JP2019034609A - Vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ヘッドレストと、そのヘッドレストを収容可能な収容部を有するシートバックとを備える乗物用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat including a headrest and a seat back having a housing portion capable of housing the headrest.
乗物用シートには、シートバックが、シートクッションの上に前倒しされた前倒姿勢と、シートクッションに着座可能に立設された立設姿勢との間で揺動するものがある。このような乗物用シートでは、前倒姿勢における乗物用シートの上下方向の厚さを薄くするべく、シートバックにヘッドレストを収容するための収容部が形成されているシートがある。下記特許文献には、そのような乗物用シートの一例が記載されている。 In some vehicle seats, a seat back swings between a forward-facing posture in which the seat back is forward-fallen on the seat cushion and an upright posture in which the seat back is erected so as to be seated on the seat cushion. In such a vehicle seat, there is a seat in which a housing portion for housing the headrest is formed in the seat back so as to reduce the thickness in the vertical direction of the vehicle seat in the forward-facing posture. The following patent documents describe an example of such a vehicle seat.
上記特許文献に記載された構造の乗物用シートでは、前倒姿勢における乗物用シートの上下方向の厚さを薄くすることが可能となる。しかしながら、立設姿勢において、ヘッドレストがシートバックの収容部に収容されていると、ヘッドレストは、シートバックの着座面から突出しないため、着座者は、ヘッドレストが収容部に収容されていることを認識し難い。このため、ヘッドレストがシートバックの収容部に収容されていることを着座者に認識させることを課題とする。 In the vehicle seat having the structure described in the above-mentioned patent document, it is possible to reduce the vertical thickness of the vehicle seat in the forward-facing posture. However, when the headrest is accommodated in the seat back accommodating portion in the standing posture, the headrest does not protrude from the seat back seating surface, so that the seated person recognizes that the headrest is accommodated in the accommodating portion. It is hard to do. For this reason, let it be a subject to make a seated person recognize that the headrest is accommodated in the accommodating part of a seat back.
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の乗物用シートは、ヘッドレストと、前記ヘッドレストを収容可能な収容部を有するシートバックと、前記シートバックの着座面から着座者に向かって突出可能に前記シートバックに配設された突出部とを備え、前記ヘッドレストが前記収容部に収容された際に前記ヘッドレストが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problem, a vehicle seat according to claim 1 of the present application is directed to a seated person from a seating surface of a headrest, a seatback having a housing portion capable of housing the headrest, and a seating surface of the seatback. A projecting portion disposed on the seat back so as to project, and the headrest presses the projecting portion when the headrest is accommodated in the accommodating portion, so that the projecting portion projects from the seating surface. It is characterized by that.
また、請求項2に記載の乗物用シートでは、請求項1に記載の乗物用シートにおいて、前記ヘッドレストが、前記シートバックの上端部において上下方向にスライド可能に保持されるステーと、前記ステーに支持される本体部とを有し、前記ステーの下方へのスライドにより、前記本体部が前記収容部に収容され、下方にスライドした前記ステーが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする。 In the vehicle seat according to claim 2, in the vehicle seat according to claim 1, the headrest is supported by a stay that is slidable in a vertical direction at an upper end portion of the seatback, and the stay. A main body portion that is supported, and by sliding the stay downward, the main body portion is housed in the housing portion, and the stay that slides downward presses the projecting portion, whereby the projecting portion is It protrudes from the seating surface.
また、請求項3に記載の乗物用シートでは、請求項1に記載の乗物用シートにおいて、前記ヘッドレストが、前記収容部に向かって回動可能に配設され、回動により前記収容部に収容された前記ヘッドレストが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする。 In the vehicle seat according to claim 3, in the vehicle seat according to claim 1, the headrest is rotatably disposed toward the housing portion and is accommodated in the housing portion by rotation. The protruding portion protrudes from the seating surface when the headrest is pressed against the protruding portion.
また、請求項4に記載の乗物用シートでは、請求項3に記載の乗物用シートにおいて、前記収容部が、前記シートバックの背面側に形成され、前記ヘッドレストが、後方に向かって回動することで前記収容部に収容されることを特徴とする。 In the vehicle seat according to claim 4, in the vehicle seat according to claim 3, the housing portion is formed on a back side of the seat back, and the headrest rotates rearward. It is accommodated in the said accommodating part by this.
