JP2019029600A - セラミックス部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反りの小ささと緻密性の高さとを両立させたセラミックス部材を得る。【解決手段】セラミックス部材の製造方法は、導電性材料層が内部に配置された板状のセラミックス成形体を作製する成形工程と、セラミックス成形体を常圧焼成することによって板状のセラミックス焼成体を作製する焼成工程と、焼成工程の後に、セラミックス焼成体に対してHIPを行うことによってセラミックス緻密体を作製するHIP工程と、HIP工程の後に、セラミックス緻密体に対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱することによってセラミックス部材を作製する反り修正工程と、を備える。【選択図】図3

Description

本明細書に開示される技術は、セラミックス部材の製造方法に関する。
セラミックス基板の製造方法として、板状のセラミックス成形体を作製し、セラミックス成形体を焼成することによって板状のセラミックス焼成体を作製し、セラミックス焼成体に荷重を加えつつセラミックス焼成体を加熱する反り修正を行うことによって、反りの小さいセラミックス基板を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−273456号公報
半導体製造装置において、ウェハを保持する部品として、例えば静電チャックが用いられる。静電チャックは、板状のセラミックス体と、セラミックス体の内部に配置された内部電極(導電層)とを有するセラミックス板を備えており、内部電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、セラミックス板の表面(以下、「吸着面」という)にウェハを吸着して保持する。
セラミックス板の製造の際には、例えば焼成時の温度ムラ等を原因として、セラミックス板に反りが発生することがある。セラミックス板に反りが発生すると、セラミックス板の吸着面の平面度が低下するため、好ましくない。また、セラミックス板の吸着面の平面度を向上させるために、セラミックス板の吸着面を研磨すると、吸着面の各位置における吸着面から内部電極までの距離(絶縁体厚さ)に差が発生し、その結果、吸着面の各位置における吸着力に差が発生するため、好ましくない。一方、セラミックス板の製造の際に上述した反り修正を行うと、吸着力の差の発生を抑制しつつ、反りの小さいセラミックス板を得ることができる。
近年、ウェハを用いた半導体の微細化に対応するため、プロセス中におけるパーティクルの発生を抑制することが重要となっている。そのため、静電チャックのセラミックス板には、例えばプラズマにより損傷してパーティクルが発生することを抑制するために、より高い緻密性が求められている。一般に、常圧焼成を行うだけでは、求められる高い緻密性を具備するセラミックス板を得ることは困難である。従来、セラミックス板の緻密性を向上させるための処理として、熱間等方加圧(Hot Isostatic Pressing、以下、「HIP」という)が知られている。このHIPは、例えばアルゴンガスなどの不活性ガスを圧力媒体とし、ガス圧と加熱との相乗効果を利用して対象物を緻密化させる処理である。常圧焼成の後に、HIPを行うことにより、求められる高い緻密性を具備するセラミックス板を得ることができる。
しかしながら、セラミックス板に対して、焼成に伴う反りを修正するために上述した反り修正を行った後、緻密性を向上させるために上述したHIPを行うと、HIPに伴いセラミックス板の反りが再び大きくなるという課題がある。これは、反り修正を行ったときの残留応力が、HIPの際の加熱によって解放されるためであると考えられる。このように、従来のセラミックス板の製造方法では、反りの小ささと緻密性の高さとを両立させたセラミックス板を得ることが困難であるという課題がある。
なお、このような課題は、静電チャックを構成するセラミックス板に限らず、サセプタ(加熱装置)やシャワーヘッドなど、板状のセラミックス体と該セラミックス体の内部に配置された導電層とを有するセラミックス部材の製造の際に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示されるセラミックス部材の製造方法は、板状のセラミックス体と前記セラミックス体の内部に配置された導電層とを有するセラミックス部材の製造方法において、導電性材料により構成された導電性材料層が内部に配置された板状のセラミックス成形体を作製する成形工程と、前記導電性材料層を含む前記セラミックス成形体を常圧焼成することによって、板状のセラミックス焼成体を作製する焼成工程と、前記焼成工程の後に、前記セラミックス焼成体に対して熱間等方加圧(Hot Isostatic Pressing)を行うことによって、セラミックス緻密体を作製するHIP工程と、前記HIP工程の後に、前記セラミックス緻密体の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、の少なくとも一方に対して荷重を加えつつ、前記セラミックス緻密体を加熱することによって、板状のセラミックス体と前記セラミックス体の内部に配置された導電層とを有するセラミックス部材を作製する反り修正工程と、を備える。