ33に進み、それ以外の場合はステップ34に進む。
なお、図9に示す事例では、短い区間でレーンIDが2回変化する。この事例では、他の車両7の前方F側に右折待ち車両73が存在する。右折待ち車両73は、道路67のうち、右寄りの位置にある。他の車両7は、右折待ち車両73を避けるため、レーンIDが0のレーンから、レーンIDが1のレーンにレーンチェンジし、右折待ち車両73の左側を通過する。その後、レーンIDが1のレーンから、レーンIDが0のレーンにレーンチェンジする。その結果、短い区間でレーンIDが2回変化する。
ステップ33では、走行不可エリア65を生成する。走行不可エリア65の開始位置は、レーンIDの変化が最初にあった位置L1である。位置L1は、1回目のレーンチェンジを行ったときの他の車両7の位置である。走行不可エリア65の終了位置は、レーンIDの変化が2回目にあった位置L2である。位置L2は、2回目のレーンチェンジを行ったときの他の車両7の位置である。なお、上記のように、右折待ち車両73を避けるために他の車両7が2回のレーンチェンジを行った場合、走行不可エリア65は、右折待ち車両73を含むエリアとなる。
ステップ34では、走行不可エリアは未検出であるとする。
第4の走行不可エリア検出処理を図10、図11に基づき説明する。ここでは、図11に示す事例に基づき説明する。この事例では、他の車両7は、道路67を走行している。他の車両7は、図11では図示しない自車両3の前方を走行している。他の車両7は先行車に対応する。他の車両7に搭載された車載システム9は、他の車両7の周囲を所定の周期で繰り返し撮影し、カメラ画像を生成する。車載システム9は、そのカメラ画像を含むカメラ画像情報を、車両情報として送信する。サーバ11は前記ステップ1においてカメラ画像情報を受信する。
図10のステップ41では、図11に示すように、複数のカメラ画像をそれぞれオルソ画像79に変換する。
ステップ42では、前記ステップ41で変換した複数のオルソ画像79を座標変換し、1つの合成画像81を生成する。
ステップ43では、合成画像81において障害物83を認識する処理を実行する。
ステップ44では、合成画像81に障害物83が存在するか否かを判断する。障害物83が存在する場合はステップ45に進み、障害物83が存在しない場合はステップ46に進む。
ステップ45では、走行不可エリア65を生成する。走行不可エリア65は、前記ステップ44で存在すると判断した障害物83を含む領域である。
ステップ46では、走行不可エリアは未検出であるとする。
第5の走行不可エリア検出処理を図12、図13に基づき説明する。ここでは、図13に示す事例に基づき説明する。この事例では、複数の他の車両7A、7B、7Cがそれぞれ道路67を同方向に走行している。道路67はレーンLA、LBを備える。複数の他の車両7A、7B、7Cはそれぞれ先行車に対応する。
ステップ51では、複数の他の車両7A、7B、7Cのそれぞれについて、第2の走行不可エリア検出処理と同様に、オフセット走行の開始位置OFF1、及び、オフセット走行の終了位置OFF2を決定する。その結果、オフセット走行の開始位置OFF1が複数得られる。また、オフセット走行の終了位置OFF2が複数得られる。図13に示す事例では、オフセット走行の開始位置OFF1、及び、オフセット走行の終了位置OFF2は、レーンLAとレーンLBとの境界線を越えるときの他の車両7A、7B、7Cの位置である。
ステップ52では、走行不可エリア65を生成する。走行不可エリア65の開始位置X1は、複数の開始位置OFF1のうち、最も前方F側の位置である。走行不可エリア65の終了位置X2は、複数の終了位置OFF2のうち、最も車両進行方向手前B側の位置である。
ステップ53では、準走行不可エリア87を生成する。準走行不可エリア87は、走行不可エリア65の開始位置X1から、さらに車両進行方向手前B側に延びる領域と、走行不可エリア65の終了位置X2から、さらに前方F側に延びる領域と、を有する。準走行不可エリア87の開始位置Y1は、複数の開始位置OFF1のうち、最も前方F側の位置と、最も車両進行方向手前B側の位置との中点である。準走行不可エリア87の終了位置Y2は、複数の終了位置OFF2のうち、最も前方F側の位置と、最も車両進行方向手前B側の位置との中点である。なお、準走行不可エリア87の生成方法は他の方法であってもよい。例えば、開始位置X1から所定距離だけ車両進行方向手前B側に移動した位置を開始位置Y1としてもよい。また、終了位置X2から所定距離だけ前方F側に移動した位置を終了位置Y2としてもよい。
図3に戻り、前記ステップ2において走行不可エリアを検出したか否かを判断する。走行不可エリアを検出したと判断した場合はステップ4に進み、走行不可エリアを検出しなかったと判断した場合はステップ9に進む。
ステップ4では、前記ステップ2で検出した走行不可エリア65を規定する障害物プロファイル情報を生成する。
ステップ5では、前記ステップ4で障害物プロファイル情報を生成した時刻を取得し、取得した時刻を表す情報(以下では時刻情報とする)を障害物プロファイル情報に追加する。
