JP2019035753A - Uv−吸収マルチチャネルキャピラリ電気泳動システム - Google Patents

Uv−吸収マルチチャネルキャピラリ電気泳動システム Download PDF

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Abstract

【課題】サンプルの解析のためのサンプルハンドリング及び制御方法が改善された紫外線吸光に基づくマルチプレックスキャピラリ電気泳動システム及びコンソールを提供する。
【解決手段】ユーザがアクセス可能な少なくとも4個、好ましくは6個の垂直に積み重ねられた引出し11,12を有する改良された紫外線吸収ベースのマルチプレックスキャピラリ電気泳動装置である。x−zステージは、ユーザがアクセス可能な引出しから、解析用のキャピラリアレイにサンプルを移動させる。コンピュータプログラムにより、ユーザは、実行中の処理を停止又は中断することなく、サンプルの列又はプレートの解析に対応するキャピラリ電気泳動ジョブをキューに追加できる。光源を取り囲む筐体の二重構造により、高品質のデータを収集できる。
【選択図】図1

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2015年9月22日に発行された米国特許第9,140,666号に対応する、2012年5月7日に出願された米国仮特許出願第61/643,411号の優先権を主張して2012年5月14日に出願された米国特許出願第13/470,870号の継続出願である、2015年8月11日に出願された米国特許出願第14/822,956号の一部継続出願であるとともに、2013年9月10日に発行された米国特許第D689,621号に対応する、2012年3月15日に出願された米国特許出願第29/421,549号の一部継続出願でもあり、これらの全ては、その全体が参照により本明細書に援用される。
技術分野
本発明は、マルチチャンネルキャピラリ電気泳動のためのシステムに関する。
現在の次世代シークエンシング(next-generation sequencing:NGS)プラットフォームは、パイロシークエンシング、イオンシークエンシング、合成によるシークエンシング、又はライゲーションによるシークエンシングを含む様々な技術を使用してシークエンシングを行う。これらの技術には幾つかの僅かなバリエーションがあるが、これらは全て一般的に共通のDNAライブラリ調製手順を有し、この手順には、ゲノムDNA品質及び品質評価、DNA断片化及びサイジング(機械的剪断、超音波処理、噴霧化又は酵素消化を含む。)、DNA修復及び末端平滑化、及びプラットフォーム固有のアダプターライゲーションの最後のステップが含まれる。DNA配列情報の需要が急速に高まり、DNAライブラリの調製に必要な時間の短縮が強く望まれている。
DNAライブラリの調製における労働集約的な工程は、剪断されていないゲノムDNA及び下流の断片化されたDNAの両方の定性化(サイズ決定)及び定量化である。DNAフラグメント解析のための既存の手法としては、例えば、アガロースゲル電気泳動、キャピラリ電気泳動、及びチップベースの電気泳動がある。アガロースゲル電気泳動は、労働集約的であり、ゲル調製、ピペッティングによるサンプル移送、及び画像解析が必要である。アガロース電気泳動によって得られる画像は、歪むことも多く、このため、データは、疑わしく又は信頼性に欠ける。アガロースゲル電気泳動を使用してDNAを正確に定量化することは不可能であり、これは、定量化のために他の第2の手法(UV又は蛍光分光法)が必要であることを意味する。また、アガロースゲル電気泳動は、自動化が困難である。チップ又はマイクロチップベースの電気泳動は、アガロースゲル電気泳動に比べてデータ品質が優れているものの、労働集約的であることに変わりはない。例えば、チップベースの手法では、ゲル、マーカー及びサンプルをロードするための手作業の工程が必要である。これらのマイクロチップ又はチップベースの電気泳動装置は、数秒又は数分で単一のサンプルを処理できるが、特に、数百又は数千のサンプルを処理する場合、サンプル及びゲルのロードが使い易さの障壁になっている。また、既存のチップベースのシステムは、ゲノムDNAを定量化できない。キャピラリ電気泳動(capillary electrophoresis:CE)は、ゲル充填及びサンプルロードが自動化されている点で、アガロース電気泳動及びマイクロチップ電気泳動よりも有利である。
マルチプレックスキャピラリ電気泳動が知られている。例えば、Kennedy及びKurtによる米国特許第6,833,062号には、マルチプレックス吸光(multiplex absorbance)に基づくキャピラリ電気泳動システム及び方法が開示されている。Yeungらによる米国特許番号5,324,401号には、マルチプレックス蛍光ベースのキャピラリ電気泳動システムが開示されている。これらのシステムは、複数のサンプルを同時に解析でき、複数のプレートを連続的に処理できる利点があるが、これらは、システムが稼働している間に複数のサンプルプレートをロード又は変更する能力を有しておらず、また、効率的なサンプル解析のための単純なワークフローも有していない。