請求項1に記載の乗物用シートには、突出部が、シートバックの着座面から着座者に向かって突出可能にシートバックに配設されている。そして、ヘッドレストが収容部に収容された際にヘッドレストが突出部を押圧することで、突出部が着座面から突出する。これにより、シートへの着座者の背部に突出部が接触することで、着座者は、ヘッドレストが収容部に収容されていることを認識できる。 In the vehicle seat according to the first aspect, the protruding portion is disposed on the seat back so as to protrude from the seating surface of the seat back toward the seated person. And when a headrest is accommodated in an accommodating part, a headrest presses a protrusion part, and a protrusion part protrudes from a seating surface. Thereby, a seating person can recognize that a headrest is stored in a storage part because a projection part contacts a back part of a seated person to a seat.
請求項2に記載の乗物用シートでは、ヘッドレストが、シートバックの上端部において上下方向にスライド可能に保持されるステーと、ステーに支持される本体部とにより構成されている。そして、ステーの下方へのスライドにより、本体部が収容部に収容され、下方にスライドしたステーが突出部を押圧することで、突出部が着座面から突出する。これにより、従来の上下方向にスライドするヘッドレストの構造を利用して、突出部を着座面から突出させることが可能となる。 In the vehicle seat according to the second aspect, the headrest is configured by a stay that is slidably supported in the vertical direction at an upper end portion of the seat back, and a main body portion supported by the stay. Then, the main body portion is accommodated in the accommodating portion by the downward sliding of the stay, and the stay that slides downward presses the protruding portion, so that the protruding portion protrudes from the seating surface. Thereby, it becomes possible to make a protrusion part protrude from a seating surface using the structure of the conventional headrest which slides to an up-down direction.
請求項3に記載の乗物用シートでは、ヘッドレストが収容部に向かって回動可能に配設され、回動により収容部に収容されたヘッドレストが突出部を押圧することで、突出部が着座面から突出する。これにより、従来の回動するヘッドレストの構造を利用して、突出部を着座面から突出させることが可能となる。 In the vehicle seat according to claim 3, the headrest is rotatably disposed toward the housing portion, and the headrest accommodated in the housing portion by the rotation presses the projecting portion, whereby the projecting portion becomes the seating surface. Protrude from. Thereby, it becomes possible to project the protruding portion from the seating surface using the structure of the conventional rotating headrest.
請求項4に記載の乗物用シートでは、収容部がシートバックの背面側に形成され、ヘッドレストが、後方に向かって回動することで収容部に収容される。このため、ヘッドレストが収容部に収容される際にヘッドレストが前方に向かって移動する力によって、突出部が前方に向かって押圧され、着座面から突出する。これにより、突出部を着座面から突出させるための構造を簡素化することが可能となる。 In the vehicle seat according to the fourth aspect, the accommodating portion is formed on the back side of the seat back, and the headrest is accommodated in the accommodating portion by rotating rearward. For this reason, when a headrest is accommodated in an accommodating part, a protrusion part is pressed toward the front by the force which a headrest moves toward the front, and protrudes from a seating surface. Thereby, it becomes possible to simplify the structure for making a protrusion part protrude from a seating surface.
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as modes for carrying out the present invention.