本セラミックス部材の製造方法では、焼成工程の後に、セラミックス焼成体に対してHIPを行うHIP工程が行われるため、作製されるセラミックス部材の緻密性を向上させることができる。また、本セラミックス部材の製造方法では、HIP工程の後に、セラミックス緻密体の表面に対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱する反り修正工程が行われるため、作製されるセラミックス部材の表面を絶縁体厚さに差が生じる程度まで研磨することなく、反りの小さいセラミックス部材を得ることができる。従って、本セラミックス部材の製造方法によれば、反りの小ささと緻密性の高さとを両立させたセラミックス部材を得ることができる。なお、本セラミックス部材の製造方法では、反り修正工程の後にHIP工程が行われないため、反り修正工程の際の残留応力が解放されることがなく、セラミックス部材の反り量が再び大きくなることを抑制することができる。
(2)上記セラミックス部材の製造方法において、前記HIP工程の終了時における前記セラミックス緻密体の密度を基準とした、前記反り修正工程の終了時における前記セラミックス体の密度の変化率は、1.1%以下である構成としてもよい。本セラミックス部材の製造方法によれば、HIP工程後に反り修正工程を行うことに伴うセラミックス体の密度変化が極めて小さいため、反りの小ささと緻密性の高さとを高次元で両立させたセラミックス部材を得ることができる。
(3)上記セラミックス部材の製造方法において、前記焼成工程の終了時における前記セラミックス焼成体の平均粒径は、3.0μm以下である構成としてもよい。本セラミックス部材の製造方法によれば、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径を比較的小さくすることにより、HIP工程後に反り修正工程を行うことに伴うセラミックス体の密度変化を極めて小さくすることができ、反りの小ささと緻密性の高さとを高次元で両立させたセラミックス部材を得ることができる。
(4)上記セラミックス部材の製造方法において、前記セラミックス部材は、半導体製造装置用部品の少なくとも一部であることを特徴とする構成としてもよい。本セラミックス部材の製造方法によれば、反りの小ささと緻密性の高さとの両立が求められる半導体製造装置用部品の少なくとも一部を構成するセラミックス部材について、反りの小ささと緻密性の高さとの両立を実現することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、静電チャック等の保持装置、サセプタ等の加熱装置、シャワーヘッド、といった半導体製造装置用部品の少なくとも一部の製造方法等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 本実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。 性能評価結果を示す説明図である。 アルミナ原料の平均粒径および焼成条件の組合せと、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径との関係の一例を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、本実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
静電チャック100は、対象物(例えばウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック100は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されたセラミックス板10およびベース板20を備える。セラミックス板10とベース板20とは、セラミックス板10の下面(以下、「セラミックス側接合面S2」という)とベース板20の上面(以下、「ベース側接合面S3」という)とが上記配列方向に対向するように配置されている。静電チャック100は、さらに、セラミックス板10のセラミックス側接合面S2とベース板20のベース側接合面S3との間に配置された接合部30を備える。静電チャック100は、特許請求の範囲における半導体製造装置用部品に相当する。