既存の市販のCEシステムは、ロボットシステムによって自動化できるが、スタンドアロンシステムは、完全に自動化されておらず、又は適切なDNAライブラリ解析に必要な感度及びデータ品質が不十分である。ロボットに対応するインタフェースを備えたCE装置の一例は、Kurtらによる米国特許第7,118,659号に記載されている。DNAライブラリの構築並びに突然変異の検出のために、1日に何千ものサンプルを処理する必要がある場合も多いが、サンプル処理のためのロボットシステムの実装は、非常に高価であり、高度なロボットシステムのメンテナンス及び操作に必要な専門知識が不足している研究所も多い。例えば、米国特許出願第20100126857号に開示されているように、自動化された形式のマイクロスラブゲル(micro-slab-gel)電気泳動も開発されている。これにより、複数のサンプルの自動解析が可能であるが、この技術は、依然として、人間による多くの介入を必要とし、大規模アプリケーションに必要なスループットを有していない。Amirkhanianらによる米国特許第6,828,567号は、マルチプレックスキャピラリ電気泳動を使用して一度に12個のサンプルを測定できる12チャンネルマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを開示している。しかしながら、このシステムは、複数の96ウェルプレートを測定する能力を有しておらず、1日に数千ものサンプルの解析を可能にするワークフローを有していない。
上述の課題に鑑み、a)複雑でなく、コストが低く、ロボットシステムの専門知識が不要であり、b)ユーザが1日に1個から数千個のサンプルを処理でき、c)システムが他のサンプルを処理している間に、ユーザが複数のプレート又はサンプルをキャピラリ電気泳動システムに簡単にロードでき、d)スタンドアロンのキャピラリ電気泳動ユニットのサイズ及びフットプリントが小さい自動キャピラリ電気泳動システムが必要である。
本発明は、上述の課題を解決することを主な目的とする。
本発明は、サンプルの解析のためのサンプルハンドリング及び制御方法が改善された紫外線吸光に基づくマルチプレックスキャピラリ電気泳動システム及びコンソールを提供する。
本発明の一実施形態は、ユーザがアクセス可能な、それぞれ1〜384個のサンプルウェルを含むプレートを保持できる一連の少なくとも4個の、好ましくは、少なくとも6個の垂直に積み重ねられた引出しを有するコンソールである。好ましくは、各ユーザがアクセス可能な引出しは、96個のサンプルウェルを含むサンプルプレートを保持する。このシステムは、サンプルの電気泳動又は解析の間を含むいかなる時点でもサンプルプレートをシステム上にロードできるように構成されている。ユーザAは、マシンに立ち寄り、12サンプルの列をロードし、ロード及び解析の指示をコンピュータに入力し、マシンから立ち去ることができる。ユーザAのサンプルが処理されている間、ユーザBは、マシンに立ち寄り、96サンプルのトレイをロードし、ロードと解析の指示を入力し、立ち去ることができる。ユーザCは、マシンに立ち寄り、12サンプルをロードし、ユーザA又はユーザBのいずれかのサンプルが処理されている間に、ロードと解析の指示を入力し、立ち去ることができる。ユーザがアクセス可能な好ましくは6個の引出しのうちの2個は、電気泳動実行バッファ及び廃棄トレイを保持するために使用される。
本発明の他の実施形態は、垂直に積み重ねられた、ユーザがアクセス可能な引出しのいずれかから、キャピラリ電気泳動サブシステムのマルチプレックスキャピラリアレイの注入電極及びキャピラリ先端部にサンプルトレイ及び/又はバッファ又は廃棄トレイを運搬する機械的ステージである。
本発明の他の実施形態は、ユーザがジョブのキューを作成できるコンピュータプログラムを使用し、各ジョブは新しいサンプルセットの解析を表す。このコンピュータシステムにより、ユーザは、システムがサンプルを処理している間でも、ジョブデータを入力できる。例えば、ユーザAが「サンプルプレート1」をシステム内の引出し3にロードし、コンピュータプログラムを使用して、引出し3内の「サンプルプレート1」のサンプルの注入及びキャピラリ電気泳動を表すジョブをキューに追加する。システムがユーザAのサンプルを処理している間に、ユーザBがプレート2を引出し4にロードし、同じコンピュータプログラムを使用して、引出し4内の「サンプルプレート2」におけるサンプルの注入及びキャピラリ電気泳動を表すジョブをキューに追加する。ユーザCは、「サンプルプレート3」を引出し5にロードし、同じコンピュータプログラムを使用して、引出し5内の「サンプルプレート3」におけるサンプルの注入及びキャピラリ電気泳動を表すジョブをキューに追加する。
本発明の他の実施形態は、紫外吸光に基づくキャピラリ電気泳動システムであり、これは、動作可能なマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを収容するコンソールと、少なくとも12個のキャピラリを含むキャピラリアレイと、UV光源と、UV光源を覆い、スリットを有する第1の筐体と、第1の筐体、コリメートレンズ、及びキャピラリアレイのキャピラリ窓を覆う第2の筐体とを備える。
本発明の更に他の実施形態は、キャピラリ電気泳動システムであり、動作可能なマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを収容するコンソールと、キャピラリアレイのキャピラリ先端を経由して流体を通過させるためのフローチャネルを含むリザーバと、電極を経由して同じ導電性流体を通過させるための第2の別個のチャネルとを備える。
サンプル及び緩衝液プレートを保持する6個の引出しを有する装置の左側からの斜視図である。 緩衝プレートを配置するために1つの引出しが引き出され、上部及び側部の窓部が開かれた状態の装置の右側からの斜視図である。 x−zステージアセンブリを示す図である。 引出し、ステージアセンブリ、トレイホルダ、及びサンプルプレートを示す図である。 トレイホルダの底面を示す図である。 カバーを外した装置の右側面図である。 カバーを外した装置の左側面図である。 キャピラリアレイカートリッジを示す図である。 ジョブ待ち行列を作成するためのソフトウェア制御プログラムのフローチャートである。 コンピュータソフトウェアのコンピュータ画面を示す図である。 ステージによるアレイの下のサンプルプレートの位置決めを説明する図である。 キャピラリ電気泳動リザーバシステムを示す図である。 