<第1実施例>
図1及び図2に、本発明の実施例の車両用シート10を示す。車両用シート10は、車両の後部座席として用いられるシート、所謂、リアシートである。車両用シート10は、着座者の臀部を支持するシートクッション12と、着座者の背部を支持するシートバック14と、シートバック14の上端に設けられて着座者の頭部を支持するヘッドレスト16とによって構成されている。なお、図1は、車両用シート10を側方からの視点において示す図である。また、図2は、車両用シート10を前方からの視点において示す図、つまり、車両用シート10の着座面側を示す図である。
<First embodiment>
1 and 2 show a
シートバック14は、シートクッション12の後端部に揺動可能に連結されており、シートバック14を立設させた姿勢(以下、「立設姿勢」と記載する)(図1参照)と、シートバック14をシートクッション12の上に前倒しした姿勢(以下、「前倒姿勢」と記載する)(図3参照)との間でシートバック14の姿勢を変更することが可能とされている。これにより、立設姿勢において、着座者がシートクッション12に着座可能な状態となり、前倒姿勢において、シートバック14の背面の上に荷物などを載置可能な状態となる。
The
そのシートバック14の上端部には、ヘッドレスト16が配設されており、ヘッドレスト16は、本体部20と2本のステー22とにより構成されている。ステー22は、シートバック14の上端から上方に向かって延び出すように配設されており、下端部においてシートバック14の骨格をなすバックフレーム(図示省略)に上下方向にスライド可能に保持されている。
A
また、本体部20は、側方からの視点において、概してL字型をなし、L字型の一端部をシートバック14の前方側において下方に向け、他端部において、ステー22の上端部によって支持されている。これにより、ヘッドレスト16は、シートバック14の上端部において、上下方向にスライド可能とされている。なお、本体部20は、ウレタン製のパッドと、そのパッドを覆うカバーとにより構成されている。
The
また、シートバック14の前面側、つまり、着座面側の上端部には、凹部28が形成されている。凹部28は、ヘッドレスト16の本体部20のL字型の下方に向かって延び出す部分と対向する位置に形成されており、その本体部20のL字型の下方に向かって延び出す部分より大きく凹んでいる。このため、図4に示すように、ヘッドレスト16が下方にスライドすることで、本体部20は、凹部28に収納された状態となる。
A
また、シートバック14の凹部28の下方には、スライド機構30が配設されている。スライド機構30は、図5に示すように、ケース32とスライド体34とにより構成されている。ケース32は、概して直方体の箱形状をなし、1の側面が開口しており、開口部36とされている。ケース32の開口する側面の幅方向の寸法は、シートバック14の左右方向の寸法より小さく、2本のステー22の間の距離より大きくされている。また、ケース32の開口する側面からの奥行方向の寸法は、シートバック14の前後方向の寸法より小さくされている。そして、ケース32は、開口する側面、つまり、開口部36をシートバック14の着座面に向けた状態で、シートバック14の骨格をなすバックフレーム(図示省略)に固定され、シートバック14の内部に配設されている。なお、ケース32の開口部36は、シートバック14の着座面にも開口している。つまり、シートバック14の着座面にケース32の開口部36が開口している。
A
また、スライド体34は、概して直方体形状をなしている。そして、スライド体34の幅方向の寸法は、ケース32の開口部36の幅方向の寸法より僅かに小さく、スライド体34の高さ方向の寸法は、ケース32の開口部36の高さ方向の寸法より小さく、スライド体34の奥行方向の寸法は、ケース32の開口部36からの奥行方向の寸法より小さくされている。
The
また、スライド体34の下面には、奥行方向に延びるように、2本の溝50が形成されており、ケース32内部の底面には、開口部36から奥行方向に延びるように、2本のレール52が形成されている。そして、スライド体34の2本の溝50がケース32の2本のレール52に嵌合されることで、スライド体34がケース32の内部において、スライド可能に収納される。なお、スライド体34がケース32の内部に向かってスライドすることで、スライド体34の開口部36の側の端部、つまり、前端部は、開口部36から突出することなく、スライド体34の全体がケース32の内部に収納される。
Further, two
そのスライド体34の上面には、奥行方向の中央部からケース32の内部に位置する端部に向かうほど、下降するテーパ面56が形成されている。また、スライド体34が収納されるケース32の上面には、切欠部58が形成されている。切欠部58は、ケース32の上面の奥行方向の中央部において、幅方向の全域に亘って切り欠かれている。そして、その切欠部58と、ケース32に収納されたスライド体34のテーパ面56とが、上下方向において対向している。これにより、ケース32に収納されたスライド体34のテーパ面56が、切欠部58を介して、スライド機構30の上方からの視点において露出している。
A
また、ケース32が配設されているシートバック14の内部では、ケース32に形成されている切欠部58と、ヘッドレスト16のステー22の下端部とが、上下方向において対向している。そして、ヘッドレスト16が上方にスライドしている際に、ステー22の下端部は、ケース32の切欠部58の上方に位置している。一方、ヘッドレスト16が下方にスライドし、ヘッドレスト16の本体部20が凹部28に収容される際に、ステー22の下端部は、ケース32の切欠部58を介して、ケース32の内部に入り込み、スライド体34のテーパ面56を押圧する。これにより、スライド体34は前方に向かってスライドし、スライド体34の前方側の端部が、ケース32の開口部36を介して、シートバック14の着座面から前方に向かって突出する。
Further, in the seat back 14 in which the