ステップ6では、前記ステップ1で受信した車両情報に障害物検出位置Pが含まれるか否かを判断する。障害物検出位置Pは、他の車両7が障害物を検出したときにおける他の車両7の位置である。車両情報に障害物検出位置Pが含まれる場合はステップ7に進み、車両情報に障害物検出位置Pが含まれない場合はステップ8に進む。
ステップ7では、障害物検出位置Pを障害物プロファイル情報に追加する。
ステップ8では、通信機57、専用網63、及び携帯電話網43を用いて、障害物プロファイル情報を送信する。運転支援装置13は障害物プロファイル情報を受信することができる。
前記ステップ3で否定判断した場合はステップ9に進み、クローズ情報を生成する。クローズ情報とは、前記ステップ3で走行不可エリアを検出しなかったと判断したエリアは、走行不可エリアが存在しないと規定する情報である。
ステップ10では、通信機57、専用網63、及び携帯電話網43を用いて、クローズ情報を送信する。運転支援装置13はクローズ情報を受信することができる。
3.第1の自動運転制御処理
運転支援装置13が所定時間ごとに繰り返し実行する第1の自動運転制御処理を図14、図16〜図18に基づき説明する。図14のステップ61では、情報取得ユニット37が情報取得処理を行う。この処理は、サーバ11が送信した障害物プロファイル情報及びクローズ情報を取得する処理である。
ステップ62では、前記ステップ61において障害物プロファイル情報を取得したか否かを情報取得ユニット37が判断する。障害物プロファイル情報を取得した場合はステップ63に進み、障害物プロファイル情報を取得しなかった場合はステップ75に進む。
ステップ63では、自動運転制御ユニット39が、障害物プロファイル情報から時刻情報を読み出す。自動運転制御ユニット39は、読み出された時刻情報により表される時刻が、予め設定された期限より古いか否かを判断する。読み出された時刻情報により表される時刻が期限より古い場合はステップ61に戻り、読み出された時刻情報により表される時刻が期限より新しい場合はステップ64に進む。
ステップ64では、障害物プロファイル情報が障害物検出位置Pを含むか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。障害物プロファイル情報が障害物検出位置Pを含む場合はステップ65に進み、含まない場合はステップ67に進む。
ステップ65では、自車両3が障害物検出位置Pに接近しているか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。自車両3が障害物検出位置Pに接近している場合はステップ66に進み、接近していない場合はステップ65の前に戻る。
ステップ66では、情報表示部23及びスピーカ25を用いて、報知ユニット41が報知を行う。報知の内容は、自車両3が障害物に接近していることである。
ステップ67では、自車両3の走行経路上に走行不可エリア65が存在するか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。自車両3の走行経路上に走行不可エリア65が存在する場合はステップ68に進み、存在しない場合はステップ61に戻る。なお、ステップ67の処理を、前記ステップ63の処理より先に実行してもよい。
ステップ68では、自動運転制御ユニット39が走行経路を修正する。例えば、図16に示すように、走行経路89を、走行不可エリア65に進入しないものに修正する。
ステップ69では、ドライバがオーバーライドしたか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。オーバーライドとは、ドライバがブレーキやハンドル等の操作を行うことで、ドライバの意思によって、自動運転が一時的に又は完全にキャンセルされることを意味する。オーバーライドを検知した場合はステップ70に進み、オーバーライドを検知していない場合はステップ74に進む。
ステップ70では、自動運転制御ユニット39が、ドライバに対し手動運転をリクエストする。
ステップ71では、自車両3が走行不可エリア65に接近しているか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。走行不可エリア65に接近している場合はステップ72に進む。自車両3が未だ走行不可エリア65に接近していない場合はステップ61に戻る。
ステップ72では、図17に示すように、非常点滅表示灯又はハザードを出して走行不可エリア65の車両進行方向手前B側で自車両3を停止する処理を自動運転制御ユニット39が行う。準走行不可エリアが設けられている場合、自車両3が停止する位置は、準走行不可エリア内であってもよいし、準走行不可エリアの車両進行方向手前B側であってもよい。走行不可エリア65の車両進行方向手前B側で自車両3を停止することは、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制することに対応する。
ステップ73では、情報表示部23及びスピーカ25を用いて、報知ユニット41が報知を行う。報知の内容は、減速して停止することである。