キャピラリ電気泳動リザーバシステムを示す図である。 引出しに対するx−zステージを示す図である。 サンプルトレイが持ち上げられた状態のx−zステージを示す図である。 光学経路カバーを有する他の電気泳動システムを示す図である。 光学経路カバーを外した他の電気泳動システムを示す図である。 光学経路カバーの断面を含む他の電気泳動システムを示す図である。 他の電気泳動リザーバシステムを示す図である。 他の電気泳動リザーバシステムの側面図である。 スリットカバー付き光源ボックスを示す図である。 スリットを外した光源ボックスを示す図である。 摺動インターロックキャピラリアレー窓取付機構を示す図である。 他のキャピラリアレイカートリッジ設計を示す図である。 キャピラリアレイ窓をアレイ基板に取り付けるためのアダプタを示す図である。 本発明の電気泳動システムによって取得された電気泳動図である。 図14Aの筐体1401を使用して取得された他の電気泳動図である。 図14Aのスリット及び筐体1401を取り外して取得された電気泳動図である。
本発明は、ワークフローが強化されたマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを提供する。本発明のキャピラリ電気泳動システム及び装置は、光源を有する吸光又は蛍光に基づくキャピラリ電気泳動サブシステムと、少なくとも12個のキャピラリ(好ましくは、96個のキャピラリ)を含むマルチプレックスキャピラリアレイのサンプル窓に光源からの光を搬送する方法と、マルチプレックスアレイのサンプル窓から出射された光(蛍光)又は吸収された光(吸光)を検出する方法とを含む。また、このサブシステムは、キャピラリを介して緩衝液及びゲルをポンピングする方法、及び電気泳動分離のための電界の印加方法を含む。本発明の蛍光ベースのサブシステムの光学系は、Pangによる米国特許出願第20070131870号及び第20100140505号に開示されており、これらの文献は、その全体が参照により本明細書に援用される。適用可能な吸光ベースのシステムの光学系、並びに流体の取り扱い、リザーバの通気、電場の印加、シリンジポンプと6方向分配弁を介する流体の選択については、Kennedyらによる米国特許第7,534,335号及び第6,833,062号に開示されており、これらの文献は、その全体が参照により本明細書に援用される。
図1に示すように、強化されたワークフローを有するマルチプレックスキャピラリシステム及び/又はコンソール16は、ゲルのロードのためのアクセスを容易にするためのドア10と、バッファトレイと廃棄トレイを容易にロードするするための2個の引出し11を有する。引出し12を開くことにより、96ウェルPCRプレート、チューブストリップ、バイアル、又は他のサンプル容器を容易にロードできる。上部ドア13を開くことにより、交換可能なキャピラリアレイ、アレイ窓、及びリザーバにアクセスできる。インジケータライト14は、起動中のアプリケーションのユーザに、電気泳動のための高電圧を通知するために使用される。取り外し可能な背面パネル15により、電子回路、例えば、高圧電源、電気通信パネル、ポンプ基板、圧力変換器基板、及びステージドライバ電子回路にアクセスできる。また、背面パネル15は、引出し11、12からキャピラリアレイにサンプルトレイを移動させるために使用されるx−zステージの保守アクセスを可能にする。
図2は、図1のワークフローが強化されたコンソール16と共に使用されるマルチプレックスキャピラリシステムの上面及び側面のドアを開いた状態を示している。交換可能なキャピラリアレイ17は、マルチプレックスキャピラリ電気泳動のために12個又は96個のキャピラリを保持する。LED光ガイド67は、背面区画に位置するLEDエンジンから、アレイ窓ホルダ19とLED光ガイド/窓ホルダ18との間に挿入されているアレイ窓ブロック22に光を案内する。この図では、表示のために、アレイ窓ブロック22をキャピラリアレイ17に取り付けている。キャピラリアレイをシステムから取り外すと、(図示のように)アレイ窓ブロック22をキャピラリアレイ17に取り付けることができる。キャピラリアレイが完全にインストールされると、アレイ窓ブロック22は、アレイ窓ホルダ19とLED光ガイド/窓ホルダ18との間に挟まれて、見えなくなる。キャピラリリザーバ20の上部には、ベント弁21が接続されている。6方向分配弁29に連結されたシリンジポンプ23は、流体容器24、25から、キャピラリリザーバ20、廃棄物容器26、又はキャピラリアレイ17内のキャピラリ内に流体及び電気泳動ゲルを送達する。ファン27は、背面区画から冷却用の空気を流すために使用され、この空気は、キャピラリアレイ17を介し、リザーバ20の外側を通過し、流体容器24、25を下方に流れ、最終的にこの装置の底部から送り出される。LEDインジケータライト120は、引出し内のトレイの有無を表示するために使用される。バッファトレイ28は、引出し(図1の11)内に示されている。リザーバ20には、キャピラリアレイリザーバ先端91が挿入されている。
動き制御システムの概念及び実際の実装は既知である。例えば、全体が参照により本明細書に援用されるSabonovic及びOhnishiによる「"Motion Control" John Wiley and Sons, 2011」には、動き制御の設計と実装のための実用的な手法が記述されている。但し、この文献には、ここに開示するような拡張されたCEワークフローコンソール16は記述されていない。