具体的には、図1に示すように、ヘッドレスト16が上方にスライドしている際に、ステー22の下端部は、ケース32の切欠部58の上方に位置している。この際、ケース32の内部に収納されるスライド体34は、スライド体34の後方側の端部がケース32の開口部36と反対側の側面に当接するまで、スライド体34の内部に向かってスライド可能とされている。このため、スライド体34がケース32の内部に向かってスライドすることで、スライド体34の前端部は開口部36から突出することなく、スライド体34の全体がケース32の内部に収納される。
Specifically, as shown in FIG. 1, the lower end portion of the
そして、図4に示すように、ヘッドレスト16が下方にスライドすることで、ヘッドレスト16の本体部20が、シートバック14の凹部28に収容される。この際、ステー22の下端部が、ケース32の切欠部58を介して、ケース32の内部に入り込み、スライド体34のテーパ面56を押圧する。テーパ面56は、上述したように、後方に向かうほど下降する面、つまり、前方に向かうほど上昇する面とされているため、テーパ面56を上方から下方に向かって押圧する力が、テーパ面56を前方に向かって押圧する力に変換される。これにより、スライド体34は前方に向かってスライドし、スライド体34の前方側の端部が、ケース32の開口部36を介して、シートバック14の着座面から前方に向かって突出する。
Then, as shown in FIG. 4, the
このように、ヘッドレスト16の本体部20がシートバック14の凹部28に収容され、スライド体34の前端部がシートバック14の着座面から前方に向かって突出している際に、シートバック14をシートクッション12の上に前倒しすることで、図3に示すように、シートバック14が前倒姿勢とされる。これにより、シートバック14の背面の上に荷物などを載置することが可能となる。なお、シートクッション12の上面、つまり、着座面の中央部には、僅かに窪んでおり、その窪んだ部分に、前倒姿勢とされたシートバック14の着座面から突出しているスライド体34が入り込む。これにより、突出しているスライド体34のケース32の内部への押し込みが抑制される。
Thus, when the
そして、車両への搭乗者が車両用シート10への着座を望む場合に、シートバック14を後方に向かって揺動させることで、図4に示すように、シートバック14が立設姿勢とされる。この際、ヘッドレスト16は下方にスライドしているが、シートバック14の立設姿勢において、ヘッドレスト16が上方にスライドしていることを前提に車両用シート10は設計されており、ヘッドレスト16を上方にスライドさせた状態が、着座に適した状態とされている。このため、立設姿勢では、ヘッドレスト16を上方にスライドさせることが望ましい。
Then, when a passenger in the vehicle desires to sit on the
そこで、搭乗者はヘッドレスト16を上方にスライドさせた後に、車両用シート10に着座する。この際、シートバック14の着座面からスライド体34が突出しているため、着座者の背部にスライド体34が接触するが、ヘッドレスト16が上方にスライドしているため、ヘッドレスト16のステー22によるスライド体34の押圧は解除されている。このため、シートバック14の着座面から突出しているスライド体34は、スライド体34が着座者の背部により、ケース32の内部に向かって押し込まれ、スライド体34は、ケース32に収容される。これにより、搭乗者は、立設姿勢において、ヘッドレスト16を上方にスライドさせた状態、つまり、着座に適した状態で車両用シート10に着座できる。
Therefore, the passenger sits on the
しかしながら、搭乗者はヘッドレスト16を上方にスライドさせることを忘れて、車両用シート10に着座する場合がある。つまり、図4に示す状態の車両用シート10に着座する場合がある。このような場合に、シートバック14の着座面からスライド体34が突出しているため、車両用シート10への着座者の背部にスライド体34が接触する。この際、スライド体34は、ヘッドレスト16のステー22により押圧されているため、スライド体34はケース32の内部に押し込まれず、スライド体34の着座者の背部への接触が維持される。これにより、着座者はスライド体34の突出に気付き、ヘッドレスト16が下方にスライドしていることを認識する。
However, the passenger may forget to slide the
そして、着座者がヘッドレスト16を上方にスライドすることで、ステー22によるスライド体34の押圧が解除され、シートバック14の着座面から突出しているスライド体34は、スライド体34が着座者の背部により、ケース32の内部に向かって押し込まれる。このように、車両用シート10では、ヘッドレスト16が下方にスライドしている際、つまり、ヘッドレスト16の本体部20が凹部28に収容されている際に、スライド体34がシートバック14の着座面から突出することで、着座者に、ヘッドレスト16が下方にスライドしていることを認識させている。
Then, when the seated person slides the
一方、図6に示すように、従来の車両用シート60では、ヘッドレスト62が下方にスライドしている際に、ヘッドレスト62の本体部63をシートバック64の着座面より前方に突出させることで、着座者に、ヘッドレスト62が下方にスライドしていることを認識させている。具体的には、ヘッドレスト62の本体部63は、シートバック64の上端部において、上下方向にスライド可能かつ揺動可能に配設されている。そして、図7に示すように、ヘッドレスト62が上方にスライドしている際に、本体部63の下端部がステー66に向かって揺動する。これにより、ヘッドレスト62の前方側の面と、シートバック64の着座面とが概ね面一となり、車両用シート10が着座に適した状態となる。