セラミックス板10は、例えば円形平面の板状部材であり、セラミックスにより形成されている。セラミックス板10の直径は、例えば50mm〜500mm程度(通常は200mm〜350mm程度)であり、セラミックス板10の厚さは、例えば1mm〜10mm程度である。
セラミックス板10の形成材料としては、種々のセラミックスが用いられ得るが、強度や耐摩耗性、耐プラズマ性等の観点から、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ、Al)または窒化アルミニウム(AlN)を主成分とするセラミックスが用いられることが好ましい。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。
セラミックス板10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成された一対の内部電極40が設けられている。一対の内部電極40に電源(図示せず)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWがセラミックス板10の上面(以下、「吸着面S1」という)に吸着固定される。
なお、セラミックス板10は、特許請求の範囲におけるセラミックス体に相当し、内部電極40は、特許請求の範囲における導電層に相当し、セラミックス板10と内部電極40とにより構成される部材は、特許請求の範囲におけるセラミックス部材に相当する。
また、セラミックス板10の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)を含む抵抗発熱体により構成されたヒータ50が設けられている。ヒータ50に電源(図示せず)から電圧が印加されると、ヒータ50が発熱することによってセラミックス板10が温められ、セラミックス板10の吸着面S1に保持されたウェハWが温められる。これにより、ウェハWの温度制御が実現される。
ベース板20は、例えばセラミックス板10と同径の、または、セラミックス板10より径が大きい円形平面の板状部材であり、例えば金属(アルミニウムやアルミニウム合金等)により形成されている。ベース板20の直径は、例えば220mm〜550mm程度(通常は220mm〜350mm程度)であり、ベース板20の厚さは、例えば20mm〜40mm程度である。
ベース板20の内部には冷媒流路21が形成されている。冷媒流路21に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が供給されると、ベース板20が冷却される。上述したヒータ50によるセラミックス板10の加熱と併せてベース板20の冷却が行われると、接合部30を介したセラミックス板10とベース板20との間の伝熱により、セラミックス板10の吸着面S1に保持されたウェハWの温度が一定に維持される。さらに、プラズマ処理中にプラズマからの入熱が生じた際には、ヒータ50に加える電力を調整することにより、ウェハWの温度制御が実現される。
接合部30は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤を含んでおり、セラミックス板10とベース板20とを接合している。接合部30の厚さは例えば0.1mm〜1mm程度である。
A−2.静電チャック100の製造方法:
次に、本実施形態における静電チャック100の製造方法を説明する。図3は、本実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。
はじめに、導電性材料層が内部に配置された板状のセラミックス成形体を作製する(S110)。セラミックス成形体の作製は、例えば、公知のシート積層法やプレス成形法により行うことができる。
シート積層法によるセラミックス成形体の作製方法の一例は、次の通りである。まず、アルミナ原料とブチラール樹脂と可塑剤と溶剤とを混合し、得られた混合物をドクターブレード法によってシート状に成形することにより、複数枚のセラミックスグリーンシートを作製する。また、所定のセラミックスグリーンシートに対して、スルーホールの形成やビア用インクの充填、内部電極40やヒータ50の形成のための電極用インクの塗布等の必要な加工を行う。電極用インクが塗布された箇所が、導電性材料層となる。なお、ビア用インクや電極用インクとしては、例えばタングステンやモリブデン等の導電性材料とアルミナ原料とエトセル(登録商標)樹脂と溶剤とを混合してスラリー状としたメタライズインクが用いられる。その後、複数のセラミックスグリーンシートを積層して熱圧着し、所定のサイズに加工することにより、セラミックス成形体を得る。