前記ステップ69で肯定判断した場合はステップ74に進み、自動運転制御ユニット39が規定処理を実行する。規定処理とは、前記ステップ68で修正した走行経路に沿って自車両3を走行させることである。前記ステップ68で修正した走行経路に沿って自車両3を走行させることは、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制することに対応する。
前記ステップ62で否定判断した場合はステップ75に進み、クローズ情報を取得したか否かを情報取得ユニット37が判断する。クローズ情報を取得した場合はステップ76に進み、クローズ情報を取得していない場合は本処理を終了する。
ステップ76では、走行経路を再修正することが必要であるか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。走行経路を再修正することが必要であるである事例として、例えば、以下の事例がある。
過去において、図16に示すように、障害物プロファイル情報が規定する走行不可エリア65を避けるように、走行経路89を修正していたが、その後に取得したクローズ情報により、それまで存在していた走行不可エリア65の位置に、もはや走行不可エリア65が存在しないことが判明した事例。
ステップ77では、自動運転制御ユニット39が、図18に示すように、修正後の走行経路89Aを、再修正後の走行経路89Bに変更する。再修正後の走行経路89Bは、例えば、当初の修正を行う前の走行経路89である。
ステップ78では、情報表示部23及びスピーカ25を用いて、報知ユニット41が報知を行う。報知の内容は、それまで存在していた障害物が解消したことである。
4.第2の自動運転制御処理
運転支援装置13は、第1の自動運転制御処理に代えて、第2の自動運転制御処理を行ってもよい。第2の自動運転制御処理を図15に基づき説明する。
図15のステップ81〜86の処理は、第1の自動運転制御処理における前記ステップ61、62、64〜67の処理と同様である。
ステップ87では、自動運転制御ユニット39が、障害物プロファイル情報から時刻情報を読み出す。自動運転制御ユニット39は、読み出された時刻情報により表される時刻が、予め設定された期限より古いか否かを判断する。読み出された時刻情報により表される時刻が期限より古い場合はステップ81に戻り、読み出された時刻情報により表される時刻が期限より新しい場合はステップ88に進む。
ステップ88では、自動運転制御ユニット39が走行経路を修正する。例えば、図16に示すように、走行経路89を、走行不可エリア65に進入しないものに修正する。
ステップ89では、情報表示部23及びスピーカ25を用いて、報知ユニット41が報知を行う。報知の内容は、自動レーンチェンジを行う旨である。
ステップ90では、自動運転制御ユニット39が、周辺状況認識センサ19を用いて自車両3の周囲を認識し、レーンチェンジが可能であるか否かを判断する。レーンチェンジが不可能である場合はステップ91に進み、レーンチェンジが可能である場合はステップ93に進む。
ステップ91では、自車両3が走行不可エリア65に接近しているか否かを自動運転制御ユニット39が判断する。自車両3が走行不可エリア65に接近している場合はステップ92に進む。自車両3が未だ走行不可エリア65に接近していない場合はステップ81に戻る。
ステップ92では、図17に示すように、右ウインカを出して走行不可エリア65の車両進行方向手前B側で自車両3を減速し、停止する処理を自動運転制御ユニット39が行う。準走行不可エリアが設けられている場合、自車両3が停止する位置は、準走行不可エリア内であってもよいし、準走行不可エリアの車両進行方向手前B側であってもよい。走行不可エリア65の車両進行方向手前B側で自車両3を停止することは、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制することに対応する。
前記ステップ90で肯定判断した場合はステップ93に進み、自動運転制御ユニット39がレーンチェンジを実行する。レーンチェンジは、走行不可エリア65の開始位置よりも車両進行方向手前B側で行う。また、準走行不可エリアが設けられている場合は、準走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前B側でレーンチェンジを行う。レーンチェンジ後のレーンは、走行不可エリア65が存在しないレーンである。レーンチェンジ後は、前記ステップ88で修正した走行経路に沿って自車両3を走行させる。走行不可エリア65が存在しないレーンへ自車両3をレーンチェンジさせることは、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制することに対応する。
ステップ94では、自車両3が走行不可エリア65の横を通過した後、自車両3を元のレーンに復帰させる処理を自動運転制御ユニット39が実行する。
前記ステップ82で否定判断した場合はステップ95に進む。ステップ95〜98の処理は、第1の自動運転制御処理における前記ステップ75〜78の処理と同様である。
5.運転支援装置13が奏する効果