On the other hand, as shown in FIG. 6, in the
そして、着座者が、立設姿勢から前倒姿勢への車両用シート10の姿勢変更を望む場合に、まず、ヘッドレスト62を下方にスライドさせる。この際、図6に示すように、本体部63の下端部が、ステー66から離れる方向に向かって揺動し、シートバック64の着座面より前方側に突出する。このように、ヘッドレスト62の本体部63をシートバック64の着座面より前方に突出させることで、着座者に、ヘッドレスト62が下方にスライドしていることを認識させている。そして、ヘッドレスト62を下方にスライドさせた状態で、シートバック64をシートクッション68の上に前倒しすることで、図8に示すように、車両用シート60が前倒姿勢とされる。これにより、シートバック64の背面の上に荷物などを載置することが可能となる。
Then, when the seated person desires to change the posture of the
しかしながら、従来の車両用シート60が前倒姿勢とされると、シートクッション68の下面とシートバック64の背面との間の寸法、つまり、車両用シート60の上下方向の厚さL1は、比較的厚くなる。これは、ヘッドレスト62の本体部63が、シートバック64の着座面より前方に突出した状態で、シートバック64がシートクッション68の上に前倒しされているためである。一方、本発明の車両用シート10では、前倒姿勢とされた際の車両用シート10の上下方向の厚さL2は、比較的薄くなる。これは、ヘッドレスト16の本体部20が、シートバック14の凹部28に収容された状態で、シートバック14がシートクッション12の上に前倒しされているためである。
However, when the
このように、車両用シート10では、ヘッドレスト16が下方にスライドしている際に、ヘッドレスト16の本体部20がシートバック14の凹部28に収容されることで、前倒姿勢とされている際の車両用シート10の厚さを薄くすることが可能となる。また、車両用シート10では、ヘッドレスト16が下方にスライドしている際に、ヘッドレスト16の本体部20がシートバック14の着座面から突出しない代わりに、スライド体34が、シートバック14の着座面から突出する。これにより、ヘッドレスト16が下方にスライドしていることを、スライド体34の突出により、着座者に認識させることが可能となる。
As described above, in the
<第2実施例>
第1実施例の車両用シート10では、ヘッドレスト16が上下方向にスライドしたが、第2実施例の車両用シートでは、ヘッドレストが回動する。具体的には、第2実施例の車両用シート70は、図9に示すように、シートクッション72とシートバック74とヘッドレスト76とを備えている。そして、ヘッドレスト76は、本体部78とステー80と回動軸82とにより構成されている。
<Second embodiment>
In the
回動軸82は、シートバック14内部の上端部において、車両用シート70の幅方向に延びるように配設され、シートバック74の骨格をなすバックフレーム(図示省略)により軸心周りに自転可能に保持されている。その回動軸82に、ステー80の一端部が固定され、ステー80の他端部に本体部78が固定されている。これにより、ヘッドレスト76は、回動軸82を中心に回動する。
The
なお、ヘッドレスト76の本体部78がシートバック74の上方まで回動した位置において、ヘッドレスト76の前方側への回動はストッパ(図示省略)により規制されている。つまり、本体部78がシートバック74の上方まで回動した位置から後方に向かってヘッドレスト76は回動する。また、本体部78がシートバック74の上方まで回動した位置において、ヘッドレスト76は、ノッチ等のロック機構によりロックされる。
In addition, in the position where the main-
また、シートバック74の背面側には、凹部86が形成されている。凹部86は、シートバック74の上端から下方に向かって形成された第1凹部88と、その第1凹部88から連続し、第1凹部88から下方に向かって形成された第2凹部90とにより構成されている。そして、ヘッドレスト76が後方に向かって回動することで、図10に示すように、ヘッドレスト76のステー80が第1凹部88に収納され、ヘッドレスト76の本体部78が第2凹部90に収納される。なお、ヘッドレスト76のシートバック74の上方でのロックが解除されることで、本体部78の自重により、ヘッドレスト76は後方に向かって回動する。
Further, a
また、シートバック74には、シートバック74の着座面と、第2凹部90との間に、スライド機構100が配設されている。スライド機構100は、ケース102とスライド体104とにより構成されている。ケース102は、角筒形状をなし、シートバック74の着座面と第2凹部90との間において、シートバック74の着座面と第2凹部90とを連通するように配設されている。これにより、角筒形状のケース102の一端部が、シートバック74の着座面に開口し、他端部が第2凹部90の底面に開口する。
In addition, the seat back 74 is provided with a
また、スライド体104は、ケース102の内寸より僅かに小さな外寸の角柱形状をなし、ケース102の内部にスライド可能に挿入されている。ただし、スライド体104の長さ寸法は、ケース102の長さ寸法より僅かに長くされている。このため、ケース102の内部にスライド可能に挿入されたスライド体104の端部は、第2凹部90側のカバーの開口と、シートバック74の着座面側のケース102の開口との少なくとも一方から突出する。
The