図3は、x−zステージアセンブリ48を示しており、これは、サンプルトレイ(図4の50)及び関連するトレイホルダ(図4の51)を、引出し(図1の12)から、キャピラリアレイ(図8の17)の注入キャピラリ(図8の72)及び注入電極(図8の71)に運搬するために使用される。また、x−zステージアセンブリ48は、引出し(図1の11)からキャピラリアレイ(図8の72)の注入キャピラリ及び電極に、バッファトレイ又は廃棄物トレイ(図2の28)を位置決めするためにも使用される。x−zステージアセンブリは、トレイホルダ(図4の51)の底部の穴(図5の57)と整列して、後の移送時のトレイホルダの摺動又は移動を防止するための整列ピン32を有するトレイキャリア31を有する。金属又はプラスチック製の保護カバー34は、ジェル又は他の液体がステージアセンブリのx方向ガイドレール38及びx方向駆動ベルト37上に漏れ出ることを防いでいる。x方向ステッピングモータ35は、x方向の運動のための電気機械的駆動装置として使用される。ステッピングモータ35及びx方向駆動ベルト37には、駆動プーリ36が取り付けられ、これは、ステージキャリア39をガイドバー38に沿って前後に駆動する。ステージの後端側では、ベルト37が第2の駆動プーリー(図示せず)によって送られ、これにより、ベルトは、ステージキャリア39に取り付けられたときに完全なループを形成する。モータによって誘発されるベルトの動きにより、ガイドレール38上でステージキャリア39がx方向に移動する。z位置用のステッピングモータは、41に位置し、これは、x方向について説明したものと同様の駆動プーリ/ベルト構成に取り付けられている。z方向駆動ベルトは、43として示されている。z位置モータ/プーリ/ベルトは、トレイキャリア31をガイドバー40に沿って上下に移動させる。頂部プレート33は、ガイドバー40のための構造的支持体として機能する。電気通信ストリップ44は、電気モータ制御基板46とステッピングモータ41、35との間の通信のために使用される。x方向膜ポテンショメータストリップ49は、適切な制御電子回路と協働して、ステージキャリア39のx方向の絶対位置を決定し、制御するために使用される。z方向膜ポテンショメータストリップ42は、適切な制御電子回路と協働して、トレイキャリア31のz方向の絶対位置を決定するために使用される。位置測定及び制御の代替の形式として、リニアエンコーダ又は(ステッピングモータ上の)回転エンコーダを用いてもよい。各ガイドバー40及びガイドレール38上には、ベアリング45が配置され、これにより、トレイキャリア31とステージキャリア39の両方が摩擦なしで移動できる。なお、ガイドバー又はガイドレールは、軸毎に2個設けられている。電気コードガイドストラップ47は、背面支持体に取り付けられ、これは、x−zステージアセンブリ用の電気制御基板46も保持している。
図4は、ステージアセンブリ48、トレイホルダ51及び96ウェルサンプルトレイ50の画像と重ねて引出し12を示す図である。トレイホルダ51は、特に、ここでは50と示されている96ウェルプレートを保持するように成形されている。トレイホルダを別様に成型することにより、異なるサンプルプレートを保持できる。トレイホルダ51の底部の穴(図5の57)は、トレイキャリア(図4の31)の整列ピン32に整列する。トレイホルダ51のノッチ53は、引出し12上の整列ピン52と整列し、これにより、トレイホルダをサンプル引出し内に再現可能に固定して嵌め込むことができる。
図6は、シャーシ66、ポンプモータ及び制御システム61、ポンプ制御基板62、LED光エンジン69、LEDライトライン67、アレイの電極間に0.0〜15kVを印加できる高圧電源基板65、CCDカメラ64、キャピラリアレイカートリッジ17、アレイ窓ホルダ19、リザーバ20、引出し11、引出し12、流体ライン68、廃棄物容器26、ゲル容器25及びシリンジ23を有する電気泳動システムの右側面図である。USB電気配線ボードは、63として示されている。
図7は、電気泳動ユニットの左側面図であり、x−zステージアセンブリ48を示しており、これは、トレイホルダ51及びサンプルトレイ50を引出し12、11からアレイ17の底部に移動させる。ステージユニット48は、サンプルトレイホルダ51及びサンプルトレイ50をz方向に移動させることができ、引出しからトレイホルダ/サンプルトレイを持ち上げ、サンプル引出しからx方向に後方に移動させ、続いてサンプルプレートをz方向にキャピラリアレイ17の底部まで移動させる。電気的(electrokinetic)又は流体力学的(hydrodynamic)注入の後、ステージユニット48は、サンプルトレイホルダ/サンプルトレイをターゲット引出し位置(z方向の下方)に戻し、サンプルプレート上にx方向に前進させ、次に、z方向に降ろすことによって、サンプルトレイホルダ/サンプルトレイを引出しにセットする。サンプルトレイホルダ51が引出しに載っている間は、サンプルトレイホルダ51の後端部とサンプルトレイ50が整列し、これらは、アレイ17の真下に位置しない。これにより、サンプルステージトレイキャリア(図3の31)は、引出し内の他のトレイホルダ/サンプルトレイに干渉することなく、トレイホルダ/サンプルトレイと共に、z軸全体に沿って上下に移動できる。アレイ17の底部の整列ピン(図8の70)は、キャピラリ及び電極先端がサンプルプレートの各サンプルウェルに浸かり、サンプルプレートの他の領域と干渉しないように、トレイホルダをトレイに整列させる。これは、キャピラリアレイの下方に整列されたサンプルトレイ50を有するサンプルトレイホルダ51を示す図11においてより詳細に示されている。トレイホルダ51上の整列穴56によって、トレイホルダとキャピラリアレイ整列ピン70が強制的に整列される。
また、図7には、高圧電源基板65と(アレイへの)高圧電源ケーブル75も示されている。