(1A)運転支援装置13は、障害物プロファイル情報をサーバ11から取得する。その障害物プロファイル情報は、他の車両7の車両情報に基づき生成したものであって、少なくとも走行不可エリア65を規定する。運転支援装置13は、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制する。そのため、運転支援装置13によれば、自車両3が障害物に接近する前に、早期に、自車両3を停止させたり、レーンチェンジを行ったりすることができる。
運転支援装置13によれば、自車両3に搭載された自律センサのみで障害物を検知する構成に比べて、早期に、障害物に対処することができる。そのため、障害物への対処が急となることを抑制できる。その結果、自車両3の乗員に不安を与えることを抑制できる。
(1B)運転支援装置13は、走行不可エリアの不存在を規定するクローズ情報を取得することができる。運転支援装置13は、障害物プロファイル情報が規定する走行不可エリアのうち、クローズ情報により走行不可エリアの不存在を規定された部分については、自車両3の進入に対する抑制を解除する。そのことにより、自車両3を不必要に停止させたり、自車両3に不必要なレーンチェンジを行わせたりすることを抑制できる。
(1C)運転支援装置13は、障害物プロファイル情報に含まれる障害物検出位置Pに自車両3が接近したとき、ドライバに報知を行うことができる。そのことにより、障害物の接近をドライバに認識させることができる。
(1D)運転支援装置13は、障害物プロファイル情報から時刻情報を読み出し、時刻情報で規定される時刻が予め設定された期限より古い場合、その障害物プロファイル情報の使用を制限する。そのため、古い障害物プロファイル情報に基づき、不適切な処理を実行してしまうことを抑制できる。
(1E)運転支援装置13は、走行不可エリア65の開始位置よりも車両進行方向手前B側に位置する準走行不可エリアを生成することができる。運転支援装置13は、準走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前B側で自車両3をレーンチェンジさせることができる。そのことにより、走行不可エリア65の直前でレーンチェンジする車両によって、自車両3のレーンチェンジが妨げられたり、遅れてしまったりする状況の発生可能性を低減できる。
(1F)サーバ11が障害物プロファイル情報及びクローズ情報を生成する。そのため、車載システム9及び運転支援装置13の処理負担を軽減できる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図19に示すように、運転支援システム101は、サーバ11を備えない。車載システム5は運転支援装置113を備える。車載システム9は、携帯電話網43を用いて、車両情報を運転支援装置113に送信する。
運転支援装置113は、CPU33がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図20に示すように、情報生成ユニット137と、自動運転制御ユニット39と、報知ユニット41と、を備える。自動運転制御ユニット39は進入抑制ユニットに対応する。
2.第3の自動運転制御処理
運転支援装置113が所定時間ごとに繰り返し実行する第3の自動運転制御処理は、基本的には、第1実施形態における第1の運転制御処理と同様である。ただし、第3の自動運転制御処理では、前記ステップ61において、情報生成ユニット137が、車載システム9から取得した車両情報に基づき、障害物プロファイル情報又はクローズ情報を生成する。障害物プロファイル情報又はクローズ情報の生成方法は、第1実施形態において、サーバ11が障害物プロファイル情報又はクローズ情報を生成した方法と同様である。
4.第4の自動運転制御処理
運転支援装置113は、第3の自動運転制御処理に代えて、第4の自動運転制御処理を行ってもよい。第4の自動運転制御処理は、基本的には、第1実施形態における第2の運転制御処理と同様である。ただし、第4の自動運転制御処理では、前記ステップ81において、情報生成ユニット137が、車載システム9から取得した車両情報に基づき、障害物プロファイル情報又はクローズ情報を生成する。障害物プロファイル情報又はクローズ情報の生成方法は、第3実施形態において、サーバ11が障害物プロファイル情報又はクローズ情報を生成した方法と同様である。
4.運転支援装置113が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1B)〜(1E)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2A)運転支援装置113は、障害物プロファイル情報を生成する。その障害物プロファイル情報は、他の車両7の車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリア65を規定する。運転支援装置113は、自車両3が走行不可エリア65に進入することを抑制する。そのため、運転支援装置113によれば、自車両3が障害物に接近する前に、早期に、自車両3を停止させたり、レーンチェンジを行ったりすることができる。
(2B)運転支援装置113が障害物プロファイル情報及びクローズ情報を生成する。そのため、サーバ11を必ずしも設けなくてもよい。また、車載システム9の処理負担を軽減できる。