次に、セラミックス成形体を窒素中で脱脂した後、加湿した水素窒素雰囲気で、所定の温度(例えば1500〜1600℃)で常圧焼成することにより、板状のセラミックス焼成体を作製する(S120)。このとき、例えば焼成温度ムラ等を原因として、作製されたセラミックス焼成体に反りが発生することがある。
次に、セラミックス焼成体に対して熱間等方加圧(HIP)を行うことにより、セラミックス緻密体を作製する(S130)。HIPは、例えばアルゴンガスなどの不活性ガスを圧力媒体とし、ガス圧と加熱との相乗効果を利用して対象物を緻密化させる処理である。HIPのガス圧は、例えば100〜200MPaであり、HIPの処理温度は、例えば1350〜1450℃である。HIPを行うことにより、HIP前の状態(セラミックス焼成体)より緻密性の高いセラミックス緻密体を得ることができる。ただし、HIPを行うことにより、セラミックス焼成体が収縮し、作製されたセラミックス緻密体に反りが発生することがある。
次に、セラミックス緻密体に対して、反り修正を行うことにより、セラミックス板10を作製する(S140)。反り修正は、例えば、加湿した水素窒素雰囲気で、セラミックス緻密体の両面を一対の加圧部材によって挟んで荷重(例えば、3〜20kPa)を加えつつ、所定の温度(例えば1400〜1500℃)で加熱する処理である。なお、加圧部材としては、セラミックス緻密体の各表面全体を覆うサイズのものが用いられる。また、加圧部材は、例えばカーボン板でもよいが、例えばタングステンやモリブデン用によって形成された高融点金属板であることが好ましい。作製されたセラミックス板10は、セラミックスグリーンシートから形成されたセラミックス体と、導電性材料層から形成された内部電極40等を有する。セラミックス緻密体の各表面は、特許請求の範囲における第1および第2の表面に相当する。
次に、セラミックス板10とベース板20とを、接合部30を介して接合する(S150)。具体的には、セラミックス板10に加えて、ベース板20および樹脂系の接着剤(図示せず)を準備する。ベース板20は、例えばアルミニウム合金により形成される。接着剤は、例えばシリコーン系接着剤である。セラミックス板10とベース板20との間に接着剤を配置し、真空中で加圧しつつ加熱する。これにより、接着剤が硬化して接合部30が形成され、セラミックス板10とベース板20とが接合部30により接着される。その後、必要により後処理(外周の研磨、端子の形成等)を行う。以上の製造方法により、上述した構成の静電チャック100が製造される。
A−3.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の静電チャック100を構成するセラミックス板10の製造方法は、導電性材料により構成された導電性材料層が内部に配置された板状のセラミックス成形体を作製する成形工程(S110)と、導電性材料層を含むセラミックス成形体を常圧焼成することによって、板状のセラミックス焼成体を作製する焼成工程(S120)と、焼成工程の後に、セラミックス焼成体に対して熱間等方加圧(HIP)を行うことによって、セラミックス緻密体を作製するHIP工程(S130)と、HIP工程の後に、セラミックス緻密体の第1の表面および第2の表面に対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱することによって、板状のセラミックス体とセラミックス体の内部に配置された導電層(内部電極40等)とを有するセラミックス板10を作製する反り修正工程(S140)とを備える。
このように、本実施形態におけるセラミックス板10の製造方法では、焼成工程(S120)の後に、セラミックス焼成体に対してHIPを行うHIP工程(S130)が行われるため、作製されるセラミックス板10の緻密性を向上させることができる。また、本実施形態のセラミックス板10の製造方法では、HIP工程(S130)の後に、セラミックス緻密体の表面に対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱する反り修正工程(S140)が行われるため、作製されるセラミックス板10の表面を絶縁体厚さ(セラミックス板10の吸着面S1から内部電極40までの距離)に差が生じる程度まで研磨することなく(すなわち、絶縁体厚さの均一性を維持しつつ)、反りの小さいセラミックス板10を得ることができる。従って、本実施形態のセラミックス板10の製造方法によれば、反りの小ささと緻密性の高さとを両立させたセラミックス板10を得ることができる。なお、本実施形態のセラミックス板10の製造方法では、反り修正工程の後にHIP工程が行われないため、反り修正工程の際の残留応力が解放されることがなく、セラミックス板10の反り量が再び大きくなることを抑制することができる。