このような構造において、車両用シート70では、ユーザが、立設姿勢において、ヘッドレスト76を前方に向かって回動することで、図9に示すように、ヘッドレスト76の本体部78がシートバック74の上方まで回動した位置において、ヘッドレスト76がロック機構によりロックされる。この際、例えば、スライド機構100のスライド体104が、シートバック74の着座面側に突出している場合であっても、車両用シート70への着座者の背部が、その突出しているスライド体104に接触することで、スライド体104はケース102の内部に向かって押し込まれ、第2凹部90の内部に向かって突出する。これにより、搭乗者は、立設姿勢において、ヘッドレスト76の本体部78をシートバック74の上方に位置させた状態、つまり、着座に適した状態で車両用シート70に着座できる。
In such a structure, in the
また、車両用シート70が立設姿勢から前倒姿勢に変更される際に、ユーザは、ヘッドレスト76を後方に向かって回動させ、図10に示すように、ヘッドレスト76をシートバック74の凹部86に収容させる。この際、凹部86の第2凹部90に収容された本体部78が、その第2凹部90の内部に突出しているスライド体104を前方に向かって押圧することで、スライド体104はケース102の内部に向かって押し込まれ、シートバック74の着座面から突出する。
Further, when the
そして、シートバック74をシートクッション72に向かって前倒しすることで、図11に示すように、車両用シート70が前倒姿勢とされる。この際、第2実施例の車両用シート70においても、第1実施例の車両用シート10と同様に、ヘッドレスト76の本体部が凹部86に収容された状態で、シートバック74がシートクッション72の上に前倒しされることで、車両用シート70の上下方向の厚さを薄くすることが可能となる。
Then, the seat back 74 is moved forward toward the
また、前倒姿勢の車両用シート70において、搭乗者が車両用シート70への着座を望む場合に、シートバック74を後方に向かって揺動させることで、図10に示すように、シートバック74が立設姿勢とされる。この際、搭乗者がヘッドレスト76を前方に回動させることを忘れて、車両用シート70に着座すると、シートバック74の着座面からスライド体104が突出しているため、車両用シート70への着座者の背部にスライド体104が接触する。この際、スライド体104は、ヘッドレスト76の本体部78により押圧されているため、スライド体104はケース102の内部に押し込まれず、スライド体104の着座者の背部への接触が維持される。これにより、着座者はスライド体104の突出に気付き、ヘッドレスト76が凹部86に収容されていることを認識する。
Further, in the
このように、車両用シート70においても、ヘッドレスト76がシートバック74の凹部86に収容されることで、前倒姿勢とされている際の車両用シート70の厚さを薄くすることが可能となる。また、ヘッドレスト76が凹部86に収容される際に、スライド体104が、シートバック74の着座面から突出する。これにより、ヘッドレスト76が凹部86に収容されていることを、スライド体104の突出により、着座者に認識させることが可能となる。
As described above, also in the
ちなみに、上記実施例において、車両用シート10は、乗物用シートの一例である。シートバック14は、シートバックの一例である。ヘッドレスト16は、ヘッドレストの一例である。本体部20は、本体部の一例である。ステー22は、ステーの一例である。凹部28は、収容部の一例である。スライド体34は、突出部の一例である。車両用シート70は、乗物用シートの一例である。シートバック74は、シートバックの一例である。ヘッドレスト76は、ヘッドレストの一例である。本体部78は、本体部の一例である。ステー80は、ステーの一例である。凹部86は、収容部の一例である。スライド体104は、突出部の一例である。
Incidentally, in the above-described embodiment, the
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、上記実施例において、スライド体34,104は弾性体などにより付勢されていないが、スライド体34,104がケース32,102の内部に向かって、弾性体などにより付勢されてもよい。
In addition, this invention is not limited to the said Example, It can implement in the various aspect which gave various change and improvement based on the knowledge of those skilled in the art. Specifically, in the above-described embodiment, the
また、上記第2実施例において、ヘッドレスト76が後方に向かって回動し、シートバック74の背面に形成された凹部86に収容されるが、ヘッドレストを前方に向かって回動させ、シートバックの着座面に形成された凹部に収容するように構成してもよい。このような場合には、ヘッドレストが凹部に収容される際にヘッドレストが後方に向かって移動する力が、変換機構により、スライド体を前方に向かって押圧する力に変換される。
In the second embodiment, the
また、上記実施例では、本発明が車両用シート10,70に適用されているが、他の乗物、例えば、飛行機,船等の種々の乗物用のシートに本発明を適用することが可能である。 In the above-described embodiment, the present invention is applied to the vehicle seats 10 and 70. However, the present invention can be applied to various vehicles such as airplanes and ships. is there.