図8は、剛性プラスチック支持構造体77、窓格納及び運搬用ネジ80、キャピラリ支持カード76、高圧電源ケーブル75、及び電気回路基板74が載置される絶縁支持構造体又はロードヘッダ73を有するアレイカートリッジ17を示している。電極71は、電気回路基板74、絶縁支持構造体又はロードヘッダ73、及びアレイの底部を介して突き出ている。電極材料はステンレス鋼又はタングステンである。本発明の重要な側面ではないが、電極寸法は、長さ50mm×直径0.29mmである。カートリッジベースの底部からの突出部の長さは、20.0mmである。電極は、回路基板74上にはんだ付けされている。高圧電源ケーブル75も電気回路基板の同じ回路にはんだ付けされ、これにより、電極71が高圧電源(図6の65)に接続されている。キャピラリ先端72は、電気回路基板74及び絶縁支持構造体又はロードヘッダ73を通され、電極先端に隣接して平行に整列されている。キャピラリ先端と電極との間の距離は、0.1mm〜4mmである。キャピラリの端部及び電極の端部は、単一平面内にある(すなわち、キャピラリ先端及び電極先端は、実質的に同じ長さであり、長さの差異は約+/−1mmを超えない)。キャピラリ先端及び電極先端の長さの差異は、好ましくは、0.5mm未満である。キャピラリは、キャピラリアレイの底部を通り、絶縁支持構造体又はロードヘッダ73を通り、電気回路基板74を通り、(剛性プラスチック支持構造体77によって支持されている)キャピラリ支持カード76を通り、キャピラリ窓79が窓ホルダの開口部に中心合わせされているキャピラリ窓ホルダ70を通り、最終的にキャピラリリザーバ先端91を通り、全てのキャピラリ(この場合12)は、単一の穴に通されている。96キャピラリアレイの場合、キャピラリは、キャピラリリザーバ先端91内で12個、8個、4個又は2個(好ましくは4個)を一組としてグループ化して通されている。キャピラリは、例えば、熱硬化性又はUV硬化性のエポキシ樹脂である接着剤によってリザーバ先端91の所定位置に保持されている。
図12Aは、リザーバを示しており、これは、リザーバ本体20、キャピラリリザーバ先端91、スライダバー130(キャピラリリザーバ先端91及びスライダバー130上のノッチの整列によってキャピラリリザーバ先端がリザーバ内にロックされる)、ベントブロック弁21、廃棄チューブ出口138、廃棄ブロック弁132、及び圧力変換器キャビティ133を含む。
図12Bは、リザーバの他の切欠き図を示しており、ここには、リザーバ本体20、キャピラリリザーバ先端91、スライダバー130、ベントブロック弁21、廃棄チューブ出口138、廃棄ブロック弁132、接地用電極135、圧力変換器キャビティ133、圧力変換器136、アナログ/デジタル基板への接続のための圧力変換器ケーブル137、及び(図2のシリンジポンプ23からの)流体チューブ入口134が示されている。
リザーバ本体は、アクリル、テフロン(登録商標)、PETE、アルミニウム、ポリエチレン、ABS、又は他の一般的な金属又はプラスチックから形成できる。重要な基準は、材料が耐久性を有し、使用材料に対して化学的耐性を有することである。好ましい材料は、アクリル又はテフロン(登録商標)である。
図13Aは、引出し11、12に対するx−zステージユニット48を示している。x−zステージは、引出しの直後にあり、z位置41においてステッピングモータを使用することによりステージキャリア(図13Bの39)をx方向に前後に移動させることができる。サンプルトレイを引出しから取り外す際、まず、ステージを引出しに向かってx方向に前進させる。トレイキャリア(図3の31)は、z方向のステッピングモータ(図3の41)を使用して、トレイホルダを引出しからz方向に持ち上げる。そして、ステージキャリアは、図13Bに示すように、引出しからx方向に戻る。次に、ステージキャリア39は、z方向に上昇し、トレイホルダ51及びサンプルトレイ50をキャピラリアレイの注入位置に移動させる(図11)。
キャピラリ電気泳動のための流体のポンピングのための典型的なストラテジは、以下の通りである。シリンジ上の6方向分配弁(図2の29)について、以下の6個のポジションを検討する。ポジション1は、リザーバの底部に接続されるポジションであり(図12Bの134)、ポジション2は、チューブを介して、調整流体(キャピラリの壁を調整するための流体)のボトルに接続されるポジションであり、ポジション3は、ゲノムDNAの解析に使用される「ゲル1」に接続されるポジションであり、ポジション4は、断片化されたDNAの解析に使用される「ゲル2」に接続されるポジションであり、ポジション5は、未使用のポジションであり、ポジション6は、廃棄物ボトルに接続されるポジションである。
ステップA:リザーバは、まず、ポジション1(リザーバ)を開くことによって空にされ、リザーバ内にある流体をシリンジに充填し、ポジション1を閉じ、ポジション6を開き、流体を廃棄物ボトルに排出する。リザーバが空になるまでこれを繰り返す。このプロセスの間、ブロック弁21、132は、開かれたままであり、これにより、リザーバの効率的な排出が可能になる。
ステップB:次にポジション2を開き、シリンジに調整溶液を充填し、ポジション2を閉じ、ポジション1を開き、リザーバに調整溶液を充填する。ブロック弁21を閉じ、廃棄ブロック弁132を開き、これにより、リザーバに調整溶液をオーバーフィル(over-filling)できる。
ステップC:ベントブロック弁21及び廃棄ベント弁132の両方を閉じることによって、キャピラリを充填する。シリンジにキャピラリ調整溶液を充填する。ポジション1を開き、キャピラリを介して、所定の時間、例えば、1分から20分の範囲で、最低でも100psiで流体を圧力充填する。
ステップD:ステップAによってリザーバを空にし、6方向分配弁においてゲル用のポジション3を使用する点を除いて、ステップBと同じプロセスを用いて、ゲルを再充填する。
ステップE:ステップCと同様のプロセスを用いて、キャピラリにゲルを充填する。
ステップA〜Eの後、キャピラリは、電気泳動の準備が整う。
電気泳動を用いてサンプルを解析するための一般的なストラテジ及びプロセスは以下の通りである。