特に、セラミックス板10は、半導体製造装置用部品である静電チャック100の一部を構成する部材であり、反りの小ささと緻密性の高さとの両立が求められる部材である。そのため、セラミックス板10の製造方法として、本実施形態の製造方法を採用することが好適である。
A−4.性能評価:
静電チャック100を構成するセラミックス板10を対象として、以下に説明する性能評価を行った。図4は、性能評価結果を示す説明図である。性能評価には、セラミックス板10の9つのサンプル(S1〜S9)を用いた。
図4に示すように、サンプルS1〜S6のセラミックス板は、上述した本実施形態のセラミックス板の製造方法により製造されたものである。すなわち、サンプルS1〜S6のセラミックス板は、焼成工程(図3のS120)、HIP工程(同S130)、反り修正工程(同S140)の順に処理が行われる製造方法により製造されたものである。
サンプルS1〜S6のセラミックス板の製造方法は、より詳細には、以下の通りである。はじめに、平均粒径0.4μm程度のアルミナ原料とブチラール樹脂と可塑剤と溶剤とを混合し、得られた混合物をドクターブレード法によってシート状に成形することにより、複数枚のセラミックスグリーンシートを作製した。また、所定のセラミックスグリーンシートに対して、スルーホールの形成やビア用インクの充填、内部電極40等の形成のための電極用インクの塗布等の必要な加工を行った。ビア用インクや電極用インクとしては、タングステンとモリブデンとアルミナ原料とエトセル(登録商標)樹脂と溶剤とを混合してスラリー状としたメタライズインクを用いた。その後、複数のセラミックスグリーンシートを積層して熱圧着し、所定のサイズに加工することにより、セラミックス成形体を得た。
次に、セラミックス成形体を窒素中で脱脂し、加湿した水素窒素雰囲気で、サンプル毎に定められた温度(1510〜1610℃、図4参照)で所定の時間(1〜4時間、同じく図4参照)、常圧焼成することにより、板状のセラミックス焼成体を作製した。次に、セラミックス焼成体に対して、熱間等方加圧(HIP)を行うことにより、セラミックス緻密体を作製した。HIPの際のガス圧は176MPaとし、処理温度は1400℃とし、処理時間は4時間とした。次に、セラミックス緻密体に対して、反り修正を行った。反り修正の際には、加圧部材として平面度30μm以下のモリブデン板を使用し、荷重は3〜20kPaとし、処理温度は1500℃とし、処理時間は1時間とした。以上の製造方法により、サンプルS1〜S6のセラミックス板を作製した。
また、サンプルS7のセラミックス板は、上述した本実施形態のセラミックス板の製造方法からHIP工程(S130)を省略した製造方法により製造されたものである。なお、サンプルS7のセラミックス板の製造方法における焼成工程や反り修正工程の内容は、上述したサンプルS1〜S6のセラミックス板の製造方法における焼成工程や反り修正工程の内容と同様である。
また、サンプルS8のセラミックス板は、上述した本実施形態のセラミックス板の製造方法から反り修正工程(S140)を省略した製造方法により製造されたものである。なお、サンプルS8のセラミックス板の製造方法における焼成工程やHIP工程の内容は、上述したサンプルS1〜S6のセラミックス板の製造方法における焼成工程やHIP工程の内容と同様である。
また、サンプルS9のセラミックス板は、上述した本実施形態のセラミックス板の製造方法におけるHIP工程(S130)と反り修正工程(S140)との順序を入れ替えた製造方法により製造されたものである。すなわち、サンプルS9のセラミックス板は、焼成工程(S120)、反り修正工程(S140)、HIP工程(S130)の順に処理が行われる製造方法により製造されたものである。なお、サンプルS9のセラミックス板の製造方法における焼成工程や反り修正工程やHIP工程の内容は、上述したサンプルS1〜S6のセラミックス板の製造方法における焼成工程や反り修正工程やHIP工程の内容と同様である。また、図4では、図示の便宜上、サンプルS9についてのHIP工程の記載欄と反り修正工程の記載欄との位置関係が、他のサンプルとは逆になっている。
図4に示すように、各サンプルのセラミックス板の製造の際には、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径を算出した。また、焼成工程とHIP工程と反り修正工程とのそれぞれの終了時において、セラミックス焼成体、セラミックス緻密体およびセラミックス板の密度を測定すると共に、反り量を測定して反り量に関する判定を行った。反り量に関する判定では、反り量が150μmを超える場合に不良(×)と判定し、反り量が150μm以下である場合に良好(〇)と判定した。また、製造された各サンプルのセラミックス板を対象として耐電圧を測定し、耐電圧に関する判定を行った。なお、サンプルS7については、反り修正工程後のサンプルの耐電圧を測定し、サンプルS8およびサンプルS9については、HIP工程後のサンプルの耐電圧を測定した(以下では、いずれの場合にも、単に「セラミックス板の耐電圧」と記載する)。耐電圧に関する判定では、耐電圧が30kV未満である場合に不良(×)と判定し、耐電圧が30kV以上、35kV未満である場合に良好(〇)と判定し、耐電圧が35kV以上である場合に優秀(◎)と判定した。