(2C)運転支援装置113は、上述した第1〜第5の走行不可エリア検出処理により走行不可エリア65を検出する。そのため、容易且つ正確に走行不可エリア65を検出することができる。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)第1の走行不可エリア検出処理において、走行不可エリア65の開始位置は、位置W1と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の開始位置は、位置W1よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。走行不可エリア65の終了位置は、位置W2と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の終了位置は、位置W2よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。
(2)第2の走行不可エリア検出処理において、走行不可エリア65の開始位置は、位置OFF1と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の開始位置は、位置OFF1よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。走行不可エリア65の終了位置は、位置OFF2と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の終了位置は、位置OFF2よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。
(3)第3の走行不可エリア検出処理において、走行不可エリア65の開始位置は、位置L1と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の開始位置は、位置L1よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。走行不可エリア65の終了位置は、位置L2と一致しなくてもよい。例えば、走行不可エリア65の終了位置は、位置L2よりも前方F側であってもよいし、車両進行方向手前B側であってもよい。
(4)第1実施形態において、車載システム9が、障害物プロファイル情報及びクローズ情報を生成してもよい。車載システム9が障害物プロファイル情報及びクローズ情報を生成する方法は、例えば、サーバ11がそれらの情報を生成する方法と同様である。車載システム9は、生成した障害物プロファイル情報及びクローズ情報を運転支援装置13に送信することができる。
(5)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(6)上述した運転支援装置の他、当該運転支援装置を構成要素とするシステム、当該運転支援装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、運転支援方法、障害物回避方法、走行経路生成方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1、101…運転支援システム、3…自車両、5…車載システム、7…他の車両、9…車載システム、11…サーバ、13、113…運転支援装置、15…無線通信機、19…周辺状況認識センサ、21…高精度地図情報記憶部、23…情報表示部、23…ステップ、25…スピーカ、27…パワートレインシステム、29…ブレーキシステム、31…ステアリングシステム、33…CPU、35…メモリ、37…情報取得ユニット、39…自動運転制御ユニット、41…報知ユニット、43…携帯電話網、45…演算装置、47…無線通信機、51…周辺状況認識センサ、53…車両システム、55…演算装置、57…通信機、61…情報記憶部、63…専用網、65…走行不可エリア、67…道路、69…停止車両、73…右折待ち車両車両、75…走行軌跡、77…通常走行エリア、79…オルソ画像、81…合成画像、83…障害物、87…準走行不可エリア、89…走行経路、137、55A…情報生成ユニット

Claims (14)

  1. 自車両に搭載された運転支援装置であって、
    先行車の車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成する機能を有する外部装置から、前記障害物プロファイル情報を取得する情報取得ユニットと、
    前記自車両が前記走行不可エリアに進入することを抑制する進入抑制ユニットと、
    を備える運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記外部装置は、前記走行不可エリアの不存在を規定するクローズ情報を生成する機能をさらに有し、
    前記情報取得ユニットは、前記外部装置から前記クローズ情報をさらに取得するように構成され、
    前記進入抑制ユニットは、前記障害物プロファイル情報が規定する前記走行不可エリアのうち、前記クローズ情報により前記走行不可エリアの不存在を規定された部分については、前記自車両の進入に対する抑制を解除するように構成された運転支援装置。
  3. 自車両に搭載された運転支援装置であって、