解析のためにサンプルを96ウェルプレートに入れる。ユーザは、サンプルプレートをサンプル引出し(図1の12)内に置き、特定の列又は引出し内のサンプルプレート全体の解析に対応するジョブをコンピュータベースのキューに追加する。この装置の制御システムであるコンピュータは、関心のある列又は全体のトレイの解析を実行する。
本発明の主要な実施形態は、キャピラリ電気泳動システムのワークフローである。引出し(図1の11)によって、バッファ及び廃棄トレイをシステムに容易に配置できる。引出し(図1の12)によって、サンプルトレイをシステムに容易に配置できる。特に重要なことは、システムがキャピラリ電気泳動を行っている間にサンプルトレイを引出し(図1の12)から出し入れする能力である。インジケータライト(図1の120)は、トレイが引出し内に存在するか存在しないかを示し、これにより、ユーザは、引出しがあるか否かを知ることができる。12キャピラリマルチプレックスシステムの典型的なワークフローは次のとおりである。ユーザAがサンプルトレイ1を持ってマシンに立ち寄り、これを上から3番目の引出し(図1の引出し11の1つ)に入れる。ユーザAは、サンプルの3個の列、すなわち、サンプルトレイ1の列A、サンプルトレイ1の列B、及びサンプルトレイ1の列Cについてキャピラリ電気泳動を行うことに対応する3つのジョブをキューに入れる。次に、ユーザAは、キューを実行するようにコンピュータに指示し、この結果、システムは、サンプルトレイ1、列Aのキャピラリ電気泳動を開始し、これ以上ジョブがなくなるまでキュー内のジョブの実行を継続する。次に、ユーザBが近づき、サンプルトレイ2を上から4番目の引出し(図1の引出し12の1つ)に設置する。ユーザBは、8列のサンプル、すなわち、サンプルトレイ2、列A〜Hのキャピラリ電気泳動の実行に対応する8個のジョブをキューに追加する。コンピュータは、ユーザAのサンプルの解析を最後まで継続し、次に、ユーザBのサンプルの解析を続行する。その間、ユーザCが立ち寄り、サンプルトレイ3を上から5番目の引出し(第1図の引出し12の1つ)にロードする。ユーザCは、1列のサンプル、すなわちサンプルトレイ3、列Aの解析に対応する1つのジョブをキューに追加する。このプロセスは、ゲル容器(図2の25)に十分なゲルが存在する限り、又は図1の上部の引出し11内に配置されているバッファトレイ(図2の28)に十分な実行バッファがある限り、無制限に続行できる。CEワークフローについて、従来技術のシステムと、本発明との相違点は、特に、引出し、サンプルステージ、及びジョブをロードするためのキューを有するコンピュータプログラムを介して、このワークフローを可能にする点である。
コンピュータプログラムにより、ユーザは、システムが他のサンプルを処理している間に、垂直方向に積層された所望の引出し(図1の12)にサンプルプレートをロードでき、所望の列又はサンプルプレート全体を実行するようにシステムに指示できる。これにより、他のサンプルの電気泳動が完了するまで待つ必要なく、複数のユーザがサンプル及び/又はサンプルプレートをロードでき、又は単一のユーザが複数のサンプル及び/又はサンプルプレートをロードできる。
図9は、作業プロセス及びコンピュータプログラムの包括的なフローチャートである。ユーザは、システムの引出し(図1の12)にサンプルトレイをロードする。ユーザは、コンピュータ上でトレイを選択し、サンプル名及び/又はトレイ名を編集する。ユーザは、更にメソッド(分離時間、分離に使用する電界、ゲル選択等)を選択又は定義する。この選択されたトレイは、関連するメソッドと共に「ジョブ」として定義され、キューに入れられる。コンピュータは、装置制御デバイスとして、キューからジョブをフェッチし、全てのタスクについて装置を制御し、このタスクは、シリンジポンプの作動、並びに高圧電源及び動き制御ステージ(図3の48)の動作を含む。実行(又はジョブ)毎に様々なタスクが存在でき、各タスクは、システムのサブユニットの直接的なコマンド及び制御を必要とする。シリンジポンプの制御に関連するタスクには、リザーバを空にする/調整流体で満たすこと、キャピラリに調整流体を流すこと、リザーバを空にする/ゲルで満たすこと、キャピラリにゲルを流すことが含まれる。x−zステージの制御に関連するタスクには、キャピラリアレイの入口キャピラリ及び電極への/からの廃物トレイの移動又は除去、キャピラリアレイの入口キャピラリ及び電極への/からの緩衝トレイの移動又は除去、又はキャピラリアレイの入口キャピラリ及び電極への/からのサンプルトレイの移動又は除去が含まれる。高圧電源の制御に関連するタスクには、キャピラリ電気泳動分離のための高電圧のオフ/オンが含まれる。カメラ(データの取得)及びブロック弁に関連する他のタスクもある。プログラムは、サンプルの各セットについて、一連の電気泳動図を取得するために必要な全てのタスクを完了する。これらのタスクが完了すると、プログラムは、キューから他のジョブをフェッチする。キューが空になると、(ユーザが他のキューを開始するまで)全てのサンプル処理が完了する。
このコンピュータプログラムのグラフィック画面である図10には、キューにおいて解析されるサンプルのリスト101、列又はトレイをキューに追加するオプション102、及び解析のためのトレイ番号を選択するオプション103が示されている。a)(図1の引出し12に対応する)トレイの選択オプション103、b)キューにサンプルセットを追加すること(図10の102)、及びc)全てのジョブが完了するまで順番に実行される解析のためのアクティブサンプルのキュー(図10の101)が本発明のソフトウェア部分にとって重要な3つの側面である。他の重要な側面は、装置が他のサンプルを処理している間に、サンプルを装置引出し(図1の11)及びキュー(図10の101)に追加する能力である。