なお、各サンプルのセラミックス焼成体、セラミックス緻密体およびセラミックス板の密度は、各サンプルのセラミックス焼成体、セラミックス緻密体およびセラミックス板から電極部分を避けてセラミックス部分を切り出し、公知のアルキメデス法により測定した。
また、各サンプルのセラミックス焼成体の平均粒径については、以下のようにして測定した。すなわち、サンプルのセラミックス焼成体を切断し、切断面を平面研磨した後、焼成温度よりも100〜200℃低い温度でサーマルエッチングを行った。その加工面を走査型電子顕微鏡(SEM)で3000倍の倍率で撮像した後、視野(42μm×32μm)の2つの対角線の少なくとも一方と交差する結晶粒子を選択した。選択された個々の結晶粒子について、その最大径と、最大径の中点を通り、かつ、最大径の方向と直交する方向の径と、の平均値を、該結晶粒子のみなし粒径とした。この手法により、選択されたすべての結晶粒子のみなし粒径を求め、すべての結晶粒子のみなし粒径の平均値を求めた。このようにしてみなし粒径の平均値を5枚のSEM画像を対象として求め、5枚のSEM画像についての平均値を、セラミックス焼成体の平均粒径とした。
また、各サンプルのセラミックス焼成体、セラミックス緻密体およびセラミックス板の反り量は、直径300mmのサンプルのセラミックス焼成体、セラミックス緻密体およびセラミックス板の表面の36点について、画像測定システム(Nikon(登録商標)製のNEXIV)を用いて高さを測定し、反り量を算出した。
また、各サンプルのセラミックス板の耐電圧については、サンプルのセラミックス板から電極部分を避けてセラミックス部分を切り出して15mm×15mm×0.3mmの試験片を作製し、各試験片の耐電圧を測定し、20個の試験片の耐電圧の平均値を該サンプルの耐電圧とした。
図4に示すように、いずれのサンプルにおいても、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の密度は3.92g/cm未満と、比較的低い値であった。また、いずれのサンプルにおいても、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の反り量は150μmを超えており、反り量に関する評価で不良(×)と判定された。このように、いずれのサンプルにおいても、焼成工程の終了時点では、セラミックス焼成体の緻密性が低く、かつ、反りが大きかった。
HIP工程が行われない製造方法により製造されたサンプルS7のセラミックス板は、反り修正工程後の反り量が150μm以下であり、反り量に関する評価では良好(〇)と判定された。一方、サンプルS7のセラミックス板は、反り修正工程後の密度が3.906g/cm未満と比較的低く、これに相関して耐電圧が26.2kVと比較的低かったため、耐電圧に関する評価で不良(×)と判定された。サンプルS7の製造方法では、焼成工程の後に反り修正工程が行われるため、セラミックス板の反り量は低減される。しかしながら、サンプルS7の製造方法では、HIP工程が行われないため、セラミックス板の緻密性が向上せず、耐電圧が低くなったものと考えられる。
また、反り修正工程が行われない製造方法により製造されたサンプルS8のセラミックス板は、HIP工程後の密度が3.971g/cmと比較的高く、これに相関して耐電圧が60.1kVと比較的高かったため、耐電圧に関する評価では優秀(◎)と判定された。一方、サンプルS8のセラミックス板は、HIP工程後の反り量が150μmを超えており、反り量に関する評価で不良(×)と判定された。サンプルS8の製造方法では、焼成工程の後にHIP工程が行われるため、セラミックス板の緻密性が向上して耐電圧が高くなる。しかしながら、サンプルS8の製造方法では、反り修正工程が行われないため、セラミックス板の反り量が大きくなったものと考えられる。
また、焼成工程の後に反り修正工程が行われ、その後にHIP工程が行われる製造方法により製造されたサンプルS9のセラミックス板は、HIP工程後の密度が3.969g/cmと比較的高く、これに相関して耐電圧が58.9kVと比較的高かったため、耐電圧に関する評価では優秀(◎)と判定された。一方、サンプルS9のセラミックス板は、HIP工程後の反り量が150μmを超えており、反り量に関する評価で不良(×)と判定された。サンプルS9の製造方法では、焼成工程の後に反り修正工程が行われるため、反り修正工程後にセラミックス板の反り量は一旦は低減される。しかしながら、サンプルS9の製造方法では、反り修正工程の後にHIP工程が行われるため、反り修正工程の際の残留応力がHIP工程の際の加熱によって解放され、セラミックス板の反り量が再び大きくなったものと考えられる。