    先行車の車両情報を取得する車両情報取得ユニットと、
    前記車両情報に基づき、少なくとも走行不可エリアを含む障害物プロファイル情報を生成する情報生成ユニットと、
    前記自車両が前記走行不可エリアに進入することを抑制する進入抑制ユニットと、
    を備える運転支援装置。
  4. 請求項3に記載の運転支援装置であって、
    前記車両情報は、一方のウインカをオンにしたときの前記先行車の位置W1と、その後、前記一方とは反対のウインカを一旦オンにしてからオフしたときの前記先行車の位置W2と、を含み、
    前記情報生成ユニットは、前記位置W1及び前記位置W2に基づき前記走行不可エリアを設定する運転支援装置。
  5. 請求項3に記載の運転支援装置であって、
    前記車両情報は、前記先行車の一時的なオフセット走行の開始位置OFF1と、前記オフセット走行の終了位置OFF2と、を含み、
    前記情報生成ユニットは、前記位置OFF1及び前記位置OFF2に基づき前記走行不可エリアを設定する運転支援装置。
  6. 請求項3に記載の運転支援装置であって、
    前記車両情報は、一方にレーンチェンジしたときの前記先行車の位置L1と、その後、前記一方とは反対にレーンチェンジしたときの前記先行車の位置L2と、を含み、
    前記情報生成ユニットは、前記位置L1及び前記位置L2に基づき前記走行不可エリアを設定する運転支援装置。
  7. 請求項3に記載の運転支援装置であって、
    前記車両情報は、前記先行車が備えるセンサを用いて撮影した画像と、前記画像を撮影したときの前記先行車の位置と、を含み、
    前記情報生成ユニットは、前記画像において認識した障害物の位置を含む前記走行不可エリアを設定する運転支援装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、
    前記車両情報取得ユニットは、複数の前記先行車からそれぞれ前記車両情報を取得できるように構成され、
    前記情報生成ユニットは、複数の前記先行車からそれぞれ取得した前記車両情報に基づき、前記走行不可エリアを設定する運転支援装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、
    前記情報生成ユニットは、前記車両情報に基づき、前記走行不可エリアの不存在を規定するクローズ情報をさらに生成するように構成され、
    前記進入抑制ユニットは、障害物プロファイル情報が規定する前記走行不可エリアのうち、前記クローズ情報により前記走行不可エリアの不存在を規定された部分については、前記自車両の進入に対する抑制を解除するように構成された運転支援装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、
    前記障害物プロファイル情報は、前記先行車が障害物を検出したときの前記先行車の位置Pを含み、
    前記自車両が前記位置Pに接近したとき報知を行う報知ユニットをさらに備える運転支援装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、
    前記障害物プロファイル情報は、前記障害物プロファイル情報を生成した時刻を表す時刻情報をさらに含み、
    前記時刻が予め設定された期限より古い場合、前記時刻情報を含む前記障害物プロファイル情報の使用を制限する使用制限ユニットをさらに備える運転支援装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、
    前記障害物プロファイル情報は、前記走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側に位置する準走行不可エリアをさらに規定し、
    前記進入抑制ユニットは、前記準走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側で、前記走行不可エリアを含まないレーンに前記自車両をレーンチェンジさせるように構成された運転支援装置。
  13. 車両の外部に設置される演算装置であって、
    走行中の車両から取得した車両情報に基づき、少なくとも、走行不可エリア、及び、前記走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側に位置する準走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成する情報生成ユニットと、
    走行中の自動運転車両に前記障害物プロファイル情報を提供する通信ユニットと、
    を備える演算装置。
  14. 車両の外部に設置される演算装置が実行する運転支援方法であって、
    走行中の車両から取得した車両情報に基づき、少なくとも、走行不可エリア、及び、前記走行不可エリアの開始位置よりも車両進行方向手前側に位置する準走行不可エリアを規定する障害物プロファイル情報を生成し、
    走行中の自動運転車両に前記障害物プロファイル情報を提供する運転支援方法。
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