吸光ベースの検出で動作するように改変された電気泳動システムの例を図14A〜図18Bに示す。吸光システムは、(以下に限定されるわけではないが)水銀ランプ、亜鉛ランプ、発光ダイオード、重水素ランプ、又はタングステンランプ等の紫外光源又は可視光源を含む。筐体(図14Aの1401)は、ランプハウジング(図14Bの1404)、並びにコリメートレンズ(図14Bの1403)からキャピラリ窓までの空間内に光を封入する。筐体1401(図14A)は、一連の光学素子を空気流から実質的に遮断している。オプションとして、キャピラリをリザーバの近くで冷却するために空気を循環させるファン付きのファンポート(図14Aの1402)を追加的に設けてもよい。ランプハウジング(図14Bの1404)内の光源は、コリメートレンズ(図14Bの1403)と協働して、キャピラリアレイ窓に光を向け、集光させる。図14Cは、筐体1401の切欠図であり、ランプハウジング1404、コリメートレンズ1403、及びキャピラリ束1708を示している。
図15Aは、流体ポート1501、1502、1503を有する他のリザーバ設計を示している。ポート1501、1502を使用して、流体をリザーバに出し入れできる。流体は、入力ポート1501から、チューブ1507を経由して、キャピラリ先端フローチャンバ1509に至る連続的な経路を通過して、電極フローチャンバ1504に至り、最終的に、廃棄弁132を介して廃棄ポート1503から排出される。他の流路は、入力ポート1502から電極フローチャンバ1504を経て、最終的に廃棄弁132を介して廃棄ポート1503から出る経路である。なお、この図の廃棄弁は、リザーバブロックに組み込まれている。ポート1503は、廃棄ポートとしてのみ使用され、したがって、流体は、常に廃棄弁132を通ってリザーバから排出される。また、圧力変換器136と、接地用の電極コード1508も示されている。キャピラリ先端1511を通過する流路は、キャピラリ先端フローチャンバ1509内で拡張されているチューブ1507として示されている。流路1507及びフローチャンバ1509と流体連通し、これらの一部である第2の比較的大きなフローチャンバ1504は、(電極コード1508に取り付けられている)電極1505を収容するために使用される。電気泳動中に電極1505によって生成される気泡は、チャンバ1504に収容され、キャピラリ先端1511又はキャピラリフローチャンバ1509に容易に到達しないようにされている。電極チャンバ1504は、圧力変換器136の位置に対応する最高点がキャピラリ1511よりも低く又はキャピラリフローチャンバ1509の最低点よりも低くなるように構成されている。電極チャンバ1504の直径は、流路1507の通常部分の直径の少なくとも2倍である。一連の電気泳動を最初に行う前に、好ましいステップは、ポート1502をブロックした状態で、ゲルをポート1501からキャピラリ先端1511を通過させ、キャピラリフローチャンバ1509を介して、廃棄弁132を通るようにポンピングすることである。実行と実行の間のゲルの中間パージでは、好ましい流路は、ポート1501をブロックした状態で、ポート1502からポート1503を介して廃棄弁132に至る流路である。ポート1502及び1503がブロックされると、圧力変換器136を介して圧力を監視しながら、流体をポート1501に流すことによって、ゲル又は他の流体がキャピラリ先端1511を通過するように加圧される。電極チャンバ1504において拡張されている流路は、比較的大きなゲル容積を提供し、ここに、接地用の電極1508が取り付けられている。
図15Bは、圧力変換器136、アナログ/デジタル基板に取り付けるための圧力変換器ケーブル137、電極チャンバ1504、及び電極1505の相対的な配置を強調したリザーバの側面図である。
図16Aは、スリット(1604)を有するプレート(1602)で覆われた中空の矩形の箱体(1404)内に光源又はランプが固定され、コリメートレンズを介してキャピラリ窓に向けて光を出射できるランプハウジングの拡大図である。図16Bは、プレート1602を除去し、ランプ又は光源1603を露出させたランプハウジング1404を示している。ランプハウジング1404の底部からは、ランプ1603のための電力ケーブルが延び出ている。プレート内のスリット(1604)の幅は、50〜4000マイクロメートルまでとすることができ、好ましいスリット幅の範囲は500〜1500マイクロメートルである。
図17は、2個のガイドポスト1703を介して装置取付台1705に窓ホルダスロット1702をスライドさせることによって電気泳動システムに装着される他のキャピラリアレイ窓ブロック1701を示している。キャピラリアレイ窓ブロック1702は、バネ圧ボールスナップコネクタ1704によって定位置に嵌め込まれる。外部圧力マウント1707は、キャピラリ束1708をキャピラリアレイ窓ブロック内で固定し、接着剤、ネジ、又は他の任意の取り付け手段によって適所に保持される。オプションとして、米国特許第5,900,934号(Gilby)に記載されているスリット又はマスク1706をキャピラリアレイの前に配置し、光源からの光を制限し又は個々のキャピラリに向けてもよい。
図18Aは、キャピラリ窓ブロック1701が、一体型の架橋又は接続ピース1801に取り付けられた窓格納及び運搬用ネジ(図8及び図18Aの80)によって、絶縁支持構造体又はロードヘッダ73への格納及び運搬のために装着されている他のキャピラリアレイを示している。一体型の架橋又は接続ピース1801は、剛性フレーム77(図8及び図18A)に取り付けられておらず、これに代えて、接着剤、ネジ、又は任意の他の一般的な取付方法によって、絶縁支持構造体又はロードヘッダ73に取り付けられている。
図18Bは、一体型の架橋又は接続ピース1801を示しており、これにより、窓ブロック1701を絶縁支持構造体又はロードヘッダ73に取り付けることができる。
以下の実施例は、本発明の特定の側面を説明するものであり、本発明を限定するものではない。
実施例1:
この例では、変性一本鎖オリゴマゲル又はふるい分けマトリクス(sieving matrix)「DN−415」(Advanced Analytical Technologies社から入手可能)を使用した。本明細書に記載のキャピラリ電気泳動システムを使用して、「DN−415」ふるい分けマトリクスを、有効長55センチメートル(cm)、全長80cm(75ミクロンI.D.)の複数の96キャピラリにポンピングした。ポリ−Tオリゴマ19−mer、20−mer、39−mer、40−mer、59−mer及び60−merの各10マイクロモルのオリゴマ混合物標準溶液を使用して、分離効率を評価した。この実施例においては、以下の条件で電気泳動図を取得した。1)ゲル充填キャピラリに対し、サンプル注入前に12kVを20分間印加する電気泳動前処理を行った。2)3kVの動電的注入を用いて7秒間、オリゴマ混合物標準溶液をキャピラリ電気泳動システム(本発明)に注入した。3)この直後に12kVの一定の印加電圧を用いて70分間、電気泳動を行った。図19Aは、筐体1401(図14A)及びランプ収容スリットカバー1602(図16)を有する本発明の電気泳動システムを用いて取得された電気泳動図である。電気泳動図の領域1901は、ベースラインノイズが低レベルであることを示している。図19Bは、本発明の電気泳動システムから筐体1401(図14A)を取り外し、ランプ収容スリットカバー1602(図16)を残したシステムによって取得された電気泳動図である。図19Bの電気泳動図の領域1902は、図19Aの領域1901に比べて、ベースラインノイズ及びドリフトが大きいことを示している。図19Cは、本発明の電気泳動システムから筐体1401(図14A)を取り外し、更に、ランプハウジングスリットカバー1602(図16)も取り外したシステムによって取得された電気泳動図である。図19Cの電気泳動図の領域1903は、図19Aの領域1901に比べて、ベースラインドリフト及びノイズが顕著に高くなっていることを示している。この実施例は、ベースラインノイズ及びドリフトが低い電気泳動図を取得するためには、ランプ収容スリットカバー1602及び筐体1401が重要であることを示している。
以上の説明から分かるように、このシステムは、フットプリントが小さく、ユーザは、高価なロボットを使用することなく、このシステムによって、1日に多くのサンプルを実行でき、新しいサンプルを処理しながら他のサンプルをロードできる。更に、本発明により、高品質の信号対ノイズ比、及び低レベルのベースラインドリフトでサンプルの解析を行うことができる。したがって、これは、上述した課題を解決するものである。

Claims (10)

  1. 動作可能なマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを収容するコンソールを備える紫外吸光に基づくキャピラリ電気泳動システムであって、前記マルチプレックスキャピラリ電気泳動システムは、
    少なくとも12個のキャピラリを含むキャピラリアレイと、
    UV光源と、
    前記UV光源を覆い、スリットを有する第1の筐体と、
    前記第1の筐体、コリメートレンズ、及び前記キャピラリアレイのキャピラリ窓を覆う第2の筐体と、
    を含むキャピラリ電気泳動システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1の筐体上の前記スリットは、1500ミクロン未満の幅を有するシステム。
  3. 動作可能なマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを収容するコンソールと、
    キャピラリアレイのキャピラリ先端を経由して流体を通過させるためのフローチャネルを含むリザーバと、を備え、
    前記リザーバは、前記キャピラリアレイのキャピラリ先端を経由して流体を通過させるための前記フローチャネルと流体連通する電極用の別個のフローチャンバを含み、
    前記電極用の別個のフローチャンバの最高点は、前記キャピラリアレイのキャピラリ先端を経由して流体を通過させるための前記フローチャネルの最低点よりも低い、キャピラリ電気泳動システム。
  4. ワークフローを強化するための紫外線吸収に基づく電気泳動コンソールであって、
    動作可能なマルチプレックスキャピラリ電気泳動システムを収容するコンソールと、
    前記コンソールにサンプルプレート又は緩衝プレートを保持するための複数の外部アクセス可能な引出しと、前記コンソール内に構築され、前記サンプルプレート又は緩衝プレートを、前記引出しから前記キャピラリ電気泳動システムの注入位置に移動させる動き制御システムと、
    を備える電気泳動コンソール。
  5. 請求項4において、
    前記動き制御システムは、回転エンコーダである電気泳動コンソール。
  6. 請求項4において、
    動き制御システムは、リニアエンコーダである電気泳動コンソール。
  7. 請求項4において、
    前記外部アクセス可能な引出しとして、少なくとも4個の垂直に積み重ねられた引出しを含む電気泳動コンソール。
  8. 請求項4において、
    前記外部アクセス可能な引出しとして、少なくとも6個の垂直に積み重ねられた引出しを含む電気泳動コンソール。
  9. 請求項4において、
    前記電気泳動コンソールが稼働し、電気泳動データを収集している間に、少なくとも幾つかの前記引出しにサンプルを設置することができる電気泳動コンソール。
  10. 請求項4において、
    前記システムが電気泳動を行っている間に、複数のユーザが複数のサンプルを前記引出しにロードし、前記複数のサンプルを順次処理することを可能にするように動作可能なコンピュータプログラムを含む電気泳動コンソール。
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