これに対し、焼成工程の後にHIP工程が行われ、その後に反り修正工程が行われる製造方法により製造されたサンプルS1〜S6のセラミックス板は、いずれも反り量が150μm以下であり、反り量に関する評価で良好(〇)と判定された。また、サンプルS1〜S6のセラミックス板は、いずれも密度が3.92g/cm以上と比較的高く、これに相関して耐電圧が30kV以上と比較的高かったため、耐電圧に関する評価で良好(〇)または優秀(◎)と判定された。サンプルS1〜S6の製造方法では、焼成工程の後にHIP工程が行われるため、セラミックス板の緻密性を向上させることができたものと考えられる。また、サンプルS1〜S6の製造方法では、HIP工程の後に反り修正工程が行われるため、セラミックス板の反り量が低減されたものと考えられる。なお、サンプルS1〜S6の製造方法では、反り修正工程の後に、HIP工程のような加熱工程が行われることはないため、反り修正工程の際の残留応力が解放されることがなく、セラミックス板の反り量が再び大きくなることがなかったものと考えられる。
このように、本性能評価によれば、セラミックス成形体を常圧焼成することによってセラミックス焼成体を作製し、セラミックス焼成体に対してHIPを行うことによってセラミックス緻密体を作製し、セラミックス緻密体に対して反り修正を行うことによりセラミックス板を製造すれば、反りの小ささと緻密性の高さとを両立させたセラミックス板を得ることができることが確認された。
なお、サンプルS1〜S6のセラミックス板の内、サンプルS1〜S5のセラミックス板では、いずれも耐電圧が35kV以上と非常に高かったため、耐電圧に関する評価で優秀(◎)と判定された。サンプルS1〜S5の製造方法では、HIP工程の終了時における密度を基準とした反り修正工程の終了時における密度の変化率(すなわち、反り修正による密度の低下率)が1.1%以下と極めて小さい。そのため、サンプルS1〜S5の製造方法では、反り修正後のセラミックス板の密度が非常に高くなり、これに相関してセラミックス板の耐電圧が非常に高くなったものと考えられる。また、サンプルS1〜S5の製造方法において、上述した密度の変化率が1.1%以下と極めて小さい値となったのは、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μm以下であったためであると考えられる。この結果に鑑みれば、反りの小ささと緻密性の高さとを高次元で両立させたセラミックス板を得るためには、HIP工程の終了時におけるセラミックス緻密体の密度を基準とした、反り修正工程の終了時におけるセラミックス体の密度の変化率が1.1%以下であることが好ましく、また、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μm以下であることが好ましい、と言える。
なお、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径は、例えば、アルミナ原料の平均粒径と焼成条件(焼成温度および焼成時間)とを調整することにより調整することができる。図5は、アルミナ原料の平均粒径および焼成条件の組合せと、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径との関係の一例を示す説明図である。図5では、アルミナ原料の平均粒径と焼成条件との各組合せの内、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μm以下となる組合せを「〇」と表し、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μmを超える組合せを「×」と表している。例えば、焼成温度:1550℃、焼成時間:1時間の焼成条件では、アルミナ原料の平均粒径が0.39μm〜0.90μmであれば、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μm以下となる。一方、焼成温度:1590℃、焼成時間:1時間の焼成条件では、アルミナ原料の平均粒径が0.39μm〜0.44μmであれば、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径は3.0μm以下となるが、アルミナ原料の平均粒径が0.90μmであれば、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径は3.0μmを超える。