10:車両用シート(乗物用シート) 14:シートバック 16:ヘッドレスト 20: 本体部 22: ステー 28:凹部(収容部) 34:スライド体(突出部) 70:車両用シート(乗物用シート) 74:シートバック 76:ヘッドレスト 78: 本体部 80: ステー 86:凹部(収容部) 104:スライド体(突出部) 10: Vehicle seat (vehicle seat) 14: Seat back 16: Headrest 20: Main body portion 22: Stay 28: Concave portion (accommodating portion) 34: Slide body (protruding portion) 70: Vehicle seat (vehicle seat) 74 : Seat back 76: Headrest 78: Main body portion 80: Stay 86: Concave portion (accommodating portion) 104: Slide body (protruding portion)
Claims (4)
前記ヘッドレストを収容可能な収容部を有するシートバックと、
前記シートバックの着座面から着座者に向かって突出可能に前記シートバックに配設された突出部と
を備え、
前記ヘッドレストが前記収容部に収容された際に前記ヘッドレストが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする乗物用シート。 Headrest,
A seat back having an accommodating portion capable of accommodating the headrest;
A projecting portion disposed on the seat back so as to project from a seating surface of the seat back toward the seated person,
The vehicle seat according to claim 1, wherein when the headrest is accommodated in the accommodation portion, the headrest presses the protrusion, and the protrusion protrudes from a seating surface.
前記シートバックの上端部において上下方向にスライド可能に保持されるステーと、
前記ステーに支持される本体部と
を有し、
前記ステーの下方へのスライドにより、前記本体部が前記収容部に収容され、下方にスライドした前記ステーが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 The headrest is
A stay that is slidable in the vertical direction at the upper end of the seat back;
A main body supported by the stay,
The main body portion is accommodated in the accommodating portion by sliding downward of the stay, and the protruding portion protrudes from the seating surface when the stay slid downward presses the protruding portion. The vehicle seat according to claim 1.
回動により前記収容部に収容された前記ヘッドレストが前記突出部を押圧することで、前記突出部が着座面から突出することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 The headrest is rotatably disposed toward the housing portion;
2. The vehicle seat according to claim 1, wherein the projecting portion projects from a seating surface when the headrest accommodated in the housing portion presses the projecting portion by rotation.
前記ヘッドレストが、後方に向かって回動することで前記収容部に収容されることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。 The accommodating portion is formed on the back side of the seat back,
The vehicle seat according to claim 3, wherein the headrest is accommodated in the accommodating portion by rotating rearward.
Priority Applications (1)
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JP2017156223A JP2019034609A (en) | 2017-08-11 | 2017-08-11 | Vehicle seat |
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- 2017-08-11 JP JP2017156223A patent/JP2019034609A/en active Pending
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