例えば図5を参照することにより、焼成工程の終了時におけるセラミックス焼成体の平均粒径が3.0μm以下となるような、アルミナ原料の平均粒径と焼成条件との組合せを選択することができる。なお、図5におけるアルミナ原料の平均粒径は、レーザ回折・散乱式を用いて算出した値である。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における静電チャック100の製造方法は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態の静電チャック100を構成するセラミックス板10の製造方法(図3)において、焼成工程(S120)やHIP工程(S130)、反り修正工程(S140)の条件(温度や時間等)は、あくまで一例であり、種々変形可能である。なお、HIP工程の温度は焼成工程の温度より100〜200℃程度低いことが好ましい。
また、上記実施形態の静電チャック100を構成するセラミックス板10の製造方法では、反り修正工程(S140)において、セラミックス緻密体の両面に対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱するものとしているが、セラミックス緻密体の片面のみに対して荷重を加えつつセラミックス緻密体を加熱するものとしてもよい。
また、上記実施形態の静電チャック100を構成するセラミックス板10の製造方法において、反り修正工程(S140)の後に、セラミックス板10の外形加工が行われるとしてもよい。セラミックス板10の外形加工としては、例えば、セラミックス板10の両面を鏡面研磨する加工、セラミックス板10の吸着面S1に凸状部やシールバンド部を配置する加工、セラミックス板10の側面を研磨する加工等が含まれる。
また、上記実施形態における静電チャック100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。また、静電チャック100を構成する各部材を形成する材料は、あくまで一例であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
また、本発明は、静電チャック100を構成するセラミックス板10に限らず、例えばサセプタ(加熱装置)やシャワーヘッド等の半導体製造装置用部品を構成するセラミックス部材や、その他のセラミックス部材の製造方法にも適用可能である。
10:セラミックス板 20:ベース板 21:冷媒流路 30:接合部 40:内部電極 50:ヒータ 100:静電チャック

Claims (4)

  1. 板状のセラミックス体と前記セラミックス体の内部に配置された導電層とを有するセラミックス部材の製造方法において、
    導電性材料により構成された導電性材料層が内部に配置された板状のセラミックス成形体を作製する成形工程と、
    前記導電性材料層を含む前記セラミックス成形体を常圧焼成することによって、板状のセラミックス焼成体を作製する焼成工程と、
    前記焼成工程の後に、前記セラミックス焼成体に対して熱間等方加圧(Hot Isostatic Pressing)を行うことによって、セラミックス緻密体を作製するHIP工程と、
    前記HIP工程の後に、前記セラミックス緻密体の第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、の少なくとも一方に対して荷重を加えつつ、前記セラミックス緻密体を加熱することによって、板状のセラミックス体と前記セラミックス体の内部に配置された導電層とを有するセラミックス部材を作製する反り修正工程と、
    を備えることを特徴とする、セラミックス部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載のセラミックス部材の製造方法において、
    前記HIP工程の終了時における前記セラミックス緻密体の密度を基準とした、前記反り修正工程の終了時における前記セラミックス体の密度の変化率は、1.1%以下であることを特徴とする、セラミックス部材の製造方法。
  3. 請求項2に記載のセラミックス部材の製造方法において、
    前記焼成工程の終了時における前記セラミックス焼成体の平均粒径は、3.0μm以下であることを特徴とする、セラミックス部材の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のセラミックス部材の製造方法において、
    前記セラミックス部材は、半導体製造装置用部品の少なくとも一部であることを特徴とする、セラミックス部材の製造方法。
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